JP2002542180A - 脱臭用製剤 - Google Patents

脱臭用製剤

Info

Publication number
JP2002542180A
JP2002542180A JP2000611889A JP2000611889A JP2002542180A JP 2002542180 A JP2002542180 A JP 2002542180A JP 2000611889 A JP2000611889 A JP 2000611889A JP 2000611889 A JP2000611889 A JP 2000611889A JP 2002542180 A JP2002542180 A JP 2002542180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
glucans
weight
fatty
esters
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000611889A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002542180A5 (ja
JP4664508B2 (ja
Inventor
ヴァヒター、ロルフ
グリースバッハ、ウテ
ファブリィ、ベルント
エングスタッド、ロルフ、イー
Original Assignee
バイオテク エイエスエイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by バイオテク エイエスエイ filed Critical バイオテク エイエスエイ
Publication of JP2002542180A publication Critical patent/JP2002542180A/ja
Publication of JP2002542180A5 publication Critical patent/JP2002542180A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4664508B2 publication Critical patent/JP4664508B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q17/00Barrier preparations; Preparations brought into direct contact with the skin for affording protection against external influences, e.g. sunlight, X-rays or other harmful rays, corrosive materials, bacteria or insect stings
    • A61Q17/005Antimicrobial preparations
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/19Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
    • A61K8/26Aluminium; Compounds thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/33Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing oxygen
    • A61K8/37Esters of carboxylic acids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/73Polysaccharides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/73Polysaccharides
    • A61K8/732Starch; Amylose; Amylopectin; Derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/73Polysaccharides
    • A61K8/736Chitin; Chitosan; Derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q15/00Anti-perspirants or body deodorants
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2800/00Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
    • A61K2800/74Biological properties of particular ingredients
    • A61K2800/78Enzyme modulators, e.g. Enzyme agonists
    • A61K2800/782Enzyme inhibitors; Enzyme antagonists

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、相乗作用により高められる効果を有し、(a)β−(1,6)結合が実質的に存在しない水溶性β−(1,3)グルカン類、(b)アルミニウム塩酸塩、(c)エステラーゼ阻害因子および(または)(d)殺菌性または静菌性活性物質を含有する新規な脱臭用製剤に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、タイプβ−(1,3)グルカン類の選ばれた多糖類、アルミニウム
塩酸塩、エステラーゼ阻害因子および(または)殺菌性または静菌性活性剤を含
有する脱臭用製剤の分野に属し、脱臭用製剤の製造のための特定のグルカン類の
使用に属する。
【0002】 (背景技術) 身体の領域において、ケア脱臭剤は厄介な体臭の排除のために使用される。こ
れらの臭気は、特に湿った且つ温かい腋窩においてまたは微生物の良好な生存条
件に供する同様な条件により、そのままでは無臭である汗の細菌による分解中に
発生する。体臭は適当な匂いのある物質により隠蔽されることが出来る。それら
臭気はまた、汗の分泌をそのまま阻止するかまたは汗の分解を阻止する製剤(い
わゆる制汗剤(antihidrotica、antiperspirant)
または発汗防止剤)の使用により処置されることが出来る。そのような物質の典
型的な例は、硫酸アルミニウムまたは塩酸アルミニウムのようなアルミニウム化
合物類、亜鉛塩およびクエン酸化合物である。これに関する調査書は、例えば1
988年シュッツガルト/FRGのThieme Verlay発行、Umba
ch監修の“Kosmetik”第141f頁に見い出されることが出来る。
【0003】 しかしながら、毎日の生活の経験から、特に高温または実質的な活動による、
臭気抑制の問題は完全に解決されないことは明らかである。市場での製品は汗の
発生または臭気の形成を永続的に防止することが出来ない。事実、その抑制は時
期的にそして放出される汗の量に左右されて制限される。
【0004】 これに関して、局所適用のために酵母菌Saccharomyces cer
evisiaeから抽出されたカルボキシメチル化β−(1,3)グルカンを使
用することを示唆している米国特許第5,223,491号が参照される。しか
しながら、そのグルカンは水に不溶性であり、したがって、非常な困難さをもっ
てしか配合されることが出来ない。2つの論文DE−A1−3744345(L
omapharm)およびEP−B1−0175667(Lam)における教示
から、グルカン類はマクロファージの活動の刺激に十分に適している。異なる種
々のグルカン類の医薬効果は2つのヨーロッパ特許出願EP−A1−04533
8(Debat)およびEP−A1−0561408(Kaken)からさらに
知られている。ヨーロッパ特許EP−B1−0500718(Donzis)の
目的は、皮膚の再生のために酵母の細胞壁から得られる水不溶性β−(1,3)
グルカン類を使用することである。
【0005】 それ故に、汗の分泌を最小化することに関してひき続いた必要性があり、また
、臭気の減衰作用が高められると同時に、皮膚化粧品としての許容性、即ち特に
敏感な皮膚に対して刺激を低下させる能力に特徴づけられる製品に対してのひき
続いた必要性がある。それ故に本発明の目的は入手可能なそのような製品を造る
ことである。
【0006】 (発明の開示)本発明の記載: 本発明の目的は、 (a)β−(1,6)結合を実質的に含有しない水溶性のβ−(1,3)グル
カン類、 (b)アルミニウム塩酸塩、 (c)エステラーゼ阻害因子、および(または) (d)殺菌性または静菌性薬剤、 を含有する脱臭用製剤である。
【0007】 本発明の追加の目的は、脱臭用製剤の製造のために、β−(1,6)結合を実
質的に有しない水溶性β−(1,3)グルカン類の使用である。
【0008】 脱臭用および(または)汗抑制用製剤の製造のためにアルミニウム塩酸塩、エ
ステラーゼ阻害因子(例えばクエン酸トリエチル)および殺菌活性剤(例えばキ
トサン)の使用は当業界において知られている。特定のグルカン類が、低いpp
m域においてさえも、エステル分解酵素の活性を阻止し、上記成分と一緒になっ
て相乗効果が達成されることが驚くべきことに分かった。多糖類は、皮膚微生物
集団の生物学的平衡を妨げることなしに、セリンエステラーゼ類や、セリンプロ
テアーゼに対して選択的な作用を有する。同時にグルカン類の使用は、免疫刺激
を導き、化粧品製剤においても使用される手段としての、製品の皮膚の化粧品学
的適合性(和合性)改良することを導く。
【0009】水溶性β−(1,3)グルカン類 用語グルカン類は、グルコースに基づくホモ多糖類を意味する。立体的結合に
依存して、β−(1,3)グルカンと、β−(1,4)グルカンと、β−(1,
6)グルカンとの間には差がある。β−(1,3)グルカン類は通常、らせん構
造を示し、それに対して(1,4)結合を有するグルカン類は一般に線状構造を
有する。本発明のβ−グルカン類は(1,3)構造を有し、即ちそれらは望まし
くない(1,6)結合を実質的に有しない。好ましくは側鎖がもっぱら(1,3
)結合を示すようなβ−(1,3)グルカン類が使用される。本剤は特に、サッ
カロミセス属、特にSaccharomyces cerevisiaeからの
酵母に基づいて得られるグルカン類を含有する。このタイプのグルカン類は、既
知の方法に従う技術的な量で手に入れることが出来る。国際特許出願WO95/
30022(Biotec−Mackzymal)は、そのような物質を生成す
る方法を記載しており、この方法では、実質的にすべてのβ−(1,6)結合を
解き放すような方法で、β−(1,3)およびβ−(1,6)結合を有するグル
カン類が、β−(1,6)グルカナーゼと接触される。Trichodermi
a harzianumに基づくグルカナーゼがこれらのグルカン類の製造のた
めに使用されるのが好ましい。これらの薬剤に含有されるグルカン類の製造およ
び入手可能性に関して、上記公開公報が参照される。グルカン類は、本薬剤に基
づいて、0.1〜5重量%、好ましくは0.2〜5重量%そして特定的には、0
.5〜1重量%の量で本製剤中に含有されることが出来る。
【0010】アルミニウム塩酸塩 成分(b)のアルミニウム塩酸塩は、無色の吸湿性結晶であり、これは空気中
において容易に溶融し、そしてこれは水中の塩化アルミニウムの溶液の蒸発によ
り得られる。アルミニウム塩酸塩は発汗抑制用および脱臭用製剤の製造のために
用いられ、恐らくは、たんぱく質の沈殿および(または)水分の除去により汗腺
を部分的に閉鎖し又は一緒にはりつくことによりその効果を発揮する(J.So
c,Cosm.Chem.24,281(1973)参照)。例えば、フランク
フルト/FRGのヘキストAGの商標名LocronTMでアルミニウム塩酸塩は
市場に出ており、これは式[Al2(OH)5Cl]・2.5H2Oに相当し、こ
れの使用が特に好ましい(J.Pharm.Pharmacol.26,531
(1975)を参照)。
【0011】エステラーゼ阻害因子 腋の下の領域における汗の存在により、細胞外酵素類(エステラーゼ、優先的
にプロテアーゼおよび(または)リパーゼ)が細菌により形成され、それらは汗
に含まれているエステル類を分解し、それにより、臭気物質が開放される。成分
(c)のエステラーゼ阻害因子は、好ましくはクエン酸トリメチル、クエン酸ト
リプロピル、クエン酸トリブチルそして特にクエン酸トリエチル(デュッセルド
ルフ/FRGのヘンケルKGaA製のHydagenTM)のようなクエン酸トリ
アルキルは、酵素の活性を阻止しそしてそれにより臭気の形成を減少させる。恐
らくは、それにより、クエン酸エステルの開裂により遊離の酸が開放され、そし
てこの酸はそれにより該酵素がアシル化により不活性化されるほど十分に皮膚の
pH値を低下させる。さらに、エステラーゼ阻害因子として用いられることが出
来る物質は、例えばグルタル酸、グルタル酸モノエチルエステル、グルタル酸ジ
エチルエステル、アジピン酸、アジピン酸モノエチルエステル、アジピン酸ジエ
チルエステル、マロン酸およびマロン酸ジエチルエステルのようなジカルボン酸
類およびそれらのエステル類、例えばクエン酸、りんご酸、酒石酸または酒石酸
ジエチルエステルのようなヒドロキシカルボン酸類およびそれらのエステル類で
ある。
【0012】殺菌性または静菌性活性剤 微生物集団に影響し、汗を分解する細菌類を殺しまたはそれらの増殖を阻止す
る成分(d)の殺菌性または静菌性活性物質がまた、製剤中に含有される。典型
的な例は、特定的にはキトサンおよびフェノキシエタノールである。5−クロロ
−2−(2,4−ジクロロフェノキシ)フェノールが特に良好な効果を有するこ
とが示され、この製品はバーゼル/CHのチバ−ガィギ−によりIrgasan TM と言う商標名で市販されている。
【0013】市場への適用性 上記の適用分野において、特定のβ−(1,3)グルカン類は、酵素抑制性で
あることが示されている。それ故に、それらは脱臭用製剤の製造のために特に用
いられることが出来、単独であるいはアルミニウム塩酸塩、さらにエステラーゼ
阻害因子および(または)殺菌性または静菌性活性物質のような他の脱臭活性剤
と一緒に使用される。その組成物は、本発明の好ましい態様において、好ましく
は、固形分含有量に基づいて、以下の量で以下の成分(a)〜(d)を含有する
ことが出来る: (a)実質的にβ−(1,6)結合が存在しない水溶性β−(1,3)グル
カン類の0.01〜50重量%、好ましくは0.1〜10重量%、 (b)アルミニウム塩酸塩の1.0〜50重量%、好ましくは10〜40重
量%、 (c)エステラーゼ阻害因子の0.01〜20重量%、好ましくは1.0〜
5.0重量%、および(または) (d)殺菌性または静菌性剤の0.01〜5重量%、好ましくは、0.1〜
1.0重量%。
【0014】 上記量の合計は100重量%であることが必要とされる。各々の場合において
上記量は成分の活性な含有量であることが理解される。
【0015】 容易な且つ化粧品としてのアピールする方法で適用されることが出来る経済的
投与量で皮膚上に活性物質を適用するために、それらは通常、基礎の配合物中に
導入される。最も重要な基礎成分として、アルコール溶液および水/アルコール
溶液、エマルション、ゲル、オイル、ワックス/脂肪の集塊、少量の製剤および
粉末が述べられるべきである。従って、本発明に従う製剤は、例えば、60重量
%までの低級脂肪族アルコール類、好ましくはエタノールそしてグリコール酸の
ような有機酸を含有することが出来る。使用されることが出来る追加の物質は、
高脂質付与剤(hyperfatting agent)、乳化剤、酸化防止剤
、タルク、(例えばアルミニウム塩酸塩のための支持体として)珪酸、そして香
料油、精油、着色用物質および(スプレー適用のための)例えばプロパンまたは
ブタンのような噴射剤である。これらの作用物質は、好ましくはローラー(ロー
ルオンエマルション)、スティック、脱臭スプレーまたはポンプスプレーとして
市販されている。
【0016】 化粧品製剤は、さらに、追加の補助剤および追加の作用物質として、おだやか
な界面活性剤、油体、真珠光沢ワックス、粘稠性物質、増粘剤、重合体、シリコ
ーン化合物、脂肪、ワックス、安定化剤、生体活性物質、ふけに対する作用物質
、薄膜形成性剤、膨潤剤、UV光保護因子、ヒドロトロピー剤、保存料、昆虫忌
避剤、自己日焼け剤、可溶化剤、微生物抑制剤、等を含有することが出来る。
【0017】別の補助および追加の物質 適当なおだやかな、即ち、特に皮膚適合性(和合性)界面活性剤の典型的な例
は、脂肪アルコールポリグリコールエーテルサルフェート類、モノグリセリドサ
ルフェート類、スルホ琥珀酸モノ−および(または)ジアルキル類、脂肪酸イセ
チオネート類、脂肪酸サルコシネート類、脂肪酸タウリド類(taurides
)、脂肪酸グルタメート類、エーテルカルボン酸類、アルキルオリゴグルコシド
類、脂肪酸グルカミド類、アルキルアミドベタイン類及び(又は)たんぱく質脂
肪酸縮合物(後者の物質は小麦たんぱく質に基づくのが好ましい)である。
【0018】 油体としては、例えば6〜18個の炭素原子、好ましくは8〜10個の炭素原
子を有する脂肪アルコールに基づくゲルベ(Guerbet)アルコール類、直
鎖C6〜C22脂肪アルコール類とのC6〜C22直鎖脂肪酸のエステル類、直鎖C6
〜C22脂肪アルコールとの分枝鎖C6〜C13カルボン酸のエステル類、例えばミ
リスチン酸ミリスチル、パルミチン酸ミリスチル、ステアリン酸ミリスチル、イ
ソステアリン酸ミリスチル、オレイン酸ミリスチル、ベヘン酸ミリスチル、エル
カ酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸セチ
ル、イソステアリン酸セチル、オレイン酸セチル、ベヘン酸セチル、エルカ酸セ
チル、ミリスチン酸ステアリル、パルミチン酸ステアリル、ステアリン酸ステア
リル、イソステアリン酸ステアリル、オレイン酸ステアリル、ベヘン酸ステアリ
ル、エルカ酸ステアリル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソステ
アリル、ステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸イソステアリル、オレ
イン酸イソステアリル、ベヘン酸イソステアリル、エルカ酸イソステアリル、ミ
リスチン酸オレイル、パルミチン酸オレイル、ステアリン酸オレイル、イソステ
アリン酸オレイル、オレイン酸オレイル、ベヘン酸オレイル、エルカ酸オレイル
、ミリスチン酸ベヘニル、パルミチン酸ベヘニル、ステアリン酸ベヘニル、イソ
ステアリン酸ベヘニル、オレイン酸ベヘニル、ベヘン酸ベヘニル、エルカ酸ベヘ
ニル、ミリスチン酸エルシル(erucyl myristate)、パルミチ
ン酸エルシル、ステアリン酸エルシル、イソステアリン酸エルシル、オレイン酸
エルシル、ベヘン酸エルシル、およびエルカ酸エルシルが使用されることが出来
る。また、分枝鎖アルコール類、特に2−エチルヘキサノールとの直鎖C6〜C2 2 脂肪酸のエステル、直鎖または分枝鎖C6〜C22脂肪アルコールとのヒドロキシ
カルボン酸のエステル類、特にマレイン酸ジオクチル、多価アルコール(例えば
プロピレングリコール、二量体ジオール、または三量体トリオール)および(ま
たは)ゲルベアルコールとの直鎖および(または)分枝鎖脂肪酸のエステル類、
6〜C10脂肪酸に基づくトリグリセリド類、C6〜C18脂肪酸に基づくモノ−/
ジ−/トリ−グリセリド類の液体混合物、芳香族カルボン酸、特に安息香酸との
6〜C22脂肪アルコールおよび(または)ゲルベアルコールのエステル類、1
〜22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルコールあるいは2〜10個の
炭素原子と2〜6個のヒドロキシル基を有するポリオールとのC2〜C12ジカル
ボン酸のエステル類、植物油、分枝鎖第一級アルコール類、置換シクロヘキサン
類、炭酸との直鎖および(または)分枝鎖C6〜C22脂肪アルコールエステル類
、ゲルベ炭酸エステル類、直鎖および(または)分枝鎖C6〜C22アルコール類
との安息香酸のエステル類(例えばFinsolvTMTN)、各々のアルキル基
において6〜22個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖、対称、または非対称
ジアルキルエーテル類、ポリオール類とのエポキシ化脂肪酸エステルの開環生成
物、シリコーン油および(または)脂肪族またはナフテン系炭化水素類、例えば
スクアラン、スクアレンまたはジアルキルシクロヘキサン類が使用されることが
出来る。
【0019】 以下のグループの少なくとも1つからの乳化剤、例えば非イオン界面活性剤が
用いられることが出来る: (1)8〜22個のC原子を有する直鎖脂肪アルコール上への、12〜22個
のC原子を有する脂肪酸上への、およびアルキル基に8〜15個のC原子を有す
るアルキルフェノール上への、2〜30モルのエチレンオキシドおよび(または
)0〜5モルのプロピレンオキシドの付加生成物; (2)1〜30モルのエチレンオキシドとグリセロールとの付加生成物の、 C12/18脂肪酸モノ−およびジ−エステル類; (3)6〜22個の炭素原子を有する飽和および不飽和脂肪酸類の、グリセロ
ールモノ−およびジ−エステル類、ソルビタンモノ−およびジ−エステル類、そ
してそれらのエチレンオキシド付加生成物; (4)アルキル基に8〜22個の炭素原子を有するアルキルモノ−およびオリ
ゴ−グリコシド類、そしてそれらのエトキシル化類似体; (5)ひまし油および(または)硬化ひまし油上への、15〜60モルのエチ
レンオキシドの付加生成物; (6)ポリオールおよび、特にポリグリセロールのエステル類、例えばポリリ
シノール酸ポリグリセロール、ポリ−12−ヒドロキシステアリン酸ポリグリセ
ロール、またはポリグリセロールジメレート(dimerate)イソステアレ
ートそしてまた、これらのクラスの物質のそれ以上からの化合物の混合物; (7)ひまし油および(または)硬化ひまし油上への、2〜15モルのエチレ
ンオキシドの付加生成物; (8)直鎖、分枝鎖、不飽和または飽和C6/22脂肪酸、リシノール酸及び12
−ヒドロキシステアリン酸と、グリセロール、ポリグリセロール、ペンタエリト
リトール、ジペンタエリトリトール、糖アルコール(例えばソルビトール)、ア
ルキルグルコシド類(例えばメチルグルコシド、ブチルグルコシド、ラウリルグ
ルコシド)そしてポリグルコシド類(例えばセルロース)と、に基づく部分エス
テル類; (9)モノ−、ジ−およびトリ−アルキルホスフェート類ならびにモノ−、ジ
−および(または)トリ−PEGアルキルホスフェート類そしてそれらの塩; (10)ウールワックスアルコール類; (11)ポリシロキサン/ポリアルキル/ポリエーテル共重合体または対応す
る誘導体; (12)DE1165574PSに従うペンタエリトリトール、脂肪酸、クエ
ン酸および脂肪アルコールの混合エステル類そして(または)6〜22個の炭素
原子を有する脂肪酸、メチルグルコースおよびポリオール類、好ましくはグリセ
ロールまたはポリグリセロールの混合エステル類; (13)ポリアルキレングリコール類;そして (14)炭酸グリセロール。
【0020】 脂肪アルコール、脂肪酸、アルキルフェノール、脂肪酸のグリセロールモノ−
およびジ−エステル類、そして脂肪酸のソルビタンモノ−およびジ−エステル類
上へのあるいはひまし油上への、エチレンオキシドおよび(または)プロピレン
オキシドの付加生成物は、市販されている既知の生成物である。それらは、付加
反応が行われる物質エチレンオキシドおよび(または)プロピレンオキシドと基
剤との量の比に相当するアルコキシル化の平均の度合を有する、同族体物質の混
合物である。グリセロール上へのエチレンオキシドの付加生成物であるC12/16
脂肪酸モノ−およびジ−エステル類は、化粧品製剤の可逆性脂肪質付加剤(re
vertive fatting agents)としてDE2024051P
Sから知られている。
【0021】 C8/18アルキルモノ−およびオリゴ−グリコシド類、それらの製造およびそれ
らの用途は先行技術から既知である。それらの製造は特に、8〜18個のC原子
を有する第一級アルコールとのグルコースまたはオリゴ糖類の反応により行われ
ることが出来る。グリコシド残基に関して、環状糖基が脂肪アルコールへのグリ
コシド結合であるモノグリコシド類および好ましくは約8までのオリゴマー化の
度合いを有するオリゴマーグリコシド類の両方が適当である。それで、オリゴマ
ー化の度合は、技術級品質のそのような製品にとって普通である、同族体の分布
に基づいての統計的平均値である。
【0022】 両性イオン(双性イオン)界面活性剤はまた、乳化剤として用いられることが
出来る。用語両性イオン界面活性剤は、それらの分子において、少なくとも1個
の四級アンモニウム基および少なくとも1個のカルボン酸基および1個のスルホ
ン酸基を有するような界面活性化合物を意味することが意図される。特に適当な
両性イオン界面活性剤は、N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシ
ネート、例えばココアルキルジメチルアンモニウムグリシネート(coco a
lkyldimethyl ammonium glycinate)のような
いわゆるベタイン類、N−アシルアミノプロピル−N,N−ジメチルアンモニウ
ムグリシネート、例えばココアシルアミノプロピルジメチルアンモニウムグリシ
ネートおよび2−アルキル−3−カルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリ
ン(各々の場合において、アルキル基またはアシル基において8〜18個の炭素
原子を有する)ならびにココアシルアミノエチルヒドロキシエチルカルボキシメ
チルグリシネートである。CTFA用語コカミドプロピルベタイン(cocam
idopropyl betain)下に知られている脂肪酸アミド誘導体は特
に好ましい。また、両性界面活性剤が適当な乳化剤である。両性界面活性剤は分
子においてC8/18アルキルまたはアシル基に加えて、少なくとも、遊離アミノ基
および少なくとも1個の−COOHまたは−SO3H基を含有し、内部塩を形成
することが出来る界面活性化合物である。適当な両性界面活性剤の例は、N−ア
ルキルグリシン類、N−アルキルアミノプロピオン酸、N−アルキルアミノ酪酸
、N−アルキルイミノジプロピオン酸、N−ヒドロキシエチル−N−アルキルア
ミドプロピルグリシン、N−アルキルタウリン、N−アルキルサルコシン、2−
アルキルアミノプロピオン酸、およびアルキルアミノ酢酸(各々の場合において
アルキル基中に約8〜18個のC原子を有する)である。特に好ましい両性界面
活性剤はN−ココアルキルアミノプロピオネート、ココアシルアミノエチルアミ
ノプロピオネート及びC12/18アルキルアシルサルコシンである。両性乳化剤に
加えて、四級乳化剤がまた、用いられることが出来、その中でエステル四級構造
物類(esterquats)のタイプのエステル塩類、好ましくはメチル四級
化ジ−脂肪酸トリエタノールアミンエステル塩類が特に好ましい。
【0023】 高脂質付与剤類(hyperfatting agents)として、例えば
ラノリンおよびレシチンそしてポリエトキシル化またはアシル化のラノリンおよ
びレシチン誘導体類、ポリオール脂肪酸エステル類、モノグリセリド類、そして
脂肪酸アルカノールアミド類のような物質が用いられることが出来、最後に述べ
た物質は同時に泡安定剤として働く。
【0024】 例示的に、真珠光沢ワックスとして、以下の物質が記載されるべきであろう:
アルキレングリコールエステル類、特にジステアリン酸エチレングリコール;脂
肪酸アルカノールアミド類、特にココ脂肪酸ジエタノールアミド;部分グリセリ
ド類、特にステアリン酸モノグリセリド;6〜22個の炭素原子を有する脂肪ア
ルコールとの多価、出来ればヒドロキシ置換カルボン酸のエステル類、特に酒石
酸の長鎖エステル;炭素原子の合計が少なくとも24である、脂肪物質、例えば
脂肪アルコール類、脂肪ケトン類、脂肪アルデヒド類、脂肪エーテル類および脂
肪カーボネート類、特にラウロン(lauron)およびジステアリルエーテル
;12〜22個の炭素原子を有する脂肪アルコールとの及び(又は)2〜15個
の炭素原子と2〜10個のヒドロキシ基とを有するポリオールとの12〜22個
の炭素原子を有するオレフィンエポキシドの開環生成物;そしてそれらの混合物
【0025】 粘稠性付与剤として、12〜22個の炭素原子そして好ましくは16〜18個
の炭素原子を有する脂肪アルコールまたはヒドロキシ脂肪アルコールそしてさら
に部分グリセリド類、脂肪酸またはヒドロキシ脂肪酸の使用が、好ましくはなさ
れる。これらの物質との、同じ鎖長を有するアルキルオリゴグルコシド類および
(または)脂肪酸−N−メチルグルカミド類および(または)ポリグリセロール
−ポリ−12−ヒドロキシステアレート類の組み合わせが好ましい。
【0026】 適当な増粘剤は、例えば、多糖類、特にキサンタンガム、グァー−グァー(g
uar−guar)、寒天、アルギン酸塩そしてメチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロース、ならびに脂肪酸の高分子
ポリエチレングリコールモノ−およびジ−エステル類、ポリアクリレート類(例
えばグッドリッチ製のCarbopolsTMまたはシグマ製のSynthale
nesTM)、ポリアクリルアミド類、ポリビニルアルコールおよびポリビニルピ
ロリドン、例えばエトキシル化脂肪酸グリセリド類のような界面活性剤、例えば
ペンタエリトリトールまたはトリメチロールプロパンのようなポリオールとの脂
肪酸のエステル類、同族体の狭い分布を有する脂肪アルコールエトキシテート(
ethoxytate)あるいはアルキルオリゴグルコシド類ならびに塩化ナト
リウムおよび塩化アンモニウムのような電解質である。
【0027】 適当なカチオン重合体は、例えばAmerchol製のPolymer JR
400TMの商品名で市販されている、四級化ヒドロキシエチルセルロースのよう
なカチオンセルロース誘導体、カチオン性でんぷん、ジアリルアンモニウム塩と
アクリルアミドとの共重合体、例えばLuviquatTM(BASF製)のよう
な四級化ビニルピロリドン/ビニルイミダゾール重合体、ポリグリコール類とア
ミン類との縮合生成物、例えばラウリルジアンモニウムヒドロキシプロピル加水
分解コラーゲン(Greunau製LamequatTML)のような四級化コラ
ーゲンポリペプチド類、四級化小麦ペプチド類、ポリエチレンイミン、例えばア
ミドメチコン類(amidomethicones)のようなカチオンシリコー
ン重合体、アジピン酸とジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミ
ンとの共重合体(Sandoz製CartaretineTM)、ジメチルジアリ
ルアンモニウムクロリドとのアクリル酸の共重合体(Chemviron製のM
erquatTM550)、例えばFR2252840Aにおいて記載されている
ようなポリアミノポリアミド類、ならびにそれらの架橋水溶性重合体、例えば四
級化キトサン、可能であれば、微細結晶化して拡布されているもののようなカチ
オン性キチン誘導体、ジハロゲンアルキルの縮合生成物、例えばビス−ジメチル
アミノ−1,3−プロパンのようなビスジアルキルアミンとジブロモブタンとの
ようなジハロゲンアルキル類の縮合生成物、例えばCelanese製のJag
uarTMCBS、JaguarTMC−17およびJaguarTMC−16のよう
なカチオン性グァーガム(guar−gum)、例えばMiranol製のMi
rapolTMA−15、MirapolTMAD−1およびMirapolTMAZ
−1のような四級化アンモニウム塩重合体である。
【0028】 例示的アニオン性、両性イオン性(双性イオン性)、両性および非イオン性重
合体として、以下の物質が用いられることが出来る:酢酸ビニル/クロトン酸共
重合体、ビニルピロリドン/アクリル酸ビニル共重合体、酢酸ビニル/マレイン
酸ブチル/アクリル酸イソボルニル共重合体、メチルビニルエーテル/無水マレ
イン酸共重合体、そして非架橋で且つポリオール架橋されたポリアクリル酸を有
するそれらのエステル類、アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロ
リド/アクリレート共重合体、オクチルアクリルアミド/メチルメタクリレート
/tert−ブチルアミノエチルメタクリレート/2−ヒドロキシプロピルメタ
クリレート共重合体、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共
重合体、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート/ビニルカプ
ロラクタム三元重合体ならびに出来れば誘導体化セルロースエーテル類およびシ
リコーン類。
【0029】 適当な珪素化合物は、例えばジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシ
ロキサン、環状シリコーン類ならびに、室温で樹脂状態ばかりでなく液体である
ことが出来る、アミノ、脂肪酸、アルコール、ポリエーテル、エポキシ、フッ素
、グリコシドおよび(または)アルキルにより変性されたシリコーン化合物であ
る。適当な揮発性シリコーン類の詳細な調査書は、Todd等によるCosm.
Toil.91,27(1976)において、また見い出されることが出来る。
【0030】 典型的な例示脂肪は、グリセリド類でありそしてワックスとして、とりわけキ
ャンデリラ(Candelilla)ワックス、カルナウバろう、木ろう、ハネ
ガヤ草ろう、コルク(cork)ワックス、グァルマ(guaruma)ワック
ス、米油ワックス、さとうきびワックス、ウリキュリ(ouricury)ワッ
クス、モンタンろう、みつろう、シェラック(schellac)ワックス、鯨
ろう、ラノリン(ウールワックス)、ビュルツエル(beurzel)脂肪、セ
レシン、オゾケリット(Ozokerit)(テレストリアル(terrest
rial)ワックス)、ペトロラタム、パラフィンワックス、ミクロ(micr
o)ワックスのような天然ワックス;化学的に変性されたワックス(硬質ワック
ス)、例えばモンタンエステルワックス、サソット(sasot)ワックス、水
素添加ヨヨバ(yoyoba)ワックス;そして合成ワックス、例えばポリアル
キレンワックスおよびポリエチレングリコールワックス、が用いられることが出
来る。
【0031】 安定剤として、ステアリン酸またはリシノレイン酸の、マグネシウム、アルミ
ニウムおよび(または)亜鉛塩のような脂肪酸の金属塩が用いられることが出来
る。
【0032】 生体活性物質として、例えばトコフェロール、酢酸トコフェロール、パルミチ
ン酸トコフェロール、アスコルビン酸、デスオキシリボ核酸、レチノール、ビス
アボロール(bisabolol)、アラントイン、フィタントリオール(ph
ytantriol)、パンテノール、AHA酸、アミノ酸類、セラミド類、プ
ソイドセラミド類、精油、植物のエキス及びビタミンの複合体が理解されるべき
であろう。
【0033】 ふけ止め剤として、クリンバゾール(climbazol)、オクトピロック
ス(octopirox)および亜鉛ピレチオン(zinc pyrethio
n)が用いられることが出来る。使用出来る薄膜形成性剤は、例えばキトサン、
微結晶キトサン、四級キトサン、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢
酸ビニル共重合体、アクリル酸の重合体類、セルロースの四級誘導体、コラーゲ
ン、ヒアルロン酸またはその塩類および同様な化合物が挙げられる。
【0034】 水性相のための膨潤剤として、モンモリロナィト、クレーミネラル物質、ペム
レン(pemulen)、そしてアルキル変性カルボポール(Carbopol
)タイプ類(グッドリッチ製)が用いられることが出来る。さらに適当な重合体
または膨潤剤は、R.LochheadによるCosm.Toil.108,9
5(1993)の調査書において見い出されることが出来る。
【0035】 UV光保護因子は、例えば室温で液体または結晶形でありそして紫外線を吸収
することが出来且つ長い波長を有する照射線の形、例えば熱の形での受容したエ
ネルギーを開放するためのものである有機物質(光線保護フィルター)である。
UVBフィルターは、油類中にまたは水に溶解性であることが出来る。油溶性物
質としての例として、以下の物質が記載される。
【0036】 ・ 3−ベンジリデンしょうのう、3−ベンジリデンノルしょうのうおよびそれ
らの誘導体、例えばEP−B1−0693471に記載されているような3−(
4−メチルベンジリデン)しょうのう;
【0037】 ・ 4−アミノ安息香酸誘導体、好ましくは4−(ジメチルアミノ)安息香酸2
−エチルヘキシルエステル、4−(ジメチルアミノ)安息香酸2−オクチルエス
テルおよび4−(ジメチルアミノ)安息香酸アミルエステル;
【0038】 ・ 桂皮酸のエステル類、好ましくは4−メトキシ桂皮酸2−エチルヘキシルエ
ステル、4−メトキシ桂皮酸プロピルエステル、4−メトキシ桂皮酸イソアミル
エステル、2−シアノ−3,3−フェニル桂皮酸2−エチルヘキシルエステル(
オクトクリレン(octocrylene));
【0039】 ・ サリチル酸のエステル類、好ましくはサリチル酸2−エチルヘキシルエステ
ル、サリチル酸4−イソプロピルベンジルエステル、サリチル酸ホモメンチル(
homomenthyl)エステル;
【0040】 ・ ベンゾフェノンの誘導体、好ましくは2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾ
フェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン、2,
2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン;
【0041】 ・ ベンザルマロン酸のエステル類、好ましくは4−メトキシベンズマロン酸2
−エチルヘキシルエステル;
【0042】 ・ 例えば2,4,6−トリアニリノ(p−カルボ−2’−エチル−1’−ヘキ
シルオキシ)−1,3,5−トリアジンおよびEP−A1−0818450に記
載されているようなオクチルトリアゾンのようなトリアジン誘導体;
【0043】 ・ 例えば1−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(4’−メトキシフェ
ニル)−プロパン−1,3−ジオンのようなプロパン−1,3−ジオン類;
【0044】 ・ EP0694521B1において記載されているようなケトトリシクロ(5
,2,1,0)−デカン誘導体。
【0045】 水溶性物質として以下の物質が述べられることが出来る。 ・ 2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸そしてそのアルカリ、ア
ルカリ土類、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウム
およびグルカンモニウム(glucammouium)塩;
【0046】 ・ ベンゾフェノンのスルホン酸誘導体、好ましくは2−ヒドロキシ−4−メト
キシベンゾフェノン−5−スルホン酸およびそれらの塩;
【0047】 ・ 例えば4−(2−オキソ−3−ボルニリデンメチル)−ベンゼンスルホン酸
および2−メチル−5−(2−オキソボルニリデン)スルホン酸およびそれらの
塩のような3−ベンジリデンしょうのうのスルホン酸誘導体。
【0048】 典型的なUV−Aフィルターとして、特に、例えば1−(4’−tert−ブ
チルフェニル)−3−(4’−メトキシフェニル)プロパン−1,3−ジオン、
4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイル−メタン(Parsol 1789)または1−フェニル−3−(4’−イソプロピルフェニル−プロパン
−1,3−ジオンのようなベンゾイルメタンの誘導体が当該の物質に入る。UV
−AフィルターおよびUV−Bフィルターは、勿論、また混合物で用いられるこ
とが出来る。上記可溶性物質に加えて、また、不溶性光保護顔料、即ち微細分散
金属酸化物または塩がこの目的のために用いられることが出来る。適当な金属酸
化物の例は、特に酸化亜鉛および二酸化チタンそしてまた、鉄、ジルコニウム、
珪素、マンガン、アルミニウムおよびセリウムその他の酸化物そしてそれらの混
合物である。塩として、珪酸塩(タルク)、硫酸バリウムまたはステアリン酸亜
鉛が用いられることが出来る。それらの酸化物類および塩類は、皮膚ケア用およ
び皮膚保護用エマルションおよび装飾用化粧品のための顔料の形で用いられる。
その粒子は100nm未満、好ましくは5〜50nmそして特定的には15〜3
0nmの平均直径を有するべきである。それらは球形を有することが出来るがし
かし楕円形を有するかまたは球形とは異なる形を有する粒子が用いられることが
出来る。太陽光線保護剤において好ましくはいわゆるミクロ(micro)顔料
またはナノ(nano)顔料が用いられる。好ましくは微細化酸化亜鉛が用いら
れる。
【0049】 さらに適当なUV光線保護因子は、P.FinkelによるSOEFW−Jo
urnal 122,543(1996)における調査書において見い出される
ことが出来る。
【0050】 上記第一次1光線保護物質に加えて、また、UV照射線が皮膚を浸透するとき
に開始される、光化学反応連鎖を遮断する酸化防止剤タイプの第二次光線保護物
質の使用が見い出される。そのような物質の典型的な例は下記のとおりである:
アミノ酸類(例えばグリシン、ヒスチジン、チロシン、トリプトファン)および
それらの誘導体、イミダゾール類(例えばウロカニン酸)およびそれらの誘導体
、D,L−カモシン(D,L−camosine)、D−カモシン、L−カモシ
ンおよびそれらの誘導体(例えばアンセリン)のようなペプチド類、カロチノイ
ド類、カロチン(例えばα−カロチン、β−カロチン、リコピン)およびそれら
の誘導体、クロロゲン酸およびその誘導体、リポン酸およびその誘導体(例えば
ジヒドロリポン酸)、金チオグルコース、プロピルチオウラシルおよび他のチオ
ール類(例えばチオレドキシン、グルタチオン、システイン、シスチン、シスタ
ミンおよびそれらのグルコシル、n−アセチル、メチル、エチル、プロピル、ア
ミル、ブチルおよびラウリル、パルミトイル、オレイル、γ−リノレイル、コレ
ステリルおよびグリセリルエステル)そしてそれらの塩類、チオジプロピオン酸
ラウリル、チオジプロピオン酸ジステアリル、チオジプロピオン酸およびそれら
の誘導体(エステル、エーテル、ペプチド、リピド、ヌクレオチド、ヌクレオシ
ドおよび塩)ならびに非常に小さな適合性(和合性)使用量(ピコモル/kg〜
μモル/kg)でスルホキシミン(sulfoximine)化合物(例えばブ
チオニンスルホキシミン(buthionin sulfoximine)、ホ
モシステインスルホキシミン、ブチオニンスルホン、ペンタ−、ヘキサ−、ヘプ
タ−チオニンスルホキシミン)、さらに(金属)キレート化剤(例えばα−ヒド
ロキシ脂肪酸、パルミチン酸、フィチン酸、ラクトフェリン)、α−ヒドロキシ
酸(例えばクエン酸、乳酸、りんご酸)、フミン酸、胆汁酸、胆汁エキス、ビリ
ルビン、ビフィベルジン(bifiverdin)、EDTA、EGTAおよび
それらの誘導体、不飽和脂肪酸およびそれらの誘導体(例えばγ−リノレン酸、
リノール酸、オレイン酸)、葉酸およびそれらの誘導体、ユビキノンおよびユビ
キノールおよびそれらの誘導体、ビタミンCおよび誘導体(例えばアスコルビン
酸パルミテート、Mg−アスコルビン酸ホスフェート、アスコルビン酸アセテー
ト)、トコフェロールおよび誘導体(例えばビタミンEアセテート)、ビタミン
Aおよび誘導体(ビタミンAパルミテート)、そしてベンゼ(bonzoe)樹
脂の安息香酸コニフェリル、ルチニン酸(rutinic acid)およびそ
れらの誘導体、α−グリコシルルチン、フェルラ酸、フルフリデン、グルシトー
ル、カルノシン、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ノ
ルジヒドログァジャク(guajak)樹脂酸、ノルジヒドログァジャレット(
guajaret)酸、トリヒドロキシブチロフェノン、尿酸およびそれらの誘
導体、マンノースおよびその誘導体、超酸化物(super oxide)ジス
ムターゼ、亜鉛およびその誘導体(例えばZnO、ZnSO4)、セレンおよび
その誘導体(例えばセレン−メチオニン)、スチルベンおよびそれらの誘導体(
例えば酸化スチルベン、酸化トランス−スチルベン)、これらの上記活性物質の
本発明に従う適当な誘導体(塩類、エステル類、エーテル類、糖類、ヌクレオチ
ド類、ヌクレオシド類、ペプチド類、脂質)。
【0051】 流動性の改良のために、例えばエタノール、イソプロピルアルコール、または
ポリオール類のようなヒドロトロピー剤がさらに用いられることが出来る。この
場合において用いられることが出来るポリオール類は、好ましくは2〜15個の
炭素原子および少なくとも2個のヒドロキシ基を有する。代表的な例は以下のと
おりである:
【0052】 ・ グリセロール; ・ 例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、ヘキシレングリコールのようなアルキレングリコール
類そして100〜1000ダルトンの平均分子量を有するポリエチレングリコー
ル類:
【0053】 ・ 例えば40〜50重量%のジグリセロール含有量を有する技術品質のジグリ
セロール混合物のような、1.5〜10の自己縮合度を有する技術品質のオリゴ
グリセロール混合物; ・ 特にトリメチロールエタン、トリメチロールプロパン,トリメチロールブタ
ン、ペンタエリトリトールおよびジペンタエリトリトールのようなメチロール化
合物;
【0054】 ・ 例えばメチルグルコシドおよびブチルグルコシドのような、特にアルキル残
基において1〜8個の炭素原子を有する、低級アルキルグルコシド類; ・ 例えばソルビトールまたはマンニトールのような5〜12個の炭素原子を有
する糖アルコール類;
【0055】 ・ 例えばグルコースまたはサッカロースのような5〜12個の炭素原子を有す
る糖類; ・ 例えばグルカミンのようなアミノ糖類。
【0056】 保存料として、例えばフェノキシエタノール、ホルムアルデヒド溶液、パラベ
ン、ペンタンジオールまたはソルビン酸そしてコスメチックレギュレーション(
the cosmetic regulation)のパートAおよびB、エン
クロージャ6に記載されている保存料は追加のクラスの物質である。
【0057】 微生物抑制剤物質の典型的な例は、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロ
キシジフェニルエーテル、クロロヘキシジン(chlorohexidin)(
1,6−ジ−(4−クロロフェニル−ビグァニド−ヘキサン)またはTCC(3
,4,4’−トリクロロカルバニリド)のようなグラム陽性菌に対して特異的作
用を有する保存料である。多くの芳香物質および精油(芳香油)はまた、抗菌性
を有している。代表的な例は、カーネーション油、ハッカ油およびタイム油中の
活性剤類、オイゲノール、メントールおよびチモールである。興味のある天然脱
臭物質は、ライムの花のオイル中に存在しそして谷間のユリの匂いを有するテル
ペンアルコールファメソール(famesol)(3,7,11−トリメチル−
2,6,10−ドデカトリエン−1−オール)である。また、モノラウリン酸グ
リセロールは静菌薬として用いられて来た。通常、追加の微生物抑制剤の含有量
は製剤の固形分の含有量に基づいて、約0.1〜2重量%である。
【0058】 昆虫忌避剤として、N,N−ジエチル−m−トルアミド、1,2−ペンタンジ
オールまたはインセクトリペレント3535(insect repellen
t 3535)は当該物質に入り、自己日焼け剤としてジヒドロキシアセトンが
適している。
【0059】 香料油として、天然のおよび合成の芳香物質の混合物が述べられるべきであろ
う。天然の匂い物質は花のエキス(ユリ、ラベンダー、ばら、ジャスミン、橙花
、イラン−イラン)、茎および葉(ゼラニウム、パチョリ、ペチトグラィン(p
etitgrain))、果物(アニス、コエンドロ、ヒメウィキョウ、ビャク
シン)、果物の皮(ベルガモット、レモン、オレンジ)、根(マシス(maci
s)、アンゼリカ、セロリ、カルダモン、アメリカしゃくなげ、アヤメ属植物、
カルムス(calmus))、木(ストーンパイン、サンデル(sandel)
、グァジャク(guajac)、ヒマラヤ杉、したん)、ハーブ類および草類(
タラゴン、レモングラス、サルビア、じゃこう)、針状葉および小枝(トウヒ、
もみ、まつ、トライプセド(traipsed))、樹脂およびバルサム(ガル
バヌム、エレミ、ベンゼ(benzoe)、ミルラ、乳香樹、オポポナックス(
opoponax))である。例えばオオジャコウネコおよびウミダヌキのよな
動物からの原料材料がまた可能である。典型的な合成の匂い化合物は、エステル
類、アルデヒド類、ケトン類、アルコール類および炭化水素類からの製品である
。エステル類のタイプからの匂い化合物は、例えば酢酸ベンジル、イソ酪酸フェ
ノキシエチル、酢酸p−tert−ブチルシクロシクロヘキシル、酢酸リナリル
、酢酸ジメチルベンジルカルビニル、酢酸フェニルエチル、安息香酸リナリル、
蟻酸ベンジル、グリシン酸エチルメチルフェニル、プロピオン酸アリルシクロヘ
キシル、プロピオン酸スチラリル(styrallyl)およびサリチル酸ベン
ジルである。ベンジルエチルエーテルは例えばエーテル類に属し、例えば8〜1
8個の炭素原子を有する直鎖アルカノール類、シトラール、シトロネラール、シ
トロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラメンアルデヒド、ヒドロキシシトロ
ネロール、リリアル(lilial)およびブルゲオナール(bourgeon
al)はアルデヒド類に属し、例えばイオネン類、α−メチルイオノンおよびメ
チルセドリル(methylcedryl)ケトンはケトン類に属し、アネトー
ル、シトロネロール、オイゲノール、イソオイゲノール、ゲラニオール、リナロ
オール、フェニルエチルアルコールおよびテルピネオールはアルコール類に属し
、主としてテルペン類およびバルサム類は炭化水素類に属する。しかしながら、
一緒になって心地よい香りを提供する異なる匂い物質の混合物が好ましい。また
、しばしば芳香成分として用いられる低い揮発性の精油(香油)、例えばサルビ
ア油、カミルレ油、カーネーション油、メリサ(melissa)油、ハッカ油
、シナモン葉油、ラィム花油、ジュニパーベリー(juniper berry
)油、ベチベル草油、乳香油、ガルバヌム油、ラボラヌム(labolanum
)油およびラバンジン(lavandin)油は、香料油として適している。ベ
ルガモット油、ジヒドロミルセノール(dihydromyrcenol)、リ
リアル、(lilial)、リラール(lyral)、シトロネロール、フェニ
ルエチルアルコール、α−ヘキシルシナモンアルデヒド、ゲラニオール、ベンジ
ルアセトン、シクラメンアルデヒド、リナロオール、ボイサンブレンフォルテ(
boisambrene forte)、アンブロキサン(ambroxane
)、インドール、ヘジオン(hedione)、サンデリセ(sandelic
e)、レモン油、ポンカン油、オレンジ油、グリコール酸アリルアミル、シクロ
ベルタル(cyclovertal)、ラバンジン(lavandin)油、マ
スカッテレルサゲ(muskateller sage)油、β−ダマスコン(
β−damascone)、ゼラニウム油ブルボン(bourbon)、サリチ
ル酸シクロヘキシル、ベルトフィックスセウル(Vertofix coeur
)、イソ−E−スーパー(iso−E−super)、フィキソリドNP(Fi
xolide NP)、エベルニル(Evernyl)、イライディンガンマ(
iraidein gamma)、フェニル酢酸、酢酸ゲラニル、酢酸ベンジル
、ローズオキシド(rose oxide)、ロミレート(romillate
)、イロチル(irotyl)およびフロラメート(floramate)が単
独でまたは混合物で好ましく用いられる。
【0060】 着色剤として、化粧品の目的のために適しており且つ認容されているような物
質、例えばWeinheimのVerlag Chemieにより発行された刊
行物“Farbstoffkommission der Deutschen
Forschungsgemeinschaft”の“Kosmetisch
e Faerbemittel”(化粧品染料)第81頁〜第106頁(198
4)に記載されている着色剤のような物質が用いられることが出来る。これらの
染料は、一般に全体の混合物に基づいて、0.001〜0.1重量%の濃度で用
いられる。
【0061】 (発明を実施するための最良の形態)例: エステラーゼ抑制により、本発明に従う作用物質の効果が調べられた。この目
的のために、エステラーゼに対する0.1〜5000ppmの試験混合物の15
分の影響時間後の残りの活性が、抑制されなかった対照(標準=100%)に平
行して、pH6(NaOHを用いて調整)で調べられた。組成物1〜3が本発明
に従っており、製剤V1〜V4が比較である。表1は(重量%の量で示される)
行われた例の概要を示す。
【0062】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ファブリィ、ベルント ドイツ連邦共和国 コルシェンブロイヒ、 ダンツィガー シュトラーセ 31 (72)発明者 エングスタッド、ロルフ、イー ノルウェイ国 トロムス、ストランドガタ 3 Fターム(参考) 4C083 AA031 AA032 AB221 AB222 AC102 AC302 AD211 AD212 AD321 AD322 BB48 CC17 FF01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)β−(1,6)結合が実質的に存在しない水溶性β−
    (1,3)グルカン類、 (b)アルミニウム塩酸塩、 (c)エステラーゼ阻害因子、および(または) (d)殺菌性または静菌性薬剤、 を含有する脱臭用製剤。
  2. 【請求項2】 それらがサッカロミセス属からの酵母に基づいて得られるグ
    ルカン類を含有することを特徴とする、請求項1に記載の製剤。
  3. 【請求項3】 それらが、実質的にすべてのβ−(1,6)結合が解き放さ
    れるように、β−(1,3)およびβ−(1,6)結合を有するグルカン類を、
    β−(1,6)グルカナーゼと接触させることにより得られるグルカン類を含有
    することを特徴とする、請求項1および(または)2に記載の製剤。
  4. 【請求項4】 Trichodermia harzianumに基づくグ
    ルカナーゼで予め処理されたグルカン類が使用されることを特徴とする、請求項
    3に記載の製剤。
  5. 【請求項5】 それらがエステラーゼ阻害因子としてクエン酸トリアルキル
    を含有することを特徴とする、請求項1〜4の少なくとも1項に記載の製剤。
  6. 【請求項6】 それらが殺菌性、静菌性活性剤としてキトサン類を含有する
    ことを特徴とする、請求項1〜4の少なくとも1項に記載の製剤。
  7. 【請求項7】 下記に記載する量が100重量%に完成されることを条件と
    して、固形分含有量に基づいて、 (a)β−(1,6)結合が実質的に存在しない水溶性β−(1,3)グルカ
    ン類の0.01〜50重量%、 (b)アルミニウム塩酸塩の1.0〜50重量%、 (c)エステラーゼ阻害因子の0.01〜20重量%、および(または) (d)殺菌性または静菌性薬剤の0.01〜5.0重量%、 を含有することを特徴とする、請求項1〜4の少なくとも1項に記載の製剤。
  8. 【請求項8】 脱臭用製剤の製造において、β−(1,6)結合が実質的に
    存在しない水溶性β−(1,3)グルカン類の使用。
JP2000611889A 1999-04-20 2000-04-11 脱臭用製剤 Expired - Fee Related JP4664508B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19917743A DE19917743C2 (de) 1999-04-20 1999-04-20 Desodorierende Zubereitungen
DE19917743.0 1999-04-20
PCT/EP2000/003192 WO2000062752A1 (de) 1999-04-20 2000-04-11 Desodorierende zubereitungen

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002542180A true JP2002542180A (ja) 2002-12-10
JP2002542180A5 JP2002542180A5 (ja) 2011-01-13
JP4664508B2 JP4664508B2 (ja) 2011-04-06

Family

ID=7905157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000611889A Expired - Fee Related JP4664508B2 (ja) 1999-04-20 2000-04-11 脱臭用製剤

Country Status (11)

Country Link
US (1) US6497863B1 (ja)
EP (1) EP1171087B1 (ja)
JP (1) JP4664508B2 (ja)
KR (1) KR20010113811A (ja)
CN (1) CN1178644C (ja)
AT (1) ATE253351T1 (ja)
AU (1) AU777332B2 (ja)
CA (1) CA2369975C (ja)
DE (2) DE19917743C2 (ja)
ES (1) ES2204584T3 (ja)
WO (1) WO2000062752A1 (ja)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19911056B9 (de) * 1999-03-12 2005-09-08 Biotec Asa Kosmetische Zubereitungen und deren Verwendung
DE10002643A1 (de) * 2000-01-21 2001-07-26 Cognis Deutschland Gmbh Desodorierende Zubereitungen
KR20030087383A (ko) * 2002-05-08 2003-11-14 강상모 효모벽 추출물의 베타-글루칸을 이용한 건강증진 방법
US7534453B1 (en) 2002-09-05 2009-05-19 University Of Central Florida Research Foundation, Inc. Cerium oxide nanoparticles and use in enhancing cell survivability
US7018986B2 (en) * 2002-09-20 2006-03-28 Immudyne Use of beta glucans for the treatment of osteoporosis and other diseases of bone resorption
US7959949B2 (en) 2006-04-27 2011-06-14 University Of Central Florida Research Foundation, Inc. Functionalized nanoceria composition for ophthalmic treatment
US9119391B1 (en) 2007-07-16 2015-09-01 University Of Central Florida Research Foundation, Inc. Polymer coated ceria nanoparticles for selective cytoprotection
US8916199B1 (en) 2008-04-25 2014-12-23 University of Central Florida Research Foundation, Ind. Inhibition of angiogenesis associated with ovarian cancer by nanoparticles of cerium oxide
AU2009240470B8 (en) * 2008-04-25 2015-02-05 The Board Of Regents Of The University Of Oklahoma Inhibition of neovascularization by cerium oxide nanoparticles
US9127202B1 (en) 2008-07-18 2015-09-08 University Of Central Florida Research Foundation, Inc. Biocompatible nano rare earth oxide upconverters for imaging and therapeutics
US8883519B1 (en) 2009-03-17 2014-11-11 University Of Central Florida Research Foundation, Inc. Oxidase activity of polymeric coated cerium oxide nanoparticles
US20100267661A1 (en) * 2009-03-17 2010-10-21 Immudyne, Inc. Beta glucans and methods of use thereof
US9585840B1 (en) 2009-07-10 2017-03-07 University Of Central Florida Research Foundation, Inc. Redox active cerium oxide nanoparticles and associated methods
US8795731B1 (en) 2009-10-12 2014-08-05 University Of Central Florida Research Foundation, Inc. Cerium oxide nanoparticle-based device for the detection of reactive oxygen species and monitoring of chronic inflammation
WO2012036786A1 (en) 2010-09-17 2012-03-22 University Of L'aquila Nanoparticles of cerium oxide targeted to an amyloid-beta antigen of alzheimer's disease
US8951539B1 (en) 2011-06-07 2015-02-10 University Of Central Florida Research Foundation, Inc. Methods of promoting angiogenesis using cerium oxide nanoparticles
US9161950B2 (en) 2011-09-21 2015-10-20 University Of Central Florida Foundation, Inc. Neuronal protection by cerium oxide nanoparticles
US9463437B2 (en) 2013-02-14 2016-10-11 University Of Central Florida Research Foundation, Inc. Methods for scavenging nitric oxide using cerium oxide nanoparticles
DE102014220918A1 (de) * 2014-10-15 2016-04-21 Henkel Ag & Co. Kgaa Wirkstoffsystem für hochwirksame Antitranspirantien
DE102014221673A1 (de) 2014-10-24 2016-04-28 Henkel Ag & Co. Kgaa Chitosanhaltige schweißhemmende kosmetische Mittel, welche frei sind von Halogeniden und/oder Hydroxyhalogeniden von Aluminium und/oder Zirconium
TWI626058B (zh) * 2017-07-18 2018-06-11 Guo jin long 染/燙髮藥劑減臭製劑及減臭護髮液
PT3511026T (pt) * 2018-01-12 2020-06-02 Greenairproducts Gmbh Método de combate a odores desagradáveis
KR102312284B1 (ko) * 2021-03-26 2021-10-13 주식회사 에코먼트 사이클로덱스트린-베타글루칸 복합 구조체 및 이를 포함하는 화장료 조성물
KR102314116B1 (ko) * 2021-04-07 2021-10-18 주식회사 이원바이오 친환경 원료를 사용한 연무연막 공간 살균탈취제 및 그 제조방법
CN113476348A (zh) * 2021-07-09 2021-10-08 广州丽悦香精香料有限公司 一种除螨杀菌助眠的藏香固体香水及其制备方法和应用

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63290808A (ja) * 1987-05-23 1988-11-28 Nitta Zerachin Kk 化粧料
WO1995030022A1 (en) * 1994-04-29 1995-11-09 A/S Biotec-Mackzymal Enzyme treatment of glucans
WO1997016164A1 (de) * 1995-10-28 1997-05-09 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Desodorierende zubereitungen mit einem gehalt an kationischen biopolymeren, aluminiumchlorhydrat und esteraseinhibitoren
WO1998017241A1 (de) * 1996-10-17 1998-04-30 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Desodorierende zubereitungen
JP2001503039A (ja) * 1996-10-19 2001-03-06 バイヤースドルフ・アクチエンゲゼルシヤフト 高度に水和された制汗および/またはデオドラントスティック

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3659025A (en) * 1966-04-28 1972-04-25 Pillsbury Co Cosmetic compositions employing water-soluble polysaccharides
US4012333A (en) * 1975-05-23 1977-03-15 Hercules Incorporated Method of making gels based on biologically produced polysaccharides
EP0595209A3 (en) * 1992-10-23 1996-07-17 R I T A Corp An Illinois Corp Cosmetic composition
DE19519404A1 (de) * 1995-05-26 1996-11-28 Henkel Kgaa Körperdeodorans

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63290808A (ja) * 1987-05-23 1988-11-28 Nitta Zerachin Kk 化粧料
WO1995030022A1 (en) * 1994-04-29 1995-11-09 A/S Biotec-Mackzymal Enzyme treatment of glucans
WO1997016164A1 (de) * 1995-10-28 1997-05-09 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Desodorierende zubereitungen mit einem gehalt an kationischen biopolymeren, aluminiumchlorhydrat und esteraseinhibitoren
WO1998017241A1 (de) * 1996-10-17 1998-04-30 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Desodorierende zubereitungen
JP2001503039A (ja) * 1996-10-19 2001-03-06 バイヤースドルフ・アクチエンゲゼルシヤフト 高度に水和された制汗および/またはデオドラントスティック

Also Published As

Publication number Publication date
US6497863B1 (en) 2002-12-24
EP1171087A1 (de) 2002-01-16
EP1171087B1 (de) 2003-11-05
ES2204584T3 (es) 2004-05-01
DE19917743C2 (de) 2003-08-14
WO2000062752A1 (de) 2000-10-26
CN1178644C (zh) 2004-12-08
DE50004334D1 (de) 2003-12-11
CN1347305A (zh) 2002-05-01
AU4546500A (en) 2000-11-02
CA2369975A1 (en) 2000-10-26
AU777332B2 (en) 2004-10-14
CA2369975C (en) 2011-01-11
ATE253351T1 (de) 2003-11-15
DE19917743A1 (de) 2000-10-26
JP4664508B2 (ja) 2011-04-06
KR20010113811A (ko) 2001-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4664508B2 (ja) 脱臭用製剤
JP4911851B2 (ja) 防臭製剤
JP4988987B2 (ja) 高粘性化粧用清浄剤の製法
JP4648545B2 (ja) ヘアケア化粧品用調製物
JP4678953B2 (ja) 化粧品調合物
US6277359B1 (en) Deodorizing formulation
ES2199163T3 (es) Preparaciones cosmeticas exentas de colageno.
JP2002539147A (ja) ナノスカラー水溶性β−(1,3)グルカンの使用
JP4820005B2 (ja) 化粧品及び/又は医薬品
JP2002524485A (ja) 保湿剤としての環状カーボネートの使用
JP2002527373A (ja) 化粧品製剤
JP4756742B2 (ja) 日光防護剤
JP2002541178A (ja) 化粧品製剤および/または医薬製剤
JP2003502352A (ja) ゲルベアルコール
JP4358995B2 (ja) ヒドロキシカルボン酸アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドエステルを含有するサンスクリーン製剤
JP4664509B2 (ja) 装飾性化粧用調製物
JP2005509513A (ja) 乳化剤混合物
JP2006524651A (ja) 化粧用および/または医薬用の製剤
JP2002529382A (ja) エステルクォートおよび脂肪アルコールを含有する油成分含有化粧品製剤
JP2002531575A (ja) 脱臭剤として使用するステロールホスフェート
JP2002541179A (ja) 化粧品製剤
JP2002541180A (ja) 化粧品製剤
JP2002529389A (ja) カチオン性混合物の使用
JP2003514836A (ja) エマルジョンの感覚的評価を改善するためのアルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシド脂肪酸エステルの使用

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081111

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090212

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090219

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090311

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090318

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090413

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100615

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100915

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100924

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101014

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101021

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101115

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20101119

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101217

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S633 Written request for registration of reclamation of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313633

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees