JP2002533493A - オリゴマー状ヨウ素置換ポリカーボネートの使用 - Google Patents
オリゴマー状ヨウ素置換ポリカーボネートの使用Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、ヨウ素含有末端基を持たせたオリゴカーボネートを特に玩具および医学部品用の成形品の製造で用いて、高いX線コントラスト、高い透明性、高い熱安定性および良好な機械的特性を有する成形品を製造することに関する。
Description
【0001】 本発明は、ヨウ素含有末端基を持たせたオリゴカーボネート(oligoca
rbonates)を成形品、特に玩具および医学付属品に高いX線コントラス
ト(X−ray contrast)を持たせる目的で用いることに関する。
rbonates)を成形品、特に玩具および医学付属品に高いX線コントラス
ト(X−ray contrast)を持たせる目的で用いることに関する。
【0002】 医学分野および子供用玩具の分野では、出来るだけ高い透明性と良好な機械的
特性を有していて体に入れて時にX線検査で検出可能な材料が探求されている。
一般に、プラスチックで作られた製品は、金属製品とは異なり、特に骨の後方に
位置する時にはX線画像で検出不能であるか或は可能であるとしても困難である
。適切な添加剤を用いてそのような成形用組成物にX線コントラストを与えるこ
とができる。
特性を有していて体に入れて時にX線検査で検出可能な材料が探求されている。
一般に、プラスチックで作られた製品は、金属製品とは異なり、特に骨の後方に
位置する時にはX線画像で検出不能であるか或は可能であるとしても困難である
。適切な添加剤を用いてそのような成形用組成物にX線コントラストを与えるこ
とができる。
【0003】 ヨウ素含有末端基を有するポリカーボネートから作られた透明プラスチック成
形用組成物が米国特許第3,469,704号およびドイツ特許出願公開第17 20 812号に記述されている。
形用組成物が米国特許第3,469,704号およびドイツ特許出願公開第17 20 812号に記述されている。
【0004】 しかしながら、特に分子量が高い重合体の場合には合成費用が極めて高くなる
可能性がありかつある場合には成形品が達成するヨウ素含有量も低い。
可能性がありかつある場合には成形品が達成するヨウ素含有量も低い。
【0005】 商業的に入手可能なヨウ素含有化合物の場合、相溶性、色堅牢度および分子の
移行に関連した問題が生じ得る。
移行に関連した問題が生じ得る。
【0006】 従って、従来技術では、透明なプラスチック製品、特に玩具および医学付属品
として用いるに充分なX線コントラストを示すプラスチック組成物は今日まで入
手不能なままである。
として用いるに充分なX線コントラストを示すプラスチック組成物は今日まで入
手不能なままである。
【0007】 ポリカーボネートは優れた機械的特性を有することから特に高い機械的応力を
受ける透明な玩具部分で長年に渡って用いられてきた。ここでの意図は通常のX
線画像で検出可能で高い透明が変化せずかつ機械的特性が悪化する度合が出来る
だけ僅かのみであり得る種類のプラスチックを開発することにある。そのような
プラスチックの検出を可能にする層厚は出来るだけ薄くあるべきであり、厚くて
1.2mmである。
受ける透明な玩具部分で長年に渡って用いられてきた。ここでの意図は通常のX
線画像で検出可能で高い透明が変化せずかつ機械的特性が悪化する度合が出来る
だけ僅かのみであり得る種類のプラスチックを開発することにある。そのような
プラスチックの検出を可能にする層厚は出来るだけ薄くあるべきであり、厚くて
1.2mmである。
【0008】 本目的は、X線検査で充分なコントラストを示すと同時に良好な機械的特性と
透明性を有する成形用組成物を開発することにあった。子供用玩具で用いるに適
した材料が求められていることから毒学的理由で重金属の添加を排除した。
透明性を有する成形用組成物を開発することにあった。子供用玩具で用いるに適
した材料が求められていることから毒学的理由で重金属の添加を排除した。
【0009】 従って、本出願は、ヨウ素含有末端基を持たせたオリゴカーボネートを成形品
に高いX線コントラストを持たせる目的で用いることを提供し、ここでは、前記
オリゴカーボネートにジオール単位を2つ以上含有させて3,000未満の重量
平均分子量Mwを持たせる。
に高いX線コントラストを持たせる目的で用いることを提供し、ここでは、前記
オリゴカーボネートにジオール単位を2つ以上含有させて3,000未満の重量
平均分子量Mwを持たせる。
【0010】 この上に示したヨウ素含有化合物を互いに混合することも他のヨウ素含有物質
と混合することも可能である。
と混合することも可能である。
【0011】 特に適切なオリゴカーボネート類は、ヨウ素置換(iodinated)フェ
ノール類、例えば2−ヨードフェノール、3−ヨードフェノール、4−ヨードフ
ェノール、2,3−ジヨードフェノール、2,4−ジヨードフェノール、2,5
−ジヨードフェノール、2,6−ジヨードフェノール、3,4−ジヨードフェノ
ール、3,5−ジヨードフェノール、2,3,4−トリヨードフェノール、2,
3,5−トリヨードフェノール、2,3,6−トリヨードフェノール、2,4,
5−トリヨードフェノール、2,4,6−トリヨードフェノール、3,4,5−
トリヨードフェノールばかりでなくそれらのアルキル置換化合物を末端基として
含有させたオリゴカーボネート類である。特に2,4,6−トリヨードフェノー
ルが好適な末端基である。ポリカーボネートで用いるに適すると最近の特許に述
べられているジオール類の全部がヨウ素置換オリゴカーボネートのジオール単位
として用いるに適切であり、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
が好適である。
ノール類、例えば2−ヨードフェノール、3−ヨードフェノール、4−ヨードフ
ェノール、2,3−ジヨードフェノール、2,4−ジヨードフェノール、2,5
−ジヨードフェノール、2,6−ジヨードフェノール、3,4−ジヨードフェノ
ール、3,5−ジヨードフェノール、2,3,4−トリヨードフェノール、2,
3,5−トリヨードフェノール、2,3,6−トリヨードフェノール、2,4,
5−トリヨードフェノール、2,4,6−トリヨードフェノール、3,4,5−
トリヨードフェノールばかりでなくそれらのアルキル置換化合物を末端基として
含有させたオリゴカーボネート類である。特に2,4,6−トリヨードフェノー
ルが好適な末端基である。ポリカーボネートで用いるに適すると最近の特許に述
べられているジオール類の全部がヨウ素置換オリゴカーボネートのジオール単位
として用いるに適切であり、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
が好適である。
【0012】 成形品、特に玩具および医学装置にそのようなオリゴマー状(origome
ric)ヨウ素化合物をヨウ素含有量が0.2から19.9重量%、好適には0
.3から15重量%、特に好適には0.4から10重量%になるような量で含有
させる。
ric)ヨウ素化合物をヨウ素含有量が0.2から19.9重量%、好適には0
.3から15重量%、特に好適には0.4から10重量%になるような量で含有
させる。
【0013】 このようなヨウ素含有末端基を持たせたオリゴカーボネートを一般に透明なプ
ラスチックで用いる。
ラスチックで用いる。
【0014】 用いる透明なプラスチックは好適には透明な熱可塑性プラスチック(ther
moplastic)、特に好適にはエチレン系不飽和単量体から作られた重合
体および/または二官能反応性化合物から作られた重縮合物である。
moplastic)、特に好適にはエチレン系不飽和単量体から作られた重合
体および/または二官能反応性化合物から作られた重縮合物である。
【0015】 特に適切なプラスチックはジフェノールを基とするポリカーボネートまたはコ
ポリカーボネートである。しかしながら、また、本発明に従うオリゴマーをポリ
−もしくはコポリカーボネートと一緒に用いることも可能であり、そしてポリ−
もしくはコポリメタアクリレート、例えばポリ−もしくはコポリメタアクリル酸
メチルなどと一緒に用いることも可能であり、かつまたスチレンの共重合体、例
えば透明なポリスチレン−アクリロニトリル(SAN)などと一緒に用いること
も可能である。
ポリカーボネートである。しかしながら、また、本発明に従うオリゴマーをポリ
−もしくはコポリカーボネートと一緒に用いることも可能であり、そしてポリ−
もしくはコポリメタアクリレート、例えばポリ−もしくはコポリメタアクリル酸
メチルなどと一緒に用いることも可能であり、かつまたスチレンの共重合体、例
えば透明なポリスチレン−アクリロニトリル(SAN)などと一緒に用いること
も可能である。
【0016】 それらをまた透明なシクロオレフィン、テレフタル酸の重縮合物もしくは共重
縮合物、例えばポリ−もしくはコポリエチレンテレフタレート(PETまたはC
oPET)またはグリコール修飾PET(PETG)などに添加することも可能
である。
縮合物、例えばポリ−もしくはコポリエチレンテレフタレート(PETまたはC
oPET)またはグリコール修飾PET(PETG)などに添加することも可能
である。
【0017】 本分野の技術者はポリカーボネートまたはコポリカーボネートを用いて優れた
結果を達成するであろう。
結果を達成するであろう。
【0018】 本発明の目的で、熱可塑性芳香族ポリカーボネートはホモポリカーボネートま
たはコポリカーボネートのいずれかであり、このようなポリカーボネートは公知
様式で線状であるか或は分枝していてもよい。
たはコポリカーボネートのいずれかであり、このようなポリカーボネートは公知
様式で線状であるか或は分枝していてもよい。
【0019】 そのようなオリゴカーボネートおよびポリカーボネートもしくはコポリカーボ
ネートの製造をジフェノールと炭酸誘導体と場合により連鎖停止剤と場合により
分枝剤を用いて公知様式で行う。
ネートの製造をジフェノールと炭酸誘導体と場合により連鎖停止剤と場合により
分枝剤を用いて公知様式で行う。
【0020】 ポリカーボネート類の製造に関する詳細が約40年に渡って数多くの特許明細
書に挙げられてきた。ここでは、例として、下記のみを言及する: Schnell,“Chemistry and Physics of Po
lycarbonates”,Polymer Reviews,9巻 Int
erscience Publishers,New York,London
,Sydney,1964,D.Freitag,U.Grigo,P.R.M
ueller,H.Nouvertne',BAYER AG,“Polyca
rbonates”Encyclopedia of Polymer Sci
ence and Engineerig,11巻 第2版,1988,648
−718頁そして最後にDres.U.Grigo,K.Kirchnerおよ
びP.R.Mueller,“Polycarbonates”Becker/
Braun,Kunststoff−Handbuch,3/1巻,Polyc
arbonate,Polyacetale,Polyester,Cellu
loseester,Carl Hanser Verlag,Munich,
Vienna,1992,117−299頁。
書に挙げられてきた。ここでは、例として、下記のみを言及する: Schnell,“Chemistry and Physics of Po
lycarbonates”,Polymer Reviews,9巻 Int
erscience Publishers,New York,London
,Sydney,1964,D.Freitag,U.Grigo,P.R.M
ueller,H.Nouvertne',BAYER AG,“Polyca
rbonates”Encyclopedia of Polymer Sci
ence and Engineerig,11巻 第2版,1988,648
−718頁そして最後にDres.U.Grigo,K.Kirchnerおよ
びP.R.Mueller,“Polycarbonates”Becker/
Braun,Kunststoff−Handbuch,3/1巻,Polyc
arbonate,Polyacetale,Polyester,Cellu
loseester,Carl Hanser Verlag,Munich,
Vienna,1992,117−299頁。
【0021】 ポリカーボネート類の製造で用いるに適したジフェノール類は、例えばヒドロ
キノン、レゾルシノール、ジヒドロキシジフェニル類、ビス(ヒドロキシフェニ
ル)アルカン類、ビス(ヒドロキシフェニル)シクロアルカン類、ビス(ヒドロ
キシフェニル)スルフィド類、ビス(ヒドロキシフェニル)エーテル類、ビス(
ヒドロキシフェニル)ケトン類、ビス(ヒドロキシフェニル)スルホン類、ビス
(ヒドロキシフェニル)スルホキサイド類、α,α’−ビス(ヒドロキシフェニ
ル)ジイソプロピルベンゼン類ばかりでなくそれらの環アルキル置換および環ハ
ロゲン置換化合物である。
キノン、レゾルシノール、ジヒドロキシジフェニル類、ビス(ヒドロキシフェニ
ル)アルカン類、ビス(ヒドロキシフェニル)シクロアルカン類、ビス(ヒドロ
キシフェニル)スルフィド類、ビス(ヒドロキシフェニル)エーテル類、ビス(
ヒドロキシフェニル)ケトン類、ビス(ヒドロキシフェニル)スルホン類、ビス
(ヒドロキシフェニル)スルホキサイド類、α,α’−ビス(ヒドロキシフェニ
ル)ジイソプロピルベンゼン類ばかりでなくそれらの環アルキル置換および環ハ
ロゲン置換化合物である。
【0022】 好適なジフェノール類は4,4’−ジヒドロキシジフェニル、2,2−ビス−
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−2−メチルブタン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−p−ジ
イソプロピルベンゼン、2,2−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル
)プロパン、2,2−ビス−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン
、ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−メタン、2,2−ビ
ス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、ビス−(3,
5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−スルホン、2,4−ビス−(3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルブタン、1,1−ビス−(
3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、
2,2−ビス−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、2
,2−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、およ
び1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロ
ヘキサンである。
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−2−メチルブタン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−p−ジ
イソプロピルベンゼン、2,2−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル
)プロパン、2,2−ビス−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン
、ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−メタン、2,2−ビ
ス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、ビス−(3,
5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−スルホン、2,4−ビス−(3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルブタン、1,1−ビス−(
3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、
2,2−ビス−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、2
,2−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、およ
び1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロ
ヘキサンである。
【0023】 特に好適なジフェノール類は2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン、2,2−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロパ
ン、2,2−ビス−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン
、2,2−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、
1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキサンおよび1,1−ビ
ス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンであ
る。
パン、2,2−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロパ
ン、2,2−ビス−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン
、2,2−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、
1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキサンおよび1,1−ビ
ス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンであ
る。
【0024】 前記および他の適切なジフェノール類が例えば米国特許第3 028 635,
2 999 835,3 148 172,2 991 273,3 271 367,
4 982 014および2 999 846号、ドイツ特許出願公開第1 570
703,2 063 050,2 036 052,2 211 956および3 8
32 396号、フランス特許第1 561 518号、H.Schnellの
専攻論文“Chemistry and Physics of Polyca
rbonates”,Interscience Publishers,Ne
w York,1964および特開62039/1986,62040/198
6および105550/1986号などに記述されている。
2 999 835,3 148 172,2 991 273,3 271 367,
4 982 014および2 999 846号、ドイツ特許出願公開第1 570
703,2 063 050,2 036 052,2 211 956および3 8
32 396号、フランス特許第1 561 518号、H.Schnellの
専攻論文“Chemistry and Physics of Polyca
rbonates”,Interscience Publishers,Ne
w York,1964および特開62039/1986,62040/198
6および105550/1986号などに記述されている。
【0025】 ホモポリカーボネート類の場合にはジフェノールを1種類のみ用いる。コポリ
カーボネート類の場合にはジフェノール類を数種用いる。
カーボネート類の場合にはジフェノール類を数種用いる。
【0026】 適切な炭酸誘導体の例はホスゲンまたはジフェニルカーボネートである。
【0027】 モノフェノール類およびモノカルボン酸の両方が適切な連鎖停止剤である。適
切なモノフェノール類は、フェノール自身、アルキルフェノール類、例えばクレ
ゾール類、p−t−ブチルフェノール、p−n−オクチルフェノール、p−イソ
オクチルフェノール、p−n−ノニルフェノールおよびp−イソノニルフェノー
ルなど、ハロフェノール類、例えばp−クロロフェノール、2,4−ジクロロフ
ェノール、p−ブロモフェノール、2,4,6−トリブロモフェノール、2,4
,6−トリヨードフェノール、p−ヨードフェノールなど、およびそれらの混合
物である。
切なモノフェノール類は、フェノール自身、アルキルフェノール類、例えばクレ
ゾール類、p−t−ブチルフェノール、p−n−オクチルフェノール、p−イソ
オクチルフェノール、p−n−ノニルフェノールおよびp−イソノニルフェノー
ルなど、ハロフェノール類、例えばp−クロロフェノール、2,4−ジクロロフ
ェノール、p−ブロモフェノール、2,4,6−トリブロモフェノール、2,4
,6−トリヨードフェノール、p−ヨードフェノールなど、およびそれらの混合
物である。
【0028】 好適な連鎖停止剤はp−t−ブチルフェノールである。
【0029】 適切なモノカルボン酸は安息香酸、アルキル安息香酸およびハロ安息香酸であ
る。
る。
【0030】 好適な連鎖停止剤は式(I)
【0031】
【化1】
【0032】 [式中、 Rは、水素、t−ブチル、または分枝もしくは未分枝C8−および/またはC9−
アルキル基である] に相当するフェノール類である。
アルキル基である] に相当するフェノール類である。
【0033】 そのような連鎖停止剤の使用量は使用する個々のジフェノールのモルを基準に
して0.1モル%から5モル%である。この連鎖停止剤の添加はホスゲン化の前
、ホスゲン化中またはホスゲン化後に実施可能である。
して0.1モル%から5モル%である。この連鎖停止剤の添加はホスゲン化の前
、ホスゲン化中またはホスゲン化後に実施可能である。
【0034】 適切な分枝剤は、ポリカーボネート化学で公知の三官能または三官能以上の化
合物、特にフェノール系OH基を3個または3個以上有する化合物である。
合物、特にフェノール系OH基を3個または3個以上有する化合物である。
【0035】 適切な分枝剤は、例えばフロログルシノール、4,6−ジメチル−2,4,6
−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ヘプテン、4,6−ジメチル−2,
4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、1,3,5−トリ(4−
ヒドロキシフェニル)ベンゼン、1,1,1−トリ−(4−ヒドロキシフェニル
)エタン、トリ−(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、2,2−ビス−
[4,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル−シクロヘキシル]プロパン、2,
4−ビス−(4−ヒドロキシフェニルイソプロピル)フェノール、2,6−ビス
−(2−ヒドロキシ−5’−メチルベンジル)−4−メチルフェノール、2−(
4−ヒドロキシフェニル)−2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)プロパン、
ヘキサ−(4−(4−ヒドロキシフェニルイソプロピル)フェニル)オルソテレ
フタレート、テトラ(4−ヒドロキシフェニル)メタン、テトラ(4−(4−ヒ
ドロキシフェニルイソプロピル)フェノキシ)メタンおよび1,4−ビス(4’
,4”−ジヒドロキシトリフェニル)メチル)ベンゼンに加えて、2,4−ジヒ
ドロキシ安息香酸、トリメシン酸、シアヌール酸クロライドおよび3,3−ビス
(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロイン
ドールである。
−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ヘプテン、4,6−ジメチル−2,
4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、1,3,5−トリ(4−
ヒドロキシフェニル)ベンゼン、1,1,1−トリ−(4−ヒドロキシフェニル
)エタン、トリ−(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、2,2−ビス−
[4,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル−シクロヘキシル]プロパン、2,
4−ビス−(4−ヒドロキシフェニルイソプロピル)フェノール、2,6−ビス
−(2−ヒドロキシ−5’−メチルベンジル)−4−メチルフェノール、2−(
4−ヒドロキシフェニル)−2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)プロパン、
ヘキサ−(4−(4−ヒドロキシフェニルイソプロピル)フェニル)オルソテレ
フタレート、テトラ(4−ヒドロキシフェニル)メタン、テトラ(4−(4−ヒ
ドロキシフェニルイソプロピル)フェノキシ)メタンおよび1,4−ビス(4’
,4”−ジヒドロキシトリフェニル)メチル)ベンゼンに加えて、2,4−ジヒ
ドロキシ安息香酸、トリメシン酸、シアヌール酸クロライドおよび3,3−ビス
(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロイン
ドールである。
【0036】 場合により用いてもよい分枝剤の量は使用する個々のジフェノールのモルを再
び基準にして0.05モル%から2モル%である。
び基準にして0.05モル%から2モル%である。
【0037】 この分枝剤を前記ジフェノールおよび連鎖停止剤と一緒にアルカリ相に入れて
もよいか、或はそれを有機溶媒に入れた溶液の状態でホスゲン化前に添加しても
よい。エステル交換方法の場合には分枝剤をジフェノールと一緒に導入する。
もよいか、或はそれを有機溶媒に入れた溶液の状態でホスゲン化前に添加しても
よい。エステル交換方法の場合には分枝剤をジフェノールと一緒に導入する。
【0038】 このような熱可塑性ポリカーボネートを製造する時の段階は全部本分野の技術
者によく知られている。
者によく知られている。
【0039】 このようなプラスチックが現実に本組成物の大部分を構成するようにし、一般
的には、そのようなプラスチックを成形品の85.0から99.9重量%、好適
には90から99重量%、特に好適には93から98重量%の量で存在させる。
的には、そのようなプラスチックを成形品の85.0から99.9重量%、好適
には90から99重量%、特に好適には93から98重量%の量で存在させる。
【0040】 好適な態様では、前記成形品のヨウ素含有量が0.2から19.9重量%、好
適には0.3から15重量%、特に好適には0.4から10重量%になるように
する。
適には0.3から15重量%、特に好適には0.4から10重量%になるように
する。
【0041】 しかしながら、また、前記成形品のヨウ素含有量が20.1から30重量%に
なるようにするのも望ましい。
なるようにするのも望ましい。
【0042】 改良組成物を達成する目的で、追加的に、熱可塑性プラスチック材料、好適に
はポリ−およびコポリカーボネートに通常存在させる他の少なくとも1種の添加
剤、例えば安定剤[例えばEP 0 839 623A1またはEP 0 500
496 A1)に記述されている如き]、特に熱安定剤、特に有機ホスファイト
またはホスフィン類、例えばトリフェニルホスフィンなど、離型剤、例えばグリ
セロールの脂肪酸エステルまたはテトラメタノールメタンの脂肪酸エステル[ま
た、不飽和脂肪酸を完全またはある程度エポキシ化しておくことも可能である]
、特にグリセロールのモノステアレートまたはペンタエリスリトールのステアレ
ート(PETS)など、難燃剤、帯電防止剤、UV吸収剤、例えばトリアゾール
類など、充填材、発泡剤、染料、顔料、光学白色化剤、エステル交換用触媒およ
び核形成剤などを添加することも可能であり、それらの各々を好適には混合物全
体を基準にして5重量%以下、好適には0.01から5重量%の量、特に好適に
はプラスチックの量を基準にして0.01から1重量%の量で存在させる。
はポリ−およびコポリカーボネートに通常存在させる他の少なくとも1種の添加
剤、例えば安定剤[例えばEP 0 839 623A1またはEP 0 500
496 A1)に記述されている如き]、特に熱安定剤、特に有機ホスファイト
またはホスフィン類、例えばトリフェニルホスフィンなど、離型剤、例えばグリ
セロールの脂肪酸エステルまたはテトラメタノールメタンの脂肪酸エステル[ま
た、不飽和脂肪酸を完全またはある程度エポキシ化しておくことも可能である]
、特にグリセロールのモノステアレートまたはペンタエリスリトールのステアレ
ート(PETS)など、難燃剤、帯電防止剤、UV吸収剤、例えばトリアゾール
類など、充填材、発泡剤、染料、顔料、光学白色化剤、エステル交換用触媒およ
び核形成剤などを添加することも可能であり、それらの各々を好適には混合物全
体を基準にして5重量%以下、好適には0.01から5重量%の量、特に好適に
はプラスチックの量を基準にして0.01から1重量%の量で存在させる。
【0043】 また、そのような添加剤の混合物を用いることも可能である。
【0044】 トリアゾール系列のUV安定剤を用いると特に良好な特性が達成される。ここ
で、特に下記を挙げることができる:2−(3’,5’−ビス(1,1−ジメチ
ルベンジル)−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−
ヒドロキシ−5’−(t−オクチル)フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2
’−ヒドロキシ−3’−(2−ブチル)−5’−(t−ブチル)フェニル)ベン
ゾトリアゾール、ビス(3−(2H−ベンゾトリアゾリル)−2−ヒドロキシ−
5−t−オクチル)メタン、2−(4−ヘキソキシ−2−ヒドロキシフェニル)
−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジンなど、およびベンゾフェノン類
、例えば2,4−ジヒドロキシベンゾフェノンなど。
で、特に下記を挙げることができる:2−(3’,5’−ビス(1,1−ジメチ
ルベンジル)−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−
ヒドロキシ−5’−(t−オクチル)フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2
’−ヒドロキシ−3’−(2−ブチル)−5’−(t−ブチル)フェニル)ベン
ゾトリアゾール、ビス(3−(2H−ベンゾトリアゾリル)−2−ヒドロキシ−
5−t−オクチル)メタン、2−(4−ヘキソキシ−2−ヒドロキシフェニル)
−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジンなど、およびベンゾフェノン類
、例えば2,4−ジヒドロキシベンゾフェノンなど。
【0045】 このようにして得たX線不透過重合体組成物を通常の方法、例えば熱プレス加
工、紡糸、押出し加工または射出成形などで成形品、例えば玩具の一部などばか
りでなく繊維、フィルム、テープ、シート、多壁シート、容器、管および他のプ
ロファイルなどに変換することができる。また、前記重合体組成物を加工して鋳
込みシートにすることも可能である。従って、本発明は、また、本発明に従う重
合体組成物を成形品の製造で用いることにも関する。また、多層系の使用にも興
味が持たれる。これに関連して、ヨウ素含有添加剤の含有量が比較的高い本発明
に従う重合体組成物を薄層の状態でX線を透過する重合体から作られた成形品に
付着させる。このような付着は例えば共押出し加工または多成分射出成形などで
親物質成形と同時またはその直後に実施可能である。しかしながら、また、例え
ばフィルムを用いた積層または溶液を用いた被覆などを通して、前記取り付けを
最終形状の親物質に対して行うことも可能である。このような成形用組成物は子
供用玩具の透明部分または医学用途で用いるに特に適する。これに関連して、そ
のような成形品は子供用玩具の小さい部品で用いるに最も特に適する。
工、紡糸、押出し加工または射出成形などで成形品、例えば玩具の一部などばか
りでなく繊維、フィルム、テープ、シート、多壁シート、容器、管および他のプ
ロファイルなどに変換することができる。また、前記重合体組成物を加工して鋳
込みシートにすることも可能である。従って、本発明は、また、本発明に従う重
合体組成物を成形品の製造で用いることにも関する。また、多層系の使用にも興
味が持たれる。これに関連して、ヨウ素含有添加剤の含有量が比較的高い本発明
に従う重合体組成物を薄層の状態でX線を透過する重合体から作られた成形品に
付着させる。このような付着は例えば共押出し加工または多成分射出成形などで
親物質成形と同時またはその直後に実施可能である。しかしながら、また、例え
ばフィルムを用いた積層または溶液を用いた被覆などを通して、前記取り付けを
最終形状の親物質に対して行うことも可能である。このような成形用組成物は子
供用玩具の透明部分または医学用途で用いるに特に適する。これに関連して、そ
のような成形品は子供用玩具の小さい部品で用いるに最も特に適する。
【0046】 実施例 本発明に従うヨウ素置換オリゴカーボネートの製造 1000gのジクロロメタンにオリゴ[2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパンカーボネート]クロロ蟻酸エステル(重合度約5)を161.1g
(0.11モル)溶解させた。20℃から25℃で撹拌を行いながら89.1g
(0.189モル)の2,4,6−トリヨードフェノールと35.6g(0.4
0モル)の45%水酸化ナトリウム溶液と800gの水から成る透明な溶液を添
加した。5分後、それにN−エチルピペリジンを0.71g添加して、その混合
物を30分間強力に撹拌した。ジクロロメタン相を水相から分離して電解質がな
くなるように洗浄した。溶媒を蒸留で除去することで濃縮した溶液を水流真空下
120℃で乾燥させた。 収量:無色固体を202g 分析:フェノール系OH:160mg/kg、鹸化性Cl:<0.2mg/kg
ヨウ素含有量:約27%実施例1 ポリカーボネート[Makrolon 2808(商標)、バイエル社(Ba
yer AG)]を94.7部と本発明に従うオリゴカーボネート(トリヨード
フェノール末端基)を5.9重量%と離型剤であるPETSを0.5重量%用い
て一緒に280℃の2軸押出し加工機でコンパウンドにした後、射出成形を行う
ことで、いろいろな厚みの試験ロッドを成形した。これらの成形品の特性を表1
に示す。
ル)プロパンカーボネート]クロロ蟻酸エステル(重合度約5)を161.1g
(0.11モル)溶解させた。20℃から25℃で撹拌を行いながら89.1g
(0.189モル)の2,4,6−トリヨードフェノールと35.6g(0.4
0モル)の45%水酸化ナトリウム溶液と800gの水から成る透明な溶液を添
加した。5分後、それにN−エチルピペリジンを0.71g添加して、その混合
物を30分間強力に撹拌した。ジクロロメタン相を水相から分離して電解質がな
くなるように洗浄した。溶媒を蒸留で除去することで濃縮した溶液を水流真空下
120℃で乾燥させた。 収量:無色固体を202g 分析:フェノール系OH:160mg/kg、鹸化性Cl:<0.2mg/kg
ヨウ素含有量:約27%実施例1 ポリカーボネート[Makrolon 2808(商標)、バイエル社(Ba
yer AG)]を94.7部と本発明に従うオリゴカーボネート(トリヨード
フェノール末端基)を5.9重量%と離型剤であるPETSを0.5重量%用い
て一緒に280℃の2軸押出し加工機でコンパウンドにした後、射出成形を行う
ことで、いろいろな厚みの試験ロッドを成形した。これらの成形品の特性を表1
に示す。
【0047】 表1 弾性係数:2500N/mm2 裂け時の伸び:119% Tg=143℃ 成形品のヨウ素含有量:1.6% 厚みが1.2mmの試験ロッド:X線で検出可能 厚みが1.6mmの試験ロッド:X線で検出可能 厚みが2.4mmの試験ロッド:X線で検出可能 厚みが3.2mmの試験ロッド:X線で検出可能 X線で検出可能な度合は機械分野で通常の範囲内であった。
【0048】 前記成形品の透過率は各場合とも85%を越えていた。試験ロッドのポリカー
ボネート含有量を85重量%にし本発明に従うオリゴマー(トリヨードフェノー
ル末端基)の含有量を14.5重量%にし離型剤であるPETSの含有量を0.
5重量%にした時の試験ロッドも完全に透明であった。
ボネート含有量を85重量%にし本発明に従うオリゴマー(トリヨードフェノー
ル末端基)の含有量を14.5重量%にし離型剤であるPETSの含有量を0.
5重量%にした時の試験ロッドも完全に透明であった。
【0049】 従って、このような成形品はこれを人の体に入れた時に骨の陰になっていたと
しても通常の医学用X線検査で検出可能である。
しても通常の医学用X線検査で検出可能である。
【0050】 低分子量のヨウ素化合物をある材料に添加するとその材料の可塑化がもたらさ
れる。これは、ガラス点(glass point)が低下しかつ溶液の粘度が
低くなることで検出され得る。しかしながら、実施例1では高いガラス転移温度
Tgが実質的に変化しないままであり、その結果として、高い熱たわみ温度が保
持される。
れる。これは、ガラス点(glass point)が低下しかつ溶液の粘度が
低くなることで検出され得る。しかしながら、実施例1では高いガラス転移温度
Tgが実質的に変化しないままであり、その結果として、高い熱たわみ温度が保
持される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (71)出願人 D−51368 Leverkusen,Ge rmany (72)発明者 ノイマン,ジークフリート ドイツ・デー−47918テニスフオルスト・ レルヘンシユトラーセ9 Fターム(参考) 2C150 FB43 FB55 4J002 CG011 CG032 FD202 GB01 GC00 4J029 AA09 AB02 AC05 AD10 BB13A FA07 FA16 HC01 HC03 KH01
Claims (6)
- 【請求項1】 ヨウ素含有末端基を有するオリゴカーボネートを成形品に高
いX線コントラストを持たせる目的で用いる使用であって、前記オリゴカーボネ
ートがジオール単位を2つ以上含有していて3,000未満の重量平均分子量M
wを有することを特徴とする使用。 - 【請求項2】 前記成形品に追加的に少なくとも1種の透明な熱可塑性プラ
スチック、好適にはハロゲン置換されていないポリカーボネートもしくはコポリ
カーボネートを成形品を基準にして80から99.9重量%、好適には85から
98重量%、特に好適には90から97重量%の量で含有させることを特徴とす
る請求項1記載の使用。 - 【請求項3】 前記成形品のヨウ素含有量が0.2から19.9重量%、好
適には0.3から15重量%、特に好適には0.4から10重量%になるように
することを特徴とする前請求項の少なくとも1項記載の使用。 - 【請求項4】 前記成形品のヨウ素含有量が20.1から30重量%になる
ようにすることを特徴とする前請求項の少なくとも1項記載の使用。 - 【請求項5】 X線コントラストが向上するようにヨウ素含有末端基を持た
せたオリゴカーボネートを含有させた玩具であって、前記オリゴカーボネートが
ジオール単位を2つ以上含有していて3,000未満の重量平均分子量Mwを有
することを特徴とする玩具。 - 【請求項6】 X線コントラストが向上するようにヨウ素含有末端基を持た
せたオリゴカーボネートを含有させた医学装置、例えばプローブまたは連結具の
部品であって、前記オリゴカーボネートがジオール単位を2つ以上含有していて
3,000未満の重量平均分子量Mwを有することを特徴とする医学装置。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19858774 | 1998-12-18 | ||
DE19858774.0 | 1998-12-18 | ||
PCT/EP1999/009557 WO2000037530A1 (de) | 1998-12-18 | 1999-12-07 | Verwendung von oligomeren jodierten polycarbonaten |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002533493A true JP2002533493A (ja) | 2002-10-08 |
Family
ID=7891774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000589596A Pending JP2002533493A (ja) | 1998-12-18 | 1999-12-07 | オリゴマー状ヨウ素置換ポリカーボネートの使用 |
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Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP1141080B1 (ja) |
JP (1) | JP2002533493A (ja) |
CN (1) | CN1330673A (ja) |
AU (1) | AU1780200A (ja) |
CA (1) | CA2355647A1 (ja) |
DE (1) | DE59907397D1 (ja) |
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WO (1) | WO2000037530A1 (ja) |
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US3382207A (en) * | 1965-09-30 | 1968-05-07 | Gen Electric | Flame-retardant polycarbonates |
DE1720812A1 (de) * | 1966-03-09 | 1971-07-22 | Gen Electric | Hoch flammfeste,thermoplastische Kondensationspolymere sowie Verfahren zu deren Herstellung |
US4182787A (en) * | 1978-06-19 | 1980-01-08 | General Electric Company | Optically transparent, radiographically opaque tubing |
EP0311008A3 (en) * | 1987-10-07 | 1990-05-02 | Idemitsu Petrochemical Co. Ltd. | Polycarbonate resin composition |
JPH0857034A (ja) * | 1994-08-25 | 1996-03-05 | Terumo Corp | X線造影性医療用成型品 |
DE19545289A1 (de) * | 1995-12-05 | 1997-06-12 | Bayer Ag | Thermoplastische Massen mit verbessertem Röntgenkontrast |
DE19726191A1 (de) * | 1997-06-20 | 1998-12-24 | Bayer Ag | Verwendung von Jod-phenyl-carbonat-haltigen Polycarbonaten zur Herstellung von speziellen Formteilen |
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1999
- 1999-12-07 DE DE59907397T patent/DE59907397D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1999-12-07 AU AU17802/00A patent/AU1780200A/en not_active Abandoned
- 1999-12-07 ES ES99961062T patent/ES2209534T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1999-12-07 EP EP99961062A patent/EP1141080B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1999-12-07 WO PCT/EP1999/009557 patent/WO2000037530A1/de active IP Right Grant
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- 1999-12-07 US US09/868,205 patent/US6348560B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-12-07 CA CA002355647A patent/CA2355647A1/en not_active Abandoned
- 1999-12-07 CN CN99814477A patent/CN1330673A/zh active Pending
-
2002
- 2002-06-20 HK HK02104612.8A patent/HK1042908A1/zh unknown
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Publication number | Publication date |
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HK1042908A1 (zh) | 2002-08-30 |
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AU1780200A (en) | 2000-07-12 |
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ES2209534T3 (es) | 2004-06-16 |
US6348560B1 (en) | 2002-02-19 |
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