JP2002528318A - 自動車のヒータ、特に付加ヒータまたはスタンドヒータとしてのウォータヒータ - Google Patents

自動車のヒータ、特に付加ヒータまたはスタンドヒータとしてのウォータヒータ

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JP2002528318A
JP2002528318A JP2000578182A JP2000578182A JP2002528318A JP 2002528318 A JP2002528318 A JP 2002528318A JP 2000578182 A JP2000578182 A JP 2000578182A JP 2000578182 A JP2000578182 A JP 2000578182A JP 2002528318 A JP2002528318 A JP 2002528318A
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cover
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tube piece
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フンブルク ミヒャエル
エプラー ヘルマン
アハッツ パウル
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J Eberspaecher GmbH and Co KG
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Abstract

(57)【要約】 自動車の、液体燃料によって作動されるヒータ、特に付加ヒータまたはスタンドヒータとしてのウォータヒータであって、バーナと熱交換器とがカバー(1)を備えたケーシング内に設けられており、このカバー(1)に、水もしくは空気の供給、および水もしくは空気の戻しのための接続管片が配置されている形式のものにおいて、接続管片の少なくとも1つが、回転固定部を備えた回転可能なL字形管片(2)として形成されることが提案されており、簡単な、個々の、少ない構成スペースしか必要でない導管の案内が、車両タイプに応じて可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、自動車の、液体燃料で作動されるヒータ、特に付加ヒータ(Zuheiz
er)またはスタンドヒータ(Standheizung)としてのウォータヒータであって、
カバーを備えたケーシング内にバーナおよび熱交換器を有しており、このカバー
には、水もしくは空気の供給、および水もしくは空気の戻しのための接続管片が
配置されている。
【0002】 前述した公知の自動車用ウォータヒータは、カバーに固定された軸方向の水接
続部を有しており、この水接続部は、フレキシブルなホースを介して、外部の熱
交換器、または自動車エンジンの冷却水循環部に接続されている。装備の形式に
応じて、ウォータヒータは、付加ヒータまたはスタンドヒータとして用いられる
。付加ヒータは、自動車エンジン運転時に車両内部およびモータへの熱出力の改
善に寄与し、スタンドヒータも、モータとは無関係に熱出力を車両に与える。フ
レキシブルなホースは、車両タイプに応じて個々に設けられる。ホースがより大
きく曲げられる(つまり、小さな曲率半径を有する)ことによって、当然、ヒー
タ装置の耐用寿命およびシール性は損なわれる。仮にホースを大きく曲げること
を断念した場合には、構造スペースが何倍も失われることになる。
【0003】 本発明の課題は、前述の従来技術を改良して、冒頭に述べた形式の自動車用ヒ
ータ、特にヒータの接続領域で導管のより良い案内が可能であるヒータを得るこ
とである。
【0004】 この課題は、請求項1に記載の手段によって解決される。
【0005】 本発明の別の有利な構成は、請求項2から9に記載されている。
【0006】 本発明の主旨は、接続管片の少なくとも1つ、つまり供給管片または戻し管片
を、回転可能なL字形管片として形成することである。もう1つの管片はそれぞ
れ、有利には従来技術に倣って直線的に形成されている。
【0007】 しかし、有利には、供給および戻しのための両方の接続管片をL字形管片とし
て形成することもでき、車両タイプに応じて、場合によってはケーシングカバー
に対して様々な回転位置で配置することもできる。
【0008】 特に、回転可能なL字形管片は、選択された回転位置でケーシングカバーに固
定されるように、係止部を備えた回転固定部を有している。
【0009】 回転可能なL字形管片は、カバー外側の方向に外側リングシール部材を、熱交
換器の方向に内側リングシール部材を有しており、これら両リングシール部材は
、ケーシングに固定可能なケーシングカバーによって固定される。リングシール
部材は、特にO−リングまたは扁平シール部材であり、有利には、軸方向にばね
弾性的に予負荷することができる。
【0010】 回転固定部は、有利には、ケーシングカバーとは反対側にある上方係止部を備
えた少なくとも1つのキー、つまり突出部を、L字形管片の、ケーシングカバー
に対して垂直に固定可能な脚部の周囲に有していて、突出部に形状的に整合され
た軸方向溝を、L字形管片に配属されたカバー開口に有している。この場合、カ
バー開口の下側にはリング係止部が設けられており、このリング係止部は、突出
部の上方係止部に係合可能である。
【0011】 L字形管片が、有利には180°ずつずらされた2つの突出部を有していて、
ケーシングカバーが、有利にはこれら突出部に対応した180°ずつずらされた
2つの軸方向溝を有していてもよい。
【0012】 L字形管片の、ケーシングカバーに対して垂直に固定可能な脚部は、突出部か
ら外方に距離をおいて周フランジを有しており、この周フランジは、外側リング
シール部材の外側の軸方向支持部材として用いられている。
【0013】 外側リングシール部材は、有利には、L字形管片の回転固定位置で、ケーシン
グカバーで軸方向にばね弾性的に予負荷されており、リング係止部で突出部を固
定している。
【0014】 ケーシングカバーに固定されたL字形管片は、ケーシングカバーがケーシング
に取り付けられている場合には、熱交換器に、特にウォータボックス−水接続部
に、軸方向ストッパに向かって、ケーシング内側で軸方向に当接する。これによ
って、カバーが一旦ケーシングに不動に固定されると、ケーシングカバー対して
選択された係止部の位置で配置されたL字形管片が、外側リングシール部材の力
に抗して内方にさらに押圧されず、したがって係止部から外れることを防ぐこと
ができる。
【0015】 特に有利には、幅の異なる2つの突出部およびそれらに対応した異なる幅を有
する軸方向溝が設けられている場合である。これによって、前述のただ1つの回
転位置でしか、L字形管片をカバー開口に軸方向に挿入させ、かつ係止部で側方
に回転させることはできなくなる。軸方向への挿入の際、L字形管片の、通常カ
バー外側に対し平行に延びている自由な脚部が、固定位置すなわちカバーがケー
シングに接続、特に螺合され得る固定位置の直ぐ上方にある場合には、カバーを
ケーシングに確実で遊びのないように固定するための前記固定位置へは、L字形
管片を係止部で側方に回転させた時に常に接近可能であって、カバーがケーシン
グに遊びのないよう固定された後は、L字形管片が回転位置に確実に保持される
ことが必然的に保証される。
【0016】 したがって、本発明によって、車両内でヒータを構成する際の所要スペースを
減じることができる。簡単な取り付けによって、車両タイプに応じて個々に、信
頼性が高くかつ迅速な導管案内を行うことができる。成形ホースは、コストがか
かることなく考案することができる。L字形管片によって成形ホースを大きく曲
げることを回避することができるので、ホースの耐用寿命およびシール性は比較
的大きい。公知のウォータヒータに対して、明確なパッケージング上の利点も得
られる。所望とあらば、様々な径の管片も簡単に得ることができる。
【0017】 本発明の実施例を図面に基づき以下に詳細に説明する。
【0018】 図1は、固定されたL字形管片を備えたカバーの3つの実施例の概略的な斜視
図であり、これらのうちの2つの実施例においては、軸方向管片も設けられてい
る。
【0019】 図2は、ケーシング内側より見た、L字形管片を備えたケーシングカバーの斜
視図であり、この場合、1つのL字形管片はすでに固定されていて、もう1つの
L字形管片は配属されたカバー開口に軸方向に挿入される前の状態で図示されて
いる。
【0020】 図3および図4は、別の実施例における、幅の異なる2つの周突出部を備えた
L字形管片の端面図および側面図である。
【0021】 図5は、図3および図4のL字形管片に形状的に適合しているケーシングカバ
ーの概略的な部分平面図である。
【0022】 図1には、自動車用ウォータヒータのケーシングカバー1の3つの実施例の斜
視図が示されており、この場合、カバーと、車両エンジンの冷却水循環の水供給
および水戻しのための接続管片とだけが図示されていて、液体燃料で作動するヒ
ータの実際の残りの部分は図示されていない。
【0023】 接続管片は、左に図示された実施例では、異なる回転位置にあり、かつ同じ構
造すなわち互いに直角に延びている脚部を備えた構造を有している2つのL字形
管片2であり、他の2つの実施例においては、一方では供給管片が、もう一方で
は戻し管片が、L字形管片2としてのみ形成されており、それ以外の管片は、軸
方向管片12として形成されている。
【0024】 回転可能な各L字形管片2は、L字形管片2を選択された回転位置でケーシン
グカバー1上で固定するために、特に図2に示されているような、係止部を備え
た回転固定部を有している。さらに各L字形管片2には、カバー外側の方向に外
側リングシール部材3が、ケーシング内側方向に内側リングシール部材4が設け
られており、この外側リングシール部材3および内側リングシール部材4は、ケ
ーシングに固定可能なケーシングカバー1によって固定される。
【0025】 外側リングシール部材3および内側リングシール部材4は、O−リングまたは
扁平シール部材であり、これらの部材は軸方向の圧縮を可能にする。
【0026】 回転固定部には、180°ずつずらされた2つのキー、つまり突出部5が、L
字形管片2の、ケーシングカバー1の方を向いていてかつケーシングカバー1に
固定可能な脚部の周囲に設けられている。突出部5は、この場合、カバー外側と
は反対側にある係止部6をそれぞれ1つずつ有している。
【0027】 ケーシングカバー1自体は、ヒータへの水の供給および戻しのための前述のL
字形管片2の脚部を正確に係合させるために、2つのカバー開口8を有している
【0028】 カバー開口8の下側には、リング係止部9および軸方向溝7が設けられており
、この軸方向溝7は突出部5に形状的に適合されており、前述の脚部がカバー開
口8に軸方向に挿入もしくは貫通され得るようになっていて、しかも脚部の周フ
ランジ10の形をした軸方向ストッパに達するようになっており、この場合、外
側リングシール部材3が介在されている。外側リングシール部材3を、L字形管
片2の脚部への軸方向圧力によってさらに少し圧縮すると、脚部もしくはL字形
管片2全体を所望の回転角に調節することができ、脚部への軸方向圧力をゆるめ
ることによって、圧縮された外側リングシール部材3の予負荷力で回転を固定す
ることができる。この場合、各突出部5の上方係止部6は、カバー開口8の下方
リング係止部9に係合している。
【0029】 所望の回転位置でケーシングカバー1に固定されたL字形管片2は、ケーシン
グカバー1がケーシングに取り付けられている場合、内側のウォータボックス−
水接続部の軸方向ストッパに、ケーシング内側で当接している。これによって、
L字形管片2を、選択された回転係止位置から再度外すことができるのは、外側
リングシール部材3が圧縮されることによってではなく、ケーシングからカバー
が取り外された後のみであることが保証される。
【0030】 図3,4,5の実施例では、L字形管片2には、異なる幅、aおよびbを有す
る2つの突出部5が設けられており、ケーシングカバー1には、これらに対応し
た異なる幅を有する2つの軸方向溝7が設けられている。これによって、L字形
管片2は、1つの回転位置でしか、カバー開口8に軸方向に挿入することができ
ない。ヒータのウォータジャケットにカバーを固定するための孔11は、図5の
ようにL字形管片2が軸方向に挿入される場合には、L字形管片2の自由な脚部
によって覆われるように配置されている。ヒータでのカバーの取り付けは、L字
形管片2を(挿入位置から)回転させることによってしか可能でない。これによ
り、L字形管片2の固定は、どんな場合にも保証される。
【0031】 なお、付言すれば、請求項2以下に記載の特徴的な構成は、請求項1に形式的
に従属するものになってはいるが、相応に独立した保護を受けるべきである。ま
た、本発明の明細書中に記載されたすべての特徴は、本発明の保護の範囲内にあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 固定されたL字形管片を備えたカバーの3つの実施例の概略的な斜視図であり
、これらのうちの2つの実施例においては、軸方向管片も設けられている。
【図2】 ケーシング内側より見た、L字形管片を備えたケーシングカバーの斜視図であ
り、この場合、1つのL字形管片はすでに固定されていて、もう1つのL字形管
片は配属されたカバー開口に軸方向に挿入される前の状態で図示されている。
【図3】 別の実施例における、幅の異なる2つの周突出部を備えたL字形管片の端面図
である。
【図4】 図3の実施例における、幅の異なる2つの周突出部を備えたL字形管片の側面
図である。
【図5】 図3および図4のL字形管片に形状的に適合しているケーシングカバーの概略
的な部分平面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年10月17日(2000.10.17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘルマン エプラー ドイツ連邦共和国 バーリンゲン ヴェッ ターガッセ 5/1 (72)発明者 パウル アハッツ ドイツ連邦共和国 エスリンゲン タール シュトラーセ 91 Fターム(参考) 3D044 BA03 BA05 BA12 BA14 BC13 BC30 BD11 3H019 AB07 AB08 3H104 JA04 JB09 JC04 JC09 JD03 KA04 KB03 KB06 LF02 LG03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の、液体燃料によって作動するヒータ、特に付加ヒー
    タまたはスタンドヒータとしてのウォータヒータであって、カバーを備えたケー
    シング内にバーナと熱交換器とが設けられており、前記カバーに、水もしくは空
    気の供給、および水もしくは空気の戻しのための接続管片が配置されている形式
    のものにおいて、 接続管片の少なくとも1つが回転可能なL字形管片(2)として形成されてい
    ることを特徴とする、自動車のヒータ、特に付加ヒータまたはスタンドヒータと
    してのウォータヒータ。
  2. 【請求項2】 回転可能なL字形管片(2)が、選択された回転位置でケー
    シングカバー(1)に固定されるように、係止部を備えた回転固定部を有してい
    る、請求項1記載のヒータ。
  3. 【請求項3】 回転可能なL字形管片(2)が、カバー外側の方向に外側リ
    ングシール部材(3)を、熱交換器の方向に内側リングシール部材(4)を有し
    ており、これら外側リングシール部材(3)および内側リングシール部材(4)
    が、ケーシングに固定可能なケーシングカバー(1)によって固定される、請求
    項1または2記載のヒータ。
  4. 【請求項4】 回転固定部が、上方係止部(6)を備えた少なくとも1つの
    キー、つまり突出部(5)を、L字形管片(2)の、ケーシングカバー(1)に
    対して垂直に固定可能な一方の脚部の周囲に有していて、前記突出部(5)に配
    属されかつ形状的に適合された軸方向溝(7)を、L字形管片(2)に配属され
    たカバー開口(8)に有しており、カバー開口(8)の下側には、突出部(5)
    の上方係止部(6)に係合可能なリング係止部(9)が設けられている、請求項
    2または3記載のヒータ。
  5. 【請求項5】 L字形管片(2)が、有利には180°ずつずらされた2つ
    の突出部(5)を有しており、ケーシングカバー(1)が、前記突出部(5)に
    対応した、有利には180°ずつずらされた2つの軸方向溝(7)を有している
    、請求項4記載のヒータ。
  6. 【請求項6】 L字形管片(2)の、ケーシングカバー(1)に対して垂直
    に固定可能な脚部が、突出部(5)から外方に距離をおいて周フランジ(10)
    を有しており、該周フランジ(10)が、外側リングシール部材(3)の外側の
    軸方向支持部として用いられる、請求項4または5記載のヒータ。
  7. 【請求項7】 外側リングシール部材(3)が、L字形管片(2)の回転固
    定位置で、ケーシングカバー(1)に軸方向にばね弾性的に予負荷されていて、
    突出部(5)をリング係止部(9)に固定する、請求項6記載のヒータ。
  8. 【請求項8】 ケーシングカバー(1)にケーシングが取り付けられている
    場合には、ケーシングカバー(1)に固定されたL字形管片(2)が、ケーシン
    グ内部で、熱交換器、特にウォータボックス−水接続部に軸方向に当接する、請
    求項7記載のヒータ。
  9. 【請求項9】 幅の異なる2つの突出部(5)と、該突出部(5)に対応す
    る異なる幅を有する2つの軸方向溝(7)とが設けられている、請求項5から8
    までのいずれか1項記載のヒータ。
JP2000578182A 1998-10-24 1999-10-07 自動車のヒータ、特に付加ヒータまたはスタンドヒータとしてのウォータヒータ Pending JP2002528318A (ja)

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DE19849103A DE19849103A1 (de) 1998-10-24 1998-10-24 Heizgerät eines Kraftfahrzeuges, insbesondere Wasserheizgerät in Form eines Zuheizers oder einer Standheizung
PCT/EP1999/007515 WO2000024600A1 (de) 1998-10-24 1999-10-07 Heizgerät eines kraftfahrzeuges, insbesondere wasserheizgerät in form eines zuheizers oder einer standheizung

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