JP2003001128A - 廃農業用ビニルフィルムの粉砕・回収方法 - Google Patents

廃農業用ビニルフィルムの粉砕・回収方法

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JP2003001128A
JP2003001128A JP2001190324A JP2001190324A JP2003001128A JP 2003001128 A JP2003001128 A JP 2003001128A JP 2001190324 A JP2001190324 A JP 2001190324A JP 2001190324 A JP2001190324 A JP 2001190324A JP 2003001128 A JP2003001128 A JP 2003001128A
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vinyl film
waste
crushing
crushed
recovering
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Hiroaki Machimoto
博明 町元
Hideyuki Onari
英之 大成
Yoshihiko Hashimoto
芳彦 橋本
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 廃農業用ビニルフィルムを粉砕すると同時
に、付着した土、砂、泥等からなる異物を分離し、廃農
業用ビニルフィルムの粉砕物を、簡便にして、かつ効率
的に回収する方法を提供する。 【解決手段】 泥、土、砂等からなる異物を含んでいる
廃農業用ビニルフィルム3を、スイングハンマクラッシ
ャ、特に横型スイングハンマクラッシャ1を用いて粉砕
し、この粉砕物を吸引用エアダクト4を使用して集塵機
10に移送して粉塵を分離除去した後に、粉砕物を篩に
より選別して、廃農業用ビニルフィルムの粉砕物から異
物を除去して廃農業用ビニルフィルムを効率良く回収す
ることを可能とする廃農業用ビニルフィルムの粉砕・回
収方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農業用ビニールハ
ウスなどで使用後に廃棄されるポリ塩化ビニルフィルム
に代表される熱可塑性樹脂製の廃農業用ビニルフィルム
をリサイクルするための粉砕・回収方法に関する。
【0002】詳しくは、農業で使用済みのプラスチック
フィルムを粉砕し、フィルムに付着した泥、土、砂等か
らなる異物を分離し、異物の付着が少ないフィルムを樹
脂材料として効率よく回収、リサイクルするための粉砕
・回収方法に関する。
【0003】一般に、農業用ビニルフィルムは、野菜、
果樹等の温室栽培用の農業用ビニールハウス、施設園芸
等の用途で広く使用されている。しかしながら、これら
農業用ビニルフィルムは、長期間にわたる屋外使用によ
り日光や風雨に暴露され、土砂や埃の付着及び種々の劣
化汚染で透明性が損なわれたり、破損するため、一定期
間使用すると所定の効果を達成することができず、新し
いフィルムと交換する必要が生じる。その結果、従来使
用してきた物は廃棄され、いわゆる廃農業用ビニルフィ
ルムが排出されることになり、その処理には困難が伴う
ものであり、また、省資源面からはその再生利用が望ま
れている。
【0004】
【従来の技術】廃農業用ビニルフィルムの再生処理方法
としては、既に、数多くの方法が提案されている。最も
一般に実施されている方法は、破砕、洗浄及び乾燥工程
からなる処理方法で処理された後、回収される廃農業用
ビニルフィルムのフラフ(フィルム状破砕物)を顆粒化
又はペレット化して軟質成形品の素材として使用するも
のである。
【0005】しかしながら、農家から回収されて集積さ
れる廃農業用ビニルフィルムは、砂、泥、石等を主とす
る異物に加えて農薬が付着していたり、前記異物が廃農
業用ビニルフィルムに巻きこまれた形態で排出されてお
り、かかる異物を除去するための洗浄には大量の水が必
要である。また、洗浄後の水には廃農業用ビニルフィル
ムに付着した農薬が溶出して含まれるため、その処理水
を浄化しなければ河川等へ排水できず、その排水処理費
に多大の費用を要する。更に、洗浄後の廃農業用ビニル
フィルムの粉砕・水洗処理物を乾燥するために多大のエ
ネルギーを必要とするものであった。
【0006】一方、廃農業用ビニルフィルムを粉砕後、
水を使用しないで洗浄する乾式洗浄方法として、特開平
8−169015号及び特開平10−146829号の
提案がなされている。これらの方法は、廃農業用ビニル
フィルムに付着した農薬や泥、土、砂、砂利、草の根、
金属、農産物、ガラスの破片、ゴミ等の付着物を、廃農
業用ビニルフィルムを粗砕した後に衝撃磨砕力を加えて
擦り落し、廃農業用ビニルフィルムから樹脂材料を回収
する乾式洗浄方法である。尚、これら乾式洗浄方法につ
いては、後述する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】廃農業用ビニルフィル
ムを粉砕して素材としての樹脂材料を回収するために
は、泥、土、砂等からなる異物が付着したままでは、回
収した樹脂材料の品質が著しく劣るため、前記異物を精
度良く除去することが重要であった。また、廃農業用ビ
ニルフィルムを粉砕した後に、水を用いて洗浄すると農
薬を含有する排水の処理が必要となり、その処理に多大
な費用を要するため、乾式での洗浄方法が望まれてい
た。
【0008】廃農業用ビニルフィルムは柔らかい材料か
らなるため、これを粉砕する時に高速で回転刃を回転す
る、例えば、一軸剪断式粉砕機を使用した場合、廃農業
用ビニルフィルムに付着した異物はフィルムから外れ
ず、異物が付着したままの状態で廃農業用ビニルフィル
ムの粉砕物が回収されることとなるため、廃農業用ビニ
ルフィルムに付着した汚れや異物を水洗して除去しなけ
ればならず、フィルムの皺やフィルムに挿まれた異物ま
で洗浄除去するためには、相当な工数がかかるという問
題があった。
【0009】また、回転刃が回転軸に固定された衝撃式
粉砕機を使用した場合、運転時の負荷が高く、かつ、回
転軸への廃農業用ビニルフィルムの巻き付きが生じるこ
とから、粉砕機に許容負荷以上の負荷がかかって停止す
る様なトラブルが生じる。このため、時間あたりの処理
量を減らすことにより対応するしかないため、こうした
衝撃式粉砕機の使用は回避されてきた。ないしは、こう
した衝撃式粉砕機を使用する前に、別の形式の粉砕機を
用いて粉砕しやすいように相当程度の予備粉砕すること
がなされていたため工業的に効率が悪かった。
【0010】一方、乾式洗浄方法の公知技術である特開
平8−169015号及び特開平10−146829号
の方法は、廃農業用ビニルフィルムを2軸剪断式粉砕機
で2×15mm程度の大きさまで粗砕した後に乾式洗浄
を行うものであるが、大量に廃農業用ビニルフィルムを
処理する場合、1段で粗砕することが困難なため、クラ
ッシャ等の破砕機で15×50mm程度の大きさに、予
め、破砕する必要がある。
【0011】また、農業用ビニルフィルムを乾式洗浄す
る段階では、廃農業用ビニルフィルムの粗砕物から付着
物を除去するための乾式洗浄装置として、該粗砕物に衝
撃磨砕力を加えると共に遠心力を作用させるための特殊
な専用装置が必要である。更に、農業用ビニルフィルム
の洗浄レベルを向上するため、前記衝撃磨砕力で付着物
を除去する工程において、農業用ビニルフィルムの粉砕
物をバッチ処理する、或いは、繰り返し処理することに
より装置内に被処理物を滞留させて洗浄する必要があ
る。このため、廃農業用ビニルフィルムの乾式洗浄を連
続して行うには、大型の設備が必要となり、設備費が嵩
むという問題があった。そのうえ、乾式洗浄工程の洗浄
効率を上げるためには、粉砕物の大きさを均一にする、
或いは、乾式洗浄装置の洗浄用ピンの間隔に対応する大
きさに揃えるための粉砕方法をとる必要があった。
【0012】ところで、特開平10−146829号
は、特開平8―169015号に開示した技術に乾燥工
程を組み込んで乾式洗浄工程におけるトラブルの発生を
防止したものであるが、上記乾式洗浄装置に関わる設備
上の問題に併せて、その処理法は、破砕工程、粗砕工
程、乾燥工程、乾式洗浄工程、分級,整粒,素材化工程
からなる多段で多岐であり、処理量を確保するために
は、6機乃至7機の大型装置を揃える必要があった。
【0013】本発明の目的は、廃農業用ビニルフィルム
に付着した前記泥、土、砂等からなる異物が廃農業用ビ
ニルフィルムから取れ易い形状に粉砕することにより、
切断、粉砕、篩選別工程の過程の中で、異物を分離し易
くし、廃農業用ビニルフィルムの粉砕物を樹脂材料とし
てリサイクルするための効率を上げることにある。例え
ば、一般に実施されている方法である廃農業用ビニルフ
ィルムを破砕後に洗浄、乾燥する処理方法を行う場合に
おいても、その前処理方法として本発明の処理方法を実
施すれば、洗浄工程における環境負荷とエネルギー消費
を低減できるため、廃農業用ビニルフィルムを軟質成形
品等の素材として使用する上で有用である。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の項を内容
とする。 (1)廃農業用ビニルフィルムを粉砕し、付着した泥、
土、砂等からなる異物を分離する廃農業用ビニルフィル
ムの粉砕・回収方法であって、スイングハンマクラッシ
ャを用いて廃農業用ビニルフィルムを粉砕する粉砕工
程、該スイングハンマクラッシャにより粉砕された粉砕
物を吸引用エアダクトにより吸引し、更に、該吸引用エ
アダクトに接続されたサイクロンセパレーターに該粉砕
物を空気輸送して、該サイクロンセパレーターで該粉砕
物から粉塵を分離回収する粉塵除去工程、前記サイクロ
ンセパレーターにて粉塵を除去した該粉砕物から篩によ
り該異物を分離して廃農業用ビニルフィルム粉砕物を回
収する篩選別工程からなることを特徴とする廃農業用ビ
ニルフィルムの粉砕・回収方法。 (2)前記スイングハンマクラッシャが横型スイングハ
ンマクラッシャであることを特徴とする(1)記載の廃
農業用ビニルフィルムの粉砕・回収方法。 (3)前記横型スイングハンマクラッシャを用い、更に
粉砕された粉砕物の大きさを規制するパンチングメタル
又は格子からなるスクリーンを設置し、その各開口面積
を0.75cm2以上180cm2以下、好ましくは、2
cm2以上80cm2以下としたことを特徴とする(2)
記載の廃農業用ビニルフィルムの粉砕・回収方法。 (4)廃農業用ビニルフィルムを前記粉砕工程で粉砕処
理する前に、予め、20cm以上200cm以下、好ま
しくは、50cm以上120cm以下に切断しておくこ
とを特徴とする(1)〜(3)の何れか1記載の廃農業
用ビニルフィルムの粉砕・回収方法。 (5)前記廃農業用ビニルフィルムが軟質塩化ビニル製
であることを特徴とする(1)〜(4)の何れか1記載
の廃農業用ビニルフィルムの粉砕・回収方法。 (6)サイクロンセパレーター及び篩選別工程で分離さ
れた泥、土、砂等からなる異物を農土に混合して再利用
することを特徴とする(1)〜(5)の何れか1記載の
廃農業用ビニルフィルムの粉砕・回収方法。 (7)廃農業用ビニルフィルムを粉砕すると同時に付着
した泥、土、砂等からなる異物を分離することを特徴と
する(1)〜(5)の何れか1記載の廃農業用ビニルフ
ィルムの粉砕・回収方法により処理した廃農業用ビニル
フィルムの粉砕・回収物。
【0015】本発明において、被処理対象物となる廃農
業用ビニルフィルムの形状は、例えば、長さ約4m×幅
約1mの物が、4〜5層にフィルムが折りたたまれた物
で、厚み約3〜10cmにまるめられて廃棄されるもの
である。
【0016】本発明の粉砕・洗浄を目的とする廃農業用
ビニルフィルムの材質は、軟質塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリエステル、酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル
共重合体等がある。その中で、軟質塩化ビニル製のフィ
ルムを粉砕・洗浄処理した物の回収品は、加工性も高
く、用途も多いため、その利用価値は高い。
【0017】廃農業用ビニルフィルムに付着する異物と
しては、泥、砂、土、砂利、農薬、農産物(葉、茎
等)、ガラスの破片、金属、ゴミ等の付着物が挙げられ
る。また、これらの異物は、廃農業用ビニルフィルムの
表面、折りたたまれたフィルム間及びフィルムの皺の間
等に付着したものである。
【0018】本発明の廃農業用ビニルフィルムの粉砕・
回収方法に使用される粉砕機は、後述するようにハンマ
からなる回転刃を回転して粉砕するスイングハンマクラ
ッシャである。このスイングハンマクラッシャは、衝撃
式粉砕機に分類される粉砕機の1つであり、更にハンマ
クラッシャの1つである。
【0019】建設産業調査会、廃棄物処理・再資源化技
術ハンドブック編集委員会編「廃棄物処理・再資源化技
術ハンドブック」によると、ハンマクラッシャには、横
型リングハンマクラッシャ、横型スイングハンマクラッ
シャ、竪型リングハンマクラッシャ、竪型スイングハン
マクラッシャの4種のハンマクラッシャが記載されてい
るが、これらの中でも本発明で使用するのは、スイング
ハンマクラッシャである。更に、スイングハンマクラッ
シャの中でも横型スイングハンマクラッシャが最も好ま
しい。リングハンマクラッシャでは、リングハンマによ
る被処理物のスクリーンへの押出し作用により、衝撃・
すり潰して破砕するため、本発明で使用するスイングハ
ンマクラッシャに比べて、本発明における被処理物であ
る廃農業用ビニルフィルムを粉砕する場合、付着した異
物を叩き落す効果が小さくなる。
【0020】また、前記したごとくスイングハンマクラ
ッシャの中でも横型スイングハンマクラッシャが最も好
ましく、回転軸の円周に一端を固定して回転自由に設置
された複数のハンマを回転軸の回転により生じる遠心力
により回転軸に対して鉛直方向に開いて回転駆動させ、
被処理物に衝撃を与え、その衝撃力により粉砕するもの
である。この横型スイングハンマクラッシャに、本体下
部にパンチングメタル又は格子からなるスクリーンをセ
ットすることにより、その開口を通過する粒度に達する
まで被処理物は繰り返し粉砕され、開口を通過して排出
される。スイングハンマクラッシャの回転刃は一端が回
転ポールに懸架されて固定されていないため、材料(廃
農業用ビニルフィルム)を投入して粉砕する際に、回転
刃に過剰な負荷がかかった場合、回転刃が逃げて、許容
負荷以上の負荷がかかり難い点に特徴が有る。このよう
に廃農業用ビニルフィルムを粉砕・回収する場合、前記
4種のスイングハンマクラッシャのうちの横型スイング
ハンマクラッシャが最も有効である。横型スイングハン
マクラッシャの中でも、刃の形状を最適な物に容易に交
換して変更しやすいこと、刃の回転数が高いこと等の理
由により、その一機種であるバルツ型粉砕機が本発明の
実施に最も好適である。
【0021】一般に、廃農業用ビニルフィルムの破砕に
は、2軸剪断式粉砕機が使用されているが、この粉砕機
は低速回転で行われるため、処理速度を上げるためには
大型の装置が必要となると共に、一度の粉砕では所望の
大きさの粉砕物が得られないという点に問題があった。
【0022】また、既述したごとく、衝撃式粉砕機とし
て、回転刃が回転軸に固定されたハンマクラッシャを使
用した場合には、運転時の負荷が高く、かつ、回転軸へ
の廃農業用ビニルフィルムの巻き付きが生じることか
ら、本発明の粉砕機として使用するのには問題が生ず
る。
【0023】これに対して、スイングハンマクラッシャ
では、回転軸への廃農業用ビニルフィルムの巻き付きが
生じ難く、運転時の負荷がかかるような場合には、ハン
マが被処理物から逃げることにより、過負荷で停止する
トラブルを防止することができる点に特徴を有する。
【0024】特に、横型スイングハンマクラッシャは、
通常、スクリーンが設置され、高速でハンマからなる回
転刃を回転して粉砕するため、前記2軸剪断式粉砕機に
対して、大きさの揃った粉砕物が一段で得られ、処理速
度が大きい点が特徴である。その回転数は、1000r
pm以上1800rpm以下である場合、粉砕効率が高
く、望ましい態様である。また、横型スイングハンマク
ラッシャを使用すると、スクリーンの開口径で粉砕物の
大きさをコントロールでき、被処理物の滞留時間を制御
することができる。
【0025】スイングハンマクラッシャで廃農業用ビニ
ルフィルムを粉砕した場合、ハンマからなる回転刃によ
って廃農業用ビニルフィルムは延伸された後に粉砕さ
れ、と同時に、被処理物である廃農業用ビニルフィルム
は叩かれて衝撃を受けるため、フィルムの皺や間に挟ま
った泥、土、砂等からなる異物は叩き落とされると同時
に、被処理物に付着した異物も砕かれて、被処理物から
分離される点に特徴を有する。すなわち、同じ開口径を
有するパンチングメタルのスクリ−ンを設置した横型ス
イングハンマクラッシャと剪断式粉砕機を比較した場
合、横型スイングハンマクラッシャで粉砕した廃農業用
ビニルフィルムの粉砕物は、1軸剪断式粉砕機や2軸剪
断式粉砕機で処理した粉砕物に対して、面積が大きく、
かつ、平面に近い形状で回収されるため、廃農業用ビニ
ルフィルムに付着した異物は取れ易く、異物の付着量が
少ない、清浄な状態で回収される。このため、従来の水
洗、乾燥して素材として回収する廃農業用ビニルフィル
ムの再生方法の前処理方法として利用する場合において
も、これら洗浄工程における負荷を低減することが可能
である。
【0026】図4及び図5に、30mmφの開口径を有
するスクリーンを設置した横型スイングハンマクラッシ
ャ及び1軸剪断式粉砕機で廃農業用ビニルフィルムを粉
砕した時の形状を示すが、横型スイングハンマクラッシ
ャで粉砕した粉砕物は、1軸剪断式粉砕機で粉砕したフ
ィルムより大きさが大きく、かつ、フィルムが丸まった
り折れた物が少なく、平面状に開いた状態で回収される
フィルムが多い点に特徴がある。
【0027】ところで、特開平8−169215号の乾
式洗浄方法は、複数のピンが設置された回転駆動部と複
数のピンが設置された固定部との間での衝撃磨砕力によ
り廃農業用ビニルフィルムの粉砕物を擦ることにより、
フィルムに付着した異物を除去する方法であるが、本発
明の粉砕・回収方法は、フィルムを引き伸ばしつつ衝撃
を与えて粉砕する過程で異物を除去する点で洗浄機構が
異なるものである。
【0028】本発明の横型スイングハンマクラッシャに
は、吸引用エアダクトをその所定の部位、例えば、粉砕
された粉砕物がスクリーン9の開口を通過して落下する
粉砕機内部6の側方に設け、この横型スイングハンマク
ラッシャの内部をブロワーに接続した前記吸引用エアダ
クトから吸引することによって、粉砕により生じた粉砕
混合物を吸引回収することができ、更に、格子又はパン
チングメタルからなるスクリーンを通過する粉砕物の通
過速度を前記吸引用エアダクトによる吸引で向上するこ
とで、処理速度を向上させ、粉砕機内部における被処理
物の詰まり、付着を防止する作用を併せ持たせることが
できる。
【0029】また、ブロワーに接続した吸引用エアダク
トから粉砕物を吸引回収することは、廃農業用ビニルフ
ィルムに付着した水分を乾燥する効果も期待できる。水
分が多量に付着した廃農業用ビニルフィルムを処理する
場合は、乾燥工程を設けて水分を取り除く方が異物を除
去する効率が高まるため好ましいが、含有水分量の少な
い被処理物、例えば、1%程度以下の物に付いては、乾
燥工程を設けて乾燥する手間が省けるため有効である。
更に、廃農業用ビニルフィルムを本発明の粉砕・回収方
法を実施した後に、従来の水洗処理方法で再生する場合
においては、廃農業用ビニルフィルムに付着した水分を
完全に除去する必要は無い。
【0030】廃農業用ビニルフィルムを、スイングハン
マクラッシャで粉砕処理する場合、スイングハンマクラ
ッシャの許容負荷内で運転するためには、予め、廃農業
用ビニルフィルムを適度の大きさに切断した後に粉砕す
ることが望ましいが、スイングハンマクラッシャの許容
負荷内で運転する方法として、被処理物の廃農業用ビニ
ルフィルムを一定速度で供給する供給装置として送りロ
ーラーを粉砕機の投入口に設置して供給量を一定に制御
して粉砕することもでき、好ましい態様である。
【0031】スイングハンマクラッシャの許容負荷内で
運転するために、廃農業用ビニルフィルムを切断した後
に粉砕処理する方法を行う場合、その大きさは、20c
m以上200cm以下、好ましくは、50cm以上12
0cm以下にすると、粉砕作業が容易となるため望まし
い。切断する大きさが20cmより小さいと切断に手間
がかかり、切断する大きさが200cmを超えると廃農
業用ビニルフィルム切断物を粉砕機に投入した時の負荷
が高くなって粉砕機が頻繁に停止する状況と成って粉砕
の効率が低下する。粉砕機の最大負荷近傍で連続して運
転を行うためには、50cm以上120cm以下に切断
することが好ましく、効率が良い。
【0032】本発明の横型スイングハンマクラッシャで
粉砕された廃農業用ビニルフィルムの粉砕物は、吸引用
エアダクトにブロワーを介して接続されたサイクロンセ
パレーターからなる粉塵除去工程で、付着した泥、土、
砂等からなる異物の内、砂や埃からなる細かい粉塵を分
離し、サイクロンセパレーター下部から粉塵の除去され
た廃農業用ビニルフィルム粉砕物と泥、土、砂等からな
る重たい異物からなる混合物が回収される。サイクロン
セパレーターは、廃農業用ビニルフィルムの粉砕物を輸
送する気流に遠心力を作用させ、比重の軽い粉塵と粉塵
の除去された廃農業用ビニルフィルム粉砕物と泥、土、
砂等からなる比重の重たい異物からなる混合物を比重分
離する装置である。また、サイクロンセパレーターに
は、集塵機を接続することにより、分離された粉塵は集
塵することが作業環境を清浄とするため好ましい。
【0033】前記粉塵除去工程で粉塵を除去して回収さ
れた粉砕混合物は、廃農業用ビニルフィルム粉砕物と
泥、土、砂等からなる異物とが混合したものであるが、
次の篩選別工程にて、例えば、振動篩で処理することに
より廃農業用ビニルフィルムの粉砕物とそれ以外の異物
に容易に分離することができ、篩上に、目的とする付着
異物の分離除去された廃農業用ビニルフィルム粉砕物が
回収される。
【0034】また、本発明の粉砕・回収方法を実施して
回収した廃農業用ビニルフィルム粉砕物の洗浄レベルが
十分でない場合は、繰り返し粉砕処理を行うこと、或い
は、横型スイングハンマクラッシャに設置するスクリー
ンの開口径を小さくして繰り返し処理することにより、
精度を向上することができる。
【0035】そして、サイクロンセパレーター及び篩選
別工程で分離回収された泥、土、砂を主体とした廃農業
用ビニルフィルムに付着した異物からなる粉塵は、有機
質や農薬を含み、異物の中の大きい石、砂等も細かく砕
かれて回収されているため、再度、農地の農土に加えて
再利用することにより、付着異物に関わる廃棄物の発生
も抑制される。
【0036】本発明の廃農業用ビニルフィルムの粉砕・
回収方法で回収された廃農業用ビニルフィルムの粉砕物
は、そのままで、或いは、水洗,乾燥処理後に造粒処理
してペレット化し、再生素材としてリサイクルすること
ができ、有効利用される。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に本発明を更に詳しく説明す
る。
【0038】本発明の処理対象物である廃農業用ビニル
フィルムは、回収されたそのままの大きさではなく、予
め、スイングハンマクラッシャ、好ましくは横型スイン
グハンマクラッシャを用い、その許容負荷内で運転でき
る大きさに廃農業用ビニルフィルムを切断しておくのが
好ましい。このため、例えば、長さ7m、幅2mのフィ
ルムを20枚重ねで、約10cm幅に折り畳まれ、10
〜15kgに束ねられて回収された廃農業用ビニルフィ
ルムを、長さ1mで、幅約10cmの20枚重ねに折り
たたんだ形状とした。
【0039】図1に示すように、上記のごとく、予め切
断された廃農業用ビニルフィルム3は、横型スイングハ
ンマクラッシャ1の投入口2から投入された後、高速回
転する回転体7に取りつけられて懸架したハンマからな
る粉砕刃8で衝撃を与えられ、細かく切断されるととも
に叩かれる。そして、廃農業用ビニルフィルムは、横型
スイングハンマクラッシャ1に設置されたスクリーン9
の開口より小さい大きさ又は同じ程度の大きさとなるま
で衝撃力が与えられ、スクリーンの開口を通過して粉砕
機内部6へと排出される。粉砕処理された粉砕物5は、
吸引用エアダクト4中を通ってブロワー11でサイクロ
ンセパレーター10へと輸送される。サイクロンセパレ
ーターにて、粉砕物5は、砂、埃等の粉塵12が除去さ
れ、石、土等からなる重比重物と廃農業用ビニルフィル
ム粉砕物は混合した状態でサイクロンセパレーターの下
部から回収される。
【0040】前記横型スイングハンマクラッシャ1は、
図1に示すように、その投入側1aにモーター等により
高速回転する回転体7を備えると同時に、排出側1bが
ケース状に形成されている。そして、回転体7の上方に
は原料を投入する投入口2が設けられているとともに、
下方には格子9a又はパンチングメタル9bからなる半
円形状のスクリーンが設けられている。
【0041】衝撃ハンマ8は、回転体7の軸方向に対し
て直角で、かつ、互いに所定間隔を開けて配置され、衝
撃ハンマ7は高速回転する回転軸13に取りつけられた
複数の円板からなる回転体を貫通するようにして設置さ
れた4本の固定用ポール14の軸心回りにその衝撃ハン
マ8の一端を貫通して懸架され、回転自在に固定された
ものである。ハンマの形状としては、板状に形成すると
共に、これら複数のハンマを2枚1組として、且つ、互
いに所定間隔を開けて配置するように形成したものを用
いることもできる。
【0042】前記衝撃ハンマは、回転体7を高速回転す
ると、遠心力が作用して回転軸に対して垂直方向に開
き、粉砕を行う被処理物に対して、衝撃ハンマ8が斧刃
を振り落とすような形で衝撃を与え、切断、粉砕するも
のである。横型スイングハンマクラッシャにかかる負荷
を検出する検出器として、電流計を使用することによ
り、許容負荷内で運転を行うことは容易となる。
【0043】図2に示すのは、本発明の実施の形態に使
用される格子状スクリーン9a及びパンチングメタルか
らなるスクリーン9bである。スクリーンの開口の大き
さを選定することにより、回収される粉砕物の大きさが
規制される。その各開口の面積は、0.75cm2以上
180cm2以下、好ましくは、2cm2以上80cm2
以下であることが望ましい。各開口面積が0.75cm
2より小さくなると、時間当りの処理量が著しく低下す
ると共に廃農業用ビニルフィルムの微粉が増加すること
となる。また、180cm2以上では、滞留時間が短く
なり、洗浄効果が低下してしまう。各開口の形状は、円
形が最も一般的であるが、特に限定はなく、楕円形、矩
形、その他どのような形状でも良い。
【0044】廃農業用ビニルフィルムをスイングハンマ
クラッシャで粉砕すると、廃農業用ビニルフィルムに付
着した石、ガラス等ような衝撃により砕かれやすい異物
は、廃農業用ビニルフィルムを粉砕する時に砕かれて、
更に細かくなるため、サイクロンセパレーターでの処理
により分離し易いという特徴がある。また、サイクロン
セパレータ−から回収した粉砕物に混合している土や泥
も前記作用で細かくなると同時に、ブロワーで粉砕機排
出側1bから輸送される間に、廃農業用ビニルフィルム
に付着した水分の一部はブロワーの風で吹き飛ばされて
排出されるため、篩選別工程における廃農業用ビニルフ
ィルム粉砕物と付着異物の分離精度を向上することがで
きる。
【0045】サイクロンセパレーターの下部から回収さ
た廃農業用ビニルフィルムの粉砕物と石、土等からなる
重比重物の混合物からなる廃農業用ビニルフィルム粉砕
物は、篩選別工程で廃農業用ビニルフィルム粉砕物と
石、土等からなる異物に分離される。篩選別工程に用い
る篩の目開きとしては、1mm以上10mm以下、好ま
しくは、2mm以上6mm以下の篩を用いることが好ま
しいが、横型スイングハンマクラッシャに使用するスク
リーンの開口の大きさに合わせて選択することがより好
ましい。
【0046】廃農業用ビニルフィルムに付着した泥、
砂、埃等から成る付着異物の量は、一定量の廃農業用ビ
ニルフィルムを計量後、洗剤を付けたスポンジで廃農業
用ビニルフィルムを擦りつけて洗浄、水洗処理し、乾燥
機において80℃×3時間乾燥、冷却した後、回収した
廃農業用ビニルフィルムの重量を計量して算出した。ま
た、廃農業用ビニルフィルム粉砕物の付着異物の量につ
いては、粉砕物中の大きさの大きい物だけを約50gを
取り出して重量を計量した後に、前期方法と同様に、洗
剤を付けたスポンジで廃農業用ビニルフィルム粉砕物を
擦りつけて洗浄、水洗処理し、乾燥機において80℃×
3時間乾燥、冷却した後、回収した廃農業用ビニルフィ
ルム粉砕物の重量を計量して算出した。
【0047】
【実施例】以下に実施例により更に詳細に説明するが、
この発明に係わる実施例に限定されるものではない。
【0048】(実施例1)砂や土からなる汚れが付着し
た軟質塩化ビニル製の廃農業用ビニルフィルムとして、
長さ7m、幅2mのフィルムを20枚重ねにして約10
cm幅に折られたものをサンプルとし、1m長さに7分
割される様に切断した。
【0049】横型スイングハンマクラッシャとして、開
口径30mmφ(7.07cm2)のパンチングメタル
からなるスクリーンを設置した尾上機械社製バルツ型粉
砕機(型式:WALD15、モーター:7.5KW、回
転数:1500rpm)を使用した。スクリーンを通過
して粉砕物が落下集積する横型スイングハンマクラッシ
ャ下部に吸引用エアダクトを接続して、輸送ブロワーに
より粉砕物をサイクロンセパレーターに輸送し、サイク
ロンセパレーターで粉塵を粉砕物から分離して、分離さ
れた粉塵は集塵機で回収するとともに、粉塵が除去され
た粉砕物はサイクロンセパレーター下部から回収される
ように構成した。
【0050】横型スイングハンマクラッシャ、輸送ブロ
ワーを運転後、横型スイングハンマクラッシャにおける
モーターの電流値が定常状態になったことを電流計で確
認して、1m長さに切断した泥、砂等からなる汚れが
2.89%付着した廃農業用ビニルフィルム1569g
を横型スイングハンマクラッシャに投入した。廃農業用
ビニルフィルム切断物を横型スイングハンマクラッシャ
に投入後、約10秒で粉砕は終了して横型スイングハン
マクラッシャの負荷は定常状態に復元するため、電流計
にて定常状態になったことを確認後、順次、前記手順に
より、廃農業用ビニルフィルム切断物を投入し、粉砕物
1524g(回収率:97.1%)をサイクロンセパレ
ーター下部より回収した。
【0051】回収された粉砕物から農業用ビニルフィル
ム片を取出してみると、色が白く、砂や土からなる汚れ
の付着が少ない廃農業用ビニルフィルム粉砕物を回収す
ることができた。回収された廃農業用ビニルフィルムの
粉砕物を2mmの目開きからなる篩をセットした振動篩
で処理した結果、粉砕物中に混合した廃農業用ビニルフ
ィルム微粉砕物、泥、土、砂等からなる異物13.3g
を篩落として除去することができ、篩上に廃農業用ビニ
ルフィルム粉砕物1506gを回収することができた
(粉砕物からのトータル回収率:99.7%)。回収し
た廃農業用ビニルフィルム粉砕物に残留していた付着物
量は1.58%であり、付着異物の45%が除去され
た。回収した廃農業用ビニルフィルム粉砕物は、フィル
ムが開いた状態で回収され、嵩高かい物であった。
【0052】(実施例2)実施例1と同じ廃農業用ビニ
ルフィルム1646gを、実施例1と同じバルツ型粉砕
機を使用して、実施例1と同様の操作で粉砕して162
6g(回収率:98.8%)の粉砕物を回収した後に、
再度、開口径20mmφ(3.14cm2)のパンチン
グメタルからなるスクリーンを設置した尾上機械社製バ
ルツ型粉砕機を用いて粉砕を行い、サイクロンセパレー
ター下部から1588g(粉砕物からの回収率:97.
7%)の粉砕物を回収した。回収された粉砕物から農業
用ビニルフィルム片を取出してみると、実施例1で回収
した粉砕物より清浄な、砂や土からなる汚れの付着が少
ない廃農業用ビニルフィルム粉砕物を回収することがで
きた。
【0053】回収された廃農業用ビニルフィルムの粉砕
物を2mmの目開きからなる篩をセットした振動篩で処
理した結果、粉砕物中に混合した泥、土、砂等からなる
異物13.0gを篩落として除去することができ、篩上
に1569gの廃農業用ビニルフィルム粉砕物を回収す
ることができた(2回目の粉砕物からのトータル回収
率:99.6%)。回収した廃農業用ビニルフィルム粉
砕物に残留している付着物量は1.09%であり、付着
異物の62%が除去された。
【0054】(比較例1)実施例1と同じ廃農業用ビニ
ルフィルムを、予め、切断をしないで使用し、モーター
動力が7.5KWの回転刃が回転軸に固定された衝撃式
粉砕機で、30mmのパンチングメタルのスクリーンと
して使用して粉砕を行った結果、回転軸に被処理物が絡
まるとともに許容負荷以上の負荷となって停止してしま
い、粉砕することができなかった。
【0055】(比較例2)実施例1と同じ廃農業用ビニ
ルフィルム1606gを使用して、予め、1m長さに切
断した後に、30mmのパンチングメタルをスクリーン
として設置した1軸剪断式粉砕機(三力製作所製、型
式:SF−4、モーター動力5.5KW)で粉砕し、ス
クリーンを通過して粉砕物が落下集積する1軸剪断式粉
砕機下部に吸引用エアダクトを接続して、粉砕物をサイ
クロンセパレーターに輸送し、サイクロンセパレーター
で粉塵を分離して集塵機で回収するとともに、粉塵が除
去された粉砕物1593g(回収率:99.2%)をサ
イクロンセパレーター下部から回収した。回収された粉
砕物から農業用ビニルフィルム片を取り出して観察する
と、実施例1で回収した粉砕物より汚れの付着が多いこ
とが認められた。
【0056】回収された廃農業用ビニルフィルムの粉砕
物を2mmの目開きからなる篩をセットした振動篩で処
理した結果、粉砕物中に混合した泥、土、砂等からなる
異物5gを篩落として除去することができ、篩上に15
49gの廃農業用ビニルフィルム粉砕物を回収すること
ができた(粉砕物からのトータル回収率:99.3
%)。回収した廃農業用ビニルフィルム粉砕物に残留し
ている付着物量は2.72%であり、付着異物の除去率
は6%であった。回収した廃農業用ビニルフィルム粉砕
物の多くは、縮れていたり丸まっており、実施例1で回
収した粉砕物よりも嵩が低い物であった。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、
砂、泥、土等からなる異物が付着した廃農業用ビニルフ
ィルムを、横型スイングハンマクラッシャの許容負荷内
で運転できるように廃農業用ビニルフィルムを投入し
て、横型スイングハンマクラッシャで粉砕処理すること
により、廃農業用ビニルフィルムを粉砕すると同時に、
廃農業用ビニルフィルムに衝撃を加えて、フィルムに付
着した異物を分離し、この異物の内、粉塵からなる異物
をサイクロンセパレーターで除去した後、篩選別により
粉砕物に残留する砂、泥、土等からなる異物を分離除去
することにより、廃農業用ビニルフィルムが粉砕・洗浄
された粉砕物を再生素材として回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】横型スイングハンマクラッシャ及び本発明の廃
農業用ビニルフィルム粉砕・洗浄物を回収するための、
横型スイングハンマクラッシャの排出側側方下部に設け
た吸引用エアダクトの構成を示す概略説明図。
【図2】横型スイングハンマクラッシャに設置されるス
クリーンを示す拡大概略説明図。
【図3】本発明の処理対象である廃農業用ビニルフィル
ムを粉砕・洗浄して廃農業用ビニルフィルムに付着した
異物を分離し、廃農業用ビニルフィルムの粉砕物を回収
する方法の1実施例を模式的に示す処理系統図である。
【図4】30mmφの開口径を有するスクリーンを設置
したバルツ型粉砕機で廃農業用ビニルフィルムを粉砕し
た粉砕物の形状を示す模式図である。
【図5】30mmφの開口径を有するスクリーンを設置
した一軸剪断式粉砕機で廃農業用ビニルフィルムを粉砕
した粉砕物の形状を示す模式図である。
【符号の説明】
1 横型スイングハンマクラッシャ 1a 横型スイングハンマクラッシャ投入側 1b 横型スイングハンマクラッシャ排出側 2 投入口 3 廃農業用ビニルフィルム(切断物) 4 吸引用エアダクト 5 粉砕混合物 6 粉砕機内部 7 回転体 8 衝撃ハンマ 9 スクリーン 9a 格子状スクリーン 9b パンチングメタル 10 サイクロンセパレータ− 11 ブロワー 12 粉塵 13 回転軸 14 衝撃ハンマ取り付け用固定ポール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B07B 9/00 B07B 9/00 A B29B 17/00 ZAB B29B 17/00 ZAB // B29K 27:06 B29K 27:06 Fターム(参考) 4D021 FA22 GA02 GA08 GA12 HA01 HA02 4D065 AA02 AA09 BB03 BB12 EA05 EB14 EB20 ED06 ED15 ED16 ED23 ED24 EE02 EE19 4D067 EE12 EE14 EE17 EE22 GA16 GA20 4F301 AA17 BF08 BF12 BF26

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃農業用ビニルフィルムを粉砕し、付着
    した泥、土、砂等からなる異物を分離する廃農業用ビニ
    ルフィルムの粉砕・回収方法であって、スイングハンマ
    クラッシャを用いて廃農業用ビニルフィルムを粉砕する
    粉砕工程、該スイングハンマクラッシャにより粉砕され
    た粉砕物を吸引用エアダクトにより吸引し、更に、該吸
    引用エアダクトに接続されたサイクロンセパレーターに
    該粉砕物を空気輸送して、該サイクロンセパレーターで
    該粉砕物から粉塵を分離回収する粉塵除去工程、前記サ
    イクロンセパレーターにて粉塵を除去した該粉砕物から
    篩により該異物を分離して廃農業用ビニルフィルム粉砕
    物を回収する篩選別工程からなることを特徴とする廃農
    業用ビニルフィルムの粉砕・回収方法。
  2. 【請求項2】 前記スイングハンマクラッシャが横型ス
    イングハンマクラッシャであることを特徴とする請求項
    1記載の廃農業用ビニルフィルムの粉砕・回収方法。
  3. 【請求項3】 前記横型スイングハンマクラッシャを用
    い、更に粉砕された粉砕物の大きさを規制するパンチン
    グメタル又は格子からなるスクリーンを設置し、その各
    開口面積を0.75cm2以上180cm2以下、好まし
    くは、2cm 2以上80cm2以下としたことを特徴とす
    る請求項2記載の廃農業用ビニルフィルムの粉砕・回収
    方法。
  4. 【請求項4】 廃農業用ビニルフィルムを前記粉砕工程
    で粉砕処理する前に、予め、20cm以上200cm以
    下、好ましくは、50cm以上120cm以下に切断し
    ておくことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1
    項記載の廃農業用ビニルフィルムの粉砕・回収方法。
  5. 【請求項5】 前記廃農業用ビニルフィルムが軟質塩化
    ビニル製であることを特徴とする請求項1〜請求項4の
    何れか1項記載の廃農業用ビニルフィルムの粉砕・回収
    方法。
  6. 【請求項6】 サイクロンセパレーター及び篩選別工程
    で分離された泥、土、砂等からなる異物を農土に混合し
    て再利用することを特徴とする請求項1〜請求項5の何
    れか1項記載の廃農業用ビニルフィルムの粉砕・回収方
    法。
  7. 【請求項7】 廃農業用ビニルフィルムを粉砕すると同
    時に付着した泥、土、砂等からなる異物を分離すること
    を特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項記載の廃
    農業用ビニルフィルムの粉砕・回収方法により処理した
    廃農業用ビニルフィルムの粉砕・回収物。
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