JP2002540102A - cGMPホスホジエステラーゼの縮合ピリドピリダジン阻害剤 - Google Patents

cGMPホスホジエステラーゼの縮合ピリドピリダジン阻害剤

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JP2002540102A JP2000606580A JP2000606580A JP2002540102A JP 2002540102 A JP2002540102 A JP 2002540102A JP 2000606580 A JP2000606580 A JP 2000606580A JP 2000606580 A JP2000606580 A JP 2000606580A JP 2002540102 A JP2002540102 A JP 2002540102A
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ジョン・マコー
ヒェイ−ジャ・チュン
マイケル・フモラ
キシュタ・カティパリー
イジェ・ワン
スージン・キム
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Bristol Myers Squibb Co
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式: 【化141】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、縮合ピリドピリダジン化合物;勃起性機能不全や女性の性的喚起障
害を含む性的機能不全などのcGMP−関連異常の処置に上記化合物を使用する
方法;上記化合物を含有する医薬組成物;および上記化合物の中間体および製造
法に関する。
【0002】 (背景技術) 勃起性機能不全は、性交あるいは他の性的表現に十分なペニス勃起を得ず、か
つ維持できないことである。個人をこの障害の危険にさらしうる要因は多数存在
し、たとえば外傷、骨盤手術、高コレステロール血症、虚血性心疾患、末梢血管
疾患、慢性腎不全、糖尿病、または数種の抗高血圧剤、ジゴキシンを含む特定薬
剤の使用、並びに麻薬、アルコール、タバコ等の過度使用が挙げられる。勃起性
機能不全の処置の方法としては、真空装置やペニス埋没物の使用、並びにヨヒン
ビン、パパベリンおよびアポモルフィンなどの薬剤の投与が包含される。しかし
ながら、上述の方法は十分なききめがないか、および/または侵食、痛み、プリ
アピスムまたは胃腸不快といった不利な点もしくは副作用が伴なうことから、上
記障害処置の改善法が求められている。
【0003】 ペニス勃起は、特に海綿体組織における適切量の環式グアノシン3’,5’−
モノリン酸(cGMP)の存在に左右されるので、cGMPホスホジエステラー
ゼ(cGMP PDE)の阻害剤、特にcGMP PDEタイプ5(cGMP
PDE5)の選択的阻害剤の投与によって、勃起を達成かつ維持でき、従って勃
起性機能不全を処置する手段が得られる。Trigo−Rochaらの「Am.J.Phy
siol.」(Vol.264、1993年2月),“酸化窒素およびcGMP:イヌ
における骨盤神経−刺激勃起のメディエイタ”;Bowmanらの「Br.J.Phar
mac.」(81、665−674、1984年),“環式GMPはウシの収縮ペ
ニス筋の神経性弛緩を仲介する”;およびRajferらの「New England J.
Med.」(326、2、90−94、1992年1月),“非アドレナリン作用
性、非コリン作用性神経伝達に応答する海綿体の弛緩のメディエイタとしての酸
化窒素”を参照。たとえば、勃起性機能不全の処置に有用なホスホジエステラー
ゼ・タイプV阻害剤として、シルデナフィル(sildenafil)が記載されている。
「Drugs of the Future」(22、138−143、1997年)参照。
【0004】 女性の性的喚起は、女性の性的応答周期の一部であり、かつ膣潤滑の増大や、
陰核および口唇のうっ積および感覚の増大を特徴とする。種々の研究により、陰
核海綿状および膣壁平滑筋弛緩のメディエイタとしての、酸化窒素の潜在的役割
が提案されている。最近、ヒトの陰核平滑筋培養でPDE5が単離されている。
従って、cGMP PDE5の選択的阻害剤は、閉経期前後両方の婦人において
、生理的喚起の減少変化を回復したり、喚起の主観的パラメータを改善する手段
を付与する。
【0005】 本発明は、効力があり、かつcGMP PDE5の選択的阻害剤である新規な
化合物を提供する。これらの化合物は、勃起性機能不全や女性の性的喚起障害を
含む性的機能不全の処置に使用しうる。また、これらの化合物はその活性に鑑み
、種々の心臓血管障害などのcGMP PDEの阻害に応答する他の障害の処置
にも使用することができる。
【0006】 (発明の概要) 本発明は、cGMP PDE、特にタイプ5の阻害剤として用いる、下記式I
の縮合ピリドピリダジン化合物およびその塩に指向される。
【化33】
【0007】 上記式中、Yは窒素または−C(R)−; Zは窒素または−C(R)−、但し、YとZの少なくとも一方は窒素; RおよびRはそれぞれ独立して、水素、クロロ、−SR、−OR、−
NRおよび
【化34】 からなる群から選ばれ、但し、RまたはRの少なくとも一方は、−SR
−OR、−NRまたは
【化35】 は水素、アルキル、置換アルキル、アリールアルキルまたは置換アリール
アルキルである。
【0008】 Rは水素、ハロゲン、アルキル、置換アルキル、−OR10または−NR 12; RおよびRはそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、アルキルおよび置換ア
ルキルからなる群から選ばれ; R,RおよびRはそれぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、
シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、置換シクロア
ルキルアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールア
ルキル、ヘテロシクロ、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロア
リールアルキルからなる群から選ばれるか;あるいは RとRは、それらが結合するN原子と共に合して、ヘテロシクロ環、置換
もしくは非置換イミダゾール、置換もしくは非置換ピラゾール、または置換もし
くは非置換トリアゾールを形成する。
【0009】 R10,R11およびR12はそれぞれ独立して、水素、アルキル、置換アル
キル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、置換シ
クロアルキルアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリ
ールアルキル、ヘテロシクロ、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘ
テロアリールアルキルからなる群から選ばれ;および R13はアルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シ
クロアルキルアルキル、置換シクロアルキルアルキル、アリール、置換アリール
、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロシクロ、ヘテロシクロアル
キル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルである。
【0010】 (発明の詳細な説明) 本明細書で用いる語句の定義を、以下に列挙する。本明細書の基または語句に
規定される初めの定義は、他に特別な指示がない限り、本明細書を通じて個別的
にまたは他の基の一部として用いられる基または語句に適用される。
【0011】 語句“アルキル”とは、炭素数1〜12、好ましくは1〜8の直鎖または分枝
鎖炭化水素基を指称する。低級アルキル基、すなわち、炭素数1〜4のアルキル
基が最も好ましい。語句の終りに用いるときの語句アルキル、すなわち、シクロ
アルキルアルキル、アリールアルキル、ヘテロシクロアルキルとは、炭素数1〜
12、好ましくは1〜8、最も好ましくは1〜4の直鎖または分枝鎖炭素橋を指
称し、たとえば
【化36】 等が挙げられる。
【0012】 語句“アルコキシ”とは、酸素(−O−)を介して結合する上述のアルキル基
を指称する。語句“アルキルチオ”とは、硫黄(−S−)を介して結合する上述
のアルキル基を指称する。 語句“シクロアルキル”とは、炭素数3〜9、好ましくは3〜7の完全飽和お
よび部分不飽和の炭化水素環、および縮合アリール環を有するかかる炭化水素環
、たとえばインダンを指称する。
【0013】 語句“置換シクロアルキル”とは、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ハ
ロ、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキ
ル)、−N(アルキル)
【化37】 カルボキシ、−CO−低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアル
キル、置換アリールアルキル、ヘテロシクロ、ヘテロシクロアルキル、ヘテロア
リール、ヘテロアリールアルキル、ケト、=N−OH、=N−O−低級アルキル
、および5または6員ケタール、すなわち、1,3−ジオキソランまたは1,3
−ジオキサンからなる群から選ばれる1、2または3つ、好ましくは1つの置換
基を有する上述の炭化水素環を指称する。
【0014】 語句“置換アルキル”とは、ハロ、アミノ、シアノ、−(CH)m−ヒドロ
キシ、アルコキシ、アルキルチオ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキ
ル)、−N(アルキル)
【化38】 カルボキシおよび−CO−アルキルからなる群から選ばれる1、2または3つ
の置換基を有する上述のアルキル基を指称する。 語句“ハロ”とは、クロロ、ブロモ、フルオロおよびヨードを指称する。
【0015】 語句“アリール”とは、フェニル、1−ナフチルおよび2−ナフチルを指称し
、フェニルが好ましい。語句“置換アリール”とは、アルキル、置換アルキル、
アルコキシ、アルキルチオ、シクロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シア
ノ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(アルキル
、カルボキシ、−CO−アルキル、
【化39】 −NH−CH−カルボキシ、−NH−CH−CO−アルキル、フェニル、
ベンジル、フェニルエチル、フェニルオキシ、フェニルチオ、ヘテロシクロ、ヘ
テロシクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル、並びに
ペンタフルオロフェニルからなる群から選ばれる1、2または3つの置換基を有
するアリールを指称する。
【0016】 語句“ヘテロシクロ”とは、環の少なくとも1つに少なくとも1つのヘテロ原
子(O、SまたはN)を有する、置換および非置換の飽和または部分飽和3〜7
員モノ環式基、7〜11員ジ環式基および10〜15員トリ環式基を指称する。
ヘテロ原子を含有するヘテロシクロ基の各環は、1または2つの酸素または硫黄
原子および/または1〜4つの窒素原子を含有することができ、但し、各環のヘ
テロ原子の総数は4以下で、さらに該環は少なくとも1つの炭素原子を含有する
【0017】 ジ環式およびトリ環式基を完成する縮合環は、炭素原子のみを含有してもよく
、また飽和、部分飽和または不飽和であってよい。窒素および硫黄原子は必要に
応じて酸化されてよく、また窒素原子は必要に応じて4級化されてよい。ヘテロ
シクロ基は、いずれの環の有効な窒素または炭素原子でも結合しうる。
【0018】 ヘテロシクロ環は、ハロ、ホルミル、アミノ、シアノ、アルキル、置換アルキ
ル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、−NH(アルキル)、−NH(シク
ロアルキル)、−NH(置換アルキル)、−N(アルキル)、アルコキシ、ア
ルキルチオ、ヒドロキシ、ニトロ、フェニル、置換フェニル、フェニル−アルキ
ル、置換フェニル−アルキル、フェニルオキシ、フェニルチオ、カルボキシ、−
CO−アルキル、
【化40】 −NH−CH−カルボキシ、−NH−CH−CO−アルキル、ヘテロシク
ロ、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ケト、
=N−OH、=N−O−低級アルキル、および5または6員ケタール、すなわち
1,3−ジオキソランまたは1,3−ジオキサンからなる群から選ばれる1、2
または3つの置換基を含有してもよい。
【0019】 モノ環式基の具体例としては、アゼチジニル、ピロリジニル、オキセタニル、
イミダゾリニル、オキサゾリジニル、イソキサゾリニル、チアゾリジニル、イソ
チアゾリジニル、テトラヒドロフラニル、ピペリジニル、ピペラジニル、2−オ
キソピペラジニル、2−オキソピペリジニル、2−オキソピロロジニル、2−オ
キソアゼピニル、アゼピニル、4−ピペリドニル、テトラヒドロピラニル、モル
ホリニル、チアモルホリニル、チアモルホリニル・スルホキシド、チアモルホリ
ニル・スルホン、1,3−ジオキソランおよびテトラヒドロ−1,1−ジオキソ
チエニル等が挙げられる。ジ環式ヘテロシクロ基の具体例としては、キヌクリジ
ニルが挙げられる。
【0020】 語句“ヘテロアリール”とは、環の少なくとも1つに少なくとも1つのヘテロ
原子(O、SまたはN)を有する、置換および非置換の芳香族5または6員モノ
環式基、9または10員ジ環式基、および11〜14員トリ環式基を指称する。
ヘテロ原子を含有するヘテロアリール基の各環は、1または2つの酸素または硫
黄原子および/または1〜4つの窒素原子を含有することができ、但し、各環の
ヘテロ原子の総数は4以下である。
【0021】 ジ環式およびトリ環式基を完成する縮合環は、炭素原子のみを含有してもよく
、また飽和、部分飽和または不飽和であってもよい。窒素および硫黄原子は必要
に応じて酸化されてよく、また窒素原子は必要に応じて4級化されてもよい。ジ
環式またはトリ環式であるヘテロアリール基は、少なくとも1つの完全芳香族環
を有しなければならないが、他の縮合環は芳香族または非芳香族であってよい。
【0022】 ヘテロアリール環系は、ハロ、ホルミル、アミノ、シアノ、アルキル、置換ア
ルキル、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−NH(置換シクロ
アルキル)、−NH(置換アルキル)、−NH(ヘテロシクロアルキル)、−N
(アルキル)、アルコキシ、アルキルチオ、シクロアルキル、置換シクロアル
キル、ヒドロキシ、ニトロ、フェニル、フェニルアルキル、置換フェニル、置換
フェニル−アルキル、フェニルオキシ、フェニルチオ、カルボキシ、−CO
アルキル、
【化41】 ヘテロシクロ、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールア
ルキルからなる群から選ばれる1、2または3つの置換基を含有しうる。
【0023】 モノ環式ヘテロアリール基の具体例としては、ピロリル、ピラゾリル、ピラゾ
リニル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、チアジア
ゾリル、イソチアゾリル、フラニル、チエニル、オキサジアゾリル、ピリジル、
ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、トリアジニル等が挙げられる。 ジ環式ヘテロアリール基の具体例としては、インドリル、ベンゾチアゾリル、
ベンゾジオキソリル、ベンゾキサゾリル、ベンゾチエニル、キノリニル、テトラ
ヒドロイソキノリニル、イソキノリニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾピラニル
、インドリジニル、ベンゾフラニル、クロモニル、クマリニル、ベンゾピラニル
、シンノリニル、キノキサリニル、インダゾリル、ピロロピリジル、フロピリジ
ニル、ジヒドロイソインドリル、テトラヒドロキノリニル等が挙げられる。 トリ環式ヘテロアリール基の具体例としては、カルバゾリル、ベンジドリル、
フェナントロールリニル、アクリジニル、フェナントリジニル、キサンテニル等
が挙げられる。
【0024】 語句“置換イミダゾール”とは、1または2つの置換基を有するイミダゾール
、アリール−縮合イミダゾール(たとえばベンズイミダゾール)またはヘテロア
リール−縮合イミダゾール(たとえばピリドイミダゾール)を指称し、かかる置
換基は、水素、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、シクロア
ルキル、置換シクロアルキル、ハロ、ホルミル、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、
アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−NH(ヘテロシク
ロアルキル)、−NH(置換シクロアルキル)、−NH(置換アルキル)、−N
(アルキル)、カルボキシ、−CO−アルキル、−CO−NH、−CO−
NH(アルキル)、−CO−NH(シクロアルキル)、−CO−N(アルキル) 、−CO−アルキル、−CO−アリール、−CO−置換アリール、
【化42】 フェニル、置換フェニル、フェニルアルキル、(置換フェニル)−アルキル、−
CH=N−ヒドロキシ、−CH=N−O−アルキル、−CH=N−NH、−C
H=N−NH(アルキル)、−CH=N−N(アルキル)
【化43】 フェニルオキシ、フェニルチオ、ヘテロシクロ、ヘテロシクロアルキル、ヘテロ
アリールおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選ばれる。
【0025】 語句“置換ピラゾール”とは、1または2つの置換基を有するピラゾール、ア
リール−縮合ピラゾール(たとえばベンゾピラゾール)またはヘテロアリール−
縮合ピラゾール(たとえばピラゾロピリジン)を指称し、かかる置換基は、水素
、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルコキシアルキル、
ヒドロキシアルキル、アルキルチオアルキル、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シア
ノ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(アルキル
、カルボキシ、−CO−アルキル、
【化44】 −NH−CH−カルボキシ、−NH−CH−CO−アルキル、フェニル、
ベンジル、フェニルエチル、フェニルオキシ、フェニルチオ、ヘテロシクロ、ヘ
テロシクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルからなる群
から選ばれる。
【0026】 語句“置換トリアゾール”とは、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、アル
キルチオ、アルコキシアルキル、ヒドロキシアルキル、アルキルチオアルキル、
ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シ
クロアルキル)、−N(アルキル)、カルボキシ、−CO−アルキル、
【化45】 −NH−CH−カルボキシ、−NH−CH−CO−アルキル、フェニル、
ベンジル、フェニルエチル、フェニルオキシ、フェニルチオ、ヘテロシクロ、ヘ
テロシクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルからなる群
から選ばれる1つの置換基を含有することができるトリアゾールを指称する。 mは0または1〜4の整数である。 本明細書を通じて、基およびその置換基は、安定な成分および化合物が得られ
るように選択されてよい。
【0027】 式Iの化合物は塩を形成し、該塩も本発明の技術的範囲に属する。本発明で式
Iの化合物への言及は、他に特別な指示がない限り、その塩への言及も含むと理
解される。本発明で用いる語句“塩”とは、無機および/または有機酸および塩
基によって形成される酸性および/または塩基性塩を意味する。さらに、式Iの
化合物が塩基性成分(たとえば、これらに限定されないが、ピリジンまたはイミ
ダゾール)と、酸性成分(たとえば、これらに限定されないが、カルボン酸)の
両方を含有するとき、両性イオン(“内部塩”)を形成でき、これも本発明で用
いる語句“塩”の中に含まれる。
【0028】 医薬的に許容しうる(すなわち、非毒性で生理的に許容しうる)塩が好ましい
が、他の塩も、たとえば製造中に採用されうる単離または精製工程で使用しうる
。式Iの化合物の塩は、たとえば化合物Iを該塩が沈澱するような媒体中または
水性媒体中で、一定量、たとえば当量の酸または塩基と反応させた後、凍結乾燥
を行なうことにより形成することができる。
【0029】 塩基性成分(たとえば、これらに限定されないが、アミンまたはピリミンもし
くはイミダゾール環)を含有する式Iの化合物は、種々の有機および無機酸と共
に塩を形成しうる。酸付加塩の具体例としては、アセテート塩(たとえば酢酸、
またはトリフルオロ酢酸などのトリハロ酢酸によって形成される塩)、アジペー
ト塩、アルギネート塩、アスコルベート塩、アスパルテート塩、ベンゾエート塩
、ベンゼンスルホネート塩、ビスルフェート塩、ボレート塩、ブチレート塩、シ
トレート塩、カンホレート塩、樟脳スルホネート塩、シクロペンタンプロピオネ
ート塩、ジグルコネート塩、ドデシルスルフェート塩、エタンスルホネート塩、
フマレート塩、グルコヘプタノエート塩、グリセロホスフェート塩、ヘミスルフ
ェート塩、ヘプタノエート塩、ヘキサノエート塩、塩酸塩(塩化水素酸によって
形成)、臭酸塩(臭化水素によって形成)、沃酸塩、2−ヒドロキシエタンスル
ホネート塩、ラクテート塩、マレエート塩(マレイン酸によって形成)、メタン
スルホネート塩(メタンスルホン酸によって形成)、2−ナフタレンスルホネー
ト塩、ニコチネート塩、硝酸塩、オキサレート塩、ペクチネート塩、パースルフ
ェート塩、3−フェニルプロピオネート塩、ホスフェート塩、ピクレート塩、ピ
バレート塩、プロピオネート塩、サリチレート塩、スクシネート塩、スルフェー
ト塩(たとえば硫酸によって形成される塩)、スルホネート塩(たとえば本明細
書に記載の塩)、タートレート塩、チオシアネート塩、トルエンスルホネート塩
、たとえばトシレート塩、ウンデカノエート塩等が挙げられる。
【0030】 酸性成分(たとえば、これらに限定されないが、カルボン酸)を含有する式I
の化合物は、種々の有機および無機塩基と共に塩を形成しうる。塩基性塩の具体
例としては、アンモニウム塩;アルカリ金属塩、たとえばナトリウム、リチウム
およびカリウム塩;アルカリ土類金属塩、たとえばカルシウムおよびマグネシウ
ム塩;有機塩基(有機アミンなど)による塩、たとえばベンザチン塩、ジシクロ
ヘキシルアミン塩、ヒドラバミン塩[N,N−ビス(デヒドロアビエチル)エチ
レンジアミンによって形成]、N−メチル−D−グルカミン塩、N−メチル−D
−グルカミド塩、t−ブチルアミン塩;およびアルギニン、リシンなどのアミノ
酸による塩等が挙げられる。塩基性窒素−含有基を、低級アルキルハライド(た
とえばメチル、エチル、プロピルおよびブチルクロリド、ブロミドおよびヨージ
ド)、ジアルキルスルフェート(たとえばジメチル、ジエチル、ジブチルおよび
ジアミルスルフェート)、長鎖ハライド(たとえばデシル、ラウリル、ミリスチ
ルおよびステアリルクロリド、ブロミドおよびヨージド)、アラルキルハライド
(たとえばベンジルおよびフェネチルブロミド)および他の塩などの作用物質で
4級化されてよい。
【0031】 また本発明にあっては、本発明化合物のプロドラッグおよび溶媒化合物も意図
される。本発明で用いる語句“プロドラッグ”とは、被険者に投与したとき、代
謝または化学的プロセスによって化学変換を受けて、式Iの化合物、またはその
塩および/または溶媒化合物を生成する化合物を意味する。式Iの化合物の溶媒
化合物は、水和物が好ましい。 式Iの化合物およびその塩は、互変異性形状(たとえばアミドまたはイミノエ
ーテル)で存在しうる。かかる互変異性形状の全ては本発明において、本発明の
一部として意図される。
【0032】 本発明化合物の全ての立体異性体、たとえばR〜R12置換基上の不斉炭素
に基づき存在しうるものは、エナンチオマー形状(不斉炭素が無くとも存在しう
る)およびジアステレオマー形状を含め、本発明で意図され、かつ本発明の技術
的範囲に属する。本発明化合物の個々の立体異性体は、たとえば他の異性体から
実質的に自由であってよく、あるいはたとえばラセミ混合物としてまたは他の全
ての立体異性体もしくは選ばれた他の立体異性体と混合していてもよい。本発明
化合物のキラル中心は、IUPAC1974規格に規定されるSまたはR配置を
有することができる。
【0033】 製造の方法 本発明化合物は、以下に示す反応式I〜VIIに記載されるような方法によっ
て製造することができる。溶媒、温度、圧力、および他の反応条件は、当業者に
よって容易に選定されうる。出発物質は商業上入手可能か、あるいは当業者によ
り公知の方法を用いて容易に製造することができる。下記の反応式および化合物
の全てに対して、Y,Z,R,R,R,R,RおよびRは、式Iの
化合物の場合の記載と同意義である。
【0034】 たとえば、中間体がピリダジンのハロゲン化3または6位などの活性化した芳
香族位置(aromatic position)を有する場合の化合物の製造に、ハイ・スピー
ド・アナロジング(High Speed Analoging)(HSA)を採用しうる。ま
た同様にして、縮合5員環、たとえばピラゾール、イミダゾールおよびトリアゾ
ール上の置換基も、HSAによって得ることができる。
【0035】 反応式I この反応式は、式Iaの化合物[Yが窒素で、Zが−C(R)−である式I
の化合物]の製造に関する。Etはエチル(C)を表わす。
【0036】
【化46】
【0037】 式Iaの化合物は、不活性溶媒中高温下で適当な塩基を用い、式IIの化合物
とアミン、チオールまたはアルコールの反応によって製造することができる。塩
基の具体例としては、ジイソプロピルエチルアミンやトリエチルアミンなどのト
リアルキルアミン、および1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7
−エン(DBU)が挙げられる。不活性溶媒の具体例としては、N−メチルピロ
リジノンおよびN,N−ジメチル−ホルムアミドが挙げられる。
【0038】 式IIの化合物は、式IIIの化合物を不活性溶媒および適当な塩基中、アミ
ン、チオールまたはアルコールと反応させることによって、製造することができ
る。この反応は、約0〜110℃の温度で行なうことができる。塩基の具体例と
しては、ジイソプロピルエチルアミンおよびトリエチルアミンなどのトリアルキ
ルアミン;DBU;および炭酸カリウム、炭酸ナトリウムおよび炭酸セシウムな
どの炭酸塩が挙げられる。不活性溶媒の具体例としては、テトラヒドロフラン(
THF)、エタノール、N−メチルピロリジノン、およびN,N−ジメチルホル
ムアミドが挙げられる。
【0039】 Wがクロロ(これが好ましい)、ブロモまたはヨードである式IIIの化合物
は、式IVの化合物から、たとえば高温下で適当な脱水剤と反応させることによ
って製造することができる。脱水剤の具体例としては、オキシ塩化リン、五塩化
リン、塩化チオニル、塩化オキサリル、五臭化リン、オキシ臭化リン、五沃化リ
ン、オキシ沃化リン等が挙げられる。この反応は、ベンゼン、トルエン、キシレ
ンなどの補助溶剤の存在下で行なうことができる。必要に応じて、ピリジンなど
の塩基またはトリアルキルアミンを存在させてもよい。
【0040】 式IVの化合物は、式Vの化合物から製造することができる。式Vの化合物は
、酸性水性媒体中高温下、加水分解またはジアゾ化のいずれかで化合物IVに変
換することができる。酸の具体例としては、塩化水素、硫酸および硝酸が挙げら
れる。ジアゾ化剤の具体例としては、亜硝酸ナトリウムや、亜硝酸t−ブチルな
どの有機亜硝酸エステルが挙げられる。
【0041】 式IVの化合物は、式VIの化合物から、不活性溶媒中、ヒドラジン単独また
はヒドラジンとカルボン酸活性化剤の混合物と反応させることによって製造する
ことができる。カルボン酸活性化剤の具体例としては、カルボニルジイミダゾー
ル、ジシクロヘキシルカルボジイミド、ペントフルオロフェノール・トリフルオ
ロアセテート、および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボ
ジイミドが挙げられる。不活性溶媒の具体例としては、アルコール、テトラヒド
ロフラン、メチレンジクロリド、ジエチルエーテルおよびN,N−ジメチルホル
ムアミドが挙げられる。
【0042】 式Vの化合物は、式VIIの化合物を不活性溶媒中、ヒドラジンと反応させる
ことによって製造することができる。不活性溶媒の具体例としては、テトラヒド
ロフラン、エタノールおよびN,N−ジメチルホルムアミドが挙げられる。 式VIの化合物は、式VIIの化合物を水酸化物源と反応させることによって
製造することができる。水酸化物源の具体例としては、水酸化ナトリウムおよび
水酸化リチウムが挙げられる。溶媒の具体例としては、水、アルコール、および
エーテル/水混合物が挙げられる。
【0043】 式VIIの化合物は、式VIIIの化合物を不活性溶媒中、たとえば高温にて
シアニド供与体と反応させることによって製造することができる。シアノ化物供
与体の具体例としては、シアン化ナトリウム、シアン化カリウムおよびシアン化
銅(I)などの無機シアン化物;およびシアン化テトラブチルアンモニウムなど
の有機シアン化物が挙げられる。 また、無機シアン化物と相移動剤(たとえばテトラブチルアンモニウム塩)の
組合せも利用できる。不活性溶媒としては、N,N−ジメチルホルムアミド、エ
タノールおよびテトラヒドロフラン(THF)が挙げられる。
【0044】 式VIIIの化合物は、式IXまたはXIの化合物から、たとえば高温下で適
当な脱水剤と反応させることによって製造することができる。脱水剤の具体例と
しては、オキシ塩化リン、五塩化リン、塩化チオニルおよび塩化オキサリルが挙
げられる。
【0045】 式IXの化合物は、式XIの化合物から、不活性溶媒(たとえばビフェニルエ
ーテル)中、または正味(ニート)の形状(neat form)で、たとえば高温下に
て、分子内環化反応によって製造することができる。
【0046】 式XIの化合物は、化合物XIIと化合物XIIIを正味の形状で、または不
活性溶媒(たとえばビフェニルエーテル)中、たとえば高温下で化合させること
によって製造することができる。 化合物XIIと化合物XIIIは、いずれも商業上入手可能か、または当業者
にとって公知の方法で入手することができる。たとえば、化合物XIIは、フラ
ンス特許第1403372の記載に準じて製造しうる[「Chemical Abstract
s」(Vol.63、14871a、1965年)]。
【0047】 反応式II
【化47】
【0048】 式Iaの化合物の合成の有用な中間体である式IVの化合物は、R15が−O
−アルキルである式XIVaの化合物とヒドラジンの反応によって、あるいはE
が酸素原子、−NH−または−N(アルキル)−である式XIVbの化合物とヒ
ドラジンの反応によっても製造することができる。これらの反応は、たとえば高
温下、不活性溶媒中で行なわれる。不活性溶媒の具体例としては、アルコール、
エーテル(たとえばテトラヒドロフラン)、またはN,N−ジメチルホルムアミ
ドが挙げられる。
【0049】 式XIVaおよびXIVbの化合物は、LGが−O−アルキルまたは−N(ア
ルキル)である式XVの化合物の、プロテイック(protic)溶剤中適当な貧電
子ジエノフィル(electron poor dienophile)とのデイールス−アルダー反応
から、製造することができる。ジエノフィルの具体例としては、ジメチルアセチ
レン・ジカルボキシレート、無水マレイン酸、マレイミドおよびN−メチルマレ
イミドが挙げられる。オレフィンベースのジエノフィルの場合、酸素によって仲
介される付随芳香族化が起こる。プロテイック溶剤の具体例としては、水、酢酸
およびトリフルオロ酢酸が挙げられる。
【0050】 LGが−O−アルキルまたは−N(アルキル)である式XVの化合物は、式
XIIIの化合物を不活性溶媒中または正味の形状で、高温にてN,N−ジアル
キルアミド・ジアルキルアセタール(たとえばN,N−ジメチルホルムアミド・
ジメチルアセタール)、またはオルトエステル(たとえばトリメチルオルトホル
メート)のいずれかと反応させることによって製造することができる。不活性溶
媒の具体例としては、テトラヒドロフランなどのエーテル、塩化メチレン、また
はN,N−ジメチルホルムアミドが挙げられる。
【0051】 反応式III この反応式は、式Ibの化合物(YとZが共に窒素である式Iの化合物)の製
造に関する。R30はアルキルである。
【0052】
【化48】
【0053】 式Ibの化合物は、適当な塩基を用い不活性溶媒中高温にて、式XVIの化合
物とアミン、チオールまたはアルコールの反応によって製造することができる。
塩基の具体例としては、ジイソプロピルエチルアミンやトリエチルアミンなどの
トリアルキルアミン、およびDBUが挙げられる。不活性溶媒の具体例としては
、N−メチルピロリジノンおよびN,N−ジメチルホルムアミドが挙げられる。
【0054】 化合物XVIは、適当な塩基を用い不活性溶媒中、式XVIIの化合物とアミ
ン、チオールまたはアルコールとの反応によって製造することができる。この反
応は、約0〜110℃の温度で行なうことができる。塩基の具体例としては、ジ
イソプロピルエチルアミンやトリエチルアミンなどのトリアルキルアミン;DB
U;および炭酸カリウム、炭酸ナトリウムおよび炭酸セシウムなどの炭酸塩が挙
げられる。不活性溶媒の具体例としては、テトラヒドロフラン(THF)、エタ
ノール、N−メチルピロリジノンおよびN,N−ジメチルホルムアミドが挙げら
れる。
【0055】 Wがクロロ(これが好ましい)、ブロモまたはヨードである式XVIIの化合
物は、式XVIIIの化合物から、たとえば高温にて適当な脱水剤との反応によ
って製造することができる。脱水剤の具体例としては、オキシ塩化リン、五塩化
リン、塩化チオニル、塩化オキサリル、五臭化リン、オキシ臭化リン、五沃化リ
ン、オキシ沃化リン等が挙げられる。反応は、ベンゼン、トルエン、キシレンな
どの補助溶剤の存在下で行なうことができる。必要に応じて、ピリジンなどの塩
基あるいはトリアルキルアミンを存在させてもよい。
【0056】 式XVIIIの化合物は、式XIXの化合物から製造することができる。式X
IXの化合物は、酸性水性媒体中高温にて、加水分解またはジアゾ化によって式
XVIIIの化合物に変換しうる。酸の具体例としては、塩化水素、硫酸および
硝酸が挙げられる。ジアゾ化剤の具体例としては、亜硝酸ナトリウム、および亜
硝酸t−ブチルなどの有機亜硝酸エステルが挙げられる。
【0057】 式XVIIIの化合物は、式XXの化合物から、不活性溶媒中ヒドラジン単独
またはヒドラジンとカルボン酸活性化剤の混合物との反応によって、製造するこ
とができる。カルボン酸活性化剤の具体例としては、カルボニルジイミダゾール
、ジシクロヘキシルカルボジイミド、ペントフルオロフェノール・トリフルオロ
アセテート、および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジ
イミドが挙げられる。不活性溶媒の具体例としては、テトラヒドロフラン、メチ
レンジクロリド、ジエチルエーテルおよびN,N−ジメチルホルムアミドが挙げ
られる。
【0058】 式XIXの化合物は、式XXIの化合物を不活性溶媒中、ヒドラジンと反応さ
せることによって製造することができる。不活性溶媒の具体例としては、テトラ
ヒドロフラン、エタノール、およびN,N−ジメチルホルムアミドが挙げられる
。 式XXの化合物は、式XXIの化合物を水酸化物源と反応させることによって
製造することができる。水酸化物源の具体例としては、水酸化ナトリウムおよび
水酸化リチウムが挙げられる。溶媒の具体例としては、水、アルコール、エーテ
ル/水混合物が挙げられる。
【0059】 式XXIの化合物は、式XXIIの化合物を酸性水性媒体中、ジアゾ化剤で処
理することによって製造することができる。亜硝酸ナトリウムはジアゾ化剤の具
体例で、希(1N)HClは反応溶媒の具体例である。 式XXIIの化合物は、不活性溶媒中式XXIIIの化合物の還元によって製
造することができる。この還元はたとえば、プラチナもしくはパラジウム/炭素
、水素および不活性溶媒(エタノールまたはメタノールなど)を用いるプラチナ
もしくはパラジウム−触媒水素添加により、または別法として、酢酸エチルなど
の不活性溶媒中化学量論の還元剤、たとえば塩化錫(II)の使用によって仲介
されうる。
【0060】 式XXIIIの化合物は、式XXIVの化合物を式:RNHのアミンと反
応させることによって製造することができる。反応は、適当な不活性溶媒、たと
えばエタノール中、適当な塩基、たとえばトリエチルアミンの存在下、たとえば
高温下で行なってよい。
【0061】 式XXIVの化合物は、式XXVの化合物を不活性溶媒中、概して高温にてシ
アン化物供与体と反応させることにより製造することができる。シアン化物供与
体の具体例としては、シアン化ナトリウム、シアン化カリウムおよびシアン化銅
(I)などの無機シアン化物、およびシアン化テトラブチルアンモニウムなどの
有機シアン化物が挙げられる。無機シアン化物と、テトラブチルアンモニウム塩
などの相移動剤との組合せも利用できる。不活性溶媒としては、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、エタノールおよびTHFが挙げられる。
【0062】 式XXI、XXII、XXIII、XXIV、XXVおよびXXVIの化合物
の合成法は、当業者に公知である。たとえば、かかる合成法はU.S.特許No
.4070362、4003908および4048182に記載がある。式XX
VIの化合物は、商業上入手可能かあるいは、当業者に公知の方法で製造される
【0063】 反応式IV この反応式は、式Icの化合物(Yが−C(R)−で、Zが窒素である式I
の化合物)の製造に関する。R30はアルキルである。
【0064】
【化49】
【0065】 式Icの化合物は、適当な塩基を用い不活性溶媒中、高温下式XXVIIの化
合物とアミン、チオールまたはアルコールとの反応によって製造することができ
る。塩基の具体例としては、ジイソプロピルエチルアミンやトリエチルアミンな
どのトリアルキルアミン、およびDBUが挙げられる。不活性溶媒の具体例とし
ては、N−メチルピロリジノンおよびN,N−ジメチルホルムアミドが挙げられ
る。
【0066】 式XXVIIの化合物は、適当な塩基を用い不活性溶媒中、式XXVIIIの
化合物とアミン、チオールまたはアルコールとの反応によって製造することがで
きる。この反応は、約0〜110℃の温度で行なうことができる。塩基の具体例
としては、ジイソプロピルエチルアミンやトリエチルアミンなどのトリアルキル
アミン、DBUおよび炭酸カリウム、炭酸ナトリウムおよび炭酸セシウムなどの
炭酸塩が挙げられる。不活性溶媒の具体例としては、テトラヒドロフラン(TH
F)、エタノール、N−メチルピロリジノンおよびN,N−ジメチルホルムアミ
ドが挙げられる。
【0067】 Wがクロロ(これが好ましい)、ブロモまたはヨードである式XXVIIIの
化合物は、式XXIXの化合物から、概して高温下で適当な脱水剤との反応によ
って製造することができる。脱水剤の具体例としては、オキシ塩化リン、五塩化
リン、塩化チオニル、塩化オキサリル、臭化リン、オキシ臭化リン、五沃化リン
、オキシ沃化リン等が挙げられる。この反応は、ベンゼン、トルエン、キシレン
などの補助溶剤の存在下で行なうことができる。必要に応じて、ピリジンなどの
塩基またはトリアルキルアミンを存在させてもよい。
【0068】 式XXIXの化合物は、式XXXまたはXXXIの化合物から製造することが
できる。式XXXの化合物は、酸性水性媒体中高温下、加水分解またはジアゾ化
のいずれかで化合物XXIXに変換しうる。式XXXIの化合物は、不活性溶媒
中ヒドラジン単独またはヒドラジンとカルボン酸活性化剤の混合物と反応させる
ことにより、化合物XXIXに変換しうる。酸の具体例としては、塩化水素、硫
酸および硝酸が挙げられる。
【0069】 ジアゾ化剤の具体例としては、亜硝酸ナトリウムや、亜硝酸t−ブチルなどの
有機亜硝酸エステルが挙げられる。カルボン酸活性化剤の具体例としては、カル
ボニルジイミダゾール、ジシクロヘキシルカルボジイミド、ペントフルオロフェ
ノール・トリフルオロアセテート、および1−(3−ジメチルアミノプロピル)
−3−エチルカルボジイミドが挙げられる。不活性溶媒の具体例としては、テト
ラヒドロフラン、メチレンジクロリド、ジエチルエーテル、およびN,N−ジメ
チホルムアミドが挙げられる。
【0070】 式XXXの化合物は、式XXXIの化合物を不活性溶媒中、ヒドラジンと反応
させることによって製造することができる。不活性溶媒の具体例としては、テト
ラヒドロフラン、エタノールおよびN,N−ジメチルホルムアミドが挙げられる
。 式XXXIの化合物は、式XXXIIの化合物を水酸化物源と反応させること
によって製造することができる。水酸化物源の具体例としては、水酸化ナトリウ
ムおよび水酸化リチウムが挙げられる。溶媒の具体例としては、水、アルコール
、およびエーテル/水混合物が挙げられる。
【0071】 式XXXIIの化合物は、不活性溶媒中概して高温下にて、塩基性条件または
酸性条件下で、式XXIIの化合物と、式:R−COHの酸から誘導される
活性化エステル誘導体との縮合によって製造することができる。活性化エステル
の具体例としては、R−COHから誘導される塩化物;N,N−ジメチルホ
ルムアミド・ジメチルアセタールなどのN,N−ジアルキルアミド・ジアルキル
アセタール;およびR−COHとカルボン酸活性化剤、たとえばカルボニル
ジイミダゾール、ジシクロヘキシルカルボジイミド、ペントフルオロフェノール
・トリフルオロアセテート、および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−
エチルカルボジイミドとの反応から誘導される活性化エステルが挙げられる。
【0072】 塩基の具体例としては、水素化ナトリウム、水素化カリウム、炭酸セシウム、
炭酸カリウム、カリウム・ヘキサメチルジシラジド、およびカリウム・t−ブト
キシドが挙げられる。酸またはルイス酸の具体例としては、塩化水素および塩化
亜鉛が挙げられる。不活性溶媒の具体例としては、エーテル、N,N−ジメチル
ホルムアミド、およびアセトニトリルが挙げられる。 式XXIIの化合物は、上記反応式IIIの記載に準じて製造される。
【0073】 反応式V この反応式は、式Idの化合物[Yが窒素、Zが−C(R)−、および−R がクロロである式Iの化合物]および式Ieの化合物[Yが窒素、Zが−C(
)−、および−Rが水素である式Iの化合物]の製造に関する。
【化50】
【0074】 式Idの化合物は、適当な塩基を用い不活性溶媒中、高温下の式IIIの化合
物とアミン、チオールまたはアルコールとの反応によって製造することができる
。塩基の具体例としては、ジイソプロピルエチルアミンやトリエチルアミンなど
のトリアルキルアミン、およびDBUが挙げられる。不活性溶媒の具体例として
は、N−メチルピロリジニルおよびN,N−ジメチルホルムアミドが挙げられる
【0075】 式Ieの化合物は、水素源および遷移金属触媒を用い、式Idの化合物の還元
によって製造することができる。水素源の具体例としては、水素およびギ酸アン
モニウムが挙げられる。遷移金属触媒の具体例としては、パラジウム/炭素、お
よび水酸化パラジウム/炭素が挙げられる。
【0076】 反応式VI この反応式は、式Ifの化合物[Yが窒素、Zが窒素、および−Rがクロロ
である式Iの化合物]および式Igの化合物[Yが窒素、Zが窒素、および−R が水素である式Iの化合物]の製造に関する。
【化51】
【0077】 式Ifの化合物は、適当な塩基を用い不活性溶媒中高温にて、式XVIIの化
合物とアミン、チオールまたはアルコールとの反応によって製造することができ
る。塩基の具体例としては、ジイソプロピルエチルアミンやトリエチルアミンな
どのトリアルキルアミン、およびDBUが挙げられる。不活性溶媒の具体例とし
ては、N−メチルピロリジノンおよびN,N−ジメチルホルムアミドが挙げられ
る。
【0078】 式Igの化合物は、水素源および遷移金属触媒を用い、式Ifの化合物の還元
によって製造することができる。水素源の具体例としては、水素およびギ酸アン
モニウムが挙げられる。遷移金属触媒の具体例としては、パラジウム/炭素、お
よび水酸化パラジウム/炭素が挙げられる。
【0079】 反応式VII この反応式は、式Ihの化合物[Yが−C(R)−、Zが窒素、および−R がクロロである式Iの化合物]およびIjの化合物[Yが−C(R)−、Z
が窒素、および−Rが水素である式Iの化合物]の製造に関する。
【化52】
【0080】 式Ihの化合物は、適当な塩基を用い不活性溶媒中高温にて、式XXVIII
の化合物とアミン、チオールまたはアルコールとの反応によって製造することが
できる。塩基の具体例としては、ジイソプロピルエチルアミンやトリエチルアミ
ンなどのトリアルキルアミン、およびDBUが挙げられる。不活性溶媒の具体例
としては、N−メチルピロリジノンおよびN,N−ジメチルホルムアミドが挙げ
られる。
【0081】 式Ijの化合物は、水素源および遷移金属触媒を用い、式Ihの化合物の還元
によって製造することができる。水素源の具体例としては、水素およびギ酸アン
モニウムが挙げられる。遷移金属触媒の具体例としては、パラジウム/炭素、お
よび水酸化パラジウム/炭素が挙げられる。
【0082】 好ましい化合物 本発明の好ましい化合物は、以下に示す定義を有する式Iの化合物およびその
医薬的に許容し得る塩である: Yは窒素または−C(R)−; Zは窒素または−C(R)−、但し、YとZの少なくとも一方は窒素; RおよびRはそれぞれ独立して、−NR、水素およびクロロからな
る群から選ばれ、但し、RまたはRの少なくとも一方は−NR; Rは水素、アルキル、置換アルキル、−(CH)n−フェニル、または−(C
)n−置換フェニル; Rは水素、ハロゲン、置換アルキル、−OR10または−NR1112; RおよびRはそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、アルキルおよび置換ア
ルキルからなる群から選ばれる。
【0083】 RおよびRはそれぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、−(C
)m−シクロアルキル、−(CH)m−置換シクロアルキル、−(CH)m−フ
ェニル、−(CH)m−置換フェニル、−(CH)m−ヘテロシクロ、および−(
CH)m−ヘテロアリールからなる群から選ばれるか;あるいは RとRは、それらが結合するN原子と共に合して、ヘテロシクロ環、置換
もしくは非置換イミダゾール、置換もしくは非置換ピラゾール、または置換もし
くは非置換トリアゾールを形成; R10,R11およびR12はそれぞれ独立して、水素、アルキル、−(CH
)m−フェニル、−(CH)m−置換フェニル、および−(CH)m−ヘテロアリ
ールからなる群から選ばれ; mは0または1〜4の整数;および nは1〜4の整数である。
【0084】 上記の好ましい基において、以下に示す定義が適用される。 語句“アルキル”とは、炭素数1〜8の直鎖および分枝鎖基を指称する。 語句“置換アルキル”および“置換低級アルキル”とは、1、2または3つの
置換基を有する上述のアルキルおよび低級アルキル基を指称し、該置換基はハロ
、−(CH)m−ヒドロキシ、シアノ、低級アルコキシ、低級アルキルチオ、ア
ミノ、−NH(低級アルキル)、−N(低級アルキル)、低級アルキルチオ、
【化53】 カルボキシおよび−CO−低級アルキルからなる群から選ばれる。
【0085】 語句“シクロアルキル”とは、炭素数3〜7の非置換の完全飽和環を指称する
。 語句“置換シクロアルキル”とは、1、2または3つの置換基、好ましくは1
つの置換基を有する上記シクロアルキル環を指称し、該置換基は低級アルキル、
低級アルコキシ、低級アルキルチオ、ハロ、、−(CH)m−ヒドロキシ、シア
ノ、アミノ、−NH(低級アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(低級アル
キル)
【化54】 カルボキシ、−CO−低級アルキル、−(CH)m−フェニル、−(CH)m−
置換フェニル、−(CH)m−ヘテロシクロ、−(CH)m−ヘテロアリール、ケ
ト、=N−OH、=N−O−低級アルキル、および5もしくは6員ケタール、す
なわち、1,3−ジオキソランもしくは1,3−ジオキサンからなる群から選ばれ
る。
【0086】 語句“置換フェニル”とは、低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルチ
オ、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、置換低級アルキル、ニトロ、アミノ、−NH(
低級アルキル)、−NH(シクロアルキル)および−N(低級アルキル)、からな
る群から選ばれる1、2または3つの置換基、および/またはフェニル、ベンジ
ル、フェニルエチル、フェニルオキシ、フェニルチオ、カルボキシ、−CO
低級アルキル、
【化55】 −NH−CH−カルボキシ、−NH−CH−CO−低級アルキルおよび−
(CH)m−ヘテロアリールからなる群から選ばれる1つの置換基を有するフェ
ニル環、並びにペンタフルオロフェニルを指称する。
【0087】 語句“ヘテロシクロ”とは、1もしくは2つのOまたはS原子および/または
1〜4つのN原子を有する置換および非置換の飽和または部分飽和3〜7員モノ
環式環を指称し、但し、ヘテロ原子の総数は4以下で、かつヘテロシクロ環は少
なくとも1つの炭素原子を含有し、窒素および硫黄原子は必要に応じて酸化され
てよく、および窒素原子は必要に応じて4級化されていてもよい。
【0088】 ヘテロシクロ置換基は、有効な炭素または窒素原子に結合する1、2または3
つの置換基であって、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、低級アルキル、シクロアルキ
ル、置換低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルチオ、ケト、ホルミル、
ニトロ、アミノ、−NH(低級アルキル)、−NH(シクロアルキル)および−N(
低級アルキル)からなる群から選ばれるもの、および/またはフェニル、ベン
ジル、フェニルエチル、フェニルオキシ、フェニルチオ、カルボキシ、置換フェ
ニル、置換フェニル−CH−、置換フェニル−CH−CH−、−CO
低級アルキル、
【化56】
【化57】 −NH−CH−カルボキシ、−NH−CH−CO−低級アルキル、−(C
)m−ヘテロシクロ、−(CH)m−ヘテロアリール、=N−OH、=N−O
−低級アルキル、および5もしくは6員ケタール、すなわち、1,3−ジオキソ
ランまたは1,3−ジオキサンからなる群から選ばれる1つの置換基、並びにフ
ェニル環に縮合したヘテロシクロ環である。
【0089】 語句“ヘテロアリール”とは、1もしくは2つのOまたはS原子および/また
は1〜4つのN原子を有する(但し、環中のヘテロ原子の総数は4以下)5もし
くは6員置換または非置換モノ環式芳香族環;および環の少なくとも1つは芳香
族で、環の少なくとも1つは1もしくは2つのOまたはS原子および/または1
〜4つのN原子を含有する(但し、いずれかの環中のヘテロ原子の総数は4以下
)9もしくは10員の置換または非置換ジ環式環を指称する。窒素および硫黄原
子は、必要に応じて酸化されてよく、また窒素原子は必要に応じて4級化されて
いてもよい。
【0090】 ヘテロアリール置換基は、有効な炭素原子に結合し、かつハロ、シアノ、低級
アルキル、シクロアルキル、置換低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキル
チオ、ヒドロキシ、ニトロ、ホルミル、アミノ、−NH(低級アルキル)、−NH
(シクロアルキル)、および−N(低級アルキル)から選ばれる1、2または3つ
の置換基、および/またはフェニル、ベンジル、フェニルエチル、フェニルオキ
シ、フェニルチオ、カルボキシ、置換フェニル、置換フェニル−CH−、置換
フェニル−CH−CH−、−CO−低級アルキル、
【化58】 −NH−CH−カルボキシ、−NH−CH−CO−低級アルキル、−(C
)m−ヘテロシクロ、および−(CH)m−ヘテロアリールからなる群から選
ばれる1つの置換基である。
【0091】 語句“置換イミダゾール”とは、水素、低級アルキル、シクロアルキル、置換
低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルチオ、ニトロ、ハロ、シアノ、ホ
ルミル、アミノ、−NH(低級アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−NH(置
換低級アルキル)および−N(低級アルキル)からなる群から選ばれる1もしく
は2つの置換基、および/またはフェニル、ベンジル、フェニルエチル、置換フ
ェニル、置換フェニル−CH−、置換フェニル−CH−CH−、フェニル
オキシ、フェニルチオ、カルボキシ、−CO−低級アルキル、
【化59】 −CH=N−ヒドロキシ、−CH=N−O−低級アルキル、
【化60】
【化61】 −NH−CH−カルボキシ、−NH−CH−CO−低級アルキル、−(C
)m−ヘテロシクロおよび−(CH)m−ヘテロアリールからなる群から選ば
れる1つの置換基を有する、イミダゾール、アリール−縮合イミダゾール(たと
えばベンズイミダゾール)またはヘテロアリール−縮合イミダゾール(たとえば
ピリドイミダゾール)を指称する。
【0092】 語句“置換ピラゾール”とは、水素、低級アルキル、置換低級アルキル、低級
アルコキシ、低級アルキルチオ、−(CH)n−低級アルコキシ、−(CH)m−
ヒドロキシ、ニトロ、ハロ、シアノ、アミノ、−NH(低級アルキル)、−NH(
シクロアルキル)および−N(低級アルキル)からなる群から選ばれる1もしく
は2つの置換基、および/またはフェニル、ベンジル、置換フェニル、置換フェ
ニル−CH−、置換フェニル−CH−CH−、フェニルエチル、フェニル
オキシ、フェニルチオ、カルボキシ、−CO−低級アルキル、
【化62】 −NH−CH−カルボキシ、−NH−CH−CO−低級アルキル、−(C
)m−ヘテロシクロおよび−(CH)m−ヘテロアリールからなる群から選ば
れる1つの置換基を有する、ピラゾール、アリール−縮合ピラゾール(たとえば
ベンゾピラゾール)、またはヘテロアリール−縮合ピラゾール(たとえばピラゾ
ロピリジン)を指称する。
【0093】 語句“置換トリアゾール”とは、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アル
コキシ、低級アルキルチオ、−(CH)n−低級アルコキシ、−(CH)m−ヒド
ロキシ、ハロ、シアノ、アミノ、−NH(低級アルキル)、−NH(シクロアルキ
ル)、−N(低級アルキル)、フェニル、ベンジル、フェニルエチル、置換フェ
ル、置換フェニル−CH−、置換フェニル−CH−CH−、フェニルオキ
シ、フェニルチオ、カルボキシ、−CO−低級アルキル、
【化63】 −NH−CH−カルボキシ、−NH−CH−CO−低級アルキル、−(C
)m−ヘテロシクロおよび−(CH)m−ヘテロアリールからなる群から選ば
れる1つの置換基を有するトリアゾールを指称する。
【0094】 式Iのより好ましい化合物およびその医薬的に許容し得る塩は、以下に示す定
義を有するものである: Yは窒素; Zは−C(R)−; RおよびRはそれぞれ独立して、−NR、水素およびクロロからな
る群から選ばれ、但し、RまたはRの少なくとも一方は−NRである
【0095】 Rは水素、低級アルキル、−(CH)n−フェニル、または−(CH)n−置
換フェニル; Rは水素; Rは水素; RおよびRはそれぞれ独立して、水素、低級アルキル、置換低級アルキル
、−(CH)m−シクロヘキシル、−(CH)m−置換シクロヘキシル、−(CH
)m−フェニル、−(CH)m−置換フェニル、−(CH)m−ヘテロシクロ、−
(CH)m−ヘテロアリールからなる群から選ばれるか、あるいはRとR
それぞれ結合するN原子と共に合して、ヘテロシクロ環または置換もしくは非置
換イミダゾールを形成; mは0または1〜4の整数; nは1〜4の整数である。
【0096】 上記のより好ましい基において、以下に示す定義が適用される。 語句“低級アルキル”とは、炭素数1〜4の直鎖および分枝鎖基を指称する。 語句“置換低級アルキル”とは、1つの置換基を有する上述の低級アルキル基
を指称し、該置換基はハロ、−(CH)m−ヒドロキシ、低級アルコキシ、アミ
ノ、−NH(低級アルキル)、−NH(炭素数3〜6のシクロアルキル)、−N(低
級アルキル)、カルボキシ、−CO−低級アルキル、
【化64】 からなる群から選ばれる。
【0097】 語句“置換フェニル”とは、ハロ、シアノ、低級アルキル、低級アルコキシ、
−(CH)m−ヒドロキシ、トリフルオロメチル、アミノ、−NH(低級アルキル
)、−NH(炭素数3〜6のシクロアルキル)および−N(低級アルキル)、から
なる群から選ばれる1、2または3つの置換基、および/またはカルボキシ、−
CO−低級アルキル、
【化65】 からなる群から選ばれる1つの置換基を有するフェニル環、並びにペンタフルオ
ロフェニルを指称する。
【0098】 語句“ヘテロシクロ”とは、1もしくは2つのOまたはS原子および/または
1〜4つのN原子を有する置換または非置換のモノ環式飽和または部分飽和環を
指称し、但し、環中のヘテロ原子の総数は4以下で、かつ該環は少なくとも1つ
の炭素原子を含有する。窒素および硫黄原子は必要に応じて4級化されてよい。
【0099】 ヘテロシクロ置換基は、有効な炭素または窒素原子に結合し、かつ1または2
つの置換基であって、ハロ、ケト、ヒドロキシ、シアノ、低級アルキル、置換低
級アルキル、炭素数3〜6のシクロアルキル、低級アルコキシ、トリフルオロメ
チル、アミノ、−NH(低級アルキル)、−NH(炭素数3〜6のシクロアルキル)
および−N(低級アルキル)からなる群から選ばれるもの、または−CO−低
級アルキル、
【化66】
【化67】 テトラゾリル、
【化68】 =N−OH、=N−O−低級アルキル、
【化69】 1,3−ジオキソラン、および1,3−ジオキサンからなる群から選ばれる1つの
置換基、並びにフェニル環に縮合した環である。
【0100】 語句“ヘテロアリール”とは、1もしくは2つのOまたはS原子および/また
は1〜4つのN原子を有する(但し、環中のヘテロ原子の総数は4以下)5もし
くは6員置換または非置換モノ環式芳香族環を指称し、窒素および硫黄原子は、
必要に応じて酸化されてよく、また窒素原子は必要に応じて4級化されていても
よい。ヘテロアリール置換基は、有効な炭素原子に結合し、かつハロ、ヒドロキ
シ、シアノ、低級アルキル、置換低級アルキル、炭素数3〜6のシクロアルキル
、低級アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、−NH(低級アルキル)、−N
(低級アルキル)、および−NH(炭素数3〜6のシクロアルキル)からなる群か
ら選ばれる1種または2種、またはカルボキシ、−CO−低級アルキル、
【化70】 からなる群から選ばれる1つの置換基である。
【0101】 語句“ヘテロアリール”とは、環の少なくとも1つが芳香族で、環の少なくと
も1つが1もしくは2つのOまたはS原子および/または1〜4つのN原子を含
有する(但し、いずれかの環中のヘテロ原子の総数は4以下)置換または非置換
9もしくは10員のジ環式環を指称する。
【0102】 語句“置換シクロヘキシル”とは、低級アルキル、低級アルコキシ、低級アル
キルチオ、ハロ、ケト、−(CH)m−ヒドロキシ、シアノ、アミノ、−NH(低
級アルキル)、および−N(低級アルキル)からなる群から選ばれる1もしくは
2つの置換基、および/またはカルボキシ、−CO−低級アルキル、=N−O
H、=N−O−低級アルキル、1,3−ジオキソラン、1,3−ジオキサン、
【化71】 からなる群から選ばれる1つの置換基を有するシクロヘキシルを指称する。
【0103】 語句“置換イミダゾール”とは、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アル
コキシ、ハロ、−(CH)m−ヒドロキシ、シアノ、ホルミル、トリフルオロメ
チル、アミノ、−NH(低級アルキル)、−N(低級アルキル)および−NH(炭
素数3〜6のシクロアルキル)からなる群から選ばれる1もしくは2つの置換基
、またはカルボキシ、−CO−低級アルキル、
【化72】
【化73】 −CH=N−NH−、−CH=N−NH−(低級アルキル)、−CH=N−N(
低級アルキル)
【化74】 からなる群から選ばれる1つの置換基を有するイミダゾールを指称する。
【0104】 以下に示す定義を有する式Iの化合物およびその医薬的に許容しうる塩が最も
好ましい。 Yは窒素; Zは−C(R)−である。
【0105】 Rは−NH(低級アルキル)、−N(低級アルキル)、−NH−(CH)n−
OH、−NH−(CH)n−N(低級アルキル)、−NH−(CH)n−置換フェ
ニル、
【化75】
【化76】
【化77】 である。
【0106】 Rは−NH−(CH)n−置換フェニル、
【化78】 ; Rは水素、エチル、または−(CH)n−置換フェニル; Rは水素; Rは水素; mは0または1〜4の整数; nは1〜4の整数である。
【0107】 R20およびR21はそれぞれ独立して、水素、低級アルキル、メトキシ、ク
ロロ、−(CH)m−ヒドロキシ、シアノ、ホルミル、シクロペンチル、シクロ
ヘキシル、アミノ、−NH(低級アルキル)および−N(低級アルキル)から選ば
れるか、あるいはR21が水素、R20がカルボキシ、
【化79】
【化80】 テトラゾリル、
【化81】 からなる群から選ばれ、またはR20とR21は同一炭素に結合し、かつ共に合
して、ケト、=N−OCH、=N−OHおよび
【化82】 からなる群から選ばれる基を形成する。
【0108】 QがOまたはN−R23; R23は水素、低級アルキル、または
【化83】 ; R22は水素、ホルミル、−CO−低級アルキル、置換低級アルキル、
【化84】
【化85】 である。
【0109】 上記最も好ましい基において、以下に示す定義が適用される。 語句“置換フェニル”とは、メトキシ、クロロおよびフルオロからなる群から
選ばれる1もしくは2つの置換基を有するフェニル、並びにペンタフルオロフェ
ニルを指称する。 語句“低級アルキル”とは、炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖基を指称する。
【0110】 語句“置換低級アルキル”とは、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、−NH(
低級アルキル)、−N(低級アルキル)、−CO−低級アルキル、
【化86】 から選ばれる置換基を有する上記低級アルキル基を指称する。 語句“ヘテロシクロ”とは、
【化87】 の基を指称する。
【0111】 R24は水素、アミノ、−NH−CO−低級アルキル、−N(低級アルキル) 、−NH(低級アルキル)、メトキシメチル、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、
または
【化88】 である。
【0112】 本発明の最も好ましい化合物の中で、以下に示すものが特に興味がある。 1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3
−エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン
−6−イル]−N−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボキサミド; 1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3
−エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン
−6−イル]−N−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボキサミド・メタン
スルホネート(1:1); N−[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]−3−エチル−N −(4−ピリジニルメチル)−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,
4−d]ピリダジン−6,9−ジアミン; 1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3
−エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン
−6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−メタノール;
【0113】 1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3
−エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン
−6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−(N,N−ジメチルエチレン)カ
ルボキサミド; 1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3
−エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン
−6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−(N−メチルピペリジニル)カル
ボキサミド; 1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3
−エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン
−6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−ピロリジニル・カルボキサミド; 1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3
−エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン
−6−イル]−1H−イミダゾール−4−[R−1−アミノ−2−(メトキシメ
チル)−ピロリジニル]ヒドラジド;および 1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3
−エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン
−6−イル]−1H−イミダゾール−4−酢酸 (特に上記列挙した最初の2つの化合物)
【0114】 (有用性) 本発明の化合物はcGMP PDEを阻害し、特にcGMP PDE Vの強力かつ選択的な阻害
剤である。本化合物はcGMP関連異常の処置に役立つ。本明細書にいう「cGMP関連
異常」とは、対象においてcGMP PDEを阻害することまたはcGMPのレベルを上昇さ
せることによって処置できる障害を意味し、ここに処置とはその障害の予防、部
分的軽減または治療からなる。
【0115】 cGMP PDEの阻害またはcGMPレベルの上昇は、例えば対象の特定の組織内で局所的
に起こってもよいし、上記の障害について処置される対象の全体にわたって広範
囲に起こってもよい。処置は、cGMPレベルの上昇がさらに別の有益な治療効果を
助長する部位、例えばcGMPの上昇が内皮由来弛緩因子の効果を助長する部位など
では助長されうる。
【0116】 本発明の化合物は、高血圧、狭心症(安定、不安定および異型狭心症)、(う
っ血性)心不全、再狭窄、アテローム性動脈硬化および異脂質血症など(ただし
これらに限らない)の様々な心血管疾患、ならびに血管開存性の低下、静脈およ
び動脈の血栓、心筋梗塞、末梢血管疾患、脳卒中、気管支炎、慢性喘息、アレル
ギー性喘息、アレルギー性鼻炎、緑内障、腸運動機能の障害を特徴とする疾患、
真性糖尿病、良性前立腺過形成(BPH)、およびcGMP PDEの阻害に反応する型の癌
の処置に有用である。
【0117】 さらにこれらの化合物は、生殖器(特に海綿体)への血流を改善することによ
り、男性(例えば糖尿病、脊髄損傷、前立腺全摘出術、心因性の病因または他の
任意の原因による勃起障害)と女性の両方の性的機能障害の処置に有用である。
【0118】 したがって本発明は、cGMP関連異常の処置法であって、それを必要とする対象
に、少なくとも1つの式Iの化合物またはその塩をその目的に有効な量で投与す
る工程からなる方法を提供する。本方法では、後述するような他の治療薬を本発
明化合物と共に使用することができる。本発明の方法では、そのような他の治療
薬を、本発明化合物の投与に先立って、本発明化合物の投与と同時に、または本
発明化合物の投与後に投与することができる。
【0119】 また本発明は、cGMP関連異常を処置する能力を持つ式Iの化合物またはその塩
の少なくとも1つをその目的に適した量で含有すると共に医薬的に許容できるビ
ヒクルまたは希釈剤も含有する医薬組成物を提供する。本発明の組成物は、後述
するような他の治療薬を含有してよく、製薬分野でよく知られているような方法
に従って、例えば従来の固体または液体ビヒクルまたは希釈剤ならびに所望する
投与法に適したタイプの医薬用添加物(例えば賦形剤、結合剤、保存剤、安定化
剤、香料など)を使用することなどによって製剤化できる。
【0120】 式Iの化合物は任意の適当な手段によって、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒
または散剤などの形で経口的に、舌下に、頬粘膜に、皮下、静脈内、筋肉内また
は胸骨内注射または注入法(例えば滅菌注射用水溶液または非水性溶液または懸
濁液として)などによって非経口的に、吸入スプレーなどによって鼻腔に、クリ
ーム剤または軟膏などの形で局部外用的に、坐剤などの形で直腸に、無毒性の医
薬的に許容できるビヒクルまたは希釈剤を含有する投薬単位製剤として投与する
ことができる。
【0121】 本化合物は、例えば即時放出または持続放出に適した形で投与できる。即時放
出または持続放出は、本化合物を含有する適当な医薬組成物を使って、または特
に持続放出の場合は、皮下植込み剤または浸透圧ポンプなどの装置を使って達成
できる。本化合物はリポソームを使って投与することもできる。
【0122】 経口投与用組成物の具体例としては、例えば嵩を与えるための微結晶セルロー
ス、懸濁化剤としてのアルギン酸またはアルギン酸ナトリウム、増粘剤としての
メチルセルロースおよび当技術分野で知られているような甘味剤または着香剤を
含有してよい懸濁剤と、例えば微結晶セルロース、リン酸二カルシウム、デンプ
ン、ステアリン酸マグネシウムおよび/または乳糖および/または当技術分野で知
られているような他の賦形剤、結合剤、増量剤、崩壊剤、希釈剤および潤滑剤を
含有してよい即時放出錠剤が挙げられる。
【0123】 式Iの化合物は、舌下および/または頬粘膜投与により、口腔を経由して輸送
することもできる。湿製錠剤、圧縮錠剤または凍結乾燥錠剤は、使用できる形態
の具体例である。組成物の具体例としては、本化合物をマンニトール、乳糖、シ
ョ糖および/またはシクロデキストリンなどの速溶性希釈剤と共に製剤化した組
成物が挙げられる。
【0124】 上記の製剤にはセルロース(Avicel(登録商標))またはポリエチレングリコ
ール(PEG)などの高分子量賦形剤が含まれてもよい。また、上記の製剤は粘膜
への付着を助けるヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース(HPMC)、ナトリウムカルボキシメチルセルロース(SCMC)、
無水マレイン酸コポリマー(例えばGantrez(登録商標))などの賦形剤、およ
び放出を制御するポリアクリルコポリマー(例えばCarbopol(登録商標)934)
などの薬剤を含んでもよい。製造と使用が容易なように潤滑剤、流動促進剤、香
料、着色剤および安定化剤を添加してもよい。
【0125】 鼻腔エアロゾルまたは吸入投与用組成物の具体例としては、例えばベンジルア
ルコールまたは他の適当な保存剤、生物学的利用能を向上させるための吸収促進
剤および/または当業者に知られているような他の溶解または分散剤を含有して
よい食塩水中の溶液が挙げられる。
【0126】 非経口投与用組成物の具体例としては、例えば、適当な無毒性の非経口投与上
許容できる希釈剤または溶媒(例えばマンニトール、1,3-ブタンジオール、水、
リンゲル液、等張性食塩溶液、または他の適当な分散または湿潤および懸濁化剤
(合成モノまたはジグリセリドなど)、およびオレイン酸などの脂肪酸を含有し
てよい注射用溶液剤または懸濁剤が挙げられる。
【0127】 直腸投与用組成物の具体例としては、常温では固体であるが直腸腔内では液化
および/または溶解して薬物を放出する、カカオ脂、合成グリセリドエステルま
たはポリエチレングリコールなどの適当な非刺激性賦形剤を含有してよい坐剤が
挙げられる。 局部外用組成物の具体例には、プラスチベース(Plastibase, 登録商標)(ポリ
エチレンでゲル化された鉱油)などの局部外用担体が含まれる。
【0128】 当技術分野の通常の知識を有する者は本発明化合物の有効量を決定することが
でき、成人の場合は1日あたり約0.05〜100mg/kg体重の活性化合物という投薬量
を具体例としてあげることができ、この投薬量は単回で投与してもよいし、例え
ば1日に2〜4回などに分割して投与してもよい。
【0129】 ある対象に適した具体的な投与レベルと投薬頻度は様々であり、使用する化合
物、その化合物の代謝安定性と作用の長さ、対象の種、年齢、体重、全般的健康
状態、性別および食餌、投与法と投与時間、排出率、併用する薬およびその状態
の重症度などを含む様々な要因に依存することは理解されるだろう。好ましい治
療対象には動物が含まれ、cGMP関連異常を起こしやすいイヌ、ネコ、ウマなどの
家畜およびヒトなどの哺乳動物種は最も好ましい。
【0130】 本発明の化合物は単独で使用してもよいし、互いにおよび/またはcGMP関連異
常の治療に役立つ他の適当な治療薬、例えば他のcGMP PDE阻害剤、特に他のcGMP
PDE V阻害剤、コンダクタンスの大きいカルシウム−活性化カリウム(BK)チヤネ
ルのモジュレータ、プロスタノイド、α-アドレナリンアゴニスト、エンドセリ
ンアンタゴニスト、アンジオテンシンII(特にAT1サブタイプ)アンタゴニスト
、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤、レニン阻害剤およびセロトニン(5
-HT2c)アゴニストなどと組み合わせて使用してもよい。
【0131】 上記のような他の治療薬の具体例としては次の治療薬が挙げられる:フェント
ラミン、ヨヒンビン、パパベリン、アポモルフィン、シルデナフィル、米国特許
第5,272,147号、第5,250,534号、第5,426,107号および第5,346,901号に記載され
ているようなピラゾロピリミジノン類、米国特許第5,482,941号に記載されてい
るようなキナゾリノン類;ロサルタン、イルベサルタン、バルサルタンおよびカ
ンデサルタンから選択されるAT1アンタゴニスト;ボセンタン、ABT-627および米
国特許第5,612,359号および米国特許出願第60/035,832号(1997年1月30日出願)
に記載の物質から選択されるETAアンタゴニスト;イミダゾキナゾリン類(WO98/
08848参照)、カルバゾール類(WO97/03675、WO97/03985およびWO95/19978参照
)、イミダゾプリノン類(WO97/19947参照)、ベンズイミダゾール類(WO97/243
34参照)、ピラゾロキノリン類(米国特許第5,488,055号参照)、米国特許出願
第60/088,538号(1998年6月8日出願)に記載のキナゾリン類、米国特許出願第60
/100,655号(1998年9月16日出願)に記載のピリジン類、アントラニル酸誘導体
(WO95/18097参照)、縮合複素環類(WO98/07430参照)およびチエノピリミジン
類(DE19632423参照)から選択されるPDE V阻害剤;およびインドール類(J.Med .Chem. 、40、2762-2769(1997)、EP655440およびEP657426参照)から選択され
る5-HT2cアゴニスト、および米国特許第5,565,483号および第5,602,169号および
WO98/04135およびWO98/23273に記載のコンダクタンスの大きいカルシウム−活性
化カリウム(BK)チヤネルのモジュレータ。
【0132】 本発明の化合物と組み合わせて使用する場合、上記他の治療薬は、例えば医師
用医薬品便覧(Physicians' Desk Reference、PDR)に表示されている量または
当技術分野の通常の技術を有する者が他の方法で決定した量で使用することがで
きる。 cGMP PDE阻害剤としての化合物の活性の程度を確認するには下記の測定法を使
用できる。下記の実施例に記載の化合物はこの測定法で試験され、活性を示した
【0133】 (PDEシンチレーションプロキシミティアッセイプロトコル) Seilerらの方法(Seiler,S.、Gillespie,E.、Arnold,A.J.、Brassard,C.L.、M
eanwell,N.A.およびFleming,J.S.「イミダゾキノリン誘導体:血小板中のcAMPレ
ベルを上昇させプロテインキナーゼを活性化する血小板cAMPホスホジエステラー
ゼの強力な阻害剤(Imidazoquinoline derivatives: potent inhibitors of pla
telet cAMP phosphodiesterase which elevate cAMP levels and activate prot
ein kinase in platelets)」Thrombosis Research 62:31-42(1991))により
、超音波処理ヒト血小板ホモジネートを調製する。
【0134】 PDE Vはヒト血小板中に豊富に含まれ、ホモジネート中のcGMP加水分解活性の
約90%を占める。必要な場合は、10mM−450mM NaClの直線勾配によって溶出させ
るMono-Q陰イオン交換カラム(Pharmacia)を用いたファストプロテインリキッ
ドクロマトグラフィーシステム(FPLC)での陰イオン交換クロマトグラフィーに
よって、PDE Vをそのホモジネート中の他のPDE活性から分離することができる。
【0135】 ホスホジエステラーゼ活性は市販のホスホジエステラーゼ[3H]cGMPシンチレ
ーションプロキシミティ(SPA)アッセイキット(Amersham)を使って測定する
。反応を室温で行ない、余分な放射性生成物の合成が起こらないように3mM非放
射性cGMPをSPAビーズの懸濁液に含める点以外は、製造者のプロトコルに明確に
従う。 本明細書で引用する文書は全て、そのまま完全な形で参照により本明細書に組
み込まれる。 以下の実施例は本発明の態様を例示するものであり、本願特許請求の範囲を限
定するものではない。
【0136】 (略語) DMF=ジメチルホルムアミド DMSO=ジメチルスルホキシド Et=エチル HPLC=高圧液体クロマトグラフィー LRMS=低分解能質量分析 Me=メチル MeOH=メタノール mp=融点 THF=テトラヒドロフラン tlc=薄層クロマトグラフィー
【0137】 rt=室温 h=時間 H2O=水 EtOH=エタノール H3PO4=リン酸 NaOH=水酸化ナトリウム EtOAc=酢酸エチル <=以下 >=以上 EDAC・HCl=エチル−3−(ジメチルアミノ)プロピルカルボジイミド塩酸塩 HOBT=ヒドロキシベンズトリアゾール K2CO3=炭酸カリウム。
【0138】 (出発物質の製造) 製造例1 (1-エチルピラゾール-5-イルアミノ)メチレンマロン酸ジエチルエステルの製
【化89】 5-アミノ-l-エチルピラゾール(20.0g、180mmol)およびエトキシメチレンマ
ロン酸ジエチル(42.8g、198mmol)のニート溶液を120℃で5時間加熱した。この
物質をさらに精製することなく直接使用した。必要であれば生成物を154〜160℃
(0.1mmHg)で蒸留することで標題の化合物を液体として得ることができ、この
液体は固化すると、淡色固体の標題化合物を与える。mp.50〜53℃。
【0139】 製造例2 1-エチル-4-ヒドロキシ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-カルボン酸エチルエ
ステルの製造
【化90】 (1-エチルピラゾール-5-イル-アミノ)メチレンマロン酸ジエチルエステル(上
記の反応で得た180mmol)をジフェニルエーテル(200mL)に溶解し、得られた溶
液を255℃に予熱した油浴に入れた。
【0140】 その反応溶液を5時間加熱した後、ジフェニルエーテルを蒸留によって除去した
。得られた褐色の反応混合物を室温に冷却し、ヘキサン(1L)に注いだ。この溶
液を−78℃に冷却した後、得られた沈殿物をろ過することにより、標題の化合物
をベージュ色の針状固体として得た。HPLCによるとこの固体は純度>90%であり
、これをそのまま使用した(25g、2段階で60%)。エタノール-H2Oを使って一部
を再結晶したところ白色固体が得られた。mp.85〜86℃。LRMS(m/z)236(MH
)。
【0141】 製造例3 4-クロロ-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-カルボン酸エチルエステ
ルの製造
【化91】 1-エチル-4-ヒドロキシ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-カルボン酸エチルエ
ステル(15g、63.8mmol)をPOCl3(100mL)に溶解し、得られた溶液を4時間加熱
還流した。残ったPOCl3を減圧下での蒸発によって除去した。淡褐色固体残渣をE
tOH-ヘキサンから再結晶したところ標題の化合物が白色固体(14g、55.3mmol、8
7%)として得られた。HPLC(YMC S5 ODS 4.6×50mmカラム、0%Bから100%Bへ
の4分間勾配、流量4mL/分、溶媒A:10%MeOH-90%H2O-0.2%H3PO4、溶媒B:90%
MeOH-10%H2O-0.2%H3PO4)保持時間3.84分は96%の純度を示した。LRMS(m/z)
254(MH)。
【0142】 製造例4 4-クロロ-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-カルボン酸エチルエステ
ルの製造
【化92】 (1-エチルピラゾール-5-イル-アミノ)メチレンマロン酸ジエチルエステル(10
.0g、42.6mmol)をPOCl350mLに溶解した。この溶液を10時間加熱還流した後、減
圧下でPOCl3を蒸発除去した。得られた褐色残渣をEtOH 5mLに溶解し、熱ヘキサ
ン(200mL×3)で抽出した。合わせた有機層を減圧下に蒸発させて標題の化合物
を得た。これを室温に静置したところ淡緑色針状結晶が生成した(5.4g、21.3mm
ol、収率50%)。この物質は製造例3で得られたものと同一だった(1H NMR、13 C NMR、MSおよびHPLC)。
【0143】 製造例5 (3-クロロ-4-メトキシフェニル)メチルアミン塩酸塩
【化93】 方法A (4-メトキシフェニル)メチルアミン(75.0g、0.55mol)をジエチルエーテル40
0mLに溶解した。激しく撹拌しながら塩化水素(4.0Mジオキサン溶液、1.1mol)
を滴下した。滴下完了後、得られる塩酸塩をろ過し、ジエチルエーテルで十分に
洗浄した。その塩を終夜風乾した(95.0g、100%)。
【0144】 氷酢酸400mLに、酢酸中の塩素量が出発酢酸の7%になるまで、撹拌しながら塩
素ガスを吹き込んだ。2L丸底フラスコで、4-メトキシベンジルアミン塩酸塩(32
.0g、0.18mol)を氷酢酸400mLに激しく撹拌しながら懸濁した。上記塩素溶液(C
l21.5当量)を室温にて30分間ですばやく滴下した。得られた懸濁液をさらに20
分間撹拌した後、N2を吹き込むことでCl2とHClを6N NaOHトラップ中に除去した
【0145】 酢酸を減圧下に100mLまで蒸発させた。この白色スラリーにジエチルエーテル
(300mL)を加えて固体を解いた後、ろ過した。その固体を酢酸50mLに再懸濁し
た後、ジエチルエーテル50mLを加え、ろ過した。この工程を2回繰返した。白色
固体を1L三角フラスコに移し、THF 400mLに懸濁した。この懸濁液を10分間加熱
して沸騰させた後、ろ過した。溶解していない固体をろ過し、沸騰THF(100mL)
に再懸濁してろ過する工程を2回行なったところ、標題の化合物(27.0g、71%)
が白色固体として得られた。この物質は出発物質含量が2%以下、二塩化物質含
量が2%以下だった。
【0146】 方法B 機械式攪拌機、サーモメーター、滴下漏斗およびアルゴン入口を備えた5L三
ツ首丸底フラスコに、4−メトキシベンジルアミン(105.5g、0.770
モル)を入れ、次いでアルゴン雰囲気下氷冷して温度を20℃付近に保持しなが
ら、酢酸(1000ml)を加える。次に激しく攪拌しながら、塩化スルフリル
(92.7ml、1.16モル)を20分にわたって加え、その間、温度を25
℃以下に維持する。
【0147】 次いで冷却浴を取除き、得られる混合物(スラリー)を室温で5h攪拌する。
反応混合物をジエチルエーテル(1500ml)で希釈し、室温で1h攪拌する
。得られる白色結晶固体を濾別し、エーテル(1000ml)で洗い、真空オー
ブン(40℃)で18h乾燥して、標記化合物(93.2g、収率70%)を白
色固体で得る。HPLCにより、所望生成物の領域%97.9、出発物質1.8
%、および二塩素化ベンジルアミン0.3%が認められた。
【0148】 製造例6 4−シアノ−1−エチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−カル
ボン酸エチルエステル
【化94】 DMF(50ml)およびエタノール(10ml)中の4−クロロ−1−エチ
ル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−カルボン酸エチルエステル(
10.0g、39.5ミリモル)の溶液に、シアン化ナトリウム(3.9g、8
0.0ミリモル)もしくはシアン化テトラブチルアンモニウム(11.8g、1
.1当量)または塩化テトラブチルアンモニウム(14.7g、1.0当量)お
よびシアン化ナトリウム(2.4g、1.2当量)併用のいずれかを加える。
【0149】 この溶液または懸濁液を、TLCにより反応の完了が判定されるまで、60℃
まで加温する。次いで反応混合物を水(200ml)で希釈し、rtで10分間
穏やかに攪拌する。多量の沈澱物が形成する。固体を濾別し、水で十分にリンス
し、乾燥後に標記化合物をオフホワイト固体で得る(収率40〜80%)。この
物質は、HPLC判定で純度>95%であり、精製せずに直接使用する。
【0150】 製造例7 1−エチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4,5−ジカルボン酸
【化95】 4−シアノ−1−エチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−カル
ボン酸エチルエステル(2.0g、8.2ミリモル)をエタノール(20ml)
に懸濁し、NaOH(6N、3当量)の水溶液を加える。
【0151】 反応混合物を2h加熱還流し、水(100ml)で希釈する。この水溶液をジ
エチルエーテル(50ml×2)で抽出し、有機抽出物を捨てる。次いで水性層
をリン酸で酸性化し、EtOAc(50ml×3)で抽出する。抽出物を減圧下
で蒸発濃縮して、標記化合物を得る(純度>90%、収率50〜90%)。この
物質を精製せずに直接使用する。
【0152】 製造例8 9−アミノ−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3
,4−d]ピリダジン−6(7H)−オン
【化96】 エタノール(100ml)中の4−シアノ−1−エチル−1H−ピラゾロ[3
,4−b]ピリジン−5−カルボン酸エチルエステル(10.0g、40.1ミ
リモル)の懸濁液に、無水ヒドラジン(5当量)を加える。
【0153】 この懸濁液を、出発物質が消費するまで、80℃で加熱する。反応液をrtま
で冷却せしめ、水(200ml)で希釈する。得られる固体を濾別し、濾液が無
色になるまで水で十分に洗う。固体を減圧乾燥して、標記化合物を黄色固体で得
る(5.5g、60%)。この物質は、HPLC判定で純度>90%で、直接用
いる。
【0154】 製造例9 3−エチル−7,8−ジヒドロ−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリ
ド[3,4−d]ピリダジン−6,9−ジオン
【化97】 水(200ml)中の9−アミノ−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’
:5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン−6(7H)−オン(5.0g、2
1.7ミリモル)および亜硝酸ナトリウム(15.0g、10当量)の懸濁液に
、pH<2になるまで濃硫酸を加える。
【0155】 懸濁液を激しく攪拌すると、幾つかの酸化窒素−二酸化窒素が発生する。次い
でこの懸濁液をホットプレートに置き、煮沸するまで加熱する。必要に応じて硫
酸を加え、反応液のpH<2に維持する。HPLCにより反応の完了が判定され
ると、得られる反応混合物をrtまで冷却する。沈澱した白色固体を濾取し、水
で十分に洗い、減圧乾燥して、標記化合物をオフホワイト固体で得る(4.6g
、92%、HPLCによる判定純度>95%)。
【0156】 別法として、1−エチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4,5−
ジカルボン酸を出発物質とする方法も使用できる。ジ酸を、EDAC・HCl(
1.2当量)、HOBT(1.2当量)およびトリエチルアミン(5.0当量)
と共に無水THFに溶解する。この溶液に、無水ヒドラジン(2.0当量)を加
える。得られる溶液をrtで5h攪拌し、次いで水で希釈する。沈澱固体を濾取
し、標記化合物を白色固体で得る。
【0157】 製造例10 6,9−ジクロロ−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリ
ド[3,4−d]ピリダジン
【化98】 3−エチル−7,8−ジヒドロ−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリ
ド[3,4−d]ピリダジン−6,9−ジオン(5.0g、21.6ミリモル)
を、オキシ塩化リン(30ml)に懸濁し、得られる混合物を3h加熱還流する
。過剰のオキシ塩化リンを、減圧下で蒸発除去する。
【0158】 褐色残渣をEtOAc(100ml)に溶解し、得られる混合物を攪拌下氷(
100g)に注ぐ。有機層を分離し、水(100ml×3)で十分に洗う。次い
で有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、溶媒を減圧下で蒸発除去して、標記化合
物を淡白色固体で得る(5.5g、収率95%、HPLCによる判定純度>90
%)。 また上記化合物は、以下の手順によっても製造した。
【0159】 3−エチル−7,8−ジヒドロ−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリ
ド[3,4−d]ピリダジン−6,9−ジオン(20g、0.087モル)/ト
ルエンのスラリーに、室温にてピリジン(14ml、0.17モル)およびオキ
シ塩化リン(17.7ml、0.19モル)を加える。スラリーを室温で20分
間および80〜85℃で10時間攪拌する。反応混合物を冷却後、固体を濾別し
、トルエンで洗う。濾液に加え、pHを1〜2からpH10〜11に調整する。
有機層を分離し、硫酸マグネシウム上で乾燥する。溶媒の減圧除去後、明黄色固
体の生成物を得る。収量18.8g(81%)、HPLC AP>99%。
【0160】 実施例1 1−(9−クロロ−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリ
ド[3,4−d]ピリダジン−6−イル)−4−ピペリジノール
【化99】 100ml圧力チューブの、THF/エタノール(1:1、40ml)中の6
,9−ジクロロ−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[
3,4−d]ピリダジン(3.2g、12.0ミリモル)の懸濁液に、トリエチ
ルアミン(5当量)および4−ヒドロキシピペリジン(1.1当量)を連続して
加える。
【0161】 反応混合物を60℃の油浴で、2h加熱する。反応の進行をHPLCで監視す
る。反応混合物を200ml丸底フラスコに移し、減圧下で溶媒を蒸発除去する
。明褐色残渣を飽和重炭酸ナトリウム(100ml)に再懸濁し、沈澱固体を濾
取する。このオレンジ色固体を水で十分に洗い、40℃の真空オーブンで一晩中
乾燥して、標記化合物を得る(3.2g、収率80%)。この物質は、純度>9
3%で、精製せずに直接用いる。
【0162】 実施例2 1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3
−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピリダ
ジン−6−イル]−4−ピペリジノール
【化100】 100ml圧力チューブにて、1−(9−クロロ−3−エチル−3H−ピラゾ
ロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン−6−イル)−4−
ピペリジノール(2.4g、7.2ミリモル)および(3−クロロ−4−メトキ
シフェニル)メチルアミン塩酸塩(7.5g、5当量)を、N−メチルピロリジ
ノン(20ml)およびジイソプロピルエチルアミン(5当量)に懸濁する。
【0163】 反応チューブを、予め170℃に加熱した油浴に2h沈める。HPLC分析に
より、出発物質の完全消費が認められる。反応液をrtに冷却し、EtOAc(
250ml)で希釈する。この溶液を水(200ml×3)および塩水(200
ml×2)で連続して洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥する。減圧下で溶媒を蒸発
除去して、褐色泡状物を得る。
【0164】 この泡状物のカラムクロマトグラフィーを、シリカゲルおよびジクロロメタン
/メタノール(30:1)を用いて行ない、標記化合物をオレンジ色固体で得る
(2.0g、60%)。mp109〜110.5℃。この物質をHPLCで分析
し、純度95%:HPLC(YMC S5 ODS 4.6×50mmカラム、
0%B〜100%Bの4分勾配、流量4ml/分、溶剤A:10%MeOH/9
0%HO/0.2%HPO、溶剤B:90%MeOH/10%HO/0
.2%HPO)保持時間3.22分;LRMS(m/z)468(MH
【0165】 実施例3 9−クロロ−6−置換ピラゾロピリドピリダジン化合物の製造の一般手順
【化101】 100ml圧力チューブにて、THF/エタノール(1:1)中の適当な6,
9−ジクロロピラゾロピリドピリダジンの懸濁液(最終濃度:〜200mM)に
、トリエチルアミン(5当量)を加えた後、適当なアミン、アルコールまたはチ
オール(RXH)を加える。
【0166】 反応混合物を60〜110℃の油浴にて、TLCまたはHPLCにより反応の
完了が判定されるまで加熱する。次いで反応混合物を200ml丸底フラスコに
移し、減圧下で溶媒を蒸発除去する。残渣を飽和NaHCO(100ml)に
再懸濁し、沈澱した固体を濾取する。集めた固体を水で十分に洗い、40℃の真
空オーブンで一晩乾燥する。物質の純度が>85%であれば、精製せずに直接(
そのまま)用いるが、さもなければ、シリカゲルクロマトグラフィーを用いる精
製を行なう。
【0167】 実施例4 6,9−ジ置換ピラゾロピリドピリダジンの製造の一般手順
【化102】 100ml圧力チューブにて、適当な9−クロロ−6−置換ピラゾロピリドピ
リダジンおよび適当なアミン、アルコールまたはチオール(RAH、5当量)
を、ジイソプロピルエチルアミン(5当量)と共に、N−メチルピロリジノンに
懸濁する(最終濃度〜200mMとする)。
【0168】 反応チューブを、予め170℃に加熱した油浴にて、HPLCにより反応完了
が判定されるまで沈める。反応液をrtに冷却し、EtOAcで希釈する。この
溶液を水および塩水で連続して洗い、NaSO上で乾燥する。減圧下で溶媒
を蒸発除去して、褐色泡状物を得る。シリカゲルおよびCHCl/CH
H(30:1)を用いるカラムクロマトグラフィーにより、標記化合物を得る。 上記実施例3および4に記載の一般手順を用い、以下に列挙した名称並びに構
造式、純度(%)、HPLC(保持時間,分)および他のデータを有する化合物
(No.1〜169)を製造した。
【0169】No. 1.N−[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]−3−エチル−N −(4−ピリジニルメチル)−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド
[3,4−d]ピリダジン−6,9−ジアミン 2.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−
3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピリ
ダジン−6−イル]−4−ピペリジンカルボン酸 3.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−
3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピリ
ダジン−6−イル]−4−ピペリジンカルボキサミド 4.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−
3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピリ
ダジン−6−イル]−N−メチル−4−ピペリジン・カルボキサミド
【0170】
【化103】
【0171】 5.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−
3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピリ
ダジン−6−イル]−N,N−ジメチル−4−ピペリジン・カルボキサミド 6.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−
3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピリ
ダジン−6−イル]−4−ピペリジン・メタノール 7.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−
3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピリ
ダジン−6−イル]−4−ピペリジンカルボン酸エチルエステル 8.N−[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]−3−エチル−6−
(4−メチル−1−ピペラジニル)−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピ
リド[3,4−d]ピリダジン−9−アミン 9.3−[[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]アミノ]−1−プロパノール
【0172】
【化104】
【0173】 10.N−[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]−3−エチル−6
−(4−モルホリニル)−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,
4−d]ピリダジン−9−アミン 11.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−4−ピペリジン・カルボニトリル 12.N−[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]−3−エチル−6
−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−1−ピペリジニル]−3H−ピラ
ゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン−9−アミン 13.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−4−ピペリジノン 14.N,N−ビス[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]−3
−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピリダ
ジン−6,9−ジアミン
【0174】
【化105】
【0175】 15.1−[3−エチル−9−[[(4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン−6
−イル]−4−ピペリジノール 16.1−[3−エチル−9−[[(4−フルオロフェニル)メチル]アミノ]
−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン−6
−イル]−4−ピペリジノール 17.1−[3−エチル−9−[(1,3−ベンゾジオキソール−5−イルメチ
ル)アミノ]−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−4−ピペリジノール(BMS−302946) 18.1−[3−エチル−9−[[2−(4−モルホリニル)エチル)アミノ]
−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン−6
−イル]−4−ピペリジノール 19.1−[3−エチル−9−[[2−(1H−イミダゾール−4−イル)エチ
ル]アミノ]−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−4−ピペリジノール
【0176】
【化106】
【0177】 20.(R)−1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]
アミノ]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4
−d]ピリダジン−6−イル]−2−ピロリジンカルボン酸t−ブチルエステル
21.(S)−1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]
アミノ]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4
−d]ピリダジン−6−イル]−2−ピロリジンカルボン酸t−ブチルエステル 22.(+)−1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]
アミノ]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4
−d]ピリダジン−6−イル]−3−ピペリジンカルボン酸エチルエステル 23.(−)−1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル)
アミノ]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4
−d]ピリダジン−6−イル]−3−ピペリジンカルボン酸エチルエステル
【0178】
【化107】
【0179】 24.1,1’−(3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド
[3,4−d]ピリダジン−6,9−ジイル)ビス[4−ピペリジノール] 25.(R)−1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]
アミノ]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4
−d]ピリダジン−6−イル]−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン 26.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−3−ヒドロキシピロリジン 27.N−[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]−3−エチル−
−[(4−ピリジニル−1−オキシド)メチル]−3H−ピラゾロ[4’,
3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン−6,9−ジアミン 28.1−[6−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−9−イル]−4−ピペリジノール
【0180】
【化108】
【0181】 29.N−[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]−3−エチル−
−(2−ピリジニルメチル)−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリ
ド[3,4−d]ピリダジン−6,9−ジアミン 30.N−[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]−3−エチル−
−(3−ピリジニルメチル)−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリ
ド[3,4−d]ピリダジン−6,9−ジアミン 31.(S)−1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]
アミノ]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4
−d]ピリダジン−6−イル]−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン 32.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−[4−メトキシフェニル]メチル]−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,
6]ピリド[3,4−d]ピリダジン−6−イル]−4−ピペリジノール 33.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン−6
−イル]−4−ピペリジノール・酢酸塩
【0182】
【化109】
【0183】 34.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン−6
−イル]−4−ピペリジノール 35.1−[9−[[(3−クロロフェニル)メチル]アミノ]−3−エチル−
3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン−6−
イル]−4−ピペリジノール 36.1−[9−[[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ]−3−エ
チル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン
−6−イル]−4−ピペリジノール 37.1−[9−[[(3−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3−エチル
−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン−6
−イル]−4−ピペリジノール 38.N−[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]−3−エチル−6
−[(2,6−ジメチルモルホリニル)]−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,
6]ピリド[3,4−d]ピリダジン−9−アミン 39.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−4−[1−アセチル]ピペリジン
【0184】
【化110】
【0185】 40.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−8−[[1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]
]デカン 41.(±)−1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]
アミノ]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4
−d]ピリダジン−6−イル]−3−ピペリジン・カルボキサミド・ジエチルア
ミン 42.N−[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]−3−エチル−
6−クロロ−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピリ
ダジン 43.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−4−ピペリジニル・メチルエーテル 44.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−N−メチルアミン 45.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−4−トランスアミノシクロヘキシル−1−オール
【0186】
【化111】
【0187】 46.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−N,N−ジメチルアミン 47.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−N−シクロプロピルアミン 48.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−N−1H−イミダゾール 49.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−3−(4−メチルピペリジニル)プロピルジアミン 50.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−4−ピペリジニル−O−メチルオキシム 51.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−4−ピペリジニルオキシム
【0188】
【化112】
【0189】 52.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−3−(モルホリニル)エチルジアミン 53.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−1−アミノ−4−ブタノール 54.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−N,N−ジメチルエチルジアミン 55.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−N,N−ジメチル−4−ピペリジン 56.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−N−シクロプロピル−4−ピペリジン 57.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−N−エチル−4−ピペリジン
【0190】
【化113】
【0191】 58.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−N−アミノモルホリン 59.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−4−メトキシ−カルボニルメチルアミノピペリジン 60.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]ピロリジン 61.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]ピペリジン 62.4−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]アミノメチル−2,6−ジクロロピリジン 63.1−アセチル−4−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メ
チル]アミノ]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[
3,4−d]ピリダジン−6−イル]アミノメチルピペリジン
【0192】
【化114】
【0193】 64.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−4−アミノシクロヘキサノンオキシム 65.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−4−アミノシクロヘキサノン−O−メチルオキシム 66.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−プロピル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−4−トランスアミノシクロヘキシル−1−オール 67.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−3−アミノ−(1−イミダゾール)プロピルジアミン 68.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−N−1H−3−メチルイミダゾール・ヨージド 69.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−メチルカルボキシレート
【0194】
【化115】
【0195】 70.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]アミン 71.1−[6−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−9−イル]アミン 72.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]ヘキサメチレンイミン 73.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−メタノール(BMS−3
39446) 74.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−エチルスクシネート・カルボキサミド 75.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−カルボキサミド・コハク酸 76.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−カルボン酸
【0196】
【化116】
【0197】 77.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−(2R)−アミノメチルテトラヒドロフラン 78.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−プロピル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−4−トランスアミノシクロヘキシル−1−オン 79.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−プロピル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−2−トランスアミノシクロヘキシル−1−オール 80.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−プロピル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−4−アミノメチルピペリジン 81.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−3−ピペリジノール 82.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−エチルプロピオネートアミン 83.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−アミノプロピオン酸
【0198】
【化117】
【0199】 84.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン−6
−イル]−4−シス−アミノシクロヘキシル−1−カルボン酸 85.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−プロピル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−4−シス−アミノシクロヘキシル−1−エチルカルボ
キシレート 86.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−3−(4−メチルピペリジニル)エチルジアミン 87.N−[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]−3−エチル―
―9−クロロ−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン 88.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−4−ピペリジニル−1−オール 89.3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d
]ピリダジン−6,9−イル]チオフェノール
【0200】
【化118】
【0201】 90.1−[9−[[(3−クロロ−2−メトキシピリド)メチル]アミノ]−
3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピリ
ダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−メチル・カルボキサミド 91.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−ホルムアルドキシム 92.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−(O−メチル)ホルムア
ルドキシム 93.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−(N,N−ジメチル)ホ
ルムアルドヒドロゾン 94.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−(N,N−ジメチルエチ
レン)カルボキサミド
【0202】
【化119】
【0203】 95.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−(N−メチルピペリジニ
ル)カルボキサミド 96.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−(2−アミノ−2−メチ
ルプロピル)カルボキサミド 97.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−2R−テトラヒドロフリルメチルアミン 98.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−2S−テトラヒドロフリルメチルアミン
【0204】
【化120】
【0205】 99.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]ピ
リダジン−6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−ジメチルアミノカルボキ
サミド 100.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−3−アミノプロピルカルボキサミド 101.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−4−シスアミノシクロヘキシル−1−カルボキサミド 102.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−3−(N−モルホリノ)プロピルジアミン 103.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−2−(ピペリジニル)エチルジアミン
【0206】
【化121】
【0207】 104.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−4−シスアミノシクロヘキシル−1−カルボン酸 105.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]メチルエーテル 106.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−4−(2−エチルアミノ)テトラヒドロプラン 107.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−(N,N−ジメチル)
メチルアミン 108.1−9−[(4−メチルカルボキシレート)−N−1H−イミダゾール
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチルアミン
【0208】
【化122】
【0209】 109.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−(ペンタフルオロフェ
ノール)カルボキシレートエステル 110.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1−(4−N−シクロペンチル)ピペリジン 111.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1−(4−N−イソプロピル)ピペリジン 112.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1−[4−(1−N−ピロリジニル)ピペリジン 113.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1−(4−N−エチルカルボキシレート)ピペリジン
【0210】
【化123】
【0211】 114.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1−(4−N−メチル)ジアゾピン 115.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1−(4−N−ホルミル)ピペリジン 116.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1−(4−N−ピペリジニル)−2−フルフリルカル
ボキサミド 117.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−ホルムアルデヒド 118.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−ピロリジニル・カルボ
キサミド
【0212】
【化124】
【0213】 119.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(2,6−ジメチルピペリ
ジニル)カルボキサミド 120.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−N,N−ジメチルヒドラジ
ド 121.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(S−3−アミノピロリジ
ニル)カルボキサミド 122.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(R−3−t−ブトキシカ
ルボニルアミノピロリジニル)カルボキサミド
【0214】
【化125】
【0215】 123.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(N’−メチル)ヒドラジ
ド 124.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−カルボキシレート・グアニ
ジン 125.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(S−3−N,N−ジメチ
ルアミノピロリジニル)カルボキサミド 126.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−N−(S−3−t−ブトキ
シカルボニルアミノピロリジニル)カルボキサミド
【0216】
【化126】
【0217】 127.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(N,N−ジエチルエチレ
ンジアミノ)カルボキサミド 128.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(3−メチルアミノピロリ
ジニル)カルボキサミド 129.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(1−アミノモルホリニル
)カルボキサミド 130.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(R−3−N,N−ジメチ
ルアミノピロリジニル)カルボキサミド
【0218】
【化127】
【0219】 131.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(R−3−アミノピロリジ
ニル)カルボキサミド 132.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(1,4,5,6−テトラ
ヒドロピリミジニル)カルボキサミド 133.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−シクロプロピルアミノカル
ボキサミド 134.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(4,5−ジヒドロ−4,
4−ジメチル−1H−イミダゾール−1−イル)カルボキサミド
【0220】
【化128】
【0221】 135.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(N−メチル)アミジン 136.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(3−ヒドロキシピロリジ
ニル)カルボキサミド 137.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−[R−1−アミノ−2−(
メトキシメチル)ピロリジニル]ヒドラジド 138.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(1−アミノピロリジニル
)カルボキサミド
【0222】
【化129】
【0223】 139.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(2−メチル−2−イミダ
ゾリニル)カルボキサミド 140.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(R−2−メトキシメチル
ピロリジニル)カルボキサミド 141.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−S−3−(ピロリジニル)
アミノカルボキサミド 142.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−[S−1−(2−ピロリジ
ニルメチル)ピロリジニル]カルボキサミド
【0224】
【化130】
【0225】 143.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(S−3−ヒドロキシメチ
ルピロリジニル)カルボキサミド 144.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(3−ピロリジニル)カル
ボキサミド 145.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(シス−3,4−ジヒドロ
キシピロリジニル)カルボキサミド 146.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(1−ピラゾリル)カルボ
キサミド
【0226】
【化131】
【0227】 147.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(3−アミノ−ヘキサヒド
ロ−2−アゼピノイル)カルボキサミド 148.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−[1−(2,3,4,5−
テトラヒドロピラゾリル)]カルボキサミド 149.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(1−アミノエチレンジア
ミノ)カルボキサミド 150.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−酢酸
【0228】
【化132】
【0229】 151.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−メチレン−N−ピロリジン
152.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−エチルアルコール 153.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(N−メタンスルホニル)
カルボキサミド 154.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−メチルアセチルカルボキシ
レート 155.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−エチルアミン
【0230】
【化133】
【0231】 156.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−メチルアセタミド 157.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−エチルアミノフタルイミド
158.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−N−ω−ヒスタミン 159.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−プロピル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d
]ピリダジン−6−イル]−4−トランスアミノシクロヘキシル−1−カルボン
酸 160.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−プロピル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d
]ピリダジン−6−イル]−4−トランスアミノシクロヘキシル−1−エチルカ
ルボキシレート
【0232】
【化134】
【0233】 161.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−ヒドロキサミド酸 162.1−[9−[[(3−クロロ−4−(2−N,N−ジメチルエトキシフ
ェニル)メチル]アミノ]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6
]ピリド[3,4−d]ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−メ
チルカルボキサミド 163.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(1−モルホリノエチレン
ジアミノ)カルボキサミド 164.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(1−ピロリジノエチレン
ジアミノ)カルボキサミド 165.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−カルボキサミド
【0234】
【化135】
【0235】 166.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−アセチルヒドロキサム
酸 167.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−N−2−アミノピリジン 168.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−エチレン−N−モルホリン 169.1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−d]
ピリダジン−6−イル]−1H−イミダゾール−4−(2−N,N−ジメチルエ
チレンジアミノ)アセタミド
【0236】
【化136】
【0237】 実施例170 1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3
−エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン
−6−イル]−N−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボキサミド
【化137】
【0238】 a)(1−エチルピラゾール−5−イルアミノ)−N,N−ジメチルホルムア
ミジン
【化138】 5−アミノ−1−エチルピラゾール(60.0g、540.5ミリモル)および
N,N−ジメチルホルムアミド−ジメトキシアセタール(84.0ml、594.5
ミリモル)のニート(neat)溶液を5h加熱還流する。得られる褐色溶液は10
0%変換と思われ、これを次反応に直接用いる。
【0239】 b)3−エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4−d]ス
クシンアミド−6,8−ジオン
【化139】 ビーカー(2.0L)において、水(200ml)中の(1−エチルピラゾール
−5−イルアミノ)−N,N−ジメチルホルムアミジン(540.5ミリモル)の
溶液に、水(700ml)に溶解したマレイミド(131.0g、1350.0ミリ
モル)を加える。この溶液をrtで12h激しく撹拌し、その間、空気を急速に
吹き込む。明黄色固体を濾取し、水で十分にリンスする。この物質は、HPLC
判定により純度>97%で(オーブン乾燥後の2工程で、79.0g、65%)、
次反応にそのまま使用する。
【0240】 c)3−エチル−7,8−ジヒドロ−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリ
ド[3,4−d]ピリダジン−6,9−ジオン(製造例9および10参照) エタノール/水(1:1、1L)中の3−エチル−3H−ピラゾロ[4',3'
:5,6]ピリド[3,4−d]スクシンアミド−6,8−ジオン(79.0g、3
66.0ミリモル)の懸濁液に、ヒドラジン・モノ塩酸塩(50ml、1000ミ
リモル)を加える。得られる黄色溶液を0.5h加熱還流し、〜40℃に冷却す
る。黄色溶液を濃HClでpH〜4に酸性化する。白色の懸濁液が形成する。どろ
どろした懸濁液をrtに冷却した後、濾過する。白色固体を40℃の真空オーブ
ンで24h乾燥する(72.0g、311.0ミリモル)。製造例10の記載に準
じ、この物質を6,9−ジクロロ−3−エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,
6]ピリド[3,4−d]ピリダジンに変換し、次いで次反応に用いる。
【0241】 d)N−メチル−1−(9−クロロ−3−エチル−3H−ピラゾロ[4',3'
:5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン−6−イル)イミダゾール−4−カル
ボキサミド 1L圧力ガラス反応容器にて、N−メチルピロリジノン(300ml)中の6,
9−ジクロロピラゾロ−ピリドピリダジン(30.0g、112.0ミリモル)の
懸濁液に、4−メチルイミダゾールカルボキサミド(14.7g,118.0ミリ
モル)およびジイソプロピルエチルアミン(58.0ml、336.0ミリモル)を
加える。反応混合物を105℃予備加熱油浴に2時間入れる。内容物を氷(約1
kg)に注ぐ。未反応の6,9−ジクロロピラゾロ−ピリドピリダジンが明黄色固
体で沈殿し、これを濾取する。
【0242】 ジエチルエーテル(500ml)を用いて、水溶液を抽出して、6,9−ジクロ
ロピラゾロ−ピリドピリダジンをさらに除去する。次いで水溶液を硫酸アンモニ
ウムで飽和にした後、酢酸エチル(1L×3)で抽出する。コンバインした有機
部分を水(1L×2)で洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥する。次いで溶媒を
減圧除去する。得られる固体は、逆相HPLCおよびLC−MS(m/z358
)により純度80%と判定され、これを精製せずに用いる。純度修正後の収率は
20%であった。
【0243】 e)1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]
−3−エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4−d]ピリダ
ジン−6−イル]−N−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボキサミド 1L圧力ガラス反応容器にて、N−メチルピロリジノン(265ml)中の上記
(d)の生成物(26.5g、74.0ミリモル)の懸濁液に、(3−クロロ−4
−メトキシフェニル)メチルアミン塩酸塩(18.7g、89.0ミリモル)およ
びジイソプロピルエチルアミン(43.0ml、244.0ミリモル)を加える。反
応混合物を、120℃予備加熱油浴に2時間入れる。内容物を氷(約1kg)に注
ぐと、明黄色固体が形成する。水性懸濁液を室温で20分間静置せしめ、次いで
濾過する。固体を十分に水洗する。
【0244】 この湿潤固体をエタノール(75ml)に溶解し、次いで加熱沸とうさせる。白
色の固体が形成し始め、どろどろしたスラリーとなる。懸濁液を室温で少し冷却
し、濾過する。固体をエタノール(50ml)に再懸濁し、10分間加熱沸とうさ
せ、濾過する。白色固体の生成物が得られ(22.5g、収率62%)、逆相HP
LCによる純度判定は99%;mp181〜183℃および206〜207℃;L
RMS m/z491。 13C−NMR(CDCl):δ162.7、154.2、149.3、146
.2、143.0、138.4、137.3、131.1、130.6、129.9、
127.6、122.8、122.5、118.1、113.8、112.3、104
.1、99.9、56.2、45.6、43.3、25.8、15.0 元素分析(C2322ClNとして) 計算値:C56.16、H4.51、N25.63、Cl7.21 実測値:C55.72、H4.32、N25.94、Cl7.23 上記合成での工程(b)、(d)および(e)については、下記の好ましい手
順に従っても実施した。
【0245】 b')3−エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4−d]ス
クシンアミド−6,8−ジオン
【化140】 ビーカー(2.0L)にて水(200ml)中の(1−エチルピラゾール−5−
イルアミノ)−N,N−ジメチルホルムアミジン(540.5ミリモル)の溶液に
、水(700ml)に溶解したマレイミド(131.0g、1350.0ミリモル)
を加える。
【0246】 この溶液をrtで12h激しく撹拌し、その間、空気を急速に吹き込む。明黄
色固体を濾取し、水で十分にリンスする。この物質は、HPLCによる純度判定
>97%で(オーブン乾燥後の2工程で、79.0g、65%)、次反応にそのま
ま用いる。 c')この工程は、上記工程c)と同じ。
【0247】 d')N−メチル−1−(9−クロロ−3−エチル−3H−ピラゾロ[4',3'
:5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン−6−イル)イミダゾール−4−カル
ボキサミド N,N−ジメチルホルムアミド(20ml)中の4−メチルイミダゾールカルボ
キサミド(5.3g、42.1ミリモル)の溶液を調製する。1Lの三ツ首ジャケ
ット付反応容器にて、N,N−ジメチルホルムアミド(40ml)中の6,9−ジク
ロロピラゾロ−ピリドピリダジン(10.0g、37.3ミリモル)のスラリーを
、0〜2℃に冷却する。この混合物に、上述の4−メチルイミダゾールカルボキ
サミド溶液の10%を15分にわたって加えた後、325メッシュKCO
15.3g、111.7ミリモル)を加える。
【0248】 得られる混合物を2〜4℃で激しく撹拌する。残りの4−メチルイミダゾール
カルボキサミド溶液を6hにわたって加え、さらに325メッシュKCO
7.6g×2、111.7ミリモル)を2つに分け3h間隔で加える。2〜4℃で
7hの撹拌後、反応混合物を10℃まで加温し、この温度でさらに16h撹拌す
る。どろどろしたスラリーが形成する。サンプル濾液のHPLC分析による定量
で、6,9−ジクロロピラゾロ−ピリドピリダジンの残量が8%以下になったと
き、反応を止める。
【0249】 撹拌した反応混合物に、冷水(120ml)をゆっくりと加える。添加中、混合
物の温度を25℃以下に維持する。1hの撹拌後、混合物を中多孔度ガラス濾板
で濾過する。固体ケーキをDMF/HO(1:4、30ml×3)およびH
(50ml)でスラリー化して洗う。ケーキを真空オーブン(25”Hg真空度、
50℃)で1〜2日にわたって乾燥し、一定重量とする。粗固体の重量は8.7g
で、純度85%であった。
【0250】 粗固体を120〜123℃のN,N−ジメチルホルムアミド(60ml)に溶解
する。溶液を90℃にゆっくりと冷却し、同温度で2h撹拌して、種結晶床(se
ed bed)を形成する。65〜70℃にて混合物に、EtOAc(60ml)を30
分にわたって加える。混合物を25℃まで3〜4hにわたってゆっくり冷却し、
室温で16〜20h撹拌する。固体を中多孔度ガラス濾板に集め、EtOAc(3
0ml×2)で洗って、オフホワイト固体を得る(5.8g、収率43%)。この物
質は、HPLC分析より純度97.4%およびLC−MS(m/z 358)を
有する。
【0251】 e')1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ
]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4−d]ピリ
ダジン−6−イル]−N−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボキサミド 1L圧力ガラス反応容器にて、N−メチルピロリジノン(185ml)中の上記
(d)工程の生成物(26.5g、74.0ミリモル)の懸濁液に、(3−クロロ
−4−メトキシフェニル)メチルアミン塩酸塩(18.7g、89.0ミリモル)
およびジイソプロピルエチルアミン(43.0ml、244.0ミリモル)を加える
。反応混合物を、110℃予備加熱油浴に4時間入れる。反応混合物を室温に冷
却し、370mlの水を30分にわたってゆっくりと加える。水性懸濁液を室温で
2時間撹拌せしめ、次いで濾過する。
【0252】 固体を十分に水洗し、一夜減圧乾燥する。この固体をエタノール(330ml)
に懸濁し、5時間加熱沸とうさせる。懸濁液を0〜5℃に冷却し、2時間撹拌し
、濾過する。淡黄色固体の生成物が得られ(33.2g、収率91%)、逆相HP
LCによる純度判定は99%;mp181〜183℃および206〜207℃;L
RMS m/z491。 13C−NMR(CDCl):δ162.7、154.2、149.3、146
.2、143.0、138.4、137.3、131.1、130.6、129.9、
127.6、122.8、122.5、118.1、113.8、112.3、104
.1、99.9、56.2、45.6、43.3、25.8、15.0 元素分析(C2322ClNとして) 計算値:C56.16、H4.51、N25.63、Cl7.21 実測値:C55.72、H4.32、N25.94、Cl7.23
【0253】 実施例171 1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3
−エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン
−6−イル]−N−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボキサミド・メタン
スルホネート(1:1) エタノール(200ml)中の実施例170の生成物(10.0g、20.3ミリ
モル)の懸濁液に、撹拌下20℃でメタンスルホン酸(4.5ml、69.3ミリモ
ル)を加える。黄色スラリーは最初はさらさらで、徐々にどろどろしたオフホワ
イトスラリーに変化する。スラリーを25℃で15h撹拌し、濾過した湿潤サン
プルのDSC分析により、〜235℃で溶融吸熱量が認められる。
【0254】 スラリーをrtで0.5h撹拌し、濾過する。濾過ケーキを300mlのエタノ
ールで洗い、45℃の真空オーブンで24h乾燥する。淡黄色固体の生成物が得
られ(11.4g、収率95%)、HPLC純度99%;mp233〜235℃;
水分LOD3.9%。 元素分析(C2322ClN・CHSOとして) 計算値:C49.02、H4.46、N21.44、Cl6.03、S5.45 実測値:C47.44、H4.81、N21.51、Cl5.78、S5.38
【0255】 実施例172 1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3
−エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン
−6−イル]−N−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボキサミド・臭酸塩
(1:1) エタノール(16.6ml)中の実施例170の生成物(1.0g、2.0ミリモル
)の懸濁液に、撹拌下20℃にて臭化水素酸溶液(酢酸中30重量%、2.0ml
、10.0ミリモル)を加える。
【0256】 黄色スラリーをrtで3h撹拌し、濾過した湿潤サンプルのDSC分析により
、〜260℃で溶融吸熱量が認められる。スラリーを濾過し、濾過ケーキを40
mlのエタノールで洗い、45℃の真空オーブンで24h乾燥する。淡黄色固体の
生成物が得られ(1.1g、収率92%)、HPLC純度99%;mp244〜2
48℃。 元素分析(C2322ClN・HBrとして) 計算値:C48.22、H4.05、N22.01、Cl6.19、Br13.95 実測値:C48.02、H3.98、N21.87、Cl6.13、Br13.83
【0257】 実施例173 1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3
−エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン
−6−イル]−N−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボキサミド・塩酸塩
(1:1) エタノール(35ml)中の実施例170の生成物(1.7g、3.5ミリモル)
の懸濁液に、撹拌下20℃にて塩化水素溶液(水中37重量%、1.4ml、16.
9ミリモル)を加える。
【0258】 黄色スラリーを1h加熱還流する。どろどろしたオフホワイトスラリーが徐々
に形成する。スラリーをrtに冷却し、20h撹拌し、濾過する。濾過ケーキを
40mlのエタノールで洗い、45℃の真空オーブンで24h乾燥する。淡黄色固
体の生成物が得られ(1.8g、収率95%)、HPLC純度99%;mp202
〜208℃。 元素分析(C2322ClN・HClとして) 計算値:C52.28、H4.39、N23.86、Cl13.42 実測値:C52.05、H4.41、N23.61、Cl13.09
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 111 A61P 43/00 111 C07D 519/00 301 C07D 519/00 301 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ジョン・マコー アメリカ合衆国08822ニュージャージー州 フレミントン、オールド・ファーム・ロー ド258番 (72)発明者 ヒェイ−ジャ・チュン アメリカ合衆国08536ニュージャージー州 プレインズボロ、ポンドビュー・ドライブ 20番 (72)発明者 マイケル・フモラ アメリカ合衆国08512ニュージャージー州 クランベリー、プレインズボロ・ロード 125番 (72)発明者 キシュタ・カティパリー アメリカ合衆国08816ニュージャージー州 イースト・ブランズウィック、カーハー ト・コート389番 (72)発明者 イジェ・ワン アメリカ合衆国08852ニュージャージー州 モンマス・ジャンクション、ヨークタウ ン・ロード6番 (72)発明者 スージン・キム アメリカ合衆国07052ニュージャージー州 ウエスト・オレンジ、リンデン・アベニュ ー21番 Fターム(参考) 4C065 AA05 BB03 BB05 BB06 CC06 DD05 EE03 HH01 JJ01 KK02 KK04 LL02 LL06 LL09 PP03 PP04 PP07 PP08 PP09 PP10 PP12 PP13 PP15 PP16 QQ05 4C072 MM06 UU01 4C086 AA01 AA02 AA03 CB09 CB22 MA01 MA04 NA14 ZA81 ZC20

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 [式中、Yは窒素または−C(R)−; Zは窒素または−C(R)−、但し、YとZの少なくとも一方は窒素; RおよびRはそれぞれ独立して、水素、クロロ、−SR、−OR、−
    NRおよび 【化2】 からなる群から選ばれ、但し、RまたはRの少なくとも一方は、−SR
    −OR、−NRまたは 【化3】 は水素、アルキル、置換アルキル、アリールアルキルまたは置換アリール
    アルキル; Rは水素、ハロゲン、アルキル、置換アルキル、−OR10または−NR 12; RおよびRはそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、アルキルまたは置換ア
    ルキルからなる群から選ばれ; R,RおよびRはそれぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、
    シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、置換シクロア
    ルキルアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールア
    ルキル、ヘテロシクロ、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロア
    リールアルキルからなる群から選ばれるか;あるいは RとRは、それらが結合するN原子と共に合して、ヘテロシクロ環、置換
    もしくは非置換イミダゾール、置換もしくは非置換ピラゾール、または置換もし
    くは非置換トリアゾールを形成; R10,R11およびR12はそれぞれ独立して、水素、アルキル、置換アル
    キル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、置換シ
    クロアルキルアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリ
    ールアルキル、ヘテロシクロ、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘ
    テロアリールアルキルからなる群から選ばれ;および R13はアルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シ
    クロアルキルアルキル、置換シクロアルキルアルキル、アリール、置換アリール
    、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロシクロ、ヘテロシクロアル
    キル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキル である] で示される化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
  2. 【請求項2】 Yが窒素または−C(R)−; Zが窒素または−C(R)−、但し、YとZの少なくとも一方が窒素; RおよびRがそれぞれ独立して、−NR、水素およびクロロからな
    る群から選ばれ、但し、RまたはRの少なくとも一方が−NR; Rが水素、アルキル、置換アルキル、−(CH)n−フェニル、または−(C
    )n−置換フェニル; Rが水素、ハロゲン、置換アルキル、−OR10または−NR1112; RおよびRがそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、アルキルおよび置換ア
    ルキルからなる群から選ばれ; RおよびRがそれぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、−(C
    )m−シクロアルキル、−(CH)m−置換シクロアルキル、−(CH)m−フ
    ェニル、−(CH)m−置換フェニル、−(CH)m−ヘテロシクロおよび−(C
    )m−ヘテロアリールからなる群から選ばれるか、あるいはRとRがそれ
    らが結合するN原子と共に合して、ヘテロシクロ環、置換もしくは非置換イミダ
    ゾール、置換もしくは非置換ピラゾール、または置換もしくは非置換トリアゾー
    ルを形成; R10,R11およびR12がそれぞれ独立して、水素、アルキル、−(CH
    )m−フェニル、−(CH)m−置換フェニル、−(CH)m−ヘテロアリールか
    らなる群から選ばれ; mが0または1〜4の整数;および nが1〜4の整数 である請求項1に記載の化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
  3. 【請求項3】 Yが窒素; Zが−C(R)−; RおよびRがそれぞれ独立して、−NR、水素およびクロロからな
    る群から選ばれ、但し、RまたはRの少なくとも一方が−NR; Rが水素、低級アルキル、−(CH)n−フェニル、または−(CH)n−置
    換フェニル; Rが水素; Rが水素; RおよびRがそれぞれ独立して、水素、低級アルキル、置換低級アルキル
    、−(CH)m−シクロヘキシル、−(CH)m−置換シクロヘキシル、−(CH
    )m−フェニル、−(CH)m−置換フェニル、−(CH)m−ヘテロシクロおよ
    び−(CH)m−ヘテロアリールからなる群から選ばれるか、あるいはRとR
    がそれらが結合するN原子と共に合して、ヘテロシクロ環または置換もしくは
    非置換イミダゾールを形成; mが0または1〜4の整数;および nが1〜4の整数 である請求項2に記載の化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
  4. 【請求項4】 Yが窒素; Zが−C(R)−; Rが−NH(低級アルキル)、−N(低級アルキル)、−NH−(CH)n−
    OH、−NH−(CH)n−N(低級アルキル)、−NH−(CH)n−置換フェ
    ニル、 【化4】 【化5】 が−NH−(CH)n−置換フェニル、 【化6】 が水素、エチル、または−(CH)n−置換フェニル; Rが水素; Rが水素; mが0または1〜4の整数;および nが1〜4の整数 R20およびR21がそれぞれ独立して、水素、低級アルキル、メトキシ、ク
    ロロ、−(CH)m−ヒドロキシ、シアノ、ホルミル、シクロペンチル、シクロ
    ヘキシル、アミノ、−NH(低級アルキル)および−N(低級アルキル)から選ば
    れるか、あるいはR21が水素、R20がカルボキシ、 【化7】 テトラゾリル、 【化8】 からなる群から選ばれるか、またはR20とR21が同一炭素に結合し、かつ共
    に合して、ケト、=N−OCH、=N−OHおよび 【化9】 からなる群から選ばれ; QがOまたはN−R23; R23が水素、低級アルキルまたは 【化10】 22が水素、ホルミル、−CO−低級アルキル、置換低級アルキル、 【化11】 【化12】 である請求項3に記載の化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
  5. 【請求項5】 式: 【化13】 [式中、Rが 【化14】 【化15】 である] で示される請求項4に記載の化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
  6. 【請求項6】 式: 【化16】 [式中、Rが 【化17】 【化18】 【化19】 【化20】 【化21】 【化22】 である] で示される請求項4に記載の化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
  7. 【請求項7】 式: 【化23】 [式中、Rが 【化24】 である] で示される請求項4に記載の化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
  8. 【請求項8】 1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチ
    ル]アミノ]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4
    −d]ピリダジン−6−イル]−N−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボ
    キサミド; 1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3
    −エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン
    −6−イル]−N−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボキサミド・メタン
    スルホネート(1:1); N−[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]−3−エチル−N −(4−ピリジニルメチル)−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,
    4−d]ピリダジン−6,9−ジアミン; 1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3
    −エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン
    −6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−メタノール; 1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3
    −エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン
    −6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−(N,N−ジメチルエチレン)カ
    ルボキサミド; 1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3
    −エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン
    −6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−(N−メチルピペリジニル)カル
    ボキサミド; 1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3
    −エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン
    −6−イル]−N−1H−イミダゾール−4−ピロリジニル・カルボキサミド; 1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3
    −エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン
    −6−イル]−1H−イミダゾール−4−[R−1−アミノ−2−(メトキシメ
    チル)−ピロリジニル]ヒドラジド;または 1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ]−3
    −エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4−d]ピリダジン
    −6−イル]−1H−イミダゾール−4−酢酸 である請求項4に記載の化合物。
  9. 【請求項9】 1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチ
    ル]アミノ]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,4
    −d]ピリダジン−6−イル]−N−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボ
    キサミドである請求項8に記載の化合物。
  10. 【請求項10】 1−[9−[[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メ
    チル]アミノ]−3−エチル−3H−ピラゾロ[4',3':5,6]ピリド[3,
    4−d]ピリダジン−6−イル]−N−メチル−1H−イミダゾール−4−カル
    ボキサミド・メタンスルホネート(1:1)である請求項8に記載の化合物。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の化合物またはその医薬的に許容し得る塩
    の1種以上および医薬的に許容しうる担体から成る医薬組成物。
  12. 【請求項12】 cGMP−関連異常を処置する方法であって、かかる処置
    を必要とする哺乳類に対して、請求項11に記載の医薬組成物の有効量を投与す
    ることから成る処置法。
  13. 【請求項13】 心臓血管障害を処置する方法であって、かかる処置を必要
    とする哺乳類に対して、請求項11に記載の医薬組成物の有効量を投与すること
    から成る処置法。
  14. 【請求項14】 男性または女性哺乳類における性的機能不全を処置する方
    法であって、請求項11に記載の医薬組成物の有効量を投与することから成る処
    置法。
  15. 【請求項15】 勃起性機能不全を処置する方法であって、かかる処置を必
    要とする哺乳類に対して、請求項11に記載の医薬組成物の有効量を投与するこ
    とから成る処置法。
  16. 【請求項16】 勃起性機能不全を処置する方法であって、かかる処置を必
    要とする哺乳類に対して、請求項11に記載の医薬組成物の有効量を、勃起性機
    能不全の処置に用いる他の作用物質含有の第2医薬組成物と同時にまたは逐次的
    に投与することから成る処置法。
  17. 【請求項17】 式: 【化25】 [式中、Wはクロロ、ブロモまたはヨード; Yは窒素または−C(R)−; Zは窒素または−C(R)−、但し、YとZの少なくとも一方は窒素; R,R,RおよびRは請求項1の記載と同意義 である] で示される化合物。
  18. 【請求項18】Wがクロロである請求項17に記載の化合物。
  19. 【請求項19】 式: 【化26】 [式中、Wはクロロ、ブロモまたはヨード; Yは窒素または−C(R)−; Zは窒素または−C(R)−、但し、YとZの少なくとも一方は窒素; Rは−SR、−OR、−NRまたは 【化27】 ;および R,R,R,R,R,R,RおよびR13は請求項1の記載と
    同意義 である] で示される化合物。
  20. 【請求項20】Wがクロロである請求項19に記載の化合物。
  21. 【請求項21】 式: 【化28】 [式中、Yは窒素または−C(R)−; Zは窒素または−C(R)−、但し、YとZの少なくとも一方は窒素; RおよびRはそれぞれ独立して、−SR、−OR、−NRおよ
    び 【化29】 から選ばれ;および R,R,R,R,R,R,RおよびR13は請求項1の記載と
    同意義 である] で示される化合物の製造法であって、 式: 【化30】 [式中、Wはクロロ、ブロモまたはヨードである] の化合物に、不活性溶媒および塩基の存在下、式:RHおよびRHのアミン
    、チオールまたはアルコールを連続的に付加することを特徴とする製造法。
  22. 【請求項22】 a)式: 【化31】 の化合物を不活性溶媒中、トリアルキルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4
    .0]ウンデク−7−エンおよびカーボネートから選ばれる塩基の存在下、約0
    〜110℃の温度にて、式:RHのアミン、チオールまたはアルコールと反応
    させて、式: 【化32】 の化合物を得;次いで b)工程(a)の生成物を高温下の不活性溶媒中、トリアルキルアミンおよび
    1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エンから選ばれる塩基の存
    在下、式:RHのアミン、チオールまたはアルコールと反応させる請求項21
    に記載の製造法。
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