JP2003002589A - 重量物体支持用伸縮支柱 - Google Patents

重量物体支持用伸縮支柱

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JP2003002589A
JP2003002589A JP2001188056A JP2001188056A JP2003002589A JP 2003002589 A JP2003002589 A JP 2003002589A JP 2001188056 A JP2001188056 A JP 2001188056A JP 2001188056 A JP2001188056 A JP 2001188056A JP 2003002589 A JP2003002589 A JP 2003002589A
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Etsuji Sato
悦司 佐藤
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SOUKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉛直方向に伸縮自在に構成される重量物体支
持用伸縮支柱(支柱)の伸長作業をより簡易に行うこと
にあり、更に加えて、支柱の高さ調節をより精密に且つ
効率的に行える様にすること。 【解決手段】 支柱1は柱状体2,3,4の3段構成か
らなり、これら柱状体が油圧ジャッキの作動部7を下側
に備えるローラ台車5上に立設されている。柱状体3,
4は上方にスライド可能であり、これにより、支柱1に
よる支持対象物の支持高さを調節でき、更に、油圧ジャ
ッキによる微調整も可能となっている。柱状体3,4は
定荷重ばねの巻き上げトルクによって上方にスライドす
るばね力が付与されているが、当該ばね力は、柱状体
3,4が自ずと上方にスライドする大きさに設定され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶等の大型構造
物を組み立てる組立工場、或いは建築現場・土木工事現
場等において、重量物体を下から支持する為に用いられ
る伸縮自在な重量物体支持用伸縮支柱に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、船舶を組み立てる造船作業を一例
として説明する。造船作業においては、船体を各ブロッ
クに分けて予め組み立て、最後に当該組み立てた各ブロ
ックをドック内にて接合することによって船体が組み立
てられる。この様な各ブロックの組み立て作業において
は、組み立てる各ブロックの底面形状に合わせて予め支
持高さが調節された複数本の重量物体支持用伸縮支柱
(以下「伸縮支柱」と言う)を用い、各ブロックを所望
の姿勢で支持しつつ組み立て作業が行われる。また、2
つのブロックを接合する接合作業においては、同様に各
ブロックの底面形状に合わせ、且つ、接合部の高さ位置
に合わせて支持高さが調節され、接合作業が行われる。
図7(A),(B)はこの様な伸縮支柱の使用例を示す
ものであり、図中、符号50は上下方向に伸縮可能な伸
縮支柱を示している。図7(A)において、船底ブロッ
ク51は船底部を形成する曲がり外板52を有するもの
であり、この様な船底ブロック51の組み立て作業にお
いては、先ず複数本用いられる伸縮支柱50のそれぞれ
が曲がり外板52の曲がり形状に合わせて所定の高さに
調節され、クレーンによって曲がり外板52が複数本の
伸縮支柱50上に載置された後、同図に示す様な船底ブ
ロック51の組み立て作業が行われる。また、図7
(B)に示す様に、2つの船底ブロック51の接合作業
の際には、それぞれの伸縮支柱50が曲がり外板52の
曲がり形状に合わせ、且つ、接合部の高さ位置に合わせ
て高さ調節されて、当該接合作業が行われる。
【0003】ここで、この様な伸縮支柱の従来技術とし
ては、特開平11−321777号公報に記載された曲
がり外板の受けピン定盤が知られている。当該従来技術
における受けピンは伸縮自在の支柱であり、外筒、内
筒、及び定荷重ばねによって構成され、定荷重ばねによ
るばね力が内筒の自重とのバランスを保ち、これによっ
て無荷重状態での上下高さ調節を可能としている。即
ち、定荷重ばねが、内筒に対して上方へ持ち上げる様な
力を作用させてバランスさせることにより、支柱の高さ
調節を行う作業者の負担を軽減させている。
【0004】尚、当該従来技術においては、外筒及び内
筒の軸方向と直交する方向に穿設されるストッパーピン
挿入孔を長手方向に一定間隔で設け、該ストッパーピン
挿入孔にストッパーピンを挿入することによって内筒の
上下方向位置決め(高さ調節)を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えばより高
い位置で各ブロックを支持する為の伸縮支柱にあって
は、以下の様な問題が生ずる。即ち、より高い位置で各
ブロックを支持する為にはより高い位置まで伸縮支柱を
伸長させなければならず、前述の様に伸縮支柱の伸長作
業が無荷重状態で実施可能となっていても、そのストロ
ークの大きさによってはなおも作業が繁雑となる場合が
ある。また、無荷重状態となっていても、外筒と内筒と
の接触摩擦抵抗によって結果的に伸縮支柱の伸長作業に
負担を強いられる場合もある。
【0006】更に、前述した従来技術にあっては、内筒
の上下方向位置決め(高さ調節)を長手方向に一定間隔
で形成されたストッパーピン挿入孔にストッパーピンを
差し込むことにより行うので、段階的にしか高さ調節が
できない。加えて、ブロックを支持した状態(荷重を負
担した状態)においては、高さ調節を行うことができな
い。
【0007】そこで本発明はこの様な問題に鑑みなされ
たものであり、その課題は、鉛直方向に伸縮自在に構成
される伸縮支柱の伸長作業をより簡易に行うことにあ
り、更に加えて、伸縮支柱の高さ調節をより精密に且つ
効率的に行える様にすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願請求項1記載の重量物体支持用伸縮支柱は、少
なくとも二以上の柱状体によって構成され、該柱状体同
士がスライド可能に組み合わされることによって鉛直方
向に伸縮自在となり、重量物体を支持する高さ位置に合
わせて予め伸長された後に前記重量物体を下方から支持
する重量物体支持用伸縮支柱であって、第1の柱状体
と、該第1の柱状体から上方にスライド可能な第2の柱
状体と、巻き取りドラムを備える本体部が前記第1の柱
状体に固設され、前記本体部から延出する先端部が前記
第2の柱状体に固着されることにより、前記第2の柱状
体に、該第2の柱状体が上方にスライドする方向のばね
力を付与する巻回状の定荷重ばねと、前記第2の柱状体
を所定のスライド位置で固定するロック手段と、からな
る少なくとも一以上の柱状体ユニットを有し、前記定荷
重ばねが前記第2の柱状体に付与する前記ばね力が、前
記第2の柱状体が自ずと上方にスライドする大きさに設
定されていることを特徴とする。
【0009】本願請求項1記載の発明によれば、重量物
体支持用伸縮支柱(以下「伸縮支柱」と言う)を伸長さ
せる際の作業者の負担をより一層軽減させることが可能
となる。即ち、伸縮支柱は、第1の柱状体と、該第1の
柱状体から上方にスライドする第2の柱状体と、該第2
の柱状体に上方にスライドする様なばね力を付与する定
荷重ばねと、第2の柱状体を第1の柱状体に対して固定
するロック手段とからなる柱状体ユニットを少なくとも
一以上有し、所謂多段の構成によって上下に伸縮する様
に構成されている。ここで、「第1の柱状体」と「第2
の柱状体」との関係は相対的なものであり、例えば、全
体が3本の柱状体によって構成される場合、伸長時に最
も下に位置する柱状体と中間に位置する柱状体との関係
では下側が第1の柱状体であり、上側が第2の柱状体と
なる。また、当該中間に位置する柱状体と最も上に位置
する柱状体との関係では下側が第1の柱状体であり、上
側が第2の柱状体となる。以上により、伸縮支柱は、伸
長時に下側に位置する柱状体(第1の柱状体)と、上側
に位置する柱状体(第2の柱状体)と、当該上側に位置
する柱状体に上昇方向のばね力を作用させる定荷重ばね
と、からなる柱状体ユニットの集合体によって構成され
ることになる。尚、第2の柱状体に対して上昇方向のば
ね力を作用させる定荷重ばねは、一つであっても良い
し、二以上が協働してばね力を作用させる様に構成され
ても良い。
【0010】ここで、本願請求項1記載の発明において
前記ばね力は、前記第2の柱状体が自ずと上方にスライ
ドする大きさに設定されている。従って、特開平11−
321777号公報に開示された前述の従来技術と異な
り、単に定荷重ばねを用いて第2の柱状体のバランス状
態を形成するのみでは無く、第2の柱状体が自ずと上昇
する為、伸縮支柱の伸長作業を作業者の人手に頼る必要
が無く、従って容易に且つ簡易に伸縮支柱を所定高さま
で伸長させることが可能となり、以て作業者の負担を飛
躍的に軽減させることができる。
【0011】尚、定荷重ばねが第2の柱状体に付与する
前記ばね力は、第2の柱状体それ自身のみの自重を考慮
して設定されるのでは無く、第2の柱状体の上方へのス
ライドによって一緒に上方に変位する他の構成要素(例
えば、当該第2の柱状体から上方に変位する他の柱状体
及びその他の構成要素)の自重及びその他の要因をも考
慮して設定される。従って、第2の柱状体を上方へスラ
イドさせるに際して当該第2の柱状体と第1の柱状体と
の間に摩擦抵抗力が生じる場合においては、前記ばね力
は、負担すべき全ての構成要素の自重に加え、当該摩擦
抵抗力に打ち勝って第2の柱状体を上方にスライドさせ
る様に設定されることになる。
【0012】本願請求項2記載の重量物体支持用伸縮支
柱は、請求項1において、前記ロック手段が、前記第1
の及び第2の柱状体の軸方向と直交する方向に前記第1
の及び第2の柱状体に穿設されるピン挿入孔と、該ピン
挿入孔に挿脱されるピン部材とからなることを特徴とす
る。本願請求項2記載の発明によれば、ロック手段が第
1の及び第2の柱状体に穿設されるピン挿入孔と、該ピ
ン挿入孔に挿脱されるピン部材とからなるので、ロック
手段を簡易に且つ低コストに構成することができる。
【0013】本願請求項3記載の重量物体支持用伸縮支
柱は、請求項2において、前記ロック手段が、前記第1
の及び第2の柱状体の軸方向視において前記ピン部材の
挿脱方向と直交する方向に前記第1の柱状体に回動可能
に設けられるクランク軸と、該クランク軸を回動させる
回動操作部と、一端が前記クランク軸の回動中心から偏
倚した位置に取り付けられ、他端が前記ピン部材と連結
されることにより、前記クランク軸の回動動作に連動し
て前記ピン部材を前記ピン挿入孔への挿脱方向にピスト
ン運動させるクランクロッドと、前記ピン部材を前記ピ
ン挿入孔への挿脱方向にガイドするガイド手段とを備え
ることを特徴とする。
【0014】本願請求項3記載の発明によれば、前記ピ
ン挿入孔への前記ピン部材の挿脱作業を容易に且つ確実
に行うことが可能となる。即ち、第1の柱状体に回動可
能に設けられたクランク軸と、一端が該クランク軸に取
り付けられるクランクロッドとによるクランク機構によ
って当該クランクロッドの他端側がピストン運動を実現
可能となっていて、そして当該クランクロッドの他端側
は、前記ピン部材に連結されている。従って前記ピン部
材は、クランク軸の回動動作によってピストン運動、即
ち、前記ピン挿入孔への挿脱動作を行うこととなる。以
上により、ピン部材のピン挿入孔への挿脱作業を、回動
操作部を操作してクランク軸を回動させることによって
行うことが可能となり、以てピン部材の挿脱作業を容易
に且つ確実に行うことが可能となる。
【0015】本願請求項4記載の重量物体支持用伸縮支
柱は、請求項3において、前記ピン挿入孔が前記第1の
及び第2の柱状体の軸方向断面視において180°対峙
する側にそれぞれ穿設され、且つ、前記ピン部材が各々
の前記ピン挿入孔に対してそれぞれ挿脱する様に配置さ
れ、これらピン部材を各々の前記ピン挿入孔への挿脱方
向にピストン運動させる前記クランクロッドのそれぞれ
の一端が、前記クランク軸の回動中心を挟む様に前記ク
ランク軸に取り付けられ、これによって前記クランク軸
の回動動作に連動してそれぞれ配置された前記ピン部材
が同調して挿脱される様に構成されたことを特徴とす
る。
【0016】本願請求項4記載の発明によれば、ピン挿
入孔が第1の及び第2の柱状体の軸方向断面視において
180°対峙する側に設けられ、該ピン挿入孔にそれぞ
れピン部材が挿入されることによって第2の柱状体がロ
ックされるので、第1の及び第2の柱状体の左右両側か
らピン部材を挿入することによって支持すべき重量物体
の荷重に確実に対抗することができると共に、当該ピン
部材は前述したクランク機構により第1の及び第2の柱
状体の左右両側で同調して挿脱動作を行う為、以て容易
に且つ簡易にピン部材の挿脱を行うことができる。
【0017】本願請求項5記載の重量物体支持用伸縮支
柱は、請求項2から4のいずれか1項において、前記ピ
ン部材が、前記第1の及び第2の柱状体の長手方向に一
定間隔を置いて複数穿設された前記ピン挿入孔のうち少
なくとも2以上に対して同時に挿脱する様に構成された
ことを特徴とする。本願請求項5記載の発明によれば、
前記ピン部材が、前記第1の及び第2の柱状体の長手方
向に一定間隔を置いて複数穿設された前記ピン挿入孔の
うち少なくとも2以上に対して同時に挿脱する様に構成
されている。即ち、前記ピン部材が少なくとも2以上の
挿入ピンを有し、これら2以上の挿入ピンが同時にピン
挿入孔に挿入されて前記第2の柱状体が固定されるの
で、これによって支持すべき重量物体の荷重が大なるも
のであっても確実に当該荷重に対抗することができる。
【0018】本願請求項6記載の重量物体支持用伸縮支
柱は、請求項2から5のいずれか1項において、少なく
とも一以上の前記柱状体ユニットがアウトリガを備えた
ローラ台車上に立設されたことを特徴とする。本願請求
項6記載の発明によれば、前記柱状体ユニットがアウト
リガを備えたローラ台車上に立設されるので、当該ロー
ラ台車によって柱状体ユニットを容易に任意の位置へ移
動可能となり、また使用場所においては、アウトリガに
よって安定した状態で安全に使用することができる。
【0019】本願請求項7記載の重量物体支持用伸縮支
柱は、請求項6において、前記ローラ台車をジャッキア
ップするジャッキアップ装置を前記ローラ台車下に備え
たことを特徴とする。本願請求項7記載の発明によれ
ば、前記ローラ台車下にジャッキアップ装置が備えられ
ているので、当該ジャッキアップ装置により、重量物体
を支持した状態(重量物体の荷重を負担した状態)にお
いても、重量物体を支持する高さ位置の微調整を行うこ
とが可能となり、当該柔軟な高さ位置調節によって当該
伸縮支柱を用いて行う作業を適切に行うことができる。
【0020】本願請求項8記載の重量物体支持用伸縮支
柱は、請求項7において、前記ジャッキアップ装置の可
動量が、前記ピン挿入孔の穿設間隔と同一またはそれ以
上であることを特徴とする。本願請求項8記載の発明に
よれば、前記ジャッキアップ装置の可動量が、ピン挿入
孔の穿設間隔と同一またはそれ以上であるので、これに
よって支柱全体として重量物体を支持する高さ位置を無
段階的に調節することができ、当該柔軟な高さ位置調節
によって当該伸縮支柱を用いて行う作業を更に効率的に
行うことができる。
【0021】本願請求項9記載の重量物体支持用伸縮支
柱は、請求項1から8のいずれか1項において、最も上
方に変位する前記第2の柱状体に、下方に設置される巻
き取り装置によって巻き取り可能な引き下げ用ロープの
一端が取り付けられていることを特徴とする。本願請求
項9記載の発明によれば、最も上方にスライドする前記
第2の柱状体に、下方に設置される巻き取り装置によっ
て巻き取り可能な引き下げ用ロープの一端が取り付けら
れているので、作業者の手の届かない高位置まで伸長し
た伸縮支柱を下方で安全に、容易に縮めることができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しつつ本発明の一
実施形態について説明する。先ず、図1乃至図3を参照
しつつ本実施形態に係る重量物体支持用伸縮支柱(以下
「支柱」と略称する)1の全体構成について説明する。
ここで、図1及び図2(A)は支柱1の正面図であり、
図2(B)は同平面図である。尚、図1は支柱1を最も
長く伸ばした状態を、図2(B)は支柱1を最も短くし
た状態(収納状態)を示している。また、図3(a)乃
至図(d)は支柱1の伸縮状態のバリエーションを示す
正面図である。
【0023】図1及び図2(A)に示す様に、支柱1は
3本の柱状体2,3,4によって構成される。これらの
柱状体はいずれも軸方向断面視において正方形状をな
し、また、中空の筒形の形状をなしている(図5参
照)。従って、図1及び図2(A)に示す様に当該中空
の筒形状により、柱状体4は柱状体3に内包され、柱状
体4を内包する柱状体3は更に柱状体2に内包される様
になっていて、且つ、柱状体4は柱状体3に対し、柱状
体3は柱状体2に対してそれぞれ上下方向にスライド可
能となっている。従ってこれにより支柱1は鉛直方向に
伸縮し、支持対象物(図示せず:以下同様)の支持高さ
を調節することができる様になっている。尚、本実施形
態に係る支柱1は最も伸びた状態(図1の状態)で約5
mの高さとなっていて、最も短く縮んだ状態(図2
(A)の状態)で約3mの高さとなっている。従って、
支柱1は約2mの伸縮ストロークを有し、後述する様に
当該伸縮ストロークの範囲において自在な高さ調節が行
える様になっている。尚、支柱1の高さ及び伸縮ストロ
ークが本実施形態に限定されないことは言うまでも無
い。
【0024】そして、柱状体4の頂部11は支持対象物
を受ける受け部となっていて(本実施形態では板形
状)、支持対象物の種類に応じた適切な形状及び材質か
らなる他の受け部と交換可能となっている。また、図3
(a)乃至(d)に示す様に、支柱1は如何様な伸縮形
態でも使用可能であり、柱状体2の柱状体3に対するス
ライド及び柱状体4の柱状体3に対するスライドの組み
合わせによって多様な伸縮状態を形成することができる
様になっている。
【0025】次に、柱状体3,4を所定のスライド位置
で固定するロック手段について説明する。柱状体3,4
には鉛直方向に複数のピン挿入孔15が一定間隔で穿設
され、また、柱状体2,3の上部には、2つのピン挿入
孔13,13がピン挿入孔15と同じ間隔をおいて穿設
されている。ピン挿入孔13及び15は柱状体2,3,
4の軸心を通って貫通する様に穿設され、これにより、
軸方向断面視において180°対峙する側(図1及び図
2(A)の紙面の表側と裏側)にピン挿入孔13及び1
5が形成される(図5参照)。そして、この様に柱状体
の両側壁に形成されたピン挿入孔13及び15に、これ
らを貫通するストッパピン12を挿入することにより
(図5参照)、柱状体3,4を所定の位置(ピン挿入孔
13とピン挿入孔15の孔位置が一致する位置)で固定
することができる様になっている。
【0026】ここで、ピン挿入孔13は前述の様に一の
柱状体の一側面において鉛直方向に2カ所(裏側を含め
て4カ所)穿設され、これら複数のピン挿入孔13に同
時に複数本のストッパピン12を挿入することにより、
支持対象物の荷重に確実に対応することができる様にな
っている。尚、柱状体3,4を所定位置で固定する当該
ロック手段の詳細構成については後に詳述するが、本実
施形態における当該ロック手段は一例であり、上方へス
ライドする柱状体3或いは4を所定の位置で固定するこ
とが可能で、且つ、支持対象物の荷重に耐えうるもので
あれば、どの様な構成であっても構わない。
【0027】ところで、本実施形態においては、前述の
様に3本の柱状体2,3,4の3段構成によって支柱1
を構成しているが、上下方向にスライド可能な構成によ
って支柱1が伸縮自在となれば、何段で構成されていて
も構わないことは言うまでも無い。即ち、例えば「第1
の支柱」としての柱状体2と、当該柱状体2から上方に
スライド可能な「第2の支柱」としての柱状体3と、該
柱状体3を所定位置で固定するロック手段(ピン挿入孔
13及びストッパピン12)と、柱状体3に上昇方向に
力を付与する定荷重ばねユニット30B(後述)と、に
よる柱状体ユニットの関係が少なくとも1以上あれば、
後に説明する本発明の作用効果を得ることが可能とな
る。
【0028】次に、伸長時最も下方に位置する柱状体2
は、滑車5aを有するローラ台車5上に支え部材14に
よって補助される様に立設され、これによって支柱1全
体が手押しによって移動可能となり、容易に設置場所を
移すことができる様になっている。また、ローラ台車5
は作動部7及び手動式油圧ポンプ8からなる油圧ジャッ
キを備えていて、ローラ台車5の下側に作動部7が、ロ
ーラ台車5の上側に手動式油圧ポンプ8が取り付けられ
ている。手動式油圧ポンプ8は操作レバー8aを操作す
ることにより作動部7に油圧を供給し、当該油圧によっ
て作動部7からロッド7aが下方に送り出され、接地面
Gに接地し、そしてその後にローラ台車5を含めた支柱
1全体が上方にジャッキアップされる様に構成されてい
る。ここで、ローラ台車5には図1及び図2に示す様に
柱状体2,3,4の軸心から等距離の位置に4本のアウ
トリガ6が配設され、当該4本のアウトリガによる4点
支持により、ロッド7aによってジャッキアップされた
支柱1を安定した立状態で使用することができる様にな
っている。尚、アウトリガ6は上部に操作ハンドル6a
を有し、当該操作ハンドル6aを回動させることによっ
て下部が上下方向にストローク動作する様になってい
る。
【0029】ここで、図2(A)に示す作動部7及びア
ウトリガ6の上下動ストローク(可動量)Sは、図1に
示すピン挿入孔15の穿設間隔Pよりもやや大なる様に
設定されている。従って、支持対象物を支持する高さ位
置の調節は、予め支持対象物の荷重を負担する前にピン
挿入孔15の穿設間隔Pに従って段階的に大まかな調節
を行い、そして、支持対象物を支持して荷重を負担した
状態で油圧ジャッキを作動させ、微調節を行うことによ
り、あらゆる支持高さに柔軟に、そして精密に対応する
ことが可能となる。
【0030】次に、図1に示す様にローラ台車5の上側
には手巻きウィンチ9が取り付けられている。手巻きウ
インチ9によって巻き取られる引き下げロープ10の先
端は手巻きウィンチ9から滑車9aを介して柱状体2の
下部に形成された挿通窓(図示せず)から内部に通さ
れ、最も上方に変位する柱状体4の下部4aに取り付け
られた状態となっている。ここで、柱状体2,3は、前
述したロック手段によるロック状態を解除しても、後に
詳述する定荷重ばねユニット30A,30Bによって常
に上昇しようとするので、従って引き下げロープ10を
手巻きウィンチ9によって巻き取ることにより、作業者
は下方で安全に且つ容易にこれらを引き下げることがで
きる様になっている。
【0031】次に、柱状体2の上部両側壁(180°対
峙する側)にそれぞれ固設される定荷重ばねユニット3
0Bの構成及び作用効果について図4を参照しつつ説明
する。ここで、図4は当該定荷重ばねユニット30Bの
断面図である。図4において、1つの定荷重ばねユニッ
ト30Bは2つの巻回状の定荷重ばね31A,31Bを
備えている。定荷重ばね31A,31Bは定荷重ばねユ
ニット30Bの筐体32に取り付けられ、該筐体32
は、柱状体2の上部に固設されている。定荷重ばねユニ
ット30Bが固設される部分には窓穴部34が設けら
れ、該窓穴部34から、定荷重ばね31A,31Bの延
出する先端部が柱状体2内部に入り、内包されている柱
状体3の下部にそれぞれが図示の如くボルト固定されて
いる。定荷重ばね31A,31Bは巻き上げ方向のばね
力を発生させるので、従って柱状体2の上方に固設され
た2つの定荷重ばねユニット30B、即ち、4つの定荷
重ばねが、柱状体3を上方にスライドさせるばね力を作
用させる。
【0032】ここで、4つの定荷重ばねによって柱状体
2に付与されるばね力は、柱状体3が自ずと上方にスラ
イドする様な大きさに設定されている。つまり、4つの
定荷重ばねが、柱状体3及び当該柱状体3から上方に変
位する全ての構成要素(柱状体4、受け部11、等。図
1参照。)の荷重及び、柱状体3が柱状体2に対してス
ライドする際の摩擦抵抗力に打ち勝って、柱状体3を上
方に変位させる。従ってこれにより、柱状体3を上方へ
スライドさせる作業が不要となり、支柱1の伸長作業が
飛躍的に簡易且つ容易となる。
【0033】尚、柱状体3の上部に固設される定荷重ば
ねユニット30Aの構成及び作用効果は、前述した定荷
重ばねユニット30Bの構成及び作用効果と同様である
のでここではその説明を省略するが、定荷重ばねユニッ
ト30Aが発揮すべきばね力は、定荷重ばねユニット3
0Bのそれよりも小なるもので足りる。つまり、定荷重
ばねユニット30Aのばね力によって上方に変位させる
構成要素の数は定荷重ばねユニット30Bのそれよりも
少ない為であり、従って、必要に応じて上段側に位置す
る定荷重ばねユニットと下段側に位置する定荷重ばねユ
ニットとのばね力を適宜調節することにより、より適切
にそれぞれの柱状体を上方にスライドさせることができ
る。また、本実施形態においては、一の柱状体に対して
4つの定荷重ばねを用いたが、定荷重ばねの能力に応じ
て適宜他の構成を採用可能であることは言うまでも無
い。
【0034】次に、柱状体3,4を所定位置で固定する
ロック手段の詳細な構成について図4乃至図6を参照し
つつ説明する。ここで、図5は柱状体2,3の軸方向断
面図(図4におけるx断面図)であり、図6はスライド
手段の正面図(図4のA矢視図:但し、一部の構成要素
を省略)である。尚、図中符号35は当該ロック手段と
してのロック装置を示している。また、以下では、柱状
体3を所定位置で固定するロック装置35について説明
するが、柱状体4を所定位置で固定するロック装置35
についても構成及び作用効果は同様である。
【0035】ロック装置35は、大略的には、「回動操
作部」としての操作レバー36を操作することによって
ストッパピン12の挿脱を行い、以て柱状体3のロック
(固定)及びロック解除を行う装置である。以下、詳細
な構成について説明する。柱状体2,3には前述の様に
ピン挿入孔13,15が図5に示す様に柱状体2,3の
軸方向断面視において両側壁側(180°対峙する側)
に穿設されている。また、ピン挿入孔13は鉛直方向に
2ヶ所、ピン挿入孔15は鉛直方向に一定間隔を置いて
複数穿設されている(図1参照)。尚、図5及び図6か
ら明らかな様に、ロック装置35は柱状体2,3の軸心
に対して対称的な構造をなす(図5及び図6において左
右対称)ので、以下では片側の構成要素の符号を用いて
説明することとする。
【0036】ストッパピン12は図4及び図6に示す様
に鉛直方向に2本用いられ、それぞれの一端がピン連結
部材40に取り付けられていて、該ピン連結部材40を
柱状体2の側壁に対して近接及び離間動作させることに
より、2本のストッパピン12がそれぞれに対応するピ
ン挿入孔13,15に対して同調して挿脱動作する様に
なっている。ピン連結部材40は図4に示す様に正面視
において「T」の字を90°時計回転した形状をなし、
その一端が、ストッパピン12の挿脱方向と直交する方
向(図4における左方向:図5における下方向)に延び
ている。そして、当該延びた一端には、ストッパピン1
2の挿脱方向に延びるロッド連結棒39の一端が取り付
けられる。以上により、2本のストッパピン12と、ピ
ン連結部材40及びロッド連結棒39によって、一体的
な動作を行うピン部材49が構成されている。
【0037】次に、図5及び図6において、ロッド連結
棒39の他端は、クランクロッド37の一端にクランク
ピン47を介して取り付けられ、更にクランクロッド3
7の他端側は、クランクピン46を介してクランク軸4
3の回転板部43aに取り付けられている。クランク軸
43はストッパピン12の挿脱方向と直交する方向(図
5の上下方向)に平行な軸であり、ピン挿入孔13が形
成されない柱状体2の一側壁に固設された軸受42によ
って軸支され、回動可能となっている。回転板部43a
はクランク軸43の軸方向と直交する平面をなす板状体
であってクランク軸43の一部を構成し、クランクロッ
ド37の他端側は、回転板部43aにおいてクランク軸
43の回転中心から偏倚した位置にクランクピン46を
介して取り付けられる。
【0038】以上によって、クランク軸43が回動する
と、クランクロッド37がストッパピン12の挿脱方向
に往復動作を行い、当該クランクロッド37に連結され
たピン部材49がストッパピン12の挿脱方向にピスト
ン運動し、ストッパピン12がピン挿入孔13,15に
対して挿脱されることになる。
【0039】尚、クランクロッド37に連結されるロッ
ド連結棒39は柱状体2の側壁に固設されるロッドガイ
ド38に挿通された状態でピストン運動し、また、スト
ッパピン12は、ピン挿入孔13が穿設された部分に固
設されるピンガイド41に挿通された状態でピストン運
動する様に構成されているので、これにより、ストッパ
ピン12(ピン部材49)が、ピン挿入孔13及び15
に対して確実に真っ直ぐ挿脱される様になっている。即
ち、ロッドガイド38及びピンガイド41が、ピン部材
49の「ガイド手段」としての役割を果たしている。
【0040】更に、ロック装置35には、クランク軸3
5を回動させる為に、操作レバー36が設けられてい
る。操作レバー36はクランク軸35の回転板部43a
に取付ピン45,45によって取り付けられ、当該操作
レバー36を操作することによってクランク軸35を回
転させることができる様になっている。以上が、ロック
装置35の構成である。
【0041】次に、図5及び図6を参照しつつ左右のピ
ン部材49,49の動作について説明する。前述したピ
ン部材49は柱状体2,3の両側に配置され、それぞれ
がクランクロッド37を介してクランク軸43に連結さ
れている。ここで、2本のクランクロッド37は、図6
に示す様にクランク軸43の回転中心を挟んで対峙する
様にクランク軸43の回転板部43aに連結されてい
る。従って、図5(A)及び図6(A)に示すストッパ
ピン12の脱状態から、図6(B)に示す様に操作レバ
ー36を右に倒す(クランク軸43を図6の時計方向に
回動させる)と、2本のクランクロッド37がそれぞれ
引き寄せられる側に変位し、従って2本のピン部材49
がそれぞれ柱状体2,3の中心に向かって引き寄せられ
て、図5(B)及び図6(B)に示す様なストッパピン
12の挿入状態となる。そして、当該状態から再びスト
ッパピン12の脱状態とするには、操作レバー36を図
6の反時計方向に操作すれば良い。以上により、一本の
操作レバー36で、2つのピン部材49、即ち、4本の
ストッパピン12を同調して挿脱することが可能である
為、柱状体3のロック及びロック解除を容易に且つ確実
に行うことが可能となる。
【0042】次に、図1及び図2(A)を参照しつつ、
支柱1の使用方法について説明する。先ず、図2(A)
の状態において、ローラ台車5によって支柱1を所定の
作業位置に移動した後に、アウトリガ6の4点支持によ
ってローラ台車5を支持する。次に、上段のロック装置
35をロック解除する(操作レバー36(図6参照)を
左に倒した状態)。尚この時、手巻きウィンチ9によっ
て引き下げロープ10は弛み無く巻き取られた状態にあ
り、従って上段のロック装置35をロック解除しても、
柱状体4は上方にスライドせずにそのままの状態にあ
る。当該状態から、手巻きウィンチ9を緩め方向に回
し、定荷重ばねユニット30Aのばね力によって柱状体
4を所定の位置まで上方にスライドさせる。柱状体4が
所定の位置に達したら、ロック装置35によって柱状体
4をロックする(操作レバー36(図6参照)を右に倒
した状態)。更に、同様な要領で、下段のロック装置3
5を解除し、柱状体3を定荷重ばねユニット30Bのば
ね力によって上方にスライドさせ、所定の位置でロック
する。
【0043】次に、当該状態において、支持対象物を支
持する。その後、油圧ポンプ8によって油圧ジャッキの
作動部7を作動させ、全体を所定高さまでジャッキアッ
プする(微調整を行う)。このとき、一気にジャッキア
ップせず、アウトリガ6を同時に調節しつつ、アウトリ
ガ6による4点支持を行いながらジャッキアップする。
以上により支柱1が図1に示す状態となり、当該状態に
おいて、支持対象物に対する種々の作業を行うことがで
きる。
【0044】尚、以上説明した支柱1は支持対象物を所
定高さで支持し、場合によっては荷重を負担した状態で
高さ位置の微調整を行うことができるので、その用途と
しては、図7を参照しつつ説明した造船作業のみなら
ず、種々の用途、例えば、一般的な構造物(例えば、ビ
ル)の建築現場において梁を支持する為に用いることも
可能であり、その他にも、土木工事現場、例えば、橋梁
の建設現場等にも適用することが可能となる。
【0045】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、支
持対象物を支持する高さ位置を調節可能な重量物体支持
用伸縮支柱が、自ずと伸長する様に構成されているの
で、以てより簡易に支柱の伸長作業を行うことができ、
作業者の負担を軽減させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る重量物体支持用伸縮支柱の外観図
(正面図)である。
【図2】本発明に係る重量物体支持用伸縮支柱の外観図
であり、(A)は正面図、(B)は平面図である。
【図3】本発明に係る重量物体支持用伸縮支柱の伸縮状
態のバリエーション((a)〜(d))を示す外観図
(正面図)である。
【図4】本発明に係る重量物体支持用伸縮支柱の、定荷
重ばねユニットの断面図である。
【図5】本発明に係る重量物体支持用伸縮支柱の軸方向
断面図である。
【図6】本発明に係る重量物体支持用伸縮支柱の、ロッ
ク装置の正面図である。
【図7】従来技術又は本発明に係る重量物体支持用伸縮
支柱の使用例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 重量物体支持用伸縮支柱 2,3,4 柱状体 5 ローラ台車 6 アウトリガ 7 作動部(油圧ジャッキ) 8 油圧ポンプ(油圧ジャッキ) 9 手巻きウィンチ 10 引き下げロープ 11 受け部 12 ストッパピン 13,15 ピン挿入孔 30A,30B 定荷重ばねユニット 35 ロック装置 36 操作レバー 37 クランクロッド 43 クランク軸 49 ピン部材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二以上の柱状体によって構成
    され、該柱状体同士がスライド可能に組み合わされるこ
    とによって鉛直方向に伸縮自在となり、重量物体を支持
    する高さ位置に合わせて予め伸長された後に前記重量物
    体を下方から支持する重量物体支持用伸縮支柱であっ
    て、 第1の柱状体と、 該第1の柱状体から上方にスライド可能な第2の柱状体
    と、 巻き取りドラムを備える本体部が前記第1の柱状体に固
    設され、前記本体部から延出する先端部が前記第2の柱
    状体に固着されることにより、前記第2の柱状体に、該
    第2の柱状体が上方にスライドする方向のばね力を付与
    する巻回状の定荷重ばねと、 前記第2の柱状体を所定のスライド位置で固定するロッ
    ク手段と、からなる少なくとも一以上の柱状体ユニット
    を有し、 前記定荷重ばねが前記第2の柱状体に付与する前記ばね
    力が、前記第2の柱状体が自ずと上方にスライドする大
    きさに設定されている、ことを特徴とする重量物体支持
    用伸縮支柱。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ロック手段が、
    前記第1の及び第2の柱状体の軸方向と直交する方向に
    前記第1の及び第2の柱状体に穿設されるピン挿入孔
    と、 該ピン挿入孔に挿脱されるピン部材と、からなることを
    特徴とする重量物体支持用伸縮支柱。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記ロック手段が、
    前記第1の及び第2の柱状体の軸方向視において前記ピ
    ン部材の挿脱方向と直交する方向に前記第1の柱状体に
    回動可能に設けられるクランク軸と、 該クランク軸を回動させる回動操作部と、 一端が前記クランク軸の回動中心から偏倚した位置に取
    り付けられ、他端が前記ピン部材と連結されることによ
    り、前記クランク軸の回動動作に連動して前記ピン部材
    を前記ピン挿入孔への挿脱方向にピストン運動させるク
    ランクロッドと、 前記ピン部材を前記ピン挿入孔への挿脱方向にガイドす
    るガイド手段と、を備えることを特徴とする重量物体支
    持用伸縮支柱。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記ピン挿入孔が前
    記第1の及び第2の柱状体の軸方向断面視において18
    0°対峙する側にそれぞれ穿設され、且つ、前記ピン部
    材が各々の前記ピン挿入孔に対してそれぞれ挿脱する様
    に配置され、 これらピン部材を各々の前記ピン挿入孔への挿脱方向に
    ピストン運動させる前記クランクロッドのそれぞれの一
    端が、前記クランク軸の回動中心を挟む様に前記クラン
    ク軸に取り付けられ、これによって前記クランク軸の回
    動動作に連動してそれぞれ配置された前記ピン部材が同
    調して挿脱される様に構成されたことを特徴とする重量
    物体支持用伸縮支柱。
  5. 【請求項5】 請求項2から4のいずれか1項におい
    て、前記ピン部材が、前記第1の及び第2の柱状体の長
    手方向に一定間隔を置いて複数穿設された前記ピン挿入
    孔のうち少なくとも2以上に対して同時に挿脱する様に
    構成されたことを特徴とする重量物体支持用伸縮支柱。
  6. 【請求項6】 請求項2から5のいずれか1項におい
    て、少なくとも一以上の前記柱状体ユニットがアウトリ
    ガを備えたローラ台車上に立設されたことを特徴とする
    重量物体支持用伸縮支柱。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記ローラ台車をジ
    ャッキアップするジャッキアップ装置を前記ローラ台車
    下に備えたことを特徴とする重量物体支持用伸縮支柱。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記ジャッキアップ
    装置の可動量が、前記ピン挿入孔の穿設間隔と同一また
    はそれ以上であることを特徴とする重量物体支持用伸縮
    支柱。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれか1項におい
    て、最も上方に変位する前記第2の柱状体に、下方に設
    置される巻き取り装置によって巻き取り可能な引き下げ
    用ロープの先端が取り付けられたことを特徴とする重量
    物体支持用伸縮支柱。
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