JP2506000Y2 - 等速ジョイント - Google Patents

等速ジョイント

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JP2506000Y2
JP2506000Y2 JP2969790U JP2969790U JP2506000Y2 JP 2506000 Y2 JP2506000 Y2 JP 2506000Y2 JP 2969790 U JP2969790 U JP 2969790U JP 2969790 U JP2969790 U JP 2969790U JP 2506000 Y2 JP2506000 Y2 JP 2506000Y2
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JP
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constant velocity
velocity joint
outer ring
rollers
roller
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俊雄 真枝
薫 山之井
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば、自動車の駆動力伝達部において、
駆動軸と従動軸とを連結させる等速ジョイントに関す
る。
[従来の技術] 従来より、自動車の駆動力伝達部では、駆動軸の回転
力を従動軸を介して各車軸へと伝達させるため、等速ジ
ョイントが用いられている。
第4図は、この等速ジョイントの一例を示したもので
ある。等速ジョイント2は駆動軸4の先端部に連設され
た三つのローラ6a乃至6cと、前記ローラ6a乃至6cが係合
し、図示しない従動軸に連設される等速ジョイント外輪
8とを備える。ローラ6a乃至6cは等速ジョイント外輪8
の内周部に設けられたトラック溝10a乃至10cに係合して
おり、このトラック溝10a乃至10cの内側面である滑動面
12a乃至12fに沿って転動可能に構成されている。従っ
て、この等速ジョイント2では、駆動軸4の回転力がロ
ーラ6a乃至6cを介して等速ジョイント外輪8に伝達さ
れ、前記等速ジョイント外輪8に連設された従動軸が回
転する。
[考案が解決しようとする課題] ところで、このような等速ジョイント2の場合、ロー
ラ6a乃至6cとトラック溝10a乃至10cとの間にクリアラン
スaおよびbが設けられている。従って、このクリアラ
ンスaおよびbによって駆動軸4が等速ジョイント外輪
8に対してわずかに傾斜することが考えられる。この場
合、ローラ6a乃至6cの外周面およびトラック溝10a乃至1
0cの滑動面12a乃至12fは平面状に形成されているため、
前記ローラ6a乃至6cの外周面の角部が滑動面12a乃至12f
に摺接し、これによって前記滑動面12a乃至12fが損耗し
たりあるいは等速ジョイント外輪8の回転にピッチング
が生ずる虞があった。
そこで、このような不都合を回避するために、ローラ
6a乃至6cの外周面の角部を円弧状とする方法、あるいは
外周面を断面クラウン形状とすることが考えられるが、
このような形状とすることは、製造上の困難を伴うもの
である。
本考案はこのような不都合を解決するためになされた
ものであって、トラック溝の損耗を防止することができ
るとともに、等速ジョイント外輪のピッチングを抑制す
ることのできる等速ジョイントを提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 前記の課題を解決するために、本考案は軸線に対して
平行な平面状外周面を有し、駆動軸端部に連設されるロ
ーラと、 前記ローラの係合するトラック溝を有し、このトラッ
ク溝の中、前記ローラの平面状外周面が接触する滑動面
がローラの軸線側に凸状に形成されてなり、従動軸端部
に連設される等速ジョイント外輪と、 を備えることを特徴とする。
[作用] 上記のように構成される等速ジョイントによれば、等
速ジョイント外輪に対してローラが傾動した場合、前記
ローラの平面状外周面は凸状に形成されたトラック溝の
滑動面に対して滑らかに接触する。従って、この接触に
よって前記滑動面が損耗したり、あるいは等速ジョイン
ト外輪にピッチング等の発生することはない。
[実施例] 第1図および第2図は、本考案に係る等速ジョイント
の一実施例を示す正面断面図および側面断面図である。
参照符号20は、等速ジョイントを示し、この等速ジョ
イント20は駆動軸22の先端部に連結部材24を介して設け
られる三つのローラ26a乃至26cと、従動軸28に連結さ
れ、前記ローラ26a乃至26cが係合する等速ジョイント外
輪30とを備える。
連結部材24は120°の位相差で突出形成されるアーム
部32a乃至32cを有し、各アーム部32a乃至32cにベアリン
グ34a乃至34cを介してローラ26a乃至26cが装着される。
この場合、ローラ26a乃至26cの外周面36a乃至36cは当該
ローラ26a乃至26cの軸線に対して平行となる、所謂フラ
ット面となっている。
等速ジョイント外輪30はローラ26a乃至26cの係合する
三つのトラック溝38a乃至38cを有するとともに、各トラ
ック溝38a乃至38c間には前記ローラ26a乃至26cをトラッ
ク溝38a乃至38c内に保持するためのアンダカット部を有
した凸部40a乃至40cが形成される。ここで、前記トラッ
ク溝38a乃至38cの内周面のうち、ローラ26a乃至26cの摺
接する滑動面42a乃至42fは等速ジョイント外輪30の軸線
方向に対して直線状である一方、ローラ26a乃至26cの外
周面36a乃至36cに対して中央部が突出する、所謂クラウ
ニング形状となっている。
ここで、前記等速ジョイント外輪30のトラック溝38a
乃至38cは、冷間鍛造によるしごき加工で成形される。
この場合、トラック溝38a乃至38cの等速ジョイント外輪
30に対する肉厚は、凸部40a乃至40cの肉厚よりも薄く、
しかも凸部40a乃至40cと滑動面42a乃至42fとの間にアン
ダカット部があるため、しごき加工時において、等速ジ
ョイント外輪30の素材の流れに差が生じる。この結果、
例えば、第4図に示すフラットな滑動面12a乃至12fを形
成する場合に、前記滑動面12a乃至12fに対応したフラッ
トなしごき面を有するしごきパンチを用いると、等速ジ
ョイント外輪8の素材が中心方向に好適に流動すること
がなく、傾斜した面となる不都合があった。
これに対して、本実施例におけるクラウニング形状の
滑動面42a乃至42fを形成する際、しごきパンチのしごき
面形状を前記滑動面42a乃至42fに対応した凹状とする
と、等速ジョイント外輪30の素材の流れが前記しごきパ
ンチにおけるしごき面の凹状部によって規制されるた
め、しごきパンチに対応した所望の形状の滑動面42a乃
至42fを得ることができる。
次に、このようにして得られた等速ジョイント20の動
作について説明する。
駆動軸22が回転すると、その回転力は連結部材24に設
けられたローラ26a乃至26cを介して等速ジョイント外輪
30に伝達され、この等速ジョイント外輪30に連結された
従動軸28が回転する。この場合、駆動軸22あるいは従動
軸28が傾斜すると、ローラ26a乃至26cがトラック溝38a
乃至38cに沿って転動する。従って、駆動軸22の回転速
度は等速ジョイント外輪30に対する傾斜角度によらず、
常に一定の回転速度で従動軸28に伝達される。
ここで、ローラ26a乃至26cと等速ジョイント外輪30の
トラック溝38a乃至38cとの間には、従来と同様、一定の
クリアランスaおよびbが設けられている。この場合、
ローラ26a乃至26cが等速ジョイント外輪30のトラック溝
38a乃至38cに対して第3図に示すように傾斜すると、前
記ローラ26a乃至26cの外周面36a乃至36cはクラウン形状
を呈する滑動面42a乃至42fに沿って滑らかに接触するこ
とになる。従って、ローラ26a乃至26cの接触によって等
速ジョイント外輪30が振動することがなく、この結果、
等速ジョイント20にピッチングの発生する虞はない。ま
た、滑動面42a乃至42fに対してローラ26a乃至26cの接触
時における過大な力が作用することがなく、前記滑動面
42a乃至42fの損耗が好適に防止される。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、トラック溝の
滑動面の形状をクラウン形状とすることにより、ローラ
が傾斜した場合であっても前記ローラの外周面が滑動面
に対して常に滑らかに接触するため、接触時における振
動の発生がなく、等速ジョイントにおけるピッチンクが
好適に抑制される。また、前記滑動面の損耗が防止さ
れ、等速ジョイントの寿命が長くなる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案に係る等速ジョイントの一
実施例を示す正面断面図および側面断面図、 第3図は第1図および第2図に示す等速ジョイントにお
ける作用説明図、 第4図は従来技術に係る等速ジョイントの正面断面図で
ある。 20……等速ジョイント 24……連結部材 30……等速ジョイント外輪 36a〜36c……外周面 38a〜38c……トラック溝 40a〜40c……凸部 42a〜42f……滑動面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸線に対して平行な平面状外周面を有し、
    駆動軸端部に連設されるローラと、 前記ローラの係合するトラック溝を有し、このトラック
    溝の中、前記ローラの平面状外周面が接触する滑動面が
    ローラの軸線側に凸状に形成されてなり、従動軸端部に
    連設される等速ジョイント外輪と、 を備えることを特徴とする等速ジョイント。
JP2969790U 1990-03-23 1990-03-23 等速ジョイント Expired - Lifetime JP2506000Y2 (ja)

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