JP2002535233A - メラミン変性積層シリケート - Google Patents

メラミン変性積層シリケート

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JP2002535233A JP2000595932A JP2000595932A JP2002535233A JP 2002535233 A JP2002535233 A JP 2002535233A JP 2000595932 A JP2000595932 A JP 2000595932A JP 2000595932 A JP2000595932 A JP 2000595932A JP 2002535233 A JP2002535233 A JP 2002535233A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 任意の第四級環式メラミン化合物の塩による、またはそのような塩の混合物による、天然または合成積層シリケート、あるいはそのようなシリケートの混合物の処理により製造された親有機性積層シリケート;本発明の親有機性積層シリケートを含むポリマー系、特に熱可塑性ポリマー、熱硬化性ポリマー系、より特にはエポキシ樹脂、ポリウレタンおよびゴム、ならびにまた、複合材料の形態の、特にナノ複合材料の形態のプラスチック成形材料および仕上られた成形品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、新規親有機性積層シリケート、それらの製造、ならびに剥離された
形態で本発明による親有機性積層シリケートを好ましく含む、プラスチック成形
材料における、および仕上られた成形品または複合材料における、特にナノ複合
材料におけるそれらの使用に関する。
【0002】 ナノ複合材料が得られる熱可塑性材料のための、および熱硬化性プラスチック
のための充填剤として、例えばイオン交換により製造された親有機性積層シリケ
ートを使用することは公知である。充填剤として適当な親有機性積層シリケート
が使用される場合、そのようにして製造された成形品の物理的および機械的特性
は非常に改良される。靭性が少なくとも同程度に残っていながら、剛性において
増加が見られることは、特に興味深い。特に良好な特性は、剥離された形態の積
層シリケートを含むナノ複合材料により示される。
【0003】 独国特許公開公報第3810006号は、分散媒体の存在下における、第一、
第二または第三直鎖有機アミンの任意の第四アンモニウム塩による積層シリケー
トの処理を開示している。そのような処理において、イオン交換、即ちカチオン
交換が起こり、アンモニウム塩のカチオンは積層シリケートの中間層空間中へ挿
入される。そのような方法で変性された積層シリケートは、受容されたアミンの
有機基の結果として、親有機性となる。該有機基が官能基を含む場合、親有機性
積層シリケートは適当なモノマーまたはポリマーとの化学結合の形成が可能であ
る。しかしながら、独国特許公開公報第3810006号に記載されている直鎖
アミンの使用は、熱可塑性プラスチックの加工に慣用に使用される300℃まで
の高温において、それらの直鎖アミンは熱的に分解し得、そして該製品を変色さ
せるという不都合な点を有する。分解生成物の形成は発光、および機械的特性、
例えば衝撃強度の減少を生じさせ得る。
【0004】 今や、驚くべきことに、積層シリケートの処理により、即ち任意の第四メラミ
ン化合物の塩によるカチオン交換の方法により製造された親有機性積層シリケー
トは、優れた分散作用および界面接着性に加えて、加工間に、より良好な温度安
定性を示すことが発見された。熱硬化性プラスチックにおいて、慣用の場合とは
異なって、加工が粘度の増加による影響を受けることなく、本発明による親有機
性三層シリケートのより多くの部分を添加することが可能である。使用された環
式メラミンが反応性基を含む場合、それらにより製造され、そして充填剤として
使用される親有機性積層シリケートは、グラフトにより母体に共有結合し得る。
例えば直接的にメラミンから、またはアミノプロピオン酸もしくは12−アミノ
ドデカン酸から誘導されたメラミニウムイオンは、多くのポリマーおよび充填剤
との優れた接着性に加えて、驚くべき良好な層分離により区別される。従来技術
(Giannelis)とは異なり、驚くべきことに、本発明による長鎖、未置換の、また
は置換されたアルキル基を有するメラミニウム塩は、立体的に嵩高いが、効率的
に積層シリケートの中間層空間内部でカチオンを交換することが示された。更に
、本発明による親有機性三層シリケートがポリマーの機械的特性を改良するため
の優れた充填剤であるだけではなく、難燃剤としても作用するので、この場合、
メラミン複合材料における増加した水吸着の障害が生じないということは驚くべ
きことである。
【0005】 本発明は、特許請求項に定義されている。本発明は特に、任意の第四環式メラ
ミン化合物の塩による、またはそのような塩の混合物による、天然または合成積
層シリケート、あるいはそのようなシリケートの混合物の処理により製造された
親有機性積層シリケートに関する。 本発明はまた、本発明による親有機性積層シリケートの製造、ならびに剥離さ
れた形態で本発明による親有機性積層シリケートを好ましく含む、プラスチック
成形材料における、および仕上られた成形品または複合材料における、特にナノ
複合材料におけるそれらの使用にも関する。 本発明はまた、好ましくは剥離された形態で本発明による親有機性積層シリケ
ートを含む、複合材料の形態の、特にナノ複合材料の形態のプラスチック成形材
料および仕上られた成形品にも関する。
【0006】 本発明はまた、ペイント/ワニス、接着剤、注型用樹脂、塗料、難燃剤、チキ
ソトロープ剤および/または強化剤の製造において、本発明によるプラスチック
成形材料を使用することにも関する。 本発明は更に、本発明による親有機性積層シリケートを含むペイント/ワニス
、接着剤、注型用樹脂、塗料、難燃剤、チキソトロープ剤および/または強化剤
に関する。 本発明はまた、親有機性積層シリケートの製造における下記の式(I)で表わ
されるメラミン化合物の使用にも関する。
【0007】 親有機性積層シリケート製造のための積層シリケートとしては、特に天然また
は合成スメクタイト粘土鉱物、より特にモンモリロナイト、サポナイト、ベイデ
ライト、ノントロナイト、ヘクトライト、ソーコナイトおよびステベンサイト、
ならびにまたベントナイト、ひる石およびハロイサイトが考えられる。モンモリ
ロナイトおよびヘクトライトが好ましい。特に好ましくは、約0.7nmないし
1.2nm(ナノメートル)の層間隔を有し、そして本発明による親有機性積層
シリケートの形態で少なくとも1.2nmの層間隔を有する積層シリケートであ
る。好ましく使用される積層シリケートは、50ないし200meq/100g
(100グラム当りのミリ当量)の範囲のカチオン交換能を有する。適当な積層
シリケートは、例えば、A.D. Wilson, H.T. Posser著,Developments in Ionic
Polymers(London, Applied Science Publishers),第二章,1986 に記載され
ている。合成積層シリケートは、例えば天然積層シリケートとナトリウム ヘキ
サフルオロシリケートとの反応により得られる。合成積層シリケートは、例えば
コープケミカル社 (CO-OP Chemical Company, Ltd.)(日本、東京)から市販品
として入手可能であり、そしてまたその会社により記載されている。
【0008】 積層シリケートモンモリロナイトは、例えば一般的に、次式Al2[(OH)2 /Si410]・nH2Oに相当し、アルミニウムの幾つかはマグネシウムに置き
換えられていることも可能である。組成はシリケートの堆積に依存して変化する
。積層シリケートの好ましい組成は、次式(Al3.15Mg0.85)Si8.0020
OH)411.8・nH2O(式中、Xは交換可能なカチオン、一般的にナトリウム
またはカリウムを表わす。)に相当する。表示されたヒドロキシル基は、例えば
フッ素イオンにより置き換えられ得る。ヒドロキシル基をフッ素イオンと交換す
ることにより、例えば合成積層シリケートが得られる。
【0009】 好ましくは、次式(Ia)、(Ib)、(Ic)
【化3】 (式中、R1は1個もしくはそれより多くの不飽和結合および/または1個もし
くはそれより多くの官能基を含み得る、1ないし20個の炭素原子を有する直鎖
または分枝鎖の脂肪族基を表わし; R2は水素原子、あるいは1個もしくはそれより多くの不飽和結合および/また
は1個もしくはそれより多くの官能基を含み得、そして中断されていないか、ま
たは1個もしくはそれより多くの−NH−基により、または1個もしくはそれよ
り多くの酸素原子により中断された、1ないし20個の炭素原子を有する直鎖ま
たは分枝鎖の脂肪族基を表わし; R3は水素原子、あるいは1個もしくはそれより多くの不飽和結合を含み得る、
1ないし8個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖の脂肪族基を表わし;そして Xm-は、同一であっても、または異なっていてもよい電荷[m−]のいずれかの
所望のアニオンであって、mが好ましくは1または2であるもの、例えばF-
Cl-、Br-、I-、SO4 2-、CH3SO4 -、C66SO4 -、(HCOO)-また
は(CH3COO)-を表わす。)で表される環式メラミン化合物またはそのよう
な化合物の混合物を使用して製造された親有機性積層シリケートである。
【0010】 好ましくは、R1は8ないし20個の炭素原子を有する、好ましくは12ない
し20個の炭素原子を有する、特に14ないし18個の炭素原子を有する、脂肪
酸、ヒドロキシ脂肪酸またはアミノカルボン酸の飽和体のアルキル基もしくは不
飽和体のアルケニル基、あるいは未置換の、またはカルボキシル基により、もし
くは(炭素原子数1ないし3の)アルコキシ−カルボニル基により置換された(
炭素原子数2ないし8の)アルキル基を表わし、 R2は水素原子、あるいは不飽和結合を含み得、そしてカルボキシル基により、
または(炭素原子数1ないし20の)アルコキシカルボニル基により、またはシ
クロヘキシルカルボニル基により、またはフェニルカルボキシル基により置換さ
れ得、そして中断されていないか、または−NH−により、もしくは酸素原子に
より中断されている、1ないし8個の炭素原子を有する脂肪族基を表わし、 R3は水素原子または(炭素原子数1ないし4の)アルキル基を表わし; Xm-は、同一であっても、または異なっていてもよい電荷[m−]のいずれかの
所望のアニオンであって、mが好ましくは1または2であるもの、例えばF-
Cl-、Br-、I-、SO4 2-、CH3SO4 -、C66SO4 -、(HCOO)-また
は(CH3COO)-を表わす。
【0011】 特に好ましくは、次式(Ia’)、(Ib’)および(Ic’)
【化4】 (式中、R1’は12−ヒドロキシオレイン酸のアルケニル基、またはアミノカ
プロン酸(3−アミノプロピオン酸)の、もしくは12−アミノドデカン酸のア
ルキル基を表わし、 R2’は水素原子、または未置換の、もしくは(炭素原子数1ないし20の)ア
ルコキシカルボニル基により置換された、1ないし4個の炭素原子を有する脂肪
族基を表わし、 R3’は水素原子、メチル基またはエチル基を表わし、そして Xm-は、同一であっても、または異なっていてもよい電荷[m−]のいずれかの
所望のアニオンであって、mが好ましくは1または2であるもの、例えばF-
Cl-、Br-、I-、SO4 2-、CH3SO4 -、C66SO4 -、(HCOO)-また
は(CH3COO)-を表わす。)で表わされる化合物である。
【0012】 塩の形態の式(I)で表わされる環式メラミン化合物の製造に関する工程は以
下の通りである。まず第一に、環式メラミン化合物が製造され、次いで塩の形態
に変換されるか、または四級化される。環式メラミン化合物の製造方法はそれ自
体公知であり、そして本発明による塩または四級化された環式メラミン化合物の
製造のための出発材料として使用される環式メラミン化合物の製造のためにも使
用され得る。 本発明による塩または本発明による四級化されたアミジン化合物の製造に関し
ては、アミンの塩の形成または四級化に関して記載されているもののような、そ
れ自体公知である同様の方法が使用される。
【0013】 本発明による親有機性積層シリケートの製造に関する工程は以下の通りである
。メラミン化合物は酸により、例えば塩酸により、水中で、好ましくは約60℃
ないし90℃の範囲の高められた温度で、撹拌下、相当する塩へと変換され、そ
して積層シリケートが添加され、撹拌下、分散される。与えられた温度における
十分な撹拌の後、得られた親有機性積層シリケートをろ別し、水で洗浄し、そし
て乾燥させる。 更なる加工において、本発明による親有機性積層シリケートは適当なポリマー
母体中に混入される。母体として適当に使用されるポリマーは、それ自体公知で
ある。混入のために好ましいものは、熱可塑性ポリマーおよび熱硬化性ポリマー
系、ならびにまたゴムである。
【0014】 熱可塑性ポリマーは例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレンお
よびポリイソブチレンのようなポリオレフィン、ビニルポリマー、例えばポリ(
酢酸ビニル)、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ
スチレン、ポリアクリロニトリル、ポリアセタール、熱可塑性ポリアミド、熱可
塑性ポリエステル、熱可塑性ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリスルホン、
ポリ(アルキレンテレフタレート)、ポリアリールエーテル、アルキレン/ビニ
ルエステルコポリマー、例えばエチレン−酢酸ビニルコポリマー、スチレン/ア
クリロニトリルコポリマーおよびそれらの混合物からなる群から選択される。好
ましくは、熱可塑性ポリエステルおよび熱可塑性ポリウレタン、特にポリウレタ
ンである。熱可塑性プラスチックおよびゴムは混合物中にも存在し得る。そのよ
うなポリマーは、添加剤、例えば充填剤(例えば石英粉末、ウォラストナイト、
チョーク)、潤滑剤、離型剤、可塑剤、発泡剤、安定剤、流れ調整剤、染料、顔
料およびそれらの混合物を含み得る。
【0015】 ゴムは例えば、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレンおよびアクリロニ
トリルとのブタジエンコポリマー、アクリロニトリル、ブタジエンおよびアクリ
レートおよび/またはメタクリレートとのスチレンコポリマーである。そのよう
なゴム系はそれ自体公知であり、そしてUllmanns Encyclopaedie der Technisch
en Chemie,第13巻,第581ff頁,第4判,Verlag Chemie Weinheim, New York, 1
977に記載されている。
【0016】 熱硬化性ポリマー系は、重縮合物または重付加物の形態で使用され得る。重縮
合物の形態の熱硬化性プラスチックは、例えば硬化性フェノール/ホルムアルデ
ヒドプラスチック(PF注型用樹脂)、硬化性ビスフェノール樹脂、硬化性ウレ
ア/ホルムアルデヒドプラスチック(UF成形材料)、ポリイミド(PI)、B
MI成形材料およびポリベンズイミダゾール(PBI)である。重付加物の形態
の熱硬化性プラスチックは、例えばエポキシ樹脂(EP)、不飽和ポリエステル
樹脂の成形材料(UP成形材料)、DAP樹脂(ポリジアリルフタレート)、M
F成形材料、例えば硬化性メラミン/フェノール/ホルムアルデヒド成形材料、
または架橋ポリウレタン(PUR)である。エポキシ樹脂およびポリウレタンが
好ましい。
【0017】 好ましくは、(a)分子中に1個より多くの1,2−エポキシ基を有するエポ
キシ樹脂およびそれらの長鎖カルボン酸との付加物、ならびに(b)少なくとも
一種の適当な硬化剤のそれ単独、またはスクシン酸アルケニルとの混合物からな
る熱硬化性混合物である。硬化性混合物での使用に適当なエポキシ樹脂は、エポ
キシ樹脂技術において慣用なエポキシ樹脂である。エポキシ樹脂の例を以下に示
す。
【0018】 I)分子内にカルボキシル基を少なくとも2個有する化合物を、それぞれエピ
クロロヒドリンおよびβ−メチルエピクロロヒドリンと反応させることにより得
ることが可能なポリグリシジルおよびポリ(β−メチルグリシジル)エステル。
この反応は塩基の存在下で都合良く行われる。分子内にカルボキシル基を少なく
とも2個有する化合物として、脂肪族ポリカルボン酸を使用することができる。
そのようなポリカルボン酸の例は、オキサル酸、スクシン酸、グルタル酸、アジ
ピン酸、ピメリン酸、セバシン酸、スベリン酸、アゼライン酸および二量体化も
しくは三量体化されたリノレイン酸である。しかしながら、脂環族ポリカルボン
酸、例えばテトラヒドロフタル酸、4−メチルテトラヒドロフタル酸、ヘキサヒ
ドロフタル酸または4−メチルヘキサヒドロフタル酸を使用することも可能であ
る。芳香族ポリカルボン酸、例えばフタル酸、イソフタル酸またはテレフタル酸
を使用することも可能である。
【0019】 II)アルカリ条件下または引き続くアルカリ処理を伴う酸性触媒の存在下で
、遊離アルコール性水酸基および/またはフェノール性水酸基を少なくとも2個
有する化合物を、エピクロロヒドリンまたはβ−メチルエピクロロヒドリンと反
応させることにより得ることが可能なポリグリシジルまたはポリ(β−メチルグ
リシジル)エーテル。この種類のグリシジルエーテルは、例えば、エチレングリ
コール、ジエチレングリコールおよび高級ポリ(オキシエチレン)グリコール、
プロパン−1,2−ジオールまたはポリ(オキシプロピレン)グリコール、プロ
パン−1,3−ジオール、ブタン−1,4−ジオール、ポリ(オキシテトラメチ
レン)グリコール、ペンタン−1,5−ジオール、ヘキサン−1,6−ジオール
、ヘキサン−2,4,6−トリオール、グリセロール、1,1,1−トリメチロ
ールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトールのような非環式アルコール
から、ならびにポリエピクロロヒドリンから誘導され得るが、また、例えば1,
4−シクロヘキサンジメタノール、ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)メタ
ンまたは2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパンのような脂環
族アルコールからも誘導され得、あるいはそれらは、N,N−ビス(2−ヒドロ
キシエチル)アニリンまたはp,p’−ビス(2−ヒドロキシエチルアミノ)ジ
フェニルメタンのような芳香核を有し得る。該グリシジルエーテルは、単核フェ
ノール、例えばレゾルシノールまたはヒドロキノンから誘導されてもよく;ある
いはそれらは、例えばビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、4,4’−ジヒ
ドロキシビフェニル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、1,1,2,
2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパンのような多核のフェノールをベースとしてもよく、またホルム
アルデヒド、アセトアルデヒド、クローラルまたはフルフルアルデヒドのような
アルデヒドとフェノールのようなフェノールとの、または塩素原子により、もし
くは炭素原子数1ないし9のアルキル基により核において置換されたフェノール
、例えば4−クロロフェノール、2−メチルフェノールまたは4−第三ブチルフ
ェノールとの縮合により、または上記された種類のもののようなビスフェノール
との縮合により得られるノボラックをベースとしてもよい。
【0020】 III)エピクロロヒドリンと、アミン水素原子を少なくとも2個含むアミン
との反応生成物の脱塩化水素により得ることが可能なポリ(N−グリシジル)化
合物。そのようなアミンは、例えばアニリン、n−ブチルアミン、ビス(4−ア
ミノフェニル)メタン、m−キシリレンジアミンおよびビス(4−メチルアミノ
フェニル)メタンである。しかしながら、ポリ(N−グリシジル)化合物はまた
、トリグリシジルイソシアヌレート、エチレンウレアまたは1,3−プロピレン
ウレアのようなシクロアルキレンウレアのN,N’−ジグリシジル誘導体ならび
に5,5−ジメチルヒダントインのようなヒダントインのジグリシジル誘導体も
含まれる。
【0021】 IV)ポリ(S−グリシジル)化合物、例えばジチオール、例えばエタン−1
,2−ジチオールまたはビス(4−メルカプトメチルフェニル)エーテルから誘
導されたジ−S−グリシジル誘導体。 V)脂環式エポキシ樹脂、例えばビス(2,3−エポキシシクロペンチル)エ
ーテル、2,3−エポキシシクロペンチルグリシジルエーテル、1,2−ビス(
2,3−エポキシシクロペンチルオキシ)エタンまたは3,4−エポキシシクロ
ヘキシルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート。 VI)上記エポキシ樹脂とエポキシ化油、例えばエポキシ化ダイズ油の混合物
【0022】 しかしながら、1,2−エポキシ基が異なるヘテロ原子または官能基に結合し
ているエポキシ樹脂を使用することも可能であり、これらの化合物は、例えば4
−アミノフェノールのN,N,O−トリグリシジル誘導体、サリチル酸のグリシ
ジルエーテルグリシジルエステル、N−グリシジル−N’−(2−グリシジルオ
キシプロピル)−5,5−ジメチルヒダントンまたは2−グリシジルオキシ−1
,3−ビス(5,5−ジメチル−1−グリシジルヒダントイン−3−イル)プロ
パンを含む。 本発明による硬化性混合物において、エポキシ樹脂として流動性または粘性ポ
リグリシジルエーテルまたはエステル、特に流動性または粘性ビスフェノールジ
グリシジルエーテルを使用することが好ましい。
【0023】 上記エポキシ化合物は公知であり、そしてそれらの幾つかは市販品として入手
可能である。エポキシ樹脂の混合物を使用することも可能である。エポキシドの
ための全ての慣用硬化剤、例えばアミン、カルボン酸、カルボン酸無水物および
フェノールが使用され得る。硬化触媒、例えばイミダゾールを使用することも可
能である。そのような硬化剤は、例えば、H.Lee, K.Neville著,Handbook of Ep
oxy Resins, McGraw Hill Book Company, 1982に記載されている。使用される硬
化剤の量は、硬化剤の化学的性質により、そして硬化性混合物および硬化生成物
の望まれる特性により決定される。最大量は当業者によって容易に決定され得る
。混合物の製造は、手動の撹拌により、または公知の混合装置の助力により、例
えば撹拌機、混練機またはローラーにより、成分を一緒に混合することにより、
慣用の方法で行われ得る。用途に依存して、慣用に使用される添加剤、例えば充
填剤、顔料、着色剤、流れ調整剤または可塑剤が混合物に添加され得る。
【0024】 また、本発明による親有機性積層シリケートをポリウレタン中に使用すること
も好ましい。架橋ポリウレタンの構造成分はポリイソシアネート、ポリオールお
よび任意のポリアミンであり、それぞれの場合について、分子当り2個またはそ
れより多くの反応性官能基を有する。
【0025】 芳香族、ならびにまた脂肪族および脂環族ポリイソシアネートは、ポリウレタ
ン化学の適当な基礎的要素である。しばしば使用されるポリイソシアネートの例
は、2,4−および2,6−ジイソシアナトトルエン(TDI)およびそれらの
混合物、特に80重量%の2,4−異性体と20重量%の2,6−異性体の混合
物;4,4’−ならびにまた2,4’−および2,2’−メチレンジフェニルイ
ソシアネート(MDI)およびそれらの混合物および工業銘柄であって、上記2
個の芳香族核を有する単純な形態を含むことに加えて、多核の形態(ポリマー−
MDI)をも含むもの;ナフタレン−1,5−ジイソシアネート(NDI);4
,4’、4’’−トリイソシアナトトリフェニルメタンおよび1,1−ビス(3
,5−ジイソシアナト−2−メチル)−1−フェニルメタン;1,6−ヘキサメ
チレンジイソシアネート(HDI)および1−イソシアナト−3−(イソシアナ
トメチル)−3,5,5−トリメチルシクロヘキサン(イソホロンジイソシアネ
ート,IDPI)である。ポリイソシアネートのそのような基本的タイプは、任
意に二量化または三量化により、相当するカルボジイミド、ウレトジオン、ビウ
レトまたはアロファネートの形成を伴って、変性されていてもよい。 特に好ましいポリイソシネートは種々のメチレンジフェニルイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネートおよびイソホロンジイソシアネートである。
【0026】 ポリオールとしては、ポリウレタン製造において、低分子量化合物とオリゴマ
ー性およびポリマー性ポリヒドロキシル化合物の両方が使用され得る。適当な低
分子量ポリオールは、例えば、グリコール、グリセロール、ブタンジオール、ト
リメチロールプロパン、エリスリトール、ペンタエリスリトール;アラビトール
、アドニトールまたはキシリトールのようなペンチトール;ソルビトール、マン
ニトールまたはズルシトールのようなヘキシトール、広範囲の糖類、例えばショ
糖、または糖類および澱粉誘導体である。上記されたようなポリヒドロキシル化
合物とエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドとの低分子量反応生
成物もまた、エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドとの反応が可
能な基を十分な数で含む他の化合物の低分子量反応生成物、例えば特にアンモニ
ア、エチレンジアミン、1,4−ジアミノベンゼン、2,4−ジアミノトルエン
、2,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン
、1−メチル−3,5−ジエチル−2,4−ジアミノベンゼンおよび/または1
−メチル−3,5−ジエチル−2,6−ジアミノベンゼンのようなアミンの相当
する反応生成物と同様に、しばしばポリウレタン成分として使用される。更に適
当なポリアミンは、欧州特許公開公報第0265781号に記載されている。
【0027】 長鎖ポリオール成分としては、まず第一にポリラクトン、例えばポリカプロラ
クトンを含むポリエステルポリオール、およびポリエーテルポリオールが使用さ
れる。 ポリエステルポリオールは一般的に、約1000ないし3000、好ましくは
2000までの分子量を有する直鎖ヒドロキシルポリエステルである。
【0028】 適当なポリエーテルポリオールは、好ましくは約300ないし8000の分子
量を有し、そして例えば開始剤とアルキレンオキシド、例えばエチレン、プロピ
レンまたはブチレンオキシド、またはテトラヒドロフラン(ポリアルキレングリ
コール)との反応により得られる。開始剤として考えられるものは、例えば水、
一般的に2、3または4個のヒドロキシル基を有する脂肪族、脂環族または芳香
族ポリヒドロキシル化合物、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール
、ブタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、ジヒドロキシベンゼ
ンまたはビスフェノール、例えばビスフェノールA、トリメチロールプロパンま
たはグリセロール、またはアミン(Ullmanns Encyclopadie der technischen Ch
emie, 第4版, 第19巻, Verlag Chemie GmbH, Weinheim 1980, 第31ないし38頁お
よび第304、305頁を参照せよ)である。特に好ましい種類のポリアルキレングリ
コールは、エチレンオキシドをベースとするポリエーテルポリオールおよびプロ
ピレンオキシドをベースとするポリエーテルポリオール、およびまた相当するエ
チレン/プロピレンオキシドコポリマーであって、そのようなポリマーに関して
はランダムまたはブロックコポリマーであることが可能である。そのようなコポ
リマーにおけるエチレンオキシドとプロピレンオキシドの比率は広い範囲内で変
化してよい。例えば、ポリエーテルポリオールの末端ヒドロキシル基のみがエチ
レンオキシドと反応し得る(末端キャッピング)。しかしながら、ポリエーテル
ポリオールにおけるエチレンオキシド単位の含有率はまた、例えば75ないし8
0重量%までの値であると仮定されてよい。ポリエーテルポリオールに関して、
エチレンオキシドにより少なくとも末端キャップされることは、その場合それら
は、プロピレンオキシドとの反応から生じる第二ヒドロキシル基よりもより反応
性である末端第一ヒドロキシル基を有するであろうため、しばしば都合がよいで
あろう。既に上記されたポリアルキレングリコールのように、ポリテトラヒドロ
フランも市販品として入手可能なことについても特記されるべきである(商標名
は例えば登録商標ポリメグ(POLYMEG))。そのようなポリテトラヒドロフランの
製造および特性はより詳細に、例えばUllmanns Encyclopadie der technischen
Chemie, 第4版, 第19巻, Verlag Chemie GmbH, Weinheim 1980, 第297ないし299
頁に記載されている。
【0029】 ポリウレタンの成分としてまた適当なものは、固体有機充填剤を分散分配され
た形態で含み、そしてポリエーテルに化学的、部分的に結合しているポリエーテ
ルポリオール、例えばポリマーポリオールおよびポリウレアポリオールである。
ポリマーポリオールは、公知であるように、グラフトベースとして機能している
ポリエーテル中で、適当なオレフィン系モノマー、特にアクリロニトリルまたは
スチレン、またはそれら二種の混合物の遊離ラジカル重合により製造されたポリ
マー分散体である。ポリウレアポリオール(PHDポリエーテル)は、ポリエー
テルポリオールの存在下、ポリイソシアネートとポリアミンとの反応により得ら
れるポリウレアの分散体であり、そこでは同様に、ポリエーテル鎖におけるヒド
ロキシル基によるポリウレア材料のポリエーテルポリオールへの部分的化学結合
が生じている。この段落で記載されたもののようなポリオールはより詳細に、例
えばBecker/Braun著 "Kunststoffhandbuch", 第7巻(Polyurethanes), 第2版, Ca
rl Hanser Verlag, Munich, Vienna (1983), 第76, 77頁に記載されている。
【0030】 ポリアミンもまた、特にそれらは相当するポリオールよりも大きな反応性を示
すため、ポリウレタンの製造における成分として重要な役割を演じている。ポリ
オールの場合と同様に、低分子量ポリアミン、例えば脂肪族または芳香族ジ−お
よびポリアミン、ならびにポリマー性ポリアミン、例えばポリ(オキシアルキレ
ン)ポリアミンの両方が使用され得る。 例えば米国特許第3267050号に従ってポリエーテルポリオールから得ら
れる適当なポリ(オキシアルキレン)ポリアミンは、好ましくは1000ないし
4000の分子量を有し、そしてまた、例えば、登録商標ジェフアミン(JEFFAMI
NE)D 2000、一般式H2NCH(CH3)CH2−[OCH2CH(CH3)]X −NH2(式中、Xは平均で33の値であり、結果として全分子量は約2000
である。)で表わされるアミノ末端ポリプロピレングリコール;次式H2NCH
(CH3)CH2−[OCH2CH(CH3)]a−[OCH2CH2b−[OCH2
CH(CH3)]C−NH2(式中、bは平均で約40.5であり、a+cは約2
.5である)を有する登録商標ジェフアミン D 2001;登録商標ジェフアミ
ン BUD 2000、次式H2N(CO)NH−CH(CH3)CH2−[OCH2 CH(CH3)]n−NH(CO)NH2(式中、nは平均で約33であり、結果
として分子量は約2075である)で表わされるウレア末端ポリプロピレンエー
テル;または登録商標ジェフアミン T 3000、約3000の分子量を有する
グリセロール−出発ポリ(オキシプロピレン)トリアミンのような登録商標ジェ
フアミンの名称の下で、市販品として入手可能である。
【0031】 ポリウレタンの製造に関して、しばしば、例えば欧州特許公開公報第0512
947号、欧州特許公開公報第0581739号またはそれらの文献に記載され
た従来文献に記載されているように、ポリオールの一種もしくはそれより多く、
および/またはポリアミンの一種またはそれより多くの混合物が使用される。 ポリウレタン製造のための物質組成物は、エポキシ樹脂組成物のように、所望
により更なる慣用の添加剤、例えば触媒、安定剤、発泡剤、離型剤、難燃剤、充
填剤および顔料等を含み得る。
【0032】 本発明による親有機性積層シリケートは樹脂または硬化剤のどちらに添加され
てもよい。本発明による親有機性積層シリケートは、母体の全重量、即ち樹脂お
よび硬化剤の全重量、または熱硬化性もしくは熱可塑性母体の全重量を基準とし
て、0.5ないし30重量%、好ましくは1ないし30重量%の量で好ましく使
用される。母体は、上記されたように、それ自体公知の充填剤を含む。親有機性
積層シリケートおよび充填剤の全量は、母体の全重量、即ち樹脂および硬化剤の
全重量、または熱硬化性もしくは熱可塑性母体の全重量を基準として、好ましく
は最大70重量%である。特にエポキシ系およびポリウレタンに対する好ましい
充填剤は、例えば石英粉末、ウォラストナイトおよびチョークである。
【0033】 本発明による積層シリケートおよび任意による更なる添加剤を含むプラスチッ
ク成形材料は、射出成形または押出のような慣用のプラスチック加工方法、また
は他の造型方法を使用して、仕上られた成形品、即ち複合材料、特にナノ複合材
料を形成するために加工され得る。エポキシ樹脂は注型用樹脂として使用され得
る。上記された親有機性積層シリケートはまた、塗料に、ペイント/ワニスまた
は接着剤に、難燃剤、チキソトロープ剤および/または強化剤として、様々な用
途で使用され得る。
【0034】 本発明による親有機性積層シリケートは、多数の注入可能な架橋性組成物の製
造に使用され得る。その目的のために、親有機性積層シリケートをモノマーで、
またはそのようなモノマーの混合物で処理することが可能であり、モノマーの浸
入の結果として積層シリケートは膨張する。膨張が完了したら、組成物は重合さ
れる。そのようなモノマーは、例えばアクリレートモノマー、メタクリレートモ
ノマー、カプロラクタム、ラウロラクタム、アミノウンデカン酸、アミノカプロ
ン酸またはアミノドデカン酸である。樹脂成分またはエポキシ系の硬化剤成分ま
たはポリウレタン系の成分は、同様にそのようなモノマーであり得る。
【0035】 実施例1 (塩化水素酸メラミニウムの合成、およびそれにより親有機性に変性された積
層シリケートの合成) ガラスビーカー中の脱イオン化水4リットル中で、メラミン60.53gを加
熱し、そして撹拌しながらそこに濃塩酸48mlを添加する。次いで、得られた
熱溶液に、コープケミカル社(CO-OP-Chemicals)(日本)からの合成積層シリケ
ート、ソマシフ(Somasif)ME 100 200gを撹拌下で添加し、撹拌下、白
色の凝集性沈殿物を形成させる。沈殿物をろ別し、塩化物が0.1N硝酸銀溶液
で検出されなくなるように、全量12リットルの熱い脱イオン水で洗浄する。そ
のようにして変性された積層シリケートを真空下、80℃で、72時間乾燥させ
る。生成物は以下、ソマシフ MLAとして言及される。 負荷の度合いは、温度重量試験により、61meq/100gであると確認さ
れる。ソマシフ ME 100は、70ないし80meq/100gのカチオン交
換能を有する。X線試験(WAXS X線ワイドアングルホトグラフ)は、積層
シリケートの層間隔が0.94nm(未変性のソマシフ ME 100)から1.
2nm(ソマシフ MLA)まで広がったことを示す。
【0036】 実施例2 (ソマシフ−MAL−充填エポキシ樹脂ナノ複合材料の合成、および成形品の
製造) ナノ複合材料の製造に関して、全ての場合において、登録商標アラルダイト(A
raldite)CY 225(液体、無溶媒ビスフェノール−A エポキシ樹脂)およ
び硬化剤 HY 925(無水物硬化剤)の100:80の重量比の混合物を使用
する。次いで、それぞれの混合物は、実施例1で製造された充填剤、ソマシフ M
LAの2.5、5、7.5、10、20または30重量%で変性される。成形品の
製造は、10重量%のナノ複合材料の実施例を使用した実施例により、以下に記
載される。 スズ製の缶中で、アラルダイト CY 225 300gおよびソマシフ ML
A 60gを1時間、80℃/13mbarで、遊星形ミキサーを使用して撹拌
し、次いでアラルダイト HY 925 240gを添加する。反応混合物を80
℃/13mbarで撹拌しながら予備ゲル化し、約20000mPa・sの粘度
にさせ、次いで成形品の製造のために、200×200×4mmの寸法の鋼金型
中に導入し、そして140℃で14時間、完全に硬化させる。エポキシ母体への
取り込みは、1.2nm(ソマシフMLA)から1.5nm(WAXS X線ワ
イドアングルホトグラフ)へ、三層シリケートの層間隔の更なる広がりをもたら
す。
【0037】 注型成形品は、ISO 527/95に従う引張試験、PM/258/90に
従う曲げ−ノッチ試験を受ける試験試料とするために、粉砕される。それにより
得られた機械的特性を以下の表1にまとめ、そして未変性の試料と比較する。
【表1】 充填剤ソマシフ MLAの混入がエポキシ母体の強化をもたらし得ることが、
明白に見受けられるであろう。得られた材料の靭性も、わずかな変性によってで
さえ増加しており、そして充填剤の含有率が増加するとともに強く増加し続ける
【0038】 実施例3 (置換塩化水素酸メラミニウムの合成、およびそれにより親有機性に変性され
た積層シリケートの合成) ガラスビーカー中の脱イオン化水4リットル中で、イルガコー(Irgacor)L 1
90 224.93gを加熱し、そして撹拌しながらそこに濃塩酸48mlを添
加する。次いで、得られた熱溶液に、コープケミカル社(CO-OP-Chemicals)(日
本)からの合成積層シリケート、ソマシフ ME 100 200gを撹拌下で添
加し、撹拌下、白色の凝集性沈殿物を形成させる。沈殿物をろ別し、塩化物が0
.1N硝酸銀溶液で検出されなくなるように、全量12リットルの熱い脱イオン
水で洗浄する。そのようにして変性された積層シリケートを真空下、80℃で、
72時間乾燥させる。生成物は以下、ソマシフ L 190として言及される。 負荷の度合いは、温度重量試験により、63meq/100gであると確認さ
れる。ソマシフ ME 100は、70ないし80meq/100gのカチオン交
換能を有する。X線試験(WAXS X線ワイドアングルホトグラフ)は、積層
シリケートの層間隔が0.94nm(未変性のソマシフ ME 100)から1.
36nm(ソマシフ L 190)まで広がったことを示す。
【0039】 実施例4 (ソマシフ−L−190−充填エポキシ樹脂ナノ複合材料の合成、および成形
品の製造) ナノ複合材料の製造に関して、全ての場合において、登録商標アラルダイト
CY 225(液体、無溶媒ビスフェノール−A エポキシ樹脂)および硬化剤
HY 925(無水物硬化剤)の100:80の重量比の混合物を使用する。次
いで、それぞれの混合物は、実施例3で製造された充填剤、ソマシフ L 190
の2.5、5、7.5、10、20または30重量%で変性される。成形品の製
造は、10重量%のナノ複合材料の実施例を使用した実施例により、以下に記載
される。 スズ製の缶中で、アラルダイト CY 225 300gおよびソマシフ L 1
90 60gを1時間、80℃/13mbarで、遊星形ミキサーを使用して撹
拌し、次いでアラルダイト HY 925 240gを添加する。反応混合物を8
0℃/13mbarで撹拌しながら予備ゲル化し、約20000mPa・sの粘
度にさせ、次いで成形品の製造のために、200×200×4mmの寸法の鋼金
型中に導入し、そして140℃で14時間、完全に硬化させる。エポキシ母体へ
の取り込みは、1.36nm(ソマシフL 190)から1.5nm(WAXS
X線ワイドアングルホトグラフ)へ、三層シリケートの層間隔の更なる広がりを
もたらす。
【0040】 注型成形品は、ISO 527/95に従う引張試験、PM/258/90に
従う曲げ−ノッチ試験を受ける試験試料とするために、粉砕される。それにより
得られた機械的特性を以下の表2にまとめ、そして未変性の試料と比較する。
【表2】 充填剤ソマシフ L 190の混入がエポキシ母体の強化をもたらし得ることが
、明白に見受けられるであろう。得られた材料の靭性も、わずかな変性によって
でさえ増加しており、そして充填剤の含有率が増加するとともに強く増加し続け
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 63/00 C08L 63/00 C 75/04 75/04 101/00 101/00 (72)発明者 ユルゲン フィンター ドイツ国 79102 フライブルク エルヴ ィンシュトラッセ 64 Fターム(参考) 4F071 AA02 AA03 AA10 AA42 AA53 AB26 AC19 AD05 AE04 AE09 AE17 AF47 BA07 BB01 BB12 BC03 4G073 BA04 BA05 BA80 BB44 BB70 BD16 CM10 CM14 CM15 CM16 CM19 CM20 CM21 UA08 UA09 UB19 UB20 4J002 AC031 AC061 AC071 AC081 BB031 BB061 BB121 BB171 BB181 BC031 BC061 BD041 BF021 BF051 BG041 BG051 BG101 CB001 CC031 CC061 CC161 CC181 CD001 CF001 CF051 CF211 CG001 CH061 CK021 CL001 CM041 CN031 DG056 DJ006 DJ016 DJ056 EU186 FB086 FD016 FD027 FD097 FD136 FD147

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の第四環式メラミン化合物の塩による、またはそのよう
    な塩の混合物による、天然または合成積層シリケート、あるいはそのようなシリ
    ケートの混合物の処理により製造された親有機性積層シリケート。
  2. 【請求項2】 天然または合成スメクタイト粘土鉱物、ベントナイト、ひる
    石および/またはハロイサイト、好ましくはモンモリロナイト、サポナイト、ベ
    イデライト、ノントロナイト、ヘクトライト、ソーコナイトおよびステベンサイ
    ト、特にモンモリロナイトおよび/またはヘクトライトを使用して製造された請
    求項1記載の親有機性積層シリケート。
  3. 【請求項3】 約0.7nmないし1.2nm(ナノメートル)の層間隔、
    および50ないし200meq/100gの範囲のカチオン交換能を有する請求
    項1または2記載の親有機性積層シリケート。
  4. 【請求項4】 次式(Al3.15Mg0.85)Si8.0020(OH)411.8
    nH2O(式中、Xは交換可能なカチオン、好ましくはナトリウムまたはカリウ
    ムを表わし、そして表示されたヒドロキシル基はフッ素イオンにより置き換えら
    れ得る。)で表される積層シリケートを使用して製造された請求項1ないし3の
    いずれか一項記載の親有機性積層シリケート。
  5. 【請求項5】 次式(Ia)、(Ib)、(Ic) 【化1】 (式中、R1は1個もしくはそれより多くの不飽和結合および/または1個もし
    くはそれより多くの官能基を含み得る、1ないし20個の炭素原子を有する直鎖
    または分枝鎖の脂肪族基を表わし; R2は水素原子、あるいは1個もしくはそれより多くの不飽和結合および/また
    は1個もしくはそれより多くの官能基を含み得、そして中断されていないか、ま
    たは1個もしくはそれより多くの−NH−基により、または1個もしくはそれよ
    り多くの酸素原子により中断された、1ないし20個の炭素原子を有する直鎖ま
    たは分枝鎖の脂肪族基を表わし; R3は水素原子、あるいは1個もしくはそれより多くの不飽和結合を含み得る、
    1ないし8個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖の脂肪族基を表わし;そして Xm-は、同一であっても、または異なっていてもよい電荷[m−]のいずれかの
    所望のアニオンであって、mが好ましくは1または2であるもの、特にF-、C
    -、Br-、I-、SO4 2-、CH3SO4 -、C66SO4 -、(HCOO)-または
    (CH3COO)-を表わす。)で表される環式メラミン化合物またはそのような
    化合物の混合物を使用して製造された請求項1ないし4のいずれか一項記載の親
    有機性積層シリケート。
  6. 【請求項6】 R1が8ないし20個の炭素原子を有する、好ましくは12
    ないし20個の炭素原子を有する、特に14ないし18個の炭素原子を有する、
    脂肪酸、ヒドロキシ脂肪酸またはアミノカルボン酸の飽和体のアルキル基もしく
    は不飽和体のアルケニル基、あるいは未置換の、またはカルボキシル基により、
    もしくは(炭素原子数1ないし3の)アルコキシ−カルボニル基により置換され
    た(炭素原子数2ないし8の)アルキル基を表わし、 R2が水素原子、あるいは不飽和結合を含み得、そしてカルボキシル基により、
    または(炭素原子数1ないし20の)アルコキシカルボニル基により、またはシ
    クロヘキシルカルボニル基により、またはフェニルカルボキシル基により置換さ
    れ得、そして中断されていないか、または−NH−により、もしくは酸素原子に
    より中断されている、1ないし8個の炭素原子を有する脂肪族基を表わし、 R3が水素原子または(炭素原子数1ないし4の)アルキル基を表わし; Xm-が、同一であっても、または異なっていてもよい電荷[m−]のいずれかの
    所望のアニオンであって、mが好ましくは1または2であるもの、特にF-、C
    -、Br-、I-、SO4 2-、CH3SO4 -、C66SO4 -、(HCOO)-または
    (CH3COO)-を表わす請求項5記載の親有機性積層シリケート。
  7. 【請求項7】 次式(Ia’)、(Ib’)または(Ic’) 【化2】 (式中、R1’は12−ヒドロキシオレイン酸のアルケニル基、またはアミノカ
    プロン酸(3−アミノプロピオン酸)の、もしくは12−アミノドデカン酸のア
    ルキル基を表わし、 R2’は水素原子、または未置換の、もしくは(炭素原子数1ないし20の)ア
    ルコキシカルボニル基により置換された、1ないし4個の炭素原子を有する脂肪
    族基を表わし、 R3’は水素原子、メチル基またはエチル基を表わし、そして Xm-は、同一であっても、または異なっていてもよい電荷[m−]のいずれかの
    所望のアニオンであって、mが好ましくは1または2であるもの、特にF-、C
    -、Br-、I-、SO4 2-、CH3SO4 -、C66SO4 -、(HCOO)-または
    (CH3COO)-を表わす。)で表わされる請求項5記載の親有機性積層シリケ
    ート。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか一項記載の親有機性積層シリケ
    ートまたはそのような積層シリケートの混合物を含む熱可塑性ポリマー。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし7のいずれか一項記載の親有機性積層シリケ
    ートまたはそのような積層シリケートの混合物を含む熱硬化性ポリマー系、特に
    エポキシ樹脂系。
  10. 【請求項10】 (a)分子中に1個より多くの1,2−エポキシ基を有す
    るエポキシ樹脂、および(b)少なくとも一種の硬化剤からなる請求項9記載の
    エポキシ樹脂系。
  11. 【請求項11】 流動性または粘性ポリグリシジルエーテルまたはポリグリ
    シジルエステル、あるいはそのような化合物の混合物、好ましくは流動性または
    粘性ビスフェノールジグリシジルエーテルからなる請求項9または10記載のエ
    ポキシ樹脂系。
  12. 【請求項12】 好ましくはアミン、カルボン酸、カルボン酸無水物または
    フェノールからなる群から選択された硬化剤、あるいは硬化触媒、好ましくはイ
    ミダゾールを含む請求項9ないし11のいずれか一項記載のエポキシ樹脂系。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし7のいずれか一項記載の親有機性積層シリ
    ケートまたはそのような積層シリケートの混合物を含むポリウレタン。
  14. 【請求項14】 架橋ポリウレタンであって、そして構造成分として、それ
    ぞれ分子あたり対応する官能基の2個またはそれより多くを有するポリイソシア
    ネート、ポリオールおよび所望によりポリアミンを含む請求項13記載のポリウ
    レタン。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし7のいずれか一項記載の親有機性積層シリ
    ケートまたはそのような積層シリケートの混合物を含むゴム。
  16. 【請求項16】 充填剤、顔料、染料、流れ調整剤および/または可塑剤を
    含む請求項8ないし15のいずれか一項記載のポリマー系。
  17. 【請求項17】 母体の全重量を基準として、0.5ないし30重量%、好
    ましくは1ないし30重量%の量で親有機性積層シリケートを含む請求項8ない
    し16のいずれか一項記載のポリマー系。
  18. 【請求項18】 母体の全重量を基準として、親有機性積層シリケートおよ
    び充填剤の全量が70重量%までである請求項8ないし17のいずれか一項記載
    のポリマー系。
  19. 【請求項19】 充填剤として石英粉末、ウォラストナイトおよび/または
    チョークを含む請求項8ないし18のいずれか一項記載のポリマー系、特にエポ
    キシ樹脂系またはポリウレタン。
  20. 【請求項20】 好ましくはアクリレートモノマー、メタクリレートモノマ
    ー、カプロラクタム、ラウロラクタム、アミノウンデカン酸、アミノカプロン酸
    およびアミノドデカン酸からなる群から選択される重合性モノマーまたはそのよ
    うなモノマーの混合物により処理された請求項1ないし7のいずれか一項記載の
    親有機性積層シリケート。
  21. 【請求項21】 請求項1ないし7のいずれか一項記載の積層シリケートま
    たはそのような積層シリケートの混合物を含む、複合材料の形態の、特にナノ複
    合材料の形態のプラスチック成形材料または仕上られた成形品。
  22. 【請求項22】 ペイント/ワニス、接着剤、注型用樹脂、塗料、難燃剤、
    チキソトロープ剤および/または強化剤の製造における請求項21記載のプラス
    チック成形材料の使用。
  23. 【請求項23】 請求項1ないし7のいずれか一項記載の親有機性積層シリ
    ケートを含むペイントもしくはワニス、接着剤、注型用樹脂、塗料、難燃剤、チ
    キソトロープ剤および/または強化剤。
  24. 【請求項24】 親有機性積層シリケートの製造における請求項5記載の式
    (I)で表わされるアミジン化合物の使用。
  25. 【請求項25】 プラスチック成形材料における、および仕上られた成形品
    または複合材料における、特にナノ複合材料の製造における請求項1ないし7の
    いずれか一項記載の親有機性積層シリケートの使用。
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