JP2002530579A - 可変行程容積機関用機械的伝達装置 - Google Patents

可変行程容積機関用機械的伝達装置

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JP2002530579A JP2000584170A JP2000584170A JP2002530579A JP 2002530579 A JP2002530579 A JP 2002530579A JP 2000584170 A JP2000584170 A JP 2000584170A JP 2000584170 A JP2000584170 A JP 2000584170A JP 2002530579 A JP2002530579 A JP 2002530579A
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    • F16C29/04—Ball or roller bearings

Abstract

(57)【要約】 本発明は可変行程容積機関用の機械的伝達装置に関し、該伝達装置は制御ラック（３）に下部が連結されたピストン（２）を有し、該制御ラック（３）は玉軸受案内装置（４）及び連結ロッド（６）と一体の歯車（５）と協働してピストンと連結ロッドとの間で運動を伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 本発明は、可変行程容積機関のピストンを摩擦なしで案内するための機械的伝
達装置に関する。
【０００２】 本発明による機械的伝達装置は、本出願人によるフランス特許出願第９７ ０
５９４３号に記載のピストンエンジンの作動容積排気量及び／或いは作動容積率
を作動中に変化させ得る装置の改良よりなる。
【０００３】 本発明の機械的伝達装置の利点は、可変行程容積機関の各部の機械加工がより
容易になる点である。
【０００４】 最後に、この機械的伝達装置はピストンとエンジンブロックとの間の摩擦を制
限するための独特の解決法を提供する。
【０００５】 本発明による可変行程容積機関用の機械的伝達装置はピストンを有する。該ピ
ストンの下部はラックに固定されており、前記ラックは一方では転がり軸受案内
装置と協働し、他方では連結ロッドに固定された歯車と協働し、ピストンと連結
ロッドとの間で運動を伝達する。
【０００６】 本発明による機械的伝達装置は一方の面が支持脚部に固定された厚い円板より
なるピストンを有する。
【０００７】 本発明による機械的伝達装置は、取付けブロックと、フレア形状を有するフィ
ン付き構造体を有する支持脚部を備え、そのフィン付き構造体の最も広い部分は
上記円板の面に面し、フィンはその円周上に均等に設けられてピストンを冷却す
る。
【０００８】 本発明による機械的伝達装置は取付けブロックを有し、該ブロックはその中間
部で高さ方向に渡り支持脚部の延長線上に位置する垂直スロットが設けられる。
【０００９】 本発明による機械的伝達装置は取付けブロックを有し、そのスロットの各側部
で、一方では垂直面に軸受面を有し、他方では円板を含む平面に平行な水平面に
スラスト面を有する。
【００１０】 本発明による機械的伝達装置は断面Ｔ字状のリンクロッドによりピストンに連
結されたラックを有し、該ロッドは取付けブロックに固定される。
【００１１】 本発明による機械的伝達装置は第１ウェブを有するリンクロッドを備え、該ウ
ェブに形成された穴が別の孔と協働してねじを前記取付けブロックを貫通させ、
締め付けナットと協働するまで前記第１ウェブは取付けブロックの垂直スロット
に入り込んでいる。
【００１２】 本発明による機械的伝達装置は第１ウェブに直交する第２ウェブを有するリン
クロッドを有し、該リンクロッドは取付けブロックの面を押圧する。
【００１３】 本発明による機械的伝達装置は前記リンクロッドの第１ウェブの各側部に固定
された半ラックを形成する２つの独立した要素を有する。
【００１４】 本発明による機械的伝達装置は２つの半ラックを有し、各ラックの上部は取付
けブロックのスラスト面と接触する面を有する。
【００１５】 本発明による機械的伝達装置は２つの半ラックを有し、各ラックは転がり軸受
案内装置と協働する小さな寸法の第１ラックと、前記第１ラックとは反対向きで
、ピストンと連結ロッドとの間で運動を伝達する歯車と協働する大きな寸法の第
２ラックとよりなる。
【００１６】 本発明による機械的伝達装置は半ラックをエンジンブロック上で摩擦なしに案
内する少なくとも１つのローラよりなる転がり軸受案内装置を有する。
【００１７】 本発明による機械的伝達装置は半ラックをエンジンブロック上で摩擦なしに案
内する少なくとも１つのローラと、同期するピストンに対して前記ローラを変位
させる歯車装置よりなる転がり軸受案内装置を有する。
【００１８】 本発明による機械的伝達装置は半ラックをエンジンブロック上で摩擦なしに案
内する同期するローラと、同期するピストンに対して前記ローラを変位させる歯
車装置よりなる転がり軸受案内装置を有する。
【００１９】 本発明による機械的伝達装置は半ラックをエンジンブロック上で摩擦なしに案
内する同期するローラと、同期するピストンに対して前記ローラを変位させる歯
車装置と、前記ローラと前記歯車装置との間に設けられて速度を変化させる弾性
継ぎ手よりなる転がり軸受案内装置を有する。
【００２０】 本発明による機械的伝達装置はローラを有し、各ローラはリンクロッドの第２
ウェブの滑走路面と協働すると共に、及びエンジンブロックに固定された滑らか
な板とも協働する中空円筒スリーブよりなる。
【００２１】 本発明による機械的伝達装置は前記スリーブの各端部に固定された歯車ホイー
ルよりなる歯車装置を有する。
【００２２】 本発明による機械的伝達装置は各半ラックの小さな寸法のラックと、長手方向
端部にラックを有する片部とに協働する歯車ホイールを有する。
【００２３】 本発明による機械的伝達装置は歯車ホイールを有し、該歯車ホイールは中央孔
を有し、該中央孔はスプラインを有し、該スプラインは前記ホイールを中空円筒
スリーブの各端部で互いに連結させるシャフトの各端部に機械加工された部分と
協働する。
【００２４】 本発明による機械的伝達装置はシャフトを有し、その外径はシャフトが中空円
筒スリーブの内孔を貫通可能であり、該スリーブと共に、弾性継ぎ手を嵌合し得
る空隙を画成する大きさに設計される。
【００２５】 本発明による機械的伝達装置は弾性継ぎ手を有し、その弾性継ぎ手はスリーブ
と歯車ホイールとの間の速度差が歯車ホイールや歯車装置のラックの早期破壊を
生じさせないように、スリーブと歯車ホイールとの間に設けられたリングよりな
る。
【００２６】 本発明による機械的伝達装置は一方ではＴ字状リンクロッドの第２ウェブの面
に沿って、他方ではエンジンブロックに固定された滑らかな板に沿って転動する
スリーブよりなるローラを有する。
【００２７】 本発明による機械的伝達装置は切頭状形状を有する歯車を有し、その中央孔の
各側部には、半ラックの第２ラック、及びエンジンブロック内に形成された空隙
内或いは案内部材上に取付けられた制御ラックにそれぞれ協働する歯の組が設け
られる。
【００２８】 本発明による機械的伝達装置は連結ロッドを、更に詳細にはその小さな端部を
収容するための凹部を歯の組間に設けた歯車を有し、連結ロッドの孔は前記歯車
の孔と協働する。
【００２９】 本発明による機械的伝達装置は歯車を有し、該歯車は歯の各組の幅の中間部で
湾曲した溝を有し、その溝の曲率半径は連結ロッドを中心に揺動する前記歯車を
中心点とする。
【００３０】 本発明による機械的伝達装置は溝の内部に固定されて歯車の滑走路面を構成す
る湾曲形状のセグメントを有する。
【００３１】 本発明による機械的伝達装置は歯車の歯の組と協働する制御ラックを有し、該
制御ラックはその幅の中間部で垂直で直線状の溝を有し、該溝内には同じ形状の
セグメントが固定される。
【００３２】 本発明による機械的伝達装置は歯車を有し、その歯の組のセグメントはリンク
ロッドの第１ウェブの縁面に沿って延び、前記歯車の歯の反対の組の他方のセグ
メントは制御ラックの直線状のセグメントに沿って延びる。
【００３３】 本発明による機械的伝達装置は一方では同期ローラと第２ウェブの面との間に
、他方では同期ローラと滑らかな板との間に接点を有し、その接点は歯車ホイー
ルのピッチ半径上に存する。
【００３４】 本発明による機械的伝達装置は滑走路面を構成するセグメントを有し、その接
点は歯車のピッチ半径上に位置する。
【００３５】 添付図面を参照した以下の説明は限定を目的とせず、本発明をより良く理解す
るためのものであり、その特徴と利点は以下の通りである。
【００３６】 図１〜４は可変行程容積機関用の機械的伝達装置１を示す。該機械的伝達装置
１は下部がラック３に固定されたピストン２を有する。ラック３は一方では転が
り軸受案内装置４と協働すると共に、他方では前記連結ロッド６に固定された歯
車５と協働し、前記ピストン２と連結ロッド６との間で運動を伝達する。
【００３７】 ピストン２は周囲にファイヤリングを生じさせる厚い円板２０と、それ自身公
知の圧縮及び油制御ピストンリングとよりなる。円板２０はその一方の面でフィ
ン付き構造体２２と取付けブロック２３とよりなる支持脚部２１に固定されてい
る。
【００３８】 フィン付き構造体２２はフレア形状を有し、その最も広い部分は円板２０の面
に向いている。フィン付き構造体２２はピストン２を冷却すべく、その周囲に均
等に配置された特定数のフィン２４を有する。
【００３９】 取付けブロック２３はその中間部で高さ方向に渡り支持脚部２１の延長線上に
位置する垂直スロット２５が設けられる。スロット２５の各側部で、取付けブロ
ック２３は一方では垂直面に軸受面２６を、また他方では円板２０を含む平面に
平行な水平面にスラスト面２７を有する。それらの機能については後述する。
【００４０】 取付けブロック２３はスロット２５と直交する、固定ねじ２９を嵌合するため
の開口孔２８を有する。
【００４１】 ラック３は断面Ｔ字状のリンクロッド３０によりピストン２に連結されており
、リンクロッド３０はねじ２９により取付けブロック２３に固定されている。
【００４２】 リンクロッド３０は第１ウェブ３１を有し、該ウェブに形成された穴３２が別
の孔２８と協働してねじ２９を前記取付けブロック２３を貫通させ、締め付けナ
ットと協働するまで前記第１ウェブ３１は取付けブロック２３の垂直スロット２
５に入り込んでいる。
【００４３】 リンクロッド３０は第１ウェブに直交する第２ウェブを有し、該リンクロッド
は取付けブロックの面２６を押圧する。
【００４４】 ラック３は前記リンクロッド３０の第１ウェブ３１の各側部にねじ３６を締め
付けることによって固定された半ラックとして公知の２つの独立した要素３４及
び３５を有する。
【００４５】 各半ラック３４及び３５はそれらの上部にピストン２の取付けブロック２３の
スラスト面２７と接触する面３７を有する。
【００４６】 各半ラック３４及び３５は小さな寸法の第１ラック３８と、前記第１ラックと
は反対向きの大きな寸法の第２ラック３９を有する。
【００４７】 半ラック３４及び３５をリンクロッド３０上に固定すると、小さな寸法の第１
ラック３８はロッドの第１ウェブ３１の各側部上と、その高さ方向に大きな割合
を占めて位置するように見える。
【００４８】 転がり軸受案内装置４は半ラック３４及び３５をエンジンブロック上で摩擦な
しに案内する同期ローラ４０と、同期するピストン２に対して前記ローラを変位
させる歯車装置４１とを有する。
【００４９】 各ローラ４０はリンクロッド３０の第２ウェブ３３の滑走路面と、エンジンブ
ロックに固定された滑らかな板４３とに協働する中空または中実の円筒スリーブ
４２を有する。
【００５０】 歯車装置４１はスリーブ４２の各端部でローラ４０に固定された歯車ホイール
４４を有する。
【００５１】 歯車ホイール４４は各半ラック３４及び３５の寸法の小さなラック３８、及び
長手方向各端部に歯車装置４１の要素の１つを構成するラック４６が設けられた
Ｕ字状片部４５と協働する。
【００５２】 歯車ホイール４４は中央孔４７を有し、該中央孔４７はスプラインを有し、該
スプラインは前記ホイール４４を中空円筒スリーブ４２の各端部で互いに連結さ
せるシャフト４８の各端部に機械加工された部分と協働する。歯車ホイール４４
とシャフト４８とをスプライン結合することにより、これらのホイールがシャフ
トに対して回転するのを防止する（図５Ａ）。
【００５３】 シャフト４８の外径はシャフト４８が円筒スリーブ４２の内孔を貫通可能であ
り、該スリーブ４２と共に、ゴム或いはその他の類似する柔軟な材料でできたリ
ング４９を嵌合し得る空隙を画成する大きさに設計される（図５Ｂ）。
【００５４】 リング４９はスリーブ４２と歯車ホイール４４との間を弾性的且つ圧縮自在に
連結することを可能にし、これによりスリーブ４２と歯車ホイール４４との間の
速度差が歯車ホイール４４や歯車装置４１のラック３８，４６の早期破壊を生じ
さすことがない。
【００５５】 片部４５の形状がその凹部内に滑らかな板４３を受容し、装置をエンジンブロ
ックに固定でき、滑走路及び同期装置を形成でき、ローラ４０と歯車ホイール４
４が同時に走行する。
【００５６】 ローラ４０は一方ではＴ字状リンクロッド３０の第２ウェブ３３の面に沿って
転動すると共に、他方ではエンジンブロックに固定された滑らかな板４３に沿っ
て転動するスリーブ４２よりなることに注目すべきである。
【００５７】 更に、一方では同期するローラ４０と第２ウェブ３３の面との間、また他方で
はローラ４０と滑らかな板４３との間の接点は歯車ホイール４４のピッチ半径上
に存在する。
【００５８】 図６は本発明による機械的伝達装置１の歯車５を示す。
【００５９】 歯車５は切頭状の形状をなし、その中央の孔５０の各側部に、半ラック３４及
び３５の第２ラック３９、及びエンジンブロック内に形成された空隙内或いは案
内部材上に取付けられた制御ラック７とそれぞれ協働する歯５１及び５２の組を
有する。
【００６０】 エンジンブロックに対する制御ラック７の位置決めは制御装置によりなされる
、これは図示しないが本出願人によるフランス特許出願第９８ ０４６０１号に
記載されている。
【００６１】 歯５１及び５２の組の間の歯車５は連結ロッド６を、更に詳細には、その小さ
な端部６０を収容する凹部５３を有し、連結ロッドの孔６１は前記歯車の孔５０
と協働する。歯車５は、孔５０及び６１を貫通する連結シャフト６２により連結
ロッド６の小さな端部６０に固定される。
【００６２】 歯５１及び５２の各組の中間部には幅方向に渡り、湾曲溝５４及び５５が設け
られ、その曲率半径は連結ロッド６を中心に揺動する歯車５を中心点として成さ
れる。
【００６３】 溝５４及び５５内には前記溝と同じ湾曲形状を有するセグメント５６及び５７
がそれぞれ固定される。セグメント５６及び５７はこれらが歯車５の溝５４及び
５５内で如何なる運動も防止するように非長方形の断面を有していても良い。
【００６４】 歯車５の歯５２の組と協働する制御ラック７は、その幅方向に渡る中間部に垂
直な直線状の溝７０を有し、該溝７０内には同じ形状のセグメント７１が固定さ
れる。
【００６５】 セグメント５６，５７及び７１は滑走路面を構成し、その接点は歯車５のピッ
チ半径上に位置する。セグメント５６，５７は半ラック３４と３５との間の歯車
５に中心を置き、またセグメント７１は制御ラック７に中心を置く。
【００６６】 可変行程容積機関がリンクロッド３０の第１ウェブ３１の縁面に沿って、より
詳細にはピストン２の取付けブロック２３下にある縁面に沿って作動している間
は、歯車５の歯５１の組のセグメント５６が走行可能である（図３）。
【００６７】 また、可変行程容積機関が制御ラック７の直線状セグメント７１に沿って作動
している間は、歯車５の歯５２の組のセグメント５７が走行可能である（図３）
。
【００６８】 以上の記載は例として示すことのみを目的とし、本発明を制限するものではな
いことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明による機械的伝達装置を構成する全ての部品を示す分解斜視
図である。
【図２】 組立位置における機械的伝達装置の斜視図である。
【図３】 本発明による機械的伝達装置の側面図である。
【図４】 本発明による詳細な位置とラックの斜視図である。
【図５】 本発明による転がり軸受案内装置のローラの詳細図である。
【図６】 可変行程容積機関のピストンと連結ロッドとの間で運動を伝達する
ための歯車の詳細図である。
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１２年１０月１９日（２０００．１０．１９）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００５
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００５】 本発明による可変行程容積機関用の機械的伝達装置は下部をラックに固定され た ピストンを有し、 前記ラックは一方では転がり軸受案内装置と協働し、該転がり軸受案内装置は 前記ラックをエンジンブロック上で摩擦なしに案内する少なくとも１つのローラ と、同期する前記ピストンに対して前記ローラを変位させる歯車装置とよりなり 、 前記ラックは他方では連結ロッドに固定された歯車と協働して前記ピストンと 前記 連結ロッドとの間で運動を伝達する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｆ０２Ｂ 75/32 Ｆ０２Ｂ 75/32 Ｂ Ｆ１６Ｃ 7/06 Ｆ１６Ｃ 7/06 Ｆ１６Ｈ 19/04 Ｆ１６Ｈ 19/04 Ｅ Ｊ (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ， ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，Ｃ Ｒ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ， ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，Ｋ Ｚ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ， ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，Ｓ Ｋ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 下部をラック（３）に固定されたピストン（２）を有し、前記
    ラック（３）は一方では転がり軸受案内装置（４）と協働し、他方では連結ロッ
    ド（６）に固定された歯車（５）と協働し、ピストンと連結ロッドとの間で運動
    を伝達することを特徴とする可変行程容積機関用の機械的伝達装置。
  2. 【請求項２】 前記ピストン（２）は一方の面が支持脚部（２１）に固定され
    た厚い円板（２０）よりなることを特徴とする、請求項１記載の可変行程容積機
    関用の機械的伝達装置。
  3. 【請求項３】 前記支持脚部（２１）は取付けブロック（２３）と、フレア形
    状を有するフィン付き構造体（２２）とを備え、そのフィン付き構造体の最も広
    い部分は上記円板（２０）の面に面し、フィン（２４）はフィン付き構造体（２
    ２）の円周上に均等に設けられてピストン（２）を冷却することを特徴とする、
    請求項２記載の可変行程容積機関用の機械的伝達装置。
  4. 【請求項４】 前記取付けブロック（２３）にはその中間部で高さ方向に渡り
    支持脚部（２１）の延長線上に位置する垂直スロット（２５）が設けられること
    を特徴とする、請求項３記載の可変行程容積機関用の機械的伝達装置。
  5. 【請求項５】 前記取付けブロック（２３）は、スロット（２５）の各側部に
    一方では垂直面に軸受面（２６）を有し、他方では前記円板（２０）を含む平面
    と平行な水平面にスラスト面（２７）を有することを特徴とする、請求項４記載
    の可変行程容積機関用の機械的伝達装置。
  6. 【請求項６】 前記ラック（３）は断面Ｔ字状のリンクロッド（３０）により
    前記ピストン（２）に連結され、該ロッドは取付けブロック（２３）に固定され
    ることを特徴とする、請求項３記載の可変行程容積機関用の機械的伝達装置。
  7. 【請求項７】 前記リンクロッド（３０）は第１ウェブ（３１）を有し、該ウ
    ェブに形成された穴（３２）が別の孔（２８）と協働してねじ（２９）を前記取
    付けブロック（２３）に貫通させ、締め付けナットと協働するまで前記第１ウェ
    ブ（３１）を取付けブロック（２３）の垂直スロット（２５）に入り込ませるこ
    とを特徴とする、請求項６記載の可変行程容積機関用の機械的伝達装置。
  8. 【請求項８】 前記リンクロッド（３０）は第１ウェブ（３１）に直交する第
    ２ウェブ（３３）を有し、該リンクロッド（３０）は取付けブロック（２３）の
    面（２６）を押圧することを特徴とする、請求項６記載の可変行程容積機関用の
    機械的伝達装置。
  9. 【請求項９】 前記ラック（３）は前記リンクロッド（３０）の前記第１ウェ
    ブ（３１）の各側部に固定された半ラックを形成する２つの独立した要素（３４
    ，３５）を有することを特徴とする、請求項６記載の可変行程容積機関用の機械
    的伝達装置。
  10. 【請求項１０】 前記各半ラック（３４，３５）の上部は取付けブロック（２
    ３）の前記スラスト面（２７）と接触する面（３７）を有することを特徴とする
    、請求項９記載の可変行程容積機関用の機械的伝達装置。
  11. 【請求項１１】 前記各半ラック（３４，３５）は転がり軸受案内装置と協働
    する小さな寸法の第１ラック（３８）と、前記第１ラック（３８）とは反対向き
    で、ピストン（２）と連結ロッド（６）との間で運動を伝達する歯車（５）と協
    働する大きな寸法の第２ラック（３９）とよりなることを特徴とする、請求項９
    記載の可変行程容積機関用の機械的伝達装置。
  12. 【請求項１２】 前記転がり軸受案内装置（４）は前記半ラック（３４，３５
    ）をエンジンブロック上で摩擦なしに案内する少なくとも１つのローラ（４０）
    よりなることを特徴とする、請求項１記載の可変行程容積機関用の機械的伝達装
    置。
  13. 【請求項１３】 前記転がり軸受案内装置（４）は前記半ラック（３４，３５
    ）をエンジンブロック上で摩擦なしに案内する少なくとも１つのローラ（４０）
    と、同期するピストン（２）に対して前記ローラを変位させる歯車装置（４１）
    と、を有することを特徴とする、請求項１記載の可変行程容積機関用の機械的伝
    達装置。
  14. 【請求項１４】 前記転がり軸受案内装置（４）は前記半ラック（３４，３５
    ）をエンジンブロック上で摩擦なしに案内する同期するローラ（４０）と、同期
    するピストン（２）に対して前記ローラを変位させる歯車装置（４１）と、を有
    することを特徴とする、請求項１記載の可変行程容積機関用の機械的伝達装置。
  15. 【請求項１５】 前記転がり軸受案内装置（４）は前記半ラック（３４，３５
    ）をエンジンブロック上で摩擦なしに案内する同期するローラ（４０）と、同期
    するピストン（２）に対して前記ローラを変位させる歯車装置（４１）と、前記
    ローラと前記歯車装置との間に設けられて速度を変化させる弾性継ぎ手（４９）
    と、を有することを特徴とする、請求項１記載の可変行程容積機関用の機械的伝
    達装置。
  16. 【請求項１６】 前記各ローラ（４０）は前記リンクロッド（３０）の第２ウ
    ェブ（３３）の滑走路面と協働すると共に、前記エンジンブロックに固定された
    滑らかな板（４３）とも協働する中空円筒スリーブ（４２）よりなることを特徴
    とする、請求項１２記載の可変行程容積機関用の機械的伝達装置。
  17. 【請求項１７】 前記歯車装置（４１）は前記スリーブ（４２）の各端部に固
    定された歯車ホイール（４４）よりなることを特徴とする、請求項１６記載の可
    変行程容積機関用の機械的伝達装置。
  18. 【請求項１８】 前記歯車ホイール（４４）は前記各半ラック（３４，３５）
    の小さな寸法のラック（３８）と、長手方向端部にラック（４６）を有する片部
    （４５）とに協働することを特徴とする、請求項１７記載の可変行程容積機関用
    の機械的伝達装置。
  19. 【請求項１９】 歯車ホイール（４４）は中央孔（４７）を有し、該中央孔（
    ４７）はスプラインを有し、該スプラインは前記ホイールを中空円筒スリーブ（
    ４２）の各端部で互いに連結させるシャフト（４８）の各端部に機械加工された
    部分と協働することを特徴とする、請求項１７記載の可変行程容積機関用の機械
    的伝達装置。
  20. 【請求項２０】 前記シャフト（４８）の外径は該シャフトが中空円筒スリー
    ブ（４２）の内孔を貫通可能であり、該スリーブと共に、弾性継ぎ手（４９）を
    嵌合し得る空隙を画成する大きさに設計されることを特徴とする、請求項１９記
    載の可変行程容積機関用の機械的伝達装置。
  21. 【請求項２１】 前記弾性継ぎ手（４１）はスリーブ（４２）と歯車ホイール
    （４４）との間の速度差が歯車ホイールや歯車装置のラック（３８，４６）の早
    期破壊を生じさせないように、スリーブ（４２）と歯車ホイール（４４）との間
    に設けられたリング（４９）よりなることを特徴とする、請求項１８記載の可変
    行程容積機関用の機械的伝達装置。
  22. 【請求項２２】 前記ローラ（４０）は一方ではＴ字状リンクロッド（３０）
    の第２ウェブ（３３）の面に沿って、他方では前記エンジンブロックに固定され
    た滑らかな板（４３）に沿って転動するスリーブ（４２）よりなることを特徴と
    する、請求項１６記載の可変行程容積機関用の機械的伝達装置。
  23. 【請求項２３】 前記歯車（５）は切頭状形状を有し、その中央孔（５０）の
    各側部には、前記半ラック（３４，３５）の第２ラック（３９）、及びエンジン
    ブロック内に形成された空隙内或いは案内部材上に取付けられた制御ラック（７
    ）にそれぞれ協働する歯（５１，５２）の組が設けられることを特徴とする、請
    求項１記載の可変行程容積機関用の機械的伝達装置。
  24. 【請求項２４】 前記歯（５１，５２）の組の間の前記歯車（５）は前記連結
    ロッド（６）を、更に詳細にはその小さな端部６０を収容するための凹部（５３
    ）を有し、連結ロッドの孔（６１）は前記歯車の孔（５０）と協働することを特
    徴とする、請求項２３記載の可変行程容積機関用の機械的伝達装置。
  25. 【請求項２５】 前記歯車（５）は歯（５１，５２）の各組の幅の中間部で湾
    曲した溝（５４，５５）を有し、その溝の曲率半径は連結ロッド（６）を中心に
    揺動する前記歯車を中心点とすることを特徴とする、請求項２３記載の可変行程
    容積機関用の機械的伝達装置。
  26. 【請求項２６】 湾曲形状のセグメント（５６，５７）が溝（５４，５５）の
    内部に固定されて前記歯車（５）の前記滑走路面を構成することを特徴とする、
    請求項２５記載の可変行程容積機関用の機械的伝達装置。
  27. 【請求項２７】 前記歯車（５）の歯（５２）の組と協働する前記制御ラック
    （７）はその幅の中間部で垂直で直線状の溝（７０）を有し、該溝内には同じ形
    状のセグメント（７１）が固定されることを特徴とする、請求項２３記載の可変
    行程容積機関用の機械的伝達装置。
  28. 【請求項２８】 前記歯車（５）の歯（５１）の組のセグメント（５６）はリ
    ンクロッド（３０）の第１ウェブ（３１）の縁面に沿って延び、前記歯車（５）
    の歯（５２）の反対の組の他方のセグメント（５７）は制御ラック（７）の直線
    状のセグメント（７１）に沿って延びることを特徴とする、請求項２６記載の可
    変行程容積機関用の機械的伝達装置。
  29. 【請求項２９】 一方では同期ローラ（４０）と第２ウェブ（３３）の面との
    間、他方では同期ローラ（４０）と滑らかな板（４３）との間の接点は歯車ホイ
    ール（４４）のピッチ半径上に存在することを特徴とする、請求項２２記載の可
    変行程容積機関用の機械的伝達装置。
  30. 【請求項３０】 前記セグメント（５６，５７，７１）は滑走路面を構成し、
    その接点は歯車（５）のピッチ半径上に位置することを特徴とする、請求項２６
    或いは２７記載の可変行程容積機関用の機械的伝達装置。
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