JPH1077231A - 抗アレルギー剤 - Google Patents

抗アレルギー剤

Info

Publication number
JPH1077231A
JPH1077231A JP8253156A JP25315696A JPH1077231A JP H1077231 A JPH1077231 A JP H1077231A JP 8253156 A JP8253156 A JP 8253156A JP 25315696 A JP25315696 A JP 25315696A JP H1077231 A JPH1077231 A JP H1077231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oolong tea
agent
tea extract
allergic
extract
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8253156A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Uehara
正巳 上原
Hisatsugu Sugiura
久嗣 杉浦
Wataru Fujii
亙 藤居
Shihaku You
志博 楊
Yoshihide Suwa
芳秀 諏訪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suntory Ltd
Original Assignee
Suntory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suntory Ltd filed Critical Suntory Ltd
Priority to JP8253156A priority Critical patent/JPH1077231A/ja
Publication of JPH1077231A publication Critical patent/JPH1077231A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の抗アレルギー剤、抗炎症剤又は抗ア
トピー性皮膚炎剤は、炎症やアレルギー反応、特にIV型
アレルギー反応に基づく疾患の予防、治療に有効であ
り、例えばアレルギー性接触皮膚炎やアトピー性皮膚炎
による症状の抑制又は軽減に対して有用である。 【構成】 本発明はウーロン茶の抽出物を有効成分とし
ており、安全性に優れ、長期連用の場合にも副作用がな
い。また、本発明のウーロン茶抽出物を含む飲食物を日
常的に摂取することによって風邪に伴う炎症や喉のは
れ、花粉症、せきなどを予防、軽減することができる。
本発明のウーロン茶抽出物は、これを配合した皮膚外用
剤としても適用でき、炎症の軽減、抑制の効果があり、
また化粧料に配合することにより、日常的な使用が可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウーロン茶抽出物を有
効成分とする医薬に関し、さらに詳細には、抗炎症、抗
アレルギー作用、抗アトピー性皮膚炎作用を有する医薬
品ならびにこれを含有するおよび飲食物及び化粧料に関
する。
【0002】
【従来技術】近年、種々の疫学調査によりアレルギー性
疾患が増加していることが明らかになっている。特に、
スギ花粉症とアトピー性皮膚炎の増加は著しいものがあ
り、社会問題にすらなっている。アレルゲンの増加のみ
ならず、大気汚染や食品添加物、食習慣の変化といった
我々をとりまく環境の変化が、このようなアレルギーの
増加の原因であるとして、推定されている。アレルギー
性疾患の治療方法は、まず原因となるアレルゲンを除去
したり、摂取しないことを基本とし、症状の程度や各疾
患の発症機序に基づいた薬物療法が行なわれている。ア
レルギー反応は、その原因となる免疫グロブリン、関与
する細胞により I型からIV型の4つの型に分けられ
る。I型からIII 型アレルギーは、体液性抗体が関与す
る免疫反応であり、アレルギー反応が速やかに現れるの
で即時型アレルギーとも言われ、IV型アレルギーは抗体
が関与せず、感作リンパ球が関与する細胞性免疫反応で
あり、遅延型アレルギーとも言われている。
【0003】アレルギー性鼻炎、気管支喘息および蕁麻
疹に代表される疾患はI型アレルギー反応に属してい
る。I型アレルギー反応はIgE抗体を介して肥満細胞
や好塩基球からヒスタミンやロイコトリエン等のケミカ
ルメディエーターが放出され、血管の拡張、血管透過性
の亢進、気管支平滑筋の収縮、神経末端の刺激等が惹起
される過剰な生体反応である。従って、I型アレルギー
疾患の治療には、抗ヒスタミン剤と共に肥満細胞からの
ケミカルメディエーターの遊離抑制作用を有する抗アレ
ルギー剤が汎用されている。しかし、抗ヒスタミン剤や
塩基性抗アレルギー剤には眠気、口渇、胃腸障害等の副
作用が認められる場合が多くあり、長期にわたって連用
するには安全性が問題となっている。
【0004】IV型アレルギー反応とは、T細胞が関与す
る遅延型の反応で、ランゲルハンス細胞やマクロファー
ジなどの抗原提示細胞を介して抗原情報が伝達された感
作T細胞が、種々のサイトカインを放出し、これによっ
て好酸球やマクロファージの集積により遅延型の炎症反
応が起こるものである。アレルギー性接触皮膚炎はIV型
アレルギー反応に基づいて発症する代表的疾患である。
IV型アレルギー性疾患の治療の基本となるのは、ステロ
イド剤を用いた外用療法ときめ細かな生活指導である。
ステロイド剤はT細胞やマクロファージに働き、サイト
カインの産生を抑制する作用を有し、湿疹の治療に特効
的な効果を発揮する。しかし、ステロイド剤は大量また
は長期間使用する場合、全身的には副腎皮質機能低下、
局所的には皮膚萎縮、潮紅、毛細血管拡張等の重篤な副
作用を引き起こす可能性が高く、安全性に問題がある。
また、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤も補助的に併用
されるが、かゆみの抑制にある程度有効であるにすぎな
い。また、皮膚のアレルギー疾患の一つとして年々患者
数の増加しているアトピー性皮膚炎が挙げられている。
アトピー性皮膚炎の成因も古くから種々の説が提唱され
てきたが、近年、本症の病理所見、臨床的特徴などか
ら、I型アレルギーではなく、IV型アレルギー反応の関
与が大きいとする説が支持されるようになってきてい
る。
【0005】茶は世界的な嗜好飲料であり、人類との関
わりも2000年にも及ぶ。古来より茶の様々な効用は
知られていたが、昨今、茶抽出物は、様々な生理的機能
を有することが判明してきており、抗酸化作用、抗菌作
用、血中コレステロール調節作用などが報告されてい
る。また茶は、同じ植物(Camellia sinensis)の葉を
用いながら、その製法の違いから、不発酵茶である緑
茶、半発酵茶であるウーロン茶、発酵茶である紅茶の3
種に大きく分けられている。通常に飲用した場合でもそ
の香味の差異が明らかであるように、製造方法、工程の
差により、それぞれの茶抽出物に含まれる成分は大きく
異なっている。茶抽出物のアレルギーとの関係では、特
開平3−258726号において、紅茶、ウーロン茶抽
出物を主成分とする抗アレルギー剤として、肥満細胞か
らのヒスタミン遊離抑制作用を指標とし、I型アレルギ
ーに対する治療薬の例が挙げられている。更に、ウ−ロ
ン茶の茎の抽出物およびその精製画分であるカテキン類
が、I型アレルギー反応の動物モデルであるラットの受
身皮膚アナフィラキシー反応(PCA反応)を抑制する
ことが報告されているが(Biol. Pharm. Bull. Vol.18,
No.5, pp683-686, 1995)、ウーロン茶抽出物がIV型
アレルギー反応を抑制する或は関与するとの報告は行わ
れたことはなかった。また、モルモットを用いてCCE
T法に準じて緑茶抽出物の遅延型接触アレルギー性の評
価を行った結果、陽性であったとの報告もあり(香化会
誌 Vol.10, No.2, pp79-85, 1986)、緑茶抽出物がア
レルゲンである、とも確認されている報告もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現在までに、アレルギ
ー疾患の病態生理が解明されると共に、その病態にあっ
た治療薬が開発されてきた。しかしながら、それらの薬
剤による治療の多くは副作用を伴い、また一時的な治療
であり、根本的なアレルギー体質の改善には効果がなか
った。現代社会における生活様式および環境の変化によ
るアレルギー疾患の増加傾向と、その生体に及ぼす深刻
な影響を考慮すると、真に有効で、かつ長期連用の場合
にも安全性の高いアレルギー治療薬の開発が望まれてい
た。また、予防的見地からは、飲食物のように日常的に
摂取されるものにより、或は化粧料のように日常的に使
用されるものにより、予防が構じられることが望まれて
いた。そこで、本発明の目的は天然物由来で副作用もな
く、安全性が高く、飲食物や化粧料にも活用できるアレ
ルギー疾患の治療及び予防剤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するため、このような抗アレルギー作用を有す
る物質を、IV型アレルギー反応の動物モデルであるマウ
スの耳介接触性皮膚炎に対する抑制効果を指標に、鋭意
スクリーニングを行ない、ウーロン茶抽出物が2,4−
ジニトロフルオロベンゼンによって誘発される耳介浮腫
の形成を著しく抑制することを見出した。さらに、本発
明者らは、このウーロン茶抽出物がヒツジ赤血球によっ
て惹起されるマウスの遅延型足浮腫反応を著しく抑制す
ることを見出し、本発明を完成した。即ち、本発明はウ
ーロン茶抽出物を有効成分として含有し、炎症やアレル
ギー反応による症状の抑制又は軽減、特にIV型アレルギ
ー反応に基づくアレルギー疾患の予防、治療を目的とす
る抗アレルギー剤又は抗炎症剤を提供するものである。
【0008】ウーロン茶は、中国福建省、広東省や台湾
などを主産地とする中国原産の半発酵茶である。我が国
でも缶ドリンクの発売をきっかけに、その簡便性が受け
入れられると共に、無糖飲料を好む消費者の健康志向に
合致して急速に普及し、現在では広く飲用されている。
ウーロン茶は茶飲料であるのでおのずと1日の飲用量も
多くなり、また長期にわたり常飲されるが何等その弊害
は現在まで見出されたこともなく、反対にラットやうさ
ぎを用いた長期連続摂取による安全性についての評価も
何等問題ないとも報告(「コーヒーとお茶の現況と展
望」1989年8月31日工業技術会発行より、「ウーロン
茶の生体に与える影響について」大鶴勝、西村公雄著)
されており、飲食物として安全性が非常に高いものであ
る。従って、本発明で使用するウーロン茶抽出物は安全
性が非常に高く、特に長期連用において安全性が高く、
また疾病患者に対しても、一般生活で馴染があり、通常
飲用されていたウーロン茶であることから、全く不快感
や、不安感を与えることがなく、安心して、また積極的
に投与を受けられる素地となり、予防的な摂取も抵抗な
く受け入れられる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に使用するウーロン茶抽出
物は、例えば、ウーロン茶を水系溶媒で抽出することに
より得られる。抽出に用いる水系溶媒は、水単独もしく
は水とメタノール、エタノール等の低級アルコール、ア
セトン等の極性溶媒との1種または2種以上の任意の混
合液でもよい。これらの溶剤のうちでは、抽出物が最終
的に薬剤或は飲食物に配合されて摂取される或は化粧料
として使用することを考慮すると、安全性の点で水、エ
タノール、またはこれらの混合物を用いるのが好まし
い。抽出に際してのウーロン茶と溶剤との比率も特に限
定されるものではないが、ウーロン茶1に対して溶剤2
から1000重量倍、特に抽出操作、効率の点を考慮す
ると5から100重量倍が好ましい。抽出温度も特に限
定されるものではなく、室温から溶剤の沸点の範囲、特
に室温で常圧下での溶剤の沸点の範囲とするのが作業上
便利である。抽出時間は10秒から24時間の範囲とす
るのが好ましい。ウーロン茶抽出に際して、飲用のため
に嗜好性を高めるためなどの理由により、炭酸水素ナト
リウムを抽出する溶媒に添加したり、あるいは抽出物に
炭酸水素ナトリウム、L−アスコルビン酸ナトリウムな
どを添加する場合もあるが、これらは本発明のウーロン
茶抽出物として何ら障害がないため、これらも本発明の
ウーロン茶抽出物として用いることが出来る。
【0010】本発明のウーロン茶抽出物の濃度は0.1
重量%から40重量%(ブリックス;固形分)のものが
好ましく用いられる。経口的に摂取する場合は、通常飲
用に用いられる濃度は0.1重量%から1重量%の範囲
であるので、この濃度の範囲であれば、その抽出物をそ
のまま飲用として適用することが、嗜好性の面でも好適
である。通常飲用に用いられる濃度より濃い場合は、そ
のまま飲用すると苦味を強く感じる場合があるので、エ
キス、凍結乾燥粉末など、あるいはそれを錠剤やカプセ
ル剤としたものとして用いることが適用には好ましい。
通常飲用に用いられる濃度より薄い場合は、そのまま飲
用することも可能ではあるが、飲用に際して、嗜好面か
ら好まれないことが多い。また得たい濃度の抽出物を得
るために、抽出物を適宜水で希釈する、あるいは、蒸発
等の手段を用いて濃縮し、使用することも可能である。
また、投与者が若年齢層の場合、或はカフェイン過敏症
の場合もあるので、必要に応じて、ウーロン茶抽出物中
のカフェインを常法に従って除去したものも、本発明の
効果は損なわれることなく、用いることができる。外用
として用いる場合も、同様である。
【0011】本発明によって提供されるウーロン茶抽出
物は、ウーロン茶抽出物をそのまま、あるいは水等で希
釈して、経口的に投与できる。もしくはこれを公知の医
薬用担体と共に製剤化することにより調製される。例え
ば、抽出物をシロップ剤などの経口液状製剤として、ま
たは抽出物を、エキス、粉末などに加工して、薬学的に
許容される担体と配合し、錠剤、カプセル剤、顆粒剤,
散剤などの経口固形製剤として投与できる。薬学的に許
容できる担体としては、製剤素材として慣用の各種有機
あるいは無機担体物質が用いられ、固形製剤における賦
形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、液状製剤における溶
剤、賦形剤、懸濁化剤、結合剤などどして配合される。
また、必要に応じて、防腐剤、抗酸化剤、着色料、甘味
剤などの製剤添加物を用いることもできる。
【0012】賦形剤の好適な例としては、例えば、乳
糖、白糖、D−マンニトール、デンプン、結晶セルロー
ス、軽質無水ケイ酸などが挙げられる。滑沢剤の好適な
例としては、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステ
アリン酸カルシウム、タルク、コロイドシリカなどが挙
げられる。結合剤の好適な例としては、例えば、結合セ
ルロース、白糖、D−マンニトール、デキストリン、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース、ポリビニルピロリドンなどが挙げられ
る。崩壊剤の好適な例としては、例えば、ポリエチレン
グリコール、プロピレングリコール、Dーマンニトー
ル、安息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタ
ン、コレステロール、トリエタノールアミン、炭酸ナト
リウム、クエン酸ナトリウムなどが挙げられる。液剤と
して好適な例は、例えば、精製水、アルコール、プロピ
レングリコールなどが挙げられる。懸濁化剤として好適
な例は、例えば、ステアリン酸エタノールアミン、ラウ
リル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レ
シチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、
モノステアリン酸グリセリンなどの界面活性剤;および
例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセ
ルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどの
親水性高分子が挙げられる。防腐剤の好適な例として
は、例えば、パラオキシ安息香酸エステル類、クロロブ
タノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコー
ル、デヒドロ酢酸、ソルビン酸などが挙げられる。抗酸
化剤として好適な例は、例えば、亜硫酸塩、アスコルビ
ン酸などが挙げられる。
【0013】さらに、本発明によって提供されるウーロ
ン茶抽出物は、抽出物(抽出液)そのままの形で、ある
いは抽出物を、エキス、粉末などに加工して、飲食物の
形として投与できる。一般に用いられている飲食物素材
及び飲食物製造上に許容される担体と配合し、飲料とし
てウーロン茶ドリンク、他の茶ドリンクと混合した茶ド
リンク、炭酸飲料、果実飲料、乳酸菌飲料、スポーツ飲
料、豆乳などが挙げ等られ、菓子として、例えば、ビス
ケット類、チョコレート類、キャンデー類、チューイン
ガム類、スナック菓子類、油菓類、洋生菓子顆、和菓子
類、アイスクリーム類、ゼリー菓子などが挙げられ、食
品としては、パン類、めん類、豆腐などの大豆加工品、
ヨーグルト、バターなどの乳製品、ハム、ソーセージな
どの肉製品、卵焼、茶碗蒸しなどの卵加工品、佃煮など
の水産調味加工品、かまぼこなどの魚肉ねり製品、ソー
ス、ドレッシンク、マヨネーズ、ふりかけなどの調味
料、カレー、シチュー、ハンバーグ、スープなどの料理
が挙げられる。これらは常法により製造することができ
る。
【0014】飲食物製造上許容できる担体としては、砂
糖、ブドウ糖、果糖、異性化液糖、フラクトオリゴ糖、
アスパルテーム、ソルビトール、ステビアなどの甘味
料;赤キャベツ色素、ぶどう果皮色素、エルダベリー色
素、カラメル、クチナシ色素、コーン色素、サフラン色
素、カロチンなどの着色料;ペクチン分解物、安息香
酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸エステル類、ソル
ビン酸カリウムなどの保存料;アルギン酸ナトリウム、
アルギン酸プロピレングリコールエステル、繊維素グリ
コール酸カルシウム、繊維素グリコール酸ナトリウムな
どの糊料;L−アスコルビン酸、トコフェロール、エリ
ソルビン酸、ルチンなどの酸化防止剤;硫酸第一鉄、亜
硝酸ナトリウム、硝酸カリウムなどの発色剤;亜硫酸水
素ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウムなどの漂白剤;プ
ロピレングリコールなどの品質保持剤;L−システイン
塩酸塩、ステアリル乳酸カルシウムなどの品質改良剤;
塩化アンモニウム、d−酒石酸水素カリウム、炭酸アン
モニウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、ミョウ
バンなどの膨張剤;レシチン、スフィンゴ脂質、植物性
ステロール、大豆サポニン、アルギン酸ナトリウム、ア
ルギン酸プロピレングリコールエステルカゼインナトリ
ウム、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステルなどの乳化剤、コンドロ
イチン硫酸ナトリウムなどの乳化安定剤;レモン油、ユ
ーカリ油、はっか油、バニラ抽出物、オレンジ油、ガー
リック油、アセト酢酸エチル、アニスアルデヒド、エチ
ルバニリン、ケイ皮酸、酢酸シトロネリル、シトラー
ル、バニリン、酪酸ブチル、エステル類などの着香料;
L−アスコルビン酸、L−アスパラギン、L−アラニ
ン、イノシトール、L−グルタミン、カロチン、トコフ
ェロール、ビタミンA、葉酸、クエン酸鉄、ヘム鉄、未
焼成カルシウムなどの強化剤;過酸化ベンゾイル、過硫
酸アンモニウム、二酸化塩素などの小麦粉改良剤;サラ
シ粉、過酸化水素、次亜塩素酸などの殺菌料;アセチル
リシノール酸メチル、エステルガム、酢酸ビニル樹脂、
ポリイソブチレン、ポリブテンなどのチューインガム基
礎剤、D−マンニットなどの粘着防止剤;酸性ピロリン
酸ナトリム、ピロリン酸カリウム、ピロリン酸ナトリウ
ムなどの結着剤;アジピン酸、クエン酸、グルコン酸、
コハク酸、d−酒石酸、乳酸、dl−リンゴ酸などの酸
味料;魚介エキス、酵母エキス、コンブエキス、しょう
ゆ、トマトピューレ、肉エキス、みりん、果実ピュー
レ、かつおぶし、L−アスパラギン酸ナトリウム、DL
−アラニン、L−アルギニンL−グルタミン酸塩、5’
−イノシン酸二ナトリウム、クエン酸三ナトリウム、L
−グルタミン酸、L−グルタミン酸ナトリウム、コハク
酸、L−酒石酸、乳酸ナトリウムなどの調味料などがあ
る。
【0015】本発明によって提供されるウーロン茶抽出
物は、ウーロン茶抽出物をそのまま、水等で希釈して、
或は濃縮して、皮膚外用剤として投与できる。もしくは
ウーロン茶抽出物をそのまま、水等で希釈して、濃縮し
て、或は粉末化又は顆粒化して、公知の医薬用担体と共
に製剤化することにより、エアゾール剤、液剤、エキス
剤、懸濁剤、乳剤、軟膏剤、パップ剤、リニメント剤、
ローション剤の形態として提供できる。或は公知の化粧
品、医薬部外品、医薬品に用いられる、水性成分、界面
活性剤、油性成分、可溶化剤、保湿剤、粉末成分、アル
コール類、pH調整剤、防腐剤、酸化防止剤、増粘剤、
色素、顔料、香料などを必要に応じて適宜選択すること
により調製される。皮膚外用剤として、ローション状、
ゲル状、乳剤、軟膏等の剤形とすることができ、柔軟性
化粧水、収斂性化粧水などの化粧水類、エモリエントク
リーム、モイスチャアクリーム、マッサージクリーム等
のクリーム類、エモリエント乳液、ナリシング乳液、ク
レンジング乳液等の乳液類、洗顔料、皮膚洗浄剤、ファ
ンデーション、アイカラー、チークカラー、口紅等のメ
イクアップ化粧料、シャンプー、リンス、ヘアートリー
トメント剤、ヘアークリーム、整髪剤、ヘアートニッ
ク、養毛剤、育毛剤などの毛髪化粧料、バスオイル、バ
スソルト、フォームバスなどの入浴料等の種々の形態の
化粧料として提供することができる。
【0016】本発明のウーロン茶抽出物を炎症やアレル
ギーの予防または改善剤として用いる場合は、後述の実
験例におけるIV型アレルギーの動物モデル実験において
ウーロン茶抽出物が示した浮腫抑制効果から判断して、
1日にウーロン茶抽出物として0.01g/kg以上を
投与すれば充分な効果を得ることができる。本発明のウ
ーロン茶抽出物の投与量は、被験者の相対的健康度、被
験者の年齢、性別、体重により種々選択できるが、通常
成人(体重60Kg)1人につき、1日当たりウーロン
茶抽出物として0.6gから20gの範囲から選択で
き、これらを1日一回から数十回に分けて投与すること
ができる。なお、20gの範囲を超えての投与もなんら
安全性に問題はなく、障害はない。
【0017】
【実施例】本発明を実験例及び実施例によってさらに詳
しく説明するが、本発明の範囲はこれらのみに限定され
るものではない。 実施例1:ウーロン茶抽出物の製造 ウーロン茶葉100gに脱イオン水1000mlを加
え、40℃で30分間抽出を行なった。これを濾過し、
得られた濾液を遠心分離した。得られた上清を加熱殺菌
(95℃、6秒間)した後、凍結乾燥し、抽出物28g
を得た。
【0018】実験例1:マウス耳介接触性皮膚炎に対す
る抑制効果 使用動物は、7週令のICRマウスを日本クレア(株)
より購入し、1週間の予備飼育の後、実験に用いた。飼
育条件は、マウスは室温23±1〜2℃、湿度55±5
%、換気回数12〜15回/時間(オールフレッシュエ
アー方式)、照明時間12時間/日(午前7時点灯、午
後7時消灯)に設定された飼育室で、ポリイソペンテン
ケージ(日本チャールズ・リバー(株)製、235×325×
170H mm)に6匹ずつ飼育した。固形飼料CE−2(日
本クレア(株)製)および飲料水は自由に摂取させた。
実施例1で得たウーロン茶抽出物を蒸留水に溶解して、
投与量が0.01、0.03および0.1g/kgにな
る3種の濃度のものを、投与容量が10ml/kgにな
るように調製した。マウスは1群10匹とし、背部皮下
に1.5%の2,4−ジニトロフルオロベンゼン(DN
FB)エタノール溶液100μlを注射し、5日間で感
作を成立させた。6日目に右耳介に1%DNFBオリー
ブ油溶液を塗布し、耳介接触性皮膚炎を惹起させた。2
4時間後、両耳を直径8mmのパンチでくり抜き、重量を
測定した。ウーロン茶抽出物は、初回感作の前日より浮
腫惹起当日まで7日間の連続経口投与を行った。対照群
としては、蒸留水投与を行った。実験結果は平均値と標
準誤差で表わし、群間の有意差検定にはStudent
のt−検定を用いた。その結果を図1に示す。図1から
明らかなように、蒸留水投与による対照群では、DNF
Bによって明らかな耳介重量の増加が見られたのに対し
て、ウーロン茶抽出物0.01、0.03および0.1
g/kgいずれの投与群もDNFBによる耳介重量の増
加が著しく抑制された。
【0019】実験例2:マウス遅延型足浮腫に対する抑
制効果 使用動物は、8週令のICRマウスを日本クレア(株)
より購入し、1週間の予備飼育の後、実験に用いた。飼
育条件は、マウスは室温23±1〜2℃、湿度55±5
%、換気回数12〜15回/時間(オールフレッシュエ
アー方式)、照明時間12時間/日(午前7時点灯、午
後7時消灯)に設定された飼育室でポリイソペンテンケ
ージ(日本チャールズ・リバー(株)製、235×325×17
0H mm)に6匹ずつ飼育した。固形飼料CE−2(日本
クレア(株)製)および飲料水は自由に摂取させた。実
施例1で得たウーロン茶抽出物は蒸留水に溶解し、投与
量が0.01、0.03および0.1g/kgとなる3
種の濃度のものを、投与容量が10ml/kgになるよ
うに調製した。マウスは1群10匹とし、右後肢足蹠皮
下に、緬羊保存血液より調製した赤血球(SRBC)1
7個/25μlを投与し、感作を行った。4日後にS
RBC108個/25μlを左後肢足蹠皮下に投与して
遅延型足浮腫を惹起した。24時間後に浮腫の度合いを
シックネスゲージを用いて測定し、左右の浮腫の差を浮
腫率として評価を行なった。ウーロン茶抽出物は感作時
より4日間連続経口投与した。対照群としては、蒸留水
投与を行った。実験結果は平均値と標準誤差で表わし、
群間の有意差検定にはStudentのt−検定を用い
た。その結果を、図2に示す。図2から明らかなよう
に、蒸留水投与による対照群ではSRBCによって明ら
かな足浮腫が誘発されたのに対して、ウーロン茶抽出物
0.01、00.3および0.1g/kgのいずれの投
与群も、SRBCによる足浮腫が著しく抑制された。
【0020】実験例3:マウス耳介接触性皮膚炎に対す
る抑制効果 使用動物は、7週令のICRマウスを日本クレア(株)
より購入し、1週間の予備飼育の後、実験に用いた。飼
育条件は、マウスは室温23±1〜2℃、湿度55±5
%、換気回数12〜15回/時間(オールフレッシュエ
アー方式)、照明時間12時間/日(午前7時点灯、午
後7時消灯)に設定された飼育室で、ポリイソペンテン
ケージ(日本チャールズ・リバー(株)製、235×3
25×170Hmm)に6匹ずつ飼育した。固形飼料C
E−2(日本クレア(株)製)および飲料水は自由に摂
取させた。実施例1で得たウーロン茶抽出物を蒸留水に
溶解して、投与量が0.5g/kgになる濃度のもの
を、投与容量が10ml/kgになるように調製した。
マウスは1群10匹とし、背部皮下に1.5%の2,4
−ジニトロフルオロベンゼン(DNFB)エタノール溶
液100μlを注射し、5日間で感作を成立させた。6
日目に右耳介に1%DNFBオリーブ油溶液を塗布し、
耳介接触性皮膚炎を惹起させた。24時間後、この両耳
の耳介部の断片についてHE染色及びギムザ(Giem
sa)染色を行い、耳殻の組織像を観察し、表皮細胞層
の数(表皮の厚さ)、真皮の厚さ(×1/40 m
m)、単位面積1/402 mm2 当たりの有核細胞数及
び肥満細胞数を測定した。ウーロン茶抽出物は、初回感
作の前日より浮腫惹起当日まで7日間の連続経口投与を
行った。対照群としては、蒸留水投与を行った。実験結
果は平均値と標準誤差で表わし、群間の有意差検定には
Studentのt−検定を用いた。その結果表1に示
す。
【表1】 表1から明らかなように、ウーロン茶抽出物投与群では
蒸留水投与による対照群に比べ、DNFB惹起耳介部の
真皮に湿潤する単核球の数が少なく、肥満細胞数は有意
に多かった。従って、ウーロン茶抽出物は単核球及び肥
満細胞の双方に作用することにより、アレルギー性接触
性皮膚炎を抑制していることが示唆された。
【0021】実施例2:錠剤の製造 実施例1で得たウーロン茶抽出物150gを同量の乳糖
およびステアリン酸マグネシウム5gと混合し、この混
合物を単発式打錠機にて打錠し、直径10mm、重量30
0mgの錠剤を製造した。 実施例3:顆粒剤の製造 実施例2で得た錠剤を粉砕、製粒し、篩別して20−5
0メッシュの顆粒剤を得た。
【0022】実施例4:飴の製造 以下の、材料を使用して常法に従って製造した。 実施例5:チューインガムの製造 以下の、材料を使用して常法に従って製造した。 ガムベース 20g 炭酸カルシウム 2g ステビオサイド 0.1g ウーロン茶抽出物(実施例1) 0.05g 乳糖 76.85g 香料 1g 全 量 100g 実施例6:みかんジュースの製造 以下の、材料を使用して常法に従って製造した。
【0023】実施例7:ウーロン茶抽出物(抽出液)の
製造 ウーロン茶葉100gを沸騰した純水5000ml中に
投入し、十分に撹拌して茶葉に含水させて、90℃以上
の温度を保ちつつ5分間置き、その後ネル布によって茶
葉と抽出液とを濾別して、ウーロン茶抽出物(抽出液)
を得た。 実施例8:ウーロン茶抽出物(抽出液加工品)の製造 ウーロン茶葉500gを、沸騰した溶液(純水とエタノ
ールを重量比2:1の比で混合したもの)5000ml
中に投入し、十分に撹拌して茶葉に含水させて、90℃
以上の温度を保ちつつ30分間置き、その後100メッ
シュ網によって茶葉と抽出液とを濾別して、更に遠心分
離機で3000rpmの回転速度で処理しウーロン茶抽
出物(抽出液)4000mlを得た。この得られたウー
ロン茶抽出物を5℃以下で1晩静置し、上澄液と沈澱物
を分離する。上澄液を可溶性固形分(Brix15%)
に調整してからマイナス40℃で凍結後、凍結乾燥を行
い、ウーロン茶抽出物粉末を得た。
【0024】実施例9:ウーロン茶ドリンクの製造 ウーロン茶葉100gを沸騰した純水1000ml中に
投入し、十分に撹拌して茶葉に含水させて、90℃以上
の温度を保ちつつ5分間置き、その後100メッシュ金
網によって茶葉と抽出液とを濾別して、さらにネル布に
て濾過してウーロン茶抽出液を得た。抽出液を30℃ま
で冷却し、若干のアスコルビン酸を添加して後に、90
℃まで加熱して、缶容器に熱いまま充填して、密封し
た。密封後120℃で15分間のレトルト殺菌を行い、
常温までさげて、ウーロン茶ドリンクを得た。
【0025】 実施例10:ウーロン茶抽出物入りゼリー菓子の製造 以下の、材料を使用して製造した。 ウーロン茶抽出物(実施例8により製造) 2g 砂糖 500g 水飴 500g ペクチン 13g クエン酸 4g クエン酸ナトリウム 1.5g 香料 1cc 食用色素 0.2g ペクチン13gに砂糖20gを混合して水330ccを
加えて、だまにならないように溶かした。更にクエン酸
とクエン酸ナトリウムを加えて、沸騰させた。水飴をこ
れに加えて、100℃まで加熱後、残りの砂糖を加え、
109℃まで昇温した。数分間静置後、ウーロン茶抽出
物、香料及び色素を加えて、撹拌し、スターチモールド
に充填して、50℃以下で10時間以上乾燥させ、ウー
ロン茶抽出物入りゼリー菓子を得た。
【0026】 実施例11:ウーロン茶抽出物入りクッキーの製造 以下の、材料を使用して製造した。 ウーロン茶抽出物(実施例8により製造) 2g 砂糖 430g 薄力小麦粉 680g バター(無塩) 220g 全卵 150g ベーキングパウダー 6g 柔らかくしたバターに砂糖を混ぜ、クリーム状になるま
で激しく撹拌し、全卵を加えて更に撹拌した。これに、
薄力小麦粉とベーキングパウダーをさっと切るにように
混ぜ合わせ、さらに最後にウーロン茶抽出物を混合す
る。天板上にこれを絞り袋で搾り出して成型後、あらか
じめ加熱しておいたオーブンで、焼き温度180℃で1
1〜13分間焼いて、ウーロン茶抽出物入りクッキーを
得た。 実施例12:ウーロン茶抽出物入りかまぼこの製造 以下の、材料を使用して製造した。 ウーロン茶抽出物(実施例8により製造) 1g スケソウダラのすりみ 100g 食塩 20g 調味料 2g 卵白 10g スケソウダラのすりみに食塩、調味料及びウーロン茶抽
出物を加えて練り合わせ、ねかしてから成型して、あら
かじめ約90〜95℃に加温しておいた蒸し器で、蒸煮
して、その後放冷してウーロン茶抽出物入りかまぼこを
得た。
【0027】実施例13:エモリエントクリームの製造 以下の、材料を使用して常法に従って製造した。 ミツロウ 2.0g ステアリルアルコール 5.0g ステアリン酸 8.0g スクアラン 10.0g 自己乳化型プロピレングリコール 3.0g モノステアレート ポリオキシエチレンセチルエーテル 1.0g 香料 0.5g 防腐剤 適量 酸化防止剤 適量 プロピレングリコール 7.8g グリセリン 4.0g ヒアルロン酸ナトリウム 0.1g ウーロン茶抽出物(実施例1により製造) 0.1g トリエタノールアミン 1.0g 精製水 57.5g 実施例14:シャンプーの製造 以下の、材料を使用して常法に従って製造した。 アルキルエーテル硫酸ナトリウム 16.0g ラウリン酸ジエタノールアミド 4.0g プロピレングリコール 1.9g ウーロン茶抽出物(実施例1により製造) 0.1g 防腐剤、色素、香料 適量 精製水 78.0g
【0028】
【発明の効果】本発明の抗アレルギー剤、抗炎症剤又は
抗アトピー性皮膚炎剤は、炎症やアレルギー反応、特に
IV型アレルギー反応に基づく疾患の予防、治療に有効
で、例えばアレルギー性接触皮膚炎やアトピー性皮膚炎
による症状の抑制又は軽減に対して有用である。本発明
はウーロン茶の抽出物を有効成分としており、安全性に
優れ、長期連用の場合にも副作用がない。また、本発明
のウーロン茶抽出物を含む飲食物を日常的に摂取するこ
とによって、アレルギー反応による症状の予防に役立
ち、また、風邪に伴う炎症や喉のはれ、花粉症、せきな
どを予防、軽減することができる。また本発明の抗アレ
ルギー剤、抗炎症剤又は抗アトピー性皮膚炎剤は皮膚外
用剤としても適用でき、炎症の軽減、抑制の効果があ
り、また化粧料に含有されることにより、日常的な使用
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実験例1で行った、本発明のウーロン茶抽出
物で投与量が0.01、0.03および0.1g/kg
となる3種の濃度のものと対照群として蒸留水を投与し
た場合のマウス耳介接触性皮膚炎に対する抑制効果の差
を示すグラフである。
【図2】 実験例2で行った、本発明のウーロン茶抽出
物で投与量が0.01、0.03および0.1g/kg
となる3種の濃度のものと対照群として蒸留水を投与し
た場合のマウス遅延型足浮腫に対する抑制効果の差を示
すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/48 A61K 7/48 (72)発明者 楊 志博 大阪府三島郡島本町若山台1丁目1番1号 サントリー株式会社研究センター内 (72)発明者 諏訪 芳秀 大阪府三島郡島本町若山台1丁目1番1号 サントリー株式会社研究センター内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウーロン茶抽出物を有効成分として含有
    することを特徴とする抗アレルギー剤。
  2. 【請求項2】 ウーロン茶抽出物を有効成分として含有
    することを特徴とする抗炎症剤。
  3. 【請求項3】 請求項1ないし請求項2に記載のウーロ
    ン茶抽出物を有効成分として含有することを特徴とする
    抗アレルギー剤又は抗炎症剤が、IV型アレルギー反応に
    よる症状の抑制または軽減を目的とすることを特徴とす
    る抗アレルギー剤又は抗炎症剤。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項2に記載のウーロ
    ン茶抽出物を有効成分として含有することを特徴とする
    抗アレルギー剤又は抗炎症剤が、アレルギー性接触皮膚
    炎の症状の抑制または軽減を目的とすることを特徴とす
    る抗アレルギー剤又は抗炎症剤。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項2に記載のウーロ
    ン茶抽出物を有効成分として含有することを特徴とする
    抗アレルギー剤又は抗炎症剤が、アトピー性皮膚炎の症
    状の抑制または軽減を目的とすることを特徴とする抗ア
    レルギー剤又は抗炎症剤。
  6. 【請求項6】 請求項1から5に記載のウーロン茶抽出
    物を有効成分として含有することを特徴とする抗炎症剤
    又は抗アレルギー剤が経口的に投与されることを特徴と
    する経口抗炎症剤又は経口抗アレルギー剤。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のウーロン茶抽出物を有
    効成分として含有することを特徴とする経口抗炎症剤又
    は経口抗アレルギー剤を含む飲食物。
  8. 【請求項8】 請求項1から5に記載のウーロン茶抽出
    物を有効成分として含有することを特徴とする抗炎症剤
    又は抗アレルギー剤が皮膚外用剤であることを特徴とす
    る外用抗炎症剤又は外用抗アレルギー剤。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のウーロン茶抽出物を有
    効成分として含有することを特徴とする外用抗炎症剤又
    は外用抗アレルギー剤を含む化粧料。
JP8253156A 1996-07-12 1996-09-25 抗アレルギー剤 Pending JPH1077231A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8253156A JPH1077231A (ja) 1996-07-12 1996-09-25 抗アレルギー剤

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-182957 1996-07-12
JP18295796 1996-07-12
JP8253156A JPH1077231A (ja) 1996-07-12 1996-09-25 抗アレルギー剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1077231A true JPH1077231A (ja) 1998-03-24

Family

ID=26501560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8253156A Pending JPH1077231A (ja) 1996-07-12 1996-09-25 抗アレルギー剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1077231A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000128729A (ja) * 1998-10-20 2000-05-09 Joji Yamahara 化粧料
JP2003002811A (ja) * 2001-11-07 2003-01-08 Naris Cosmetics Co Ltd IgE産生抑制剤
WO2004005296A1 (ja) * 2002-07-03 2004-01-15 Suntory Limited フラボンc配糖体の新規誘導体及びそれを含有する組成物
KR100700912B1 (ko) 2005-12-30 2007-03-28 고려대학교 산학협력단 녹차 잎에서 분리된 산성 다당류를 함유하는 피부 여드름간균과 아토피 황색 포도상 구균의 인체 세포결합 저해활성조성물
JP2018027935A (ja) * 2016-08-10 2018-02-22 国立大学法人九州大学 67kDaラミニンレセプターアゴニスト及びその使用

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000128729A (ja) * 1998-10-20 2000-05-09 Joji Yamahara 化粧料
JP2003002811A (ja) * 2001-11-07 2003-01-08 Naris Cosmetics Co Ltd IgE産生抑制剤
WO2004005296A1 (ja) * 2002-07-03 2004-01-15 Suntory Limited フラボンc配糖体の新規誘導体及びそれを含有する組成物
JP2004035474A (ja) * 2002-07-03 2004-02-05 Suntory Ltd フラボンc配糖体の新規誘導体及びそれを含有する組成物
CN1313469C (zh) * 2002-07-03 2007-05-02 三得利株式会社 黄酮c糖苷的衍生物和含有其的组合物
US7622450B2 (en) 2002-07-03 2009-11-24 Suntory Holdings Limited Flavone C-glycoside derivatives and compositions containing the derivatives
JP4549009B2 (ja) * 2002-07-03 2010-09-22 サントリーホールディングス株式会社 フラボンc配糖体の新規誘導体及びそれを含有する組成物
KR100700912B1 (ko) 2005-12-30 2007-03-28 고려대학교 산학협력단 녹차 잎에서 분리된 산성 다당류를 함유하는 피부 여드름간균과 아토피 황색 포도상 구균의 인체 세포결합 저해활성조성물
JP2018027935A (ja) * 2016-08-10 2018-02-22 国立大学法人九州大学 67kDaラミニンレセプターアゴニスト及びその使用
WO2019026302A1 (ja) * 2016-08-10 2019-02-07 国立大学法人九州大学 67kDaラミニンレセプターアゴニスト及びその使用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10175874A (ja) 抗アレルギー剤
KR102239121B1 (ko) 당 비함유 파인애플 추출물과 그 제조 방법 및 그 용도
JPWO2018052020A1 (ja) 睡眠障害改善剤及び睡眠障害の改善方法
KR101702851B1 (ko) 발모촉진, 탈모예방과 모낭개선용 식용귀뚜라미 조성물
JP4828922B2 (ja) 抗アレルギー剤
JPH08325156A (ja) ステビオール配糖体含有皮膚外用剤及び飲食品
JPH10120583A (ja) 抗アレルギー剤、ケミカルメディエーター遊離抑制剤及びこれを含有する抗アレルギー性化粧料,医薬品並びに食品
US6899893B2 (en) Method for treating an allergic or inflammatory disease
JP5027361B2 (ja) ヒアルロン酸産生促進剤
TWI308152B (ja)
JPH09208484A (ja) 活性酸素消去剤及びそれを含む組成物
JP4817087B2 (ja) 生理活性抽出物
JPH1077231A (ja) 抗アレルギー剤
JPWO2007086573A1 (ja) カンジダ菌感染に基づく疾患の予防又は改善剤及び経口組成物
EP0796609B1 (en) Antialopecia agent
KR102465346B1 (ko) 구절초 및 꾸지뽕 복합 추출물을 유효성분으로 포함하는 항염증 조성물
JP4824205B2 (ja) 女性ホルモン異常障害改善剤
JP2005281272A (ja) 末梢血流改善剤
KR101757841B1 (ko) 바이칼린-아연착염을 포함하는 비만억제용 조성물
JP6141071B2 (ja) 肌水分量増加剤
US20220016114A1 (en) Heart Rate Decreasing Agent
JPH09118627A (ja) 甜茶抽出物を有効成分とする医薬並びにこれを配合した食品および化粧品
JP2019520786A (ja) 3−o−ガロイル−3,3’,5,5’,7−ペンタヒドロキシフラボンを含む保湿用組成物
JP7161170B2 (ja) 亜鉛トランスポーター発現促進剤
KR20240077287A (ko) 갈색거저리 추출물의 추출 공정 및 그 추출물을 유효성분으로 포함하는 탈모 개선용 약학적 조성물

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070327

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070719