JP2002534069A - 屠殺製品を処理するための方法及び装置 - Google Patents

屠殺製品を処理するための方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 第2の屠殺製品を形成するように第1の屠殺製品を処理するための方法は:1つまたはそれ以上の処理ステーションにおいて行われる処理の少なくとも1つのパラメータが調節可能な1つまたはそれ以上の処理ステーションを設けること;1つまたはそれ以上の処理ステーションの利用可能性を示すデータを集めて記憶すること;第1及び/または第2の屠殺製品の利用可能性を示すデータを集めて記憶すること;第1及び/または第2の屠殺製品の1つまたはそれ以上の特性を集めて記憶すること;及び処理の少なくとも1つのパラメータと、第1及び/または第2の屠殺製品の特性との間の1つまたはそれ以上の関係を記憶することを含む。第2の屠殺製品を形成するための第1の屠殺製品の処理は、第2の屠殺製品を形成するように第1の屠殺製品を処理中に、追加の最大付加価値が得られるような方法で、前記データ、1つまたはそれ以上の特性、及び/または1つまたはそれ以上の関係に基づき、処理の少なくとも1つのパラメータを調節することにより制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の属する技術分野) 本発明は、肉処理工場において起こる第1の屠殺製品を処理して第2の屠殺製
品を形成するための方法及び装置に関する。
【0002】 (発明の概要) 本発明の目的は、屠殺動物の供給ができる限り種々のタイプの屠殺製品につい
てある一定の品質及びある一定の量に対する要求を満たすことができるように、
肉処理工場において屠殺動物の処理を行うための方法を提案することであって、
その結果として、最適な利益と結びついた資源及び人員の最適な配備が得られる
。これに関連して、屠殺製品という用語は、中間または最終製品を形成するため
に任意に添加剤を与えられたまたはある他の方法で処理された、生きているまた
は死んでいる屠殺動物またはその一部分という意味と理解される。
【0003】 この目的を達成するために、本発明による方法は:1つまたはそれ以上の処理
ステーションで行われる処理の少なくとも1つのパラメータが調整可能な1つま
たはそれ以上の処理ステーションを設け;第1及び/または第2の屠殺製品の1
つまたはそれ以上の特性に関するデータを記録し;処理の少なくとも1つのパラ
メータに関するデータと第1及び/または第2の屠殺製品の1つまたはそれ以上
の特性とに関するデータ間の1つまたはそれ以上の関係に関わるデータを記録し
;及び、第2の屠殺製品を形成するための第1の屠殺製品の処理中に、追加の付
加価値、特に最大の付加価値が得られるような方法で、前記データのうちの少な
くともいくつかに基づき処理の少なくとも1つのパラメータを調整することによ
り、第2の屠殺製品を形成するように第1の屠殺製品の処理を制御することを含
む。データを記録するという用語は、データを入力、収集及び/または記憶させ
ることを意味すると理解される。前記データを記録せずに、種々の追加の付加価
値を、すなわち従来達成可能な付加価値を超える付加価値を得ることは不可能で
ある。追加の付加価値は記録されたデータにより決定された可能性の範囲内で最
大化することができる。前記方法は適宜の手段により本発明による装置において
行われる。
【0004】 本発明による方法及び装置において、処理ステーションは、1つまたはそれ以
上の処理が手または機械により起こる作動環境を意味すると理解される。或いは
、処理は複数の処理ステーションを含む場合がある。処理は全く完全な処理を含
む場合があり、またこの全く完全な処理の一部に関連する場合もある。
【0005】 処理のパラメータは、例えば、処理の期間、処理の一部を形成する機械の処理
ツールの設定、温度、力、周波数、圧力、電圧、電流または電力である。さらに
、処理が行われるか否かまたは処理ステーションを通過させるか否かという問題
は、処理のパラメータとして考えられる。処理の非限定的なリスト及びそれの調
整可能なパラメータを家禽について以下に示す。
【0006】
【表1】
【0007】 本発明による方法の好ましい実施形態において、処理ステーションのうち少な
くとも1つの、屠殺製品のうち1つの及び/またはスタッフの利用可能性を示す
データが、記録される。この目的のために、本発明による装置は、適宜の手段を
、例えば、処理ステーション利用可能性記録手段、屠殺製品利用可能性記録手段
及びスタッフ記録手段を提供する。
【0008】 処理ステーションの利用可能性とは、処理ステーションが、過去、現在または
未来とすることができる特定の時期に第1の屠殺製品に特定の処理(の一部)を
実行可能であることを意味するように解釈される。利用可能性が確定された時、
もし前記時期が未来であれば第1の屠殺製品は実際に存在させる必要はもはやな
い。処理ステーションは、利用可能性が確定された時にまたはその後に、(スイ
ッチを入れるまたは切ることができるなど)利用可能であるかそうでない場合が
ある。すなわち、例えば、(例えば詰まって動かなくなるかブロックされるなど
の)故障がないかまたは故障しているか、また、適任とされた(操作)スタッフ
が十分かまたは不十分であるか、あるいは、最大容量が達成されたかまたは処理
ステーションに位置するバッファーが一杯である場合がある。さらに、未来につ
いて計画されたメンテナンス業務を考慮することができ、その間処理ステーショ
ン機能不可能である。また、処理ステーションは利用可能な場合もあるしまたは
利用可能でない場合もあるが、これは、例えば、製品の大きさ、その重量、種々
の汚染または感染、製品の特定の事前処理、製品の特定の組成、または処理ステ
ーションで行われる処理の特定の優先度によって、製品がその処理ステーション
に対して適切または不適切である可能性があるからである。
【0009】 第1及び/または第2の屠殺製品の利用可能性は、過去、現在または未来とす
ることができる特定の時期に、第1及び/または第2の屠殺製品が特定の処理ス
テーションに存在することを意味すると解釈される。第1及び/または第2の屠
殺製品の利用可能性は、例えば、肉処理工場における順番の優先スキーム(prio
rity scheme of orders)、特定のパイプライン、処理時間、実行されてその結
果屠殺製品が形成可能である場合または可能でない場合がある事前処理、所望の
数、所望の重量または特定の特性により、決定可能である。
【0010】 1つまたはそれ以上の処理ステーションにおいて、1つまたはそれ以上の処理
が手または機械のいずれかにより実行可能である。前者の場合手による処理を行
うためにスタッフが必要である。後者の場合も処理装置の操作を開始及び維持す
るためにスタッフが必要である場合がある。第1の屠殺処理を行い第2の屠殺製
品を形成するためにスタッフが必要である場合、スタッフの利用可能性とは、特
定の任務、例えば、処理ステーション(の一部)の操作、処理(の一部)を行う
こと、機械を維持すること、他のスタッフを管理すること及び指示することなど
を行うのに適任とされたオペレータが十分にいることを意味すると解釈される。
本発明による方法において、情報は現行に基づいて(on an ongoing basis)収
集されて、第2の屠殺製品を形成するための第1の屠殺製品の処理が、1つまた
はそれ以上の屠殺製品に対するまたは現在の第1または第2の屠殺製品に対する
前の処理の結果についての情報と、1つまたはそれ以上の他の屠殺製品に対する
または現在の第1または第2の屠殺製品に対する現行の処理の結果に関する情報
と、及び1つまたはそれ以上の他の屠殺製品に対する次の処理の結果に関する情
報とに基づき弾力性のある方法で行われる。従って、処理は、最適に制御され現
行の条件に適合されるとともに、それにより、1つまたはそれ以上の処理のでき
るだけ早い段階で第2の屠殺製品を形成するために、第1の屠殺製品の処理の所
望の結果を得られる可能性について予測することができる。
【0011】 第1及び第2の屠殺製品の特性とは、今の特性すなわち処理される第1及び第
2の屠殺製品の特性、及び/または履歴特性すなわち早い時期に処理された第1
及び第2の屠殺製品の特性、及び/または未来の特性すなわち後の時期に処理さ
れる第1及び第2の屠殺製品の特性を意味すると理解される。
【0012】 家禽の第1及び第2の屠殺製品の以下の特性を挙げることができる:重量、寸
法、組成(化学物質;皮の割合;脂肪の割合;骨の割合)、視覚的品質、出所(
国;品種;飼料;飼養方法;肥育場)、細菌の性質(病原体のタイプ及び数)、
柔らかさ、(排出または調理処理中の)水分損失、食感、残留血液の存在、放血
の程度、気絶の程度、脚断端の長さ、そ嚢が除去される方法、首断端の長さ、首
の皮の長さ、頭部の存在、内臓の除去(はらわたを抜かれた;調理準備)程度、
開口切開のタイプ及び長さ、ATP濃度、グリコーゲン濃度、弾性(elasticity
)、堅さ、弾力性(resilience)、咀嚼特性、脆性、ゴム質性(gumminess)、
接着性、粘着性(stickiness)、吊り下げ時間、胃袋空化時間、弛緩時間(rela
xation time)。
【0013】 本発明によると、第1の屠殺製品から得られる第2の屠殺製品の意図的な変種
は、1つまたはそれ以上の処理における寸法、重量、柔らかさ、色など第1の屠
殺製品の特性の不変性(invariability)により、生成可能である。他方、さら
に、1つまたはそれ以上の処理における第1の屠殺製品の可変性(variability
)により、第1の屠殺製品から得られる第2の屠殺製品の均一性を得ることが可
能である。所望の不変性または可変性は、所望の中間製品、副製品、最終製品に
より異なるが肉をさらに柔らかくするまたはしないなど屠殺製品の品質を上げる
または下げるような処理を利用することにより得られる。
【0014】 第1の処理のパラメータと、第1または第2の屠殺製品の特性との間の関係は
、少なくとも2つのパラメータ値と少なくとも2つの対応の特性との間の相互関
係を意味すると理解されることから、最も望ましい特性に対する最適なパラメー
タを選択できる。付加価値という用語は、適切な特定の時期における屠殺製品ご
とのまたは屠殺製品の集団ごとの製造原価または売却価額など、金融用語で評価
可能であるが、さらに、例えば、機械の使用、屠殺製品の供給の迅速さ、屠殺製
品の数及び/または屠殺製品の重量及び/または屠殺製品の品質に関する1名ま
たはそれ以上の特定の顧客の満足、重量による生産高、(例えば病原体に関連し
た)リスクの回避、屠殺製品の品質または処理特性の特定の組み合わせを達成す
ること、生産設備の利用、比較的高価な屠殺製品を割安な屠殺製品より重くする
こと、より重い動物を処理することにより生産高を増加させることなどに関連す
る場合がある。
【0015】 家禽からの屠殺製品の処理及び特性のパラメータ間の関係の例は、付加価値に
関連して見られるが、挙げられるのは: −腸管を空にするために必要な時間より胃袋空化時間が長いことにより、現行
の肉価格に対して相応の利益の損失を伴い、1時間ごとに約0.2%の肉に費用
がかかる; −準備された屠殺製品を一晩保管することにより、現行の屠殺製品価格に対し
て相応の利益の損失を伴い、約0.05%の屠殺製品に費用がかかる。その上、
これには、場所、価値低落、冷却エネルギーなどの費用がかかる; −ヒレ肉を取る処理のための特定の屠殺製品を選択することにより、産出高が
さらに高くなるため、より重い屠殺製品の場合に利益は高くなる; −特定の量のヒレ肉を得るための作業コストは、軽い屠殺製品より重い屠殺製
品に対して顕著に低くなる; −健康状態低リスクの廃棄物を健康状態高リスクの廃棄物から分離することに
より、安全性高リスクの廃棄物に対する(高)コストに対して、(動物の飼料に
使用するための)健康状態低リスクの廃棄物について(低)利益が得られる; −断端の長さは問題の屠殺製品の重量に影響し、より長い断端からより高い利
益が得られ、またさらに、腱は良好に除去されるので、スタッフが脚を取り出す
際に実行するトリミング作業が少なくなり、これによりスタッフが節減される; −廃棄材料としての腹部の脂肪は殆ど収益を生み出さない。それが、屠体に接
合されたままであることにより、屠体価格に対する屠体の重量に寄与した場合、
生産高は高くなるが、この収益は人間の消費にとってはより高くつく; −首の断端の長さは短く維持できることにより、分離された首はより長くなっ
てさらに収益を供給する。他方、首の断端は長く維持でき、これは、それが接合
されている屠殺製品の重量に寄与する。他方、超過した長さは、それが屠殺製品
のパッケージに損傷を与えることになりかねないので不都合である。
【0016】 −折れた脚は、実質的に機械による脚除去処理を相当中断させるとともに、ス
タッフにより行われるトリミング作業を必要とする。脚の価値は手により行われ
なければならない作業により低下する。しかしながら、折れた脚は、さらに、機
械的処理の上流において、折れていない脚から引き離して、手により処理するこ
とができ、この結果、機械的処理のように同じ高価値となる。折れた脚は、顧客
の特定化により、折れなかった脚に限定された数または割合で追加される可能性
がある。従って、さらに、限定された品質を与えることもできる。
【0017】 −関節(例えば膝関節、肩関節または翼関節)を切断する際に、対応の切断装
置に特定の設定をすることにより、関節に腱を残すか否かを選択することができ
る。このように、肉は、さらなる処理の間に関節から引き戻しできる場合とでき
ない場合とがあり、これは、肉の品質及び屠殺製品のプレゼンテーションについ
て重要である。さらに、比較的高価な屠殺製品が重たくなれば、さらに高い利益
を得られる。
【0018】 −病原体に汚染された屠殺製品または屠殺製品のグループは、高温の熱処理を
利用して処理可能かまたはそれらの皮を除去可能である。この種の屠殺製品は、
健常な製品への汚染を防止するために製造の終わりにおいて処理可能である。
【0019】 本発明による方法は、前記データの少なくともいくつかに基づいて第2の屠殺
製品を形成するように第1の屠殺製品を処理するためのルーティングを選択する
ことにより、第2の屠殺製品を形成するように第1の屠殺製品の処理を制御する
ことに含まれるのが好ましい。ルーティングの意味は:特定の処理または一連の
特定の処理の実行と理解される。本発明による装置はルーティング選択を行うた
めの適宜の手段を含む。
【0020】 ルーティングの選択は、第2の屠殺製品を得るために選択されたパラメータを
利用して1つまたはそれ以上の選択された処理が行われるように、1つまたはそ
れ以上の選択された処理ステーションに第1の屠殺製品が案内され通過すること
を含む。このルーティングは追加のまたは最大の付加価値が得られるように選択
される。
【0021】 本発明による装置の好ましい実施形態において、屠殺製品特性記録手段は、自
動的に作動するかまたはオペレータにより作動され、第1または第2の屠殺製品
の少なくとも一部に関連するデータを入力するためのデータ入力手段と、データ
入力手段に接続されたデータ処理システムとを含む。従って、例えば、データ処
理システムのコミュニケーションポートまたはキーボードにより、屠殺動物のグ
ループに関する健康データなどのデータを入力することができる。
【0022】 本発明による装置の別の好ましい実施形態において、屠殺製品特性記録手段は
、処理前にいくつかの屠殺製品の重量を記録するための第1の計量手段と;その
処理後にいくつかの屠殺製品の割合についての重量を記録するための第2の計量
手段と;第1及び第2の計量手段により測定された重量データを記録するための
データ処理システムとを含む。
【0023】 本発明による装置の別の好ましい実施形態において、処理ステーションは、生
きている屠殺動物のための気絶ステーションであって、屠殺動物を気絶させるた
めの気絶装置であり該気絶装置において行われる気絶処理のパラメータを調節す
るように処理パラメータ調節手段が適合される気絶装置と、処理パラメータ調節
手段を制御するためのデータ処理システムとを含む。
【0024】 本発明による装置の別の好ましい実施形態において、処理ステーションは、放
血ステーションであって、屠殺動物の少なくとも1つの血管を開口するための作
動領域を有する少なくとも1つの血管開口装置であり血管開口装置の作動領域の
内外に屠殺動物を移動させるように処理パラメータ調節手段が適合される血管開
口装置と、処理パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理システムとを含
む。この場合、血管開口装置の作動領域は、少なくとも1つの血管を開口するま
たはしないようにするために屠殺動物の方へ任意に移動可能であるが、さらに、
屠殺動物を、少なくとも1つの血管が開口されるかまたはされないように、血管
開口装置の作動領域の内外に移動させることもできる。
【0025】 放血中の痙攣を避けるために、事前気絶を利用するのが好ましく、この目的の
ために、気絶ステーションが放血ステーションの下流に配置されている。
【0026】 本発明による装置の別の好ましい実施形態において、処理ステーションは、熱
処理ステーションであって、異なる温度の熱処理液体を入れるための少なくとも
2つのリザーバを有する熱処理装置であり屠殺動物の少なくとも一部または屠殺
動物のグループを第1のレザーバ及び/または第2のレザーバに移動させるよう
に処理パラメータ調節手段が適合される熱処理装置と、処理パラメータ調節手段
を制御するためのデータ処理システムとを含む。
【0027】 本発明による装置の別の好ましい実施形態において、処理ステーションは、熱
処理ステーションであって、熱処理液体を入れるように適合された少なくとも1
つのレザーバを有する熱処理装置であり熱処理時間及び/または熱処理液体の温
度を調節するように処理パラメータ調節手段が適合される熱処理装置と、処理パ
ラメータ調節手段を制御するためのデータ処理システムとを含む。例えば、特定
の最終屠殺製品に対する要求に基づき、特定の温度及び/または特定の時間、個
々の屠殺製品に熱処理を行うことができる。また、屠殺製品の重量に基づき熱処
理の時間及び/または温度を調節できる。
【0028】 本発明による装置の別の好ましい実施形態において、処理ステーションは、熱
処理ステーションであって、熱処理液体を入れるように適合された少なくとも1
つのレザーバを有する熱処理装置であり屠殺動物の少なくとも頭部を熱処理装置
の作動領域の内外に移動させるように処理パラメータ調節手段が適合される熱処
理装置と、処理パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理システムとを含
む。
【0029】 本発明による装置の別の好ましい実施形態において、処理ステーションは、マ
ッサージステーションであって、マッサージ装置の作動領域において1つまたは
それ以上の屠殺製品に機械的に作用するように適合された少なくとも1つのマッ
サージ装置であり1つまたはそれ以上の屠殺製品を少なくとも1つのマッサージ
装置の作動領域の内外に移動するように処理パラメータ調節手段が適合されるマ
ッサージ装置と;処理パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理システム
とを含む。
【0030】 本発明による装置のさらなる好ましい実施形態において、処理ステーションは
、バッファーステーションであって、バッファーステーションの中に屠殺製品を
搬送させるためのコンベヤ手段と;屠殺製品のバッファーとして働くように適合
されたバッファー装置であって、コンベヤ手段から選択的に屠殺製品を取り外し
、それらにバッファー装置においてバッファーとして働き、次に選択的に屠殺製
品をバッファー装置からコンベヤ手段へ供給するように、処理パラメータ調節手
段が適合されるバッファー装置と、処理パラメータ調節手段を制御するためのデ
ータ処理システムとを含む。
【0031】 本発明による装置のさらなる好ましい実施形態において、処理ステーションは
、頭部引っ張りステーションであって、頭部引っ張り装置の作動領域において1
つまたはそれ以上の屠殺動物の頭部をもぎ取るように適合された頭部引っ張り装
置であり1つまたはそれ以上の屠殺動物を頭部引っ張り装置の作動領域の内外に
移動するように処理パラメータ調節手段が適合される頭部引っ張り装置と;処理
パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理システムとを含む。
【0032】 本発明による装置のさらなる好ましい実施形態において、処理ステーションは
、切断ステーションであって、切断装置の作動領域において1つまたはそれ以上
の屠殺製品に切れ目を入れるように適合された少なくとも1つの切断装置であり
少なくとも1つの切断装置の作動領域の内外に1つまたはそれ以上の屠殺製品を
移動させるように処理パラメータ調節手段が適合される切断装置と、処理パラメ
ータ調節手段を制御するためのデータ処理システムとを含む。
【0033】 本発明による装置のさらなる実施形態において、処理ステーションは、処理ツ
ールに接続されて壁の制御溝において移動可能な従動ローラーにより決定される
動きを伴う処理ツールを含み、該装置において、壁及び従動ローラーを相互に移
動させるための駆動手段が設けられ、該装置において、溝は、分岐点の位置にお
いて少なくとも2つの隣接して続く溝において連続しているとともに、連続した
溝のうち一つへ従動ローラーを案内するために、その分岐点の位置において少な
くとも2つの位置に調節可能なスイッチ機構を含み、該装置において、処理パラ
メータ調節手段はスイッチ機構を特定の位置に配置するように適合され、また、
該装置において、処理パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理システム
が設けられている。
【0034】 本発明による装置のさらなる好ましい実施形態において、処理ステーションは
、廃棄物除去ステーションであって、廃棄物除去ステーションの作動領域におい
て不用の屠殺製品を取り除くための少なくとも1つの廃棄物除去装置であり不用
の屠殺製品を破棄物除去装置の作動領域の内外へ移動するように処理パラメータ
調節手段が適合される廃棄物除去装置と、処理パラメータ調節手段を制御するた
めのデータ処理システムとを含む。
【0035】 本発明による装置のさらなる好ましい実施形態において、それは、それぞれが
作動領域を有するいくつかの処理ステーションであって処理手段について上流に
おいて記録されたデータに基づき処理ステーションの各作動領域の内外に1つま
たはそれ以上の屠殺製品を移動させるように処理パラメータ調節装置が適合され
る処理ステーションと、処理パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理シ
ステムとを含む。この種の装置において、例えば屠殺製品は確定された幾つかの
処理を受けなければならないので、屠殺製品に関するデータは、処理実行中にで
なく、処理ステーションにおいて行われる処理の前においてのみ集められる。
【0036】 本発明による装置のさらなる好ましい実施形態において、処理ステーションは
補正ステーションであって、以前に屠殺製品に行われた処理を補正するように適
合された補正装置と;処理パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理シス
テムとを含む。
【0037】 本発明による装置のさらなる好ましい実施形態において、処理ステーションは
冷却ステーションであって、種々の方法で屠殺製品を冷却するように適合された
いくつかの冷却装置と;屠殺製品を冷却装置の1つまたはそれ以上へ搬送するた
めの搬送装置であって屠殺製品の測定された重量または確定された品質に基づき
屠殺製品を搬送装置に搬送するように処理パラメータ調節手段が適合される搬送
装置と;処理パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理システムとを含む
【0038】 本発明による装置のさらなる好ましい実施形態において、屠殺製品特性記録手
段は、所定の方法で屠殺製品を屠殺製品キャリヤに接続するように適合されてい
る。例えば、屠殺製品キャリヤが屠体を吊り下げるためのフックである場合、屠
体は、フックから、その頭部で、その尾で、またはフックが適宜の設計である場
合にはその脚の1つまたは2つで吊り下げ可能である。屠体を吊り下げる種々の
各方法は、屠殺製品の(一部の)特定の特性の特徴であり得る。
【0039】 本発明による装置のさらなる好ましい実施形態において、処理ステーションは
、処理装置の作動領域において1つまたはそれ以上の屠殺製品に処理を行うよう
に適合された処理装置であって、屠殺製品が処理装置の作動領域の内外に配置さ
れるような方法で処理装置の少なくとも一部分を移動するように処理パラメータ
調節手段が適合される処理装置と、処理パラメータ調節手段を制御するためのデ
ータ処理システムとを含む。
【0040】 本発明による装置のさらなる好ましい実施形態において、屠殺製品特性記録手
段は、所定の方法で屠殺製品を配置するように適合される。特定の方向付けとい
う意味と理解される屠殺製品の位置は、屠殺製品に行われる処理のタイプを記録
するために利用可能である。その位置、例えば、屠殺製品キャリヤにおいてまた
はそれから屠殺製品を角度をつけて傾斜させることは、自動的に確定可能または
操作スタッフにより決定可能である。
【0041】 本発明による装置のさらなる好ましい実施形態において、処理ステーションは
、熱加工ステーションであって、第1の出口及び第2の出口を有するオーブンで
ありオーブンから第1の出口を経てまたは第2の出口を経て屠殺製品を移動する
ように処理パラメータ調節手段が適合されるオーブンと、処理パラメータ調節手
段を制御するためのデータ処理システムとを含む。
【0042】 以下の本文において、本発明は、添付の図面に関連してさらに詳細に説明され
る。
【0043】 (好ましい実施の形態) 種々の図面において、同一の参照番号は、同一の構成要素または同じ機能を有
する構成要素に対応している。種々の図面において、装置の固定構成要素がフレ
ームなどに固定される方法は、簡略化のために図示していない。
【0044】 図1aは、肉処理工場における処理を、ブロック図の形式で図示している。ブ
ロック1aは、肥育場からの屠殺動物の供給を表している。ブロック1bは、屠
殺する、皮または羽を取り除く、放血する、内蔵を取り除くなどの弾力性のある
第1の処理を表している。ブロック1cは、骨抜きをする、分割する、細砕する
、マリネにする、パン粉をまぶす、ゆでる、焼く、揚げるなどの弾力性のある第
2の処理を表している。ブロック1dは、処理を利用して得られた屠殺製品を表
している。ブロック1eは、屠殺製品を市場へ移動させることを表している。
【0045】 供給された屠殺動物は、肥育場(供給サイド)から既知であるようなそれらの
特性に基づき、第1及び第2の処理からの情報に基づき、及び/または市場(需
要サイド)からの情報に基づき、菱形3a及び分岐した情報流れ矢印3bにより
示したように、第1の処理に配置される。第1の処理を利用して得られた屠殺製
品は、第1の処理から既知であるようなそれらの特性に基づき、第2の処理から
の情報に基づき、及び/または市場からの情報に基づき、菱形3c及び情報流れ
矢印3bにより示したように、第2の処理に配置される。原則として、分岐デー
タフロー矢印3dにより示したように、処理の全ステップ1a、3a、1b、3
c、1c、1d、及び1e間においてデータを交換可能である。
【0046】 全てではないが、図1bは、コンベヤ4のコンベヤフック2から脚で吊り下げ
られた本件では屠体6a、6b、6c、6d及び6eとした屠殺製品についての
データを収集する種々の方法を図示している。屠体6aは、詳細には図示してい
ないがそれ自体は公知である測定装置8aにより計量され、また、点線10aに
より表したように、屠体6aの重量を表す測定信号が、メモリーを備えたデータ
処理システム12に送られて記憶される。他の実施形態において、装置8aは、
屠体6aの堅さを測定するための装置または血液分析センサーとすることができ る。詳細には図示していないがそれ自体は公知であるpHセンサー8b及び8c により、屠体6bのpHは、屠体6bの外側において及びその腹腔内においてそ れぞれ測定されて、点線10b及び10cにより表したように、対応の信号がデ ータ処理システム12に送られ記憶される。カメラ8dは、屠体6cを評価する ために(可視光線または、例えばX線のもとで)屠体6eの静止または動画像を 撮り、点線10dにより表したように、対応の信号がデータ処理システム12へ 送られ記憶される。さらに、8dは、MRIスキャンまたは色測定を実行するた めのセンサーとすることもできる。温度センサー8eは、屠体8d(の一部分) の温度を測定し、点線10eにより表したように、対応の信号がデータ処理シス テム12へ送られ記憶される。屠体6eは、検査員14により目視で評価され、 検査員14は、押しボタンまたは回転ノブ16、またはキーボードなどの他のデ ータ入力手段を使用して、点線10fにより表したように、データ処理システム 12に送り記憶される信号を発生させることができる。実際の状況においては、 記述した測定及び評価は、図1bにより示唆したように相互に概ね続くことはな く、必要な場合のみ利用されるだろう。データ処理システム12には、点線10 gにより表したように、1つまたはそれ以上のさらなる信号が送られる。これら の1つまたはそれ以上のさらなる信号は、屠殺動物からの、肥料の組成または特 性の測定;例えば肥育場における周囲温度の測定;屠殺動物が吐き出す息の組成 の測定、生きている屠殺動物の性質(behaviour)の測定などの処理の上流また は下流において実行された測定(屠殺動物のグループが肉処理工場に到着した際 に各グループに対してデータ処理システム12へ送られる肥育場からの健康デー タ(例:サルモネラ菌感染));に関連する場合があるか、或いは、例えば特定 のタイプの屠殺動物の所望の数の基準とすることができる。1つまたはそれ以上 の入力信号が処理された後、データ処理システム12は、屠殺製品または屠殺製 品のグループに対して、特定のルーティング、送り先、ライン、または出口を選 択するために、特定の点線10hにより表したように、1つまたはそれ以上の出 力信号を供給することができる。この処理の間に、履歴データまたは、処理のパ ラメータと以前にデータ処理システム12に記憶された屠殺製品の特性との間の 1つまたはそれ以上の関係についての経験から得られたデータを利用することが できる。1つまたはそれ以上の出力信号は、屠殺製品の処理を制御するために使 用可能である。第1及び第2の屠殺製品の処理は、屠殺製品で占められた屠殺製 品キャリヤ間に、空き屠殺製品キャリヤを組み込むことにより制御可能であるこ とに、留意されるべきであり、こうして、異なる特性を有する屠殺製品グループ を相互に区分して隔てる。
【0047】 図2は、コンテナ24の家禽または小さい哺乳動物などの小動物を搬送するた
めのトラック22を図示している。トラック22は、ウェイブリッジ26上にあ
り、これにより動物の総量が測定される。この計量は、概ね、トラック22が使
用される搬送前、搬送中または搬送後に、特に、肥育場または肉処理工場におい
て、行われる。搬送後、コンテナ24は、トラック22から降ろされて、肉処理
工場の待機領域30のスタック28にいくらかの時間配置されるが、これは、胃
袋空化時間(stomach emptying time)として知られる。この胃袋空化時間の後
、コンテナ24は、コンベヤシステム32へ空けられ、ここで、この場合はコン
テナ24ごとに、計量装置34(詳細には図示せず)により、動物が再度計量さ
れる。非限定的な例として、コンベヤシステム32は、動物をガス気絶装置36
から円形のエンドレスコンベヤ38へ案内し、そこから、気絶または殺された動
物がコンベヤ40から吊される。コンベヤ40は、動物を、肉処理工場の種々の
部門、例えば、屠殺処理を実行するための屠殺部門42、動物から内蔵を取り除
くための調理準備部門44、屠体を冷却するための冷却部門46、及び図2に図
示していない他の処理を実行するための種々の他の部門などを通過させる。屠体
が冷却部46の冷却処理を通過した後、計量装置48により個々に計量される。
【0048】 ウェイブリッジ26からの測定信号、計量装置34、及び計量装置48は、点
線52a、52b及び52cによりそれぞれ表されたように、データ処理システ
ム50に送られ記憶される。さらに、データ処理システム50には、点線54a
、54b、54c、及び54dにより表されたように、各コンテナ24の待機領
域30における経過時間についての情報を供給するデータが送られる。特定のコ
ンテナ24について、この種の時間測定は、例えば、独自の判読可能なラベルを
それに貼ることにより行うことができ、このラベルは、コンテナ24が計量領域
30に入る際に最初に読まれ、コンテナ24がコンベヤ32へ空にされた際にそ
のラベルが再度読まれて、コンテナ24に関する第1及び第2の時間がデータ処
理システム50に記憶される。トラック22における搬送に要する時間は、さら
に、搬送すること及び胃袋を空にすることが生じる下での周囲温度などの状態に
関連するパラメータとすることができることから、データ処理システム50に記
録可能である。
【0049】 肥育場から肉処理工場への搬送中に、及び胃袋空化時間中に、第1に屠殺動物
が糞便排出物を失うことと、第2に水分を失いエネルギーを消費することにより
体重が減ることから、屠殺動物の重量は減少する。屠殺、調理準備及び/または
冷却処理中に、屠殺製品の重量は、物質が放出及び吸収されることによりさらに
変化する。胃袋空化時間に関連するこの重量における対応の変化は、計量装置2
6、34及び48により測定可能であり、データ処理システム50により記憶さ
れる。このようにして記憶された履歴情報に基づき、一方で、処理の特定の段階
における屠殺製品の重量に関する予測を行うことができ、また他方で、処理の特
定の段階において得られる屠殺製品の所望の重量に基づき特定の胃袋空化時間を
選択することができる。
【0050】 胃袋空化時間と屠殺製品の重量との間の関係に加えて、さらに、以下の関係が
存在する: −胃袋空化時間と肉片のpH。胃袋空化時間が比較的長ければ、最終的にpH
が比較的高くなる。
【0051】 −胃袋空化時間と、死亡及び死後硬直開始の間の時間。肉片の柔らかさはこの
時間が分かれば制御可能である。胃袋空化時間が比較的長くなることにより、胃
袋空化の終りと骨抜きの開始との間の時間と同じ長さを与えられた対応の期間に
おいて、肉がさらに乾燥し堅くなる。
【0052】 −特に、胃袋空化時間と、胃袋空化時間が糞便または腸内充填物の粘度及びタ
イプに影響を与えたことによる屠殺製品の微生物学的な品質。高品質の新鮮な製
品を得るためには、胃袋空化時間を比較的短くしなければならない;及び −家禽の場合は、胃袋空化時間と羽が家禽の皮膚に接着している程度。胃袋空
化時間が比較的長い場合には、羽がさらにしっかりと接着しているので、同じ羽
除去処理を行うためには、さらに高温の熱処理またはさらに長い熱処理時間が選
択されなければならない。
【0053】 図3は、給送装置64の上流において、家禽を保持するコンテナ24が矢印6
2の方向に配置されたコンベヤ60を図示している。給送装置64は、詳細には
図示していないがそれ自体は公知であるコンベヤ手段が設けられているとともに
、分配装置66に通じており、それは1つまたはそれ以上の可動壁を含み、かつ
、これは、詳細には図示していないが、分配装置66に給送装置64を通して給
送された家禽が、必要に応じて1つまたはそれ以上の区画部及びコンベヤ69を
有するガス気絶装置68を通過するようにまたはコンベヤ70へ移動するように
制御可能に、配置可能である。1つまたはそれ以上の異なるガスがガス気絶装置
68に供給され得るが、異なる区画部において異なる組成が適切である場合には
、これらのガスはタンク72a、72b及び/または72cから供給される。ガ
ス気絶装置68及びコンベヤ70は円形のエンドレスコンベヤ74において家禽
を移動するが、それは、概ね飼い葉桶(trough)の形状であるとともに、その周
囲には、矢印76の方向へ移動していくが詳細には図示していないコンベヤトラ
ック78のキャリヤから気絶させた家禽を随意吊り下げる一人またはそれ以上の
人間がいる。コンベヤトラック78は、必要に応じて、公知のタイプの電気気絶
装置80に、家禽を案内するかまたはしないようにできる。このために、制御可
能なスイッチ81がコンベヤトラック78に設けられており、このスイッチは、
家禽を、電気気絶装置80に通じているコンベヤトラック部79へ、または電気
気絶装置80通過バイパスを形成するコンベヤトラック部78bへ案内するため
に使用できる。
【0054】 図3に図示した気絶設備は、ガス気絶、電気気絶、または気絶なしの選択肢を
提供する。ガス気絶の場合、種々の濃度で随意組み合わせた種々の気絶ガスを選
択できる。コンベヤ69の搬送速度を種々選択することにより、屠殺動物のガス
気絶装置68における滞留時間を選択できる。さらに、コンベヤトラック78の
搬送速度を調節することにより、電気気絶装置80における屠殺動物の滞留時間
を選択できる。さらに、電気気絶装置の、電圧、電流、周波数を調節可能である
【0055】 データ処理システム82は、上述のデータ処理システム12または50の一部
を形成可能かまたはそれらに連結可能であるが、点線84により表された入力デ
ータを利用して、点線66a、68a、69a、78a、82a、及び80aに
よりそれぞれ表されたように、分配装置66、ガス気絶装置68の気絶ガスの混
合または気絶ガス、コンベヤ69の搬送速度、コンベヤトラック78の搬送速度
、スイッチ81及び電気気絶装置80の電気パラメータの調節を制御することが
できる。入力データは、例えば、屠殺動物のグループの特性に関連している。
【0056】 一般的に、ガス気絶装置68のガス気絶は、血液跡及び折れた骨を比較的少な
くしたい場合、及び放血を良好なレベルにしたい場合に選択され、特に、骨抜き
が後の処理において行われる場合には重要な要素となるだろう。比較的急速な処
理が所望される場合、アルゴンと炭酸ガスの混合物を使用できるが、これは気絶
中に痙攣を引き起こす。この結果、屠殺動物の死後すぐに肉のpHが低下すると
ともに死後硬直がさらに速やかに開始されるが、これは肉の柔らかさには有利と
なり得る。痙攣が望ましくないまたは不要な場合(例えば、屠殺動物がすでに胃
袋空化時間を長く経験してきた場合、その情報はデータ処理システム82へ送る
ことができる)、さらに、酸素及び二酸化炭素の特定のガス混合物を使用するこ
とができ、この結果、痙攣は起こらず、また死後硬直の開始も緩やかとなる。さ
らに、宗教的性質の必要条件に関連してまたは屠殺動物の扱いやすさに関連して
(できるだけ軽い)気絶を選択をできる。屠殺動物が待機領域における時間中、
または搬送中に、麻痺してしまった場合、それは、例えば、待機領域において温
度を測定するか、或いは、個々の屠殺動物の心拍数または体温を測定することに
より確認可能であるが(これらの情報はデータ処理システムに送ることができる
)、それらはガス気絶装置内で比較的ゆっくりとガスを吸い込むので、その結果
、所望の気絶レベルを達成するためには、ガス気絶装置において低めの搬送速度
が選択される及び/または気絶ガスの濃度が高めに設定されなければならない。
【0057】 もし電気気絶が選択される場合、これは、ガスより電気の方が安価なので、概
ね、ガス気絶よりも低めの気絶コストとなる。この場合、例えば、高スループッ
ト及び/または比較的低い放血が所望される場合(屠殺製品の重量が増すことに
なる)には、高電流強度が選択される。血液跡及び折れた骨が比較的ほんの少し
しか所望されない場合、電流強度を比較的低くし及び/または滞留時間を短くす
る必要がある。
【0058】 特定のガス気絶または特定の電気気絶の選択は、所望の肉の色、所望の放血時
間または程度、または家禽の場合には所望の羽のむしり取りの容易さにより決定
され得る。
【0059】 図4aは、矢印94の方向において、脚でフック92から吊されている家禽を
搬送するために使用されるコンベヤトラック90を図示している。家禽の首の1
つまたはそれ以上の血管を開口するための2つの処理ステーション96及び98
が、家禽の通路に沿い配置されている。以下において切断処理ステーション96
と呼ぶ第1の処理ステーションは、2つのガイド100及び102と、モータ1
04により駆動され、ガイド100、102の端部に配置された円形ブレード1
06とを有するフレームを含んでいる。図4bに図示したように、ガイド100
、102の間に案内された鳥の首は、円形ブレード106により切開される。ガ
イド100の一部は、駆動装置(詳細には図示せず)により、図4aに示した位
置と点線で示した第2の位置との間において旋回可能である。この結果、所望の
場合、鳥は、首が切開されるようにガイド100、102の間において動くか(
鳥108a、108c、及び108e)、または、首が切開されないように、切
断処理ステーション96をガイド102から離れたガイド100の側で通過する
(鳥108b及び108d)。(詳細には図示していないが)その代わりとして
、切断処理ステーション96は、それぞれがガイド100の反対側に配置された
2つのブレードを含み得る。ブレードをこのように配置することにより、鳥の首
が一方の側において前(喉)で切開される。
【0060】 以下において突き刺し処理ステーション98と呼ぶ第2の処理ステーションは
、2つのガイド110及び112と、アクチュエータ114により駆動されガイ
ド110、112の端部付近に配置された突き刺しブレード116とを有するフ
レームを含む。(詳細には図示していない)手段が、突き刺しブレード116の
動きをガイド110、112の間を前方に移動している鳥の首に同期させるため
に設けられている。例えば、図4cに図示したように、突き刺しブレード116
は、ガイド110、112の間に案内された鳥の首に突き刺さっている。ガイド
110の一部分は、駆動手段(詳細には図示せず)により、図4aに示した位置
と点線で示した第2の位置との間において枢動可能である。この結果、所望の場
合、鳥は、ブレードが首に突き刺さるようにガイド110、112の間を動くか
、または首にブレードが突き刺さらないようにガイド112から離れたガイド1
10の側において突き刺し処理ステーション98を通過する(鳥108fから1
08j)かのいずれかである。
【0061】 図4aには図示せず、また切断処理ステーション96または突き刺し処理ステ
ーション98の上流または下流のいずれかに配置可能である別の処理ステーショ
ンにおいて、例えば、宗教上の理由(イスラム教の律法)により、必要な場合に
は、または図4bまたは図4cに示した切断または突き刺し手段による屠殺が望
ましくない場合には、鳥の血管を手作業で開口することができる。例えば、通常
くちばしの中を突き刺されて頭付きで販売されている屠殺動物を含む「伝統的な
」屠殺製品がこれに該当する。
【0062】 データ処理システム120は、上記のデータ処理システム12、50、82の
一部を形成するかまたはそれらに連結可能であるが、点線122により表された
入力データを使用して、点線100a、110a、104a、及び114aによ
りそれぞれ表した、切断処理装置96のガイド100の枢動可能部分の位置、突
き刺し処理装置98のガイド110の枢動可能部分の位置、及び円形ブレード1
06及び突き刺しブレード116の作動を制御する。
【0063】 機械的に切断または突き刺しするか手作業で行うかは、重量、単位時間ごとの
数、品質、放血の所望レベル及び所望速度に基づいて決定される。屠殺が儀式上
の指示(「kosher(ユダヤ教のおきてに従って料理すること)」または「halal
(イスラムの律法にのっとって〈動物を〉食用に屠殺すること)」)に従い実行
されているかどうかという問題は、さらに一つの役割を演じる(play a role)
。品質は、例えば、屠殺動物の外形及び羽のセットを評価する画像処理システム
により早い時期に判断され得る。
【0064】 切断処理装置96及び突き刺し処理装置98など、屠殺処理において連続して
配置された同様の処理装置により、最上流に配置された処理装置は選択的に作動
可能であり、また最下流に配置された処理装置は選択的ではないため全屠殺製品
に対して作用することに留意すべきである。このように、最下流に配置された処
理装置は、最上流に配置された処理装置がしそこなった場合の安全の特徴(safe
ty feature)として作動する。
【0065】 図5は、コンベヤ(詳細には図示せず)の脚でフック120から吊り下がり、
矢印122の方向に搬送されている家禽を図示している。家禽の少なくとも1つ
の血管が前に実行された処理で開口されて、血液124が家禽から放出されてい
る。鳥の首の通路において梯子形状の電極126がコンベヤの下方に配置されて
いる。さらに、各別個のフック120は、それが通路を覆うと別々にエネルギー
を付与され得る電極128と電気的に接触するようになる。点線126a及び1
28aによりそれぞれ示したように、電極126及び128は電力源130に接
続されており、これは、電極126、128間の電流のパラメータ(期間、レベ
ル、周波数、電圧など)を調節するために使用可能である。電力源130は、上
述のデータ処理システム12、50、82、または120の一部を形成可能かま
たはそれらに連結可能なデータ処理システム132により、点線130aにより
表したように、順次制御される。さらに、情報が、点線130bで表したように
、データ処理部132に送られる。温度センサー134及び血液組成センサー1
36は、点線134a及び136aによりそれぞれ表したように、さらに、デー
タ処理システム132に連結されている。
【0066】 図5に図示した設備において、屠殺動物は、次に、痙攣を防止するために必要
に応じて、電気による気絶を受けさせるかまたは受けさせないか、或いは、吊り
下げの処理の一助となるように電気刺激を受けさせることができる。電気刺激が
行われた場合、電流のパラメータである期間及びレベルなど、1つの屠殺動物ま
たは屠殺動物のグループに対する強度は、屠殺製品の種類の関数として選択され
、この場合、品種と給送に関する情報と、胃袋排出処理、気絶処理、初期切断処
理、及び所望のさらなる処理に関する情報とが、その役割を果たす。温度センサ
ー134を使用して血液の温度を測定することは、この温度が平均値を超えてい
ることを示すであろうが、それは、屠殺動物がストレスにさらされていて、それ
からの肉は概ねそれ程柔らかくないことを示す。必要な場合、問題の屠殺動物は
、肉を柔らかくするために必要条件に応じて電気刺激を受けさせることができる
。血液組成センサー136は、例えば血漿及び血液細胞の数についてのデータを
提供し、それに基づき屠殺製品の品質に関する結論を出すことができるとともに
、例えば、病気の存在などに関して、データ処理システム132に履歴データへ
の照会をさせることができる。
【0067】 図6は、矢印144の方向において、脚でフック142に吊り下がっている家
禽を熱処理装置146に案内するために使用可能なコンベヤ140の一部を図示
している。熱処理装置146は、2つのリザーバ148、150を含み、これら
は、それぞれ熱処理液体で満たされ、異なる温度であるのが好ましい。ガイド1
52及び154は、各レザーバ148、150の上方に配置されている。各別個
の鳥または鳥の集団は、レザーバ148または150のうち1つに案内されて、
双方向矢印156の方向に枢動可能に制御可能なアーム158により熱処理を受
けさせることができる。
【0068】 鳥がレザーバにとどまる時間の長さは、例えば羽のセットの厚みに基づいて、
コンベヤ140の搬送速度を調節することにより、調節可能である。さらに、そ
れ自体は公知の方法で、適宜の鳥を熱処理装置146の周囲に案内することによ
り、熱処理を省略することができるのは明らかである。さらに、レザーバ148
、150を、相互に隣接させるのではなく続けて配置することができ、この場合
、鳥は、必要に応じて、第1のレザーバ148のみに案内されるか、第2のレザ
ーバ140のみに案内されるか、両方のレザーバ148、150に案内されるか
、またはいずれのレザーバにも案内されないかのいずれかとすることができる。
【0069】 データ処理システム160は、上記のデータ処理システム12、50、82、
120または132の一部を形成可能であるかまたはそれらに連結可能だが、点
線162により表した入力データを利用して、各レザーバ148、150の熱処
理液体の温度(点線164で表す)及び枢動アーム158の位置(点線166で
表す)を制御して、各別個の鳥または鳥のグループに対する最適な熱処理を行う
ようにする。後に実行される処理に関連して、例えば、以下の通りになるように
、温度及び/または期間で熱処理を行うことができる: −熱処理後に表皮が存在するまたは存在しないようにすること(とりわけ異なる
調理特性及び皮のコーティング特性に通じる) −熱処理後の肉が特定の色であること及び/または −羽のむしり取りが所定の容易さで行われること。
【0070】 さらに、熱処理の温度、時間、及び期間を選択することにより、吊り下げ処理
に影響を与えることができる。
【0071】 図7に図示したように、枢動アーム158を、鳥がレザーバ148(鳥170
a)またはレザーバ150(鳥170b)に案内可能なだけでなく、レザーバ1
48、150(鳥170c)にも案内可能なように、利用することができる。鳥
がレザーバ(鳥170d)から早く取り出されることが望ましい場合もあり、こ
のためにガイド部172が設けられている。
【0072】 図8は、鳥182の頭にある羽がより迅速にうまく取り除かれるようにそれを
さらに熱処理することができるレザーバ180を図示している。これは特に「伝
統的」屠殺製品に求められ、その目的は屠殺製品のプレゼンテーションを改良す
ることである。他の鳥について、これらの鳥の頭が家畜動物の飼料として使用さ
れる予定の場合、これが求められることがある。双方向矢印184の方向に枢動
されるアーム186が、必要に応じて2重ガイド188の両側の一方に屠殺製品
を案内することができ、その結果、屠殺製品の頭が選択的に熱処理レザーバ18
0に案内される。
【0073】 枢動アーム186は、点線190で表したように、屠殺製品のために前に記録
されたデータに基づきデータ処理システム160により制御可能である。
【0074】 図9は、従来の羽むしり取り装置200を図示しており、これにより、コンベ
ヤトラック204のフック202から脚で吊り下がる鳥206が、矢印208の
方向に搬送される。1つまたはそれ以上の鳥が羽むしり取り装置200を通過す
るのが望ましくない場合、これらの鳥は、コンベヤトラック210を経て羽むし
り取り装置200の周囲において案内されるとともに、詳細には図示していない
がそれ自体は公知である搬送装置212により羽むしり取り装置200の下流の
コンベヤトラック204へ搬送され得る。
【0075】 例として、3つの処理装置214a、214b、214cが、搬送装置212
の下流のコンベヤトラック204に沿い配置されている。各処理装置214aか
ら214cは、バー222に沿って双方向矢印220の各方向に、駆動部材21
8により、詳細には図示していないが制御可能な方法で、お互いの方向及び離れ
る方向に可動である2本のカラム216を含んでいる。処理装置214aから2
14cのうちの1つの1本のカラム216とコンベヤ204との間隔は、対応の
他のカラム216のコンベヤトラック204からの間隔と実質的に常に同じであ
る。各カラム216はドラム状の構成部品224を有しており、これは、ドライ
ブ(詳細には図示せず)により制御可能に回転させることができ、その円筒面に
は、実質的に径方向に突出するとともに、例えば、鳥206の羽をむしり取るた
めの羽むしり取り装置200においてアクティブであるフィンガーと同じ種類で
、可撓性のあるフィンガー部226が設けられている。フィンガー部226は、
カラム216がコンベヤトラック204の方へ動くことにより鳥206と接触し
た状態とすることができ、また、カラム216がコンベヤトラック204から離
れる方向に動くことにより鳥206の通路から外へ動かすことができる。従って
、フィンガー部226が、各別個の鳥206または連続した鳥206の各グルー
プに対して、必要に応じて、鳥206と接触した状態にすることができるととも
に、ドラム状構成部品224が制御可能な速度で回転する。このようにして、鳥
206の羽をむしり取りまたさらにむしり取りことができ、また、フィンガー部
226を鳥206に機械的に作用させて、肉をさらに柔らかくすることができる
【0076】 データ処理システム230は、前記データ処理システム12、50、82、1
20、132、または160の一部を形成するかまたはそれらに連結することが
できるが、点線232で表した入力データを利用して、点線234で表したカラ
ム216の位置決めと、点線236で表したドラム状構成部品224の駆動(静
止または回転;回転方向;回転速度)とを制御する。入力データは、羽根むしり
取り後に行われる目視による検査など特定の鳥に早期に行われた処理から得られ
るかまたはそれに関連している場合があり、また、これは、羽がまだ存在してい
るためにむしり取りがさらに必要なことを示すか、または、例えば、電気刺激プ
ロ(図示せず)が欠陥のある機械のために行われなかったために、機械的な柔ら
かさの促進処理をフィンガー部226を利用して行う必要があるという事実を示
す。入力データは、さらに、特定の屠殺製品に対する必要性または下流の処理の
利用可能性など、後の時期に鳥206に行われる処理に関連している場合があり
、この結果、処理装置214a、214bまたは214cが作動される必要があ
るかまたは作動される必要がないようにできる。
【0077】 図10は、家禽のための熱処理装置240と羽むしり取り装置242とを図示
している。詳細には図示していない方法で、コンベヤトラック244は、家禽を
熱処理装置240から羽むしり取り装置242へ搬送する。コンベヤトラック2
44に沿い搬送装置246があり、これにより、家禽を、必要に応じて、コンベ
ヤトラック244からエンドレスバッファーコンベヤトラック248へ搬送する
ことができるが、その目的は、熱処理装置240において行われた熱処理と羽む
しり取り装置242において行われる羽むしり取り処理との間の時間を延長する
ことである。バッファーコンベヤトラック248は、さらに、コンベヤトラック
244に分散された特定の特性を有する鳥を集めるために利用可能であり、その
目的はこれらの鳥を次に羽むしり取り装置242へグループとして供給すること
だが、これは必要に応じて適宜設定可能である。
【0078】 図9及び図10に関して、図9に図示した進路変更コンベヤトラック210は
、羽むしり取り装置242全体を通過しないようにするためだけでなく、詳細に
は図示していない変形構成において、羽むしり取り装置242の1つまたはそれ
以上の区画部242a、242b、242c、…を通過しないようにするために
、使用できることにより、必要に応じて有効羽むしり取り時間及び羽むしり取り
強度が低減され得ることに留意すべきである。1つまたはそれ以上の進路変更コ
ンベヤトラックを有する同様の設備(詳細には図示せず)は、区画部240a、
240b、240c、240d、…を含む熱処理装置とともに使用できることに
より、必要に応じて有効熱処理時間及び熱処理強度を低減させることができる。
さらに、1つまたはそれ以上の進路変更コンベヤトラックを有する同様の設備(
詳細には図示せず)は、処理装置214aから214cのうち1つまたはそれ以
上の周囲において進路変更を行うために利用可能である。
【0079】 データ処理システム250は、前記データ処理システム12、50、82、1
20、132、160、または230の一部を形成するかまたはそれらに連結可
能であるが、点線252により表した入力データを利用して、個々の鳥の、コン
ベヤトラック244からバッファーコンベヤトラック248への搬送、及びその
逆方向の搬送を制御するが、これは点線254により表されている。入力データ
は、特定の鳥に前に行われた処理から発しているかまたはそれに関連している場
合があり、このようなデータは、柔らかさの程度を表すとともに、柔らかくする
ために、バッファーコンベヤトラック248を1回またはそれ以上鳥を通過させ
ることを決定するのに利用できる。入力データは、さらに、特定の屠殺製品に対
する必要性または下流の処理の利用可能性など、その後に鳥に行われる処理に関
連している場合があり、その結果搬送装置246が作動される必要がある場合と
ない場合とがある。
【0080】 図11は、フック260から脚で吊され、詳細には図示していないがそれ自体
は公知であるコンベヤにより矢印262の方向に搬送されるいくつかの鳥を図示
している。鳥264aの首は放血する目的で突き刺されており、また、鳥264
bの首は切れ目が入っている。頭部引っ張り装置265は、ガイド266及び2
68のセットを含んでいる。ガイド266は、その上流端において、詳細には図
示していない方法で駆動されるとともに、制御可能な方法でピボット272の周
りを双方向矢印274の方向に往復旋回可能なピボットアーム270が設けられ
ている。こうして、ピボットアーム270のピボット位置を適宜設定することに
より、鳥の首が、ガイド266、268の間に、またはガイド266のガイド2
68から遠い側に案内され得る。ガイド266、268の間の間隔は、これらの
ガイドの間に首を案内された鳥の頭部がガイドを通過しないように、選択される
。さらに、ガイド266、268の下流端部276は、下方に実質的に直角に曲
がっており、その結果、ガイド266、268の間を首が移動した鳥の頭部が、
端部276で首を引っ張られ、収集コンテナ278へ落とされる。図11におい
て、首に切れ目を入れられた鳥264bのみが、ガイド間に案内されて、頭部引
っ張り装置265内で頭部を失う。鳥264aはそれらが頭部引っ張り装置26
5を通過する際に頭部を保持している。
【0081】 データ処理システム280は、前記データ処理システム12、50、82、1
20、132、160、230、または250の一部を形成するかまたはそれら
に連結可能であるが、点線282により表した入力データを利用して、ピボット
アーム270のピボット位置を制御するが、これは点線284により表している
。入力データは、各別個の鳥に対して首に切れ目を入れられるかまたは突き刺さ
れるかが示される屠殺処理など特定の鳥に前に行われた処理から発しているかま
たはそれに関連している場合がある。入力データは、さらに、例えば、脚を切断
する、屠体を開く、内臓を取り除く、首を取り外す、または特定の冷却体制を通
過させることなど、鳥を調理準備状態にする種々の処理を随意行うなど、鳥に対
して後に行われる処理に関連している場合もある。
【0082】 図12は、フック290から吊り下がり矢印292の方向に搬送されている鳥
294の脚の一部を切断できる脚処理ステーションを図示している。脚処理ステ
ーションにおいて、鳥の脚は、静止しているかまたは矢印292の方向にその中
心の周りを回転するかのいずれかとすることができるディスク296に対してす
ねで支持されている。脚処理ステーションは、さらに、カラム298及び300
を有するフレーム(詳細には図示せず)を含んでいる。駆動装置(詳細には図示
せず)により、支持装置302及び304は、制御可能な方法で各カラム298
及び300に沿い双方向矢印306の方向に移動できる。各支持装置302、3
04は、各アーム308、310を含んでいる。駆動装置(詳細には図示せず)
により、切断装置312及び314は、制御可能な方法で、各アーム308、3
10に沿い双方向矢印316の方向に移動できる。各切断装置312、314は
、モーター312b及び314bによりそれぞれ駆動される回転ブレード312
a及び314aをそれぞれ含んでいる。ブレード312a及び314aの回転方
向及び速度は、所望の切断結果により選択される。
【0083】 脚部が切断される位置は、脚処理ステーションにおいて、作動開始される支持
装置302または304の特定の高さの設定を選択することにより調節可能であ
るとともに、回転ブレード312a及び314aが鳥の通路の外側に配置される
。各別個の鳥に対して望ましい場合には、脚の指定部分が切断されるように、切
断装置312及び314が、アーム308及び310に沿い鳥の脚の通路へそれ
ぞれ移動可能である。さらに、全ての鳥の脚の第1の部分が通過して切断される
ように切断装置312を鳥の脚の通路に常時配置することができ、また、選択さ
れた鳥の脚の第2の部分が切断されるように切断装置314のみを選択的に作動
させることもできる。切断装置312はさらに選択された鳥の脚の第1の部分が
切断されるように選択的に作動させることができるが、通過する鳥の脚の第1の
部分の一部が、それらに切断装置312が作用しなかった場合に、切断されるよ
うに、切断装置314の回転ブレード314aが鳥の脚の通路に常時配置される
ことは、明らかである。従って、切断装置314は、切断装置312が、制御エ
ラーまたは機械の問題の結果として不用意に脚を切断し損なうかまたは一部分し
か切断しないという事態に対するバックアップ装置として機能する。さらに、図
12で、切断装置は相互にすぐ隣り合って配置されているが、それらは、できる
だけ遅い時期に最終的な脚の長さを確定できるように、さらに、また好ましくも
あるが、それぞれ他の種々の処理と組み合わせて使用できることに、留意すべき
である。回転ブレードの代わりに、さらに、意図した通りに脚を切断するために
、ウォータージェット、鋸、または剪断ブレードを使用することもできる。
【0084】 図12に図示した実施形態において、切断装置312、314は鳥の方へ及び
鳥から離れる方向へ移動される。代替実施形態(詳細には図示せず)において、
切断装置がさらに静止位置に(水平方向に)配置可能であり、この場合、鳥は脚
を切断するために切断装置の方へ移動されることは、明らかだろう。さらに、図
12に図示した脚処理ステーションは、連続して配置された2つの切断装置を含
んでいる。代替実施形態(詳細には図示せず)は、さらに、選択的にかつ制御可
能な方法で別々に移動可能で少なくとも2つのブレードを有する単一の切断装置
を含み得ることは、明らかだろう。
【0085】 データ処理システム320は、前記データ処理システム12、50、82、1
20、132、160、230、250、または280の一部を形成するかまた
はそれらに連結可能であるが、点線322により表した入力データを利用して、
点線324及び326によりそれぞれ表した、カラム298及び300に沿う支
持装置302及び304の調節をそれぞれ制御するとともに、アーム308及び
310に沿う切断装置312及び314の調節をそれぞれ制御する。入力データ
は、気絶させる特定の方法、放血切れ目を入れるまたは特定の熱処理体制にさら
す特定の方法など、特定の鳥に前に行われた処理から発しているかまたはそれに
関連する場合がある。入力データは、さらに、例えば市場用の下ごしらえをする
(dressing)または翼(脚)を胴体に串刺しにする(trussing)など特定のパッ
ケージ処理を行う、或いは、ドラムスティックを形成するなど特定部分の処理を
行うまたは脚の骨抜き処理を行うなど、後に鳥に行われる処理に関連する場合も
ある。
【0086】 図13aは、制御溝332が形成された壁330の一部を図示している。ブラ
ケット334は、矢印336により示した方向に壁330に沿って詳細には図示
してない方法で移動させることができる。ブラケット334は、ピン342の周
りで双方向矢印340の方向に傾斜可能なフック344が装着されたフレーム3
38を含んでいる。フック344は固定状態でアーム346に接続されており、
その自由端部には、回転自在であって壁330の制御溝332に配置されたロー
ラー348がある。従って、制御溝332の方向を適宜選択することにより、フ
ック344の傾斜を制御することができる。
【0087】 フック344は、鳥352の屠体が脚で吊されたフック350と相互に作用す
る。フック350は、矢印336の方向にブラケット334と同時に移動される
。図13aにより図示したように、フック344は、矢印336の方向から見た
場合、制御溝332が下に延びるとフック350から鳥352を引き取り、その
後フック350は途中から空のままとなるだろう。
【0088】 図13bは、フック344から吊り下がる鳥352が、壁330に沿い延びて
いるガイド354に沿いどのように移動されるかを図示している。この領域にお
いて、制御溝332は、ドライブ(詳細には図示せず)によりピン356aを中
心に枢動可能な実質的にU字型の部分356bを有するスイッチ356が設けら
れているとともに、制御溝部332aまたは制御溝部332bを制御溝332に
制御可能な方法で接続するという選択肢を提供し、これにより、ローラー348
が異なる通路を辿り、その結果、所望の通りに及び各別個の鳥352に対してフ
ック344の傾斜位置を調節できる。図13cは、制御溝部332aが制御溝3
32に接続される第1の位置のスイッチ356を図示しており、また、図13e
は、制御溝部332bが制御溝332に接続される第2の位置のスイッチ356
を図示している。
【0089】 図13bにおいて、スイッチ356が図13cに図示したように第1の位置に
あるとともに、制御溝部332aがガイド354の長手方向と実質的に平行であ
ることにより、鳥352はフック344において吊り下げ状態のままとなる。反
対に、図13dにおいて、スイッチ356は図13eに図示したように第2の位
置にあり、ここで、制御溝部332bはガイド354の長手方向に対して矢印3
36の方向で見ると上方に延びている。この結果として、図13fに図示したよ
うに、フック344が下方に動き、また鳥352がガイド354により停止され
てフック344から外れる。従って、スイッチ356、制御溝部332a及び3
32b、及びガイド354の組立体は、制御可能な方法で鳥352をフック34
4から解放するかどうかを選択する手段を提供する。種々の場所で鳥352を解
放可能なように、壁330に沿い連続して複数の組立体を提供することができる
。さらに、所望の屠殺製品だけがフック350から引き受けられるように、また
は、(フック344及び350の形状が適合された場合)尾部または頭部で吊り
下がる屠殺製品だけが搬送されるように、適宜の制御溝332と関連したスイッ
チ356を制御することにより解放を行うことができる。屠殺製品を解放する代
わりにフック344により次のフックへ搬送することもできる。
【0090】 データ処理システム360(図13b)は、前記データ処理システム12、5
0、82、120、132、160、230、250、280、または320の
一部を形成するかまたはそれらに連結可能であるが、点線362により表した入
力データを利用して、点線364により表した、スイッチ356の位置を制御す
る。入力データは、鳥352が特定のポイントで解放されるべきであることに基
づき、計量処理など、前に特定の鳥に行われた処理から発している場合もありそ
れに関連する場合もある。入力データは、さらに、冷却することまたは例えば市
場用の下ごしらえをするまたは翼(脚)を胴体に串刺しにするなどのプレゼンテ
ーション処理を行うこと、正確な目視による(家畜の)検査、或いは比較的高温
で屠殺製品の骨抜き操作を行うことなど、その後に鳥に行われる処理に関連する
場合がある。
【0091】 図14a及び図14bはコンベヤトラック370を図示しており、これに沿い
、フック372から脚で吊り下がる屠殺製品374(図14aでは鳥の屠体;図
14bでは内臓)が矢印376の方向に搬送される。画像記録ステーション37
8において、カメラ382が、搬送されそれを通過する屠殺製品374の外側を
撮影するようにシールド380内に配置されている。対応の画像データが、点線
386により表したようにデータ処理システム384に送られて、以下にさらに
詳細に説明するように、このシステムにおいて1つまたはそれ以上の制御信号を
形成するように処理される。
【0092】 図14aにより示したように、2つの連続した廃棄物除去装置388、390
が画像記録ステーション378の下流に配置されている。各廃棄物除去装置38
8、390はガイド388a、388b及び390a、390bのセットを含み
、これらは、矢印376の方向において見られるように実質的に平行にかつ上流
の方へ延びる。さらに上流に配置されたガイド388a及び390aの端部には
、ピボットアーム388c及び390cがそれぞれ設けられており、これらは、
ドライブ(詳細には図示せず)により制御可能な方法でピボットの周りを双方向
矢印392の方向に枢動可能である。廃棄物除去装置388のピボットアーム3
88cの図示した位置において、その領域のフック372はガイド388bから
遠いガイド388aの側に案内されるとともに、フック372はそれから吊り下
がる屠殺製品374とともに速やかに廃棄物除去装置388を通過する。廃棄物
除去装置390のピボットアーム390cの図示した位置において、その領域の
フック372は、ガイド390bの方を向いたガイド390aの側に案内されて
、フック372は、ガイド390a、390bの間を移動する。ガイド390a
、390bは、上流の方へ角度をつけて延びており、フック372から屠殺製品
374を取り外す。
【0093】 ガイド388a、388b及び390a、390bの下方には、フック372
を押して廃棄物除去装置388及び390に取り外されて、次に、真空手段によ
りそれ自体は公知の方法でコンベヤパイプ388e及び390eを介してそれぞ
れ除去される屠殺製品374を集めるための収集容器388d、390dがそれ
ぞれある。
【0094】 コンベヤトラック370を介して搬送された屠殺製品374が除外された場合
、屠殺製品は、カメラ382を利用して撮影された画像により、また適宜さらな
る方法により、低リスクの除外屠殺製品(例えば、赤過ぎるまたは小さ過ぎてさ
らなる処理中に落下するか処理を中断させる、及び家畜の飼料にすることができ
る屠殺製品)と(病気になった動物からの屠殺製品など殺菌が必要である)高リ
スクの除外屠殺製品とに分類可能である。この低リスク除外屠殺製品は、フック
から廃棄物除去装置388へ取り外してコンベヤパイプ388eを介して取り除
くことができ、また、高リスク除外屠殺製品は、フックから廃棄物除去装置39
0へ取り外してコンベヤパイプ390eを介して取り除くことができる。この目
的のために、ピボットアーム388c及び390cのピボット位置は、点線39
4及び396により表したように、データ処理システム384により生成された
前記制御信号に基づき適宜の方法で選択される。代替実施形態において、ピボッ
トアーム390cのピボット位置は、図14aに図示したように、不変であり、
この結果、フック372から廃棄物除去装置388へ意図せずに取り外されなか
った低リスクの除外屠殺製品374が、フック372から廃棄物除去装置390
へ取り外されるが、これは少しも不利益にはならない。
【0095】 図14bにおいて、屠殺製品374は例えば家禽の内臓であり、この場合、フ
ック372には、制御可能な方法で、内臓部分を安全に締め付けて内臓を外すた
めのクランプ装置が設けられている。フック372から内臓のセットを外すため
に、フック作動装置398が設けられており、これは、フック372の通路に沿
い及び収集容器388d、390dの上方に配置され、点線394及び396に
よりそれぞれ表したように、データ処理システム384により生成された制御信
号に反応可能である。
【0096】 データ処理システム384は、前記データ処理システム12、50、82、1
20、132、160、230、250、280、320、または360の一部
を形成するかまたはそれらに連結可能であるが、点線386により表したカメラ
382から発するデータを利用して、点線394及び396によりそれぞれ表し
た、ピボットアーム388c、390c(図14a)のピボット位置及びフック
作動装置398(図14b)を制御する。入力データは、目視によるすなわち獣
医学的検査のように、前に特定の鳥にまたは内臓のセットに行われた処理から発
している場合もありそれに関連する場合もある。入力データは、さらに、屠殺製
品の分割及び/または骨抜きなど次に鳥に行われる処理に関連している場合もあ
る。従って、可食の臓器を集める必要はなくなる。
【0097】 また、除外屠殺製品を取り除きそれらを低リスク除外屠殺製品と高リスク除外
屠殺製品とに分類するためのステーションの他の実施形態がさらに可能であるこ
とに、留意すべきである。この場合、コンベヤトラックは、屠殺製品が横たわる
状態で搬送されるベルトコンベヤとして設計することができる。廃棄物除去ステ
ーションの場所において、機械的プッシャー部を使用して屠殺製品をベルトコン
ベヤから外すことにより、圧縮空気ノズルを使用してそれをベルトコンベヤから
吹き外すことにより、または液体ノズルを使用してベルトコンベヤからそれを除
去することにより、屠殺製品はベルトコンベヤの長手方向に対する横断方向にベ
ルトコンベヤから収集容器へ搬送され得る。
【0098】 図15は、例えば、屠殺ハウスにおける家禽のためのいわゆる調理準備ライン
の一部を形成する、いくつかの、この場合5つの処理ステーション400a、4
00b、400c、400d及び400eを図示している。各処理ステーション
400aから400eは、回転型であり、その円周に沿って鳥402に異なる処
理を行うことができ、それは、フック404から脚で吊り下がり、矢印408の
方向に、コンベヤトラック406により処理ステーション400aから400e
を案内される。簡略化のために、鳥402及びフック404は処理ステーション
400aから400eの場所において図示するのみであるが、実際、通常、フッ
ク404は狭い間隔を置いて吊り下げられているだろう。各処理ステーション4
00aから400eの円周に沿い各ガイド410aから410eがあり、これら
には、最上流に位置する端部において各ピボットアーム412aから412eが
設けられており、それらは、ドライブ(詳細には図示せず)により制御可能な方
法で双方向矢印411により示した種々のピボット位置に移動され得る。フック
404は、鳥402を伴い対応の処理ステーション400aから400eに別個
のレベル上に供給されるが、ピボットアーム412aから412eにより、必要
に応じて、対応のガイド410aから410eの処理ステーションの方を向いた
側に移動させることができ、この結果処理ステーションがその鳥を処理するか、
または、必要に応じて、ガイド410aから410eの反対側に移動させること
ができ、その結果鳥が処理ステーションをそこで処理されずに通過する。後者の
選択肢は、問題の鳥に処理が不適当か望ましくない場合に、或いは問題の処理ス
テーションが作動していない場合に、重要である。
【0099】 データ処理システム420は、前記データ処理システム12、50、82、1
20、132、160、230、250、280、320、360または386
の一部を形成するか、またはそれらに連結可能であるが、点線422により表し
た入力データを利用して、点線424aから424eによりそれぞれ表した、ピ
ボットアーム412aから412eのピボット位置を制御する。入力データは、
特定の鳥に、特定の気絶処理をすること、特定の放血切り込みをすること、任意
に頭部または脚の一部を取り除くことなど、前にそれらに行われた処理から、ま
たは、重量及び品質を測定するための画像処理システムによる検査から、発して
いる場合もありそれに関連する場合もある。入力データは、翼(脚)を胴体に串
刺しにする、または特定の分割または骨抜き処理など、次に鳥に行われる処理に
関連している場合もある。
【0100】 仮に、処理ステーション400aが鳥402の腹部の皮に開口切り込みを入れ
るための開口機を含む場合、その場合には、処理ステーション400aは、排泄
腔と胸部との間の切り込みと、横断切り込みとを行うことができるが、「伝統的
」スタイルで販売される鳥は、データ処理システム420により、ピボットアー
ム412aを適宜調節することによってガイド410aの外側に案内されるだろ
う。逆に、内臓の少なくとも一部分が取り除かれる鳥402は、ガイド410a
の内側に案内されて、例えば、排泄腔と胸部との間の開口切り込みのような開口
切り込みが行われる。この場合、処理ステーション400aの開口機は、データ
処理システム420により、(点線426aにより表した)開口切り込みが短く
または長くなるような方法で調節可能である。図15aは、フック404に対す
るブラケット430の第1の位置を図示し、ここにおいて、剪断機のような開口
部432が短い開口切り込みをするが、それは鳥402の胸部には到達しない。
また、図15bは、フック404に対するブラケット430の第2の位置を図示
し、ここにおいて、剪断機のような開口部432が鳥402の胸部まで延びる長
い切り込みをする。ブラケット430の第1及び第2の位置は、データ処理シス
テム420の制御の下、詳細には図示していない方法で各屠殺製品について調節
可能である。短い開口切り込みは、屠殺製品が加工をしない製品とされる場合に
用いることができる。長い開口切り込みは、次の冷却処理中により高い水分取り
込みが望まれる場合に、または次の骨抜き処理中に簡単な皮除去処理が望まれる
場合に用いることができる。
【0101】 2つの開口機のうち1つまたは両方に、データ処理システム420により制御
可能であって任意に腹部の皮に孔をあけるための手段を設けることができる。こ
の種の孔は、次の冷却処理において水分取り込みを増加させ、第2に、これによ
り、次に、脚を孔に嵌合させることによって屠殺製品の脚を繋ぎ留めることがで
きる。
【0102】 仮に、処理ステーション400bが、鳥から内臓を引き出すための調理準備機
を含む場合、「伝統的」スタイルで販売される鳥は、データ処理システム420
によりピボットアーム412bを適宜調節することによってガイド410bの外
側に案内されるだろう。逆に、次に分割される鳥は、ガイド410bの内側に案
内されるだろう。
【0103】 仮に、処理ステーション400cが、排泄腔及び腸除去装置を含む場合、「伝
統的」スタイルで販売される鳥は、データ処理システム420によりピボットア
ーム412cを適宜調節することによってガイド410cの内側に案内されるだ
ろう。図15cにより図示したように、腸吸引パイプ434(詳細には図示せず
)を有する排泄腔カッターが、鳥402から排泄腔を切り取り鳥402からそこ
に接続された腸を吸引するために、使用されるが、これは、腸が確実に鳥402
の胃の付近で分かれるように行われるのが好ましい。全部の内臓が除去されなけ
ればならない他の鳥は、処理ステーション400bの調理準備機において処理が
すでに行われて、ピボットアーム412cによりガイド410cの外側に案内さ
れる。
【0104】 仮に、処理ステーション400dが、腹部の脂肪を除去するための脂肪除去装
置を含む場合、「伝統的」スタイルで販売される鳥は、データ処理システム42
0によりピボットアーム412dを適宜調節することによってガイド410dの
外側に案内されるだろう。同じことが、できるだけ高重量で販売される鳥に当て
はまる。逆に、腹部の脂肪が鳥から除去される場合、対応のフック404は鳥4
02とともにガイド410dの内側に案内されるだろう。
【0105】 仮に、処理ステーション400eが首部トリミング装置を含む場合、「伝統的
」スタイルで販売される鳥402は、データ処理システム420によりピボット
アーム412eを適宜調節することによってガイド410eの外側に案内される
だろう。逆に、次に、分割される鳥402は、ガイド410aの内側に案内され
るだろう。この場合、首部トリミング装置は、(点線426eにより表したが)
データ処理システム420により首部が短く切り取られるように調節可能である
。次に分割されない鳥402について、データ処理システム420を利用して首
部トリミング装置の異なる設定を選択することにより、首部は、屠殺製品の重量
そしてこれに伴い断面を最大化するのに十分な長さが維持される必要があるだろ
う。
【0106】 仮に、図15に示したものと同様の次の処理ステーション(詳細には図示せず
)が、そ嚢を除去するためのそ嚢除去装置を含む場合、「伝統的」スタイルで販
売される鳥402は、データ処理システム420によりピボットアームを適宜調
節することによってガイドの外側に案内されるだろう。逆に、鳥がそ嚢を除去さ
れて販売される場合鳥はガイドの内側に案内される。この場合、処理ステーショ
ンのそ嚢除去装置は、脂肪及び腺組織が首の皮下に残ったままかまたは除去され
るように、データ処理システム420により調節可能である。脂肪及び腺組織が
残ったままである場合、最終重量が大きくなる(従って利益が大きくなる)とと
もに、次の冷却処理中の水分取り込みが増加するだろう。
【0107】 調理準備ラインの端部において、内臓が屠殺動物から除去されるが、図16に
図示したように、以下で略して蒸気キャビネット439と呼ぶ蒸気または温水キ
ャビネットを配置することができる。蒸気キャビネットは、閉鎖可能な入口開口
部(図面では見えない)と出口開口部440とを設けられコンベヤトラック44
2に配置されたチャンバーを含み、この中において、チャンバーに配置された屠
殺動物が、選択される温度でかつ選択される時間の間、パイプ444を通して供
給された蒸気または温水と接触する。入口開口部及び出口開口部を通して逃げる
蒸気は、キャップ446及び448の下でそれぞれ吸入されて、閉鎖チャンバー
に戻される。図16においてコンベヤトラック442のフック450から脚で吊
り下がる鳥451である屠殺動物は、(できるだけ調整的な)除去のための前処
理を表皮に行うために、これがまだ行われていない場合、不十分な程度しか行わ
れていない場合、またはすでに前の処理において予見不可能な方法で部分的に行
われた場合に、蒸気キャビネットを案内され得る。回転駆動可能でありかつ蒸気
キャビネットにおいて前処理された羽または表皮を鳥から除去可能である2つの
ブラシ452が、蒸気キャビネットの下流において、鳥451の通路のいずれか
の側に配置されている。これにより、次の冷却ステップにおいて鳥を水により最
適に冷却することができ、皮の特定の調理及びコーティング特性が得られる。蒸
気キャビネットの通過は、さらに、例えば以前に(糞便)汚染があった場合など
、屠殺製品の表面の汚染除去を行うために選択できる。この場合、屠殺製品が蒸
気キャビネットにとどまる間の蒸気温度及び期間は、製品の測定温度に基づき決
定可能である。
【0108】 データ処理システム460は、前記データ処理システム12、50、82、1
20、132、160、230、250、280、320、360、386また
は420の一部を形成するかまたはそれらに連結可能であるが、点線462によ
り表した入力データを利用して、点線464により表した、蒸気キャビネットに
供給された蒸気の温度と期間を制御する。入力データは、熱処理など前に特定の
鳥に行われた処理から発している場合もありそれらに関連する場合もある。入力
データは、調理またはコーティング処理など、次に鳥に行われる処理に関連して
いる場合もある。
【0109】 肉処理工場の冷却処理において、屠殺製品の冷却中の期間及び内部温度分布は
吊り下げ処理の速度に顕著な影響があることから、前記期間と前記温度分布を適
宜選択することにより屠殺製品の柔らかさを制御可能である。これは、役割を果
たす屠殺製品の重量及び所望の内部温度と共に、屠殺製品と外部接触することに
なる冷却剤の種類及び温度が制御されることを必要とする。
【0110】 例として、前の熱処理において高温で熱処理された家禽の屠体は、水を噴射す
ることによりまたは浸水させる冷却など、湿気の多い環境において行われる冷却
処理中に冷却する必要がある。別の例として、容易に細菌感染する可能性のある
屠殺製品には、いわゆるスピンクーラーにより行われる冷却処理など洗浄作用の
ある冷却処理が必要である。
【0111】 屠殺製品の冷却処理は、例えば、屠殺製品の現在のまたは所望の特性、屠殺製
品の内部温度の測定、冷却処理における屠殺製品の特定の滞留時間、または屠殺
製品の表面が乾燥しているか否かの検知に関連するデータに基づき制御可能であ
る。
【0112】 最適な冷却処理が屠殺製品の各タイプにつき選択可能である: 高水分取り込
みと腸内洗浄を目的とし、高温で熱処理された家禽のためのいわゆるスピンクー
ラー;高温で熱処理された家禽のためのスプレー冷却;迅速に冷却する必要があ
る重い屠殺製品のためのいわゆるインフラクーリング(infra-cooling)、また
は低温で熱処理された家禽のための空気冷却。さらに、必要に応じて、上述の冷
却処理を2つまたはそれ以上組み合わせて屠殺製品に受けさせることができるの
は明らかである。冷却処理が始まる時間は、屠殺製品の吊り下げ処理に関連する
データに基づき選択可能であり、それは、例えば、屠殺製品の堅さ、その色また
はそのpHを測定することにより得られる。さらにこの種のデータは冷却処理を
制御するためにも使用できる。
【0113】 説明のために、図17は上記の種々の冷却装置を図示している。第1の冷却装
置470は水槽冷却処理の設計を含み、これには、図面において、半円筒形の槽
が設けられており、それは、冷水で満たされており、その中で、シャフト472
を中心に矢印474の方向に回転可能なウォーム476が、鳥478の屠体を端
部472aから端部472bへ搬送する。端部472bにおいて、鳥478は詳
細には図示していない方法で槽471から引き出される。第2の冷却装置480
はチャンバー481を含み、これは、実質的に壁により取り囲まれ、その中を曲
流するコンベヤトラック482が、延びており、流入開口部484においてチャ
ンバー481に入りそこを流出開口部486において出る。コンベヤトラック4
82から吊り下がって搬送された鳥488は、チャンバー481において、チャ
ンバー481にある空気を冷却及び循環するいわゆる下降気流空気冷却トンネル
490により冷却される。第3の冷却装置492は、実質的に第2の冷却装置に
対応しているが、ただし、スプレー装置494が、第3の冷却装置492に追加
されており水などの冷却液により鳥488を冷却する。これにより、鳥488を
流れる空気の冷却効果が強化される。第4の冷却装置496において、フック4
98から脚で吊り下がる鳥488は、冷却空気が押し出されるギャップ502を
設けられた中空冷却本体500を搬送される。
【0114】 データ処理システム510は、前記データ処理システム12、50、82、1
20、132、160、230、250、280、320、360、386、4
20または460の一部を形成するかまたはそれらに連結可能であるが、点線5
12により表したデータを利用して、点線514により表したように、概略を図
示しただけである搬送装置516を制御する。搬送装置516において、コンベ
ヤトラック518に供給された鳥488は、各鳥488が最適な冷却処理を受け
られるように、4つのコンベヤトラック520、522、524または526の
うちの1つに搬送される。データ処理システム510は、さらに、点線515に
より表したように、各冷却装置470、480、492及び496における温度
を制御可能である。入力データは、以前に特定の鳥に行われた処理、例えば、死
後経過時間、特定の放血切り込み、比較的低温度または比較的高温度で熱処理を
行うこと、屠殺製品の重量の記録及び/または屠殺製品の品質を記録することな
どから発するまたはそれに関連している場合がある。入力データは、さらに、次
に鳥に行われる処理、例えば、ソーセージ製造のための堅い肉の製造、マリネに
される及び/または冷凍されるヒレ肉の製造、または翼(脚)を胴体に串刺しに
するなどプレゼンテーション処理を行うことなどに関連している場合もある。
【0115】 図18は、冷却チャンバーに隣接する肉処理工場の区域におけるコンベヤトラ
ック540の一部分を図示している。コンベヤトラック540は、矢印543の
方向に、出口開口部541を経て冷却チャンバーから及び入口開口部545を経
て冷却チャンバーへ、鳥を搬送する。冷却処理から鳥をこのように一時的に取り
出してその間に冷却が部分的となるが、その目的は特定の屠殺製品の特性を得る
ことである。例えば、鳥が固くなってしまう冷却処理の終わりではなく、それら
がまだ比較的扱いやすい時に、一度に鳥を固く縛るかまたは翼を胴体に串刺しに
することができる。3つの凹所を設けられたフック542は、詳細には図示して
いない方法でコンベヤトラック540に沿い移動される。図18は、種々の方法
で吊り下げられた鳥544a、544b、544c及び544dの屠体を図示し
ている。図18aによりさらに詳細に図示したように、鳥544aはフック54
2の中央の凹所においてその頭で吊り下げられている。図18bにおいてさらに
詳細に図示したように、鳥544bは、羽を結び付けられてフック542の中央
の凹所においてその尾で吊り下げられている。図18cにおいてさらに詳細に図
示したように、鳥544cは、フック542の中央の凹所においてその脚で吊り
下げられている。鳥544dは、さらに、羽を結び付けられてフック542の外
側の凹所においてその脚で吊り下げられている。
【0116】 スタッフ546のメンバーが、スクリーン548に与えられた情報に基づき、
または、例えば(任意にコンピュータで管理された)音声による拡声器により、
いくつかのフック542及び対応の準備など、次に行われる処理のために鳥を準
備する。さらに、鳥が吊り下げられる方法は、図示した状況においてだけでなく
他の処理中においても、鳥に行われる処理を示すように利用可能である。通常の
状態においては、幾つかの連続したフック542ごとに鳥が吊り下げられる方法
におけるバリエーションは、図18に示した状態よりも少ないだろう。
【0117】 図19は、冷却処理から選択的に取り出された鳥550の屠体が冷却チャンバ
ーから出口開口部541を経て容器554へスライド面552に沿い給送される
処理ステーションを図示している。スタッフ556のメンバーが、供給された鳥
550を容器554から取り出して作業台558において脚と翼を結ぶ。脚と翼
とが結び付けられた後、スタッフ556のメンバーは、鳥550をベルトコンベ
ヤー560に配置し、これにより、鳥550が矢印562の方向へ入口開口部5
45を経て冷却チャンバーへ戻される。処理をなお実行可能である屠殺製品処理
において、処理ステーションはこのような位置に配置されている。本件の場合に
おいて、鳥は、前の冷却の結果まだ完全には堅くなっていないので翼と脚をなお
縛り付けることができる。
【0118】 図20は、5つの処理ステーション570a、570b、570c、570d
及び570eを含むヒレ肉取り装置を図示している。ホルダー572に取り付け
られた家禽の胸片574は、少なくとも処理ステーション570dにおいて各胸
部の胸骨の隆起(ridge)を垂直に向けて、処理ステーション570aから57
0eを搬送される。処理ステーション570dにおいて、切断装置576があり
、これは、詳細には図示していないが制御可能な方法で胸部の通路へ移動可能で
あるとともに、モーター580の制御下で所望の方向に及び所望の速度で駆動さ
れる1つまたは2つの円形ブレード578を含む。切断装置576は、胸骨の隆
起の付近において各胸部574の胸のヒレ肉へ選択的に切り込むために使用可能
である。従って、必要に応じて、対応の胸部の通路外へまたは内へ切断装置を移
動させることにより、必要な場合は、1つの完全なヒレ肉または2つの半分のヒ
レ肉を得ることができる。
【0119】 データ処理システム580は、前記データ処理システム12、50、82、1
20、132、160、230、250、280、320、360、386、4
20、460または510の一部を形成するかまたはそれらに連結可能であるが
、点線582により表したデータを利用して、点線584により表したように、
切断装置576の位置、駆動方向及び駆動速度を制御する。入力データは、以前
に特定の鳥に行われた処理、例えば、特定の気絶、熱処理または羽むしり取り処
理、特定の冷却体制、重量及び/または品質の測定を行うこと、または皮除去処
理を行うことなどから発するまたはそれに関連している場合がある。入力データ
は、さらに、次に鳥に行われる処理、例えば、(例えば、皿の上で腹部における
)特定のパッケージ処理を行うこと、またはマリネにする、調理する、揚げる、
または別個に急速冷凍することなどに関連している場合もある。
【0120】 図21は、4つのコンベヤベルト590a、590b、590c及び590d
を図示しており、これらは、相互に隣接し、ローラー592に装着されており、
コンベヤベルト590aから590dに横たわる屠殺製品、この場合家禽の胸ヒ
レ肉594が矢印596の方向に搬送されるような(詳細には図示していない)
方法ですべてが駆動される。各コンベヤベルト590a及び590dの速度は、
同じ速度で動いているコンベヤベルト590b及び590cのそれとは異なるよ
うにできる。コンベヤベルト590aの実質的に長手方向中央軸線に沿い供給さ
れた胸ヒレ肉594は、(詳細には図示していない)ドライブによって双方向矢
印597の方向に枢動可能な固定ピボット装置600のピボットアーム598に
より、コンベヤベルト590a上を横向きに動かされるが、この移動方向はピボ
ットアーム598のピボット位置により異なる。このように所定位置に移動され
た胸ヒレ肉594は、次に、さらに処理を行わずにコンベヤベルト590bから
コンベヤベルト590dへ搬送される(胸ヒレ肉594a)か、または搬送中に
二等分にされる(胸ヒレ肉594b)。二等分にすることは固定回転ブレード6
02により行われ、それは、モーター604により、選択可能な回転方向に及び
選択可能な回転速度で駆動されて、コンベヤベルト590bと590cとの間の
ギャップ606の位置で作用する。
【0121】 データ処理システム610は、前記データ処理システム12、50、82、1
20、132、160、230、250、280、320、360、386、4
20、460、510または580の一部を形成するかまたはそれらに連結可能
であるが、点線612により表した入力データを利用して、点線614により表
したようにブレード602の位置、駆動方向及び駆動速度を、及び点線616に
より表したようにピボットアーム598のピボット位置を制御する。入力データ
は、以前に特定の鳥に行われた処理、例えば、特定の気絶、熱処理または羽むし
り取り処理、特定の冷却体制、重量及び/または品質の測定を行うこと、または
任意に皮除去処理を行うことなど、から発しているまたはそれに関連している場
合がある。入力データは、さらに、次に鳥に行われる処理、例えば、(例えば、
皿の上で腹部における)特定のパッケージ処理を行うこと、またはマリネにする
、調理する、揚げる、または別個に急速冷凍することなどに関連している場合も
ある。
【0122】 図22は、ヒレ肉取りライン620の区域を図示しており、これに沿い、ホル
ダーに取り付けられた屠殺片、この場合は家禽の胸部622が、矢印624の方
向に沿って移動される。胸ヒレ肉626は、手で胸部622から取り除かれ、コ
ンベヤベルト628を矢印624の方向にスタッフ630のメンバーを通過して
搬送される。胸ヒレ肉626の色に基づいて、スタッフ630のメンバーが、こ
のヒレ肉が二等分されるべきかどうか判断して肯定的な判断である場合はブレー
ド632を使用してその処理を行う。
【0123】 以下の本文において、肉処理工場において行われる本発明による分割処理のさ
らなる態様が図面を参照せずに説明されるだろう。
【0124】 以前に集められた履歴及び処理データは、(分割)処理が最適に進行して、そ
の結果付加価値が増加または最大化されることを保証するために使用されるのが
一般的である。この場合、肉片を切断することまたは取ることは、例えば、切片
の品質に基づいて起こり得るが、それは、例えば、画像処理システムを利用して
色を測定することにより確定可能である。肉片を切断することまたは集めること
はさらに次の特定の処理についての切片の適合性に基づき起こり得て、それは、
例えば、皮の有無、または、画像処理システムを利用した色を検出することによ
って、適宜のセンサーを利用して水分の取り込みまたは損失を検出することすな
わち適宜のセンサーを利用して伝導率を測定することによりこの水分の取り込み
または損失を予測することによって、或いは適宜のセンサーを利用してpHを測
定することによって確定可能である。
【0125】 切断が行われる位置は、切断または収集される屠殺製品の送り先により選択可
能である。例えば、幾つかの送り先については特定の重量または特定の長さの屠
殺製品を得ることが重要であり、この場合、切断箇所は画像処理システムにより
決定され得る。例として、脚について、脚が骨抜きされる場合には、股関節付近
における脚の筋肉の1つまたはそれ以上の腱の付着と関連して、対応の股関節が
部分的に切除されるのが適切な場合があり、この場合、脚またはその部分が骨付
きの屠殺製品として販売される場合の解剖学的切り込みはしない。例えば、画像
処理システムを利用して確認可能である折れた脚は、通常の骨抜き装置へは給送
されずに、手によって骨抜きが行われる処理ステーションへ案内されるかまたは
脚を骨包含屠殺製品として販売するためにパッケージ部門へ案内される。
【0126】 画像処理システムを利用して検出可能な外面の欠点(例えば血液の跡または胸
肉の膨れ(blisters))を有する屠殺製品は、欠点の場所に応じて骨抜きされる
かヒレ肉を取られるかである。
【0127】 混合及び/または細かに切り刻まれる予定の種々の屠殺製品の残余流は、その
残余流における種々の屠殺製品の割合及びそれらの特性に基づいて集められる。
残余流の特性の測定により、履歴データ及び/または屠殺製品の組成に関して処
理中に以前に得られたデータに基づき種々の屠殺製品の割合(percentage fract
ions)が制御される。
【0128】 図23は、詳細には図示していない方法で内部が加熱可能であるオーブン64
0を図示している。パン粉をまぶした種々の形状のヒレ肉などの屠殺製品642
が、ベルトコンベヤ646により、図面では見えない入口開口部を経て矢印64
4の方向にオーブン640に供給される。3つのさらなるベルトコンベヤ648
a、648b及び648cがオーブン640に配置されており、それらのさらな
るベルトコンベヤにより、屠殺製品642が、オーブン640の中を、水平方向
に前後に及び上部から下方向に搬送されて、屠殺製品642が1つのコンベヤの
端部において次のコンベヤベルトへ落ちる。最終的に、屠殺製品642は、ベル
トコンベヤ654により、出口開口部652を経てオーブン640から矢印65
0の方向に取り出される。図23aにさらに詳細に図示したように、ベルトコン
ベヤ648b及びそれのローラー656は空気に対する透過性がある。圧縮空気
出口開口部658を設けられたパイプ660が、ローラー656の内部に配置さ
れている。従って、屠殺製品642は、圧縮空気出口開口部658から圧縮空気
を吹き出させることによりベルトコンベヤ648bから吹き飛ばされるとともに
、これらの製品は、矢印666の方向に出口開口部664を経て、オーブン64
0から屠殺製品642を取り出すベルトコンベヤ662へ移動する。詳細には図
示していないがベルトコンベヤ648bの上方においてオーブン640内に配置
された画像処理システムのカメラから発するデータに基づき圧縮空気流を制御す
ることにより、例えば、搬送される屠殺製品642が圧縮空気出口開口部658
の場所に位置した瞬間に圧縮空気をパイプ660に暫時給送することによって、
オーブンに位置する他の屠殺製品より早く調理された特定の形状の屠殺製品をベ
ルトコンベヤ662へ搬送することができる。同様の目的のために、さらに、例
えば、それ以前にまたは圧縮空気出口開口部658において赤外線に敏感なセン
サにより屠殺製品の温度を測定することができる。
【0129】 データ処理システム670は、前記データ処理システム12、50、82、1
20、132、160、230、250、280、320、360、386、4
20、460、510、580または610の一部を形成するかまたはそれらに
連結可能であるが、点線672により表した入力データを利用して、点線674
により表したようにオーブン640の温度を制御する。入力データは、以前に特
定の鳥に行われた処理、例えば、特定のパン粉コーティングをある屠殺製品に適
用すること、特定の厚さ、形状または組成の屠殺製品を製造することなどから発
しているまたはそれに関連している場合がある。入力データは、さらに、冷却処
理またはパッケージング処理など、次に鳥に行われる処理に関連している場合も
ある。
【0130】 図24はオーブン680を図示しており、この中を、屠殺製品686が搬送さ
れるコンベヤベルト684が矢印682の方向に動く。コンベヤベルト684の
上方において固定位置に配置された赤外線カメラ688は、通過して行く屠殺製
品686の位置及び温度を記録して、点線692により表したように、この情報
をデータ処理システム690へ送る。データ処理システム690は、前記データ
処理システム12、50、82、120、132、160、230、250、2
80、320、360、386、420、460、510、580、610また
は670の一部を形成するかまたはそれらに連結可能であるが、屠殺製品686
の位置及び温度を利用して、点線694により表したように、コンベヤベルト6
84の速度及び他の入力データを制御するとともに、双方向矢印696の方向に
移動可能であって一方の端部において選択された小さいまたは超過加熱された屠
殺製品686に冷たい炭酸ガスを噴射するために使用可能なヘッド700を担持
するアーム698の配置を制御し、この結果、オーブン680における調理処理
が各屠殺製品686について最適に進行する。超過加熱された屠殺製品686に
関するデータは点線702により表したように上流の処理に送り返すことができ
るが、その目的は、これらの処理において処置が取られて、赤外線カメラ688
の場所において対応の屠殺製品686の温度が長期間体制で下がり所望の値にさ
らに近づくようにすることである。
【0131】 図25及び26は、オーブン710を図示しており、この中を、屠殺製品71
6が、コンベヤベルト712により矢印714の方向に搬送される。
【0132】 点線718により図示されたように、屠殺製品716の温度及び/または重量
は、それらがオーブン710を通過させられた前(図25)または後(図26)
に測定することができ、また、データ処理システム720は、点線722により
表したように、この情報を利用して、オーブン710における処理の温度または
滞留時間など1つまたはそれ以上のパラメータを調節することができる。データ
処理システム720は、前記データ処理システム12、50、82、120、1
32、160、230、250、280、320、360、386、420、4
60、510、580、610、670または690の一部を形成するかまたは
それらに連結可能である。
【0133】 図3、4a、6から11、13aから13f、14a、14b、15、17、
21及び23に図示したように、スイッチ及び/またはピボットアーム及び/ま
たはバイパスコンベヤトラック及び/または選択的搬送装置を制御することによ
る1つまたはそれ以上の処理における特定のルーティングの選択は、図示したそ
れらの他の処理においても行われる可能性があることにさらに留意すべきである
【0134】 最後に、本発明による方法の例はこの方法の図解をさらに提供するために示さ
れている。
【0135】 特定の数の「伝統的」屠殺製品を供給するために、鳥を処理してこのような屠
殺製品を製造する際に、全ての鳥が同じ処理を辿ることは不都合となるが、それ
は、必ずしも全ての鳥が負わされた品質の要求を満たす訳ではないことから、こ
れにより廃棄物が生じるからである。本発明による方法において、特定の品質の
所望の数の鳥が放血された後、それは数えることにより確認されるが、他の屠殺
製品に切り替えることができる。しかしながら、放血後に(折れた翼のように)
許容不可能に品質が落ちる可能性がなおある場合には、異なる屠殺製品に切り替
えることができるが、これは、例えば、所望の数の鳥が頭部熱処理ステーション
に到達した場合に限る。超過数の鳥が「伝統的」目的のために初期処理を受けた
ことをここで判断すべきである場合、または品質の欠点が後に明らかとなったこ
とにより、鳥が「伝統的」屠殺製品としての使用には不適当となった場合には、
余剰のまたは不適当な鳥が他の屠殺製品へ処理され得る。よって、その付加価値
は余剰のまたは欠点のある「伝統的」屠殺製品の場合の付加価値より高くなるが
、これらは割り引きをして販売されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1a】 本発明の基本原理を図示したブロック図を示す。
【図1b】 屠殺製品についての情報を集める種々の方法に関し部分的にはブロック図の形
式の概略斜視図を示す。
【図2】 肉処理工場の内外における処理の、部分的にはブロック図の形式の概略斜視図
を示す。
【図3】 肉処理工場において家禽を気絶させるための設備の、部分的にはブロック図の
形式の概略斜視図を示す。
【図4a】 肉処理工場において家禽を殺すための装置の、部分的にはブロック図の形式の
概略斜視図を示す。
【図4b】 図4aに図示した装置における鳥に実行された処理の結果の概略斜視図を示す
【図4c】 図4aに図示した装置における鳥に実行された処理の結果の概略斜視図を示す
【図5】 家禽の電気刺激のための装置の、部分的にはブロック図の形式の概略斜視図を
示す。
【図6】 家禽を熱処理するための装置の、部分的にはブロック図の形式の概略斜視図を
示す。
【図7】 図6による装置の変形例を拡大して図示する。
【図8】 図6による装置の別の変形例を拡大して図示する。
【図9】 家禽の羽をむしり取るための装置の部分的にはブロック図の形式の概略斜視図
を示す。
【図10】 熱処理装置及び羽むしり装置と、その間に配置された装置の部分的にはブロッ
ク図の形式の概略斜視図を示す。
【図11】 頭部引っ張り装置の部分的にはブロック図の形式の概略斜視図を示す。
【図12】 脚部切断装置の部分的にはブロック図の形式の概略斜視図を示す。
【図13a】 搬送及び解放装置の部分的にはブロック図の形式の概略斜視図を示す。
【図13b】 搬送及び解放装置の部分的にはブロック図の形式の概略斜視図を示す。
【図13c】 搬送及び解放装置の詳細を示し部分的にはブロック図の形式の概略斜視図を示
す。
【図13d】 搬送及び解放装置の部分的にはブロック図の形式の概略斜視図を示す。
【図13e】 搬送及び解放装置の詳細を示し部分的にはブロック図の形式の概略斜視図を示
す。
【図13f】 搬送及び解放装置の部分的にはブロック図の形式の概略斜視図を示す。
【図14a】 廃棄物除去装置の部分的にはブロック図の形式の概略斜視図を示す。
【図14b】 廃棄物除去装置の部分的にはブロック図の形式の概略斜視図を示す。
【図15】 調理準備ラインの部分的にはブロック図の形式の概略斜視図を示す。
【図15a】 図15に示した調理準備ラインにおいて実行される処理の詳細の斜視図を示す
【図15b】 図15に示した調理準備ラインにおいて実行される処理の詳細の斜視図を示す
【図15c】 図15に示した調理準備ラインにおいて実行される処理の詳細の斜視図を示す
【図16】 蒸気キャビネット及び皮除去装置の部分的にはブロック図の形式の概略斜視図
を示す。
【図17】 種々の冷却装置の部分的にはブロック図の形式の概略斜視図を示す。
【図18】 家禽を固く縛るための処理ステーションの概略斜視図を示す。
【図18a】 図18による詳細の斜視図を示す。
【図18b】 図18による詳細の斜視図を示す。
【図18c】 図18による詳細の斜視図を示す。
【図19】 家禽を固く縛るための代替処理ステーションの概略斜視図を示す。
【図20】 ヒレ肉取り装置の部分的にはブロック図の形式の概略斜視図を示す。
【図21】 分割装置の部分的にはブロック図の形式の概略斜視図を示す。
【図22】 ヒレ肉を分割するための処理ステーションの概略斜視図を示す。
【図23】 種々のオーブンの部分的にはブロック図の形式の概略斜視図を示す。
【図23a】 種々のオーブンの部分的にはブロック図の形式の概略斜視図を示す。
【図24】 種々のオーブンの部分的にはブロック図の形式の概略斜視図を示す。
【図25】 種々のオーブンの部分的にはブロック図の形式の概略斜視図を示す。
【図26】 種々のオーブンの部分的にはブロック図の形式の概略斜視図を示す。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年1月5日(2001.1.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正の内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ファン エスブルーク モウリセ エデュ アルデュス テオドリュス オランダ国 エンエル−6681 アーエル ベンネル クーペルストラート 15 (72)発明者 フォン デル ヘイデ ヴィルヘルム ヘ オルヘ オランダ国 エンエル−5825 セーエス オヴェルルーン メーステル ヘンケンス トラート 4 Fターム(参考) 4B011 FA01

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第2の屠殺製品を形成するように第1の屠殺製品を処理する
    ための方法であって: 1つまたはそれ以上の処理ステーションにおいて行われる処理の少なくとも1
    つのパラメータが調節可能である前記処理ステーションを設けること; 前記第1及び/または第2の屠殺製品の1つまたはそれ以上の特性に関するデ
    ータを記録すること; 前記処理の少なくとも1つのパラメータと前記第1及び/または第2の屠殺製
    品の1つまたはそれ以上の特性とに関連するデータ間の1つまたはそれ以上の関
    係に関わるデータを記録すること;及び 前記第2の屠殺製品を形成するように前記第1の屠殺製品の処理中に、追加の
    付加価値が得られるような方法で、前記データの少なくとも一部に基づき前記処
    理の少なくとも1つのパラメータを調節することにより前記第2の屠殺製品を形
    成するように、前記第1の屠殺製品の処理を制御すること;を含む屠殺製品を処
    理するための方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の屠殺製品を形成するための前記第1の屠殺製品の
    処理は最大の付加価値が得られるように制御される請求項1による方法。
  3. 【請求項3】 前記1つまたはそれ以上の処理ステーションのうち少なくと
    も1つの利用可能性を示すデータを記録することをさらに含む請求項1または2
    による方法。
  4. 【請求項4】 1つまたはそれ以上の屠殺製品の利用可能性を示すデータを
    記録することをさらに含む請求項1から3による方法。
  5. 【請求項5】 スタッフの利用可能性を示すデータを記録することを さらに含む請求項1から4による方法。
  6. 【請求項6】 前記データのうち少なくとも一部に基づき前記第2の屠殺製
    品を形成するような前記第1の屠殺製品の処理のためのルーティングを選択する
    ことにより、前記第2の屠殺製品を形成するように前記第1の屠殺製品の前記処
    理を制御することさらに含む請求項1から5による方法。
  7. 【請求項7】 第2の屠殺製品を形成するように第1の屠殺製品を処理する
    ための装置であって: 1つまたはそれ以上の処理ステーションにおいて行われる処理の少なくとも1
    つのパラメータが調節可能である前記処理ステーション; 前記第1及び/または第2の屠殺製品の1つまたはそれ以上の特性に関するデ
    ータを記録するための屠殺製品特性記録手段; 前記処理の前記少なくとも1つのパラメータと、前記第1及び/または第2の
    屠殺製品の1つまたはそれ以上の特性とに関するデータ間の1つまたはそれ以上
    の関係に関わるデータを記録するための関係記録手段;及び 前記第2の屠殺製品を形成するように前記第1の屠殺製品を処理中に、追加の
    付加価値が得られるような方法で、前記データの少なくとも一部に基づき前記処
    理の前記少なくとも1つのパラメータを調節することにより前記第2の屠殺製品
    を形成するように、前記第1の屠殺製品の処理を制御するための処理パラメータ
    調節手段を含む屠殺製品を処理するための装置。
  8. 【請求項8】 前記処理パラメータ調節手段は、前記第2の屠殺製品を形成
    するように前記第1の屠殺製品の処理中に、最大の付加価値を得るように適合さ
    れる請求項7による装置。
  9. 【請求項9】 前記1つまたはそれ以上の処理ステーションの利用可能性を
    示すデータを記録するための処理ステーション利用可能性記録手段をさらに含む
    請求項7または8による装置。
  10. 【請求項10】 1つまたはそれ以上の屠殺製品の利用可能性を示すデータ
    を記録するための屠殺製品利用可能性記録手段をさらに含む請求項7から9によ
    る装置。
  11. 【請求項11】 スタッフの利用可能性を示すデータを記録するためのスタ
    ッフ記録手段をさらに含む請求項7から10による装置。
  12. 【請求項12】 前記データの少なくとも一部に基づき前記第2の屠殺製品
    を形成するように前記第1の屠殺製品を処理するためのルーティングを選択する
    ことにより、前記第2の屠殺製品を形成するように前記第1の屠殺製品の処理を
    制御するためのルーティング選択手段をさらに含む請求項7から11による装置
  13. 【請求項13】 前記屠殺製品特性記録手段は、 前記第1または第2の屠殺製品の少なくとも一部に関するデータを入力するた
    めのデータ入力手段(16);及び 前記データ入力手段に接続されたデータ処理システム(12)を含む請求項7
    から12による装置。
  14. 【請求項14】 前記屠殺製品特性記録手段は、 処理前にいくつかの屠殺製品の重量を記録するための第1の計量手段(26、
    34); 前記処理後にいくつかの屠殺製品の割合についての重量を記録するための第2
    の計量手段(34、48);及び 前記第1及び第2の計量手段により測定された重量データを記録するためのデ
    ータ処理システム(50)を含む請求項7から13による装置。
  15. 【請求項15】 前記処理ステーションは、生きている屠殺動物のための気
    絶ステーションであって: 前記屠殺動物を気絶させるための気絶装置(68、80)であって、該気絶装
    置において行われる気絶処理のパラメータを調節するように前記処理パラメータ
    調節手段が適合される前記気絶装置;及び 前記処理パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理システム(82)を
    含む請求項7から14による装置。
  16. 【請求項16】 前記処理ステーションは放血ステーションであって: 屠殺動物の少なくとも1つの血管を開口するための作動領域を有する少なくと
    も1つの血管開口装置(96、98)であって、前記屠殺動物を前記血管開口装
    置の作動領域の内外に移動させるように前記処理パラメータ調節手段が適合され
    る前記血管開口装置;及び 前記処理パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理システム(120)
    を含む請求項7から15による装置。
  17. 【請求項17】 前記気絶ステーションは、前記放血ステーションの下流に
    配置されている請求項15及び16による装置。
  18. 【請求項18】 前記処理ステーションは熱処理ステーションであって: 異なる温度の熱処理液体を入れることを目的とした少なくとも2つのレザーバ
    (148、150)を有する熱処理装置(146)であって、屠殺動物の少なく
    とも一部または屠殺動物のグループを前記第1のレザーバ及び/または前記第2
    のレザーバへ移動させるように前記処理パラメータ調節手段が適合される前記熱
    処理装置;及び 前記処理パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理システム(160)
    を含む請求項7から17による装置。
  19. 【請求項19】 前記処理ステーションは熱処理ステーションであって: 熱処理液体を入れるように適合された少なくとも1つのレザーバ(148、1
    50)を有する熱処理装置(146)であって、熱処理時間及び/または前記熱
    処理液体の温度を調節するように前記処理パラメータ調節手段が適合される前記
    熱処理装置;及び 前記処理パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理システム(160)
    を含む請求項7から18による装置。
  20. 【請求項20】 前記処理ステーションは熱処理ステーションであって: 熱処理液体を入れるように適合された少なくとも1つのレザーバ(180)を
    有する熱処理装置であって、該熱処理装置の前記作動領域の内外に屠殺動物の少
    なくとも頭部を移動させるように前記処理パラメータ調節手段が適合される前記
    熱処理装置;及び 前記処理パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理システム(160)
    を含む請求項7から19による装置。
  21. 【請求項21】 前記処理ステーションはマッサージステーションであって
    : マッサージ装置(214a、214b、214c)の作動領域において1つま
    たはそれ以上の屠殺製品に機械的に作動するように適合された少なくとも1つの
    前記マッサージ装置であって、前記少なくとも1つのマッサージ装置の作動領域
    の内外に前記1つまたはそれ以上の屠殺製品を移動させるように前記処理パラメ
    ータ調節手段が適合される前記マッサージ装置;及び 前記処理パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理システム(230)
    を含む請求項7から20による装置。
  22. 【請求項22】 前記処理ステーションはバッファーステーションであって
    : 前記バッファーステーションの中に屠殺製品を搬送するためのコンベヤ手段(
    244); 前記屠殺製品のバッファーとして働くように適合されたバッファー装置(24
    6、248)であって、前記屠殺製品を前記コンベヤ手段から選択的に取り出し
    それらに前記バッファー装置においてバッファーとして働き次に前記屠殺製品を
    前記バッファー装置から前記コンベヤ手段へ選択的に供給するように、前記処理
    パラメータ調節手段が適合される前記バッファー装置;及び 前記処理パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理システム(250)
    を含む請求項7から21による装置。
  23. 【請求項23】 前記処理ステーションは頭部引っ張りステーションであっ
    て: 頭部引っ張り装置(265)の作動領域において1つまたはそれ以上の屠殺動
    物の頭部をもぎ取るように適合された前記頭部引っ張り装置であって、前記1つ
    またはそれ以上の屠殺動物を前記頭部引っ張り装置の作動領域の内外に移動させ
    るように前記処理パラメータ調節手段が適合される前記頭部引っ張り装置;及び 前記処理パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理システム(280)
    を含む請求項7から22による装置。
  24. 【請求項24】 前記処理ステーションは切断ステーションであって: 切断装置(312、314)の作動領域において1つまたはそれ以上の屠殺製
    品に切れ目を入れるように適合された前記少なくとも1つの切断装置であって、
    前記少なくとも1つの切断装置の作動領域の内外に前記1つまたはそれ以上の屠
    殺製品を移動させるために前記少なくとも1つの切断装置を移動するように前記
    処理パラメータ調節手段が適合される前記切断装置;及び 処理パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理システム(320)を含
    む請求項7から23による装置。
  25. 【請求項25】 前記処理ステーションは、処理ツール(344)に接続さ
    れ壁(330)の制御溝(332)において移動可能な従動ローラー(348)
    により決定される動きを伴う前記処理ツールを含み、 前記壁及び前記従動ローラーを相互に移動させるための駆動手段が設けられ、 前記溝は、分岐点の位置において少なくとも2つの隣接して続く溝(332a
    、332b)において連続しているとともに、前記溝は、連続した溝のうち一つ
    へ前記従動ローラーを案内するために、前記分岐点の位置において少なくとも2
    つの位置に調節可能なスイッチ機構(356)を含み、 前記処理パラメータ調節手段は前記スイッチ機構を特定の位置に配置するよう
    に適合され、 前記処理パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理システム(360)
    が設けられた請求項7から24による装置。
  26. 【請求項26】 前記処理ステーションは、廃棄物除去ステーションであっ
    て: 前記廃棄物除去ステーションの作動領域において不用な屠殺製品を除去するた
    めの少なくとも1つの廃棄物除去装置(388、390)であって、前記不用な
    屠殺製品を前記廃棄物除去装置の作動領域の内外に移動させるように前記処理パ
    ラメータ調節手段が適合される前記廃棄物除去装置;及び 前記処理パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理システム(384)
    を含む請求項7から25による装置。
  27. 【請求項27】 それぞれが作動領域を有するいくつかの処理ステーション
    (400a、400b、400c、400d、400e)であって、処理手段に
    対して上流で記録されたデータに基づき前記処理ステーションの各作動領域の内
    外へ1つまたはそれ以上の屠殺製品を移動させるように前記処理パラメータ調節
    手段が適合される前記処理ステーション;及び 前記処理パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理システム(420)
    を含む請求項7から26による装置。
  28. 【請求項28】 前記処理ステーションは補正ステーションであって: 以前に屠殺製品に行われた処理を補正するように適合された補正装置(439
    );及び 前記処理パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理システム(460)
    を含む請求項7から27による装置。
  29. 【請求項29】 前記処理ステーションは冷却ステーションであって: 種々の方法で屠殺製品を冷却するように適合されたいくつかの冷却装置(47
    0、480、492、496); 前記冷却装置の一つまたはそれ以上へ前記屠殺製品を搬送するための搬送装置
    (516)であって、前記屠殺製品の測定された重量または確定された品質に基
    づき、前記屠殺製品を前記搬送装置へ搬送するように前記処理パラメータ調節手
    段が適合される前記搬送装置;及び 前記処理パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理システム(510)
    を含む請求項7から28による装置。
  30. 【請求項30】 前記屠殺製品特性記録手段は、所定の方法で屠殺製品を製
    品キャリヤに接続するように適合されている請求項7から29による装置。
  31. 【請求項31】 前記処理ステーション(570d)は: 処理装置(576)の作動領域において1つまたはそれ以上の屠殺製品に処理
    を行うように適合された前記処理装置であって、前記屠殺製品が前記処理装置の
    作動領域の内外に配置されるような方法で前記処理装置の少なくとも一部を移動
    するように前記処理パラメータ調節手段が適合される前記処理装置;及び 前記処理パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理システム(580)
    を含む請求項7から30による装置。
  32. 【請求項32】 前記屠殺製品特性記録手段は、所定の方法で屠殺製品を配
    置するように適合される請求項7から31による装置。
  33. 【請求項33】 前記処理ステーションは、熱加工ステーションであって: 第1の出口(664)及び第2の出口(652)を有するオーブン(640)
    であって、屠殺製品を前記オーブンから前記第1の出口を経てまたは前記第2の
    出口を経て移動するように前記処理パラメータ調節手段が適合される前記オーブ
    ン;及び 前記処理パラメータ調節手段を制御するためのデータ処理システム(670)
    を含む請求項7から32による装置。
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