JP2002538386A - ボールバルブ装置 - Google Patents

ボールバルブ装置

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JP2002538386A
JP2002538386A JP2000601351A JP2000601351A JP2002538386A JP 2002538386 A JP2002538386 A JP 2002538386A JP 2000601351 A JP2000601351 A JP 2000601351A JP 2000601351 A JP2000601351 A JP 2000601351A JP 2002538386 A JP2002538386 A JP 2002538386A
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JP
Japan
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valve
sealing
axis
sealing surface
valve body
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Pending
Application number
JP2000601351A
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English (en)
Inventor
インゴルフ クライド、
エルリング ロイルヴィク、
エイナー サグハウグ、
Original Assignee
インゴルフ クライド、
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K5/00Plug valves; Taps or cocks comprising only cut-off apparatus having at least one of the sealing faces shaped as a more or less complete surface of a solid of revolution, the opening and closing movement being predominantly rotary
    • F16K5/08Details
    • F16K5/14Special arrangements for separating the sealing faces or for pressing them together
    • F16K5/20Special arrangements for separating the sealing faces or for pressing them together for plugs with spherical surfaces
    • F16K5/204Special arrangements for separating the sealing faces or for pressing them together for plugs with spherical surfaces with the plugs or parts of the plugs mechanically pressing the seals against the housing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Taps Or Cocks (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)
  • Check Valves (AREA)
  • Valve Housings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 縦軸に沿った共通中心線を有する入り口と出口とを有するバルブハウジング内に、貫通ボアを有するバルブ本体を配置する、ボールバルブである。前記バルブ本体は、前記ボアに直交する回転軸を中心として、第1および第2位置間を回転可能である。前記第1位置は、前記ボアが前記入り口および出口と連通する位置である。前記第2位置は、前記バルブ本体の第1および第2封止体が前記バルブハウジングの入り口および出口に配置した第1および第2バルブシートを各々封止する位置である。前記バルブシートは、互いに平行であって前記入り口および出口に対して傾斜角を形成する封止面に位置する。前記封止体は、互いに平行であってバルブ本体の軸に対して同様の傾斜角を形成するバルブ本体面に位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、バルブハウジングと、該バルブハウジング内に配置され貫通ボアを
備えたバルブ本体とを有するタイプのバルブに関する。前記バルブハウジング内
において、前記バルブ本体は、前記ボアに直交する回転軸を中心に回転可能であ
る。これによって前記バルブ本体は、前記ボアが前記バルブハウジングの入り口
および出口と連通する位置に回転できる。開位置において、前記入り口と前記バ
ルブ本体のボアと前記出口とは、バルブの貫通穴を形成する。このバルブを閉じ
るには、バルブ本体を回転させ、ボアの長手軸と前記バルブ軸とを交差させる。
この状態でバルブ本体は、入り口、出口、あるいは入り口および出口の両方を封
止する。
【0002】 前記タイプのバルブは、バルブを全開するとボアの全断面が開くことが特徴で
ある。これにより、前記バルブを備えたパイプラインは、例えば清掃用ピグを通
すことができる。このタイプのバルブは、バルブ本体に小径ボアを備えることも
できる。
【0003】 このタイプのバルブの様々な実施例は、バルブ本体の形状、バルブ本体と入り
口/出口との間の封止により、他と区別される。
【0004】 いわゆるボールバルブは、ボール状のバルブ本体を使用する。このバルブ本体
は、バルブハウジングの出口および入り口において環状封止表面を封止するよう
に摺動する。各封止表面は、バルブ軸に対して直角をなす封止面内にある。2つ
の封止面は平行である。接触圧力は、ばね力または油圧によって決定する。
【0005】 前記タイプのバルブの他の実施例は、ノルウエー国特許第170239号が開
示する。この開示において、各封止面はバルブ軸に対して傾斜角を形成する。バ
ルブハウジング内において、各封止表面は、封止面内にバルブシートを有する。
バルブ本体の両側は、環状封止体を有する。これら封止体の面は、軸に対して傾
斜角を形成する。この軸は、回転軸に直交し、通例、回転体のボアにも直交する
。回転軸を中心にバルブ本体を回転させると、封止体はバルブシートを封止する
ようになる。この実施例には、封止体とバルブシート間の接触圧力が、バルブ本
体のトルクによって決まるという利点がある。他の利点は、両バルブシートにお
いて封止を行えることである。すなわち入り口および出口で封止できるため、確
実にバルブを閉止できる。さらにこのバルブは、両方向の流れに対して、等しく
有効的に封止する。
【0006】 この既知構成の1つの特質は、入り口/出口における正の圧力が、バルブ本体
に作用するトルクを提供し、そのトルクが該バルブ本体を開位置方向に回転させ
ようとすることである。トルク/開放トルクは、封止面の傾斜および圧力に応じ
て増加する。従って高圧バルブとして使用する場合、バルブ軸に対する封止面の
最小角をできるだけ大きくすること、すなわちできるだけ直角に近づけることが
好ましい。
【0007】 この既知構成の他の特質は、バルブハウジング内の正の圧力が、入り口/出口
においてバルブ本体に作用するトルクを提供し、そのトルクがバルブ本体を閉位
置方向に回転させようとすることである。トルク/開放トルクは、封止面の傾斜
および圧力に応じて増加する。
【0008】 共働する封止表面を封止面内に位置させると、封止体とバルブシート間に好ま
しくないくさび効果が生じる。これは、封止面の傾斜を大きくすることによって
、すなわち封止面とバルブ軸との角度を減らすことによって避けられる。しかし
そのようにすると、前記の通り、封止をするためにより大きなトルクがバルブ本
体に必要となる。
【0009】 より良い解決策は、バルブシートと封止体とに環状共働封止表面を形成し、こ
れら封止表面が封止面に対して直角をなすようにすることである。ノルウエー国
特許第170239号において、共働封止表面は、平面断面図において、バルブ
本体の回転軸に対して直交し、バルブ軸は断面内に位置する。この特許文書にお
ける封止表面は、半径R中心Nを有する円Mをたどり、バルブ本体の回転軸Sか
ら一定距離離れている。これにより、前記した通り、封止表面と封止面間に角度
が得られる。バルブシートおよび封止体を3次元に転写した場合、共働環状封止
表面は、半径(R)および中心Nを有する球面(M)の一部を形成する。
【0010】 ノルウエー国特許第170239号に基づき形成したバルブは、中程度の圧力
以外では封止状態を維持できないことが分かった。圧力を高めると、通例、バル
ブ本体の回転軸までの距離が最大の箇所に漏れが生じる。
【0011】 本発明の目的は、ノルウエー国特許第170239号に基づくタイプのバルブ
における前記欠点を克服し、かかるバルブを中圧から高圧において使用可能にす
ることである。
【0012】 前記目的は、以下の説明および請求の範囲に記載の特徴によって実現する。
【0013】 ノルウエー国特許第170239号に基づくタイプのバルブにおける封止問題
は、バルブ本体の回転軸から共働接触表面までの距離が、封止面の傾斜に起因し
て変化するという事実に関係すると推察できる。バルブ本体が特定のトルクによ
って閉位置方向に回転すると、トルクアームが変化し、これが接触表面に沿った
接触力を変化させるため、バルブ本体の回転軸までの距離が最大の箇所に最小の
接触力が生じる。出口/入り口における圧力が増加すると、バルブハウジングお
よびバルブ本体は変形する。そして共働する接触表面間の最小接触力が働く領域
に漏れが生じる。
【0014】 本発明の基本的な特徴は、共働封止表面が異なる曲率を有することである。こ
れは、ノルウエー国特許第170239号と対照的である。この従来例は、両封
止表面が同一の円または球面をたどると説明しているからである。曲率を異なら
せるには、各封止表面が異なる半径の球面の一部を形成するようにする。1つの
封止表面は円錐表面の一部を形成し、それと共働する封止表面は球面の一部、放
物表面の一部、または双曲表面の一部を形成するようにする。この効果は、バル
ブ本体にトルクを印加すると、共働封止表面間の接触が面ではなく線に沿って行
われることである。トルクが増加すると、表面圧力は前記接触線に沿って強力に
増加する。接触力が最大になるのは、バルブ本体の回転軸までの距離が最小の領
域である。この領域においてバルブシートと封止体の材料は変形し、接触表面を
増加させる。これによって同時に、前記接触線の他の箇所における接触力も増加
する。
【0015】 2つの共働接触表面のうち1つは、弾性を持たせて作ることが好ましい。これ
により、バルブを閉じる際にバルブ本体に加わるトルクによってプレテンション
が生じる。弾性バルブシートは、例えばバルブの長手方向に比較的大きく延ばす
ことによって実現できる。好適な実施例において、弾性ガスケットをバルブシー
トの溝に配置しても良い。そして封止体をガスケット上に配置する。弾性バルブ
シートまたは弾性ガスケットは、接触線に沿った接触圧力の変動や、バルブハウ
ジングおよびバルブ本体の寸法変化および形状変化を補償する。これら変化は、
圧力増加、温度変化、トルク変化、および外力の変化に起因するものである。
【0016】 円形断面を持つ入り口および出口は、封止面に対して楕円状である。この封止
面は、バルブ軸に対して傾斜角を有する。従ってバルブシートと封止体の接触表
面は、理論的には楕円錐表面の一部、楕円放物の一部、または楕円双曲の一部を
構成する。封止面の傾斜を比較的小さくすること、すなわち対称軸とボア軸間の
角度偏差を小さくすることにより、球、円錐、放物、双曲等のほぼ回転対称な接
触面が得られる。
【0017】 接触表面の対称軸は封止面に直交し、バルブ本体の回転軸の近くを通る。これ
はノルウエー国特許第170239号の通りである。
【0018】 添付図面を参照しながら実施例に基づき本発明の詳細を説明する。
【0019】 図1において、参照番号1はバルブを示す。このバルブは、バルブハウジング
2を備える。このバルブハウジングは、入り口3と、その反対側の出口4とを有
する。これら入り口および出口は、共通バルブ軸5上にある。入り口3および出
口4間において、バルブ本体6は、回転軸7を中心に回転可能に支持される。バ
ルブ本体6は、貫通するボア8を有する。ボア軸9は、バルブ軸5と同一面にあ
り、回転軸7に直交する。
【0020】 バルブ本体6は、ピンを有し、既知の方法でバルブハウジング2内に支持され
る。ピンおよび軸受けは図示しない。ピンの1本は、既知の方法により圧力封止
状態でハウジング外部に延び、ハンドル、アクチュエータ、または他の手段に接
続する。この手段は、バルブ本体6を回転させる手段であり、図示しないが当業
者には良く知られている。
【0021】 バルブハウジング2内の入り口3の近傍には、第1封止面11を有した第1バ
ルブシート10がある。それに対応して出口4の近傍には、第2封止面13を有
した第2バルブシート12がある。封止面11および13は、互いに平行であり
、バルブ軸5に対して傾斜角14を形成する。第1バルブシート10は、封止面
11に直交する第1対称軸15に関して対称あるいはほぼ対称である。
【0022】 バルブシート10は、第1封止面11に対して角度をなす第1環状封止表面1
6を備える。封止表面16は、第1円錐表面17の一部を形成する。第1円錐表
面17は、底を封止面11に有し頂点18をバルブシート10の対称軸15上に
有する円錐に属する。円錐頂点18は、バルブ本体6から離れる方向を向く。
【0023】 第2バルブシート12は、第2対称軸19に対称である。第2対称軸19は、
封止面13に直交する。バルブシート12は、第2環状封止表面20を備える。
封止表面20は、第2封止面13に対して角度をなす。第1封止表面16のよう
に、第2封止表面20は第2円錐表面21の一部である。第2円錐表面21は、
底を封止面に有し頂点をバルブシート12の対称軸19上に有する円錐の表面で
ある。円錐頂点22は、バルブ本体6から離れる方向を向く。
【0024】 バルブ本体6の一方の側面には、面24内に第1環状封止体23を配置する。
面24は、回転軸7に平行であり、同時に図1に示すようにボア軸9に対して角
度25を形成する。角度25は、角度14と相補的である。すなわち角度14と
角度25の合計は、90度である。封止体23は、第3対称軸26に関して対称
またはほぼ対称である。第3対称軸26は、封止体23の面24に直交する。
【0025】 封止体23は、面24に対して角度を有する第3環状封止表面27を備える。
封止表面27は、第1放物面28の一部を形成する。第1放物面28は、底を封
止面24に有し、頂点29を封止表面27の対称軸26上に有する。放物面頂点
29は、バルブ本体6から離れる方向を向く。封止表面27は、バルブシート1
0の封止表面16と共働すべく配置する。
【0026】 バルブ本体6の他方の側面、第1封止体23の直径方向の反対側には、第2環
状封止体30を面31内に配置する。面31は、回転軸7に平行であり、同時に
ボア軸9に対して角度32を形成する。角度32は、角度14と相補的である。
すなわち角度14と角度32の合計は90度である。面31は、面24と平行で
ある。封止体30は、第4対称軸33に関して対称またはほぼ対称である。第4
対称軸33は、封止体30の面31に直交する。
【0027】 封止体30は、面31に対して角度をなす第4環状封止表面34を備える。封
止表面34は、第2放物面35の一部を形成する。第2放物面35は、底を封止
面31に有し、その頂点36を封止表面34の対称軸33上に有する。放物面頂
点36は、バルブ本体6から離れる方向を向く。封止表面34は、第2バルブシ
ート12の封止表面20と共働すべく配置する。図5の接触点45は、封止表面
34と封止表面20間にあり、連続した接触線を形成する。バルブ本体6の横軸
46は、バルブ本体6のボア8と回転軸7とに直交する。
【0028】 バルブ本体6が図3に示す閉位置にある場合、第1バルブシートの封止表面1
6が、第1封止体23の封止表面27と共働すると同時に、第2バルブシート1
2の封止表面20が、封止体30の封止表面34と共働する。
【0029】 図3のようにバルブを閉じると、バルブハウジング2内の圧力に対する、入り
口3および出口4内の正の圧力は、対称軸15および19に沿って働く合力を生
じ、回転軸7を中心とし、バルブ本体6を開位置方向へ回転させるように働くト
ルクを生じる。バルブを閉じると、バルブハウジング2内の正の圧力は、対応し
てバルブ本体6を閉位置方向に回転させるように働くトルクを生じる。
【0030】 図5は、共働する第1封止表面16と第3封止表面27との異なる曲率が、接
触点45においてのみ、互いの封止表面を接触させる原理を示す。第1封止表面
16と第3封止表面27間の接触点は、1つになって接触線を形成する。同様の
状態が封止表面20にも得られる。閉位置においてバルブ軸5は、バルブ本体6
の軸46と一致する。
【0031】 本バルブは、図3,図4,図8に示すように、傾斜偏心・二重封止バルブと呼
ぶことができる。対称軸15,19,26,33と回転軸7間の最短距離は、バ
ルブの第1偏心37と呼ぶ。頂点18,22とバルブ軸5間の最短距離は、バル
ブの第2偏心38と呼ぶ。頂点18,22とバルブ軸5間の最短距離は、バルブ
の第3偏心39である。
【0032】 さらに、図6および図7を参照すると、弾性ガスケット40は、第1バルブシ
ート10の環状溝41内に配置する。同様にガスケットを第2バルブシート12
に配置することもできるが、これは図示しない。好適なガスケット40は、公知
のタイプであり、ガスケット材料は例えば縦長のスロットを有する中空リングで
ある。このスロットによりガスケット40は圧縮可能となり、連続する接触線を
形成する。ガスケット40に十分な弾性を持たせるため、螺旋ばね42をガスケ
ット40の中空部に挿入する。ガスケット40は、外部カラー43を備える。ク
ランプリング44は、図示しないネジでバルブシート10に固定する。このクラ
ンプリング44は、バルブシート10に対してカラー43を押し付け、ガスケッ
ト40を溝41内の所定位置に保持する。さらに、図7は、前記リングの断面を
拡大して示す。
【0033】 一方、弾性ガスケット40は、封止体23および30内に配置しても良い。こ
れは図示しない。
【0034】 前記したように、バルブ本体6に加わるトルクは、共働封止表面16および2
7間と、共働封止表面20および34間の接触力を生じる。各接触点45におけ
る接触力は、接触点45からバルブ本体6の回転軸7までの距離による。
【0035】 図8は、3個の接触点A,B,Cを示す。接触点Aは、回転軸に最も近いため
、接触点Aにおける接触力は最大である。接触点Cは、回転軸7から最も遠いた
め、接触点Cにおける接触力は最小である。接触点Bは、回転軸7からの距離が
接触点Aよりもわずかに大きいが、接触点Cよりもはるかに回転軸7に近い。従
って接触点Bにおける接触力は、Aにおける接触力より小さく、Cにおける接触
力より大きい。
【0036】 共働封止表面16と27間、および20と34間における接触力は、バルブシ
ート10および12を長手方向に圧縮する。この圧縮は、圧力、温度、トルク、
その他バルブ1に加わる外力による変形および寸法変化に応じて変化し、封止で
きないほど接触力が小さくならないように変化を吸収する。金属の比圧縮は小さ
いため、バルブシート10および12を長くし、大きな合計圧縮を実現するよう
にもできる。図9に示すように、バルブシートの長さが長いほど、弾性定数は小
さくなる。
【0037】 図10は、第1バルブシート10の他の実施例を示す。このバルブシートの角
度は、封止表面16に沿って変化する。封止表面16は、前記したような想像円
錐表面の一部ではなく、無数の想像円錐表面の一部によって形成する。各想像円
錐の高さは、最大値と最小値との間で変化する。従って前記バルブシートの角度
は、回転軸7からの距離が最大の領域で最小である。
【0038】 図11は、共働封止表面間の円形接触線を示し、バルブ1の中心から入り口3
の方向を見た図である。数字は接触線に沿った接触点の角座標を示し、A,B,
Cは接触点を示す。図12の曲線は、前記角座標の関数としての角度を概略的に
示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、上面断面における、全開のバルブの原理図を示す。
【図2】 図2は、一部開いた状態の図1のバルブを示す。
【図3】 図3は、閉じた状態の図1のバルブを示す。
【図4】 図4は、より大きな縮尺で、閉じたバルブにおける第1バルブシートの領域を
示す。
【図5】 図5は、さらに大きな縮尺で、図4の共働封止表面の一部を示す。
【図6】 図6は、図4と同じ縮尺で、ガスケットを有する第1バルブシートの領域を示
す。
【図7】 図7は、より大きな縮尺で、ガスケットの詳細を示す。
【図8】 図8は、共働封止表面間の接触点のいくつかを示す図3と同様の図である。
【図9】 図9は、長いバルブシートを示す図3と同様の図である。
【図10】 図10は、共働封止表面の別の実施例を示す図4と同様の図である。
【図11】 図11は、図10の共働封止表面間における想像接触線に沿って付けられた角
座標を示す。
【図12】 図12は、シート面に対するシート表面の角度を、図11の角座標の関数とし
て示したグラフである。
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月22日(2001.11.22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0031】 本バルブは、図3,図4,図8に示すように、傾斜偏心・二重封止バルブと呼
ぶことができる。対称軸15,19,26,33と回転軸7間の最短距離は、バ
ルブの第1偏心37と呼ぶ。頂点18,22とバルブ軸5間の最短距離は、バル
ブの第2偏心38と呼ぶ。頂点29,36とバルブ軸5間の最短距離は、バルブ
の第3偏心39である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0037】 図10は、第1バルブシート10の他の実施例を示す。このバルブシートの角
αは、封止表面16に沿って変化する。封止表面16は、前記したような想像
円錐表面の一部ではなく、無数の想像円錐表面の一部によって形成する。各想像
円錐の高さは、最大値と最小値との間で変化する。従って前記バルブシートの角
αは、回転軸7からの距離が最大の領域で最小である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0038】 図11は、共働封止表面間の円形接触線を示し、バルブ1の中心から入り口3
の方向を見た図である。数字は接触線に沿った接触点の角座標を示し、A,B,
Cは接触点を示す。図12の曲線は、前記角座標の関数としての角度αを概略的
に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブ軸(5)に沿った共通中心線を有する入り口(3)と
    出口(4)とを有するバルブハウジング(2)内に、貫通ボア(8)を有するバ
    ルブ本体(6)を配置し、前記バルブ本体(6)は、前記ボア(8)に直交する
    回転軸(7)を中心として、第1および第2位置間を回転可能であり、前記第1
    位置は、前記ボア(8)が前記入り口(3)および出口(4)と連通する位置で
    あり、前記第2位置は、前記バルブ本体(6)の第1および第2封止体(23,
    30)が前記バルブハウジング(2)の入り口(3)および出口(4)に配置し
    た第1および第2バルブシート(10,12)を各々封止する位置であり、前記
    バルブシート(10,12)は、互いに平行であって前記入り口(3)、出口(
    4)、共通中心線(5)に対して傾斜角を形成する封止面(11,13)に位置
    し、前記封止体(23,30)は、互いに平行であって前記バルブ本体(6)の
    横軸(46)に対して同様の傾斜角を形成するバルブ本体面(24,31)に位
    置し、前記バルブシート(10,12)と封止体(23,30)とは、前記封止
    面(11,13)およびバルブ本体面(24,31)に垂直な対称軸(15,1
    9,26,33)を有する共働環状封止表面(16,20,27,34)を備え
    、前記封止表面(16,20,27,34)は、湾曲し前記封止面(11,13
    )およびバルブ本体面(24,31)に対して傾斜角()を形成するバルブにお
    いて、 前記共働封止表面(16,20,27,34)が異なる曲率を有することを特
    徴とするバルブ。
  2. 【請求項2】 前記共働封止表面(16,20,27,34)間の接触によ
    って形成される接点の全てによって接触線が形成され、前記共働封止表面(16
    ,20,27,34)が3つの偏心を示し、第1偏心(37)は対称軸(15,
    19,26,33)と前記バルブ本体(6)の回転軸(7)との最短距離であり
    、第2偏心(38)は前記封止表面(16,20)の想像延長線が前記対称軸(
    15,19)と交差する頂点(18,22)と前記バルブ軸(5)との最短距離
    であり、第3偏心(39)は、前記封止表面(27,34)の想像延長線が前記
    対称軸(26,33)と交差する頂点(29,36)と前記バルブ軸(5)との
    最短距離であり、バルブの閉位置において前記バルブ軸(5)はバルブ本体(6
    )の軸と一致することを特徴とする、請求項1に記載のバルブ。
  3. 【請求項3】 前記共働表面(16,20,27,34)のうち1つの曲率
    、好ましくはバルブシート(10,12)の共働表面の曲率が無限大であり、封
    止表面(16,20)が円錐表面の一部を形成することを特徴とする、請求項2
    に記載のバルブ。
  4. 【請求項4】 前記共働封止表面(16,20,27,34)が各々放物表
    面および/または球表面の一部を形成することを特徴とする、請求項2に記載の
    バルブ。
  5. 【請求項5】 前記共働封止表面(16,20,27,34)のうち1つが
    反対方向に湾曲することを特徴とする、請求項2に記載のバルブ。
  6. 【請求項6】 前記共働封止表面(16,20,27,34)のうち1つが
    弾性ガスケットとして実現されることを特徴とする、請求項2に記載のバルブ。
  7. 【請求項7】 前記封止表面(16,27)間と前記封止表面(20,34
    )間の接触点(45)が接触線を形成することを特徴とする、請求項2に記載の
    バルブ。
  8. 【請求項8】 前記角度()が封止表面に沿って変化することを特徴とする
    、前記請求項のうち少なくとも1項に記載のバルブ。
  9. 【請求項9】 前記角度()が、前記封止表面から前記回転軸までの距離が
    最大の箇所で最大であることを特徴とする、請求項8に記載のバルブ。
  10. 【請求項10】 前記バルブが閉位置にある時において前記封止表面の対称
    軸(15,19,26,33)と前記バルブ軸/横軸(5,46)間の角度が小
    さい場合、前記環状封止表面(16,20,27,34)は回転対称をなすこと
    を特徴とする、請求項1に記載のバルブ。
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