JP3477651B2 - スーパーオキシドラジカルの検出・定量法 - Google Patents

スーパーオキシドラジカルの検出・定量法

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JP3477651B2 JP00697694A JP697694A JP3477651B2 JP 3477651 B2 JP3477651 B2 JP 3477651B2 JP 00697694 A JP00697694 A JP 00697694A JP 697694 A JP697694 A JP 697694A JP 3477651 B2 JP3477651 B2 JP 3477651B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスーパーオキシドラジカ
ル(O2 -)の検出・定量法に関する。
【0002】
【従来の技術】スーパーオキシドラジカル(O2 -)は、
好中球,好酸球,好塩基球等の顆粒球系白血球,単球,
マクロファージ,メサンギウム細胞,血管平滑筋細胞,
血管内皮細胞などの種々の細胞より産生され、O2 -から
過酸化水素(H22),ヒドロキシラジカル(・O
H),ヒポクロライト(OCl-),一重項酸素(12
等が派生し、これらの活性酸素種は組織・細胞等に傷害
を与え種々の疾患に関与するといわれている(化学と生
物 第30巻(No.3),第184頁,(1992))。従来
2 -の測定法としてはチトクロームC,ニトロブルーテ
トラゾリウム等を用いる分光的方法,ルミノール,ウミ
ホタル・ルシフェリン誘導体等を用いる化学発光法,電
子スピン共鳴法などがよく用いられている。このうち化
学発光法は、同一サンプル中での活性酸素産生をトレー
スし得る簡便な方法として多用されている。しかし、ル
ミノールはO2 -に対して感受性が低く、ウミホタル・ル
シフェリン誘導体はO2 -に対する感受性は高いが、自動
酸化の結果によりバックグランド値が高いという欠点を
有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、O2 -に感受性
が高くかつバックグランド値の低い発光性物質が見い出
されれば、より高感度な化学発光法によるO2 -の測定が
可能となり、その結果、たとえば種々の細胞からのO2 -
産生を調節する薬物のスクリーニングに有利に用いるこ
とができる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記実状に鑑み、本発明
者らはO2 -の実用的な測定手段を確立すべく種々検討し
た結果、本発明を完成した。すなわち、本発明は (1)スーパーオキシドラジカル(O2 -)と下記一般式
(I)
【化3】 [式中、R1はそれぞれ置換されていてもよい炭化水素基
またはヘテロ環基を示し、R2は水素、水酸基、チオー
ル基、アミノ基またはモノ置換アミノ基を示し、R2
モノ置換アミノ基の場合、R2はR1と一緒になって環を
形成していてもよい。R3は水素原子、酸素原子、置換
されていてもよい水酸基、置換されていてもよいアミノ
基、置換されていてもよいチオール基、ハロゲン原子、
ヘテロ環基、ニトロ基、シアノ基、エステル化またはア
ミド化されていてもよいカルボキシル基、アジド基、ス
ルホ基または有機スルホニル基を示し、ただし、R1
脂肪族基の場合、R3は水素原子ではない。Xは酸素原
子または硫黄原子を示す]で表されるピリドピリダジン
誘導体またはその塩とを反応させ化学発光を生じさせる
ことを特徴とするスーパーオキシドラジカルの検出・定
量法に関する。本発明方法を適用し得る試料としては、
2 -を含有または発生するものであれば、特に限定され
ない。例えば、細胞から産生されるO2 -の測定に好まし
く適用できる。O2 -を産生する細胞としては、白血球
系、脈管系もしくは神経系細胞およびこれらに由来する
株化細胞などが挙げられるが、O2 -を産生するものなら
ばいずれの細胞,細胞株でもよい。白血球系細胞として
は、例えば、好中球,好酸球,好塩基球等の顆粒球系白
血球および単球、マクロファージなどが、脈管系細胞と
しては、メサンギゥム細胞、血管平滑筋細胞,血管内皮
細胞などが、神経系細胞としては、神経細胞,神経膠細
胞などが挙げられる。細胞浮遊液は、それぞれの細胞の
培養液[例えば、 RPMI(Canser Research 47, 4771
-4775 (1987))]もしくはHanks液[例えば、HBSS
(Methods in Enzymology 186, 585-591 (1990))]がよ
く、血清含有量は0〜20%,好ましくは0〜10%が
用いられる。血清としては牛胎児血清が好ましい。測定
に用いる細胞数は、検出可能な発光量を得るための細胞
数であればいずれの数でもよいが、104〜108個、好
ましくは105〜107個が用いられる。
【0005】前記一般式(I)で示されるピリドピリダ
ジン誘導体における置換基R1の炭化水素基の具体例と
しては、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert
−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ヘキシルのよ
うな直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数1〜6の低級アル
キル基;例えば、ビニール、アリルのような炭素数2〜
3のアルケニル基;例えば、エチニル、プロパルギルの
ような炭素数2〜3のアルキニル基;例えば、ベンジ
ル、フェネチルのような炭素数7〜12のアラルキル
基;例えば、フェニル、ナフチルのような炭素数6〜1
0のアリール基が挙げられる。また、窒素、硫黄または
酸素の少なくとも1個、好ましくは1〜4個のヘテロ原
子を含む、不飽和または飽和された5ないしは6員環の
ヘテロ環基としては、2−ピリジル、4−ピリジル、2
−チエニル、2−フリル、イミダゾリル、トリアゾリ
ル、テトラゾリル、モルホリノ、ピペラジニル、4−チ
アゾリル、2−アミノ−4−チアゾリルなどが挙げられ
る。これらの置換基R1が有していてもよい置換基とし
ては、式
【0006】
【化4】
【0007】[式中、R4は−CN、−hal、−OPO3
2、−OSO3M、−CO25、−SR6、−OR6、−N
HR6であり、Aは硫黄、酸素、窒素原子を、nは1〜4
の整数を意味し、Mはアルカリ金属または水素原子を、
halはフッ素、塩素、臭素、よう素等のハロゲン原子を
示す。R5は水素原子あるいはメチル、エチル、プロピ
ルのような低級アルキル基またはマレイミド、スクシン
イミドもしくは5−ノルボルネン−2,3−カルボキシ
イミド基のような複合体形成可能な活性イミドエステル
を形成する基、R6は水素原子あるいはメチル、エチ
ル、プロピルのような低級アルキル基または式
【0008】
【化5】
【0009】[式中、R7はマレイミド、スクシンイミ
ド、5−ノルボルネン−2,3−カルボキシイミド基を
示す]で表わされる複合体形成能を有するコハク酸ハー
フエステルのような活性イミドエステルを形成する基を
示す]で表わされる基が挙げられる。
【0010】一般式(I)で示される置換基R2におけるモ
ノ置換アミノ基の置換基の具体例としては、例えば、R
1で例示したような直鎖状または分枝鎖状の炭素数1〜
6の低級アルキル基、炭素数2〜3のアルケニル基、炭
素数2〜3のアルキニル基、炭素数7〜12のアラルキ
ル基および炭素数6〜10のアリール基が挙げられる。
また、R2が置換基R1と一緒になって環を形成していて
もよいモノ置換アミノ基である場合の化合物の具体例と
しては、一般式
【0011】
【化6】
【0012】[式中、R3およびXは前記と同意義であ
り、環Aは例えば、イミダゾール、チアゾール、ピロー
ルおよびピリダジン等の1〜2個の不飽和結合を有して
いてもよい含窒素5〜7員環またはベンゼン環もしくは
例えば、インドール、ベンゾフラン、キノリン等のヘテ
ロ環と縮合していてもよい含窒素5〜7員環を示す。環
Aは例えば、メチル、エチル、プロピルのような炭素数
1〜6の低級アルキル基で置換されていてもよい]で表
わされる環状アミンが挙げられる。
【0013】一般式(I)における置換基R3で示される置
換されていてもよい水酸基としては、例えば、水酸基、
アルコキシ基、アリルオキシ基、アラルキルオキシ基が
挙げられる。アルコキシ基のアルキル基としては、R1
で例示したような直鎖状または分枝鎖状の炭素数1〜6
の低級アルキルが、アリールオキシ基のアリール基とし
てはフェニル、ナフチル等の炭素数6〜10のアリール
基が、また、アラルキルオキシ基のアラルキル基として
はベンジル、フェネチル等の炭素数7〜12のアラルキ
ル基が挙げられる。R3で示される置換されていてもよ
いアミノ基としては、例えばアミノ基、モノ置換アミノ
基、ジ置換アミノ基が挙げられる。モノ置換アミノ基の
置換基としては、例えば、R1で例示したような直鎖状
もしくは分枝鎖状の炭素数1〜6の低級アルキル基;例
えば、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ルのような炭素数3〜6のシクロアルキル基;例えば、
ビニル、アリルのような炭素数2〜3のアルケニル基;
例えば、エチニル、プロパルギルのような炭素数2〜3
のアルキニル基;例えば、ベンジル、フェネチルのよう
な炭素数7〜12のアラルキル基;例えば、フェニル、
ナフチルのような炭素数6〜10のアリール基が挙げら
れる。ジ置換アミノ基における置換基としては、前記モ
ノ置換アミノ基の置換基が、同一または異なって用いら
れる。
【0014】R3で示される置換されていてもよいチオ
ール基としては、例えばチオール基、アルキルチオ基、
アリールチオ基、アラルキルチオ基が挙げられる。アル
キルチオ基のアルキル基としては、R1で例示したよう
な直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数1〜6の低級アルキ
ルが、アリールチオ基のアリール基としては、例えば、
炭素数6〜10のフェニル、ナフチルが、また、アラル
キルチオ基のアラルキル基としては、例えば、炭素数7
〜12のベンジル、フェネチルが挙げられる。
【0015】R3で示されるハロゲン原子としては、よ
う素、臭素、塩素、フッ素が挙げられる。R3で示され
るヘテロ環基としては、R1について挙げたヘテロ環基
が挙げられる。R3で示されるエステル化またはアミド
化されていてもよいカルボキシル基としては、例えば、
カルボキシル基、カルバモイル基およびアルコキシカル
ボニル基が挙げられる。R3で示されるエステル化カル
ボキシル基としてのアルコキシカルボニル基におけるア
ルキル基としては、R1について挙げたアルキル基が挙
げられる。R3で示される有機スルホニル基は、アルキ
ルスルホニル基およびアリールスルホニル基を包含す
る。アルキルスルホニル基におけるアルキル基およびア
リールスルホニル基におけるアリール基としては、例え
ば、それぞれR1について挙げたアルキル基およびアリ
ール基が挙げられる。アリール基、特にフェニル基は、
メチルまたはエチルのような低級アルキル基で置換され
ていてもよい。一般式(I)で表されるピリドピリダジ
ン環のカルボニルまたはチオカルボニル基は、容易にエ
ノル化して、一価または二価のカチオンと塩を形成する
ことができる。
【0016】一価のカチオンとしては、アンモニウムイ
オンやアルカリ金属が挙げられ、たとえば、アンモニ
ア、メチルアミン、エチルアミン、ブチルアミンなどの
1〜 4モノアルキルアミン、ジメチルアミン、ジエチル
アミン、ジブチルアミンなどのジ(C1〜 4)アルキル
アミン、トリメチルアミン、トリエチルアミンなどのト
リ(C1〜 4)アルキルアミン、ピリジニウムあるいは
ヒドラジニウム等のアンモニウムイオンやリチウム、カ
リウム、ナトリウムなどのアルカリ金属が挙げられる。
二価のカチオンとしては、カルシウム、マグネシウムな
どのアルカリ土類金属が挙げられる。
【0017】前記一般式(I)で表される化合物のう
ち、下記一般式(II)
【化7】 [式中、R1は置換されていてもよいフェニル基を、R2
は水素原子またはアミノ基を、R3は水素原子、酸素原
子、置換されていてもよい水酸基、ハロゲン原子、ヘテ
ロ環基を示す]で表されるピリドピリダジン誘導体また
はそのナトリウム塩が好ましく、さらに好ましくは、上
記一般式(II)において、R1がフェニル基、R2がアミ
ノ基、R3がハロゲン原子(好ましくはクロル)がとり
わけ好ましい。
【0018】本発明における一般式(I)で表されるピ
リドピリダジン誘導体またはその塩としては、 EP公開
第0491477号公報や薬学雑誌第92巻第1333
頁(1972)に記載のものが挙げられる。
【0019】本発明方法は、試料中のO2 -と一般式
(I)のピリドピリダジン誘導体またはその塩とを共存
させ化学発光を生じさせることによって実施される。発
光基質である一般式(I)のピリドピリダジン誘導体ま
たはその塩は用時溶液として、例えば緩衝液に溶解して
用いられるが、その緩衝液は該発光基質の希釈に用いる
ことができるものであればいずれでもよく、リン酸緩衝
液、ホウ酸緩衝液、炭酸緩衝液、トリス緩衝液などが挙
げられる。また、緩衝液のpHとしては、中性付近、例
えばpH7〜8を選択することができる。また、反応温
度としては、0〜60℃の範囲、特に20〜37℃が望
ましい。測定に用いられる基質濃度としては10μM〜
10mM,とりわけ300μM〜1mMの範囲が望まし
い。
【0020】細胞由来のO2 -を測定する場合、それぞれ
前述の濃度になるよう調製された細胞浮遊液と発光基質
を共存させて、化学発光を行わせ、速やかにその発光を
測定する。このとき混合液に、必要に応じてO2 -産生を
誘導する刺激剤、例えば好中球の場合、fMLP(N−
formyl−L−methionyl−L−leucyl−L−phenylalani
ne),C5a(アナフィラトキシン)またはPAF(血
小板活性化因子)等を加えることができる。発光の測定
は、市販もしくは自作の測定装置(例えば高感度な光電
子増倍管を備えたフォトンカウンターなど)で行なうこ
とができる。すなわち、細胞浮遊液と発光基質を混合
後、もしくは混合して刺激剤を加えた後、直ちに測定を
開始し、数分ないし数十分後まで発光量を測定すればよ
い。以上のような方法を用いることにより、細胞から産
生されるO2 -の定量が可能となる。従って、細胞からの
2 -の産生を調節する薬物をスクリーニングしたい場
合、対象薬物と対象細胞とを共存せしめ、産生されるO
2 -を本発明方法を適用し検出定量することにより、対象
薬物の高感度な評価法として極めて有効に利用すること
ができる。
【0021】
【実施例】以下に参考例および実施例を挙げ本発明をさ
らに具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を制限
するものではない。 参考例1 エチル3−アミノ−3−エトキシアクリレート シアノ酢酸エチル226g(2モル)、エタノール101g
(2.2モル)、乾燥ジエチルエーテル100gに氷冷下、
塩酸ガス93.5g(1.3eq)を吹き込み一晩放置した。
析出した無色プリズム晶をジエチルエーテルを用いてろ
取した(塩酸塩)。収量352.5g(90.3%)。融点1
03−105℃。 NMR(DMSO−d6)δ:1.23(3H、t、J=7.2
Hz)、1.37(3H、t、J=7.2Hz)、3.94(2
H、br.)、4.15(2H、q、J=7.2Hz)、4.51
(2H、q、J=6.8Hz)。得られた結晶を氷冷した炭
酸水素ナトリウム200g(1.2eq)水溶液に加えジエチ
ルエーテルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗
浄、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、減圧蒸
留により精製した。収量253.8g(79.7%)。沸点
1.878℃。 IR(neat)ν:2980、1660、1610、154
0、1160、1070cm-1
【0022】参考例2 2−アミノ−3,4−ジエトキシカルボニル−6−フェ
ニルピリジン塩酸塩 エチルベンゾイルピルベート1.11g(5ミリモル)、エ
チル3−アミノ−3−エトキシアクリレート1.75g
(2.2eq)を100℃で1.5時間加熱した。減圧で低沸
点物質を留去した後、反応液に10%塩酸2mlを加え、
生じた結晶をジエチルエーテルを用いてろ取した。酢酸
エチルから再結晶し淡黄色針状晶を得た。収量0.7g
(39.8%)。融点78−81、145−148℃(二重
融点)。 NMR(CDCl3)δ:1.26(3H、t、J=7.5H
z)、1.30(3H、t、J=7.5Hz)、4.27(2H、
q、J=7.5Hz)、4.28(2H、q、J=7.5Hz)、
7.17(1H、s)、7.43(3H、m)、8.05(2H、
m)。 IR(KBr)ν:1740、1700、1650、130
0cm-1。 元素分析:計算値(C171824・HCl)C:58.2
1; H:5.46; N:7.99。測定値C:58.45;
H:5.48; N:8.04。
【0023】参考例3 3,4−ジエトキシカルボニル−6−フェニル−2−ピ
リドン 2−アミノ−3,4−ジエトキシカルボニル−6−フェ
ニルピリジン塩酸塩3.50g(10ミリモル)を2%塩酸
90ml、ジオキサン60mlに溶かし、亜硝酸ナトリウム
0.83g(1.2eq)を水3mlに溶かして滴下した。室温
で4時間撹拌し、一晩放置した。溶媒を留去し析出した
結晶を水を用いてろ取した。エタノールから再結晶し淡
黄色プリズム晶を得た。収量1.9g(60.3%)。融点
143−144℃。 NMR(CDCl3)δ:1.33(3H、t、J=7.2H
z)、1.36(3H、t、J=7.2Hz)、4.37(4H、
q、J=7.2Hz)、6.95(1H、s)、7.47(3H、
m)、7.79(2H、m)。IR(KBr)ν:2900−30
00、1740、1635、1615、1245cm-1。 元素分析:計算値(C1717NO5)C:64.75; H:5.
43; N:4.44。測定値C:64.82; H:5.55;
N:4.46。
【0024】参考例4 3,4−ジエトキシカルボニル−5−ニトロ−6−フェ
ニル−2−ピリドン 3,4−ジエトキシカルボニル−6−フェニル−2−ピ
リドン5.0gを無水酢酸13mlに懸濁し、−10℃に冷
却し発煙硝酸1.32ml(2.0eq)を1時間で滴下、その
まま45分間撹拌した。水40mlを加え室温で撹拌し、
一晩放置した。生じた結晶をろ取、乾燥した。収量4.
61g(80.7%)。エタノールから再結晶し淡黄色針状
晶を得た。融点172−173℃。 NMR(CDCl3)δ(ppm):1.37(3H、t、J=7.1
Hz)、1.38(3H、t、J=7.1Hz)、4.40(2
H、q、J=7.1Hz)、4.42(2H、q、J=7.1H
z)、7.52(5H、m)。 IR(KBr)ν:3450、1740、1650、152
5、1345、1285cm-1。 元素分析:計算値(C171627)C:56.67;H:4.
48; N:7.77。測定値C:56.96; H:4.56;
N:7.60。
【0025】参考例5 2−クロロ−3,4−ジエトキシカルボニル−5−ニト
ロ−6−フェニルピリジン 3,4−ジエトキシカルボニル−5−ニトロ−6−フェ
ニル−2−ピリドン1.0gに二塩化フェニルホスホン酸
1.3ml(3.37eq)を加え、150℃、2.5時間加熱
した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機
層を水、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムを用い
て乾燥した。溶媒を留去し残渣をシリカゲルカラム(溶
出溶媒:酢酸エチル−ヘキサン1:2)で精製し油状生成
物を得た。収量950mg(90.5%)。 NMR(CDCl3)δ:1.35(3H、t、J=7.2H
z)、1.42(3H、t、J=7.2Hz)、4.44(4H、
q、J=7.2Hz)、7.52(5H、m)。 IR(KBr)ν:2990、1750、1580、1550
cm-1
【0026】参考例6 3−アミノ−6−クロロ−4,5−ジエトキシカルボニ
ル−2−フェニルピリジン 2−クロロ−3,4−ジエトキシカルボニル−5−ニト
ロ−6−フェニルピリジン400mg、還元鉄520mg、
エタノール4mlを60℃に加温し濃塩酸2.3mlを30
分間で滴下した。氷冷下飽和炭酸水素ナトリウム水を用
いて中和しジクロロメタンで抽出した。有機層を乾燥
後、溶媒を留去し結晶を得た。収量337mg(91.5
%)。ジクロロメタン−ヘキサンから再結晶し淡黄色プ
リズム晶を得た。融点93−94℃。 NMR(CDCl3)δ(ppm):1.37(3H、t、J=7.0
Hz)、1.43(3H、t、J=7.0Hz)、4.37(2
H、q、J=7.0Hz)、4.43(2H、q、J=7.0H
z)、5.93(2H、m)、7.48−7.57(5H、m)。 IR(KBr)ν:3510、3400、1760、172
5、1615、1265cm-1。 元素分析:計算値(C171724Cl)C:58.54;
H:4.91; N:8.03。測定値C:58.47; H:4.
87; N:7.97。
【0027】参考例7 8−アミノ−5−クロロ−7−フェニルピリド[3,4−
d]ピリダジン−1,4(2H,3H)ジオン(L−012) 参考例6で得た3−アミノ−6−クロロ−4,5−ジエ
トキシカルボニル−2−フェニルピリジン55mgにヒド
ラジン1水和物1mlを加え100℃、25分間、窒素気
流下加熱した。氷冷下、反応液に水を加え、塩酸で中
和、pH5とし、生じた黄色粉末状結晶をろ取した。収
量20mg(43.9%)。融点300℃以上。 NMR(DMSO−d6)δ(ppm):6.29(2H、s)、7.
51−7.69(5H、m)。IR(KBr)ν:3470、3
050、1645、1585cm-1。 元素分析:計算値(C13942Cl)C:54.09; H:
3.14; N:19.41。測定値C:54.18; H:3.
07; N:19.61。
【0028】参考例8 8−アミノ−5−クロロ−7−フェニルピリド[3,4−
d]ピリダジン−1,4(2H,3H)ジオン ナトリウム塩
(L−012 ナトリウム塩) 8−アミノ−5−クロロ−7−フェニルピリド[3,4−
d]ピリダジン−1,4(2H,3H)ジオン(L−012)の
1.50gを、1N水酸化ナトリウム水溶液の50mlにか
きまぜながら加えた。一旦溶解したのち折出する淡黄色
結晶を瀘取し、少量の1N水酸化ナトリウム水溶液、つ
いでエタノールで洗浄、乾燥すると1.48gの目的化合
物が得られた。 mp >300℃ NMR(DMSO−d6)δ(ppm):7.35〜7.55(3H,
m),7.65〜7.70(2H,m),7.40〜8.20(2
H,br.),10.5(1H,br.s). IR(KBr)υ:1650,1550,1455,870c
-1. 元素分析:計算値(C13842ClNa):C:50.2
6;H:2.60;N:18.03.測定値:C:49.91;H:
2.35;N:17.63.
【0029】実施例1 好酸球系細胞株(EoL−1)
より産生されるO2 -の測定 EoL−1細胞は斉藤ら〔Blood, 66,1233−12
40,(1985)〕によって、急性好酸球性白血病患
者から樹立されたヒト好酸球系細胞株である。EoL−
1細胞を5%ウシ胎児血清(FCS)を含有するGIT
培地(日本製薬)で5×105個/mlに調製し、ヒトI
FN−γを100U/mlになるよう添加して3日間培養
を行った。IFN−γを含む同培地で培地交換を行い、
さらに3日間培養することにより分化させた。分化させ
たEoL−1細胞を5%FCSを含むGIT培地に5×
106個/mlの濃度になるよう懸濁させ、測定まで4℃
に静置した。この細胞懸濁液200μlを37℃で5分
間インキュベートした後、参考例7あるいは8で得られ
たピリドピリダジン誘導体L−012を500μMの濃
度になるよう添加し、2分後刺激剤を加え発光の測定を
開始した。fMLP100nMで刺激した場合、刺激後
直ちに発光が認められ、1分以内にピークを迎えた後速
やかに低下した。この発光は、SOD(superoxide dis
mutase)の添加により濃度依存的に抑制され、300U
/mlの添加でほぼ完全に抑制された(〔図1〕)。C5
a,血小板活性化因子(PAF)で刺激した場合もfM
LP刺激の場合と同様、刺激後、速やかに発光が認めら
れ、SODの添加により抑制されることが分かった
(〔図2〕および〔図3〕)。
【0030】実施例2 発光基質の比較 O2 -の発光基質として繁用されているルミノール,ウミ
ホタル・ルシフェリン誘導体(MCLA)とピリドピリ
ダジン誘導体L−012について、それぞれの至適濃度
を検討した。〔表1〕および〔表2〕はfMLP10-7
MでEoL−1細胞を刺激し、種々の濃度の発光基質で
2 -の検出を行なった結果を示したもので、MCLAは
10-6M,L−012は5×10-4M,ルミノールは
1.25×10-3Mの場合、最も特異発光量/バックグ
ラウンド発光量(S/N)比が高いことが分かった。こ
れらの至適濃度の発光基質を用いて、種々の濃度のfM
LP,C5a,PAF等でEoL−1細胞を刺激して比
較したところ、何れの場合もL−012を発光基質とし
たとき最も良好な検出感度を示した(〔図4〕、〔図
5〕および〔図6〕)。細胞をEoL−1細胞からモル
モット好酸球にかえた場合も同様の成績が得られた。
【表1】
【表2】
【0031】
【発明の効果】本発明方法によると、従来法に比較して
特異発光量/バックグラウンド発光量(S/N)比が高
いので、O2 -を高感度に検出定量することができる。従
って、例えば細胞由来O2 -の検出・定量法に極めて高感
度に適用し得るので、種々の細胞のO2 -産生を調節する
薬物のスクリーニングなどに有利に用いることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 E0L−1細胞をfMLPで刺激した場合の
2 -の産生パターンおよびSODによる阻害を示す。
【図2】 E0L−1細胞をC5aで刺激した場合のO2
-の産生パターンおよびSODによる阻害を示す。
【図3】 E0L−1細胞をPAFで刺激した場合のO2
-の産生パターンおよびSODによる阻害を示す。
【図4】 E0L−1細胞をfMLPで刺激した場合誘
導されるO2 -の各種発光基質による検出感度を示す。
【図5】 E0L−1細胞をC5aで刺激した場合誘導
されるO2 -の各種発光基質による検出感度を示す。
【図6】 E0L−1細胞をPAFで刺激した場合誘導
されるO2 -の各種発光基質による検出感度を示す。
【符号の説明】
〔図1〕の△を黒く塗った印、△および●は、それぞれ
SOD 5U/ml、SOD 300U/ml、SOD コント
ロール(0U/ml)を示す。〔図2〕の△を黒く塗った
印、△および●は、それぞれSOD 5U/ml、SOD
300U/ml、SOD コントロール(0U/ml)を示
す。〔図3〕の△を黒く塗った印、△および●は、それ
ぞれSOD 5U/ml、SOD 300U/ml、SOD コ
ントロール(0U/ml)を示す。〔図4〕の●、○およ
び△を黒く塗った印は、それぞれL−012、ルミノー
ル、MCLAを示す。〔図5〕の●、○および△を黒く
塗った印は、それぞれL−012、ルミノール、MCL
Aを示す。〔図6〕の●、○および△を黒く塗った印
は、それぞれL−012、MCLA、ルミノールを示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/76 G01N 33/84 C07D 471/04

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スーパーオキシドラジカル(O2 -)と下記
    一般式(I) 【化1】 〔式中、R1 【化2】 〔式中、R 4 は−CN、−hal、−OPO 3 2 、−OSO
    3 M、−CO 2 5 、−SR 6 、−OR 6 、−NHR 6 であ
    り、Aは硫黄、酸素、窒素原子を、nは1〜4の整数
    を、Mはアルカリ金属または水素原子を、halはハロゲ
    ン原子を、R 5 は水素原子、低級アルキル基、マレイミ
    ド基、スクシンイミド基または5−ノルボルネン−2,
    3−カルボキシイミド基を、R 6 は水素原子または式 【化3】 〔式中、R 7 はマレイミド基、スクシンイミド基または
    5−ノルボルネン−2,3−カルボキシイミド基を示
    す。〕で表わされる基を示す。〕で表わされる基で置換
    されていてもよいフェニル基を示し、R2(1)水酸基、
    (2)チオール基、(3)アミノ基または(4)直鎖状または分
    枝鎖状の炭素数1〜6の低級アルキル基、炭素数2〜3
    のアルケニル基、炭素数2〜3のアルキニル基、炭素数
    7〜12のアラルキル基および炭素数6〜10のアリー
    ル基から選ばれる置換基でモノ置換されたアミノ基を示
    し、R3(1)水素原子、(2)直鎖状または分枝鎖状の炭
    素数1〜6の低級アルキル基、炭素数6〜10のアリー
    ル基および炭素数7〜12のアラルキル基から選ばれる
    置換基で置換されていてもよい水酸基、(3)直鎖状また
    は分枝鎖状の炭素数1〜6の低級アルキル基、炭素数3
    〜6のシクロアルキル基、炭素数2〜3のアルケニル
    基、炭素数2〜3のアルキニル基、炭素数7〜12のア
    ラルキル基および炭素数6〜10のアリール基から選ば
    れる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいアミノ
    基、(4)直鎖状または分枝鎖状の炭素数1〜6の低級ア
    ルキル基、炭素数6〜10のアリール基および炭素数7
    〜12のアラルキル基から選ばれる置換基で置換されて
    いてもよいチオール基、(5)ハロゲン原子、(6)窒素原
    子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる1〜4個のヘ
    テロ原子を含む不飽和または飽和された5ないし6員の
    ヘテロ環基、(7)ニトロ基、(8)シアノ基、(9)エステル
    化されていてもよいカルボキシル基、(10)カルバモイル
    (11)アジド基、(12)スルホ基または(13)有機スルホ
    ニル基を示し、Xは酸素原子または硫黄原子を示す。〕
    で表わされるピリドピリジン誘導体またはその塩とを反
    応させ化学発光を生じさせることを特徴とするスーパー
    オキシドラジカルの検出・定量法。
  2. 【請求項2】一般式(I)で表されるピリドピリダジン
    誘導体またはその塩におけるXが酸素原子である請求項
    1記載の検出・定量法。
  3. 【請求項3】一般式(I)で表されるピリドピリダジン
    誘導体またはその塩におけるR2がアミノ基である請求
    項1記載の検出・定量法。
  4. 【請求項4】一般式(I)で表されるピリドピリダジン
    誘導体が下記一般式(II) 【化4】 〔式中、R1 【化5】 〔式中、R 4 は−CN、−hal、−OPO 3 2 、−OSO
    3 M、−CO 2 5 、−SR 6 、−OR 6 、−NHR 6 であ
    り、Aは硫黄、酸素、窒素原子を、nは1〜4の整数
    を、Mはアルカリ金属または水素原子を、halはハロゲ
    ン原子を、R 5 は水素原子、低級アルキル基、マレイミ
    ド基、スクシンイミド基または5−ノルボルネン−2,
    3−カルボキシイミド基を、R 6 は水素原子または式 【化6】 〔式中、R 7 はマレイミド基、スクシンイミド基または
    5−ノルボルネン−2,3−カルボキシイミド基を示
    す。〕で表わされる基を示す。〕で表わされる基で置換
    されていてもよいフェニル基を示し、R2はアミノ基を
    示し、R3(1)水素原子、(2)直鎖状または分枝鎖状の
    炭素数1〜6の低級アルキル基、炭素数6〜10のアリ
    ール基および炭素数7〜12のアラルキル基から選ばれ
    る置換基で置換されていてもよい水酸基、(3)ハロゲン
    原子または(4)窒素原子、硫黄原子および酸素原子から
    選ばれる1〜4個のヘテロ原子を含む不飽和または飽和
    された5ないし6員のヘテロ環基を示す。〕で表わされ
    るピリドピリジン誘導体である請求項1記載の検出・定
    量法。
  5. 【請求項5】一般式(II)で表されるピリドピリダジン
    誘導体においてR1がフェニル基、R2がアミノ基、R3
    がハロゲン原子である請求項4記載の検出・定量法。
  6. 【請求項6】スーパーオキシドラジカルが白血球系、脈
    管系もしくは神経系細胞またはこれらの細胞株由来であ
    る請求項1記載の検出・定量法。
  7. 【請求項7】スーパーオキシドラジカルが好中球,好酸
    球,好塩基球,単球,マクロファージ,メサンギウム細
    胞,血管平滑筋細胞,血管内皮細胞,神経細胞,神経膠
    細胞等の細胞またはこれらの細胞株由来である請求項1
    記載の検出・定量法。
  8. 【請求項8】一般式(I)で表されるピリドピリダジン
    誘導体が、8−アミノ−5−クロロ−7−フェニルピリ
    ド〔3,4−d〕ピリダジン−1,4(2H、3H)ジ
    オンである請求項1記載の検出・定量法。
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