JP2002532412A - 蠕虫および外部寄生虫によって引き起こされる疾患の治療用薬剤を製造するためのkqt1チャンネルの阻害剤の使用 - Google Patents

蠕虫および外部寄生虫によって引き起こされる疾患の治療用薬剤を製造するためのkqt1チャンネルの阻害剤の使用

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、寄生性蠕虫および外部寄生虫によって引き起こされる疾患を治療するための薬剤を製造するためのKQT1チャンネルの阻害剤の使用に関する。本発明に従えば、KQT1チャンネルの阻害剤は、寄生性蠕虫および外部寄生虫に対する新規な致命的な基本成分を示している。細胞のKQT1チャンネル(このチャンネルは、寄生性蠕虫および外部寄生虫中に生じている)の遮断剤は、そのため、寄生性蠕虫または外部寄生虫に悩む脊椎動物およびヒトを治療するための薬剤を製造するために使用される。これらのKQT1遮断剤は、薬剤として単独で、または他の薬剤および治療法と組み合わせて、使用される。KQT1チャンネルの阻害剤はまた、昆虫、クモ、軟体類および線虫のような植物害虫に対する新規作用メカニズムを示し、その結果植物保護剤を製造するために使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、蠕虫および外部寄生虫によって引き起こされる疾患の治療用薬剤を
製造するためのKQT1チャンネルの阻害剤の使用に関する。
【0002】 寄生虫症は、広くはびこっており、これらは、軽い生理学的障害から重篤で致
命的でさえある疾患まで、ヒトおよび動物において広範囲の病理学的結果を引き
起こす。今日では、多くの集中的に研究された寄生虫によって引き起こされる疾
患が公知であって、ヒトおよびその家畜および有用動物の健康および生命を脅か
している。
【0003】 世界的に増加傾向で、多数の人々が障害された免疫系を有すると診断されてい
る。このグループの人々は、日和見性寄生虫によって広範囲に及んで攻撃されて
、その結果毎年多数の死傷者が出る。長距離旅行の時代においては、外来の寄生
虫には、通常は高い衛生水準を有する第三世界以外の国々においてさえ遭遇する
可能性がある。その理由は、常に増大する地方の衛生状態下での歩行および冒険
休暇の傾向、および自国にいるときの安全の感覚が衛生の危険の認識/知識の喪
失を起こさせることである。ヒトの健康の保護のみならず動物の幸福もまた、寄
生虫症によって引き起こされる苦しみおよび痛みに対する治療、およびもし可能
であるならばそれらの予防を必要としている。経済的側面は、特に有用動物の畜
産において重要であり、この場合には、動物のための好ましくない住居および飼
養条件(例えば特定の形の大規模牧畜の場合において)のために、量的(肉の量
、卵の数、競争力)または質的(肉および毛の質)な実績を低下させる一因とな
る寄生虫病が広く起こる。ヒトおよび動物において寄生虫症によって引き起こさ
れる莫大な損傷は、健康および経済のために、それらの制御をたとえ必須ではな
くても望ましいものとする。
【0004】 宿主(ヒト、動物)において毒物学的に受容できて、しかも個々の寄生虫また
は比較的大きな寄生虫群に対するそれらの有効性について公知である化学物質の
使用は、寄生虫の制御においてまだ最も重要である。
【0005】 それらの活性スペクトルに従って、これらの物質は、駆虫剤(これは、蠕虫に
対して作用する)、殺原虫剤(これは、原虫に対して作用する)、殺虫剤(これ
は、昆虫に対して作用する)、殺ダニ剤[これは、ダニ(mites)(acaria)に対し
て作用する]に区別され;この最後の2つのグループはまた、外部寄生虫撲滅剤
の名称で要約される。
【0006】 特に現代の大規模牧畜における長期および集中的使用によって促進される薬剤
に対する抵抗性の増大、または特に増大する世界化の関係において比較的長期間
熱帯および亜熱帯地方で働かなくてはならない人々の長い薬物治療の場合におけ
る、時々は強い副作用の発生、および特定の化学療法を包含する予防/治療に関
係する高価な費用は、異なる作用メカニズムを有してより良好に許容される他の
費用効率のよい種類の物質の追求が絶対必要なものであることを意味する。
【0007】 本発明に関連して、KQT1チャンネルの阻害剤は、蠕虫および外部寄生虫を
駆除する新規方法を表すことが理解された。この結果本発明は、蠕虫および外部
寄生虫によって侵入された脊椎動物およびヒトの治療用の薬剤を製造するための
、蠕虫および外部寄生虫中に存在する細胞KQT1チャンネルの遮断剤の使用に
関する。これらのKQT1遮断剤は、それ自体で、または他の薬剤および治療法
と組み合わせて、薬剤として使用される。
【0008】 驚くべきことに、IKSチャンネルの阻害剤は、強力にKQT1チャンネルを遮
断することができることが見出された。こうして、KQT1チャンネルに関して
遮断作用を有するIKSチャンネルの阻害剤は、蠕虫および外部寄生虫によって引
き起こされる疾患の治療用の薬剤を製造するために適している。
【0009】 IKSチャンネルの阻害剤は、ここ10年間で注目を集めた活性化合物である。
その間に、それらの、不整脈の治療、胃酸の分泌を阻害することによる潰瘍の治
療、下痢の治療、メニエール病の治療などのための薬剤としての使用のような、
多数のこの種類の活性化合物に対する用途が記述された。IKS遮断剤の治療上の
使用のために特に重要なものは、その抗不整脈作用である。
【0010】 IKSチャンネル遮断剤の抗不整脈作用は、特に交感神経系刺激の条件下での、
心臓細胞のプラトー相の延長に基づいている。再分極の遅延は、悪性不整脈を終
わらせるためのいわゆるクラスIII抗不整脈剤の抗不整脈原理として理解される
【0011】 KQT1遮断剤としてのIKS阻害剤の作用が蠕虫および外部寄生虫の生存可能
性に悪影響を与えるという驚くべき理解に従って、本発明は、ヒトおよび脊椎動
物の蠕虫および外部寄生虫による侵入(infestation)およびその結果おこる疾
患を治療するための有用な治療としての、上記の特許請求の範囲に包含されるI KS チャンネル遮断剤の使用;そしてまた、植物病原性節足動物、軟体類および線
虫を制御するための作物保護組成物の製法に関する。
【0012】 本発明に従う使用のために適する化合物は、なかんずく、以下に列挙する特許
および参考文献に記載されている。 1)EP 807 629(HOE 96/F119) 式I
【化28】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、Cp2p+1、1、2、3、4、
5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、未置換である
かまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイル、
メチルスルホニルアミノおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1ま
たは2個の置換基によって置換されている)であり; pは、1、2または3であるか; または
【0013】 R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(9)−Cn2n[NR(11)]m−であり; R(9)は、水素または、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシク
ロアルキルであり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; mは、ゼロまたは1であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルであるか; または R(11)はR(9)と一緒になって、1、2、3、4、5、6、7または8個のC
原子を有するアルキレン基であり; ここで基Cn2nのCH2基は、−O−、−SOq−または−NR(10)−によっ
て置き換えられていることができ; qは、ゼロ、1または2であり; R(10)は、水素、メチルまたはエチルであり; R(4)は、R(12)−Cr2rであり; R(12)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
キル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジノ
、Cp2p+1、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(これは、未
置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルフ
ァモイル、メチルスルホニルまたはメチルスルホニルアミノより成る群から選択
される1または2個の置換基によって置換されている)であり;
【0014】 rは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14
、15、16、17、18、19または20であり; ここで基Cr2rのCH2基は、−O−、−HC=CH−、−C≡C−、−CO
−、−CO−O−、−SOq−または−NR(10)−によって置き換えられている
ことができ; qは、ゼロ、1または2であり; R(10)は、水素、メチルまたはエチルであり; R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
r、I、1、2、3または4個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6、7
または8個のC原子を有するシクロアルキル、−CN、−CF3、−C25、−
37、−N3、−NO2、−CONR(13)R(14)、−COOR(15)、R(16)−C s2s−Y−またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br
、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイルおよびメチルスルホニルより
成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; R(13)およびR(14)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
子を有するアルキルであり; R(15)は、水素、メチル、エチル、フェニルまたは−Cu2u−NR(13)R(14
)であり;
【0015】 uは、2または3であり; R(16)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
キル、−COOR(15)、チエニル、イミダゾリル、ピリジル、キノリル、イソキ
ノリル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジ
ノ、Ct2t+1またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、B
r、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイルまたはメチルスルホニルよ
り成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり
; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; tは、1、2または3であり; Yは、SOq、−CO−、−SO2−NR(10)−、−O−、−NR(10)−または
−CO−NR(10)であるが; ここでR(6)は、−OCF3または−OC25であることはできない} のクロマン類およびその生理学的に受容できる塩; または
【0016】 2)EP 847 996(HOE 96/F341) 式I
【化29】 {式中: Xは、−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR(7)−、−CR(8a)
R(8b)−または−CO−であり; R(7)は、水素または−(Ca2a)−R(9)[ここで基Ca2aのCH2基は、
−O−、−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−
、−S−、−SO−、−SO2−、NR(10)−または−CONR(10)−によって
置き換えられていることができ; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
であり;
【0017】 aは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7または8であり; R(9)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
C原子を有するシクロアルキル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、1−ピペリ
ジル、1−ピロリジニル、4−モルホリニル、4−メチルピペラジン−1−イル
、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(ここでピリジル、チエニ
ル、イミダゾリルおよびフェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、
I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチル
アミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより
成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であるか
; または R(7)およびR(1)は一緒になって、1つの結合であり; R(8a)は、水素、CF3、C25、C37、1、2、3、4、5または6個
のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F
、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メト
キシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホ
ニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されて
いる)であり;
【0018】 R(8b)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−OR(10)
、−COOR(10)、CO−R(10)であり; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであるか
; または 基(8a)またはR(8b)の一方は、もしYがNであるならば、R(1)と一緒に
なって1つの結合であり; Yは、NまたはCR(11)であり; R(11)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、F、
Cl、メトキシ、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまた
はフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、N
2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルフ
ァモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択
される1または2個の置換基によって置換されている)であるか; または R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(12)−Cn2n−NR(13)−またはR(12)−Cn2n−[ここで基
n2n中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2
−または−NR(10a)−によって置き換えられていることができ; R(10a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(12)は、水素、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシ
クロアルキル、CF3、C25またはC37であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(13)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルであるか; または
【0019】 R(12)およびR(13)は、もしnが3以上であるならば、一緒になって1つの結
合であるか; または R(3)およびR(4)は一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子
を有するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−C
O−、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(10a)−によって置き換えら
れていることができ; R(10a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(4)は、R(14)−Cr2r[ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、
−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−
、−SO−、−SO2−、−NR(10b)−または−CONR(10b)−によって置
き換えられていることができ; R(10b)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである
]であり; R(14)は、メチル、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個
のC原子を有するシクロアルキル、−OH、−COOH、−NR(23)R(24)、1
−ピペリジル、1−ピロリジニル、4−モルホリニル、4−メチルピペラジン−
1−イル、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(ここでピリジル
、チエニル、イミダゾリルおよびフェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl
、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、
ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルア
ミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)
であり;
【0020】 R(23)およびR(24)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
子を有するアルキルであるか; または R(23)およびR(24)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
、14、15、16、17、18、19または20であり; R(5)およびR(6)は一緒になって、基 −CR(15)=CR(16)−CR(17)=CR(18)−、 −CR(15)=CR(16)−CR(17)=N−、 −CR(15)=CR(16)−N=CR(18)−、 −CR(15)=N−CR(17)=N−、 −CR(15)=N−N=CR(18)−、 −N=CR(16)−CR(17)=N−または −CR(15)=CR(16)− (ここで各々の場合に両方向の結合が可能である)であり; R(15)、R(16)、R(17)およびR(18)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
r、I、1、2、3、4または5個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6
、7または8個のC原子を有するシクロアルキル、−CN、−CF3、−C25
、−C37、−N3、−NO2、−Z−Cs2s−R(22)、チエニルまたはフェニ
ル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN
、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル
、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1
または2個の置換基によって置換されている)であり;
【0021】 Zは、−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−、−SO−、
−SO2−、−SO2−O−、−SO2NR(10c)、−NR(10c)−または−CO
NR(10c)−であり; R(10c)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; R(22)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
C原子を有するシクロアルキル、−NR(19)R(20)、−COOR(21)、1−ピペ
リジル、1−ピロリジニル、4−モルホリニル、4−メチルピペラジン−1−イ
ル、ピリジル、チエニル、イミダゾリル、キノリル、イソキノリルまたはフェニ
ル(ここでピリジル、チエニル、イミダゾリル、キノリル、イソキノリルおよび
フェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN
、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル
、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1
または2個の置換基によって置換されている)であり; R(19)およびR(20)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
子を有するアルキルであるか; または
【0022】 R(19)およびR(20)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(21)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであるが
; ここでYは、XがOであるとき同時にCR(11)であることはできない} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または
【0023】 3)EP 857 724(HOE 97/F024) 式I
【化30】 {式中: Xは、−S−、−SO−または−SO2−、−NR(9)−、−[CR(9)R(23
)]−または−CO−であり; R(9)は、水素または−(Cn2n)−R(10)であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7または8であり; R(10)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
キル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジノ
、CF3、C25またはC37であり;
【0024】 ここで基Cn2nの1個のCH2基は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、
−CO−、−CO−O−、−S−、−SO−または−SO2−、または−NR(11
)−によって置き換えられていることができ; R(11)は、水素、メチルまたはエチルであるか; または R(10)は、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(これらは、未
置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルフ
ァモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択
される1または2個の置換基によって置換されている)であるか; または R(9)はR(1)と一緒になって、1つの結合であり; R(23)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、OH、O−ア
ルキル(1、2または3個のC原子を有する)、COOH、COO−アルキル(
1、2または3個のC原子を有する)または−CO−R(24)であり; R(24)は、水素、メチルまたはエチルであり; R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
2、3、4,5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スル
ファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1または2個の置
換基によって置換されている)であるか; または
【0025】 R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(12)−Ca2a[NR(13)]m−であり; R(12)は、水素または、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシク
ロアルキル、CF3、C25またはC37であり; aは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; mは、ゼロまたは1であり; R(13)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルであるか; または R(12)およびR(13)は一緒になって、4、5、6、7または8個のC原子を有
するアルキレン基[ここでアルキレン基の1個のCH2基は、−O−、−S−、
−SO−または−SO2−、−CO−または−NR(11)−によって置き換えられ
ていることができ; R(11)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(4)は、R(14)−Cr2rであり;
【0026】 rは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14
、15、16、17、18、19または20であり; R(14)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
キル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジノ
、CF3、C25、C37、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル
(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メト
キシ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成
る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、
−CO−、−CO−O−、−CO−NR(11)−、−S−、−SO−または−SO 2 −、または−NR(11)−によって置き換えられていることができるか; または
【0027】 R(3)およびR(4)は一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子
を有するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−S
−、−SO−または−SO2−、−CO−または−NR(11)−によって置き換え
られていることができる]であり; R(5)およびR(6)は一緒になって、−CR(15)=CR(16)−CR(17)=CR
(18)−、−CR(15)=CR(16)−CR(17)=N−、−CR(15)=CR(16)−N=
CR(18)−、−CR(15)=N−CR(17)=N−、−CR(15)=N−N=CR(18)
−、−N=CR(16)−CR(17)=N−または−S−CR(15)=CR(16)−であり
; R(15)、R(16)、R(17)およびR(18)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
r、I、1、2、3または4個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6、7
または8個のC原子を有するシクロアルキル、CN、CF3、C25、C37
3、NO2、−CONR(19)R(20)、−COOR(21)、R(22)−Cs2s−Z−
またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3
、メチル、メトキシ、スルファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選
択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; R(19)およびR(20)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
子を有するアルキルであり;
【0028】 R(21)は、水素、メチル、エチル、フェニルまたは−Cu2u−NR(19)R(20
)であり; uは、2または3であり; ここでフェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メ
チル、メトキシ、スルファモイルまたはメチルスルホニルより成る群から選択さ
れる1または2個の置換基によって置換されており; R(22)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
キル、−COOR(21)、チエニル、イミダゾリル、ピリジル、キノリル、イソキ
ノリル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジ
ノ、CF3、C25またはC37またはフェニル(これは、未置換であるかまた
は、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイルまたはメ
チルスルホニルより成る群から選択される1または2個の置換基によって置換さ
れている)であり; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; Zは、−S−、−SO−または−SO2−、−CO−、−SO2−NR(11)−、
−SO2−O−、−O−、−NR(11)−または−[CO−NR(11)]−であり; R(7)は、水素、ヒドロキシル、1、2、3または4個のC原子を有するアル
コキシ、1、2、3または4個のC原子を有するアシルオキシ、Cl、Br、F
、1、2、3または4個のC原子を有するアルキルであり; R(8)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルである} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または
【0029】 4)EP 860 440(HOE 97/F033) 式I
【化31】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スル
ファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1または2個の置
換基によって置換されている)であるか; または
【0030】 R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(A)は、ヒドロキシル、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するア
ルカノイルオキシまたは、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルスルホニルオキシであり; R(B)は、水素であるか; または R(A)およびR(B)は一緒になって、1つの結合であり; R(3)は、R(9)−Cn2n[NR(11)]m−であり; R(9)は、水素または、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシク
ロアルキルであり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; mは、ゼロまたは1であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルであるか; または
【0031】 R(11)およびR(9)は一緒になって、1、2、3、4、5、6、7または8個
のC原子を有するアルキレン基であり; ここで基Cn2nの1個のCH2基は、−O−、−S−、−SO−または−SO 2 −、または−NR(10)によって置き換えられていることができ; R(10)は、水素、メチルまたはエチルであり; R(4)は、R(12)−Cr2rであり; R(12)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
キル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジノ
、CF3、C25、C37、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(
ここでピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニルは、未置換であるかま
たは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイル、メチ
ルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または
2個の置換基によって置換されている)であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
、14、15、16、17、18、19または20であり; ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、>CH=CH<、−C≡C−、
−CO−、−CO−O−、−S−、−SO−または−SO2−、または−NR(10
)−によって置き換えられていることができ;
【0032】 R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
r、I、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキル、3、4、5
、6、7または8個のC原子を有するシクロアルキル、−CN、−CF3、−C25、−C37、−N3、−NO2、−CONR(13)R(14)、−COOR(15)、R(
16)−Cs2s−Y−またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl
、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイルおよびメチルスルホニ
ルより成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)で
あり; R(13)およびR(14)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
子を有するアルキルであり; R(15)は、水素、メチル、エチル、フェニルまたは−Cu2u−NR(13)R(14
)であり; uは、2または3であり; R(16)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
キル、−COOR(15)、チエニル、イミダゾリル、ピリジル、キノリル、イソキ
ノリル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジ
ノ、CF3、C25、C37またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、
F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイルおよびメチル
スルホニルより成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されて
いる)であり;
【0033】 sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; Yは、−S−、−SO−、−SO2−、−CO−、−SO2−NR(10)−、−O
−、−NR(10)−または−CO−NR(10)であるが; 但し、置換基R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)のうちの2個は、水素では
ない} のクロマン誘導体およびその生理学的に受容できる塩; または
【0034】 5)EP 861 836(HOE 97/F038) すべてのその立体異性形態の式I
【化32】 {式中: X1は、−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−CR(1)R(2)−、−N
R(6)−、−CO−または−CR(1)R(7)−であり; R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、O
H、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスル
ホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の
置換基によって置換されている)であるか; または
【0035】 R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(6)は、水素または−Cn2n−R(8)[ここで基Cn2nの1個のCH2
は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−C
O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR(9)−または−CONR(9)−に
よって置き換えられていることができ; R(9)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7または8であり; R(8)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
C原子を有するシクロアルキル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、1−ピペリ
ジル、1−ピロリジニル、4−モルホリニル、4−メチルピペラジン−1−イル
、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(ここでピリジル、チエニ
ル、イミダゾリルおよびフェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、
I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチル
アミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより
成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; X2は、−CR(1)R(2)−または−CR(2)R(10)−であるか; または
【0036】 X2は、もしX3およびX1が−CR(1)R(2)−であるならば、また−O−
、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(6)−であり; ここで基R(1)、R(2)およびR(6)は、X1で定義したとおりであるが、X
における基の意味から独立しており; R(10)はR(7)と一緒になって、1つの結合であり; X3は、−CR(1)R(2)−であるか; または X3は、もしX2およびX4が−CR(1)R(2)−であるならば、また−O−
、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(6)−であり; ここで基R(1)、R(2)およびR(6)は、X1で定義したとおりであるが、X
1における基の意味から独立しており; X4は、−CR(1)R(2)−、−NR(6)−、−NR(11)−、−CH(OR(30
))−または−CR(2)R(11)−であり; ここで基R(1)、R(2)およびR(6)は、X1で定義したとおりであるが、X
1における基の意味から独立しており; R(30)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキルまたは、1、2
、3または4個のC原子を有するアシルであり; R(11)はR(5)と一緒になって、1つの結合であり; Y1、Y2、Y3およびY4は相互に独立して、−CR(12)−またはN(ここ
で基Y1、Y2、Y3およびY4の多くて2個は、同時にNであることができる
)であり;
【0037】 基R(12)は相互に独立して、水素、F、Cl、Br、I、1、2、3、4また
は5個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有
するシクロアルキル、CN、CF3、C25、C37、N3、NO2、−Z−Cm 2m −R(13)またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、
I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチル
アミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより
成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; Zは−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−、−SO−、−
SO2−、−SO2NR(14)−、−NR(14)−または−CONR(14)−であり; R(14)は水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; mは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; R(13)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
C原子を有するシクロアルキル、−NR(15)R(16)、−CONR(15)R(16)、−
OR(30a)、フェニル、チエニルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8また
は9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでフェニル、チエニルおよびN−
含有複素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、C
N、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイ
ル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される
1または2個の置換基によって置換されている)であり; R(15)およびR(16)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
子を有するアルキルであるか; または
【0038】 R(15)およびR(16)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(30a)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキルまたは、1、
2、3または4個のC原子を有するアシルであるか; または Y1およびY2は一緒になって、S原子であって、Y3およびY4は、各々−
CR(12)−であり; 基R(12)は相互に独立して、Y1、Y2、Y3、Y4で定義したとおりであり
; R(3)は、R(17)−Cx2x−NR(18)−またはR(17)−Cx2x−[ここで基
x2x中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2
−または−NR(19)−によって置き換えられていることができ; R(19)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(17)は、水素、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシ
クロアルキル、CF3、C25またはC37であり; xは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(18)は、水素または、1、2、3、4、5、6、7または8個のC原子を有
するアルキルであるか; または
【0039】 R(18)およびR(17)は、もしxが3以上であるならば、一緒になって1つの結
合であるか; または R(3)は、フェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、
CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミ
ノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る
群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であるか; または R(3)およびR(4)は一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子
を有するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−C
O−、−S−、−SO−またはSO2によって置き換えられていることができる
]であり; R(4)は、−Cr2r−R(20)[ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−
、−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S
−、−SO−、−SO2−、−NR(21)−または−CONR(21)−によって置き
換えられていることができ; R(21)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
、14、15、16、17、18、19または20であり;
【0040】 R(20)は、水素、メチル、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7また
は8個のC原子を有するシクロアルキル、−NR(22)R(23)、フェニル、チエニ
ルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−含
有複素環(ここでフェニル、チエニルおよびN−含有複素環は、未置換であるか
または、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エ
チル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメ
チルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって
置換されている)であり; R(22)およびR(23)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
子を有するアルキルであるか; または R(22)およびR(23)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(5)は、水素であるかまたは、R(11)と一緒になって1つの結合である} の化合物およびいずれかの比率のその混合物、およびその生理学的に受容できる
塩; または
【0041】 6)HMR 97/L206−EP 895 994 式I
【化33】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スル
ファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1または2個の置
換基によって置換されている)であるか; または
【0042】 R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
10個のC原子を有するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は
、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(10)−によっ
て置き換えられていることができ; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
であり; R(3)は、R(12)−Ca2a[NR(13)]m−であり; R(12)は、水素または、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシク
ロアルキル、CF3、C25またはC37であり; aは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; mは、ゼロまたは1であり; R(13)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルであるか; または R(12)およびR(13)は一緒になって、4、5、6、7または8個のC原子を有
するアルキレン基[ここでアルキレン基の1個のCH2基は、−O−、−S−、
−SO−または−SO2−、−CO−または−NR(10)−によって置き換えられ
ていることができ; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
であり; R(4)は、R(14)−Cr2rであり;
【0043】 rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
、14、15、16、17、18、19または20であり; R(14)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
キル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジノ
、CF3、C25、C37、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル
(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メト
キシ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成
る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、
−CO−、−CO−O−、−CO−NR(11)−、−S−、−SO−または−SO 2 −、または−NR(11)−によって置き換えられていることができ; R(11)は、水素または−(Ca2a)−R(10)[ここで基Ca2aの1個のCH2
基は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−
CO−、−S−、−SO−、−SO2−、NR(10)−または−CONR(10)−に
よって置き換えられていることができ; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
であるか; または
【0044】 R(3)およびR(4)は一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子
を有するアルキレン鎖であり; ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−S−、−SO−または−
SO2−、−CO−または−NR(11)−によって置き換えられていることができ
; R(11)は、水素または−(Ca2a)−R(10)[ここで基Ca2aの1個のCH2
基は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−
CO−、−S−、−SO−、−SO2−、NR(10)−または−CONR(10)−に
よって置き換えられていることができ; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
であり; R(5)およびR(6)は、 −CR(15)=CR(16)−CR(17)=N−、 −CR(15)=CR(16)−N=CR(17)−、 −CR(15)=N−CR(17)=N−、 −CR(15)=N−N=CR(17)−、 −N=CR(16)−CR(17)=N−または −S−CR(15)=CR(16)−であり; R(15)、R(16)およびR(17)は相互に独立して、水素、F、Cl、Br、I、
1、2、3または4個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6、7または8
個のC原子を有するシクロアルキル、CN、CF3、C25、C37、N3、NO 2 、−CONR(19)R(21)、−COOR(21)、R(22)−Cs2s−Z−またはフェ
ニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、
メトキシ、スルファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1
または2個の置換基によって置換されている)であり;
【0045】 R(19)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(21)は、水素、メチル、エチル、フェニルまたは−Cu2u−NR(19)R(20
)であり; ここでフェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メ
チル、メトキシ、スルファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択さ
れる1または2個の置換基によって置換されており; R(20)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; uは、2または3であり; R(22)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
キル、−COOR(21)、CONR(19)R(21)、チエニル、イミダゾリル、ピリジ
ル、キノリル、イソキノリル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ
、N−メチルピペラジノ、CF3、C25、C37またはフェニル(これは、未
置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルフ
ァモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1または2個の置換
基によって置換されている)であり; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり;
【0046】 Zは、−S−、−SO−または−SO2−、−CO−、−S−、−SO−また
は−SO2−NR(11)−、−SO2−O−、−O−、−NR(11)−または−[CO
−NR(11)]−であり; R(7)は、水素、ヒドロキシル、1、2、3または4個のC原子を有するアル
コキシ、1、2、3または4個のC原子を有するアシルオキシ、Cl、Br、F
、1、2、3または4個のC原子を有するアルキルであり; R(8)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルである} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または
【0047】 7)HMR 97/L223 EP−A 905 131 式I
【化34】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、O
H、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスル
ホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の
置換基によって置換されている)であるか; または
【0048】 R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(10)−Cn2n−NR(11)−またはR(10)−Cn2n−[ここで基
n2n中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2
−または−NR(12a)−によって置き換えられていることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(10)は、水素、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシ
クロアルキル、CF3、C25またはC37であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルであるか; または R(10)およびR(11)は、もしnが3以上であるならば、一緒になって1つの結
合であり; R(4)は、R(13)−Cr2r−Z−Cq2q−であり; qは、0、1、2、3、4、5、6、7または8であり; rは、0、1、2、3、4、5、6、7または8であり;
【0049】 Zは、−CO−NR(14)−、 −OCO−NR(14)−、 −O−Cx2x−O−、 −O−Cx2x−NR(14)−、 −O−Cx2x−CO−O、 −CO−O−Cx2x−O−または −CO−O−Cx2x−NR(14)− (ここで各々の場合に両方向の結合が可能である) であり; xは、2、3または4であり; R(14)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−Cy2y
OR(12b)、−Cy2y−NR(12b)2であり; R(12b)は、水素、メチルまたはエチルであり; yは、2または3であり; R(13)は、H、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個のC
原子を有するシクロアルキル、−NR(15)R(16)、−CONR(15)R(16)、−C
(=NR(17))NR(15)R(16)、−OR(17)、−COOR(17)、フェニルまたは、
1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−含有複素環(
ここでフェニルおよびN−含有複素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、B
r、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメ
チルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニル、アミノスルホニルおよびメチ
ルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって置
換されている)であり;
【0050】 R(15)およびR(16)は相互に独立して、水素、1、2、3または4個のC原子
を有するアルキルまたは−Cz2z−フェニル(ここでフェニルは、未置換であ
るかまたは、F、Cl、Br、CF3、NO2、CN、OH、メチル、エチル、メ
トキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニル、アミノスルホニ
ルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換
基によって置換されている)であるか; または R(15)およびR(16)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(17)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
r、I、1、2、3、4または5個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6
、7または8個のC原子を有するシクロアルキル、−CN、−CF3、−C25
、−C37、−N3、−NO2、−Y−Cs2s−R(18)またはフェニル(これは
、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2
OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルス
ルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個
の置換基によって置換されている)であり;
【0051】 Yは、−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−、−SO−、
−SO2−、−SO2−O−、−SO2NR(10c)、−NR(10c)−または−CO
NR(10c)−であり; R(10c)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; R(18)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
C原子を有するシクロアルキル、−COOR(21)、1−ピペリジル、1−ピロリ
ジニル、4−モルホリニル、4−メチルピペラジン−1−イル、ピリジル、チエ
ニル、イミダゾリル、キノリル、イソキノリルまたはフェニル(ここでピリジル
、チエニル、イミダゾリル、キノリル、イソキノリルおよびフェニルは、未置換
であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メ
チル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニル
およびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基
によって置換されている)であり; R(21)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(9)は、水素、OR(10d)またはOCOR(10d)であり; R(10d)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
; Bは、水素であるか; または R(9)およびBは一緒になって、1つの結合である} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または
【0052】 8)HMR 97/L224−EP−A 906 911 式I
【化35】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、O
H、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスル
ホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の
置換基によって置換されている)であるか; または
【0053】 R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(10)−Cn2n−NR(11)−またはR(10)−Cn2n−[ここで基
n2n中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2
−または−NR(12a)−によって置き換えられていることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(10)は、水素、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシ
クロアルキル、CF3、C25またはC37であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルであるか; または R(10)およびR(11)は、もしnが3以上であるならば、一緒になって1つの結
合であるか; または R(3)はR(4)と一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子を有
するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−CO−
、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(12a)−によって置き換えられて
いることができ;
【0054】 R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(4)は、R(13)−Cr2r[ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、
−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−
、−SO−、−SO2−、−NR(14)−または−CONR(14)−によって置き換
えられていることができ; R(14)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−Cy2y
OR(12b)、−Cy2y−NR(12b)2であり; R(12b)は、水素、メチルまたはエチルであり; yは、2または3である]であり; R(13)は、H、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個のC
原子を有するシクロアルキル、−NR(15)R(16)、−CONR(15)R(16)、−O
R(17)、−COOR(17)、フェニルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8ま
たは9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでフェニルおよびN−含有複素
環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH 2 、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチ
ルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または
2個の置換基によって置換されている)であり; R(15)およびR(16)は相互に独立して、水素または、1、2、3または4個の
C原子を有するアルキルであるか; または
【0055】 R(15)およびR(16)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(17)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−Cx2x
R(12c)であり; R(12c)は、水素、メチルまたはエチルであり; xは、2または3であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
、14、15、16、17、18、19または20であり; 置換基R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)の少なくとも1個は、−Y−Cs
2s−R(18)、チエニル、フリルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8また
は9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでチエニル、フリルおよびN−含
有複素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN
、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、
エチルアミノ、ジエチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチ
ルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって置
換されている)であり; Yは、−O−、−CO−、−O−CO−、−S−、−SO−、−SO2−、−
SO2−O−、−SO2NR(12d)−、−NR(12d)−または−CONR(12d)−
(ここでベンゼン環への結合は、各々の場合に左側の原子によって行われる)で
あり;
【0056】 R(12d)は、水素、メチルまたはエチルであり; sは、1、2、3、4、5または6であり; R(18)は、NO2、CN、NH2、N(メチル)2、OH、エチル、−COOH、
−COOメチル、−COOエチル、−CONH2、−CON(メチル)2より成る群
から選択される1または2個の置換基を有する置換されたフェニルであるか; または R(18)は、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル
、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよ
びメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基を有
する置換された、1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有する
N−含有複素環であるか; または R(18)は、−OR(19)、−SO2R(19)、−NR(19)R(20)、−CONR(19)
R(20)であり; R(19)およびR(20)は相互に独立して、Ct2t−R(21)であり; tは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; R(21)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
C原子を有するシクロアルキル、NR(22)R(23)、−OR(24)、フェニル、チエ
ニルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−
含有複素環(ここでフェニル、チエニルおよびN−含有複素環は、未置換である
かまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、
エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよび
メチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によっ
て置換されている)であり; R(22)およびR(23)は相互に独立して、水素、1、2または3個のC原子を有
するアルキルであるか; または
【0057】 R(22)およびR(23)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(24)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; そして、上記の定義において使用されなかった各々の場合のその他の置換基R
(5)、R(6)、R(7)およびR(8)は相互に独立して、水素、F、Cl、Br、
I、1、2、3、4または5個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6、7
または8個のC原子を有するシクロアルキル、CN、CF3、NO2、OR(12e)
またはNR(12e)R(12f)であり; R(12e)およびR(12f)は相互に独立して、水素または、1、2、3または4
個のC原子を有するアルキルであり; R(9)は、水素、OR(12g)またはOCOR(12g)であり; R(12g)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
; Bは、水素であるか; または R(9)およびBは一緒になって、1つの結合である} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または
【0058】 9)HMR 97/L232−EP 913 396 式I
【化36】 {式中: R(5)は、5、6、7および8と表示した位置の1つに結合しておりそして 式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、O
H、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスル
ホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の
置換基によって置換されている)であるか; または
【0059】 R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(10)−Cn2n−NR(11)−またはR(10)−Cn2n−[ここで基
n2n中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2
−または−NR(12a)−によって置き換えられていることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(10)は、水素、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシ
クロアルキル、CF3、C25またはC37であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルであるか; または R(10)およびR(11)は、もしnが3以上であるならば、一緒になって1つの結
合であるか; または
【0060】 R(3)はR(4)と一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子を有
するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−CO−
、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(12a)−によって置き換えられて
いることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(4)は、R(13)−Cr2r[ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、
−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−
、−SO−、−SO2−または−NR(14)−によって置き換えられていることが
でき; R(14)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
であり; R(13)は、CH3、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
C原子を有するシクロアルキル、NR(15)R(16)、フェニルまたは、1、2、3
、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでフェ
ニルおよびN−含有複素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、C
3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ
、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群
から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり;
【0061】 R(15)およびR(16)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(メチル)−または−N(ベ
ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
、14、15、16、17、18、19または20であり; R(5)は、−Y−Cs2s−R(18)またはフェニル(これは、未置換であるか
または、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エ
チル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメ
チルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって
置換されている)であり; Yは、−O−、−S−または−NR(10c)−であり; R(10c)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
; sは、1、2、3、4、5、6、7または8であり; R(18)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
C原子を有するシクロアルキル、−COOR(21)、NR(15a)R(16a)、未置換
の1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−含有複素環
、フェニルまたはチエニル(ここでフェニルおよびチエニルは、未置換であるか
または、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイル、メ
チルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1また
は2個の置換基によって置換されている)であり;
【0062】 R(15a)およびR(16a)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[こ
の鎖の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(メチル)−または−
N(ベンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(21)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(6)は、OR(10d)またはOCOR(10d)であり; R(10d)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
; Bは、水素であるか; または R(6)およびBは一緒になって、1つの結合である} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または
【0063】 10)HMR 97/L235−EP 915 087 式I
【化37】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、1、2、3、4、5ま
たは6個のC原子を有するアルキルであるか; または R(2)およびR(9)は一緒になって、1つの結合であるか; またはR(2)は、もしXが−CR(22)R(23)−であるならば、−OR(10a)で
あり; R(10a)は、水素、アセチルまたは、1、2または3個のC原子を有するアル
キルであり; R(3)は、R(10b)−Cn2n−NR(11)−またはR(10b)−Cn2n−[ここ
で基Cn2n中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−S
2−または−NR(12a)−によって置き換えられていることができ;
【0064】 R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(10b)は、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロ
アルキル、CF3、C25またはC37であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルであるか; または R(10b)およびR(11)は、もしnが2より大きいならば、一緒になって1つの
結合であるか; または R(3)はR(4)と一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子を有
するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−CO−
、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(12a)−によって置き換えられて
いることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(4)は、R(13)−Cr2r[ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、
−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−
、−SO−、−SO2−、−NR(14)−または−CONR(14)−によって置き換
えられていることができ;
【0065】 R(14)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−Cy2y
OR(12b)、−Cy2y−NR(12b)2であり; R(12b)は、水素、メチルまたはエチルであり; yは、2または3である]であり; R(13)は、CH3、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
C原子を有するシクロアルキル、−NR(15)R(16)、−CONR(15)R(16)、−
OR(17)、−COOR(17)、フェニルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8
または9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでフェニルおよびN−含有複
素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、N
2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メ
チルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1また
は2個の置換基によって置換されている)であり; R(15)およびR(16)は相互に独立して、水素または、1、2、3または4個の
C原子を有するアルキルであるか; または R(15)およびR(16)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(17)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−Cz2z
R(12c)であり;
【0066】 R(12c)は、水素、メチルまたはエチルであり; zは、2または3であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
、14、15、16、17、18、19または20であり; R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
r、I、1、2、3、4または5個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6
、7または8個のC原子を有するシクロアルキル、−CN、−CF3、−C25
、−C37、−N3、−NO2、−Y−Cs2s−R(18)、フェニル、チエニル、
フリルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN
−含有複素環(ここでフェニル、チエニル、フリルおよびN−含有複素環は、未
置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH
、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホ
ニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置
換基によって置換されている)であり; Yは、−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−、−SO−、
−SO2−、−O−SO2−、−SO2NR(10c)−または−CONR(10c)−(こ
こで骨格への結合は、各々の場合に左側の原子によって行われる)であり; R(10c)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
【0067】 sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; R(18)は、水素、メチル、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7また
は8個のC原子を有するシクロアルキル、−OR(21)、−COOR(21)、−NR
(15a)R(16a)、−CONR(15a)R(16a)、フェニルまたは、1、2、3、4
、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでフェニル
およびN−含有複素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3
、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、ス
ルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から
選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; R(15a)およびR(16a)は相互に独立して、水素または、1、2、3または4
個のC原子を有するアルキルであるか; または R(15a)およびR(16a)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[こ
の鎖の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N
(ベンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(21)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(9)は、水素であるかまたはR(2)と一緒になって1つの結合であり; Xは、−CR(22)R(23)−、−O−、−NR(24)−、−S−、−SO−、−S
2−であり; R(22)およびR(23)は相互に独立して、水素、CF3、1、2、3、4、5ま
たは6個のC原子を有するアルキルであり;
【0068】 R(24)は、水素、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルま
たはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3
NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スル
ファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選
択される1または2個の置換基によって置換されている)である} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または
【0069】 WO 96 05827、WO 96 40146、WO 96 05839、WO
95 14671、WO 97 49690、WO 95 14676、WO 95
14695、WO 95 14471、WO 98 00406、WO 97 486
86、US 5633251、WO 96 40653 11)式
【化38】 [式中、 Aは、チエニル、ピリジル、フェニル、(未置換であるかまたは置換されてい
る)であり; Xは、O、S、=N−NH2、=N−OH、H2であり; Yは、O、NCN、H2であり; Zは、直鎖または分枝鎖状アルキル、アルケニル、(未置換であるかまたはフ
ェニル、シクロアルキルによって置換されている)(ここで1個以上のCH2基は
、O、S、NHまたは1つの結合によって置き換えられていることができる)で
あり; R1は、未置換であるかまたは置換されているフェニル、アルキルまたはシク
ロアルキル、単環または二環式複素環、インダニルであり; R2は、未置換であるかまたは置換されているフェニル、アルキル、シクロア
ルキル、2−または3−フリル、N−モノ−または−ビス−アルキルであり; R3は、H、未置換であるかまたはN(CH3)2によって置換されているアルキ
ル、OH、またはフルオロアルキルであり; R4は、H、1または2個の酸素原子によって中断されていることができるア
ルキルである] の化合物またはその薬理学的に受容できる塩; または
【0070】 WO 95 14694、WO 95 14472 12)式
【化39】 [式中、 Aは、2−または3−員鎖(C原子より成るが、その中の1個以上の構成員は
また窒素または酸素であることができ、この鎖は、未置換であるかまたはアルキ
ルによって置換されている)であり; Zは、直鎖または分枝鎖状アルキルまたはアルケニル(これらは、未置換であ
るかまたはフェニル、シクロアルキルによって置換されており、ここで1個以上
のCH2基は、O、S、NHまたは1つの結合またはN−アルキルまたはN−フ
ェニルによって置き換えられていることができる)であり; R1は、未置換であるかまたは置換されているフェニル、アルキルまたはシク
ロアルキル、単環または二環式複素環であり; R2は、未置換であるかまたは置換されているフェニルであるか; または R2は、アルキル、シクロアルキル、2−または3−フリル、N−モノ−また
は−ビス−アルキルである] の化合物またはその薬学的に受容できる塩; または
【0071】 13)WO 95 14473 式
【化40】 (式中、 R1は、未置換であるかまたは置換されているフェニルであるか; または R1は、アルキルまたはシクロアルキル、単環または二環式複素環、インダニ
ルであり; R2およびR3は相互に独立して、未置換であるかまたはフェニルによって置
換されているアルキルであるか; または R2およびR3は、シクロアルキルであるか; または R2およびR3は一緒になって、アザ環であり; R4は、未置換であるかまたはフェニルによって置換されているアルキルであ
るか; または R4は、フェニルまたはフルオロアルキルであり; R5は、Hまたはアルキルである) の化合物またはその薬学的に受容できる塩; または
【0072】 WO 96 40655、WO 96 40656、WO 96 40653、WO
96 40654 14)式
【化41】 (式中、 Xは、OまたはH2であり; R1は、アルキル、シクロアルキル、フルオロアルキルまたはオキソ置換され
たアルキルであり; Zは、未置換であるかまたは置換されているアルキルであるか; または Zは、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニルまたは1つの結合であ
り; R2は、未置換であるかまたは置換されているフェニルであるか; または R2は、未置換であるかまたは置換されているシクロアルキルであり; R3は、アルキル、シクロアルキル、フルオロアルキルまたはオキソ置換され
たアルキルである) の化合物またはその薬学的に受容できる塩; または
【0073】 WO 93 04061 15)式
【化42】 [式中、 Xは、飽和または不飽和5−、6−または7−員複素環、または炭素環であり
; Rは、1つの結合、ヘテロ原子、カルボニル、複素環、炭素環、アルキル、ア
ルケニル、アルコキシ、アルキルアミノ、アリールアルキル、アリールオキシ、
アシル、アシルオキシまたはアシルアミノであり; Yは、置換または未置換の飽和または不飽和5−、6−、7−員の複素環また
は炭素環または1つの結合であり; R1、R2およびR3は相互に独立して、存在しないかまたはCl、F、Br
、NH2、CF3、OH、SO3H、CH3SO2NH、COOH、アルコキシ、ア
ルキル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシアルキル、カルボキシアルキル、ア
ミノアルキル、アシルアミノまたはアシルオキシであり; Lは、アルキルアミノ、アルケニルアミノ、アルキルイミノ、アルケニルイミ
ノまたはアシルアミノ(ここで窒素は、4−オキソ環状尿素単位の1位の窒素に
結合している)であり;
【0074】 R4は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルアシルまたはヘテロア
ルキルであり; Aは、置換または未置換の飽和または不飽和アルキルまたはヘテロアルキルま
たは置換または未置換の5−、6−または7−員複素環であり; R5は、アルキルである] の化合物またはその薬学的に受容できる塩; または
【0075】 WO 9837068 16)式
【化43】 [式中、 Xは、O、S、NH、NR、C−CN、N−OR、N−NO2であり; Yは、1つの結合、−C=C−またはNHであり; R1は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリ−ル、シクロアルキル、複
素環または(ヘテロシクロ)アルキルであり; R2は、アリ−ルまたは複素環である] の化合物またはその薬学的に受容できる塩; または
【0076】 WO 9514695 17)式
【化44】 [式中、 R1は、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ア
リール、(アリール)アルケニル、アルコキシ、O−アルケニル、O−アリール、
O−アルキル(ヘテロシクロ)、COO−アルキル、アルカノイル、CO−アミノ
、CO−置換アミノ、アルキル−CO−アミノ、アルキル−置換アミノ、NHC
O−アルキル、NHCO−アリール、NHCO−アルキル(ヘテロシクロ)、N(
アルキル)CO−アルキル、N(アルキル)CO−アリール、N(アルキル)CO−
ヘテロシクロ、N−(アルキル)CO−アルキル(ヘテロシクロ)であり; R2は、水素、アルキル、ハロゲン、アリール、アルコキシ、アミノ、置換ア
ミノであり; R3は、オキソ、ヒドロキシル、アルコキシ、O−CO−アルキル、O−CO
−アリール、O−CO−ヘテロシクロ、NOH、NO−アルキル、N−アミノ、
N−置換アミノ、N−NHCONH−アルキル、N−NHSO2−アルキル、N
−NHSO2−アリール、アミノ、置換アミノ、NHCO−アルキル、NHCO
−アリール、NHCO−ヘテロシクロ、スピロヘテロシクロであり; R4は、水素、アルキル、アルキル(CO−アルキル)、アルキル(COO−ア
ルキル)であるか; または
【0077】 R3およびR4は、これらが結合している原子と一緒になって、3個までのヘ
テロ原子O、NまたはSを含むことができる5−ないし7−員環であり; R5は、水素、アルキル、アルケニル、アルキル(ヘテロサイクリル)、アルキ
ル−NHCO(アルキル)、アルキル−NHCO(アリール)、アルキル−NHCO
(アルキルヘテロサイクリル)であり; nは、0、1または2である] の化合物またはその薬学的に受容できる塩。
【0078】 下記の刊行物に記載された化合物が好ましい: 1)EP 807 629(HOE 96/F119) 式I
【化45】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、Cp2p+1、1、2、3、4、
5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、未置換である
かまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイル、
メチルスルホニルアミノおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1ま
たは2個の置換基によって置換されている)であり; pは、1、2または3であるか; または
【0079】 R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(9)−Cn2n[NR(11)]m−であり; R(9)は、水素または、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシク
ロアルキルであり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; mは、ゼロまたは1であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルであるか; または R(11)はR(9)と一緒になって、1、2、3、4、5、6、7または8個のC
原子を有するアルキレン基であり; ここで基Cn2nのCH2基は、−O−、−SOqまたは−NR(10)によって置
き換えられていることができ; qは、ゼロ、1または2であり; R(10)は、水素、メチルまたはエチルであり; R(4)は、R(12)−Cr2rであり; R(12)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
キル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジノ
、Cp2p+1、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(これは、未
置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルフ
ァモイル、メチルスルホニルまたはメチルスルホニルアミノより成る群から選択
される1または2個の置換基によって置換されている)であり;
【0080】 rは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14
、15、16、17、18、19または20であり; ここで基Cr2rのCH2基は、−O−、−HC=CH−、−C≡C−、−CO
−、−CO−O−、−SOq−または−NR(10)−によって置き換えられている
ことができ; qは、ゼロ、1または2であり; R(10)は、水素、メチルまたはエチルであり; R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
r、I、1、2、3または4個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6、7
または8個のC原子を有するシクロアルキル、−CN、−CF3、−C25、−
37、−N3、−NO2、−CONR(13)R(14)、−COOR(15)、R(16)−C s2s−Y−またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br
、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイルおよびメチルスルホニルより
成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; R(13)およびR(14)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
子を有するアルキルであり; R(15)は、水素、メチル、エチル、フェニルまたは−Cu2u−NR(13)R(14
)であり;
【0081】 uは、2または3であり; R(16)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
キル、−COOR(15)、チエニル、イミダゾリル、ピリジル、キノリル、イソキ
ノリル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジ
ノ、Ct2t+1またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、B
r、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイルまたはメチルスルホニルよ
り成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり
; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; tは、1、2または3であり; Yは、SOq、−CO−、−SO2−NR(10)−、−O−、−NR(10)−または
−CO−NR(10)であるが; ここでR(6)は、−OCF3または−OC25であることはできない} のクロマン類およびその生理学的に受容できる塩; または
【0082】 2)EP 847 996(HOE 96/F341) 式I
【化46】 {式中: Xは、−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR(7)−、−CR(8a)
R(8b)−または−CO−であり; R(7)は、水素または−(Ca2a)−R(9)[ここで基Ca2aのCH2基は、
−O−、−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−
、−S−、−SO−、−SO2−、NR(10)−または−CONR(10)−によって
置き換えられていることができ; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
であり;
【0083】 aは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7または8であり; R(9)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
C原子を有するシクロアルキル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、1−ピペリ
ジル、1−ピロリジニル、4−モルホリニル、4−メチルピペラジン−1−イル
、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(ここでピリジル、チエニ
ル、イミダゾリルおよびフェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、
I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチル
アミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより
成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であるか
; または R(7)およびR(1)は一緒になって、1つの結合であり; R(8a)は、水素、CF3、C25、C37、1、2、3、4、5または6個
のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F
、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メト
キシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホ
ニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されて
いる)であり;
【0084】 R(8b)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−OR(10)
、−COOR(10)、CO−R(10)であり; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであるか
; または 基(8a)またはR(8b)の一方は、もしYがNであるならば、R(1)と一緒に
なって1つの結合であり; Yは、NまたはCR(11)であり; R(11)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、F、
Cl、メトキシ、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまた
はフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、N
2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルフ
ァモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択
される1または2個の置換基によって置換されている)であるか; または R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(12)−Cn2n−NR(13)−またはR(12)−Cn2n−[ここで基
n2n中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2
−または−NR(10a)−によって置き換えられていることができ; R(10a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(12)は、水素、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシ
クロアルキル、CF3、C25またはC37であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(13)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルであるか; または
【0085】 R(12)およびR(13)は、もしnが3以上であるならば、一緒になって1つの結
合であるか; または R(3)およびR(4)は一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子
を有するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−C
O−、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(10a)−によって置き換えら
れていることができ; R(10a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(4)は、R(14)−Cr2r[ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、
−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−
、−SO−、−SO2−、−NR(10b)−または−CONR(10b)−によって置
き換えられていることができ; R(10b)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである
]であり; R(14)は、メチル、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個
のC原子を有するシクロアルキル、−OH、−COOH、−NR(23)R(24)、1
−ピペリジル、1−ピロリジニル、4−モルホリニル、4−メチルピペラジン−
1−イル、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(ここでピリジル
、チエニル、イミダゾリルおよびフェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl
、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、
ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルア
ミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)
であり;
【0086】 R(23)およびR(24)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
子を有するアルキルであるか; または R(23)およびR(24)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
、14、15、16、17、18、19または20であり; R(5)およびR(6)は一緒になって、基 −CR(15)=CR(16)−CR(17)=CR(18)−、 −CR(15)=CR(16)−CR(17)=N−、 −CR(15)=CR(16)−N=CR(18)−、 −CR(15)=N−CR(17)=N−、 −CR(15)=N−N=CR(18)−、 −N=CR(16)−CR(17)=N−または −CR(15)=CR(16)− (ここで各々の場合に両方向の結合が可能である)であり; R(15)、R(16)、R(17)およびR(18)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
r、I、1、2、3、4または5個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6
、7または8個のC原子を有するシクロアルキル、−CN、−CF3、−C25
、−C37、−N3、−NO2、−Z−Cs2s−R(22)、チエニルまたはフェニ
ル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN
、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル
、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1
または2個の置換基によって置換されている)であり;
【0087】 Zは、−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−、−SO−、
−SO2−、−SO2−O−、−SO2NR(10c)、−NR(10c)−または−CO
NR(10c)−であり; R(10c)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; R(22)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
C原子を有するシクロアルキル、−NR(19)R(20)、−COOR(21)、1−ピペ
リジル、1−ピロリジニル、4−モルホリニル、4−メチルピペラジン−1−イ
ル、ピリジル、チエニル、イミダゾリル、キノリル、イソキノリルまたはフェニ
ル(ここでピリジル、チエニル、イミダゾリル、キノリル、イソキノリルおよび
フェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN
、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル
、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1
または2個の置換基によって置換されている)であり; R(19)およびR(20)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
子を有するアルキルであるか; または
【0088】 R(19)およびR(20)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(21)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであるが
; ここでYは、XがOであるとき同時にCR(11)であることはできない} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または
【0089】 3)EP 857 724(HOE 97/F024) 式I
【化47】 {式中: Xは、−S−、−SO−または−SO2−、−NR(9)−、−[CR(9)R(23
)]−または−CO−であり; R(9)は、水素または−(Cn2n)−R(10)であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7または8であり; R(10)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
キル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジノ
、CF3、C25またはC37であり;
【0090】 ここで基Cn2nの1個のCH2基は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、
−CO−、−CO−O−、−S−、−SO−または−SO2−、または−NR(11
)−によって置き換えられていることができ; R(11)は、水素、メチルまたはエチルであるか; または R(10)は、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(これらは、未
置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルフ
ァモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択
される1または2個の置換基によって置換されている)であるか; または R(9)はR(1)と一緒になって、1つの結合であり; R(23)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、OH、O−ア
ルキル(1、2または3個のC原子を有する)、COOH、COO−アルキル(
1、2または3個のC原子を有する)または−CO−R(24)であり; R(24)は、水素、メチルまたはエチルであり; R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
2、3、4,5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スル
ファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1または2個の置
換基によって置換されている)であるか; または
【0091】 R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(12)−Ca2a[NR(13)]m−であり; R(12)は、水素または、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシク
ロアルキル、CF3、C25またはC37であり; aは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; mは、ゼロまたは1であり; R(13)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルであるか; または R(12)およびR(13)は一緒になって、4、5、6、7または8個のC原子を有
するアルキレン基[ここでアルキレン基の1個のCH2基は、−O−、−S−、
−SO−または−SO2−、−CO−または−NR(11)−によって置き換えられ
ていることができ; R(11)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(4)は、R(14)−Cr2rであり;
【0092】 rは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14
、15、16、17、18、19または20であり; R(14)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
キル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジノ
、CF3、C25、C37、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル
(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メト
キシ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成
る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、
−CO−、−CO−O−、−CO−NR(11)−、−S−、−SO−または−SO 2 −、または−NR(11)−によって置き換えられていることができるか; または
【0093】 R(3)およびR(4)は一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子
を有するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−S
−、−SO−または−SO2−、−CO−または−NR(11)−によって置き換え
られていることができる]であり; R(5)およびR(6)は一緒になって、−CR(15)=CR(16)−CR(17)=CR
(18)−、−CR(15)=CR(16)−CR(17)=N−、−CR(15)=CR(16)−N=
CR(18)−、−CR(15)=N−CR(17)=N−、−CR(15)=N−N=CR(18)
−、−N=CR(16)−CR(17)=N−または−S−CR(15)=CR(16)−であり
; R(15)、R(16)、R(17)およびR(18)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
r、I、1、2、3または4個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6、7
または8個のC原子を有するシクロアルキル、CN、CF3、C25、C37
3、NO2、−CONR(19)R(20)、−COOR(21)、R(22)−Cs2s−Z−
またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3
、メチル、メトキシ、スルファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選
択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; R(19)およびR(20)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
子を有するアルキルであり;
【0094】 R(21)は、水素、メチル、エチル、フェニルまたは−Cu2u−NR(19)R(20
)であり; uは、2または3であり; ここでフェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メ
チル、メトキシ、スルファモイルまたはメチルスルホニルより成る群から選択さ
れる1または2個の置換基によって置換されており; R(22)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
キル、−COOR(21)、チエニル、イミダゾリル、ピリジル、キノリル、イソキ
ノリル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジ
ノ、CF3、C25またはC37またはフェニル(これは、未置換であるかまた
は、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイルまたはメ
チルスルホニルより成る群から選択される1または2個の置換基によって置換さ
れている)であり; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; Zは、−S−、−SO−または−SO2−、−CO−、−SO2−NR(11)−、
−SO2−O−、−O−、−NR(11)−または−[CO−NR(11)]−であり; R(7)は、水素、ヒドロキシル、1、2、3または4個のC原子を有するアル
コキシ、1、2、3または4個のC原子を有するアシルオキシ、Cl、Br、F
、1、2、3または4個のC原子を有するアルキルであり; R(8)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルである} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または
【0095】 4)EP 860 440(HOE 97/F033) 式I
【化48】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スル
ファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1または2個の置
換基によって置換されている)であるか; または
【0096】 R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(A)は、ヒドロキシル、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するア
ルカノイルオキシまたは、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルスルホニルオキシであり; R(B)は、水素であるか; または R(A)およびR(B)は一緒になって、1つの結合であり; R(3)は、R(9)−Cn2n[NR(11)]m−であり; R(9)は、水素または、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシク
ロアルキルであり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; mは、ゼロまたは1であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルであるか; または
【0097】 R(11)およびR(9)は一緒になって、1、2、3、4、5、6、7または8個
のC原子を有するアルキレン基であり; ここで基Cn2nの1個のCH2基は、−O−、−S−、−SO−または−SO 2 −、または−NR(10)によって置き換えられていることができ; R(10)は、水素、メチルまたはエチルであり; R(4)は、R(12)−Cr2rであり; R(12)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
キル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジノ
、CF3、C25、C37、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(
ここでピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニルは、未置換であるかま
たは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイル、メチ
ルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または
2個の置換基によって置換されている)であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
、14、15、16、17、18、19または20であり; ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、>CH=CH<、−C≡C−、
−CO−、−CO−O−、−S−、−SO−または−SO2−、または−NR(10
)−によって置き換えられていることができ;
【0098】 R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
r、I、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキル、3、4、5
、6、7または8個のC原子を有するシクロアルキル、−CN、−CF3、−C25、−C37、−N3、−NO2、−CONR(13)R(14)、−COOR(15)、R(
16)−Cs2s−Y−またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl
、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイルおよびメチルスルホニ
ルより成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)で
あり; R(13)およびR(14)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
子を有するアルキルであり; R(15)は、水素、メチル、エチル、フェニルまたは−Cu2u−NR(13)R(14
)であり; uは、2または3であり; R(16)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
キル、−COOR(15)、チエニル、イミダゾリル、ピリジル、キノリル、イソキ
ノリル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジ
ノ、CF3、C25、C37またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、
F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイルおよびメチル
スルホニルより成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されて
いる)であり;
【0099】 sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; Yは、−S−、−SO−、−SO2−、−CO−、−SO2−NR(10)−、−O
−、−NR(10)−または−CO−NR(10)であるが; 但し、置換基R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)のうちの2個は、水素では
ない} のクロマン誘導体およびその生理学的に受容できる塩; または
【0100】 5)EP 861 836(HOE 97/F038) すべてのその立体異性形態の式I
【化49】 {式中: X1は、−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−CR(1)R(2)−、−N
R(6)−、−CO−または−CR(1)R(7)−であり; R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、O
H、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスル
ホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の
置換基によって置換されている)であるか; または
【0101】 R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(6)は、水素または−Cn2n−R(8)[ここで基Cn2nの1個のCH2
は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−C
O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR(9)−または−CONR(9)−に
よって置き換えられていることができ; R(9)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7または8であり; R(8)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
C原子を有するシクロアルキル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、1−ピペリ
ジル、1−ピロリジニル、4−モルホリニル、4−メチルピペラジン−1−イル
、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(ここでピリジル、チエニ
ル、イミダゾリルおよびフェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、
I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチル
アミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより
成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; X2は、−CR(1)R(2)−または−CR(2)R(10)−であるか; または
【0102】 X2は、もしX3およびX1が−CR(1)R(2)−であるならば、また−O−
、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(6)−であり; ここで基R(1)、R(2)およびR(6)は、X1で定義したとおりであるが、X
における基の意味から独立しており; R(10)はR(7)と一緒になって、1つの結合であり; X3は、−CR(1)R(2)−であるか; または X3は、もしX2およびX4が−CR(1)R(2)−であるならば、また−O−
、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(6)−であり; ここで基R(1)、R(2)およびR(6)は、X1で定義したとおりであるが、X
1における基の意味から独立しており; X4は、−CR(1)R(2)−、−NR(6)−、−NR(11)−、−CH(OR(30
))−または−CR(2)R(11)−であり; ここで基R(1)、R(2)およびR(6)は、X1で定義したとおりであるが、X
1における基の意味から独立しており; R(30)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキルまたは、1、2
、3または4個のC原子を有するアシルであり; R(11)はR(5)と一緒になって、1つの結合であり; Y1、Y2、Y3およびY4は相互に独立して、−CR(12)−またはN(ここ
で基Y1、Y2、Y3およびY4の多くて2個は、同時にNであることができる
)であり;
【0103】 基R(12)は相互に独立して、水素、F、Cl、Br、I、1、2、3、4また
は5個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有
するシクロアルキル、CN、CF3、C25、C37、N3、NO2、−Z−Cm 2m −R(13)またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、
I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチル
アミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより
成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; Zは−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−、−SO−、−
SO2−、−SO2NR(14)−、−NR(14)−または−CONR(14)−であり; R(14)は水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; mは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; R(13)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
C原子を有するシクロアルキル、−NR(15)R(16)、−CONR(15)R(16)、−
OR(30a)、フェニル、チエニルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8また
は9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでフェニル、チエニルおよびN−
含有複素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、C
N、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイ
ル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される
1または2個の置換基によって置換されている)であり; R(15)およびR(16)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
子を有するアルキルであるか; または
【0104】 R(15)およびR(16)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(30a)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキルまたは、1、
2、3または4個のC原子を有するアシルであるか; または Y1およびY2は一緒になって、S原子であって、Y3およびY4は、各々−
CR(12)−であり; 基R(12)は相互に独立して、Y1、Y2、Y3、Y4で定義したとおりであり
; R(3)は、R(17)−Cx2x−NR(18)−またはR(17)−Cx2x−[ここで基
x2x中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2
−または−NR(19)−によって置き換えられていることができ; R(19)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(17)は、水素、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシ
クロアルキル、CF3、C25またはC37であり; xは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(18)は、水素または、1、2、3、4、5、6、7または8個のC原子を有
するアルキルであるか; または
【0105】 R(18)およびR(17)は、もしxが3以上であるならば、一緒になって1つの結
合であるか; または R(3)は、フェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、
CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミ
ノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る
群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であるか; または R(3)およびR(4)は一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子
を有するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−C
O−、−S−、−SO−またはSO2によって置き換えられていることができる
]であり; R(4)は、−Cr2r−R(20)[ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−
、−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S
−、−SO−、−SO2−、−NR(21)−または−CONR(21)−によって置き
換えられていることができ; R(21)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
、14、15、16、17、18、19または20であり;
【0106】 R(20)は、水素、メチル、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7また
は8個のC原子を有するシクロアルキル、−NR(22)R(23)、フェニル、チエニ
ルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−含
有複素環(ここでフェニル、チエニルおよびN−含有複素環は、未置換であるか
または、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エ
チル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメ
チルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって
置換されている)であり; R(22)およびR(23)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
子を有するアルキルであるか; または R(22)およびR(23)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(5)は、水素であるかまたは、R(11)と一緒になって1つの結合である} の化合物およびいずれかの比率のその混合物、およびその生理学的に受容できる
塩; または
【0107】 6)HMR 97/L206−EP 895 994 式I
【化50】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スル
ファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1または2個の置
換基によって置換されている)であるか; または
【0108】 R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
10個のC原子を有するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は
、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(10)−によっ
て置き換えられていることができ; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
であり; R(3)は、R(12)−Ca2a[NR(13)]m−であり; R(12)は、水素または、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシク
ロアルキル、CF3、C25またはC37であり; aは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; mは、ゼロまたは1であり; R(13)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルであるか; または R(12)およびR(13)は一緒になって、4、5、6、7または8個のC原子を有
するアルキレン基[ここでアルキレン基の1個のCH2基は、−O−、−S−、
−SO−または−SO2−、−CO−または−NR(10)−によって置き換えられ
ていることができ; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
であり; R(4)は、R(14)−Cr2rであり;
【0109】 rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
、14、15、16、17、18、19または20であり; R(14)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
キル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジノ
、CF3、C25、C37、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル
(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メト
キシ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成
る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、
−CO−、−CO−O−、−CO−NR(11)−、−S−、−SO−または−SO 2 −、または−NR(11)−によって置き換えられていることができ; R(11)は、水素または−(Ca2a)−R(10)[ここで基Ca2aの1個のCH2
基は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−
CO−、−S−、−SO−、−SO2−、NR(10)−または−CONR(10)−に
よって置き換えられていることができ; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
であるか; または
【0110】 R(3)およびR(4)は一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子
を有するアルキレン鎖であり; ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−S−、−SO−または−
SO2−、−CO−または−NR(11)−によって置き換えられていることができ
; R(11)は、水素または−(Ca2a)−R(10)[ここで基Ca2aの1個のCH2
基は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−
CO−、−S−、−SO−、−SO2−、NR(10)−または−CONR(10)−に
よって置き換えられていることができ; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
であり; R(5)およびR(6)は、 −CR(15)=CR(16)−CR(17)=N−、 −CR(15)=CR(16)−N=CR(17)−、 −CR(15)=N−CR(17)=N−、 −CR(15)=N−N=CR(17)−、 −N=CR(16)−CR(17)=N−または −S−CR(15)=CR(16)−であり; R(15)、R(16)およびR(17)は相互に独立して、水素、F、Cl、Br、I、
1、2、3または4個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6、7または8
個のC原子を有するシクロアルキル、CN、CF3、C25、C37、N3、NO 2 、−CONR(19)R(21)、−COOR(21)、R(22)−Cs2s−Z−またはフェ
ニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、
メトキシ、スルファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1
または2個の置換基によって置換されている)であり;
【0111】 R(19)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(21)は、水素、メチル、エチル、フェニルまたは−Cu2u−NR(19)R(20
)であり; ここでフェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メ
チル、メトキシ、スルファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択さ
れる1または2個の置換基によって置換されており; R(20)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; uは、2または3であり; R(22)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
キル、−COOR(21)、CONR(19)R(21)、チエニル、イミダゾリル、ピリジ
ル、キノリル、イソキノリル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ
、N−メチルピペラジノ、CF3、C25、C37またはフェニル(これは、未
置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルフ
ァモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1または2個の置換
基によって置換されている)であり; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり;
【0112】 Zは、−S−、−SO−または−SO2−、−CO−、−S−、−SO−また
は−SO2−NR(11)−、−SO2−O−、−O−、−NR(11)−または−[CO
−NR(11)]−であり; R(7)は、水素、ヒドロキシル、1、2、3または4個のC原子を有するアル
コキシ、1、2、3または4個のC原子を有するアシルオキシ、Cl、Br、F
、1、2、3または4個のC原子を有するアルキルであり; R(8)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルである} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または
【0113】 7)HMR 97/L223 EP−A 905 131 式I
【化51】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、O
H、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスル
ホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の
置換基によって置換されている)であるか; または
【0114】 R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(10)−Cn2n−NR(11)−またはR(10)−Cn2n−[ここで基
n2n中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2
−または−NR(12a)−によって置き換えられていることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(10)は、水素、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシ
クロアルキル、CF3、C25またはC37であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルであるか; または R(10)およびR(11)は、もしnが3以上であるならば、一緒になって1つの結
合であり; R(4)は、R(13)−Cr2r−Z−Cq2q−であり; qは、0、1、2、3、4、5、6、7または8であり; rは、0、1、2、3、4、5、6、7または8であり;
【0115】 Zは、−CO−NR(14)−、 −OCO−NR(14)−、 −O−Cx2x−O−、 −O−Cx2x−NR(14)−、 −O−Cx2x−CO−O、 −CO−O−Cx2x−O−または −CO−O−Cx2x−NR(14)− (ここで各々の場合に両方向の結合が可能である) であり; xは、2、3または4であり; R(14)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−Cy2y
OR(12b)、−Cy2y−NR(12b)2であり; R(12b)は、水素、メチルまたはエチルであり; yは、2または3であり; R(13)は、H、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個のC
原子を有するシクロアルキル、−NR(15)R(16)、−CONR(15)R(16)、−C
(=NR(17))NR(15)R(16)、−OR(17)、−COOR(17)、フェニルまたは、
1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−含有複素環(
ここでフェニルおよびN−含有複素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、B
r、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメ
チルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニル、アミノスルホニルおよびメチ
ルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって置
換されている)であり;
【0116】 R(15)およびR(16)は相互に独立して、水素、1、2、3または4個のC原子
を有するアルキルまたは−Cz2z−フェニル(ここでフェニルは、未置換であ
るかまたは、F、Cl、Br、CF3、NO2、CN、OH、メチル、エチル、メ
トキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニル、アミノスルホニ
ルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換
基によって置換されている)であるか; または R(15)およびR(16)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(17)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
r、I、1、2、3、4または5個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6
、7または8個のC原子を有するシクロアルキル、−CN、−CF3、−C25
、−C37、−N3、−NO2、−Y−Cs2s−R(18)またはフェニル(これは
、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2
OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルス
ルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個
の置換基によって置換されている)であり;
【0117】 Yは、−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−、−SO−、
−SO2−、−SO2−O−、−SO2NR(10c)、−NR(10c)−または−CO
NR(10c)−であり; R(10c)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; R(18)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
C原子を有するシクロアルキル、−COOR(21)、1−ピペリジル、1−ピロリ
ジニル、4−モルホリニル、4−メチルピペラジン−1−イル、ピリジル、チエ
ニル、イミダゾリル、キノリル、イソキノリルまたはフェニル(ここでピリジル
、チエニル、イミダゾリル、キノリル、イソキノリルおよびフェニルは、未置換
であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メ
チル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニル
およびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基
によって置換されている)であり; R(21)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(9)は、水素、OR(10d)またはOCOR(10d)であり; R(10d)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
; Bは、水素であるか; または R(9)およびBは一緒になって、1つの結合である} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または
【0118】 8)HMR 97/L224−EP−A 906 911 式I
【化52】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、O
H、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスル
ホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の
置換基によって置換されている)であるか; または
【0119】 R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(10)−Cn2n−NR(11)−またはR(10)−Cn2n−[ここで基
n2n中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2
−または−NR(12a)−によって置き換えられていることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(10)は、水素、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシ
クロアルキル、CF3、C25またはC37であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルであるか; または R(10)およびR(11)は、もしnが3以上であるならば、一緒になって1つの結
合であるか; または R(3)はR(4)と一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子を有
するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−CO−
、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(12a)−によって置き換えられて
いることができ;
【0120】 R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(4)は、R(13)−Cr2r[ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、
−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−
、−SO−、−SO2−、−NR(14)−または−CONR(14)−によって置き換
えられていることができ; R(14)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−Cy2y
OR(12b)、−Cy2y−NR(12b)2であり; R(12b)は、水素、メチルまたはエチルであり; yは、2または3である]であり; R(13)は、H、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個のC
原子を有するシクロアルキル、−NR(15)R(16)、−CONR(15)R(16)、−O
R(17)、−COOR(17)、フェニルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8ま
たは9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでフェニルおよびN−含有複素
環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH 2 、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチ
ルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または
2個の置換基によって置換されている)であり; R(15)およびR(16)は相互に独立して、水素または、1、2、3または4個の
C原子を有するアルキルであるか; または
【0121】 R(15)およびR(16)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(17)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−Cx2x
R(12c)であり; R(12c)は、水素、メチルまたはエチルであり; xは、2または3であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
、14、15、16、17、18、19または20であり; 置換基R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)の少なくとも1個は、−Y−Cs
2s−R(18)、チエニル、フリルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8また
は9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでチエニル、フリルおよびN−含
有複素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN
、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、
エチルアミノ、ジエチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチ
ルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって置
換されている)であり; Yは、−O−、−CO−、−O−CO−、−S−、−SO−、−SO2−、−
SO2−O−、−SO2NR(12d)−、−NR(12d)−または−CONR(12d)−
(ここでベンゼン環への結合は、各々の場合に左側の原子によって行われる)で
あり;
【0122】 R(12d)は、水素、メチルまたはエチルであり; sは、1、2、3、4、5または6であり; R(18)は、NO2、CN、NH2、N(メチル)2、OH、エチル、−COOH、
−COOメチル、−COOエチル、−CONH2、−CON(メチル)2より成る群
から選択される1または2個の置換基を有する置換されたフェニルであるか; または R(18)は、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル
、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよ
びメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基を有
する置換された、1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有する
N−含有複素環であるか; または R(18)は、−OR(19)、−SO2R(19)、−NR(19)R(20)、−CONR(19)
R(20)であり; R(19)およびR(20)は相互に独立して、Ct2t−R(21)であり; tは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; R(21)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
C原子を有するシクロアルキル、NR(22)R(23)、−OR(24)、フェニル、チエ
ニルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−
含有複素環(ここでフェニル、チエニルおよびN−含有複素環は、未置換である
かまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、
エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよび
メチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によっ
て置換されている)であり; R(22)およびR(23)は相互に独立して、水素、1、2または3個のC原子を有
するアルキルであるか; または
【0123】 R(22)およびR(23)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(24)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; そして、上記の定義において使用されなかった各々の場合のその他の置換基R
(5)、R(6)、R(7)およびR(8)は相互に独立して、水素、F、Cl、Br、
I、1、2、3、4または5個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6、7
または8個のC原子を有するシクロアルキル、CN、CF3、NO2、OR(12e)
またはNR(12e)R(12f)であり; R(12e)およびR(12f)は相互に独立して、水素または、1、2、3または4
個のC原子を有するアルキルであり; R(9)は、水素、OR(12g)またはOCOR(12g)であり; R(12g)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
; Bは、水素であるか; または R(9)およびBは一緒になって、1つの結合である} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または
【0124】 9)HMR 97/L232−EP 913 396 式I
【化53】 {式中: R(5)は、5、6、7および8と表示した位置の1つに結合しておりそして 式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、O
H、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスル
ホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の
置換基によって置換されている)であるか; または
【0125】 R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(10)−Cn2n−NR(11)−またはR(10)−Cn2n−[ここで基
n2n中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2
−または−NR(12a)−によって置き換えられていることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(10)は、水素、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシ
クロアルキル、CF3、C25またはC37であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルであるか; または R(10)およびR(11)は、もしnが3以上であるならば、一緒になって1つの結
合であるか; または
【0126】 R(3)はR(4)と一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子を有
するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−CO−
、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(12a)−によって置き換えられて
いることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(4)は、R(13)−Cr2r[ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、
−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−
、−SO−、−SO2−または−NR(14)−によって置き換えられていることが
でき; R(14)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
であり; R(13)は、CH3、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
C原子を有するシクロアルキル、NR(15)R(16)、フェニルまたは、1、2、3
、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでフェ
ニルおよびN−含有複素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、C
3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ
、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群
から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり;
【0127】 R(15)およびR(16)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(メチル)−または−N(ベ
ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
、14、15、16、17、18、19または20であり; R(5)は、−Y−Cs2s−R(18)またはフェニル(これは、未置換であるか
または、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エ
チル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメ
チルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって
置換されている)であり; Yは、−O−、−S−または−NR(10c)−であり; R(10c)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
; sは、1、2、3、4、5、6、7または8であり; R(18)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
C原子を有するシクロアルキル、−COOR(21)、NR(15a)R(16a)、未置換
の1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−含有複素環
、フェニルまたはチエニル(ここでフェニルおよびチエニルは、未置換であるか
または、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイル、メ
チルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1また
は2個の置換基によって置換されている)であり;
【0128】 R(15a)およびR(16a)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[こ
の鎖の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(メチル)−または−
N(ベンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(21)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(6)は、OR(10d)またはOCOR(10d)であり; R(10d)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
; Bは、水素であるか; または R(6)およびBは一緒になって、1つの結合である} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または
【0129】 10)HMR 97/L235−EP 915 087 式I
【化54】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、1、2、3、4、5ま
たは6個のC原子を有するアルキルであるか; または R(2)およびR(9)は一緒になって、1つの結合であるか; またはR(2)は、もしXが−CR(22)R(23)−であるならば、−OR(10a)で
あり; R(10a)は、水素、アセチルまたは、1、2または3個のC原子を有するアル
キルであり; R(3)は、R(10b)−Cn2n−NR(11)−またはR(10b)−Cn2n−[ここ
で基Cn2n中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−S
2−または−NR(12a)−によって置き換えられていることができ;
【0130】 R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(10b)は、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロ
アルキル、CF3、C25またはC37であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
キルであるか; または R(10b)およびR(11)は、もしnが2より大きいならば、一緒になって1つの
結合であるか; または R(3)はR(4)と一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子を有
するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−CO−
、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(12a)−によって置き換えられて
いることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(4)は、R(13)−Cr2r[ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、
−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−
、−SO−、−SO2−、−NR(14)−または−CONR(14)−によって置き換
えられていることができ;
【0131】 R(14)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−Cy2y
OR(12b)、−Cy2y−NR(12b)2であり; R(12b)は、水素、メチルまたはエチルであり; yは、2または3である]であり; R(13)は、CH3、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
C原子を有するシクロアルキル、−NR(15)R(16)、−CONR(15)R(16)、−
OR(17)、−COOR(17)、フェニルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8
または9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでフェニルおよびN−含有複
素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、N
2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メ
チルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1また
は2個の置換基によって置換されている)であり; R(15)およびR(16)は相互に独立して、水素または、1、2、3または4個の
C原子を有するアルキルであるか; または R(15)およびR(16)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(17)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−Cz2z
R(12c)であり;
【0132】 R(12c)は、水素、メチルまたはエチルであり; zは、2または3であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
、14、15、16、17、18、19または20であり; R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
r、I、1、2、3、4または5個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6
、7または8個のC原子を有するシクロアルキル、−CN、−CF3、−C25
、−C37、−N3、−NO2、−Y−Cs2s−R(18)、フェニル、チエニル、
フリルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN
−含有複素環(ここでフェニル、チエニル、フリルおよびN−含有複素環は、未
置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH
、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホ
ニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置
換基によって置換されている)であり; Yは、−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−、−SO−、
−SO2−、−O−SO2−、−SO2NR(10c)−または−CONR(10c)−(こ
こで骨格への結合は、各々の場合に左側の原子によって行われる)であり; R(10c)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
【0133】 sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; R(18)は、水素、メチル、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7また
は8個のC原子を有するシクロアルキル、−OR(21)、−COOR(21)、−NR
(15a)R(16a)、−CONR(15a)R(16a)、フェニルまたは、1、2、3、4
、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでフェニル
およびN−含有複素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3
、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、ス
ルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から
選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; R(15a)およびR(16a)は相互に独立して、水素または、1、2、3または4
個のC原子を有するアルキルであるか; または R(15a)およびR(16a)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[こ
の鎖の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N
(ベンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(21)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(9)は、水素であるかまたはR(2)と一緒になって1つの結合であり; Xは、−CR(22)R(23)−、−O−、−NR(24)−、−S−、−SO−、−S
2−であり; R(22)およびR(23)は相互に独立して、水素、CF3、1、2、3、4、5ま
たは6個のC原子を有するアルキルであり;
【0134】 R(24)は、水素、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルま
たはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3
NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スル
ファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選
択される1または2個の置換基によって置換されている)である} の化合物およびその生理学的に受容できる塩。
【0135】 他に定義しない限り、アルキルおよびアルケニルは、各々直鎖または分枝鎖状
(C1−C4)−アルキルおよび−アルケニルであり;アルコキシは、(C1−C4)−
アルコキシであり;シクロアルキルは、(C3−C8)−シクロアルキルであり;ア
リ−ルは、(C6−C12)−アリ−ルであり;ヘテロアリ−ルは、フラニル、チエ
ニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オ
キサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピラ
ジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、インドリル、インダゾリル、キノリル、
イソキノリル、フタラジニル、キノキサリニル、キナゾリニルおよびシンノリニ
ルであり;アシルは、(C1−C4)−COまたは(C6−C12)−アリ−ル−COま
たはヘテロアリ−ル−COであり;ハロまたはハロゲンは、F、Cl、Cl、B
rであり;ヘテロシクロ(heterocyclo)は、ヘテロアリ−ルで定義したとおり
であるが、また一部または完全に水素化されていてもよい。
【0136】 本発明は、ヒトおよび動物病原性内部−および外部寄生虫に対して使用するた
めの化学療法剤としての新規な種類の活性化合物、すなわちIKSチャンネル遮断
剤の使用を記載している。これらの遮断剤の作用は、新規な駆虫および外部寄生
虫撲滅原理に基づいており;IKSチャンネル遮断剤は、ゆっくり活性化されるカ
ルシウムチャンネルを遮断し、その結果、食物の摂取に必須である咽頭の筋肉の
機能の損失を起こし;この作用のメカニズムが結局は、飢餓によってその寄生虫
の死をもたらす。
【0137】 IKSチャンネル遮断剤は、動物およびヒトの病原性吸虫類[肝蛭(Fasciola h
epatica)、ブスキ肥大吸虫(Fasciolopsis buski)、巨大肝蛭(Fasciola giga
ntica)、Fascioloides magna、Dicrocoelium dendriticum、ネコ肝吸虫(Opist
horchis felineus)、肝吸虫(Clonorchis sinensis)、ヴェステルマン肺吸虫
(Paragonimus westermanni)、ケリコット肺吸虫(Paragonimus kellikotti)
、ビルハルツ住血吸虫(Schistosoma haematobium)、日本住血吸虫(Schistoso
ma japonicum)、マンソン住血吸虫(Schistosoma mansoni)]およびTrichurida
e、Trichinellidae、Strongyloididae、Ancylostomatidae、円虫科(Strongylid
ae)、毛様線虫科(Trichostrongylidae)、Metastrongylidae、Oesophagostoma
tidae、Dictyocaulidae、Protostrongylidae、Angiostrongylidae、蟯虫科(Oxy
uridae)、回虫科(Ascaridae)、Toxocaridae、Dracunculidae、Habronematida
eおよびFilariidaeの科に属する動物およびヒトの病原性線虫類に対して有効で
あり;さらに、IKSチャンネル遮断剤の活性スペクトルはまた、クモ形綱(Arac
hnida)[科:ヒメダニ科(Argasidae)、マダニ科(Ixodidae)、Dermanyssidae、
Demodicidae、Sarcoptidae、Psoroptidae、Varroidae]の綱およびPhthiraptera
[シラミ目(Anoplura)、ハジラミ目(Mallophaga)]、双翅目(Diptera)およ
びノミ目(Siphonaptera)の目より成る昆虫綱(Insecta)の綱に属する動物お
よびヒトの病原性外部寄生虫をも包含する。
【0138】 植物によって十分に許容され、しかも温血動物に対しては有利な毒性を有する
けれども、本活性化合物は、植物病原性動物害虫、特に昆虫、クモ、線虫および
軟体類を制御するために、そして殊に好ましくは、農業、動物飼育、林業、貯蔵
した生産物および物質の保護、および衛生学分野において遭遇する昆虫およびク
モを制御するために適している。これらは、普通に感受性でそして抵抗性である
種に対して、そしてすべてまたは特定の発育段階に対して活性である。上記の害
虫には以下のものがある: ダニ目から、例えばアシブトコナダニ、ナガヒメダニ属の種、エリオフィエス
・リビス(Eriophyes ribis)、フィロコプトルタ・オレイボラ(Phyllocoptrut
a oleivora)、ホコリダニ属(Tarsonemus)の種、赤クモ、パノニカス(Panony
chus)の種、ハダニ属(Tetranychus)の種、エオテトラニカス(Eotetranychus
)の種、オリゴニカス(Oligonychus)の種およびユーテトラニカス(Eutetrany
chus)の種。
【0139】 等脚目から、例えばオニスカス・アセラス(Oniscus asselus)、アルマジウ
ム・バルガー(Armadium vulgar)およびポーセリオ・スカバー(Porcellio sca
ber)。 倍脚綱目から、例えばブラニウラス・グッツラタス(Blaniulus guttulatus)。 唇脚綱目から、例えばジオフィラス・カーポファガス(Geophilus carpophagu
s)およびスクティゲラ属の種。
【0140】 結合綱目から、例えばスクチゲレラ・イマクラタ(Scutigerella immaculata
)。 総尾目から、例えばレピスマ・サッカリナ(Lepisma saccharina)。 トビムシ目から、例えばオニキウラス・アルマタス(Onychiurus armatus)。 直翅目から、例えばコバネゴキブリ、ワモンゴキブリ、ロイコファエア・マデ
イラエ(Leucophaea madeirae)、チャバネゴキブリ、アケタ・ドメスティカス
(Acheta domesticus)、グリロタルパ(Gryllotalpa)の種、ローカスタ・ミグ
ラトリア・ミグラトリオイデス(Locusta migratoria migratorioides)、メラ
ノプラス・ディファレンシャリス(Melanoplus differentialis)およびシスト
セルカ・グレガリア(Schistocerca gregaria)。
【0141】 等翅目から、例えばレチキュリターメス(Reticulitermes)の種。 シラミ目から、例えばフィロエラ・バスタトリクス(Phylloera vastatrix)
、天疱瘡の種、コロモジラミ(Pediculus humanus corporis)、ケモノジラミ属
の種およびイヌジラミ属の種。 ハジラミ目から、例えばケモノハジラミ属の種およびダマリニア属の種。 総翅目から、例えばハーシノトリプス・フェモラリス(Hercinothrips femora
lis)、トリプス・タバシ(Thrips tabaci)およびフランクリニエラ(Franklin
iella)の種。
【0142】 異翅亜目から、例えばユーリーガスター(Eurygaster)の種、ディスダーカス
・インターメディウス(Dysdercus intermedius)、ピエスマ・クアドラタ(Pie
sma quadrata)、トコジラミ、ロドニウス・プロリクサス(Rhodnius prolixus
)およびトリアトーマ属の種。 同翅目から、例えばアレウロデス・ブラシカエ(Aleurodes brassicae)、ベ
ミシア・タバシ(Bemisia tabaci)、トリアロイロデス・バポラリオラム(Tria
leurodes vaporariorum)、ワタアブラムシ属の種、ブレビコリン・ブラシカエ
(Brevicoryne brassicae)、クリプトミザス・リビス(Cryptomyzus ribis)、
ドラリス・ファバエ(Doralis fabae)、ドラリス・ポミ(Doralis pomi)、エ
リオソーマ・ラニゲラム(Eriosoma lanigerum)、ヒアロプテルス・アランディ
ニス(Hyalopterus arundinis)、マクロシファム・アベナエ(Macrosiphum ave
nae)、ミザス(Myzus)の種、フォロドン・ヒュムリ(Phorodon humuli)、ロ
パロシファム・パディ(Rhopalosiphum padi)、エンポアスカ(Empoasca)の種
、ユーセラス・ビロバタス(Euscelus bilobatus)、ネフォテティクス・シンク
チセプス(Nephotettix cincticeps)、レカニウム・コルニ(Lecanium corni)
、サイセチア・オレアエ(Saissetia oleae)、ラオデルファクス・ストリアテ
ラス(Laodelphax striatellus)、ニラパルバタ・ルーゲンス(Nilaparvata lu
gens)、アオニジエラ・オーランティ(Aonidiella aurantii)、アスピジオタ
ス・ヘデラエ(Aspidiotus hederae)、プソイドコッカス(Pseudococcus)の種
およびプシラ(Psylla)の種。
【0143】 鱗翅目から、例えばペクチノフォラ・ゴッシピエラ(Pectinophora gossypiel
la)、ブパルス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、ケイマトビア・ブルマ
タ(Cheimatobia brumata)、リソコレチス・ブランカルデラ(Lithocolletis b
lancardella)、ヒポノミュータ・パデラ(Hyponomeuta padella)、プルテラ・
マクリペンニス(Plutella maculipennis)、マラコソーマ・ノイストリア(Mal
acosoma neustria)、ユープロクチス・クリソルホエア(Euproctis chrysorrho
ea)、マイマイ蛾属の種、バッカラトリクス・サーベリエラ(Bucculatrix thur
beriella)、フィロクニスチス・シトレラ(Phyllocnistis citrella)、アグロ
チス(Agrotis)の種、ユークソア(Euxoa)の種、フェルチア(Feltia)の種、
エアリアス・インスラナ(Earias insulana)、ヘリオチス(Heliothis)の種、
ラフィグマ・エクシグア(Laphygma exigua)、マメストラ・ブラシカエ(Mames
tra brassicae)、パノリス・フラミア(Panolis flammea)、プロデニア・リツ
ラ(Prodenia litura)、スポドプテラ(Spodoptera)の種、トリコプルシア・
ニ(Trichoplusia ni)、カーポカプサ・ポモネラ(Carpocapsa pomonella)、
ピエリス(Pieris)の種、キロ(Chilo)の種、ピラウスタ・ヌビラリス(Pyrau
sta nubilalis)、コナマダラメイガ、ガレリア・メロネラ(Galleria mellonel
la)、カコエシア・ポダナ(Cacoecia podana)、カプア・レチクラナ(Capua r
eticulana)、コリストネウラ・フミフェラナ(Choristoneura fumiferana)、
クリシア・アンビグエラ(Clysia ambiguella)、ホモナ・マグナニマ(Homona
magnanima)、トートリクス・ビリダナ(Tortrix viridana)。
【0144】 鞘翅目から、例えばアノビウム・パンクタタム(Anobium punctatum)、リゾ
ペルタ・ドミニカ(Rhizopertha dominica)、ブルキジウス・オブテクタス(Br
uchidius obtectus)、アカントセリデス・オブテクタス(Acanthoscelides obt
ectus)、ヒロトルペス・バジュルス(Hylotrupes bajulus)、アゲラスチカ・
アルニ(Agelastica alni)、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa
decemlineata)、フェドン・コクレアリアエ(Phaedon cochleariae)、ジアブ
ロチカ(Diabrotica)の種、プシロイデス・クリソセファラ(Psylloides chrys
ocephala)、エピラクナ・バリベスチス(Epilachna varivestis)、アトマリア
(Atomaria)の種、オリザエフィルス・スリナメンシス(Oryzaephilus surinam
ensis)、アントノマス(Anthonomus)の種、シトフィラス(Sitophilus)の種
、オチオリンクス・サルカタス(Otiorrhynchus sulcatus)、コスモポリテス・
ソルジダス(Cosmopolites sordidus)、シュートリンクス・アシミリス(Ceuth
orrhynchus assimilis)、ヒペラ・ポスチカ(Hypera postica)、ダーメステス
(Dermestes)の種、トロゴダーマ(Trogoderma)、アンスレナス(Anthrenus)
の種、アッタゲナス(Attagenus)の種、リクタス(Lyctus)の種、メリゲテス
・アエニウス(Meligethes aeneus)、プチナス(Ptinus)の種、ニプタス・ホ
ロリューカス(Niptus hololeucus)、ギビウム・プシロイデス(Gibbium psyll
oides)、トリボリウム(Tribolium)の種、チャイロコメゴミムシダマシ、アグ
リオテス(Agriotes)の種、コノデルス(Conoderus)の種、メロロンタ・メロ
ロンタ(Melolontha melolontha)、アンフィマロン・ソルスチチアリス(Amphi
mallon solstitialis)、コステリトラ・ジーランジカ(Costelytra zealandica
)およびリッサーホプタス(Lissorhoptus)の種。
【0145】 膜翅目から、例えばジプリオン(Diprion)の種、ホプロカンパ(Hoplocampa
)の種、ラシウス(Lasius)の種、モノモリウム・ファラオニス(Monomorium p
haraonis)およびスズメバチ属の種。 双翅目から、例えばヤブカ属の種、ハマダラカ属の種、イエカ属の種、ドロソ
フィラ・メラノガスター(Drosophila melanogaster)、イエバエ属の種、ヒメ
イエバエ属の種、ホホアカクロバエ、ウサギヒフバエの種、ハイポボスカ(Hypo
bosca)の種、サシバエ属の種、ウシバエ属の種、アブ属の種、タンニア(Tanni
a)の種、ビビオ・ホルツラヌス(Bibio hortulanus)、オシネラ・フリット(O
scinella frit)、フォービア(Phorbia)の種、ペゴミイア・ヒオシアミ(Pego
myia hyoscyami)、セラチチス・キャピタータ(Ceratitis capitata)、ダカス
・オレアエ(Dacus oleae)およびティプラ・パルドサ(Tipula paludosa)。
【0146】 ノミ目から、例えばインドネズミノミ(Xenopsylla cheopsis)およびセラト
フィルス属の種。 クモ形綱の目から、例えばエジプト産有毒サソリ(Scorpio maurus)および南
米産黒色ゴケグモ(Latrodectus mactans)。 腹足綱から、例えばデロセラス(Deroceras)の種、アリオン(Arion)の種、
モノアラガイ属の種、ガルバ(Galba)の種、スクシネア(Succinea)の種、ビ
オンファラリア属の種、ブリヌス属の種および片山貝属の種。 双殻類の綱から、例えばドレイッセナ(Dreissena)の種。
【0147】 本発明に従って制御することができる植物−寄生線虫には、例えば、属メロイ
ドジーン(Meloidogyne)[メロイドジーン・インコグニタ(Meloidogyne incogn
ita)、メロイドジーン・ヘプラ(Meloidogyne hepla)およびメロイドジーン・
ジャバニカ(Meloidogyne javanica)のような根瘤線虫病の線虫]、シストセン
チュウ属(Heterodera)およびグロボデラ(Globodera)[グロボデラ・ロストキ
エンシス(Globodera rostochiensis)、グロボデラ・パリダ(Globodera palli
da)、ヘテロデラ・トリフォリイ(Heterodera trifolii)のような嚢胞形成線
虫]の線虫、および属ラドフォルス(Radopholus)[ラドフォルス・シミリス(R
adopholus similis)のような]、プラチレンクス(Pratylenchus)[プラチレン
クス・ネグレクツス(Pratylenchus neglectus)、プラチレンクス・ペネトラン
ス(Pratylenchus penetrans)およびプラチレンクス・カービタツス(Pratylen
chus curvitatus)のような]、チレンクルス(Tylenchulus)[チレンクルス・
セミペネトランス(Tylenchulus semipenetrans)のような]、チレンコリンク
ス(Tylenchorhynchus)[チレンコリンクス・デュビウス(Tylenchorhynchus du
bius)およびチレンコリンクス・クレイトニ(Tylenchorhynchus claytoni)の
ような]、ロチレンクス(Rotylenchus)[ロチレンクス・ロブスツス(Rotylenc
hus robustus)のような]、ヘリコチレンクス(Helicotylenchus)[ヘリコチレ
ンクス・マルチシンクタス(Helicotylenchus multicinctus)のような]、ベロ
ノアイムス(Belonoaimus)[ベロノアイムス・ロンギコーダタス(Belonoaimus
longicaudatus)のような]、ロンギドルス(Longidorus)[ロンギドルス・エロ
ンガタス(Longidorus elongatus)のような]、トリコドルス(Trichodorus)[
トリコドルス・プリミチブス(Trichodorus primitivus)のような]およびキシ
フィネマ(Xiphinema)[キシフィネマ・インデクス(Xiphinema index)のよう
な]の線虫、のような根に寄生する土壌線虫が包含される。
【0148】 本発明に従う化合物はまた、線虫属ジチレンクス(Ditylenchus)[ジチレンク
ス・ジプサシ(Ditylenchus dipsaci)およびジチレンクス・デストラクター(D
itylenchus destructor)のような茎寄生虫]、アフェレンコイデス上科[アフ
ェレンコイデス・リツェマボシ(Aphelenchoides ritzemabosi)のような葉線虫
]およびアングイナ(Anguina)[アングイナ・トリチシ(Anguina tritici)の
ような葉のえい瘤線虫]を制御するために使用することもできる。
【0149】 本発明はまた、組成物、特に殺虫および殺ダニ用組成物にも関し、この組成物
は、適当な製剤用助剤に加えた式(I)の化合物より成る。 本発明に従う組成物は、一般には1ないし95重量%の比率で式(I)の活性化
合物を包含する。
【0150】 これらは、優勢である生物学的および/または化学物理的パラメーターに依存
して種々に製剤化することができる。好ましい可能な製剤は、そのため: 水和剤(WP)、乳剤(EC)、水溶液(SL)、乳濁液、散布液、油−また
は水−をベースとする分散液(SC)、懸濁乳濁液(suspoemulsions)(SE)、
散布剤(DP)、種子粉衣剤、ミクロ顆粒剤、散布顆粒剤、コーティング顆粒剤
および吸着顆粒剤の形態の顆粒剤、水分散性顆粒剤(WG)、ULV処方物、マ
イクロカプセル、ワックスまたは餌である。
【0151】 これらの個々の製剤型は、原則として公知であり、例えば: Winnacker-Kuechler、“Chemische Technologie"[Chemical Technology]、
第7巻、C.Hauser Verlag ミュンヘン、第4版、1986;van Falkenberg、
“Pesticides Formulations"、Marcel Dekker、ニューヨーク、第2版、197
2−73;K.Martens、“Spray Drying Handbook"、第3版、1979、G.Goo
dwin Ltd.ロンドン、に記載されている。
【0152】 不活性物質、界面活性剤、溶媒およびその他の添加物のような、要求される製
剤化助剤は、同様に公知であり、例えば: Watkins、“Handbook of Insecticide Dust Diluents and Carriers"、第2版
、Darland Books、Caldwell ニュージャージー;H.v.Olphen、“Introduction
to Clay Colloid Chemistry"、第2版、J.Wiley & Sons、ニューヨーク;Mars
den、“Solvents Guide"、第2版、Interscience、ニューヨーク 1950;McC
utcheon's、“Detergents and Emulsifiers Annual"、MC Publ. Corp.、Ridgewo
od ニュージャージー;Sisley and Wood、“Encyclopedia of Surface Active A
gents"、Chem.Publ.Co.Inc.、ニューヨーク 1964;Schoenfeldt、“Gren
zflaechenaktive Aethylenoxidaddukte"[Surface-Active Ethylene Oxide Addu
cts]、Wiss. Verlagsgesell.、シュツットガルト 1967;Winnacker-Kuechl
er、“Chemische Technologie"、第7巻、C.Hauser Verlag ミュンヘン、第4
版 1986、に記載されている。
【0153】 これらの製剤を基にして、他の農薬として活性な化合物、肥料および/または
生長調整物質との組み合わせ物を、例えばレディーミックスまたはタンクミック
スの形態で、製造することも可能である。水和剤は、水中に均一に分散すること
ができる製剤であって、このものは、活性化合物の他に、そして希釈剤または不
活性物質に加えて、湿潤剤、例えばポリエトキシル化アルキルフェノール、ポリ
エトキシル化脂肪アルコール、アルキル−またはアルキルフェノールスルホネー
ト、および分散剤、例えばリグニンスルホン酸ナトリウムまたはナトリウム2,
2′−ジナフチルメタン−6,6′−ジスルホネートを含有する。
【0154】 乳剤は、活性化合物を、1種以上の乳化剤を加えた有機溶媒、例えばブタノー
ル、シクロヘキサノン、ジメチルホルムアミド、キシレンまたは高沸点芳香族化
合物または炭化水素に溶解させることによって製造する。乳化剤としては、以下
のものを使用することができる、例えば:ドデシルベンゼンスルホン酸Caのよ
うなアルキルアリールスルホン酸のカルシウム塩、または脂肪酸ポリグリコール
エステル、アルキルアリールポリグリコールエーテル、脂肪族アルコールポリグ
リコールエーテル、プロピレンオキシド/エチレンオキシド縮合生成物、アルキ
ルポリエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステルまたはポリオキシエチレンソルビトールエステルのような非イオン
性乳化剤。
【0155】 散布剤は、活性化合物を、微粉固体物質、例えば滑石;カオリン、ベントナイ
ト、ピロフィライトのような天然クレー;または珪藻土とともに粉砕することに
よって得る。顆粒剤は、活性化合物を吸着性の顆粒化不活性物質上に噴霧するこ
とによるかまたは、活性化合物濃縮物を、砂またはカオリナイトのようなキャリ
ヤー、または顆粒化不活性物質の表面上に接着剤、例えばポリビニルアルコール
またはポリアクリル酸ナトリウム、または別法として鉱油によって適用すること
によって、製造することができる。適当な活性化合物はまた、所望ならば肥料と
の混合物として、肥料顆粒の製造のために一般に行われているようにして顆粒化
することもできる。
【0156】 水和剤においては、活性化合物の濃度は、一般にほぼ10ないし90重量%で
あり、100重量%までの残部は、通例の製剤成分より成る。乳剤の場合には、
活性化合物の濃度は、一般にほぼ5ないし80重量%であることができる。粉剤
形態の製剤は、一般に5ないし20重量%の活性化合物を包含し、散布液は、約
2ないし20重量%の活性化合物を包含する。顆粒剤の場合には、活性化合物の
含量は、部分的に、その活性化合物が液体または固体の形態であるかどうか、お
よびどの顆粒化助剤、充填剤などが使用されているか、に依存する。
【0157】 さらに、上記の活性化合物の製剤は、適宜、各々の場合に通例である接着剤、
湿潤剤、分散剤、乳化剤、浸透剤、溶媒、充填剤またはキャリヤーを包含する。 商業的に通例の形態である濃縮物は、例えば水和剤、乳剤、分散液およびいく
つかのミクロ顆粒剤の場合には水を使用して、その使用のための通例の方法で適
宜希釈する。粉剤および顆粒剤製剤、そしてまた散布液は、通常、使用前に他の
不活性物質でそれ以上希釈しない。
【0158】 必要な適用比率は、特に温度および湿度のような、外部条件によって変化する
。それは、広範囲、例えば0.0005ないし10.0kg/ヘクタール以上の活性
化合物内で変動することができるが、好ましくは0.001ないし5kg/ヘクタ
ールである。
【0159】 本発明に従う活性化合物は、その商業的に通例の製剤で、そして、殺虫剤、誘
引物質、不妊剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺真菌剤、生長調整物質または除草剤の
ような他の活性化合物との混合物としてこれらの製剤から製造される適用形態で
、存在することができる。 農薬としては、例えばリン酸エステル、カルバメート、カルボキシレート、ホ
ルムアミジン、スズ化合物、なかんずく微生物によって製造される化合物がある
【0160】 好ましい混合物用の共成分は、以下のものである、 1.リン化合物群から アセフェート、アザメチホス(azamethiphos)、アジンホスエチル(azinphos
ethyl)、アジンホスメチル(azinphosmethyl)、ブロモホス、ブロモホス−エ
チル(bromophos-ethyl)、カダサホス(cadusafos)(F−67825)、クロル
エトキシホス(chlorethoxyphos)、クロルフェンビンホス、クロルメホス、ク
ロルピリホス、クロルピリホス−メチル(chlorpyrifos-metyl)、デメトン(de
meton)、デメトン−S−メチル、デメトン−S−メチルスルホン(demeton-S-m
etylsulphone)、ジアリホス(dialifos)、ダイアジノン、ジクロルボス、ジク
ロトホス、ジメトエート、ジスルホトン、EPN、エチオン、エトプロホス(et
hoprophos)、エトリムホス(etrimfos)、ファンファー、フェナミホス(fenam
iphos)、フェニトリオチオン(fenitriothion)、フェンスルホチオン、フェン
チオン、ホノホス(fonofos)、ホルモチオン、ホスチアザート(fosthiazate)(
ASC−66824)、ヘプテノホス(heptenophos)、イソゾホス(isozophos
)、イソチオエート(isothioate)、イソキサチオン、マラチオン、メタクリホ
ス(methacrifos)、メタアミドホス、メチダチオン、サリチオン(salithion)
、メビンホス(mevinphos)、モノクロトホス(monocrotophos)、ナレド、オメ
トエート(omethoate)、オキシデメトン−メチル、パラチオン、パラチオン−
メチル(parathion-methyl)、フェントアート、ホラート、ホサロン、ホスホラ
ン(phosfolan)、ホスホカルブ(phosphocarb)(BAS−301)、ホスメト、
ホスファミドン、ホキシム、ピリミホス(pirimiphos)、ピリミホス−エチル(
pirimiphos-ethyl)、ピリミホス−メチル(pirimiphos-methyl)、プロフェノ
ホス(profenofos)、プロパホス(propaphos)、プロエタンホス(proetamphos
)、プロチオホス(prothiofos)、ピラクロホス(pyraclofos)、ピリダペンチ
オン(pyridapenthion)、キナルホス(quinalphos)、スルプロホス(sulprofo
s)、テメホス(temephos)、ターブホス(terbufos)、テブピリンホス(tebup
irimfos)、テトラクロルビンホス、チオメトン(thiometon)、トリアゾホス、
トリクロルホン(trichlorphon)、バミドチオン;
【0161】 2.カルバメート群から アラニルカルブ(alanylcarb)(OK−135)、アルジカルブ、2−sec−ブ
チルフェニルメチルカルバメート(BPMC)、カルバリル、カルボフラン、カ
ルボスルファン(carbosulfan)、クロエトカルブ(cloethocarb)、ベンフラカ
ルブ(benfuracarb)、エチオフェンカルブ、フラチオカルブ(furathiocarb)
、HCN−801、イソプロカルブ(isoprocarb)、メトミル、5−メチル−m
−クメニルブチリル(メチル)カルバメート、オキサミル、ピリミカルブ(piri
micarb)、プロポキサール(propoxur)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオフ
ァノクス(thiofanox)、1−メチルチオ(エチリデンアミノ)N−メチル−N
−(モルホリノチオ)カルバメート(UC51717)、トリアザメート(tria
zamate);
【0162】 3.カルボキシレート群から アクリナトリン(acrinathrin)、アレトリン、アルファメトリン(alphametr
in)、ベータ−シペルメトリン(beta-cypermethrin)、5−ベンジル−3−フ
リル−メチル(E)−(1R)−シス−2,2−ジメチル−3−(2−オキソチオラ
ン−3−イリデンメチル)−シクロプロパンカルボキシレート、ベータ−シフル
トリン(beta-cyfluthrin)、ベータ−シペルメトリン(beta-cypermethrin)、
ビオアレトリン(bioallethrin)、ビオアレトリン(bioallethrin)((S)−シク
ロペンチル異性体)、ビオレスメトリン(bioresmethrin)、ビフェネート(bip
henate)、(RS)−1−シアノ−1−(6−フェノキシ−2−ピリジル)メチル
(1RS)−トランス−3−(4−tert−ブチルフェニル)−2,2−ジメチルシ
クロプロパンカルボキシレート(NCl 85193)、シクロプロトリン(cyc
loprothrin)、シフルトリン(cyfluthrin)、シハロトリン(cyhalothrin)、
シチトリン(cythithrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、シフェノトリン
(cyphenothrin)、デルタメトリン(deltamethrin)、エンペントリン(empent
hrin)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、フェンフルトリン(fenflut
hrin)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンバレレート(fenvalera
te)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルメトリン(flumethrin)、フ
ルバリネート(fluvalinate)(D−異性体)、イミプロトリン(imiprothrin)(S
−41311)、ラムダ−シハロトリン(lambda-cyhalothrin)、パーメトリン
(permethrin)、フェオトリン(pheothrin)((R)−異性体)、プラレトリン(p
rallethrin)、ピレトリン(天然産物)、レスメトリン(resmethrin)、テフル
トリン(tefluthrin)、テトラメトリン、シータ−シペルメトリン(theta-cype
rmethrin)(TD−2344)、トラロメトリン(tralomethrin)、トランスフル
トリン(transfluthrin)、ゼータ−シペルメトリン(zeta-cypermethrin)(F−
56701);
【0163】 4.アミジン群から アミトラズ(amitraz)、クロルジメホルム; 5.スズ化合物群から シヘキサチン、フェンブタチンオキシド;
【0164】 6.その他 アバメクチン(abamectin)、ABG−9008、アセタミピリド(acetamipi
rid)、アナグラファ・ファルシテラ(Anagrapha falcitera)、AKD−102
2、AKD−3059、ANS−118、バチルス・サリンジエンシス(Bacill
us thuringiensis)、ビューベリア・バッシアニア(Beauveria bassianea)、
ベンサルタプ(bensultap)、ビフェナゼート(bifenazate)(D−2341)、
ビナプアクリル、BJL−932、ブロモプロピレート(bromopropylate)、B
TG−504、BTG−505、ブプロフェジン(buprofezin)、カンフェクロ
ール(camphechlor)、カータップ(cartap)、クロロベンジラート、クロルフ
ェナピル(chlorfenapyr)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、2−(4
−クロロフェニル)−4,5−ジフェニルチオフェン(UBI−T 930)、ク
ロルフェンテジン(chlorfentezine)、クロマフェノジド(chromafenozide)、
(ANS−118)、CG−216、CG−217、CG−234、A−184
699、(2−ナフチルメチル)シクロプロパンカルボキシレート(Ro12−
0470)、シロマジン(cyromazin)、ジアクロデン(diacloden)[チアメト
キサム(thiamethoxam)]、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、エチルN−
(3,5−ジクロロ−4−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−1−プロピル
オキシ)フェニル)カルバモイル)−2−クロロ−ベンゾ−カルボキシイミデー
ト、DDT、ジコホール、ジフルオベンズロン(difluobenzuron)、N−(2,
3−ジヒドロ−3−メチル−1,3−チアゾール−2−イリデン)−2,4−イリ
デン)−2,4−キシリデン、ジノブトン、ジノカプ(dinocap)、ジオフェノラ
ン(diofenolan)、DPX−062、エマンセチン−ベンゾエート(emamcetin-
benzoate)(MK−244)、エンドスルファン、エチプロール(ethiprole)、
【0165】 [スルフェチプロール(sulfethiprole)]、エトフェンプロクス(ethofenprox
)、エトキサゾール(etoxazole)(YI−5301)、フェナザクイン(fenazaq
uin)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フィプロニル(fipronil)、フルマ
イト(flumite)、[フルフェンジン(flufenzine)、SZI−121]、2−
フルオロ−5−(4−(4−エトキシフェニル)−4−メチル−1−ペンチル)
ジフェニルエーテル(MTI 800)、顆粒症および核多角体病ウイルス、フ
ェンピロクシメート(fenpyroximate)、フェンチオカルブ(fenthiocarb)、フ
ルベンジミン(flubenzimine)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フル
フェノクスロン(flufenoxuron)、フルフェンプロクス(flufenprox)(ICI−
A−5683)、フルプロクシフェン(fluproxyfen)、ガンマ−HCH、ハロ
フェノジド(halofenozide)(RH−0345)、ハロフェンプロクス(halofenp
rox)(MTI−732)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)(DE−473)、
ヘキシチアゾクス(hexythiazox)、HOI−9004、ヒドラメチルノン(hyd
ramethylnon)(AC 217300)、ルフェヌロン(lufenuron)、イミダクロ
プリド(imidacloprid)、インドキサカルブ(indoxacarb)(DPX−MP062
)、カネマイト(kanemite)(AKD−2023)、M−020、MIT−446
、イベルメクチン(ivermectin)、M−020、メトキシフェノジド(methoxyf
enozide)[イントレピド(Intrepid)、RH−2485]、ミルベメクチン(mi
lbemectin)、NC−196、ニームガード(neemgard)、ニテンピラム(niten
pyram)(TI−304)、2−ニトロメチル−4,5−ジヒドロ−6H−チアジン
(DS 52618)、2−ニトロメチル−3,4−ジヒドロチアゾール(SD
35651)、2−ニトロメチレン−1,2−チアジナン−3−イルカルバムア
ルデヒド(WL 108477)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)(S−7
1639)、NC−196、NC−111、NNI−9768、
【0166】 ノバルロン(novaluron)(MCW−275)、OK−9701、OK−9601
、OK−9602、プロパルギット、ピメトロジン(pymethrozine)、ピリダベ
ン(pyridaben)、ピリミジフェン(pyrimidifen)(SU−8801)、RH−0
345、RH−2485、RYI−210、S−1283、S−1833、SB
7242、SI−8601、シラフルオフェン(silafluofen)、シラマジン(s
ilamadine)(CG−177)、スピノサド(spinosad)、SU−9118、テブ
フェノジド(tebufenozide)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)(MK−239
)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、テフラニトジン(tefuranitozine)(
MIT−446)、テトラジホン、テトラスル(tetrasul)、チアクロプリド(
thiacloprid)、チオシクラム(thiocyclam)、TI−435、トルフェンピラ
ド(tolfenpyrad)(OMI−88)、トリアザメート(triazamate)(RH−79
88)、トリフムロン(trifumuron)、バーブチン(verbutin)、バータレック
(vertalec)[ミコタル(Mykotal)]、YI−5301。
【0167】 市販製剤から製造される使用形態中の活性化合物含量は、0.0000000
1ないし95重量%の活性化合物、好ましくは0.00001ないし1重量%で
あることができる。 適用は、その使用形態にマッチした通常の方法で実施される。 本発明に従う式(I)の活性化合物はまた、獣医学分野または畜産分野において
内部および外部寄生虫を制御するためにも適している。
【0168】 本発明に従う活性化合物は、この場合には、例えば錠剤、カプセル剤、頓服水
剤または顆粒剤の形態での経口適用、例えば浸漬、噴霧、浴びせかけ(pouring-
on)および局所適用(spotting-on)および粉剤振りかけの形態での皮膚適用、
そしてまた例えば注射の形態での非経口適用によるような公知方法で適用される
【0169】 本発明に従って使用される化合物は、従ってまた、畜産(例えば牛、羊、豚お
よびにわとり、がちょうなどのような家禽)において特に有利に使用することが
できる。本発明の好ましい態様においては、本新規化合物は、適宜適当な製剤(
上記参照)で、そして適宜飲料水または飼料と一緒に、動物に経口投与される。
これらの化合物の排泄は、糞中に有効形態でされるので、動物の糞中の昆虫の発
生は、この方法で非常に簡単に予防することができる。各々の場合に適する用量
および製剤は、特に、生産動物の発育の型および段階に、そしてまた侵入(infe
station)の程度にも依存し、通常の方法によって容易に決定し、固定させるこ
とができる。牛の場合には、本新規化合物は、例えば0.01ないし100mg/k
g体重の用量で使用することができる。
【0170】 本発明に従って使用される化合物はまた、顕著な殺真菌作用によっても識別さ
れる。すでに植物組織を貫通した真菌病原体は、首尾よく治癒的制御を受けるこ
とができる。このことは、感染がすでに起こったときに他の通例の殺真菌剤でも
はや有効に制御することができない真菌性疾患の場合に特に重要であり、有利で
ある。特許請求した化合物の作用のスペクトルには、種々の経済的に重要な植物
病原性真菌、例えばプラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola)、フィト
フトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)、エリシフェ・グラミニ
ス(Erysiphe graminis)、ピリクラリア・オリザエ(Piricularia oryzae)、
ピレノフォラ・テレス(Pyrenophora teres)、レプトスフェリア・ノドラム(L
eptosphaerea nodorum)、ペリクラリア・ササキイ(Pellikularia sasakii)お
よびプッシニア・レコンディタ(Puccinia recondita)が包含される。
【0171】 さらに、本発明に従う化合物はまた、工業分野で、例えば木材防腐剤として、
ペイント中の防腐剤として、金属工作用の冷却潤滑剤中に、または掘削および切
削油中の防腐剤として使用するためにも適している。 その商業的に通例の製剤の本発明に従う活性化合物は、単独でまたは文献から
公知の他の殺真菌剤と組み合わせて使用することができる。
【0172】 本発明に従って式Iの活性化合物と組み合わせることができる文献から公知の
殺真菌剤としては、例えば以下の製品がある: アルジモルフ(aldimorph)、アンドプリム(andoprim)、アニラジン、アゾ
キシストロビン(azoxystrobin)、アザコナゾール(azaconazole)、BAS 4
50F、ベナラキシル(benalaxyl)、ベノダニル(benodanil)、ベノミル(be
nomyl)、ベトキサジン(bethoxazin)、ビナプアクリル、バイオン(bion)(C
GA−245704)、ビタータノール(bitertanol)、ブロムコナゾール(br
omuconazole)、ブチオベート(buthiobate)、カプタホル(captafol)、カプ
タン、カルベンダジム、カルボキシン、カルプロパミド(carpropamide)、CG
A 173506、シモキサニル(cymoxanil)、シプロコナゾール(cyproconaz
ole)、シプロジニル(cyprodinil)、シプロフラム(cyprofuram)、ジフルメ
トリム(diflumetorim)、ジクロフルアニド、ジクロメジン(dichlomezine)、
ジクロブトラゾール(diclobutrazol)、ジクロシメト(diclocymet)(S−29
00)、ジクロメジン(diclomezine)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)
、ジフェンコナゾール(difenconazol)(CGA 169374)、ジフルコナゾ
ール(difluconazole)、ジメチリモール(dimethirimol)、ジメトモルフ(dim
ethomorph)、ジニコナゾール(diniconazole)、ジノカプ(dinocap)、ジチア
ノン(dithianon)、ドデモルフ(dodemorph)、ドジン(dodine)、エジフェン
ホス、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、エチリモール、エトリジアゾー
ル(etridiazole)、ファモキサドン(famoxadone)、(DPX−JE874)
、フェナリモール(fenarimol)、フェンブコナゾール(fenbuconazole)、フェ
ンフラム(fenfuram)、フェンヘキサミド(fenhexamide)、フェンピクロニル
(fenpiclonil)、フェンプロピジン(fenpropidin)、フェンプロモルフ(fenp
romorph)、フェンチンアセタート、フェンチヒドロキシド(fenti hydroxide)
、フェリムゾン(ferimzone)(TF 164)、フルアジナム(fluazinam)、
【0173】 フルオベンズイミン(fluobenzimine)、フルジオキソニル(fludioxonil)、フ
ルメトバー(flumetover)(RPA−403397)、フルキンコナゾール(fluq
uinconazole)、フルオルイミド(fluorimide)、フルシラゾール(flusilazole
)、フルスルファミド(flusulfamide)、フルトラニル(flutolanil)、フルト
リアホル(flutriafol)、ホルペト、ホセチルアルミニウム(fosetylaluminum
)、フベリダゾール(fuberidazole)、フララキシル(furalaxyl)、フルコナ
ゾール(furconazole)、フラメトピル(furametpyr)(S−82658)、フル
メシクロクス(furmecyclox)、グアザチン(guazatine)、ヘキサコナゾール(
hexaconazole)、イマザリル(imazalil)、イミベンコナゾール(imibenconazo
le)、イプコナゾール(ipconazole)、イプロベンホス(iprobenfos)、イプロ
ジオン(iprodione)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、KNF 317、
クレソキシム−メチル(cresoxime-methyl)(BAS−490F)、オキシ塩化C
u、オキシン−Cu、Cuオキシドのような銅化合物、マンコゼブ(mancozeb)
、マネブ、メパパニピリム(mepapanipyrim)(KIFD 3535)、メプロニル
(mepronil)、メタラキシル(metalaxyl)、メタラキシル−M(CGA−32
9351)、メトコナゾール(metconazole)、メタスルホカルブ(methasulfoc
arb)、メトフロキサム(methfuroxam)、メトミノフェン(metominofen)(SS
F−126)、メトミノストロビン(metominostrobin)[フェノミノストロビン
(fenominostrobin)、SSF−126]、MON−24000、MON−65
50、MON−41100、ミクロブタニル(myclobutanil)、ナバム、ニトロ
タリドプロピル(nitrothalidopropyl)、ヌアリモール(nuarimol)、
【0174】 オフレース(ofurace)、OK−9601、OK−9603、オキサジキシル(o
xadixyl)、オキシカルボキシン、ペンコナゾール(penconazole)、ペンシクロ
ン(pencycuron)、PP 969、ポリオキシンス(polyoxins)、プロベナゾー
ル(probenazole)、プロピネブ、プロクロラズ(prochloraz)、プロシミドン
(procymidon)、プロパモカルブ(propamocarb)、プロピコナゾール(propico
nazole)、プロチオカルブ、ピラカルボリド、ピラゾホス、ピリフェノクス(py
rifenox)、ピリメタニル(pyrimethanil)、ピロキロン(pyroquilon)、キノ
キシフェン(quinoxyfen)(DE−795)、ラベンザゾール(rabenzazole)、
RH−7592、RH−7281、硫黄、スピロキサミン(spiroxamine)、S
SF−109、テブコナゾール(tebuconazole)、テトラコナゾール(tetracon
azole)、TTF 167、チアベンダゾール、チシオフェン(thicyofen)、チ
フルザミド(thifluzamide)(RH−130753)、チオファナートメチル(th
iofanatemethyl)、チラム、TM−402、トルクロホス−メチル(tolclofos-
methyl)、トリルフルアニド(tolylfluanid)、トリアジメホン(triadimefon
)、トリアジメノール(triadimenol)、トリアゾキシド(triazoxide)、トリ
コダーマ・ハージアナム(trichoderma harzianum)(DHF−471)、トリシ
クラゾール(tricyclazole)、トリデモルフ、トリフルミゾル(triflumizol)
、トリホリン、トリフルミゾール(triflumizole)(UCC−A815)、トリチ
コナゾール(triticonazole)、バリダマイシン(validamycin)、ビンクロゾリ
ン(vinchlozolin)、XRD 563、ジネブ、ドデシルスルホン酸ナトリウム
、ドデシル硫酸ナトリウム、ナトリウムC13/C15アルコールエーテルスル
ホネート、ナトリウムセトステアリルホスフェートエステル、ナトリウムジオク
チルスルホスクシネート、ナトリウムイソプロピルナフタレンスルホネート、ナ
トリウムメチレンビスナフタレンスルホネート、塩化セチルトリメチルアンモニ
ウム、長鎖第一、第二または第三アミンの塩、アルキルプロピレンアミン、臭化
ラウリルピリミジニウム、エトキシル化第四級化(quaternized)脂肪アミン、
塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウムおよび1−ヒドロキシエチル−2−
アルキル−イミダゾリン。
【0175】 上記の組み合わせのための成分は、公知の活性化合物であって、その多くがTh
e Pesticide Manual(編者:Clive Tomlin)、第11版(1997)、Crop Pro
tection Publications/ISBN 1−901396−11−8 795に記載さ
れている。
【0176】 市販製剤から製造される使用形態中の活性化合物の含量は、広範囲で変わるこ
とができて、使用形態中の活性化合物の濃度は、0.0001重量%から95重
量%までの活性化合物、好ましくは1ないし50重量%であることができる。適
用は、その使用形態にマッチさせた通常法で実施する。
【0177】 A.製剤実施例 a)10重量部の活性化合物および90重量部の不活性物質としての滑石を混
合し、ハンマーミル中で微粉砕することによって散布剤を得る。 b)25重量部の活性化合物、65重量部の不活性物質としてのカオリン含有
石英、10重量部のリグニンスルホン酸カリウム、および1重量部の湿潤ならび
に分散剤としてのナトリウムオレイルメチルタウレートを混合し、ピンを植えた
ディスクミル中で粉砕することによって、容易に水中に分散することができる水
和剤を得る。 c)40重量部の活性化合物を、7重量部のスルホコハク酸モノエステル、2
重量部のリグニンスルホン酸ナトリウムおよび51重量部の水と混合し、ボール
ミル中で粉砕して5ミクロン未満の粉末度にすることによって、容易に水中に分
散することができる分散剤原液を製造する。 d)15重量部の活性化合物、75重量部の溶媒としてのシクロヘキサンおよ
び10重量部の乳化剤としてのエトキシル化ノニルフェノール(10EO)から
、乳剤を製造することができる。 e)2ないし15重量部の活性化合物および、アタパルジャイト、顆粒化軽石
および/または珪砂のような不活性顆粒キャリヤー物質から、顆粒剤を製造する
ことができる。固体含量30%を有する実施例b)の水和剤の懸濁液を使用して
、これをアタパルジャイト顆粒の表面上に噴霧した後、乾燥させそして均質に混
合することが好都合である。この場合における水和剤の重量比率は、約5%であ
り、不活性キャリヤー物質の重量比率は、完成した顆粒剤の約95%である。
【0178】 KQT1チャンネルへのIKSチャンネル遮断剤の効果を試験するために、KQ
T1チャンネル[線虫のカエノルハブジチス・エレガンス(Caenorhabditis ele
gans)の特異的IKSチャンネル]を発現するアフリカツメガエル(Xenopus)卵
母細胞に関して電気生理学的研究を実施した。成熟したメスのカエル[アフリカ
ツメガエル(Xenopus laevis)]を常法に従って犠牲にして、すべての発育期の
卵母細胞を卵巣嚢(ovarian bag)から除去した。発育期VおよびVIの卵母細胞
を選択し;マイクロマニピュレーター中に固定したナノリットルインジェクター
を使用して、各卵母細胞内に10ngのKQT1−特異性m−RNAを注射した。
1〜4日後に、それについて相当する電流を測定することが可能であるように十
分なKQT1チャンネルが発現された。一定の細胞内条件下でゆっくり活性化さ
れるカリウム電流を測定するために、2−微小電極電圧固定法を使用した。この
方法は、2つの細胞内微小電極を用いて操作することに基づき;第1の電極は、
参照電極に対する膜電位を測定し、第2の電極は、所望の電位を保持するために
必要である電流を注入するために使用する。測定の間、保持電位を−80mVに調
整したが、これは、開回路膜電位に相当する。
【0179】 電気生理学的測定スタンドは、その上に目的に合わせて作製した測定室、2つ
のマイクロマニピュレーター(各々前置増幅器および注入微小電極用ホルダーを
備えている)、および立体顕微鏡を取り付けた振動−減衰化実験テーブルより成
っていた。
【0180】 完全測定スタンドは、測定中の電気的妨害を最小にするためにファラデー箱に
よって取り囲んだ。測定中、卵母細胞をND96緩衝剤の溶液中に懸濁した。電
圧―依存IKSチャンネルを活性化させるために、卵母細胞膜を保持電位(−80
mV)から0mVまでの電圧ジャンプによって消極させ、この状態を10秒間保持し
た後、保持電位を再確立した。測定プロトコルの時間プロフィールを45秒毎に
繰り返した。脱分極相の間、ゆっくり活性化されるカリウム電流を測定した。種
々のIKSチャンネル遮断剤のチャンネル遮断効果を、濃度100、10、1およ
び0.1μMで試験し;製剤の影響下の電流振幅と比較した製剤の影響なしの測
定した電流振幅を、IKSチャンネル遮断剤の活性の指標として使用して、パーセ
ント阻害またはIC50で表した。IKSチャンネル遮断剤の構造に依存して、阻害
値90%またはIC50値<2μMが、濃度10μMで決定された。
【0181】 標的とした突然変異によってKQT1遺伝子の不活化を起こした遺伝子機能分
析を使用すると、咽頭のポンプメカニズムにおけるIKSチャンネルの生理学的役
割を説明することが可能であった。カエノルハブジチス・エレガンス(C. elega
ns)のKQT1−陰性変異体の製造後に、これらの変異体は生存可能でなく、餓
死させられたことが観察された。
【0182】 蠕虫へのIKSチャンネル遮断剤の効果を試験するために、ニワトリ回虫アスカ
リジア・ガリ(Ascaridia galli)の幼虫を使用して試験管内試験(幼虫発育試
験)を実施した。アスカリジア・ガリ(A.galli)の胚含有卵を、5%濃度の次
亜塩素酸ナトリウム溶液で処理することによって表面殺菌して、この溶液を除去
した後、回転するガラスビーズ(5mm)によって機械的に開いた。孵化させたL
2−幼虫を幼虫強化手順によって強化し、特殊栄養培地(KW−2培地)に取っ
て、41℃、10% CO2でインキュベートした。
【0183】 孵化の48時間後に、幼虫を、濃度(200、100、50.....0.1μg/
ml)の薬物を添加した培地(200μl)を使用して5日間ミクロタイタープレ
ート(96ウエル)中でインキュベートした(41℃、10%CO2)。5日の
インキュベーション期間中、顕微鏡を使用して運動性、形態学および生命力を毎
日チェックして、詳細に記録した。薬物処理の後、幼虫培養物を、0.16%濃
度のニュートラル・レッド(Neutral Red)を使用して48時間インキュベート
し;培地を交換することによってニュートラル・レッド(Neutral Red)を除去
した後、幼虫の腸内の生体色素の強化を活性食物吸収の指標、そしてその結果生
命力の証拠として評価した。幼虫を、濃度200、100、50および25μg
/mlのIKSチャンネル遮断剤を用いて薬物処理すると、その結果死亡率100%
であった。
【0184】 外部寄生虫に対するIKSチャンネル遮断剤の効果は、ノミの幼虫試験[ネコの
ノミ=ネコノミ(Ctenocephalides felis)]で試験した。5mgの物質を0.5ml
のアセトンに溶解させて、500mgの血液食と混合した。溶媒が蒸発した後、各
々の場合に2gのケイ砂を薬物処理した血液食と混合して、製剤濃度1000、
500、250、100ppmとした。薬物処理した試料または溶媒対照当たり、
15個のノミ卵を、薬物処理した血液食とケイ砂との混合物中に置いて、これら
の卵をその後37℃、高大気湿度でインキュベートした。幼虫の発生、蛹化およ
び成熟段階までの発育を3〜5日間隔でチェックして、死亡率を詳細に記録した
。用量の関数として、溶媒対照と比較して100%の殺幼虫効果が観察された。
【0185】 原則として、蠕虫および外部寄生虫の治療においては、治療、メタ(meta)−
および予防処置を識別しなくてはならず;これらの異なる治療法は、特定の医薬
製剤を必要とする。このような製剤は、例えば、それらの放出様式に依って、“
持続”および“脈動−放出ボーラス”として分類される駆虫剤または外部寄生虫
撲滅剤の治療量以下ないし治療用量の継続放出を確実にする。この前者は、さら
に“遅延−放出ボーラス”、すなわち漸減放出速度を有するもの、および“継続
−放出ボーラス”、すなわち定常放出様式を有するものに区別される。対照的に
、“脈動−放出ボーラス”は、数時間ないし数日の間に全活性化合物を放出する
。また活性化合物のマイクロカプセル化をも包含し、そして獣医学においてだん
だん普及してきている放出技術に加えて、いわゆる“局所適用用(spot on)”
または“浴びせ用(pour on)”製剤が、動物への外部使用のために通例であり
;錠剤、パスタ剤または注射溶液の投与、および、例えば外部寄生虫を阻止する
薬剤より成る首輪の使用が当技術の状態である。
【0186】
【表1】
【0187】
【表2】
【0188】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 33/00 A61P 33/00 C07D 311/70 C07D 311/70 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ハンス・ヨーヘン・ラング ドイツ連邦共和国デー−65719ホーフハイ ム.リューデスハイマーシュトラーセ7 (72)発明者 アーグワーン・ウェイ アメリカ合衆国ミズーリ州63110.セント ルイス.サウスユークリッドアベニュー 660.ワシントンユニヴァーシティスクー ル・オブ・メディシン.デパートメント・ オブ・アナトミーアンドニューロバイオロ ジー Fターム(参考) 4C062 FF33 4C084 AA17 NA14 ZB372 4C086 AA01 AA02 BA08 MA01 MA04 NA14 ZB37 4C206 AA01 AA02 JA11 MA01 MA04 NA14 ZB37 4H011 AC01 AC04 BA01 BB07 BB08 BC03 BC06 BC07 BC18 DA02 DA15 DC03 DC05 DD03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蠕虫および外部寄生虫によって引き起こされる疾患の治療用
    薬剤を製造するため、および植物病原性節足動物、軟体類および線虫を防除する
    ための作物保護組成物を製造するためのKQT1チャンネルの阻害剤の使用。
  2. 【請求項2】 蠕虫および外部寄生虫によって引き起こされる疾患の治療用
    薬剤を製造するため、および植物病原性節足動物、軟体類および線虫を防除する
    ための作物保護組成物を製造するためのKQT1チャンネルの阻害剤としての同
    時作用を有するIKSチャンネルの阻害剤の、請求項1に記載の使用。
  3. 【請求項3】 蠕虫および外部寄生虫によって引き起こされる疾患の治療用
    薬剤を製造するため、および植物病原性節足動物、軟体類および線虫を防除する
    ための作物保護組成物を製造するためのKQT1チャンネルの阻害剤としての同
    時作用を有するIKSチャンネルの阻害剤の、請求項1に記載の使用であって、下
    記の刊行物に記載された化合物を使用することより成る使用: 1)EP 807 629(HOE 96/F119) 式I 【化1】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、Cp2p+1、1、2、3、4、
    5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、未置換である
    かまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイル、
    メチルスルホニルアミノおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1ま
    たは2個の置換基によって置換されている)であり; pは、1、2または3であるか; または R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
    10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(9)−Cn2n[NR(11)]m−であり; R(9)は、水素または、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシク
    ロアルキルであり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; mは、ゼロまたは1であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルであるか; または R(11)はR(9)と一緒になって、1、2、3、4、5、6、7または8個のC
    原子を有するアルキレン基であり; ここで基Cn2nのCH2基は、−O−、−SOq−または−NR(10)−によっ
    て置き換えられていることができ; qは、ゼロ、1または2であり; R(10)は、水素、メチルまたはエチルであり; R(4)は、R(12)−Cr2rであり; R(12)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
    キル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジノ
    、Cp2p+1、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(これは、未
    置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルフ
    ァモイル、メチルスルホニルまたはメチルスルホニルアミノより成る群から選択
    される1または2個の置換基によって置換されている)であり; rは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14
    、15、16、17、18、19または20であり; ここで基Cr2rのCH2基は、−O−、−HC=CH−、−C≡C−、−CO
    −、−CO−O−、−SOq−または−NR(10)−によって置き換えられている
    ことができ; qは、ゼロ、1または2であり; R(10)は、水素、メチルまたはエチルであり; R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
    r、I、1、2、3または4個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6、7
    または8個のC原子を有するシクロアルキル、−CN、−CF3、−C25、−
    37、−N3、−NO2、−CONR(13)R(14)、−COOR(15)、R(16)−C s2s−Y−またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br
    、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイルおよびメチルスルホニルより
    成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; R(13)およびR(14)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
    子を有するアルキルであり; R(15)は、水素、メチル、エチル、フェニルまたは−Cu2u−NR(13)R(14
    )であり; uは、2または3であり; R(16)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
    キル、−COOR(15)、チエニル、イミダゾリル、ピリジル、キノリル、イソキ
    ノリル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジ
    ノ、Ct2t+1またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、B
    r、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイルまたはメチルスルホニルよ
    り成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり
    ; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; tは、1、2または3であり; Yは、SOq、−CO−、−SO2−NR(10)−、−O−、−NR(10)−または
    −CO−NR(10)であるが; ここでR(6)は、−OCF3または−OC25であることはできない} のクロマン類およびその生理学的に受容できる塩; または 2)EP 847 996(HOE 96/F341) 式I 【化2】 {式中: Xは、−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR(7)−、−CR(8a)
    R(8b)−または−CO−であり; R(7)は、水素または−(Ca2a)−R(9)[ここで基Ca2aのCH2基は、
    −O−、−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−
    、−S−、−SO−、−SO2−、NR(10)−または−CONR(10)−によって
    置き換えられていることができ; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
    であり; aは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7または8であり; R(9)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
    C原子を有するシクロアルキル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、1−ピペリ
    ジル、1−ピロリジニル、4−モルホリニル、4−メチルピペラジン−1−イル
    、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(ここでピリジル、チエニ
    ル、イミダゾリルおよびフェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、
    I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチル
    アミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより
    成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であるか
    ; または R(7)およびR(1)は一緒になって、1つの結合であり; R(8a)は、水素、CF3、C25、C37、1、2、3、4、5または6個
    のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F
    、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メト
    キシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホ
    ニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されて
    いる)であり; R(8b)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−OR(10)
    、−COOR(10)、CO−R(10)であり; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであるか
    ; または 基(8a)またはR(8b)の一方は、もしYがNであるならば、R(1)と一緒に
    なって1つの結合であり; Yは、NまたはCR(11)であり; R(11)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、F、
    Cl、メトキシ、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまた
    はフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、N
    2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルフ
    ァモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択
    される1または2個の置換基によって置換されている)であるか; または R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
    10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(12)−Cn2n−NR(13)−またはR(12)−Cn2n−[ここで基
    n2n中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2
    −または−NR(10a)−によって置き換えられていることができ; R(10a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(12)は、水素、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシ
    クロアルキル、CF3、C25またはC37であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(13)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルであるか; または R(12)およびR(13)は、もしnが3以上であるならば、一緒になって1つの結
    合であるか; または R(3)およびR(4)は一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子
    を有するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−C
    O−、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(10a)−によって置き換えら
    れていることができ; R(10a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(4)は、R(14)−Cr2r[ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、
    −CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−
    、−SO−、−SO2−、−NR(10b)−または−CONR(10b)−によって置
    き換えられていることができ; R(10b)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである
    ]であり; R(14)は、メチル、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個
    のC原子を有するシクロアルキル、−OH、−COOH、−NR(23)R(24)、1
    −ピペリジル、1−ピロリジニル、4−モルホリニル、4−メチルピペラジン−
    1−イル、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(ここでピリジル
    、チエニル、イミダゾリルおよびフェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl
    、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、
    ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルア
    ミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)
    であり; R(23)およびR(24)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
    子を有するアルキルであるか; または R(23)およびR(24)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
    の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
    ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
    、14、15、16、17、18、19または20であり; R(5)およびR(6)は一緒になって、基 −CR(15)=CR(16)−CR(17)=CR(18)−、 −CR(15)=CR(16)−CR(17)=N−、 −CR(15)=CR(16)−N=CR(18)−、 −CR(15)=N−CR(17)=N−、 −CR(15)=N−N=CR(18)−、 −N=CR(16)−CR(17)=N−または −CR(15)=CR(16)− (ここで各々の場合に両方向の結合が可能である)であり; R(15)、R(16)、R(17)およびR(18)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
    r、I、1、2、3、4または5個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6
    、7または8個のC原子を有するシクロアルキル、−CN、−CF3、−C25
    、−C37、−N3、−NO2、−Z−Cs2s−R(22)、チエニルまたはフェニ
    ル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN
    、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル
    、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1
    または2個の置換基によって置換されている)であり; Zは、−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−、−SO−、
    −SO2−、−SO2−O−、−SO2NR(10c)、−NR(10c)−または−CO
    NR(10c)−であり; R(10c)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
    ; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; R(22)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
    C原子を有するシクロアルキル、−NR(19)R(20)、−COOR(21)、1−ピペ
    リジル、1−ピロリジニル、4−モルホリニル、4−メチルピペラジン−1−イ
    ル、ピリジル、チエニル、イミダゾリル、キノリル、イソキノリルまたはフェニ
    ル(ここでピリジル、チエニル、イミダゾリル、キノリル、イソキノリルおよび
    フェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN
    、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル
    、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1
    または2個の置換基によって置換されている)であり; R(19)およびR(20)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
    子を有するアルキルであるか; または R(19)およびR(20)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
    の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
    ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(21)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであるが
    ; ここでYは、XがOであるとき同時にCR(11)であることはできない} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または 3)EP 857 724(HOE 97/F024) 式I 【化3】 {式中: Xは、−S−、−SO−または−SO2−、−NR(9)−、−[CR(9)R(23
    )]−または−CO−であり; R(9)は、水素または−(Cn2n)−R(10)であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7または8であり; R(10)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
    キル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジノ
    、CF3、C25またはC37であり; ここで基Cn2nの1個のCH2基は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、
    −CO−、−CO−O−、−S−、−SO−または−SO2−、または−NR(11
    )−によって置き換えられていることができ; R(11)は、水素、メチルまたはエチルであるか; または R(10)は、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(これらは、未
    置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルフ
    ァモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択
    される1または2個の置換基によって置換されている)であるか; または R(9)はR(1)と一緒になって、1つの結合であり; R(23)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、OH、O−ア
    ルキル(1、2または3個のC原子を有する)、COOH、COO−アルキル(
    1、2または3個のC原子を有する)または−CO−R(24)であり; R(24)は、水素、メチルまたはエチルであり; R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
    2、3、4,5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
    未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スル
    ファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1または2個の置
    換基によって置換されている)であるか; または R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
    10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(12)−Ca2a[NR(13)]m−であり; R(12)は、水素または、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシク
    ロアルキル、CF3、C25またはC37であり; aは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; mは、ゼロまたは1であり; R(13)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルであるか; または R(12)およびR(13)は一緒になって、4、5、6、7または8個のC原子を有
    するアルキレン基[ここでアルキレン基の1個のCH2基は、−O−、−S−、
    −SO−または−SO2−、−CO−または−NR(11)−によって置き換えられ
    ていることができ; R(11)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(4)は、R(14)−Cr2rであり; rは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14
    、15、16、17、18、19または20であり; R(14)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
    キル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジノ
    、CF3、C25、C37、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル
    (これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メト
    キシ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成
    る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、
    −CO−、−CO−O−、−CO−NR(11)−、−S−、−SO−または−SO 2 −、または−NR(11)−によって置き換えられていることができるか; または R(3)およびR(4)は一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子
    を有するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−S
    −、−SO−または−SO2−、−CO−または−NR(11)−によって置き換え
    られていることができる]であり; R(5)およびR(6)は一緒になって、−CR(15)=CR(16)−CR(17)=CR
    (18)−、−CR(15)=CR(16)−CR(17)=N−、−CR(15)=CR(16)−N=
    CR(18)−、−CR(15)=N−CR(17)=N−、−CR(15)=N−N=CR(18)
    −、−N=CR(16)−CR(17)=N−または−S−CR(15)=CR(16)−であり
    ; R(15)、R(16)、R(17)およびR(18)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
    r、I、1、2、3または4個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6、7
    または8個のC原子を有するシクロアルキル、CN、CF3、C25、C37
    3、NO2、−CONR(19)R(20)、−COOR(21)、R(22)−Cs2s−Z−
    またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3
    、メチル、メトキシ、スルファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選
    択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; R(19)およびR(20)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
    子を有するアルキルであり; R(21)は、水素、メチル、エチル、フェニルまたは−Cu2u−NR(19)R(20
    )であり; uは、2または3であり; ここでフェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メ
    チル、メトキシ、スルファモイルまたはメチルスルホニルより成る群から選択さ
    れる1または2個の置換基によって置換されており; R(22)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
    キル、−COOR(21)、チエニル、イミダゾリル、ピリジル、キノリル、イソキ
    ノリル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジ
    ノ、CF3、C25またはC37またはフェニル(これは、未置換であるかまた
    は、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイルまたはメ
    チルスルホニルより成る群から選択される1または2個の置換基によって置換さ
    れている)であり; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; Zは、−S−、−SO−または−SO2−、−CO−、−SO2−NR(11)−、
    −SO2−O−、−O−、−NR(11)−または−[CO−NR(11)]−であり; R(7)は、水素、ヒドロキシル、1、2、3または4個のC原子を有するアル
    コキシ、1、2、3または4個のC原子を有するアシルオキシ、Cl、Br、F
    、1、2、3または4個のC原子を有するアルキルであり; R(8)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルである} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または 4)EP 860 440(HOE 97/F033) 式I 【化4】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
    2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
    未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スル
    ファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1または2個の置
    換基によって置換されている)であるか; または R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
    10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(A)は、ヒドロキシル、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するア
    ルカノイルオキシまたは、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルスルホニルオキシであり; R(B)は、水素であるか; または R(A)およびR(B)は一緒になって、1つの結合であり; R(3)は、R(9)−Cn2n[NR(11)]m−であり; R(9)は、水素または、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシク
    ロアルキルであり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; mは、ゼロまたは1であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルであるか; または R(11)およびR(9)は一緒になって、1、2、3、4、5、6、7または8個
    のC原子を有するアルキレン基であり; ここで基Cn2nの1個のCH2基は、−O−、−S−、−SO−または−SO 2 −、または−NR(10)によって置き換えられていることができ; R(10)は、水素、メチルまたはエチルであり; R(4)は、R(12)−Cr2rであり; R(12)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
    キル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジノ
    、CF3、C25、C37、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(
    ここでピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニルは、未置換であるかま
    たは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイル、メチ
    ルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または
    2個の置換基によって置換されている)であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
    、14、15、16、17、18、19または20であり; ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、>CH=CH<、−C≡C−、
    −CO−、−CO−O−、−S−、−SO−または−SO2−、または−NR(10
    )−によって置き換えられていることができ; R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
    r、I、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキル、3、4、5
    、6、7または8個のC原子を有するシクロアルキル、−CN、−CF3、−C25、−C37、−N3、−NO2、−CONR(13)R(14)、−COOR(15)、R(
    16)−Cs2s−Y−またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl
    、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイルおよびメチルスルホニ
    ルより成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)で
    あり; R(13)およびR(14)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
    子を有するアルキルであり; R(15)は、水素、メチル、エチル、フェニルまたは−Cu2u−NR(13)R(14
    )であり; uは、2または3であり; R(16)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
    キル、−COOR(15)、チエニル、イミダゾリル、ピリジル、キノリル、イソキ
    ノリル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジ
    ノ、CF3、C25、C37またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、
    F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイルおよびメチル
    スルホニルより成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されて
    いる)であり; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; Yは、−S−、−SO−、−SO2−、−CO−、−SO2−NR(10)−、−O
    −、−NR(10)−または−CO−NR(10)であるが; 但し、置換基R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)のうちの2個は、水素では
    ない} のクロマン誘導体およびその生理学的に受容できる塩; または 5)EP 861 836(HOE 97/F038) すべてのその立体異性形態の式I 【化5】 {式中: X1は、−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−CR(1)R(2)−、−N
    R(6)−、−CO−または−CR(1)R(7)−であり; R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
    2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
    未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、O
    H、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスル
    ホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の
    置換基によって置換されている)であるか; または R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
    10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(6)は、水素または−Cn2n−R(8)[ここで基Cn2nの1個のCH2
    は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−C
    O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR(9)−または−CONR(9)−に
    よって置き換えられていることができ; R(9)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
    であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7または8であり; R(8)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
    C原子を有するシクロアルキル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、1−ピペリ
    ジル、1−ピロリジニル、4−モルホリニル、4−メチルピペラジン−1−イル
    、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(ここでピリジル、チエニ
    ル、イミダゾリルおよびフェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、
    I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチル
    アミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより
    成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; X2は、−CR(1)R(2)−または−CR(2)R(10)−であるか; または X2は、もしX3およびX1が−CR(1)R(2)−であるならば、また−O−
    、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(6)−であり; ここで基R(1)、R(2)およびR(6)は、X1で定義したとおりであるが、X
    における基の意味から独立しており; R(10)はR(7)と一緒になって、1つの結合であり; X3は、−CR(1)R(2)−であるか; または X3は、もしX2およびX4が−CR(1)R(2)−であるならば、また−O−
    、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(6)−であり; ここで基R(1)、R(2)およびR(6)は、X1で定義したとおりであるが、X
    1における基の意味から独立しており; X4は、−CR(1)R(2)−、−NR(6)−、−NR(11)−、−CH(OR(30
    ))−または−CR(2)R(11)−であり; ここで基R(1)、R(2)およびR(6)は、X1で定義したとおりであるが、X
    1における基の意味から独立しており; R(30)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキルまたは、1、2
    、3または4個のC原子を有するアシルであり; R(11)はR(5)と一緒になって、1つの結合であり; Y1、Y2、Y3およびY4は相互に独立して、−CR(12)−またはN(ここ
    で基Y1、Y2、Y3およびY4の多くて2個は、同時にNであることができる
    )であり; 基R(12)は相互に独立して、水素、F、Cl、Br、I、1、2、3、4また
    は5個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有
    するシクロアルキル、CN、CF3、C25、C37、N3、NO2、−Z−Cm 2m −R(13)またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、
    I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチル
    アミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより
    成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; Zは−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−、−SO−、−
    SO2−、−SO2NR(14)−、−NR(14)−または−CONR(14)−であり; R(14)は水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; mは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; R(13)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
    C原子を有するシクロアルキル、−NR(15)R(16)、−CONR(15)R(16)、−
    OR(30a)、フェニル、チエニルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8また
    は9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでフェニル、チエニルおよびN−
    含有複素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、C
    N、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイ
    ル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される
    1または2個の置換基によって置換されている)であり; R(15)およびR(16)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
    子を有するアルキルであるか; または R(15)およびR(16)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
    の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
    ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(30a)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキルまたは、1、
    2、3または4個のC原子を有するアシルであるか; または Y1およびY2は一緒になって、S原子であって、Y3およびY4は、各々−
    CR(12)−であり; 基R(12)は相互に独立して、Y1、Y2、Y3、Y4で定義したとおりであり
    ; R(3)は、R(17)−Cx2x−NR(18)−またはR(17)−Cx2x−[ここで基
    x2x中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2
    −または−NR(19)−によって置き換えられていることができ; R(19)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(17)は、水素、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシ
    クロアルキル、CF3、C25またはC37であり; xは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(18)は、水素または、1、2、3、4、5、6、7または8個のC原子を有
    するアルキルであるか; または R(18)およびR(17)は、もしxが3以上であるならば、一緒になって1つの結
    合であるか; または R(3)は、フェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、
    CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミ
    ノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る
    群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であるか; または R(3)およびR(4)は一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子
    を有するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−C
    O−、−S−、−SO−またはSO2によって置き換えられていることができる
    ]であり; R(4)は、−Cr2r−R(20)[ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−
    、−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S
    −、−SO−、−SO2−、−NR(21)−または−CONR(21)−によって置き
    換えられていることができ; R(21)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
    であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
    、14、15、16、17、18、19または20であり; R(20)は、水素、メチル、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7また
    は8個のC原子を有するシクロアルキル、−NR(22)R(23)、フェニル、チエニ
    ルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−含
    有複素環(ここでフェニル、チエニルおよびN−含有複素環は、未置換であるか
    または、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エ
    チル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメ
    チルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって
    置換されている)であり; R(22)およびR(23)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
    子を有するアルキルであるか; または R(22)およびR(23)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
    の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
    ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(5)は、水素であるかまたは、R(11)と一緒になって1つの結合である} の化合物およびいずれかの比率のその混合物、およびその生理学的に受容できる
    塩; または 6)HMR 97/L206−EP 895 994 式I 【化6】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
    2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
    未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スル
    ファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1または2個の置
    換基によって置換されている)であるか; または R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
    10個のC原子を有するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は
    、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(10)−によっ
    て置き換えられていることができ; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
    であり; R(3)は、R(12)−Ca2a[NR(13)]m−であり; R(12)は、水素または、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシク
    ロアルキル、CF3、C25またはC37であり; aは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; mは、ゼロまたは1であり; R(13)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルであるか; または R(12)およびR(13)は一緒になって、4、5、6、7または8個のC原子を有
    するアルキレン基[ここでアルキレン基の1個のCH2基は、−O−、−S−、
    −SO−または−SO2−、−CO−または−NR(10)−によって置き換えられ
    ていることができ; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
    であり; R(4)は、R(14)−Cr2rであり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
    、14、15、16、17、18、19または20であり; R(14)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
    キル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジノ
    、CF3、C25、C37、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル
    (これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メト
    キシ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成
    る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、
    −CO−、−CO−O−、−CO−NR(11)−、−S−、−SO−または−SO 2 −、または−NR(11)−によって置き換えられていることができ; R(11)は、水素または−(Ca2a)−R(10)[ここで基Ca2aの1個のCH2
    基は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−
    CO−、−S−、−SO−、−SO2−、NR(10)−または−CONR(10)−に
    よって置き換えられていることができ; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
    であるか; または R(3)およびR(4)は一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子
    を有するアルキレン鎖であり; ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−S−、−SO−または−
    SO2−、−CO−または−NR(11)−によって置き換えられていることができ
    ; R(11)は、水素または−(Ca2a)−R(10)[ここで基Ca2aの1個のCH2
    基は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−
    CO−、−S−、−SO−、−SO2−、NR(10)−または−CONR(10)−に
    よって置き換えられていることができ; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
    であり; R(5)およびR(6)は、 −CR(15)=CR(16)−CR(17)=N−、 −CR(15)=CR(16)−N=CR(17)−、 −CR(15)=N−CR(17)=N−、 −CR(15)=N−N=CR(17)−、 −N=CR(16)−CR(17)=N−または −S−CR(15)=CR(16)−であり; R(15)、R(16)およびR(17)は相互に独立して、水素、F、Cl、Br、I、
    1、2、3または4個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6、7または8
    個のC原子を有するシクロアルキル、CN、CF3、C25、C37、N3、NO 2 、−CONR(19)R(21)、−COOR(21)、R(22)−Cs2s−Z−またはフェ
    ニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、
    メトキシ、スルファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1
    または2個の置換基によって置換されている)であり; R(19)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(21)は、水素、メチル、エチル、フェニルまたは−Cu2u−NR(19)R(20
    )であり; ここでフェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メ
    チル、メトキシ、スルファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択さ
    れる1または2個の置換基によって置換されており; R(20)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; uは、2または3であり; R(22)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
    キル、−COOR(21)、CONR(19)R(21)、チエニル、イミダゾリル、ピリジ
    ル、キノリル、イソキノリル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ
    、N−メチルピペラジノ、CF3、C25、C37またはフェニル(これは、未
    置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルフ
    ァモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1または2個の置換
    基によって置換されている)であり; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; Zは、−S−、−SO−または−SO2−、−CO−、−S−、−SO−また
    は−SO2−NR(11)−、−SO2−O−、−O−、−NR(11)−または−[CO
    −NR(11)]−であり; R(7)は、水素、ヒドロキシル、1、2、3または4個のC原子を有するアル
    コキシ、1、2、3または4個のC原子を有するアシルオキシ、Cl、Br、F
    、1、2、3または4個のC原子を有するアルキルであり; R(8)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルである} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または 7)HMR 97/L223 EP−A 905 131 式I 【化7】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
    2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
    未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、O
    H、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスル
    ホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の
    置換基によって置換されている)であるか; または R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
    10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(10)−Cn2n−NR(11)−またはR(10)−Cn2n−[ここで基
    n2n中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2
    −または−NR(12a)−によって置き換えられていることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(10)は、水素、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシ
    クロアルキル、CF3、C25またはC37であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルであるか; または R(10)およびR(11)は、もしnが3以上であるならば、一緒になって1つの結
    合であり; R(4)は、R(13)−Cr2r−Z−Cq2q−であり; qは、0、1、2、3、4、5、6、7または8であり; rは、0、1、2、3、4、5、6、7または8であり; Zは、−CO−NR(14)−、 −OCO−NR(14)−、 −O−Cx2x−O−、 −O−Cx2x−NR(14)−、 −O−Cx2x−CO−O、 −CO−O−Cx2x−O−または −CO−O−Cx2x−NR(14)− (ここで各々の場合に両方向の結合が可能である) であり; xは、2、3または4であり; R(14)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−Cy2y
    OR(12b)、−Cy2y−NR(12b)2であり; R(12b)は、水素、メチルまたはエチルであり; yは、2または3であり; R(13)は、H、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個のC
    原子を有するシクロアルキル、−NR(15)R(16)、−CONR(15)R(16)、−C
    (=NR(17))NR(15)R(16)、−OR(17)、−COOR(17)、フェニルまたは、
    1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−含有複素環(
    ここでフェニルおよびN−含有複素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、B
    r、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメ
    チルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニル、アミノスルホニルおよびメチ
    ルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって置
    換されている)であり; R(15)およびR(16)は相互に独立して、水素、1、2、3または4個のC原子
    を有するアルキルまたは−Cz2z−フェニル(ここでフェニルは、未置換であ
    るかまたは、F、Cl、Br、CF3、NO2、CN、OH、メチル、エチル、メ
    トキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニル、アミノスルホニ
    ルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換
    基によって置換されている)であるか; または R(15)およびR(16)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
    の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
    ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(17)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
    r、I、1、2、3、4または5個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6
    、7または8個のC原子を有するシクロアルキル、−CN、−CF3、−C25
    、−C37、−N3、−NO2、−Y−Cs2s−R(18)またはフェニル(これは
    、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2
    OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルス
    ルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個
    の置換基によって置換されている)であり; Yは、−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−、−SO−、
    −SO2−、−SO2−O−、−SO2NR(10c)、−NR(10c)−または−CO
    NR(10c)−であり; R(10c)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
    ; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; R(18)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
    C原子を有するシクロアルキル、−COOR(21)、1−ピペリジル、1−ピロリ
    ジニル、4−モルホリニル、4−メチルピペラジン−1−イル、ピリジル、チエ
    ニル、イミダゾリル、キノリル、イソキノリルまたはフェニル(ここでピリジル
    、チエニル、イミダゾリル、キノリル、イソキノリルおよびフェニルは、未置換
    であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メ
    チル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニル
    およびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基
    によって置換されている)であり; R(21)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(9)は、水素、OR(10d)またはOCOR(10d)であり; R(10d)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
    ; Bは、水素であるか; または R(9)およびBは一緒になって、1つの結合である} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または 8)HMR 97/L224−EP−A 906 911 式I 【化8】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
    2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
    未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、O
    H、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスル
    ホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の
    置換基によって置換されている)であるか; または R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
    10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(10)−Cn2n−NR(11)−またはR(10)−Cn2n−[ここで基
    n2n中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2
    −または−NR(12a)−によって置き換えられていることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(10)は、水素、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシ
    クロアルキル、CF3、C25またはC37であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルであるか; または R(10)およびR(11)は、もしnが3以上であるならば、一緒になって1つの結
    合であるか; または R(3)はR(4)と一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子を有
    するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−CO−
    、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(12a)−によって置き換えられて
    いることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(4)は、R(13)−Cr2r[ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、
    −CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−
    、−SO−、−SO2−、−NR(14)−または−CONR(14)−によって置き換
    えられていることができ; R(14)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−Cy2y
    OR(12b)、−Cy2y−NR(12b)2であり; R(12b)は、水素、メチルまたはエチルであり; yは、2または3である]であり; R(13)は、H、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個のC
    原子を有するシクロアルキル、−NR(15)R(16)、−CONR(15)R(16)、−O
    R(17)、−COOR(17)、フェニルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8ま
    たは9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでフェニルおよびN−含有複素
    環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH 2 、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチ
    ルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または
    2個の置換基によって置換されている)であり; R(15)およびR(16)は相互に独立して、水素または、1、2、3または4個の
    C原子を有するアルキルであるか; または R(15)およびR(16)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
    の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
    ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(17)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−Cx2x
    R(12c)であり; R(12c)は、水素、メチルまたはエチルであり; xは、2または3であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
    、14、15、16、17、18、19または20であり; 置換基R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)の少なくとも1個は、−Y−Cs
    2s−R(18)、チエニル、フリルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8また
    は9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでチエニル、フリルおよびN−含
    有複素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN
    、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、
    エチルアミノ、ジエチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチ
    ルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって置
    換されている)であり; Yは、−O−、−CO−、−O−CO−、−S−、−SO−、−SO2−、−
    SO2−O−、−SO2NR(12d)−、−NR(12d)−または−CONR(12d)−
    (ここでベンゼン環への結合は、各々の場合に左側の原子によって行われる)で
    あり; R(12d)は、水素、メチルまたはエチルであり; sは、1、2、3、4、5または6であり; R(18)は、NO2、CN、NH2、N(メチル)2、OH、エチル、−COOH、
    −COOメチル、−COOエチル、−CONH2、−CON(メチル)2より成る群
    から選択される1または2個の置換基を有する置換されたフェニルであるか; または R(18)は、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル
    、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよ
    びメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基を有
    する置換された、1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有する
    N−含有複素環であるか; または R(18)は、−OR(19)、−SO2R(19)、−NR(19)R(20)、−CONR(19)
    R(20)であり; R(19)およびR(20)は相互に独立して、Ct2t−R(21)であり; tは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; R(21)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
    C原子を有するシクロアルキル、NR(22)R(23)、−OR(24)、フェニル、チエ
    ニルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−
    含有複素環(ここでフェニル、チエニルおよびN−含有複素環は、未置換である
    かまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、
    エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよび
    メチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によっ
    て置換されている)であり; R(22)およびR(23)は相互に独立して、水素、1、2または3個のC原子を有
    するアルキルであるか; または R(22)およびR(23)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
    の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
    ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(24)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; そして、上記の定義において使用されなかった各々の場合のその他の置換基R
    (5)、R(6)、R(7)およびR(8)は相互に独立して、水素、F、Cl、Br、
    I、1、2、3、4または5個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6、7
    または8個のC原子を有するシクロアルキル、CN、CF3、NO2、OR(12e)
    またはNR(12e)R(12f)であり; R(12e)およびR(12f)は相互に独立して、水素または、1、2、3または4
    個のC原子を有するアルキルであり; R(9)は、水素、OR(12g)またはOCOR(12g)であり; R(12g)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
    ; Bは、水素であるか; または R(9)およびBは一緒になって、1つの結合である} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または 9)HMR 97/L232−EP 913 396 式I 【化9】 {式中: R(5)は、5、6、7および8と表示した位置の1つに結合しておりそして 式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
    2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
    未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、O
    H、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスル
    ホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の
    置換基によって置換されている)であるか; または R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
    10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(10)−Cn2n−NR(11)−またはR(10)−Cn2n−[ここで基
    n2n中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2
    −または−NR(12a)−によって置き換えられていることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(10)は、水素、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシ
    クロアルキル、CF3、C25またはC37であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルであるか; または R(10)およびR(11)は、もしnが3以上であるならば、一緒になって1つの結
    合であるか; または R(3)はR(4)と一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子を有
    するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−CO−
    、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(12a)−によって置き換えられて
    いることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(4)は、R(13)−Cr2r[ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、
    −CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−
    、−SO−、−SO2−または−NR(14)−によって置き換えられていることが
    でき; R(14)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
    であり; R(13)は、CH3、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
    C原子を有するシクロアルキル、NR(15)R(16)、フェニルまたは、1、2、3
    、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでフェ
    ニルおよびN−含有複素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、C
    3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ
    、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群
    から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; R(15)およびR(16)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
    の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(メチル)−または−N(ベ
    ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
    、14、15、16、17、18、19または20であり; R(5)は、−Y−Cs2s−R(18)またはフェニル(これは、未置換であるか
    または、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エ
    チル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメ
    チルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって
    置換されている)であり; Yは、−O−、−S−または−NR(10c)−であり; R(10c)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
    ; sは、1、2、3、4、5、6、7または8であり; R(18)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
    C原子を有するシクロアルキル、−COOR(21)、NR(15a)R(16a)、未置換
    の1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−含有複素環
    、フェニルまたはチエニル(ここでフェニルおよびチエニルは、未置換であるか
    または、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイル、メ
    チルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1また
    は2個の置換基によって置換されている)であり; R(15a)およびR(16a)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[こ
    の鎖の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(メチル)−または−
    N(ベンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(21)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(6)は、OR(10d)またはOCOR(10d)であり; R(10d)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
    ; Bは、水素であるか; または R(6)およびBは一緒になって、1つの結合である} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または 10)HMR 97/L235−EP 915 087 式I 【化10】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、1、2、3、4、5ま
    たは6個のC原子を有するアルキルであるか; または R(2)およびR(9)は一緒になって、1つの結合であるか; またはR(2)は、もしXが−CR(22)R(23)−であるならば、−OR(10a)で
    あり; R(10a)は、水素、アセチルまたは、1、2または3個のC原子を有するアル
    キルであり; R(3)は、R(10b)−Cn2n−NR(11)−またはR(10b)−Cn2n−[ここ
    で基Cn2n中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−S
    2−または−NR(12a)−によって置き換えられていることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(10b)は、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロ
    アルキル、CF3、C25またはC37であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルであるか; または R(10b)およびR(11)は、もしnが2より大きいならば、一緒になって1つの
    結合であるか; または R(3)はR(4)と一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子を有
    するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−CO−
    、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(12a)−によって置き換えられて
    いることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(4)は、R(13)−Cr2r[ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、
    −CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−
    、−SO−、−SO2−、−NR(14)−または−CONR(14)−によって置き換
    えられていることができ; R(14)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−Cy2y
    OR(12b)、−Cy2y−NR(12b)2であり; R(12b)は、水素、メチルまたはエチルであり; yは、2または3である]であり; R(13)は、CH3、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
    C原子を有するシクロアルキル、−NR(15)R(16)、−CONR(15)R(16)、−
    OR(17)、−COOR(17)、フェニルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8
    または9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでフェニルおよびN−含有複
    素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、N
    2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メ
    チルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1また
    は2個の置換基によって置換されている)であり; R(15)およびR(16)は相互に独立して、水素または、1、2、3または4個の
    C原子を有するアルキルであるか; または R(15)およびR(16)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
    の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
    ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(17)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−Cz2z
    R(12c)であり; R(12c)は、水素、メチルまたはエチルであり; zは、2または3であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
    、14、15、16、17、18、19または20であり; R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
    r、I、1、2、3、4または5個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6
    、7または8個のC原子を有するシクロアルキル、−CN、−CF3、−C25
    、−C37、−N3、−NO2、−Y−Cs2s−R(18)、フェニル、チエニル、
    フリルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN
    −含有複素環(ここでフェニル、チエニル、フリルおよびN−含有複素環は、未
    置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH
    、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホ
    ニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置
    換基によって置換されている)であり; Yは、−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−、−SO−、
    −SO2−、−O−SO2−、−SO2NR(10c)−または−CONR(10c)−(こ
    こで骨格への結合は、各々の場合に左側の原子によって行われる)であり; R(10c)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
    ; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; R(18)は、水素、メチル、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7また
    は8個のC原子を有するシクロアルキル、−OR(21)、−COOR(21)、−NR
    (15a)R(16a)、−CONR(15a)R(16a)、フェニルまたは、1、2、3、4
    、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでフェニル
    およびN−含有複素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3
    、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、ス
    ルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から
    選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; R(15a)およびR(16a)は相互に独立して、水素または、1、2、3または4
    個のC原子を有するアルキルであるか; または R(15a)およびR(16a)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[こ
    の鎖の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N
    (ベンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(21)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(9)は、水素であるかまたはR(2)と一緒になって1つの結合であり; Xは、−CR(22)R(23)−、−O−、−NR(24)−、−S−、−SO−、−S
    2−であり; R(22)およびR(23)は相互に独立して、水素、CF3、1、2、3、4、5ま
    たは6個のC原子を有するアルキルであり; R(24)は、水素、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルま
    たはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3
    NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スル
    ファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選
    択される1または2個の置換基によって置換されている)である} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または WO 96 05827、WO 96 40146、WO 96 05839、WO
    95 14671、WO 97 49690、WO 95 14676、WO 95
    14695、WO 95 14471、WO 98 00406、WO 97 486
    86、US 5633251、WO 96 40653 11)式 【化11】 [式中、 Aは、チエニル、ピリジル、フェニル、(未置換であるかまたは置換されてい
    る)であり; Xは、O、S、=N−NH2、=N−OH、H2であり; Yは、O、NCN、H2であり; Zは、直鎖または分枝鎖状アルキル、アルケニル、(未置換であるかまたはフ
    ェニル、シクロアルキルによって置換されている)(ここで1個以上のCH2基は
    、O、S、NHまたは1つの結合によって置き換えられていることができる)で
    あり; R1は、未置換であるかまたは置換されているフェニル、アルキルまたはシク
    ロアルキル、単環または二環式複素環、インダニルであり; R2は、未置換であるかまたは置換されているフェニル、アルキル、シクロア
    ルキル、2−または3−フリル、N−モノ−または−ビス−アルキルであり; R3は、H、未置換であるかまたはN(CH3)2によって置換されているアルキ
    ル、OH、またはフルオロアルキルであり; R4は、H、1または2個の酸素原子によって中断されていることができるア
    ルキルである] の化合物またはその薬理学的に受容できる塩; または WO 95 14694、WO 95 14472 12)式 【化12】 [式中、 Aは、2−または3−員鎖(C原子より成るが、その中の1個以上の構成員は
    また窒素または酸素であることができ、この鎖は、未置換であるかまたはアルキ
    ルによって置換されている)であり; Zは、直鎖または分枝鎖状アルキルまたはアルケニル(これらは、未置換であ
    るかまたはフェニル、シクロアルキルによって置換されており、ここで1個以上
    のCH2基は、O、S、NHまたは1つの結合またはN−アルキルまたはN−フ
    ェニルによって置き換えられていることができる)であり; R1は、未置換であるかまたは置換されているフェニル、アルキルまたはシク
    ロアルキル、単環または二環式複素環であり; R2は、未置換であるかまたは置換されているフェニルであるか; または R2は、アルキル、シクロアルキル、2−または3−フリル、N−モノ−また
    は−ビス−アルキルである] の化合物またはその薬学的に受容できる塩; または 13)WO 95 14473 式 【化13】 (式中、 R1は、未置換であるかまたは置換されているフェニルであるか; または R1は、アルキルまたはシクロアルキル、単環または二環式複素環、インダニ
    ルであり; R2およびR3は相互に独立して、未置換であるかまたはフェニルによって置
    換されているアルキルであるか; または R2およびR3は、シクロアルキルであるか; または R2およびR3は一緒になって、アザ環であり; R4は、未置換であるかまたはフェニルによって置換されているアルキルであ
    るか; または R4は、フェニルまたはフルオロアルキルであり; R5は、Hまたはアルキルである) の化合物またはその薬学的に受容できる塩; または WO 96 40655、WO 96 40656、WO 96 40653、WO
    96 40654 14)式 【化14】 (式中、 Xは、OまたはH2であり; R1は、アルキル、シクロアルキル、フルオロアルキルまたはオキソ置換され
    たアルキルであり; Zは、未置換であるかまたは置換されているアルキルであるか; または Zは、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニルまたは1つの結合であ
    り; R2は、未置換であるかまたは置換されているフェニルであるか; または R2は、未置換であるかまたは置換されているシクロアルキルであり; R3は、アルキル、シクロアルキル、フルオロアルキルまたはオキソ置換され
    たアルキルである) の化合物またはその薬学的に受容できる塩; または WO 93 04061 15)式 【化15】 [式中、 Xは、飽和または不飽和5−、6−または7−員複素環、または炭素環であり
    ; Rは、1つの結合、ヘテロ原子、カルボニル、複素環、炭素環、アルキル、ア
    ルケニル、アルコキシ、アルキルアミノ、アリールアルキル、アリールオキシ、
    アシル、アシルオキシまたはアシルアミノであり; Yは、置換または未置換の飽和または不飽和5−、6−、7−員の複素環また
    は炭素環または1つの結合であり; R1、R2およびR3は相互に独立して、存在しないかまたはCl、F、Br
    、NH2、CF3、OH、SO3H、CH3SO2NH、COOH、アルコキシ、ア
    ルキル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシアルキル、カルボキシアルキル、ア
    ミノアルキル、アシルアミノまたはアシルオキシであり; Lは、アルキルアミノ、アルケニルアミノ、アルキルイミノ、アルケニルイミ
    ノまたはアシルアミノ(ここで窒素は、4−オキソ環状尿素単位の1位の窒素に
    結合している)であり; R4は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルアシルまたはヘテロア
    ルキルであり; Aは、置換または未置換の飽和または不飽和アルキルまたはヘテロアルキルま
    たは置換または未置換の5−、6−または7−員複素環であり; R5は、アルキルである] の化合物またはその薬学的に受容できる塩; または WO 9837068 16)式 【化16】 [式中、 Xは、O、S、NH、NR、C−CN、N−OR、N−NO2であり; Yは、1つの結合、−C=C−またはNHであり; R1は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリ−ル、シクロアルキル、複
    素環または(ヘテロシクロ)アルキルであり; R2は、アリ−ルまたは複素環である] の化合物またはその薬学的に受容できる塩; または WO 9514695 17)式 【化17】 [式中、 R1は、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ア
    リール、(アリール)アルケニル、アルコキシ、O−アルケニル、O−アリール、
    O−アルキル(ヘテロシクロ)、COO−アルキル、アルカノイル、CO−アミノ
    、CO−置換アミノ、アルキル−CO−アミノ、アルキル−置換アミノ、NHC
    O−アルキル、NHCO−アリール、NHCO−アルキル(ヘテロシクロ)、N(
    アルキル)CO−アルキル、N(アルキル)CO−アリール、N(アルキル)CO−
    ヘテロシクロ、N−(アルキル)CO−アルキル(ヘテロシクロ)であり; R2は、水素、アルキル、ハロゲン、アリール、アルコキシ、アミノ、置換ア
    ミノであり; R3は、オキソ、ヒドロキシル、アルコキシ、O−CO−アルキル、O−CO
    −アリール、O−CO−ヘテロシクロ、NOH、NO−アルキル、N−アミノ、
    N−置換アミノ、N−NHCONH−アルキル、N−NHSO2−アルキル、N
    −NHSO2−アリール、アミノ、置換アミノ、NHCO−アルキル、NHCO
    −アリール、NHCO−ヘテロシクロ、スピロヘテロシクロであり; R4は、水素、アルキル、アルキル(CO−アルキル)、アルキル(COO−ア
    ルキル)であるか; または R3およびR4は、これらが結合している原子と一緒になって、3個までのヘ
    テロ原子O、NまたはSを含むことができる5−ないし7−員環であり; R5は、水素、アルキル、アルケニル、アルキル(ヘテロサイクリル)、アルキ
    ル−NHCO(アルキル)、アルキル−NHCO(アリール)、アルキル−NHCO
    (アルキルヘテロサイクリル)であり; nは、0、1または2である] の化合物またはその薬学的に受容できる塩。
  4. 【請求項4】 蠕虫および外部寄生虫によって引き起こされる疾患の治療用
    薬剤を製造するため、および植物病原性節足動物、軟体類および線虫を防除する
    ための作物保護組成物を製造するためのKQT1チャンネルの阻害剤としての同
    時作用を有するIKSチャンネルの阻害剤の、請求項1に記載の使用であって、下
    記の刊行物に記載された化合物を使用することより成る使用: 1)EP 807 629(HOE 96/F119) 式I 【化18】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、Cp2p+1、1、2、3、4、
    5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、未置換である
    かまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイル、
    メチルスルホニルアミノおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1ま
    たは2個の置換基によって置換されている)であり; pは、1、2または3であるか; または R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
    10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(9)−Cn2n[NR(11)]m−であり; R(9)は、水素または、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシク
    ロアルキルであり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; mは、ゼロまたは1であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルであるか; または R(11)はR(9)と一緒になって、1、2、3、4、5、6、7または8個のC
    原子を有するアルキレン基であり; ここで基Cn2nのCH2基は、−O−、−SOqまたは−NR(10)によって置
    き換えられていることができ; qは、ゼロ、1または2であり; R(10)は、水素、メチルまたはエチルであり; R(4)は、R(12)−Cr2rであり; R(12)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
    キル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジノ
    、Cp2p+1、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(これは、未
    置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルフ
    ァモイル、メチルスルホニルまたはメチルスルホニルアミノより成る群から選択
    される1または2個の置換基によって置換されている)であり; rは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14
    、15、16、17、18、19または20であり; ここで基Cr2rのCH2基は、−O−、−HC=CH−、−C≡C−、−CO
    −、−CO−O−、−SOq−または−NR(10)−によって置き換えられている
    ことができ; qは、ゼロ、1または2であり; R(10)は、水素、メチルまたはエチルであり; R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
    r、I、1、2、3または4個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6、7
    または8個のC原子を有するシクロアルキル、−CN、−CF3、−C25、−
    37、−N3、−NO2、−CONR(13)R(14)、−COOR(15)、R(16)−C s2s−Y−またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br
    、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイルおよびメチルスルホニルより
    成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; R(13)およびR(14)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
    子を有するアルキルであり; R(15)は、水素、メチル、エチル、フェニルまたは−Cu2u−NR(13)R(14
    )であり; uは、2または3であり; R(16)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
    キル、−COOR(15)、チエニル、イミダゾリル、ピリジル、キノリル、イソキ
    ノリル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジ
    ノ、Ct2t+1またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、B
    r、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイルまたはメチルスルホニルよ
    り成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり
    ; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; tは、1、2または3であり; Yは、SOq、−CO−、−SO2−NR(10)−、−O−、−NR(10)−または
    −CO−NR(10)であるが; ここでR(6)は、−OCF3または−OC25であることはできない} のクロマン類およびその生理学的に受容できる塩; または 2)EP 847 996(HOE 96/F341) 式I 【化19】 {式中: Xは、−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR(7)−、−CR(8a)
    R(8b)−または−CO−であり; R(7)は、水素または−(Ca2a)−R(9)[ここで基Ca2aのCH2基は、
    −O−、−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−
    、−S−、−SO−、−SO2−、NR(10)−または−CONR(10)−によって
    置き換えられていることができ; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
    であり; aは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7または8であり; R(9)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
    C原子を有するシクロアルキル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、1−ピペリ
    ジル、1−ピロリジニル、4−モルホリニル、4−メチルピペラジン−1−イル
    、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(ここでピリジル、チエニ
    ル、イミダゾリルおよびフェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、
    I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチル
    アミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより
    成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であるか
    ; または R(7)およびR(1)は一緒になって、1つの結合であり; R(8a)は、水素、CF3、C25、C37、1、2、3、4、5または6個
    のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F
    、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メト
    キシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホ
    ニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されて
    いる)であり; R(8b)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−OR(10)
    、−COOR(10)、CO−R(10)であり; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであるか
    ; または 基(8a)またはR(8b)の一方は、もしYがNであるならば、R(1)と一緒に
    なって1つの結合であり; Yは、NまたはCR(11)であり; R(11)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、F、
    Cl、メトキシ、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまた
    はフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、N
    2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルフ
    ァモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択
    される1または2個の置換基によって置換されている)であるか; または R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
    10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(12)−Cn2n−NR(13)−またはR(12)−Cn2n−[ここで基
    n2n中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2
    −または−NR(10a)−によって置き換えられていることができ; R(10a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(12)は、水素、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシ
    クロアルキル、CF3、C25またはC37であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(13)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルであるか; または R(12)およびR(13)は、もしnが3以上であるならば、一緒になって1つの結
    合であるか; または R(3)およびR(4)は一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子
    を有するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−C
    O−、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(10a)−によって置き換えら
    れていることができ; R(10a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(4)は、R(14)−Cr2r[ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、
    −CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−
    、−SO−、−SO2−、−NR(10b)−または−CONR(10b)−によって置
    き換えられていることができ; R(10b)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである
    ]であり; R(14)は、メチル、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個
    のC原子を有するシクロアルキル、−OH、−COOH、−NR(23)R(24)、1
    −ピペリジル、1−ピロリジニル、4−モルホリニル、4−メチルピペラジン−
    1−イル、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(ここでピリジル
    、チエニル、イミダゾリルおよびフェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl
    、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、
    ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルア
    ミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)
    であり; R(23)およびR(24)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
    子を有するアルキルであるか; または R(23)およびR(24)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
    の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
    ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
    、14、15、16、17、18、19または20であり; R(5)およびR(6)は一緒になって、基 −CR(15)=CR(16)−CR(17)=CR(18)−、 −CR(15)=CR(16)−CR(17)=N−、 −CR(15)=CR(16)−N=CR(18)−、 −CR(15)=N−CR(17)=N−、 −CR(15)=N−N=CR(18)−、 −N=CR(16)−CR(17)=N−または −CR(15)=CR(16)− (ここで各々の場合に両方向の結合が可能である)であり; R(15)、R(16)、R(17)およびR(18)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
    r、I、1、2、3、4または5個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6
    、7または8個のC原子を有するシクロアルキル、−CN、−CF3、−C25
    、−C37、−N3、−NO2、−Z−Cs2s−R(22)、チエニルまたはフェニ
    ル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN
    、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル
    、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1
    または2個の置換基によって置換されている)であり; Zは、−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−、−SO−、
    −SO2−、−SO2−O−、−SO2NR(10c)、−NR(10c)−または−CO
    NR(10c)−であり; R(10c)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
    ; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; R(22)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
    C原子を有するシクロアルキル、−NR(19)R(20)、−COOR(21)、1−ピペ
    リジル、1−ピロリジニル、4−モルホリニル、4−メチルピペラジン−1−イ
    ル、ピリジル、チエニル、イミダゾリル、キノリル、イソキノリルまたはフェニ
    ル(ここでピリジル、チエニル、イミダゾリル、キノリル、イソキノリルおよび
    フェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN
    、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル
    、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1
    または2個の置換基によって置換されている)であり; R(19)およびR(20)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
    子を有するアルキルであるか; または R(19)およびR(20)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
    の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
    ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(21)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであるが
    ; ここでYは、XがOであるとき同時にCR(11)であることはできない} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または 3)EP 857 724(HOE 97/F024) 式I 【化20】 {式中: Xは、−S−、−SO−または−SO2−、−NR(9)−、−[CR(9)R(23
    )]−または−CO−であり; R(9)は、水素または−(Cn2n)−R(10)であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7または8であり; R(10)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
    キル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジノ
    、CF3、C25またはC37であり; ここで基Cn2nの1個のCH2基は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、
    −CO−、−CO−O−、−S−、−SO−または−SO2−、または−NR(11
    )−によって置き換えられていることができ; R(11)は、水素、メチルまたはエチルであるか; または R(10)は、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(これらは、未
    置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルフ
    ァモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択
    される1または2個の置換基によって置換されている)であるか; または R(9)はR(1)と一緒になって、1つの結合であり; R(23)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、OH、O−ア
    ルキル(1、2または3個のC原子を有する)、COOH、COO−アルキル(
    1、2または3個のC原子を有する)または−CO−R(24)であり; R(24)は、水素、メチルまたはエチルであり; R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
    2、3、4,5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
    未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スル
    ファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1または2個の置
    換基によって置換されている)であるか; または R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
    10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(12)−Ca2a[NR(13)]m−であり; R(12)は、水素または、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシク
    ロアルキル、CF3、C25またはC37であり; aは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; mは、ゼロまたは1であり; R(13)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルであるか; または R(12)およびR(13)は一緒になって、4、5、6、7または8個のC原子を有
    するアルキレン基[ここでアルキレン基の1個のCH2基は、−O−、−S−、
    −SO−または−SO2−、−CO−または−NR(11)−によって置き換えられ
    ていることができ; R(11)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(4)は、R(14)−Cr2rであり; rは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14
    、15、16、17、18、19または20であり; R(14)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
    キル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジノ
    、CF3、C25、C37、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル
    (これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メト
    キシ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成
    る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、
    −CO−、−CO−O−、−CO−NR(11)−、−S−、−SO−または−SO 2 −、または−NR(11)−によって置き換えられていることができるか; または R(3)およびR(4)は一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子
    を有するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−S
    −、−SO−または−SO2−、−CO−または−NR(11)−によって置き換え
    られていることができる]であり; R(5)およびR(6)は一緒になって、−CR(15)=CR(16)−CR(17)=CR
    (18)−、−CR(15)=CR(16)−CR(17)=N−、−CR(15)=CR(16)−N=
    CR(18)−、−CR(15)=N−CR(17)=N−、−CR(15)=N−N=CR(18)
    −、−N=CR(16)−CR(17)=N−または−S−CR(15)=CR(16)−であり
    ; R(15)、R(16)、R(17)およびR(18)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
    r、I、1、2、3または4個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6、7
    または8個のC原子を有するシクロアルキル、CN、CF3、C25、C37
    3、NO2、−CONR(19)R(20)、−COOR(21)、R(22)−Cs2s−Z−
    またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3
    、メチル、メトキシ、スルファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選
    択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; R(19)およびR(20)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
    子を有するアルキルであり; R(21)は、水素、メチル、エチル、フェニルまたは−Cu2u−NR(19)R(20
    )であり; uは、2または3であり; ここでフェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メ
    チル、メトキシ、スルファモイルまたはメチルスルホニルより成る群から選択さ
    れる1または2個の置換基によって置換されており; R(22)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
    キル、−COOR(21)、チエニル、イミダゾリル、ピリジル、キノリル、イソキ
    ノリル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジ
    ノ、CF3、C25またはC37またはフェニル(これは、未置換であるかまた
    は、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイルまたはメ
    チルスルホニルより成る群から選択される1または2個の置換基によって置換さ
    れている)であり; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; Zは、−S−、−SO−または−SO2−、−CO−、−SO2−NR(11)−、
    −SO2−O−、−O−、−NR(11)−または−[CO−NR(11)]−であり; R(7)は、水素、ヒドロキシル、1、2、3または4個のC原子を有するアル
    コキシ、1、2、3または4個のC原子を有するアシルオキシ、Cl、Br、F
    、1、2、3または4個のC原子を有するアルキルであり; R(8)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルである} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または 4)EP 860 440(HOE 97/F033) 式I 【化21】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
    2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
    未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スル
    ファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1または2個の置
    換基によって置換されている)であるか; または R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
    10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(A)は、ヒドロキシル、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するア
    ルカノイルオキシまたは、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルスルホニルオキシであり; R(B)は、水素であるか; または R(A)およびR(B)は一緒になって、1つの結合であり; R(3)は、R(9)−Cn2n[NR(11)]m−であり; R(9)は、水素または、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシク
    ロアルキルであり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; mは、ゼロまたは1であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルであるか; または R(11)およびR(9)は一緒になって、1、2、3、4、5、6、7または8個
    のC原子を有するアルキレン基であり; ここで基Cn2nの1個のCH2基は、−O−、−S−、−SO−または−SO 2 −、または−NR(10)によって置き換えられていることができ; R(10)は、水素、メチルまたはエチルであり; R(4)は、R(12)−Cr2rであり; R(12)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
    キル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジノ
    、CF3、C25、C37、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(
    ここでピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニルは、未置換であるかま
    たは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイル、メチ
    ルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または
    2個の置換基によって置換されている)であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
    、14、15、16、17、18、19または20であり; ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、>CH=CH<、−C≡C−、
    −CO−、−CO−O−、−S−、−SO−または−SO2−、または−NR(10
    )−によって置き換えられていることができ; R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
    r、I、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキル、3、4、5
    、6、7または8個のC原子を有するシクロアルキル、−CN、−CF3、−C25、−C37、−N3、−NO2、−CONR(13)R(14)、−COOR(15)、R(
    16)−Cs2s−Y−またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl
    、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイルおよびメチルスルホニ
    ルより成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)で
    あり; R(13)およびR(14)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
    子を有するアルキルであり; R(15)は、水素、メチル、エチル、フェニルまたは−Cu2u−NR(13)R(14
    )であり; uは、2または3であり; R(16)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
    キル、−COOR(15)、チエニル、イミダゾリル、ピリジル、キノリル、イソキ
    ノリル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジ
    ノ、CF3、C25、C37またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、
    F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイルおよびメチル
    スルホニルより成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されて
    いる)であり; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; Yは、−S−、−SO−、−SO2−、−CO−、−SO2−NR(10)−、−O
    −、−NR(10)−または−CO−NR(10)であるが; 但し、置換基R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)のうちの2個は、水素では
    ない} のクロマン誘導体およびその生理学的に受容できる塩; または 5)EP 861 836(HOE 97/F038) すべてのその立体異性形態の式I 【化22】 {式中: X1は、−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−CR(1)R(2)−、−N
    R(6)−、−CO−または−CR(1)R(7)−であり; R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
    2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
    未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、O
    H、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスル
    ホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の
    置換基によって置換されている)であるか; または R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
    10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(6)は、水素または−Cn2n−R(8)[ここで基Cn2nの1個のCH2
    は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−C
    O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR(9)−または−CONR(9)−に
    よって置き換えられていることができ; R(9)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
    であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7または8であり; R(8)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
    C原子を有するシクロアルキル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、1−ピペリ
    ジル、1−ピロリジニル、4−モルホリニル、4−メチルピペラジン−1−イル
    、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル(ここでピリジル、チエニ
    ル、イミダゾリルおよびフェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、
    I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチル
    アミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより
    成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; X2は、−CR(1)R(2)−または−CR(2)R(10)−であるか; または X2は、もしX3およびX1が−CR(1)R(2)−であるならば、また−O−
    、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(6)−であり; ここで基R(1)、R(2)およびR(6)は、X1で定義したとおりであるが、X
    1における基の意味から独立しており; R(10)はR(7)と一緒になって、1つの結合であり; X3は、−CR(1)R(2)−であるか; または X3は、もしX2およびX4が−CR(1)R(2)−であるならば、また−O−
    、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(6)−であり; ここで基R(1)、R(2)およびR(6)は、X1で定義したとおりであるが、X
    1における基の意味から独立しており; X4は、−CR(1)R(2)−、−NR(6)−、−NR(11)−、−CH(OR(30
    ))−または−CR(2)R(11)−であり; ここで基R(1)、R(2)およびR(6)は、X1で定義したとおりであるが、X
    1における基の意味から独立しており; R(30)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキルまたは、1、2
    、3または4個のC原子を有するアシルであり; R(11)はR(5)と一緒になって、1つの結合であり; Y1、Y2、Y3およびY4は相互に独立して、−CR(12)−またはN(ここ
    で基Y1、Y2、Y3およびY4の多くて2個は、同時にNであることができる
    )であり; 基R(12)は相互に独立して、水素、F、Cl、Br、I、1、2、3、4また
    は5個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有
    するシクロアルキル、CN、CF3、C25、C37、N3、NO2、−Z−Cm 2m −R(13)またはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、
    I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチル
    アミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより
    成る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; Zは−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−、−SO−、−
    SO2−、−SO2NR(14)−、−NR(14)−または−CONR(14)−であり; R(14)は水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; mは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; R(13)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
    C原子を有するシクロアルキル、−NR(15)R(16)、−CONR(15)R(16)、−
    OR(30a)、フェニル、チエニルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8また
    は9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでフェニル、チエニルおよびN−
    含有複素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、C
    N、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイ
    ル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される
    1または2個の置換基によって置換されている)であり; R(15)およびR(16)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
    子を有するアルキルであるか; または R(15)およびR(16)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
    の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
    ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(30a)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキルまたは、1、
    2、3または4個のC原子を有するアシルであるか; または Y1およびY2は一緒になって、S原子であって、Y3およびY4は、各々−
    CR(12)−であり; 基R(12)は相互に独立して、Y1、Y2、Y3、Y4で定義したとおりであり
    ; R(3)は、R(17)−Cx2x−NR(18)−またはR(17)−Cx2x−[ここで基
    x2x中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2
    −または−NR(19)−によって置き換えられていることができ; R(19)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(17)は、水素、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシ
    クロアルキル、CF3、C25またはC37であり; xは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(18)は、水素または、1、2、3、4、5、6、7または8個のC原子を有
    するアルキルであるか; または R(18)およびR(17)は、もしxが3以上であるならば、一緒になって1つの結
    合であるか; または R(3)は、フェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、
    CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミ
    ノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る
    群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であるか; または R(3)およびR(4)は一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子
    を有するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−C
    O−、−S−、−SO−またはSO2によって置き換えられていることができる
    ]であり; R(4)は、−Cr2r−R(20)[ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−
    、−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S
    −、−SO−、−SO2−、−NR(21)−または−CONR(21)−によって置き
    換えられていることができ; R(21)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
    であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
    、14、15、16、17、18、19または20であり; R(20)は、水素、メチル、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7また
    は8個のC原子を有するシクロアルキル、−NR(22)R(23)、フェニル、チエニ
    ルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−含
    有複素環(ここでフェニル、チエニルおよびN−含有複素環は、未置換であるか
    または、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エ
    チル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメ
    チルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって
    置換されている)であり; R(22)およびR(23)は相互に独立して、水素または、1、2または3個のC原
    子を有するアルキルであるか; または R(22)およびR(23)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
    の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
    ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(5)は、水素であるかまたは、R(11)と一緒になって1つの結合である} の化合物およびいずれかの比率のその混合物、およびその生理学的に受容できる
    塩; または 6)HMR 97/L206−EP 895 994 式I 【化23】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
    2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
    未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スル
    ファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1または2個の置
    換基によって置換されている)であるか; または R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
    10個のC原子を有するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は
    、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(10)−によっ
    て置き換えられていることができ; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
    であり; R(3)は、R(12)−Ca2a[NR(13)]m−であり; R(12)は、水素または、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシク
    ロアルキル、CF3、C25またはC37であり; aは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; mは、ゼロまたは1であり; R(13)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルであるか; または R(12)およびR(13)は一緒になって、4、5、6、7または8個のC原子を有
    するアルキレン基[ここでアルキレン基の1個のCH2基は、−O−、−S−、
    −SO−または−SO2−、−CO−または−NR(10)−によって置き換えられ
    ていることができ; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
    であり; R(4)は、R(14)−Cr2rであり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
    、14、15、16、17、18、19または20であり; R(14)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
    キル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジノ
    、CF3、C25、C37、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニル
    (これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メト
    キシ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成
    る群から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、
    −CO−、−CO−O−、−CO−NR(11)−、−S−、−SO−または−SO 2 −、または−NR(11)−によって置き換えられていることができ; R(11)は、水素または−(Ca2a)−R(10)[ここで基Ca2aの1個のCH2
    基は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−
    CO−、−S−、−SO−、−SO2−、NR(10)−または−CONR(10)−に
    よって置き換えられていることができ; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
    であるか; または R(3)およびR(4)は一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子
    を有するアルキレン鎖であり; ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−S−、−SO−または−
    SO2−、−CO−または−NR(11)−によって置き換えられていることができ
    ; R(11)は、水素または−(Ca2a)−R(10)[ここで基Ca2aの1個のCH2
    基は、−O−、−CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−
    CO−、−S−、−SO−、−SO2−、NR(10)−または−CONR(10)−に
    よって置き換えられていることができ; R(10)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
    であり; R(5)およびR(6)は、 −CR(15)=CR(16)−CR(17)=N−、 −CR(15)=CR(16)−N=CR(17)−、 −CR(15)=N−CR(17)=N−、 −CR(15)=N−N=CR(17)−、 −N=CR(16)−CR(17)=N−または −S−CR(15)=CR(16)−であり; R(15)、R(16)およびR(17)は相互に独立して、水素、F、Cl、Br、I、
    1、2、3または4個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6、7または8
    個のC原子を有するシクロアルキル、CN、CF3、C25、C37、N3、NO 2 、−CONR(19)R(21)、−COOR(21)、R(22)−Cs2s−Z−またはフェ
    ニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、
    メトキシ、スルファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1
    または2個の置換基によって置換されている)であり; R(19)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(21)は、水素、メチル、エチル、フェニルまたは−Cu2u−NR(19)R(20
    )であり; ここでフェニルは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メ
    チル、メトキシ、スルファモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択さ
    れる1または2個の置換基によって置換されており; R(20)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; uは、2または3であり; R(22)は、水素、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロアル
    キル、−COOR(21)、CONR(19)R(21)、チエニル、イミダゾリル、ピリジ
    ル、キノリル、イソキノリル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ
    、N−メチルピペラジノ、CF3、C25、C37またはフェニル(これは、未
    置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルフ
    ァモイルおよびメチルスルホニルより成る群から選択される1または2個の置換
    基によって置換されている)であり; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; Zは、−S−、−SO−または−SO2−、−CO−、−S−、−SO−また
    は−SO2−NR(11)−、−SO2−O−、−O−、−NR(11)−または−[CO
    −NR(11)]−であり; R(7)は、水素、ヒドロキシル、1、2、3または4個のC原子を有するアル
    コキシ、1、2、3または4個のC原子を有するアシルオキシ、Cl、Br、F
    、1、2、3または4個のC原子を有するアルキルであり; R(8)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルである} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または 7)HMR 97/L223 EP−A 905 131 式I 【化24】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
    2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
    未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、O
    H、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスル
    ホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の
    置換基によって置換されている)であるか; または R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
    10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(10)−Cn2n−NR(11)−またはR(10)−Cn2n−[ここで基
    n2n中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2
    −または−NR(12a)−によって置き換えられていることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(10)は、水素、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシ
    クロアルキル、CF3、C25またはC37であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルであるか; または R(10)およびR(11)は、もしnが3以上であるならば、一緒になって1つの結
    合であり; R(4)は、R(13)−Cr2r−Z−Cq2q−であり; qは、0、1、2、3、4、5、6、7または8であり; rは、0、1、2、3、4、5、6、7または8であり; Zは、−CO−NR(14)−、 −OCO−NR(14)−、 −O−Cx2x−O−、 −O−Cx2x−NR(14)−、 −O−Cx2x−CO−O、 −CO−O−Cx2x−O−または −CO−O−Cx2x−NR(14)− (ここで各々の場合に両方向の結合が可能である) であり; xは、2、3または4であり; R(14)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−Cy2y
    OR(12b)、−Cy2y−NR(12b)2であり; R(12b)は、水素、メチルまたはエチルであり; yは、2または3であり; R(13)は、H、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個のC
    原子を有するシクロアルキル、−NR(15)R(16)、−CONR(15)R(16)、−C
    (=NR(17))NR(15)R(16)、−OR(17)、−COOR(17)、フェニルまたは、
    1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−含有複素環(
    ここでフェニルおよびN−含有複素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、B
    r、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメ
    チルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニル、アミノスルホニルおよびメチ
    ルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって置
    換されている)であり; R(15)およびR(16)は相互に独立して、水素、1、2、3または4個のC原子
    を有するアルキルまたは−Cz2z−フェニル(ここでフェニルは、未置換であ
    るかまたは、F、Cl、Br、CF3、NO2、CN、OH、メチル、エチル、メ
    トキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニル、アミノスルホニ
    ルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換
    基によって置換されている)であるか; または R(15)およびR(16)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
    の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
    ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(17)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
    r、I、1、2、3、4または5個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6
    、7または8個のC原子を有するシクロアルキル、−CN、−CF3、−C25
    、−C37、−N3、−NO2、−Y−Cs2s−R(18)またはフェニル(これは
    、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2
    OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルス
    ルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個
    の置換基によって置換されている)であり; Yは、−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−、−SO−、
    −SO2−、−SO2−O−、−SO2NR(10c)、−NR(10c)−または−CO
    NR(10c)−であり; R(10c)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
    ; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; R(18)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
    C原子を有するシクロアルキル、−COOR(21)、1−ピペリジル、1−ピロリ
    ジニル、4−モルホリニル、4−メチルピペラジン−1−イル、ピリジル、チエ
    ニル、イミダゾリル、キノリル、イソキノリルまたはフェニル(ここでピリジル
    、チエニル、イミダゾリル、キノリル、イソキノリルおよびフェニルは、未置換
    であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メ
    チル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニル
    およびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基
    によって置換されている)であり; R(21)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(9)は、水素、OR(10d)またはOCOR(10d)であり; R(10d)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
    ; Bは、水素であるか; または R(9)およびBは一緒になって、1つの結合である} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または 8)HMR 97/L224−EP−A 906 911 式I 【化25】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
    2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
    未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、O
    H、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスル
    ホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の
    置換基によって置換されている)であるか; または R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
    10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(10)−Cn2n−NR(11)−またはR(10)−Cn2n−[ここで基
    n2n中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2
    −または−NR(12a)−によって置き換えられていることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(10)は、水素、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシ
    クロアルキル、CF3、C25またはC37であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルであるか; または R(10)およびR(11)は、もしnが3以上であるならば、一緒になって1つの結
    合であるか; または R(3)はR(4)と一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子を有
    するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−CO−
    、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(12a)−によって置き換えられて
    いることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(4)は、R(13)−Cr2r[ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、
    −CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−
    、−SO−、−SO2−、−NR(14)−または−CONR(14)−によって置き換
    えられていることができ; R(14)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−Cy2y
    OR(12b)、−Cy2y−NR(12b)2であり; R(12b)は、水素、メチルまたはエチルであり; yは、2または3である]であり; R(13)は、H、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個のC
    原子を有するシクロアルキル、−NR(15)R(16)、−CONR(15)R(16)、−O
    R(17)、−COOR(17)、フェニルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8ま
    たは9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでフェニルおよびN−含有複素
    環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH 2 、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチ
    ルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または
    2個の置換基によって置換されている)であり; R(15)およびR(16)は相互に独立して、水素または、1、2、3または4個の
    C原子を有するアルキルであるか; または R(15)およびR(16)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
    の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
    ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(17)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−Cx2x
    R(12c)であり; R(12c)は、水素、メチルまたはエチルであり; xは、2または3であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
    、14、15、16、17、18、19または20であり; 置換基R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)の少なくとも1個は、−Y−Cs
    2s−R(18)、チエニル、フリルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8また
    は9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでチエニル、フリルおよびN−含
    有複素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN
    、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、
    エチルアミノ、ジエチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチ
    ルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって置
    換されている)であり; Yは、−O−、−CO−、−O−CO−、−S−、−SO−、−SO2−、−
    SO2−O−、−SO2NR(12d)−、−NR(12d)−または−CONR(12d)−
    (ここでベンゼン環への結合は、各々の場合に左側の原子によって行われる)で
    あり; R(12d)は、水素、メチルまたはエチルであり; sは、1、2、3、4、5または6であり; R(18)は、NO2、CN、NH2、N(メチル)2、OH、エチル、−COOH、
    −COOメチル、−COOエチル、−CONH2、−CON(メチル)2より成る群
    から選択される1または2個の置換基を有する置換されたフェニルであるか; または R(18)は、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル
    、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよ
    びメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基を有
    する置換された、1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有する
    N−含有複素環であるか; または R(18)は、−OR(19)、−SO2R(19)、−NR(19)R(20)、−CONR(19)
    R(20)であり; R(19)およびR(20)は相互に独立して、Ct2t−R(21)であり; tは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; R(21)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
    C原子を有するシクロアルキル、NR(22)R(23)、−OR(24)、フェニル、チエ
    ニルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−
    含有複素環(ここでフェニル、チエニルおよびN−含有複素環は、未置換である
    かまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、
    エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよび
    メチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によっ
    て置換されている)であり; R(22)およびR(23)は相互に独立して、水素、1、2または3個のC原子を有
    するアルキルであるか; または R(22)およびR(23)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
    の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
    ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(24)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; そして、上記の定義において使用されなかった各々の場合のその他の置換基R
    (5)、R(6)、R(7)およびR(8)は相互に独立して、水素、F、Cl、Br、
    I、1、2、3、4または5個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6、7
    または8個のC原子を有するシクロアルキル、CN、CF3、NO2、OR(12e)
    またはNR(12e)R(12f)であり; R(12e)およびR(12f)は相互に独立して、水素または、1、2、3または4
    個のC原子を有するアルキルであり; R(9)は、水素、OR(12g)またはOCOR(12g)であり; R(12g)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
    ; Bは、水素であるか; または R(9)およびBは一緒になって、1つの結合である} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または 9)HMR 97/L232−EP 913 396 式I 【化26】 {式中: R(5)は、5、6、7および8と表示した位置の1つに結合しておりそして 式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、C25、C37、1、
    2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルまたはフェニル(これは、
    未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、O
    H、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスル
    ホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の
    置換基によって置換されている)であるか; または R(1)およびR(2)は一緒になって、2、3、4、5、6、7、8、9または
    10個のC原子を有するアルキレン鎖であり; R(3)は、R(10)−Cn2n−NR(11)−またはR(10)−Cn2n−[ここで基
    n2n中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2
    −または−NR(12a)−によって置き換えられていることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(10)は、水素、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシ
    クロアルキル、CF3、C25またはC37であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルであるか; または R(10)およびR(11)は、もしnが3以上であるならば、一緒になって1つの結
    合であるか; または R(3)はR(4)と一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子を有
    するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−CO−
    、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(12a)−によって置き換えられて
    いることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(4)は、R(13)−Cr2r[ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、
    −CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−
    、−SO−、−SO2−または−NR(14)−によって置き換えられていることが
    でき; R(14)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルである]
    であり; R(13)は、CH3、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
    C原子を有するシクロアルキル、NR(15)R(16)、フェニルまたは、1、2、3
    、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでフェ
    ニルおよびN−含有複素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、C
    3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ
    、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群
    から選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; R(15)およびR(16)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
    の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(メチル)−または−N(ベ
    ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
    、14、15、16、17、18、19または20であり; R(5)は、−Y−Cs2s−R(18)またはフェニル(これは、未置換であるか
    または、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エ
    チル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホニルおよびメ
    チルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置換基によって
    置換されている)であり; Yは、−O−、−S−または−NR(10c)−であり; R(10c)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
    ; sは、1、2、3、4、5、6、7または8であり; R(18)は、水素、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
    C原子を有するシクロアルキル、−COOR(21)、NR(15a)R(16a)、未置換
    の1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−含有複素環
    、フェニルまたはチエニル(ここでフェニルおよびチエニルは、未置換であるか
    または、F、Cl、Br、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイル、メ
    チルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1また
    は2個の置換基によって置換されている)であり; R(15a)およびR(16a)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[こ
    の鎖の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(メチル)−または−
    N(ベンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(21)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(6)は、OR(10d)またはOCOR(10d)であり; R(10d)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
    ; Bは、水素であるか; または R(6)およびBは一緒になって、1つの結合である} の化合物およびその生理学的に受容できる塩; または 10)HMR 97/L235−EP 915 087 式I 【化27】 {式中: R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3、1、2、3、4、5ま
    たは6個のC原子を有するアルキルであるか; または R(2)およびR(9)は一緒になって、1つの結合であるか; またはR(2)は、もしXが−CR(22)R(23)−であるならば、−OR(10a)で
    あり; R(10a)は、水素、アセチルまたは、1、2または3個のC原子を有するアル
    キルであり; R(3)は、R(10b)−Cn2n−NR(11)−またはR(10b)−Cn2n−[ここ
    で基Cn2n中の1個のCH2基は、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−S
    2−または−NR(12a)−によって置き換えられていることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(10b)は、メチル、3、4、5、6、7または8個のC原子を有するシクロ
    アルキル、CF3、C25またはC37であり; nは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; R(11)は、水素または、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアル
    キルであるか; または R(10b)およびR(11)は、もしnが2より大きいならば、一緒になって1つの
    結合であるか; または R(3)はR(4)と一緒になって、3、4、5、6、7または8個のC原子を有
    するアルキレン鎖[ここでアルキレン鎖の1個のCH2基は、−O−、−CO−
    、−S−、−SO−、−SO2−または−NR(12a)−によって置き換えられて
    いることができ; R(12a)は、水素、メチルまたはエチルである]であり; R(4)は、R(13)−Cr2r[ここで基Cr2rの1個のCH2基は、−O−、
    −CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−
    、−SO−、−SO2−、−NR(14)−または−CONR(14)−によって置き換
    えられていることができ; R(14)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−Cy2y
    OR(12b)、−Cy2y−NR(12b)2であり; R(12b)は、水素、メチルまたはエチルであり; yは、2または3である]であり; R(13)は、CH3、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7または8個の
    C原子を有するシクロアルキル、−NR(15)R(16)、−CONR(15)R(16)、−
    OR(17)、−COOR(17)、フェニルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8
    または9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでフェニルおよびN−含有複
    素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、N
    2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メ
    チルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1また
    は2個の置換基によって置換されている)であり; R(15)およびR(16)は相互に独立して、水素または、1、2、3または4個の
    C原子を有するアルキルであるか; または R(15)およびR(16)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[この鎖
    の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N(ベ
    ンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(17)は、水素、1、2または3個のC原子を有するアルキル、−Cz2z
    R(12c)であり; R(12c)は、水素、メチルまたはエチルであり; zは、2または3であり; rは、ゼロ、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
    、14、15、16、17、18、19または20であり; R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)は相互に独立して、水素、F、Cl、B
    r、I、1、2、3、4または5個のC原子を有するアルキル、3、4、5、6
    、7または8個のC原子を有するシクロアルキル、−CN、−CF3、−C25
    、−C37、−N3、−NO2、−Y−Cs2s−R(18)、フェニル、チエニル、
    フリルまたは、1、2、3、4、5、6、7、8または9個のC原子を有するN
    −含有複素環(ここでフェニル、チエニル、フリルおよびN−含有複素環は、未
    置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、NH2、OH
    、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スルファモイル、メチルスルホ
    ニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選択される1または2個の置
    換基によって置換されている)であり; Yは、−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−S−、−SO−、
    −SO2−、−O−SO2−、−SO2NR(10c)−または−CONR(10c)−(こ
    こで骨格への結合は、各々の場合に左側の原子によって行われる)であり; R(10c)は、水素または、1、2または3個のC原子を有するアルキルであり
    ; sは、ゼロ、1、2、3、4、5または6であり; R(18)は、水素、メチル、CF3、C25、C37、3、4、5、6、7また
    は8個のC原子を有するシクロアルキル、−OR(21)、−COOR(21)、−NR
    (15a)R(16a)、−CONR(15a)R(16a)、フェニルまたは、1、2、3、4
    、5、6、7、8または9個のC原子を有するN−含有複素環(ここでフェニル
    およびN−含有複素環は、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3
    、NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、ス
    ルファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から
    選択される1または2個の置換基によって置換されている)であり; R(15a)およびR(16a)は相互に独立して、水素または、1、2、3または4
    個のC原子を有するアルキルであるか; または R(15a)およびR(16a)は一緒になって、4または5個のメチレン基の鎖[こ
    の鎖の1個のCH2基は、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3)−または−N
    (ベンジル)−によって置き換えられていることができる]であり; R(21)は、水素または1、2または3個のC原子を有するアルキルであり; R(9)は、水素であるかまたはR(2)と一緒になって1つの結合であり; Xは、−CR(22)R(23)−、−O−、−NR(24)−、−S−、−SO−、−S
    2−であり; R(22)およびR(23)は相互に独立して、水素、CF3、1、2、3、4、5ま
    たは6個のC原子を有するアルキルであり; R(24)は、水素、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキルま
    たはフェニル(これは、未置換であるかまたは、F、Cl、Br、I、CF3
    NO2、CN、NH2、OH、メチル、エチル、メトキシ、ジメチルアミノ、スル
    ファモイル、メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノより成る群から選
    択される1または2個の置換基によって置換されている)である} の化合物およびその生理学的に受容できる塩。
  5. 【請求項5】 蠕虫によって引き起こされる疾患の治療用薬剤を製造するた
    め、および植物病原性節足動物、軟体類および線虫を防除するための作物保護組
    成物を製造するためのKQT1チャンネルの阻害剤としての同時作用を有するI KS チャンネルの阻害剤の請求項4に記載の使用。
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