JP2002541793A - 膵臓プロカルボキシペプチダーゼb、そのアイソフォームおよび突然変異タンパク質の製造ならびにそれらの使用 - Google Patents

膵臓プロカルボキシペプチダーゼb、そのアイソフォームおよび突然変異タンパク質の製造ならびにそれらの使用

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JP2002541793A JP2000611652A JP2000611652A JP2002541793A JP 2002541793 A JP2002541793 A JP 2002541793A JP 2000611652 A JP2000611652 A JP 2000611652A JP 2000611652 A JP2000611652 A JP 2000611652A JP 2002541793 A JP2002541793 A JP 2002541793A
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パウル・ハーバーマン
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アベンティス・ファーマ・ドイチユラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、膵臓カルボキシペプチダーゼBまたはカルボキシペプチダーゼBのアイソフォームもしくは突然変異タンパク質の製造方法において(a)天然もしくは非天然前駆体型カルボキシペプチダーゼBを微生物中分泌様式により発現させ、(b)分泌様式で発現された前駆体型を精製しついで(c)精製された前駆体型を酵素処理によって活性なカルボキシペプチダーゼBまたはカルボキシペプチダーゼBのアイソフォームもしくは突然変異タンパク質に変換することからなる方法に関する。本発明はまた、核酸構築体、上述の方法におけるその使用およびその製造ならびに宿主細胞、その製造および膵臓カルボキシペプチダーゼBまたはそのアイソフォームはもしくは突然変異タンパク質の製造方法におけるその使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、カルボキシペプチダーゼBおよびプロカルボキシペプチダーゼBの
製造、ならびにバイオテクノロジー法で活性なカルボキシペプチダーゼBを製造
のためのプロカルボキシペプチダーゼBの使用に関する。
【0002】
【背景技術】
カルボキシペプチダーゼは亜鉛含有酵素(プロテアーゼ)のグループに属し、
分解すべきタンパク質またはペプチドのカルボキシル末端から個々のアミノ酸を
加水分解により段階的に除去することによってタンパク質およびペプチドを分解
する。したがってカルボキシペプチダーゼはエキソペプチダーゼに属する。動物
のカルボキシペプチダーゼは前駆体(プロカルボキシペプチダーゼ)として膵臓
で形成され、腸においてトリプシンによりその活性型に変換され、そこでペプチ
ド、タンパク質の一次切断生成物の消化にきわめて重要である。その基質特異性
により様々なカルボキシペプチダーゼに分類される。
【0003】 カルボキシペプチダーゼBはたとえば、もっぱら、アルギニン、リジンおよび
オルニチンのような塩基性アミノ酸を放出する。カルボキシペプチダーゼはカル
ボキシル末端上のアミノを酸をそれらの補助によって同定できるので、ペプチド
およびタンパク質の配列決定の助けになる。さらに、タンパク質はカルボキシペ
プチダーゼBの使用により所望のようにあつらえることができる。
【0004】 カルボキシペプチダーゼBの工業的な使用例には重要な医薬製品インスリンの
製造がある。このペプチドホルモンの製造は欧州特許出願EP−A 0 489
780にとくに記載されている。この出願では、カルボキシペプチダーゼBはプ
ロインスリン構造をトリプシンで開裂してインスリンへ変換する重要な工程にお
いて使用される。
【0005】 このタイプの工業的過程において用いられるカルボキシペプチダーゼBは一般
に、市販品を入手できるカルボキシペプチダーゼBプレパレーションに由来する
。これらはブタ膵臓から得ることが好ましい(Folk, J.E., Meth. Enzym. 19: 5
04, 1970)。
【0006】 しかしながら、動物起源の酵素には、それらが動物ウイルスにより汚染されて
いる危険を有する可能性があるという欠点がある。ウイルスを含まないことの検
定は複雑であり、製造経費の計算に重大な因子として算入される。酵素が、大規
模な工業的方法たとえばインスリンの工業的生産に用いられると、さらに凍結膵
臓の取得および保存のための高い論理的経費という欠点がある。
【0007】 バイオテクノロジーによる製造はそれ自体、膵臓組織の抽出によるカルボキシ
ペプチダーゼBの製造の別法として提供される。この方法には多数の既知経路が
ある。たとえば、直接細胞内発現、または細菌内における融合タンパク質たとえ
ばβ−ガラクトシダーゼ-カルボキシペプチダーゼB融合タンパク質の形態で(J
. Biol. Chem. 267: 2575-2581, 1992)、または酵母における相当する発現があ
る。これのさらに別法としては、カルボキシペプチダーゼBのアミノ酸配列プラ
ス発現産物の分泌を招来するシグナル配列から構成されるカルボキシペプチダー
ゼBの前駆体、プロカルボキシペプチダーゼBの発現がある。適当な発現系とし
てはBacillus subtilis, Streptomyces, E. coliおよび酵母Saccharomyces, Can
dida, Hansenula polymorphusおよびPichia pastorisについて報告があり、それ
らの一部については市販品を入手することが可能である。
【0008】 カルボキシペプチダーゼBの製造のための発現システムの使用における前提条
件は、選択された宿主株の生育がそれぞれの場合、発現が最初容易に可能である
ように活性なカルボキシペプチダーゼBの存在により阻害されないことである。
この性質を有する宿主株は通常、空間および時間を通じて相対的に乏しい収率で
あるので、発酵が困難である。
【0009】 カルボキシペプチダーゼBの細胞内発現(直接発現または融合タンパク質とし
ての発現)における1つの問題は、タンパク質が最初は正しい空間的構造で存在
せず、したがって不活性なことである。したがって、それは精製またはプロセッ
シング時にインビトロでフォールディングさせなければならない。この方法では
、酵素の活性および特異性に悪影響のある欠陥のあるフォールディングを生じる
ことがあり、医薬製剤における使用が困難になる。
【0010】 成熟した活性型の酵素の分泌によるカルボキシペプチダーゼBの製造にも欠点
を示す。発酵時に、基質として認識される細胞構成成分または栄養メジウム構成
成分のペプチド様フラグメントとの反応によって、カルボキシペプチダーゼBは
常に不活性化され、収率の低下を生じる。
【0011】
【発明の開示】
このジレンマからの脱出方法は、空間的に正しい型での不活性なカルボキシペ
プチダーゼBの発現および分泌である。酵素との反応により、活性なカルボキシ
ペプチダーゼBはこの前駆体からインビトロで製造することができる。この状況
において「活性なカルボキシペプチダーゼB」とは天然に見いだされるカルボキ
シペプチダーゼBたとえばヒトのカルボキシペプチダーゼBまたはその天然に存
在するアイソフォームを意味する。「活性なカルボキシペプチダーゼB」はまた
、天然に存在するカルボキシペプチダーゼBの突然変異タンパク質を意味するこ
ともある。アミノ酸配列の欠失、付加または置換が生じてはいるが、突然変異タ
ンパク質の酵素活性は天然に存在するカルボキシペプチダーゼBの酵素活性に定
量的に相当する。上述の前駆体は天然のプロカルボキシペプチダーゼBまたはそ
の誘導体たとえばペプチド配列の付加によって不活性化されたカルボキシペプチ
ダーゼBのアイソフォームもしくは突然変異タンパク質であってもよい。付加さ
れたタンパク質配列の性質は以下に詳細に述べる。プロカルボキシペプチダーゼ
Bまたはその誘導体は、このタンパク質から驚くほど容易に制御可能な方法で活
性なカルボキシペプチダーゼBが製造できるので好ましい。さらに、カルボキシ
ペプチダーゼBの保存時には活性の喪失が観察されるのに対し、プロカルボキシ
ペプチダーゼBもしくはその上述の誘導体は比較的長期間保存することができる
【0012】 上述のプロカルボキシペプチダーゼBの誘導体は、カルボキシペプチダーゼB
のアミノ酸配列に加えて、発現に用いた宿主生物体からその誘導体を排除するた
めのシグナルペプチドのアミノ酸配列を有するN末端に結合したペプチド、10
0アミノ酸長までの任意所望のアミノ酸配列およびその誘導体のカルボキシペプ
チダーゼB部分から付加的なN末端に結合したペプチドの酵素的除去を可能にす
るエンドペプチダーゼ認識配列を含有する。このタイプのエンドペプチダーゼ認
識配列の例には、トリプシン、第Xa因子、エラスターゼ、キモトリプシンおよ
びコラーゲナーゼの相当する既知の認識配列がある。
【0013】 驚くべきことにさらに、プロカルボキシペプチダーゼBはワンポット反応でプ
ロインスリンおよびトリプシンと反応することが可能であり、新たに形成された
活性なカルボキシペプチダーゼBを直ちに認識して、生成したインスリンB鎖の
カルボキシ末端アルギニンを加水分解することが見いだされたのである。この過
程で生成したカルボキシペプチダーゼBは、以前に保存されついでプロインスリ
ンとの反応に加えられたカルボキシペプチダーゼBよりも活性が高い。反応混合
物中に存在するトリプシンはプロカルボキシペプチダーゼBの活性化に働くのみ
でなくプロインスリンを特異的に切断して成熟インスリンの放出に寄与する。
【0014】 トリプシンによる活性化の反応速度論は驚くべきことに、プロカルボキシペプ
チダーゼBまたは上述の誘導体のN末端におけるテトラ−His配列の付加によっ
て有害に影響されることがない。このような付加の利点は、それによりタンパク
質が、ニッケルキレートとの複合によるアフィニティクロマトグラフィーにおけ
る容易な精製を可能にするという事実にある。このような修飾されたカルボキシ
ペプチダーゼBの使用は同じく本発明の主題である。
【0015】 本発明の例示のためにヒト膵臓プロカルボキシペプチダーゼBのcDNA配列
を発現させた。しかしながら、DNAおよびタンパク質プレーンの両者において
ヒト酵素とたとえばウシ、ラット、ブタまたは他の種からの膵臓組織を形成する
相当する酵素とでは配列の相同性が高いこと、このような種のDNA配列もヒト
DNA配列の代わりに同様に使用できることは明らかである。カルボキシペプチ
ダーゼBの突然変異タンパク質をコードする相当するDNAも使用することがで
きる。同様に、天然のまたは人工的に産生されたカルボキシペプチダーゼBまた
はプロカルボキシペプチダーゼBのアイソフォームをコードするDNA配列も使
用することができる。さらに、天然には存在しない、遺伝暗号の縮重によってカ
ルボキシペプチダーゼBまたはプロカルボキシペプチダーゼBをコードする上述
のDNA配列または各場合のそれらの突然変異タンパク質における配列を置換で
きるすべてのDNA配列が使用できることは当然である。
【0016】 ヒトプロカルボキシペプチダーゼBの製造のために異種タンパク質の分泌の例
としては、Invitrogen社から入手可能な市販品、Pichia pastorisの発現系が同
様に使用できる。本技術分野の熟練者には明らかなように、細菌の系たとえば欧
州特許出願EP−A 0 448 093号に記載された大腸菌セクリーター突然
変異体も、そこに記載されたヒルジン配列をプロカルボキシペプチダーゼAの配
列で置換すれば使用することができる。更なる変法として、たとえば欧州特許出
願EP−A 0 504 798号に記載されたグルタリルアミダーゼの発現の場
合のようにストレプトマイセスにおいてヒトプロカルボキシペプチダーゼBを発
現することが可能であると考えられる。 比較的大量の酵素の単離方法の大規模工業的使用において先行技術としての例
に記載した以外の他のタンパク質の精製に使用できることも同様に明らかである
【0017】 したがって、本発明の1つの主題は、膵臓カルボキシペプチダーゼBまたはカ
ルボキシペプチダーゼBのアイソフォームもしくは突然変異タンパク質の製造方
法において、 (a) カルボキシペプチダーゼBまたはカルボキシペプチダーゼBのアイソフ
ォームもしくは突然変異タンパク質の天然のまたは非天然前駆体型を、微生物中
分泌様式により発現させ、 (b) 分泌様式により発現された前駆体型を精製し、および (c) 精製された前駆体型を酵素処理によって、活性なカルボキシペプチダー
ゼBまたはカルボキシペプチダーゼBのアイソフォームもしくは突然変異タンパ
ク質に変換する方法に関し、とくに膵臓カルボキシペプチダーゼBまたはそのア
イソフォームはヒト起源であるタイプの方法、好ましくは天然に存在する前駆体
型はプロカルボキシペプチダーゼBまたはそのアイソフォームに相当するタイプ
の方法に関する。
【0018】 記載された方法に言及する場合に一般に「このタイプの方法」としての表現は
、以下、言及がとくに他の方法を指していない場合に用いられる。カルボキシペ
プチダーゼBの「天然」および「非天然」前駆体型は、天然に存在するタイプの
分子(「天然前駆体型」)またはこのタイプの天然前駆体型からアミノ酸の置換
、付加または欠失によって生じるタイプの分子(「非天然前駆体型」)である。
しかしながら、非天然前駆体型は酵素処理により活性な膵臓カルボキシペプチダ
ーゼBまたはそのアイソフォームもしくは突然変異タンパク質に変換できる。
【0019】 とくに好ましい方法は、非天然前駆体型が以下の構造: S−(As)x−E−CB (I) (式中、 Sは、発現時に形成される融合タンパク質の各微生物からの分泌をもたらすシ
グナルペプチドであり、 Asは任意所望の遺伝子によってコード可能なアミノ酸であり、 Eはエンドペプチダーゼ認識配列から構成されるペプチドリンカーであり、 CBは、カルボキシペプチダーゼBまたはカルボキシペプチダーゼBのアイソ
フォームもしくは突然変異タンパク質のアミノ酸配列であり、 xは0〜100の整数である)を有するタイプの方法である。
【0020】 さらに本発明は、ペプチド配列がアフィニティクロマトグラフィーによる前駆
体型の精製を可能にする天然または非天然前駆体型に結合するタイプの方法、と
くに好ましくはアフィニティクロマトグラフィーによる精製のために結合してい
る配列が1〜6個、好ましくは4個のヒスチジン残基であるタイプの方法に関す
る。
【0021】 本発明はまた同様に、酵母Pichia pastoriaが発現のための微生物として用い
られるタイプの方法に関する。 本発明のさらに他の主題は、酵素トリプシン、エラスターゼ、第Xa因子、キ
モトリプシンまたはコラーゲナーゼ、好ましくはトリプシンを酵素処理に使用す
るタイプの方法である。
【0022】 さらに本発明は、工程(c)がインスリンのB、CおよびA鎖からなるインス
リン前駆体型またはインスリン誘導体の存在下に適当な反応条件で進行させ、こ
の過程において成熟インスリンまたは成熟インスリン誘導体が形成され、これを
反応混合物から単離する方法に関する。 本発明の更なる主題は、プロカルボキシペプチダーゼBおよびカルボキシペプ
チダーゼBのこのタイプの方法における使用である。
【0023】 さらに、本発明はカルボキシペプチダーゼBまたはカルボキシペプチダーゼB
のアイソフォームもしくは突然変異タンパク質の天然もしくは非天然前駆体型を
コードするDNA配列からなり、上述のコード配列は適当な微生物中における前
駆体型の発現を可能にするプロモーターに機能性に連結されている核酸構築体に
関する。好ましくは、本発明はDNA配列が式Iのタンパク質をコードする核酸
構築体に関する。さらに本発明は、1〜6個好ましくは4個のヒスチジン残基を
コードするDNA配列がさらにカルボキシペプチダーゼBの天然または非天然の
前駆体型またはカルボキシペプチダーゼBのアイソフォームもしくは突然変異タ
ンパク質をコードするDNA配列に結合している核酸構築体に関する。 記載された核酸構築体に言及する場合に一般に「このタイプの核酸構築体」と
いう表現は、以下、言及がとくに他の核酸構築体を指していない場合に用いられ
る。
【0024】 本発明は同様に、このタイプの核酸構築体の製造方法において、 (a) 上述のDNA配列を単離または調製し、ついで (b) 適当な方法でベクター中に挿入することからなる方法に関する。
【0025】 さらに本発明は、膵臓カルボキシペプチダーゼBの上述の製造方法におけるこ
のタイプの核酸構築体の使用に関する。 本発明はまた、上述の核酸構築体からなる宿主細胞、および適当な微生物に上
述の核酸構築体が包含されているこのタイプの宿主細胞の製造方法に関する。 本発明はまた、膵臓カルボキシペプチダーゼBの上述の製造方法におけるこの
タイプの宿主細胞の使用に関する。
【0026】 以下の実施例は、プロカルボキシペプチダーゼBおよび(His)4−プロカル
ボキシペプチダーゼBの発現および精製方法を例示を意図するものである。さら
に、プロカルボキシペプチダーゼBのトリプシンによる、すなわちいずれも単離
型での活性化方法ならびにインスリンの製造のためのトリプシンとプロカルボキ
シペプチダーゼBの併用について説明する。
【0027】 実施例1 この実施例は、ヒトプロカルボキシペプチダーゼBの分泌のための組換え P.
pastoris株の調製を記載する。使用した出発原料は、ヒト膵臓組織から単離され
たRNAより既知の方法で調製されるcDNAプレパレーションである。このタ
イプのcDNAプレパレーションは市販品たとえばClontech社(カタログ番号7
410−1)から入手できる。所望のcDNA標的配列の増幅のためには、2つ
のプライマーを合成する。このための配列は遺伝子バンクのデータベースから採
用した。ヒト膵臓カルボキシペプチダーゼBのcDNA配列は「受入番号」M81
057でそこから入手できる。順行プライマー配列 P-CPBf22 は領域22bp〜32b
pに相当し、逆行プライマー配列 P-CPBrev1271 は領域1271bp〜1250bp
に相当する。増幅のためには、標準的なポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を実施
する。PCRの反応産物をゲル電気泳動によって分離し、期待された長さ約12
50bpの得られたDNAバンドを溶出し、InvitrogenからのオリジナルTAクロ
ーニング(登録商標)キットのpCR(登録商標)ベクターとのライゲーション
反応で反応させる。キットの構成成分として付加的に供給された大腸菌株INV
αF′のコンピテント細胞をライゲーション混合液でトランスフォームし、プレ
ート上にプレーティングし、25mg/Lのアンピシリンを含むNAプレート上3
7℃でインキュベートする。生育したコロニーから採取した細胞を翌朝、滅菌水
20μlに再懸濁して、94℃で10分間インキュベートする。各場合につき、
0.2μgの2種のプライマー P-CPBf22 および P-CPBrev1271を含有するPCR
反応緩衝液を、ついで標準的PCR反応を100μlの反応容量で実施できる懸
濁液に加える。ついで反応産物をゲル電気泳動によって分析する。増幅すると約
1250bpのフラグメントを与えることができるDNAを含有するトランスフォ
ーマントが正しいとして認識される。この方法で特定されるクローンの1つから
プラスミドDNAを単離し、挿入されたcDNA配列を配列分析に付し、その特
性を完全に明らかにする。測定された配列は Aloyら(Biol.Chem. 379: 149-155
, 1988)により報告された配列と完全に同一であることが分かる。報告に従い、
プロカルボキシペプチダーゼのアミノ酸−95〜307をコードするコドンを発
現に用いる。使用した発現ベクターはCregg, J.M.ら(Bio/Technologie 11: 90
5-910, 1993)およびScorer, C.A.ら(Bio/Technologie 12: 181-184, 1994)
により記載されたプラスミドpPIC9である。このためには、プラスミドpP
IC9 を制限酵素XhoIおよびEcoRIを用いて開裂させる。ベクターへのc
DNA配列の挿入には2つのプライマーを合成する。順行プライマー PPICCPBf
は配列: XhoI プロカルボキシペプチダーゼ→ 5′TTTTTTCTCGAGAAAAGACATCATGGTGGTGAGCAC 3′ (配列番号:1)
を有し、逆行プライマー PPICCPBrev は構造: EcoRI プロカルボキシペプチダーゼ 5′TTTTTTGAATTCCTTACTACTAGTACAGGTGTTCCAGGAC 3′ (配列番号:2)
を有する。
【0028】 標準的PCR反応では2つのプライマーを用いてcDNAを増幅し、得られた
フラグメントを精製後、酵素XhoIおよびEcoRIで消化する。この方法であつ
らえたフラグメントを反応混合物から沈殿させ、水中に取り、開裂したベクター
フラグメントとリガーゼ反応で反応させる。コンピテントなINVαF′細胞を
ライゲーション混合液を使用してトランスフォームし、選択プレート上で培養器
で培養する。所望の発現プラスミドを含有するコロニーを記載のようにPCR法
で同定する。正しいとして認識されるクローンからプラスミドDNAが得られる
。このDNAをヒスチジンの栄養要求株のP.pastoris株GS115(Scorer C.A.ら
, Biotech-nology 12: 181-184, 1994)中にCregg J.M.らによって記載された方
法により導入する。トランスフォーメーション後に、ヒスチジンに原栄養株にな
ったコロニーをプロカルボキシペプチダーゼタンパク質の発現について詳細に調
べる。このためには、Clare, J.J.ら(Gene 105: 205-212, 1991)によって記載
されたように50のクローンを発現させる。発現の終了時に1mlの培養メジウム
を採取し、細胞を遠心分離により除去して澄明な上清を凍結乾燥する。上清のア
リコートをSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動によって分析する。クマシー
ブルー染色後、一部の上清サンプル中には澄明なバンドを45,000dt分子量
の範囲に見ることが可能であり、これは非誘導培養の上清サンプル中には観察さ
れない。このバンドは、Chemicon(注文番号AB1801)からの抗−ブタカルボキ
シペプチダーゼB抗体のウエスタンブロット分析において明瞭に認識される。プ
ロカルボキシペプチダーゼBを発現し、実施例2によって単離された、この実験
で最高の収率で産生されたクローンの培養液100mlを2Lのクロスバフル(cr
ossbaffle)シェーカーフラスコ中で培養する。
【0029】 実施例2 この実施例は、実施例1による培養ブロスの上清からのヒトプロカルボキシペ
プチダーゼBの精製を記載する。最初に細胞を遠心分離で除去する。澄明な上清
をついで硫酸アンモニウムで約55%濃度の飽和が達成されるまで処理する。沈殿
したタンパク質を遠心分離で除き、ペレットを1mMのEDTAからなる5mlの5
0mMトリス塩酸塩溶液(pH7.5)に溶解する。タンパク質懸濁液をついで、
DEAEセルロースクロマトグラフィーで分離する。溶出クロマトグラムを0〜
0.5M NaClの勾配にわたってプロットする。所望のタンパク質を含有する
分画をウエスタンブロット分析で同定する。それらの分画を合わせて限外ろ過に
よって濃縮する。残留液中のタンパク質濃度をBradfordによるタンパク質定量方
法で測定する。この方法で濃縮されたプロカルボキシペプチダーゼをついで保存
のために凍結乾燥するか、または実施例4に従ってトリプシン処理により直接活
性化する。ゲル電気泳動により分離した物質のクマシーブルー染色では約60%の
物質が約45,000dt分子量のタンパク質バンド中に見いだされることを示す
。このバンドは、ウエスタンブロットで同定された領域に相当する。
【0030】 実施例3 この実施例は(His)4−プロカルボキシペプチダーゼBの合成のための発現ベク
ターの調製を記載する。構築は実施例1に記載の経路に従って実施する。プライ
マーPPICCPBrevを使用する(実施例1参照)。順行プライマーはそれがヒスチジ
ンの付加的な4個のコドンを含むように修飾される。プライマーPCPBHisfの配列
はしたがって以下のように読める: XhoI プロカルボキシペプチダーゼ→ 5′TTTTTTCTCGAGAAAAGACACCATCACCACCATCATGGTGGTGAGCAC 3′ (His)4 (配列番号:3)
【0031】 この方法で構築されるP. pastoris株を発現に使用し、HIS−プロカルボキシペ
プチダーゼBタンパク質は溶液中硫酸アンモニウムで沈殿させたのちにニッケル
親和性クロマトグラフィー工程によって直接精製する。使用したクロマトグラフ
ィー支持材料は「ProBond」(登録商標)ニッケルキレーティング樹脂(Invitro
genカタログ番号R801−01)であり、製造業者の詳細な説明書に従って使
用した。クマシーブルー染色後、ゲル電気泳動による分析は実際、分子量約45
,000dtを有するただ1個の可視バンドを示す。このバンドはウエスタンブロ
ット実験に用いた抗体により認識される。この方法で精製された物質を限外ろ過
して、Bradfordの方法でタンパク質を定量したのち、保存のために凍結乾燥する
か、または実施例4によって直接活性化する。
【0032】 実施例4 この実施例は、トリプシンとの反応によるプロカルボキシペプチダーゼBの活
性化を記載する。これには、実施例2からの凍結乾燥物質22mgを0.1モルの
HCl溶液(pH7.8)14mlに溶解し、26℃に加熱してトリプシン溶液(
0.1U/ml)15μlと混合し、撹拌しながら3時間インキュベートする。つい
で溶液を大豆トリプシンインヒビターと混合し、トリプシン、このインヒビター
、プロペプチドフラグメントをカルボキシペプチダーゼBから除去し、他の構成
成分は分子量排除限界30,000dtのCentriprep(登録商標)フィルターユニ
ット(アミコン(Amicon)によってマイクロろ過してカルボキシペプチダーゼB
から分離する。活性なカルボキシペプチダーゼBを5mMのトリス緩衝液(pH7
.5)中で凍結させて保存する。Folk, J.E. の操作(Meth. Enzym. 19: 504-508
, 1970)によってタンパク質の濃度を測定したのちに比活性を測定する。実施例
3によって調製された出発原料を使用する場合は活性化には15mgのみの出発原
料を使用する。
【0033】 実施例5 この実施例は、モノ−Argインスリンからインスリンの製造のためにトリプシ
ンとプロカルボキシペプチダーゼBの併用を記載する。欧州特許出願EP−A
0 347 781号の実施例6には1個の同じ反応容器中でのモノ−Argインス
リンのトリプシンおよびプロカルボキシペプチダーゼBの反応が記載されている
。この実施例では、欧州特許出願EP−A 0 347 781号の実施例6にお
けるカルボキシペプチダーゼBが本出願の実施例2からのプロカルボキシペプチ
ダーゼB 15μgまたは本出願の実施例3からのプロカルボキシペプチダーゼB
10μgによって置換される。両反応とも、2.5μlの保存溶液(欧州特許出願
EP−A 0 347 781号の実施例6による)の代わりに3μlのトリプシン
を使用してトリプシン濃度を上昇させる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12R 1:84) (C12N 9/64 C12R 1:84) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4B024 AA01 BA02 BA14 CA04 CA06 CA07 CA10 DA12 EA04 FA18 GA11 HA03 4B050 CC03 DD07 LL05 4B064 AG16 CA21 CC24 DA07 4B065 AA77X AA93Y AB01 BA02 CA33 CA44

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膵臓カルボキシペプチダーゼBまたはカルボキシペプチダー
    ゼBのアイソフォームもしくは突然変異タンパク質の製造方法において、 (a) 天然もしくは非天然前駆体型カルボキシペプチダーゼBまたはカルボキ
    シペプチダーゼBのアイソフォームもしくは突然変異タンパク質を微生物中分泌
    様式により発現させ、 (b) 分泌様式により発現された前駆体型を精製し、および (c) 精製された前駆体型を酵素処理によって活性型カルボキシペプチダーゼ
    BまたはカルボキシペプチダーゼBのアイソフォームもしくは突然変異タンパク
    質に変換することからなる方法。
  2. 【請求項2】 膵臓カルボキシペプチダーゼBまたはそのアイソフォームは
    ヒト起源である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 天然の前駆体型は、プロカルボキシペプチダーゼBまたはプ
    ロカルボキシペプチダーゼBのアイソフォームに相当する請求項1または2記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 非天然前駆体型は以下の構造: S−(As)x−E−CB (I) (式中、 Sは、発現時に形成される融合タンパク質の各微生物からの分泌をもたらすシ
    グナルペプチドであり、 Asはいずれか所望の遺伝学的にコード可能なアミノ酸であり、 Eはエンドペプチダーゼ認識配列から構成されるペプチドリンカーであり、 CBは、カルボキシペプチダーゼBまたはカルボキシペプチダーゼBのアイソ
    フォームもしくは突然変異タンパク質のアミノ酸配列であり、 xは0〜100の整数である)を有する請求項1または2記載の方法。
  5. 【請求項5】 ペプチド配列は天然または非天然前駆体型に結合し、それが
    前駆体型のアフィニティクロマトグラフィーによる精製を可能にする請求項1〜
    4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 アフィニティクロマトグラフィーによる精製のために結合す
    る配列は1〜6個、好ましくは4個のヒスチジン残基である請求項5記載の方法
  7. 【請求項7】 発現に用いられる微生物は酵母のPichia pastorisである請
    求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 酵素トリプシン、エラスターゼ、第Xa因子、キモトリプシ
    ンまたはコラーゲナーゼ、好ましくはトリプシンが酵素処理に使用される請求項
    1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 工程(c)はインスリンのB、CおよびA鎖からなるインス
    リン前駆体型またはインスリン誘導体の存在下に適当な反応条件で進行させ、こ
    の過程において成熟インスリンまたは成熟インスリン誘導体が形成され、これを
    反応混合物から単離する請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の方法におけるプロカルボキシペプチダーゼ
    BおよびカルボキシペプチダーゼBまたはそれらのアイソフォームもしくは突然
    変異タンパク質の使用。
  11. 【請求項11】 請求項1〜9のいずれかに記載の過程において使用する核
    酸構築体において、カルボキシペプチダーゼBの天然または非天然前駆体型また
    はカルボキシペプチダーゼBのアイソフォームもしくは突然変異タンパク質をコ
    ードするDNA配列からなり、上述のコード配列は適当な微生物中における前駆
    体型の発現を可能にするプロモーターに作動的に連結されている核酸構築体。
  12. 【請求項12】 DNA配列は式Iのタンパク質をコードする請求項11記
    載の核酸構築体。
  13. 【請求項13】 1〜6個好ましくは4個のヒスチジン残基をコードするD
    NA配列はさらにカルボキシペプチダーゼBの天然または非天然前駆体型をコー
    ドするDNA配列に結合する請求項11または12に記載の核酸構築体。
  14. 【請求項14】 請求項11〜13のいずれかに記載の核酸構築体の製造方
    法において、 (a) 上述のDNA配列を単離または調製し、ついで (b) 適当な方法でベクター中に挿入することからなる方法。
  15. 【請求項15】 請求項1〜9のいずれかに記載の方法における請求項11
    〜13のいずれかに記載の核酸構築体の使用。
  16. 【請求項16】 請求項11〜13のいずれかに記載の核酸構築体からなる
    宿主細胞。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の宿主細胞を調製する方法において、適当
    な微生物に請求項1〜9のいずれかに記載の核酸構築体を包含させる方法。
  18. 【請求項18】 請求項1〜9のいずれかに記載の方法における請求項16
    記載の宿主細胞の使用。
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