JP2000116314A - 鮭・鱒の水揚げ自動システム - Google Patents

鮭・鱒の水揚げ自動システム

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JP2000116314A
JP2000116314A JP10307860A JP30786098A JP2000116314A JP 2000116314 A JP2000116314 A JP 2000116314A JP 10307860 A JP10307860 A JP 10307860A JP 30786098 A JP30786098 A JP 30786098A JP 2000116314 A JP2000116314 A JP 2000116314A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 季節の短期間に集中して大量に漁獲される鮭
・鱒の雌雄判別、肉質の品質等級の判定、魚体の重量選
別作業が、完全自動化のもとに迅速・正確に実行でき、
しかも省力化が可能な水揚げ自動システムを、市場に提
供しようとするものである。 【構成】 鮭・鱒の水揚げ自動システムであって、魚体
の姿勢制御システムを経て、最初に核磁気共鳴を利用し
た雌雄判別システムを、次に魚体の婚姻色デジタル画像
を解析することによる肉質の品質等級を判定するシステ
ムを、次いで魚体の重量測定システム、そして、これら
の判定の組み合わせ毎の仕分けと容器内装入、次いでラ
ベリングとデータの集計表示システムを備えている。さ
らに、個々の判定および測定データは付属のコンピュー
ターに入力され、その演算・集計の結果にもとづき、工
程プロセスが制御されることで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鮭・鱒等の魚群の
雌雄判別、魚体の大きさの選別、品質等級の判定を自動
的に行うことが出来る水揚げ作業に適用される装置シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】産卵のために我が国に回帰してくるシロ
サケ(秋鮭)は、人工孵化放流事業の成果によって近年
急激に増加し、平成8年には8220万尾と史上最高の
豊漁となっている。
【0003】我が国の定置網や延縄(はえなわ)で捕獲
されたシロサケは、全て魚市場に水揚げされるが、そこ
で販売にまで至る作業工程は、まず最初に、イクラや筋
子を製造する為めの雌鮭と、肉食に供される雄鮭との雌
雄判別が行われる。次いで、それぞれの性成熟の度合い
に応じて4段階の品質判定が行われた後、魚体の重量を
例えば大、中、小のサイズに分けて計量され、市場仲買
人により入札、競り落とされて引き取られることにな
る。
【0004】これら一連の作業における雌雄判別や品質
判定は、その魚種の雌雄等の外観の差異を利用して、荷
受人の経験的な勘にもとずいて、肉眼的判断によって行
われているのが現状である。これらの熟練者の官能によ
る雌雄判別や品質判定は個人差が大きく、同一人であっ
ても恒常的に「ムラ」の無い作業を行うことは、甚だ困
難である。
【0005】一般に9月から12月に海洋より河川に遡
上する鮭・鱒は、産卵期が近ずくと魚体の色が婚姻色と
いう雲状斑が次第に濃くなり、味も落ちることが知られ
ており、これに応じて取引き価格も低下する。すなわ
ち、シロサケ(秋鮭)の品質はメジロ、ギンケ、Aブ
ナ、Bブナ、Cブナと呼称され、この順に値段が付けら
れる。
【0006】したがって、鮭・鱒を取り引きする場合に
おいては、如何なる品質のランク付けを行うかによって
金銭的に大きな差異が生ずるので、その品質等級の判定
は一定の基準で正確になされることが要求される。
【0007】こうした状況のもとで、秋鮭が水揚げされ
る全国の魚市場では、雌雄判別、品質等級判定等は、魚
の外観上の差異を利用して荷受人の肉眼的判断によって
行われているのであるが、この方法にはいくつかの問題
があり、トラブルの原因になっている。
【0008】すなわち、従来の方法では荷受人が目視で
判断するものであるので、判断に誤りが生じ易いこと、
特に漁期の最盛期には大量の水揚げが終日継続し、長時
間労働になりがちであり、過労による判断ミスが生じ易
い。また大量の鮭が市場内に長時間放置されることもあ
り、魚体の鮮度低下を招き、その商品価値を下げる原因
ともなっている。
【0009】一方、各地の漁場または市場では、水揚げ
作業の正確さと迅速性を確保するために、秋鮭の最盛期
の大量水揚げに合わせた人数の従業員を雇用しており、
秋鮭の漁獲以外の時期においては労働力が過剰になり、
企業経営上大きな問題になっている。
【0010】魚市場や漁協単位毎に品質等級基準が一定
しないため、漁連では品質管理ができないと言う問題も
生じている。こうした状況下で、近年の秋鮭の大量水揚
げ時代を迎え、作業性や経済性を考慮した秋鮭の雌雄判
別、品質等級の判定の自動化を、最新技術によるFA化
システムによって実現することが急務となっている。
【0011】こうした課題に対応する手段として、いく
つかの技術が提案されている。例えば、特開昭61−2
9977号には、鮭の品質等級を魚体の色にもとずいて
判別する装置が提案されている。この技術は、静止画像
として撮影された魚体の色についての画像信号を設定値
と比較して、等級判別を行う装置に関するものである。
この技術は、鮭・鱒の雌雄判別なしに魚体の色による品
質等級の判定を行っている。しかしながら、鮭・鱒のよ
うに雌雄による魚体色の差異が大きいものに適用する場
合、雌雄を同じ画像信号標準で比較判定することにな
り、食肉の品質等級の判定精度は、結果として著しく低
下したものになる。
【0012】また、特開平8−131060号には、魚
の総合判別装置が提案されている。この技術において
は、人手を介することなしに魚体を判別する半自動的な
総合システムが提示されている。しかし、このシステム
は混在する多種の魚の魚種判別と魚体の大きさ選別のみ
で構成され、魚の雌雄、肉質の品質等級などの高度な品
質判定には、まったく対応していない。
【0013】以上のように従来技術においては、鮭・鱒
の市場への水揚げに適用できる、人的作業によらない完
全に自動化された総合システムは、いまだ存在しない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な状況
下においてなされたもので、その目的は鮭・鱒のように
季節の短期間に集中して、しかも大量に漁獲される魚の
雌雄判別、肉質の品質等級の判定、そして魚体の重量選
別が、迅速に、正確に、且つ省力化が可能な水揚げ自動
システムを、市場に提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の鮭・鱒の水揚げ自動システムは、本発明の発
明人が先に特願平10−176381号において発明し
た「魚の雌雄判別装置および判別方法」の技術を基幹に
して鮭・鱒の水揚げ選別の総合システム・プラントとし
て、発展させたものである。すなわち、鮭・鱒の選別に
おいて最も重要な特性である「雌雄判別」が、完全に、
正確に、且つ1秒間という短時間に連続移送中に実行で
きるようになった。この技術の確立により、初めて、市
場要求を満足しうる水揚げの完全自動システムの構築が
可能になった。
【0016】このシステムにおける具体的な構成として
は下記の(1)から(6)の装置が挙げられる。 (1)魚体の雌雄判別のための核磁気共鳴利用による判
別装置。 (2)魚体の肉質判定のための魚体における婚姻色の画
像解析処理判定装置。 (3)魚体の重量選別のための自動個体検量装置。 (4)魚体の雌雄、肉質、重量等による一括仕分け装
置。 (5)魚体の搬送用容器への装入および検量装置。 (6)仕分けされた品質区分の自動ラベリングおよび表
示装置。
【0017】第1の発明は、搬入装置から搬送される捕
獲後の鮭・鱒を、その雌雄、品質等級、さらに魚体の大
きさ毎に選別し仕分けする水揚げ自動システムであっ
て、以下の順位に従って配置される。魚体の姿勢制御シ
ステムを経て、先ず、核磁気共鳴を利用した雌雄判別シ
ステムを最初に配置し、次に魚体の婚姻色を撮影するデ
ジタル撮影手段と、その画像を解析することにより鮭・
鱒の品質等級を判定するシステムを、次いで個々の魚体
の重量を測定するシステム、そして、それらの雌雄、品
質等級、および魚体の重量の組合わせで仕分けするシス
テムを経て、次に任意の総重量になるように搬送用容器
に装入するシステムと、魚体の区分内容をラベリングす
るシステムを備えており、且つ、搬入から搬出までの各
段のシステムにおいて得られた判別および測定データ
は、すべて、その都度、併設のコンピューターに入力さ
れ、その解析、分類、区分等が演算され、集計され、制
御されることで構成されることを特徴とする。
【0018】すなわち、第1の発明の基幹となる構成
は、最初の3段の工程順番を、第1段を「雌雄判別手
段」、その次の第2段を「品質等級判別手段」に、そし
て第3段を「重量測定手段」とすることが特記される特
徴とする、鮭・鱒の水揚げ自動システムである。
【0019】第2の発明は、搬入装置から搬送される捕
獲後の鮭・鱒を、その雌雄、品質等級、さらに魚体の大
きさ毎に選別し仕分けする水揚げ自動システムであっ
て、以下の順位に従って配置される。魚体の姿勢制御シ
ステムを経て、先ず、核磁気共鳴を利用した雌雄判別シ
ステムを最初に配置し、次に個々の魚体の重量を測定す
るシステム、次いで魚体の婚姻色を撮影するデジタル撮
影手段と、その画像を解析することにより鮭・鱒の品質
等級を判定するシステムと、そして、それらの雌雄、魚
体の重量、品質等級の組合わせによる仕分けシステムを
経て、次に任意の総重量になるように搬送用容器に収納
される計量システムと、魚体の区分内容をラベリングす
るシステムを備えており、そして、搬入から搬出までの
各段のシステムにおいて得られた判別および測定データ
は、すべて、その都度、併設のコンピューターに入力さ
れ、その解析、分類、区分等が演算され、集計され、制
御されることで構成されることを特徴とする。
【0020】すなわち、第2の発明の基幹となる構成
は、最初の3段の工程順番を、第1段を「雌雄判別手
段」、その次の第2段を「重量測定手段」に、そして第
3段に「品質等級判別手段」にすることが第1の発明と
異なり、それを特徴とする鮭・鱒の水揚げ自動システム
である。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1の発明)図1は本発明の第
1の発明に係わる鮭・鱒の水揚げ自動システムの構成図
である。
【0022】ホッパーなどの搬入装置100に、捕獲さ
れた鮭・鱒が搬入されると、それらはベルト・コンベア
あるいは搬送ローラー等により順次、魚体の姿勢制御シ
ステム200に導入される。ここで、すべての魚体の姿
勢が搬送方向に対して同一の向きに、しかも搬送される
魚体の間隔も一定になるように調整される。そして、各
魚体はナンバリングされ、コンピューター(CPU)1
000に入力される。
【0023】次いで、最初の特性判別のステップとして
雌雄判別システム300に移送される。このシステム
は、核磁気共鳴信号の強度の変化によって魚体内部の卵
巣の有無を判別し、雌雄を識別する方法である。ここで
行われるた個々の雌雄判別の結果は、全てコンピュータ
ー(CPU)1000に入力される。
【0024】そして、次の特性判別として、品質等級判
定システム400に魚体は移送される。鮭・鱒の肉質は
魚体色の変化度合いと比例するという事実を利用して、
品質等級を判定しようとするものである。そのためには
鮭・鱒の側腹部の体色の状況をデジタル撮影し、その画
像を解析し、たとえば現用の品質区分のギンケ、Aブ
ナ、Bブナ、Cブナの4等級に選別し、その結果もコン
ピューター(CPU)1000に入力、記憶される。
【0025】さらに、魚体の大きさを選別するために、
魚体の重量測定システム500に移送される。この自動
個体検量装置で、各個体の重量が連続して測定される。
この重量値は、たとえば大、中、小の重量別に選別さ
れ、コンピューター(CPU)1000に、データとし
て入力される。
【0026】以上で、鮭・鱒の個体特性は全て測定さ
れ、次の区分仕分けシステム600に移送される。ここ
で、これまでに測定および判別された結果に基づき、コ
ンピューター(CPU)で区分が演算され、その仕分け
の指示に呼応して、仕分け装置が稼働して、鮭・鱒は各
々の区分の場所に、分岐・移送される。
【0027】区分仕分けシステムの下流には、搬送用容
器内装入システム700があり、各区分仕分け毎に搬送
用容器たとえば魚籠が供給され、その中に鮭・鱒が装入
される。この際、魚体の単重により魚籠に装入される尾
数もしくは重量範囲が設定されており、その尾数あるい
は重量範囲に達した時点で装入は停止され、魚籠は外部
に移出され、この際、装入された総重量が測定され、デ
ータはコンピューター(CPU)に入力される。
【0028】次の工程はラベリング・システム800で
あり、ここでコンピューター(CPU)内に収録された
データにもとづき、搬送用容器内に装入された魚体に関
するデータをラベルに印字し、そのラベルの容器内への
投入、あるいは張付けによるラベリング作業が自動的に
行われる。
【0029】最終の工程は、搬出装置900であり、区
分仕分けされラベリング表示された鮭・鱒の入った搬送
用容器(魚籠)が、ここから外部に送出される。
【0030】各工程毎の判定、測定データは、その都度
コンピューター(CPU)1000に入力され、その演
算データにより、全工程のシステムは稼働される。そし
て、それぞれの工程における入出力データは、工程毎に
CRT等に表示される。そして、集計データ表示システ
ム850においては総合的集計データが表示されると共
に、プリント・アウトされる。
【0031】(第2の発明)図2は本発明の第2の発明
に係わる鮭・鱒の水揚げ自動システムの構成図である。
その構成において先の第1の発明と対比すると、1番目
の判別工程「雌雄判別システム300」の後の2番目の
判定工程が、「魚体の重量測定システム401」に、そ
して3番目の判定工程が「品質等級判定システム50
1」になっている。すなわち、第1の発明とは、2番目
と3番目の判定工程の順位が、反転している構成となっ
ている。
【0032】第2の発明の内、第1の発明と異なる構成
の部分について以下に説明する。 (1)雌雄判別後の次工程は「魚体の重量測定システム
401」となり、ここで魚体の重量が測定される。 (2)そして、次の工程の「品質等級判定システム50
1」において、魚体の側腹部の体色模様のデジタル撮影
と、その画像解析による判定が行われる。
【0033】本発明において、重量選別工程を品質等級
判定の工程の前に行う理由について説明する。個々の魚
体の重量測定値から、実績データに基づき魚体の寸法
(体長あるいは側腹部の厚さ)を推定することができ
る。この場合、測定される魚種が鮭・鱒に限定されてお
り、しかも雌雄判別後なので、魚体寸法の推定精度は十
分なものになる。
【0034】次の工程の魚体の撮影において、撮影の画
像精度を上げるため、カメラの「撮影視野の設定」およ
び「撮影ピントの設定」の調整を行う場合がある。この
際、魚の重量測定値より推定された「魚体の体長」デー
タは、魚体の側腹部における撮影部位、範囲の選択決定
に使用される。また、「魚体の測腹部の厚さ」は、カメ
ラのピント合わせの上下方向の微動調整に使用すること
ができる。
【0035】なお、上記以外の工程は、第1の発明の場
合と全く同様であるので、説明を省略する。
【0036】第1の発明および第2の発明に共通な事項
として、魚の選別システムにおける搬送ルートの構成に
ついて説明する。その方式には(イ)区分各段分岐方
式、(ロ)最終段区分分岐方式の2つが考えられる。
【0037】先ず、従来の設備に多い区分各段分岐方式
について述べる。(図3参照)魚の判別、判定、選別
(たとえば雌雄判別、品質等級の判定、重量選別等)を
行う毎に、その仕分けに応じて、魚の搬送経路を分岐さ
せる方式である。各仕分け数の積の回数まで、経路が分
岐することから、搬送ルートは煩雑になる。 したがっ
て、各仕分けルート毎に、別途の判別システムが必要で
あり、この方式による自動化設備は複雑になり、設備費
用の増大化を招く。この方式は、機械的な搬送分岐が原
理であり、コンピューター制御のない従来の手作業によ
る設備システムに多い。
【0038】次に、本発明に採用の搬送方式である最終
段区分分岐方式について説明する。(図4参照)この方
式は、魚の搬送ルート上の各判別システムにおいては、
判定データのみを併設のコンピューター(CPU)に送
信し入力させて、魚の搬送ルートは分岐せず、魚は次工
程にを移送される。
【0039】すべての判別が終了した時点で、初めて分
岐セパレーターのある仕分けシステムに魚を導入して、
コンピューター(CPU)から出力される魚の格付けデ
ータに基づき、魚体は一尾毎に仕分け区分される。仕分
けシステムにおける仕分け区分の数は、採択される魚の
格付け区分数により変更することが可能である。搬送ル
ート上の個々の魚は、一尾毎にナンバリングされてお
り、各判別システムにおける格付けデータは、その都度
コンピューター(CPU)に入力される。
【0040】この方式の搬送に用いられるコンベアは、
パケット・コンベアやトレイ・コンベアなど、魚体を一
定間隔に配置し、移送中に姿勢が変化しない機構のもの
が望ましい。この場合、コンベア上の魚体配置のピッチ
間隔は、各判別システムでの一尾毎の判定所要時間によ
って決定される。もし、各判別システム間の判定所要時
間が大きく異なり、一連の搬送ルートとしてのタイミン
グが同調できないときは、コンベア・ライン上の魚体を
並列の複数配置とし、判別装置も複数化することで対応
できる。
【0041】この方式は、コンピューターによるデータ
記憶、分類、順位、画像解析等が可能になったため採用
できるものであり、魚の選別設備の簡便化、選別能率お
よび信頼性の大幅な向上が期待できる。
【0042】次に、本発明の基幹事項である「鮭・鱒の
選別システムにおいて、最初の判別工程に雌雄判別シス
テムを持ってきた」理由について説明する。
【0043】第1の理由として、鮭・鱒の品質等級判定
の精度向上を図ることが出来ることである。鮭・鱒の成
熟度合いを示す魚体の側腹部の婚姻色の模様は、雌雄で
異なる。したがって、雌雄が判別されておれば、雌と雄
で、それぞれ別の判定基準を用いて婚姻色模様を照合比
較できるので、品質等級の判定は更に正確に行うことが
出来る。雌雄を判別せずに品質等級を判定した場合、
「肉質に見合うギンケ、Aブナ、Bブナ、Cブナ」区分
の適合率は約60%であるのに対し、雌雄を判別後に品
質等級判定を行った場合、その適合率は80%となり、
判定精度は大幅に向上することが知られている。
【0044】第2の理由は、必要に応じて次工程以降の
簡省略が出来ることである。鮭・鱒の品質特性の中で最
も重要なものは「雌雄の別」である。すなわち、雌は高
価格なイクラ、筋子を保有しており、雄に比較して市場
価値が高い。したがって、この雌雄判別が確定している
場合、魚の市況、需要、そして加工の用途等の状況によ
り、雌雄判別以外の判定工程を、簡略あるいは省略する
ことも可能である。
【0045】以上述べたように「雌雄判別システム」
は、本発明の構成において基幹をなすものであり、この
技術の確立があって鮭・鱒の完全なる水揚げ自動システ
ムが成立したと考えることが出来る。
【0046】
【実施例】第1の発明に係わる実施例を説明する。本発
明のシステムの構成における最初の工程は、魚体の姿勢
制御システムである。搬入装置のホッパーを経由して装
入された鮭は(イ)個々の魚体はナンバリングされてコ
ンピューターのCPUに登録される、(ロ)各々の判別
装置において、判定のための一定の時間が必要である、
(ハ)確実に判定させるには、判別装置での被検体の姿
勢は常に同じである方がよい等の理由から、一定の姿勢
方向と間隔に姿勢制御され、搬送には区切り枠のあるパ
ケット・コンベアを使用した。コンベア上の魚体の配列
間隔は、コンベア速度を60m/minにした場合、判
定所要時間は1秒であるので、1m間隔に設定された。
【0047】本発明の水揚げ自動システムにおける判別
システムとして最初の工程は、「雌雄判別システム」で
ある。これには本発明の出願人が先に別途出願した、
「魚の雌雄判別装置および判別方法」(特願平10−1
76381号)がある。その原理は魚の雌雄によって各
磁気共鳴信号が変化することを利用したものであり、そ
の特長とするところは、判定の所要時間が1秒間と短
く、システムを構成するための連続判別ができ、大量の
鮭・鱒を処理することが可能である。
【0048】本発明における雌雄判別システムの構成例
を図5に示す。図5において、310は静磁場発生装置
である。雌雄が判別される被検体としての鮭340は、
搬送手段としてのコンベア350に載置されてボア内に
搬送され、所定の位置まで来たところで測定される。図
5中の320は、鮭340に高周波磁場を印加し、かつ
鮭の魚体からのNMR信号を受信するためのプローブ・
コイルであり、330は勾配磁場を印加するための勾配
磁場コイル、360は勾配磁場コイル用の電源である。
370は予めプログラムされた高周波パルスおよび勾配
磁場のシーケンスを制御しつつ送信するための送信部、
380は受信したNMR信号を検波し、解析するための
受信・解析部である。
【0049】品質判定システムに実施例について説明す
る。この判定システムは、秋鮭における魚肉の品質を魚
体の外観によって判定することを原理としている。すな
わち、鮭・鱒は性成熟によって婚姻色が現れ、これによ
って肉質の成分も変化することが知られている。魚体の
外観からの判定基準がギンケ、Aブナ、Bブナ、Cブナ
となるに従って、魚の体成分において食味の品質を示す
「脂質」、肉色の赤みを示す「アスタキサンチン」が減
少し、肉質の劣化が著しい。
【0050】現行の肉眼判定による上記内容の判定ラン
ク付けを、より客観的なものにするため、外観上の特徴
を画像処理し数値化して判定することにより、品質評価
の精度や信頼度を上げることが出来る。これを利用し
て、鮭・鱒の品質判定には次の2方法が適用できる。
【0051】(1)鱗面の黒白度合いによる判定。 鮭・鱒の側腹部の鱗面をデジタル画像として取り込み、
この画像を黒白レベルの2値に転換し、黒あるいは白色
の画面における占有率を、魚体の成熟度を示す設定値と
比較し判定する。これは鮭・鱒が成熟度によって、魚体
の鱗面が黒ずんでくることを原理としている。
【0052】(2)婚姻色による判定。 鮭・鱒の婚姻色の発色状況をカラー・カメラで撮影し、
体色における白色分布濃度と赤色などの有彩色の分布濃
度が相関することを利用して品質等級を判定するもので
ある。すなわち、魚体の側腹部の全面積Sに対する魚体
の有彩色部の占有面積Srの比を、画像解析により演算
することにより判定する。
【0053】なお、鮭・鱒の雌雄で婚姻色のパターンが
若干異なる。このため、必要な場合、品質等級の判定基
準を雌雄別に適用することにより、判定の精度を上げる
ことができる。
【0054】品質等級判定に関する上記2方法の画像解
析は、必要に応じて、どちらか単独あるいは両方を採用
することができる。
【0055】品質等級判定システムの装置構成を図6に
示す。図6の410は搬送用のコンベアであり、搬送中
の魚体420はその上を一定速度で移動する。コンベア
近辺の所定位置に、位置センサー430が複数個配置さ
れている。被検体の魚体420が、位置センサー430
によって感知されると、シーケンサー制御装置440を
経由した指令によってカメラ450が作動し、魚体の体
色および形状を撮影し、そのデータ信号はコンピュータ
ー(CPU)1000に送られ、そこで画像解析され
て、その結果は、例えば、ギンケ、Aブナ、Bブナ、C
ブナに相当する魚の品質等級として記憶される。
【0056】魚体の重量測定システムの実施例について
説明する。搬入された魚体の大きさ選別を重量測定でも
って行った。設備の概要構成を図7に示した。搬送用コ
ンベア510により移送された魚体520は、位置セン
サー530により感知され、コンピューター(CPU)
1000に信号が送られ各魚体が認知される。次いで、
秒量コンベア540上に乗載された魚体は、秤量コンベ
アに連結している秤量器550により重量測定される。
そして、その重量データはデータ信号としてコンピュー
ター(CPU)に入力される。そして、入力されたデー
タは、演算により、予め設定された重量範囲別、例えば
大、中、小の3区分に分別される。
【0057】移動する物体の重量測定方式の種類として
(イ)電磁平衡方式、(ロ)電気抵抗線(ロードセル)
方式、(ハ)差動トランス方式があるが、被検体の重量
範囲、高速応答性(単位時間当たりの測定能力)、コス
ト、耐振性、安定性などによって選択される。
【0058】次に、各付け仕分けシステムの構成を図8
に示す。被検体である魚体610は分岐コンベア620
に導入される。この段階では、全ての魚体の個々の格付
けは完了しているので、コンピューター(CPU)10
00からの格付け結果による指示を受けて、分岐コンベ
ア620上のセパレータ630が、アキュムレータ64
0を介して作動し、個々の魚体は格付け区分に従って仕
分けされ、各格付け分岐場所650に移送される。格付
け仕分けの分岐数は、実施例では「雌雄:2」×「品質
等級:3」×「重量ランク:3」の24区分であるが、
区分数は必要に応じて増減することが出来る。
【0059】次に搬送用容器内装入システムについて図
9に説明する。各々の格付けに従って仕分けされた個々
の魚体を、搬送用容器としての魚籠に装入するシステム
である。まず、先の格付け仕分けシステム700によっ
て分配された魚は、魚体搬入遮断弁710が開かれてい
る状況下で、魚の装入部720に導入される。そこに
は、既に空容器遮断弁730を経由した空容器740が
待機状態になっている。魚の装入部720には、連結し
て重量測定器が設置してあり、任意に設定の装入重量
(例えば魚の重量区分により40から50kg)に達し
た時点で、魚体搬入遮断弁710が作動して閉じ、魚の
装入が停止される。この際、魚の装入重量の実績データ
はコンピューター(CPU)1000に入力される。次
に、魚の装入済容器760は、容器の搬出遮断弁770
が開口して、搬出ライン780に入り搬出口790に移
送される。魚の装入前の空容器740は、空容器格納部
745に保管されており、シーケンス制御部の指令によ
り、次の空容器740は空容器待機部735の方に送出
される。なお、シーケンス制御部は、空容器格納部74
5からの空容器740の送出しと装入済容器760の搬
出を手順よく行うため、空容器待機部735の空/満状
況および魚の装入部720の空/満状況を検知し、コン
ピューター(CPU)1000からの結果を基に魚体搬
入遮断弁710,容器の搬出遮断弁770,空容器遮断
弁730をプロセスに合わせて連動させるための機能装
置である。空容器740の供給は、工程上十分に時間的
な余裕があるので、自動供給の代わりに人手による手動
とすることもできる。
【0060】本発明の水揚げ自動システムの最終工程と
してのラベリング・システムについての実施例を図10
に説明する。鮭・鱒が装入済みの容器(魚籠)に対し
て、魚の格付け内容を示すラベルを付与するシステムで
ある。搬送コンベア810上に移送中の魚体装入容器8
20が、所定の位置に来たとき、コンピューター(CP
U)1000からの指示に基づきラベル・プリンター8
30が作動し、格付けラベルが作成され、即時に装入容
器に付与される。これに対応するラベル・プリンターと
して(1)エアー・ジェット方式のラベル・プリント貼
付機、(2)印字ラベル・プリンター等がある。前者
は、プリントされたラベルを空気吹き出しにより高速貼
付するものであり、後者は耐水性のラベルを容器(魚
籠)内に投入するものである。
【0061】想定される鮭・鱒の格付けのためのラベル
の印字内容としては、下記の項目が考えられる。 雌雄別、 品質等級、 魚体の重量区分、 容器
内の総重量(尾数)、 ロットNo. 市場名等
取扱(水揚)年月日 等
【0062】さらに、集計データの表示システムについ
て説明する。これは本発明の鮭・鱒の水揚げ自動システ
ムにおける、(1)手入力データ、(2)各判定・測定
装置において得られた自動入力データ、そして(3)各
集計の出力データの全てを最終的に表示、印字するもの
である。手入力データとしては、ロッド・コード、収穫
月日、荷受日時、装入容器内の設定総重量(尾数)等
が、そして、自動入力データとしては、選別日時、選別
尾数、選別総重量、雌・雄尾数(重量)、各重量区分
「大、中、小」毎の尾数(重量)、各品質等級「ギン
ケ、Aブナ、Bブナ、Cブナ」毎の尾数(重量)等であ
る。そして最終集計の出力データとしては、各仕分け区
分(雌雄・重量区分・等級の24区分)毎の尾数(重
量)、日間の集計データ、月間の集計データ、ロッド・
コード毎の集計データ等が考えられる。
【0063】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明により、秋
鮭の漁獲シーズンにおいて魚市場に大量に水揚げされ
る、魚群を直接手に触れることなく、雌雄の判別、肉質
による品質等級の判定、そして魚体の重量選別等の仕分
けを、判定の熟練者を必要とせずに容易に、かつ正確に
実行できる。さらに特長を挙げると、次のとおりであ
る。 (1)すべて無接触判定であるので、魚を傷つけること
がない。 (2)人間の行う官能検査には、a)個人差によるバラ
ツキ、b)時間差によるバラツキ、c)主観、先入観、
d)経験が必要等の種々の欠点がある。これに対して本
発明では、画像処理などデジタル化されたデータで、客
観的に判定することができる。つまり安定性、再現性、
信頼性に優れ公平な判定ができる。 そして、この作業は完全に自動化できることから、連続
して昼夜休みなく行うことが出来るので、仕分け水揚げ
が迅速化され、魚の鮮度保持が期待される。そして、北
海道および本州の鮭・鱒水揚げ地域における品質の均一
化が得られ、本システムにより判定基準の標準化達成に
寄与できると考えられる。そして、魚市場の強力な施設
プラントとして、水産業界の省力化、合理化、効率化に
資することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に係わる鮭・鱒の水揚げ自動システ
ムの構成図。
【図2】第2の発明に係わる鮭・鱒の水揚げ自動システ
ムの構成図。
【図3】区分格段分岐方式の搬送ルート。
【図4】最終段区分分岐方式の搬送ルート。
【図5】雌雄判別システムの構成。
【図6】品質等級判定システムの構成。
【図7】魚の重量測定システムの構成。
【図8】格付け仕分けシステムの構成。
【図9】搬送用容器内装入システムの構成。
【図10】ラベリング・システムの構成。
【符号の説明】
100 搬入装置 200 魚体の姿
勢制御システム 300 雌雄判別システム 400 品質等級
判定システム 401 重量測定システム 500 重量測定
システム 501 品質等級判定システム 600 区分仕分
けシステム 700 搬送用容器内装入システム 800 ラベリン
グ・システム 850 集計データ表示システム 900 搬出装置 1000 コンピューター(CPU) 310─静磁場発生装置 320 プローブ
・コイル 330 勾配磁場コイル 340 鮭 350─コンベア 360 電源 370 送信部 380 受信・解
析部 410 コンベア 420 魚体 430 位置センサー 440 シーケン
サー制御装置 450 カメラ 510 搬送用コンベア 520 魚体 530 位置センサー 540 秤量コン
ベア 550 秤量器 610 魚体 620 分岐コン
ベア 630 セパレータ 640 アキュム
レータ 650 格付け分岐場所 710 魚体搬入遮断弁 720 魚の装入
部 730 空容器遮断弁 735 空容器待
機部 740 空容器 745 空容器格
納部 760 装入済容器 770 容器の搬
出遮断弁 780 搬出ライン 790 搬出口 810 搬送コンベア 820 魚体装入
容器 830 ラベル・プリンター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬入装置から搬送される捕獲後の鮭・鱒
    を、その雌雄、品質等級、さらに魚体の大きさ毎に選別
    し仕分けする水揚げ自動システムであって、以下の順位
    に従って配置される。魚体の姿勢制御システムを経て、
    先ず、核磁気共鳴を利用した雌雄判別システムを最初に
    配置し、次に魚体の婚姻色を撮影するデジタル撮影手段
    と、その画像を解析することにより鮭・鱒の品質等級を
    判定するシステムを、次いで個々の魚体の重量を測定す
    るシステム、そして、これらの雌雄、品質等級および魚
    体の重量の組合わせによる仕分けシステムを経て、次に
    任意の総重量になるように搬送用容器に装入するシステ
    ムと、魚体の区分内容をラベリングするシステムを備え
    ており、そして、搬入から搬出までの各段のシステムに
    おいて得られた判別および測定データは、すべて、その
    都度、併設のコンピューターに入力され、その解析、分
    類、区分等が演算され、集計され、制御されることで構
    成することを特徴とする鮭・鱒の水揚げ自動システム。
  2. 【請求項2】 搬入装置から搬送される捕獲後の鮭・鱒
    を、その雌雄、品質等級、さらに魚体の大きさ毎に選別
    し仕分けする水揚げ自動システムであって、以下の順位
    に従って配置される。魚体の姿勢制御システムを経て、
    先ず、核磁気共鳴を利用した雌雄判別システムを最初に
    配置し、次に個々の魚体の重量を測定するシステム、次
    いで魚体の婚姻色を撮影するデジタル撮影手段と、その
    画像を解析することにより鮭・鱒の品質等級を判定する
    システムと、そして、これらの雌雄、魚体の重量、品質
    等級の組合わせによる仕分けシステムを経て、次に任意
    の総重量になるように搬送用容器に装入するシステム
    と、魚体の区分内容をラベリングするシステムを備えて
    おり、そして、搬入から搬出までの各段のシステムにお
    いて得られた判別および測定データは、すべて、その都
    度、併設のコンピューターに入力され、その解析、分
    類、区分等が演算され、集計され、制御されることで構
    成することを特徴とする鮭・鱒の水揚げ自動システム。
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