JPH0693192A - γ−線により滅菌できる重縮合物 - Google Patents
γ−線により滅菌できる重縮合物Info
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- JPH0693192A JPH0693192A JP5152628A JP15262893A JPH0693192A JP H0693192 A JPH0693192 A JP H0693192A JP 5152628 A JP5152628 A JP 5152628A JP 15262893 A JP15262893 A JP 15262893A JP H0693192 A JPH0693192 A JP H0693192A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 電離線によって起こる分解に対して抵抗性の
熱可塑性成型材料組成物を開示する。組成物は芳香族重
縮合物、及び構造的に式(I) 【化1】 に対応する化合物であるか又は式(Ia) 【化2】 [式中、R1−R10及びXは定義されている]に対応す
る構造単位を含むオリゴカーボネート、ポリカーボネー
ト、コポリカーボネート、ポリエステルカーボネート及
びポリエステルから成る群より選ばれるメンバーである
試薬を含む。 【効果】 組成物は成型品、特に医学的用途に有用な製
品の製造に適している。
熱可塑性成型材料組成物を開示する。組成物は芳香族重
縮合物、及び構造的に式(I) 【化1】 に対応する化合物であるか又は式(Ia) 【化2】 [式中、R1−R10及びXは定義されている]に対応す
る構造単位を含むオリゴカーボネート、ポリカーボネー
ト、コポリカーボネート、ポリエステルカーボネート及
びポリエステルから成る群より選ばれるメンバーである
試薬を含む。 【効果】 組成物は成型品、特に医学的用途に有用な製
品の製造に適している。
Description
【0001】
【発明の背景】本出願は1992年6月3日出願の出願
番号07/891,875の一部継続出願である。
番号07/891,875の一部継続出願である。
【0002】本発明は、次式(I)
【0003】
【化4】
【0004】[式中、R1からR10は互いに独立して
H、OH、SH、O−アルキル、S−アルキル、O−ア
リール、S−アリール、COOH、COOアルキル、C
OOアリール、COアルキル、COアリール、COH、
C(Oアルキル)2、C(Oシクロアルキル)2、OCO
Oアルキル、OCOOアリール、SO3H、SO3アルキ
ル、SO3アリール、SO2H、SO2アルキル、SO2ア
リール、SOH、SOアルキル、SOアリール、アルキ
ル及びアリールであり、R1及びR6は共有結合により結
合していることができ、 ここでR11及びR12は同一又は異なりR1からR10と同
義である]の有機化合物と混合することにより、ガンマ
線及び/又は電子線などの電離線に暴露することによる
例えば黄変などの形態の損傷に対して安定化された、熱
可塑的成型可能な芳香族重縮合物、例えば芳香族ポリカ
ーボネート及び/又は芳香族コポリカーボネート及び/
又は芳香族ポリエステルカーボネートに関する。
H、OH、SH、O−アルキル、S−アルキル、O−ア
リール、S−アリール、COOH、COOアルキル、C
OOアリール、COアルキル、COアリール、COH、
C(Oアルキル)2、C(Oシクロアルキル)2、OCO
Oアルキル、OCOOアリール、SO3H、SO3アルキ
ル、SO3アリール、SO2H、SO2アルキル、SO2ア
リール、SOH、SOアルキル、SOアリール、アルキ
ル及びアリールであり、R1及びR6は共有結合により結
合していることができ、 ここでR11及びR12は同一又は異なりR1からR10と同
義である]の有機化合物と混合することにより、ガンマ
線及び/又は電子線などの電離線に暴露することによる
例えば黄変などの形態の損傷に対して安定化された、熱
可塑的成型可能な芳香族重縮合物、例えば芳香族ポリカ
ーボネート及び/又は芳香族コポリカーボネート及び/
又は芳香族ポリエステルカーボネートに関する。
【0005】式(I)の好ましい化合物はX=Sである
化合物、特にジフェニルスルフィド、及びX=Sであ
り、R1及びR6が共有結合であるか又は共有結合により
結合している化合物、例えばチアントレンである。
化合物、特にジフェニルスルフィド、及びX=Sであ
り、R1及びR6が共有結合であるか又は共有結合により
結合している化合物、例えばチアントレンである。
【0006】式(I)の特に好ましい化合物はX=O、
R11C=CR12又はC=CR11R12の化合物である。
R11C=CR12又はC=CR11R12の化合物である。
【0007】式(I)の最も好ましい化合物はX=S2
の化合物である。
の化合物である。
【0008】式(I)の化合物は、100重量%の重縮
合物に基づいて0.001重量%−5重量%、好ましく
は0.005重量%−1重量%、最も好ましくは0.0
1重量%−0.8重量%の量で用いられる。
合物に基づいて0.001重量%−5重量%、好ましく
は0.005重量%−1重量%、最も好ましくは0.0
1重量%−0.8重量%の量で用いられる。
【0009】本発明は又、芳香族ポリカーボネート及び
/又は芳香族コポリカーボネート及び/又は芳香族ポリ
エステルカーボネートなどの熱可塑的成型可能な芳香族
重縮合物と、例えばガンマ線及び/又は電子線などの電
離線による例えば黄変の形態の重縮合物の損傷に対して
それ自身が安定剤として作用するオリゴカーボネート及
び/又はポリカーボネート及び/又はコポリカーボネー
ト及び/又はポリエステルカーボネート及び/又はポリ
エステルとの混合物に関する。
/又は芳香族コポリカーボネート及び/又は芳香族ポリ
エステルカーボネートなどの熱可塑的成型可能な芳香族
重縮合物と、例えばガンマ線及び/又は電子線などの電
離線による例えば黄変の形態の重縮合物の損傷に対して
それ自身が安定剤として作用するオリゴカーボネート及
び/又はポリカーボネート及び/又はコポリカーボネー
ト及び/又はポリエステルカーボネート及び/又はポリ
エステルとの混合物に関する。
【0010】上記の種類の安定化オリゴカーボネート、
ポリカーボネート、コポリカーボネート、ポリエステル
カーボネート及びポリエステルは、式(Ia)
ポリカーボネート、コポリカーボネート、ポリエステル
カーボネート及びポリエステルは、式(Ia)
【0011】
【化5】
【0012】[式中X及び置換基R1−R10は式(I)
と同義である]の構造単位を含むものである。
と同義である]の構造単位を含むものである。
【0013】特に好ましい化合物は、式(Ia)におい
てX=Oであるビスフェノレート基を含むオリゴカーボ
ネート、ポリカーボネート、コポリカーボネート、ポリ
エステルカーボネート及びポリエステルである。
てX=Oであるビスフェノレート基を含むオリゴカーボ
ネート、ポリカーボネート、コポリカーボネート、ポリ
エステルカーボネート及びポリエステルである。
【0014】最も好ましい化合物は、式(Ia)におい
てX=S2であるビスフェノレート基を含むオリゴカー
ボネート、ポリカーボネート、コポリカーボネート、ポ
リエステルカーボネート及びポリエステルである。
てX=S2であるビスフェノレート基を含むオリゴカー
ボネート、ポリカーボネート、コポリカーボネート、ポ
リエステルカーボネート及びポリエステルである。
【0015】これらの誘導体は本発明の安定剤の範囲に
含まれる。それには対応するカルボン酸エステル、アセ
タール、アルキルカーボネート、エポキシド、ウレタ
ン、ホスフェート、ホスホネート、ホスファイト、ホス
ホナイト、シロキサン、スルホン酸エステル、スルフィ
ン酸エステル及びスルフェン酸エステルが含まれ、これ
らの製造は当該技術における熟練者に周知である。
含まれる。それには対応するカルボン酸エステル、アセ
タール、アルキルカーボネート、エポキシド、ウレタ
ン、ホスフェート、ホスホネート、ホスファイト、ホス
ホナイト、シロキサン、スルホン酸エステル、スルフィ
ン酸エステル及びスルフェン酸エステルが含まれ、これ
らの製造は当該技術における熟練者に周知である。
【0016】本発明の好ましい具体化は、ポリカーボネ
ート樹脂及び安定剤を含む熱可塑性ポリカーボネート成
型材料組成物に関する。(i)ポリエーテルポリオール
及び(ii)芳香族ジスルフィドを含むことにより、試
薬は組成物のガンマ線誘起変色に対する耐性を向上させ
る。本発明の組成物から形成した製品は、ガンマ線滅菌
可能な医療用装置の製造に適している。
ート樹脂及び安定剤を含む熱可塑性ポリカーボネート成
型材料組成物に関する。(i)ポリエーテルポリオール
及び(ii)芳香族ジスルフィドを含むことにより、試
薬は組成物のガンマ線誘起変色に対する耐性を向上させ
る。本発明の組成物から形成した製品は、ガンマ線滅菌
可能な医療用装置の製造に適している。
【0017】安定化コポリカーボネートに関する限り、
以下のビスフェノールを安定化コポリカーボネートの重
縮合のためのコビスフェノールとして式(I)のビスフ
ェノールと組み合わせて用いることができる:ヒドロキ
ノン、レゾルシノール、ジヒドロキシジフェニル、ビス
−(ヒドロキシフェニル)−アルカン、ビス−(ヒドロ
キシフェニル)−シクロアルカン、ビス−(ヒドロキシ
フェニル)−スルフィド、ビス−(ヒドロキシフェニ
ル)−エーテル、ビス−(ヒドロキシフェニル)−ケト
ン、ビス−(ヒドロキシフェニル)−スルホン、ビス−
(ヒドロキシフェニル)−スルホキシド、α,α’−ビ
ス−(ヒドロキシフェニル)−ジイソプロピルベンゼン
及びこれらの環−アルキル化及び環−ハロゲン化化合
物。
以下のビスフェノールを安定化コポリカーボネートの重
縮合のためのコビスフェノールとして式(I)のビスフ
ェノールと組み合わせて用いることができる:ヒドロキ
ノン、レゾルシノール、ジヒドロキシジフェニル、ビス
−(ヒドロキシフェニル)−アルカン、ビス−(ヒドロ
キシフェニル)−シクロアルカン、ビス−(ヒドロキシ
フェニル)−スルフィド、ビス−(ヒドロキシフェニ
ル)−エーテル、ビス−(ヒドロキシフェニル)−ケト
ン、ビス−(ヒドロキシフェニル)−スルホン、ビス−
(ヒドロキシフェニル)−スルホキシド、α,α’−ビ
ス−(ヒドロキシフェニル)−ジイソプロピルベンゼン
及びこれらの環−アルキル化及び環−ハロゲン化化合
物。
【0018】好ましいジフェノールは例えば:4,4’
−ジヒドロキシジフェニル、2,2−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)−プロパン、2,4−ビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−2−メチルブタン、1,1−ビス
−(4−ヒドロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベ
ンゼン、2,2−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシ
フェニル)−プロパン、2,2−ビス−(3−クロロ−
4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、ビス−(3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−メタン、2,
2−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−プロパン、ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒド
ロキシフェニル)−スルホン、2,4−ビス−(3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルブ
タン、1,1−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロ
キシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、2,2
−ビス−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)−プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジブロモ−
4−ヒドロキシフェニル)−プロパン及び1,1−ビス
−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサンである。
−ジヒドロキシジフェニル、2,2−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)−プロパン、2,4−ビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−2−メチルブタン、1,1−ビス
−(4−ヒドロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベ
ンゼン、2,2−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシ
フェニル)−プロパン、2,2−ビス−(3−クロロ−
4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、ビス−(3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−メタン、2,
2−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−プロパン、ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒド
ロキシフェニル)−スルホン、2,4−ビス−(3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルブ
タン、1,1−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロ
キシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、2,2
−ビス−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)−プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジブロモ−
4−ヒドロキシフェニル)−プロパン及び1,1−ビス
−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサンである。
【0019】最も好ましいジフェノールは例えば:2,
2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、
2,2−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)−プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジクロ
ロ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、2,2−ビ
ス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)−
プロパン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)
−シクロヘキサン及び1,1−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンで
ある。
2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、
2,2−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)−プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジクロ
ロ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、2,2−ビ
ス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)−
プロパン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)
−シクロヘキサン及び1,1−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンで
ある。
【0020】これらの、及び他の適したジフェノールは
例えばU.S.特許3,028,365, 2,99
9,835, 3,148,172, 2,991,2
73,3,271,367及び2,999,846、ド
イツ公開明細書1,570,703, 2,063,0
50, 2,036,052, 2,211,956、
フランス特許1,561,518、H.Schnell
によるモノグラフ:“Chemistry and P
hysics of Polycarbonate
s”,Interscience Publisher
s,New York,1964、ドイツ特許出願P
38 32 396.6(LeA26,344)及び日
本公開明細書62039/1986, 62040/1
986及び105550/1986に記載されている。
例えばU.S.特許3,028,365, 2,99
9,835, 3,148,172, 2,991,2
73,3,271,367及び2,999,846、ド
イツ公開明細書1,570,703, 2,063,0
50, 2,036,052, 2,211,956、
フランス特許1,561,518、H.Schnell
によるモノグラフ:“Chemistry and P
hysics of Polycarbonate
s”,Interscience Publisher
s,New York,1964、ドイツ特許出願P
38 32 396.6(LeA26,344)及び日
本公開明細書62039/1986, 62040/1
986及び105550/1986に記載されている。
【0021】安定化ポリエステルカーボネートは、式
(Ia)のビスフェノレート基の他に上記のコビスフェ
ノールのビスフェノレート基から、及び少なくとも1種
類の芳香族ジカルボン酸からも製造することができる。
適したジカルボン酸は例えばオルトフタル酸、テレフタ
ル酸、イソフタル酸、tert.−ブチルイソフタル
酸、3,3’−ジフェニルジカルボン酸、4,4’−ジ
フェニルジカルボン酸、4,4’−ベンゾフェノンジカ
ルボン酸、3,4’−ベンゾフェノンジカルボン酸、
4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸、4,4’
−ジフェニルスルホン−ジカルボン酸、2,2−ビス−
(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン及びトリメチル
−3−フェニルインダン−4,5’−ジカルボン酸であ
る。
(Ia)のビスフェノレート基の他に上記のコビスフェ
ノールのビスフェノレート基から、及び少なくとも1種
類の芳香族ジカルボン酸からも製造することができる。
適したジカルボン酸は例えばオルトフタル酸、テレフタ
ル酸、イソフタル酸、tert.−ブチルイソフタル
酸、3,3’−ジフェニルジカルボン酸、4,4’−ジ
フェニルジカルボン酸、4,4’−ベンゾフェノンジカ
ルボン酸、3,4’−ベンゾフェノンジカルボン酸、
4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸、4,4’
−ジフェニルスルホン−ジカルボン酸、2,2−ビス−
(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン及びトリメチル
−3−フェニルインダン−4,5’−ジカルボン酸であ
る。
【0022】特に好ましい芳香族ジカルボン酸はテレフ
タル酸及び/又はイソフタル酸である。
タル酸及び/又はイソフタル酸である。
【0023】安定化オリゴカーボネート、ポリカーボネ
ート、コポリカーボネート及びポリエステルカーボネー
トは、芳香族オリゴカーボネート、芳香族ポリカーボネ
ート、芳香族コポリカーボネート及び芳香族ポリエステ
ルカーボネートの製造に関する文献に開示されている種
類の方法、例えば均一溶液中における方法、熔融エステ
ル交換法及び二相界面法により製造することができる。
好ましい方法は熔融エステル交換法及び特に二相界面法
である。
ート、コポリカーボネート及びポリエステルカーボネー
トは、芳香族オリゴカーボネート、芳香族ポリカーボネ
ート、芳香族コポリカーボネート及び芳香族ポリエステ
ルカーボネートの製造に関する文献に開示されている種
類の方法、例えば均一溶液中における方法、熔融エステ
ル交換法及び二相界面法により製造することができる。
好ましい方法は熔融エステル交換法及び特に二相界面法
である。
【0024】熔融エステル交換法(酢酸塩法及びフェニ
ルエステル法)は、例えばU.S.特許3,494,8
55, 4,386,186, 4,661,580,
4,680,371及び4,680,372、EP−
A26,120, 26,121, 26,684,
28,030, 39,845, 91,602,9
7,970, 79,075, 146,887, 1
56,103, 234,913, 234,919及
び240,301ならびにドイツ明細書(Ausleg
eschrifts)1,495,626及び2,23
2,877に記載されている。二相界面法は例えばEP
−A68,014, 88,322,134,898,
151,750, 182,189, 219,70
8及び272,426、ドイツ公開明細書2,940,
024, 3,007,934, 3,440,020
及びPolymer Reviews,Volume1
0,“Condensation Polymers
by Interfacial and Soluti
on Methods”,Paul W.Morga
n,Interscience Publisher
s,New York,1965,第3章、35頁−
“Polyesters”に記載されている。安定化ポ
リエステルも文献に開示されている方法により製造する
ことができる。
ルエステル法)は、例えばU.S.特許3,494,8
55, 4,386,186, 4,661,580,
4,680,371及び4,680,372、EP−
A26,120, 26,121, 26,684,
28,030, 39,845, 91,602,9
7,970, 79,075, 146,887, 1
56,103, 234,913, 234,919及
び240,301ならびにドイツ明細書(Ausleg
eschrifts)1,495,626及び2,23
2,877に記載されている。二相界面法は例えばEP
−A68,014, 88,322,134,898,
151,750, 182,189, 219,70
8及び272,426、ドイツ公開明細書2,940,
024, 3,007,934, 3,440,020
及びPolymer Reviews,Volume1
0,“Condensation Polymers
by Interfacial and Soluti
on Methods”,Paul W.Morga
n,Interscience Publisher
s,New York,1965,第3章、35頁−
“Polyesters”に記載されている。安定化ポ
リエステルも文献に開示されている方法により製造する
ことができる。
【0025】安定化オリゴカーボネート、ポリカーボネ
ート、コポリカーボネート、ポリエステルカーボネート
及びポリエステルは安定化するべき芳香族ポリカーボネ
ート及び/又は芳香族コポリカーボネート及び/又は芳
香族ポリエステルカーボネートと、安定化するべき芳香
族ポリカーボネート及び/又は芳香族コポリカーボネー
ト及び/又は芳香族ポリエステルカーボネート100重
量%に基づいて少なくとも0.001重量%−5.0重
量%、好ましくは0.005重量%−1.0重量%、特
に好ましくは0.01重量%−0.8重量%の式(I
a)のビスフェノレート基が混合物中に含まれる量で混
合する。
ート、コポリカーボネート、ポリエステルカーボネート
及びポリエステルは安定化するべき芳香族ポリカーボネ
ート及び/又は芳香族コポリカーボネート及び/又は芳
香族ポリエステルカーボネートと、安定化するべき芳香
族ポリカーボネート及び/又は芳香族コポリカーボネー
ト及び/又は芳香族ポリエステルカーボネート100重
量%に基づいて少なくとも0.001重量%−5.0重
量%、好ましくは0.005重量%−1.0重量%、特
に好ましくは0.01重量%−0.8重量%の式(I
a)のビスフェノレート基が混合物中に含まれる量で混
合する。
【0026】25℃にてジクロロメタン中で測定した
(0.500gの縮合物を100mlのジクロロメタン
に溶解)安定化オリゴカーボネートの相対溶液粘度ηr
el.は、1.01−1.17、好ましくは1.05−
1.14である。
(0.500gの縮合物を100mlのジクロロメタン
に溶解)安定化オリゴカーボネートの相対溶液粘度ηr
el.は、1.01−1.17、好ましくは1.05−
1.14である。
【0027】DIN 51,562,パート3に従って
25℃にてジクロロメタン中で測定した(0.500g
の縮合物を100mlのジクロロメタンに溶解)安定化
ポリカーボネート及び/又はコポリカーボネート及び/
又はポリエステルカーボネート及びポリエステルの相対
溶液粘度ηrel.は、1.17−1.60、好ましく
は1.18−1.40である。
25℃にてジクロロメタン中で測定した(0.500g
の縮合物を100mlのジクロロメタンに溶解)安定化
ポリカーボネート及び/又はコポリカーボネート及び/
又はポリエステルカーボネート及びポリエステルの相対
溶液粘度ηrel.は、1.17−1.60、好ましく
は1.18−1.40である。
【0028】本発明は又、少なくとも1つの成分が式
(I)の有機化合物であり、少なくとも1つの他の成分
がアルコール及び/又はアルコールの誘導体である、熱
可塑的成型可能芳香族重縮合物、例えば芳香族ポリカー
ボネート及び/又は芳香族コポリカーボネート及び/又
は芳香族ポリエステルカーボネートの混合物に関する。
そのような混合物は、例えばガンマ線及び/又は電子線
などの電離線への暴露による例えば黄変の形態の損傷に
対して特に有効に安定化されている。成分は、芳香族ポ
リカーボネート、芳香族コポリカーボネート及び芳香族
ポリエステルカーボネートの製造に関する熟練者に既知
の従来の方法により混合することができる。
(I)の有機化合物であり、少なくとも1つの他の成分
がアルコール及び/又はアルコールの誘導体である、熱
可塑的成型可能芳香族重縮合物、例えば芳香族ポリカー
ボネート及び/又は芳香族コポリカーボネート及び/又
は芳香族ポリエステルカーボネートの混合物に関する。
そのような混合物は、例えばガンマ線及び/又は電子線
などの電離線への暴露による例えば黄変の形態の損傷に
対して特に有効に安定化されている。成分は、芳香族ポ
リカーボネート、芳香族コポリカーボネート及び芳香族
ポリエステルカーボネートの製造に関する熟練者に既知
の従来の方法により混合することができる。
【0029】上記の式(Ia)の構造単位を含むオリゴ
カーボネート及び/又はポリカーボネート及び/又はコ
ポリカーボネートも式(I)の有機化合物の代わりに、
又は式(I)の有機化合物と組み合わせて用いることが
できる。
カーボネート及び/又はポリカーボネート及び/又はコ
ポリカーボネートも式(I)の有機化合物の代わりに、
又は式(I)の有機化合物と組み合わせて用いることが
できる。
【0030】適したアルコールは1分子当たり1個のヒ
ドロキシル基及び/又は1個より多いヒドロキシル基を
含むアルコール、すなわち一価及び多価アルコールであ
る。一価及び多価アルコールの適した誘導体は、例えば
エーテル、エステル、アセタール、アルキルカーボネー
ト、エポキシド、ウレタン、ホスフェート、ホスホネー
ト、ホスファイト、ホスホナイト及びシロキサンであ
る。
ドロキシル基及び/又は1個より多いヒドロキシル基を
含むアルコール、すなわち一価及び多価アルコールであ
る。一価及び多価アルコールの適した誘導体は、例えば
エーテル、エステル、アセタール、アルキルカーボネー
ト、エポキシド、ウレタン、ホスフェート、ホスホネー
ト、ホスファイト、ホスホナイト及びシロキサンであ
る。
【0031】エーテル、エステル、アセタール及びアル
キルカーボネートが特に適している。
キルカーボネートが特に適している。
【0032】最も適した誘導体はエーテルであり、特に
式(II)
式(II)
【0033】
【化6】
【0034】[式中、R14及びR15は同一又は異なり
H、分枝鎖状もしくは直鎖状C1−C30−アルキル又は
アシル、シリルあるいはピラニルであることができ、R
16はH又はC1−C4−アルキルであることができ、nは
1−36の整数であることができ、mは0−1500の
整数であることができる]の誘導体である。
H、分枝鎖状もしくは直鎖状C1−C30−アルキル又は
アシル、シリルあるいはピラニルであることができ、R
16はH又はC1−C4−アルキルであることができ、nは
1−36の整数であることができ、mは0−1500の
整数であることができる]の誘導体である。
【0035】好ましいエーテルはポリエーテルであり、
特に好ましいポリエーテルは式(IIa)
特に好ましいポリエーテルは式(IIa)
【0036】
【化7】
【0037】[式中、R14、R15、R16及びnは上記と
同義であり、mは2−1500の整数である]のポリエ
ーテルである。
同義であり、mは2−1500の整数である]のポリエ
ーテルである。
【0038】式(II)のエーテルの分子量は106g
/モル−100,000g/モルが好ましく、150g
/モル−12,000g/モルが特に好ましく、500
g/モル−10,000g/モルが最も好ましい。
/モル−100,000g/モルが好ましく、150g
/モル−12,000g/モルが特に好ましく、500
g/モル−10,000g/モルが最も好ましい。
【0039】成型ポリカーボネート製品は、血液の清浄
化のための透析器及び使い捨て注射器などの物体を医療
に使用する前に滅菌するため、ガンマ線又は電子線など
の電離線で照射される。この滅菌の間にポリカーボネー
トは常に、例えば黄変などの形態の不可逆的な損傷を受
ける。そのような損傷を軽減するか又は防止するため
に、及び照射による材料の黄変をできるだけ速く止める
ために、重縮合物を安定化しなければならない。
化のための透析器及び使い捨て注射器などの物体を医療
に使用する前に滅菌するため、ガンマ線又は電子線など
の電離線で照射される。この滅菌の間にポリカーボネー
トは常に、例えば黄変などの形態の不可逆的な損傷を受
ける。そのような損傷を軽減するか又は防止するため
に、及び照射による材料の黄変をできるだけ速く止める
ために、重縮合物を安定化しなければならない。
【0040】ガンマ線及び/又は電子線などの電離線に
対する芳香族ポリカーボネート及び/又は芳香族コポリ
カーボネート及び/又は芳香族ポリエステルカーボネー
トの安定化は、文献から既知である:U.S.特許4,
624,972において、γ−線に対していくらか抵抗
性であるポリカーボネートと芳香族ポリカルボン酸エス
テルの混合物につき記載されている。EP152,01
2及びEP228,525は、強力な酸化作用及び/又
はOH基又は電離線により形成される溶媒和電子などの
反応物との高い反応速度において傑出しているポリカー
ボネートと非−ポリマー化合物の混合物につき記載して
いる。U.S.特許4,451,641は、γ−線によ
る損傷に対して酸二量体又はグリコール二量体によりあ
る程度安定化されたコポリエステルにつき記載してい
る。
対する芳香族ポリカーボネート及び/又は芳香族コポリ
カーボネート及び/又は芳香族ポリエステルカーボネー
トの安定化は、文献から既知である:U.S.特許4,
624,972において、γ−線に対していくらか抵抗
性であるポリカーボネートと芳香族ポリカルボン酸エス
テルの混合物につき記載されている。EP152,01
2及びEP228,525は、強力な酸化作用及び/又
はOH基又は電離線により形成される溶媒和電子などの
反応物との高い反応速度において傑出しているポリカー
ボネートと非−ポリマー化合物の混合物につき記載して
いる。U.S.特許4,451,641は、γ−線によ
る損傷に対して酸二量体又はグリコール二量体によりあ
る程度安定化されたコポリエステルにつき記載してい
る。
【0041】しかし芳香族ポリカーボネート及び/又は
芳香族コポリカーボネート及び/又は芳香族ポリエステ
ルカーボネートと式(I)の有機化合物及び/又は式
(Ia)の構造単位を含むオリゴカーボネート及び/又
はポリカーボネート及び/又はコポリカーボネートの混
合物は新規混合物である。
芳香族コポリカーボネート及び/又は芳香族ポリエステ
ルカーボネートと式(I)の有機化合物及び/又は式
(Ia)の構造単位を含むオリゴカーボネート及び/又
はポリカーボネート及び/又はコポリカーボネートの混
合物は新規混合物である。
【0042】芳香族ポリカーボネート及び/又は芳香族
コポリカーボネート及び/又は芳香族ポリエステルカー
ボネートと式(I)の有機化合物及び/又は式(Ia)
の構造単位を含むオリゴカーボネート及び/又はポリカ
ーボネート及び/又はコポリカーボネート、ならびにさ
らに一価及び/又は多価アルコール及び/又は一価及び
/又は多価アルコールの誘導体の混合物も新規混合物で
ある。
コポリカーボネート及び/又は芳香族ポリエステルカー
ボネートと式(I)の有機化合物及び/又は式(Ia)
の構造単位を含むオリゴカーボネート及び/又はポリカ
ーボネート及び/又はコポリカーボネート、ならびにさ
らに一価及び/又は多価アルコール及び/又は一価及び
/又は多価アルコールの誘導体の混合物も新規混合物で
ある。
【0043】この好ましくない発色を軽減する手段を同
定することは、当該分野における数人の研究者の目的で
あった。ポリエーテルポリオールを含むガンマ線抵抗性
ポリカーボネートが開示されている特許にU.S.特許
4,804,692, 4,874,802及び4,9
04,710が含まれることが記されている。チオグリ
コール酸又はメルカプトプロピオン酸のメルカプト基を
含むエステルとアルコールを含むポリカーボネート組成
物を、放射線への暴露により滅菌できることを開示した
11.08.88−JP198940も関連している。
半−結晶ポリマー、ヒンダードフェノール性安定剤、ホ
スファイト及びチオエステル(又はチオエーテル)を含
む医療用装置で用いるための放射線安定化可能な組成物
がEP303,894に開示されている。ポリマー組成
物の滅菌放射線に対する色安定性の強化がU.S.特許
4,939,185に開示されている。従ってジチアン
を含み定義されたチオエーテル基を有する化合物は、滅
菌放射線に暴露した場合に芳香族ポリカーボネートを安
定化すると言われている。スルホン官能基及びチアゾー
ル官能基を有する化合物はポリカーボネート組成物の色
安定性を強化することが、それぞれU.S.特許4,8
80,855及び4,880,856に開示されてい
る。U.S.特許4,067,846及び3,909,
490に、芳香族スルフィドのスルホン酸の金属塩を含
む難燃性ポリカーボネート組成物が開示されていること
が記されている。環状ポリカーボネートオリゴマーが
U.S.特許4,751,283に開示されている。オ
リゴマーは芳香族ジスルフィドを含むモノマーから製造
することができる。
定することは、当該分野における数人の研究者の目的で
あった。ポリエーテルポリオールを含むガンマ線抵抗性
ポリカーボネートが開示されている特許にU.S.特許
4,804,692, 4,874,802及び4,9
04,710が含まれることが記されている。チオグリ
コール酸又はメルカプトプロピオン酸のメルカプト基を
含むエステルとアルコールを含むポリカーボネート組成
物を、放射線への暴露により滅菌できることを開示した
11.08.88−JP198940も関連している。
半−結晶ポリマー、ヒンダードフェノール性安定剤、ホ
スファイト及びチオエステル(又はチオエーテル)を含
む医療用装置で用いるための放射線安定化可能な組成物
がEP303,894に開示されている。ポリマー組成
物の滅菌放射線に対する色安定性の強化がU.S.特許
4,939,185に開示されている。従ってジチアン
を含み定義されたチオエーテル基を有する化合物は、滅
菌放射線に暴露した場合に芳香族ポリカーボネートを安
定化すると言われている。スルホン官能基及びチアゾー
ル官能基を有する化合物はポリカーボネート組成物の色
安定性を強化することが、それぞれU.S.特許4,8
80,855及び4,880,856に開示されてい
る。U.S.特許4,067,846及び3,909,
490に、芳香族スルフィドのスルホン酸の金属塩を含
む難燃性ポリカーボネート組成物が開示されていること
が記されている。環状ポリカーボネートオリゴマーが
U.S.特許4,751,283に開示されている。オ
リゴマーは芳香族ジスルフィドを含むモノマーから製造
することができる。
【0044】驚くべきことに、上記の式(I)の化合物
及び式(Ia)のビスフェノレート基を含むオリゴ−及
び/又は重縮合物は、要求されている安定化作用を有
し、予想に反してアルコールと組み合わせると、及び/
又はアルコールの誘導体と組み合わせるとγ−線による
処理の対して特に優れた安定化作用を有し、それらは前
に開示された安定化系と比較して安定化重縮合物の黄変
をかなり軽減する(本発明の重縮合物の黄色度指数の決
定により示される通り)ばかりでなく、γ−線による黄
変を150時間以下の褪色時間の後に、ある場合には2
4時間以下の褪色時間の後にさえ照射直後に得られる黄
色度指数より低い値に下げることが見いだされた。その
ような安定化作用及び褪色時間は、先行技術で既知の安
定剤を用いて得ることはできない。本発明の安定化は、
ガンマ線及び電子線などの電離線により製品が受ける損
傷がかなり低く、特に褪色時間がかなり短縮される結果
として照射成型品の貯蔵時間が数日短縮され、ある場合
には製品を非常に短時間の後に医学的用途で使用するこ
とができるという利点を有する。
及び式(Ia)のビスフェノレート基を含むオリゴ−及
び/又は重縮合物は、要求されている安定化作用を有
し、予想に反してアルコールと組み合わせると、及び/
又はアルコールの誘導体と組み合わせるとγ−線による
処理の対して特に優れた安定化作用を有し、それらは前
に開示された安定化系と比較して安定化重縮合物の黄変
をかなり軽減する(本発明の重縮合物の黄色度指数の決
定により示される通り)ばかりでなく、γ−線による黄
変を150時間以下の褪色時間の後に、ある場合には2
4時間以下の褪色時間の後にさえ照射直後に得られる黄
色度指数より低い値に下げることが見いだされた。その
ような安定化作用及び褪色時間は、先行技術で既知の安
定剤を用いて得ることはできない。本発明の安定化は、
ガンマ線及び電子線などの電離線により製品が受ける損
傷がかなり低く、特に褪色時間がかなり短縮される結果
として照射成型品の貯蔵時間が数日短縮され、ある場合
には製品を非常に短時間の後に医学的用途で使用するこ
とができるという利点を有する。
【0045】本発明に従って安定化することができる熱
可塑的成型可能芳香族ポリカーボネート及びコポリカー
ボネートは、以下のビスフェノールに基づくものであ
る:ヒドロキノン、レゾルシノール、ジヒドロキシジフ
ェニル、ビス−(ヒドロキシフェニル)−アルカン、ビ
ス−(ヒドロキシフェニル)−シクロアルカン、ビス−
(ヒドロキシフェニル)−スルフィド、ビス−(ヒドロ
キシフェニル)−エーテル、ビス−(ヒドロキシフェニ
ル)−ケトン、ビス−(ヒドロキシフェニル)−スルホ
ン、ビス−(ヒドロキシフェニル)−スルホキシド、
α,α’−ビス−(ヒドロキシフェニル)−ジイソプロ
ピルベンゼン及びこれらの環−アルキル化及び環−ハロ
ゲン化化合物。
可塑的成型可能芳香族ポリカーボネート及びコポリカー
ボネートは、以下のビスフェノールに基づくものであ
る:ヒドロキノン、レゾルシノール、ジヒドロキシジフ
ェニル、ビス−(ヒドロキシフェニル)−アルカン、ビ
ス−(ヒドロキシフェニル)−シクロアルカン、ビス−
(ヒドロキシフェニル)−スルフィド、ビス−(ヒドロ
キシフェニル)−エーテル、ビス−(ヒドロキシフェニ
ル)−ケトン、ビス−(ヒドロキシフェニル)−スルホ
ン、ビス−(ヒドロキシフェニル)−スルホキシド、
α,α’−ビス−(ヒドロキシフェニル)−ジイソプロ
ピルベンゼン及びこれらの環−アルキル化及び環−ハロ
ゲン化化合物。
【0046】好ましいジフェノールは例えば:4,4’
−ジヒドロキシジフェニル、2,2−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)−プロパン、2,4−ビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−2−メチルブタン、1,1−ビス
−(4−ヒドロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベ
ンゼン、2,2−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシ
フェニル)−プロパン、2,2−ビス−(3−クロロ−
4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、ビス−(3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−メタン、2,
2−ビス−(3,6−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−プロパン、ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒド
ロキシフェニル)−スルホン、2,4−ビス−(3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルブ
タン、1,1−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロ
キシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、2,2
−ビス−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)−プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジブロモ−
4−ヒドロキシフェニル)−プロパン及び1,1−ビス
−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサンである。
−ジヒドロキシジフェニル、2,2−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)−プロパン、2,4−ビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−2−メチルブタン、1,1−ビス
−(4−ヒドロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベ
ンゼン、2,2−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシ
フェニル)−プロパン、2,2−ビス−(3−クロロ−
4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、ビス−(3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−メタン、2,
2−ビス−(3,6−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−プロパン、ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒド
ロキシフェニル)−スルホン、2,4−ビス−(3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルブ
タン、1,1−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロ
キシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、2,2
−ビス−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)−プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジブロモ−
4−ヒドロキシフェニル)−プロパン及び1,1−ビス
−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサンである。
【0047】特に好ましいジフェノールは例えば:2,
2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、
2,2−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)−プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジクロ
ロ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、2,2−ビ
ス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)−
プロパン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)
−シクロヘキサン及び1,1−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンで
ある。
2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、
2,2−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)−プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジクロ
ロ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、2,2−ビ
ス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)−
プロパン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)
−シクロヘキサン及び1,1−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンで
ある。
【0048】これらの、及び他の適したジフェノールは
例えばU.S.特許3,028,365, 2,99
9,835, 3,148,172, 2,991,2
73,3,271,367及び2,999,846、ド
イツ公開明細書1,570,703, 2,063,0
50, 2,036,052, 2,211,956、
フランス特許1,561,518、H.Schnell
によるモノグラフ:“Chemistry and P
hysics of Polycarbonate
s”,Interscience Publisher
s,New York,1964、ドイツ特許出願P
38 32 396.6(LeA26,344)及び日
本公開明細書62039/1986, 62040/1
986及び105550/1986に記載されている。
例えばU.S.特許3,028,365, 2,99
9,835, 3,148,172, 2,991,2
73,3,271,367及び2,999,846、ド
イツ公開明細書1,570,703, 2,063,0
50, 2,036,052, 2,211,956、
フランス特許1,561,518、H.Schnell
によるモノグラフ:“Chemistry and P
hysics of Polycarbonate
s”,Interscience Publisher
s,New York,1964、ドイツ特許出願P
38 32 396.6(LeA26,344)及び日
本公開明細書62039/1986, 62040/1
986及び105550/1986に記載されている。
【0049】上記のジフェノールの所望の混合物も用い
ることができる。
ることができる。
【0050】少量の、好ましくはジフェノールの使用モ
ル数に基づいて0.05−2.0モル%の三官能基性、
又は三官能基性より高い化合物、特に3個又は3個以上
のフェノール性ヒドロキシル基を含む化合物を用いるこ
とも可能である。3個又は3個以上のフェノール性ヒド
ロキシル基を含む適した化合物の例は:フロログルシノ
ール、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−2−ヘプタン、4,6−ジメチル
−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘ
プタン、1,3,5−トリ−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−ベンゼン、1,1,1−トリ−(4−ヒドロシフ
ェニル)−エタン、トリ−(4−ヒドロキシフェニル)
−フェニルメタン、2,2−ビス−[4,4−ビス−
(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキシル]−プロ
パン、2,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル−イソ
プロピル)−フェノール、2,6−ビス−(2−ヒドロ
キシ−5−メチル−ベンジル)−4−メチルフェノー
ル、2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(2,4−
ジヒドロキシフェニル)−プロパン、ヘキサ−(4−
(4−ヒドロキシフェニル−イソプロピル)−フェニ
ル)−オルトテレフタル酸エステル、テトラ−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−メタン、テトラ−(4−(4−ヒ
ドロキシフェニル−イソプロピル)−フェノキシ)−メ
タン及び1,4−ビス−(4’,4”−ジヒドロキシト
リフェニル)−メチル)−ベンゼンである。
ル数に基づいて0.05−2.0モル%の三官能基性、
又は三官能基性より高い化合物、特に3個又は3個以上
のフェノール性ヒドロキシル基を含む化合物を用いるこ
とも可能である。3個又は3個以上のフェノール性ヒド
ロキシル基を含む適した化合物の例は:フロログルシノ
ール、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−2−ヘプタン、4,6−ジメチル
−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘ
プタン、1,3,5−トリ−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−ベンゼン、1,1,1−トリ−(4−ヒドロシフ
ェニル)−エタン、トリ−(4−ヒドロキシフェニル)
−フェニルメタン、2,2−ビス−[4,4−ビス−
(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキシル]−プロ
パン、2,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル−イソ
プロピル)−フェノール、2,6−ビス−(2−ヒドロ
キシ−5−メチル−ベンジル)−4−メチルフェノー
ル、2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(2,4−
ジヒドロキシフェニル)−プロパン、ヘキサ−(4−
(4−ヒドロキシフェニル−イソプロピル)−フェニ
ル)−オルトテレフタル酸エステル、テトラ−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−メタン、テトラ−(4−(4−ヒ
ドロキシフェニル−イソプロピル)−フェノキシ)−メ
タン及び1,4−ビス−(4’,4”−ジヒドロキシト
リフェニル)−メチル)−ベンゼンである。
【0051】他の適した分枝剤は2,4−ジヒドロキシ
安息香酸、トリメシン酸、シアヌール酸クロリド及び
3,3−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロインドールであ
る。
安息香酸、トリメシン酸、シアヌール酸クロリド及び
3,3−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロインドールであ
る。
【0052】用いられたジフェノールに基づいて0.0
5−2モル%の、任意に用いられる分枝剤は、ジフェノ
ール及び通常の連鎖延長剤と共に最初にアルカリ性水相
に導入することができるか、又はホスゲン化の前に有機
溶媒中の溶液として加えることができる。
5−2モル%の、任意に用いられる分枝剤は、ジフェノ
ール及び通常の連鎖延長剤と共に最初にアルカリ性水相
に導入することができるか、又はホスゲン化の前に有機
溶媒中の溶液として加えることができる。
【0053】適した連鎖停止剤は、LeA26,531
の発明に従う連鎖停止剤、又は他の従来の連鎖停止剤で
あることができる。連鎖停止剤は例えば芳香族酸ハライ
ド又はフェノールなどの官能基を含む芳香族化合物、特
にp−tert.−ブチルフェノール、p−クロロフェ
ノール、2,4,6−トリブロモフェノール及びフェノ
ールなどの通常のフェノールであることができ、ブロッ
クコポリマーの所望の分子量に依存する通常の量で用い
ることができる。特に好ましい連鎖停止剤は、式(II
I)
の発明に従う連鎖停止剤、又は他の従来の連鎖停止剤で
あることができる。連鎖停止剤は例えば芳香族酸ハライ
ド又はフェノールなどの官能基を含む芳香族化合物、特
にp−tert.−ブチルフェノール、p−クロロフェ
ノール、2,4,6−トリブロモフェノール及びフェノ
ールなどの通常のフェノールであることができ、ブロッ
クコポリマーの所望の分子量に依存する通常の量で用い
ることができる。特に好ましい連鎖停止剤は、式(II
I)
【0054】
【化8】
【0055】[式中、R13はH又は分枝鎖状もしくは直
鎖状C8−及び/又はC9−アルキル基である]のフェノ
ールである。
鎖状C8−及び/又はC9−アルキル基である]のフェノ
ールである。
【0056】一般に、用いられたジフェノールに基づい
て0.5モル%−10.0モル%を用いる。
て0.5モル%−10.0モル%を用いる。
【0057】好ましいポリカーボネートはホモポリカー
ボネート及びコポリカーボネート、ならびにこれらの混
合物である。適したポリカーボネート樹脂の分子量は1
0,000−200,000、好ましくは20,000
−80,000であり、ASTM D−1238による
300℃における熔融流量は約1−約65グラム/10
分、好ましくは約2−15グラム/10分である。
ボネート及びコポリカーボネート、ならびにこれらの混
合物である。適したポリカーボネート樹脂の分子量は1
0,000−200,000、好ましくは20,000
−80,000であり、ASTM D−1238による
300℃における熔融流量は約1−約65グラム/10
分、好ましくは約2−15グラム/10分である。
【0058】本発明の実行に適した樹脂には、両者共こ
こに参照として挿入するU.S.特許3,036,03
6及び4,210,741に記載されているようなフェ
ノールフタレイン−ベースポリカーボネート、コポリカ
ーボネート及び三元ポリカーボネートが含まれる。
こに参照として挿入するU.S.特許3,036,03
6及び4,210,741に記載されているようなフェ
ノールフタレイン−ベースポリカーボネート、コポリカ
ーボネート及び三元ポリカーボネートが含まれる。
【0059】適したポリカーボネート樹脂は、例えばM
akrolon FCR、Makrolon 260
0、Makrolon 2800及びMakrolon
3100として商業的に入手でき、これらはすべてそ
れぞれの分子量が異なり、ASTM D−1238によ
るメルトフローインデックス(MFR)がそれぞれ1
6.5−24、13−16、7.5−13.0及び3.
5−6.5グラム/10分であることを特徴とするビス
フェノール−ベースホモポリカーボネート樹脂である。
これらはPittsburgh,Pennsylvan
iaのMilesInc.の製品である。本発明の実行
に適したポリカーボネート樹脂は既知であり、この構造
及び製造法は例えばU.S.特許3,030,331;
3,169,121;3,395,119;3,72
9,447;4,255,556;4,260,73
1;4,369,303及び4,714,746に開示
されており、そのすべてをここに参照として挿入する。
akrolon FCR、Makrolon 260
0、Makrolon 2800及びMakrolon
3100として商業的に入手でき、これらはすべてそ
れぞれの分子量が異なり、ASTM D−1238によ
るメルトフローインデックス(MFR)がそれぞれ1
6.5−24、13−16、7.5−13.0及び3.
5−6.5グラム/10分であることを特徴とするビス
フェノール−ベースホモポリカーボネート樹脂である。
これらはPittsburgh,Pennsylvan
iaのMilesInc.の製品である。本発明の実行
に適したポリカーボネート樹脂は既知であり、この構造
及び製造法は例えばU.S.特許3,030,331;
3,169,121;3,395,119;3,72
9,447;4,255,556;4,260,73
1;4,369,303及び4,714,746に開示
されており、そのすべてをここに参照として挿入する。
【0060】本発明に従い安定化される芳香族ポリエス
テルは、少なくとも1種類の芳香族ビスフェノール、少
なくとも1種類の芳香族ジカルボン酸及び場合により炭
酸に基づいている。適したビスフェノールは例えばすで
に上記で上げた芳香族ジカルボン酸である。適した芳香
族ジカルボン酸は例えばオルトフタル酸、テレフタルサ
ン、イソフタル酸、tert.−ブチルイソフタル酸、
3,3’−ジフェニルジカルボン酸、4,4’−ジフェ
ニルジカルボン酸、4,4’−ベンゾフェノンジカルボ
ン酸、3,4’−ベンゾフェノンジカルボン酸、4,
4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸、4,4’−ジ
フェニルスルホンジカルボン酸、2,2−ビス−(4−
カルボキシフェニル)−プロパン及びトリメチル−3−
フェニルインダン−4,5’−ジカルボン酸である。
テルは、少なくとも1種類の芳香族ビスフェノール、少
なくとも1種類の芳香族ジカルボン酸及び場合により炭
酸に基づいている。適したビスフェノールは例えばすで
に上記で上げた芳香族ジカルボン酸である。適した芳香
族ジカルボン酸は例えばオルトフタル酸、テレフタルサ
ン、イソフタル酸、tert.−ブチルイソフタル酸、
3,3’−ジフェニルジカルボン酸、4,4’−ジフェ
ニルジカルボン酸、4,4’−ベンゾフェノンジカルボ
ン酸、3,4’−ベンゾフェノンジカルボン酸、4,
4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸、4,4’−ジ
フェニルスルホンジカルボン酸、2,2−ビス−(4−
カルボキシフェニル)−プロパン及びトリメチル−3−
フェニルインダン−4,5’−ジカルボン酸である。
【0061】特に適した芳香族ジカルボン酸はテレフタ
ル酸及び/又はイソフタル酸である。
ル酸及び/又はイソフタル酸である。
【0062】芳香族ポリカーボネート、芳香族コポリカ
ーボネート及び芳香族ポリエステルカーボネートは、ポ
リカーボネート、コポリカーボネート及びポリエステル
カーボネートの製造に関する文献に開示されている種類
の方法により、例えば均一溶液中における方法、エステ
ル交換法及び二相界面法により製造することができる。
エステル交換法及び特に二相界面法の使用が好ましい。
ーボネート及び芳香族ポリエステルカーボネートは、ポ
リカーボネート、コポリカーボネート及びポリエステル
カーボネートの製造に関する文献に開示されている種類
の方法により、例えば均一溶液中における方法、エステ
ル交換法及び二相界面法により製造することができる。
エステル交換法及び特に二相界面法の使用が好ましい。
【0063】熔融エステル交換法(酢酸塩法及びフェニ
ルエステル法)は、例えばU.S.特許3,494,8
55, 4,386,186, 4,661,580,
4,680,371及び4,680,372、EP−
A26,120, 26,121, 26,684,
28,030, 39,845, 91,602,9
7,970, 79,075, 146,887, 1
56,103, 234,913, 234,919及
び240,301ならびにドイツ明細書1,495,6
26及び2,232,877に記載されている。二相界
面法は例えばEP−A68,014, 88,322,
134,898, 151,750,182,18
9, 219,708及び272,426、ドイツ公開
明細書2,940,024, 3,007,934,
3,440,020及びPolymer Review
s,Volume 10,“Condensation
Polymers by Interfacial a
nd SolutionMethods”,Paul
W.Morgan,IntersciencePubl
ishers,New York,1965,第3章、
325頁−“Polyesters”に記載されてい
る。
ルエステル法)は、例えばU.S.特許3,494,8
55, 4,386,186, 4,661,580,
4,680,371及び4,680,372、EP−
A26,120, 26,121, 26,684,
28,030, 39,845, 91,602,9
7,970, 79,075, 146,887, 1
56,103, 234,913, 234,919及
び240,301ならびにドイツ明細書1,495,6
26及び2,232,877に記載されている。二相界
面法は例えばEP−A68,014, 88,322,
134,898, 151,750,182,18
9, 219,708及び272,426、ドイツ公開
明細書2,940,024, 3,007,934,
3,440,020及びPolymer Review
s,Volume 10,“Condensation
Polymers by Interfacial a
nd SolutionMethods”,Paul
W.Morgan,IntersciencePubl
ishers,New York,1965,第3章、
325頁−“Polyesters”に記載されてい
る。
【0064】本発明の好ましい具体化に従う安定剤は
(i)ポリエーテルポリオール及び(ii)芳香族ジス
ルフィドを含む。
(i)ポリエーテルポリオール及び(ii)芳香族ジス
ルフィドを含む。
【0065】(i)ポリエーテルポリオールは、
【0066】
【化9】
【0067】[式中、Yは互いに独立して水素原子又は
C1-30アルキルあるいはアシル基、シリル又はピラニル
基であり、RはC1-22−アルキル、シクロアルキル、ア
リール、アルキルアリール又はシクロアルキル−アリー
ル基であり、nは1−4の整数であり、mは1−70の
整数であり;Yは水素又はC1-5アルキルあるいはピラ
ニル基が好ましく、RはC1-5アルキル基が好ましく、
nは1が好ましく、mは約20−50が好ましい]に対
応する化合物である。
C1-30アルキルあるいはアシル基、シリル又はピラニル
基であり、RはC1-22−アルキル、シクロアルキル、ア
リール、アルキルアリール又はシクロアルキル−アリー
ル基であり、nは1−4の整数であり、mは1−70の
整数であり;Yは水素又はC1-5アルキルあるいはピラ
ニル基が好ましく、RはC1-5アルキル基が好ましく、
nは1が好ましく、mは約20−50が好ましい]に対
応する化合物である。
【0068】この種の化合物は既知であり、文献に開示
されており、例えばそのすべての明細書をここに参照と
して挿入するU.S.特許4,804,692, 4,
874,802及び4,904,710を参照された
い。
されており、例えばそのすべての明細書をここに参照と
して挿入するU.S.特許4,804,692, 4,
874,802及び4,904,710を参照された
い。
【0069】(ii)芳香族ジスルフィドは
【0070】
【化10】R’−S−S−R” [式中、R’及びR”は独立してアリール基である]に
対応する。商業的に入手できるジフェニルスルフィドは
適した化合物の例である。
対応する。商業的に入手できるジフェニルスルフィドは
適した化合物の例である。
【0071】本発明の好ましい具体化の実行において、
適した製品の製造に適した組成物は、ポリカーボネート
樹脂及びポリカーボネート樹脂の重量に対して約0.0
1−5.0%、好ましくは0.1−1.5%の(i)及
び約0.01−5.0%、好ましくは0.1−1.5%
の(ii)を含む。
適した製品の製造に適した組成物は、ポリカーボネート
樹脂及びポリカーボネート樹脂の重量に対して約0.0
1−5.0%、好ましくは0.1−1.5%の(i)及
び約0.01−5.0%、好ましくは0.1−1.5%
の(ii)を含む。
【0072】本発明に従い安定化されたポリカーボネー
ト及び/又はコポリカーボネート及び/又はポリエステ
ルカーボネート混合物は老化防止剤、例えば熱安定剤及
び/又はUV吸収剤及び/又は流れ助剤ならびに潤滑剤
及び/又は防炎加工剤及び/又は染料及び/又は他の通
常の添加剤を含むことができる。
ト及び/又はコポリカーボネート及び/又はポリエステ
ルカーボネート混合物は老化防止剤、例えば熱安定剤及
び/又はUV吸収剤及び/又は流れ助剤ならびに潤滑剤
及び/又は防炎加工剤及び/又は染料及び/又は他の通
常の添加剤を含むことができる。
【0073】以下の実施例により本発明をさらに例示す
るがそれにより制限されるものではなく、他に特定しな
ければ部及びパーセントはすべて重量による。
るがそれにより制限されるものではなく、他に特定しな
ければ部及びパーセントはすべて重量による。
【0074】
【実施例】オリゴ−又はポリ−あるいはコポリカーボネ
ートの相対溶液粘度(ηrel.)は25℃で決定し
た。この目的で0.500gのそれぞれの縮合物を10
0mlのジクロロメタンに溶解した。
ートの相対溶液粘度(ηrel.)は25℃で決定し
た。この目的で0.500gのそれぞれの縮合物を10
0mlのジクロロメタンに溶解した。
【0075】A.安定化カーボネートの合成 実施例A.1 :ビス−1,1’−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−ジスルフィドからのオリゴカーボネートの製造 25g(0.1モル)のビス−1,1’−(4−ヒドロ
キシフェニル)−ジスルフィドを窒素下で水酸化ナトリ
ウム溶液(345mlの水中24g(0.6モル)のN
aOH)に溶解する。186mlのジクロロメタン中の
0.188g(0.002モル)のフェノールの溶液を
加え、激しく撹拌しながら0.2モルのホスゲンを導入
する。0.3gのトリエチルアミンを加えた後、混合物
をさらに45分間撹拌し、水相を分離し、有機相を10
%リン酸を用いて酸性化し、その後中性となるまで脱イ
オン水で洗浄する。その後有機相を硫酸ナトリウム上で
乾燥し、濾過し、蒸発乾固する。
ニル)−ジスルフィドからのオリゴカーボネートの製造 25g(0.1モル)のビス−1,1’−(4−ヒドロ
キシフェニル)−ジスルフィドを窒素下で水酸化ナトリ
ウム溶液(345mlの水中24g(0.6モル)のN
aOH)に溶解する。186mlのジクロロメタン中の
0.188g(0.002モル)のフェノールの溶液を
加え、激しく撹拌しながら0.2モルのホスゲンを導入
する。0.3gのトリエチルアミンを加えた後、混合物
をさらに45分間撹拌し、水相を分離し、有機相を10
%リン酸を用いて酸性化し、その後中性となるまで脱イ
オン水で洗浄する。その後有機相を硫酸ナトリウム上で
乾燥し、濾過し、蒸発乾固する。
【0076】生成物のηrel:1.068。
【0077】実施例A.2:ビス−1,1’−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−ジスルフィド及びビスフェノール
Aからのコポリカーボネートの製造 14.8g(0.065モル)のビスフェノールA及び
8.8g(0.035モル)のビス−1,1’−(4−
ヒドロキシフェニル)−ジスルフィドを窒素下で水酸化
ナトリウム溶液(253mlの水中の17.6g(0.
44モル)のNaOH)に溶解する。177mlのジク
ロロメタン中の0.32g(0.003モル)のフェノ
ールの溶液を加え、激しく撹拌しながら0.16モルの
ホスゲンを加える。0.3gのトリエチルアミンを加え
た後、混合物をさらに45分間撹拌し、水相を分離し、
有機相を10%リン酸を用いて酸性化し、その後中性と
なるまで脱イオン水で洗浄する。最後に有機相を硫酸ナ
トリウム上で乾燥し、濾過し、蒸発乾固する。
ドロキシフェニル)−ジスルフィド及びビスフェノール
Aからのコポリカーボネートの製造 14.8g(0.065モル)のビスフェノールA及び
8.8g(0.035モル)のビス−1,1’−(4−
ヒドロキシフェニル)−ジスルフィドを窒素下で水酸化
ナトリウム溶液(253mlの水中の17.6g(0.
44モル)のNaOH)に溶解する。177mlのジク
ロロメタン中の0.32g(0.003モル)のフェノ
ールの溶液を加え、激しく撹拌しながら0.16モルの
ホスゲンを加える。0.3gのトリエチルアミンを加え
た後、混合物をさらに45分間撹拌し、水相を分離し、
有機相を10%リン酸を用いて酸性化し、その後中性と
なるまで脱イオン水で洗浄する。最後に有機相を硫酸ナ
トリウム上で乾燥し、濾過し、蒸発乾固する。
【0078】生成物のηrel:1.323。
【0079】B.安定剤とのポリカーボネート混合物の
製造 ポリカーボネートとγ−線に対する種々の安定剤の、以
下の表に上げる実施例の混合物を熔融温度300℃にて
二軸スクリュー押し出し機で製造した。得られた混合物
から340℃の加工温度で着色試料板(寸法:60mm
x40mmx4mm)を製造した。それらを3メガラド
のγ−線で滅菌した。
製造 ポリカーボネートとγ−線に対する種々の安定剤の、以
下の表に上げる実施例の混合物を熔融温度300℃にて
二軸スクリュー押し出し機で製造した。得られた混合物
から340℃の加工温度で着色試料板(寸法:60mm
x40mmx4mm)を製造した。それらを3メガラド
のγ−線で滅菌した。
【0080】
【表1】
【0081】C.好ましい具体化の例示 本発明に従う成型材料組成物を調製し、その性質を評価
した。下記にその概略を示す組成物の調製において、使
用した樹脂は、熔融流量が約15グラム/10分のビス
フェノール−Aに基づくホモポリカーボネートであっ
た。下記に記す添加剤を指定された量でポリカーボネー
ト組成物に挿入した。ポリエーテルポリオールは
した。下記にその概略を示す組成物の調製において、使
用した樹脂は、熔融流量が約15グラム/10分のビス
フェノール−Aに基づくホモポリカーボネートであっ
た。下記に記す添加剤を指定された量でポリカーボネー
ト組成物に挿入した。ポリエーテルポリオールは
【0082】
【化11】
【0083】に対応し、数平均分子量が約2000であ
った。実施例4で用いた芳香族ジスルフィドはジフェニ
ルスルフィドであった。実施例5及び6ではそれぞれベ
ンゾフェノン及びアセトフェノンを用いた。
った。実施例4で用いた芳香族ジスルフィドはジフェニ
ルスルフィドであった。実施例5及び6ではそれぞれベ
ンゾフェノン及びアセトフェノンを用いた。
【0084】ポリカーボネート及び添加剤は共にタンブ
ルブレンドし、約270℃の熔融温度にてZSK−30
二軸スクリュー押し出し機上で押し出した。押し出さ
れたストランドを冷却し、ペレットに細断し、その後ペ
レットを282℃にて成型して厚さが0.100インチ
(約0.25cm)の寸法のチップとした。
ルブレンドし、約270℃の熔融温度にてZSK−30
二軸スクリュー押し出し機上で押し出した。押し出さ
れたストランドを冷却し、ペレットに細断し、その後ペ
レットを282℃にて成型して厚さが0.100インチ
(約0.25cm)の寸法のチップとした。
【0085】チップに3−5メガラドの線量でガンマ線
を照射した。そのようにして成型され、照射されたチッ
プの黄色度指数(YI)をASTM D 1925に従
って決定した。放射線に暴露した後約24時間で測定を
行った。
を照射した。そのようにして成型され、照射されたチッ
プの黄色度指数(YI)をASTM D 1925に従
って決定した。放射線に暴露した後約24時間で測定を
行った。
【0086】下記の表は数種類の組成物への放射線照射
の影響を示す。
の影響を示す。
【0087】
【表2】 1 2 3 4 5 添加剤、%ポリエーテルポリオール - 1.0 0.5 0.5 0.5 (ジ)フェニルスルフイド - - 0.5 - - 2−ヒドロキシベンゾフェノン - - - 0.5 - 2−ヒドロキシアセトフェノン - - - - 0.5 メルトフローインデックス 15.3 17.8 18.7 18.1 17.7 黄色度指数* 照射前 5.04/ 2.92/ 4.39/ 3.76/ 3.01/ 3メガラド後 24.52/ 14.1/ 8.69/ 15.02/ 14.87/ 5メガラド後 42.75 24.28 11.53 23.54 24.51 追加の組みの組成物を調製し、下記にまとめる通りに性
質を評価した。実施例において(ジ)フェニルジスルフ
ィドの安定化効果を本発明の安定化剤の効果と比較して
決定した。組成物は約300℃にて熔融押し出しし、成
型し、厚さが約3mmの寸法の棒とした。黄色度指数を
3メガラド照射への暴露の前及び後に決定した。YIが
小さい程優れた安定性を示す。
質を評価した。実施例において(ジ)フェニルジスルフ
ィドの安定化効果を本発明の安定化剤の効果と比較して
決定した。組成物は約300℃にて熔融押し出しし、成
型し、厚さが約3mmの寸法の棒とした。黄色度指数を
3メガラド照射への暴露の前及び後に決定した。YIが
小さい程優れた安定性を示す。
【0088】
【表3】 実施例 初期YI 3メガラド後のYI YI A(0.05% DPS*) 6.61 30.74 24.13 B(0.1% DPS) 6.7 29.2 22.5 C(0.2% DPS) 7.09 25.9 18.81 D(0.05% DPS 5.9 18.35 12.45 及び0.75%ポリエーテル) E(0.1% DPS 6.17 13.44 7.27 及び0.75%ポリエーテル) F(0.2% DPS 8.1 12.6 4.5 及び0.75%ポリエーテル) G(0.3% DPS 10.37 13.35 2.98 及び0.75%ポリエーテル) *DPS−(ジ)フェニルジスルフィド 観察によると、フェニルジスルフィド自身は組成物の安
定化にほとんど効果がない。本発明の試薬であるジスル
フィドとポリエーテルポリオールの組み合わせは組成物
に色安定性を与えるにあたって明らかにより有効であ
る。
定化にほとんど効果がない。本発明の試薬であるジスル
フィドとポリエーテルポリオールの組み合わせは組成物
に色安定性を与えるにあたって明らかにより有効であ
る。
【0089】前文において例示の目的で本発明を詳細に
記載したが、そのような詳細は単にその目的のためであ
り、特許請求の範囲により制限される本発明の精神及び
範囲から逸脱することなく当該技術における熟練者によ
り変更が可能であると理解するべきである。
記載したが、そのような詳細は単にその目的のためであ
り、特許請求の範囲により制限される本発明の精神及び
範囲から逸脱することなく当該技術における熟練者によ
り変更が可能であると理解するべきである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/36 KBR 7242−4J 5/49 KBY 7242−4J C08L 67/00 LNZ 8933−4J 69/00 LPQ 9363−4J 71/02 LQC 9167−4J LQE 9167−4J (72)発明者 ダグラス・ジー・パウエル アメリカ合衆国ペンシルベニア州15108コ ラオポリス・ブロードヘツドロード1640 (72)発明者 チヤールズ・イー・ランデイ アメリカ合衆国ペンシルベニア州15243ピ ツツバーグ・パークビユウドライブ524 (72)発明者 ゲルハルト・フエンホフ ドイツ連邦共和国デー4156ビリツヒ2・ア ムシユロンホフ9アー (72)発明者 ラルフ・フフエン ドイツ連邦共和国デー4100ドウイスブルク 46・ツムロルトゲンホフ25 (72)発明者 クラウス・キルヒヤー ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルクー ゼン1・アルフレート−クビン−シユトラ ーセ2
Claims (8)
- 【請求項1】 熱可塑性成型材料組成物において、
(i)芳香族重縮合物及び(ii)電離線安定化量の、
(a)式(I) 【化1】 に従う化合物、又は(b)式(Ia) 【化2】 [式中、R1からR10は互いに独立してH、OH、S
H、O−アルキル、S−アルキル、O−アリール、S−
アリール、COOH、COOアルキル、COOアリー
ル、COアルキル、COアリール、COH、C(Oアル
キル)2、C(Oシクロアルキル)2、OCOOアルキ
ル、OCOOアリール、SO3H、SO3アルキル、SO
2アリール、SO2H、SO2アルキル、SO2アリール、
SOH、SOアルキル、SOアリール、アルキル及びア
リールであり、R1及びR6は共有結合により結合してい
ることができ、 ここでR11及びR12は同一又は異なりR1からR10と同
義である]に従う構造単位を含むオリゴカーボネート、
ポリカーボネート、コポリカーボネート、ポリエステル
カーボネート及びポリエステルから成る群より選ばれる
メンバーから成る群より選ばれる試薬を含み、該オリゴ
カーボネートの相対溶液粘度(25℃にて100mlの
ジクロロメタン中の0.500gのメンバーとして測
定)が約1.01−1.17であり、該ポリカーボネー
ト、コポリカーボネート、ポリエステルカーボネート及
びポリエステルの相対溶液粘度が1.17−1.60で
あることを特徴とする組成物。 - 【請求項2】 請求項1に記載の組成物において、該試
薬が対応するカルボン酸エステル、アセタール、アルキ
ルカーボネート、エポキシド、ウレタン、ホスフェー
ト、ホスホネート、ホスファイト、ホスホナイト、シロ
キサン、スルホン酸エステル、スルフィン酸エステル及
びスルフェン酸エステルから成る群より選ばれる少なく
ともひとつのメンバーであることを特徴とする組成物。 - 【請求項3】 請求項1に記載の組成物において、さら
にアルコール及び/又はアルコールの誘導体を含むこと
を特徴とする組成物。 - 【請求項4】 請求項1に記載の組成物において、さら
にエーテルを含むことを特徴とする組成物。 - 【請求項5】 請求項4に記載の組成物において、エー
テルが 【化3】 [式中、R14及びR15は同一又は異なりH、分枝鎖状も
しくは直鎖状C1−C30−アルキル又はアシル、シリル
あるいはピラニルであり、R16はH、又はC1−C4アル
キルであり、nは1−36の整数であり、mは0−15
00の整数である]に対応することを特徴とする組成
物。 - 【請求項6】 請求項1に記載の組成物において、該量
が組成物の重量に対して0.001−5%であることを
特徴とする組成物。 - 【請求項7】 請求項1に記載の組成物において、該構
造単位(Ia)が該組成物の重量に対して0.001−
5%の量で存在することを特徴とする組成物。 - 【請求項8】 請求項1に記載の組成物において、熱安
定剤、UV吸収剤、可塑剤、潤滑剤、難燃剤、染料、強
化剤及び充填剤から成る群より選ばれる少なくともひと
つのメンバーをさらに含むことを特徴とする組成物。
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