JP3128582B2 - キャブティルト機構におけるキャブとシャシの結合構造 - Google Patents
キャブティルト機構におけるキャブとシャシの結合構造Info
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- JP3128582B2 JP3128582B2 JP06202051A JP20205194A JP3128582B2 JP 3128582 B2 JP3128582 B2 JP 3128582B2 JP 06202051 A JP06202051 A JP 06202051A JP 20205194 A JP20205194 A JP 20205194A JP 3128582 B2 JP3128582 B2 JP 3128582B2
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- bolts
- hinge bracket
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、キャブの離脱を防止す
るようにした、キャブティルト機構におけるキャブとシ
ャシの結合構造に関するものである。
るようにした、キャブティルト機構におけるキャブとシ
ャシの結合構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】キャブティルトを行うキャブはキャブヒ
ンジブラケットを介してシャシに結合されており、斯か
るキャブティルト機構におけるキャブとシャシの結合構
造の例は、図２に示されている。
ンジブラケットを介してシャシに結合されており、斯か
るキャブティルト機構におけるキャブとシャシの結合構
造の例は、図２に示されている。
【０００３】而して、図２は油圧シリンダによりキャブ
ティルトを行うようにした例で、図中、１はシャシ、２
はシャシ１の前端側面近傍にシャシ１の幅方向へ延びる
４本のボルト３を介して固定された鋳物製のキャブヒン
ジブラケット、４はキャブヒンジブラケット２の上端に
シャシ１の幅方向へ延びるよう取付けた軸であり、該軸
４には、ティルト可能にキャブ５が支持されている。
ティルトを行うようにした例で、図中、１はシャシ、２
はシャシ１の前端側面近傍にシャシ１の幅方向へ延びる
４本のボルト３を介して固定された鋳物製のキャブヒン
ジブラケット、４はキャブヒンジブラケット２の上端に
シャシ１の幅方向へ延びるよう取付けた軸であり、該軸
４には、ティルト可能にキャブ５が支持されている。
【０００４】又、６は軸４に取付けられて後方へ向け略
水平に延びるレバー、７はレバー６の長手方向略中央部
に軸４と平行な軸８を介して取付けられたティルトヒン
ジブラケット、９はシャシ１の側面に取付けられたブラ
ケット、１０は下端をブラケット９に軸１１を介して連
結され且つピストンロッド１２先端を軸１３を介してテ
ィルトヒンジブラケット７の軸８よりも後方位置に連結
された油圧シリンダ、１４は下端を軸４に連結され上端
を軸１５を介してティルトヒンジブラケット７の軸８よ
りも前方位置に連結されたショックアブゾーバ、１６は
ショックアブゾーバ１４の近傍に位置するよう、レバー
６の上面とティルトヒンジブラケット７下面との間に配
置されたエアサスペンションである。
水平に延びるレバー、７はレバー６の長手方向略中央部
に軸４と平行な軸８を介して取付けられたティルトヒン
ジブラケット、９はシャシ１の側面に取付けられたブラ
ケット、１０は下端をブラケット９に軸１１を介して連
結され且つピストンロッド１２先端を軸１３を介してテ
ィルトヒンジブラケット７の軸８よりも後方位置に連結
された油圧シリンダ、１４は下端を軸４に連結され上端
を軸１５を介してティルトヒンジブラケット７の軸８よ
りも前方位置に連結されたショックアブゾーバ、１６は
ショックアブゾーバ１４の近傍に位置するよう、レバー
６の上面とティルトヒンジブラケット７下面との間に配
置されたエアサスペンションである。
【０００５】本例においてキャブ５をティルトする場合
には、図示してないキャブロック解除レバーを操作した
後油圧シリンダ１０を作動する。そうするとティルトヒ
ンジブラケット７及びレバー６を介し軸４を中心として
キャブ５が前方へティルトされる。
には、図示してないキャブロック解除レバーを操作した
後油圧シリンダ１０を作動する。そうするとティルトヒ
ンジブラケット７及びレバー６を介し軸４を中心として
キャブ５が前方へティルトされる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】図２に示すキャブティ
ルト機構におけるキャブとシャシの結合構造において
は、車両の衝突により全てのボルト３が同時に破断、切
損してキャブ５がシャシ１から離脱する虞れがあり、又
ボルト３の車両前後方向の間隔が狭いため、例え、１本
のボルトが破断、切損せずに残っても、キャブ５が後方
へ移動できる量は限られており、残っていたボルトもす
ぐに破断、切損してしまうという問題がある。
ルト機構におけるキャブとシャシの結合構造において
は、車両の衝突により全てのボルト３が同時に破断、切
損してキャブ５がシャシ１から離脱する虞れがあり、又
ボルト３の車両前後方向の間隔が狭いため、例え、１本
のボルトが破断、切損せずに残っても、キャブ５が後方
へ移動できる量は限られており、残っていたボルトもす
ぐに破断、切損してしまうという問題がある。
【０００７】本発明は上述の実情に鑑み、車両が衝突し
てもキャブヒンジブラケットを固定しているボルトのう
ち、特定のボルトが破断、切損しないようにすることを
目的としてなしたものである。
てもキャブヒンジブラケットを固定しているボルトのう
ち、特定のボルトが破断、切損しないようにすることを
目的としてなしたものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の手段では、シャシに幅方向へ延びる複数の
ボルトを介してキャブヒンジブラケットを取付け、該キ
ャブヒンジブラケットにティルト可能にキャブを支持さ
せたキャブティルト機構において、前記ボルトのうち所
定のボルトを他のボルトよりも大径にすると共に該大径
のボルトを他のボルトよりも車両後方へ位置させ、車両
の衝突により前記大径のボルト以外のボルトが破断、折
損した際に、キャブは大径のボルトを基準として後方へ
移動し得るよう構成したものである。
に、本発明の手段では、シャシに幅方向へ延びる複数の
ボルトを介してキャブヒンジブラケットを取付け、該キ
ャブヒンジブラケットにティルト可能にキャブを支持さ
せたキャブティルト機構において、前記ボルトのうち所
定のボルトを他のボルトよりも大径にすると共に該大径
のボルトを他のボルトよりも車両後方へ位置させ、車両
の衝突により前記大径のボルト以外のボルトが破断、折
損した際に、キャブは大径のボルトを基準として後方へ
移動し得るよう構成したものである。
【０００９】本発明の手段では、車両が衝突してキャブ
ヒンジブラケットを固定している大径のボルト以外の他
のボルトが破断、切損しても、大径のボルトは破断、切
損しないため、キャブヒンジブラケットは大径のボルト
を支点として車両後方へ回動し、その結果、キャブはキ
ャブヒンジブラケットと共に車両後方へ移動するだけで
キャブはシャシから離脱することはない。
ヒンジブラケットを固定している大径のボルト以外の他
のボルトが破断、切損しても、大径のボルトは破断、切
損しないため、キャブヒンジブラケットは大径のボルト
を支点として車両後方へ回動し、その結果、キャブはキ
ャブヒンジブラケットと共に車両後方へ移動するだけで
キャブはシャシから離脱することはない。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつ
つ説明する。
つ説明する。
【００１１】図１は本発明の一実施例で、本実施例にお
いては、図２のキャブヒンジブラケット２を固定する４
本のボルト３のうちシャシ１の車両後方側に位置するボ
ルト３を他のボルト３よりも大径のボルト１７とし、且
つ大径にしたボルト１７を他のボルト３よりもシャシ１
の車両後方に位置させ、後方位置においてボルト１７に
よりキャブヒンジブラケット２ａをシャシ１に対し固定
するようにしている。
いては、図２のキャブヒンジブラケット２を固定する４
本のボルト３のうちシャシ１の車両後方側に位置するボ
ルト３を他のボルト３よりも大径のボルト１７とし、且
つ大径にしたボルト１７を他のボルト３よりもシャシ１
の車両後方に位置させ、後方位置においてボルト１７に
よりキャブヒンジブラケット２ａをシャシ１に対し固定
するようにしている。
【００１２】車両の衝突によりキャブ５に衝撃力が作用
しても、従来に比較してボルト３，１７に作用する力は
ｌ１／ｌ２だけ小さくなるうえ、ボルト１７はボルト３
よりも大径であるため、ボルト１７に生じる応力も減少
する（ここで、ｌ１はボルト３，３間の水平距離、ｌ２
はボルト３，１７間の水平距離である。）。
しても、従来に比較してボルト３，１７に作用する力は
ｌ１／ｌ２だけ小さくなるうえ、ボルト１７はボルト３
よりも大径であるため、ボルト１７に生じる応力も減少
する（ここで、ｌ１はボルト３，３間の水平距離、ｌ２
はボルト３，１７間の水平距離である。）。
【００１３】従って、車両の衝突によりボルト３が破
断、切損してもボルト１７は破断、切損せず、このた
め、キャブ５が後方へ移動すると、キャブヒンジブラケ
ット２ａはボルト１７を中心として図１の後方（時計方
向）へ回動する。このため、シャシ１とキャブ５の連結
はキャブヒンジブラケット２ａにより維持され、キャブ
５がシャシ１から離脱するのを防止することができる。
すなわち、本実施例では、キャブ５が水平距離ｌだけ変
形しても、連結を維持することができる。
断、切損してもボルト１７は破断、切損せず、このた
め、キャブ５が後方へ移動すると、キャブヒンジブラケ
ット２ａはボルト１７を中心として図１の後方（時計方
向）へ回動する。このため、シャシ１とキャブ５の連結
はキャブヒンジブラケット２ａにより維持され、キャブ
５がシャシ１から離脱するのを防止することができる。
すなわち、本実施例では、キャブ５が水平距離ｌだけ変
形しても、連結を維持することができる。
【００１４】なお、本発明は上述の実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変
更を加え得ることは勿論である。
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変
更を加え得ることは勿論である。
【００１５】
【発明の効果】本発明のキャブティルト機構におけるキ
ャブとシャシの結合構造においては、キャブヒンジブラ
ケットを固定している大径のボルトは他のボルトが破
断、切損しても破断、切損しないため、キャブのシャシ
フレームからの離脱を防止することができるという優れ
た効果を奏し得る。
ャブとシャシの結合構造においては、キャブヒンジブラ
ケットを固定している大径のボルトは他のボルトが破
断、切損しても破断、切損しないため、キャブのシャシ
フレームからの離脱を防止することができるという優れ
た効果を奏し得る。
【図１】本発明のキャブティルト機構におけるキャブと
シャシの結合構造の一実施例の側面図である。
シャシの結合構造の一実施例の側面図である。
【図２】従来のキャブティルト機構におけるキャブとシ
ャシの結合構造の一例の側面図である。
ャシの結合構造の一例の側面図である。
１ シャシ ２ａ キャブヒンジブラケット ３ ボルト ５ キャブ １７ ボルト
Claims (1)
- 【請求項１】 シャシに幅方向へ延びる複数のボルトを
介してキャブヒンジブラケットを取付け、該キャブヒン
ジブラケットにティルト可能にキャブを支持させたキャ
ブティルト機構において、前記ボルトのうち所定のボル
トを他のボルトよりも大径にすると共に該大径のボルト
を他のボルトよりも車両後方へ位置させ、車両の衝突に
より前記大径のボルト以外のボルトが破断、折損した際
に、キャブは大径のボルトを基準として後方へ移動し得
るよう構成したことを特徴とするキャブティルト機構に
おけるキャブとシャシの結合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06202051A JP3128582B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | キャブティルト機構におけるキャブとシャシの結合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06202051A JP3128582B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | キャブティルト機構におけるキャブとシャシの結合構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0858633A JPH0858633A (ja) | 1996-03-05 |
| JP3128582B2 true JP3128582B2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=16451130
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06202051A Expired - Fee Related JP3128582B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | キャブティルト機構におけるキャブとシャシの結合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3128582B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6646679B2 (en) | 1991-11-22 | 2003-11-11 | Minolta Co., Ltd. | Still image reproducing apparatus saving time for still image reproduction |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3809954B2 (ja) | 2002-10-23 | 2006-08-16 | 株式会社小松製作所 | チルトフロアを備えた作業車両 |
| CN103079941B (zh) * | 2011-07-28 | 2018-03-13 | 马欣德拉纳维斯塔尔汽车有限公司 | 用于四点悬置式卡车驾驶室的可折叠型安全撑杆机构 |
| CN103287499B (zh) * | 2012-02-29 | 2016-02-03 | 比亚迪股份有限公司 | 一种副车架与车身的连接装置及应用其的汽车 |
-
1994
- 1994-08-26 JP JP06202051A patent/JP3128582B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6646679B2 (en) | 1991-11-22 | 2003-11-11 | Minolta Co., Ltd. | Still image reproducing apparatus saving time for still image reproduction |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0858633A (ja) | 1996-03-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |