JP2003001792A - シームレスベルト内表面へのパターン形成方法およびパターン形成装置 - Google Patents

シームレスベルト内表面へのパターン形成方法およびパターン形成装置

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JP2003001792A
JP2003001792A JP2001191737A JP2001191737A JP2003001792A JP 2003001792 A JP2003001792 A JP 2003001792A JP 2001191737 A JP2001191737 A JP 2001191737A JP 2001191737 A JP2001191737 A JP 2001191737A JP 2003001792 A JP2003001792 A JP 2003001792A
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stripe
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JP2001191737A
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Atsushi Ochi
淳 越智
Yasuhiko Kondo
康彦 近藤
Jun Nishibayashi
純 西林
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輪状かつシームレスであるベルト10の内表
面13に微細でかつ高精度のストライプ状インキパター
ンを印刷形成する方法と、当該インキパターンを形成す
る装置とを提供する。 【解決手段】 本発明に係るパターンの形成方法は、ベ
ルト10を定盤41上に固定してその内表面13に一定
のパターン形成領域を確保した後、(I) 当該領域内にパ
ターン形成体(円筒状ブランケット30)を当接して、
パターンの方向とベルトの軸の方向yとが平行なストラ
イプ状のインキパターンを印刷形成し、次いで(II)定盤
41上に新たなパターン形成領域が現れるまでベルト1
0を回旋移動させて、当該新たな領域に対して上記(I)
の転写操作を行うことを特徴とする。ベルト10は駆動
ローラ22によって回旋移動される。円筒状ブランケッ
ト30は、移動手段(架台)によって回転自在に保持さ
れており、ベルト10のなす空間内への移動と、ベルト
内表面13との接触・離間とが制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真画
像形成装置に用いられる中間転写ベルトの内表面の導電
性パターンを形成する方法として好適な、シームレスベ
ルト内面へのパターン形成方法と、当該パターン形成方
法に適したパターン形成装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】静電式複写機、レーザビームプリンタ、
ファクシミリ等の、電子写真技術による画像形成装置に
おいては、近年、形成画像のフルカラー化が広く検討さ
れている。また、電子写真技術の進歩により、形成画像
の高品質化や画像形成の高速化がより一層、強く求めら
れている。電子写真画像形成装置によるフルカラー画像
の形成は、例えば下記(A) ,(B)に示す方法によって達
成される。
【0003】(A) シアン(C)、マゼンダ(M)および
イエロー(Y)の3つまたはこれにブラック(BK)を
加えた4つの色に対応した現像装置90によってそれぞ
れの像担持体(感光体ドラム)91表面に単色のトナー
画像(図示せず)を形成し、さらにこの単色のトナー画
像を順次、中間転写ベルト10に転写して、中間転写ベ
ルト10の表面にフルカラーのトナー像(図示せず)を
形成した後、これを転写材92に転写、定着させる(図
10参照)。
【0004】(B) 現像装置90によって像担持体91表
面に形成された単色のトナー像を中間転写ベルト10の
表面に転写し、この操作を各色のトナー像について繰り
返すことによって中間転写ベルト10の表面にフルカラ
ーのトナー像を形成した後、これを転写材92に転写、
定着させる(図11参照)。この電子写真画像形成装置
におけるフルカラー画像の形成において、像担持体91
から転写材92へのトナー像の受け渡しは、中間転写ベ
ルト10に電界を与えることによって行われる。すなわ
ち、像担持体91から中間転写ベルト10へのトナー像
の転写は、中間転写ベルト10への一次転写ローラ93
の接触によって達成され、中間転写ベルト10から転写
材92へのトナー像の転写は、二次転写ローラ94との
接触等によって達成される。従って、中間転写ベルト1
0は、トナー像の受け渡しを行う上で極めて重要な部材
である。
【0005】中間転写ベルト10は、抵抗が厳密に制御
された電気抵抗体からなるものであって、その表面の帯
電状態はトナーの転写の良否を大きく左右するものであ
る。例えば、高品質の画像を形成する目的で粒径の小さ
なトナーを用いた場合、高速の画像形成を実現する目的
でトナーの転写効率を向上させる場合、あるいはフルカ
ラー印刷のように複数色のトナー像を中間転写ベルト上
に重ねて形成する場合には、中間転写ベルト10に印加
される転写電界の強度を上げて、その表面の帯電状態を
調節する必要がある。
【0006】しかしながら、一次転写ローラ93や二次
転写ローラ94からの転写電界が大きくなると、転写電
流が中間転写ベルト10の表面に沿って移動し易くな
り、その結果、図12に示すように、転写部分(ニップ
部)95の周辺でトナー96が散らばって転写される、
いわゆるブラー現象を生じるおそれがある。ブラー現象
の発生は、画像の太り、にじみ、トナーの飛散といった
画像乱れの発生を招き、形成画像の品質を著しく低下さ
せる原因となるものであることから、これを防止するこ
とが求められている。
【0007】また、長期間に亘って高強度の転写電界を
印加し続けると、転写ローラの径が細くなったり、中間
転写ベルト10との接触圧が部分的に弱くなったりする
おそれがあり、転写効率の著しい低下を招くという問題
もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の課題を解決する
ための中間転写ベルトとして、特開平5−119638
号公報には、電気抵抗体により形成された輪状のベルト
が開示されている。このベルトは導電体からなるもので
あって、その内表面(裏側)には、像担持体(感光体ド
ラム)や二次転写ローラとの接触部に平行で、かつ互い
に接触しない程度に隙間を有する多数の細長いパターン
(導電性パターン)が、ベルトに密着した状態で並設さ
れている。
【0009】この公報に開示の中間転写ベルトによれ
ば、当該ベルトの内表面(裏側)に前記導電体からなる
パターンを有する部分と一次転写ローラや二次転写ロー
ラとが接触することによって、像担持体や二次転写ロー
ラとの接触部(転写部)には、ベルトの幅方向に均一な
電界が形成される。一方、ベルトの内表面(裏側)に前
記導電体からなるパターンを有しない部分では、その部
分の電気抵抗が高いことから、ベルト表面に加えられた
電荷がベルトの表面に沿って(ベルトの周方向に)移動
する現象を抑制することができ、ブラー現象等に伴う画
像乱れの発生が防止される。
【0010】しかしながら、上記中間転写ベルトは、像
担持体91や転写材92との接触時に段差によってブレ
を生じたりすることがないように、継ぎ目のない(シー
ムレス)ベルトであることが望まれている。それゆえ、
あらかじめ輪状でかつシームレス状に成形されたベルト
の内表面に、直接に導電性パターンを形成する必要があ
るが、輪状かつシームレスであるベルトの内表面に均一
なピッチで、しかも微細かつ高精度のストライプパター
ンを形成するのは困難であった。
【0011】上記公報において、ベルトの内表面に導電
体のパターンを形成する方法としては、例えば電気抵抗
体の内表面にアルミニウムを蒸着した後、所望の導電体
のパターン部分以外をエッチングにより除去する方法
や、導電性ペーストを電気抵抗体にスクリーン印刷する
ことによって形成する方法が開示されている。しかし、
かかる方法のうち、前者のアルミニウムの蒸着膜をエッ
チングする方法では、蒸着処理やエッチング処理の工程
が複雑でコストもかかる上、エッチングによって除去さ
れる蒸着膜の量が多いために材料のコストや処理液のコ
ストも高くなるという問題がある。一方、後者のスクリ
ーン印刷を用いる方法では、導電体のパターンを極めて
微細なパターンとして、しかもばらつきを生じさせるこ
となく形成するのに具体的にどのような方法が採用され
るのかについて、何らの記載もなされていない。しか
も、従来公知のスクリーン印刷方法を単に適用するだけ
では、かかる技術的課題を解決することが困難であっ
て、中間転写ベルト上に形成されるトナー像に対して、
高い印刷精度、とりわけ高い解像度を要求することがで
きないという問題がある。
【0012】そこで、本発明の目的は、輪状でかつシー
ムレスであるベルトの内表面に微細でかつ高精度のスト
ライプパターンを印刷形成する方法と、当該ストライプ
パターンを印刷形成する装置とを提供することである。
また、本発明の他の目的は、転写電流が表面に沿って移
動するのを防止する手段を備え、かつ解像度に優れたト
ナー像の転写を実現することができる中間転写ベルトの
製造方法と、当該中間転写ベルトの製造装置とを提供す
ることである。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結
果、輪状かつシームレスであるベルトの内表面へのパタ
ーンの形成に従来公知の印刷方法を採用した場合であっ
ても、パターン形成工程時におけるブランケット、印刷
用パッド等のパターン形成体の処理動作と、シームレス
ベルトを移動させる処理動作とを適宜連動させることに
よって、シームレスベルトの内表面にストライプパター
ン等の繰返しパターンを均等にかつ極めて高い精度でも
って印刷形成することができるという全く新たな事実を
見出し、本発明を完成するに至った。
【0014】すなわち、本発明に係るシームレスベルト
内表面へのパターン形成方法は、輪状かつシームレスで
あるベルトを定盤上に固定して、当該ベルトの内表面に
一定のパターン形成領域を確保した後、(I) 当該パター
ン形成領域内にパターン形成体を当接して、(i) 当該ベ
ルトの軸の方向に伸びるパターン部を一定間隔で並設し
てなるストライプ状のインキパターン、または(ii)前記
ベルトの軸の方向に伸びるパターン本体部と、当該軸の
方向における少なくとも一方の端部において当該パター
ン本体部に連接しかつ当該パターン本体部に対して70
°以下の角度に折れ曲がった状態で配置される斜設パタ
ーン部と、を一定間隔で並設してなるストライプ状のイ
ンキパターンを印刷形成し、次いで、(II)前記ベルトを
その周方向に回旋移動させて、前記定盤上にて新たなパ
ターン形成領域を確保し、当該新たなパターン形成領域
に対して上記(I) の転写操作を行い、さらに、前記ベル
トの内表面全体に前記インキ像が形成されるまで上記(I
I)の操作を繰り返し行うことを特徴とする。
【0015】上記本発明に係るシームレスベルト内表面
へのパターン形成方法によれば、ベルトを輪状に成形し
た状態で、その裏面に均等なストライプパターンを形成
することができることから、従来のように、ベルトの表
面にストライプパターンを形成した上でこれを輪状に成
形する必要がない。従って、輪状でかつシームレスであ
りながら、裏面に高精度でかつ均等なストライプパター
ンを備えるベルトを提供することができる。
【0016】本発明において、「ストライプ状のインキ
パターン」とは、例えば図8(a) に示すように、ベルト
の軸の方向(すなわち、ベルトの周方向と直交する方
向)に伸びるパターン部12’を繰り返し配列してなる
インキパターン12であるほか、図8(b),(c) に示すよ
うに、インキパターン12の端部(一方または両方の端
部)において折れ曲がり部分(斜設パターン部17)を
有するパターンが挙げられる。図8(b),(c) に示す場合
においても、インキパターン12の主たる部分は、ベル
トの軸の方向に伸びる直線部分(パターン本体部16)
である。
【0017】図8(b) および(c) に示す導電性パターン
12のように、パターン15’に折れ曲がり部分を設け
る理由は、次の通りである。感光体ドラム(像担持体)
91から中間転写ベルト10にトナー96を転写させる
場合には、例えば図9に示すように、感光体ドラム91
とは逆の方向から、転写ローラ93を使用することによ
って電荷が供給される。この際、転写ローラ93からだ
けでなく、中間転写ベルト10の裏面に設けられる導電
性パターン12からも電荷を供給すれば、トナーの転写
効率をより一層向上させることができる。しかしなが
ら、導電性パターン12が形成されている部分は、通
常、転写ローラ93(もしくはそのシャフト93’、ま
たは感光体ドラム91)によって覆われているため、直
接に電荷を供給することは困難である。
【0018】これに対し、中間転写ベルト10の端部に
おいて斜めに伸びる導電性パターン(斜設パターン部1
7)を設けた場合には、当該斜設パターン部17にブラ
シ97等から電荷を与えることができる。従って、感光
体ドラム91と接触している部分の導電性パターン(パ
ターン本体部16)にも、直接に電荷を与えることがで
き、トナーの転写効率を上昇させることができる。な
お、中間転写ベルト10の幅Wと、感光体ドラム91、
転写ローラ93および被印刷体である印刷用紙(図示せ
ず)等の幅とは、通常同一ではなく、一般に、被印刷物
である印刷用紙の幅Wp よりもパターン本体部16の幅
16が長く、さらにその幅よりも中間転写ベルトWの幅
が長い。一般的な印刷の場合、中間転写ベルト10の幅
Wと印刷用紙との幅Wp とには50mm程度の差がある
ことから、中間転写ベルト10のそれぞれの端部で20
mm程度ずつ斜設パターン17を設ける余裕が生じるこ
ととなる。
【0019】本発明のシームレスベルト内表面へのパタ
ーン形成方法は、例えば電子写真画像形成装置に用いら
れる中間転写ベルトや、吸着搬送ベルト等のように、輪
状でかつ継ぎ目のないベルトであることと、その内表面
に微細でかつ均等な間隔のストライプ状のパターンが形
成されていること、が求められている場合に、特に好適
に使用することができる。本発明に係るシームレスベル
ト内表面へのパターン形成方法についての具体的態様
は、下記の(1) 〜(6) に示すとおりである。
【0020】(1) 前記シームレスベルト内表面へのパタ
ーン形成方法において、前記パターン形成体が円筒状の
ブランケットであって、前記(I) の、パターン形成領域
内へのストライプ状インキパターンの印刷形成が、前記
(i) または(ii)のストライプ状インキパターンに相当す
るインキ像を印刷版から前記ブランケットの表面に転写
した後、当該ブランケットを前記パターン形成領域内に
当接させることにより行われるものであり、前記印刷版
から前記ブランケットへのインキ像の転写が、前記印刷
版上のインキ像の方向または当該インキ像のうち前記(i
i)のパターン本体部に相当する部位の方向と、当該ブラ
ンケットの周方向とを一致させて行われるものであり、
かつ、前記ブランケットと前記ベルトの内表面との当接
が、当該ブランケットの回転進行方向と前記ベルトの軸
の方向とを一致させて行われるものであることを特徴と
する。
【0021】(2) 前記シームレスベルト内表面へのパタ
ーン形成方法において、前記パターン形成体が印刷用パ
ッドまたは平板状のブランケットであって、前記(I)
の、パターン形成領域内へのストライプ状インキパター
ンの印刷形成が、前記(i) または(ii)のストライプ状イ
ンキパターンに相当するインキ像を印刷版から前記パッ
ドまたはブランケットの表面に転写した後、当該パッド
またはブランケットを前記パターン形成領域内に当接さ
せることにより行われるものであり、かつ、前記パッド
またはブランケットと前記ベルトの内表面との当接が、
当該パッドまたはブランケット上のインキ像の方向また
は当該インキ像のうち前記(ii)のパターン本体部に対応
する部位の方向と、当該ベルトの軸の方向とを一致させ
て行われるものであることを特徴とする。
【0022】(3) 前記シームレスベルト内表面へのパタ
ーン形成方法において、前記パターン形成体が、前記
(i) または(ii)のストライプ状インキパターンに対応す
る画線部を備える円筒状のスクリーン版であって、当該
スクリーン版の画線部または当該画線部のうち前記(ii)
のパターン本体部に対応する部位が当該スクリーン版の
周方向に沿って設けられてなるものであり、かつ、前記
(I) の、パターン形成領域内へのストライプ状インキパ
ターンの印刷形成が、前記スクリーン版の回転進行方向
と当該ベルトの軸の方向とを一致させて、当該スクリー
ン版を前記パターン形成領域内に当接させるとともに、
当該スクリーン版の内部に配置されてなるスキージで前
記画線部からインキを押し出すことにより行われるもの
であることを特徴とする。
【0023】(4) 前記シームレスベルト内表面へのパタ
ーン形成方法において、前記パターン形成体が、前記
(i) または(ii)のストライプ状インキパターンに対応す
る画線部を備える平板状のスクリーン版であって、前記
(I) の、パターン形成領域内へのストライプ状インキパ
ターンの印刷形成が、前記スクリーン版を当該パターン
形成領域内に当接させるとともに、スキージで前記画線
部からインキを押し出すことにより行われるものであ
り、かつ、前記スクリーン版と前記ベルトの内表面との
当接が、当該スクリーン版の画線部の方向または当該画
線部のうち前記(ii)のパターン本体部に対応する部位の
方向と、前記ベルトの軸の方向とを一致させることによ
り行われるものであることを特徴とする。
【0024】(5) 前記シームレスベルト内表面へのパタ
ーン形成方法において、前記パターン形成体が、その表
面に前記(i) または(ii)のストライプ状インキパターン
に対応する画線部を備える円筒状の印刷版であって、当
該印刷版の画線部または当該画線部のうち前記(ii)のパ
ターン本体部に対応する部位が当該印刷版の周方向に沿
って設けられてなるものであり、かつ、前記(I) の、パ
ターン形成領域内へのストライプ状インキパターンの印
刷形成が、前記印刷版の回転進行方向と当該ベルトの軸
の方向とを一致させて、当該印刷版を前記パターン形成
領域内に当接させることにより行われるものであること
を特徴とする。
【0025】(6) 前記シームレスベルト内表面へのパタ
ーン形成方法において、前記パターン形成体が、その表
面に前記(i) または(ii)のストライプ状インキパターン
に対応する画線部を備える平板状の印刷版であって、前
記(I) の、パターン形成領域内へのストライプ状インキ
パターンの印刷形成が、前記印刷版の画線部にインキを
配した後、当該印刷版を当該ベルト内表面のパターン形
成領域内に当接させて行われるものであり、かつ、前記
印刷版と前記ベルトの内表面との当接が、当該印刷版の
画線部の方向または当該画線部のうち前記(ii)のパター
ン本体部に対応する部位の方向と、前記ベルトの軸の方
向とを一致させて行われるものであることを特徴とす
る。
【0026】上記本発明のシームレスベルト内表面への
パターン形成方法を、電子写真画像形成装置に用いられ
る中間転写ベルトの製造に適用する場合には、前記ベル
トの体積抵抗率が107 〜1015Ω・cmであり、か
つ、前記インキパターンの体積抵抗率が10-5〜105
Ω・cmであるのが好ましい。ベルトの体積抵抗率とイ
ンキパターンの体積抵抗率とを上記範囲に設定すること
により、すなわちベルトを高抵抗体とし、インキパター
ンを導電性パターンとすることによって、ブラー現象等
の不具合を防止し、高画質の画像形成を実現し得る中間
転写ベルトを提供することができる。
【0027】本発明に係るシームレスベルト内表面への
パターン形成装置は、輪状かつシームレスであるベルト
を固定するための定盤および支持ローラと、前記ベルト
をその周方向に回旋移動させるためのベルト送りローラ
と、前記ベルトの内表面にインキパターンを形成するた
めのパターン形成体と、当該パターン形成体の移動手段
と、を備えており、前記支持ローラが、前記ベルトの内
表面に一定のパターン形成領域を確保した状態で当該ベ
ルトを前記定盤上に固定するものであり、前記移動手段
が、前記ベルトがなす空間内への前記パターン形成体の
移動と、前記パターン形成体と前記ベルトの内表面との
接触・離間と、を制御するものであり、前記ベルト送り
ローラが、前記パターン形成領域に形成される前記スト
ライプ状インキパターンのストライプの本数およびピッ
チに応じて、前記ベルトの移動量を制御するものであっ
て、かつ、前記ベルトの内表面に、(i) 当該ベルトの軸
の方向に伸びるパターン部を一定間隔で並設してなるス
トライプ状のインキパターン、または(ii)当該ベルトの
軸の方向に伸びるパターン本体部と、当該軸の方向にお
ける少なくとも一方の端部において当該パターン本体部
に連接しかつ当該パターン本体部に対し70°以下の角
度に折れ曲がった状態で配置される斜設パターン部と、
を一定間隔で並設してなるストライプ状のインキパター
ンを印刷形成するものであることを特徴とする。
【0028】上記本発明に係るシームレスベルト内表面
へのパターン形成装置によれば、ベルトを輪状に成形し
た状態で、その裏面に均等なストライプパターンを形成
することができることから、従来のように、ベルトの表
面にストライプパターンを形成した上でこれを輪状に成
形する必要がない。従って、輪状でかつシームレスであ
りながら、裏面に高精度でかつ均等なストライプパター
ンを備えるベルトを提供することができる。
【0029】本発明のシームレスベルト内表面へのパタ
ーン形成装置は、例えば電子写真画像形成装置に用いら
れる中間転写ベルトや、吸着搬送ベルト等のように、輪
状でかつ継ぎ目のないベルトであることと、その内表面
に微細でかつ均等な間隔のストライプ状のパターンが形
成されていること、が求められているシームレスベルト
の製造に、特に好適に使用することができる。本発明に
係るシームレスベルト内表面へのパターン形成装置につ
いての具体的態様は、下記の(1) 〜(8) に示すとおりで
ある。
【0030】(1) 前記シームレスベルト内表面へのパタ
ーン形成装置において、前記パターン形成体が円筒状の
ブランケットであって、前記パターン形成体の移動手段
が、当該ブランケットをその周方向に回転自在に保持す
る架台であり、かつ、当該架台が、(a) 前記(i) または
(ii)のストライプ状インキパターンに対応する画線部を
備える印刷版に対して、当該画線部の方向または当該画
線部のうち前記(ii)のパターン本体部に対応する部位の
方向と前記ブランケットの回転進行方向とを一致させつ
つ、当該ブランケットを当接して転動させる操作と、
(b) 当該ブランケットの回転進行方向と前記ベルトの軸
の方向とを一致させて、前記ベルト内表面のパターン形
成領域内に当接ブランケットを当接し、転動させる操作
と、をなすものであることを特徴とする。
【0031】(2) 前記シームレスベルト内表面へのパタ
ーン形成装置において、前記パターン形成体が印刷用パ
ッドまたは平板状のブランケットであって、前記パター
ン形成体の移動手段が当該パッドまたはブランケットを
保持する架台であり、かつ、当該架台が、(c) 前記(i)
または(ii)のストライプ状インキパターンに対応する画
線部を備える印刷版に対して、前記パッドまたはブラン
ケットの表面を当接させる操作、および(d) 当該パッド
またはブランケットの表面に形成されてなる前記(i) の
ストライプ状インキパターンに対応するインキ像の方向
もしくは前記(ii)のストライプ状インキパターンに対応
するインキ像のうち前記パターン本体部に対応する部位
の方向と、前記ベルトの軸の方向とを一致させて、当該
パッドまたはブランケットを前記ベルト内表面のパター
ン形成領域に当接させる操作をなすものであることを特
徴とする。
【0032】(3) 前記シームレスベルト内表面へのパタ
ーン形成装置において、前記パターン形成体が、前記
(i) または(ii)のストライプ状インキパターンに対応す
る画線部を備え、かつ当該画線部または当該画線部のう
ち前記(ii)のパターン本体部に対応する部位がその周方
向に沿って設けられてなる円筒状のスクリーン版であっ
て、前記パターン形成体の移動手段が当該スクリーン版
を回転自在に保持する架台であり、かつ、当該架台が、
前記スクリーン版の回転進行方向と前記ベルトの軸の方
向とを一致させて前記ベルト内表面のパターン形成領域
内に当該スクリーン版を当接し、これを転動させる操作
をなすものであることを特徴とする。
【0033】(4) 前記シームレスベルト内表面へのパタ
ーン形成装置において、前記パターン形成体が、前記
(i) または(ii)のストライプ状インキパターンに対応す
る画線部を備える平板状のスクリーン版であって、前記
パターン形成体の移動手段が当該スクリーン版を保持す
る架台であり、かつ、当該架台が、前記スクリーン版の
画線部の方向または当該画線部のうち前記(ii)のパター
ン本体部に対応する部位の方向と、前記ベルトの軸の方
向とを一致させて、当該スクリーン版を前記ベルト内表
面のパターン形成領域内に当接させる操作をなすもので
あることを特徴とする。
【0034】(5) 前記シームレスベルト内表面へのパタ
ーン形成装置において、前記パターン形成体が、その表
面に前記(i) または(ii)のストライプ状インキパターン
に対応する画線部を備え、かつ当該画線部または当該画
線部のうち前記(ii)のパターン本体部に対応する部位が
その周方向に沿って設けられてなる円筒状の印刷版であ
って、前記パターン形成体の移動手段が当該印刷版を回
転自在に保持する架台であり、かつ、当該架台が、前記
印刷版の回転進行方向と前記ベルトの軸の方向とを一致
させて前記ベルト内表面のパターン形成領域内に当該印
刷版を当接し、これを転動させる操作をなすものである
ことを特徴とする。
【0035】(6) 前記シームレスベルト内表面へのパタ
ーン形成装置において、前記パターン形成体が、その表
面に前記(i) または(ii)のストライプ状インキパターン
に対応する画線部を備える平板状の印刷版であって、前
記パターン形成体の移動手段が当該印刷版を保持する架
台であり、かつ、当該架台が、前記印刷版の画線部の方
向または当該画線部のうち前記(ii)のパターン本体部に
対応する部位の方向と、前記ベルトの軸の方向とを一致
させて、前記印刷版を前記ベルト内表面のパターン形成
領域内に当接させる操作をなすものであることを特徴と
する。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明に係るシームレスベルトの
内表面へのパターン形成方法およびパターン形成装置
は、使用するパターン形成体の形状や、インキパターン
を形成する際の印刷方式によって、前述の(1) 〜(6) に
示す態様(装置)に分類される。そこで、個々の態様・
装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。 〔円筒状ブランケットを用いたオフセット印刷によるパ
ターン形成およびパターン形成装置:前述の(1) に示す
態様・装置〕円筒状のブランケットを用いたオフセット
印刷によってシームレスベルトの内表面にパターンを形
成する場合の一実施形態を、図1および図2に示す。
【0037】図1および図2に示す実施形態において、
輪状かつシームレスであるベルト10の内表面13に対
するストライプ状インキパターンの形成は、円筒状のブ
ランケット(パターン形成体)30をベルト10がなす
空間の内部に配置してその内表面に当接させ、かつ当該
ブランケット30をベルト10の軸の方向(ベルト10
の周方向xと直交する方向)yに沿って転動させること
によって達成される。ベルト10の内表面13へのイン
キパターンの形成に先立って、円筒状ブランケット30
の表面には、印刷版40から、前記(i) または(ii)のス
トライプ状インキパターンに相当するインキ像15が転
写される。
【0038】ここで、前記ブランケット30の回転進行
方向(図1中に太い矢印で示す。)と、前記インキ像1
5または前記インキ像15のうち前記(ii)のパターン本
体部16に対応する部位(図8参照)の方向とは、平行
となるように設定される。図1中、符号mは、円筒状ブ
ランケット30の周方向および回転方向を示す。また、
前記回転進行方向は、前記ブランケット30の軸方向と
直交する方向である。図1および図2に示す実施形態に
おいて、パターン形成体としての円筒状ブランケット3
0には、オフセット印刷に用いられる従来公知の種々の
ブランケットを用いることができる。ブランケットは円
筒状のものであってもよく、平板状に作製されたブラン
ケットを円筒状のブランケット胴に巻き付けたものであ
ってもよい。
【0039】印刷版40は、その表面に前記(i) または
(ii)のストライプ状インキパターンに対応する画線部
(凹版の場合は凹部、凸版の場合は凸部)を有するもの
であるほかは、特に限定されるものではなく、従来公知
の種々の凹版、平版および凸版を用いることができる。
図1および図2に示す実施形態において、パターン形成
体としての円筒状ブランケット30は架台(移動手段)
42に回転自在に保持されており、当該架台42によっ
て、ベルト10がなす空間の内部と外部とにおける往復
移動(ストライプ状インキパターン12の方向または当
該パターンのうち前記(ii)のパターン本体部16に対応
する部位の方向aへの移動)と、ベルト10の内表面1
3との接触・離間のための上下移動(上下方向bへの移
動)とが制御されている。
【0040】ベルト10は、その内表面13側に配置さ
れる支持ローラ24によって定盤41上に固定されると
ともに、当該支持ローラ24によって張架され、押し拡
げられる。これにより、ベルト10の内部に、パターン
形成体(円筒状ブランケット30)によるインキパター
ン12の形成(印刷)操作に必要な空間が保持され、か
つ、ベルト10が定盤41と接触している部分における
その内表面13に一定のパターン形成領域が確保され
る。
【0041】この支持ローラ24は、ベルト10の内表
面13に形成されたインキパターン12と直接接触する
ことがないように、図1や、後述する図4および図5に
示すように、ベルト10の軸の方向y(ベルト10の周
方向xと直交する方向)における両端部分にのみ設ける
のが好ましい。また、ベルト10は、その外表面14に
当接させたベルト送りローラ(駆動ローラ)22の回転
によって(または、ベルト送りローラ22と、当該ベル
ト送りローラ22と対になるように配置されている支持
ローラ24との双方の回転によって)、当該ベルト10
の周方向xに回旋移動される。
【0042】図1および図2に示す実施形態において、
ベルトの内表面13へのストライプ状インキパターンの
形成は、例えば、次の1)〜5)に示す手順に従って行
われる。 1) 定盤41上に輪状かつシームレスであるベルト1
0を固定し、その内表面13側から支持ローラ24で張
架することによって、ベルト10の内部にパターン形成
体(この場合、円筒状ブランケット30)によるインキ
パターン12の印刷形成に必要な空間を保持するととも
に、ベルト10と定盤41との接触部分にて、ベルトの
内表面13に一定のパターン形成領域を確保する。
【0043】2) 印刷版40の、前記(i) または(ii)
のストライプ状インキパターンに対応する画線部(図示
せず)にインキを配した後、この印刷版40上に円筒状
ブランケット30を当接、転動させることによって、円
筒状ブランケット30の表面に前記インキパターンを転
移させる。なお、印刷版40が凹版である場合におい
て、当該凹版へのインキの供給は、例えば図2に示すよ
うなドクター34で凹版の凹部(図示せず)にインキを
かき入れることによって行えばよい。
【0044】3) 次いで、この円筒状ブランケット3
0を移動手段(架台)42によってベルト10がなす空
間内に配置し、前記パターン形成領域に当接させた状態
で転動させることによって、ベルトの内表面13にイン
キパターンを転写する。 4) インキパターンの転写後、円筒状ブランケット3
0をベルト10の内表面13より離間させてから、ベル
ト送りローラ22を回転させることによってベルト10
を回旋移動させて、新たなパターン形成領域を確保す
る。この際、ベルト10の移動量を、ベルトの内表面1
3に既に形成されたストライプパターンの本数やピッチ
に応じて設定することで、次の印刷操作において、新た
に形成するインキパターンを先に形成したインキパター
ンと同じピッチで形成することができる。
【0045】5) さらに、ベルト10の内表面13全
体にインキパターン12が形成されるまで、上記2)か
ら4)の工程を繰り返す。上記手順4)において、ベル
ト10の移動量は、インキパターンのピッチを均等なも
のとする上で、厳密に制御する必要がある。具体的に
は、ベルト10と円筒状ブランケット30との位置合わ
せにCCD等を用いたり、必要に応じて定盤41を微動
させたりすればよい。
【0046】前記(ii)のストライプ状インキパターンを
印刷形成する場合においては、必ずしも一の円筒状ブラ
ンケット(パターン形成体)にパターン本体部16と斜
設パターン17との両方に相当するインキ像が形成され
ていなくてもよく、パターン本体部16に相当するイン
キ像を備えるブランケットと、斜設パターン部17に相
当するインキ像を備えるブランケットとが、それぞれ別
のものであってもよい(図8参照)。パターン本体部1
6と斜設パターン部17との両方に対応する画線部を有
する印刷版を用いる場合には、一度の印刷でパターン本
体部16と斜設パターン部17との双方を印刷形成する
ことができる。パターン本体部16に対応する画線部を
有する印刷版と、斜設パターン部17に対応する画線部
を有する印刷版との、2以上の印刷版を用いる場合に
は、パターン本体部16と斜設パターン部17とを別々
に印刷形成することから、両者の接合部となる屈曲部1
8において厳密な位置合わせの精度が要求される。ベル
トと円筒状ブランケットとの位置合わせの方法は、これ
に限定されるものではないが、例えばCCD等を用いて
パターン等の位置を確認する方法が挙げられる。
【0047】〔パッド印刷または平板状ブランケットを
用いたオフセット印刷によるパターン形成およびパター
ン形成装置:前述の(2) に示す態様・装置〕パッド印刷
によってシームレスベルトの内表面にパターンを形成す
る場合の一実施形態を、図3に示す。図3に示す実施形
態において、輪状かつシームレスであるベルト10の内
表面13に対するストライプ状インキパターンの形成
は、印刷用パッド(パターン形成体)36をベルト10
がなす空間の内部に配置してその内表面13に当接させ
ることによって達成される。
【0048】ベルト10の内表面13へのインキパター
ンの形成に先立って、前記印刷用パッド36の表面に
は、印刷版40から、前記(i) または(ii)のストライプ
状インキパターンに相当するインキ像が転写される。ま
た、ベルト10の内表面13に印刷用パッド36を当接
させる際には、印刷版40から印刷用パッド36に転写
されたインキ像の方向または当該インキ像のうち前記(i
i)のパターン本体部16に対応する部位(図8参照)の
方向と、ベルト10の軸の方向(ベルト10の周方向x
と直交する方向)yとが平行となるように設定される。
【0049】図3に示す実施形態において、パターン形
成体としての印刷用パッド36には、パッド印刷に用い
られる従来公知の種々の印刷用パッドを用いることがで
きる。印刷版40については、前述の(1) に示す態様・
装置の場合と同様である。パターン形成体としての印刷
用パッド36は、図3に示すように、架台(移動手段)
42に保持されており、当該架台42によって、ベルト
10がなす空間の内部と外部とにおける往復移動(スト
ライプ状インキパターン12の方向または当該パターン
のうち前記(ii)のパターン本体部16に対応する部位の
方向aへの移動)と、ベルト10の内表面13との接触
・離間のための上下移動(上下方向bへの移動)とが制
御されている。
【0050】ベルト10は、前述の(1) に示す態様・装
置の場合と同様に、定盤41上に固定されるとともに、
印刷用パッド36によるインキパターンの印刷形成に必
要な空間が保持され、かつ、ベルト10が定盤41と接
触している部分におけるその内表面13に一定のパター
ン形成領域が確保される。また、ベルト10は、前述の
(1) に示す態様・装置の場合と同様に、ベルト送りロー
ラ(駆動ローラ)22等の回転によって、その周方向x
に回旋移動される。
【0051】図3に示す実施形態において、支持ローラ
24、ベルト送りローラ22および定盤41には、前述
の(1) に示す実施形態で使用したものと同様のものが挙
げられる。図3に示す実施形態において、ベルトの内表
面13へのストライプ状インキパターンの形成は、例え
ば、次の1)〜5)に示す手順に従って行われる。 1) 前述の(1) に示す態様の場合と同様にして、ベル
ト10を定盤41上に固定し、パターン形成体(印刷用
パッド36)によるインキパターンの印刷形成に必要な
空間を保持し、かつ一定のパターン形成領域を確保す
る。
【0052】2) 印刷版40の、前記(i) または(ii)
のストライプ状インキパターンに対応する画線部(図示
せず)にインキを配した後、この印刷版40上に印刷用
パッド36を当接することによって、印刷用パッド36
の表面にインキパターンを転移させる。 3) 次いで、この印刷用パッド36を移動手段(架
台)42によってベルト10がなす空間内に配置し、前
記パターン形成領域に当接させることによって、ベルト
の内表面13上にインキパターンを転写する。
【0053】4) インキパターンの転写後、印刷用パ
ッド36をベルト10の内表面13より離間させてか
ら、ベルト送りローラ22を回転させることによってベ
ルト10を回旋移動させて、新たなパターン形成領域を
確保する。この際、ベルト10の移動量を、ベルトの内
表面13に既に形成されたストライプパターンの本数や
ピッチに応じて設定する。 5) さらに、ベルト10の内表面13全体にインキパ
ターン12が形成されるまで、上記2)から4)の工程
を繰り返す。
【0054】上記手順2)においては、ドクター34の
移動と印刷用パッド36の移動とを連動させることによ
って、ドクタリングの終了とともに印刷用パッド36を
印刷版40上に移動させるような制御を行うこともでき
る。上記手順4)において、ベルト10の移動量は、イ
ンキパターンのピッチを均等なものとする上で、厳密に
制御する必要がある。かかる厳密な制御は、前述の(1)
に示す態様の場合と同様にすればよい。
【0055】輪状かつシームレスであるベルトの内表面
へのパターン形成を平板状のブランケットを用いて行う
場合には、前記印刷用パッドを平板状のブランケットに
代えるほかは、前述のパッド印刷によるパターン形成方
法と同様にしてパターン形成を行えばよい。前記(ii)の
ストライプ状インキパターンを印刷形成する場合におい
ては、前述の(1) に示す態様・装置の場合と同様に、必
ずしも一の印刷用パッド(パターン形成体)に、パター
ン本体部16と斜設パターン17との両方に相当するイ
ンキ像が形成されていなくてもよく、パターン本体部1
6に相当するインキ像を備える印刷用パッドと、斜設パ
ターン部17に相当するインキ像を備える印刷用パッド
とが、それぞれ別のものであってもよい(図8参照)。
【0056】〔円筒状スクリーン版を用いたスクリーン
印刷によるパターン形成およびパターン形成装置:前述
の(3) に示す態様・装置〕円筒状のスクリーン版を用い
たスクリーン印刷によってシームレスベルトの内表面に
パターンを形成する場合の一実施形態を、図4に示す。
図4に示す実施形態において、輪状かつシームレスであ
るベルト10の内表面13に対するストライプ状インキ
パターンの形成は、円筒状のスクリーン版(パターン形
成体)20をベルト10がなす空間の内部に配置してそ
の内表面13に当接させ、かつ当該スクリーン版20を
ベルト10の軸の方向(ベルト10の周方向xと直交す
る方向)yに沿って転動させることによって達成され
る。
【0057】ここで、前記スクリーン版20をベルトの
内表面13に当接させる際には、スクリーン版20の画
線部(図示せず)の方向または当該画線部のうち前記(i
i)のパターン本体部に対応する部位の方向が、ベルトの
軸の方向yに平行となるように設定される。図4中、符
号mは、円筒状スクリーン版20の周方向および回転方
向を示す。また、円筒状スクリーン版20の周/回転方
向mは、前記画線部の方向または当該画線部のうち前記
(ii)のパターン本体部に対応する部位の方向と一致する
ものである。円筒状スクリーン版20の回転進行方向
(図4中に太い矢印で示す。)は、前記スクリーン版2
0の軸方向と直交する方向である。
【0058】図4に示す実施形態において、パターン形
成体としての円筒状スクリーン版20は、前記(i) また
は(ii)のストライプ状インキパターンに対応する画線部
を有するものであるほかは、特に限定されるものではな
く、スクリーン印刷に用いられる従来公知の種々の円筒
状スクリーン版を用いることができる。パターン形成体
としての円筒状スクリーン版は、架台等の移動手段に回
転自在に保持されており、当該移動手段によって、ベル
トがなす空間の内部と外部とにおける往復運動(ストラ
イプ状インキパターンの方向または当該パターンのうち
前記(ii)のパターン本体部に対応する部位の方向への移
動)と、ベルトの内表面との接触・離間のための上下移
動(上下方向への移動)とが制御されている。なお、円
筒状スクリーン版の移動を制御する移動手段としては、
例えば図2に示す架台42が挙げられる。図2に示す架
台42は円筒状ブランケット30の移動を制御するもの
であるが、図4に示す実施形態の場合、この円筒状ブラ
ンケットを円筒状スクリーン版に置き換えればよい。
【0059】ベルト10は、前述の(1) および(2) の態
様・装置の場合と同様に、定盤41上に固定されるとと
もに、その内部に、円筒状スクリーン20によるインキ
パターンの印刷形成に必要な空間が保持され、かつ、ベ
ルト10が定盤41と接触している部分におけるその内
表面13に一定のパターン形成領域が確保される。ま
た、ベルト10は、前述の(1) および(2) の態様・装置
の場合と同様に、ベルト送りローラ(駆動ローラ)22
等の回転によって、その周方向xに回旋移動される。
【0060】図4に示す実施形態において、支持ローラ
24、ベルト送りローラ22および定盤41には、前述
の(1) および(2) に示す実施形態で使用したものと同様
のものが挙げられる。図4に示す実施形態において、ベ
ルトの内表面13へのストライプ状インキパターンの形
成は、例えば、次の1)〜4)に示す手順に従って行わ
れる。 1) 前述の(1) および(2) に示す態様の場合と同様に
して、ベルト10を定盤41上に固定し、パターン形成
体(円筒状スクリーン版20)によるインキパターンの
印刷形成に必要な空間を保持し、かつ一定のパターン形
成領域を確保する。
【0061】2) 次いで、円筒状スクリーン版20を
移動手段(架台)42によってベルト10がなす空間内
に配置し、前記パターン形成領域に当接させた状態で転
動させつつ、スキージ21で画線部(図示せず)からイ
ンキ25を押し出すことにより、ベルトの内表面13上
にインキパターンを転写する。 3) インキパターンの転写後、円筒状スクリーン版2
0をベルト10の内表面13より離間させてから、ベル
ト送りローラ22を回転させることによってベルト10
を回旋移動させて、新たなパターン形成領域を確保す
る。この際、ベルト10の移動量を、ベルトの内表面1
3に既に形成されたストライプパターンの本数やピッチ
に応じて設定する。
【0062】4) さらに、ベルト10の内表面13全
体にインキパターン12が形成されるまで、上記2)お
よび3)の工程を繰り返す。 上記手順3)において、ベルト10の移動量は、インキ
パターンのピッチを均等なものとする上で、厳密に制御
する必要がある。かかる厳密な制御は、前述の(1) およ
び(2) に示す態様の場合と同様にすればよい。前記(ii)
のストライプ状インキパターンを印刷形成する場合にお
いては、前述の(1) および(2) に示す態様・装置の場合
と同様に、必ずしも一の円筒状スクリーン版(パターン
形成体)に、パターン本体部16と斜設パターン17と
の両方に対応する画線部が形成されていなくてもよく、
パターン本体部16に対応する画線部を備えるスクリー
ン版と、斜設パターン部17に対応する画線部を備える
スクリーン版とが、それぞれ別のものであってもよい
(図8参照)。
【0063】〔平板状スクリーン版を用いたスクリーン
印刷によるパターン形成およびパターン形成装置:前述
の(4) に示す態様・装置〕平板状のスクリーン版を用い
たスクリーン印刷によってシームレスベルトの内表面へ
のパターンを形成する場合の一実施形態を、図5に示
す。図5に示す実施形態において、輪状かつシームレス
であるベルト10の内表面13に対するストライプ状イ
ンキパターンの形成は、平板状のスクリーン版(パター
ン形成体)26をベルト10がなす空間の内部に配置し
てその内表面13に当接させることによって達成され
る。ここで、前記スクリーン版26をベルトの内表面1
3に当接させる際には、当該スクリーン版26の画線部
(図示せず)の方向または当該画線部のうち前記(ii)の
パターン本体部に対応する部位の方向が、ベルト10の
軸の方向(ベルトの周方向xと直交する方向)yに平行
となるように設定される。
【0064】図5に示す実施形態において、パターン形
成体としての平板状スクリーン版26は、前記(i) また
は(ii)のストライプ状インキパターンに対応する画線部
を有するものであるほかは、特に限定されるものではな
く、スクリーン印刷に用いられる従来公知の種々の平板
状スクリーン版を用いることができる。パターン形成体
としての平板状スクリーン版は、架台等の移動手段に保
持されており、当該移動手段によって、ベルトがなす空
間の内部と外部とにおける往復運動(ストライプ状イン
キパターンの方向または当該パターンのうち前記(ii)の
パターン本体部に対応する部位の方向への移動)と、ベ
ルトの内表面との接触・離間のための上下移動(上下方
向への移動)とが制御されている。なお、平板状スクリ
ーン版の移動を制御する移動手段としては、例えば図2
に示す架台42が挙げられる。図2に示す架台42は円
筒状ブランケット30の移動を制御するものであるが、
図5に示す実施形態の場合、この円筒状ブランケットを
平板状スクリーン版に置き換えればよい。
【0065】ベルト10は、前述の(1) 〜(3) の態様・
装置の場合と同様に、定盤41上に固定されるととも
に、その内部に、平板状スクリーン版26によるインキ
パターンの印刷形成に必要な空間が保持され、かつ、ベ
ルト10が定盤41と接触している部分におけるその内
表面13に一定のパターン形成領域が確保される。ま
た、ベルト10は、前述の(1) 〜(3) の態様・装置の場
合と同様に、ベルト送りローラ(駆動ローラ)22等の
回転によって、その周方向xに回旋移動される。
【0066】図5に示す実施形態において、支持ローラ
24、ベルト送りローラ22および定盤41には、前述
の(1) 〜(3) に示す実施形態で使用したものと同様のも
のが挙げられる。図5に示す実施形態において、ベルト
の内表面13へのストライプ状インキパターンの形成
は、例えば、次の1)〜4)に示す手順に従って行われ
る。 1) 前述の(1) 〜(3) に示す態様の場合と同様にし
て、ベルト10を定盤41上に固定し、パターン形成体
(平板状スクリーン版26)によるインキパターンの印
刷形成に必要な空間を保持し、かつ一定のパターン形成
領域を確保する。
【0067】2) 次いで、平板状スクリーン版26
を、移動手段(架台)42によってベルト10がなす空
間内に配置し、前記パターン形成領域に当接させた状態
でスキージ21により画線部からインキ(図示せず)を
押し出すことにより、ベルトの内表面13上にインキパ
ターン12を転写する。 3) インキパターンの転写後、平板状スクリーン版2
6をベルト10の内表面13より離間させてから、ベル
ト送りローラ22を回転させることによってベルト10
を回旋移動させて、新たなパターン形成領域を確保す
る。この際、ベルト10の移動量を、ベルトの内表面1
3に既に形成されたストライプパターンの本数やピッチ
に応じて設定する。
【0068】4) さらに、ベルト10の内表面13全
体にインキパターン12が形成されるまで、上記2)お
よび3)の工程を繰り返す。上記手順3)において、ベ
ルト10の移動量は、インキパターンのピッチを均等な
ものとする上で、厳密に制御する必要がある。かかる厳
密な制御は、前述の(1) 〜(3) に示す態様の場合と同様
にすればよい。前記(ii)のストライプ状インキパターン
を印刷形成する場合においては、前述の(1) 〜(3) に示
す態様・装置の場合と同様に、必ずしも一の平板状スク
リーン版(パターン形成体)に、パターン本体部16と
斜設パターン17との両方に対応する画線部が形成され
ていなくてもよく、パターン本体部16に対応する画線
部を備えるスクリーン版と、斜設パターン部17に対応
する画線部を備えるスクリーン版とが、それぞれ別のも
のであってもよい(図8参照)。
【0069】〔円筒状印刷版を用いた直刷り印刷による
パターン形成およびパターン形成装置:前述の(5) に示
す態様・装置〕円筒状の印刷版を用いた直刷り印刷によ
ってシームレスベルトの内表面にパターンを形成する場
合の一実施形態を、図6に示す。図6に示す実施形態に
おいて、輪状かつシームレスであるベルト10の内表面
13に対するストライプ状インキパターンの形成は、円
筒状の印刷版(パターン形成体)31をベルト10がな
す空間の内部に配置してその内表面13に当接させ、か
つ当該印刷版31をベルト10の軸の方向(ベルト10
の周方向xと直交する方向)yに沿って転動させること
によって達成される。
【0070】ここで、円筒状印刷版31をベルトの内表
面13に当接させる際には、当該印刷版31の画線部
(図示せず)の方向または当該画線部のうち前記(ii)の
パターン本体部に対応する部位の方向が、ベルトの軸の
方向yに平行となるように設定される。図6中、符号m
は、円筒状印刷版31の周方向および回転方向を示す。
また、円筒状印刷版31の周/回転方向mは、前記画線
部の方向または当該画線部のうち前記(ii)のパターン本
体部に対応する部位の方向と一致するものである。円筒
状印刷版31の回転進行方向(図6中に太い矢印で示
す。)は、前記印刷版31の軸方向と直交する方向であ
る。
【0071】図6に示す実施形態において、パターン形
成体としての円筒状印刷版31は、前記(i) または(ii)
のストライプ状インキパターンに対応する画線部(凹版
の場合は凹部、凸版の場合は凸部)を有する円筒状のも
のであるほかは、特に限定されるものではなく、直刷り
印刷に用いられる従来公知の種々の凹版、平版および凸
版を用いることができる。パターン形成体としての円筒
状印刷版は、図6に示すように、架台(移動手段)42
に回転自在に保持されており、当該架台42によって、
ベルト10がなす空間の内部と外部とにおける往復移動
(ストライプ状インキパターン12の方向または当該パ
ターンのうち前記(ii)のパターン本体部16に対応する
部位の方向aへの移動)と、ベルト10の内表面13と
の接触・離間のための上下移動(上下方向bへの移動)
とが制御されている。
【0072】ベルト10は、前述の(1) 〜(4) の態様・
装置の場合と同様に、定盤41上に固定されるととも
に、その内部に、円筒状印刷版31によるインキパター
ンの印刷形成に必要な空間が保持され、かつ、ベルト1
0が定盤41と接触している部分におけるその内表面1
3に一定のパターン形成領域が確保される。また、ベル
ト10は、前述の(1) 〜(4) に示す態様・装置の場合と
同様に、ベルト送りローラ(駆動ローラ)22等の回転
によって、その周方向xに回旋移動される。
【0073】図6に示す実施形態において、支持ローラ
24、ベルト送りローラ22および定盤41には、前述
の(1) 〜(4) に示す実施形態で使用したものと同様のも
のが挙げられる。図6に示す実施形態において、ベルト
の内表面13へのストライプ状インキパターンの形成
は、例えば、次の1)〜4)に示す手順に従って行われ
る。 1) 前述の(1) 〜(4) に示す態様の場合と同様にし
て、ベルト10を定盤41上に固定し、パターン形成体
(円筒状印刷版31)によるインキパターンの印刷形成
に必要な空間を保持し、かつ一定のパターン形成領域を
確保する。
【0074】2) 次いで、円筒状印刷版31の、前記
(i) または(ii)のストライプ状インキパターンに対応す
る画線部(図示せず)にインキを配し、当該印刷版31
を移動手段(架台)42によってベルト10がなす空間
内に配置した後、前記パターン形成領域に当接させた状
態で転動することによって、ベルトの内表面13上に前
記インキパターンを転写する。なお、円筒状印刷版31
へのインキ25の供給は、例えばインキングローラ33
によって達成することができる。
【0075】3) インキパターンの転写後、円筒状印
刷版31をベルトの内表面13より離間させてから、ベ
ルト送りローラ22を回転させることによってベルト1
0を回旋移動させて、新たなパターン形成領域を確保す
る。この際、ベルト10の移動量を、ベルトの内表面1
3に既に形成されたストライプパターンの本数やピッチ
に応じて設定する。 4) さらに、ベルト10の内表面13全体にインキパ
ターン12が形成されるまで、上記2)および3)の工
程を繰り返す。
【0076】上記手順4)において、ベルト10の移動
量は、インキパターンのピッチを均等なものとする上
で、厳密に制御させる必要がある。かかる厳密な制御
は、前述の(1) 〜(4) に示す態様の場合と同様にすれば
よい。前記(ii)のストライプ状インキパターンを印刷形
成する場合においては、前述の(1) 〜(4) に示す態様・
装置の場合と同様に、必ずしも一の円筒状印刷版(パタ
ーン形成体)に、パターン本体部16と斜設パターン1
7との両方に対応する画線部が形成されていなくてもよ
く、パターン本体部16に対応する画線部を備える印刷
版と、斜設パターン部17に対応する画線部を備える印
刷版とが、それぞれ別のものであってもよい(図8参
照)。
【0077】〔平板状印刷版を用いた直刷り印刷による
パターン形成およびパターン形成装置:前述の(6) に示
す態様・装置〕平板状の印刷版を用いた直刷り印刷によ
ってシームレスベルトの内表面にパターンを形成する場
合の一実施形態を、図7に示す。図7に示す実施形態に
おいて、輪状かつシームレスであるベルト10の内表面
13に対するストライプ状インキパターンの形成は、平
板状の印刷版(パターン形成体)32をベルト10がな
す空間の内部に配置してその内表面13に当接させるこ
とによって達成される。ここで、平板状印刷版32をベ
ルトの内表面13に当接させる際には、当該印刷版32
の画線部(図示せず)の方向または当該画線部のうち前
記(ii)のパターン本体部に対応する部位の方向が、ベル
ト10の軸の方向(ベルトの周方向xと直交する方向)
yに平行となるように設定される。
【0078】図7に示す実施形態において、パターン形
成体としての平板状印刷版32は、前記(i) または(ii)
のストライプ状インキパターンに対応する画線部(凹版
の場合は凹部、凸版の場合は凸部)を有する平板状のも
のであるほかは、特に限定されるものではなく、直刷り
印刷に用いられる従来公知の種々の凹版、平版および凸
版を用いることができる。パターン形成体としての平板
状印刷版は、図7に示すように、架台(移動手段)42
に保持されており、当該架台42によって、ベルト10
がなす空間の内部と外部とにおける往復移動(ストライ
プ状インキパターン12の方向または当該パターンのう
ち前記(ii)のパターン本体部16に対応する部位の方向
aへの移動)と、ベルト10の内表面13との接触・離
間のための上下移動(上下方向bへの移動)とが制御さ
れている。
【0079】ベルト10は、前述の(1) 〜(5) の態様・
装置の場合と同様に、定盤41上に固定されるととも
に、その内部に、平板状印刷版32によるインキパター
ンの印刷形成に必要な空間が保持され、かつ、ベルト1
0が定盤41と接触している部分におけるその内表面1
3に一定のパターン形成領域が確保される。また、ベル
ト10は、前述の(1) 〜(5) に示す態様・装置の場合と
同様に、ベルト送りローラ(駆動ローラ)22等の回転
によって、その周方向xに回旋移動される。
【0080】図7に示す実施形態において、支持ローラ
24、ベルト送りローラ22および定盤41には、前述
の(1) 〜(5) に示す実施形態で使用したものと同様のも
のが挙げられる。図7に示す実施形態において、ベルト
の内表面13へのストライプ状インキパターンの形成
は、例えば、次の1)〜4)に示す手順に従って行われ
る。 1) 前述の(1) 〜(5) に示す態様の場合と同様にし
て、ベルト10を定盤41上に固定し、パターン形成体
(印刷用パッド36)によるインキパターンの印刷形成
に必要な空間を保持し、かつ一定のパターン形成領域を
確保する。
【0081】2) 次いで、平板状印刷版32の、前記
(i) または(ii)のストライプ状インキパターンに対応す
る画線部(図示せず)にインキを配し、当該印刷版32
を移動手段(架台)42によってベルト10がなす空間
内に配置した後、前記パターン形成領域に当接させた状
態で転動することによって、ベルトの内表面13上に前
記インキパターンを転写する。なお、平板状印刷版32
が凹版である場合に、当該凹版へのインキ25の供給
は、例えば図7に示すようなドクター34で凹版の凹部
(図示せず)にインキをかき入れることによって行えば
よい。
【0082】3) インキパターンの転写後、平板状印
刷版32をベルトの内表面13より離間させてから、ベ
ルト送りローラ22を回転させることによってベルト1
0を回旋移動させて、新たなパターン形成領域を確保す
る。この際、ベルト10の移動量を、ベルトの内表面1
3に既に形成されたストライプパターンの本数やピッチ
に応じて設定する。 4) さらに、ベルト10の内表面13全体にインキパ
ターン12が形成されるまで、上記2)および3)の工
程を繰り返す。
【0083】上記手順4)において、ベルト10の移動
量は、インキパターンのピッチを均等なものとする上
で、厳密に制御させる必要がある。かかる厳密な制御
は、前述の(1) 〜(5) に示す態様の場合と同様にすれば
よい。前記(ii)のストライプ状インキパターンを印刷形
成する場合においては、前述の(1) 〜(5) に示す態様・
装置の場合と同様に、必ずしも一の平板状印刷版(パタ
ーン形成体)に、パターン本体部16と斜設パターン1
7との両方に対応する画線部が形成されていなくてもよ
く、パターン本体部16に対応する画線部を備える印刷
版と、斜設パターン部17に対応する画線部を備える印
刷版とが、それぞれ別のものであってもよい(図8参
照)。
【0084】〔インキパターン〕本発明に係るシームレ
スベルト内表面へのパターン形成方法によって形成され
るストライプ状インキパターンの線幅、ピッチ、膜厚等
については、特に限定されるものではなく、シームレス
ベルトの用途、インキパターンを設ける目的等に応じて
適宜設定すればよい。本発明の方法により製造される輪
状かつシームレスのベルトが、電子写真画像形成装置に
用いられる中間転写ベルトである場合には、インキパタ
ーンとして、導電性ペーストからなる導電性パターンを
形成すればよい。
【0085】かかる場合のインキパターン(導電性パタ
ーン)は、中間転写ベルトを高画質、とりわけ高解像度
のトナー像の転写を実現し得るものにするという観点か
ら、その線幅を40μm〜1mmとするのが好ましく、
40〜200μmとするのがより好ましい。また、パタ
ーンのピッチは、20μm〜2mmとするのが好まし
く、40〜100μmとするのがより好ましい。前記中
間転写ベルトは、回転しながら使用されるものであるこ
とから、導電性パターンには繰り返し屈曲が加えられ
る。そのため、導電性パターンの膜厚が大きくなるとひ
びが生じ易くなり、耐久性が劣ってしまう。そこで、導
電性パターンの厚みは、特に限定されるものではない
が、0.1〜15μmとするのが好ましく、2〜10μ
mとするのがより好ましい。厚みが前記範囲内にあるこ
とにより、中間転写ベルトに対して屈曲試験を10万回
繰り返し行った場合にも、導電性パターンの表面にひび
割れ等が発生することがなく、十分な耐久性を得ること
ができる。
【0086】なお、本発明の方法により製造されるベル
トが前記中間転写ベルトである場合に、インキパターン
(導電性パターン)を形成するための導電性ペーストと
しては、例えばポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、メラ
ミン樹脂、フェノール樹脂、等の熱硬化性樹脂に、カー
ボンブラック、チタンブラック、酸化スズをコーティン
グした硫酸バリウム、酸化スズをコーティングしたホウ
酸アルミニウム、およびインジウム−スズ酸化物(IT
O)等の導電性充填剤を配合したものを用いることがで
きる。
【0087】また、本発明の方法により製造されるベル
トが前記中間転写ベルトである場合、輪状かつシームレ
スのベルトは、厳密に抵抗が制御された電気抵抗体から
なるものであることが求められる。具体的には、ベルト
10の体積抵抗率ρ(Ω・cm)が、通常、その対数値
log ρで9程度、好ましくはlog ρで8〜10
程度となるように調整されたものであることが求められ
る。さらにこの場合、ベルト10の材質には、従来の中
間転写ベルトと同様に、ポリイミド、ポリアミドイミ
ド、ポリカーボネート、アクリル系樹脂(ポリメチルメ
タクリレートなど)、ウレタン樹脂、ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂等を用いることができる。これらのう
ちポリイミド樹脂は、その電気抵抗が極めて高く、通
常、その体積抵抗率ρ(Ω・cm)が対数値log ρ
で18程度(ρが1018Ω・cm程度)である。ベルト
の体積抵抗率が高すぎる場合には、中間転写ベルトを帯
電させた後の除電処理が困難になることから、通常、ベ
ルト10を構成するポリイミド等の樹脂には、その体積
抵抗率を調整するために、カーボンブラック、チタンブ
ラック、酸化亜鉛等の充填剤;4級アンモニウム塩、リ
チウムイオン塩、硫酸バリウム等のイオン導電材料;
銀、銅、金、白金、ニッケル、鉄、クロム等の金属粉体
といった、いわゆる導電性充填剤が添加される。
【0088】〔本発明のパターン形成方法を用いて得ら
れるシームレスベルト〕前述の(1) に示す態様(円筒状
ブランケットを用いたオフセット印刷によるパターン形
成)によって得られるシームレスベルトは、輪状かつシ
ームレスであるベルトの内表面に、(i) 当該ベルトの軸
の方向に伸びるパターン部を一定間隔で並設してなるス
トライプ状のインキパターン、または(ii)前記ベルトの
軸の方向に伸びるパターン本体部と、当該軸の方向にお
ける少なくとも一方の端部において当該パターン本体部
に連接しかつ当該パターン本体部に対して70°以下の
角度に折れ曲がった状態で配置される斜設パターン部
と、を一定間隔で並設してなるストライプ状のインキパ
ターンを備えており、当該ストライプ状インキパターン
が、前記ベルトを定盤上に固定して、当該ベルトの内表
面に一定のパターン形成領域を確保した後、(I) 当該パ
ターン形成領域内に円筒状のブランケットを当接して、
当該ブランケット上のインキ像を転写し、次いで、(II)
前記ベルトをその周方向に回旋移動させて、前記定盤上
にて新たなパターン形成領域を確保し、当該新たなパタ
ーン形成領域に対して上記(I) の転写操作を行い、さら
に、前記ベルトの内表面全体に前記インキ像が形成され
るまで上記(II)の操作を繰り返し行うことによって印刷
形成されてなるものであり、前記(I) の、パターン形成
領域内へのブランケットによるインキ像の転写が、前記
(i) または(ii)のストライプ状インキパターンに相当す
るインキ像を印刷版から前記ブランケットの表面に転写
した後、当該ブランケットを当該ベルト内表面のパター
ン形成領域内に当接させることにより行われるものであ
り、前記印刷版から前記ブランケットへのインキ像の転
写が、前記印刷版上のインキ像の方向または当該インキ
像のうち前記(ii)のパターン本体部に相当する部位の方
向と、当該ブランケットの周方向とを一致させて行われ
るものであり、かつ、前記ブランケットと前記ベルトの
内表面との当接が、当該ブランケットの回転進行方向と
前記ベルトの軸の方向とを一致させて行われるものであ
ることを特徴とする。
【0089】前述の(2) に示す態様(パッド印刷または
平板状ブランケットを用いたオフセット印刷によるパタ
ーン形成)によって得られるシームレスベルトは、輪状
かつシームレスであるベルトの内表面に、(i) 当該ベル
トの軸の方向に伸びるパターン部を一定間隔で並設して
なるストライプ状のインキパターン、または(ii)前記ベ
ルトの軸の方向に伸びるパターン本体部と、当該軸の方
向における少なくとも一方の端部において当該パターン
本体部に連接しかつ当該パターン本体部に対して70°
以下の角度に折れ曲がった状態で配置される斜設パター
ン部と、を一定間隔で並設してなるストライプ状のイン
キパターンを備えており、当該ストライプ状インキパタ
ーンが、前記ベルトを定盤上に固定して、当該ベルトの
内表面に一定のパターン形成領域を確保した後、(I) 当
該パターン形成領域内に印刷用パッドまたは平板状ブラ
ンケットを当接して、当該パッドまたはブランケット上
のインキ像を転写し、次いで、(II)前記ベルトをその周
方向に回旋移動させて、前記定盤上にて新たなパターン
形成領域を確保し、当該新たなパターン形成領域に対し
て上記(I) の転写操作を行い、さらに、前記ベルトの内
表面全体に前記インキ像が形成されるまで上記(II)の操
作を繰り返し行うことによって印刷形成されてなるもの
であり、前記(I) の、パターン形成領域内への前記パッ
ドまたはブランケットによるインキ像の転写が、前記
(i) または(ii)のストライプ状インキパターンに相当す
るインキ像を印刷版から前記パッドまたはブランケット
の表面に転写した後、当該パッドまたはブランケットを
当該ベルト内表面のパターン形成領域内に当接させるこ
とにより行われるものであり、かつ、前記パッドまたは
ブランケットと前記ベルトの内表面との当接が、当該パ
ッドまたはブランケット上のインキ像の方向または当該
インキ像のうち前記(ii)のパターン本体部に対応する部
位の方向と、当該ベルトの軸の方向とを一致させて行わ
れるものであることを特徴とする。
【0090】前述の(3) に示す態様(円筒状スクリーン
版を用いたスクリーン印刷によるパターン形成)によっ
て得られるシームレスベルトは、輪状かつシームレスで
あるベルトの内表面に、(i) 当該ベルトの軸の方向に伸
びるパターン部を一定間隔で並設してなるストライプ状
のインキパターン、または(ii)前記ベルトの軸の方向に
伸びるパターン本体部と、当該軸の方向における少なく
とも一方の端部において当該パターン本体部に連接しか
つ当該パターン本体部に対して70°以下の角度に折れ
曲がった状態で配置される斜設パターン部と、を一定間
隔で並設してなるストライプ状のインキパターンを備え
ており、当該ストライプ状インキパターンが、前記ベル
トを定盤上に固定して、当該ベルトの内表面に一定のパ
ターン形成領域を確保した後、(I) 当該パターン形成領
域内に、前記(i) または(ii)のストライプ状インキパタ
ーンに対応する画線部を備える円筒状のスクリーン版を
当接して、当該インキパターンを印刷形成し、次いで、
(II)前記ベルトをその周方向に回旋移動させて、前記定
盤上にて新たなパターン形成領域を確保し、当該新たな
パターン形成領域に対して上記(I) の転写操作を行い、
さらに、前記ベルトの内表面全体に前記インキ像が形成
されるまで上記(II)の操作を繰り返し行うことによって
印刷形成されてなるものであり、前記スクリーン版の画
線部または当該画線部のうち前記(ii)のパターン本体部
に対応する部位が当該スクリーン版の周方向に沿って設
けられてなるものであり、かつ、前記(I) の、パターン
形成領域内への前記スクリーン版によるインキパターン
の印刷形成が、前記スクリーン版の回転進行方向と当該
ベルトの軸の方向とを一致させて、当該スクリーン版を
当該ベルト内表面のパターン形成領域内に当接させると
ともに、当該スクリーン版の内部に配置されてなるスキ
ージで前記画線部からインキを押し出すことにより行わ
れるものであることを特徴とする。
【0091】前述の(4) に示す態様(平板状スクリーン
版を用いたスクリーン印刷によるパターン形成)によっ
て得られるシームレスベルトは、輪状かつシームレスで
あるベルトの内表面に、(i) 当該ベルトの軸の方向に伸
びるパターン部を一定間隔で並設してなるストライプ状
のインキパターン、または(ii)前記ベルトの軸の方向に
伸びるパターン本体部と、当該軸の方向における少なく
とも一方の端部において当該パターン本体部に連接しか
つ当該パターン本体部に対し70°以下の角度に折れ曲
がった状態で配置される斜設パターン部と、を一定間隔
で並設してなるストライプ状のインキパターンを備えて
おり、当該ストライプ状インキパターンが、前記ベルト
を定盤上に固定して、当該ベルトの内表面に一定のパタ
ーン形成領域を確保した後、(I) 当該パターン形成領域
内に平板状のブランケットを当接して、前記(i) または
(ii)のストライプ状インキパターンを印刷形成し、次い
で、(II)前記ベルトをその周方向に回旋移動させて、前
記定盤上にて新たなパターン形成領域を確保し、当該新
たなパターン形成領域に対して上記(I) の転写操作を行
い、さらに、前記ベルトの内表面全体に前記インキ像が
形成されるまで上記(II)の操作を繰り返し行うことによ
って印刷形成されてなるものであり、前記(I) の、パタ
ーン形成領域内への前記スクリーン版によるインキパタ
ーンの印刷形成が、前記スクリーン版を当該パターン形
成領域内に当接させるとともに、スキージで前記画線部
からインキを押し出すことにより行われるものであり、
かつ、前記スクリーン版と前記ベルトの内表面との当接
が、当該スクリーン版の画線部の方向または当該画線部
のうち前記(ii)のパターン本体部に対応する部位の方向
と、前記ベルトの軸の方向とを一致させることにより行
われるものであることを特徴とする。
【0092】前述の(5) に示す態様(円筒状印刷版を用
いた直刷り印刷によるパターン形成)によって得られる
シームレスベルトは、輪状かつシームレスであるベルト
の内表面に、(i) 当該ベルトの軸の方向に伸びるパター
ン部を一定間隔で並設してなるストライプ状のインキパ
ターン、または(ii)前記ベルトの軸の方向に伸びるパタ
ーン本体部と、当該軸の方向における少なくとも一方の
端部において当該パターン本体部に連接しかつ当該パタ
ーン本体部に対して70°以下の角度に折れ曲がった状
態で配置される斜設パターン部と、を一定間隔で並設し
てなるストライプ状のインキパターンを備えており、当
該ストライプ状インキパターンが、前記ベルトを定盤上
に固定して、当該ベルトの内表面に一定のパターン形成
領域を確保した後、(I) 当該パターン形成領域内に、前
記(i) または(ii)のストライプ状インキパターンに対応
する画線部を備える円筒状の印刷版を当接して、当該イ
ンキパターンを印刷形成し、次いで、(II)前記ベルトを
その周方向に回旋移動させて、前記定盤上にて新たなパ
ターン形成領域を確保し、当該新たなパターン形成領域
に対して上記(I) の転写操作を行い、さらに、前記ベル
トの内表面全体に前記インキ像が形成されるまで上記(I
I)の操作を繰り返し行うことによって印刷形成されてな
るものであり、前記(I) の、パターン形成領域内へのス
トライプ状インキパターンの印刷形成が、前記印刷版の
回転進行方向と当該ベルトの軸の方向とを一致させて、
当該印刷版を当該ベルト内表面のパターン形成領域内に
当接させることにより行われるものであることを特徴と
する。
【0093】前述の(6) に示す態様(平板状印刷版を用
いた直刷り印刷によるパターン形成)によって得られる
シームレスベルトは、輪状かつシームレスであるベルト
の内表面に、(i) 当該ベルトの軸の方向に伸びるパター
ン部を一定間隔で並設してなるストライプ状のインキパ
ターン、または(ii)前記ベルトの軸の方向に伸びるパタ
ーン本体部と、当該軸の方向における少なくとも一方の
端部において当該パターン本体部に連接しかつ当該パタ
ーン本体部に対して70°以下の角度に折れ曲がった状
態で配置される斜設パターン部と、を一定間隔で並設し
てなるストライプ状のインキパターンを備えており、当
該ストライプ状インキパターンが、前記ベルトを定盤上
に固定して、当該ベルトの内表面に一定のパターン形成
領域を確保した後、(I) 当該パターン形成領域内に平板
状の印刷版を当接して、当該印刷版上のインキ像を転写
し、次いで、(II)前記ベルトをその周方向に回旋移動さ
せて、前記定盤上にて新たなパターン形成領域を確保
し、当該新たなパターン形成領域に対して上記(I) の転
写操作を行い、さらに、前記ベルトの内表面全体に前記
インキ像が形成されるまで上記(II)の操作を繰り返し行
うことによって印刷形成されてなるものであり、前記
(I) の、パターン形成領域内へのストライプ状インキパ
ターンの印刷形成が、前記(i) または(ii)のストライプ
状インキパターンに相当するインキ像を前記印刷版上に
形成した後、当該印刷版を当該ベルト内表面のパターン
形成領域内に当接させて行われるものであり、かつ、前
記印刷版と前記ベルトの内表面との当接が、当該印刷版
上に形成された前記インキ像の方向または前記インキ像
のうち前記(ii)のパターン本体部に対応する部位の方向
と、前記ベルトの軸の方向とを一致させて行われるもの
であることを特徴とする。
【0094】上記シームレスベルトにおいて、前記ベル
トの体積抵抗率が107 〜1015Ω・cmであり、か
つ、前記インキパターンの体積抵抗率が10-5〜105
Ω・cmである場合は、例えば静電式複写機、レーザビ
ームプリンタ、ファクシミリ等の電子写真画像形成装置
における中間転写ベルトとして好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】円筒状ブランケットを用いたオフセット印刷に
よるパターン形成方法の一例と、当該方法に用いるパタ
ーン形成装置の概略を示す斜視図である。
【図2】図1に示すパターン形成方法およびパターン形
成装置を示す図であって、(a)はその正面図、(b) は(a)
のA−A矢視図である。
【図3】パッド印刷によるパターン形成方法の一例と、
当該方法に用いるパターン形成装置の概略を示す図であ
って、(a) はその正面図、(b) は(a) のB−B矢視図で
ある。
【図4】円筒状スクリーン版を用いたスクリーン印刷に
よるパターン形成方法の一例と、当該方法に用いるパタ
ーン形成装置の概略を示す斜視図である。
【図5】平板状スクリーン版を用いたスクリーン印刷に
よるパターン形成方法の一例と、当該方法に用いるパタ
ーン形成装置の概略を示す斜視図である。
【図6】円筒状印刷版を用いた直刷り印刷によるパター
ン形成方法の一例と、当該方法に用いるパターン形成装
置の概略を示す図であって、(a) はその正面図、(b) は
そのC−C矢視図である。
【図7】平板状印刷版を用いた直刷り印刷によるパター
ン形成方法の一例と、当該方法に用いるパターン形成装
置の概略を示す図であって、(a) はその正面図、(b) は
そのD−D矢視図である。
【図8】シームレスベルト10の内表面13に形成され
るインキパターン12の具体例を示す説明図である。
【図9】斜設パターン部の使用状態を示す説明図であっ
て、(a) は画像形成装置の側面図を、(b) はその転写ロ
ーラ93側からみた平面図を示す。
【図10】フルカラー電子写真画像形成装置の一例を示
す概略図である。
【図11】フルカラー電子写真画像形成装置の他の例を
示す概略図である。
【図12】従来の画像形成装置において画像乱れが発生
する機構を示す説明図である。
【符号の説明】
10 ベルト, 12 インキパターン, 13 内表
面, 14 外表面,15 インキ像, 16 パター
ン本体部, 17 斜設パターン部, 20円筒状スク
リーン版, 26 平板状スクリーン版, 30 円筒
状ブランケット, 31 円筒状印刷版, 32 平板
状印刷版, 36 印刷用パッド,40 印刷版, 4
1 定盤, 42 移動手段(架台), x 周方向,
y 軸方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41M 3/00 B41M 3/00 Z G03G 15/16 G03G 15/16 (72)発明者 西林 純 兵庫県神戸市中央区脇浜町3丁目6番9号 住友ゴム工業株式会社内 Fターム(参考) 2H113 AA01 AA06 BA05 BA12 BB07 BB24 BB26 BC12 CA17 2H200 JC04 JC13 JC15 JC16 MA04 MA12 MA13 MA14 MA20 MB04 4D075 AC25 AC45 AC47 AC66 AC73 AC80 CA13 CA22 CB11 CB38 DA04 DA23 DA31 DB43 DB47 DB48 DB50 DB53 DC19 DC21 DC24 EA07 EA14 EA33 EB32 EB33 EB35 EC60 4F040 AA12 AA20 AA31 AB05 AC01 BA05 BA06 BA13 CA02 CA07 CA12 CA17 CB06 CB13 CB18

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】輪状かつシームレスであるベルトを定盤上
    に固定して、当該ベルトの内表面に一定のパターン形成
    領域を確保した後、 (I) 当該パターン形成領域内にパターン形成体を当接し
    て、(i) 当該ベルトの軸の方向に伸びるパターン部を一
    定間隔で並設してなるストライプ状のインキパターン、
    または(ii)前記ベルトの軸の方向に伸びるパターン本体
    部と、当該軸の方向における少なくとも一方の端部にお
    いて当該パターン本体部に連接しかつ当該パターン本体
    部に対して70°以下の角度に折れ曲がった状態で配置
    される斜設パターン部と、を一定間隔で並設してなるス
    トライプ状のインキパターンを印刷形成し、次いで、 (II)前記ベルトをその周方向に回旋移動させて、前記定
    盤上にて新たなパターン形成領域を確保し、当該新たな
    パターン形成領域に対して上記(I) の転写操作を行い、 さらに、前記ベルトの内表面全体に前記インキ像が形成
    されるまで上記(II)の操作を繰り返し行うことを特徴と
    するシームレスベルト内表面へのパターン形成方法。
  2. 【請求項2】前記パターン形成体が円筒状のブランケッ
    トであって、 前記(I) の、パターン形成領域内へのストライプ状イン
    キパターンの印刷形成が、前記(i) または(ii)のストラ
    イプ状インキパターンに相当するインキ像を印刷版から
    前記ブランケットの表面に転写した後、当該ブランケッ
    トを前記パターン形成領域内に当接させることにより行
    われるものであり、 前記印刷版から前記ブランケットへのインキ像の転写
    が、前記印刷版上のインキ像の方向または当該インキ像
    のうち前記(ii)のパターン本体部に相当する部位の方向
    と、前記ブランケットの周方向とを一致させて行われる
    ものであり、かつ、 前記ブランケットと前記ベルトの内表面との当接が、当
    該ブランケットの回転進行方向と前記ベルトの軸の方向
    とを一致させて行われるものである請求項1記載のシー
    ムレスベルト内表面へのパターン形成方法。
  3. 【請求項3】前記パターン形成体が印刷用パッドまたは
    平板状のブランケットであって、 前記(I) の、パターン形成領域内へのストライプ状イン
    キパターンの印刷形成が、前記(i) または(ii)のストラ
    イプ状インキパターンに相当するインキ像を印刷版から
    前記パッドまたはブランケットの表面に転写した後、当
    該パッドまたはブランケットを前記パターン形成領域内
    に当接させることにより行われるものであり、かつ、 前記パッドまたはブランケットと前記ベルトの内表面と
    の当接が、当該パッドまたはブランケット上のインキ像
    の方向または当該インキ像のうち前記(ii)のパターン本
    体部に対応する部位の方向と、前記ベルトの軸の方向と
    を一致させて行われるものである請求項1記載のシーム
    レスベルト内表面へのパターン形成方法。
  4. 【請求項4】前記パターン形成体が、前記(i) または(i
    i)のストライプ状インキパターンに対応する画線部を備
    える円筒状のスクリーン版であって、 当該スクリーン版の画線部または当該画線部のうち前記
    (ii)のパターン本体部に対応する部位が当該スクリーン
    版の周方向に沿って設けられてなるものであり、かつ、 前記(I) の、パターン形成領域内へのストライプ状イン
    キパターンの印刷形成が、前記スクリーン版の回転進行
    方向と前記ベルトの軸の方向とを一致させて、当該スク
    リーン版を前記パターン形成領域内に当接させるととも
    に、当該スクリーン版の内部に配置されてなるスキージ
    で前記画線部からインキを押し出すことにより行われる
    ものである請求項1記載のシームレスベルト内表面への
    パターン形成方法。
  5. 【請求項5】前記パターン形成体が、前記(i) または(i
    i)のストライプ状インキパターンに対応する画線部を備
    える平板状のスクリーン版であって、 前記(I) の、パターン形成領域内へのストライプ状イン
    キパターンの印刷形成が、前記スクリーン版を当該パタ
    ーン形成領域内に当接させるとともに、スキージで前記
    画線部からインキを押し出すことにより行われるもので
    あり、かつ、 前記スクリーン版と前記ベルトの内表面との当接が、当
    該スクリーン版の画線部の方向または当該画線部のうち
    前記(ii)のパターン本体部に対応する部位の方向と、前
    記ベルトの軸の方向とを一致させることにより行われる
    ものである請求項1記載のシームレスベルト内表面への
    パターン形成方法。
  6. 【請求項6】前記パターン形成体が、その表面に前記
    (i) または(ii)のストライプ状インキパターンに対応す
    る画線部を備える円筒状の印刷版であって、 当該印刷版の画線部または当該画線部のうち前記(ii)の
    パターン本体部に対応する部位が当該印刷版の周方向に
    沿って設けられてなるものであり、かつ、 前記(I) の、パターン形成領域内へのストライプ状イン
    キパターンの印刷形成が、前記印刷版の回転進行方向と
    当該ベルトの軸の方向とを一致させて、当該印刷版を前
    記パターン形成領域内に当接させることにより行われる
    ものである請求項1記載のシームレスベルト内表面への
    パターン形成方法。
  7. 【請求項7】前記パターン形成体が、その表面に前記
    (i) または(ii)のストライプ状インキパターンに対応す
    る画線部を備える平板状の印刷版であって、 前記(I) の、パターン形成領域内へのストライプ状イン
    キパターンの印刷形成が、前記印刷版の画線部にインキ
    を配した後、当該印刷版を当該ベルト内表面のパターン
    形成領域内に当接させて行われるものであり、かつ、 前記印刷版と前記ベルトの内表面との当接が、当該印刷
    版の画線部の方向または当該画線部のうち前記(ii)のパ
    ターン本体部に対応する部位の方向と、前記ベルトの軸
    の方向とを一致させて行われるものである請求項1記載
    のシームレスベルト内表面へのパターン形成方法。
  8. 【請求項8】前記ベルトの体積抵抗率が107 〜1015
    Ω・cmであり、かつ、前記インキパターンの体積抵抗
    率が10-5〜105 Ω・cmである請求項1〜7のいず
    れかに記載のシームレスベルト内表面へのパターン形成
    方法。
  9. 【請求項9】輪状かつシームレスであるベルトを固定す
    るための定盤および支持ローラと、前記ベルトをその周
    方向に回旋移動させるためのベルト送りローラと、前記
    ベルトの内表面にインキパターンを形成するためのパタ
    ーン形成体と、当該パターン形成体の移動手段と、を備
    えており、 前記支持ローラが、前記ベルトの内表面に一定のパター
    ン形成領域を確保した状態で当該ベルトを前記定盤上に
    固定するものであり、 前記移動手段が、前記ベルトがなす空間内への前記パタ
    ーン形成体の移動と、前記パターン形成体と前記ベルト
    の内表面との接触・離間と、を制御するものであり、 前記ベルト送りローラが、前記パターン形成領域に形成
    される前記ストライプ状インキパターンのストライプの
    本数およびピッチに応じて、前記ベルトの移動量を制御
    するものであって、かつ、 前記ベルトの内表面に、(i) 当該ベルトの軸の方向に伸
    びるパターン部を一定間隔で並設してなるストライプ状
    のインキパターン、または(ii)当該ベルトの軸の方向に
    伸びるパターン本体部と、当該軸の方向における少なく
    とも一方の端部において当該パターン本体部に連接しか
    つ当該パターン本体部に対し70°以下の角度に折れ曲
    がった状態で配置される斜設パターン部と、を一定間隔
    で並設してなるストライプ状のインキパターンを印刷形
    成するものであるシームレスベルト内表面へのパターン
    形成装置。
  10. 【請求項10】前記パターン形成体が円筒状のブランケ
    ットであって、 前記パターン形成体の移動手段が当該ブランケットをそ
    の周方向に回転自在に保持する架台であり、かつ、 当該架台が、(a) 前記(i) または(ii)のストライプ状イ
    ンキパターンに対応する画線部を備える印刷版に対し
    て、当該画線部の方向または当該画線部のうち前記(ii)
    のパターン本体部に対応する部位の方向と前記ブランケ
    ットの回転進行方向とを一致させつつ、当該ブランケッ
    トを当接して転動させる操作と、(b) 当該ブランケット
    の回転進行方向と前記ベルトの軸の方向とを一致させ
    て、前記ベルト内表面のパターン形成領域内に当該ブラ
    ンケットを当接し、転動させる操作と、をなすものであ
    る請求項9記載のシームレスベルト内表面へのパターン
    形成装置。
  11. 【請求項11】前記パターン形成体が印刷用パッドまた
    は平板状のブランケットであって、 前記パターン形成体の移動手段が当該パッドまたはブラ
    ンケットを保持する架台であり、かつ、 当該架台が、(c) 前記(i) または(ii)のストライプ状イ
    ンキパターンに対応する画線部を備える印刷版に対し
    て、前記パッドまたはブランケットの表面を当接させる
    操作、および(d) 当該パッドまたはブランケットの表面
    に形成されてなる前記(i) のストライプ状インキパター
    ンに対応するインキ像の方向もしくは前記(ii)のストラ
    イプ状インキパターンに対応するインキ像のうち前記パ
    ターン本体部に対応する部位の方向と、前記ベルトの軸
    の方向とを一致させて、当該パッドまたはブランケット
    を前記ベルト内表面のパターン形成領域内に当接させる
    操作をなすものである請求項9記載のシームレスベルト
    内表面へのパターン形成装置。
  12. 【請求項12】前記パターン形成体が、前記(i) または
    (ii)のストライプ状インキパターンに対応する画線部を
    備え、かつ当該画線部または当該画線部のうち前記(ii)
    のパターン本体部に対応する部位がその周方向に沿って
    設けられてなる円筒状のスクリーン版であって、 前記パターン形成体の移動手段が当該スクリーン版を回
    転自在に保持する架台であり、かつ、 当該架台が、前記スクリーン版の回転進行方向と前記ベ
    ルトの軸の方向とを一致させて前記ベルト内表面のパタ
    ーン形成領域内に当該スクリーン版を当接し、これを転
    動させる操作をなすものである請求項9記載のシームレ
    スベルト内表面へのパターン形成装置。
  13. 【請求項13】前記パターン形成体が、前記(i) または
    (ii)のストライプ状インキパターンに対応する画線部を
    備える平板状のスクリーン版であって、 前記パターン形成体の移動手段が当該スクリーン版を保
    持する架台であり、かつ、 当該架台が、前記スクリーン版の画線部の方向または当
    該画線部のうち前記(ii)のパターン本体部に対応する部
    位の方向と、前記ベルトの軸の方向とを一致させて、当
    該スクリーン版を前記ベルト内表面のパターン形成領域
    内に当接させる操作をなすものである請求項9記載のシ
    ームレスベルト内表面へのパターン形成装置。
  14. 【請求項14】前記パターン形成体が、その表面に前記
    (i) または(ii)のストライプ状インキパターンに対応す
    る画線部を備え、かつ当該画線部または当該画線部のう
    ち前記(ii)のパターン本体部に対応する部位がその周方
    向に沿って設けられてなる円筒状の印刷版であって、 前記パターン形成体の移動手段が当該印刷版を回転自在
    に保持する架台であり、かつ、 当該架台が、前記印刷版の回転進行方向と前記ベルトの
    軸の方向とを一致させて前記ベルト内表面のパターン形
    成領域内に当該印刷版を当接し、これを転動させる操作
    をなすものである請求項9記載のシームレスベルト内表
    面へのパターン形成装置。
  15. 【請求項15】前記パターン形成体が、その表面に前記
    (i) または(ii)のストライプ状インキパターンに対応す
    る画線部を備える平板状の印刷版であって、 前記パターン形成体の移動手段が当該印刷版を保持する
    架台であり、かつ、 当該架台が、前記印刷版の画線部の方向または当該画線
    部のうち前記(ii)のパターン本体部に対応する部位の方
    向と、前記ベルトの軸の方向とを一致させて、当該印刷
    版を前記ベルト内表面のパターン形成領域内に当接させ
    る操作をなすものである請求項9記載のシームレスベル
    ト内表面へのパターン形成装置。
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