JP2003000837A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2003000837A
JP2003000837A JP2001185268A JP2001185268A JP2003000837A JP 2003000837 A JP2003000837 A JP 2003000837A JP 2001185268 A JP2001185268 A JP 2001185268A JP 2001185268 A JP2001185268 A JP 2001185268A JP 2003000837 A JP2003000837 A JP 2003000837A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大当たり抽選の抽選確率を向上させる高確率
状態の発生時期に趣向を凝らしてゲーム性を高めるよう
にすること、緊張感のある弾球遊技を行えるようにする
こと。 【解決手段】 図柄始動手段に遊技球が入賞したタイミ
ングで抽出した制御乱数が大当たりである特定乱数の場
合、その入賞による3つの特別遊技図柄の変動開始から
大当たり態様で変動停止するまでの変動期間中に限っ
て、図柄始動手段への遊技球の入賞による乱数の抽出に
際して、第2乱数発生手段が作動して、変動停止後の図
柄態様が大当たりとなる確率が向上する。それ故、遊技
者は特別遊技図柄の変動期間中に、多くの遊技球を図柄
始動手段に入賞させるように緊張感が高まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、弾球遊技機に関
し、特に大当たり抽選の確率を向上させる確率向上期間
(確変期間)を、その大当たりになる図柄変動期間に設
定するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、パチンコ機等の弾球遊技機にお
いては、遊技盤に図柄始動手段と図柄表示手段(液晶デ
ィスプレイ)とアタッカーと呼ばれる可変入賞手段(開
閉式入賞手段)等を備え、図柄始動手段が遊技球を検出
することを条件に図柄表示手段の複数の特別遊技図柄が
所定変動時間だけ変動し、遊技球の図柄始動手段への入
賞時点で抽選された抽選結果が大当たりの場合、その変
動後の停止図柄が特定態様(所謂、「777」等の大当
たり図柄態様)となり、可変入賞手段が所定条件に基づ
いて設定回数(例えば、最大15ラウンド)まで開閉動
作を繰り返し、遊技者に有利な利益状態である特別遊技
状態が発生する。
【0003】ところで、抽選結果が大当たりの場合であ
って、しかも確率変動を伴う利益状態が発生した場合に
は、次回或いは次々回の大当たりまで確率変動モードが
設定され、その設定回数の特別遊技状態が終了してか
ら、大当たりを抽選する抽選確率を高める高確率状態
(確変状態)が発生し、遊技者に更なる利益状態が付与
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 従来の弾球遊技機に
おいては、前述したように、確変型大当たりになった場
合には、大当たりによる特別遊技状態は、特別遊技図柄
の組合せが、「777」等の大当たり図柄態様が決定し
てから、直ぐに実行されるが、確率変動により抽選確率
が高確率状態となる利益状態は、後回しとなるため、従
来の利益状態では遊技者は満足できない場合もあり、利
益状態発生時期による満足度に欠けること、弾球遊技の
興趣に欠けること、等の問題がある。
【0005】本発明の目的は、大当たり抽選の抽選確率
を向上させる高確率状態の発生時期に趣向を凝らしてゲ
ーム性を高めるようにすること、緊張感のある弾球遊技
を行えるようにすること、等である。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本願の弾球遊技機は、
図柄始動手段が遊技球を検出することを条件に乱数発生
手段から乱数を抽出する乱数抽出手段と、この乱数抽出
手段が抽出した乱数が予め定められた特定乱数と一致す
るか否か判定する乱数判定手段と、1又は複数の遊技図
柄を所定時間変動表示してから停止可能な図柄表示手段
と、この図柄表示手段の変動後の図柄態様が予め定めら
れた特定図柄態様となる場合に遊技者に有利な状態を発
生させる利益状態発生手段とを備え、乱数判定手段が特
定乱数であると判定した場合に図柄表示手段の変動後の
図柄態様が特定図柄態様となるように構成された弾球遊
技機において、図柄表示手段の図柄の変動開始から変動
停止までの間に図柄始動手段が遊技球を検出した場合
に、その検出に応答して乱数判定手段が判定する際に変
動停止後の図柄態様が特定図柄態様となる確率を向上さ
せる為の確率向上手段を設けたものである。
【0007】それ故、図柄始動手段に遊技球が入賞した
タイミングで抽出した乱数が特定乱数と一致する場合、
その入賞による1又は複数の遊技図柄の変動開始から大
当たりである特定図柄態様で変動停止するまでの間に限
って、図柄始動手段への遊技球の入賞による乱数の抽出
に際して、特定乱数と一致する乱数を抽出する確率が向
上して、特別図柄態様で変動停止し易くなる。それ故、
遊技者はその図柄の変動期間中に、多くの遊技球を図柄
始動手段に入賞させるように緊張感が高まり、ゲーム性
が向上する。
【0008】ここで、前記確率向上手段は、乱数判定手
段が特定乱数と判定することを条件として作動するよう
に構成してもよい。また、前記確率向上手段が作動して
いることを遊技者に報知する報知手段を備えるように構
成してもよい。また、前記報知手段は、確率向上手段の
作動終了又は図柄表示手段の変動停止までの時間を報知
するように構成してもよい。また、前記乱数発生手段
は、第1乱数発生手段と第2乱数発生手段とを有し、乱
数抽出手段は、通常の遊技中には第1乱数発生手段から
乱数の抽出を行い、確率向上手段の作動中には第2乱数
発生手段から乱数の抽出を行うように構成してもよい。
【0009】また、前記乱数判定手段は、通常の遊技中
に乱数の判定を行う第1判定手段と、確率向上手段の作
動中に乱数の判定を行う第2判定手段であって、第1乱
数判定手段よりも前記特定図柄態様となる確率が高い第
2乱数判定手段とを有するように構成してもよい。ま
た、前記乱数判定手段は第1乱数判定手段と、この第1
乱数判定手段よりも特定図柄態様となる確率が高い第2
乱数判定手段とを有し、図柄始動手段が遊技球を検出し
た場合に乱数抽出手段で抽出した乱数と、第1乱数判定
手段又は第2乱数判定手段の何れかとを対応付けて記憶
しておくように構成してもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は、パチンコホー
ルの島構造体に設置される所謂カード式弾球遊技機と呼
ばれる第1種パチンコ機に本発明を適用した場合の一例
であり、パチンコホールに設けられた島構造体には、そ
の長さ方向に複数のカード式球貸し機1と複数のパチン
コ機2とが交互に配設され、カード式球貸し機1はパチ
ンコ機2に電気的に接続されている。
【0011】図1〜図4に示すように、カード式弾球遊
技機であるパチンコ機2は、矩形枠状の外枠3と、この
外枠3に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、カード
式球貸し機1をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠
3が島構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。
前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、
遊技盤5の前側に対応させて、窓部6aを有するガラス
扉6と発射用の遊技球を貯留する球受け皿8の前面板
(図示略)とが夫々開閉自在に枢着されている。前枠4
の下部には、球受け皿8から溢流し又は抜き取った遊技
球を貯留する下皿9と、発射手段10の発射ハンドル1
1とが設けられている。
【0012】この発射手段10は、回動操作可能な発射
ハンドル11と、この発射ハンドル11を回動操作した
回動角度に応じた打撃力で打撃槌12により遊技球を発
射させる発射モータ13(図3、図4参照)などを備え
ている。球受け皿8の右部には、カード式球貸し機1に
対する球貸し操作用の操作パネル14が設けられ、この
操作パネル14には、カード残額を3桁の数字で表示す
るカード残額表示部14aと、所定金額分の遊技球の球
貸しを指示する球貸しスイッチ14bと、遊技終了時に
カードの返却を指令する返却スイッチ14cとが設けら
れている。
【0013】図2に示すように、遊技盤5には、金属製
の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほ
ぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技
領域5aには、センターケース24と、そのセンターケ
ース24内に設けられたカラーの液晶ディスプレイ16
と、図柄始動手段(図柄始動兼入賞手段)17と、可変
入賞手段(開閉式入賞手段)18と、複数の普通入賞手
段19(この場合、上段の普通入賞手段19以外に、可
変入賞手段18の左右両側部に、例えば6つの普通入賞
手段19)と、2つの作動口(通過口又はゲート)20
等が夫々所定の位置に配設されている。
【0014】液晶ディスプレイ16は、3つの特別遊技
図柄を変動表示する特別図柄表示手段22として機能す
るとともに、2つの普通遊技図柄を変動表示する普通図
柄表示手段23として機能する表示手段21である。ま
た、表示手段21には、各種キャラクタの動画や吹き出
し等の動作を背景画像として演出表示する演出表示機能
も有する。特別図柄表示手段22は、例えば左右方向に
並ぶ3個(左、中、右)の図柄表示部22a〜22cを
有し、図柄始動手段17に遊技球が入賞することを条件
に、図柄表示部22a〜22cに特定遊技図柄が所定時
間だけ変動表示(スクロール表示)される。
【0015】そして、各図柄表示部22a〜22cにお
いては、図柄始動手段17への遊技球の入賞タイミング
に応じた抽選結果に基づいて決定される図柄態様で停止
する。普通図柄表示手段23は、例えば表示手段21の
右下部に、左右方向に並ぶ2個(左、右)の図柄表示部
23a,23bを有し、作動口20を通過した遊技球が
検出されたとき、各図柄表示部23a,23bに普通遊
技図柄を所定時間だけ変動表示し、遊技球の作動口20
通過時点において抽選された制御乱数により決定される
図柄態様を表示して停止するようになっている。
【0016】センターケース24の上部には、後述する
高確率状態で特別遊技図柄が変動している変動時間、つ
まり確率向上状態の時間を表示する報知表示器25が設
けられている。この報知表示器25は、7セグメントか
らなる2つのLEDを有する表示器であり、図柄変動が
停止するまでの残り時間、つまり確率向上状態が保持さ
れる時間を秒数で表示するようになっている。図柄始動
手段17は、開閉自在な左右1対の開閉爪17aを備え
た電動式チューリップと一体的に構成され、遊技球検出
手段として機能するとともに、遊技球の入賞により図柄
表示部22a〜22cの特定遊技図柄を変動表示させ
る。
【0017】ここで、普通図柄表示手段23の変動後に
停止した普通遊技図柄が当たり図柄となった当たり発生
時に、開閉爪17aが所定時間だけ開放されて入賞し易
くなる。可変入賞手段18は前方に開放可能な開閉板1
8aを備えた入賞手段であり、通常、開閉板18aは閉
じた状態であるが、特別図柄表示手段22の変動後に停
止した遊技図柄が「777」、「444」等の特定態様
のとき、所謂「大当たり」と称する特別遊技が開始さ
れ、開閉板18aが前方開放状に切換えられて遊技者に
有利な状態が発生する。この可変入賞手段18の内部に
特定入賞領域18bと普通入賞領域18cとが設けられ
ている。
【0018】特別遊技実行中に、遊技球が特定入賞領域
18bを通過することを条件として特別遊技が継続され
る。ここで、特別遊技状態が遊技者に有利な利益状態で
ある。可変入賞手段18の開閉板18aが前方に開放さ
れた後、所定時間(例えば、約30秒間)が経過し、又
は所定数(例えば10個)の遊技球が入賞して開閉板1
8aが閉じるときに、遊技球が特定入賞領域18bを通
過していないときに特別遊技状態が終了するが、特定入
賞領域18bを通過していれば最大所定回数(例えば1
6回)まで特別遊技状態が継続される。
【0019】図3、図4に示すように、前枠4の裏側に
は、遊技盤5を裏側から押さえる裏機構板30が着脱自
在に装着され、この裏機構板30には開口部30aが形
成され、その上側に球タンク33と、これから延びるタ
ンクレール34とが設けられ、このタンクレール34に
接続された払出し手段35が裏機構板30の側部に設け
られ、裏機構板30の下側には払出し手段35に接続さ
れた払出し球誘導路36が設けられている。払出し手段
35から払出された遊技球は払出し球誘導路36を経由
して球受け皿8に払出される。
【0020】裏機構板30の開口部30aには、遊技盤
5の裏側に装着された裏カバー37と、入賞手段17〜
19に入賞した遊技球を排出する入賞球排出樋(図示
略)とが夫々嵌合されている。この裏カバー37に装着
された基板ケース38の内部に主制御基板39が配設さ
れ、その前側に図柄制御基板40が配設されている。主
制御基板39の下側で、裏カバー37に装着された基板
ケース41aの内部にランプ制御基板42が設けられ、
この基板ケース41aに隣接する基板ケース41bの内
部にサウンド制御基板43が設けられている。
【0021】これら基板ケース41a,41bの下側で
裏機構板30に装着された基板ケース44の内部には、
電源基板45と払出し制御基板46が夫々設けられてい
る。更に、発射手段10の後側に装着された基板ケース
47の内部には、発射制御基板48が設けられている。
これら制御基板39〜40,42〜43,45〜46,
48は夫々独立のプリント基板で構成され、電源基板4
5と発射制御基板48を除くその他の制御基板39,4
0,42,43,46には、CPUとROMやRAM等
を有する1チップ集積回路からなるマイクロコンピュー
タ(図示略)が夫々設けられている。
【0022】主制御基板39とその他の制御基板40,
42,43,46とは、複数本の信号線でコネクタを介
して電気的に接続され、主制御基板39から各制御基板
40,42,43,46に、所定の遊技動作を実行させ
る種々の制御コマンドを一方向通信にて送信可能になっ
ている。制御コマンドの一方向通信を採用することで、
普通遊技図柄や特別遊技図柄の図柄停止に関する不正を
確実に防止できるとともに、後述する主制御手段49の
制御負荷を軽減でき、制御コマンドの送信制御を簡単化
することができる。
【0023】次に、パチンコ機2の制御装置に予め格納
した複数の制御プログラムを介して達成される種々の機
能について、図5の機能ブロック図により説明する。但
し、これら種々の機能は、前述したマイクロコンピュー
タ及びROMに格納した種々の制御プログラム等によ
り、これらの手段50〜58、61〜63、70、7
1、73で達成される。
【0024】主制御基板39上に構成された主制御手段
50は、遊技盤5に設けられた種々の遊技部品や各種の
遊技球検出スイッチ等に対する信号の入出力に関わる遊
技盤5の遊技制御を主として司るとともに、後述する図
柄制御手段60、払出し制御手段70、ランプ制御手段
71、サウンド制御手段73等に必要に応じて制御コマ
ンドを送信出力する。図柄制御基板40上に構成された
図柄制御手段60は、主制御手段50から送信されてく
る図柄制御コマンドに基づいて、各図柄表示部23a,
23bの普通遊技図柄を変動制御し、指示された普通図
柄態様を表示するように変動停止を制御する。
【0025】図柄制御手段60は、更に、受信した図柄
制御コマンドに基づいて、各図柄表示部22a〜22c
の特別遊技図柄を変動制御し、指示された特別図柄態様
を表示するように変動停止を制御したり、液晶ディスプ
レイ16に演出表示させる演出表示制御を実行する。払
出し制御基板46上に構成された払出し制御手段70
は、主制御手段50から払出し制御コマンドを受信し、
払出し手段35による遊技球の払出し制御を司る。
【0026】ランプ制御基板42上に構成されたランプ
制御手段71は、主制御手段50からランプ制御コマン
ドを受信し、外枠3や遊技盤5等に設けられた多数の装
飾用ランプや演出用ランプ等を含むランプ群72の点灯
制御を司る。サウンド制御基板43上に構成されたサウ
ンド制御手段73は、主制御手段50からサウンド制御
コマンドを受信し、球受け皿8の裏側に設けられたスピ
ーカ74に対する各種の音響効果音の為のサウンド出力
制御を司る。発射制御基板48上に構成された発射制御
手段75は、発射モータ13を駆動して遊技球の発射制
御を司る。
【0027】主制御手段50は、制御乱数を発生する乱
数発生手段51と、乱数抽出手段52と、乱数判定手段
53と、利益状態発生手段54と、確率向上手段55
と、図柄決定手段56と、コマンド送信手段57と、報
知制御手段58等を備えている。乱数発生手段51は、
図6に示すように、「0〜299」までの制御乱数を繰
り返し発生する第1乱数発生手段51aと、図7に示す
ように、「0〜29」までの制御乱数を繰り返し発生す
る第2乱数発生手段51bとを有している。これら乱数
発生手段51a,51bで発生する複数の制御乱数のう
ち、1つの制御乱数「7」だけが、予め定められた特定
乱数である大当たり用乱数として設定されている。
【0028】乱数抽出手段52は、特別図柄に関しては
図柄始動手段17に遊技球が入賞したときの制御乱数
を、また普通図柄に関しては作動口20を遊技球が通過
たときの制御乱数を、2つの乱数発生手段51a,51
bのうちの何れか作動している方から抽出する。乱数判
定手段53は、図柄始動手段17や作動口20に遊技球
が入賞したときに乱数抽出手段52から供給される制御
乱数に基づいて、特別遊技図柄に関して、特定乱数
「7」と一致した「大当り」であるのか、又は「外れ
(外れリーチを含む)」であるかを判定するとともに、
普通遊技図柄に関しても「当り」又は「外れ」の何れで
あるかを判定する。
【0029】利益状態発生手段54は、乱数判定手段5
3から大当たりの判定結果を受ける、若しくは、特別図
柄表示手段22の変動後の停止図柄が大当たり図柄とな
ることを条件に、遊技制御に含まれる所定の利益状態発
生ルーチンにより可変入賞手段18の開閉板18aを前
述したように開閉作動させる。確率向上手段55は、乱
数判定手段53により大当たりの判定結果を受けること
を条件として作動し、大当たり(特別図柄態様)となる
抽選確率を向上させるように、乱数発生手段51に対し
て第2乱数発生手段51bに切換えるように指令する。
【0030】この場合、第1乱数発生手段51aを採用
した場合の当たり抽選確率は「1/300」であるが、
第2乱数発生手段51bを採用した場合の当たり抽選確
率は「1/30」であり、第1乱数発生手段51aより
も高くなっている。図柄決定手段56は、乱数判定手段
53からの判定結果に応じて、所定の抽選プログラムに
より、普通遊技図柄に関して、「当たり」のときには当
たり普通遊技図柄及び普通図柄変動パターンを決定する
とともに、「外れ」のときには外れの普通遊技図柄及び
普通図柄変動パターンを決定する。更に、特別遊技図柄
に関して、「大当たり」のときには大当たりの特別遊技
図柄及び特別図柄変動パターンを決定するとともに、
「外れ」のときには外れ特別遊技図柄及び特別図柄変動
パターンを決定する。
【0031】コマンド送信手段57は、図柄決定手段5
6で決定された変動パターンに基づいて、図柄制御手段
60に対して、普通遊技図柄や特別遊技図柄の為の変動
パターンを指定する変動パターン指定コードと、停止図
柄と、変動停止コマンドとを図柄変動毎に送信出力する
だけでなく、払出し制御手段70とランプ制御手段71
とサウンド制御手段73等に対して、必要に応じてその
図柄変動に伴う種々の制御コマンドを送信する。報知制
御手段58は、確率向上手段55が作動している時間、
つまり確率向上状態が保持される時間を報知表示器25
に秒数による表示制御を行う。
【0032】ここで、報知表示器25は、複数の表示バ
ーを併設的に有するレベルゲージで構成し、点灯状態の
表示バーを減らしていくことで、確率向上状態が保持さ
れる残りの時間を表示するようにしてもよい。また、複
数色(例えば、緑、黄、橙、赤)を発光可能な発光ラン
プで構成し、発光色を「緑」→「黄」→「橙」→「赤」
のように順次変更することで、確率向上状態が保持され
る残りの時間を表示するようにしてもよい。
【0033】図柄制御手段60は、普通図柄表示手段2
3を制御する普通図柄制御手段61と、特別図柄表示手
段22を制御する特別図柄制御手段62と、変動パター
ン記憶手段63等を有し,コマンド送信手段57から送
信される図柄制御コマンドを受信し、受信した図柄制御
コマンドを解析する。そして、普通図柄制御手段61に
より各図柄表示部23a,23bにおける普通図柄変動
が制御され、特別図柄制御手段62により各図柄表示部
22a〜22cにおける特別図柄変動が制御される。
【0034】変動パターン記憶手段63には、複数の変
動パターン番号の各々に普通遊技図柄や特別遊技図柄の
動作内容(変動時間を含む)を対応づけて記憶されてい
る。この場合、変動パターン記憶手段63には、各種の
キャラクタや背景により演出表示する演出パターンのパ
ターン情報も記憶しているものとする。ここで、主制御
手段50に設けられた主制御用マイクロコンピュータ及
びROMに有する乱数発生制御プログラム等により乱数
発生手段51が構成されている。また、そのマイクロコ
ンピュータ及びROMに有する乱数抽出制御プログラム
等により乱数抽出手段52が構成されている。
【0035】また、そのマイクロコンピュータ及びRO
Mに有する乱数判定制御プログラム等により乱数判定手
段53が構成されている。また、そのマイクロコンピュ
ータ及びROMに有する利益状態発生制御プログラム等
により利益状態発生手段54が構成されている。また、
そのマイクロコンピュータ及びROMに有する報知制御
プログラム等により報知制御手段58が構成され、この
報知制御手段58と報知表示器25等により報知手段が
構成されている。
【0036】次に、このように構成されたパチンコ機2
の作用について、図8に基づいて説明する。この場合、
通常状態においては、第1乱数発生手段51aの作動に
より、大当たりの抽選確率は低確率状態である。図柄始
動手段17に遊技球が入賞(1) したときに、乱数抽出手
段52は第1乱数発生手段51aから制御乱数「7」の
抽出を行い、乱数判定手段53により「大当たり」であ
ると判定された場合、図柄決定手段56により停止図柄
及び大当たり用変動パターンが決定され、符号H1で示
す図柄変動(例えば、変動時間が約90秒)が開始され
る。
【0037】ここで、確率向上手段55の作動時間(変
動時間)の決定を、乱数抽出手段52及び乱数判定手段
53で行う場合について説明しておく。即ち、乱数発生
手段(第1乱数発生手段51a,第1乱数発生手段51
b)51に作動時間(変動時間)決定用の乱数を別途設
け、図柄始動手段17に遊技球が入賞する毎に乱数抽出
手段52により乱数を抽出する。乱数抽出手段52によ
り抽出した乱数が「7」の場合、作動時間(変動時間)
決定用の乱数の抽出及び判定を行い、その判定結果によ
り確率向上手段55の作動時間(変動時間)を決定する
ようにしてもよい。そして、図柄決定手段56により、
乱数判定手段53で決定した作動時間(変動時間)に応
じた変動パターンを決定する。
【0038】それ以外に、確率向上手段55の作動時間
(変動時間)の決定を、確率向上手段55で行うように
してもよい。即ち、確率向上手段55に作動時間(変動
時間)決定用の乱数を別途設け、図柄始動手段17に遊
技球が入賞する毎に乱数抽出手段52により乱数を抽出
し、その抽出した乱数が「7」の場合、作動時間(変動
時間)決定用の乱数の抽出及び判定を行い、その判定結
果により確率向上手段55の作動時間(変動時間)を決
定するようにしてもよい。そして、乱数判定手段53に
より「7」であると判定した場合、確率向上手段55で
決定した作動時間(変動時間)に応じた変動パターンを
決定する。
【0039】更に、それ以外に、確率向上手段55の作
動時間(変動時間)の決定を、図柄決定手段56で行う
ようにしてもよい。即ち、図柄決定手段56に変動パタ
ーン決定用の乱数を設け、図柄始動手段17に遊技球が
入賞する毎に乱数抽出手段52により乱数を抽出し、そ
の抽出した乱数が「7」の場合、図柄決定手段56によ
り抽選で決定した変動パターンに含まれる変動時間に応
じて、確率向上手段55の作動時間(変動時間)を決定
するようにしてもよい。
【0040】このとき、マイクロコンピュータのRAM
に有する入賞メモリには、図9に示すように、入賞(1)
とセットされた大当たりフラグのデータ「1」とが対応
付けて記憶される。これと同時に、確率向上手段55
は、大当たりの判定を受けて、第2乱数発生手段51b
に切換えて作動するように指令する。それ故、当たり抽
選が高確率状態で行われるようになる。また、報知制御
手段58は、確率向上手段55が高確率状態に切換え作
動中であるため、確率向上状態が保持される「90」秒
を報知表示器25に表示(図2参照)させる。この場
合、図示しないが、報知時間は、「89」→「88」→
「87」→・・・→「0」のように残り表示される。
【0041】それ故、遊技者は、高確率状態が保持され
ているこの図柄変動H1の停止までに、出来るだけ多く
の遊技球を図柄始動手段17に入賞させるように緊張感
が増し、ゲーム性が向上する。そして、その図柄変動H
1が行われている期間において、3つの遊技球が入賞
(2) 〜入賞(4) した場合、第2乱数発生手段51bから
制御乱数の抽出を行い、入賞メモリには、図9に示すよ
うに、各入賞(2) 〜(4)と大当たりフラグのフラグデー
タ(大当たりを示す「1」又は外れを示す「0」)とが
対応付けて記憶される。
【0042】そして、入賞(1) に対応する図柄変動H1
が停止して、報知表示器25における時間報知が終了し
た場合、確率向上手段55の作動が中止されるため、第
2乱数発生手段51bに代えて第1乱数発生手段51a
が作動し、低確率状態になる。次の入賞(2) に対応する
図柄変動H2に際しては、外れ抽選であったため、低確
率状態が保持された状態で、しかも報知表示器25によ
る高確率状態の残り時間表示は行われない。そして、こ
の低確率状態で図柄変動H2が行われている期間におい
て、2つの遊技球が入賞(5) 〜入賞(6) した場合にも同
様に、大当たりフラグのデータと対応付けて入賞メモリ
に順々に記憶される。
【0043】以下同様にして、次の入賞(3) に対応する
図柄変動H3に際しては、確率向上手段55が作動して
第2乱数発生手段51bに切換えられ、確率向上状態が
保持される「60」秒が報知表示器25に表示される。
また、次の入賞(4) に対応する図柄変動H4に際して
は、確率向上手段55の作動が中止されて第1乱数発生
手段51aに切換えられる。更に、次の入賞(5) に対応
する図柄変動H5に際しては、確率向上手段55が作動
して第2乱数発生手段51bに切換えられ、確率向上状
態が保持される「45」秒が報知表示器25に表示され
る。
【0044】このように、図柄始動手段17に遊技球が
入賞したタイミングで抽出した乱数が大当たりである特
定乱数の場合、その入賞による3つの特別遊技図柄の変
動開始から「777」等の大当たり態様で変動停止する
までの変動期間中に限って、図柄始動手段17への遊技
球の入賞による乱数の抽出に際して、第2乱数発生手段
51bが作動して、変動停止後の図柄態様が大当たりと
なる確率が向上する。それ故、遊技者は特別遊技図柄の
変動期間中に、多くの遊技球を図柄始動手段17に入賞
させるように緊張感が高まり、利益状態の発生に趣向を
凝らしてゲーム性が向上する。
【0045】前記実施形態の変更形態について説明す
る。 1〕主制御手段50Aを図10に示すように部分的に変
更し、乱数発生手段51Aは、実施形態の図6に示すよ
うに、「0」〜「299」までの制御乱数を繰り返し発
生させるように構成し、乱数判定手段53Aは、1個の
当たり制御乱数「7」を記憶した乱数判定テーブル
「1」を有する第1乱数判定手段53a(図11参照)
と、10個の当たり制御乱数「7、37、67、・・・
・277」を記憶した乱数判定テーブル「2」を有する
第2乱数判定手段53b(図12参照)とで構成し、こ
れら乱数判定手段53a,53bを適宜切換えるように
してもよい。
【0046】即ち、図13に示すように、図柄始動手段
17に遊技球が入賞(1) したときに、乱数抽出手段52
Aは第1乱数発生手段51Aから制御乱数「7」を抽出
し、乱数判定手段53aにより「大当たり」であると判
定された場合、図柄決定手段56により停止図柄及び大
当たり用変動パターンが決定され、符号H1で示す図柄
変動(変動時間が約90秒)が開始される。このとき、
マイクロコンピュータのRAMに有する入賞メモリに
は、図14に示すように、入賞(1) と、セットされた大
当たりフラグのデータ「1」とが対応付けて記憶され
る。
【0047】これと同時に、確率向上手段55Aは、大
当たりの判定を受けて、第2乱数判定手段53bに切換
えて作動するように指令する。それ故、当たり抽選が高
確率状態で行われるようになる。また、報知制御手段5
8Aは、確率向上手段55Aが高確率状態に切換え作動
中であるため、確率向上状態が保持される「90」秒を
報知表示器25に表示させる。そして、その図柄変動H
1が行われている期間において、3つの遊技球が入賞
(2) 〜入賞(4) した場合、第2乱数判定手段53bによ
り抽出した制御乱数の判定が行われ、入賞メモリには、
図14に示すように、各入賞(2) 〜(4) と大当たりフラ
グのフラグデータ(「1」又は「0」)とが対応付けて
記憶される。
【0048】入賞(1) に対応する図柄変動H1が停止し
た場合、確率向上手段55Aの作動が中止されるため、
第2乱数判定手段53bに代えて第1乱数判定手段53
aが作動し、低確率状態になる。次の入賞(2) に対応す
る図柄変動H2は、外れ抽選であったため、第1乱数判
定手段53aが継続して作動し、低確率状態が保持され
ている。この低確率状態で図柄変動H2が行われている
変動期間において、2つの遊技球が入賞(5) 〜入賞(6)
した場合にも同様に、大当たりフラグのデータと対応付
けて入賞メモリに順々に記憶される。
【0049】以下同様にして、次の入賞(3) に対応する
図柄変動H3に際しては、確率向上手段55が作動して
第2乱数判定手段53bに切換えられ、確率向上状態が
保持される「60」秒が報知表示器25に表示される。
また、次の入賞(4) に対応する図柄変動H4に際して
は、確率向上手段55が作動が中止されて第1乱数判定
手段53aに切換えられる。更に、次の入賞(5) に対応
する図柄変動H5に際しては、確率向上手段55が作動
して第2乱数判定手段53bに切換えられ、確率向上状
態が保持される「45」秒が報知表示器25に表示され
る。
【0050】このように、図柄始動手段17に遊技球が
入賞したタイミングで抽出した乱数が大当たりである特
定乱数の場合に、その入賞による3つの特別遊技図柄の
変動開始から「777」等の大当たり態様で変動停止す
るまでの変動期間中に限って、図柄始動手段17への遊
技球の入賞による乱数の判定に際して、第2乱数判定手
段53bが作動して、変動停止後の図柄態様が大当たり
となる確率が向上する。それ故、遊技者は特別遊技図柄
の変動期間中に、多くの遊技球を図柄始動手段17に入
賞させるように緊張感が高まり、利益状態の発生に趣向
を凝らしてゲーム性が向上する。
【0051】2〕主制御手段50Aを図10に示すよう
に部分的に変更し、図柄始動手段17への遊技球の入賞
時には、制御乱数と乱数判定テーブルとを対応付けて記
憶しておき、実際の図柄変動が開始される際に、これら
の制御乱数と乱数判定テーブルとに基づいて大当たりで
あるか否かを判定するようにしてもよい。即ち、図15
に示すように、図柄始動手段17に遊技球が入賞(1) し
たときに、乱数抽出手段52Aは乱数発生手段51から
制御乱数「7」を抽出し、マイクロコンピュータのRA
Mに有する入賞メモリに、図16に示すように、入賞
(1) に対応する記憶(1) として、制御乱数「7」と乱数
判定テーブル「1」とが対応付けて記憶される。
【0052】そして、入賞(1) に対応する図柄変動H1
が開始されるに際して、入賞メモリに記憶(1) として記
憶していた制御乱数「7」と乱数判定テーブル「1」と
に基づいて大当たりが判定(1) され、図柄決定手段56
により大当たりの停止図柄及び大当たり用変動パターン
が決定され、図柄変動(変動時間が約90秒)H1が開
始される。これと同時に、報知制御手段58Aは、確率
向上手段55Aが高確率状態に切換え作動中であるた
め、確率向上状態が保持される「90」秒を報知表示器
25に表示させる。
【0053】そして、その図柄変動H1が行われている
期間において、3つの遊技球が入賞(2) 〜入賞(4) した
場合、その入賞の都度、制御乱数「205、127、4
8」と乱数判定テーブル「2」とを夫々対応付けた記憶
(2) 〜記憶(4) が入賞メモリに記憶される(図16参
照)。入賞(1) に対応する図柄変動H1が停止した場
合、確率向上手段55Aの作動が中止されるため、第2
乱数判定手段53bに代えて第1乱数判定手段53aが
作動し、低確率状態になる。
【0054】次の入賞(2) に対応する図柄変動H2が開
始される際にも、入賞メモリに記憶(2) として記憶して
いた制御乱数「205」と乱数判定テーブル「2」とに
基づいて「外れ」が判定(2) され、第1乱数判定手段5
3aが継続して作動し、低確率状態が保持されている。
この低確率状態で図柄変動H2が行われている変動期間
において、2つの遊技球が入賞(5) 〜入賞(6) した場合
にも同様に、その入賞の都度、制御乱数「7、279」
と乱数判定テーブル「1」とを夫々対応付けた記憶(5)
〜記憶(6) が入賞メモリに記憶される。
【0055】以下同様にして、次の入賞(3) に対応する
図柄変動H3が開始される際にも、記憶(3) に基づい
て、「大当たり」が判定(3) され、確率向上手段55A
が作動して第2乱数判定手段53bに切換えられ、確率
向上状態が保持される「60」秒が報知表示器25に表
示される。また、次の入賞(4) に対応する図柄変動H4
が開始される際にも、記憶(4) に基づいて、「外れ」が
判定(4) され、確率向上手段55Aの作動が中止されて
第1乱数判定手段53aに切換えられる。
【0056】更に、次の入賞(5) に対応する図柄変動H
5が開始される際にも、記憶(5) に基づいて「大当た
り」が判定(5) され、確率向上手段55Aが作動して第
2乱数判定手段53bに切換えられ、確率向上状態が保
持される「45」秒が報知表示器25に表示される。
【0057】この場合にも、図柄始動手段17への遊技
球の入賞による3つの特別遊技図柄の変動開始から「7
77」等の大当たり態様で変動停止するまでの変動期間
中に限って、図柄始動手段17への遊技球の入賞による
乱数の判定に際して、第2乱数判定手段53bが作動し
て、変動停止後の図柄態様が大当たりとなる確率が向上
するため、遊技者は特別遊技図柄の変動期間中に、多く
の遊技球を図柄始動手段17に入賞させるように緊張感
が高まり、利益状態の発生に趣向を凝らしてゲーム性が
向上する。
【0058】3〕確率向上状態であること又は確率向上
状態が終了するまでの時間を、液晶ディスプレイ16に
文字情報により報知するようにしてもよい。また、液晶
ディスプレイ16に、文字情報以外に、表示する図柄の
色や形状又は背景、演出用のキャラクタの動作により報
知するようにしてもよい。更に、確率向上手段55の作
動時に選択される変動パターンに報知情報を追加的に記
憶しておき、その報知情報を液晶ディスプレイ16に表
示するようにしてもよい。
【0059】4〕確率向上状態であることを、センター
ケース24、遊技盤5上のサイドランプ、可変入賞手段
18の近傍又は外枠3の上部に設けた報知ランプを点灯
させたり、点滅させることで報知するようにしてもよ
い。更に、これらの報知ランプにより、確率向上状態で
ない通常時、つまり確率向上手段55の非作動時と異な
る発光パターンで点滅させることで、確率向上状態であ
ることを報知するようにしてもよい。
【0060】5〕大当たりを抽選する為の向上させた確
率は、1/30だけに限るものではなく、1/50、1
/60等、通常の抽選確率よりも高い確率に設定するよ
うにしてもよい。即ち、複数種類の確率を設け、決定さ
れた大当たり図柄や図柄始動手段17への遊技球の入賞
個数に応じて変更するようにしてもよい。 6〕大当たりが決定された場合以外に、例えば、予め設
定された特定のリーチ態様が発生した場合に、確率向上
手段55により確率向上状態に切換えるようにしてもよ
い。また、例えば、乱数発生手段51等に確率向上判定
用乱数を別途設けておき、図柄始動手段17に遊技球が
入賞した場合に、図柄変動開始時に、確率向上判定用乱
数を抽出及び判定し、確率向上手段55を作動させるか
否かを決定するようにしてもよい。
【0061】7〕乱数発生手段51,51Aの第2乱数
発生手段51bを、発生する制御乱数の数が相互に異な
る複数種類設け、抽選で決定するようにしてもよい。 8〕乱数判定手段53Aの第2乱数判定手段53bを、
抽選確率が相互に異なる複数種類設け、抽選で決定する
ようにしてもよい。 9〕本発明は、以上説明した実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更を
付加し、更に、第2種パチンコ機だけでなく、遊技球や
コイン等の各種の賞媒体を用いるアレンジボール機、雀
球遊技機等の種々の弾球遊技機に本発明を適用すること
が可能である。
【0062】
【発明の効果】 本願の弾球遊技機によれば、図柄始動
手段に遊技球が入賞したタイミングで抽出した乱数が大
当たりである特定乱数の場合、その入賞による3つの特
別遊技図柄の変動開始から「777」等の大当たり態様
で変動停止するまでの変動期間中に限って、図柄始動手
段への遊技球の入賞による乱数の抽出に際して、大当た
りになる特定乱数を抽出する確率が向上するため、大当
たりを抽選する抽選確率が高くなる。それ故、遊技者は
特別遊技図柄の変動期間中に、多くの遊技球を図柄始動
手段に入賞させるように緊張感が高まり、利益状態の発
生に趣向を凝らしてゲーム性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ機(弾球遊技
機)の斜視図である。
【図2】パチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図3】パチンコ機の背面図である。
【図4】パチンコ機の側面図である。
【図5】パチンコ機の制御系の機能ブロック図である。
【図6】第1乱数発生手段により発生する制御乱数を説
明する説明図である。
【図7】第2乱数発生手段により発生する制御乱数を説
明する説明図である。
【図8】図柄始動手段への入賞による図柄変動と抽選確
率変更のタイムチャートである。
【図9】入賞メモリの記憶情報を示す図表である。
【図10】変更形態に係る主制御手段の部分機能ブロッ
ク図である。
【図11】第1乱数判定手段の判定テーブルを示す図表
である。
【図12】第2乱数判定手段の判定テーブルを示す図表
である。
【図13】変更形態に係る図8相当図である。
【図14】入賞メモリの記憶情報を示す図表である。
【図15】変更形態に係る図8相当図である。
【図16】入賞メモリの記憶情報を示す図表である。
【符号の説明】
2 パチンコ機(弾球遊技機) 17 図柄始動手段 21 表示手段 25 報知表示器 51,51A 乱数発生手段 51a 第1乱数発生手段 51b 第2乱数発生手段 52,52A 乱数抽出手段 53,53A 乱数判定手段 53a 第1乱数判定手段 53b 第2乱数判定手段 54 利益状態記憶手段 55,55A 確率向上手段 58,58A 報知制御手段 60 図柄制御手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄始動手段(17)が遊技球を検出するこ
    とを条件に乱数発生手段(51,51A)から乱数を抽出する乱
    数抽出手段(52,52A)と、この乱数抽出手段(52,52A)が抽
    出した乱数が予め定められた特定乱数と一致するか否か
    判定する乱数判定手段(53,53A)と、1又は複数の遊技図
    柄を所定時間変動表示してから停止可能な図柄表示手段
    (21,60) と、この図柄表示手段(21,60) の変動後の図柄
    態様が予め定められた特定図柄態様となる場合に遊技者
    に有利な状態を発生させる利益状態発生手段(54)とを備
    え、前記乱数判定手段(53,53A)が前記特定乱数であると
    判定した場合に図柄表示手段(21,60) の変動後の図柄態
    様が前記特定図柄態様となるように構成された弾球遊技
    機において、 前記図柄表示手段(21,60) の図柄の変動開始から変動停
    止までの間に前記図柄始動手段(17)が遊技球を検出した
    場合に、その検出に応答して前記乱数判定手段(53,53A)
    が判定する際に変動停止後の図柄態様が前記特定図柄態
    様となる確率を向上させる為の確率向上手段(55,55A)を
    設けたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記確率向上手段(55,55A)は、前記乱数
    判定手段(53,53A)が前記特定乱数と判定することを条件
    として作動することを特徴とする請求項1に記載の弾球
    遊技機。
  3. 【請求項3】 前記確率向上手段(55,55A)が作動してい
    ることを遊技者に報知する報知手段(25,58) を備えたこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記報知手段(25,58) は、前記確率向上
    手段(55,55A)の作動終了又は図柄表示手段(21,60) の変
    動停止までの時間を報知することを特徴とする請求項3
    に記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記乱数発生手段(51)は、第1乱数発生
    手段(51a) と第2乱数発生手段(51b) とを有し、前記乱
    数抽出手段(52)は、通常の遊技中には第1乱数発生手段
    (51a) から乱数の抽出を行い、前記確率向上手段(55)の
    作動中には第2乱数発生手段(51b) から乱数の抽出を行
    うことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の弾球
    遊技機。
  6. 【請求項6】 前記乱数判定手段(53A) は、通常の遊技
    中に乱数の判定を行う第1乱数判定手段(53a) と、前記
    確率向上手段(55A) の作動中に乱数の判定を行う第2乱
    数判定手段(53b) であって、第1乱数判定手段(53a) よ
    りも前記特定図柄態様となる確率が高い第2乱数判定手
    段(53b) とを有することを特徴とする請求項1〜4の何
    れかに記載の弾球遊技機。
  7. 【請求項7】 前記乱数判定手段(53A) は第1乱数判定
    手段(53a) と、この第1乱数判定手段(53a) よりも前記
    特定図柄態様となる確率が高い第2乱数判定手段(53b)
    とを有し、前記図柄始動手段(17)が遊技球を検出した場
    合に乱数抽出手段(52A) で抽出した乱数と、第1乱数判
    定手段(53a) 又は第2乱数判定手段(53b) の何れかとを
    対応付けて記憶しておくことを特徴とする請求項1〜4
    の何れかに記載の弾球遊技機。
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JP2007021043A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Sankyo Kk 遊技機
JP2007054414A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Sankyo Kk 遊技機
JP2007054415A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Sankyo Kk 遊技機
JP2007209552A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Okumura Yu-Ki Co Ltd パチンコ機

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