JP2002532830A - ディスプレイデバイス - Google Patents

ディスプレイデバイス

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JP2002532830A
JP2002532830A JP2000587391A JP2000587391A JP2002532830A JP 2002532830 A JP2002532830 A JP 2002532830A JP 2000587391 A JP2000587391 A JP 2000587391A JP 2000587391 A JP2000587391 A JP 2000587391A JP 2002532830 A JP2002532830 A JP 2002532830A
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light emitting
light
emitting device
layer
electrode
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バーガー、ポール
ブラッフズ、ジェレミー、ヘンリー
カーター、ジュリアン、チャールズ
ヒークス、ステファン、カール
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Cambridge Display Technology Ltd
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Cambridge Display Technology Ltd
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    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/917Electroluminescent

Abstract

(57)【要約】 発光領域(12)と、前記発光領域における視聴者側に配置されて第1のタイプの電荷担体を注入する第1の電極(10)と、前記発光領域における視聴者側とは反対側に配置されて第2のタイプの電荷担体を注入する第2の電極(11)とを備え、前記発光領域における視聴者側とは反対側にグラファイトおよび/または仕事関数が低い金属のフッ化物もしくは酸化物からなる光吸収層を含む反射率調整構造体(13)が配置されている発光デバイス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、ディスプレイデバイスに関する。
【0002】 ディスプレイデバイスの1種に、発光材料として有機材料を使用するものが挙
げられる。発光性有機材料は、PCT出願されたWO90/13148号国際公
開公報および米国特許第4,539,507号に開示されており、両者の内容を
参照して本明細書の一部とする。この種のデバイスの基本的な構造は、発光性有
機層、例えば、ポリ(p−フェニレンビニレン)(「PPV」)からなる膜が2
つの電極間に介装されていることにある。一方の電極(アノード)からは負の電
荷担体(電子)が注入され、他方の電極(カソード)からは正の電荷担体(正孔
)が注入される。電子および正孔は、有機層内で結合して光子を生成する。PC
T出願されたWO90/13148号国際公開公報においては、有機発光材料は
高分子である。米国特許第4,539,507号においては、有機発光材料は、
(8−ヒドロキシキノリノ)アルミニウム(「Alq3」)のような低分子材料
として知られている種類のものである。実際のデバイスでは、一方の電極は通常
透明であり、このため、光子がデバイスから離脱することが可能となる。
【0003】 図1に、有機発光デバイス(「OLED」)の典型的な断面構造を示す。OL
EDは、典型的には、インジウム−スズ酸化物(「ITO」)のような透明な第
1電極2が被覆されたガラスまたはプラスチック基板1の上に作製される。この
種の被覆された基板は市販されている。このITO被覆基板は、少なくともエレ
クトロルミネッセント有機材料の薄膜3と、典型的には金属または合金からなり
かつ第2の電極4を形成する最終層とで被覆されている。なお、例えば、電極と
エレクトロルミネッセント材料との間の電荷輸送を向上させるために、他の層を
デバイスに付加することもできる。
【0004】 ディスプレイに入射した光が視聴者に向かって反射されるような場合、特に本
来暗くしなければならない画素から反射が起こると、ディスプレイの画素間の見
かけ上のコントラストが低減する。このことは、ディスプレイとしての効率性を
低減させてしまう。
【0005】 多くのディスプレイデバイスは、省電力性が非常に重要となる用途において使
用されている。例としては、移動電話およびポータブルコンピュータのような電
池を電源とするデバイスが挙げられる。したがって、ディスプレイデバイスの効
率を向上させる駆動部が存在する。
【0006】 本発明の第1の観点によれば、発光領域と、 前記発光領域における視聴者側に配置されて第1のタイプの電荷担体を注入す
る第1の電極と、 前記発光領域における視聴者側とは反対側に配置されて第2のタイプの電荷担
体を注入する第2の電極とを備える発光デバイスであって、 前記発光領域における視聴者側とは反対側にグラファイトおよび/または仕事
関数が低い金属のフッ化物もしくは酸化物からなる光吸収層を含む反射率調整構
造体が配置されていることを特徴とする発光デバイスが提供される。
【0007】 また、本発明の第2の観点によれば、発光領域と、 前記発光領域における視聴者側に配置されて第1のタイプの電荷担体を注入す
る第1の電極と、 前記発光領域における視聴者側とは反対側に配置されて第2のタイプの電荷担
体を注入する第2の電極とを備える発光デバイスであって、 前記発光領域における視聴者側とは反対側に反射率調整構造体が配置され、 さらに、 光反射層と、 前記第2の電極と前記光反射層との間に配置された光透過性のスペーサ層とを
備え、 前記スペーサ層は、前記光反射層の反射面を、少なくとも前記発光領域の一部
から前記デバイスの光学的モードの約半波長だけ離間させるような厚みであるこ
とを特徴とする発光デバイスが提供される。
【0008】 第1電極は、デバイスが放出可能な任意のまたは全ての波長の光に対して少な
くとも部分的に光透過性であることが好ましく、実質的に透明であることが最も
好ましい。第1電極は、例えば、ITO(インジウム−スズ酸化物)、TO(酸
化スズ)または金から形成することができる。第1電極は、発光領域から視聴者
側に配置されていることが好ましい。すなわち、発光領域と視聴者がいると想定
される場所との間に配置するとよい。第1電極は、層の形態であってもよい。デ
バイスが1つ以上の画素を有するものであるときには、1つ以上の第1電極は、
(第2電極との共同作用下に)各画素を個々にアドレスすることができる。
【0009】 第2電極は、デバイスが放出可能な任意のまたは全ての波長の光に対して少な
くとも部分的に光透過性であってもよく、実質的に透明であると好適である。こ
れは、第2電極を光透過性の物質で形成したり、第2電極を比較的薄く形成した
りすることにより達成することができる。例えば、第2電極の厚みを2、5、1
0、20または30nm未満にすればよい。第2電極の好適な構成材料としては
、リチウム、カルシウム、ITOが挙げられる。また、第2電極を、反射体や非
反射体/光吸収体とすることもできる。この場合、第2電極は、第2電極それ自
身が反射率を調整可能な構造のものであることが好ましい。第2電極が光吸収体
である場合には、Li、Ca、Mg、Cs、Ba、Yb、Sm等の仕事関数が低
い金属のフッ化物や酸化物のような光吸収性物質を使用して形成することができ
る(酸化物やフッ化物とともにAl等の導電性材料を成膜することもできる)。
または、低仕事関数金属のフッ化物や酸化物には、炭素(グラファイト)のよう
な光吸収体が取り込まれていてもよいし、両者がともに成膜されていることも好
ましい。前記低仕事関数金属の仕事関数は、4.0eV未満であってもよい。前
記低仕事関数金属の仕事関数は、3.5eV未満であってもよい。前記低仕事関
数金属の仕事関数は、3.2eV未満であってもよい。前記低仕事関数金属の仕
事関数は、3.0eV未満であってもよい。第2電極の適切な厚みは50〜10
00nmであるが、100〜300nmであることが好ましい。
【0010】 第1電極および/または第2電極は、例えば、金属質材料等の導電性物質から
なることが好ましい。電極の一方(正孔注入電極)は、4.3eVより大きい仕
事関数を有するものであることが好ましい。この層は、金属酸化物、例えばイン
ジウム−スズ酸化物(「ITO」)もしくは酸化スズ(「TO」)であってもよ
いし、または、仕事関数が高い金属、例えばAuもしくはPtから構成するよう
にしてもよい。この電極が、第1電極または第2電極となる。他方の電極(電子
注入電極)は、3.5eV未満の仕事関数を有するものであることが好ましい。
この層は、好適には仕事関数が低い金属(Ca、Ba、Yb、Sm、Li等)も
しくは合金、または、1以上のこの種の金属からなる多層構造体により構成する
ことができる。必要に応じて、他の金属(例えばAl)をともに使用するように
してもよい。この電極が、第2電極または第1電極となる。後方の電極は、少な
くとも部分的に光吸収体であることが好ましい。これは、炭素のような光吸収物
質の層を電極中に取り込むことにより達成することが可能である。また、そのよ
うな物質は、導電体でもあることが好ましい。
【0011】 反射率調整構造体は、第2電極に隣接して配置することができる。反射率調整
構造体は、(例えば)概ね光吸収体または概ね光反射体であり、デバイスの後方
(視聴者とは反対側)の反射率を適切に調整可能なものである。反射率調整構造
体は、概ね光吸収性の領域と概ね光反射性の領域とを別個に含むものであっても
よい。
【0012】 本発明の第1の観点では、反射率調整構造体は光吸収層からなるものであって
もよい。そのような層は、発光領域から発せられた光の第2電極による反射ある
いは第2電極を介しての反射を低減したり、第2電極を経由して透過した光を吸
収したり、他の発光源からデバイスに入射した光を吸収したりする際に有用であ
る。そのような光吸収層は、第2電極に隣接して配置することが好ましいが、例
えば、絶縁材料によって第2電極から光吸収層を離間させるようにしてもよい。
第2電極に隣接して、さらに一般的には後方に位置する反射率調整構造体を設け
ることにより、第2電極が、発光領域から発せられた光に対して本質的に非反射
的となる。そのような光吸収層は、光吸収物質から形成されることが好ましい。
例えば、反射率調整構造体からなる光吸収層は、グラファイトから構成すること
ができる。デバイスが独立画素を複数個有するものである場合、光吸収層は複数
個の画素に対して共通するものであることが好ましい。
【0013】 本発明の第2の観点では、反射率調整構造体を光反射層で構成するようにして
もよい。そのような層は、デバイス内で光学場(例えば光学場の非ノード)と発
光領域の一部とが同時発生することを調整するのに適切である。そのような一部
は、電子と正孔との再結合が幾分かまたは活発に行われる(好ましくは光子が生
成する)領域であることが適切である。前記一部は、発光層において電子と正孔
との再結合が主に行われる部位または面であることが好ましい。前記一部がデバ
イスにおける再結合が最も活発な部位または面であることが最も好ましい。反射
率調整構造体は、発光層から光反射層を適切な所望の間隔で離間させるために、
光透過性のスペーサ層を有することが好ましい。このスペーサ層は、第2の電極
と一体的に形成されることが好ましい。すなわち、スペーサ層は、第2の電極の
厚みによって形成される。そして、スペーサの厚みは、反射率調整構造体の反射
体を、少なくとも前記発光領域の一部から前記デバイスの光学的モードの約半波
長だけ離間させるような厚みであることが好ましい。前記反射体は、反射層の主
面の1つであってもよく(発光層に近い側または遠い側)、反射層によって定義
される反射構造体(例えば、分布型ブラッグ反射体)であってもよい。スペーサ
の厚みは、反射体が、光学場が概ねそのピークにある発光領域の領域から、デバ
イスの光学的モードの概ね半波長分離間させる厚みであることが最も好ましい。
【0014】 上記した反射率調整構造体からなる光吸収層または光反射層は、発光層からの
光が該光吸収層または光反射層に到達するように、デバイスの発光層に光学的に
接続することが好ましい。
【0015】 反射率調整構造体は、導電体であることが好ましい。これにより、該反射率調
整構造体を介しての第2の電極との電気的な接続が確保されるからである。
【0016】 本発明の第3の観点によれば、発光領域と、 前記発光領域における視聴者側に配置されて第1のタイプの電荷担体を注入す
る第1の電極と、 前記発光領域における視聴者側とは反対側に配置されて第2のタイプの電荷担
体を注入する第2の電極とを備える発光デバイスであって、 異なる波長の入射光に対して異なる反射率を有するとともに、その反射率ピー
クが前記発光領域の発光波長を包含する反射構造体を含むコントラスト向上構造
体が前記発光領域における視聴者側とは反対側に配置されることを特徴とする発
光デバイスが提供される。本発明のこの観点では、反射構造体が分布型ブラッグ
反射体であることが好ましい。また、本発明のこの観点では、前記第2の電極が
前記反射構造体における視聴者側とは反対側に配置された層を有し、さらに、該
層と前記発光領域との間を導電させるために前記反射構造体を通過する複数のス
ルーパスを有することが好ましい。スルーパスがデバイスの発光領域を占める割
合は、15%未満または10%未満であることが好ましい。本発明のこの態様で
は、カソードが反射体と発光領域との間に介装された透明層からなるものであっ
てもよい。この透明層は、スルーパスに接触していてもよい。
【0017】 一般的には、発光材料が有機物であることが適切であり、高分子であることが
好ましい。また、発光材料が、半導電性および/または共役高分子であると好適
である。代替として、例えば、昇華性の低分子からなる薄膜や無機発光材料等、
他の種類のものを使用することもできる。発光材料は、1以上の別個の有機材料
、適切には高分子、好ましくは完全にまたは部分的に共役した高分子からなるも
のであってもよい。好適な材料としては、以下に挙げる材料を1以上組み合せる
ことによって得られるものが含まれる。ポリ(p−フェニレンビニレン)(「P
PV」)、ポリ(2−メトキシ−5(2’−エチル)ヘキシロキシフェニレンビ
ニレン)(「MEH−PPV」)、1以上のPPV誘導体(例えば、ジアルコキ
シまたはジアルキル誘導体)、ポリフルオレンおよび/またはポリフルオレン部
分を有する共重合体、PPVsおよび関連する共重合体、ポリ(2,7−(9,
9−ジ−n−オクチルフルオレン)−(1,4−フェニレン−((4−secブ
チルフェニル)イミノ)−1,4−フェニレン))(「TFB」)、ポリ(2,
7−(9,9−ジ−n−オクチルフルオレン)−(1,4−フェニレン((4−
メチルフェニル)イミノ)−1,4−フェニレン−((4−メチルフェニル)イ
ミノ)−1,4−フェニレン))(「PFM」)、ポリ(2,7−(9,9−ジ
−n−オクチルフルオレン)−(1,4−フェニレン((4−メトキシフェニル
)イミノ)−1,4−フェニレン−((4−メトキシフェニル)イミノ)−1,
4−フェニレン))(「PFMO」)、ポリ(2,7−(9,9−ジ−n−オク
チルフルオレン)(「F8」)、またはポリ(2,7−(9,9−ジ−n−オク
チルフルオレン)−3,6−ベンゾチアジアゾール)(「F8BT」)。代替的
な材料には、Alq3のような低分子材料が含まれる。
【0018】 両電極あるいは一方の電極と発光性材料との間に、1以上の電荷輸送層を設け
るようにしてもよい。電荷輸送層は、適切には1以上の高分子、例えば、ポリス
チレンスルホン酸がドープされたポリエチレンジオキシチオフェン(「PEDO
T−PSS」)、ポリ(2,7−(9,9−ジ−n−オクチルフルオレン)−(
1,4−フェニレン−(4−イミノ(安息香酸))−1,4−フェニレン−(4
−イミノ(安息香酸))−1,4−フェニレン)))(「BFA」)、ポリアニ
リン、およびPPVから構成することができる。
【0019】 本明細書において示されたデバイスの物理的な配置は、必ずしも使用または製
造の際におけるその物理的な配置に合わせたものではない。
【0020】 添付の図面を参照して、本発明の内容を例示的に説明する。なお、図面は、実
際の寸法に合ったものではない。
【0021】 図2に示すデバイスは、アノード電極層10と、カソード電極層11とを有し
、両電極層の間には発光材料からなる層が介装されている。アノード電極は透明
なインジウム−スズ酸化物(ITO)で形成されており、一方、カソード電極は
カルシウムで形成されている。カソードは、反射率があまり高くならないように
充分に薄膜化されている。カソードの後方には、カーボン層13が形成されてい
る。両電極間に適切な電圧が印加されると、発光材料から概ね全方向に光が発せ
られる。光の幾らかは前方のアノードに向かって発せられ、このアノードを通過
した後にデバイスから直接外部に発せられる。光の幾らかは後方のカソードに向
かって発せられる。外部の光源から画面上に入射された光は、カーボン層13に
よって吸収される。このため、この光が視聴者に向かって反射されることはない
。したがって、後述するように、ディスプレイとしての効率性が向上する。
【0022】 図2に示すデバイスは、市販品のITO被覆ガラスシートを出発材料として製
造することが可能である。ガラスシート(図2中、14で示す)は、後述する各
成膜工程において積層される各層の基板として使用される。ガラスシートとして
は、例えば、1mmの厚みを有するソーダライムガラスまたはホウケイ酸ガラス
のシートを用いることができる。ガラスを用いる代わりに、パースペックス(Pe
rspex)を用いるようにしてもよい。ITO被覆層の厚みは、約100〜約15
0nmとすることが好適であり、ITOのシート抵抗は、10〜30Ω/□とす
ることが好適である。ITOアノード上には、正孔輸送層または注入層15が成
膜されている。正孔輸送層は、PEDOT:PSSを含有する溶液から成膜され
る。ここで、PEDOTとPSSの比は約1:5である。正孔輸送層の厚みは、
約50nmとするのが好適である。正孔輸送層は、典型的には、溶液がスピンコ
ートされた後、窒素雰囲気中において200℃、1時間の熱処理が施されること
によって形成される。5BTF8中に20%のTFBを含むエレクトロルミネッ
セント層(EL層)12は、溶液を正孔輸送層上にスピンコートすることによっ
て成膜され、通常は、90nmの厚みを有する。ここで、5BTF8とは、5%
のポリ(2,7−(9,9−ジ−n−オクチルフルオレン)−3,6−ベンゾチ
アジアゾール)(「F8BT」)がドープされたポリ(2,7−(9,9−ジ−
n−オクチルフルオレン)(「F8」)を意味する。さらに、カルシウム等の仕
事関数が低い透明または半透明の層を真空中(基準圧力10-8mbar未満)で
EL層に熱蒸着してカソード層11が形成される。この層の厚みは、1nmを超
えていることが好ましいが、カルシウム層が不透明になるような厚み(通常、約
20nm)よりも薄くする。この層の上には、100〜500nmの厚みのカー
ボン層13が基準圧力10-8mbarの電子ビーム蒸着によって成膜されている
。また、この層の上には、100〜1000nmの厚みのアルミニウム層13が
基準圧力10-8mbarのスパッタ蒸着によって成膜されている。本実施の形態
においては、層11の仕事関数は、発光領域に効果的に電子を注入させることが
可能な程度に低く設定されている。カーボン層13は、光吸収層として機能する
とともに、デバイスの駆動電圧を大幅に増加させるようなことがない低い導電率
を有する。スパッタ蒸着されたアルミニウム層16は、ピンホール密度が低く、
粒径が小さな小型の封止材として機能する。デバイスには、接点が設けられてい
る(層16と層10との間)。最終的に、デバイスは、周囲を補強するためにエ
ポキシ樹脂内に封止される。
【0023】 図3および図4に、図2に示したデバイスを参照して説明した上記の原理を利
用した多画素ディスプレイデバイスを示す。図3および図4のデバイスは、共通
アノード面に設けられた平行なアノード電極ストリップ20の組と、アノード面
から離間した共通カソード面に設けられた平行なカソード電極ストリップ21の
組とを有する。アノード電極とカソード電極との間には、発光層22が存在する
。アノード電極ストリップとカソード電極ストリップとが重なり合う各領域がデ
ィスプレイデバイスの画素として定義される。パッシブマトリックスアドレッシ
ング方式を採用することによって、個々の画素を発光させることができる(デバ
イスには、パッシブマトリックスアドレッシング方式の代わりに、アクティブマ
トリックス方式、または他のアドレッシング方式を採用することもできる)。図
4に示すように、各カソード電極は、注入層75、中間層76および導電層77
の3つの層を有する。注入層75は、発光層22に隣接して設けらたカルシウム
等の仕事関数が低い材料からなる層である。中間層76は、炭素(グラファイト
)等の光吸収材料の層である。また、導電層77は、アルミニウムなどの高導電
率材料の層である。これらの層によって、カソード面81が形成されている。一
般的に、注入層は、発光層22に対する良好な注入特性を示す材料で形成するの
が適している。また、中間層は、良好な光吸収特性を示す材料で形成するのが適
しており、導電層は、導電率が高い材料で形成するのが適している。導電層を他
の層よりも厚くした上、電極構造に均一に電荷が分布しやすくすることが好まし
い。複数の層の機能を有する材料を用いて層の1つを形成することによって、層
の数を減らすことも可能である。例えば、選択された発光性材料が、炭素からの
電荷が良好に注入されるものであれば、層75を設けなくともよい。また、層7
5や層76が適度な導電率を有する場合には、層77を設けなくともよい。光吸
収層76は、他の2層(2層が存在する場合)の間に介装することが好ましい。
この場合、光吸収層76は、導電性材料で形成される。また、光吸収層76を他
の2層の後方に設けてもよい。光吸収層76の代わりに、または、光吸収層76
を設けた上で、構造体全体を被覆するような光吸収層(図4において層29とし
て示す)を設けるようにしてもよい。層が炭素等の導電性材料からなる場合には
、カソードストリップ21間の短絡を防ぐために、絶縁層23を設けるようにす
ればよい。
【0024】 光吸収層76を設けることによって、ディスプレイに入射された光が吸収され
、コントラストの低下を引き起こすようなディスプレイからの光の反射を防ぐこ
とができるという効果が得られる。このことを、図4おいて光線80で示す。光
線80は、層23および層29によって吸収される。したがって、光吸収層はコ
ントラストの向上に役立つ。さらに、光吸収層は、発光層22から発せられた光
のデバイス内での透過を低減させる。これにより、ある画素から発せられた光が
異なる画素の部位で視認されるようなことがなくなるので、デバイスからそのよ
うな光が出現することを回避することができ、結局、コントラストが向上する。
【0025】 ディスプレイ駆動部からの接点の一方は、層77に取り付けられる。
【0026】 環境光の反射をさらに低減するために、炭素層または他の非反射性層を、発光
層22の前面の各画素の間に存在する間隙に設けてもよい。
【0027】 以上のように、図2〜図4に示す装置を参照して説明した上記の原理によって
、傾斜角の付いた発光が低減し、かつ環境光の反射が低減する。これにより、デ
バイスにおける隣接する画素間のコントラストを向上させ、ある一個の画素から
発せられた光のパターンを向上させることができる。
【0028】 図5に別の形態に係るディスプレイデバイスを示す。図5のデバイスは、アノ
ード電極層40とカソード電極層41とを有する。両電極層の間には、発光性材
料からなる層42が設けられる。アノード電極およびカソード電極は、透明IT
Oで形成される。また、例えば、カルシウム等の仕事関数が低い金属からなる薄
層として各電極を形成し、該電極を、ITO、ZnSe、ZnS等の材料から形
成された透明スペーサ層に隣接させてもよい。両電極間に適切な電圧が印加され
ると、発光材料から概ね全方向に光が発せられる。光の幾らかは前方のアノード
に向かって発せられ、このアノードを通過してデバイスから直接外部に発せられ
る。光の幾らかは、後方のカソードに向かって発せられ、このカソードを通過し
て43として示す反射構造体に入射する。反射構造体は、反射層44と透明スペ
ーサ層46とからなる。スペーサ層は、カソード41と反射層44との間に配置
され、発光領域42から反射層を離間させる。反射層は、後方に発せられた光を
前方に反射する。その結果、この光は、再びカソード電極41を通過して、発光
層42、アノード電極40およびガラス基板47を通過した後、デバイスの外部
に発せられる(光線48参照)。
【0029】 図5において、曲線49は光学場を示し、領域50はデバイス内において光子
を生成するための電子と正孔との再結合が最も活発となるゾーンを示している。
図1のデバイスにおいても、同じような特徴が表れる部分が60および61によ
って示されている。図5のデバイスにおけるスペーサ層の厚みは、理想的には、
発光を後方へと返す機能を果たす反射層44の平面(複数の平面が存在する場合
にはそのうちの1つの平面)が、デバイスの少なくとも1つの発光周波数におい
て、全体の反射配列(曲線49参照)の光学的モードのピークが該デバイスの発
光層内での正孔と電子との再結合ゾーンに一致するような距離をもって発光層か
ら離間するように選定される。このように、光学場のピーク(非ノード)と発光
層の正孔/電子再結合ゾーンとを一致させることにより、図5のデバイスの平面
で、図1のデバイスに比して効率的に光を発生させることができるようになると
いう利点が得られる。すなわち、所定の波長における効率的な光の発生部位を最
適化することができる。最適化されたデバイスの波長は、ピーク強度発光波長と
同じであるか、または近傍である。配列を理想的なものにするためには、極めて
厳密に各層間の距離を設定する必要があるが、概ね上記のように層を配置するこ
とによって、大きな効果が得られる。
【0030】 図5のデバイスは、カソード電極の形成に至るまで、図2のデバイスと概ね同
様の手順で作製することができる。図5のデバイスにおいては、さらに、ITO
、ZnSe、ZnS等を、好ましくは、カルシウム等の仕事関数が低い金属の薄
膜上に必要な厚みで成膜することによってスペーサ層46が形成される。ITO
スペーサ層上には、アルミニウムなどの反射性材料によって反射層44が成膜さ
れる。代替的な実施の形態においては、反射部として、導電性の誘電積層体を設
けるようにしてもよい。この誘電積層体は、カソードに隣接させてもよいし、カ
ソードから離間させてもよい。このような積層体は、例えば、ITOおよびNi
Oを交互に積層させることによって形成することができる。
【0031】 別の実施の形態においては、電極のうちの一方を、反射率調整材料によって形
成することができる。アノードやカソードは、所望の反射特性、導電特性、注入
特性を有する材料を用いることによって、反射体としてもよいし、非反射体(光
吸収体)としてもよい。電気的に好適な材料に対し、処理(例えば、表面処理や
反射率調整材の添加処理等)を施すことによって、所望の反射特性を有する材料
を得ることができる。
【0032】 非反射性電極は、後方の電極(視聴者から遠い側の電極)の具体的な例の1つ
である。図1〜図5に示すデバイス構成に概ね準拠したデバイスにおいては、カ
ソードを非反射体とすることが必要である(他のデバイスにおいては、アノード
を後方の電極にしてもよい)。反射性を有するカソード、または、反射性を有さ
ないカソードに好適に用いられる材料の一例は、LiF:Alである。LiF:
Al膜におけるAl成分が50%を超えていれば、このLiF:Al膜は反射性
を有する。LiF:Al膜におけるAl成分が30〜50%の範囲内であれば、
このLiF:Al膜は反射性を有さない。LiF:Al膜におけるAl成分が3
0%未満であれば、このLiF:Al膜は半透明になるだけでなく、極めて高い
抵抗率を有するようになる。したがって、LiF:Alの比が50:50〜70
:30となるようなLiF/Al膜がブラック(非反射性)カソードを作製する
にあたって好適である。
【0033】 非反射体である後方の電極(この場合、カソード)は、例えば、以下のように
して製造することができる。アノード電極として機能する厚み150nmのIT
O層をガラス基板上に成膜する。次に、正孔輸送層として機能する厚み50nm
のPEDOT/PSS層を成膜し、その上に、厚み80nmのポリフルオレンベ
ースのELポリマー層を形成する。最後に、非反射性のカソード層として、Li
FとAlをともに蒸着させて厚み200nmの層を成膜する。なお、蒸着された
LiF:Alの比は60:40である。この層の上に、厚み400nmのAl層
を成膜する。このデバイスの設計に変更を加える際には、LiFとAlとからな
る層の厚みを、LiFとAlの組成に依存して変化させなければならないことに
留意する必要がある。なぜなら、層に含まれるLiFの割合が大きくなるほど層
の透明度が増加するからである。LiF:Alが60:40となる組成の層であ
れば、200nmの厚みは充分な厚みであるといえる。厚みの好適な範囲は、5
0〜1000nmである。
【0034】 非反射性カソード材料の代替的なものとしては、仕事関数が低いLi、Ca、
Mg、Cs等の金属の一般的なフッ化物および酸化物が挙げられる。また、Al
やCuなどの本質的に極めて高導電率の金属(Cuはポリマーの蛍光性を弱める
傾向があるので、適さない場合もある)を混合することが好ましい。具体的な例
としては、CsF、MgF、CaF、LiOおよびCaOが挙げられる。CsF
、MgF、CaF、LiOおよびCaOは、Alとともに蒸着するようにしても
よいし、Alを含有するターゲットからスパッタするようにしてもよい。いずれ
の場合においても、導電体(Al)と絶縁体であるフッ化物および酸化物の比は
、実験によって簡単に求めることができるが、上述したLiF:Al系と同様に
なると考えられる。反射率が低い、または非反射性材料、すなわち、カソードを
作製する別の方法は、仕事関数が低い材料を炭素とともに蒸着やスパッタするこ
とである。仕事関数が低い材料の例としてはCa、Li等や、上記したフッ化物
および酸化物が挙げられる。
【0035】 図6は別の代替的なデバイスを示す平面図であり、図7はその断面図である。
このデバイスは、アノード電極60と、正孔輸送層62と、カソード電極63と
、発光層64と、分布型ブラッグ反射層(DBR)65とを有する。DBRは、
発光層上における視聴者側とは反対側に位置する。カソード63の大部分(66
)は、DBR上における視聴者側とは反対側に位置する。電荷がカソードを通過
して発光領域に達するようにするため、DBRにカソードバイアス67が設けら
れる。このバイアスがデバイスにおいて占める領域は比較的小さく、例えば、約
5%〜15%である。発光層への電荷の注入を均一にするために、充分に薄くて
透明な別の層68がDBRと発光領域との間に設けられている。DBRが導電性
を有する場合、バイアスの間隔が密になっている場合、または、電荷の均一性が
別の何らかの方法によって達成される場合であれば、層68を設けなくともよい
。バイアスの網目状構造(図6参照)は、シャドウマスクを用いて成膜すること
によって形成することができる。
【0036】 DBRは、反射率の高い誘電体と反射率の低い誘電体(光透過性材料)とが、
規則的かつ交互に配置する積層体であり、特定の波長での反射に適したブラッグ
の条件が実現するように構成されている。ブラッグの条件は、誘電積層体におけ
る周期性の光路長が半波長に相当するときに生じ、DBR積層体が以下の式に従
っているときに、反射率がより最適化される。
【0037】 1/2λ=n11+n22 上記式において、n1およびn2はそれぞれ屈折率であり、d1およびd2は対応
する成分のDBR内での膜厚であり、λは所望の反射波長である。図8は、波長
に対する反射率を示すグラフであり、反射率は、波長がそのように最適化されて
いるときにピークとなり、他の波長の場合にはかなり低くなる。
【0038】 図6および図7のデバイスにおいて、DBRは、発光層の発光波長(または、
発光主波長)がDBRの反射率のピークの範囲内となるように配置される。最も
好適には、DBRは、発光層の発光波長が、DBRの反射率が最大に(概ね最大
に)なるような範囲に配置される。このようにして、DBRによってデバイスの
効率をさほど低下させることなくコントラストを向上させることができるという
効果が得られる。発光層から後方に発せられた光は、DBRによって効率的に(
例えば、約95%〜100%の反射率で)視聴者に向かって反射する。入射光の
波長が、発光層の発光波長または発光層の発光波長の近傍波長でない場合、すな
わち、入射光の波長が、DBRの反射率がピークとなる範囲外である場合、この
入射光の反射はかなり少なくなり(例えば、約5%〜10%)DBRによって吸
収されてしまうため、デバイスのコントラストが向上する。さらに、DBRのピ
ーク反射率によって、デバイスから発せられる光の色の純度が高められる。
【0039】 バイアスは、ある範囲の波長に対しては反射性を有するようにしてもよい。従
って、バイアスによって占有される領域の割合を最小にするのが好ましい。その
割合は、例えば15%未満であり、好ましくは10%未満である。
【0040】 次に、上述したデバイスの変形例について説明する。どのようなデバイスであ
っても、発光層と電極(一方または両方の電極)との間に一つ以上の電荷輸送層
(例えば、層15、70、71)を形成することにより、各電極と発光層との電
荷の輸送を支援するとともに逆方向への電荷の輸送が抑制されるようにしてもよ
い。上述した原理は、他の種類の有機または無機のディスプレイディバイスにも
適用可能である。別の具体例の1つは、例えば、「有機ELダイオード」(C.W
.Tang and S.A.VanSlyke,Appl.Phys.Lett.51,913-915 (1987))に記載
されているような、発光用の昇華性分子膜を用いるタイプのディスプレイデバイ
スである。電極の配置を逆にして、カソードがディスプレイの前面(視聴者に近
い側)に配置させ、アノードを後方に配置させるようにしてもよい。デバイス性
能が低下する可能性があるが、本明細書中で説明したものとは別の材料、または
別の種類の材料を用いるようにしてもよい。
【0041】 本発明は、明示的、暗示的または一般的な態様として本明細書中に開示された
如何なる特徴または特徴の組み合わせをも包含し得るものであり、特許請求の範
囲を限定するものではない。上記の開示内容に鑑み、当業者であれば、本発明の
範囲内で種々の改変を行うことができることが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 代表的な有機発光デバイス(OLED)の断面構造を示す図である。
【図2】 第1のデバイスの断面図である。
【図3】 第2のデバイスの平面図である。
【図4】 図3のデバイスのA−A線に沿った断面図である。
【図5】 第3のデバイスの断面図である。
【図6】 第4のデバイスの平面図である。
【図7】 第4のデバイスの断面図である。
【図8】 波長に対するDBRの反射率を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/26 H05B 33/26 Z (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AT,AU,B R,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI ,GB,IL,IN,JP,KR,LU,MX,PT, RU,SE,SG,US (72)発明者 ブラッフズ、ジェレミー、ヘンリー イギリス国、ケンブリッジ シービー3 0エイチジェイ、マディングリー ロー ド、マディングリー ライズ、グリーンウ ィッチ ハウス、ケンブリッジ ディスプ レイ テクノロジー リミテッド内 (72)発明者 カーター、ジュリアン、チャールズ イギリス国、ケンブリッジ シービー3 0エイチジェイ、マディングリー ロー ド、マディングリー ライズ、グリーンウ ィッチ ハウス、ケンブリッジ ディスプ レイ テクノロジー リミテッド内 (72)発明者 ヒークス、ステファン、カール イギリス国、ケンブリッジ シービー3 0エイチジェイ、マディングリー ロー ド、マディングリー ライズ、グリーンウ ィッチ ハウス、ケンブリッジ ディスプ レイ テクノロジー リミテッド内 Fターム(参考) 3K007 AB04 AB17 BA06 BB01 CA01 CB01 CB02 CB03 CB04 CC01 CC02 DA01 DB03 EA04 EB00 5C094 AA15 BA03 BA27 CA19 EA04 EA07

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光領域と、 前記発光領域における視聴者側に配置されて第1のタイプの電荷担体を注入す
    る第1の電極と、 前記発光領域における視聴者側とは反対側に配置されて第2のタイプの電荷担
    体を注入する第2の電極とを備える発光デバイスであって、 前記発光領域における視聴者側とは反対側にグラファイトおよび/または仕事
    関数が低い金属のフッ化物もしくは酸化物からなる光吸収層を含む反射率調整構
    造体が配置されていることを特徴とする発光デバイス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発光デバイスにおいて、前記第1の電極が少なくとも部分的に
    光透過性を有することを特徴とする発光デバイス。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の発光デバイスにおいて、前記反射率調整構造体が、前
    記第2の電極上で、前記発光領域とは反対側に配置されることを特徴とする発光
    デバイス。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の発光デバイスにおいて、前記第2の電極が少なくとも部分的に
    光透過性を有することを特徴とする発光デバイス。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の発光デバイスにおいて、前記第2の電極の厚みが30
    nm未満であることを特徴とする発光デバイス。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれか1項に記載の発光デバイスにおいて、前記反射率調整
    構造体が、前記第2の電極に隣接していることを特徴とする発光デバイス。
  7. 【請求項7】 請求項1または2記載の発光デバイスにおいて、前記第2の電極が前記反射率
    調整構造体の機能を有することを特徴とする発光デバイス。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の発光デバイスにおいて、前記第2の電極が低い仕事関数を有す
    る金属のフッ化物または酸化物からなることを特徴とする発光デバイス。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の発光デバイスにおいて、前記第2の電極がアルミニウムを含む
    ことを特徴とする発光デバイス。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の発光デバイスにおいて、前記反射率調整
    構造体は、前記発光領域から発せられて前記第2の電極を通過して到達した光お
    よび/または入射光を吸収する機能を有することを特徴とする発光デバイス。
  11. 【請求項11】 請求項6に直接的または間接的に従属する請求項7〜10のいずれか1項に記
    載の発光デバイスにおいて、前記反射率調整構造体が前記第2の電極に隣接する
    ことにより、前記第2の電極が前記発光領域から発せられた光および/または入
    射光に対して実質的に非反射性となっていることを特徴とする発光デバイス。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1項に記載の発光デバイスにおいて、前記第2の電
    極が導電性材料からなることを特徴とする発光デバイス。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか1項に記載の発光デバイスにおいて、前記発光層が
    有機発光材料からなることを特徴とする発光デバイス。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13のいずれか1項に記載の発光デバイスにおいて、前記発光層が
    高分子発光材料からなることを特徴とする発光デバイス。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれか1項に記載の発光デバイスにおいて、前記発光層が
    共役高分子材料からなることを特徴とする発光デバイス。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれか1項に記載の発光デバイスにおいて、前記反射率調
    整層が導電性を有することを特徴とする発光デバイス。
  17. 【請求項17】 発光領域と、 前記発光領域における視聴者側に配置されて第1のタイプの電荷担体を注入す
    る第1の電極と、 前記発光領域における視聴者側とは反対側に配置されて第2のタイプの電荷担
    体を注入する第2の電極とを備える発光デバイスであって、 前記発光領域における視聴者側とは反対側に反射率調整構造体が配置され、 さらに、 光反射層と、 前記第2の電極と前記光反射層との間に配置された光透過性のスペーサ層とを
    備え、 前記スペーサ層は、前記光反射層の反射面を、少なくとも前記発光領域の一部
    から前記デバイスの光学的モードの約半波長だけ離間させるような厚みであるこ
    とを特徴とする発光デバイス。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の発光デバイスにおいて、前記発光領域の前記一部において、
    デバイスの動作中に、電子と正孔との再結合が活発に行われることを特徴とする
    発光デバイス。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の発光デバイスにおいて、前記発光領域の前記一部が、電子と
    正孔とが再結合する主領域であることを特徴とする発光デバイス。
  20. 【請求項20】 請求項17〜19のいずれか1項に記載の発光デバイスにおいて、前記光反射
    層の前記面は、前記発光領域に近い側の前記光反射層の主面であることを特徴と
    する発光デバイス。
  21. 【請求項21】 請求項17〜20のいずれか1項に記載の発光デバイスにおいて、前記第2の
    電極が導電性を有することを特徴とする発光デバイス。
  22. 【請求項22】 請求項17〜21のいずれか1項に記載の発光デバイスにおいて、前記発光層
    が有機発光材料からなることを特徴とする発光デバイス。
  23. 【請求項23】 請求項17〜22のいずれか1項に記載の発光デバイスにおいて、前記発光層
    が高分子発光材料からなることを特徴とする発光デバイス。
  24. 【請求項24】 請求項17〜23のいずれか1項に記載の発光デバイスにおいて、前記発光層
    が共役高分子材料からなることを特徴とする発光デバイス。
  25. 【請求項25】 請求項17〜24のいずれか1項に記載の発光デバイスにおいて、前記反射調
    整層が導電性を有することを特徴とする発光デバイス。
  26. 【請求項26】 発光領域と、 前記発光領域における視聴者側に配置されて第1のタイプの電荷担体を注入す
    る第1の電極と、 前記発光領域における視聴者側とは反対側に配置されて第2のタイプの電荷担
    体を注入する第2の電極とを備える発光デバイスであって、 異なる波長の入射光に対して異なる反射率を有するとともに、その反射率ピー
    クが前記発光領域の発光波長を包含する反射構造体を含むコントラスト向上構造
    体が前記発光領域における視聴者側とは反対側に配置されることを特徴とする発
    光デバイス。
  27. 【請求項27】 請求項26記載の発光デバイスにおいて、前記反射構造体が分布型ブラッグ反
    射体であることを特徴とする発光デバイス。
  28. 【請求項28】 請求項26または27記載の発光デバイスにおいて、前記第2の電極が前記反
    射構造体における視聴者側とは反対側に配置された層を有し、さらに、該層と前
    記発光領域との間を導電させるために前記反射構造体を通過する複数のスルーパ
    スを有することを特徴とする発光デバイス。
  29. 【請求項29】 請求項28記載の発光デバイスにおいて、前記スルーパスの占有する領域が前
    記デバイスの発光領域の15%未満であることを特徴とする発光デバイス。
  30. 【請求項30】 請求項26〜29のいずれか1項に記載の発光デバイスにおいて、カソードが
    前記反射構造体と前記発光領域との間に介装された透明層を有することを特徴と
    する発光デバイス。
  31. 【請求項31】 請求項28または29に従属する請求項30記載の発光デバイスにおいて、前
    記透明層が前記スルーパスに接触していることを特徴とする発光デバイス。
  32. 【請求項32】 請求項26〜31のいずれか1項に記載の発光デバイスにおいて、前記第2の
    電極が導電性材料からなることを特徴とする発光デバイス。
  33. 【請求項33】 請求項26〜32のいずれか1項に記載の発光デバイスにおいて、前記発光層
    が有機発光材料からなることを特徴とする発光デバイス。
  34. 【請求項34】 請求項26〜33のいずれか1項に記載の発光デバイスにおいて、前記発光層
    が高分子発光材料からなることを特徴とする発光デバイス。
  35. 【請求項35】 請求項26〜34のいずれか1項に記載の発光デバイスにおいて、前記発光層
    が共役高分子材料からなることを特徴とする発光デバイス。
  36. 【請求項36】 添付の図2〜図8を参照して本明細書中で実質的に開示した発光デバイス。
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