JP2002538046A - 自動車用後車軸 - Google Patents
自動車用後車軸Info
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- JP2002538046A JP2002538046A JP2000602479A JP2000602479A JP2002538046A JP 2002538046 A JP2002538046 A JP 2002538046A JP 2000602479 A JP2000602479 A JP 2000602479A JP 2000602479 A JP2000602479 A JP 2000602479A JP 2002538046 A JP2002538046 A JP 2002538046A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G21/00—Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
本発明はリンク機構(11)を備えた自動車用後車軸に関する。リンク機構(11)は、車輪とは反対側の端部の範囲で横支柱(14)を介して互いに結合された2つの車輪取付け用トレーリングアーム(13a,13b)から構成されている。互いに離れて位置する揺動可能な軸受(16a,16b)がリンク機構(11)を車体(17)に取付けるために設けられている。リンク機構(11)はほぼ垂直方向に向いたレバーアーム(L2)を介して車体(17)に取付けられている。
Description
【0001】 本発明は、車輪とは反対側の端部の範囲で横支柱を介して互いに結合され、互
いに離れて位置する2つの軸受によって車体に揺動可能に取付けられた2つの車
輪取付け用トレーリングアームを有するリンク機構を備えた自動車用後車軸に関
する。
いに離れて位置する2つの軸受によって車体に揺動可能に取付けられた2つの車
輪取付け用トレーリングアームを有するリンク機構を備えた自動車用後車軸に関
する。
【0002】 このような後車軸は、ドイツ特許出願公開第4322910号明細書に開示さ
れている。リンク機構を設けられた後車軸が長い間数多くの自動車に使用されて
いる。この構成においては、車軸軸受が走行挙動と乗り心地とを決定する車体と
車軸との間の結合部を形成している。車輪のガイド部品の軸受点を形成するにあ
たり、走行安定性と乗り心地との間で妥協を必要としていた。
れている。リンク機構を設けられた後車軸が長い間数多くの自動車に使用されて
いる。この構成においては、車軸軸受が走行挙動と乗り心地とを決定する車体と
車軸との間の結合部を形成している。車輪のガイド部品の軸受点を形成するにあ
たり、走行安定性と乗り心地との間で妥協を必要としていた。
【0003】 安全な走行挙動を確保するには、例えば転がり軸受による堅固な結合が理想的
である。しかし、乗り心地をよくするためには、車軸軸受の前後方向のばね剛性
をできるだけ小さく保たなければならない。
である。しかし、乗り心地をよくするためには、車軸軸受の前後方向のばね剛性
をできるだけ小さく保たなければならない。
【0004】 これらの状況を鑑み、本発明の課題は、前後方向の剛性をできるだけ低く抑え
、コーナリング時における軸受点の前後方向の変位を防ぐことができる上述した
種類の後車軸を提供することにある。
、コーナリング時における軸受点の前後方向の変位を防ぐことができる上述した
種類の後車軸を提供することにある。
【0005】 この課題を解決するために、本発明によれば、リンク機構がほぼ垂直方向に向
いたレバーアームを介して車体に取付けられる。
いたレバーアームを介して車体に取付けられる。
【0006】 これにより、コーナリング時に起きる軸受点の前後方向の変位が運動の複合作
用によって継手のレバーアームで補償されるので、前後方向における後車軸の取
付け部を非常に柔軟に形成することができる。運動の複合作用は、コーナリング
時に必然的に起こる外側車輪の上下動と、内側車輪の跳ね返りとの結果として起
こる。その場合レバーアームによって反対方向に前後方向の変位が生ずる。レバ
ーアームの揺動可能な結合はトレーリングアームの車輪とは反対側の端部の下で
行われねばならない。継手のレバーアームはリンク機構のレバーアームより小さ
く形成されている。よって、本発明による後車軸においては、前後方向の変位を
補償することによって軸受を柔軟に設計することができる。
用によって継手のレバーアームで補償されるので、前後方向における後車軸の取
付け部を非常に柔軟に形成することができる。運動の複合作用は、コーナリング
時に必然的に起こる外側車輪の上下動と、内側車輪の跳ね返りとの結果として起
こる。その場合レバーアームによって反対方向に前後方向の変位が生ずる。レバ
ーアームの揺動可能な結合はトレーリングアームの車輪とは反対側の端部の下で
行われねばならない。継手のレバーアームはリンク機構のレバーアームより小さ
く形成されている。よって、本発明による後車軸においては、前後方向の変位を
補償することによって軸受を柔軟に設計することができる。
【0007】 トレーリングアームの車輪とは反対側の端部をピンで取付ける場合、これらの
ピンは車体に対して揺動可能である。揺動支点はそれぞれのトレーリングアーム
の車輪とは反対側の端部の下に位置している。
ピンは車体に対して揺動可能である。揺動支点はそれぞれのトレーリングアーム
の車輪とは反対側の端部の下に位置している。
【0008】 本発明の有利な実施態様は従属請求項に記載されている。
【0009】 軸受が弾性ブッシュを備え、そのハウジングがリンク機構に固定され、そのゴ
ム弾性軸受本体がピンを介して揺動可能に車体に取付けられていると有利である
。車体に結合されたピンの距離はレバーアームとして作用する。
ム弾性軸受本体がピンを介して揺動可能に車体に取付けられていると有利である
。車体に結合されたピンの距離はレバーアームとして作用する。
【0010】 前後方向の変位を制限するために、軸受のブッシュに、前後方向に作用するス
トッパが付設されていると有利である。
トッパが付設されていると有利である。
【0011】 このような構成では、ストッパが、互いに間隔を開けて位置するストッパバッ
ファとして構成され、ピンと協働することもできる。
ファとして構成され、ピンと協働することもできる。
【0012】 本発明に別の実施態様では、軸受はリンク機構に固定されたフォーク状部材を
有し、そのフォークアームは、車体に継手で結合された弾性ブッシュの弾性軸受
本体によって支持されたピンを介して結合されている。この実施態様でも、後車
軸を連結するための第2レバーアームが設けられている。リンク機構に対して垂
直に向けられたフォーク状部材と軸受を貫通するピンとの組み合わせにより、運
動の複合作用による前後方向の運動の補償が可能となる。
有し、そのフォークアームは、車体に継手で結合された弾性ブッシュの弾性軸受
本体によって支持されたピンを介して結合されている。この実施態様でも、後車
軸を連結するための第2レバーアームが設けられている。リンク機構に対して垂
直に向けられたフォーク状部材と軸受を貫通するピンとの組み合わせにより、運
動の複合作用による前後方向の運動の補償が可能となる。
【0013】 軸受が揺動軸受を介して車体に結合されていると有利である。
【0014】 別の有利な実施態様によると、軸受はスライダガイドを介して車体に結合され
る。
る。
【0015】 このような構成では、スライダガイドは、ブッシュに配設されたガイドピンに
係合する少なくとも1つのガイド溝を有していてもよい。
係合する少なくとも1つのガイド溝を有していてもよい。
【0016】 以下において本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は、自動車(図示せず)に採用した本発明による後車軸10の平面図を示
す。後車軸10は、互いに平行な二本のトレーリングアーム13a,13bから
なるリンク機構11と、トレーリングアーム13a,13bを結合する横支柱1
4とを備えている。トレーリングアーム13a,13bは、それぞれ、湾曲およ
びねじれに対して剛性を有するように構成されている。一方、横支柱14は引張
りおよび圧縮に対して剛性を有するが、ねじれやすく構成されている。
す。後車軸10は、互いに平行な二本のトレーリングアーム13a,13bから
なるリンク機構11と、トレーリングアーム13a,13bを結合する横支柱1
4とを備えている。トレーリングアーム13a,13bは、それぞれ、湾曲およ
びねじれに対して剛性を有するように構成されている。一方、横支柱14は引張
りおよび圧縮に対して剛性を有するが、ねじれやすく構成されている。
【0017】 トレーリングアーム13a,13bの端部に車軸15a,15bによって後部
車輪12a,12bが取付けられている。リンク機構11は、反対側端部で軸受
16a,16bによって車体17(図示せず)に揺動可能に取付けられている。
車輪12a,12bが取付けられている。リンク機構11は、反対側端部で軸受
16a,16bによって車体17(図示せず)に揺動可能に取付けられている。
【0018】 図2は、図1に示す矢印IIの方向に見た後車軸の側面図を示す。この図から
明白なように、軸受16aは、弾性軸受本体20を組み込んだ弾性ブッシュ19
を備えている。弾性ブッシュ19はトレーリングアーム13aの自由端に固定さ
れている。ピン18が弾性ブッシュ19を貫通し、弾性軸受本体20によって保
持されている。ピン18の第1端部が揺動軸受22によって車体17に取付けら
れている。ピン18は、車体側の揺動軸受22と弾性軸受本体20の中心部との
間でレバーアームL2を形成している。
明白なように、軸受16aは、弾性軸受本体20を組み込んだ弾性ブッシュ19
を備えている。弾性ブッシュ19はトレーリングアーム13aの自由端に固定さ
れている。ピン18が弾性ブッシュ19を貫通し、弾性軸受本体20によって保
持されている。ピン18の第1端部が揺動軸受22によって車体17に取付けら
れている。ピン18は、車体側の揺動軸受22と弾性軸受本体20の中心部との
間でレバーアームL2を形成している。
【0019】 ピン18は車体17に対する支点33を中心として揺動可能である。この支点
33はトレーリングアーム13aの車輪とは反対側の端部の下に位置している。
33はトレーリングアーム13aの車輪とは反対側の端部の下に位置している。
【0020】 ピン18は、弾性ブッシュ19を超えて延在する延長部分18aを有している
。この延長部分18aは、互いに間隔を開けて位置するストッパ21a、21b
と協働し、後車軸10の前後方向の運動を制限する。
。この延長部分18aは、互いに間隔を開けて位置するストッパ21a、21b
と協働し、後車軸10の前後方向の運動を制限する。
【0021】 図1、2に示された後車軸10の機能を説明する前に、本発明によって解決さ
れる問題点について、まず図3および図4を参照しながら説明する。図3a〜3
cは、さまざまな型の公知の後車軸とその左旋回時における反応を示している。
れる問題点について、まず図3および図4を参照しながら説明する。図3a〜3
cは、さまざまな型の公知の後車軸とその左旋回時における反応を示している。
【0022】 図3aは、左旋回時においてニュートラルな挙動をする後車軸を示す。概略図
からわかるように、車両23は軸受16に取付けた後車軸10を備えている。左
旋回時では、遠心力Fが外側に向かって発生し、反作用力FRが後部車輪12a
,12bにかかる。後車軸の位置では、図示の如く、理想的には転がり軸受とし
て非常に堅固に構成された軸受16によってニュートラルな挙動が起きる。しか
しながら、これは、前後方向に堅固に取付けられているために乗り心地が低減す
るという欠点を有する。
からわかるように、車両23は軸受16に取付けた後車軸10を備えている。左
旋回時では、遠心力Fが外側に向かって発生し、反作用力FRが後部車輪12a
,12bにかかる。後車軸の位置では、図示の如く、理想的には転がり軸受とし
て非常に堅固に構成された軸受16によってニュートラルな挙動が起きる。しか
しながら、これは、前後方向に堅固に取付けられているために乗り心地が低減す
るという欠点を有する。
【0023】 図3bは、ゴム製ブッシュを組み込んだ軸受16によって車体に取付けた後車
軸10を示す。この種の取付けの場合、オーバーステアリングが起こり、車両2
3が急激に方向を変える傾向にある。
軸10を示す。この種の取付けの場合、オーバーステアリングが起こり、車両2
3が急激に方向を変える傾向にある。
【0024】 図3cに示された後車軸取付けの場合、アンダーステアリングが起きる。それ
ぞれの軸受16は、後車軸10の振れを望ましい前後方向に変換する楔24を備
えている。この場合、後車軸10を車両23に対して横方向に変位できるように
横方向に柔軟に取付ける必要があるという欠点がある。
ぞれの軸受16は、後車軸10の振れを望ましい前後方向に変換する楔24を備
えている。この場合、後車軸10を車両23に対して横方向に変位できるように
横方向に柔軟に取付ける必要があるという欠点がある。
【0025】 図4は、力FSを受けた後車軸10の軸受16a,16bの範囲における力の
状況を示す。
状況を示す。
【0026】 以下において、図2に示された後車軸10の軸受配置の機能について、図5a
〜5dを参照しながら説明する。
〜5dを参照しながら説明する。
【0027】 図5aは、後車軸10が通常の位置にあり、軸受16bが正常軸線25上に位
置する車両23の右側を示す図である。
置する車両23の右側を示す図である。
【0028】 図5dには、左旋回時に本発明による後車軸10において発生する走行状態が
示されている。その際に起こる前後方向の運動を補償するために、図5b、cに
て車両の右側に示された状態の重畳が生ずる。
示されている。その際に起こる前後方向の運動を補償するために、図5b、cに
て車両の右側に示された状態の重畳が生ずる。
【0029】 図5bは、オフサイドロードホイールと現存のレバーアームとが上下動したこ
とによって前後方向に変位した前側構成要素を示す。
とによって前後方向に変位した前側構成要素を示す。
【0030】 図5cは、オフサイドロードホイールにおける横力を支えることによって生成
する後車軸の後方への変位を示す。
する後車軸の後方への変位を示す。
【0031】 本発明による後車軸10では、図5bに示す状態も、図5cに示す状態も、そ
れ自体では単独で起きることがない。
れ自体では単独で起きることがない。
【0032】 図5dからわかるように、正常軸線25に対する軸受16bの変位は起こらな
い。軸受16bが前後方向に柔軟に設計されているにも拘わらず、その前後方向
の運動は、ピン18を介する軸受16bの結合に基づいて生ずる運動の複合作用
によって補償される。
い。軸受16bが前後方向に柔軟に設計されているにも拘わらず、その前後方向
の運動は、ピン18を介する軸受16bの結合に基づいて生ずる運動の複合作用
によって補償される。
【0033】 図6a〜6dは、図5a〜5dで示すような走行状態において、車両の左側で
起こる情況を示す。
起こる情況を示す。
【0034】 図6dを参照すると、図6b、6cに示すような運動の補償により、左側の範
囲にも正常軸線25に対する変位が発生しないことがわかる。
囲にも正常軸線25に対する変位が発生しないことがわかる。
【0035】 図7a〜7dでは、図5a〜5dに示すようなそれぞれの状態が拡大して示さ
れている。特に図7dから明らかであるが、運動の複合作用によってコーナリン
グ時に補償されているために、軸受16aが柔軟に設計されているにもかかわら
ず前後方向の変位は起こらない。
れている。特に図7dから明らかであるが、運動の複合作用によってコーナリン
グ時に補償されているために、軸受16aが柔軟に設計されているにもかかわら
ず前後方向の変位は起こらない。
【0036】 図8は、後車軸10のトレーリングアーム13a,13bがそれぞれの端部に
フォーク状部材27を備えている別の実施例を示す。フォーク状部材27は、特
にトレーリングアーム13aの長手軸線に対して垂直に向いている。互いに間隔
を開けて位置する二本のフォークアーム28a,28bが弾性ブッシュ19を貫
通するピン29によって互いに接続されており、その外周に弾性軸受本体20が
配設されている。弾性ブッシュ19は揺動軸受26によって車体17に揺動可能
に取付けられている。
フォーク状部材27を備えている別の実施例を示す。フォーク状部材27は、特
にトレーリングアーム13aの長手軸線に対して垂直に向いている。互いに間隔
を開けて位置する二本のフォークアーム28a,28bが弾性ブッシュ19を貫
通するピン29によって互いに接続されており、その外周に弾性軸受本体20が
配設されている。弾性ブッシュ19は揺動軸受26によって車体17に揺動可能
に取付けられている。
【0037】 この取付けの場合でも、レバーアーム(L2)を備えた継手が設けられており
、この継手により運動の複合作用よって前後方向の運動の補償が行われる。ピン
29の支点33は、トレーリングアーム13aの車輪とは反対側の端部の下に位
置している。
、この継手により運動の複合作用よって前後方向の運動の補償が行われる。ピン
29の支点33は、トレーリングアーム13aの車輪とは反対側の端部の下に位
置している。
【0038】 図10a〜10dでは、図5a〜5dに示すような車両の右側範囲における種
々の後車軸反応を示す。図10dは、運動の複合作用によって前後方向の変位が
発生しないようにした様子が示されている。
々の後車軸反応を示す。図10dは、運動の複合作用によって前後方向の変位が
発生しないようにした様子が示されている。
【0039】 図9には、図8と類似した別の実施例が示され、車体17に対する揺動動作が
スライダガイドによって行われる例である。スライダガイド30は互いに平行に
湾曲したガイド溝31a,31bを有している。このガイド溝内には、ブッシュ
19に固定されたガイドピン32a,32bが係合している。これによって車体
17に対してブッシュ19が揺動される。これにより、仮想支点33を、最低地
上高を失なうことなく、さらに下方向へ移動させることができるようになる。支
点33は、トレーリングアーム13aの車輪とは反対側の端部の下に位置してい
る。
スライダガイドによって行われる例である。スライダガイド30は互いに平行に
湾曲したガイド溝31a,31bを有している。このガイド溝内には、ブッシュ
19に固定されたガイドピン32a,32bが係合している。これによって車体
17に対してブッシュ19が揺動される。これにより、仮想支点33を、最低地
上高を失なうことなく、さらに下方向へ移動させることができるようになる。支
点33は、トレーリングアーム13aの車輪とは反対側の端部の下に位置してい
る。
【0040】 図11a〜11dは、運動の複合作用によって前後方向の運動が補償されるこ
とにより、前後方向の変位を防いだ状態を示す。
とにより、前後方向の変位を防いだ状態を示す。
【図1】 本発明による後車軸の平面図。
【図2】 図1の矢印IIの方向に見た側面図。
【図3】 図3a〜cはさまざまな後車軸の構成と左旋回時における挙動を示す図。
【図4】 本発明による後車軸の力の情況を示す図。
【図5】 図5a〜dはさまざまな走行状態における車両の右側範囲における図2による
車軸取付けを示す図。
車軸取付けを示す図。
【図6】 図6a〜dはさまざまな走行状態における車両の左側範囲における図2による
車軸取付けを示す図。
車軸取付けを示す図。
【図7】 図7a〜dはさまざまな走行状態における図2による車軸取付け示す図。
【図8】 本発明による別の実施例の側面図。
【図9】 本発明によるさらに別の実施例の側面図。
【図10】 図10a〜dはさまざまな走行状態における本発明による後車軸の第2の実施
例を示す図。
例を示す図。
【図11】 図11a〜dはさまざまな走行状態における本発明による後車軸の第3の実施
例を示す図。
例を示す図。
10 後車軸 11 リンク機構 12a,12b 後部車輪 13a,13b
Claims (8)
- 【請求項1】 車輪とは反対側の端部の範囲で横支柱(14)を介して互い
に結合され、互いに離れて位置する2つの軸受(16a,16b)によって車体
(17)に揺動可能に取付けられた2つの車輪取付け用トレーリングアーム(1
3a,13b)を有するリンク機構(11)を備えた自動車用後車軸において、
リンク機構(11)がほぼ垂直方向に向いたレバーアーム(L2)を介して車体
(17)に取付けられていることを特徴とする自動車用後車軸。 - 【請求項2】 軸受(16a,16b)が、リンク機構(11)に固定され
た弾性ブッシュ(19)を有し、その弾性軸受本体(20)がピン(18)を介
して車体(17)に揺動可能に取付けられていることを特徴とする請求項1に記
載の後車軸。 - 【請求項3】 ブッシュ(19)に、前後方向に作用するストッパ(21a
,21b)が付設されていることを特徴とする請求項2に記載の後車軸。 - 【請求項4】 ストッパ(21a,21b)が互いに間隔を開けて位置する
ストッパバッファとして構成され、ピン(18)と協働することを特徴とする請
求項3に記載の後車軸。 - 【請求項5】 軸受(16a,16b)は、リンク機構(11)に固定され
たフォーク状部材(27)を有し、そのフォークアーム(28a,28b)は、
車体(17)に継手で結合された弾性ブッシュ(19)の弾性軸受本体(20)
によって支持されたピン(29)を介して結合されていることを特徴とする請求
項1に記載の後車軸。 - 【請求項6】 ブッシュ(19)は揺動軸受(22)を介して車体(17)
に結合されていることを特徴とする請求項5に記載の後車軸。 - 【請求項7】 ブッシュ(19)はスライダガイド(30)を介して車体(
17)に結合されていることを特徴とする請求項6に記載の後車軸。 - 【請求項8】 スライダガイド(30)が、ブッシュ(19)に配設された
ガイドピン(32a,32b)が係合する少なくとも1つのガイド溝(31a,
31b)を有していることを特徴とする請求項7に記載の後車軸。
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