JP2014527800A - 屠殺された家禽を加工するための方法および設備 - Google Patents

屠殺された家禽を加工するための方法および設備 Download PDF

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Abstract

屠殺された家禽を加工する方法。屠殺された家禽のオーブンで温めるだけの枝肉が供給コンベア(2)によって運ばれ、供給コンベアは、無端走路と、その走路に沿って移動されるとともに脚から吊り下げられた1つの枝肉を支持する搬送器具(2a)とを備える。個々の各枝肉に、計量装置(4)による個々の枝肉の重量の決定、撮像装置による個々の枝肉の大きさの決定のうち少なくとも一方が行われる。枝肉を各部に分割するために、第1および第2の切断ライン(10,20)が用いられ、切断ラインの各々は、関連する切断ラインコンベア(11,21)を備え、切断ラインコンベアは、無端走路と、その走路に沿って移動されるとともに、各々が脚から吊り下げられた1つの枝肉を支持する搬送器具(11a,21a)とを備える。切断ラインの各々は、走路に沿って配置された切断装置(12,22)を備え、この切断装置は切断ラインコンベアの搬送器具によって支持された枝肉を各部に分割する。

Description

本発明の第1の態様は、オーブンで温めるだけの枝肉を切断ラインで各部に分割する、屠殺された家禽の加工に関する。
先行技術から、オーブンで温めるだけの家禽の枝肉を、供給コンベアと枝肉がその供給コンベアから供給される複数の切断ラインとを有する設備で切断することが、公知となっている。
複数の切断ラインを設けることは、切断ラインで加工されることになる枝肉が異なる大きさであるため、そもそも行われている。切断ラインでの加工から最適な結果を得るために、各切断ラインを特定の範囲の大きさの枝肉に対して設定し、それによって、各切断ラインの1つまたは複数の切断装置によって行われる切断動作が最適な結果を生み出すようにすることが、一般的となっている。家禽切断装置の中には1つまたは複数の切断具をリアルタイムで自動調整できるものもあることが知られており、枝肉の大きさが特定の範囲内にある場合、その性能はさらに高められる。
枝肉は、脚から吊り下げられるとともに供給コンベアの各搬送器具が単一の枝肉を支持した状態で、供給コンベアによって運ばれる。また、切断ラインの各々のコンベアは、それの搬送器具が脚によって搬送器具から吊り下げられた単一の枝肉を支持するように、具体化されている。各切断ラインでは、回転式の上方フック装置として大抵具体化されている移送装置が設けられ、その移送装置は、供給コンベアの搬送器具から切断ラインコンベアの搬送器具へと枝肉を移送する。
先行技術から、このような設備において、個々の枝肉の重量をそれぞれ測る計量器を設けることが、公知となっている。枝肉の重量が枝肉の大きさをほぼ表していると通常考えられるため、オーブンで温めるだけの枝肉の各々をそれの重量に基づいて特定の切断ラインに振り分けるコンピュータによる生産制御システムを設備に設けることが公知となっている。この先行技術の手法の例は、米国特許第4813101号および米国特許第5453045号に開示されている。
米国特許第5326311号には、撮像装置による個々の枝肉の大きさの決定に基づいて、また枝肉の重量の決定と可能であれば組み合わせて、区分ごとに分類してその結果で特定の切断ラインに振り分けることを考慮したオーブンで温めるだけの枝肉の分類が、開示されている。撮像装置は、枝肉の1つまたは複数の寸法、枝肉の形状または輪郭などを決定するように具体化されてもよい。
米国特許第5326311号には、3つの平行な切断ラインを有する家禽加工設備が説明されており、それら切断ラインのうちの1つは小さな大きさの枝肉用に設定され、別の1つは中間の大きさの枝肉用に設定され、さらに別の1つは大きな大きさの枝肉用に設定されている。設備において、それぞれが異なる枝肉大きさ区分に対して設定された3つの切断ラインを設けることは、枝肉の切断加工の結果を考慮すると有益であるかもしれないが、多くの(可能性のある)家禽工場の所有者は、関連する投資および運転コストのため、このような設備を所有することに対して消極的である。
そのため、この方式の設備は、切断ラインを2つだけ有し、一方の切断ラインが比較的小さい枝肉を加工するために設定され、他方の切断ラインが比較的大きい枝肉を加工するために通常設定されることの方が、より一般的となっている。
米国特許第4483047号は、請求項1から9の前提部に基づいて、2つの切断ラインを備えた設備を開示しており、その設備では、コンピュータによる制御システムが、供給コンベアによって運ばれる重量の測られた枝肉の各々を、2つの区分、つまり
- 枝肉の重量が重量限度を下回る場合は軽量区分、
- 枝肉の重量がこの重量限度を上回る場合は重量区分
のうちの一方に分類する。この公知の実施形態では、軽量区分の枝肉は供給コンベアから第1の切断ラインコンベアへと移送され、重量区分の枝肉は供給コンベアから第2の切断ラインコンベアへと移送される。
また、関連する投資および運転コストの観点において、2つの切断ラインを備えた家禽加工設備に関しては、2つの切断ラインの枝肉を加工する能力の合計が、切断ラインの過度の空運転を回避するなどのために、供給コンベアの能力と等しいか、または、その能力を少しだけ上回ることが一般的である。
一部の実施形態では、枝肉を切断ラインに移送するために使われる公知の移送装置は、一般的に4から10カ所の緩衝位置である、限られた数の枝肉のための緩衝部を備えて、供給コンベアと切断ラインコンベアとの間の移行において枝肉を一時的に緩衝する。例が、米国特許第7837540号に開示されている。
実際には、2つの切断ラインの設備を運転するとき、一団の鳥の加工の間にかなり頻繁に、移送装置と関連する切断ラインとの組合せの能力は、緩衝部が設けられていても、少なくとも一時的に、それぞれの区分のすべての枝肉を受け入れるのに不十分となる状況が生じることがわかる。そのとき、そのことが操作者に信号で送られ、そして操作者は、枝肉を他の区分に再度振り分けて他の切断ラインで加工させるか、または、例えば排出ステーションにおいて、多くの枝肉を供給コンベアから排出するかを決定できる。これは、加工された枝肉の品質および/または生産量の低下を必然的に伴うことになり、枝肉の一部の(人手による)再作業を必要とする可能性があり、また、操作者に対して望ましくない負担をもたらす可能性がある。
米国特許第4813101号明細書 米国特許第5453045号明細書 米国特許第5326311号明細書 米国特許第4483047号明細書 米国特許第7837540号明細書
本発明は、改良された2つの切断ラインの家禽の枝肉を加工する方法と、家禽の枝肉を2つの切断ラインで加工するための設備とを提供して、前述の問題の多くのうちの1つを克服または軽減することを目的とする。
本発明の第1の態様によれば、本発明は、請求項1の前提部による方法を提供し、その方法は、
コンピュータによる生産制御システムは、供給コンベアによって運ばれるとともに2つの切断ラインのうちの1つで加工されることになる枝肉の各々を、3つの区分、すなわち、
- 小さい枝肉大きさ区分、
- 大きい枝肉大きさ区分、
- 中間の枝肉大きさ区分
のうちの1つに分類し、
コンピュータによる生産制御システムは、第1の移送装置と第1の切断ラインコンベアとの組合せに関して、および、第2の移送装置と第2の切断ラインコンベアとの組合せに関して、小さい枝肉大きさ区分および大きい枝肉大きさ区分のそれぞれの枝肉を供給コンベアから受け入れる組合せの各々の能力を、リアルタイムで決定し、
生産制御システムは、第1の移送装置と第1の切断ラインコンベアとの組合せに関して、および、第2の移送装置と第2の切断ラインコンベアとの組合せに関して、小さい枝肉大きさ区分および大きい枝肉大きさ区分の枝肉が、可能な最大限の度合いで、それぞれの組合せに振り分けられた状況において、供給コンベアから枝肉を受け入れるそれぞれの残存能力を、リアルタイムで決定し、
生産制御システムは、組合せの各々の決定された残存能力に基づいて、中間の枝肉大きさ区分の枝肉が組合せに対して分配されるように、第1および第2の移送装置を制御する
ことを特徴とする。
好ましい実施形態では、枝肉を上記の3つの区分のうちの1つにコンピュータにより分類することは、個々の各枝肉の重量に主としてまたは単独で基づいて行われる。ここで、生産制御システムは、第1の重量制限と、第1の重量制限より高い第2の重量制限とを利用することも考えられる。枝肉は以下のように区分される。
- 枝肉の重量が第1の重量制限を下回る場合は、小さい枝肉大きさ区分。
- 枝肉の重量が、第1の重量制限より高い第2の重量制限を上回る場合は、大きい枝肉大きさ区分。
- 枝肉の重量が第1の重量制限と第2の重量制限との間の場合は、中間の大きさ区分。
重量が、コンピュータによる制御システムによって行われる分類ルーチンにおける一次の要因で用いられ、かつ、各枝肉の撮像も行われる場合、制御システムは、撮像結果が分類ルーチンにおける二次の要因として用いられるように構成されてもよい。例えば、枝肉が第1の重量制限または第2の重量制限に近い重量である場合に、重量制限によって範囲が定められる2つの区分のどちらに枝肉が実際に分類されるかを決定するために、撮像結果が用いられてもよい。
本発明は、オーブンで温めるだけの枝肉を2つの切断ラインで加工するため、および、オーブンで温めるだけの枝肉全体を3つの区分に区分けするために、中間の枝肉大きさ区分からの枝肉を吸収する切断ラインの残存能力に応じて、中間の枝肉大きさ区分の枝肉を2つの切断ラインのうちの一方に割り当てる自由度を備える制御システムを提供する。
鶏の枝肉に関する実際の実施形態では、第1の重量制限と第2の重量制限との間での重量の差は、150から300グラムの間で選択され得る。また、一団の(推定された)割合が、第1の重量制限と第2の重量制限との間の重量、例えば、一団のうちの20%から40%の間の重量を有するように、2つの制限の間の重量の差が選択される方法の実施形態を考えることもできる。
本発明の手法は、先行技術の2つの切断ラインを備えた設備での「2つの区分の手法」に関連して上記で説明した不十分な能力の問題を大幅に緩和する一方、同時に、工場の所有者に対して、第3の平行な切断ラインを設けることを省かせることができる。
好ましいとされるのは、2つの切断ラインの切断装置が、小さい枝肉大きさ区分または大きい枝肉大きさ区分のそれぞれの枝肉とともに、中間の枝肉大きさ区分の枝肉を加工するように設定されることである。したがって、両ラインは、中間の枝肉大きさ区分からの枝肉を、許容可能な結果で加工するように設定される。
好ましい実施形態では、コンピュータによる生産制御システムは、いくつかの選択肢が考えられる不十分能力ルーチンを、リアルタイムで提供する。
実施形態では、コンピュータによる生産制御システムは、組合せの一方または両方に関して、小さい枝肉大きさ区分および大きい枝肉大きさ区分のそれぞれの枝肉を、供給コンベアから受け入れる能力が不十分である場合に、リアルタイムで操作者に対して操作者警告信号を提供する。
実施形態では、制御システムは、操作者が、第1の移送装置および第2の移送装置を介することなく、例えば、供給ラインに沿う排出ステーションにおいて枝肉を排出することによって、供給ラインから枝肉をリアルタイムで除去することができるように構成され、その場合には、例えば、枝肉は、切断ラインの加工のために、設備に後で再び導入させることができるように、回収される。
実施形態では、制御システムは、排出ステーションの存在/操作との組合せで、または、単独で、小さい枝肉大きさ区分または大きい枝肉大きさ区分の1つまたは複数の枝肉を3つの区分のうちの別の区分に再び振り分けるために、操作者が、コンピュータによる枝肉の区分の分類の再定義を制御できるように構成されてもよい。これは、枝肉が「不適切な切断ライン」で加工される可能性があるため、このような再定義から得られる家禽製品の品質の低下、肉の損失などを伴う可能性がある。しかしながら、本発明の方法は、2つの切断ラインに関する先行技術の「2つの区分の手法」と比較して、この状況の発生を著しく低下させる。
別の実施形態では、不十分能力ルーチンは、枝肉の元々の分類の再定義を制御するアルゴリズムを含み、その場合、この再定義は、例えば、再定義の提案の認可を要求するために、または、再定義が行われたことを単に示すものとして、操作者に信号で送られる。
また、コンピュータによる制御システムの他の不十分能力ルーチンも可能である。
好ましい実施形態では、先行技術から公知のように、移送装置と切断ラインとの組合せの各々が、供給ラインから排出される1つまたは複数の枝肉を一時的に保管することができる緩衝部を備えることも考えられる。緩衝部の存在は、小さい大きさ区分および大きい大きさ区分のすべての枝肉が、適切な切断ラインへと実際に移送され得る可能性を高める。
実施形態では、コンピュータによる制御システムは、中間の枝肉大きさ区分の枝肉を2つの切断ラインに対して分配するとき、それら中間の枝肉大きさ区分の枝肉を、何ら追加的に区別することなく、つまり、例えば、実際の重量を考慮するといったことなく、「すべて同じ」として処理することも考えられる。
本システムの代替の実施形態では、この中間の区分の枝肉の実際の枝肉重量は、小さい枝肉大きさの組合せ、または、大きい枝肉大きさの組合せのいずれかへの枝肉の移送における決定過程において、考慮される。
実施形態では、3つの区分を定める第1の重量制限および第2の重量制限が、例えば、設備の運転の間の再計算による、「流動的な制限」となり得ることが考えられ、例えば、制限は、加工される新しい一団に対して再設定されるか、または、一団の加工の間に評価される(例えば、一団の代表的な標本群内で検出されたとおりに、重量配分に対する制限を調整する)。
実施形態では、小さい枝肉大きさ区分は、枝肉の重量の上限として第1の重量制限Aを有するだけでなく、下限の重量制限も有する。したがって、制御システムは、実施形態では、例えば、非常に軽い枝肉が回収される排出ステーションにおいて、第1の移送装置および第2の移送装置ではなくて他の手段によって、供給コンベアから非常に軽い枝肉を排出するように適合される。
実施形態では、大きい枝肉大きさ区分は、枝肉の重量の下限として第2の重量制限Bを有するだけでなく、上限の重量制限も有する。したがって、制御システムは、実施形態では、例えば、非常に重い枝肉が回収される排出ステーションにおいて、第1の移送装置および第2の移送装置ではなくて他の手段によって、供給コンベアから非常に重い枝肉を排出するように適合される。
また、方法は、2つの切断ラインのいずれによっても加工されることがなく、例えば、供給ラインによって梱包ステーションまたは回収ステーションに送られることになるといった、別の方法で加工されることになる枝肉を表す別の重量範囲が、コンピュータによる制御システムによって定義されて用いられることも含み得る。例えば、非常に重たい枝肉は、それ自体にさらなる処理が行われることなく、全体がオーブンで温めるだけの枝肉として、回収されて梱包されることも考えられる。
また、方法は、特定の枝肉が、例えば、枝肉に行われた初期の観察のためや、枝肉の異常な形状や破損部分のため(例えば、X線撮像によって確かめられる)など、「いずれの切断ラインによっても加工されない」として割り当てられることも含み得る。これらの個々に識別された枝肉は、供給コンベアによって専用の排出ステーションへと送られることも考えることができる。
本発明の第1の態様は、運転時に、方法を実施するように適合された家禽加工設備にも関する。
本発明の第2の態様は、家禽の切身を切り取るために、例えば前半分といった枝胸肉部が切身ラインで加工される、屠殺された家禽を加工するための方法に関する。
オーブンで温めるだけの枝肉全体を各部に切断することについて上記で説明したように、各々がそれぞれの大きさの範囲の枝肉を取り扱うように設定された2つの切断ラインだけを利用することは、一般的であり、十分に受け入れられている。家禽の枝胸肉部を切身にするために、例えば、3つから6つの間の切身ラインといった、2つを超える切身ラインを利用することは公知である。したがって、各切身ラインは、それぞれの大きさ区分の枝胸肉部を取り扱うように設定される。切断と比較して、枝胸肉部をより多いが基本的にはより狭い区分に分類することは、切身加工においてより多くの最適な結果を得るためにそもそも行われる。一般的に、胸の切身は、最も好まれる家禽の肉として評価されている。各切身ラインが、この手法では、比較的小さい大きさ範囲として取り扱うだけであるため、各切身ラインに関する装置および関連する器具は、そのような大きさの範囲に対して最適化させることができる。
切断ラインの状況におけるように、工場運用者は、経済的に運用することを好む。実際、これは、切身ラインの組み合わされた能力が、供給コンベアの能力と等しいか、または、その能力を少しだけ上回ることを意味する。そうでなければ、空運転が非経済的な規模で発生することになる。
本発明の第2の態様は、切断ラインと関連して説明された「2つの家禽の枝肉部加工ライン、3つの区分の手法」を、改良された切身方法を得るために、有利に用いることもできるという見識に基づいている。
本発明の第2の態様は、請求項2による、屠殺された家禽を加工するための方法を提供する。
この方法では、屠殺された家禽の枝胸肉部が供給コンベアによって運ばれ、供給コンベアは、次々と流れてくる個々の枝胸肉部分を連続的に順番で運ぶ。
供給コンベアは、枝胸肉部が連続的に順番で運ばれるベルトコンベアとして具体化することができると考えられ、好ましくは、1つの胸部が搬送の方向において隣の胸部から離間されている。別の設計では、供給コンベアは、個々の各胸部に対して、搬送器具または容器を備えてもよい。
個々の各枝胸肉部に、
- 計量装置による個々の枝胸肉部の重量の決定、
- 撮像装置による個々の枝胸肉部の大きさの決定
のうちの少なくとも一方が行われると考えられる。
枝胸肉部を切身にするために、Nが2以上の整数であり、少なくとも第1の切身ラインおよび第2の切身ラインを備えるN列の切身ラインが用いられる。各切身ラインは、それぞれの枝胸肉部大きさ区分に分類された枝肉部を加工するために、設定および使用される。
例えば、2つの切身ラインの状況では、1つの切身ラインが比較的小さい大きさの胸部を処理するために設定され、他の切身ラインが比較的大きい大きさの胸部を処理するために設定されることが考えられる。
切身ラインの各々は、関連する切身ラインコンベアを備え、切身ラインコンベアは、無端走路と、走路に沿って移動されるとともに、各々が1つの枝胸肉部を支持するように適合されている搬送器具とを備える。搬送器具は、例えば、胸部の体内空洞部内に導入される錐体もしくは心棒として、または、胸部が留め付けられる支持ブロックとして、具体化されてもよい。
各切身ラインは、例えば、切断、掻爬、皮除去などの1つまたは複数のための器具を備えた1つまたは複数の切身加工装置を備え、それら切身加工装置は走路に沿って配置される。これら1つまたは複数の切身加工装置は、切身ラインコンベアの搬送器具によって支持された枝胸肉部に切身加工処理を行う。望ましい場合、公知のように、切身ラインは、主に手作業で切身処理を行うために人員を配置できる1つまたは複数の切身作業者ステーションを備えてもよい。
切身ラインは、枝胸肉部から、内部切身および/または外部切身だけでなく、背肉および肩肉など、可能であれば切身と一体のままとされる1つまたは複数の他の肉部分を、枝胸肉部から除去するように構成されてもよい。
望ましい場合、切身ラインは、例えば、翼または首を除去するために、一部分が切身ラインの搬送器具によって保持される枝胸肉部から切断されない切断処理を行う1つまたは複数の切断装置を備えてもよい。その例は、EP1917859に開示されている。
設備はN個の移送装置を備え、移送装置の各々は、供給コンベアと切身ラインコンベアの各々との間に配置され、枝胸肉部を供給コンベアから切身ラインコンベアへと移送するようになっている。
例えば、第1の移送装置は、供給コンベアと第1の切身ラインコンベアとの間に配置され、枝胸肉部を供給コンベアから第1の切身ラインコンベアへと移送する。第2の移送装置は、供給コンベアと第2の切身ラインコンベアとの間に配置され、枝肉を供給コンベアから第2の切身ラインコンベアへと移送する。
これらの移送装置は、例えば、コンベアベルト、および、枝肉部を移送装置のコンベアベルトに置くために供給コンベアから枝肉部を排出する関連する排出装置としてそれぞれ具体化されてもよい。移送装置にコンベアベルトのある実施形態では、人員が枝胸肉部をベルトから拾い上げて切身ラインの搬送器具に置く実施形態が考えられる。移送装置は、代替で、枝胸肉部を、例えば、供給コンベアから直接的に、または、移送装置の一部を形成するコンベアから切身ラインの搬送器具へと自動で移送するように、具体化されてもよい。
本発明の第2の態様では、計量装置および/または撮像装置によって行われた個々の各枝胸肉部の決定に基づいて、供給コンベアによって運ばれた枝胸肉部の各々を、第1の枝胸肉部大きさ区分および第2の枝胸肉部大きさ区分を少なくとも含みつつ各々が異なる大きさの枝胸肉部を収めるN個の区分のうちの1つの枝胸肉部大きさ区分に分類するコンピュータによる生産制御が用いられる。
生産制御システムは、枝胸肉部大きさ区分の各々における枝胸肉部が、可能な最大限の度合いで、供給コンベアからそれぞれの切身ラインコンベアへと移送されるように、移送装置の各々を制御する。
コンピュータによる生産制御システムは、各1対の隣接する枝胸肉部区分同士の間の中間の枝胸肉部大きさ区分を用いる。
コンピュータによる生産制御システムは、供給コンベアによって運ばれるとともに、1対の隣接する胸肉部区分のうちの一方に各々が対応する2つの切身ラインのうちの一方によって加工されることになる枝胸肉部の各々を、3つの区分、すなわち、
- 第1の枝胸肉部大きさ区分、
- 第2の枝胸肉部大きさ区分、
- 中間の枝胸肉部大きさ区分
のうちの1つに分類する。
コンピュータによる生産制御システムは、第1の切身ラインコンベアと対応する第1の移送装置との組合せに関して、および、第2の切身ラインコンベアと対応する第2の移送装置との組合せに関して、第1の枝胸肉部の大きさ区分および第2の枝胸肉部の大きさ区分のそれぞれの枝胸肉部を供給コンベアから受け入れる組合せの各々の能力を、リアルタイムで決定する。
生産制御システムは、第1の移送装置と第1の切身ラインコンベアとの組合せに関して、および、第2の移送装置と第2の切身ラインコンベアとの組合せに関して、第1の枝胸肉部大きさ区分および第2の枝胸肉部大きさ区分の枝胸肉部が、可能な最大限の度合いで、それぞれの組合せに振り分けられた状況において、供給コンベアから枝胸肉部を受け入れるそれぞれの残存能力を、リアルタイムで決定する。
生産制御システムは、中間の枝胸肉部大きさ区分の枝胸肉部が、組合せの各々の決定された残存能力に基づいて、組合せに対して分配されるように、第1および第2の移送装置を制御する。
当業者は、2つ以上の切身ラインと、N個の区分のうちの1つ、または、1つまたは複数の中間区分のうちの1つに切身にされることになる枝胸肉部を分類するコンピュータによる制御システムとを備えたこの方法は、切断ラインを備えた方法に関連して上記で説明したように、生産量の向上と、操作者の労力の低減と、限定的な投資および運用コストとの同じ利点をもたらすことを理解することであろう。
好ましい実施形態では、枝肉を第1の区分もしくは第2の区分、または中間の区分へとコンピュータにより分類することは、個々の各枝肉の重量に主としてまたは単独で基づいて行われる。ここで、生産制御システムは、第1の重量制限と、第1の重量制限より高い第2の重量制限とを利用することも考えられる。そして、枝肉は以下のように区分される。
- 枝肉の重量が第1の重量制限を下回る場合は、第1の枝肉大きさ区分。
- 枝肉の重量が、第1の重量制限より高い第2の重量制限を上回る場合は、第2の枝肉大きさ区分。
- 枝肉の重量が第1の重量制限と第2の重量制限との間の場合は、中間の大きさ区分。
本発明の第2の態様では、重量が、コンピュータによる制御システムによって行われる分類ルーチンにおける一次の要因で用いられ、かつ、各枝胸肉部の撮像も行われる場合、制御システムは、撮像結果が分類ルーチンにおける二次の要因として用いられるように構成されてもよい。例えば、枝胸肉部が第1の重量制限または第2の重量制限に近い重量である場合、重量制限によって範囲が定められる2つの区分のどちらに枝胸肉部が実際に分類されるかを決定するために、撮像結果が用いられてもよい。
本発明の手法は、先行技術の2つの切断ラインを備えた設備での「2つの区分の手法」に関連して上記で説明した不十分な能力の問題の頻繁な発生を大幅に回避する。この問題は、N列の切身ラインを備えた工場においても起こる。
本発明の第1の態様に関連して説明したように、好ましい実施形態では、コンピュータによる生産制御システムは、前述と同じ選択肢が考えられる不十分能力ルーチンを、リアルタイムで提供する。
好ましい実施形態では、先行技術から公知のように、移送装置と切身ラインとの組合せの各々は、供給ラインから排出される1つまたは複数の枝胸肉部を一時的に保管することができる緩衝部を備えることも考えられ、この緩衝部は、例えば、移送装置のベルトコンベアによって形成される。緩衝部の存在は、比較的小さい枝胸肉部大きさ区分および比較的大きい枝胸肉部大きさ区分のすべての枝胸肉部が、適切な切身ラインへと実際に移送され得る可能性を高める。
実施形態では、まさに本発明の第1の態様において、コンピュータによる制御システムは、中間の枝胸肉部大きさ区分の枝胸肉部を、隣り合う枝肉部大きさ区分を取り扱う1対の切身ラインの2つの切身ラインに対して分配するとき、それら中間の枝胸肉部大きさ区分の枝胸肉部を、何ら追加的に区別することなく、つまり、例えば、実際の重量を考慮するといったことなく、「すべて同じ」として処理することも考えられる。
本システムの代替の実施形態では、この中間の区分の枝胸肉部の実際の重量は、比較的小さい枝肉大きさの組合せ、または、比較的大きい枝肉大きさの組合せのいずれかへの枝胸肉部の移送における決定過程において、考慮される。
本発明の第1の態様に関連して説明したように、実施形態では、3つの区分を定める第1の重量制限および第2の重量制限が、流動的な制限となり得ることが考えられる。
また、方法は、特定の枝胸肉部が、例えば、枝肉に行われた初期の観察のためや、枝肉の異常な形状や破損部分のため(例えば、X線撮像によって確かめられる)など、「いずれの切身ラインによっても加工されない」として割り当てられることも含み得る。これらの個々に識別された枝胸肉部は、供給コンベアによって専用の排出ステーションへと送られることも考えることができる。
家禽の切身ラインに関しては、供給コンベアと切身ラインのコンベアとの間で移送装置を省くことも公知となっている。したがって、枝胸肉部は、供給コンベアから切身ラインコンベアの搬送器具へと直接的に移動される。その例は、EP1498036に開示されている。
そのため、本発明の第2の態様は、請求項3による方法も提案する。
この方法では、屠殺された家禽の枝胸肉部が供給コンベアによって運ばれ、供給コンベアは、無端走路と、走路に沿って移動されるとともに、各々が1つの枝胸肉部を支持するように適合されている搬送器具とを備え、切身ラインの各々の切身ラインコンベアは、供給コンベアの搬送器具からの枝胸肉部の移送を、切身ラインの搬送器具へと向かわせるように適合される。
この方法が本発明の第2の態様の別の変形に関連して説明したのと同じ利点を提供することは、当業者は理解することになる。
例えば、欧州特許第1498036号に例示されるように、供給コンベアは、搬送器具からそれの脚によって吊り下げられたオーブンで温めるだけの枝肉から枝胸肉部が部分的に切り離された状況において、枝胸肉部を運ぶことができ、残りの連結部分は、移送が起こるときに破壊される。
切身ラインコンベアの搬送器具は、コンベアの走路に対して様々に配置されている作動装置機構の命令で、選択的に移動可能であるかもしれず、また、搬送器具は、例えば、枝胸肉部の体内空洞部内に挿入可能な錐体または心棒を備える。例えば、錐体または心棒は、走路で導かれる搬送器具の基部に対して、例えば、水平軸および垂直軸といった、1つまたは複数の軸の周りに命令で回転可能である。
切身ラインの選択的に移動可能な搬送器具を備えた実施形態では、各搬送器具が、供給コンベアに対して受取位置および非受取位置に、作動装置機構の命令で選択的に移動可能な他の搬送器具から独立しており、枝胸肉部が供給コンベアの搬送器具から切身ラインコンベアの搬送器具へと移送される場合には、受取位置へと移動されることが考えられる。これは、例えば、欧州特許第1498036号に示されている。
本発明の第2の態様は、運転時に、方法を実施するように適合された家禽加工設備にも関する。
本発明は、以下において、図面を参照しつつ説明される。
供給コンベアと2つの切断ラインとを備えた屠殺された家禽を加工するための設備の概略図である。 図1の設備で加工される一団の家禽の鳥の重量を表すヒストグラムである。 供給コンベアと2つの切身ラインとを備えた屠殺された家禽の枝胸肉部を加工するための設備の概略図である。 供給コンベアと2つの切身ラインとを備えた屠殺された家禽の枝胸肉部を加工するための別の設備の概略図である。
図1において、参照符号1は、例えば鶏といった、屠殺された家禽のオーブンで温めるだけの枝肉のためのコンベアを指し示している。
技術的に公知のように、オーブンで温めるだけの家禽の枝肉は、殺生し、血抜きし、羽をむしり、内臓を取り出し、そして冷却するという鳥からの枝肉であり、一般的に、これらのステップが、また可能であれば、頭を落としたり洗浄したりといったいくつかの追加のステップとともに、家禽加工工場の上流のステーションで行われる。
コンベア1は、無端走路と、走路に沿って移動されるとともに脚から吊り下げられた1つの枝肉を支持するように適合されている搬送器具とを備える頭上コンベアであってもよい。
参照符号2は、供給コンベアを指し示している。このコンベア2は、無端走路と、その走路に沿って移動されるとともに脚から吊り下げられた1つの枝肉を支持するように適合されている搬送器具2aとを備える。一部の搬送器具2aだけが直接的に示されており、一般的には、多数の搬送器具がコンベアに沿って存在している。
枝肉をコンベア1のそれぞれの搬送器具からコンベア2の単一の枝肉搬送器具2aへと移送するために、移送装置3がコンベア1,2の間に配置されている。移送装置3は、コンベア1の搬送器具から枝肉を連続的に取り出し、各枝肉をそれの脚においてコンベア2の搬送器具2aから吊り下げる。
参照符号4は、供給コンベア2によって運ばれる個々の各枝肉の重量を決定するように適合されている計量装置を指し示す。個々の各鳥のこの計量ステップは、鳥が供給コンベア2によって運ばれる間に必ずしも行われる必要はなく、例えば冷却室の出口と供給コンベア2との間といった、上流の位置で例えば行われてもよい。例えば、移送装置3は、個々の各枝肉が移送されている間における個々の各枝肉の計量装置として具体化されてもよく、このような実施形態は技術的に公知である。計量装置は、例えば、代わりにコンベア1に沿って配置されてもよい。
供給コンベア2は、家禽加工設備の第1の切断ライン10および第2の切断ライン20に枝肉を運ぶように機能する。
技術的に公知のように、切断ラインは、例えば、前半分、後半分、胸全体、分割した胸、脚全体、後部の付いた脚、下脚、および/または、他のこのような家禽製品を得るために、枝肉を各部に分割するように機能する。
各切断ライン10,20は、関連する切断ラインコンベア11,21を備え、それら切断ラインコンベア11,21は、無端走路と、その走路に沿って移動される搬送器具11a,21aとを備える。切断ラインコンベアの搬送器具は、それぞれ、技術的に公知のように、脚から吊り下げられた1つの枝肉を支持するように適合されている。一部の搬送器具11a,21aだけが直接的に示されており、一般的には、多数の搬送器具がコンベアに沿って存在している。
切断ライン10,20の各々は、走路に沿って配置された1つまたは複数の切断装置12,22を備え、その1つまたは複数の切断装置は、切断ラインコンベアの搬送器具によって支持された枝肉を各部に分割する。
第1の移送装置5が、供給コンベア2と第1の切断ラインコンベア11との間に配置され、枝肉を供給コンベア2から第1の切断ラインコンベア11へと移送する。
第2の移送装置15が、供給コンベア2と第2の切断ラインコンベア21との間に配置され、枝肉を供給コンベア2から第2の切断ラインコンベア21へと移送する。
家禽生産設備に2つの平行な切断ラインを設けることは、比較的小さくて軽い枝肉に対する1つの切断ラインと、比較的大きくて重い枝肉に対する別の切断ラインとで、操作者が切断加工を調整できるため、極めて一般的である。一般的に、切断装置は、枝肉(または先行する切断加工後の枝肉の残り)の大きさ、関連する輪郭、または寸法に切断加工をある程度調整することができるため、切断ライン10,20における切断装置は同一であってもよいことに留意されたい。
この説明では、切断ライン10は、比較的小さくて軽い枝肉を加工するために設定されると仮定され、切断ライン20は、比較的大きくて重い枝肉を加工するために設定されると仮定される。
枝肉を2つの切断ラインに対して分配するために、コンピュータによる生産制御システム80が設けられている。システム80は、例えばケーブル、無線などによって、個々の各枝肉について重量を記録するための計量装置4と、供給コンベア2とに少なくとも接続されており、そのため、システムは、供給コンベアにおける計量された各枝肉の位置を把握している。また、システムは、移送装置5、15に接続されているため、2つの切断ライン10,20のうちの一方への特定の枝肉の制御された移送を可能にする。
コンピュータによる生産制御システム80は、供給コンベア2によって運ばれるとともに切断ラインで加工されることになる計量された枝肉の各々を、3つの区分、すなわち、
- 枝肉の重量が第1の重量制限を下回る場合は、小さい枝肉大きさ区分、
- 枝肉の重量が、第1の重量制限より高い第2の重量制限を上回る場合は、大きい枝肉大きさ区分、
- 枝肉の重量が第1の重量制限と第2の重量制限との間の場合は、中間の枝肉大きさ区分
のうちの1つに分類する。
切断ライン10,20は共に、中間の枝肉大きさ区分の枝肉を、許容可能な結果で加工できると考えられる。
図2では、一団の鶏のヒストグラムが示されており、重量はグラフの横軸によって表されている。実際にしばしば見られるように、枝肉の大部分は、一団の平均重量にどちらかといえば近い重量を持っている。例えば、一団の95%は、軽い枝肉と重い枝肉との間で1000グラムの重量範囲内にある。
図2では、線Aは第1の重量制限を指し示し、線Bは第2の重量制限を指し示す。
鶏の枝肉に関する実際の実施形態では、第1の重量制限と第2の重量制限との間での重量の差は、150から300グラムの間であり得る。
また、一団の(推定された)割合が、第1の重量制限と第2の重量制限との間の重量、例えば、一団のうちの20%から40%の間の重量を有するように、この差が選択されることを考えることもできる。
したがって、小さい枝肉大きさ区分は、重量制限A未満の重量を有する枝肉を含み、大きい枝肉大きさ区分は、重量制限Bを上回る重量を有する枝肉を含み、中間の枝肉大きさ区分は、重量制限Aと重量制限Bとの間の重量を有する枝肉を含む。
ここで、コンピュータによる生産制御システム80は、第1の移送装置5と第1の切断ラインコンベア11との組合せに関して、および、第2の移送装置15と第2の切断ラインコンベア21との組合せに関して、小さい枝肉大きさ区分および大きい枝肉大きさ区分のそれぞれの枝肉を供給コンベアから受け入れる組合せの各々の能力を、リアルタイムで決定する。
生産制御システム80は、小さい枝肉大きさ区分の枝肉が、可能な最大限の度合いで、供給コンベア2から第1の切断ラインコンベア11へと移送されるように、第1の移送装置5を制御する。
生産制御システム80は、大きい枝肉大きさ区分の枝肉が、可能な最大限の度合いで、供給コンベアから第2の切断ラインコンベア21へと移送されるように、第2の移送装置15を制御する。
通常の運転条件の加工工場において、小さい枝肉大きさ区分および大きい枝肉大きさ区分からのすべての枝肉は、適切な切断ラインへと移送され得ると考えられる。
また、生産制御システム80は、第1の移送装置5と第1の切断ラインコンベア11との組合せに関して、および、第2の移送装置15と第2の切断ラインコンベア21との組合せに関して、小さい枝肉大きさ区分および大きい枝肉大きさ区分の枝肉が、可能な最大限の度合いで、それぞれの組合せに振り分けられた状況において、供給コンベア2から枝肉を受け入れるそれぞれの残存能力を、リアルタイムで決定もする。
移送装置と切断ラインコンベアとのこれらの組合せの残存能力のこの決定に基づいて、これらの組合せの両方が中間の枝肉大きさ区分の枝肉を加工できるため、生産制御システム80は、中間の枝肉大きさ区分の枝肉がこれらの組合せに対して分配されるように、第1および第2の移送装置5,15を制御する。
2つの切断ラインに対する枝肉の分配に対するこの手法は、供給ラインの能力と比較して、2つの切断ラインの比較的限定された能力を可能にする。
好ましい実施形態では、移送装置と切断ラインとのこれらの組合せの各々が、供給ラインから排出される1つまたは複数の枝肉を一時的に保管することができる緩衝部を備えることも考えられる。緩衝部の存在は、小さい枝肉大きさ区分および大きい枝肉大きさ区分のすべての枝肉が、適切な切断ラインへと実際に移送され得る可能性を高める。
各組合せが緩衝部を備えているとしても、例えば、通常予想される重量配分と比較して枝肉の重量の著しい一時的な変動のため、または、例えば、切断ラインの不具合のため、組合せの一方または両方の能力が、小さい枝肉大きさ区分および大きい枝肉大きさ区分のそれぞれのすべての枝肉を受け入れるには不十分である状況が、実際に生じる可能性がある。
好ましい実施形態では、コンピュータによる生産制御システム80は、いくつかの選択肢が考えられる不十分能力ルーチンを、リアルタイムで提供する。
例えば、そのルーチンは、組合せの一方または両方に関して、小さい枝肉大きさ区分および大きい枝肉大きさ区分のそれぞれの枝肉を供給コンベアから受け入れる能力が不十分である場合に、操作者に対して操作者警告信号を提供することを含み得る。
したがって、制御システムは、操作者が、第1の移送装置および第2の移送装置を介することなく、例えば、排出ステーション8において枝肉を排出することによって、供給ラインから枝肉をリアルタイムで除去することができるように例えば構成されてもよく、その場合には、例えば、枝肉は、切断ラインでの加工のために、設備に後で再び導入させることができるように、回収される。実施形態では、制御システムは、排出ステーション8の存在/操作との組合せで、または、単独で、小さい枝肉大きさ区分または大きい枝肉大きさ区分の1つまたは複数の枝肉を3つの区分のうちの別の区分に再び振り分けるために、操作者が、コンピュータによる枝肉の区分の分類の再定義を制御できるように構成されてもよい。これは、枝肉が「不適切な切断ライン」で加工される可能性があるため、このような枝肉から得られる家禽製品の品質の低下、肉の損失などを伴う可能性がある。
別の実施形態では、不十分能力ルーチンは、枝肉の元々の分類の再定義を制御するアルゴリズムを含み、その場合、この再定義は、例えば、再定義の提案の認可を要求するために、または、再定義が行われたことを単に示すものとして、操作者に信号で送られる。
実施形態では、コンピュータによる制御システム80は、中間の枝肉大きさ区分の枝肉を2つの切断ラインに対して分配するとき、それら中間の枝肉大きさ区分の枝肉を、何ら追加的に区別することなく、つまり、例えば、実際の重量を考慮するといったことなく、「すべて同じ」として処理することも考えられる。本システムの代替の実施形態では、この中間の区分の枝肉の実際の枝肉重量は、小さい枝肉大きさの組合せ、または、大きい枝肉大きさの組合せのいずれかへの枝肉の移送における決定過程において、考慮される。
実施形態では、区分を定める重量制限が、例えば、設備の運転の間の再計算による、「流動的な制限」となり得ることが考えられ、例えば、制限は、加工される新しい一団に対して再設定されるか、または、一団の加工の間に評価される(例えば、一団の標本群の重量配分に対する制限を調整する)。
実施形態では、小さい枝肉大きさ区分は、枝肉の重量の上限として第1の重量制限Aを有するだけでなく、下限の重量制限も有する。したがって、制御システムは、実施形態では、例えば、非常に軽い枝肉が回収される排出ステーションにおいて、第1の移送装置および第2の移送装置ではなくて他の手段によって、供給コンベアから非常に軽い枝肉を排出するように適合される。
実施形態では、大きい枝肉大きさ区分は、枝肉の重量の下限として第2の重量制限Bを有するだけでなく、上限の重量制限も有する。したがって、制御システムは、実施形態では、例えば、非常に重い枝肉が回収される排出ステーションにおいて、第1の移送装置および第2の移送装置ではなくて他の手段によって、供給コンベアから非常に重い枝肉を排出するように適合される。
図3は、供給コンベアと2つの切身ラインとを備えた屠殺された家禽の枝胸肉部を加工するための設備を概略的に示している。上記で説明したように、工場は、各々がそれぞれの大きさ範囲の枝胸肉部を処理する、例えば、3つから6つの間の切身ラインといった、2つを超える切身ラインを備えてもよい。本発明の理解を容易にするため、この説明は、2つのラインの状況に基づいている。
設備は、屠殺された家禽の枝胸肉部31を運ぶ供給コンベア30を備える。ここで示す例では、供給コンベアは、枝胸肉部を連続的に順番で運ぶベルトコンベアとして具体化され、好ましくは、1つの胸部が搬送の方向において隣の胸部から離間されている。別の設計では、供給コンベアは、個々の各胸部に対して、駆動組立体によって関連する無端走路に沿って移動可能である搬送器具または容器を備えてもよい。
参照符号33は、個々の各枝胸肉部に、
- 計量装置による個々の枝胸肉部の重量の決定、
- 撮像装置による個々の枝胸肉部の大きさの決定
のうちの少なくとも一方が行われるステーションを指し示す。
枝胸肉部を切身にするために、第1の切身ライン40と第2の切身ライン50とが用いられる。
各切身ラインは、関連する切身ラインコンベア41,51を備える。切身ラインコンベアの各々は、無端走路と、その走路に沿って移動されるとともに、各々が1つの枝胸肉部を支持するように適合されている搬送器具41a,51aと備える。
切身ライン40,50の各々は、走路に沿って配置された1つまたは複数の切身加工装置42,52を備え、その1つまたは複数の切身加工装置は、切身ラインコンベアの搬送器具によって支持された枝胸肉部に切身加工処理を行う。
第1の移送装置35は、供給コンベア30と第1の切身ラインコンベア40との間に配置され、枝胸肉部を供給コンベアから第1の切身ラインコンベアへと移送する。
第2の移送装置45は、供給コンベア30と第2の切身ラインコンベア40との間に配置され、枝肉を供給コンベアから第2の切身ラインコンベアへと移送する。
ここで示した例では、各移送装置35,45は排出装置を備え、その排出装置は、ここでは、命令で枝胸肉部を供給コンベアから排出するように作動させられる回転して方向転換させるフラップ36,46として具体化されている。
この例の各移送装置は、排出された枝胸肉部が受け取られて送出位置に向かって運ばれる、限定された長さの追加のベルトコンベア37,47をさらに備えている。
この例では、操作者38,48に対する操作者ステーションが、送出位置に存在しており、操作者は、胸部を拾い上げてそれを切身ラインコンベアの搬送器具41a,51aに置くことができると考えられる。
ステーション33において計量装置および/または撮像装置によって行われた個々の各枝胸肉部の決定に基づいて、供給コンベアによって運ばれ、切身ラインによって加工されることになる枝胸肉部の各々を、3つの区分、すなわち、
- 小さい枝胸肉部大きさ区分、
- 大きい枝胸肉部大きさ区分、
- 中間の枝胸肉部大きさ区分
のうちの1つに分類する、コンピュータによる生産制御システム90が用いられる。
生産制御システム90は、小さい枝胸肉部大きさ区分の枝胸肉部が、可能な最大限の度合いで、供給コンベアから第1の切身ラインコンベア40へと移送されるように、移送装置35で胸部の排出を制御する。
生産制御システム90は、大きい枝胸肉部大きさ区分の枝胸肉部が、可能な最大限の度合いで、供給コンベアから第2の切身ラインコンベア50へと移送されるように、移送装置45で胸部の排出を制御する。
コンピュータによる生産制御システム90は、第1の切身ラインコンベア41に関して、および、第2の切身ラインコンベア51に関して、小さい枝胸肉部の大きさ区分および大きい枝胸肉部の大きさ区分のそれぞれの枝胸肉部を供給コンベアから受け入れる切身ラインコンベアの各々の能力を、リアルタイムで決定する。
また、生産制御システム90は、第1の切身ラインコンベア41に関して、および、第2の切身ラインコンベア51に関して、小さい枝胸肉部大きさ区分および大きい枝胸肉部大きさ区分の枝胸肉部が、可能な最大限の度合いで、それぞれの切身ラインコンベアに振り分けられた状況において、供給コンベア30から枝胸肉部を受け入れるそれぞれの残存能力を、リアルタイムで決定する。
生産制御システム90は、中間の枝胸肉部大きさ区分の枝胸肉部が、切身ラインコンベアの各々の決定された残存能力に基づいて、切身ラインコンベア41,51に対して分配されるように、移送も制御する。
本発明の第1の態様と関連して説明したように、図3の例は、追加の選択的または好ましい特徴で改良されてもよい。
図4は、供給コンベアと2つの切身ラインとを備えた屠殺された家禽の枝胸肉部を加工するための設備を概略的に示している。上記で説明したように、工場は、各々がそれぞれの大きさ範囲の枝胸肉部を処理する、例えば、3つから6つの間の切身ラインといった、2つを超える切身ラインを備えてもよい。本発明の理解を容易にするため、この説明は、2つのラインの状況に基づいている。
設備は、屠殺された家禽の枝胸肉部131を運ぶ供給コンベア130を備える。ここで示す例では、供給コンベアは、無端走路と、各々が単一の枝胸肉部を保持するように適合された複数の搬送器具131とを備えるように具体化され、搬送器具は、駆動組立体により、関連する無端走路に沿っている。
参照符号133は、個々の各枝胸肉部に、
- 計量装置による個々の枝胸肉部の重量の決定、
- 撮像装置による個々の枝胸肉部の大きさの決定
のうちの少なくとも一方が行われるステーションを指し示す。
枝胸肉部を切身にするために、第1の切身ライン140と第2の切身ライン150とが用いられる。
各切身ラインは、関連する切身ラインコンベア141,151を備える。切身ラインコンベアの各々は、無端走路と、その走路に沿って移動されるとともに、各々が1つの枝胸肉部を支持するように適合されている搬送器具141a,151aと備える。
切身ライン140,150の各々は、走路に沿って配置された1つまたは複数の切身加工装置142,152を備え、その1つまたは複数の切身加工装置は、切身ラインコンベアの搬送器具によって支持された枝胸肉部に切身加工処理を行う。
第1および第2の切身ライン140,150の各々の切身ラインコンベアは、供給コンベア130の搬送器具131からの枝胸肉部の移送を、切身ライン141,151の搬送器具へと向かわせるように適合され、切身ラインコンベアの搬送器具の各々は、例えば、供給コンベアに対して受取位置および非受取位置に命令で選択的に移動可能であり、枝胸肉部が供給コンベアの搬送器具から切身ラインコンベアの搬送器具へと移送される場合には、受取位置へと移動される。
計量装置133および/または撮像装置によって行われた個々の各枝胸肉部の決定に基づいて、供給コンベアによって運ばれた枝胸肉部の各々を、第1の枝胸肉部大きさ区分および第2の枝胸肉部大きさ区分を少なくとも含みつつ各々が異なる大きさの枝胸肉部を収めるN個の区分のうちの1つの枝胸肉部大きさ区分に分類するコンピュータによる生産制御システム100が用いられる。
生産制御システム100は、枝胸肉部大きさ区分の各々における枝胸肉部が、可能な最大限の度合いで、供給コンベアからそれぞれの切身ラインコンベアへと移送されるように、直接的な移送を制御する。
コンピュータによる生産制御システム100は、各1対の隣接する枝胸肉部区分同士の間の中間の枝胸肉部大きさ区分を用いる。
コンピュータによる生産制御システム100は、供給コンベアによって運ばれるとともに、1対の隣接する胸肉部区分のうちの一方に各々が対応する2つの切身ラインのうちの一方によって加工されることになる枝胸肉部の各々を、3つの区分、すなわち、
- 第1の枝胸肉部大きさ区分、
- 第2の枝胸肉部大きさ区分、
- 中間の枝胸肉部大きさ区分
のうちの1つに分類する。
コンピュータによる生産制御システムは、第1の切身ラインコンベア141に関して、および、第2の切身ラインコンベア151に関して、第1の枝胸肉部の大きさ区分および第2の枝胸肉部の大きさ区分のそれぞれの枝胸肉部を供給コンベア130から受け入れる組合せの各々の能力を、リアルタイムで決定する。
生産制御システム100は、第1の切身ラインコンベア141に関して、および、第2の切身ラインコンベア151に関して、第1の枝胸肉部大きさ区分および第2の枝胸肉部大きさ区分の枝胸肉部が、可能な最大限の度合いで、それぞれの組合せに振り分けられた状況において、供給コンベアから枝胸肉部を受け入れるそれぞれの残存能力を、リアルタイムで決定する。
生産制御システム100は、中間の枝胸肉部大きさ区分の枝胸肉部が、第1および第2の切身ライン140,150の各々の決定された残存能力に基づいて、第1および第2の切身ライン140,150に対して分配されるように、直接的な移送を制御する。
望まれる場合には、制御システム100は、操作者が、第1および第2の直接的な移送構成装置を介することなく、例えば、排出ステーション108において枝肉を排出することによって、供給ラインから枝肉をリアルタイムで除去することができるように構成されてもよく、その場合には、例えば、枝肉は、切身のために、設備に後で再び導入させることができるように、回収される。
本出願は、
肉畜またはその一部は、供給コンベアによって運ばれ、その供給コンベアは、次々と流れてくる個々の肉畜またはその一部を連続的に順番で運び、
個々の各肉畜またはその一部に、
- 計量装置による個々の肉畜またはその一部の重量の決定、
- 撮像装置による個々の肉畜またはその一部の大きさの決定
のうちの少なくとも一方が行われ、
肉畜またはその一部を、切身にすること、または、各部に分割することによって加工するために、第1の切身ラインおよび第2の切身ライン、または、第1の切断ラインおよび第2の切断ラインのいずれかである第1の加工ラインおよび第2の加工ラインが用いられ、
加工ラインの各々は、関連する加工ラインコンベアを備え、加工ラインコンベアは、無端走路と、その走路に沿って移動されるとともに、各々が1つの肉畜またはその一部を支持するように適合されている搬送器具とを備え、
もし存在するならば、切身ラインの各々は、走路に沿って配置された1つまたは複数の切身加工装置を備え、その1つまたは複数の切身加工装置は、切身ラインコンベアの搬送器具によって支持された枝胸肉部に切身加工処理を行い、
もし存在するならば、切断ラインの各々は、走路に沿って配置された1つまたは複数の切断装置を備え、その1つまたは複数の切断装置は、肉畜またはその一部を各部に分割し、
第1の移送装置は、供給コンベアと第1の加工ラインコンベアとの間に配置され、肉畜またはその一部を供給コンベアから第1の加工ラインコンベアへと移送し、
第2の移送装置は、供給コンベアと第2の加工ラインコンベアとの間に配置され、肉畜またはその一部を供給コンベアから第2の加工ラインコンベアへと移送し、
計量装置および/または撮像装置によって行われた個々の各肉畜またはその一部の決定に基づいて、供給コンベアによって運ばれた肉畜またはその一部の各々を区分、すなわち、
- 小さい大きさ区分、
- 大きい大きさ区分
に分類する、コンピュータによる生産制御システムが用いられ、
生産制御システムは、小さい大きさ区分の肉畜または一部が、可能な最大限の度合いで、供給コンベアから第1の加工ラインコンベアへと移送されるように、第1の移送装置を制御し、
生産制御システムは、大きい大きさ区分の肉畜またはその一部が、可能な最大限の度合いで、供給コンベアから第2の加工ラインコンベアへと移送されるように、第2の移送装置を制御する、
屠殺された肉畜(例えば、一群の豚、牛、魚から選択される)、または、それらの一部を加工するための方法において、
コンピュータによる生産制御システムは、供給コンベアによって運ばれるとともに2つの加工ラインのうちの1つで加工されることになる肉畜またはその一部の各々を、3つの区分、すなわち、
- 小さい大きさ区分、
- 大きい大きさ区分、
- 中間の大きさ区分
のうちの1つに分類し、
コンピュータによる生産制御システムは、第1の移送装置と第1の加工ラインコンベアとの組合せに関して、および、第2の移送装置と第2の加工ラインコンベアとの組合せに関して、小さい大きさ区分および大きい大きさ区分のそれぞれの肉畜またはその一部を供給コンベアから受け入れる組合せの各々の能力を、リアルタイムで決定し、
生産制御システムは、第1の移送装置と第1の加工ラインコンベアとの組合せに関して、および、第2の移送装置と第2の加工ラインコンベアとの組合せに関して、小さい大きさ区分および大きい大きさ区分の肉畜またはその一部が、可能な最大限の度合いで、それぞれの組合せに振り分けられた状況において、供給コンベアから肉畜またはその一部を受け入れるそれぞれの残存能力を、リアルタイムで決定し、
生産制御システムは、組合せの各々の決定された残存能力に基づいて、中間の大きさ区分の肉畜またはその一部が組合せに対して分配されるように、第1および第2の移送装置を制御する
ことを特徴とする、方法にも関する。
本発明は、
肉畜またはその一部は、供給コンベアによって運ばれ、その供給コンベアは、次々と流れてくる個々の肉畜またはその一部を連続的に順番で運び、
個々の各肉畜またはその一部に、
- 計量装置による個々の肉畜またはその一部の重量の決定、
- 撮像装置による個々の肉畜またはその一部の大きさの決定
のうちの少なくとも一方が行われ、
肉畜またはその一部を、切身にすること、または、各部に分割することによって加工するために、第1の切身ラインおよび第2の切身ライン、または、第1の切断ラインおよび第2の切断ラインのいずれかである第1の加工ラインおよび第2の加工ラインが用いられ、
加工ラインの各々は、関連する加工ラインコンベアを備え、加工ラインコンベアは、次々と流れてくる個々の肉畜またはその一部を、走路に沿って、連続的に順番で運び、
もし存在するならば、切身ラインの各々は、走路に沿って配置された1つまたは複数の切身加工装置を備え、その1つまたは複数の切身加工装置は、切身ラインコンベアの搬送器具によって運ばれた肉畜またはその一部に切身加工処理を行い、
もし存在するならば、切断ラインの各々は、走路に沿って配置された1つまたは複数の切断装置を備え、その1つまたは複数の切断装置は、肉畜またはその一部を各部に分割し、
計量装置および/または撮像装置によって行われた個々の各肉畜またはその一部の決定に基づいて、供給コンベアによって運ばれた肉畜またはその一部の各々を区分、すなわち、
- 小さい大きさ区分、
- 大きい大きさ区分
に分類する、コンピュータによる生産制御システムが用いられ、
生産制御システムは、小さい大きさ区分の肉畜または一部が、可能な最大限の度合いで、供給コンベアから第1の加工ラインコンベアへと移送されるように、移送運転を制御し、
生産制御システムは、大きい大きさ区分の肉畜またはその一部が、可能な最大限の度合いで、供給コンベアから第2の加工ラインコンベアへと移送されるように、移送運転を制御する、
屠殺された肉畜(例えば、一群の豚、牛、魚から選択される)、または、それらの一部を加工するための方法において、
コンピュータによる生産制御システムは、供給コンベアによって運ばれるとともに2つの加工ラインのうちの1つで加工されることになる肉畜またはその一部の各々を、3つの区分、すなわち、
- 小さい大きさ区分、
- 大きい大きさ区分、
- 中間の大きさ区分
のうちの1つに分類し、
コンピュータによる生産制御システムは、第1の加工ラインコンベアに関して、および、第2の加工ラインコンベアに関して、小さい大きさ区分および大きい大きさ区分のそれぞれの肉畜またはその一部を供給コンベアから受け入れる加工ラインコンベアの各々の能力を、リアルタイムで決定し、
生産制御システムは、第1の加工ラインコンベアに関して、および、第2の加工ラインコンベアに関して、小さい大きさ区分および大きい大きさ区分の肉畜またはその一部が、可能な最大限の度合いで、それぞれの加工ラインコンベアに振り分けられた状況において、供給コンベアから肉畜またはその一部を受け入れるそれぞれの残存能力を、リアルタイムで決定し、
生産制御システムは、加工ラインコンベアの各々の決定された残存能力に基づいて、中間の大きさ区分の肉畜またはその一部が加工ラインコンベアに対して分配されるように、移送運転を制御する
ことを特徴とする、方法にも関する。
1 コンベア
2 供給コンベア
2a 搬送器具
3 移送装置
4 計量装置
5 第1の移送装置
8 排出ステーション
10 第1の切断ライン
11 第1の切断ラインコンベア
11a 搬送器具
12 切断装置
15 第2の移送装置
20 第2の切断ライン
21 第2の切断ラインコンベア
21a 搬送器具
22 切断装置
30 供給コンベア
31 枝胸肉部
33 ステーション
35 第1の移送装置
36 フラップ
37 ベルトコンベア
38 操作者
40 第1の切身ライン
41 第1の切身ラインコンベア
41a 搬送器具
42 切身加工装置
45 第2の移送装置
46 フラップ
47 ベルトコンベア
48 操作者
50 第2の切身ライン
51 第2の切身ラインコンベア
51a 搬送器具
52 切身加工装置
80 コンピュータによる生産制御システム
90 コンピュータによる生産制御システム
100 コンピュータによる生産制御システム
108 排出ステーション
130 供給コンベア
131 枝胸肉部
131 搬送器具
133 ステーション
133 計量装置
140 第1の切身ライン
141 第1の切身ラインコンベア
141a 搬送器具
142 切身加工装置
150 第2の切身ライン
151 第2の切身ラインコンベア
151a 搬送器具
152 切身加工装置
A 重量制限
B 重量制限

Claims (11)

  1. 屠殺された家禽のオーブンで温めるだけの枝肉が供給コンベア(2)によって運ばれ、前記供給コンベアは、無端走路と、前記走路に沿って移動されるとともに脚から吊り下げられた1つの枝肉を支持するように適合されている搬送器具(2a)とを備え、
    個々の各枝肉に、
    - 計量装置(4)による個々の前記枝肉の重量の決定、
    - 撮像装置による個々の前記枝肉の大きさの決定
    のうちの少なくとも一方が行われ、
    前記枝肉を各部に分割するために、第1の切断ライン(10)と第2の切断ライン(20)とが用いられ、
    前記切断ラインの各々は、関連する切断ラインコンベア(11,21)を備え、前記切断ラインコンベアは、無端走路と、前記走路に沿って移動されるとともに、各々が脚から吊り下げられた1つの枝肉を支持するように適合されている搬送器具(11a,21a)とを備え、
    前記切断ラインの各々は、前記走路に沿って配置された1つまたは複数の切断装置(12,22)を備え、前記1つまたは複数の切断装置は、切断ラインコンベアの搬送器具によって支持された枝肉を各部に分割し、
    第1の移送装置(5)が、前記供給コンベア(2)と前記第1の切断ラインコンベア(11)との間に配置され、枝肉を前記供給コンベアから前記第1の切断ラインコンベアへと移送し、
    第2の移送装置(15)が、前記供給コンベア(2)と前記第2の切断ラインコンベア(21)との間に配置され、枝肉を前記供給コンベアから前記第2の切断ラインコンベアへと移送し、
    前記計量装置(4)および/または前記撮像装置によって行われた個々の各枝肉の前記決定に基づいて、前記供給コンベアによって運ばれた前記枝肉の各々を区分、すなわち、
    - 小さい枝肉大きさ区分、
    - 大きい枝肉大きさ区分
    に分類するコンピュータによる生産制御システム(80)が用いられ、
    前記生産制御システムは、前記小さい枝肉大きさ区分の枝肉が、可能な最大限の度合いで、前記供給コンベアから前記第1の切断ラインコンベアへと移送されるように、前記第1の移送装置を制御し、
    前記生産制御システムは、前記大きい枝肉大きさ区分の枝肉が、可能な最大限の度合いで、前記供給コンベアから前記第2の切断ラインコンベアへと移送されるように、前記第2の移送装置を制御する、
    屠殺された家禽を加工するための方法において、
    前記コンピュータによる生産制御システム(80)は、前記供給コンベアによって運ばれ、前記2つの切断ラインのうちの一方で加工されることになる前記枝肉の各々を、3つの区分、すなわち、
    - 前記小さい枝肉大きさ区分、
    - 前記大きい枝肉大きさ区分、
    - 中間の枝肉大きさ区分
    のうちの1つに分類し、
    前記コンピュータによる生産制御システムは、前記第1の移送装置(5)と前記第1の切断ラインコンベア(11)との組合せに関して、および、前記第2の移送装置(15)と前記第2の切断ラインコンベア(21)との組合せに関して、前記小さい枝肉大きさ区分および前記大きい枝肉大きさ区分のそれぞれの枝肉を前記供給コンベアから受け入れる前記組合せの各々の能力を、リアルタイムで決定し、
    前記生産制御システムは、前記第1の移送装置(5)と前記第1の切断ラインコンベア(11)との組合せに関して、および、前記第2の移送装置(15)と前記第2の切断ラインコンベア(21)との組合せに関して、前記小さい枝肉大きさ区分および前記大きい枝肉大きさ区分の前記枝肉が、可能な最大限の度合いで、それぞれの前記組合せに振り分けられた状況において、前記供給コンベアから枝肉を受け入れるそれぞれの残存能力を、リアルタイムで決定し、
    前記生産制御システムは、前記組合せの各々の決定された前記残存能力に基づいて、前記中間の枝肉大きさ区分の前記枝肉が前記組合せに対して分配されるように、前記第1および第2の移送装置(5,15)を制御する
    ことを特徴とする、方法。
  2. 屠殺された家禽の枝胸肉部が供給コンベアによって運ばれ、前記供給コンベア(30)は、次々と流れてくる個々の枝胸肉部(31)を連続的に順番で運び、
    個々の各枝胸肉部に、
    - 計量装置(33)による個々の前記枝胸肉部の重量の決定、
    - 撮像装置による個々の前記枝胸肉部の大きさの決定
    のうちの少なくとも一方が行われ、
    前記枝胸肉部を切身にするために、Nが2以上の整数であり、少なくとも第1の切身ラインおよび第2の切身ラインを備えるN列の切身ライン(40,50)が用いられ、
    前記切身ラインの各々は、関連する切身ラインコンベア(41,51)を備え、前記切身ラインコンベアは、無端走路と、前記走路に沿って移動されるとともに、各々が1つの枝胸肉部を支持するように適合されている搬送器具とを備え、
    前記切身ラインの各々は、前記走路に沿って配置された1つまたは複数の切身加工装置(42,52)を備え、前記1つまたは複数の切身加工装置は、切身ラインコンベアの搬送器具によって支持された前記枝胸肉部に切身加工処理を行い、
    設備はN個の移送装置(35,45)を備え、前記移送装置の各々は、前記供給コンベアと前記切身ラインコンベアの各々との間に配置され、枝胸肉部を前記供給コンベアから前記切身ラインコンベアへと移送するようになっており、
    前記計量装置および/または前記撮像装置によって行われた個々の各枝胸肉部の前記決定に基づいて、前記供給コンベアによって運ばれた前記枝胸肉部の各々を、第1の枝胸肉部大きさ区分および第2の枝胸肉部大きさ区分を少なくとも含みつつ各々が異なる大きさの枝胸肉部を収めるN個の区分のうちの1つの枝胸肉部大きさ区分に分類するコンピュータによる生産制御システムが用いられ、
    前記生産制御システムは、前記枝胸肉部大きさ区分の各々における枝胸肉部が、可能な最大限の度合いで、前記供給コンベアからそれぞれの前記切身ラインコンベアへと移送されるように、前記移送装置の各々を制御する、
    屠殺された家禽を加工するための方法において、
    前記コンピュータによる生産制御システムは、各1対の隣接する前記枝胸肉部区分同士の間の中間の枝胸肉部大きさ区分を用い、
    前記コンピュータによる生産制御システムは、前記供給コンベアによって運ばれるとともに、前記1対の隣接する胸肉部区分同士のうちの一方に各々が対応する2つの切身ラインのうちの一方によって加工されることになる前記枝胸肉部の各々を、3つの区分、すなわち、
    - 前記第1の枝胸肉部大きさ区分、
    - 前記第2の枝胸肉部大きさ区分、
    - 中間の枝胸肉部大きさ区分
    のうちの1つに分類し、
    前記コンピュータによる生産制御システムは、前記第1の切身ラインコンベアと対応する前記第1の移送装置との組合せに関して、および、前記第2の切身ラインコンベアと対応する前記第2の移送装置との組合せに関して、前記第1の枝胸肉部の大きさ区分および前記第2の枝胸肉部の大きさ区分のそれぞれの枝胸肉部を前記供給コンベアから受け入れる前記組合せの各々の能力を、リアルタイムで決定し、
    前記生産制御システムは、前記第1の移送装置と前記第1の切身ラインコンベアとの組合せに関して、および、前記第2の移送装置と前記第2の切身ラインコンベアとの組合せに関して、前記第1の枝胸肉部大きさ区分および前記第2の枝胸肉部大きさ区分の前記枝胸肉部が、可能な最大限の度合いで、それぞれの前記組合せに振り分けられた状況において、前記供給コンベアから枝胸肉部を受け入れるそれぞれの残存能力を、リアルタイムで決定し、
    前記生産制御システムは、前記中間の枝胸肉部大きさ区分の前記枝胸肉部が、前記組合せの各々の決定された前記残存能力に基づいて、前記組合せに対して分配されるように、前記第1および第2の移送装置を制御する
    ことを特徴とする、方法。
  3. 屠殺された家禽の枝胸肉部が供給コンベアによって運ばれ、前記供給コンベアは、無端走路と、前記走路に沿って移動されるとともに、各々が1つの枝胸肉部を支持するように適合されている搬送器具とを備え、例えば、前記枝胸肉部は、前記搬送器具からそれの脚によって吊り下げられたオーブンで温めるだけの枝肉から部分的に切り離され、
    個々の各枝胸肉部に、
    - 計量装置による個々の前記枝胸肉部の重量の決定、
    - 撮像装置による個々の前記枝胸肉部の大きさの決定
    のうちの少なくとも一方が行われ、
    前記枝胸肉部を切身にするために、第1の切身ラインと第2の切身ラインとが用いられ、
    前記切身ラインの各々は、関連する切身ラインコンベアを備え、前記切身ラインコンベアは、無端走路と、前記走路に沿って移動されるとともに、各々が1つの枝胸肉部を支持するように適合されている搬送器具とを備え、
    前記切身ラインの各々は、前記走路に沿って配置された1つまたは複数の切身加工装置を備え、前記1つまたは複数の切身加工装置は、切身ラインコンベアの搬送器具によって支持された前記枝胸肉部に切身加工処理を行い、
    前記第1の切身ラインおよび前記第2の切身ラインの各々の前記切身ラインコンベアは、前記供給コンベアの搬送器具からの枝胸肉部の移送を、前記切身ラインの搬送器具へと向かわせるように適合され、前記切身ラインコンベアの前記搬送器具の各々は、例えば、前記供給コンベアに対して受取位置および非受取位置に命令で選択的に移動可能であり、枝胸肉部が前記供給コンベアの搬送器具から前記切身ラインコンベアの搬送器具へと移送される場合には、前記受取位置へと移動され、
    前記計量装置および/または前記撮像装置によって行われた個々の各枝胸肉部の前記決定に基づいて、前記供給コンベアによって運ばれた前記枝胸肉部の各々を、第1の枝胸肉部大きさ区分および第2の枝胸肉部大きさ区分を少なくとも含みつつ各々が異なる大きさの枝胸肉部を収めるN個の区分のうちの1つの枝胸肉部大きさ区分に分類するコンピュータによる生産制御システムが用いられ、
    前記生産制御システムは、前記枝胸肉部大きさ区分の各々における枝胸肉部が、可能な最大限の度合いで、前記供給コンベアからそれぞれの前記切身ラインコンベアへと移送されるように、各移送を制御する、
    屠殺された家禽を加工するための方法において、
    前記コンピュータによる生産制御システムは、各1対の隣接する前記枝胸肉部区分同士の間の中間の枝胸肉部大きさ区分を用い、
    前記コンピュータによる生産制御システムは、前記供給コンベアによって運ばれるとともに、前記1対の隣接する胸肉部区分のうちの一方に各々が対応する2つの切身ラインのうちの一方によって加工されることになる前記枝胸肉部の各々を、3つの区分、すなわち、
    - 前記第1の枝胸肉部大きさ区分、
    - 前記第2の枝胸肉部大きさ区分、
    - 中間の枝胸肉部大きさ区分
    のうちの1つに分類し、
    前記コンピュータによる生産制御システムは、前記第1の切身ラインコンベアに関して、および、前記第2の切身ラインコンベアに関して、前記第1の枝胸肉部の大きさ区分および前記第2の枝胸肉部の大きさ区分のそれぞれの枝胸肉部を前記供給コンベアから受け入れる組合せの各々の能力を、リアルタイムで決定し、
    前記生産制御システムは、前記第1の切身ラインコンベアに関して、および、前記第2の切身ラインコンベアに関して、前記第1の枝胸肉部大きさ区分および前記第2の枝胸肉部大きさ区分の前記枝胸肉部が、可能な最大限の度合いで、それぞれの前記組合せに振り分けられた状況において、前記供給コンベアから枝胸肉部を受け入れるそれぞれの残存能力を、リアルタイムで決定し、
    前記生産制御システムは、前記中間の枝胸肉部大きさ区分の前記枝胸肉部が、前記第1の切身ラインおよび前記第2の切身ラインの各々の決定された前記残存能力に基づいて、前記第1の切身ラインおよび前記第2の切身ラインに対して分配されるように、前記移送を制御する
    ことを特徴とする、方法。
  4. 前記枝肉を3つの区分のうちの前記1つに分類することは、個々の各枝肉または枝胸肉部の重量に主としてまたは単独で基づいて行われ、前記生産制御システムは、第1の重量制限と、前記第1の重量制限より高い第2の重量制限とを利用し、前記枝肉または前記枝胸肉部は、
    - 前記枝肉または前記枝胸肉部の重量が第1の重量制限を下回る場合は、前記小さい枝肉または枝胸肉部大きさ区分、
    - 前記枝肉または前記枝胸肉部の重量が、前記第1の重量制限より高い第2の重量制限を上回る場合は、前記大きい枝肉または枝胸肉部大きさ区分、
    - 前記枝肉または前記枝胸肉部の重量が前記第1の重量制限と前記第2の重量制限との間の場合は、前記中間の枝肉または枝胸肉部大きさ区分
    に区分される、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記コンピュータによる生産制御システムは、前記組合せの一方または両方に関して、前記小さい枝肉大きさ区分および前記大きい枝肉大きさ区分のそれぞれの枝肉を、前記供給コンベアから受け入れる前記能力が不十分である場合に、リアルタイムで操作者に対して操作者警告信号を提供し、前記制御システムは、前記操作者が、前記第1の移送装置および前記第2の移送装置を介することなく、供給ラインから枝肉をリアルタイムで除去することができるように、および/または、前記小さい大きさ区分または前記大きい枝肉大きさ区分の1つまたは複数の枝肉を前記3つの区分のうちの別の区分に再び振り分けるために、前記操作者が、コンピュータによる枝肉の区分の分類を再定義できるように、可能であれば構成される、請求項1に記載の方法。
  6. 前記コンピュータによる生産制御システムは、前記切身ラインの一方もしくは両方、または、切身ラインと移送装置との組合せの一方もしくは両方に関して、それぞれの前記第1の枝胸肉部大きさ区分および前記第2の枝胸肉部大きさ区分の枝胸肉部を、前記供給コンベアから受け入れる前記能力が不十分である場合に、リアルタイムで操作者に対して操作者警告信号を提供し、前記制御システムは、前記操作者が、前記第1の移送装置および前記第2の移送装置、または切身コンベアを介することなく、供給ラインから枝胸肉部をリアルタイムで除去することができるように可能であれば構成され、および/または、前記第1の枝胸肉部大きさ区分または前記第2の枝胸肉部大きさ区分の1つまたは複数の枝肉を前記3つの区分のうちの別の区分に再び振り分けるために、前記操作者が、コンピュータによる枝肉の区分の分類を再定義できるように可能であれば構成される、請求項2または3に記載の方法。
  7. 前記制御システムは、前記2つの切断ラインまたは前記1対の切身ラインに対する分配を考慮して、いかなる区別もすることなく、前記中間の枝肉大きさ区分または前記中間の枝胸肉部大きさ区分のすべての枝肉または枝胸肉部を処理するように構成される、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記制御システムは、一団の家禽の加工の間に、枝肉または枝胸肉部の標本群における重量配分を分析することで、前記第1の重量制限および前記第2の重量制限を繰り返し評価するように構成される、請求項4に記載の方法。
  9. - 屠殺された家禽のオーブンで温めるだけの枝肉を運び、無端走路と、前記走路に沿って移動されるとともに脚から吊り下げられた1つの枝肉を支持するように適合されている搬送器具とを備える供給コンベア(2)と、
    - 計量装置および撮像装置のうちの少なくとも一方を備え、個々の各枝肉は、
    - 計量装置(4)による個々の前記枝肉の重量の決定、
    - 撮像装置による個々の前記枝肉の大きさの決定
    のうちの少なくとも一方が行われるステーションと、
    それぞれがオーブンで温めるだけの枝肉を各部に分割するための、第1の切断ライン(10)および第2の切断ライン(20)と
    を備え、
    前記切断ラインの各々は、関連する切断ラインコンベア(11,21)を備え、前記切断ラインコンベアは、無端走路と、前記走路に沿って移動されるとともに、各々が脚から吊り下げられた1つの枝肉を支持するように適合されている搬送器具とを備え、
    前記切断ラインの各々は、前記走路に沿って配置された1つまたは複数の切断装置(12,22)を備え、前記1つまたは複数の切断装置は、切断ラインコンベアの搬送器具によって支持された枝肉を各部に分割し、
    - 前記供給コンベアと前記第1の切断ラインコンベアとの間に配置され、枝肉を前記供給コンベアから前記第1の切断ラインコンベアへと移送する第1の移送装置(5)と、
    - 前記供給コンベアと前記第2の切断ラインコンベアとの間に配置され、枝肉を前記供給コンベアから前記第2の切断ラインコンベアへと移送する第2の移送装置(15)と、
    - 前記計量装置および/または前記撮像装置によって行われた個々の各枝肉の前記決定に基づいて、前記供給コンベアによって運ばれた前記枝肉の各々を区分、すなわち、
    - 小さい枝肉大きさ区分、
    - 大きい枝肉大きさ区分
    に分類するようにプログラムされた、コンピュータによる生産制御システムと
    をさらに備え、
    前記生産制御システムは、前記小さい枝肉大きさ区分の枝肉が、可能な最大限の度合いで、前記供給コンベアから前記第1の切断ラインコンベアへと移送されるように、前記第1の移送装置を制御するようにプログラムされ、
    前記生産制御システムは、前記大きい枝肉大きさ区分の枝肉が、可能な最大限の度合いで、前記供給コンベアから前記第2の切断ラインコンベアへと移送されるように、前記第2の移送装置を制御するようにプログラムされる、
    屠殺された家禽を加工するための設備において、
    前記コンピュータによる生産制御システムは、前記供給コンベアによって運ばれるとともに前記2つの切断ラインのうちの1つで加工されることになる前記枝肉の各々を、3つの区分、すなわち、
    - 前記小さい枝肉大きさ区分、
    - 前記大きい枝肉大きさ区分、
    - 中間の枝肉大きさ区分
    のうちの1つに分類するようにプログラムされ、
    前記コンピュータによる生産制御システムは、前記第1の移送装置と前記第1の切断ラインコンベアとの組合せに関して、および、前記第2の移送装置と前記第2の切断ラインコンベアとの組合せに関して、前記小さい枝肉大きさ区分および前記大きい枝肉大きさ区分のそれぞれの枝肉を前記供給コンベアから受け入れる組合せの各々の能力を、リアルタイムで決定するようにプログラムされ、
    前記生産制御システムは、前記第1の移送装置と前記第1の切断ラインコンベアとの組合せに関して、および、前記第2の移送装置と前記第2の切断ラインコンベアとの組合せに関して、前記小さい枝肉大きさ区分および前記大きい枝肉大きさ区分の前記枝肉が、可能な最大限の度合いで、それぞれの前記組合せに振り分けられた状況において、前記供給コンベアから枝肉を受け入れるそれぞれの残存能力を、リアルタイムで決定するようにプログラムされ、
    前記生産制御システムは、前記組合せの各々の決定された前記残存能力に基づいて、前記中間の枝肉大きさ区分の前記枝肉が前記組合せに対して分配されるように、前記第1および第2の移送装置を制御するようにプログラムされる
    ことを特徴とする、設備。
  10. 屠殺された家禽を加工するための設備であって、
    - 次々と流れてくる個々の枝胸肉部(31)を連続的に順番で運ぶように適合された、屠殺された家禽の枝胸肉部用の供給コンベア(30)と、
    - 計量装置および撮像装置のうちの少なくとも一方を備え、個々の各枝胸肉部は、
    - 前記計量装置(33)による個々の前記枝胸肉部の重量の決定、
    - 前記撮像装置による個々の前記枝胸肉部の大きさの決定
    のうちの少なくとも一方が行われるステーションと、
    - 前記枝胸肉部を切身にするように適合された少なくとも第1の切身ライン(40)および第2の切身ライン(50)と
    を備え、
    前記切身ラインの各々は、関連する切身ラインコンベア(41,51)を備え、前記切身ラインコンベアは、無端走路と、前記走路に沿って移動されるとともに、各々が1つの枝胸肉部を支持するように適合されている搬送器具とを備え、
    前記切身ラインの各々は、前記走路に沿って配置された1つまたは複数の切身加工装置(42,52)を備え、前記1つまたは複数の切身加工装置は、切身ラインコンベアの搬送器具によって支持された前記枝胸肉部に切身加工処理を行い、
    - 前記供給コンベアと前記第1の切身ラインコンベアとの間に配置され、枝胸肉部を前記供給コンベアから前記第1の切身ラインコンベアへと移送する第1の移送装置(35)と、
    - 前記供給コンベアと前記第2の切身ラインコンベアとの間に配置され、枝肉を前記供給コンベアから前記第2の切身ラインコンベアへと移送する第2の移送装置(45)と、
    - 請求項2の前記方法を実施するようにプログラムされたコンピュータによる生産制御システムと
    をさらに備える設備。
  11. 屠殺された家禽を加工するための設備であって、
    - 屠殺された家禽の枝胸肉部を運ぶように適合された供給コンベア(130)であって、無端走路と、前記走路に沿って移動されるとともに、各々が1つの枝胸肉部を支持するように適合されている搬送器具(131)とを備え、例えば、前記枝胸肉部は、前記搬送器具からそれの脚によって吊り下げられたオーブンで温めるだけの枝肉から部分的に切り離される供給コンベア(130)と、
    - 計量装置および撮像装置のうちの少なくとも一方を備え、個々の各枝胸肉部は、
    - 計量装置による個々の前記枝胸肉部の重量の決定、
    - 撮像装置による個々の前記枝胸肉部の大きさの決定
    のうちの少なくとも一方が行われるステーション(133)と、
    - 前記枝胸肉部を切身にするための少なくとも第1の切身ライン(140)および第2の切身ライン(150)と
    を備え、
    前記切身ラインの各々は、関連する切身ラインコンベア(141、151)を備え、前記切身ラインコンベアは、無端走路と、前記走路に沿って移動されるとともに、各々が1つの枝胸肉部を支持するように適合されている搬送器具とを備え、
    前記切身ラインの各々は、前記走路に沿って配置された1つまたは複数の切身加工装置(142、152)を備え、前記1つまたは複数の切身加工装置は、切身ラインコンベアの搬送器具によって支持された前記枝胸肉部に切身加工処理を行い、
    前記第1の切身ラインおよび前記第2の切身ラインの各々の前記切身ラインコンベアは、前記供給コンベアの搬送器具からの枝胸肉部の移送を、前記切身ラインの搬送器具へと向かわせるように適合され、前記切身ラインコンベアの前記搬送器具の各々は、例えば、前記供給コンベアに対して受取位置および非受取位置に命令で選択的に移動可能であり、枝胸肉部が前記供給コンベアの搬送器具から前記切身ラインコンベアの搬送器具へと移送される場合には、前記受取位置へと移動され、
    - 請求項3の前記方法を実施するようにプログラムされたコンピュータによる生産制御システム(100)をさらに備える設備。
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