JP2002540214A - アベルメクチン誘導体 - Google Patents

アベルメクチン誘導体

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JP2002540214A
JP2002540214A JP2000608028A JP2000608028A JP2002540214A JP 2002540214 A JP2002540214 A JP 2002540214A JP 2000608028 A JP2000608028 A JP 2000608028A JP 2000608028 A JP2000608028 A JP 2000608028A JP 2002540214 A JP2002540214 A JP 2002540214A
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ハレンバツハ,ベルナー
ハルダー,アヒム
トウルベルク,アンドレアス
ハンゼン,オラフ
フオン・ザムゾン−ヒメルストイエルナ,ゲオルク
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07H17/04Heterocyclic radicals containing only oxygen as ring hetero atoms
    • C07H17/08Hetero rings containing eight or more ring members, e.g. erythromycins
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P33/00Antiparasitic agents
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P33/00Antiparasitic agents
    • A61P33/10Anthelmintics

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(I)のアベルメクチン誘導体[式中、R1、R2、R3およびR4は、明細書中に記述された意味をもつ]に関する。また本発明は、種々のそれらの製造方法、それらを含有する薬剤、および動物における内部−および外部寄生虫を防除する薬剤の製造のためのそれらの使用に関する。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、新規なアベルメクチン誘導体、それらの製造方法、それらを含んで
なる組成物、および動物における内部寄生虫および外部寄生虫を防除する組成物
の製造のためのそれらの使用に関する。
【0002】 用語アベルメクチンは、微生物ストレプトミセス・アベルミチリス(Stre ptomyces avermitilis )を発酵させる場合に形成される一
連の物質を指す。それらはマクロライド群に属し、そして駆虫性、抗寄生虫性お
よび殺虫性を示す。この類の物質の一般構造は次のとおりである:
【0003】
【化25】
【0004】 位置22と23の間の破線の結合は単結合または二重結合を示す。単結合の場
合には、Z1は水素もしくはヒドロキシルであってもよく、二重結合の場合には
水素のみである。Z2はイソプロピルもしくはsec−ブチルで、そしてZ3はメ
トキシもしくはヒドロキシルであってもよい。これらの構造上の変化を特徴付け
るために、単離された天然物質は、次に記す表において示されるような名称を与
えられた。
【0005】
【表1】
【0006】 原則として、化合物は、発酵液から成分aおよびbの混合物として分離される
。置換基Z2における構造変化は、生物学的活性には小さい効果をもつだけであ
る。
【0007】 これらの天然の物質に加えて、文献は、発酵条件を変えるか、微生物を変更す
るかまたは化学的改変によって製造されるさらなる誘導体を明らかにしている(
Fischer,M.H.;Mrozik,H.in Macrolide A
ntibiotics;Omura,S.,Ed.,Academic Pre
ss,New York(1984);Davis,H.G.;Green,R
.H.;Nat.Prod.Rep.,(1986),3,87−121;Fi
scher、M.H.in Pest Control with Enhan
ced Enviromental Safety,ACS Symposio
n Series 524;Duke,S.O.;Menn,J.J.;Pli
mmer,J.R.Eds;American Chemical Socie
ty,Washington(1993))。
【0008】 しかしながら、既知の化合物は、防除されるべき寄生虫に対して、特に低い適
用割合が使用される場合には満足できる活性を示さない。
【0009】 式(I)
【0010】
【化26】
【0011】 [式中、位置22と23の間の破線の結合は単結合または二重結合を表し、単結
合の場合には、R1は水素、ヒドロキシルを表すか、または位置23の炭素原子
と一緒になってカルボニル基を表し、二重結合の場合にはR1は水素を表し、 R2は、特にα−分枝C1−C8−アルキルもしくはアルケニル基、またはC3−C 8 −シクロアルキル基を表し、 R3は、ヒドロキシル、C1−C6−アルキルオキシ、C1−C6−アルカノイルオ
キシを表すか、または位置5の炭素原子と一緒になってヒドロキシイミノもしく
はC1−C6−アルコキシイミノ基を表し、 R4は、基
【0012】
【化27】
【0013】 (式中、 R5は、Hか、場合によってはアルコキシ、アルキルアミノ、ハロゲンおよびヒ
ドロキシル基によって置換されていてもよい分枝もしくは非分枝C1−C4−アル
キルを表し、 R6は、Hか、場合によっては各々がアルコキシ、アルキルアミノ、ハロゲンお
よびヒドロキシル基によって置換されていてもよい分枝もしくは非分枝C1−C4 −アルキル、アリールもしくはアラルキルを表し、 R7およびR8は、互いに独立して、Hか、場合によってはアルコキシ、アルキル
アミノ、ハロゲンおよびヒドロキシル基によって置換されていてもよい分枝もし
くは非分枝C1−C4−アルキルを表すか、あるいは R7およびR8は、それらが結合している窒素と一緒になって、適当ならば酸素、
硫黄もしくは窒素からなる群からのさらなるヘテロ原子1〜2個をもつ、5〜7
環員の複素環式環を形成する) を表す] の新規化合物が、ここに見い出された。
【0014】 置換基の性質に応じて、式(I)の化合物は、また、種々の組成物の幾何学的
および/または光学的異性体、または異性体混合物として存在することができ、
これらは必要であれば、慣用の方式によって分離することができる。本発明は、
純粋な異性体のみならず、また異性体混合物、それらの製造および使用、ならび
にそれらを含有する組成物に関する。このことは、純粋化合物のみならず、また
適当であれば、種々の量の異性体化合物をもつ混合物を意味すると理解されるべ
きであるけれども、下記の文は、常に、簡単のために式(I)の化合物を述べて
いる。
【0015】 さらにまた、新規式(I)の化合物は、以下の記される方法の1つによって得
られることが見い出された: a)式(IIa)
【0016】
【化28】
【0017】 [式中、基R1、R2およびR4は上記意味をもち、そして R3aは、ヒドロキシル−、C1−C6−アルキルオキシ−もしくはC1−C6−アル
カノイルオキシ−を表す] の化合物を用いて出発して、−SiMe3がピリジン中HFとの反応によって除
去されるか、あるいは b)式(IIb)
【0018】
【化29】
【0019】 [式中、基R1、R2およびR4は上記意味をもち、そして R3bは、シリーズO−TBDMS(tert−ブチル−ジメチルシリル)からの
保護基を表すか、またはR4が基
【0020】
【化30】
【0021】 を表す場合においてのみ、R3bは、O−Alloc(アリルオキシカルボニル)
を表す] の化合物を用いて出発して、いずれか α)R3bが、O−TBDMSである場合は、両保護基はピリジン中HFとの反応
によって1段階で除去されるか、または β)R3bが、O−Allocである場合は、後者がNaBH4/Pd(O)の手
段によって除去され、そして−SiMe3がピリジン中HFとの反応によって除
去されるが、順序は重要ではない、あるいは c)式(IIc)
【0022】
【化31】
【0023】 [式中、基R1およびR2は上記意味をもち、R4は、基
【0024】
【化32】
【0025】 (式中、R5およびR6は上記意味をもつ)を表し、そして R3cは、シリーズ・ヒドロキシル、O−フェノキシアセチルもしくはO−メトキ
シアセチルからの基を表す] の化合物が、式(V)
【0026】
【化33】
【0027】 (式中、R7およびR8は上記意味をもつ)のアミンと反応され、続いて −SiMe3が、ピリジン中HFとの反応によって除去されるか、あるいは d)式(Ia)
【0028】
【化34】
【0029】 [式中、基R1およびR2は上記意味をもち、そしてR4は、基
【0030】
【化35】
【0031】 (式中、R5およびR6は上記意味をもつ)を表す] の化合物が、式(V)
【0032】
【化36】
【0033】 (式中、R7およびR8は上記意味をもつ)のアミンと反応されるか、あるいは e)式(Ia’)
【0034】
【化37】
【0035】 [式中、基R1、R2およびR4は上記意味をもつ] の化合物が、第1段階で酸化されて、式(VII)
【0036】
【化38】
【0037】 の化合物を生成し、そしてこれらが、続いて第2段階で式(VIII)
【0038】
【化39】
【0039】 (式中、R9は、ヒドロキシル、−OSiMe3もしくはC1−C6−アルコキシを
表す)の化合物と反応される。
【0040】 さらにまた、式(I)の新規アベルメクチン誘導体は、特に家畜およびペット
の飼育における節足動物に対して、殺寄生虫剤として非常に良好な活性をもつが
、一方、温血動物種にとって都合のよい毒性をもつことが見い出された。
【0041】 式(I)は、本発明による化合物の一般的定義を提供する。上記および後記の
式において述べられる好適な置換基または基の範囲は、次に示す文において具体
的に説明される。
【0042】 位置22と23間の破線は、好ましくは単結合または二重結合を表す。
【0043】 R1は、好ましくは水素を表す。
【0044】 R2は、好ましくはα−分枝C3−C8−アルキルもしくはアルケニル基を表す
【0045】 R3は、好ましくはヒドロキシル、C1−C4−アルキルオキシ、C1−C4−ア
ルカノイルオキシ、ヒドロキシイミノもしくはC1−C4−アルコキシイミノ基を
表す。
【0046】 R4は、好ましくは基
【0047】
【化40】
【0048】 を表す。
【0049】 R5は、好ましくはH、分枝もしくは非分枝C1−C4−アルキルを表す。
【0050】 R6は、好ましくはH、分枝もしくは非分枝C1−C4−アルキル、アリールも
しくはアリール−C1−C4−アルキルを表す。
【0051】 R7およびR8は、互いに独立して、好ましくはH、分枝もしくは非分枝C1
4−アルキルを表し、そしてR7およびR8は、さらに好ましくは、適当ならば
ヘテロ原子として酸素、硫黄もしくは窒素をもつ、5〜7環員の複素環式環を形
成できる。
【0052】 位置22と23間の破線は、特に好ましくは単結合または二重結合を表す。
【0053】 R1は、特に好ましくは水素を表す。
【0054】 R2は、特に好ましくはイソプロピル、sec−ブチルもしくはα−分枝C3
8−アルケニル基を表す。
【0055】 R3は、特に好ましくはヒドロキシルを表す。
【0056】 R4は、特に好ましくは次の基
【0057】
【化41】
【0058】 を表す。
【0059】 R5は、特に好ましくはH、メチルおよびエチルを表す。
【0060】 R6は、特に好ましくはH、メチル、エチルもしくはベンジルを表す。
【0061】 R7およびR8は、互いに独立して、特に好ましくはH、メチル、エチルもしく
はイソプロピルを表す。R7およびR8は、さらに、適当ならばヘテロ原子として
酸素もしくは窒素をもつ、5〜6環員の複素環式環を形成できる。
【0062】 挙げることができる式(I)の他の特に好適な化合物は、例えば、つぎの化合
物である: 4”−O−(メトキシカルボニル−メチル)−アベルメクチンB1a/B1b 4”−O−(エトキシカルボニル−メチル)−アベルメクチンB1a/B1b 4”−O−(ベンジルオキシカルボニル−メチル)−アベルメクチンB1a/B
1b 4”−O−(カルバモイル−メチル)−アベルメクチンB1a/B1b 4”−O−(N−メチル−カルバモイル−メチル)−アベルメクチンB1a/B
1b 4”−O−(N,N−ジメチル−カルバモイル−メチル)−アベルメクチンB1
a/B1b 4”−O−(N−イソプロピル−カルバモイル−メチル)−アベルメクチンB1
a/B1b 4”−O−(モルホリニル−カルボニル−メチル)−アベルメクチンB1a/B
1b 4”−O−(4−メチル−ピペラジニル−カルボニル−メチル)−アベルメクチ
ンB1a/B1b 4”−O−(メトキシカルボニル−メチル)−22,23−ジヒドロ−アベルメ
クチンB1a/B1b 4”−O−(エトキシカルボニル−メチル)−22,23−ジヒドロ−アベルメ
クチンB1a/B1b 4”−O−(ベンジルオキシカルボニル−メチル)−22,23−ジヒドロ−ア
ベルメクチンB1a/B1b 4”−O−(カルバモイル−メチル)−22,23−ジヒドロ−アベルメクチン
B1a/B1b 4”−O−(N−メチル−カルバモイル−メチル)−22,23−ジヒドロ−ア
ベルメクチンB1a/B1b 4”−O−(N,N−ジメチル−カルバモイル−メチル)−22,23−ジヒド
ロ−アベルメクチンB1a/B1b 4”−O−(N−イソプロピル−カルバモイル−メチル)−22,23−ジヒド
ロ−アベルメクチンB1a/B1b 4”−O−(モルホリニル−カルボニル−メチル)−22,23−ジヒドロ−ア
ベルメクチンB1a/B1b 4”−O−(4−メチル−ピペラジニル−カルボニル−メチル)−22,23−
ジヒドロ−アベルメクチンB1a/B1b。
【0063】 上記構造式は定義された立体化学なしに示されている。化合物は立体異性体の
形状をとることができる。特に、4”−、4’−、13−、5−および23−位
の置換基は、α−もしくはβ−配向において存在することができる、すなわち分
子面の上もしくは下に位置する。
【0064】 一般的用語もしくは好適な範囲のいずれかにおいて述べられている基もしくは
具体的説明の上記定義は、所望されるように互いに組み合わせることができる、
すなわちそれぞれの範囲および好適な範囲間での組み合わせ物が、また可能であ
る。それらは、最終生成物、したがって前駆物質および中間体にも適合する。
【0065】 本発明による好適な化合物は、好適である(好ましい)として先に記述された
意味の組み合わせ物が存在する式(I)の化合物である。
【0066】 本発明による特に好適な化合物は、特に好適であるとして先に記述された意味
の組み合わせ物が存在する式(I)の化合物である。
【0067】 飽和もしくは不飽和炭化水素基、例えばアルキルもしくはアルケニルは、また
、例えばアルコキシにおけるように、ヘテロ原子との結合においても、これに限
り各場合直鎖もしくは分枝も可能である。
【0068】 それぞれ、方法d)およびe)を実施するために要求される式(Ia)および
(Ia’)の化合物は、式(I)の化合物のサブセットであり、そして方法a)
〜c)によって得ることができる。
【0069】 方法a)〜c)を実施するために要求される式(II)の化合物
【0070】
【化42】
【0071】 [式中、 R1、R2およびR4は式(I)について先に記述された一般的な、好適な、そし
て特に好適な意味をもち、そして R3gは、ヒドロキシル−、C1−C6−アルキルオキシ−、C1−C6−アルカノイ
ルオキシ−もしくはO−TBDMSを表し、そしてR4が、
【0072】
【化43】
【0073】 を表す場合においてのみ、O−Alloc、O−フェノキシアセチルもしくはO
−メトキシアセチルを表すが、 この場合、 R3gは、好ましくはヒドロキシル−、C1−C4−アルキルオキシ−、C1−C4
アルカノイルオキシ−、O−TBDMSを表し、そしてR4が、
【0074】
【化44】
【0075】 を表す場合においてのみ、O−Alloc、O−フェノキシアセチルもしくはO
−メトキシアセチルを表し、 R3gは、特に好ましくはヒドロキシル−、O−TBDMSを表し、そしてR4
【0076】
【化45】
【0077】 を表す場合においてのみ、O−Alloc、O−フェノキシアセチルもしくはO
−メトキシアセチルを表し、 この場合、R5およびR6は、各場合、上記の一般的な、好適な、そして特に好適
な意味をもつ] は、新規で、そしてまた本出願の主題である。
【0078】 次の式(II)の化合物が個々に挙げることができる: 4”−O−(メトキシカルボニル−メチル)−7−O−トリメチルシリル−5−
O−tert−ブチルジメチルシリル−アベルメクチン−B1 4”−O−(メトキシカルボニル−メチル)−7−O−トリメチルシリル−5−
O−tert−ブチルジメチルシリル−22,23−ジヒドロ−アベルメクチン
−B1 4”−O−(メトキシカルボニル−メチル)−7−O−トリメチルシリル−5−
O−アベルメクチン−B1 4”−O−(メトキシカルボニル−メチル)−7−O−トリメチルシリル−5−
O−22,23−ジヒドロ−アベルメクチン−B1 4”−O−(メトキシカルボニル−メチル)−7−O−トリメチルシリル−5−
O−フェノキシアセチル−アベルメクチン−B1 4”−O−(メトキシカルボニル−メチル)−7−O−トリメチルシリル−5−
O−フェノキシアセチル−22,23−ジヒドロ−アベルメクチン−B1 4”−O−(メトキシカルボニル−メチル)−7−O−トリメチルシリル−5−
O−メトキシアセチル−アベルメクチン−B1 4”−O−(エトキシカルボニル−メチル)−7−O−トリメチルシリル−5−
O−メトキシアセチル−22,23−ジヒドロ−アベルメクチン−B1 4”−O−(エトキシカルボニル−メチル)−7−O−トリメチルシリル−5−
O−tert−ブチルジメチルシリル−アベルメクチン−B1 4”−O−(エトキシカルボニル−メチル)−7−O−トリメチルシリル−5−
O−tert−ブチルジメチルシリル−22,23−ジヒドロ−アベルメクチン
−B1 4”−O−(エトキシカルボニル−メチル)−7−O−トリメチルシリル−5−
O−アベルメクチン−B1 4”−O−(エトキシカルボニル−メチル)−7−O−トリメチルシリル−5−
O−22,23−ジヒドロ−アベルメクチン−B1 4”−O−(エトキシカルボニル−メチル)−7−O−トリメチルシリル−5−
O−フェノキシアセチル−アベルメクチン−B1 4”−O−(エトキシカルボニル−メチル)−7−O−トリメチルシリル−5−
O−フェノキシアセチル−22,23−ジヒドロ−アベルメクチン−B1 4”−O−(エトキシカルボニル−メチル)−7−O−トリメチルシリル−5−
O−メトキシアセチル−アベルメクチン−B1 4”−O−(エトキシカルボニル−メチル)−7−O−トリメチルシリル−5−
O−メトキシアセチル−22,23−ジヒドロ−アベルメクチン−B1 4”−O−(N−メチル−カルバモイル−メチル)−7−O−トリメチルシリル
−5−O−tert−ブチルジメチルシリル−アベルメクチン−B1 4”−O−(N−メチル−カルバモイル−メチル)−7−O−トリメチルシリル
−5−O−tert−ブチルジメチルシリル−22,23−ジヒドロ−アベルメ
クチン−B1 4”−O−(N,N−ジメチル−カルバモイル−メチル)−7−O−トリメチル
シリル−5−O−tert−ブチルジメチルシリル−アベルメクチン−B1 4”−O−(N,N−ジメチル−カルバモイル−メチル)−7−O−トリメチル
シリル−5−O−tert−ブチルジメチルシリル−22,23−ジヒドロ−ア
ベルメクチン−B1 4”−O−(N−イソプロピル−カルバモイル−メチル)−7−O−トリメチル
シリル−5−O−tert−ブチルジメチルシリル−アベルメクチン−B1 4”−O−(N−イソプロピル−カルバモイル−メチル)−7−O−トリメチル
シリル−5−O−tert−ブチルジメチルシリル−22,23−ジヒドロ−ア
ベルメクチン−B1 4”−O−(モルホリニル−カルボニル−メチル)−7−O−トリメチルシリル
−5−O−tert−ブチルジメチルシリル−アベルメクチン−B1 4”−O−(モルホリニル−カルボニル−メチル)−7−O−トリメチルシリル
−5−O−tert−ブチルジメチルシリル−22,23−ジヒドロ−アベルメ
クチン−B1 4”−O−(4−メチル−ピペラジニル−カルボニル−メチル)−7−O−トリ
メチルシリル−5−O−tert−ブチルジメチルシリル−アベルメクチン−B
1 4”−O−(4−メチル−ピペラジニル−カルボニル−メチル)−7−O−トリ
メチルシリル−5−O−tert−ブチルジメチルシリル−22,23−ジヒド
ロ−アベルメクチン−B1。
【0079】 式(I)の化合物の製造のための方法e)を実施するために要求される式(V
II)の化合物
【0080】
【化46】
【0081】 [式中、R1、R2およびR4は前記の一般的な、好適な、そして特に好適な意味
をもつ] は、新規で、そしてまた本出願の主題である。
【0082】 次の式(VII)の化合物が個々に挙げることができる: 4”−O−(メトキシカルボニル−メチル)−5−オキソ−アベルメクチン−B
1a/B1b 4”−O−(エトキシカルボニル−メチル)−5−オキソ−アベルメクチン−B
1a/B1b 4”−O−(カルバモイル−メチル)−5−オキソ−アベルメクチン−B1a/
B1b 4”−O−(N−メチル−カルバモイル−メチル)−5−オキソ−アベルメクチ
ン−B1a/B1b 4”−O−(N,N−ジメチル−カルバモイル−メチル)−5−オキソ−アベル
メクチン−B1a/B1b 4”−O−(N−イソプロピル−カルバモイル−メチル)−5−オキソ−アベル
メクチン−B1a/B1b 4”−O−(4−メチル−ピペラジニル−カルボニル−メチル)−5−オキソ−
アベルメクチン−B1a/B1b 4”−O−(メトキシカルボニル−メチル)−22,23−ジヒドロ−5−オキ
ソ−アベルメクチン−B1a/B1b 4”−O−(エトキシカルボニル−メチル)−22,23−ジヒドロ−5−オキ
ソ−アベルメクチン−B1a/B1b 4”−O−(カルバモイル−メチル)−22,23−ジヒドロ−5−オキソ−ア
ベルメクチン−B1a/B1b 4”−O−(N−メチル−カルバモイル−メチル)−22,23−ジヒドロ−5
−オキソ−アベルメクチン−B1a/B1b 4”−O−(N,N−ジメチル−カルバモイル−メチル)−22,23−ジヒド
ロ−5−オキソ−アベルメクチン−B1a/B1b 4”−O−(N−イソプロピル−カルバモイル−メチル)−22,23−ジヒド
ロ−5−オキソ−アベルメクチン−B1a/B1b 4”−O−(モルホリニル−カルボニル−メチル)−22,23−ジヒドロ−5
−オキソ−アベルメクチン−B1a/B1b 4”−O−(4−メチル−ピペラジニル−カルボニル−メチル)−22,23−
ジヒドロ−5−オキソ−アベルメクチン−B1a/B1b。
【0083】 式(II)の化合物は、式(III)
【0084】
【化47】
【0085】 [式中、R1およびR2は前記の一般的な、好適な、そして特に好適な意味をもち
、そして R3g’は、C1−C6−アルキルオキシ−、C1−C6−アルカノイルオキシ−、O
−Alloc、O−TBDMS、O−フェノキシアセチルもしくはO−メトキシ
アセチルを表す] の化合物を、式(IV)
【0086】
【化48】
【0087】 [式中、R5およびR6は前記の一般的な、好適な、そして特に好適な意味をもつ
]のジアゾ化合物と反応させ、 続いて、R3gがC1−C6−アルキルオキシ−、C1−C6−アルカノイルオキシ−
、TBDMS、フェノキシアセチルもしくはメトキシアセチルを表す場合には、
生成物を、適当ならば式(V)
【0088】
【化49】
【0089】 [式中、R7およびR8は、前記の一般的な、好適な、そして特に好適な意味をも
つ] の化合物と反応させるか、 あるいは R3gがAllocを表す場合には、適当ならば後者をNaBH4/Pd(O)の
手段によって除去し、そして適当ならば、続いて生成物を式(V)
【0090】
【化50】
【0091】 [式中、R7およびR8は、前記の一般的な、好適な、そして特に好適な意味をも
つ] の化合物と反応させる、 ことによって製造することができる。
【0092】 式(II)の化合物の製造のための方法を実施するために要求される式(II
I)の化合物
【0093】
【化51】
【0094】 [式中、R1およびR2は前記の意味をもつが、 この場合、 R3g’は、好ましくはC1−C4−アルキルオキシ−、C1−C4−アルカノイルオ
キシ−、O−Alloc、O−フェノキシアセチルもしくはO−メトキシアセチ
ルを表し、 R3g’は、特に好ましくはO−Alloc、O−フェノキシアセチルおよびO−
メトキシアセチルを表す] は、新規で、そしてまた本出願の主題である。
【0095】 次の式(III)の化合物が個々に挙げることができる: 7−O−トリメチルシリル−5−O−アリルオキシカルボニル−アベルメクチン
B1 7−O−トリメチルシリル−5−O−アリルオキシカルボニル−22,23−ジ
ヒドロ−アベルメクチンB1 7−O−トリメチルシリル−5−O−フェノキシアセチル−アベルメクチンB1
7−O−トリメチルシリル−5−O−フェノキシアセチル−22,23−ジヒド
ロ−アベルメクチンB1 7−O−トリメチルシリル−5−O−メトキシアセチル−アベルメクチンB1 7−O−トリメチルシリル−5−O−メトキシアセチル−22,23−ジヒドロ
−アベルメクチンB1。
【0096】 式(III)の化合物は、式(VI)
【0097】
【化52】
【0098】 [式中、R1およびR2は前記の意味をもち、そして R3’は、ヒドロキシル、C1−C6−アルキルオキシ、C1−C6−アルカノイル
オキシ、フェノキシアセチル、メトキシアセチルを表す] の化合物に、 OH−と記されたヒドロキシル基においてトリメチルシリル保護基を与え、 そしてR3が同じくヒドロキシル基を表す場合には、また後者に、シリーズ・A
lloc、TBDMS、フェノキシアセチルもしくはメトキシアセチルからの保
護基を与える、 ことによって製造することができる。
【0099】 式(III)の化合物の製造のための方法を実施するために要求される式(V
)の化合物は既知であるか、または既知の方法(例えば、Fischer,M.
H.;Mrozik,H.in Macrolide Antibiotics
;Omura,S.,Ed.,Academic Press,New Yor
k(1984);Davis,H.G.;Green,R.H.;Nat.Pr
od.Rep.,(1986),3,87−121;Fischer、M.H.
in Pest Control with Enhanced Enviro
mental Safety,ACS Symposion Series 5
24;Duke,S.O.;Menn,J.J.;Plimmer,J.R.E
ds;American Chemical Society,Washing
ton(1993)、参照)によって製造することができる。
【0100】 式(IV)の化合物は既知であるか、または既知の方法(例えば、有機化学に
関するテキストブック、例えば、Jerry March,Advanced
Organic Chemistry,Wiley Interscience
)によって製造することができる。次の式(IV)の化合物が個々に挙げること
ができる: ジアゾ酢酸メチル ジアゾ酢酸エチル ジアゾ酢酸tert−ブチル ジアゾ酢酸フェニル ジアゾプロピオン酸メチル ジアゾプロピオン酸エチル ジアゾプロピオン酸tert−ブチル ジアゾプロピオン酸フェニル ジアゾプロピオン酸ベンジル。
【0101】 式(V)のアミンは市販されていて既知であるか、または既知の方法によって
製造することができる。次の式(V)の化合物が個々に挙げることができる: アンモニア メチルアミン ジメチルアミン エチルアミン イソプロピルアミン モルホリン 4−メチル−ピペラジン。
【0102】 使用される式(VIII)のヒドロキシルアミンは、遊離塩基として、または
それらの塩の形態におけるヒドロキシルアミンおよびO−アルキル−ヒドロキシ
ルアミンである。反応が無水媒質中で実施される場合は、O,N−ビス−トリメ
チルシリルもしくはO−トリメチルシリルヒドロキシルアミンを使用することが
得策であろう。好適には、ヒドロキシルアミン塩酸塩およびO−メチル−ヒドロ
キシルアミン塩酸塩である。式(VIII)の化合物は市販されていて既知であ
るか、または既知の方法によって得ることができる。
【0103】 式(I)の化合物の製造のための方法a)は、次の定式的なスキームによって
例として表すことができる:
【0104】
【化53】
【0105】 式(I)の化合物の製造のための方法b)は、次の定式的なスキームによって
例として表すことができる:
【0106】
【化54】
【0107】 式(I)の化合物の製造のための方法b)β)は、次の定式的なスキームによ
って例として表すことができる:
【0108】
【化55】
【0109】 シリル保護基は、方法a),b)α)、およびb)β)の第2段階にしたがっ
てアベルメクチン誘導体を溶媒中水と反応させることによって除去される。反応
は触媒としてプロトン性酸を用いて実施される。
【0110】 反応は、好ましくは、塩酸、メタンスルホン酸、フッ化水素酸もしくは硫酸の
ようなプロトン性酸によって触媒される。
【0111】 特に好ましくはフッ化水素酸が使用される。
【0112】 反応は、pH範囲2−8、好ましくは2−6において実施される。
【0113】 上記pH範囲を得るために、実質的な量の酸が、また、必要とされる反応媒質
に添加されてもよく、続いてアミンによって中和される(緩衝化)。
【0114】 挙げられてもよいアミンは:ピリジン、トリエチルアミン、アンモニアである
【0115】 ピリジンは特に好適である。
【0116】 反応は、温度−70〜+100℃、好ましくは−10〜+50℃において実施
される。
【0117】 方法は、好ましくは大気圧下で実施される。しかしながら、またそれは、昇圧
もしくは減圧下で実施されてもよい。
【0118】 使用することができる希釈剤はすべての不活性有機溶媒である。これらは、特
に、脂肪族および芳香族の炭化水素類、例えばペンタン、ヘキサン、シクロヘキ
サン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン;塩素化炭化水素類、例えば塩化メ
チレン、塩化エチレン、クロロホルム;エーテル類、例えばジエチルエーテル、
メチルtert−ブチルエーテル、THFおよびグリコールジメチルエーテル;
アルコール類、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、イ
ソプロパノールおよびこれらの溶媒の混合物を包含する。
【0119】 好適には、メタノール、エタノールのようなアルコール類およびTHFのよう
なエーテル類である。
【0120】 フッ化水素酸が使用される場合は、また、反応は水なしで実施することができ
る。しかしながら、この場合、フッ化水素酸はアベルメクチン誘導体1モル当た
り1−100mol、好ましくは5−20molの化学量論的量において使用さ
れねばならない。
【0121】 Alloc保護基は、b)β)の第1段階にしたがって遷移金属触媒を用いて
還元的に除去される。
【0122】 次のものが方法を実施するための還元剤として挙げられてもよい: ギ酸アンモニウム、ギ酸トリエチルアンモニウム、水素化トリブチルスズ、ホウ
水素化ナトリウム、ホウ水素化リチウム。
【0123】 好ましくは次の還元剤が使用される:ホウ水素化ナトリウムおよびホウ水素化
リチウム。
【0124】 方法は、アベルメクチンを溶媒中過剰な還元剤と混合することによって実施さ
れる。
【0125】 反応は触媒を用いて実施される。
【0126】 使用される触媒はパラジウムである。それは、反応においてPd(O)または
反応条件下でPd(O)を形成する塩として使用されてもよい。
【0127】 次のPd化合物が挙げられてもよい:パラジウム(O)−テトラキス−トリフ
ェニルホスフィン、パラジウム(O)−ビス−ジベンザールアセトン、パラジウ
ム(O)−トリス−ジベンザールアセトン、二酢酸パラジウム、二塩化パラジウ
ム。
【0128】 好ましくはパラジウム(O)−テトラキス−トリフェニルホスフィンが使用さ
れる。
【0129】 使用されるパラジウム化合物がホスフィンリガンドを含有しない場合は、ホス
フィンが添加されてもよい。
【0130】 挙げられてもよいホスフィン類は:トリフェニルホスフィン、1,2−ビス−
(ジフェニルホスフィン)−エタンである。
【0131】 好ましくはトリフェニルホスフィンが使用される。
【0132】 反応は、温度−70〜+150℃、好ましくは−15〜+50℃において実施
される。
【0133】 それは、好ましくは大気圧下で実施される。しかしながら、またそれは、昇圧
もしくは減圧下で実施されてもよい。
【0134】 使用することができる希釈剤はすべての不活性有機溶媒である。これらは、特
に、脂肪族および芳香族の炭化水素類、例えばペンタン、ヘキサン、シクロヘキ
サン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン;エーテル類、例えばジエチルエー
テル、メチルtert−ブチルエーテルおよびグリコジメチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン;エステル類、例えば酢酸エチル、酢酸ブチル;アルコール類、例
えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソプロパノールお
よびこれらの溶媒の混合物を包含する。
【0135】 好適には、メタノール、エタノールのようなアルコール類である(また、Cv
etovich,R.J.;Kelly,D.H.;DiMichele,L.
M.;Shuman,R.F.;Grabowski,E.J.J.,J.Or
g.Chem.59(1994)7704−7708;欧州特許第632725
号;Fraser−Reid,B.:Barchi,J.;Faghih,Ra
min,J.Org.Chem.53(1988)925−926;Trost
,B.M.;Caldwell,C.G.;Murayama,E.;Heis
sler,D.,J.Org.Chem.48(1983)3252−3265
、参照)。
【0136】 式(I)の化合物の製造のための方法c)は、次の定式的なスキームによって
例として表すことができる:
【0137】
【化56】
【0138】 式(I)の化合物の製造のための方法d)は、次の定式的なスキームによって
例として表すことができる:
【0139】
【化57】
【0140】 方法c)およびd)にしたがうアミンとの反応は、それぞれ式(IIc)およ
び(Ia)の化合物を溶媒中過剰なアミンと反応させることによって実施される
。アミンは、好ましくは、モル比2−200:1、特に10−100:1(アミ
ン:(IIc)もしくは(Ia))において使用される。反応は触媒の有無によ
らず実施することができる。適当な触媒はプロトン性酸およびルイス酸である。
【0141】 反応は、好ましくはプロトン性酸によって触媒される。
【0142】 特に好ましくは塩酸、ギ酸もしくは酢酸が、触媒のために使用される。
【0143】 反応は、温度−70〜+150℃、好ましくは−10〜+50℃において実施
される。
【0144】 方法は、好ましくは大気圧下で実施されるが、またそれは、昇圧もしくは減圧
下で実施されてもよい。
【0145】 使用することができる希釈剤はすべての不活性有機溶媒である。これらは、特
に、脂肪族および芳香族の炭化水素類、例えばペンタン、ヘキサン、シクロヘキ
サン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン;塩素化炭化水素類、例えば塩化メ
チレン、塩化エチレン、クロロホルム;エーテル類、例えばジエチルエーテル、
メチルtert−ブチルエーテルおよびグリコールジメチルエーテル;アルコー
ル類、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソプロパ
ノールおよびこれらの溶媒の混合物を包含する。
【0146】 メタノールおよびエタノールのようなアルコール類が好適である。
【0147】 式(I)の化合物の製造のための方法e)は、次の定式的なスキームによって
例として表すことができる:
【0148】
【化58】
【0149】 方法e)は、第1段階では、式(Ia’)の化合物を溶媒中酸化剤/活性化剤
混合物および補助塩基と反応させることによって実施される。
【0150】 方法を実施するために使用される酸化剤は脂肪族スルホキシドである。ジメチ
ルスルホキシドが特に好適である。酸化剤は、式(Ia’)の出発材料に基づい
て、1〜10mol、好ましくは1〜5molの比で使用される。
【0151】 反応は活性化剤により実施される。
【0152】 適当である活性化剤はすべての非求核性アシル化剤である。これらは、特に:
酸塩化物、例えばホスゲン、塩化オキサリル、ジクロロリン酸フェニル、クロロ
リン酸ジフェニル;酸無水物、例えば無水トリフルオロ酢酸、無水トリフルオロ
メタンスルホン酸、五酸化リン;ピリジン/SO3付加物を含む。好適には、ジ
クロロリン酸フェニルおよび塩化オキサリルである。活性化剤は、酸化剤に基づ
いて、1〜10mol、好ましくは1〜3molの比で使用される。
【0153】 適当である補助塩基は不活性なtert−アミン塩基、例えばトリエチルアミ
ン、ジエチルシクロヘキシルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジアザビシ
クロウンデセン、ジアザビシクロノネンである。トリエチルアミンおよびジイソ
プロピルエチルアミンが好適である。アミンは、酸化剤に基づいて、2〜20m
ol、好ましくは3〜15molの比で使用される。
【0154】 反応は、温度−100〜+100℃、好ましくは−70〜+50℃において実
施される。
【0155】 方法は、好ましくは大気圧下で実施される;しかしながら、またそれは、昇圧
もしくは減圧下で実施されてもよい。
【0156】 適当である希釈剤はすべての不活性有機溶媒である。これらは、特に、脂肪族
および芳香族の炭化水素類、例えばペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油
エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン;塩素化溶媒類、例えばジクロロメ
タン、1,2−ジクロロメタン、クロロホルム、クロロベンゼン;エーテル類、
例えばジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテルおよびグリコールジ
メチルエーテル、テトラヒドロフラン;エステル類、例えば酢酸、酢酸ブチル、
およびこれらの溶媒の混合物を包含する。
【0157】 好適には、トルエン、ジクロロメタン、酢酸エチルおよび酢酸イソプロピルで
ある。
【0158】 第2段階では、式(VII)の中間体が溶媒中ヒドロキシルアミンと反応させ
られる。ヒドロキシルアミンは、モル比1−20:1、好ましくは2−20:1
(ヒドロキシルアミン:VII)において反応させられる。
【0159】 この反応は触媒の存在下で実施されてもよい。
【0160】 適当な触媒は: プロトン性媒質では、酸類、例えばHCl、ギ酸、酢酸、プロピオン酸;塩基類
、例えばトリエチルアミン、ピリジン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチ
ルアミン; 非プロトン性媒質では、ルイス酸、例えばZnCl2である。
【0161】 反応は、pH範囲1〜8、好ましくは1.5〜6において実施できる。
【0162】 反応は、温度−10〜+80℃、好ましくは−10〜+50℃において実施さ
れる。
【0163】 方法は、好ましくは大気圧下で実施される;しかしながら、またそれは、昇圧
もしくは減圧下で実施されてもよい。
【0164】 適当である希釈剤はすべての不活性有機溶媒である。これらは、特に、脂肪族
および芳香族の炭化水素類、例えばペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油
エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン;塩素化溶媒類、例えばジクロロメ
タン、1,2−ジクロロメタン、クロロホルム、クロロベンゼン;エーテル類、
例えばジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテルおよびグリコールジ
メチルエーテル、テトラヒドロフラン;エステル類、例えば酢酸エチル、酢酸、
酢酸ブチル;アルコール類、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イ
ソプロパノール、ブタノールおよび水、およびこれらの溶媒の混合物を包含する
【0165】 酢酸エチルおよび酢酸イソプロピル、イソプロパノール、エタノール、メタノ
ールおよび水が好適である。
【0166】 式(II)の化合物の製造のための方法は、次の定式的なスキームによって例
として表すことができる:
【0167】
【化59】
【0168】
【化60】
【0169】 式(II)の化合物の製造のための方法は、式(III)の化合物を溶媒中過
剰な式(IV)のジアゾ化合物と反応させることによって実施される。ジアゾ化
合物(IV)対化合物(III)のモル比は、好ましくは1−15:1、特に2
−7:1である。反応は触媒の有無によらず実施できる。適当な触媒はプロトン
性酸および遷移金属錯体である。
【0170】 反応は、好ましくはプロトン性酸によって触媒される。
【0171】 特に好ましくはテトラフルオロホウ酸もしくはトリフルオロメタンスルホン酸
が使用される。
【0172】 反応は、温度−70〜+150℃、好ましくは−10〜+50℃において実施
される。
【0173】 それは、好ましくは大気圧下で実施されるが、また昇圧もしくは減圧下で実施
されてもよい。
【0174】 適当な希釈剤はすべての不活性有機溶媒である。これらは、特に、脂肪族およ
び芳香族の炭化水素類、例えばペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エー
テル、リグロイン、ベンゼン;塩素化炭化水素類、例えば塩化メチレン、塩化エ
チレン、クロロホルム;エーテル類、例えばジエチルエーテル、メチルtert
−ブチルエーテルおよびグリコールジメチルエーテルを含む。
【0175】 エーテル類および塩素化炭化水素類が好適である。
【0176】 場合によっては続くアミンとの反応は、方法c)およびd)についてのさらな
る前記方法に従う。必要であるかもしれないAlloc保護基の除去は、方法a
)およびb)についてのさらなる前記方法に従う。
【0177】 式(III)の化合物の製造のための方法を実施する場合、保護基は文献より
既知の方法と同様にして導入される(Cvetovich,R.J.;Kell
y,D.H.;DiMichele,L.M.;Shuman,R.F.;Gr
abowski,E.J.J.,J.Org.Chem.59(1994)77
04−7708;欧州特許第632725号;Fraser−Reid,B.:
Barchi,J.;Faghih,Ramin,J.Org.Chem.53
(1988)925−926)。
【0178】 式(I)の活性化合物は、ヒトにおいて、そして家畜、繁殖用動物、動物園動
物、研究用動物、実験用動物およびペットにおける動物の飼育および動物の繁殖
において見いだされる病原性内部/外部寄生虫を防除するために適しているが、
一方温血動物種に対して都合のよい毒性をもつ。それらは、有害生物のあらゆる
または個々の発生段階に対して、そして耐性および典型的な感受性の種に対して
耐性がある。病原性寄生虫を防除することは、疾病、弊死および減産(例えば、
肉、乳、羊毛、皮、卵、蜂蜜などの生産において)を低下させることを意図して
おり、したがって、より経済的な簡易な動物飼育は、活性化合物を使用すること
によって可能にされる。病原性内部寄生虫は、条虫類、吸虫類、線虫類、および
外部寄生虫節足動物、好ましくは昆虫類およびクモ類を包含する。
【0179】 次の内部寄生虫が特に列挙される: 擬葉類(Pseudophyllidea)目からは、例えば、ジフィロボト
リウム種(Diphyllobothrium spp.),スピロメトラ種(
Spirometra spp.),シストセファルス種(Schistoce
phalus spp.)、リグラ種(Ligula spp.)、ボトリジウ
ム種(Bothridium spp.)、ジフロゴノポラス種(Diphlo
gonoporus spp.)。
【0180】 環葉類(Cyclophyllidea)目からは,例えば、メソセストイデ
ス種(Mesocestoides spp.),アノプロセファラ種(Ano
plocephala spp.),パラノプロセファラ種(Paranopl
ocephala spp.),モニエジア種(Moniezia spp.)
,ティサノソマ種(Thysanosoma spp.),ティサニエジア種(
Thysaniezia spp.),アビテリナ種(Avitellina
spp.),スチレシア種(Stilesia spp.),シットタエニア種
(Cittotaenia spp.),アンディラ種(Andyra spp
.),ベルチエラ種(Bertiella spp.),タエニア種(Taen
ia spp.),エチノコッカス種(Echinococcus spp.)
,ヒドラチゲラ種(Hydratigera spp.),ダバイネア種(Da
vainea spp.),ライリエチナ種(Raillietina spp
.),ヒメノレピス種(Hymenolepis spp.),エチノレピス種
(Echinolepis spp.),エチノコチレ種(Echinocot
yle spp.),ジオルキス種(Diorchis spp.),ジピリジ
ウム種(Dipylidium spp.),ジョイウキシエラ種(Joyeu
xiella spp.),ジプロピリヂウム種(Diplopylidium
spp.)。
【0181】 単生類(Monogenea)亜綱からは、例えば、ジロダクチルス種(Gy
rodactylus spp.),ダクチロジラス種(Dactylogyr
us spp.),ポリストマ種(Polystoma spp.)。
【0182】 二生類(Digenea)亜綱からは、例えば、ヂプロストマム種(Dipl
ostomum spp.),ポストヂプロストマム種(Posthodipl
ostomum spp.),シストソマ種(Schistosoma spp
.),トリコビルハルジア種(Trichobilharzia spp.),
オルニトビルハルジア種(Ornithobilharzia spp.),ア
ウストロビルハルジア種(Austrobilharzia spp.),ジガ
ントビルハルジア種(Gigantobilharzia spp.),ロイコ
クロリジウム種(Leucochloridium spp.),ブラキライマ
種(Brachylaima spp.),エチノストマ種(Echinost
oma spp.),エチノパリフィウム種(Echinoparyphium
spp.),エチノカスマス種(Echinochasmus spp.),
ヒポデラエウム種(Hypoderaeum spp.),ファシオーラ種(F
asciola spp.),ファシオリデス種(Fasciolides s
pp.),ファシオロプシス種(Fasciolopsis spp.),シク
ロコエルム種(Cyclocoelum spp.),チフロコエルム種(Ty
phlocoelum spp.),パラムフィストマム種(Paramphi
stomum spp.),カリコホロン種(Calicophoron sp
p.),コチロホロン種(Cotylophoron spp.),ジガントコ
チレ(Gigantocotyle spp.),フィスコデリウス種(Fis
choederius spp.),ガストロチラクス種(Gastrothy
lacus spp.),ノトコチルス種(Notocotylus spp.
),カタトロピス種(Catatropis spp.),プラジオルキス種(
Plagiorchis spp.),プロストゴニマス種(Prosthog
onimus spp.),ヂクロコエリウム種(Dicrocoelium
spp.),コリリクルム種(Collyriclum spp.),ナノフィ
エタス種(Nanophyetus spp.),オピストルキス種(Opis
thorchis spp.),クロノルキス種(Clonorchis sp
p.),メトルキス種(Metorchis spp.),ヘテロフィエス種(
Heterophyes spp.),メタゴニムス種(Metagonimu
s spp.)。
【0183】 有針類(Enoplida)目からは、例えば、トリキュリス種(Trich
uris spp.),カピラリア種(Capillaria spp.),ト
リクロモソイデス種(Trichlomosoides spp.),トリキネ
ラ種(Trichinella spp.)。
【0184】 桿線虫類(Rhabditia)目からは、例えば、ミクロネマ種(Micr
onema spp.),ストロンジロイデス種(Strongyloides
spp.)。
【0185】 円虫類(Strongylida)目からは、例えば、ストロニルス種(St
ronylus spp.),トリオドントホラス種(Triodontoph
orus spp.),エソファゴドンタス種(Oesophagodontu
s spp.),トリコネマ種(Trichonema spp.),ジアロセ
ファルス種(Gyalocephalus spp.),シリンドロファリンク
ス種(Cylindropharynx spp.),ポテリオストマム種(P
oteriostomum spp.),シクロコセルカス種(Cycloco
cercus spp.),シリコステファナス種(Cylicostepha
nus spp.),エソファゴストマム種(Oesophagostomum
spp.),チャベルチア種(Chabertia spp.),ステファヌ
ラス種(Stephanurus spp.),アンシロストマ種(Ancyl
ostoma spp.),アンシナリア種(Uncinaria spp.)
,ブノストマム種(Bunostomum spp.),グロボセファルス種(
Globocephalus spp.),シンガムス種(Syngamus
spp.),シアトストマ種(Cyathostoma spp.),メタスト
ロンジルス種(Metastrongylus spp.),ジクチオカウルス
種(Dictyocaulus spp.),ムエレリウス種(Mueller
ius spp.),プロトストロンジルス種(Protostrongylu
s spp.),ネオストロンジルス種(Neostrongylus spp
.),シストカウルス種(Cystocaulus spp.),ニウモストロ
ンジルス種(Pneumostrongylus spp.),スピコカウルス
種(Spicocaulus spp.),エラホストロンジルス種(Elap
hostrongylus spp.),パレラホストロンジルス種(Pare
laphostrongylus spp.),クレノソマ種(Crenoso
ma spp.),パラクレノソマ種(Paracrenosoma spp.
),アンジオストロンジルス種(Angiostrongylus spp.)
,エルロストロンジルス種(Aelurostrongylus spp.),
フィラロイデス種(Filaroides spp.),パラフィラロイデス種
(Parafilaroides spp.),トリコストロンジルス種(Tr
ichostrongylus spp.),ハエモンカス種(Haemonc
hus spp.),オステルタジア種(Ostertagia spp.),
マルシャラジア種(Marshallagia spp.),クーペリア種(C
ooperia spp.),ネマトジラス種(Nematodirus sp
p.),ヒオストロンジルス種(Hyostrongylus spp.),オ
ベリスコイデス種(Obeliscoides spp.),アミドストマム種
(Amidostomum spp.),オルラヌス種(Ollulanus
spp.)、シリコシクラス種(Cylicocyclus spp.)、シリ
コドントホラス種(Cylicodontophorus spp.)。
【0186】 蟯虫類(Oxyurida)目からは、例えば、オキシウリス種(Oxyur
is spp.),エンテロビウス種(Enterobius spp.),パ
サルラス種(Passalurus spp.),シファシア種(Syphac
ia spp.),アスピクルリス種(Aspiculuris spp.),
ヘテラキス種(Heterakis spp.)。
【0187】 回虫類(Ascaridida)目からは、例えば、アスカリス種(Asca
ris spp.)、トキサスカリス種(Toxascaris spp.)、
トキソカラ種(Toxocara spp.)、パラスカリス種(Parasc
aris spp.)、アニサキス種(Anisakis spp.)、アスカ
リジア種(Ascaridia spp.)。
【0188】 旋尾線虫類(Spirurida)目からは、例えば、グナトストマ種(Gn
athostoma spp.),フィサロプテラ種(Physalopter
a spp.),テラジア種(Thelazia spp.),ゴンジロネマ種
(Gongylonema spp.),ハブロネマ種(Habronema
spp.),パラブロネマ種(Parabronema spp.),ドラスキ
ア種(Draschia spp.),ドラカンクルス種(Dracuncul
us spp.)。
【0189】 糸状虫類(Filariida)目からは、例えば、ステファノフィラリア種
(Stephanofilaria spp.),パラフィラリア種(Para
filaria spp.),セタリア種(Setaria spp.),ロア
種(Loa spp.),ジロフィラリア種(Dirofilaria spp
.),リトモソイデス種(Litomosoides spp.),ブルジア種
(Brugia spp.),ブケレリア種(Wuchereria spp.
),オンコセルカ種(Onchocerca spp.)。
【0190】 鉤頭虫類(Gigantorhynchida)目からは、例えば、フィリコ
リス種(Filicollis spp.),モニリホルミス種(Monili
formis spp.),マクラカントリンカス種(Macracantho
rhynchus spp.),プロステノルキス種(Prosthenorc
his spp.)。
【0191】 外部寄生虫は、特に次のものを包含する: シラミ類(Anoplura)目からは、例えば、ヘマトピナス種(Haem
atopinus spp.),リノグナタス種(Linognathus s
pp.),ソレノポテス種(Solenopotes spp.)、ペヂクラス
種(Pediculus spp.)、プチラス種(Pthirus spp.
); ハジラミ類(Mallophaga)目からは、例えば、トリメノポン種(T
rimenopon spp.)、メノポン種(Menopon spp.)、
エオメナカンタス種(Eomenacanthus spp.)、メナカンタス
種(Menacanthus spp.)、トリコデクテス種(Trichod
ectes spp.)、フェリコーラ種(Felicola spp.)、ダ
マリネア種(Damalinea spp.)、ボシオーラ種(Bociola
spp.)、ヴェルネッキエラ種(Werneckiella spp.)、
レピケントロン種(Lepikentron spp.); 双翅類(Diptera)目からは、例えば、クリソプス種(Chrysop
s spp.)、タバナス種(Tabanus spp.)、ムスカ種(Mus
ca spp.)、ヒドロタエア種(Hydrotaea spp.)、ムスシ
ナ種(Muscina spp.)、ヘマトボスカ種(Haematobosc
a spp.)、ヘマトビア種(Haematobia spp.)、ストモキ
シス種(Stomoxys spp.)、ファニア種(Fannia spp.
)、グロッシナ種(Glossina spp.)、ルシリア種(Lucili
a spp.)、カリフォラ種(Calliphora spp.)、カルヂロ
ビア種(Cardylobia spp.)、コクリオミイア種(Cochli
omyia spp.)、クリソミイア種(Chrysomyia spp.)
、サルコファーガ種(Sarcophaga spp.)、ウォルファールチア
種(Wohlfahrtia spp.)、ガステロフィラス種(Gaster
ophilus spp.)、エステロミイア種(Oesteomyia sp
p.)、エデマゲナ種(Oedemagena spp.)、ヒポデルマ種(H
ypoderma spp.)、エストラス種(Oestrus spp.)、
リノエストラス種(Rhinoestrus spp.)、メロファガス種(M
elophagus spp.)、ヒポボスカ種(Hyppobosca sp
p.); ノミ類(Siphonaptera)目からは、例えば、クテノセファリデス
種(Ctenocephalides spp.)、エチドノファガ種(Ech
idnophaga spp.)、セラトフィラス種(Ceratophyll
us spp.); 後気門類(Metastigmata)目からは、例えば、ヒヤロマ種(Hy
alomma spp.)、リピセファラス種(Rhipicephalus
spp.)、ブーフィラス種(Boophilus spp.)、アムブリオマ
種(Amblyomma spp.)、ヘモフィサリス種(Haemophys
alis spp.)、デルマセンター種(Dermacentor spp.
)、イクソデス種(Ixodes spp.)、アルガス種(Argas sp
p.)、オルニトドラス種(Ornithodorus spp.)、オトビウ
ス種(Otobius spp.); 中気門類(Mesostigmata)目からは、例えば、デルマニッサス種
(Dermanyssus spp.)、オルニトニッサス種(Ornitho
nyssus spp.)、ニューモニッサス種(Pneumonyssus
spp.); 前気門類(Prostigmata)目からは、例えば、ケイレチエラ種(C
heyletiella spp.)、プソレルガテス種(Psorergat
es spp.)、ミオビア種(Myobia spp.)、デモデックス種(
Demodex spp.)、ネオトロンビクラ種(Neotrombicul
a spp.); 無気門類(Astigmata)目からは、例えば、アカラス種(Acaru
s spp.)、ミオコプテス種(Myocoptes spp.)、プソロプ
テス種(Psoroptes spp.)、コリオプテス種(Choriopt
es spp.)、オトデクテス種(Otodectes spp.)、サルコ
プテス種(Sarcoptes spp.)、ノトエドレス種(Notoedr
es spp.)、ネミドコプテス種(Knemidocoptes spp.
)、ネオネミドコプテックス種(Neoknemidocoptex spp.
)、シトヂテス種(Cytodites spp.)、ラミノシオプテス種(L
aminosioptes spp.)。
【0192】 家畜および繁殖用動物は、哺乳類、例えばウシ、ウマ、ヒツジ、ブタ、ヤギ、
ラクダ、スイギュウ、ロバ、ウサギ、黄シカ、トナカイ、毛皮用動物類、例えば
ミンク、チンチラ、アライグマ、鳥類、例えばニワトリ、ガチョウ、シチメンチ
ョウ、アヒル、淡水魚および海水魚、例えばマス、コイ、ウナギ、爬虫類、昆虫
類、例えばミツバチおよびカイコを包含する。
【0193】 研究室用動物および実験動物類は、例えばマウス、ラット、モルモット、ゴー
ルデンハムスター、イヌおよびネコを包含する。
【0194】 愛玩動物類は、例えばイヌおよびネコを包含する。
【0195】 適用は、予防的ならびに治療的両方に実施することができる。
【0196】 活性物質は、直接でも、または適当な製剤の形態においても、腸内に、非経口
的に、皮膚に、鼻内に、生息場所の処理によるか、または活性化合物を含有する
成型品、例えば、帯、プレート、テープ、首輪、イアー・タグ、足バンド、マー
キング用具のような力を借りて適用される。
【0197】 活性物質の腸内投与は、例えば、散剤、錠剤、カプセル剤、パスタ剤、大型丸
剤、ドリンク剤、顆粒剤、または経口投与のための液剤、懸濁剤もしくは乳剤、
薬物添加飼料もしくは飲水の形態において経口的に実施される。皮膚投与は、例
えば、浸漬、噴霧、振りかけ、スポット・オンおよび散布の形態で実施される。
非経口投与は、例えば、注射(筋肉内、皮下、静脈内または腹腔内)の形態で、
または移植物によって実施される。
【0198】 皮膚投与のための製剤は特に強調されねばならない。それらは、液剤、懸濁原
液、乳濁原液、および使用前に水で希釈される微乳剤、ポア・オンおよびスポッ
ト・オン製剤、散剤および粉剤、エアゾル剤および活性化合物含有の成型品、そ
してまたダスト・バッグおよびバック・ラバー(back−rubber)を含
む。
【0199】 これらの製剤は、既知の方法、例えば、活性化合物を、増量剤、すなわち液状
溶媒と、場合によっては界面活性剤、すなわち乳化剤および/または分散剤と混
合することによって製造される。水が増量剤として使用される場合は、また、例
えば有機溶媒が補助溶媒として使用されてもよい。
【0200】 液状希釈剤は、水に加えて、アルコール類、例えばメタノール、エタノール、
イソプロパノール、n−ブタノール、アミルアルコール、オクタノール; グリコール類、例えばプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、エ
チルグリコール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル; グリセロール; 芳香族アルコール類、例えばベンジルアルコール; カルボン酸エステル類、例えば酢酸エチル、酢酸ベンジル、酢酸ブチル、炭酸プ
ロピレン、乳酸エチル; 脂肪族炭化水素類、例えばパラフィン、シクロヘキサン、塩化メチレン、塩化エ
チレン; 芳香族炭化水素類、例えばキシレン、トルエン、アルキルナフタレン、クロロベ
ンゼン; ケトン類、例えばアセトンおよびメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン
、シクロヘキサノン; 天然脂肪酸を含む天然および合成モノ−およびトリグリセリド類、例えば綿実油
、ピーナツ油、トウモロコシ油、オリーブ油、ひまし油、ゴマ油; さらにまた、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムア
ミド、N−メチルピロリドン、ジオキサン、2,2−ジメチル−4−オキシメチ
ル−1,3−ジオキソラン; を包含する。
【0201】 界面活性物質は: 乳化剤および湿潤剤、例えば、陰イオン界面活性剤、例えばアルキルスルホン酸
塩、アルキル硫酸塩、アリールスルホン酸塩、ラウリル硫酸ナトリウム、脂肪ア
ルコールエーテル硫酸塩、モノ/ジアルキルポリグリコールエーテルオルトリン
酸エステルモノエタノールアミン塩、アルキルアリールスルホン酸カルシウム;
陽イオン界面活性剤、例えば塩化セチルトリメチルアンモニウム; 両性界面活性剤、例えばN−ラウリル−β−イミノジプロピオン酸二ナトリウム
もしくはレシチン; 非イオン界面活性剤、例えばポリオキシエチル化ひまし油、ポリオキシエチル化
ソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチル化ソルビタンモノステアレート、
モノステアリン酸グリセロール、ステアリン酸ポリオキシエチレン、アルキルフ
ェノールポリグリコールエーテル、ポリオキシエチル化モノパルミテート、ポリ
オキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリ
オキシエチレンマンニタンモノラウレート、アルキルポリグリコールエーテル、
オレイルポリグリコールエーテル、ドデシルポリグリコールエーテル、エトキシ
ル化ノニルフェノール、イソオクチルフェノールポリエトキシエタノール; を包含する。
【0202】 製剤は、さらに、 粘着剤、例えば、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロースならびに他の
セルロースおよび澱粉誘導体、ポリアクリレート、アルギン酸塩、ゼラチン、ア
ラビヤゴム、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、メチルビニルエー
テル/無水マレイン酸コポリマー、ポリエチレングリコール、パラフィン、油類
、ワックス、水素化ひまし油、レシチンおよび合成リン脂質を含有する。
【0203】 製剤は、着色剤、例えば、無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタン、紺青、なら
びに有機染料、例えばアリザリン、アゾおよび金属フタロシアニン染料を含有し
てもよい。
【0204】 製剤は、展着剤、例えば、種々の粘度のシリコーン油、脂肪酸エステル類、例
えばステアリン酸エチル、アジピン酸ジ−n−ブチル、ラウリル酸ヘキシル、ペ
ラルゴン酸ジプロピレングリコール、中間鎖長の分枝脂肪酸のC16〜C18飽和脂
肪アルコールとのエステル類、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプ
ロピル、鎖長C12〜C18の飽和脂肪アルコールのカプリル酸/カプリン酸エステ
ル類、ステアリン酸イソプロピル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、オ
レイン酸エチル、乳酸エチル、ワックス状脂肪酸エステル類、フタル酸ジブチル
、アジピン酸ジイソプロピル、後者に関連するエステル混合物、等々;トリグリ
セリド類、例えばカプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、鎖長C8-12の植物性
脂肪酸または他の特定の選ばれた天然脂肪酸とのトリグリセリド混合物、飽和も
しくは不飽和の、適当ならばまたヒドロキシル含有脂肪酸の部分グリセリド混合
物、C8−C10脂肪酸のモノジグリセリド、およびその他;脂肪アルコール類、
例えばイソトリデシルアルコール、2−オクチルドデカノール、セチルステアリ
ルアルコール、オレイルアルコールを含有してもよい。
【0205】 固形製剤を製造するためには、活性化合物は、適当なキャリヤーと、適当であ
れば補助剤を添加して混合され、そして所望ように成型される。
【0206】 挙げられてもよいキャリヤーは、全ての生理的に許容しうる固形の不活性物質
である。無機および有機物質が使用できる。無機物質は、例えば、合成および天
然の岩石粉砕物、例えばカオリン、タルク、チョーク、石英、ケイソウ土、塩化
ナトリウム、炭酸塩、例えば炭酸カルシウム、炭酸水素塩、酸化アルミニウム、
シリカ、クレー、沈降またはコロイド状シリカ、リン酸塩である。
【0207】 有機物質の例は、糖類、セルロース、食物および飼料、例えば粉乳、動物性粉
末、微細および粗挽き穀物粉末、澱粉、おが屑である。
【0208】 補助剤は、既に先に述べられた保存剤、抗酸化剤および着色剤である。
【0209】 他の適当な補助剤は、潤滑剤および滑沢剤、例えばステアリン酸マグネシウム
、ステアリン酸、タルク、ベントナイト、崩解剤、例えば澱粉もしくは架橋ポリ
ビニルピロリドン、結合剤、例えば澱粉、ゼラチンもしくは直鎖ポリビニルピロ
リドン、そして乾燥結合剤、例えば微結晶セルロースである。
【0210】 また、前記固形もしくは液状製剤の形態における活性化合物は、カプセル化さ
れた形態で存在してもよい。
【0211】 また、活性化合物はエアゾールの形態において適用されてもよい。この目的の
ために、適当に製剤化された活性化合物は圧力下で薄く散布される。
【0212】 また、遅延方式で活性化合物を放出する剤形において有効成分を使用すること
も得策であろう。挙げられてもよいそのような剤形は、活性化合物を含有する成
型品、例えば、プレート、テープ、帯、首輪、イアー・タグ、テール・タグ、足
バンド、端綱、マーキング用具である。活性化合物含有の移植物および大型丸剤
もまたこの範疇に挙げることができる。
【0213】 また、活性化合物は飼料および/または飲水とともに投与されてもよい。
【0214】 本発明による活性化合物は、その製剤において、そしてこれらの製剤から調製
される使用形態において、他の活性化合物、例えば殺虫剤、殺菌剤、殺バクテリ
ア剤、殺ダニ剤、殺線虫剤もしくは殺カビ剤との混合物として存在してもよい。
殺虫剤は、例えばリン酸エステル類、カルバメート類、カルボン酸エステル類、
塩素化炭化水素類、フェニル尿素類、ニコチニル類、ネオニコチニル類、微生物
によって生産される物質などを含む。
【0215】 混合物における特に有利な成分の例は、次のとおりである: 殺菌・殺カビ剤(fungicide): アルジモルフ、アンプロピルホス、アンプロピルホス−カリウム、アンドプリム
、アニラジン、アザコナゾール、アゾキシストロビン、 ベナラキシル、ベノダニル、ベノミル、ベンズアマクリル、ベンズアマクリル−
イソブチル、ビアラホス、ビナパクリル、ビフェニル、ビテルタノール、ブラス
チシジン−S、ブロムコナゾール、ブピリメート、ブチオベート、 カルシウム ポリスルフィド、カプシマイシン、カプタフォル、カプタン、カル
ベンダジム、カルボキシン、カルボン、キノメチオネート、クロベンチアゾン、
クロルフェナゾール、クロロネブ、クロロピクリン、クロロタロニル、クロゾリ
ネート、クロジラコン、クフラネブ、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロ
ジニル、シプロフラム、 デバカルブ、ジクロロフェン、ジクロブトラゾール、ジクロフルアニド、ジクロ
メジン、ジクロラン、ジエトフェンカルブ、ジフェノコナゾール、ジメチリモル
、ジメトモルフ、ジニコナゾール、ジニコナゾール−M、ジノカップ、ジフェニ
ルアミン、ジピリチオン、ジタリムホス、ジチアノン、ドデモルフ、ドジン、ド
ラゾキソロン、 エジフェンホス、エポキシコナゾール、エタコナゾール、エチリモル、エトリジ
アゾール、 ファモキサドン、フェナパニル、フェナリモル、フェンブコナゾール、フェンフ
ラム、フェニトロパン、フェンピクロニル、フェンプロピジン、フェンプロピモ
ルフ、フェンチン アセテート、フェンチン ヒドロキシド、フェルバム、フェ
リムゾン、フルアジナム、フルメトベル、フルオロミド、フルキンコナゾール、
フルルプリミドール、フルシラゾール、フルスルファミド、フルトラニル、フル
トリアフォル、フォルペット、フォセチル−アルミニウム、フォセチル−ナトリ
ウム、フタリド、フベリダゾール、フララキシル、フラメトピル、フルカルボニ
ル、フルコナゾール、フルコナゾール−シス、フルメシクロックス、 グアザチン、 ヘキサクロロベンゼン、ヘキサコナゾール、ヒメキサゾール、 イマザリル、イミベンコナゾール、イミノクタジン、イミノクタジン−アルベシ
レート、イミノクタジン トリアセテート、イオドカルブ、イプコナゾール、イ
プロベンホス(IBP)、イプロジオン、イルママイシン、イソプロチオラン、
イソバレジオン、 カスガマイシン、クレソキシム−メチル、銅剤、例えば水酸化銅、ナフテン酸銅
、オキシ塩化銅、硫酸銅、酸化銅、オキシン−銅およびボルドー混液、 マンカッパー、マンコゼブ、マネブ、メフェリムゾン、メパニピリム、メプロニ
ル、メタラキシル、メトコナゾール、メタスルフォカルブ、メトフロキサム、メ
チラム、メトメクラム、メツルフォバックス、ミルジオマイシン、ミクロブタニ
ル、ミクロゾリン、 ニッケル ジメチルジチオカルバメート、ニトロタール−イソプロピル、ヌアリ
モル、 オフレース、オキサジキシル、オキサモカルブ、オキソリン酸、オキシカルボキ
シム、オキシフェンチイン、 パクロブトラゾール、ペフラゾエート、ペンコナゾール、ペンシクロン、ホスジ
フェン、ピマリシン、ピペラリン、ポリオキシン、ポリオキソリム、プロベナゾ
ール、プロクロラッツ、プロシミドン、プロパモカルブ、プロパノシン−ナトリ
ウム、プロピコナゾール、プロピネブ、ピラゾホス、ピリフェノックス、ピリメ
タニル、ピロキロン、ピロキシフル、 キンコナゾール、キントゼン(PCNB)、 硫黄および硫黄剤、 テブコナゾール、テクロフタラム、テクナゼン、テトシクラシス、テトラコナゾ
ール、チアベンダゾール、チシオフェン、チフルザミド、チオファネート−メチ
ル、チラム、チオキシミド、トルクロホス−メチル、トリルフルアニド、トリア
ジメフォン、トリアジメノール、トリアズブチル、トリアゾキシド、トリクラミ
ド、トリシクラゾール、トリデモルフ、トリフルミゾール、トリフォリン、トリ
チコナゾール、 ユニコナゾール、 バリダマイシンA、ビンクロゾリン、ビニコナゾール、 ザリラミド、ジネブ、ジラム、そして Dagger G, OK−8705, OK−8801, α−(1,1−ジメチルエチル)−β−(2−フェノキシエチル)−1H−1,
2,4−トリアゾール−1−エタノール、 α−(2,4−ジクロロフェニル)−β−フルオロ−β−プロピル−1H−1,
2,4−トリアゾール−1−エタノール、 α−(2,4−ジクロロフェニル)−β−メトキシ−α−メチル−1H−1,2
,4−トリアゾール−1−エタノール、 α−(5−メチル−1,3−ジオキサン−5−イル)−β−[[4−(トリフル
オロメチル)−フェニル]−メチレン]−1H−1,2,4−トリアゾール−1
−エタノール、 (5RS,6RS)−6−ヒドロキシ−2,2,7,7−テトラメチル−5−(
1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−オクタノン、 (E)−α−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−フェノキシ−フェニルアセ
トアミド、 1−イソプロピル {2−メチル−1−[[[1−(4−メチルフェニル)−エ
チル]−アミノ]−カルボニル]−プロピル}−カルバメート、 1−(2,4−ジクロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−
1−イル)エタノン O−(フェニルメチル)−オキシム、 1−(2−メチル−1−ナフタレニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン、 1−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(2−プロペニル)−2,5−ピロリ
ジンジオン、 1−[(ジヨードメチル)−スルホニル]−4−メチル−ベンゼン、 1−[[2−(2,4−ジクロロフェニル)−1,3−ジオキソラン−2−イル
]−メチル]−1H−イミダゾール、 1−[[2−(4−クロロフェニル)−3−フェニルオキシラニル]−メチル]
−1H−1,2,4−トリアゾール、 1−[1−[2−[(2,4−ジクロロフェニル)−メトキシ]−フェニル]−
エテニル]−1H−イミダゾール、 1−メチル−5−ノニル−2−(フェニルメチル)−3−ピロリジノール、 2’,6’−ジブロモ−2−メチル−4’−トリフルオロメトキシ−4’−トリ
フルオロ−メチル−1.3−チアゾール−5−カルボキシアニリド、 2,2−ジクロロ−N−[1−(4−クロロフェニル)−エチル]−1−エチル
−3−メチル−シクロプロパンカルボキサミド、 2,6−ジクロロ−5−(メチルチオ)−4−ピリミジニル−チオシアネート、
2,6−ジクロロ−N−(4−トリフルオロメチルベンジル)−ベンズアミド、
2,6−ジクロロ−N−[[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−メチル
]−ベンズアミド、 2−(2,3,3−トリヨード−2−プロペニル)−2H−テトラゾール、 2−[(1−メチルエチル)−スルホニル]−5−(トリクロロメチル)−1,
3,4−チアジアゾール、 2−[[6−デオキシ−4−O−(4−O−メチル−β−D−グリコピラノシル
)−α−D−グルコピラノシル]−アミノ]−4−メトキシ−1H−ピロロ[2
,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリル、 2−アミノブタン、 2−ブロモ−2−(ブロモメトキシ)−ペンタンジニトリル、 2−クロロ−N−(2,3−ジヒドロ−1,1,3−トリメチル−1H−インデ
ン−4−イル)−3−ピリジンカルボキサミド、 2−クロロ−N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(イソチオシアナトメチ
ル)−アセトアミド、 2−フェニルフェノール(OPP)、 3,4−ジクロロ−1−[4−(ジフルオロメトキシ)−フェニル]−1H−ピ
ロール−2,5−ジオン、 3,5−ジクロロ−N−[シアノ−[(1−メチル−2−プロピニル)−オキシ
]−メチル]−ベンズアミド、 3−(1,1−ジメチルプロピル−1−オキソ−1H−インデン−2−カルボニ
トリル、 3−[2−(4−クロロフェニル)−5−エトキシ−3−イソオキサゾリジニル
]−ピリジン、 4−クロロ−2−シアノ−N,N−ジメチル−5−(4−メチルフェニル)−1
H−イミダゾール−1−スルホンアミド、 4−メチル−テトラゾロ[1,5−a]キナゾリン−5(4H)−オン、 8−(1,1−ジメチルエチル)−N−エチル−N−プロピル−1,4−ジオキ
サスピロ[4,5]デカン−2−メタンアミン、 硫酸8−ヒドロキシキノリン 9H−キサンテン−2−[(フェニルアミノ)−カルボニル]−9−カルボン酸
ヒドラジド、 ビス−(1−メチルエチル)−3−メチル−4−[(3−メチルベンゾイル)オ
キシ]−2,5−チオフェンジカルボキシレート、 シス−1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−
1−イル)−シクロヘプタノール、 シス−4−[3−[4−(1,1−ジメチルプロピル)−フェニル−2−メチル
プロピル]−2,6−ジメチル−モルホリン塩酸塩、 エチル[(4−クロロフェニル)−アゾ]−シアノアセテート、 炭酸水素カリウム メタンテトラチオールのナトリウム塩 メチル1−(2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−1H−インデン−1−イル
)ー1H−イミダゾール−5−カルボキシレート、 メチルN−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(5−イソオキサゾリルカルボ
ニル)−DL−アラニネート、 メチルN−(クロロアセチル)−N−(2,6−ジメチルフェニル)−DL−ア
ラニネート、 N−(2,3−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−1−メチル−シクロヘキ
サンカルボキサミド、 N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−メトキシ−N−(テトラヒドロ−2−
オキソ−3−フラニル)−アセトアミド、 N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−メトキシ−N−(テトラヒドロ−2−
オキソ−3−チエニル)−アセトアミド、 N−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−4−メチル−3−ニトロ−ベンゼン
スルホンアミド、 N−(4−シクロヘキシルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピ
リミジンアミン、 N−(4−ヘキシルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジ
ンアミン、 N−(5−クロロ−2−メチルフェニル)−2−メトキシ−N−(2−オキソ−
3−オキサゾリジニル)−アセトアミド、 N−(6−メトキシ)−3−ピリジニル)−シクロプロパンカルボキサミド、 N−[2,2,2−トリクロロ−1−[(クロロアセチル)−アミノ−エチル]
−ベンズアミド、 N−[3−クロロ−4,5−ビス(2−プロピニルオキシ)−フェニル]−N’
−メトキシ−メタンイミドアミド、 N−ホルミル−N−ヒドロキシ−DL−アラニンのナトリウム塩 O,O−ジエチル[2−(ジプロピルアミノ)−2−オキソエチル]−エチルホ
スホルアミドチオエート、 O−メチル S−フェニル フェニルプロピルホスホルアミドチオエート、 S−メチル 1,2,3−ベンゾチアジアゾール−7−カルボチオエート、 スピロ[2H]−1−ベンゾピラン−2,1’(3’H)−イソベンゾフラン]
−3’−オン、 殺バクテリア剤(bactericide): ブロノポル、ジクロロフェン、ニトラピリン、ニッケル ジメチルジチオカルバ
メート、カスガマイシン、オクチリノン、フランカルボン酸、オキシテトラサイ
クリン、プロベナゾール、ストレプトマイシン、テクロフタラム、硫酸銅および
その他の銅剤、 殺虫剤(insecticide)/殺ダニ剤(acaricide)/殺線
虫剤(nematicide): アバメクチン,アセフェート、アセタミプリド、アクリナトリン、アラニカルブ
、アルジカルブ、アルドキシカルブ、アルファシペルメトリン、アルファメトリ
ン、アミトラッツ、アベルメクチン、AZ60541、アザジラクチン、アザメ
チホス、アジンホスA、アジンホスM、アゾシクロチン、 バチルス・ポピリエ、バチルス・スフェリカス、バチルス・ズブチリス、バチル
ス・チュリンジェンシス,バクロウイルス、ブーベリア・バッシアナ、ブーベリ
ア・テネラ、ベンジオカルブ、ベンフラカルブ、ベンスルタップ、ベンゾキシメ
ート、ベータシフルトリン、ビフェナゼート、ビフェントリン、ビオエタノメト
リン、ビオペルメトリン、BPMC、ブロモホスA、ブフェンカルブ、ブプロフ
ェジン、ブタチオホス、ブトカルボキシム、ブチルピリダベン、 カダサホス、カルバリル、カルボフラン、カルボフェノチオン、カルボスルファ
ン、カルタップ、クロエトカルブ、クロルエトキシホス、クロルフェナピル、ク
ロルフェンビンホス、クロルフルアズロン、クロルメホス、クロルピリホス、ク
ロルピリホスM、シス−レスメトリン、シスペルメトリン、クロシトリン、クロ
エトカルブ、クロフェンテジン、シアノホス、シクロプレン、シクロプロトリン
、シフルトリン、シハロトリン、シヘキサチン、シペルメトリン、シロマジン、
シミアゾール デルタメトリン、デメトンM、デメトンS、デメトン−S−メチル、ジアフェン
チウロン、ジアジノン、ジクロルボス、ジフルベンズロン、ジメトエート、ジメ
チルビンホス、ジオフェノラン、ジスルフォトン、ドクセートナトリウム、ドフ
ェナピン エフシラネート、エマメクチン、エンペントリン、エンドスルファン、エントモ
プフトーラ種、エスフェンバレレート、エチオフェンカルブ、エチオン、エトプ
ロホス、エトフェンプロックス、エトキサゾール、エトリムホス、 フェナミホス、フェナザキン、フェンブタチンオキシド、フェニトロチオン、フ
ェノチオカルブ、フェノキサクリム、フェノキシカルブ、フェンプロパトリン、
フェンピラッド、フェンピリトリン、フェンピロキシメート、フェンバレレート
、フィプロニル、フルアジナム、フルアズロン、フルブロシトリネート、フルシ
クロクスロン、フルシトリネート、フルフェノクスロン、フルメトリン、フルテ
ンジン、フルバリネート、フォノホス、フォスメチラン、フォスチアゼート、フ
ブフェンプロックス、フラチオカルブ、 顆粒症ウイルス群、 ハロフェノジド、HCH,ヘプテノホス、ヘキサフルムロン、ヘキシチアゾック
ス、ヒドロプレン、 イミダクロプリド、インドキサカルブ、イサゾホス、イソフェンホス、イソキサ
チオン、イベメクチン、 核多角体病ウイルス群、 ラムダ−シハロトリン、ルフェヌロン、 マラチオン、メカルバム、メタアルデヒド、メタミドホス、メタリジウム・アニ
ソプリエ、メタリジウム・ふらぼびりで、メチダチオン、メチオカルブ、メトミ
ル、メトキシフェノジド、メトルカルブ、メビンホス、ミルベメクチン、モノク
ロトホス、 ナレド、ニテンピラン、ニチアジン、ノヴァルロン、 オメトエート、オキサミル、オキシデメトンM、 ペシロミセス・フモソロセウム、パラチオンA、パラチオンM、ペルメトリン、
フェントエート、ホレート、ホスアロン、ホスメット、ホスファミドン、ホキシ
ム、ピリミカルブ、ピリミホスM、ピリミホスA、プロフェノフォス、プロメカ
ルブ、プロポキサル、プロチオホス、プロトエート、ピメトロジン、ピラクロホ
ス、ピレスメトリン、ピレスラム、ピリダベン、ピリダチオン、ピリミジフェン
、キナルホス、 リバビリン、 サリチオン、セブホス、シラフルオフェン、スピノサッド、スルフォテップ、ス
ルプロホス、 タウ−フルバリネート、テブフェノジッド、テブフェンピラッド、テブピリミホ
ス、テフルベンズロン、テフルトリン、テメホス、テミビンホス、テルブホス、
テトラクロルビンホス、テータ−シペルメトリン、チアメトキサム、チアプロニ
ル、チアトリホス、チオシクラム シュウ酸水素塩、チオジカルブ、チオファノ
ックス、チューリンジエンシン、トラロシトリン、トラロメトリン、トリアラセ
ン、トリアザメート、トリアゾホス、トリアズロン、トリクロフェニジン。トリ
クロルフォン、トリフルムロン、トリメタカルブ、 バミドチオン、バニリプロール、ベルチシリウム・レカニイ、 YI5302、 ゼタ−シペルメトリン、ゾラプロホス、 (1R−シス)−[5−(フェニルメチル)−3−フラニル]−メチル−3−[
(ジヒドロ−2−オキソ−3(2H)−フラニリデン)−メチル]−2,2−ジ
メチルシクロプロパンカルボキシレート、 (3−フェノキシフェニル)−メチル−2,2,3,3−テトラメチルシクロプ
ロパンカルボキシレート、 1−[(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル]テトラヒドロ−3,5−ジメチ
ル−N−ニトロ−1,3,5−トリアジン−2(1H)−イミン、 2−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−4−[4−(1,1−ジメチルエ
チル)フェニル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール、 2−(アセチルオキシ)−3−ドデシル−1,4−ナフタレンジオン、 2−クロロ−N−[[[4−(1−フェニルエトキシ)−フェニル]−アミノ]
−カルボニル]−ベンズアミド、 2−クロロ−N−[[[4−(2,2−ジクロロ−1,1−ジフルオロエトキシ
)−フェニル]−アミノ]−カルボニル]−ベンズアミド、 3−メチルフェニル−プロピルカルバメート、 4−[4−(4−エトキシフェニル)−4−メチルフェニル]−1−フルオロ−
2−フェノキシ−ベンゼン、 4−クロロ−2−(1,1−ジメチルエチル)5−[[2−(2,6−ジメチル
−4−フェノキシフェノキシ)エチル]チオ]−3(2H)−ピリダジノン、 4−クロロ−2−(2−クロロ−2−メチルプロピル)−5−[(6−ヨード−
3−ピリジニル)メトキシ]−3(2H)−ピリダジノン、 4−クロロ−5−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メトキシ]−2−(3,4
−ジクロロフェニル)−3(2H)−ピリダジノン、 バチルス・チューリンジエンシス菌株EG−2348、 [2−ベンゾイル−1−(1,1−ジメチルエチル)]−ベンゾヒドラジド、 2,2−ジメチル−3−(2,4−ジクロロフェニル)−2−オキソ−1−オキ
サスピロ[4,5]デク−3−エン−4−イルブタノエート、 [3−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−2−チアゾリジニリデン]
−シアナミド、 ジヒドロ−2−(ニトロメチレン)−2H−1,3−チアジン−3(4H)−カ
ルボキシアルデヒド、 エチル [2−[[1,6−ジヒドロ−6−オキソ−(フェニルメチル)−4−
ピリダジニル]オキシ]エチル]−カルバメート、 N−(3,4,4−トリフルオロ−1−オキソ−3−ブテニル)−グリシン、 N−(4−クロロフェニル)−3−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−
4,5−ジヒドロ−4−フェニル−1H−ピラゾール−1−カルボキサミド、 N−[(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル]−N’−メチル−N”−ニトロ
−グアニジン、 N−メチル−N’−(1−メチル−2−プロペニル)−1,2−ヒドラジンジカ
ルボチオアミド、 N−メチル−N’−2−プロペニル−1,2−ヒドラジンジカルボチオアミド、
0,0−ジエチル [2−(ジプロピルアミノ)−2−オキソエチル]−エチル
ホスホルアミドチオエート。
【0216】 さらにまた、本発明による活性化合物は、それらの市販の製剤において、そし
てこれらの製剤から調製される使用形態において、相乗剤との混合物として存在
してもよい。相乗剤は、これによって活性化合物の作用が増強されるが、添加さ
れた相乗剤に関してそれ自体活性であることを要しない化合物である。
【0217】 直接適用される製剤は、活性化合物10-7〜5重量%、好ましくは10-4〜1
重量%を含有する。
【0218】 さらなる希釈後にのみ適用される製剤は、活性化合物1〜95重量%、好まし
くは5〜90重量%を含有する。
【0219】 本発明による活性化合物の製造および使用は次に示す実施例より理解できる。
【0220】 製造実施例 アベルメクチンB1a/B1bの9:1混合物が実験のために使用された。
【0221】 例II−1 4”−0−エトキシカルボニルメチル−5−O−Alloc−7−O−トリメ チルシリル−アベルメクチンB1 5−O−Alloc−7−O−トリメチルシリル−アベルメクチンB1 4.
67g(4.5m)を、乾燥ジクロロメタン47ml中に溶解し、そしてジクロ
ロメタン14ml中に溶解されたジアゾ酢酸エステル2.5g(22m)を0℃
において添加した。続いて、ジクロロメタン2ml中に溶解されたテトラフルオ
ロホウ酸/ジエチルエーテル錯体81mg(0.45m)を滴下し、そして混合
液を室温で2時間撹拌した。次いで、ジクロロメタン2ml中に溶解されたテト
ラフルオロホウ酸/ジエチルエーテル錯体さらなる81mg(0.45m)を滴
下し、そして撹拌を室温で1時間続けた。転化率は約50%であった。精製では
、混合液を5%濃度NaH2PO4溶液に注入し、そして有機相を分離し、そして
ジクロロメタンで1回再抽出した。合わせた抽出液をNa2SO4で乾燥し、そし
て蒸発した。
【0222】 粗収量:5.41g 精製のために、生成物をヘキサン/酢酸エチル4:1(v/v)を用いるシリカ
ゲル(カラム30x8cm)においてクロマトグラフィー処理した。実質的に均
質に溶出する生成物を分離するために、広く分画が行われた。 収量:4”−0−エトキシカルボニルメチル−5−O−Alloc−7−O−ト
リメチルシリル−アベルメクチンB1 1.25g(使用された出発材料に基づ
いて理論量の25%) 純度:90%(HPLC面積) 例II−2 4”−0−エトキシカルボニルメチル−7−O−トリメチルシリル−アベルメ クチンB1 4”−0−エトキシカルボニルメチル−5−O−Alloc−7−O−トリメ
チルシリル−アベルメクチンB1 1.2g(1.1m)を、分析級エタノール
6.3ml中に溶解し、溶液をアルゴンで脱気し、テトラキス−(トリフェニル
ホスフィン)−パラジウム(0)12.8mg(0.011m)を0℃において
添加し,そしてNaBH483.5mg(2.2m)を3分量において添加した
。0℃で20分後、反応が完結した。精製では、混合液をNaH2PO4溶液に注
入し、そしてエーテルで3回抽出した。合わせた抽出液を硫酸ナトリウムで乾燥
し、そして蒸発した。
【0223】 残渣:0.96g 精製のために、生成物をジクロロメタン/酢酸エチル9:1(v/v)を用いる
シリカゲルにおいてクロマトグラフィー処理した。 収量:4”−0−エトキシカルボニルメチル−7−O−トリメチルシリル−アベ
ルメクチンB1 0.54g(理論量の50%) 例II−3 4”−0−カルバモイルメチル−7−O−トリメチルシリル−アベルメクチン B1 4”−0−エトキシカルボニルメチル−7−O−トリメチルシリル−アベルメ
クチンB1 640mg(0.62m)を、メタノール3.2ml中に溶解し、
アンモニウム飽和メタノール3.2mlおよび酢酸アンモニウム130mgを添
加した。混合液を室温で5時間撹拌した。転化はまだ完全ではなかったけれども
、分解生成物は既に肉眼的に澄明であった。精製では、混合液を5%リン酸二水
素ナトリウム溶液20mlに注入し、そして有機相を分離し、そしてエーテルで
3回再抽出した。合わせた抽出液を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空蒸発し
た。
【0224】 精製のために、生成物をシリカゲルにおいてクロマトグラフィー処理した。移
動相:最初は出発材料の回収のために酢酸エチル/ジクロロメタン1:1(v/
v)、その後副生物の分離のために酢酸エチル/ジクロロメタン2:1(v/v
)、次いで所望の生成物を溶出するために純酢酸エチル。 収量:4”−0−カルバモイルメチル−7−O−トリメチルシリル−アベルメク
チンB1 130mg(理論量の21%) 例I−1 4”−0−カルバモイルメチル−アベルメクチンB1 フッ化水素/ピリジン錯体500mg(17.5m)、THF10mlおよび
ピリジン2.5ml(31m)を混合し、そしてTHF2ml中4”−0−カル
バモイルメチル−7−O−トリメチルシリル−アベルメクチンB1 409mg
(0.41m)溶液を氷冷しながら添加した。混合液を0℃で30分間、次いで
室温でさらに24時間撹拌した。精製では、混合液を飽和重炭酸溶液50mlに
注入し、そして有機相を分離し、そしてエーテルでさらに3回再抽出した。合わ
せた抽出液を硫酸ナトリウムで乾燥し、そしてロータリエバポレーターにおいて
真空蒸発した。残渣を少量のエーテルと撹拌したが、その過程においてそれが結
晶化した。 収量:4”−0−カルバモイルメチル−アベルメクチンB1 270mg(理論
量の71%) 出発材料および中間物質の製造 前記化合物の製造のための出発材料は、結局、上記アベルメクチン発酵生産物
である。式(I)においてR2と名付けた25位のα−分枝アルキルもしくはア
ルケニル基をもつ他のアベルメクチン誘導体は、欧州特許出願公開第214 7
31号、同第276 131号および同第276 103号に既に記述されてい
る。他の出発材料は22−23単結合を有する。発酵生産物を還元することによ
るそれらの製造は米国特許第4,199,569号に記述されている。
【0225】 例III−1 5−O−Alloc−7−O−トリメチルシリル−アベルメクチンB1 5−O−Alloc アベルメクチンB1(R.J.Cvetovich,D
.H.Kelly,L.M.DiMichele,R.F.Shuman an
d E.J.J.Grabowski J.Org.Chem.59(1994
)7704−7708) 3.4g(3.55m)を、アルゴン下で乾燥DMF
10ml中に溶解し、そしてビス−(トリメチルシリル)−トリフルオロアセ
トアミド10ml(37.6m)を添加した。その後、混合液を60℃において
3.5時間加温した。続いて、混合液をより大きいフラスコに移し、乾燥トルエ
ン100mlを添加し、そして混合液を40mb/50℃において蒸発乾固した
。この操作をさらに2回繰り返した。THF85ml、氷酢酸36mlおよび水
17mlを残渣に添加した。混合液を室温で撹拌した。約2.5時間後反応は完
了した(TLC:シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル50:50(v/v))。
次いで、混合液を蒸発乾固し、残渣をジクロロメタン20mlと処理し、そして
これを飽和重炭酸溶液200mlに注意して添加した。混合液を5分間撹拌した
後、相を分液ロートにおいて分離し、そして水相をジクロロメタンで再抽出した
。合わせた有機相を重炭酸溶液100mlで洗浄し、Na2SO4で乾燥し、そし
て蒸発した。精製のために、生成物をヘキサン/酢酸エチル:20:10 90
0ml、60:40 900ml、50:50 400mlを用いて溶出するシ
リカゲル(カラム5x22cm)においてクロマトグラフィー処理した。 収量:5−O−Alloc−7−O−トリメチルシリル−アベルメクチンB1
3.03g(理論量の83%)、白色泡状物、 HPLCにより: 5−Alloc−7−トリメチルシリル−アベルメクチンB1a 91.8% 5−Alloc−7−トリメチルシリル−アベルメクチンB1b 7.2% 例VI−2 5−フェノキシアセチル−アベルメクチンB1 アベルメクチンB1 2g(2.3m)をアルゴン下でメチルtert−ブチ
ルエーテル10.2ml中に溶解し、そして−15℃に冷却した。次いで、テト
ラメチル−エチレンジアミン0.37ml(2.47m)と、続いて塩化フェノ
キシアセチル0.36ml(2.65m)を添加した。撹拌を−10℃で60分
間継続した。精製では、混合液を5%リン酸二水素ナトリウム溶液に注入し、そ
して有機相を分離し、そして再抽出した。次いで、合わせた有機相を飽和重炭酸
ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして蒸発した。 収量:5−フェノキシアセチル−アベルメクチンB1 2.11g 例III−2 5−フェノキシアセチル−7−トリメチルシリル−アベルメクチンB1 5−フェノキシアセチル−アベルメクチンB1 2.1g(2.1m)を、ア
ルゴン下で乾燥DMF 6ml中に溶解し、そしてビス−(トリメチルシリル)
−トリフルオロアセトアミド6ml(21m)を添加した。その後、混合液を4
0℃において4時間加温した。続いて、混合液をより大きいフラスコに移し、乾
燥トルエン60mlを添加し、そして混合液を40mb/50℃において蒸発乾
固した。この操作をさらに2回繰り返した。THF51ml、氷酢酸21mlお
よび水10mlを残渣に添加した。混合液を室温で2時間撹拌し、次いでフリー
ザー中−15℃において一夜保存した。その後反応は完了した(TLC:シリカ
ゲル、ヘキサン/酢酸エチル50:50(v/v))。混合液を蒸発乾固し、残
渣をジクロロメタン20mlと処理し、そして混合液を飽和重炭酸溶液200m
lに注意して添加した。混合液をエーテルで3回抽出した。合わせた有機相を重
炭酸溶液100mlで洗浄し、Na2SO4で乾燥し、そして蒸発した。 収量:5−フェノキシアセチル−7−O−トリメチルシリル−アベルメクチンB
1 2.5g 生物学的作用の実施例 例1 アオバエ(Blowfly)幼虫試験/発生阻止作用 試験動物:ルシリア・クプリナ(Lucilia cuprina)幼虫 (第1〜第3齢) 溶媒: ジメチルスルホキシド 活性化合物20mgをジメチルスルホキシド1mlに溶解する。適当な製剤を
調製するために、活性化合物溶液を水を用いて各場合所望の濃度まで希釈する。
【0226】 ルシリア・クプリナ幼虫約20匹を、馬肉約1cm3と試験すべき活性化合物
調製液0.5mlを含有する試験管中に導入する。24および48時間後、活性
化合物調製液の有効性を決定する。試験管を、底を砂で覆ったビーカー中に入れ
る。さらに2日後、試験管を除去し、そして蛹を数える。
【0227】 活性化合物調製液の作用は、未処理対照の発生時間の1.5倍後に孵化したハ
エの数によって検査する。100%は、ハエが全く孵化しなかったことを意味し
;0%は、すべてのハエが正常に孵化したことを意味する。
【0228】 この試験では、100%の活性は、例えば、試験濃度1ppmにおいて例I−
1の化合物によって示される。
【0229】 例2 耐性一宿主性ウシ・マダニ/SP−耐性Parkhurst株による試験 試験動物:体いっぱいに吸ったメス成虫ブーフィルス・ミクロプルス (Boophilus microplus) (Parkhurst株/SP−耐性) 溶媒: ジメチルスルホキシド 活性化合物20mgをジメチルスルホキシド1mlに溶解する。適当な製剤を
調製するために、活性化合物溶液を水を用いて各場合所望の濃度まで希釈する。
【0230】 成虫の耐性ブーフィルス・ミクロプルス10匹を、試験すべき活性化合物調製
液中に1分間浸漬する。動物をプラスチックビーカー中に移し、そして調節され
た環境チャンバー(28℃、相対雰囲気湿度85%)内に保ち、10日後に、死
滅度または産卵に及ぼす阻止効果を決定した。
【0231】 100%は、全てのマダニが死滅したか、または卵を全く産卵しなかったこと
を意味する;0%は、マダニが全く死滅しなかったか、または産卵が対照に較べ
て正常であったことを意味する。
【0232】 この試験では、100%の活性は、例えば、試験濃度1ppmにおいて例I−
1の化合物によって示される。
【0233】 例3 ハエ試験(ムスカ・ドメスチカ(Musca domestica)) 試験動物:成虫ムスカ・ドメスチカ、WHO(N)株(感受性) 溶媒: ジメチルスルホキシド 活性化合物20mgをジメチルスルホキシド1mlに溶解する。適当な製剤を
調製するために、活性化合物溶液を水を用いて各場合所望の濃度まで希釈する。
【0234】 この活性化合物調製液2mlを、適当なサイズのペトリ皿内に置かれた濾紙デ
ィスク(直径9.5cm)上にピペットで添加する。濾紙ディスクを乾燥した後
、砂糖水に浸され、そして直径2cmのタブレット・ブリスター・パック内に置
かれた小スポンジ(約1.5*1.5cm)を移し、そして活性化合物調製液1
00μlをスポンジ上にピペットで添加した。続いて。試験動物25匹をCO2
で麻酔させ、ペトリ皿内に移し、そして蓋をする。
【0235】 活性化合物調製液の有効性は、1,3,5および24時間後に決定された。1
00%は、孵化したハエが全て死滅したことを意味し;0%は、ハエが全く死滅
しなかったことを意味する。
【0236】 この試験では、100%の活性は、例えば、試験濃度1ppmにおいて例I−
1の化合物によって示される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 トウルベルク,アンドレアス ドイツ・デー−42781ハーン・ジンターシ ユトラーセ86 (72)発明者 ハンゼン,オラフ ドイツ・デー−40789モンハイム・オプラ デナーシユトラーセ110 (72)発明者 フオン・ザムゾン−ヒメルストイエルナ, ゲオルク ドイツ・デー−42657ゾーリンゲン・ノイ エンカンパーシユトラーセ21 Fターム(参考) 4C057 BB03 DD01 KK02 KK25 4C086 AA02 AA03 CA01 MA02 MA03 MA05 NA14 ZB37

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 [式中、位置22と23の間の破線の結合は単結合または二重結合を表し、単結
    合の場合には、R1は水素、ヒドロキシルを表すか、または位置23の炭素原子
    と一緒になってカルボニル基を表し、二重結合の場合にはR1は水素を表し、 R2は、特にα−分枝C1−C8−アルキルもしくはアルケニル基、またはC3−C 8 −シクロアルキル基を表し、 R3は、ヒドロキシル、C1−C6−アルキルオキシ、C1−C6−アルカノイルオ
    キシを表すか、または位置5の炭素原子と一緒になってヒドロキシイミノもしく
    はC1−C6−アルコキシイミノ基を表し、 R4は、基 【化2】 (式中、 R5は、Hか、場合によってはアルコキシ、アルキルアミノ、ハロゲンおよびヒ
    ドロキシル基によって置換されていてもよい分枝もしくは非分枝C1−C4−アル
    キルを表し、 R6は、Hか、場合によっては各々がアルコキシ、アルキルアミノ、ハロゲンお
    よびヒドロキシル基によって置換されていてもよい分枝もしくは非分枝C1−C4 −アルキル、アリールもしくはアラルキルを表し、 R7およびR8は、互いに独立して、Hか、場合によってはアルコキシ、アルキル
    アミノ、ハロゲンおよびヒドロキシル基によって置換されていてもよい分枝もし
    くは非分枝C1−C4−アルキルを表すか、あるいは R7およびR8は、それらが結合している窒素と一緒になって、適当ならば酸素、
    硫黄もしくは窒素からなる群からのさらなるヘテロ原子1〜2個をもつ、5〜7
    環員の複素環式環を形成する) を表す] の化合物。
  2. 【請求項2】 位置22と23間の破線の結合が単結合または二重結合を表
    し、 R1が水素を表し、 R2がα−分枝C3−C8−アルキルもしくはアルケニル基をし、 R3がヒドロキシル、C1−C4−アルキルオキシ、C1−C4−アルカノイルオキ
    シ、ヒドロキシイミノもしくはC1−C4−アルコキシイミノ基を表し、 R4が基 【化3】 を表し、 R5がH、分枝もしくは非分枝C1−C4−アルキルを表し、 R6がH、分枝もしくは非分枝C1−C4−アルキル、アリールもしくはアリール
    −C1−C4−アルキルを表し、 R7およびR8が互いに独立して、H、分枝もしくは非分枝C1−C4−アルキルを
    表し、そしてR7およびR8が、さらにまた、適当ならばヘテロ原子として酸素、
    硫黄もしくは窒素をもつ、5〜7環員の複素環式環を形成できる、 請求項1記載の式(I)の化合物。
  3. 【請求項3】 位置22と23間の破線の結合が、特に好ましくは単結合ま
    たは二重結合を表し、 R1が水素を表し、 R2がイソプロピル、sec−ブチルもしくはα−分枝C3−C8−アルケニル基
    を表し、 R3がヒドロキシルを表し、 R4が次の基 【化4】 を表し、 R5がH、メチルおよびエチルを表し、 R6がH、メチル、エチルもしくはベンジルを表し、 R7およびR8が互いに独立して、H、メチル、エチルもしくはイソプロピルを表
    し、R7およびR8が、さらにまた、適当ならばヘテロ原子として酸素もしくは窒
    素をもつ、5〜6環員の複素環式環を形成することができる、 請求項1記載の式(I)の化合物。
  4. 【請求項4】 a)式(IIa) 【化5】 [式中、基R1、R2およびR4は請求項1に記述された意味をもち、そしてR3a
    は、ヒドロキシル−、C1−C6−アルキルオキシ−もしくはC1−C6−アルカノ
    イルオキシ−を表す] の化合物を用いて出発して、 −SiMe3がピリジン中HFとの反応によって除去されるか、あるいは b)式(IIb) 【化6】 [式中、基R1、R2およびR4は請求項1に記述された意味をもち、そしてR3b
    は、シリーズO−TBDMS(tert−ブチル−ジメチルシリル)からの保護
    基を表すか、またはR4が基 【化7】 を表す場合においてのみ、R3bは、O−Alloc(アリルオキシカルボニル)
    を表す] の化合物を用いて出発して、いずれか α)R3bが、O−TBDMSである場合は、両保護基がピリジン中HFとの反応
    によって1段階で除去されるか、または β)R3bが、O−Allocである場合は、後者がNaBH4/Pd(O)の手
    段によって除去され、そして−SiMe3がピリジン中HFとの反応によって除
    去されるが、順序は重要ではない、あるいは c)式(IIc) 【化8】 [式中、基R1およびR2は請求項1に記述された意味をもち、 R4は、基 【化9】 を表し、そして R3cは、シリーズ・ヒドロキシル、O−フェノキシアセチルもしくはO−メトキ
    シアセチルからの基を表す] の化合物が、式(V) 【化10】 (式中、R7およびR8は請求項1に記述された意味をもつ)のアミンと反応され
    、続いて−SiMe3が、ピリジン中HFとの反応によって除去されるか、ある
    いは d)式(Ia) 【化11】 [式中、基R1およびR2は請求項1に記述された意味をもつ] の化合物が、式(V) 【化12】 (式中、R7およびR8は請求項1に記述された意味をもつ)のアミンと反応され
    るか、あるいは e)式(Ia’) 【化13】 [式中、基R1、R2およびR4は請求項1に記述された意味をもつ] の化合物が、第1段階で酸化されて、式(VII) 【化14】 [式中、基R1、R2およびR4は請求項1に記述された意味をもつ] の化合物を生成し、そしてこれらが、続いて第2段階で式(VIII) 【化15】 (式中、R9は、ヒドロキシル、−OSiMe3もしくはC1−C6−アルコキシを
    表す)の化合物と反応される、 ことを特徴とする、請求項1記載の式(I)の化合物の製造方法。
  5. 【請求項5】 式(II)の化合物 【化16】 [式中、R1、R2およびR4は請求項1に記述された意味をもち、 R3gは、ヒドロキシル−、C1−C6−アルキルオキシ−もしくはC1−C6−アル
    カノイルオキシ−、O−TBDMSを表し、そしてR4が、 【化17】 を表す場合においてのみ、O−Alloc、O−フェノキシアセチルもしくはO
    −メトキシアセチルを表す]。
  6. 【請求項6】 式(III) 【化18】 [式中、R1およびR2は請求項1に記述された意味をもち、 R3g’は、C1−C6−アルキルオキシ−、C1−C6−アルカノイルオキシ−、O
    −Alloc、O−TBDMS、O−フェノキシアセチルもしくはO−メトキシ
    アセチルを表す] の化合物が、式(IV) 【化19】 [式中、R5およびR6は請求項1に記述された意味をもつ]のジアゾ化合物と反
    応させられ、 続いて、R3g’がC1−C6−アルキルオキシ−、C1−C6−アルカノイルオキシ
    −、O−TBDMS、O−フェノキシアセチルもしくはO−メトキシアセチルを
    表す場合には、生成物が、場合によっては式(V) 【化20】 [式中、R7およびR8は、請求項1に記述された意味をもつ] の化合物と反応させられるか、 あるいは R3g’がO−Allocを表す場合には、適当ならば後者がNaBH4/Pd(
    O)を用いて除去され、そして適当ならば、続いて生成物が式(V) 【化21】 [式中、R7およびR8は、請求項1に記述された意味をもつ] の化合物と反応させられる、 ことを特徴とする、式(II)の化合物の製造方法。
  7. 【請求項7】 式(III)の化合物 【化22】 [式中、R1およびR2は請求項1に記述された意味をもち、 R3g’は、C1−C6アルキルオキシ−、C1−C6−アルカノイルオキシ−、O−
    Alloc、O−フェノキシアセチルもしくはO−メトキシアセチルを表す]。
  8. 【請求項8】 式(VI) 【化23】 [式中、R1およびR2は請求項1に記述された意味をもち、そして R3’は、ヒドロキシル、C1−C6−アルキルオキシ、C1−C6−アルカノイル
    オキシを表す] の化合物において、 OH’を印されたヒドロキシル基が、トリメチルシリル保護基を与えられ、 そしてR3’が同じくヒドロキシル基を表す場合には、後者が、第2段階で同様
    に、シリーズ・Alloc、TBDMS、フェノキシアセチルもしくはメトキシ
    アセチルからの保護基を与えられる、 ことを特徴とする、式(III)の化合物の製造方法。
  9. 【請求項9】 式(VII)の化合物 【化24】 [式中、R1、R2およびR4は請求項1に記述された意味をもつ]。
  10. 【請求項10】 少なくとも1種の請求項1記載の式(I)の化合物の含有
    を特徴とする、組成物。
  11. 【請求項11】 動物における外部寄生虫および内部寄生虫を防除する組成
    物の製造のための、請求項1記載の式(I)の化合物の使用。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の式(I)の化合物が増量剤および/または
    界面活性剤と混合されることを特徴とする、動物における外部寄生虫および内部
    寄生虫を防除する組成物の製造方法。
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