JP2003001547A - 工作機械の制御装置 - Google Patents

工作機械の制御装置

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JP2003001547A JP2001189367A JP2001189367A JP2003001547A JP 2003001547 A JP2003001547 A JP 2003001547A JP 2001189367 A JP2001189367 A JP 2001189367A JP 2001189367 A JP2001189367 A JP 2001189367A JP 2003001547 A JP2003001547 A JP 2003001547A
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Shinji Yoshikawa
真治 吉川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工中の機械を加工プログラムの途中で停止
させることができて、機械異常発生時等の待機時間の短
縮が図れるようにする。特に、2軸工作機械に対して、
復旧が早期に行え、稼働率の向上が図れるようにする。 【解決手段】 工作機械3を加工プログラム11に従い
制御する機械制御手段12と、工作機械3の加工を中断
させる指令を与える加工中断指令手段18とを備える。
機械制御手段12は、中断指令を受けたときに、加工プ
ログラム11の途中で加工を中断させる中断処理手段1
7を有するものとする。中断処理手段17は、中断指令
を受けたときに、加工に使用中の工具による所定の単位
の加工の終了を待って、加工プログラム11の途中の加
工中断を行うものとする。工作機械3は、2つの加工部
4L,4Rを有する2軸工作機械である。加工中断指令
手段18は、各加工部4L,4Rに対して個別に中断指
令を与えることが可能なものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2軸旋盤等の工
作機械を制御する制御装置に関し、特に異常発生時の制
御機能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、2軸旋盤では、例えば図7に示す
ように、片軸(左側の軸L)で着座不良等の異常が発生
すると(時点NG)、他方の軸(右側の軸R)の加工が
終了してからサイクル停止し、オペレータコールしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記制御では、片方の
軸(L)は、他方の軸(R)の加工が終了するまでは、
何も仕事をせずに待機することになる。このような待機
時間は、短サイクルのワークでは、あまり問題にならな
いが、加工時間が長いワークの場合、日単位、月単位等
で積算すると、大きな無駄となる。
【0004】この発明の目的は、加工中の機械を加工プ
ログラムの途中で停止させることができて、機械異常発
生時等の待機時間の短縮が図れる工作機械の制御装置を
提供することである。この発明の他の目的は、加工を中
断しても、その中断したワークに筋等を発生させること
なく、精度良く残りの加工を行えるようにすることであ
る。この発明のさらに他の目的は、加工部を2つ有する
2軸工作機械に対して、加工の中断が加工部毎に行え
て、復旧が早期に行え、稼働率の向上が図れるようにす
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の構成を実施形
態に対応する図1と共に説明する。この工作機械の制御
装置は、工作機械(3)を加工プログラム(11)に従
い制御する機械制御手段(12)と、前記工作機械
(3)の加工を中断させる指令を与える加工中断指令手
段(18)とを備え、前記機械制御手段(12)は、前
記加工中断指令手段(18)から中断指令を受けたとき
に、前記加工プログラム(11)の途中で加工を中断さ
せる中断処理手段(17)を有するものとする。この構
成によると、加工中断指令手段(18)から中断指令を
与えることにより、機械制御手段(12)の中断処理手
段(17)は、加工プログラム(11)の途中で加工を
中断させる。このように、加工中の機械(3)を加工プ
ログラム(11)の途中で中断させることができるた
め、機械異常発生時等の待機時間の短縮を図ることがで
きる。
【0006】前記中断処理手段(17)は、中断指令を
受けたときに、加工に使用中の工具による所定の単位の
加工の終了を待って、加工プログラム途中の加工の中断
を行うものとすることが好ましい。使用中の工具による
所定の単位の加工は、例えばその工具をワークから離す
までの加工であり、長くても工具を別の工具に交換する
までの加工である。このように、使用中の工具による所
定の単位の加工の終了を待って加工を中断することによ
り、パスの途中で中断することが避けられる。パスの途
中で加工を中断すると、加工を再開したときに、工具送
り系や熱膨張状態等に極僅かな違いがあっても、パスの
途中で筋のような加工品質不良部分が発生することがあ
る。異なるパス間では、上記のような極僅かな違いは問
題とならない。このため、加工を中断しても、その中断
したワークに筋等を発生させることなく、精度良く残り
の加工を行うことができる。前記中断処理手段(17)
は、中断を行うときに、加工プログラム(11)におけ
る再開すべきブロックの先頭の位置を記憶するものとし
ても良い。加工プログラム(11)は、命令群であるブ
ロックで記述されることが多い。このような加工プログ
ラム(11)において、再開すべきブロックの先頭の位
置を記憶しておくと、中断後の続きの加工の再開を簡単
な制御で正しく行うことができる。再開すべきブロック
の先頭の位置は、例えばそのブロックのシーケンスナン
バーによって記憶するようにする。
【0007】前記工作機械(3)が、加工部(4L,4
R)を2つ有する2軸工作機械である場合に、前記加工
中断指令手段(18)は、各加工部(4L,4R)に対
して個別に中断指令を与えることが可能なものとするこ
とが好ましい。この構成の場合、各加工部(4L,4
R)を個別に加工プログラム(11)の途中で中断する
ことができる。そのため、例えばいずれか片方の加工部
(4L,4R)で異常が発生した場合に、異常の生じて
いない加工部(4L,4R)を中断させ、異常の発生し
た加工部(4L,4R)の復旧をできるだけ早期に行う
ことができる。これにより、無駄な待ち時間を無くし稼
働率を向上させることができる。なお、加工中断指令手
段(18)は、必ずしも各加工部(4L,4R)に対し
て別個に設けられたものでなくても良く、同じスイッチ
等の手段で構成されて操作形態の違いによって、加工部
の違いが認識できるように操作できるものであっても良
い。
【0008】なお、この構成の場合、次の工作機械の異
常発生時運転方法が実現できる。この運転方法は、2つ
の加工部(4L,4R)有し、それぞれ加工プログラム
(11)に従って機械制御手段(12)により制御され
る2軸工作機械(3)において、いずれかの加工部(4
L,4R)で異常が発生したときに、機械制御手段(1
2)により、異常の発生した加工部(4L,4R)を停
止してオペレータコールを行い、正常側の加工部(4
L,4R)を、オペレータによる中断指令の入力に従っ
て、機械制御手段(12)が加工プログラム(11)の
途中で加工を中断させる方法である。この方法におい
て、機械制御手段(12)は、中断指令を受けたとき
に、加工に使用中の工具による所定の単位の加工の終了
を待って、加工プログラム(11)の途中の加工中断を
行うものとしても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図面と共
に説明する。この工作機械の制御装置は、制御装置本体
1と操作盤2とを備え、工作機械3を制御するものであ
る。工作機械3は、第1および第2の加工部4L,4R
を備える。これら加工部4L,4Rはそれぞれワークに
対して加工を行う機械部分であり、ワーク支持手段と工
具支持とを有する。
【0010】図2は、工作機械3の具体例を示す。この
例の工作機械3は平行2軸旋盤からなり、第1および第
2の加工部4L,4Rとして、それぞれワーク支持手段
である主軸5と、工具支持手段である刃物台6とを備え
る。主軸5は、ワークWを支持する車軸チャック5aを
軸端に有し、主軸台7に設置されている。刃物台6はタ
レットからなり、タレットキャリッジ8に前後移動およ
び割出回転が可能に設置さている。タレットからなる刃
物台6は、正面形状が多角形のドラム状のものであり、
各周面部分からなる工具ステーションSに、それぞれ工
具T(図3)が取付けられる。タレットキャリッジ8
は、ベッド9上に左右移動自在に設置されている。各加
工部4L,4Rは、加工または機械の異常を検出する異
常検出センサ10を有している。異常検出センサ10
は、例えば、主軸チャック5aに設けられてワークWが
正しく着座しているか否かを検出する着座検出スイッチ
等からなる。
【0011】図1において、機械制御装置本体1は、コ
ンピュータ式の数値制御装置およびプログラマブルコン
トローラにより構成されたものであり、工作機械3を加
工プログラム11に従って制御する機械制御手段12を
有している。機械制御手段12は、工作機械3の各加工
部4L,4Rに対して個別に設けられ、それぞれ別の加
工プログラム11に従って、対応する加工部4L,4R
を制御するものとしてある。両機械制御手段12は、互
いに同じ構成のものであり、片方の機械制御手段12に
ついてのみ説明する。
【0012】機械制御手段12は、加工プログラム11
を解読して実行する基本制御手段13を備え、この他に
異常検出手段14、報知手段15、異常停止手段16、
および中断処理手段17とを有している。異常検出手段
14は、工作機械3の各加工部4L,4Rに設けられた
異常検出センサ10の検出信号によって異常の判定を行
い、異常と判定した場合に異常信号を出力する手段であ
る。報知手段15は、異常検出手段14の異常信号を受
けて、報知ランプ、報知音発生手段、画面表示手段等の
オペレータコール手段に、所定の異常の報知出力を行わ
せる手段である。異常停止手段16は、異常検出手段1
4の異常信号を受けて、対応する加工部4L,4Rを運
転停止させる手段である。
【0013】中断処理手段17は、操作盤2に設けられ
た加工中断指令手段18のオン信号応答して、所定の中
断処理を行う手段である。中断処理手段17および加工
中断指令手段18は、一般的な制御装置に対してこの実
施形態において追加した特徴的な手段であり、後に詳細
に説明する。
【0014】操作盤2は、制御装置本体1に対してオペ
レータの操作の入力等を行う手段であり、工作機械3の
各加工部4L,4Rに対する指令入力手段として、起動
スイッチ19、リセットスイッチ20、およびモード切
換スイッチ21を有している。起動スイッチ19は、機
械制御手段12による加工部4L,4Rの起動指令を与
えるスイッチである。リセットスイッチ20は、機械制
御手段12を所定の初期状態に戻す指令を与える手段で
ある。モード切換スイッチ21は、機械制御手段12
を、加工プログラム11に従う自動運転モードと、操作
盤2の操作スイッチ(図示せず)による手動運転を行わ
せるモードとに切換えを行う手段である。なお、起動ス
イッチ19、リセットスイッチ20、およびモード切換
スイッチ21は、左右の加工部4L,4Rに対して共通
の一つのものとしても良い。
【0015】この実施形態はこのような操作盤2に対し
て、各加工部4L,4Rに対して、加工を中断させるた
めの指令を与える加工中断指令手段18を設けている。
加工中断指令手段18は、例えばプッシュボタン型のス
イッチからなる。
【0016】加工中断指令手段18に対応して機械制御
手段12に設けた中断処理手段17は、加工中断指令手
段18のオン信号による中断指令を受けたときに、上記
の所定の処理として、加工プログラム11の途中で加工
を中断させる制御を行うものである。中断処理手段17
は、中断指令を受けたときに、加工に使用中の工具T
(図3)による所定の単位の加工の終了を待って、加工
プログラム11の途中の加工中断を行うものとすること
が好ましい。使用中の工具Tによる所定の単位の加工
は、例えばその工具Tをワークから離すまでの加工であ
り、長くても工具Tを別の工具に交換するまでの加工で
ある。
【0017】所定の単位の加工の具体例を図3と共に説
明する。同図に示すような段付き軸状のワークWの小径
部W1および大径部W2の外径加工、および段差面W3
の端面加工を行う場合を考える。小径部W1および大径
部W2の加工を同じ工具Tで加工する場合に、小径部W
1から大径部W2まで連続して加工する場合は、小径部
W1の大径部W2を合わせた加工が、1つの単位の加工
となる。小径部W1の加工の後、一旦、工具Tをワーク
Wから後退させて離し、大径部W2の加工を行う場合
は、小径部W1の加工と小径部W2の加工とはそれぞれ
別の単位の加工とされる。端面W3の加工は、工具Tが
異なるものに交換されるため、別の単位の加工である。
【0018】中断処理手段17による所定の単位の加工
の制御上の区別は、例えば図4に示すように加工プログ
ラム11に記述された中断可能宣言コードMにより判別
される。なお、中断可能宣言コードMは、必ずしも設け
なくても良く、例えばシーケンスナンバーNOを、中断
可能宣言コードとして流用しても良い。中断処理手段1
7は、中断指令を受けたときに、基本制御手段13で中
断可能宣言コードMが読み出されるまで加工を続行し、
このコードMが読み出されたときに加工の中断を行わせ
る。加工プログラム11は、図4に概略を示すように、
複数のブロックBの並びで構成され、中断可能宣言コー
ドMは、各ブロックBの最後に記述される。なお、必ず
しも全てのブロックBに中断可能宣言コードMを記述す
る必要はなく、プログラム作成時等に加工を中断しても
良いと考えた箇所に中断可能宣言コードMを記述すれば
良い。ブロックBは、一つの単位の加工の指令群を記述
したものであり、先頭にシーケンスナンバーNOのワー
ドが記述される。各ブロックB内には、例えば準備機能
ワード、位置決めディメンションワード、送り機能ワー
ド、主軸機能ワード、工具機能ワード、補助機能ワード
等が記述される。中断可能宣言コードMは、補助機能ワ
ードの一つとして記述される。
【0019】加工プログラム11の先頭には、シーケン
スジャンプ指令Jを記述しておく。シーケンスジャンプ
指令Jは、加工中断後の再開時に、中断したシーケンス
ナンバーのブロックBの次のブロックBにジャンプさせ
る手段である。中断処理手段17は、中断を行ったとき
のブロックのシーケンスナンバーNOを記憶しておき、
加工プログラム11による加工再開時に、加工プログラ
ム11の先頭から再開させて、シーケンスジャンプ指令
Jに従って、中断したブロックBの次のブロックBから
加工を再開させる。なお、中断処理手段17は、中断し
た次のブロックBの先頭まで進んで中断し、そのブロッ
クBのシーケンスナンバーNOを記憶しておくようにし
ても良い。
【0020】次に、上記構成による中断時の制御例を説
明する。概略を説明すると、両加工部4L,4Rによる
運転中、いずれか片方の加工部4L,4Rが何らかの異
常で加工を続けられないような状態になったときに、そ
の時点でオペレータコールをし、他方の加工部4L,4
Rを中断し、異常の発生した加工部4L,4Rの異常除
去後に再起動するという手続きを行う。
【0021】図5の流れ図および図6のタイムチャート
と共に、中断時の制御の具体例を説明する。通常の連続
運転中(ステップS1)に、左側の加工部4Lで着座異
常が発生したとする(S2)。このとき、着座異常は図
1の異常検出手段14で検出され、報知手段15により
オペレータコールを行う(S4)。異常の発生した加工
部4Lは、異常停止手段16の制御によって停止する。
オペレータは、オペレータコールを確認し、右側の加工
部4Rの加工中断指令手段18をオンする(S4)。こ
れにより発生した中断指令により、右側の加工部4Rに
対する中断処理手段17は、加工中のブロックB(図
4)の終了まで加工を続行させた後、加工を停止させ
る。つまり次ブロックの先頭で加工停止する(S5)。
停止するまでは、オペレータは待機し、また停止するま
では報知手段15による報知ランプの点滅等による報知
を続行する。
【0022】中断処理による停止の後、オペレータはリ
セッチスイッチ20(図1)をオンし、モード切換スイ
ッチ21を手動モードに切り換える(S5)。この状態
で、異常の発生側である左側加工部4Lの機体カバーの
扉(図示せず)を開き、異常原因を除去する(S7)。
異常原因が除去されると、オペレータの操作によって扉
を閉め(S8)、左右両側とも、オペレータの操作によ
って加工プログラム11の頭出しを行う(S9)。この
後、起動スイッチ19をオンすると(S10)。右側の
加工部4Rについては、シーケンスジャンプ指令J(図
4)によって、加工プログラム11における中断したと
きの続きへ自動的にジャンプし、加工を続行する(S1
1)。異常の発生側である右側の加工部4Rについて
は、説明を省略したが、異常の種類等に応じて、異常停
止したときの続きへ自動的にジャンプし、加工を続行す
るか。
【0023】この工作機械の制御装置によると、このよ
うに、いずれか片側の加工部4L,4Rに異常が発生す
ると、即座にオベレータコールを行い、正常側の加工部
4L,4Rについて、ワークWの加工終了まで待たず
に、加工中断指令手段18のオンによって加工中断を可
能としたため、無駄な待機時間を無くし、稼働率を向上
させることができる。加工の中断は、加工に使用中の工
具Tによる所定の単位の加工の終了を待って行われるた
め、加工を中断したワークWに筋等を発生させることな
く、精度良く残りの加工を行うことができる。
【0024】なお、加工中断指令手段17は、各加工部
4L,4Rに対して個別に中断指令を与えることが可能
なものであるため、異常検出手段14で異常検出された
場合に限らず、オペレータが任意時に、意識的に加工を
中断させ、寸法確認等の加工状態をチェックする場合等
に利用することもできる。
【0025】
【発明の効果】この発明の工作機械の制御装置は、工作
機械を加工プログラムに従い制御する機械制御手段と、
前記工作機械の加工を中断させる指令を与える加工中断
指令手段とを備え、前記機械制御手段は、前記加工中断
指令手段から中断指令を受けたときに、前記加工プログ
ラムの途中で加工を中断させる中断処理手段を有するも
のとしたため、加工中の機械を加工プログラムの途中で
停止させることができて、機械異常発生時等の待機時間
の短縮を図ることができる。前記中断処理手段を、中断
指令を受けたときに、加工に使用中の工具による所定の
単位の加工の終了を待って、加工プログラム途中の加工
の中断を行うものとした場合は、加工を中断しても、そ
の中断したワークに筋等を発生させることなく、精度良
く残りの加工を行うことができる。前記中断処理手段
を、中断を行うときに、加工プログラムにおける再開す
べきブロックの先頭の位置を記憶するものとした場合
は、簡単な制御で中断後の続きの加工を正しく再開する
ことができる。工作機械が加工部を2つ有する2軸工作
機械である場合に、前記加工中断指令手段を、各加工部
に対して個別に中断指令を与えることが可能なものとし
た場合は、いずれかの加工部の異常発生時に、他方の加
工部を無駄に待機させることなく、復旧を早期に行え、
稼働率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる工作機械の制御
装置の概念構成を示すブロック図である。
【図2】同工作機械の部分正面図である。
【図3】同工作機械によるワークと工具のパスとの関係
を示す側面図である。
【図4】加工プログラムの一例の説明図である。
【図5】同制御装置による異常発生時の処理例の流れ図
である。
【図6】同処理例のタイムチャートである。
【図7】従来の処理方法のタイムチャートである。
【符号の説明】
1…制御装置本体 2…操作盤 3…工作機械 4L,4R…加工部 5…主軸 6…刃物台 10…異常検出センサ 11…加工プログラム 12…機械制御手段 13…基本制御手段 14…異常検出手段 15…報知手段 16…異常停止手段 17…中断処理手段 18…加工中断指令手段 B…ブロック J…シーケンスジャンプ指令 M…中断可能宣言コード T…工具 W…ワーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械を加工プログラムに従い制御す
    る機械制御手段と、前記工作機械の加工を中断させる指
    令を与える加工中断指令手段とを備え、前記機械制御手
    段は、前記加工中断指令手段から中断指令を受けたとき
    に、前記加工プログラムの途中で加工を中断させる中断
    処理手段を有するものとした工作機械の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記中断処理手段は、中断指令を受けた
    ときに、加工に使用中の工具による所定の単位の加工の
    終了を待って、加工プログラム途中の加工の中断を行う
    ものとした請求項1記載の工作機械の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記中断処理手段は、中断を行うとき
    に、加工プログラムにおける再開すべきブロックの先頭
    の位置を記憶するものとした請求項1または請求項2記
    載の工作機械の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記工作機械は、加工部を2つ有する2
    軸工作機械であり、前記加工中断指令手段は、各加工部
    に対して個別に中断指令を与えることが可能なものとし
    た請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の工作機械
    の制御装置。
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