JP2002542562A - トラック交差判別回路 - Google Patents

トラック交差判別回路

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JP2002542562A
JP2002542562A JP2000612941A JP2000612941A JP2002542562A JP 2002542562 A JP2002542562 A JP 2002542562A JP 2000612941 A JP2000612941 A JP 2000612941A JP 2000612941 A JP2000612941 A JP 2000612941A JP 2002542562 A JP2002542562 A JP 2002542562A
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JP2000612941A
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セオドルス エー イー ランゲンフイゼン
アントニウス エッチ エム アッカーマンス
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Philips Electronics NV
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    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B7/08541Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head involving track counting to determine position
    • GPHYSICS
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 読取信号の出力により比較的に低い周波数成分を有する補助信号(Sa)が発生される。本装置は、この補助信号に対し、第1保持信号(H1)発生する第1保持手段(8)と、第2保持信号(H2)を発生する第2保持手段(9)とを有する。第1の保持手段(8)は、加算値により増加された補助信号(Sa+Δ)のボトム値に略対応する値に第1保持信号(H1)の値を一時的に維持するよう構成され、第2の保持手段は、減算値により減ぜられた補助信号(Sa−Δ)のトップ値に対応する値に第2保持信号(H2)の値を一時的に維持するよう構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、記録担体を駆動する装置に関する。かかる装置は、前記記録担体に
記録されたパターンに応じて読取信号を発生するトランスデューサと、前記トラ
ンスデューサと前記記録担体を相対移動させる変位手段とを有し、前記読取信号
から、前記読取信号に対して比較的に低い周波数成分を有する補助信号を得る補
助信号発生手段を有し、前記補助信号から2値信号を発生する手段であって、第
1保持信号を発生する第1保持手段と、第2保持信号を発生する第2保持手段と
、前記第1保持信号及び前記第2保持信号よりスライス信号を発生する信号合成
手段と、前記補助信号を前記スライス信号と比較して2値出力信号を出力する比
較手段とを含む2値信号発生手段をさらに有し、前記第1保持手段は、前記第1
保持信号を前記補助信号の最高値に略対応する値に一時的に維持するよう構成さ
れ、前記第2保持手段は、前記第2保持信号を前記補助信号の最低値に略対応す
る値に一時的に維持するよう構成される如きものである。
【0002】
【従来の技術】
詳細な説明の項における冒頭に記述したような装置は、欧州特許出願第EP
814 462号から知られたものである。その読取信号は、記録担体に記憶さ
れた情報を表す比較的高い周波数成分を有し、また上記変位手段の制御に用いら
れる比較的低い周波数成分を有する。この読取信号の振幅は、幾つかの理由(例
えばディスク上の指紋)のために変動しうるものである。この結果、上記補助信
号は、それ自体が可変な中心値近辺を変動する。この既知の装置において、加算
器及び乗算器により形成される信号合成手段は、最高(トップ)保持検出器から
の第1保持信号と最低(ボトム)保持検出器からの第2保持信号を受信する。こ
の第1保持信号の値は、当該出力値がその最高保持検出器の入力における補助信
号よりも高い期間において次第に減少する。最高保持検出器と最低保持検出器と
出力手段との組み合わせにより、当該装置がスライスレベルを当該中心値の比較
的緩慢な変動に適応させることができるので、このような緩慢な変動にかかわら
ず信頼性のある2値出力信号が得られる。また、この装置は、信頼性のある補助
信号が得られなかった場合に最高保持検出器及び最低保持検出器のうちの少なく
とも一方を保持するための欠陥信号検出ユニットを有する。かかる既知の装置の
不利な点は、2値信号発生手段が補助信号の中心値の早い変化に追従できないこ
とである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、序説の段落に準じた装置であって、上記不具合を回避するこ
とのできる装置を提供することである。この目的のため、本発明による装置は、
前記第1保持手段は、前記第1保持信号の値を、加算値により増加された補助信
号の最低値に略対応する値に一時的に維持するようにも構成され、前記第2保持
手段は、前記第2保持信号の値を、減算値により減ぜられた補助信号の最高値に
対応する値に一時的に維持するようにも構成された、ことを特徴としている。
【0004】 補助信号が一定の中心値又は緩やかに変動する中心レベルを上下して変化する
状況では、第1保持信号の値は加算値により増やされた補助信号よりも小さいま
まである。同様に第2保持信号の値も、減算値により減ぜられた補助信号の値よ
り高いままとなる。したがって、こうした状況の下では、当該スライスレベルは
、補助信号の最高保持値及び最低保持値に基づいている。但し、加算値(増加さ
れる値)で増大した補助信号の値がプリセットされた最高値よりも低い値まで減
少した場合、第1保持手段の出力は、その増加される値によって決定される。同
様に、減算値(減じる値)で減らされた補助信号の値がプリセットされた最低値
よりも高い値まで増加した場合、第2保持手段の出力は、その減じる値により決
定される。これにより、2値信号発生手段は、その補助信号の特性の変化に直ち
に適応することができる。
【0005】 注記するに、米国特許第5,412,692号は、最大値検出器、最小値検出
器、電圧シフトダウン回路及び電圧シフトアップ回路を有する2値信号発生手段
を有するデータを開示している。そのスライスレベルは、電圧シフトダウン回路
及び電圧シフトアップ回路により発生された信号の平均値により定まる。この平
均値は、概して、当該シフトアップ回路により発生された値と当該シフトダウン
回路により発生された値との差に比例したエラーを有している。しかし、補助信
号が小さい振幅を呈している期間においては、その2値出力信号の精度に関して
の当該エラーの影響は大きくなる。こうした状況に鑑み、本発明の装置において
は、スライス信号が当該最高保持値及び当該最低保持値から計算されるのである
。これにより、該最高値と該最低値との差及びこれによるスライス信号のエラー
成分も小さくなるのである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の上述した態様及びその他の態様を、添付図面に基づいて詳細に
説明する。
【0007】 図1は、記録担体1を駆動する装置を示している。この装置は、記録担体に記
録されたパターンに応じて読取信号Srを発生するためのトランスデューサ2を
有する。ここで示している実施例では記録担体1は光ディスクにより形成されて
いるが、例えば磁気的なものの如き別のタイプの記録媒体でもよく、別の形態例
えばテープ又はカードの形態のものでもよい。トランスデューサ2は、スライド
(滑動部)3により光ディスクに対して変位されうる。かかるスライドは、スラ
イドモータ4により駆動される。さらに記録担体はスピンドルモータ5により回
転される。スライドモータ4及びスピンドルモータ5は共にマイクロプロセッサ
6により制御される。
【0008】 この装置は、読取信号Srから補助信号Saを得るための低域通過フィルタに
より形成される補助信号発生手段7を有する。この補助信号Saは、読取信号S
rに対し比較的に低い周波数の成分を有する。本実施例において、信号Saは、
低域通過のフィルタ処理が施された中央アパーチャ信号(central aperture sig
nal)であるが、信号Saをフォーカスエラー信号のような他の低周波信号とす
ることもできる。
【0009】 補助信号Saは、当該補助信号Saにより第1保持信号H1を発生する第1保
持手段8と第2保持信号H2を発生する第2保持手段9とによって受信される。
第1保持信号H1及び第2保持信号H2は、加算器10により加算される。除算
器11は、スライス信号Stを発生するようその出力信号を2で割る。加算器1
0と除算器11は、信号合成手段を形成する。
【0010】 第1保持手段8は、補助信号Saの最高値(トップ値:TOP)に略対応する
値に第1保持信号H1を一時的に維持するよう構成される。
【0011】 第2保持手段9は、補助信号Saの最低値(ボトム値:BOTTOM)に略対
応する値に第2保持信号H2を一時的に維持するよう構成される。
【0012】 この装置は、補助信号Saをスライス信号Stと比較し、2値信号Sbを出力
する比較手段12をさらに有する。
【0013】 第1保持手段8、第2保持手段9、信号合成手段10,11及び比較手段12
は、補助信号Saに基づき2値信号Sbを発生する2値信号発生手段を共に形成
する。
【0014】 第1保持手段8はまた、第1保持信号H1の値を、ある加算値だけ増加した補
助信号の最低値に略対応する値に一時的に維持するようにも構成される。第2保
持手段9はまた、第2保持信号の値を、ある減算値だけ減ぜられた補助信号の最
高値に対応する値に一時的に維持するよう構成される。
【0015】 本発明の装置の第1実施例における第1保持手段8は、図2Aにさらに詳細に
示されている。第1保持手段8は、保持信号Saに加算値Δを加える加算器81
を有する。最小検出器82は、こうして得られる信号の最小値に対応する信号と
中間の信号すなわち第1保持信号H1とを発生する。最小検出器82の出力端は
、スイッチング部83の第1入力端83aと結合される。このスイッチング部8
3の第2入力端83bは、信号H10を発生するプリセット信号源(図示せず)
に結合される。スイッチ83の制御入力端83cは、マイクロプロセッサ6と結
合される。スイッチング部83を介し、そのプリセット値H10が遅延素子84
にロードされうる。このプリセット値H10は、当該加算値Δだけ増加された装
置のトラック追従モードの間において、補助信号Saの値、ここでは低域通過の
フィルタ処理が施された中央アパーチャ信号と等しい。
【0016】 図示されている第1保持手段8はさらに、補助信号Saの最大値に略対応する
信号H1と中間信号とを発生する最大検出器85を有する。この中間信号は、遅
延素子84から受信される。最大検出器85は、補助信号Saを受信する第1入
力端86aを備えたスイッチング部86を有する。第2入力端86bは、減算部
87の入力87aを介して当該遅延素子と結合される。減算部87の他の入力端
87bは、減衰信号γを受信する。スイッチング部86は、比較器88の出力信
号により制御される。この比較器は、補助信号Saを受信する第1の入力端88
aと、遅延素子84の出力信号を受信する第2の入力端88bとを有する。比較
器88は、補助信号Saの値が遅延素子84から受信した中間信号の値よりも高
いかどうかを示す出力信号を発生する。
【0017】 第1保持手段は次のように動作する。プリセット制御信号Pcによって、スイ
ッチング部83は、プリセット値H10をその第2の入力端83bに受け入れる
プリセットモードに移行させられる。この値H10は、遅延素子84にロードさ
れる。遅延素子84がプリセット値H10を受信した後は、図に示されるように
、スイッチング部83が通常動作モードに移行し、最小検出器82からの入力を
受け入れるようにするため、プリセット制御信号Pcの極性が反転される。遅延
素子84の出力は、補助信号Saと比較される。補助信号Saの値が遅延素子8
4の出力値以上である場合、スイッチング部86は、第1の状態を呈し、かかる
状態においてその第1の入力86aから補助入力信号Saを選択する。補助信号
Saの値が遅延素子84の出力の値よりも低い場合、このスイッチング部は第2
状態を呈し、かかる状態において減算部87の出力を選択する。最小検出器82
の出力の値は、第1保持信号H1の値か、又は当該加算値により増加された補助
信号Sa+Δの値のどちらか低い方である。
【0018】 本装置のトラック追従モードにおいて、中央アパーチャ信号Saは、トラック
飛越モードにおける最低値に略対応する一定値を有する。したがって第2保持信
号H2は、信号Saに確実に基づいたものとなることができる。但し、信号Sa
の最高値は、トラック飛越モードの間にのみ測定可能である。これにより、トラ
ック飛越モードに入ったときにスライスレベルStとこれによる2値信号Sbは
信頼性のないものとなり、誤ったトラック計数となるといった不具合を招いてし
まう恐れがある。図示されている実施例においては、第1保持信号が値H10で
初期化される。かかる値は、加算値Δが加えられたトラック追従モードの間に測
定された信号Saの値に等しいものである。この値H10は、補助信号Saの最
高値の推定値に相当する。これにより、本装置がトラック飛越モードに移行した
直後に信頼性のある2値信号Sbを発生することが可能となる。
【0019】 図2Bに示される第2保持手段は、第1保持手段と類似しているが、次の点で
異なる。加算部81,最小検出器82及び減算部87ではなく、第2保持手段9
は、減算部91,最大検出器92及び加算部7を有する。図2Aに示される如き
比較器88に代わって、第2保持手段9は、当該補助信号の値が遅延素子の値よ
りも小さいかどうかを判定する比較器98を有する。図2Bにおける他の構成要
素は、10だけ小さい参照番号を有する図2Aにおける構成要素と等価なもので
ある。
【0020】 図1、図2A及び図2Bに示される装置の動作は、図3及び図4を参照して示
される。図3は、実線により、補助信号Sa、加算値が加わった補助信号Sa+
Δ、及び減算値が減ぜられた補助信号Sa−Δを示している。図3はまた、破線
によって第1保持信号H1及び第2保持信号H2を示している。時刻t0では第
1保持信号の値は、スイッチング部83を介して値H10を遅延素子84にロー
ドすることによりプリセットされる。t0からt1までの時間間隔においては、
補助信号Saの値は、遅延素子84により出力される信号の値よりも低い。この
時間間隔において、スイッチング部86は、その第2の入力86bの信号を選択
する。これにより、第1保持信号H1が減衰値γにより低減された遅延素子84
の出力と等しくなる、という作用を奏する。この時間間隔において、第1保持信
号H1の値は、信号Sa+Δの値よりも小さい。よって、スイッチング要素83
を介して遅延素子84へ送られる最小検出器82の出力信号は、第1保持信号H
1の値に等しい。その結果、第1保持信号H1の値は、t0からt1の時間間隔
において段階的に減少する。t1からt2の時間間隔においては、遅延素子84
の出力信号の値は、補助信号Saの値よりも低いものとなる。そこでスイッチン
グ部86は、第1保持信号H1が補助信号Saと等しくなるようその第1の入力
86aに供給された補助信号Saを選択する。時間間隔t1〜t2においては、
第1保持信号H1の値は、加算値により増加された補助信号Sa+Δの値よりも
依然として低い。よって、第1保持信号H1の値は、最小検出器82及びスイッ
チング部83を介して遅延素子84にロードされる。時刻t2後、第1保持手段
8は、t2で検出された補助信号Saの最高値に略対応する値に第1保持信号の
値を一時的に維持する。「略対応する」とは、ここでは、補助信号のピーク・ツ
ー・ピーク値の10%を超えて相違しないことと定義される。H1の値が当該最
高値に略対応している(持続)期間は、第1保持信号の新しい値を計算する際の
減衰係数γと速度とに依存する。時間間隔t4〜t5において、第1保持手段8
の動作は、時間間隔t2〜t3における動作と一致する。時間間隔t3〜t4に
おける動作は、t1〜t2の動作と一致する。t5からt6の時間間隔において
は、加算値により増加された補助信号Sa+Δの値は、第1保持信号H1の値よ
りも小さい。最小検出器82の出力は、今度は信号Sa+Δの値と等しくなるの
で、この値がスイッチング部83を介して遅延素子84にロードされる。ここで
比較器88は、遅延素子84の出力信号の値が補助信号Saの値よりも高いこと
を検出するので、スイッチング部86は、その第2の入力86bにおける減算手
段87の出力信号を第1の保持信号H1として選択する。これにより、第1保持
信号が時間間隔t5〜t6において信号Sa+Δにほぼ追従する、という作用を
奏する。その後第1保持手段8は、第1保持信号H1を信号Sa+Δの最低値に
対応する値に一時的に維持する。
【0021】 t7からt8までの時間間隔において、補助信号Saの値は、遅延素子94の
出力の値よりも小さい。それ故に、スイッチング部96は、補助信号Saを第2
保持信号H2として選択する。この値は今度は、減算値により減ぜられた補助信
号Sa−Δの値よりも高いので、第2保持信号H2の値が最大検出器92を介し
て遅延素子94にロードされる。後続の時間間隔t8〜t9において、補助信号
の値は、遅延素子の出力値よりも高いので、スイッチング部は、加算部の出力信
号を第2保持信号として選択する。第2保持信号の値は、信号Sa−Δの値より
もまだ高いので遅延素子は第2保持信号を受信する。この時間間隔において、第
2保持手段9は、概ねt8で検出された補助信号Saの最低値に対応する値に一
時的に維持する。
【0022】 時間間隔t9〜t10において、Sa−Δの値は、第2保持信号H2の値より
も高いので、遅延素子94は、最大検出器92を介して前の信号Sa−Δを受信
する。遅延素子94の出力信号の値は、補助信号Saの値よりも小さい。故に、
スイッチング部96は、加算部の出力信号を第2保持信号H2として選択する。
ここで第2保持信号H2は、t10まで信号Sa−Δにほぼ従う。t10では、
減算値により減ぜられた補助信号Sa−Δは最高値に達する。t10後、第2保
持手段は、第2保持信号H2の値をSa−Δの最高値に略対応する値に一時的に
維持する。
【0023】 図4も、補助信号Saと第1及び第2保持信号H1,H2を示している。また
図4は、スライス信号St及び2値信号Sbを示している。この図4からは、本
発明による装置におけるスライス信号Stは、補助信号の平均値の変動にもかか
わらず信頼性のある2値信号Sbが得られるよう補助信号に適応させられること
が明らかである。
【0024】 上記実施例において、加算値は減算値に等しい。双方の値は、補助信号の通常
の振幅の何分の1か(例えば当該振幅の0.6ないし1.0)のものに等しい。
この場合、この値は通常の振幅の比0.75に等しい。上記実施例では、第1保
持手段8及び第2保持手段9の双方は、それぞれ減衰手段87,97を有する。
この減衰手段によって、2値信号発生手段は、変動する中心値に適応するだけで
なく補助信号の変動する振幅にも適応することができる。
【0025】 図5Aは、本発明による装置の第2実施例における第1保持手段を示している
。この実施例においては、アップ/ダウンカウンタ100により第1保持信号H
1が発生される。カウントアップするための信号UPは、第1比較器101によ
り発生される。かかる比較器は、第1保持信号H1の値を補助信号Saの値と比
較する。カウントダウンするための信号DOWNは、第2比較器102によって
発生される。かかる比較器は、第1保持信号H1の値を信号Sa+Δの値と比較
する。図3に示される時間間隔t3〜t4では、信号Saの値は、第1保持信号
の値よりも高い。信号UPは論理値「真」を呈する。したがって、カウンタ10
0は、補助信号Saに従うよう第1保持信号H1の値を増加させる。時刻t4で
は、補助信号Saは最高値に達する。t4からt5の時間間隔において、第1保
持信号Saの値は、補助信号の値より高いが、加算値が増加された補助信号Sa
+Δの値よりは低い。この時間間隔においてはUP信号もDOWN信号もアクテ
ィブではないので、第1保持信号の値は補助信号の検出された最高値に維持され
る。時間間隔t5〜t6では、信号Sa+Δの値は第1保持信号H1の値より低
い。ここでDOWN信号は真なので、カウンタ100の出力値は信号Sa+Δに
従う。t6では信号Sa+Δが最低値に達している。t6の直後の時間において
はUP信号もDOWN信号もアクティブとなっていないので、第1保持信号H1
の値は信号Sa+Δの最低値に維持される。
【0026】 図5Bは、他の実施例における第2保持手段(110〜113)を示している
。ここに示される第2保持手段の動作は、図5Aに示した第1保持手段の動作と
同様である。
【0027】 なお、本発明の保護範囲は、ここに記述された実施例に限定されるものではな
い。また、請求項に含まれる参照符号により、当該保護範囲が限定されるもので
もない。「有する」なる文言は、1つの請求項に記載された構成要素以外のもの
を排除するものではない。単数形で表現された構成要素も、複数の構成要素を排
除するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による装置の一実施例を示す図。
【図2A】 図1の装置の2値信号発生手段の各部をより詳細に示す図。
【図2B】 図1の装置の2値信号発生手段の各部をより詳細に示す図。
【図3】 図1、図2A及び図2Bの装置において生じる信号を示す図。
【図4】 図1、図2A及び図2Bの装置において生じる信号を示す図。
【図5A】 本発明による装置の他の実施例における2値信号発生手段の各部
を示す図。
【図5B】 本発明による装置の他の実施例における2値信号発生手段の各部
を示す図。
【符号の説明】
1…記録担体 2…トランスデューサ 3…スライド 4…スライドモータ 5…スピンドルモータ 6…マイクロプロセッサ 7…補助信号発生手段 8…第1保持手段 9…第2保持手段 10…加算器 11…除算器 12…比較手段 Sr…読取信号 Sa…補助信号 St…スライス信号 Sb…2値信号 81…加算器 82…最小検出器 83…スイッチング部 84…遅延素子 85…最大検出器 86…スイッチング部 87…減算部(減衰手段) 88…比較器 91…減算器 92…最大検出器 94…遅延素子 95…最小検出器 96…スイッチング部 97…加算部(減衰手段) 98…比較器 100,110…アップダウンカウンタ 101,102,111,112…比較器 H1…第1保持信号 H2…第2保持信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ランゲンフイゼン セオドルス エー イ ー オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6 (72)発明者 アッカーマンス アントニウス エッチ エム オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6 Fターム(参考) 5D044 FG06 FG07 FG18 5D090 AA01 CC04 EE14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録担体を駆動する装置であって、前記記録担体に記録された
    パターンに応じて読取信号を発生するトランスデューサと、前記トランスデュー
    サと前記記録担体を相対移動させる変位手段とを有し、 前記読取信号から、前記読取信号に対して比較的に低い周波数成分を有する補
    助信号を得る補助信号発生手段を有し、 前記補助信号から2値信号を発生する手段であって、第1保持信号を発生する
    第1保持手段と、第2保持信号を発生する第2保持手段と、前記第1保持信号及
    び前記第2保持信号よりスライス信号を発生する信号合成手段と、前記補助信号
    を前記スライス信号と比較して2値出力信号を出力する比較手段とを含む2値信
    号発生手段をさらに有し、 前記第1保持手段は、前記第1保持信号を前記補助信号の最高値に略対応する
    値に一時的に維持するよう構成され、前記第2保持手段は、前記第2保持信号を
    前記補助信号の最低値に略対応する値に一時的に維持するよう構成された、 装置であって、 前記第1保持手段は、前記第1保持信号の値を、加算値により増加された補助
    信号の最低値に略対応する値に一時的に維持するようにも構成され、 前記第2保持手段は、前記第2保持信号の値を、減算値により減ぜられた補助
    信号の最高値に対応する値に一時的に維持するようにも構成された、 ことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置であって、前記第1保持手段は、前記補
    助信号の最大値に少なくとも略対応する信号及び中間信号を発生する最大検出器
    と、加算値により増加された補助信号の最小値に対応する信号及び中間信号を発
    生する最小検出器とを有することを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の装置であって、前記第2保持手段は、
    前記補助信号の最小値に対応する信号及び中間信号を発生する最小検出器と、当
    該減算値により減ぜられた補助信号の最大値に対応する信号及び中間信号を発生
    する最大検出器とを有することを特徴とする装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の装置であって、前記第1保持手段は、前記第
    1保持信号を発生するカウンタ手段と、前記補助信号の値が前記第1保持信号の
    値よりも高いかどうかを示す第1制御信号を前記カウンタ手段に発生する第1比
    較手段と、前記第1保持信号の値が当該加算値により増やされた補助信号の値よ
    りも高いかどうかを示す第2制御信号を前記カウンタ手段に発生する第2比較手
    段とを有することを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は4に記載の装置であって、前記第2保持手段は、
    前記第2保持信号を発生する第2カウンタ手段と、前記補助信号の値が前記第2
    保持信号の値よりも低いかどうかを示す第3制御信号を前記カウンタ手段に発生
    する第3比較手段と、前記第2保持信号の値が前記減算値により減ぜられた補助
    信号の値よりも低いかどうかを示す第4制御信号を前記第2カウンタ手段に発生
    する第4比較手段とを有することを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のうちいずれか1つに記載の装置であって、
    前記第1保持手段は、前記第1保持信号の値を漸減するリーク手段(87)を有
    することを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のうちいずれか1つに記載の装置であって、
    前記第2保持手段は、前記第2保持信号の値を漸増させるリーク手段(97)を
    有することを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のうちいずれか1つに記載の装置であって、
    前記第1及び/又は第2保持手段は、前記保持手段をプリセット値に初期化する
    プリセット手段を具備することを特徴とする装置。
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