JPH0422780A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

スクロール型圧縮機

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JPH0422780A
JPH0422780A JP2126908A JP12690890A JPH0422780A JP H0422780 A JPH0422780 A JP H0422780A JP 2126908 A JP2126908 A JP 2126908A JP 12690890 A JP12690890 A JP 12690890A JP H0422780 A JPH0422780 A JP H0422780A
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    • F04C29/0042Driving elements, brakes, couplings, transmissions specially adapted for pumps
    • F04C29/005Means for transmitting movement from the prime mover to driven parts of the pump, e.g. clutches, couplings, transmissions
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、スクロール型圧縮機に関する。
[従来の技術] 従来のスクロール型圧縮機には、ケーシングと、第1の
うず巻体を有し上記ケーシング内に固定された固定スク
ロール部材と、上記第1のうず巻体と噛み合わされる第
2のうず巻体を有し上記ケーシング内に旋回運動可能に
配置された可動スクロル部材と、該可動スクロール部材
に回転可能に備えられた駆動体と、上記ケーシング内に
回転可能に備えられた主軸と、該主軸と上記駆動体とを
これらの軸線から離れた所で連結するクランク輔とを含
み、上記駆動体の中心に加わる力によって生じる上記ク
ランク軸の中心の回りのモーメントにより上記第2のう
ず巻体を上記第1のうず巻体の方へ押圧するように上記
クランク軸が上記駆動体に連結されているスクロール型
圧縮機がある(例えば特開昭56−129791号公報
参照)。
第6図(a)、(b)は従来のこの種のスクロール型圧
縮機の要部の構成略図である。
第6図(a)、(b)を参照して従来のこの種のスクロ
ール型圧縮機の動作について説明する。
主軸31が左回転するとクランク軸45は、主軸31の
中心0を中心として旋回する。これに伴いクランク軸4
5は、駆動体23を引っ張り、これに伴い駆動体23は
、主軸31の中心0を中心として旋回する。この結果、
可動スクロール部材(図示せず)は、旋回運動を行う。
この際、可動スクロール部材は、回転阻止装置(図示せ
ず)により自転を阻止される。このようにして可動スク
ロール部材が旋回運動をすると、固定スクロール部材(
図示せず)と可動スクロール部材とで構成される流体ポ
ケット(図示せず)内でガスの圧縮が行われる。この圧
縮の際の生じる荷重(この場合、圧縮ガス力)Fgは、
駆動体23の中心O′に掛かると見なすことができる。
駆動体23の中心O′は、クランク軸45の中心Sを中
心として回動できるので、駆動体23の中心0′に荷重
Fgが掛かると、駆動体23中心O′は、主軸31の中
心Oから離れる方向に回動する。この結果、可動スクロ
ール部材の第2のうず巻体が固定スクロール部材の第1
のうず巻体に押し付けられ、両うず巻体同士を密着させ
るシール力が得られ、流体ポケットの気密性が向上する
。このように、荷重Fgによりクランク軸45の中心S
の回りのモーメントMが生じる。このモーメントMによ
って生じるスクロール部材の径方向の力、即ち、シール
方向の力Frは、次式で求まる。
Fr−Fg−tana−=■ 但し、αは、主軸31の中心Oと駆動体23の中心0′
を通る直線yに直交し且つ駆動体23の中心O′を通る
直線Xと、クランク軸45の中心Sと駆動体23の中心
O′を通る直線tとがなす角度である。
■式から明らかなように、角度αの大きさを適宜な値に
設定することによりシール方向力Frを適切な値にする
ことができる。
尚、両スクロール部材に加わる全てのシール方向の力Σ
Frは、この荷重(圧縮ガス力)Fgの分力としてのシ
ール方向力Frだけでなく、スクロール部材内部のガス
圧力差、可動スクロール部材に生じる遠心力、回転阻止
装置からの力等の総和であるが、これらの力は、本発明
が解決しようとする課題と係わりが無いので、上記のシ
ール方向力Frについてのみ説明の対象とする。
[発明が解決しようとする課題] 上述のように従来のこの種のスクロール型圧縮機の場合
、荷重(圧縮ガス力)Fgの分力をシール方向の力Fr
としているので、荷重Fgが増大すると、これに比例し
てシール方向力F「も増大する。圧縮機の使用圧力条件
をある範囲に規定した場合、上述の角度αの値を適宜選
ぶことにより適切な強さのシール方向力Fr得ることが
できる。
しかし、異常な圧縮条件、例えば、液吸入、液圧縮等が
起こった場合、荷重Fgが通常の値よりも増大し、この
結果、シール方向力Frも非常に大きな値となってしま
う。また、自動車の空調装置に用いられる圧縮機の場合
のように、圧縮機の動作条件が広い場合、低負荷域で必
要なシール方向力Frを得るように角度αの値を設定す
ると、高負荷域において過剰なシール方向力Frを生じ
てしまう。以上のように、シール方向の力が過剰な値に
なると、うず巻体に加わる接触力が過大になり、うず巻
体の壁面の異常磨耗や、うず巻体の変形、ひいてはうず
巻体の破損と言った問題が生じた。
それ故に、本発明の課題は、異常な圧縮−条件や高負荷
条件においてもシール方向の力が過剰にならないように
したスクロール型圧縮機を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、ケーシングと、第1のうず巻体を有し
上記ケーシング内に固定された固定スクロール部材と、
上記第1のうず巻体と噛み合わされる第2のうず巻体を
有し上記ケーシング内に旋回運動可能に配置された可動
スクロール部材と、該可動スクロール部材に回転可能に
備えられた駆動体と、上記ケーシング内に回転可能に備
えられた主軸と、該主軸と上記駆動体とをこれらの軸線
から離れた所で連結するクランク軸とを含み、上記駆動
体の中心に加わる力によって生じる上記クランク軸の中
心の回りのモーメントにより上記第2のうず巻体を上記
第1のうず巻体の方へ押圧するように上記クランク軸が
上記駆動体に連結されているスクロール型圧縮機におい
て、上記駆動体の中心に通常よりも大きな荷重が掛かっ
た場合に、上記主軸の中心と上記駆動体の中心を通る直
線に直交し且つ上記駆動体の中心を通る直線と、上記ク
ランク軸の中心と上記駆動体の中心を通る直線とがなす
角度を小さくする機構が備えられていることを特徴とす
るスクロール型圧縮機が得られる。
[作用] 本発明のスクロール型圧縮機の場合、駆動体の中心に通
常よりも大きな荷重が掛かった場合に、主軸の中心と駆
動体の中心を通る直線に直交し且つ駆動体の中心を通る
直線と、クランク軸の中心と駆動体の中心を通る直線と
がなす角度αを、小さくする機構が備えられているので
、液圧縮等により駆動体の中心に通常よりも大きな荷重
が掛かった場合、角度αが小さくなる。従って、■から
明らかなように、角度αが小さくなると、シール方向の
力Frが小さくなり、シール方向の力が過剰に大きくな
らない。
[実施例] 第1図は本発明の第1の実施例によるスクロール型圧縮
機の断面図である。
第1図を参照して、ケーシング1は、略カップ状のケー
シング本体2と、このケーシング本体2の開口端を閉塞
するフロントエンドプレート3とから成る。フロントエ
ンドプレート3は、プレート部4と略筒状の筒部5とか
ら成る。
固定スクロール部材10は、第1の板体11と、この第
1の板体の一面に設けられた第1のうず巻体12とから
成る。固定スクロール部材10は、ケーシング1内に固
定されている。
可動スクロール部材16は、第2の板体17と、この第
2の板体17の一面に設けられた第2のうす巻体18と
から成る。第2のうず巻体18は、第1のうず巻体12
と噛み合う。これにより、第1のうず巻体12と第2の
うず巻体18の間に流体ポケット19が構成される。第
2の板体16の他面中央には、筒状のボス部20が形成
されている。可動スクロール部材]6は、ケーシング1
内に旋回運動可能に配置されている。
第2図は第1の実施例の要部の断面図である。
第2図をも参照して、駆動体23は、可動スクロール部
材16のボス部20内にニードルベアリング24を介在
させてを配置されている。これにより駆動体23は、ボ
ス部20内で回転可能と成っている。駆動体23は、後
述のクランク軸45を受は入れる貫通孔25を有してい
る。貫通孔25は、駆動体23の回転中心から偏心して
いる。
主軸31は、細軸部32と大径部33とから成る。細軸
部32は、フロントエンドプレート3の筒状部5内に備
えられたボールベアリング34によって回転可能に支持
されており、大径部33は、フロントエンドプレート3
のプレート4内に備えられたボールベアリング35によ
り回転可能に支持されている。これにより主軸31は、
ケーシング1内に回転可能に備えられている。大径部3
3は、貫通孔36を有している。貫通孔36は、小径部
分37と大径部分38とから成る。貫通孔36は、主軸
3〕の軸線から偏心している。
クランク軸45の一端部は、主軸31の貫通孔36の小
径部分37に圧入固定されており、他端部は、駆動体2
3の貫通孔25に挿入されている。
これにより、クランク軸45は、主軸31と駆動体23
とをこれらの軸線から離れた所で連結している。尚、こ
の連結部位は、駆動体23の中心に加わる力によって生
じるクランク軸45の中心(軸線)の回りのモーメント
が、第2のうず巻体18を第1のうず巻体12の方へ押
圧する方向のモーメントと成るような部位にある。尚、
この点については、本願発明者によって発明された特願
昭63−267276号に詳しく説明されているので、
ここでは、説明を省略する。
クランク軸45の一端部は、大径部33に設けられた貫
通孔36の小径部分37に固定されているが、貫通孔3
6の大径部分38の内壁面と、この部分に対向するクラ
ンク軸45の外壁面との間には隙間が生じている。また
、クランク軸45の貫通孔25に挿入された部分の外壁
面46は、球面状に形成されているので、クランク軸4
5は、駆動体23に対して傾斜できるように成っている
また、このクランク軸45は、弾性を有している。
従って、クランク軸45は、撓むことができるように成
っている。
第3図(a)、(b)は第1の実施例による要部の構成
略図で、主軸側から駆動体とクランク軸を見たものであ
る。
第3図(a)、(b)をも参照して、液圧縮や高速運転
等、高負荷条件になった場合、駆動体23は、可動スク
ロール部材16と共に、通常の旋回半径「よりもΔ「だ
け小さい旋回半径で旋回運動をしようとし、クランク軸
45は、そのまま旋回しようとするので、クランク軸4
5は撓む。このようにクランク軸45が撓むことにより
、クランク軸45の中心Sは、第3図(a)の位置から
第3図(b)の位置に移動する。この結果、第3図から
明らかなように、主軸31の中心Oと駆動体23の中心
O′を通る直線yに直交し且つ駆動体23の中心O′を
通る直線Xと、クランク軸45の中心Sと駆動体23の
中心O′を通る直線tとがなす角度αが小さくなる。角
度αが小さくなれば、■式から明らかなようにシール方
向の力Frが小さくなる。このようにして、第4図に示
すように、駆動体23の中心0′に通常よりも大きな荷
重Fgが掛かっても、シール方向力F「が過剰に大きく
ならないように成っている。即ち、駆動体23の中心O
′に通常よりも大きな荷重Fgが掛かった際に、角度α
を小さくする機構(以下、シール力緩和機構と言う)が
、主軸31の大径部33と、貫通孔36と、クランク軸
45とで構成されている。
第5図(a)、(b)は第2の実施例による要部の構成
略図で、主軸側から駆動体とクランク軸を見たものであ
る。
第5図(a)、(b、)を参照して、本実施例の場合、
クランク軸45は、第1の実施例のものと異なり、撓ま
ず、従来のものと同じ構造に成っている。駆動体23の
貫通孔25は、クランク軸45の直径よりも大きい径を
有している。従って、クランク軸45と貫通孔25の間
には、間隙50が生じている。この間隙50内には、略
星型の弾性部材51が配置されている。弾性部材51は
、クランク軸45を保持し、且つ所定位置に戻るように
付勢する。
本実施例によるスクロール型圧縮機の場合、通常の運転
の時は、第5図(a)の状態にあるが、液圧縮等が生じ
荷重Fgが過大になった時は、第5図(b)の状態にな
る。この場合、荷重Fgによって、駆動体23は、可動
スクロール部材と共に図面上右方の移動し、クランク軸
45は、そのままである。この結果、弾性部材51が変
形すると共に、クランク軸45の中心Sと駆動体23の
中心O′の距離が、第5図(a)の状態の時よりも長く
なる。この結果、図面上、駆動体23の中心O′が右方
に移動する分、角度αが小さくなる。
以上のように、本実施例の場合、シール力緩和機構は、
駆動体23と、貫通孔25と、弾性部材51とから成る
尚、シール力緩和機構は、第1の実施例や第2の実施例
のものに限られず、色々考えられる。例えば、主軸に、
クランク軸を、主軸の径方向に移動可能なように設け、
且つこのクランク軸に強い付勢力を掛け、荷重が過大に
成った場合にのみクランク軸が径方向に移動するように
構成しても良い。以上のように、シール力緩和機構は、
角度αを小さくするものであれば良く、特に限定されな
い。
[発明の効果] 本発明によるスクロール型圧縮機は、液圧縮や高速運転
等により駆動体の中心に通常よりも大きな荷重が掛かっ
た場合に角度αが小さくなるので、シール方向の力が過
剰に大きくならない。
この結果、うず巻体の壁面の異常磨耗や、うず巻体の変
形、或いはうず巻体の破損と言った問題が生じなく成っ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例によるスクロール型圧縮
機の断面図、第2図は同実施例の要部の断面図、第3図
(a)、(b)は同実施例による要部の構成略図、第4
図は同実施例の作用を示すグラフ、第5図(a)、(b
)は第2の実施例による要部の構成略図、第6図(a)
、(b)は従来のスクロール型圧縮機の一例の要部の構
成略図である。 1・・・ケーシング、2・・・ケーシング本体、3・・
・フロントエンドプレート、4・・・プレート部、5・
・・筒部、10・・・固定スクロール部材、11・・・
第1の板体、12・・・第1のうず巻体、16・・・可
動スクロール部材、17・・・第2の板体、18・・・
第2のうず巻体、19・・・流体ポケット、20・・・
ボス部、23・・駆動体、24・・ニードルベアリング
、25・・・貫通孔、31・・・主軸、32・・・細軸
部、33・・・大径部、34.35・・・ボールベアリ
ング、36・・・貫通孔、375.小径部分、38・・
・大径部分、45・・・クランク軸、46・・・外壁面
、50・・・間隙、51・・弾性部祠。 F「1 Fr (b) 第6図 r

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ケーシングと、第1のうず巻体を有し上記ケーシン
    グ内に固定された固定スクロール部材と、上記第1のう
    ず巻体と噛み合わされる第2のうず巻体を有し上記ケー
    シング内に旋回運動可能に配置された可動スクロール部
    材と、該可動スクロール部材に回転可能に備えられた駆
    動体と、上記ケーシング内に回転可能に備えられた主軸
    と、該主軸と上記駆動体とをこれらの軸線から離れた所
    で連結するクランク軸とを含み、上記駆動体の中心に加
    わる力によって生じる上記クランク軸の中心の回りのモ
    ーメントにより上記第2のうず巻体を上記第1のうず巻
    体の方へ押圧するように上記クランク軸が上記駆動体に
    連結されているスクロール型圧縮機において、上記駆動
    体の中心に通常よりも大きな荷重が掛かった場合に、上
    記主軸の中心と上記駆動体の中心を通る直線に直交し且
    つ上記駆動体の中心を通る直線と、上記クランク軸の中
    心と上記駆動体の中心を通る直線とがなす角度を小さく
    する機構が備えられていることを特徴とするスクロール
    型圧縮機。
JP2126908A 1990-05-18 1990-05-18 スクロール型圧縮機 Expired - Lifetime JP2863261B2 (ja)

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