JP2003002179A - ペダル支持構造 - Google Patents

ペダル支持構造

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JP2003002179A
JP2003002179A JP2001188978A JP2001188978A JP2003002179A JP 2003002179 A JP2003002179 A JP 2003002179A JP 2001188978 A JP2001188978 A JP 2001188978A JP 2001188978 A JP2001188978 A JP 2001188978A JP 2003002179 A JP2003002179 A JP 2003002179A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペダルブラケットの後退時にペダルアームの
後退量を最小限に制限することができるペダル支持構造
を提供する。 【解決手段】 ペダルブラケットにペダルアーム8の上
端を軸支し、該ペダルアーム8の回動操作をオペレーシ
ョンロッド10に伝達するペダル支持構造において、上
記ペダルブラケット5の車幅方向に装着されたペダルボ
ス6の一端部にペダルアーム8を支持し、該ペダルボス
6の他端部に、上記オペレーションロッド10に連結さ
れるオペレーションロッド接続アーム11の一端部を接
続し、上記ペダルアーム8の支持部とオペレーションロ
ッド接続アーム11の連結部との間に支点となる第3の
アーム部材12を車体前方に向けて延設したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前方からの衝撃荷
重に対してペダルの後方移動を制限するペダル支持構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、ブレーキペダルに適用した従来
のペダル支持構造を示したもので、エンジンルームと車
室内を仕切るダッシュパネル100とペダルブラケット
ハンガ101にペダルブラケット102が装着されてお
り、このペダルブラケット102にペダルアーム103
が軸104を介して回動可能に支持されている。
【0003】ダッシュパネル100には、マスターシリ
ンダ105が設けられ、マスターシリンダ105のオペ
レーションロッド106がペダルアーム103の途中に
連結されている。
【0004】このペダル支持構造によると、図6に示す
ように、車体前方からの衝撃荷重がダッシュパネル10
0に加わると、ダッシュパネル100は、マスターシリ
ンダ105とともに、車体後方に移動し、ペダルブラケ
ット102を後方に押し上げる。こうして、ペダルブラ
ケット102の移動とともに、マスターシリンダ105
のオペレーションロッド106によってペダルアーム1
03が車体後方に跳ね上げられる。
【0005】図7および図8に示したペダル構造は、こ
のペダルアーム103の跳ね上げを防止するための対策
を施した構造である。この場合、車体前方からの衝撃荷
重がダッシュパネル100に加わると、ダッシュパネル
100は、マスターシリンダ105とともに、車体後方
に移動し、ペダルブラケット102を後方に押し上げ
る。この際、ペダルブラケット102の上部取付部がダ
ッシュパネル100の後退時に、ペダルブラケットハン
ガ101から離脱し、ペダルアーム103の跳ね上げを
防止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ペダル
アーム103の跳ね上げは防止できるが、ダッシュパネ
ル100の後退量と同じだけペダルアーム103の踏面
103aが乗員側に変位することになる。
【0007】本発明は上記課題を解決し、ペダルブラケ
ットの後退時にペダルアームの後退量を最小限に制限す
ることができるペダル支持構造を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、ペダルブラケットにペダルアームの上端を軸
支し、該ペダルアームの回動操作をオペレーションロッ
ドに伝達するペダル支持構造において、上記ペダルブラ
ケットの車幅方向に装着されたペダルボスの一端部にペ
ダルアームを支持し、該ペダルボスの他端部に、上記オ
ペレーションロッドに連結されるオペレーションロッド
接続アームの一端部を接続し、上記ペダルアームの支持
部とオペレーションロッド接続アームの連結部との間に
支点となる第3のアーム部材を車体前方に向けて延設し
たことにある。また、本発明は、ダッシュパネルに装着
されたマスターシリンダを作動させるオペレーションロ
ッドの後端をオペレーションロッド接続アームの一端部
に連結し、該オペレーションロッド接続アームの他端部
を上記ペダルボスに連結したことにある。さらに、本発
明は、上記第3のアーム部材の先端部と上記ダッシュパ
ネルとの間に、通常時には、一定の間隙を設けたことに
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しながら詳細に説明する。
【0010】図1および図2は、ブレーキペダルに適用
したペダル支持構造を示したものである。図1および図
2において、自動車の運転席には、ダッシュパネル1が
設けられており、エンジンルーム2と車室内3とを仕切
っている。このダッシュパネル1と、ペダルブラケット
ハンガ4には、ペダルブラケット5がボルト等を介して
取り付けられており、このペダルブラケット5の両側壁
5aには、車幅方向のペダルボス6が装着されている。
このペダルボス6の一端部には、ブレーキペダル7のペ
ダルアーム8の上端部が支持されており、このペダルア
ーム8は、上端部の取り付け位置に対して、踏面7aが
ペダルブラケット5の車幅方向の中心位置に位置するよ
うに湾曲させて形成されている。
【0011】上記ペダルボス6の他端部には、マスター
シリンダ9のオペレーションロッド10を作動するオペ
レーションロッド接続アーム11が装着されている。マ
スターシリンダ9は、ダッシュパネル1のエンジンルー
ム2側に配設されており、このマスターシリンダ9のオ
ペレーションロッド10の後端部がオペレーションロッ
ド接続アーム11の一端部に軸支されている。オペレー
ションロッド接続アーム11は、ペダルボス6の回動動
作をオペレーションロッド10を介してマスターシリン
ダ9に伝達するもので、所定の長さに形成され、オペレ
ーションロッド接続アーム11の他端部をペダルボス6
に連結している。
【0012】また、ペダルボス6におけるペダルアーム
8とオペレーションロッド接続アーム11の中間位置に
は、車体前方に向けて延出した第3のアーム部材12が
設けられており、この第3のアーム部材12とダッシュ
パネル1との間には、一定の間隙λが設けられている。
【0013】上記ペダルアーム8が設けられたペダルブ
ラケット5の後方には、ステアリングコラム13を支持
するステアリングサポートメンバ14が設けられてい
る。
【0014】上記のようなペダル支持構造で、車体前方
からの衝撃荷重が加わった場合について、図3および図
4にしたがって説明する。
【0015】車体前方からの衝撃荷重が加わって、ダッ
シュパネル1が車体後方に移動したような場合、ダッシ
ュパネル1とともにペダルブラケット5が車体後方に移
動し、ペダルアーム8も同様に車体後方に移動する。そ
して、この後方への移動量がある程度大きくなると、図
3および図4に示すようにペダルアーム8がステアリン
グサポートメンバ14にX点で接触し、あるいは他のメ
ンバ類に当たり、後方への移動が停止される。この後さ
らに、ダッシュパネル1が車体後方に移動すると、ペダ
ルブラケット5が変形しながら、第3のアーム部材12
を支点としてオペレーションロッド接続アーム11がダ
ッシュパネル1の変位量に対してさらに後方に変位する
(変位A)。しかしながら、オペレーションロッド接続
アーム11は、ダッシュパネル1に取り付けられたマス
ターシリンダ9のオペレーションロッド10にY点で接
続されているため、Y点を中心とした回転変位となる
(回転変位A′)。
【0016】第3のアーム部材12の回転変位によりペ
ダルボス6によって剛に接続されているペダルアーム8
にも回転変位が発生する(回転変位A″)。
【0017】こうして、ペダルアーム8は、ダッシュパ
ネル1の後方変位量に対し、変位B+回転変位A″の車
両前方向の変位を発生することとなる。(変位B:ペダ
ルブラケット5の変形によるペダルアーム8のダッシュ
パネル1に対する相対変位量)
【0018】このように上記実施の形態によれば、ペダ
ルボス6の一端部に、ブレーキペダル7のペダルアーム
8の上端部を支持し、ペダルボス6の他端部に、マスタ
ーシリンダ9のオペレーションロッド10を作動するオ
ペレーションロッド接続アーム11を装着したので、ペ
ダルアーム8とオペレーションロッド接続アーム11が
距離を置いて配置されることから、ブレーキペダル7の
ペダルアーム8だけを効果的に車両前方へ変位させるこ
とができる。また、ペダルアーム8とオペレーションロ
ッド接続アーム11との間に第3のアーム部材12を配
置したので、ペダルアーム8の後退量を低減させる方向
の回転変位を発生させることができる。
【0019】なお、本発明は、上記実施の形態のみに限
定されるものではなく、例えば、上記実施の形態では、
ペダルアーム8がステアリングサポートメンバ14にX
点で接触した場合について説明したが、ステアリングコ
ラム13、電動パワーステアリングのモータあるいは他
のメンバ類に当たって、後方への移動が停止される場合
も同様の作用となる。その他、本発明の要旨を変更しな
い範囲内で適宜変更して実施し得ることは言うまでもな
い。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるペダル
支持構造によれば次のような効果を奏することができ
る。請求項1において、ペダルブラケットにペダルアー
ムの上端を軸支し、該ペダルアームの回動操作をオペレ
ーションロッドに伝達するペダル支持構造において、上
記ペダルブラケットの車幅方向に装着されたペダルボス
の一端部にペダルアームを支持し、該ペダルボスの他端
部に、上記オペレーションロッドに連結されるオペレー
ションロッド接続アームの一端部を接続し、上記ペダル
アームの支持部とオペレーションロッド接続アームの連
結部との間に支点となる第3のアーム部材を車体前方に
向けて延設したので、ペダルアームだけを効果的に車両
前方へ変位させることができる。また、ペダルアームと
オペレーションロッド接続アームとの間に第3のアーム
部材を配置したので、ペダルアームの後退量を低減させ
る方向の回転変位を発生させることができる。請求項2
において、ダッシュパネルに装着されたマスターシリン
ダを作動させるオペレーションロッドの後端をオペレー
ションロッド接続アームの一端部に連結し、該オペレー
ションロッド接続アームの他端部を上記ペダルボスに連
結したので、ペダルアームの回転移動をスムーズに行う
ことができる。請求項3において、上記第3のアーム部
材の先端部と上記ダッシュパネルとの間に、通常時に
は、一定の間隙を設けたので、ダッシュパネルの後方移
動時のみに作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるペダル支持構造の実施の形態を示
す平面図である。
【図2】本発明によるペダル支持構造の実施の形態を示
す側面図である。
【図3】本発明によるペダル支持構造の変形時の実施の
形態を示す平面図である。
【図4】本発明によるペダル支持構造の変形時の実施の
形態を示す側面図である。
【図5】従来のペダル支持構造を示す側面図である。
【図6】従来の変形時のペダル支持構造を示す側面図で
ある。
【図7】従来のペダル支持構造を示す側面図である。
【図8】従来の変形時のペダル支持構造を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1 ダッシュパネル 2 エンジンルーム 3 車室内 4 ペダルブラケットハンガ 5 ペダルブラケット 6 ペダルボス 7 ブレーキペダル 8 ペダルアーム 9 マスターシリンダ 10 オペレーションロッド 11 オペレーションロッド接続アーム 12 第3のアーム部材 13 ステアリングコラム 14 ステアリングサポートメンバ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペダルブラケットにペダルアームの上端
    を軸支し、該ペダルアームの回動操作をオペレーション
    ロッドに伝達するペダル支持構造において、上記ペダル
    ブラケットの車幅方向に装着されたペダルボスの一端部
    にペダルアームを支持し、該ペダルボスの他端部に、上
    記オペレーションロッドに連結されるオペレーションロ
    ッド接続アームの一端部を接続し、上記ペダルアームの
    支持部とオペレーションロッド接続アームの連結部との
    間に支点となる第3のアーム部材を車体前方に向けて延
    設したことを特徴とするペダル支持構造。
  2. 【請求項2】 ダッシュパネルに装着されたマスターシ
    リンダを作動させるオペレーションロッドの後端をオペ
    レーションロッド接続アームの一端部に連結し、該オペ
    レーションロッド接続アームの他端部を上記ペダルボス
    に連結したことを特徴とする請求項1に記載のペダル支
    持構造。
  3. 【請求項3】 上記第3のアーム部材の先端部と上記ダ
    ッシュパネルとの間に、通常時には、一定の間隙を設け
    たことを特徴とする請求項2に記載のペダル支持構造。
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