JP2003001206A - 基板処理方法及び基板処理装置 - Google Patents

基板処理方法及び基板処理装置

Info

Publication number
JP2003001206A
JP2003001206A JP2001182679A JP2001182679A JP2003001206A JP 2003001206 A JP2003001206 A JP 2003001206A JP 2001182679 A JP2001182679 A JP 2001182679A JP 2001182679 A JP2001182679 A JP 2001182679A JP 2003001206 A JP2003001206 A JP 2003001206A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
nitrogen gas
processed
inert gas
discharge lamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001182679A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4682456B2 (ja
Inventor
Noriya Wada
憲也 和田
Kazuto Kinoshita
和人 木下
Kazuhiko Kenmori
和彦 権守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Electronics Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
Priority to JP2001182679A priority Critical patent/JP4682456B2/ja
Priority to TW090115008A priority patent/TW501198B/zh
Priority to US09/988,559 priority patent/US6821906B2/en
Priority to KR10-2001-0074234A priority patent/KR100398937B1/ko
Publication of JP2003001206A publication Critical patent/JP2003001206A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4682456B2 publication Critical patent/JP4682456B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic System or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B7/00Cleaning by methods not provided for in a single other subclass or a single group in this subclass
    • B08B7/0035Cleaning by methods not provided for in a single other subclass or a single group in this subclass by radiant energy, e.g. UV, laser, light beam or the like
    • B08B7/0057Cleaning by methods not provided for in a single other subclass or a single group in this subclass by radiant energy, e.g. UV, laser, light beam or the like by ultraviolet radiation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B7/00Cleaning by methods not provided for in a single other subclass or a single group in this subclass
    • B08B7/0035Cleaning by methods not provided for in a single other subclass or a single group in this subclass by radiant energy, e.g. UV, laser, light beam or the like

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘電体バリア放電ランプからの紫外光が照射
される領域を酸素の存在しない雰囲気として、基板に照
射される紫外光の作用による洗浄等の処理精度及び処理
効率を向上させる。 【解決手段】 処理チャンバ12内に設けた誘電体バリ
ア放電ランプ1からの紫外光により還元性の活性種[H
・]と酸化性の活性種[・OH]とを生成し、かつ短波
長の紫外光の照射エネルギーにより基板10の表面に付
着する有機物質からなる汚染物を分解して、分解されて
低分子化した汚染物を水の分解生成物との間で還元反応
と酸化反応とが生じさせるために、窒素ガス噴射ノズル
30により基板10の表面に沿って、その搬送方向と反
対方向に向けて窒素ガスを流すことにより、まず基板1
0の被処理面及びその近傍から空気を除去して、窒素ガ
スにより置換させ、次いでウエット窒素ガス供給ノズル
17から供給される水蒸気と窒素ガスとを混合させたウ
エット窒素ガスにより基板10の表面及びその近傍を加
湿する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネル基板、
半導体ウエハ、磁気ディスク基板、光ディスク基板等の
ように、ガラス,半導体,樹脂,セラミックス,金属等
や、それらの複合された基板表面に紫外光を照射して、
洗浄,エッチング等の処理を行う紫外光照射による基板
処理方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、液晶パネルを構成する透明基板
を構成するTFT基板は、その表面に成膜手段により透
明電極等を含む回路パターンが形成される。この基板製
造工程においては、基板表面に対して、洗浄やエッチン
グ等の処理が行われる。このような処理方式は、所定の
処理液を塗布乃至噴射して行うウエットプロセス方式で
行うのが一般的である。しかしながら、近年において
は、基板の洗浄やエッチング等といった処理は、紫外光
を照射することによるドライプロセスでも行われるよう
になってきている。
【0003】特開2001−137800号公報に基板
に対して紫外光を照射する処理を行うように構成したも
のが開示されている。この公知の処理方式は、被処理用
の基板を搬送手段で搬送する間に、誘電体バリア放電ラ
ンプを設けたランプハウスの下部を通過させるようにな
し、基板と誘電体バリア放電ランプとの間に不活性ガス
と水蒸気とを混合した加湿化不活性ガスを供給するよう
にしている。従って、誘電体バリア放電ランプから照射
された紫外光は、その照射エネルギーにより基板表面に
付着している有機物の化学結合を分解して低分子化させ
ることになる。また、紫外光は雰囲気中の水蒸気にも作
用して、水を分解させて、還元性の活性種[H・]及び
酸化性の活性種[・OH]を生成させる。その結果、基
板表面において低分子化した有機物がこれらの活性種
[H・],[・OH]と還元反応及び酸化反応を生じさ
せて、揮発性の物質に変換されることになって、有機汚
損物を基板表面から分離させることができる。従って、
基板の表面が清浄化されると共に濡れ性が改善される。
【0004】ここで、誘電体バリア放電ランプから基板
に対して紫外光を照射する際に、雰囲気中に酸素が含ま
れていると、この紫外光のエネルギーが酸素に吸収され
て減衰することになる。その結果、基板表面に付着して
いる有機物に対する分解能力が著しく減殺されてしま
う。従って、紫外光照射領域の雰囲気の制御は極めて重
要であり、誘電体バリア放電ランプを処理チャンバ内に
設け、処理チャンバ内から酸素を極力排除する必要があ
る。処理チャンバ内に水蒸気と窒素ガス等の不活性ガス
との混合ガスを供給するのは、紫外光の減衰を極力抑制
するためであり、かつ必要な活性種[H・],[・O
H]を基板の表面近傍に集中的に発生させるためであ
る。さらに、処理チャンバには基板の出入り口を開口さ
せなければならないが、この基板の出入り口を外気と遮
断する必要があり、このために処理チャンバの内部の圧
力を高める等の手段を採用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、処理チ
ャンバ内の雰囲気を、酸素を含まず、水蒸気で加湿され
た不活性ガスで充満させることによって、誘電体バリア
放電ランプから照射される紫外光のエネルギーを、必要
な活性種の生成と、基板表面の有機汚染物の分解とのた
めに極めて効率的に利用でき、基板の洗浄等を含む処理
の精度が著しく高くなる等の利点がある。しかしなら
が、前述した従来技術においても、なお問題点がない訳
ではない。
【0006】即ち、基板は外気中から処理チャンバ内に
搬入されることになり、その時に基板と共に空気が処理
チャンバ内に入り込むのを防止できない。特に、空気に
は粘性があることから、基板の表面における空気層は処
理チャンバ内に導入された後にも、基板表面に粘着した
状態に保持される。従って、そのままの状態で基板が誘
電体バリア放電ランプの下部位置に移行すると、たとえ
処理チャンバの内部雰囲気を厳格に管理していたとして
も、この空気層に含まれる酸素に紫外光のエネルギーが
吸収されて、エネルギーロスが発生する等といった問題
点がある。
【0007】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、基板を誘電体バリア
放電ランプからの紫外光を照射する前の段階で、この基
板の表面及びその近傍から酸素を排除することによっ
て、紫外光の減衰を最小限に抑制することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の基板処理方法としては、基板の被処理
面及びその近傍から空気を除去する酸素除去工程と、基
板に加湿化した不活性ガスを供給してこの基板の被処理
面及びその近傍を加湿する加湿工程と、誘電体バリア放
電ランプから前記基板の被処理面に対して紫外光を照射
する表面処理工程とからなることをその特徴とするもの
である。
【0009】また、第2の基板処理方法としては、搬送
手段により基板の被処理面を上向けた状態にして水平搬
送する間に、誘電体バリア放電ランプから紫外光をこの
基板の表面に照射することによって、この基板表面を処
理するものであり、前記基板の被処理面に対して、その
搬送方向と反対方向に向けて不活性ガスを噴射すること
により、この基板の被処理面及びその近傍から空気を除
去し、次いで前記基板の搬送方向に向けて水蒸気により
加湿化された不活性ガスを供給することによって、この
基板の被処理面及びその近傍を加湿し、前記基板の被処
理面に前記誘電体バリア放電ランプから紫外光を照射す
ると共に、水蒸気を分解させて還元性の活性種[H・]
及び酸化性の活性種[・OH]を含む雰囲気を生成し、
この雰囲気内で前記基板の被処理面に対して、これら活
性種[H・],活性種[・OH]を作用させることをそ
の特徴とするものである。
【0010】さらに、本発明の基板処理装置としては、
基板をその被処理面を上に向けた状態で水平搬送する基
板搬送手段と、前記基板搬送手段による搬送経路の上部
に設けられ、前記基板の被処理面に紫外光を照射する誘
電体バリア放電ランプを設けた処理チャンバと、前記誘
電体バリア放電ランプによる紫外光の照射領域より前記
基板の搬送方向における上流側の位置に設けられ、前記
基板の被処理面に向けて加湿化された不活性ガスを供給
する加湿化不活性ガス供給手段と、前記加湿化不活性ガ
ス供給手段の配設位置より前記基板の搬送方向における
上流側に設けられ、前記基板の被処理面及びその近傍か
ら空気を除去する酸素除去手段とから構成したことをそ
の特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。まず、図1及び図2に本発
明の基板処理装置に用いられる誘電体バリア放電ランプ
(以下、単に放電ランプという)の概略構成を示す。
【0012】これらの図において、1は放電ランプであ
る。放電ランプ1は共に石英ガラスで一体的に形成した
内管部2と外管部3とから円環状に形成した石英ガラス
管4で構成される。この石英ガラス管4の内部は密閉さ
れた放電空間5となる。内管部2の内側には円筒状の金
属板からなる金属電極6がこの内管部2に固着して設け
られている。また、外管部3の外周面には、金網電極7
が設けられている。そして、これら金属電極6と金網電
極7との間に交流電源8が接続されている。さらに、内
管部2の内側には、金属電極6を冷却するための冷却用
流体(例えば冷却水)の通路として利用される。
【0013】石英ガラス管4の内部には放電ガスが封入
されており、金属電極6と金網電極7との間に交流の高
電圧を印加すると、内管部2と外管部3との誘電体間に
放電プラズマ(誘電体バリア放電)が発生し、この放電
プラズマにより放電ガスの原子が励起されて、プラズマ
放電状態となる。そして、このプラズマ放電状態から基
底状態に戻る際に、プラズマ放電発光が生じる。この時
の発光スペクトルは、石英ガラス管4内に封入された放
電ガスにより異なるが、キセノン(Xe)ガスを用いる
と、172nmに中心波長を持つ単色光の発光となる。
また、アルゴン(Ar)ガスを放電ガスとして用いれ
ば、発光波長の中心は低圧水銀ランプの波長より短い1
26nmとなる。そして、金属電極6は反射板として機
能し、また金網電極7は実質的に透明電極として機能す
るから、この短波長の紫外光は外管部3側から照射され
る。なお、この場合のキセノンガスの封入圧は、例えば
350Torr程度とする。
【0014】次に、以上の放電ランプ1を用いた基板の
洗浄装置として構成したものを図3に示す。同図におい
て、10は洗浄が行われる対象物としての基板である。
基板10は、例えばガラス、半導体、合成樹脂、セラミ
ックス、金属等で形成した薄板からなり、平面形状とし
ては、四角形乃至円形等である。この基板10は、基板
搬送手段として、例えばローラコンベア11(所定のピ
ッチ間隔をもって配設した回転軸に複数のローラを取り
付けたもの)により同図に矢印で示した方向に水平搬送
されるものであり、この間に基板10の表面がドライ洗
浄される。このために、ローラコンベア11による搬送
経路の所定の位置に処理チャンバ12が配設されてい
る。そして、処理チャンバ12の前面部と後面部とに
は、基板10が搬入される入口12a及び処理が終了さ
れた基板10が搬出される出口12bがそれぞれ開口し
ている。ここで、入口12a,出口12bの開口部は、
少なくとも基板10を通過できるものとなし、かつロー
ラコンベア11による搬送時に基板10が振動しても、
この基板10が処理チャンバ12の入口12aや出口1
2bの壁面と接触しないという条件で、できるだけ小さ
い面積とする。
【0015】処理チャンバ12にはランプハウス13が
装着されており、ランプハウス13には放電ランプ1が
装着されている。ランプハウス13は密閉した空間を形
成しており、放電ランプ1の配設位置の下部側には石英
ガラス等からなる窓ガラス14が設けられている。ま
た、放電ランプ1の上部側には凹面鏡等からなる反射部
材15が装着されている。従って、放電ランプ1からは
下方に向けて紫外光が照射される。この放電ランプ1か
ら照射される紫外光が減衰するのを防止するために、ラ
ンプハウス13には窒素ガス供給配管16が接続されて
おり、このランプハウス13内に不活性ガスとしての窒
素ガス(N2 ガス)が供給され、酸素の存在しない空間
となるように保持する。なお、この窒素ガスは湿気のな
いドライ窒素ガスである。
【0016】また、処理チャンバ12内には基板10の
表面である被処理面に対して加湿化不活性ガスとして、
水蒸気により加湿された窒素ガス、つまりウエット窒素
ガスが供給される。このために、加湿化不活性ガス供給
手段としてのウエット窒素ガス供給ノズル17が処理チ
ャンバ12内に開口している。このウエット窒素ガス供
給ノズル17は、基板10の搬送方向において、ランプ
ハウス13の配設位置より上流側に位置しており、少な
くとも基板10の搬送方向と直交する方向の全長を覆う
幅を有するものである。そして、ウエット窒素ガスは基
板10の搬送方向に向けて斜め上方から噴射するように
なっており、このためにウエット窒素ガス供給ノズル1
7の下端部近傍で所定角度曲げられている。
【0017】ここで、ウエット窒素ガス供給ノズル17
からは窒素ガスに水蒸気を含ませることにより加湿され
た窒素ガスであり、このためにウエット窒素ガス供給ノ
ズル17は窒素ガス加湿装置に接続されている。この窒
素ガス加湿装置の具体的な構成としては、例えば図4に
示したように構成することができる。図中、20はウエ
ット窒素ガスの供給源となる窒素ガスタンクであり、こ
の窒素ガスタンク20からの供給配管21は途中で分岐
している。一方の分岐配管21aは途中に流量調整弁2
2及び流量計23を介して混合容器24に接続されてい
る。
【0018】これに対して、もう一方の分岐配管21b
は流量調整弁25及び流量計26を経て純水タンク27
の液面下に導かれる。分岐配管21bの純水タンク27
内に浸漬された部分には多数の窒素ガス噴出用の微小孔
が形成されている。従って、所定の圧力で窒素ガスが供
給されると、純水タンク27の液面下から窒素ガスが発
泡状態となって浮上することになり、その間に水蒸気を
発生させ、これによって窒素ガスが水蒸気により加湿さ
れて、加湿化不活性ガスとしての加湿化窒素ガスが生成
される。このようにして生成された加湿化窒素ガスは導
入管28を介して混合容器24内に導かれ、分岐配管2
1aからの窒素ガスと混合されて、ガス中の水蒸気の濃
度が調整される。チャンバ14に接続したウエット窒素
ガス供給ノズル17は、この混合容器24に接続されて
おり、このウエット窒素ガス供給ノズル17の途中には
圧力調整弁29が装着されている。従って、チャンバ1
4内の加湿化窒素ガスの圧力が調整される。
【0019】ウエット窒素ガス供給ノズル17の配設位
置よりも、基板10の搬送方向における上流側の位置に
は、酸素除去手段を構成する窒素ガス噴射ノズル30が
設けられている。窒素ガス噴射ノズル30は、ウエット
窒素ガス供給ノズル17と、処理チャンバ12における
入口12aとの間に位置しており、この窒素ガス噴射ノ
ズル30も基板10の幅方向のほぼ全長に及ぶ長さを有
するものであって、真下方向に向けてドライ窒素ガスを
供給するようになっている。そして、窒素ガス噴射ノズ
ル30の下端開口部は基板10の搬送方向の前後方向に
向けて拡開しており、かつその内部には風向ガイド部材
31が取り付けられている。風向ガイド部材31は、図
5に矢印で示したように、窒素ガスノズル30内を流下
するドライ窒素ガスを2つの流れに分けられることにな
る。一方の流れは、基板10の搬送方向と反対側、つま
り処理チャンバ12の入口12a方向に向けて、斜め上
方から基板10の被処理面に向けられるようにガイドさ
れる。また、もう一方の流れは基板10の搬送方向に向
けてガイドされる。そして、窒素ガスノズル30内に供
給されるドライ窒素をこのように2方向にガイドするた
めに、風向ガイド部材31には、傾斜形状となったガイ
ド面31a,31bが形成されている。
【0020】さらに、処理チャンバ12におけるランプ
ハウス13の配設位置の下流側位置の下部位置には排気
管33が接続されている。排気管33には、図示しない
吸引ポンプ等の負圧発生手段が接続される。従って、排
気管33内に負圧吸引力を作用させている。これによっ
て、窒素ガス噴射ノズル30及びウエット窒素ガス供給
ノズル17から処理チャンバ12内に供給されたガス
は、この処理チャンバ12内に滞留することなく排気管
33から外部に排出されるように、処理チャンバ12内
のガスが循環することになる。
【0021】処理チャンバ12の内部の圧力を大気圧よ
り高くすることにより、この処理チャンバ12内を外気
と遮断することができる。しかしながら、処理チャンバ
12内の外気からの遮断をより確実に行うために、入口
12a側の外面部には、外気が処理チャンバ12内に流
入するのを防止する外気遮断手段としての負圧発生部3
4a,34bが装着されている。34aは上部側の、3
4bは下部側の負圧発生部であり、これら負圧発生部3
4a,34bには吸引管35a,35bが接続されてい
る。また、これら上下の負圧発生部34a,34b間
は、基板10が通過できる間隔だけ離間している。一
方、処理チャンバ12の出口12bを外気から遮断する
ための外気遮断手段としてのエアカーテン形成部36が
設けられており、このエアカーテン形成部36からは空
気を処理チャンバ12の外面に沿って真下に向けてエア
を流通させるものであり、これによって基板10の出口
12bも外気と遮断される。ただし、基板10が出口1
2bを通過している間は、基板10に遮られて、エアカ
ーテンによる遮断機能を発揮しなくなるが、出口12b
は基板10で実質的に閉鎖されることになり、しかも基
板10は出口12bから外方に向けて移動するものであ
るから、処理チャンバ12内を外気圧より若干高圧にし
ておくことにより確実に外気と遮断できる。
【0022】而して、放電ランプ1を設けたランプハウ
ス13は密閉され、かつ窒素ガス配管16によりドライ
窒素が供給されて、このランプハウス13の内部は酸素
が含まれない雰囲気が確保されている。また、処理チャ
ンバ12内には窒素ガス噴射ノズル30からドライ窒素
が供給されており、しかもこの処理チャンバ12の入口
12a及び出口12bはそれぞれ負圧発生部34a,3
4bと、エアカーテン形成部36とによって、外気と遮
蔽されているので、やはり処理チャンバ12の内部はド
ライ窒素が充満し、実質的に酸素を含まない雰囲気状態
となる。なお、処理チャンバ12内にウエット窒素ガス
供給ノズル17も配置されている。このウエット窒素ガ
ス供給ノズル17から供給される水蒸気が処理チャンバ
12の内部に充満させないようにする必要がある。この
ためには、基板10が処理チャンバ12内に位置してい
ない時には、このウエット窒素ガス供給ノズル17から
ウエット窒素ガスを噴出させないようにするのが望まし
い。ただし、排気管33をウエット窒素ガス供給ノズル
17の延長線位置に開口させるようにすれば、ウエット
窒素ガスを常時噴射しても、このウエット窒素ガスは処
理チャンバ12内に滞留することなく直接排気されるこ
とになる。
【0023】処理チャンバ12は以上の雰囲気状態に保
持されているが、基板10はローラコンベア11により
入口12aから処理チャンバ12内に導かれる。処理チ
ャンバ12の外部は大気の状態となっている。従って、
基板10が処理チャンバ12に搬入された時には、基板
10の表面及びその近傍には空気が存在しており、この
空気は、その粘性により基板10の表面に密着したまま
で処理チャンバ12内に導かれる。従って、まずこの基
板10の表面及びその近傍に存在する空気を排除して窒
素ガスと置換させる。これが酸素除去工程である。
【0024】即ち、基板10はローラコンベア11によ
り入口12aから処理チャンバ12内に導かれる。基板
10が処理チャンバ12内に導かれると、まずその被処
理面に対して窒素ガス噴射ノズル30からドライ窒素ガ
スが噴射される。このドライ窒素ガスは風向ガイド部材
31のガイド面31aにより整流された状態で方向転換
されて、基板10の被処理面に対して斜め上方から入射
され、さらにこの被処理面に沿って流れるようになる。
一方、処理チャンバ12の入口12aの外部には負圧発
生部34aが設けられており、この負圧発生部34a内
には負圧による吸引力が作用している。従って、基板1
0の表面に沿って流れるドライ窒素ガスの流速が大きく
なり、搬入時に基板10の表面に存在していた空気は、
このドライ窒素ガスの流れによりそぎ落とされるように
して、入口12aの外部に押し戻される。その結果、基
板10の表面から空気が除去されて、酸素を含まないド
ライ窒素ガスに置換される。
【0025】表面がドライ窒素ガスに置換された基板1
0の表面には、さらにウエット窒素ガス供給ノズル17
から噴射されるウエット窒素ガスが供給されて、基板1
0の表面及びその近傍の雰囲気が水蒸気により加湿され
る。即ち、これが加湿工程である。
【0026】ここで、ウエット窒素ガスの供給方向は斜
め上方から基板10の搬送方向に向けられる。これによ
って基板10のドライ窒素ガスに置換され、酸素を含ま
なくなった基板10の表面に向けてウエット窒素ガスに
よる水蒸気が送り込まれる。その結果、基板10の表面
及びその近傍は酸素を含まない不活性ガスと水蒸気との
混合ガスを存在させた雰囲気状態となる。
【0027】さらに、基板10はランプハウス13にお
ける窓ガラス14の配設位置の下部を通過することにな
るが、その間に放電ランプ1から短波長の紫外光が基板
10の表面に照射されて、その表面が洗浄される。つま
り、これが処理工程である。ここで、放電ランプ1から
の紫外光の減衰を極力抑制するために、基板10の表面
と窓ガラス14との間の間隔はできるだけ狭くする方が
望ましい。ただし、ローラコンベア11により搬送され
る基板10が窓ガラス14と接触しないようにする必要
がある。搬送コンベア11により基板10を搬送する際
には基板10に振動が生じるが、この振動を最小限に抑
制すると共に、基板10の搬送面を窓ガラス14と接触
しないことを条件として、できるだけ近接させるように
する。
【0028】而して、基板10の表面及びその近傍には
窒素ガスと水との混合流体が存在しており、放電ランプ
1から照射される紫外光による放射線の作用によって、
水が分解されることになり、その結果として、還元性の
活性種[H・]と酸化性の活性種[・OH]とが生成さ
れる。また、短波長の紫外光の照射エネルギーにより基
板10の表面に付着する有機物質からなる汚染物が分解
される。このようにして分解されて低分子化した汚染物
は、水の分解生成物との間で還元反応と酸化反応とが生
じる。つまり、基板10の表面及びその近傍では、酸化
性活性種[・OH]の作用による酸化反応だけでなく、
還元性活性種[H・]の作用によって還元反応も生じ
る。その結果、紫外光により分解された有機物は迅速か
つ確実に揮発物質に変換される。
【0029】しかも、窒素ガス噴射ノズル30の風向ガ
イド部材31には、基板10の搬送方向に向けたガイド
面31bが形成されており、またウエット窒素ガス供給
ノズル17から噴射されるウエット窒素ガスには基板1
0の搬送方向に向けての流れが形成される。従って、紫
外光の作用により発生した揮発物質はランプハウス13
の配設位置から速やかに除去されて、排気管33を介し
て外部に放出される。その結果、ランプハウス13の下
部位置は常に新鮮な水蒸気を含む窒素ガスが充満する状
態に保持される。
【0030】以上によって、基板10の表面に対してド
ライ洗浄が行われ、有機汚染物が除去される。また、水
蒸気の存在下で短波長の紫外光を基板10に照射するこ
とにより、基板10の表面における接触角が小さくな
る。そして、このように、基板10の表面における接触
角が小さくなり、濡れ性が改善されることから、後続の
工程でシャワー洗浄等を行えば、基板10に付着する無
機物質の汚損物を容易に、しかも完全に除去できること
になり、基板10を極めて清浄な状態にクリーニングで
きるようになる。また、現像液等の塗布工程の前処理と
して、基板10の表面状態の改善を行うことができる。
【0031】前述したように、処理チャンバ12の内部
は実質的に酸素の存在しない雰囲気状態に保たれている
から、図6に示したランプハウス113のように、窓ガ
ラスを取り除いて、処理チャンバ112内に開口させる
ことができる。窓ガラスは紫外光を透過させることか
ら、長期間使用すると、劣化することになり、その交換
が必要となる。窓ガラスを設けないようにすると、部品
交換の頻度を少なくできるので、メンテナンス性が良好
となる。ランプハウスを密閉させている場合には、窒素
ガス供給管から常時窒素ガスを供給する必要はないが、
この図6の実施の形態におけるランプハウス113のよ
うに、下端部を開口させた場合には、ウエット窒素ガス
供給ノズル17から水蒸気を含む窒素ガスが供給される
ことから、この水蒸気がランプハウス113内に入り込
まないようにするために、窒素ガス供給管116からド
ライ窒素ガスを常時流出させる必要がある。
【0032】また、酸素除去手段の他の例としては、図
7や図8に示した手段を使用することができる。さら
に、基板搬送方式によっては、擦り切り板,ローラ等を
基板10の表面に作用させることにより酸素除去を行う
ことができる。
【0033】図7には、ガス噴射ノズル230が示され
ている。このガス噴射ノズル230は、処理チャンバ2
12内であって、入口212aの近傍位置において、少
なくとも入口212aの上部位置に配置する。なお、入
口212aの下部位置に同様のガス噴射ノズル230を
配置するように構成することもできる。
【0034】ここで、ガス噴射ノズル230は、基板1
0の幅方向の全長に及ぶ長さを有する筒状のノズル本体
231を有し、このノズル本体231の内部には圧力室
232が形成され、この圧力室232には不活性ガス供
給配管233が接続される。また、ノズル本体231に
は、一端側が圧力室232に連通し、他端が外部に開口
する細い噴出流路234が設けられている。そして、こ
の噴出流路234をローラコンベア11に搬送される基
板10に対して、所定角度、例えば30〜45°程度傾
斜させるように配置する。
【0035】以上のように構成し、ガス噴射ノズル23
0から高圧の不活性ガス(例えば窒素ガス)を噴射させ
ることによって、図7に矢印で示したように、この不活
性ガスの噴射圧により基板10の表面から空気を剥離す
るようにして除去されて、基板10の表面及びその近傍
から酸素を除去することができる。そして、このガス噴
射ノズル230から噴射した不活性ガスはその大半が処
理チャンバから外部に排出されることになる。従って、
処理チャンバ212の圧力が低下しないようにするため
に、処理チャンバ212内に別途不活性ガス供給管(図
示せず)を接続し、処理チャンバ212内を外気より高
い圧力となるように不活性ガスを充満させるのが望まし
い。
【0036】また、図8に示したように、前述したガス
噴射ノズルと同様の構成を有するガス噴射ノズル330
を、その噴出流路334が処理チャンバ312の入口3
12aに臨ませるようにして設けることもできる。この
場合には、ガス噴射ノズル330から噴射したガスは全
て処理チャンバ312の外部に排出されるので、使用さ
れるガスは必ずしも不活性ガスでなくても良い。従っ
て、空気を噴射するようにすることもできる。そして、
ガスを噴射させることによって、入口312aが負圧に
なるので、同図に矢印で示したように、処理チャンバ3
12内に充満している不活性ガスがこの空気流に引き込
まれることになる。従って、基板10の表面から酸素を
含む空気が除去されて、処理チャンバ312内の不活性
ガスに置換されることになる。
【0037】さらに、前述した各実施の形態で説明した
ようにして基板10のドライ洗浄を行った結果、基板1
0の表面から有機汚染物を除去して表面における接触角
を低下させることができる。この基板10のドライ洗浄
の後には、例えば図9に模式的に示した工程を経ること
になる。
【0038】図9において、50は前述したドライ洗浄
工程であるが、さらにこのドライ洗浄工程50の後続の
工程としては、ウエット洗浄工程51が設けられ、さら
にウエット洗浄工程51に続く工程としては乾燥工程5
2である。これによって、基板10の表面を完全に清浄
化することができる。
【0039】而して、図示したウエット洗浄工程51で
は、シャワー51aから噴射される超音波加振した純水
により基板10の表面に付着する無機物の汚染物質が除
去される。ここで、このウエット洗浄工程51では、シ
ャワー洗浄以外にも、例えばブラシ等を用いたスクラブ
洗浄や、超音波洗浄槽内に浸漬して行うディッピング洗
浄等があり、これらの洗浄方式のいずれか1種類でも良
いが、複数種類の洗浄方式を組み合わせるようにするこ
ともできる。これによって、基板10の表面から有機物
及び無機物からなる汚染物質はほぼ完全に取り除かれ
て、基板10は極めて清浄な状態になるまで洗浄され
る。また、乾燥工程52における乾燥方式としては、例
えばスピン乾燥方式等もあるが、図示したものにあって
は、エアナイフノズル52aを用いたエアナイフ効果に
よる乾燥方式が示されている。これによって、基板10
は完全に洗浄・乾燥がなされる。
【0040】また、ウエット洗浄及び乾燥を先に行い、
ドライ洗浄をその後に行うことも可能である。例えば、
現像液等の塗布工程の前処理とする場合においては、ま
ずウエット洗浄により基板10の表面から汚染物質を除
去する。そして、一度このようにして洗浄した基板10
を乾燥させ、さらにドライ洗浄を行うようにする。この
ドライ洗浄を行うことによって、基板10の表面状態、
つまり接触角の改善を行うことができる。その結果、後
続の工程である現像液等の塗膜がむらなく均一に塗布す
ることができる。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、誘
電体バリア放電ランプからの紫外光が照射される領域を
酸素の存在しない雰囲気とすることができて、基板に照
射される紫外光の作用による洗浄等の処理精度及び処理
効率を著しく向上させる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基板処理装置に用いられる誘電体バリ
ア放電ランプの構成説明図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す基板処理装置
の概略構成図である。
【図4】窒素ガス加湿装置の概略構成図である。
【図5】図3の要部拡大図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す基板処理装置
の概略構成図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示す基板処理装置
の要部構成説明図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態を示す基板処理装置
の要部構成説明図である。
【図9】本発明による基板のドライ洗浄行程を含む基板
の洗浄・乾燥工程を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 放電ランプ 10 基板 11 ローラコンベア 12,112,212,312 処理チャンバ 13,113 ランプハウス 16,116 窒素ガス供給管 17 ウエット窒素ガス供給ノズル 20 窒素ガスタンク 21 供給配管 22 流量調整弁 24 混合容器 27 純水タンク 29 圧力調整弁 30 窒素ガス噴射ノズル 31 風向ガイド部材 31a,31b ガイド面 33 排気管 34a,34b 負圧発生部 36 エアカーテン形成部 230,330 ガス噴射ノズル 231 ノズル本体 232 圧力室 234,334 噴出流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 権守 和彦 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3B116 AA02 AA03 AB14 BB21 BB83 BB88 BC01 CC03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理用の基板に対して誘電体バリア放
    電ランプから紫外光を照射することによって、この基板
    の表面を処理するものであって、 前記基板の被処理面及びその近傍から空気を除去する酸
    素除去工程と、 前記基板に加湿化した不活性ガスを供給してこの基板の
    被処理面及びその近傍を加湿する加湿工程と、 前記誘電体バリア放電ランプから前記基板の被処理面に
    対して紫外光を照射する表面処理工程とからなることを
    特徴とする基板処理方法。
  2. 【請求項2】 前記酸素除去工程では、前記基板の被処
    理面に向けて不活性ガスまたは加湿化した不活性ガスの
    いずれかを噴射するものであることを特徴とする請求項
    1の基板処理方法。
  3. 【請求項3】 前記不活性ガスは窒素ガスであることを
    特徴とする請求項1の基板処理方法。
  4. 【請求項4】 搬送手段により基板の被処理面を上向け
    た状態にして水平搬送する間に、誘電体バリア放電ラン
    プから紫外光をこの基板の表面に照射することによっ
    て、この基板表面を処理する方法であって、 前記基板の被処理面に対して、その搬送方向と反対方向
    に向けて不活性ガスを噴射することにより、この基板の
    被処理面及びその近傍から空気を除去し、 次いで前記基板の搬送方向に向けて水蒸気により加湿化
    された不活性ガスを供給することによって、この基板の
    被処理面及びその近傍を加湿し、 前記基板の被処理面に前記誘電体バリア放電ランプから
    紫外光を照射すると共に、水蒸気を分解させて還元性の
    活性種[H・]及び酸化性の活性種[・OH]を含む雰
    囲気を生成し、この雰囲気内で前記基板の被処理面に対
    して、これら活性種[H・],活性種[・OH]を作用
    させることを特徴とする基板処理方法。
  5. 【請求項5】 基板をその被処理面を上に向けた状態で
    水平搬送する基板搬送手段と、 前記基板搬送手段による搬送経路の上部に設けられ、前
    記基板の被処理面に紫外光を照射する誘電体バリア放電
    ランプを設けた処理チャンバと、 前記誘電体バリア放電ランプによる紫外光の照射領域よ
    り前記基板の搬送方向における上流側の位置に設けら
    れ、前記基板の被処理面に向けて加湿化された不活性ガ
    スを供給する加湿化不活性ガス供給手段と、 前記加湿化不活性ガス供給手段の配設位置より前記基板
    の搬送方向における上流側に設けられ、前記基板の被処
    理面及びその近傍から空気を除去する酸素除去手段とか
    ら構成したことを特徴とする基板処理装置。
  6. 【請求項6】 前記誘電体バリア放電ランプは密閉され
    たランプハウス内に設けられ、このランプハウスの紫外
    光照射部には窓ガラスを装着する構成としたことを特徴
    とする請求項5の基板処理装置。
  7. 【請求項7】 前記誘電体バリア放電ランプは前記処理
    チャンバの上部に配置され、下端部が開口するランプハ
    ウス内に装着する構成としたことを特徴とする請求項5
    の基板処理装置。
  8. 【請求項8】 前記加湿化不活性ガス供給手段は、前記
    処理チャンバ内に設けられて、前記基板の搬送方向に向
    けて斜め上方から水蒸気を含む窒素ガスを噴射するウエ
    ット窒素ガス噴射手段であることを特徴とする請求項5
    の基板処理装置。
  9. 【請求項9】 前記酸素除去手段は、前記処理チャンバ
    内の入口近傍に設けられ、前記基板搬送手段による前記
    基板の搬送方向とは反対方向に向けて、斜め上方から乾
    燥した不活性ガスを噴射するドライ不活性ガス噴射手段
    であることを特徴とする請求項5の基板処理装置。
  10. 【請求項10】 前記処理チャンバの入口部の外面の上
    下に装着した負圧発生手段を有する構成としたことを特
    徴とする請求項9の基板処理装置。
  11. 【請求項11】 前記酸素除去手段は、前記処理チャン
    バの入口近傍の外部に設けられ、前記基板搬送手段によ
    る前記基板の搬送方向とは反対方向に向けて、斜め上方
    から乾燥した空気を噴射する空気噴射手段で構成したこ
    とを特徴とする請求項5の基板処理装置。
JP2001182679A 2001-06-18 2001-06-18 基板処理方法及び基板処理装置 Expired - Fee Related JP4682456B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001182679A JP4682456B2 (ja) 2001-06-18 2001-06-18 基板処理方法及び基板処理装置
TW090115008A TW501198B (en) 2001-06-18 2001-06-20 Method and device for processing substrate
US09/988,559 US6821906B2 (en) 2001-06-18 2001-11-20 Method and apparatus for treating surface of substrate plate
KR10-2001-0074234A KR100398937B1 (ko) 2001-06-18 2001-11-27 기판처리방법 및 기판처리장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001182679A JP4682456B2 (ja) 2001-06-18 2001-06-18 基板処理方法及び基板処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003001206A true JP2003001206A (ja) 2003-01-07
JP4682456B2 JP4682456B2 (ja) 2011-05-11

Family

ID=19022725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001182679A Expired - Fee Related JP4682456B2 (ja) 2001-06-18 2001-06-18 基板処理方法及び基板処理装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6821906B2 (ja)
JP (1) JP4682456B2 (ja)
KR (1) KR100398937B1 (ja)
TW (1) TW501198B (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003090268A1 (fr) * 2002-04-19 2003-10-30 Tokyo Electron Limited Procede de traitement de substrat et procede de production de dispositifs a semi-conducteurs
JP2012211951A (ja) * 2011-03-30 2012-11-01 Shin Etsu Chem Co Ltd フォトマスク関連基板の洗浄方法及び洗浄装置
CN103128080A (zh) * 2011-11-25 2013-06-05 优志旺电机株式会社 光照射装置
KR20160079202A (ko) * 2014-12-26 2016-07-06 주식회사 비아트론 산화 방지부를 구비하는 기판 열처리 시스템
JP2021030586A (ja) * 2019-08-26 2021-03-01 浜松ホトニクス株式会社 活性エネルギ照射ユニット及び活性エネルギ照射装置

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6827634B2 (en) * 2000-05-22 2004-12-07 Agency Of Industrial Science And Technology Ultra fine particle film forming method and apparatus
US6631726B1 (en) * 1999-08-05 2003-10-14 Hitachi Electronics Engineering Co., Ltd. Apparatus and method for processing a substrate
US7208195B2 (en) * 2002-03-27 2007-04-24 Ener1Group, Inc. Methods and apparatus for deposition of thin films
CN100346673C (zh) * 2002-09-24 2007-10-31 东芝照明技术株式会社 高压放电灯亮灯装置及照明装置
US20050170653A1 (en) * 2003-01-06 2005-08-04 Fujitsu Limited Semiconductor manufacturing method and apparatus
US7253125B1 (en) 2004-04-16 2007-08-07 Novellus Systems, Inc. Method to improve mechanical strength of low-k dielectric film using modulated UV exposure
JP4344886B2 (ja) * 2004-09-06 2009-10-14 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置
US9659769B1 (en) 2004-10-22 2017-05-23 Novellus Systems, Inc. Tensile dielectric films using UV curing
US8282768B1 (en) 2005-04-26 2012-10-09 Novellus Systems, Inc. Purging of porogen from UV cure chamber
US8889233B1 (en) 2005-04-26 2014-11-18 Novellus Systems, Inc. Method for reducing stress in porous dielectric films
US8137465B1 (en) * 2005-04-26 2012-03-20 Novellus Systems, Inc. Single-chamber sequential curing of semiconductor wafers
US8454750B1 (en) 2005-04-26 2013-06-04 Novellus Systems, Inc. Multi-station sequential curing of dielectric films
US8980769B1 (en) 2005-04-26 2015-03-17 Novellus Systems, Inc. Multi-station sequential curing of dielectric films
US20060246218A1 (en) 2005-04-29 2006-11-02 Guardian Industries Corp. Hydrophilic DLC on substrate with barrier discharge pyrolysis treatment
US8398816B1 (en) 2006-03-28 2013-03-19 Novellus Systems, Inc. Method and apparatuses for reducing porogen accumulation from a UV-cure chamber
US8465991B2 (en) * 2006-10-30 2013-06-18 Novellus Systems, Inc. Carbon containing low-k dielectric constant recovery using UV treatment
US10037905B2 (en) 2009-11-12 2018-07-31 Novellus Systems, Inc. UV and reducing treatment for K recovery and surface clean in semiconductor processing
JP5459896B2 (ja) * 2007-03-05 2014-04-02 株式会社半導体エネルギー研究所 配線及び記憶素子の作製方法
KR101463909B1 (ko) * 2007-05-31 2014-11-26 주식회사 케이씨텍 기판 부상패드 및 이를 이용한 대면적 기판 부상장치
US8211510B1 (en) 2007-08-31 2012-07-03 Novellus Systems, Inc. Cascaded cure approach to fabricate highly tensile silicon nitride films
US8426778B1 (en) 2007-12-10 2013-04-23 Novellus Systems, Inc. Tunable-illumination reflector optics for UV cure system
US20090155487A1 (en) * 2007-12-13 2009-06-18 International Business Machines Corporation Ultraviolet uv photo processing or curing of thin films with surface treatment
US9050623B1 (en) 2008-09-12 2015-06-09 Novellus Systems, Inc. Progressive UV cure
US9464844B2 (en) * 2010-01-29 2016-10-11 C.A. Litzler Co. Inc. End seal for oxidation oven
JP5835874B2 (ja) * 2010-06-22 2015-12-24 ダブリュディ・メディア・シンガポール・プライベートリミテッド 磁気ディスクの製造方法
US20130160793A1 (en) * 2011-12-22 2013-06-27 Axcelis Technologies, Inc. Plasma generating apparatus and process for simultaneous exposure of a workpiece to electromagnetic radiation and plasma
US9494261B2 (en) * 2013-02-11 2016-11-15 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Chemical dispense system with reduced contamination
US10388546B2 (en) 2015-11-16 2019-08-20 Lam Research Corporation Apparatus for UV flowable dielectric
US10347547B2 (en) 2016-08-09 2019-07-09 Lam Research Corporation Suppressing interfacial reactions by varying the wafer temperature throughout deposition
US9847221B1 (en) 2016-09-29 2017-12-19 Lam Research Corporation Low temperature formation of high quality silicon oxide films in semiconductor device manufacturing
US11975343B1 (en) * 2022-10-31 2024-05-07 Illinois Tool Works Inc. Automated pressure control system and method for a cleaner
CN116755288B (zh) * 2023-05-30 2024-02-27 常州瑞择微电子科技有限公司 光掩模版硫酸根去除装置及方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5083435A (ja) * 1973-11-26 1975-07-05
JPH02241582A (ja) * 1989-02-01 1990-09-26 American Teleph & Telegr Co <Att> 可燃性洗浄溶剤による物体洗浄法
JPH0982592A (ja) * 1995-09-18 1997-03-28 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置
JPH10507683A (ja) * 1994-10-04 1998-07-28 クンツェ−コンセウィッツ、ホルスト 表面を入念に洗浄するための方法と装置
JP2000105078A (ja) * 1998-09-30 2000-04-11 Shibaura Mechatronics Corp エアーナイフおよびそれを用いた乾燥処理装置
JP2000246190A (ja) * 1999-02-26 2000-09-12 Canon Inc 基板洗浄装置、基板洗浄方法、表面伝導型電子源基板および画像形成装置
JP2001113163A (ja) * 1999-10-20 2001-04-24 Hoya Schott Kk 紫外光照射装置及び方法
JP2001137800A (ja) * 1999-08-05 2001-05-22 Hitachi Electronics Eng Co Ltd 基板処理装置及び処理方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1516032A (en) * 1976-04-13 1978-06-28 Bfg Glassgroup Coating of glass
US5130170A (en) * 1989-06-28 1992-07-14 Canon Kabushiki Kaisha Microwave pcvd method for continuously forming a large area functional deposited film using a curved moving substrate web with microwave energy with a directivity in one direction perpendicular to the direction of microwave propagation

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5083435A (ja) * 1973-11-26 1975-07-05
JPH02241582A (ja) * 1989-02-01 1990-09-26 American Teleph & Telegr Co <Att> 可燃性洗浄溶剤による物体洗浄法
JPH10507683A (ja) * 1994-10-04 1998-07-28 クンツェ−コンセウィッツ、ホルスト 表面を入念に洗浄するための方法と装置
JPH0982592A (ja) * 1995-09-18 1997-03-28 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置
JP2000105078A (ja) * 1998-09-30 2000-04-11 Shibaura Mechatronics Corp エアーナイフおよびそれを用いた乾燥処理装置
JP2000246190A (ja) * 1999-02-26 2000-09-12 Canon Inc 基板洗浄装置、基板洗浄方法、表面伝導型電子源基板および画像形成装置
JP2001137800A (ja) * 1999-08-05 2001-05-22 Hitachi Electronics Eng Co Ltd 基板処理装置及び処理方法
JP2001113163A (ja) * 1999-10-20 2001-04-24 Hoya Schott Kk 紫外光照射装置及び方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003090268A1 (fr) * 2002-04-19 2003-10-30 Tokyo Electron Limited Procede de traitement de substrat et procede de production de dispositifs a semi-conducteurs
US7129185B2 (en) 2002-04-19 2006-10-31 Tokyo Electron Limited Substrate processing method and a computer readable storage medium storing a program for controlling same
JP2012211951A (ja) * 2011-03-30 2012-11-01 Shin Etsu Chem Co Ltd フォトマスク関連基板の洗浄方法及び洗浄装置
CN103128080A (zh) * 2011-11-25 2013-06-05 优志旺电机株式会社 光照射装置
JP2013111489A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Ushio Inc 光照射装置
KR20160079202A (ko) * 2014-12-26 2016-07-06 주식회사 비아트론 산화 방지부를 구비하는 기판 열처리 시스템
KR101704014B1 (ko) * 2014-12-26 2017-02-08 주식회사 비아트론 산화 방지부를 구비하는 기판 열처리 시스템
JP2021030586A (ja) * 2019-08-26 2021-03-01 浜松ホトニクス株式会社 活性エネルギ照射ユニット及び活性エネルギ照射装置
JP7308691B2 (ja) 2019-08-26 2023-07-14 浜松ホトニクス株式会社 活性エネルギ照射ユニット及び活性エネルギ照射装置
US11806687B2 (en) 2019-08-26 2023-11-07 Hamamatsu Photonics K.K. Active energy radiation unit and active energy radiation device

Also Published As

Publication number Publication date
TW501198B (en) 2002-09-01
KR20020096826A (ko) 2002-12-31
US20020192391A1 (en) 2002-12-19
KR100398937B1 (ko) 2003-09-19
US6821906B2 (en) 2004-11-23
JP4682456B2 (ja) 2011-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4682456B2 (ja) 基板処理方法及び基板処理装置
JP4218192B2 (ja) 基板処理装置及び処理方法
US6983756B2 (en) Substrate treatment process and apparatus
US20040045575A1 (en) Apparatus and method for processing a substrate
JP4337547B2 (ja) 紫外光洗浄装置および紫外光洗浄装置用紫外線ランプ
KR101046023B1 (ko) 엑시머 램프 장치
KR100733803B1 (ko) 엑시머 자외선 포토 리액터
JP2002219429A (ja) 基板処理装置及び処理方法
JP4318011B2 (ja) 基板処理装置及び処理方法
JP4883133B2 (ja) 紫外光洗浄装置
JP3964131B2 (ja) ドライ洗浄装置
JP2004241726A (ja) レジスト処理方法およびレジスト処理装置
JP4645781B2 (ja) 基板処理方法及び基板処理装置
JPH07192996A (ja) 紫外線照射装置
JP2001203182A (ja) 物品表面の清浄化方法およびそのための清浄化装置
JP2011243913A (ja) 紫外線処理装置及び紫外線照射装置
JP2004342886A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP3176349B2 (ja) Uv処理装置
KR20070031471A (ko) 자외선 세정 장치 및 세정 방법
JP3852627B2 (ja) 紫外線処理装置
JPS61144830A (ja) 洗浄装置
JP2007149938A (ja) 基板処理装置及び基板処理方法並びにディスプレイ装置
JP2019107613A (ja) 光照射装置
JP2005123434A (ja) 処理措置
JPH0845833A (ja) アッシング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060516

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110124

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees