JP2877253B2 - 融合タンパク質の選択的切断方法 - Google Patents

融合タンパク質の選択的切断方法

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JP2877253B2 JP1285089A JP28508989A JP2877253B2 JP 2877253 B2 JP2877253 B2 JP 2877253B2 JP 1285089 A JP1285089 A JP 1285089A JP 28508989 A JP28508989 A JP 28508989A JP 2877253 B2 JP2877253 B2 JP 2877253B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、トリプシン様エンドペプチダーゼを用いて
融合タンパク質を酵素的に切断することによるポリペプ
チドまたはタンパク質の製造方法に関する。
ポリペプチドおよびタンパク質の取得のため組換えDN
A技術の重要性が増大するに従い、(新しい)出発原料
に適した生成物の濃縮および精製のための新しい方法の
開発が求められている。
糖尿病の治療に用いられるヒトインスリンのいわゆる
2段階方法による半合成的製造に際しては、B30位にお
けるアミノ酸エステルの置換(ブタインスリン=Ala→
ヒトインスリン=Thr)は2つの別個の連続した反応段
階によって行われる。第一の反応段階では、ブタインス
リンのB30-Ala残基を、トリプシン様プロテアーゼを用
いて酵素的に除去し、ついで第二の反応段階でスレオニ
ン誘導体、たとえばスレオニンtert−ブチルエステル
(ThrOBut)を連結する。これも同様にトリプシン様酵
素の存在下に起こる。2つの反応段階に用いられる酵素
の例にはK.Moriharaら(Biochem.Biophys.Res.Commun.,
92(2):396〜402,1980)によって記載されたAch-romo
bacterプロテアーゼIがある。これは、アミノ酸Lysの
カルボキシル側でペプチド鎖を特異的に切断し、また場
合によりそれらを再構築するいわゆるエンドペプチダー
ゼである。
アラニンの除去およびスレオニン誘導体の連結が完了
したのち、スレオニン誘導体によって導入された保護基
を再び除去して、保護基をもたないヒトインスリンを得
る。このためには様々な方法が知られているが、中でも
CF3COOHを用いる保護基の除去が場合によっては好まし
い。
ブタインスリンからのB30-Ala残基の除去およびスレ
オニン誘導体の連結は単一の反応工程でも実施できる
(1工程法)。この場合も酵素を存在させることが必要
で、適当な酵素は実際上もっぱらトリプシンおよびトリ
プシン様エンドペプチダーゼである(たとえばEP-B56,9
51参照)。「ペプチド転移反応」の完了後、スレオニン
とともに導入された保護基を再び除去しなければならな
い。
当然ながら、ヒトインスリンの製造にあたり、天然の
出発原料、ブタインスリンの使用を回避する試みも行わ
れてきた。この方法も、少なくとも部分的には遺伝子操
作の発展により成功している。すなわち、たとえば、イ
ンスリンとくにヒトインスリンを、遺伝子操作で得られ
るプレプロインスリン類縁体から製造する方法がEP-B89
007に記載されている。この方法では、プレプロインス
リン類縁体を、関連インスリンの等電点以下のpHにおい
て、トリプシンまたはトリプシン様エンドペプチダーゼ
を用い、天然アミノ酸のエステルまたは保護基を含有す
るその誘導体と反応させ(ペプチド転移反応)、ついで
存在するエステル基および保護基を必要に応じて除去す
る。この反応でのヒトインスリンの製造に用いられる好
ましいアミノ酸誘導体はThr(But)-OButである。
上記EP−Bに特定されている出発原料のプレプロイン
スリン類縁体はプロインスリンのN末端にリジンもしく
はアルギニンまたはそのアシルアミノアシル基をプレ配
列のカルボキシル末端として有する類縁体である。EP−
Bによるこれらのプレプロインスリン類縁体の式は次の
とおりである。
式中、YはLysまたはArgを意味し、R1は水素、L−ア
ミノ酸または以下に述べるペプチド残基Xである。Xは
シグナル配列として作用する任意のペプチドとすること
ができる。適当なプロインスリン部分は、天然のまたは
公知のヌクレオチド製造方法によって合成的に修飾され
たプロインスリン遺伝子によってコードされるすべての
生成物である。たとえばブタCペプチドと比較したとき
のウシCペプチドの場合のように、短縮化Cペプチドセ
グメントをもつプレプロインスリン類縁体も同様にこの
方法に適している。ヒトプレプロインスリンもまた適当
である。Cペプチド構造については、塩基性L−アミノ
酸Y=L−ArgまたはL−Lysを介してインスリンA鎖の
グリシンに連結していること、すなわち構造Y−(AA)
n−Y(式中、AAはすべてのコード可能なアミノ酸を意
味し、nは0〜35である)の存在することが必須であ
る。アミノ酸エステルおよび/またはその遊離アミノ基
を有する誘導体も、非天然配列を有するインスリン類縁
体の製造を所望の場合の方法には選択できる。
酵素反応においてプレ部分R1−YBOとC鎖YAO-B30
が除去され、適当なアミノ酸誘導体がB30の位置に連結
される。
この場合、適当なアミノ酸誘導体の付加を行わなけれ
ば、de-B30−インスリンが得られることも想定できる
ところである。
この方法は、とくに出発原料として動物インスリンに
依存しないことからかなり有利ではあるが反応生成物の
カラムクロマトグラフイーによる精製を必要とし、それ
に伴う物質のロスを避けることができないという欠点が
ある。カラムクロマトグラフィーによる精製の必要性
は、ペプチド切断生成物が酵素反応によって生成される
場合が多く、それらを所望のインスリン(誘導体)から
分離することは、とくに分子の鎖長が類似することから
困難だからである。
本発明の目的は、上述のEP-B89007号の方法を、ポリ
ペプチドまたはタンパク質好ましくはde-B30−インス
リンまたはインスリンが得られ、、所望の生成物が、容
易に精製が可能で精製時のロスが少ない形で得られるよ
うに改良することであった。
この目的は、本発明により、トリプシン様エンドペプ
チダーゼを用いて特定の融合タンパク質を切断すること
によって達成された。この特定の融合タンパク質は次式
Iで表される。
式中、Rは−(AA)o−(ペプチド様α−アミラーゼイ
ンヒビター)(ただし、AAは遺伝子によりコード可能な
Lys以外のアミノ酸であり、oは0〜200、好ましくは5
〜100、とくに10〜12の整数であり、ペプチド様α−ア
ミラーゼインヒビターは文献公知のα−アミラーゼイン
ヒビターの残基である)を意味し、 Pは所望のポリペプチドまたはタンパク質を意味し、 R2は−(AA)p−(ただし、AAはRの場合と同じ意味
で、遺伝子によりコード可能なLys以外のアミノ酸であ
り、pは1〜35、好ましくは1〜10、とくに1〜3の整
数である)を意味し、 mは1を意味し、nは0または1を意味する。
すなわち、本発明は、トリプシン様エンドペプチダー
ゼを用いる融合タンパク質の酵素的切断によるポリペプ
チドまたはタンパク質の製造方法において、上記式
(I)の特異的融合タンパク質を使用する方法である。
この酵素反応で生成するポリペプチドまたはタンパク
質、たとえば好ましくはde-B30−インスリンまたはヒ
トインスリンのようなインスリンは、とくに融合タンパ
ク質中のα−アミラーゼインヒビター残基のために精製
が容易である。この化合物は水性媒体に易溶性で、容易
に結晶化し、この性質がまたそれ自体の分離に利用でき
る。たとえばde-B30−インスリンは、EP-B89007の方法
の反応生成物の場合よりも労力が少なくまたロスも少な
く精製できる。好都合な場合には、反応混合物の後処理
は単に結晶化だけで実施できることもある。すなわち、
カラムクロマドグラフイーによる精製を要しない。文献
公知のα−アミラーゼインヒビターの残基が本発明によ
る反応でトリプシン様エンドペプチダーゼによって切断
されないことは驚くべきことである。これらのα−アミ
ラーゼインヒビターはそのペプチド鎖内にリジン残基を
有するからである。ここでは、たとえば前述の出発化合
物de-B30−インスリンのA0、B0およびB29の位置に
おけるLys残基とは異なり切断が起こらない。この種類
の切断が起こるとde-B30−インスリンからの分離にか
なりの労力を必要とするフラグ・メントを生成すること
がある。
AAとして適当な遺伝子によりコード可能なアミノ酸
(Lys以外)は、GlyAlaSerThrValLeuIle,A
sp,Asn,Glu,Gln,Cys,Met,Arg,His,TyrPhe,Trp,Pro
(中性アミノ酸には下線を付した)である。
基Pは、ヒト、ブタまたはウシインスリンのAおよび
Bペプチド鎖であることが好ましく、とくにヒトまたは
ブタインスリンのAおよびB鎖であることが好ましい。
基R2はアミノ酸AlaまたはThrのみ、とくにThrのみか
らなることが好ましい。
基Rのとくに好ましい−(AA)o−部分は、 で示されるペプチド鎖である。
R中のペプチド様α−アミラーゼインヒビター残基と
しては、文献公知の、たとえばL.Vrtesyら:Eur.J.Bio
chem.,141:505〜512(1984);L.Vrtesy & D.Tripie
r:FEBS Lett.,185:187〜190(1985);O.Hoffmannら:Bio
l.Chem.Hoppe-Seylers,366:1161〜1168(1985);H.Mura
oら:Agric.Biol.Chem.,49:107〜110(1985)および49:7
93〜797(1985);H.Gotoら:日本公開公報75/77594(19
73年11月20日)に、記載されているα−アミラーゼイン
ヒビターの事実上すべての残基が適当である。
好ましいペプチド様α−アミラーゼインヒビター残基
は次式で表される。
とくに好ましい生成物は、式Iにおいて、Pがヒトま
たはブタインスリンのペプチド配列、R2がThr、Rが上
述のペプチド配列の化合物である。
式Iの融合タンパク質は、所望のポリペプチドまたは
タンパク質のアミノ酸配列の前部にこ異種タンパク質
(α−アミラーゼインヒビター)の配列を挿入すること
により、一般的に公知の方法を用い、微生物内で製造さ
れる(たとえばF.A.O.Harston:Biochem.J.,240:1〜12,1
986参照)。好ましいプレプロインスリン類縁体、式I
においてPがヒト、ブタまたはウシインスリンのAおよ
びBペプチド鎖である融合タンパク質は遺伝子操作によ
り、好ましくは同時出願の特許出願“ストレプトミセテ
ス中のインスリン前駆体の製造方法”(A process for
the preparation of an insulin precursor in Strepto
mycetes)(HOE88/F313)に記載の方法によって製造さ
れる。通常、培養培地中に分泌されるインスリン前駆体
は好ましくは醗酵液体の液から単離される。式Iによ
って定義された化合物の多くの性質は上述のα−アミラ
ーゼインヒビターの挙動と類似することが明らかにされ
ている。すなわち、上述の微生物アミラーゼインヒビタ
ーの単離および精製に際しての多くの工程が、融合タン
パク質前駆体とくにインスリン前駆体を得るために使用
できる。
このような精製工程としては、塩たとえば食塩、とく
に硫酸アンモニウム、酸たとえばメタリン酸、タンニ
ン、トリクロロ酢酸、硫酸等、重金属塩および他の沈澱
剤たとえばポリエチレンイミン、ベントナイト等による
沈澱がある。
遺伝子操作によって得られるタンパク質は望ましくな
い溶解性の挙動を示すことが多く、したがって処理が難
しい場合があるが、プレプロインスリン類縁体のような
式Iの化合物は澄明な溶液を与え、たとえば、限外過
によってきわめて簡単に濃縮することができ、同時に塩
も除去される。たとえば市販のセルロース膜が限外過
に適している。
同様に、式Iの化合物の前駆体たとえばインスリン前
駆体の濃縮および精製には吸着性樹脂を使用することも
できる。ポリスチレンまたはスチレン/ジビニルベンゼ
ン共重合体をベースとした吸着性樹脂は、とくにAmberl
ite XAD(Rohm & Haas,USA)、Diaion HP-20(Mitsu
bishi Chemical Corp.)の商品名で市販されていて、購
入できる。
たとえばDiaion HP-20のような吸着性樹脂を用いるタ
ンパク質の単離はすでにドイツ公開特許3038130に記載
されている。しかしながら、遺伝予操作によって得られ
たタンパク質、たとえばインスリン前駆体の吸着性樹脂
を用いる濃縮は不可能であるかまたは著しくロスが大き
かった。これは、とくに、支持体に対する所望の物質の
吸着が強すぎることによった。これらの吸着樹脂も、材
料の結合性を緩和にし、減らすことを配慮すれば驚くべ
きことに有利に使用できることが明らかにされた。この
不活性化は、たとえば支持体の処理および/または分離
すべき材料への適当な添加剤によって達成できる。支持
体の処理としては水性有機溶媒(2〜70%好ましくは5
〜30%の溶媒含有)による洗浄を挙げることができる。
適当な溶媒は水混和性溶媒であり、低級アルコールおよ
びアセトンが好ましい。また、支持体の前処理を界面活
性剤水洗液、たとえば0.02〜3%濃度、好ましくは0.1
〜1%濃度のTriton X-100溶液による洗浄によって行
うこともできる。多数の他の界面活性剤ももちろん同様
に適している。
分離すべき材料の溶液および/または溶出液への適当
な添加剤の添加も同様に適当である。この種類の添加剤
は、いずれも上述した濃度の低級水混和性有機溶媒およ
び界面活性剤、またはいわゆるカオトロピツク物質、た
とえばとくに過塩素酸カリウム(0.1〜3%)、尿素
(1〜8モル)もしくはグアニジン塩酸塩である。
必要に応じて濃縮し、塩を除去した融合タンパク質前
駆体(たとえばインスリン前駆体)は、陽イオン交換樹
脂または陰イオン交換樹脂上イオン交換クロマトグラフ
ィーによってさらに精製することもできる。適当な陽イ
オン交換樹脂の例には、SP-Sephadex (Pharmacia,Swe
den)、CM−セルロース、S−Sepharose (Pharmacia,
Sweden)、Fractogel TSK CM(E.Merck,Darmstadt)、
Fractogel TSK SP(E.Merck,Darmstadt)等がある。適
当な陰イオン交換樹脂の例には、Fractogel TSK DEAE
(E.Merck,Darmstadt)、DEAE−セルロース、DEAE-Seph
adex (Pharmacia,Sweden)、Q−Sepharose、QAE-Sep
hadex、QAE−セルロース等がある。分離はそれ自体公知
の方法により水溶液中で行われる。しかしながら、場合
によっては、水に可溶化剤および/またはカオトロピツ
ク物質を添加すると分離に有利なことが明らかにされて
いる。この種類の添加剤は2〜8モルの尿素、ベタイ
ン、低級アルコールたとえばメタノール、イソプロパノ
ール、エタノール、エチレングルコール等である。さら
に、適当な精製操作としては、たとえばフエニル−Seph
arose上疎水性クロマトグラフィー、たとえばBiogelを
使用するモルキユラーシーブクロマトグラフイー、調製
高圧液体クロマトグラフイーまたはα−アミラーゼイン
ヒビターに対する抗体を負荷したカラム上でのクロマト
グラフイーがある。
α−アミラーゼインヒビターの性質と類似するインス
リン前駆体の性質により、結晶化による精製も可能であ
る。特定の等電点付近でまた酸性媒体中、所望により添
加剤たとえば食塩等を用いて、いずれの結晶化も可能で
ある。結晶化促進剤たとえばZn2+、Cu2+等のような重金
属イオン、またはビクリン酸等を添加して水溶液から結
晶化することもできる。
さらに、式Iのタンパク質またはその切断生成物のα
−アミラーゼ阻害活性を精製に利用することもきわめて
有利である。これは、遺伝子操作によって得られ、イン
ヒビターのアミノ酸配列をもつタンパク質が、複合体の
生成によってα−アミラーゼを同様に阻害することが明
らかにされたからである。インヒビター/α−アミラー
ゼ複合体は出発成分よりも溶解性が低く、したがって分
離に使用できる。支持体にアミラーゼを固定化して用
い、ついで生成した複合体をpHや塩勾配のような適当な
試剤を使用して、式Iの化合物を培養液の液から選択
的に分離することもできる。この種類の操作はまた、式
Iの化合物のタンパク分解加水分解物の後処理にも有利
である。この場合は、もはや必要ではないインヒビター
の切断生成物を固定化α−アミラーゼを用いて反応混合
物から除去する。残った生成物(式Iの化合物、とくに
de-B30−ヒトインスリン)はすでに十分純粋で、つい
でそのまま結晶化に付される。結晶化はそれ自体公知の
方法によって行われる。
式Iに相当する化合物の酵素的切断には、精製された
前駆体を使用するが、部分精製しただけの出発原料を使
用することも可能である。
反応混合物中における式Iの出発原料の濃度は比較的
広範囲に変動させることができる。好ましい濃度は総反
応混合物に対して約0.02〜15重量%、とくに約0.05〜5
重量%である。
適当なトリプシン様エンドペプチダーゼは、トリプシ
ン様として、すなわちペプチド結合を塩基性アミノ酸の
カルボキシル末端で選択的に切断する酵素として文献公
知のエンドペプチダーゼである。一部の適当な引例は上
述のEP-B89007に示されている。またリジンの後部で選
択的に切断する例については、たとえばEP-A092829およ
びUS-A4,414,332が参考になる。好ましいトリプシン様
エンドペプチダーゼは、ペプチド結合を塩基性アミノ酸
リジンのカルボキシル末端で特異的に切断するLysobact
er enzymogenesからのリジルエンドペプチダーゼであ
る。リジルエンドペプチダーゼについての関連文献とし
ては、たとえばP.A.Jeckelら:Anal.Biochem.,134:347〜
354(1983)およびT.Masakiら:Biochem.Biophys.Akad.,
660:44f〜51f(1981)がある。
反応混合物のトリプシン様エンドペプチダーゼの濃度
は、式Iの融合タンパク質の重量に対して約1/50〜1/1
0,000、好ましくは0.5〜1.5%(w/w)、とくに約1/1,00
0に適宜調整する。
式Iの化合物の酵素的切断は水溶液中、所望により可
溶化剤(たとえば尿素、イソプロパノール等のような)
の存在下、約5〜11のpH、好ましくは約7.5〜9.5のpHで
行われる。慣用の緩衝系、たとえばリン酸緩衝剤、Tris
/HCl、Na2CO3/NaHCO3のひとつを、−定のpHに調整し、
それを維持するために適宜使用する。
酵素的切断の温度は約1〜60℃とすることができる。
約15〜40℃の温度が好ましい。
切断は一般的に約0.1〜2時間で完結するが、特定の
反応条件に応じて所要時間は短縮または延長される。
酵素的切断の完結はたとえばクロマトグラフィーによ
って証明できる。切断完結後、さらに望ましくない切断
が起こることを、公知の方法で反応媒体を変化させるこ
とによりたとえばpHの変更、冷却、阻害剤の添加等によ
って停止させ、生成したde-B30−インスリンをそれ自
体公知の方法で単離する。単離は、公知の関連方法の場
合と同様にクロマトグラフイーで実施することもできる
が、本発明の場合には、de-B30−インスリンが副生成
物と鎖長したがって分子量の点でかなり異なることか
ら、原理的に結晶化による単離も可能である。
「ペプチド転移反応」は、あらゆる混合比の、好まし
くは1:4〜1:1(溶媒:水)の水/有機溶媒溶液(たとえ
ば水:DMF、水:DMSO)中で行われる。pHは4〜8でなけ
ればならない。好ましくは5〜6である。温度は1〜50
℃、好ましくは15〜30℃である。
酵素的「ペプチド転移反応」の完結後(たとえばHPLC
によって証明できる)、たとえばde-B30−イシスリン
への逆反応が起こる可能性を防止するため、インヒビタ
ーたとえばアプロチニン、ブチルアミンまたはトシル−
L−リジンクロロメチルケトンのような阻害剤を添加す
る。ついで調製カラムクロマトグラフイーによって容易
に、希釈、精製すること、すなわち未反応出発原料から
分離することも可能である。この場合は同様に結晶化も
可能である。保護基の除去は文献公知の方法で実施でき
る。
本発明の方法を以下の実施例によりさらに詳細に説明
する。本発明の実施例に続き、さらに、EP-B89007にお
ける一般式のプレプロインスリン類縁体を、リジルエン
ドペプチダーゼを用いて酵素的に切断した場合には、後
処理が困難でロスの大きい反応生成物が得られることを
示す比較例を掲げる。
実施例 1 構築体pGF2を得るために醗酵を行った培養培地30lを
遠心分離し、ついで再び滅菌過した。溶液のpHを7.2
に調整し、イソプロパノール3lを加えたのち、予め10%
濃度のイソプロパノールで洗浄したDiaion HP-20(4
l)のカラム上に負荷する。新たに構築されたタンパク
質pGF2を、10〜50%濃度のイソプロパノール勾配を適用
することによってカラムから溶出させる。所望の生成物
を含む分画をついで直接、調製DEAE-Sepharose (Phar
macia,Sweden)高速カラム、pH7.2、300mlに負荷し、リ
ン酸緩衝液で洗浄し、最後に0〜0.5モル食塩勾配、pH
7.2で溶出する。タンパク質pGF2は溶液の伝導度20〜30m
Sの分画に見出される。この分画を合し、硫酸アンモニ
ウム(35%飽和)で沈殿させる。生成した沈殿を16時間
後に遠心分離で除き、水に溶解し、pH4.6に調整して再
沈殿させ、この場合はわずかに2時間に遠心分離して沈
殿を集める。これはすでに著しく濃縮されたタンパク質
pGF2を含有する。最終の精製はMacrobore Nucleosil
(Macherey and Nagel,Dren)120-10C4上、カラム容
量100mlで100mgのpGF2が分離されるようにカラムの大き
さを選んで実施する。製造HPLCカラムは同様に、0.1ト
リフルオロ酢酸/アセトニトリル系を用いて展開する。
融合タンパク質は33%濃度のアセトニトリルで溶出され
る。真空中で乾燥すると固体物質が得られる。
実施例 2 実施例1のようにして得られた融合タンパク質10mgを
酢酸ナトリウム緩衝液、pH5.3、0.4mlおよびDMF0.1mlに
溶解する。これに140mgのThr(But)OButおよび50μl
のリジルエンドペプチダーゼ(2.7mg/ml、水に溶解)を
加える。この混合物を室温に放置する。反応はHPLC分析
(実施例3の場合のような系)で追跡する。
様々な時間経過後にサンプルを採取し、2倍容のメタ
ノールと10倍容のメチルt−ブチルエーテルを用いて沈
殿させる。沈殿を10倍容の0.1%濃度トリフルオロ酢酸
に取り、HPLCで分析する。40時間後に約55%のヒトイン
スリンエステルが生成した。残部は主としてde-B30
インスリンである。
実施例 3 実施例1におけるようにして得られた沈澱を最小量の
0.1%濃度トリフルオロ酢酸に取り、製造HPLCに付す。
使用した固定相は、大きさ4.6×150mmのBakerbond Wide
-PoreTM8/5μmである。移動相は次の組成とする。
A:0.1%TFA B:A/CH3CN 10/90 流速は1.3ml/分である。勾配は以下の組成とする。
t %B 0 25 20 45 25 45 28 25 35 25 de-B30−インスリンは15.14分に溶出し、インスリン
エステルは20.92分に溶出する。溶媒を分画から真空中
で除去し、ついで固体をアセトニトリルで洗浄し、溶媒
を真空中で除去する。
実施例 4 タンパク質pGF2、100mgをTris/HCl緩衝液、pH8、10ml
に溶解し、50mUのリジルエンドペプチダーゼとともにイ
ンキュベートする。2.5時間後に混合物をトリフルオロ
酢酸でpH3の酸性にして反応を停止し、反応混合物を逆
相分画化に付す。30%濃度のアセトニトリルで溶出する
鋭いピークがカラム溶出液中のB30-de-Thrヒトインシ
ユリンの出現を示す。溶媒を除去した生成物の重量は35
mgで、理論量の95%に相当した。
実施例 5 ブタ膵臓からのα−アミラーゼ90mgを35mlの0.5Mリン
酸カリウム緩衝液、pH7.8に溶解し、同じ緩衝液に対し
て透析する。
50gのAffigel 10(BioRad 153-6046)を製造業者の
指示に従って洗浄し、0.5Mリン酸カリウム緩衝液(上
述)で平衡化する。この方法で得られた湿潤ゲルを、酵
素溶液と室温で2時間穏やかに振盪して反応させる。つ
いで吸引過し、結合緩衝液で手短かに洗浄する。次に
支持体を0.1Mエタノールアミン、pH8.0で、0.5時間不活
性化し、最後に再び吸引して過し、数回1M NaClおよ
び結合緩衝液で交互に洗浄する。湿潤ゲル約44gが得ら
れ、50mMリン酸カリウム緩衝液中0.02%アジド下、4℃
で保存する。得られる結合平衡は次のとおりである。
初 期 1004単位=100% 合した洗浄水 705単位= 70% 支持体 181単位= 18% 分析方法:Behring“Testomar"アツセイキツト、操作は
製造業者の指示に従う 実施例 6 実施例4のようにして固定化したアミラーゼ44gを、
水200ml中、プロテアーゼインヒビターを添加して、実
施例4のようにして分解し、精製しないままのpGF2 10m
gと撹拌する。1/4時間後に混合物を吸引過し、澄明な
液相を凍結乾燥する。得られた無色の生成物5mgを少量
の水に取り、Zn2+を加えて結晶de-B30−インスリンを
生成させる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エーベルハルト・エーラース ドイツ連邦共和国デー‐6238 ホフハイ ム・アム・タウヌス.ロルスバヘルシユ トラーセ54ベー (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C12P 21/06 CA(STN)

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式I 〔式中、Rは−(AA)o−(ペプチド様α−アミラーゼ
    インヒビター)(ただし、AAは遺伝子によりコード可能
    なLys以外のアミノ酸であり、oは0〜200の整数であ
    り、ペプチド様α−アミラーゼインヒビターは文献公知
    のα−アミラーゼインヒビターの残基である)を意味
    し、 Pはペプチド鎖内にLysを有しない所望のポリペプチド
    またはタンパク質を意味し、 R2は−(AA)p−(ただし、AAはRの場合と同じ意味
    で、遺伝子によりコード可能なLys以外のアミノ酸であ
    り、pは1〜35の整数である)を意味し、 mは1を意味し、 nは0または1を意味する〕 で示される化合物を融合タンパク質として使用すること
    を特徴とするペプチド結合をリジンのカルボキシル末端
    で特異的に切断するトリプシン様エンドペプチダーゼを
    用いる融合タンパク質の酵素的切断による式P−Lysを
    有するポリペプチドまたはタンパク質の製造方法。
  2. 【請求項2】oが5〜100の整数であり、pが1〜10の
    整数である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】oが10〜12の整数であり、pが1〜3の整
    数である請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】式IにおいてR2がAlaまたはThrのみから
    構成され、mおよびnはそれぞれ1を意味する化合物を
    融合タンパク質として使用する請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】式IにおいてR2がThrのみから構成され、
    mおよびnはそれぞれ1を意味する化合物を融合タンパ
    ク質として使用する請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】式IにおいてRが式 で示される化合物を融合タンパク質として使用する請求
    項1〜5のいずれかの項に記載の方法。
  7. 【請求項7】式Iの融合タンパク質は全反応混合物に対
    して0.02〜15重量%の濃度で使用される請求項1〜6の
    いずれかの項に記載の方法。
  8. 【請求項8】式Iの融合タンパク質は全反応混合物に対
    して0.5〜5重量%の濃度で使用される請求項7に記載
    の方法。
  9. 【請求項9】リジルエンドペプチダーゼをトリプシン様
    エンドペプチターゼとして使用する請求項1〜8のいず
    れかの項に記載の方法。
  10. 【請求項10】トリプシン様エンドペプチダーゼは式
    (I)の融合タンパク質の重量の1/50〜1/10,000の濃度
    で使用する請求項1〜9のいずれかの項に記載の方法。
  11. 【請求項11】酵素的切断は必要に応じて安定剤の存在
    下、pH5〜11の水性溶液中で実施する請求項1〜10のい
    ずれかの項に記載の方法。
  12. 【請求項12】酵素的切断は必要に応じて安定剤の存在
    下、pH7〜9.5の水性溶液中で実施する請求項11に記載の
    方法。
  13. 【請求項13】反応混合物は酵素的切断の完了後、結晶
    化によって後処理する請求項1〜12のいずれかの項に記
    載の方法。
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