JP2002526416A - アテローム硬化症の予防および/または治療のための組成物 - Google Patents

アテローム硬化症の予防および/または治療のための組成物

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JP2002526416A JP2000573378A JP2000573378A JP2002526416A JP 2002526416 A JP2002526416 A JP 2002526416A JP 2000573378 A JP2000573378 A JP 2000573378A JP 2000573378 A JP2000573378 A JP 2000573378A JP 2002526416 A JP2002526416 A JP 2002526416A
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Abstract

(57)【要約】 経口投与のための薬学的に許容可能な担体と組み合わせて変性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパク質(Ox LDL)、熱ショックタンパク質60/65(HSP 60/65)、β−糖タンパク質−1(βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそれらの混合物からなる群から選択された有効成分を含有する、アテローム硬化症を予防および/または治療するための経口免疫寛容誘発性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、アテローム硬化症を予防および/または治療するための経口免疫寛
容誘発性組成物に関する。
【0002】 背景技術 アテローム硬化症およびその臨床続発症は罹患率および死亡率の点で西洋社会
にとっても最も危険な傷害の1つである。従って、その早期無痛性進行を遅延も
しくは停止させる手段を提供することを目的として原因病理を調査するために広
大な努力が費やされてきたことは驚くに当たらない。まだ明確な解答は存在して
いないが、以前に脂質平衡の調節障害に関して推測されたようにアテローム斑を
発生させる原因となるのが1つの単独メカニズムだけではないことは明らかにな
りつつある。
【0003】 医師らは身体の様々な部分における動脈の閉塞を生じさせる組織病理学的プロ
セスを定義するためにアテローム硬化症という表現を使用する。動脈の閉塞は、
循環から輸送された大量の脂肪で徐々に充填されつつある様々な起源の種々の細
胞の蓄積によって惹起される。主として“悪玉”コレステロールである低密度リ
ポタンパク質(LDL)から構成される脂肪は、血管壁に沈着する主要物質であ
る。アテローム硬化症の後期においては、脂質充填帯域にはカルシウムが蓄積し
始める。カルシウムの沈着は動脈をより剛性にかつより低柔軟性にさせるので、
それによって結局は“動脈の硬化症”(アテローム硬化症)のよく知られた発現
につながる外観であるそれらの“石のような”外観を惹起する。関係する動脈が
心臓への血流を遮断すると、人は‘心臓発作’に襲われる:脳動脈が閉塞すると
、その人は脳卒中を経験する。四肢への動脈が狭くなると、その結果として重度
の疼痛や身体運動能の低下が発生し、さらにもしかすると手足の切断が必要にな
る。
【0004】 上記の疾患の進行は多年に渡って検出することができず、進行した段階にしか
発現しないことは明白である。これらの発現が検出可能になったときには、疾患
が進行期にあるために、治療を行うのは極めて困難になる。
【0005】 上記のように、アテローム硬化症は血管の壁における脂肪の沈着の結果であり
、それによってアテローム斑の層を作り出す。前記層は生きている器官への血液
の流れを塞ぎ、それによって脳血管障害、心筋梗塞または末梢血管疾患を引き起
こす。この状態の急速な進行に対して知られているリスク因子には、高血圧、糖
尿病、肥満、喫煙および運動不足が含まれる。
【0006】 近年の試験では、例えばサイトメガロウイルス(CMV)、エプスタイン・バ
ーウイルス(EBV)およびクラミジア肺炎のような感染因子もまたアテローム
硬化症の進行に関係している可能性があることが明らかになっている。上記は血
管閉塞や再狭窄と抗CMV抗原に対する自己抗体力価との相関関係、またはアテ
ローム斑中での感染性微粒子の発見に加えて、アテローム硬化症と歯肉炎を結び
付けることによって証明されてきた。
【0007】 最近10年間には、アテローム硬化症が有意な感染性自己免疫的性質を有する
という理論を支持する一連の証拠が積み重ねられてきた。
【0008】 自己免疫疾患においては、免疫系は攻撃してくる外部侵入者に加えて自分の身
体成分(自己抗原)を攻撃する。自己免疫疾患は自己抗体媒介性または細胞媒介
性疾患に分類される。典型的な自己抗体媒介性自己免疫疾患は、重症筋無力症お
よび特発性血小板減少性紫斑病(ITP)であり、典型的な細胞媒介性疾患は橋
本甲状腺炎およびI型糖尿病である。
【0009】 アテローム硬化症における免疫ネットワークの関与 免疫媒介性プロセスがアテローム硬化性病変内に広く行き渡るという認識は極
めて早期においてリンパ球およびマクロファージ、つまり脂肪線条が一貫して観
察されることから生じた。早期病変ではCD4+細胞が優勢な集団(残りはCD
8+細胞)を含有するこれらのリンパ球がマクロファージよりはるかに多量に発
見されたが、より進行した病変ではこの比率が逆転する傾向を示す。これらの発
見は、それらが可能性のある抗原に対する一次免疫感作を反映しているのか、あ
るいはまたそれらが以前に誘発された局所的組織損傷の単なる随伴現象として存
在するのかについての疑問を引き起こした。早期斑へのこれらの炎症性細胞の補
充現象の原因となる因子とは無関係に、それらはMHCクラスII HLA−D
Rおよびインターロイキン(IL)レセプター並びに白血球共通抗原(CD45
R0)および超遅延活性化抗原1(VLA−1)インテグリンの随伴発現によっ
て現れる活性化状態を示していると思われる。
【0010】 アテローム硬化性病変の早期における進行中の炎症反応は、局所細胞(すなわ
ち、内皮細胞、マクロファージ、平滑筋細胞および炎症性細胞)による様々なサ
イトカイン類の産生をもたらす一次開始事象であるか、またはこの反応が危険な
プロセスに向かう身体の防衛免疫系の形のいずれかである可能性がある。常在型
細胞によってアップレギュレートされることが証明されているサイトカイン類に
はTNF−α、IL−1、IL−2、IL−6、IL−8、IFN−γおよび単
球化学誘導物質ペプチド−1(MCP−1)が含まれる。アテローム斑内のすべ
ての細胞成分によって発現される血小板由来成長因子(PDGF)もまた過剰発
現されることが証明されており、従ってもしかすると有糸分裂誘発性かつ化学走
化性因子の形での共刺激支援によって先在する炎症反応を強化する可能性がある
。極めて近年に、Uyemura K,Demer LL,Castle SC
et al. Cross regulatory roles of IL
−12 and IL−10 in atherosclerosis(アテロ
ーム硬化症におけるIL−12およびIL−10の交差調節の役割). J C
lin Invest 1996 97;2130−2138は、正常な動脈と
比較してIL−4 mRNAは発現しないがIFN−γが強力に発現することに
よって実証されたヒトのアテローム硬化性病変における1型T細胞サイトカイン
パターンを解明した。さらにその上、主として活性化単球およびTh1サイトカ
インパターンの選択的誘導物質によって産生するT細胞成長因子であるIL−1
2は、その主要ヘテロ二量体形であるp70およびp40(その優勢誘導タンパ
ク質)mRNAの豊富さによって明らかなように、病変内で過剰発現することが
発見された。
【0011】 アテローム斑内で細胞免疫系が優勢であることについての強力な証拠に類似し
て、さらにまた局所体液性免疫系の関与を支持する豊富なデータも存在する。従
って、常在型マクロファージ内のC3bおよびC3Biレセプターの強化発現に
加えて、斑内での免疫グロブリンと補体成分の沈着が証明されている。
【0012】 アテローム硬化症の進行に免疫媒介性炎症が寄与することに関する貴重な手が
かりは動物モデルによってもたらされる。従って、免疫低下マウス(クラスI
MHC欠損)は免疫コンピテントマウスよりも進行性のアテローム硬化症を発生
する傾向があると思われる。さらに、IL−2転写の強力なサプレッサーである
シクロスポリンA用いたC57BL/6マウス(Emeson EE,Shen
ML. Accelerated atherosclerosis in
hyperlipidemic C57BL/6 mice treated
with cyclosporin A(シクロスポリンAを用いて処理された
高脂血症性C57BL/6マウスにおける進行性アテローム硬化症). Am
J Pathol 1993;142:1906−1915)およびNew−Z
ealand White系ウサギ(Roselaar SE,Schonfe
ld G,Daugherty A. Enhanced developme
nt of atherosclerosis in cholesterol
fed rabbits by supprssion of cell m
ediated immunity(細胞媒介性免疫の抑制によるコレステロー
ル飼養ウサギにおける増強されたアテローム硬化症の発生). J Clin
Invest 1995; 96: 1389−1394)の処理は“通常の”
リポタンパク質“負荷”下でアテローム硬化症を有意に増大させた。後者の研究
はアテローム斑内に居座りつづける炎症プロセスに対抗するときに関与するよう
な免疫系の可能性のある役割についての洞察を提供する可能性がある。
【0013】 アテローム硬化症は古典的自己免疫疾患ではないが、例えば血管を閉塞させる
斑の産生のようなその発現の一部は免疫系作用に関連している可能性がある。古
典的自己免疫疾患においては、免疫系に攻撃される自己抗原を極めて明快に定義
することができ、免疫系に属していてリンパ球と呼ばれる自己抗原(自己抗体ま
たは細胞)を攻撃する免疫系の一部を定義することができる。特に、免疫系のこ
れらの構成要素の受身伝達によって健常な動物において疾患を誘発することがで
きること、またはヒトの場合には疾患が病気の妊婦から彼女の子孫へ移される可
能性があることを証明することができる。上記のうちの多数はアテローム硬化症
においては一般的ではない。さらに、この疾患は確実に例えば高血圧、糖尿病、
運動不足、喫煙およびその他のような共通リスク因子を有しており、この疾患は
高齢者に大きな影響を与え、古典的自己免疫疾患とは相違する遺伝的優勢を有し
ている。
【0014】 経口寛容を誘発するプロセスは、アレルギー反応を減少させるために今世紀の
初頭以降知られてきている。アレルギー患者に低用量の既知のアレルゲンを投与
すると、身体の免疫寛容が回復してアレルギー反応が発生しなくなった。
【0015】 自己免疫疾患における経口寛容 自己免疫疾患においては、経口寛容は自己免疫疾患における免疫反応を鈍くす
ることを説明するために使用される用語である。動物に‘原因と見なされた’抗
原を投与することによって産生する寛容化は免疫応答への‘麻痺させる’作用の
ために疾患の発生を排除することができる。本発明の発明者らは最近、ヒトβ2
GP1をこの分子による免疫の前に経口投与すると抗リン脂質(APS)同等症
候群の改善が生じることを証明した。
【0016】 経口寛容は、自己抗原に対する免疫反応が実施され、自己抗原に対する免疫系
の寛容を回復させる必要がある自己免疫疾患の分野において適応されてきた。こ
れは低用量の自己抗原を被験者に投与することによって実施された。これまでの
ところ、経口寛容の回復は数種の動物モデルについて報告されている。その中に
は被験動物に各々コラーゲンおよびHSP−65を投与することによってアジュ
バント関節炎およびコラーゲン関節炎を防止することに加えて、ミエリン塩基性
タンパク質(MBP)と呼ばれる神経膜からのタンパク質を被験動物に投与する
ことによって多発性硬化症(MS)と同等である実験的アレルギー性脳脊髄炎(
EAE)の発生を防止することが含まれる。Autoimmuneと称するボス
トンに所在する会社は、糖尿病、多発性硬化症、慢性関節リウマチおよびブドウ
膜炎を防止するためのヒトを対象とした数種の実験を実施している。ヒトを対象
とした実験の結果は非ヒト動物を対象とした実験に比べて印象的ではないが、し
かし関節炎の防止に関しては成功が得られている。
【0017】 抗原成分 A. 酸化低密度リポタンパク質 LDLはアポリポタンパク質B、中性および極性脂質並びに親油性抗酸化剤(
ビタミンEおよびβカロチン)を含む高分子量タンパク質の複合体である。天然
分子内(分離B領域内)でのネオエピトープ類の形成を伴うLDLの酸化変性は
マクロファージ上でのスカベンジャーレセプターによるその認識をもたらす。ア
テローム斑内のすべての細胞成分(すなわち、内皮細胞、マクロファージ、平滑
筋細胞、リンパ球)が様々な程度のLDL酸化の産生とともに脂質過酸化を強化
できることはあり得るが、それでも各々の相対寄与は未だ決定されていない。こ
れらの細胞の正確な役割とは無関係に、血管壁のレベルでの酸化力と抗酸化力の
間の平衡がその後の有害作用を伴うOx LDLへの曝露の度合いを決定するの
であろうと思われる。Ox LDLは例えばリソホスファチジルコリン(LPC
)のような活性誘導体を有しており、さらに分子量がより少ないにもかかわらず
、それでもその生物学的活性の一部を保持している。
【0018】 リソホスファチジルコリン(LPC)はヒトのアテローム斑において発現され
る。これはアテローム発生の第1ステップを誘発できる活性な生物学的物質であ
る。実際に、これはOx LDLよりはるかに強力でさえある。
【0019】 Ox LDLおよびその副産物がin−vivoおよびin−vitroでの
斑の発生に及ぼす全体的影響は本発明の範囲をはるかに越えているが、Ox L
DLと免疫系の間のよく知られている関係を述べておくことは重要である。
【0020】 Ox LDLがT−細胞および単球に対して化学走化性であることは知られて
いる。Ox LDLおよびその副産物はさらにまた、どれもが強力な成長刺激物
質である例えば単球化学走化性因子1のような因子の発現、コロニー刺激因子の
分泌および血小板活性化特性を誘発することが知られている。
【0021】 アテローム硬化症における細胞免疫反応の積極的な関与は近年、刺激物質とし
てのOx LDLに反応した斑クローン内でCD4+を単離したStemme
S,Faber B,Holm J. T lymphocytes from
human atherosclerotic plaques recog
nize oxidiezed low density lipoprote
in(ヒトアテローム斑からのTリンパ球は酸化低密度リポタンパク質を認識す
る). Proc Natl Acad Sci USA 1995;92:3
893−97によって立証されている。Ox LDLに対応するクローン(27
種中の4種)はIL−4ではなくむしろ主としてインターフェロン−γを産生し
た。上記のT細胞クローンが刺激性の強力なイムノゲン(Ox LDL)を含む
細胞免疫系との単なる接触を意味するのかどうか、またはこの反応が明白に無痛
性アテローム硬化性プロセスと戦う手段を提供するのかについての判定はまだ行
われていない。
【0022】 体液性メカニズムの関与に関するデータおよびそれらの意味はさらに多く議論
の余地がある。幾つかの報告はOx LDLに対する抗体レベル上昇をアテロー
ム硬化症の進行(頸動脈狭窄の程度、末梢血管疾患の重症度等によって現れる)
と関連付けている。しかし、これらのデータは他の科学者によっては再現されな
かった。それはおそらくLDLに対する抗体を測定するために使用されたアッセ
イ法に関して標準化が欠如していたためである。いずれの場合においても、アテ
ローム斑内の免疫複合体の形状でのOx LDL抗体の存在に関しては意見の一
致が見られると思われるが、この発見の真の重要性はまだ確立されていない。
【0023】 Ox LDLに対する抗体は、リポタンパク質代謝において活性な役割を果た
すと仮説が立てられている。そこで、Ox LDLの免疫複合体およびその対応
する抗体はOx LDLと比較して懸濁液中においてマクロファージによってよ
り効率的に取り込まれることは知られている。アテローム硬化症の病因に関する
この一貫した発見から結論を引き出すことはできないが、それはマクロファージ
によるOx LDLの取り込みの加速が有益であるのか有害であるのかという問
題がまだ解決されていないためである。
【0024】 アテローム発生における体液性免疫系の有意性に関する重要なデータは動物モ
デルによってもたらされる。相同酸化LDLによるLDLレセプター欠損ラビッ
トの過剰免疫は高レベルの抗Ox LDL抗体の産生を生じさせ、リン酸緩衝生
理食塩水(PBS)を用いて過剰免疫された対照群と比較してアテローム硬化性
病変の程度における有意な減少と結び付いていたことが発見されている。アテロ
ーム斑形成の減少はさらにまた抗コレステロール抗体の付随産生を伴うコレステ
ロールリッチなリポソームによるウサギの免疫によっても達成されたが、この作
用には超低密度リポタンパク質コレステロールレベルの35%低下が付随した。
本発明の発明者らは、アポEノックアウトマウスにおいて相同Ox LDLによ
る繰り返し免疫が抗Ox LDL抗体の産生およびアテローム硬化症の減少を生
じさせることを証明した。
【0025】 B. 熱ショックタンパク質(HSP)60/65 最終的にアテローム硬化症の増強を生じさせる炎症性病変の開始および永続化
に対する追加の主要抗原成分は60Kdの熱ショックタンパク質である。このミ
トコンドリアタンパク質は様々な種間で高度の配列相同性を示す約24種のタン
パク質から構成されるHSPファミリーのメンバーである。これらのタンパク質
は、それらの名称が意味するようにフリーラジカル、熱、機械的剪断応力、感染
症、サイトカインその他への曝露を含む種々のストレスの多い傷害へ反応してア
ップレギュレートされる。HSPの目的論的重要性は、ストレスの多い刺激によ
って沈殿した細胞タンパク質の変性に対するそれらの保護的役割から生じる。こ
の役割は分子‘シャペロン(chaperones)’としてのそれらの名称を
もたらした。しかし、これらのHSPの外見上は好都合な作用はもろ刃の剣であ
る可能性がある。なぜならそれらの過剰発現は、一定条件下では自己免疫反応を
促進し、その結果として組織損傷を引き起こす可能性があるからである。HSP
免疫媒介性損傷の原因となる機序は完全には理解されていないが、隠れたネオエ
ピトープ類が免疫系に曝露させられ、免疫系がもはやネオエピトープ類をそれら
のアップレギュレート後の‘自己’とは見なさないことが推定されている。ある
いはまた、‘異物’HSPと自己の構造に対する免疫攻撃を誘発するように機能
する感染後に導入された自己HSPとの間の交差反応が存在することが提案され
た。
【0026】 HSP 60はHSP 65とともに、上記のHSPファミリー内で個別“ク
ラス”を構成する別個のタンパク質であり、in−vivoにサブセットのタン
パク質を包み込むための隔離環境を提供する。
【0027】 哺乳類HSP 60と細菌HSP 65との間には類似性が存在しており、そ
れは宿主の免疫エフェクターによる交差認識を可能にする。
【0028】 自己免疫にHSPが関与していることについての支持は、数種の自己免疫疾患
における強化自己抗体並びにHSP 60/65に対する細胞応答を証明する試
験によって提供されている。
【0029】 HSP 65とアテローム硬化症とのつながりは、最初は1990年代初期に
おけるGeorg Wickの研究グループによって実施された先駆的研究(X
u Q,Dietrich H,Steiner HJ & al. Indu
ction of arteriosclerosis in normoch
olesterolemic mice rabbits by immuni
zation with heat shock protein 65(熱シ
ョックタンパク質65を用いた免疫による正常コレステロール血症性マウスおよ
びウサギにおけるアテローム硬化症の誘発).Arteriosclerosi
s Thrombosis 1992;12:789−799)に続いて提起さ
れた。彼らは、免疫に使用される調製物が完全フロイントアジュバント(CFA
)を含有している場合には、種々の抗原を用いて免疫されたウサギがアテローム
硬化症を発生することを発見した。CFAの主要成分はその主要成分がHSP−
65である熱で死滅させられた結核菌(mycobacterium tube
rculosis)であるので、彼らはこの成分に対する免疫反応がアテローム
硬化症の発生を導いたのであると結論した。この仮説は、動物が引続いてHSP
−65だけを用いて免疫されて顕著なアテローム硬化症を示したときに確証され
た。ここでリポタンパク質プロフィールに関してグループ間で有意差が認められ
ないということを強調しておかなければならない。後になってWickの研究グ
ループによって実施された追加の研究は、アテローム硬化症を発生するように誘
発されたウサギの病変から抽出されたT細胞は各動物からの末梢血と比較してH
SP−65を過剰発現することが発見され、従ってこれはストレスのかかった動
脈血管の近くでの局所的かつ限局的な免疫反応を証明していることを明らかにし
た。本発明の発明者らは、HSP−65(または結核菌)によるナイーブ(実験
未使用)マウスの免疫が脂肪線条形成の加速を生じさせることを証明することに
よってWickの発見を強化した。
【0030】 これらの発見はさらに、HSP−65に応答した体液性免疫メカニズムの関与
がアテローム硬化症に罹っている患者において観察されたときに実証された。そ
こで、高レベルの抗HSP 65抗体と超音波検査によって評価された健常者の
スクリーンにおける頸動脈狭小化の程度との相関関係が確立されている。
【0031】 これらの発見は近年、HSP−60/65が培養内皮細胞に及ぼす影響を評価
するために設計されたin−vitroアッセイによって強化された。その結果
、内皮細胞をHSP 65と一緒に培養すると濃度および時間依存性である単球
および顆粒球への付着性を誘発することが証明されている。さらにその上、この
作用が内皮細胞E−セレクチン(C62E)、血管細胞付着分子−1(CD10
6)および細胞内付着分子−1(CD54)の過剰発現によって媒介されること
が証明されている。
【0032】 アテローム硬化症における自己抗原成分としてのリン脂質およびβGP1 本発明の発明者らは、ヒト抗カルジオリピン抗体(aCL)を用いた免疫によ
るLDL−レセプターノックアウトマウスにおける抗カルジオリピンの産生が早
期アテローム硬化症の加速を生じさせることを発見した。この観察はアテローム
硬化症における抗カルジオリピン抗体の可能性のある前アテローム発生性役割に
関して蓄積されてきた付随的データと一致している。
【0033】 βGP1は、自己免疫疾患を有する患者からのaCLの標的であると証明さ
れた分子である。抗βGP1抗体は、実験的APSを生じさせ、内皮細胞およ
び血小板を活性化させることが証明されている。本発明の発明者らは、βGP
1を用いて免疫されたトランスジェニックLDL−RD欠損マウスが各抗体を発
生すること、およびCD4+細胞の局所的蓄積に付随して早期脂肪線条形成が増
強されることを証明した。従って、βGP1はアテローム硬化症における自己
免疫反応の自己抗原標的として役立つ可能性がある。
【0034】 動物およびヒト両方の疾患モデルにおいて自己抗原HSP 60−65および
Ox LDLに対する自己抗体力価とアテローム硬化症のレベルとの間に相関関
係が発見されている。Ox LDLは天然LDLの酸化によって身体内で産生し
、アテローム硬化症の有害因子であると見なされている。前記毒素に反応して、
抗Ox LDL抗体が産生する。βGP−1は凝固プロセスにおいて重要な役
割を果たすヒト血液中の天然タンパク質であり、HSP 65は様々なストレス
刺激の結果である。
【0035】 アテローム硬化症の発生に対して素因を有するマウス(LDL−Rノックアウ
トマウス)を用いて実施された実験において、マウスに低用量のOx LDLを
投与することによってアテローム硬化症状態における30%の低下が証明された
【0036】 さらにその上、アテローム硬化症の誘発に免疫系が関与しているという事実並
びに免疫系(リンパ球および自己抗体)の明白な関与は、例えばOx LDL、
HSP 60/65およびβGP1のような自己抗原を用いて経口寛容を誘発
することによって疾患を操作する可能性を指摘している。
【0037】 米国特許第5,348,945号は、ストレス下の細胞もしくは組織における
死亡率と戦う方法を開示している。この方法はその細胞もしくは組織の生存率を
増大させるために効果的な量で細胞もしくは組織に熱ショックタンパク質70(
HSP 70)を接触させるステップを含んでいる。この方法はアテローム硬化
症、血管形成術後の再狭窄およびそうした治療が必要なヒトもしくは動物被験者
における神経損傷と戦うときに使用できる可能性がある。薬学的に許容可能な調
製物中に治療的に有効量のHSP70を含有する医薬組成物もまた開示されてい
る。
【0038】 HSP 70およびHSP 60は約24種の高度に保存された熱ショックタ
ンパク質からなるファミリーに属するが、これらは2つの完全に別個の特徴を表
している。例えば、それらの作用機序はストレスの多い刺激からの保護を支配す
るときに協調して機能するとは思われない。
【0039】 HSP 70は、最初は熱曝露および例えば虚血性プレコンディショニングの
ようなその他のストレスの多い傷害中の顕著な誘発のために特許が付与された。
実際に、トランスジェニック動物におけるHSP 70の過剰発現はストレスの
多い危険からの保護と関連している。
【0040】 このため、米国特許第5,348,945号は本発明の主題を教示しても提案
してもいない。
【0041】 発明の開示 従って、本発明によれば経口投与のための薬学的に許容可能な担体と組み合わ
せて変性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパク質(Ox LDL)、
熱ショックタンパク質60/65(HSP 60/65)、β−糖タンパク質
−1(βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそれらの混合物からなる群
から選択された有効成分を含有する、アテローム硬化症を予防および/または治
療するための経口免疫寛容誘発性組成物が提供される。
【0042】 本発明のある好ましい実施態様では、経口投与のための薬学的に許容可能な担
体と組み合わせて変性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパク質(Ox
LDL)、熱ショックタンパク質60/65(HSP 60/65)、β
糖タンパク質−1(βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそれらの混合
物からなる群から選択された有効成分を含有する、心臓発作を予防および/また
は治療するための経口免疫寛容誘発性組成物が提供される。
【0043】 本発明のまた別の好ましい実施態様では、経口投与のための薬学的に許容可能
な担体と組み合わせて変性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパク質(
Ox LDL)、熱ショックタンパク質60/65(HSP 60/65)、β −糖タンパク質−1(βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそれらの
混合物からなる群から選択された有効成分を含有する、血管形成術後の再狭窄を
予防および/または治療するための経口免疫寛容誘発性組成物が提供される。
【0044】 本発明のさらに別の好ましい実施態様では、経口投与のための薬学的に許容可
能な担体と組み合わせて変性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパク質
(Ox LDL)、熱ショックタンパク質60/65(HSP 60/65)、
β−糖タンパク質−1(βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそれら
の混合物からなる群から選択された有効成分を含有する、脳卒中を予防および/
または治療するための経口免疫寛容誘発性組成物が提供される。
【0045】 本発明のさらになお別の好ましい実施態様では、前記有効成分が変性低密度リ
ポタンパク質であるか、または前記有効成分が酸化低密度リポタンパク質(Ox
LDL)であるか、または前記有効成分が酸化低密度リポタンパク質(Ox
LDL)の活性誘導体であるか、または前記有効成分が熱ショックタンパク質6
0/65(HSP 60/65)であるか、または前記有効成分がβ−糖タン
パク質−1(βGP−1)である経口免疫寛容誘発性組成物が提供される。
【0046】 本発明は、前記活性誘導体がリソホスファチジルコリン(LPC)である経口
免疫寛容誘発性組成物を提供する。
【0047】 本発明はさらにまた前記LDLがマロンジアルデヒドLDL(MDA−LDL
)である経口免疫寛容誘発性組成物を提供する。
【0048】 本発明のまた別の態様では、経口投与のための薬学的に許容可能な担体と組み
合わせて変性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパク質(Ox LDL
)、熱ショックタンパク質60/65(HSP 60/65)、β−糖タンパ
ク質−1(βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそれらの混合物からな
る群から選択された有効成分を含有する経口免疫寛容誘発性組成物を投与するス
テップを含有する、被験者におけるアテローム硬化症を予防および/または治療
するための方法が提供される。
【0049】 本発明のある好ましい実施態様では、経口投与のための薬学的に許容可能な担
体と組み合わせて変性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパク質(Ox
LDL)、熱ショックタンパク質60/65(HSP 60/65)、β
糖タンパク質−1(βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそれらの混合
物からなる群から選択された有効成分を含有する経口免疫寛容誘発性組成物を投
与するステップを含有する、被験者における心臓発作を予防および/または治療
するための方法が提供される。
【0050】 本発明のまた別の好ましい実施態様では、経口投与のための薬学的に許容可能
な担体と組み合わせて変性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパク質(
Ox LDL)、熱ショックタンパク質60/65(HSP 60/65)、β −糖タンパク質−1(βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそれらの
混合物からなる群から選択された有効成分を含有する経口免疫寛容誘発性組成物
を投与するステップを含有する、被験者における血管形成術後の再狭窄を予防お
よび/または治療するための方法が提供される。
【0051】 本発明のさらになお別の好ましい実施態様では、経口投与のための薬学的に許
容可能な担体と組み合わせて変性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパ
ク質(Ox LDL)、熱ショックタンパク質60/65(HSP 60/65
)、β−糖タンパク質−1(βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそ
れらの混合物からなる群から選択された有効成分を含有する経口免疫寛容誘発性
組成物を投与するステップを含有する、被験者における脳卒中を予防および/ま
たは治療するための方法が提供される。
【0052】 本発明のさらになお別の好ましい実施態様では、前記有効成分が変性低密度リ
ポタンパク質であるか、または前記有効成分が酸化低密度リポタンパク質(Ox
LDL)であるか、または前記有効成分が酸化低密度リポタンパク質(Ox
LDL)の活性誘導体であるか、または前記有効成分が熱ショックタンパク質6
0/65(HSP 60/65)であるか、または前記有効成分がβ−糖タン
パク質−1(βGP−1)である被験者におけるアテローム硬化症を予防およ
び/または治療するための方法が提供される。
【0053】 本発明は、前記活性誘導体がリソホスファチジルコリン(LPC)である被験
者におけるアテローム硬化症を予防および/または治療するための方法を提供す
る。
【0054】 本発明はさらにまた前記LDLがマロンジアルデヒドLDL(MDA−LDL
)である被験者におけるアテローム硬化症を予防および/または治療するための
方法を提供する。
【0055】 ここで使用する用語“機能的誘導体”は、可溶形態での標識タンパク質類、複
合タンパク質類、融合キメラタンパク質類および精製レセプター類並びに前記タ
ンパク質類のフラグメント、欠失および保存的置換を含むことが意図されている
【0056】 マウスおよびウサギにおけるOx LDLの活性ワクチンがアテローム硬化症
の発生を防止できるという証拠と組み合わせて、アテローム硬化症におけるOx
LDLに対する免疫応答の存在およびOx LDLに対する反応と疾患の重症
度との相関関係によって、本発明の発明者らはヒト被験者にOx LDLを投与
することによる免疫寛容の誘発がアテローム硬化症進行率の低下を生じさせるこ
とができるという結論するに至った。ここで、経口投与による免疫寛容の誘発の
メカニズムはおそらくサイトカインTGFβの刺激と産生および非特異的サプレ
ッサーT細胞の発生によって媒介されるのであることを言及しておかなければな
らない。
【0057】 本発明の経口寛容化はバイスタンダード抑制作用を生じさせるように広がる可
能性がある:つまりアテローム斑の近くで発生してその進行に寄与する他の(非
抗原特異的)自己免疫(抗自己)反応を遮断する。
【0058】 ここで本発明の目的はタンパク質の展開を支援するために血清中における単な
る上昇を達成することではなく寛容化を誘発するまたはHSP 65に対する免
疫応答を麻痺させることであることを言及しておかなければならない。
【0059】 このため、ある態様では本発明は経口寛容、Ox LDLおよび一部には免疫
因子によって惹起される疾患であるアテローム硬化症を結合している。Ox L
DLはマウスおよびウサギにおいてOx LDL抗原の免疫反応(免疫寛容を誘
発することとは対照的に)およびアテローム硬化症の状態における改善を誘発す
ることが報告されている。これらの動物モデルにおいては、Ox LDLが経口
投与を用いて実験されたことは報告されておらず、経口寛容については全く提案
されていない。
【0060】 本発明に従った経口投与のための医薬組成物はそれ自体は知られている方法に
よって調製され、その投与は知られている経口投与方法によって行われる。 上述の疾患を治療するのに有効な量は疾患の性質及び重症度、及び哺乳動物の
体重の如き通常の要因に依存する。
【0061】 経口投与のためには、有効成分は単位用量組成物の形状で投与されるのが好ま
しい。
【0062】 そうした組成物は、好ましくは混合によって調製され、錠剤、カプセル剤、経
口液状調製物、粉末剤、顆粒剤その他の形状で経口投与のために適切に適合させ
られる。
【0063】 経口投与のための錠剤およびカプセル剤は、通常は単位用量で与えられ、さら
に例えば結合剤、充填剤、希釈剤、錠剤化剤、潤滑剤、錠剤分解物質、着色料、
人工香味料および湿潤剤のような従来型賦形剤を含有する。錠剤は技術において
よく知られた方法に従ってコーティングすることができる。
【0064】 使用するために適切な充填剤には、セルロース、マンニトール、ラクトースお
よびその他の類似の物質が含まれる。適切な錠剤分解物質には、デンプン、ポリ
ビニルピロリドンおよび例えばデンプングリコール酸ナトリウムのようなデンプ
ン誘導体類が含まれる。適切な潤滑剤には、例えばステアリン酸マグネシウムが
含まれる。適切な薬学的に許容可能な湿潤剤にはラウリル硫酸ナトリウムが含ま
れる。
【0065】 これらの固形経口組成物は混合、充填または錠剤化の従来型方法によって調製
することができる。有効物質をこれらの組成物全体に分布させるためには、大量
の充填剤を使用して繰り返し混合作業を使用することができる。そうした作業は
、もちろん技術において慣習的である。
【0066】 経口液状調製物は、例えば水性もしくは油性懸濁剤、溶液、乳濁剤、シロップ
剤、またはエリキシル剤であってよく、または使用前に水もしくはその他の適切
な賦形剤を用いて再構成するための乾燥製剤として与えられてもよい。そうした
液状調製物は、例えばソルビトール、シロップ、メチルセルロース、ゼラチン、
ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ステアリン酸ゲル
アルミニウムまたは硬化食用脂のような懸濁剤、例えばレクチン、モノオレイン
酸ソルビタンもしくはアカシアのような乳化剤のような従来型添加剤;例えばア
ーモンド油、ヤシ油、例えばグリセリン、プロピレングリコールもしくはエチル
アルコールのエステル類のような油性エステル類のような非水性賦形剤(食用脂
を含んでいてよい);例えばp−ヒドロキシ安息香酸メチルもしくはプロピルま
たはソルビン酸のような保存料および必要な場合は従来型人工甘味料もしくは着
色料を含有することができる。
【0067】 経口調製物にはさらにまた例えば腸溶コーティングを有する錠剤もしくは顆粒
剤のような従来型徐放性調製物が含まれている。
【0068】 最良の実施態様の説明 本発明の態様をより完全に理解かつ認識できるように本発明を下記の実施例に
おいて一定の好ましい実施態様と結び付けて説明するが、本発明をこれらの特定
実施態様に限定することは意図されていない。それどころか反対に、添付のクレ
ームによって定義されるように本発明の範囲内に含まれるようなすべての代替物
、変性物および等価物を含むことが意図されている。従って、好ましい実施態様
を含む下記の実施例は、示されている詳細は例示するためおよび本発明の好まし
い実施態様の具体的説明を行う目的でのみ記載されており、調製方法並びに本発
明の原理および概念的態様の最も有用かつ容易に理解される説明となると考えら
れるものを提供するために呈示されていると理解すれば、本発明の実践を例証す
るために役立つであろう。
【0069】 材料および方法 実験動物 相同的組換えによって12週齢のLDL−RDマウス(C57BL/6J系と
129Sv系との雑種)を作製する。マウスはJackson Laborat
ory(バーハーバー、メイン州)から購入する。LDL−RDマウスを使用す
るのは、それらが固形飼料で飼養される場合には高コレステロールレベル(ヒト
の数値に類似する)を有しており、高脂肪食が与えられたときにのみアテローム
硬化症を有意に発生するためである。LDL−RDマウスには重量で4.5%の
脂肪(0.02%コレステロール)を含有する通常の固形飼料または1.25%
コレステロール、7.5%カゼインおよび0.5%(重量で)コール酸ナトリウ
ムを含有するアテローム発生食(Harlan、Teklad Premier
Laboratory Diets、マディソン、ワイオミング州)のどちら
かを与える。マウスは明暗各12時間のサイクルで維持し、飼料および水には任
意に摂取できるようにさせる。
【0070】 LDLの分離、酸化および特性付け リポタンパク質を分離するための血液は12時間の絶食後にEDTA(1mg
/ml)中に収集する。LDL(密度=1.019−1.063g/l)はKb
を用いた密度調整後に50型ローターを使用して50,000rpm/mi
nでの22時間の沈殿超遠心分離によって血漿から分離する。LDL沈殿物は超
遠心分離によって洗浄し、pH7.4の0.15mol/L EDTAに対して
透析し、凝集物を除去するためにアクロディスク(Acrodisc)フィルタ
ー(孔径0.22μm)を通過させ、さらに窒素下の暗所に保存する。
【0071】 LDLの酸化は前透析されたLDL(EDTAフリーPBS中のタンパク質1
mg/ml)を硫酸銅(10μM)と一緒に37℃で24時間インキュベーショ
ンすることによって実施する。リポタンパク質の酸化は、脂質過酸化試験によっ
てマロンジアルデヒド(MDA)等価物を測定するチオバルビツール酸反応物質
(TBARS)の分析およびさらにリポタンパク質の共役ジエン含量の分析によ
っても確認する。
【0072】 抗Ox LDL抗体力価の測定 天然および銅酸化LDLの調製を実施する。96ウェルのポリスチレンプレー
ト(Nunc Maxisorp、デンマーク)にOx LDL、天然LDL(
PBS中で5μg/mlの濃度)またはPBSのいずれかを4℃で一晩塗布する
。0.05%のTweenおよび0.001%のアプロチニン(Sigma、米
国)を含有するPBSを用いて4回洗浄した後に、室温で2時間に渡って2%ウ
シ血清アルブミン(BSA)を用いてプレートをブロックする。血清画分は0.
05%のTweenおよび0.2%のBSAを含有するPBS中で1:50に希
釈する。さらに追加して一晩インキュベーションした後、プレートを洗浄し、ア
ルカリホスファターゼ結合ヤギ抗マウスIgG(Jackson Immuno
Research laboratory Inc.、米国)を添加し、室温で
1時間かけて0.05%のTweenおよび0.2%のBSAを含有するPBS
中で1:10,000に希釈する。多数回の洗浄後に、pH9.8の1mM M
gClを含有する50mM炭酸塩緩衝液中の1mg/mlのp−ニトロフェニ
ル−ホスフェート(Sigma)を基質として添加する。この反応は1MのNa
OHを添加することによって30分後に停止させる。Titertek ELI
SAリーダー(S.L.T Laboratory Instruments,
ウィーン、オーストリア)において波長405nmで色を読み取り、結果は40
5nmでのO.D.(光学密度)として表す。抗Ox LDL抗体の力価は天然
LDLへの結合から得られた数値をOx LDLへの結合から得られた数値から
差し引くことによって計算する。
【0073】 抗Ox LDL抗体の特異性を確認するため、およびアテローム硬化症におけ
る重要なイムノゲンであるHSPとの可能性のある交差反応性について検査する
ために阻害検定を実施する。Ox LDLへの最高結合の半分を生じさせるHS
P−65免疫マウス血清の濃度を測定し、濃度を上昇させながら様々な阻害剤(
すなわち、HSP−65、OxLDL、ウシ血清アルブミン)を適用する。
【0074】 抗HSP−65抗体の検出 リン酸緩衝生理食塩水(PBS、pH7.2)中の組換えHSP−65(1μ
g/ml)を平底96−ウェルELISAプレート(Nunc Maxisor
p、デンマーク)上に一晩4℃でのインキュベーションによって塗布しておく。
0.02% Tweenを含有するPBSを用いての洗浄およびPBS中の1%
BSAを用いてのブロックの後に、種々の希釈率(PBS中で1:50、1:1
00、1:200)で血清を添加し、室温で1時間インキュベートする。ペルオ
キシダーゼ結合ウサギ抗マウスIgG(Dako Ltd,ハイウィカム、英国
)を添加し、室温で1時間インキュベートした後に、PBS/Tweenを用い
て4回洗浄する。最後に、0.53mg/mlの2,2−アジノ−ビス−3−エ
チルベンズチアゾリン−6−スルホン酸(ABTS;Sigma)を含有する1
00μLのクエン酸リン酸緩衝液(0.1M、pH4.2)を添加し、さらに3
0分後にTitertek ELISAリーダーにおいて490nmで吸光度を
測定する。
【0075】 抗リン脂質抗体の検出 マウスおよびヒト抗体のPLへの反応性を測定するために変形ELISAを実
施する。マイクロタイタープレート(Nunc Maxisorp、デンマーク
)にどれもSigma Chemicals Co.(セントルイス、ミズーリ
州)製の50μg/mlの濃度でエタノールに溶解させたアニオン性PL[カル
ジオリピン(CL)、ホスファチジルセリン(PS)、ホスファチジルイノシト
ール(PI)]および1:3のクロロホルム−メタノールに溶解させたホスファ
チジルコリン(PC)のどちらかを塗布する。プレートを真空下で乾燥させ、0
.5%ゼラチンを含有するTBS(三臭化サリチルアニリド)を用いてブロック
する。その後TBSを用いてプレートを3回洗浄し、ヒトβGP1(5μg/
mlで30分間)または0.1%ゼラチン/TBS単独を用いて処置されたウェ
ルに種々の濃度のマウス調製物を添加する。抗体の結合は、ヤギ抗マウスアルカ
リホスファターゼ抱合体および基質(p−ニトロ−フェニルホスフェート)の添
加を用いて検出する。結果は405nmでの吸光度(OD405)として表現す
る。
【0076】 抗βGP1抗体の検出 1μg/mlのβGP1もしくは相違するDMを96ウェルポリスチレン製
プレート(Nunc製)において50mMの重炭酸イオン緩衝剤(pH9.6)
中で4℃で一晩インキュベートする。TBSを用いての3回の洗浄後、0.5%
ゼラチン/TBSを用いて2時間に渡ってブロックを実施する(抗PL ELI
SAに関して)。プレートをその後3回洗浄し、マウス血清(ゼラチン/TBS
中で1:100に希釈されている)を添加し、室温で2時間インキュベートする
。3回の洗浄後、0.1%ゼラチン/TBS中で各々希釈されたアルカリホスフ
ァターゼ結合ヤギ抗ヒトIgG(1:10,000)を2時間に渡って添加する
。さらに3回の洗浄後、炭酸ナトリウム緩衝液(pH9.8)中の基質p−ニト
ロフェニルホスフェートを添加し、405nmで吸光度を読み取る。
【0077】 脾臓リンパ球の増殖アッセイ マウスの屠殺後に脾臓を摘出し、さらにリンパ球を単離する。種々の濃度のH
SP−65、Ox LDL、βGP1またはオボアルブミンの存在下でマイク
ロタイタープレートのウェル内の0.2ml培地中で72時間に渡り1ml当た
り1×10個の細胞を3回ずつインキュベートする。増殖はインキュベーショ
ンの最終12時間中のDNA内への[H]チミジンの取り込みによって測定す
る。結果は刺激指数(S.I.):抗原の不在下で得られた平均バックグラウン
ドcpmに対する抗原の平均cpmの比率として計算する。
【0078】 サイトカインレベルの測定 脾細胞は屠殺後に取り出し、脾細胞はOx LDL、HSP−65またはオボ
アルブミンと一緒に3日間インキュベートした後に、上清を収集する。サイトカ
インプロフィール(IL−4、IL−10、IFN−γおよびTGF−β)は脾
細胞の培養上清で測定する。
【0079】 実施例 実施例1 この実験で使用するマウスはLDL−レセプター欠損(LDL−RD)マウス
と呼ばれている。これらの動物は身体の全細胞においてLDLに対するレセプタ
ーにおける欠損を惹起する遺伝子突然変異を有する。このレセプターは循環から
‘悪玉’コレステロール(LDL)を排出かつ除去することに責任を負っており
、それが欠損している場合はマウスは高脂質血症性となり、彼らが3〜5週間に
渡って高脂肪食を摂取したときにはアテローム硬化症を発生する。
【0080】 3群のマウス(各群15匹のLDL−RDマウス)を使用した。飼料は、食道
へ挿入できるように設計された、従って飼料物質のほとんどが胃に到達すること
を保証する特殊器具(カニューラ)によって与えられた。
【0081】 第1群:マウスにはPBS中に溶解させた1mgのヒトOx LDLの1日おき
に5回の投与が行われた。最終投与の終了時に、マウスには高脂肪食が与えられ
、この食餌が3週間または5週間続けられた後に屠殺された。
【0082】 第2群:マウスにはPBS中に溶解された1mgの対照タンパク質(オボアルブ
ミン)の5回の投与が行われ、その後この特別食が3週間または5週間続けられ
た後に屠殺された。
【0083】 第3群:マウスには食餌開始前に何も投与されなかった。
【0084】 マウスを屠殺後にアテローム硬化性病変の発生、血清中コレステロール値およ
びOx LDLに対する抗体のレベルについて評価した。
【0085】 結果:全マウスは試験開始前および終了時に類似の体重を有していた。Ox L
DLを投与されたマウスはアテローム硬化症を発生することが低いことが発見さ
れた(30%低下)。
【0086】 本試験では、マウスにおけるアテローム硬化症の誘発にOx LDLによる経
口寛容が及ぼす有益な作用が証明されている。試験結果が例えばアジュバント関
節炎(リウマチ様関節炎に類似)、糖尿病、ブドウ膜炎、EAE(多発性硬化症
に類似)におけるコラーゲンのような様々な自己免疫疾患における経口寛容の有
効性を指摘している数多くの試験がある。上記の試験ではヒトを対象とする臨床
試験が実施された。近年、リウマチ様関節炎を有する患者に経口コラーゲンII
(経口寛容)が投与されたときに顕著な作用が認められた。様々な自己免疫疾患
におけるマウス試験およびヒト試験の間の匹敵する作用はヒトにおける成功が推
定されることを示している。この治療には副作用がないことを強調しておかなけ
ればならない。
【0087】 実施例2 ヒトOx LDLを投与することによるLDL−レセプター欠損マウスにおける
高脂肪食誘発性アテローム硬化症の抑制 LDL−RDマウス(n=15)に3種類の濃度(1mg/用量、100μg
/用量および1mg/用量)でヒトOx LDLを(1日おきに)5回投与する
。別のLDL−RDマウス(1群当たりn=15)には対照抗原(類似用量のオ
ボアルブミン)を投与する。
【0088】 最終投与の1日後から、全マウスには5週間に渡って高脂肪食(‘パイゲン’
)を与える。
【0089】 実験の終了時に、抗Ox LDL、抗HSP 65および抗リン脂質抗体の存
在について全マウスからの血清を評価し、さらに脂質プロフィール検査(総コレ
ステロール、LDL、VLDL、HDLおよびトリグリセリド)を実施する。
【0090】 試験の終了時に全マウスから心臓を摘出し、使用するまで−70℃で冷凍する
(材料および方法の部を参照)。CD3、CD4、CD8、マクロファージ、平
滑筋細胞およびリンパ球活性化マーカーに対するモノクローナル抗体を使用して
冷凍保存切片についての免疫組織化学試験を実施する。Ox LDLの活性誘導
体であるLPCを用いて同様の投与プロトコルを実行する。
【0091】 実施例3 HSP−65を投与することによる結核菌(MT)誘発性アテローム硬化症の抑
制 本発明の発明者らはMTを用いていったん免疫したLDL−RDが早期アテロ
ーム硬化症の発生を増大させることを観察している。そこでLDL−RDマウス
(n=15)に3種類の濃度(100mg/用量、10μg/用量および1μg
/用量)で組換えHSP 65を(1日おきに)5回投与する。別のLDL−R
Dマウス(1群当たりn=15)には対照抗原(類似用量のオボアルブミン)を
投与する。
【0092】 最終投与の翌日から、全マウスは不完全フロイントアジュバント中に乳化させ
たMTの熱死滅懸濁液(10mg/ml;100μg/マウス)を用いて免疫さ
れる。マウスはMTによる免疫の12週間後に屠殺する。
【0093】 実験の終了時に、全マウスからの血清を抗HSP 65抗体の存在について評
価し、さらに脂質プロフィール検査(総コレステロール、LDL、VLDL、H
DLおよびトリグリセリド)を実施する。
【0094】 排液するリンパ節細胞からの増殖性反応はHSP 65寛容マウスおよび対照
飼料マウスからのHSP 65に対して評価する。
【0095】 サイトカインレベル(IL−4、IFN−γ、IL−10およびTGF−β)
はin−vitroでHSP 65を用いてリンパ球が誘発された培地から収集
された上清中で評価する。
【0096】 全マウスから心臓を摘出して−70℃で冷凍する。アテローム硬化症の程度を
判定するために冷凍保存切片検査を実施する(1切片当たり5μm)。関連のあ
る切片(大動脈洞領域から)はオイルレッドOを用いて染色し、アテローム硬化
症の程度はグリッドによって計数した面積を計数することによって判定する。
【0097】 冷凍保存切片に関する免疫組織化学的試験は、CD3、CD4、CD8、マク
ロファージ、平滑筋細胞およびリンパ球活性化マーカーに対するモノクローナル
抗体を使用して実施する。
【0098】 実施例4 ヒトβGP1を投与することによるアテローム硬化症の抑制 この方法はOx LDLおよびHSP−65に対して使用した方法と類似であ
り、βGP1による免疫が早期アテローム発生を誘発するという観察に基づい
ている。
【0099】 アテローム硬化症の程度の評価 アテローム硬化症性脂肪線条病変の定量は、大動脈洞における病変サイズを計
算すること(幾つかの変更とともに)によって実施する。手短には、心臓および
大動脈の上方切片を動物から取り出し、辺縁の脂肪を注意深く取り除く。上方切
片をOCT培地中に包埋して冷凍する。大動脈洞全体(400μm)の他の各切
片(10μmの厚さ)を分析のために採取する。大動脈洞の遠位部分は大動脈か
ら心臓への接合部である3弁尖によって認識される。オイルレッドOを用いて染
色した後に切片を脂肪線条病変について評価する。切片毎の病変面積は、試験し
た標本について何も知らされていない観察者がグリッドを用いて計数する。
【0100】 アテローム硬化症の程度は大動脈洞の高さで評価する。組織の加工処理および
染色を実施する。病変面積はRubin EM,Kraus RM,Spang
ler EA & al.(Inhibition of early ath
erogenesis in transgenic mice by hum
an apolipoprotein Al(ヒトアポリポタンパク質Alによ
るトランスジェニックマウスにおける早期アテローム発生の抑制). Natu
re 1991;353:265−267)の変形方法によって定量する。
【0101】 アテローム硬化性病変の免疫組織化学 mAbs:ラットモノクローナル抗体H129.19(L3T4)−抗マウスC
D4+およびS3−6.7(Ly−2)−抗マウスCD8aはPharMing
en(サンディエゴ、カリフォルニア州、米国)から入手する;MCA497(
F4/80)抗マウスマクロファージはSerotec(オックスフォード、英
国)から入手する。
【0102】 CD4、CD8およびマクロファージに対する免疫組織化学的染色は大動脈洞
の厚さ5μmの冷凍切片について実施する。切片は−20℃でメタノール中で4
分間固定し、その後−20℃でエタノールと一緒に10分間インキュベートする
。その後非免疫ヤギ血清を用いて室温で15分間に渡ってブロックし、その後室
温で30分間CASブロッキング剤と一緒にインキュベートする。引続いて、ラ
ットモノクローナル抗マウスCD4/CD8を室温で1時間に渡り添加する。洗
浄後、室温で30分間に渡ってアフィニティー精製ビオチン化ウサギ抗ラットI
gG抗体を添加する。洗浄後、スライドを0.3%Hと一緒にインキュベ
ートし、さらに追加のすすぎ洗いおよび室温で30分間に渡るストレプトアビジ
ン−ペルオキシダーゼ抱合体と一緒にインキュベートする。洗浄後、スライドを
15分に渡り3−アミノ−9−エチルカルボナソール(AEC)基質(Dako
)を用いて展開させる。ヘマトキシリンを用いて切片を対比染色する。脾切片を
陽性対照として使用する。第1または第2抗体が欠如する染色を陰性対照として
使用する。
【0103】 養子移入実験 試験の各々において寛容および非寛容マウスからT細胞(CD4もしくはCD
8細胞のどちらか)を単離し、LDL−RD同腹子へ移し、これらに6週間に渡
ってアテローム発生食を投与する。実験の終了時に、アテローム硬化症の評価お
よび免疫組織化学検査のために心臓を取り出す。
【0104】 当業者には本発明が上記で具体的に示した実施例の詳細には限定されないこと
、および本発明がその重要な特性から逸脱することなく他の特異な形態で具体化
できることは明白であろう、および従って本発明の実施態様および実施例はあら
ゆる面において上記の説明にとってではなく添付のクレームにとっての例示的か
つ非制限的な参照であると見なされることが望ましく、さらにクレームの意味お
よび同等性の範囲内に含まれるすべての変更はその中に含まれることが意図され
ている。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年5月30日(2000.5.30)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】 発明の開示 従って、本発明によれば経口投与のための薬学的に許容可能な担体と組み合わ
せて変性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパク質(Ox LDL)、
熱ショックタンパク質60/65(HSP 60/65)、β−糖タンパク質
−1(βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそれらの混合物からなる群
から選択された有効成分を含有する、経口投与によってアテローム硬化症を予防
および/または治療するための経口免疫寛容誘発性組成物が提供される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】 本発明のある好ましい実施態様では、経口投与のための薬学的に許容可能な担
体と組み合わせて変性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパク質(Ox
LDL)、熱ショックタンパク質60/65(HSP 60/65)、β
糖タンパク質−1(βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそれらの混合
物からなる群から選択された有効成分を含有する、経口投与によって心臓発作を
予防および/または治療するための経口免疫寛容誘発性組成物が提供される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】 本発明のまた別の好ましい実施態様では、経口投与のための薬学的に許容可能
な担体と組み合わせて変性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパク質(
Ox LDL)、熱ショックタンパク質60/65(HSP 60/65)、β −糖タンパク質−1(βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそれらの
混合物からなる群から選択された有効成分を含有する、経口投与によって血管形
成術後の再狭窄を予防および/または治療するための経口免疫寛容誘発性組成物
が提供される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】 本発明のさらに別の好ましい実施態様では、経口投与のための薬学的に許容可
能な担体と組み合わせて変性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパク質
(Ox LDL)、熱ショックタンパク質60/65(HSP 60/65)、
β−糖タンパク質−1(βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそれら
の混合物からなる群から選択された有効成分を含有する、経口投与によって脳卒
中を予防および/または治療するための経口免疫寛容誘発性組成物が提供される
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】 本発明のまた別の態様では、経口投与のための薬学的に許容可能な担体と組み
合わせて変性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパク質(Ox LDL
)、熱ショックタンパク質60/65(HSP 60/65)、β−糖タンパ
ク質−1(βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそれらの混合物からな
る群から選択された有効成分を含有する経口免疫寛容誘発性組成物を経口投与す
るステップを含有する、被験者におけるアテローム硬化症を予防および/または
治療するための方法が提供される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】 本発明のある好ましい実施態様では、経口投与のための薬学的に許容可能な担
体と組み合わせて変性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパク質(Ox
LDL)、熱ショックタンパク質60/65(HSP 60/65)、β
糖タンパク質−1(βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそれらの混合
物からなる群から選択された有効成分を含有する経口免疫寛容誘発性組成物を経
口投与するステップを含有する、被験者における心臓発作を予防および/または
治療するための方法が提供される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】 本発明のまた別の好ましい実施態様では、経口投与のための薬学的に許容可能
な担体と組み合わせて変性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパク質(
Ox LDL)、熱ショックタンパク質60/65(HSP 60/65)、β −糖タンパク質−1(βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそれらの
混合物からなる群から選択された有効成分を含有する経口免疫寛容誘発性組成物
を経口投与するステップを含有する、被験者における血管形成術後の再狭窄を予
防および/または治療するための方法が提供される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】 本発明のさらになお別の好ましい実施態様では、経口投与のための薬学的に許
容可能な担体と組み合わせて変性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパ
ク質(Ox LDL)、熱ショックタンパク質60/65(HSP 60/65
)、β−糖タンパク質−1(βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそ
れらの混合物からなる群から選択された有効成分を含有する経口免疫寛容誘発性
組成物を経口投与するステップを含有する、被験者における脳卒中を予防および
/または治療するための方法が提供される。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年10月12日(2000.10.12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SE,SG,SI,SK,SL,T J,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C084 AA01 BA34 BA36 BA47 MA52 NA14 ZA36 ZA45 4C086 AA01 DA34 MA01 MA52 ZA36 ZA45

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経口投与のための薬学的に許容可能な担体と組み合わせて変
    性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパク質(Ox LDL)、熱ショ
    ックタンパク質60/65(HSP 60/65)、β−糖タンパク質−1(
    βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそれらの混合物からなる群から選
    択された有効成分を含有する、アテローム硬化症を予防および/または治療する
    ための経口免疫寛容誘発性組成物。
  2. 【請求項2】 経口投与のための薬学的に許容可能な担体と組み合わせて変
    性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパク質(Ox LDL)、熱ショ
    ックタンパク質60/65(HSP 60/65)、β−糖タンパク質−1(
    βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそれらの混合物からなる群から選
    択された有効成分を含有する、心臓発作を予防および/または治療するための経
    口免疫寛容誘発性組成物。
  3. 【請求項3】 経口投与のための薬学的に許容可能な担体と組み合わせて変
    性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパク質(Ox LDL)、熱ショ
    ックタンパク質60/65(HSP 60/65)、β−糖タンパク質−1(
    βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそれらの混合物からなる群から選
    択された有効成分を含有する、血管形成術後の再狭窄を予防および/または治療
    するための経口免疫寛容誘発性組成物。
  4. 【請求項4】 経口投与のための薬学的に許容可能な担体と組み合わせて変
    性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパク質(Ox LDL)、熱ショ
    ックタンパク質60/65(HSP 60/65)、β−糖タンパク質−1(
    βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそれらの混合物からなる群から選
    択された有効成分を含有する、脳卒中を予防および/または治療するための経口
    免疫寛容誘発性組成物。
  5. 【請求項5】 前記有効成分が変性低密度リポタンパク質である請求項1に
    記載の経口免疫寛容誘発性組成物。
  6. 【請求項6】 前記有効成分が酸化低密度リポタンパク質(Ox LDL)
    である請求項1に記載の経口免疫寛容誘発性組成物。
  7. 【請求項7】 前記有効成分が酸化低密度リポタンパク質(Ox LDL)
    の活性誘導体である請求項1に記載の経口免疫寛容誘発性組成物。
  8. 【請求項8】 前記有効成分が熱ショックタンパク質60/65(HSP
    60/65)である請求項1に記載の経口免疫寛容誘発性組成物。
  9. 【請求項9】 前記有効成分が熱ショックタンパク質60/65(HSP
    60/65)の活性誘導体である請求項1に記載の経口免疫寛容誘発性組成物。
  10. 【請求項10】 前記有効成分がβ−糖タンパク質−1(βGP−1)
    である請求項1に記載の経口免疫寛容誘発性組成物。
  11. 【請求項11】 前記有効成分がβGP−1の活性誘導体である請求項1
    に記載の経口免疫寛容誘発性組成物。
  12. 【請求項12】 前記活性誘導体がリソホスファチジルコリン(LPC)で
    ある請求項1に記載の経口免疫寛容誘発性組成物。
  13. 【請求項13】 前記LDLがマロンジアルデヒドLDL(MDA−LDL
    )である請求項1に記載の経口免疫寛容誘発性組成物。
  14. 【請求項14】 経口投与のための薬学的に許容可能な担体と組み合わせて
    変性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパク質(Ox LDL)、熱シ
    ョックタンパク質60/65(HSP 60/65)、β−糖タンパク質−1
    (βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそれらの混合物からなる群から
    選択された有効成分を含有する経口免疫寛容誘発性組成物を投与するステップを
    含有する、被験者におけるアテローム硬化症を予防および/または治療するため
    の方法。
  15. 【請求項15】 経口投与のための薬学的に許容可能な担体と組み合わせて
    変性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパク質(Ox LDL)、熱シ
    ョックタンパク質60/65(HSP 60/65)、β−糖タンパク質−1
    (βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそれらの混合物からなる群から
    選択された有効成分を含有する経口免疫寛容誘発性組成物を投与するステップを
    含有する、被験者における心臓発作を予防および/または治療するための方法。
  16. 【請求項16】 経口投与のための薬学的に許容可能な担体と組み合わせて
    変性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパク質(Ox LDL)、熱シ
    ョックタンパク質60/65(HSP 60/65)、β−糖タンパク質−1
    (βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそれらの混合物からなる群から
    選択された有効成分を含有する経口免疫寛容誘発性組成物を投与するステップを
    含有する、被験者における血管形成術後の再狭窄を予防および/または治療する
    ための方法。
  17. 【請求項17】 経口投与のための薬学的に許容可能な担体と組み合わせて
    変性低密度リポタンパク質、酸化低密度リポタンパク質(Ox LDL)、熱シ
    ョックタンパク質60/65(HSP 60/65)、β−糖タンパク質−1
    (βGP−1)、それらの機能的誘導体およびそれらの混合物からなる群から
    選択された有効成分を含有する経口免疫寛容誘発性組成物を投与するステップを
    含有する、被験者における脳卒中を予防および/または治療するための方法。
  18. 【請求項18】 前記有効成分が変性低密度リポタンパク質である請求項1
    4に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記有効成分が酸化低密度リポタンパク質(Ox LDL
    )である請求項14に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記有効成分が酸化低密度リポタンパク質(Ox LDL
    )の活性誘導体である請求項14に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記有効成分が熱ショックタンパク質60/65(HSP
    60/65)である請求項14に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記有効成分が熱ショックタンパク質60/65(HSP
    60/65)の活性誘導体である請求項14に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記有効成分がβ−糖タンパク質−1(βGP−1)
    である請求項14に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記有効成分がβ−糖タンパク質−1(βGP−1)
    の活性誘導体である請求項14に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記活性誘導体がリソホスファチジルコリン(LPC)で
    ある請求項14に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記LDLがマロンジアルデヒドLDL(MDA−LDL
    )である請求項14に記載の方法。
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