JP2002525934A - テレコミュニケーションネットワークにおける同時コールの遂行 - Google Patents
テレコミュニケーションネットワークにおける同時コールの遂行Info
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Abstract
Description
する方法及び装置に係る。本発明は、移動テレコミュニケーションネットワーク
、特に、いわゆる第3世代(3G)の移動通信システムに関連して説明する。し
かしながら、本発明は、有線型ネットワークにも適用できる。UMTS(ユニバ
ーサル移動テレコミュニケーションシステム)のような3G移動システムがUM
TSフォーラム及びヨーロピアンテレコミュニケーションスタンダードインステ
ィテュートETSIによって規格化されている。UMTSの現在の状態は、参照
文献1ないし4に規定されている。将来の3Gシステムは、単一の移動ステーシ
ョンへの/からの多数の同時コールを許さねばならないことが示唆されている。
換言すれば、移動ステーションは、多数の独立して制御されるトラフィックチャ
ンネルを有していなければならない。
扱いが「可能であるべき(should-be possible)」レベルでしか特定されていない
ことである。換言すれば、公知の出版物は、単一の移動ステーションへの/から
の多数のコールの管理詳細をほぼ完全に無視している。GSMのような第2世代
(2G)システムでは、移動ステーションが2つのコールを有する状態が1つあ
る。このような状態は、加入者が、コール保留(CH)と称する補足サービス(
SS)を有する場合に生じる。しかしながら、2G移動ステーションは、多数の
独立して制御されるトラフィックチャンネルをもつことがなく、CH状態では、
一方のコールのみがアクティブであり、他方のコールは保留状態にある。いわゆ
る高速データ転送でも、移動ステーションは、多数のタイムスロットを使用する
が、全てのタイムスロットは、共通のトラフィックチャンネルに指定される。
ラフィックチャンネルを用いた単一の移動ステーションへの/からの多数の独立
した同時コールを示すのに使用する。あるコールは、移動発信(MO)コールで
あり、そしてあるコールは、移動着信(MT)コールである。本発明の目的は、
このようなマルチコールをサポートするメカニズムを提供することである。移動
ステーションのユーザは、出呼びとは独立して入呼びを受信しそして入呼びとは
独立して新たな出呼びを発信することができねばならない。この必要性は、既存
のシステムにおける補足サービスに対して充分に確立された幾つかの手順をある
程度妨げ又はそれに対立する。本発明の別の目的は、このような対立を解消し、
そしてそれを最小に保持することである。
れる。本発明の好ましい実施形態は、従属請求項に記載する。 本発明は、無線インターフェイスのように転送容量が限定された送信経路を経
て加入者ターミナルが接続されたテレコミュニケーションネットワークにおいて
入呼び及び出呼びを許すための新規な基準をベースとする。本発明の第1の特徴
によれば、テレコミュニケーションネットワークと加入者ターミナルとの間の多
数の独立した同時コールを管理する方法が提供される。公知の方法は、もし新た
なコールを許しても、送信経路の使用可能な容量に関連した第1の上限を越えな
い場合にしかその新たなコールを許さないという段階を含む。
る。2Gシステムでは、送信経路の使用可能な容量内でのみ新たなコールを許す
段階は、ほとんど意味のないものである。というのは、無線インターフェイスの
容量が1コールだからである。3Gシステムでは、無線ネットワークコントロー
ラRNCは、通常、無線インターフェイスの最大データレートに到達するまで、
各同時コールに対してある量のデータレートを割り当てる受け入れ制御機能を有
している。或いは又、ネットワークに負荷がかかった場合に、受け入れ制御機能
が必要量より小さなデータレートを割り当ててもよい。従って、第1の上限は、
無線インターフェイスの物理的データレートにせいぜい等しいが、受け入れ制御
がそれを低い値に制限する。本発明の第1の特徴による方法は、同時コールの数
に対して、ゼロ以上の少なくとも1つの第2上限を定義し、ネットワークと移動
ステーションとの間で同時コールの実際の数を監視し、そして同時コールの実際
の数が第2上限より小さい場合にのみ新たな入呼び又は出呼びを許可するという
段階を含むことを特徴とする。
という表現(「第1」又は「物理的」という語を伴わない上限それ自体)は、第
2上限、即ち現在上限を指す。 本発明の第2の特徴によれば、上記方法を実施するためのコール制御機能(C
C)を有するネットワーク要素、例えば、移動サービス交換センターが提供され
る。 本発明の更に別の特徴によれば、加入者データのセットを記憶するための加入
者レジスタであって、加入者データの各セットが特定の移動ステーションに関連
され、そして当該移動ステーションへの/からの同時コールの数に対する少なく
とも1つの上限を記憶するための対応データ構造を含むか又はそれに関連される
ような加入者レジスタ、好ましくはホーム位置レジスタHLR又はビジター位置
レジスタVLRが提供される。
限をセットするように特に適応されたユーザインターフェイスを有し、その上限
(1つ又は複数)をテレコミュニケーションネットワークに送信するように構成
された移動ステーションのような加入者ターミナルが提供される。 本発明の好ましい実施形態によれば、コールは、音声コール、データコール及
びファックスコールのような複数のコール形式に分類される。各形式ごとに個別
の上限があるのが好ましい。例えば、マルチメディアサービスは、各コールが1
つのデータ流を制御するようなマルチコールとして実施することができる。マル
チメディアセッションにおいて、音声、映像及びデータの各々に対して1つのデ
ータ流がある。(映像のデータ流はデータコールにおいて転送されてもよいし、
又は映像に対して個別のコール形式があってもよい。)このような同時コールを
収集しそして同期することは、コアネットワークでは行われない。コアネットワ
ークは、共通セッションに関連したコール間の関係を確認する必要がない。むし
ろ、このような同時コールを同期することは、移動ステーション又はそれに接続
されたコンピュータ或いはセルラーネットワークに作動的に接続されたアプリケ
ーションサーバにおいて実行されるユーザ又はアプリケーションレベルのソフト
ウェアのタスクである。
しても、第1上限を越えないことを照合するために、任意のチェックを行うこと
ができる。しかしながら、コール制御機能が、無線インターフェイスの限界内で
データレートを割り当てることにより、この段階をとにかく実行することを考慮
すれば、これは厳密に必要というのではない。現在のバージョンによれば、3G
移動ステーションは、データレートに関しては、非常に多数の同時コールをサポ
ートすることができる。これは、このようなコールを編成するユーザの能力を遥
かに越えるものであり、従って、実際には、第2の上限は、一般に、無線インタ
ーフェイスの最大データレートに到達しない低い数値にセットされる。
。好ましくは、1つ以上の上限が、従来の加入者データと一緒にホーム位置レジ
スタHLRに記憶される。又、それらの上限は、従来の加入者データと一緒に、
MSにサービスするMSC/VLRにも転送される。MSにサービスするMSC
/VLRは、同時コールの実際の数を監視し、実際のコール数をコールの上限と
比較し、そして実際の数が上限より少ない場合にのみ新たなコールを許す。上述
したように、記憶、転送、比較等は、各コール形式に対して個々に実行される。
1つ又は複数)を変更することが許される。これを実施するための若干粗野なメ
カニズムとして、ユーザは、適当に形式化された無接続メッセージ、例えば、シ
ョートメッセージ又はUSSD(未構成補足サービスデータ)メッセージを送信
することができる。ユーザにより馴染み深い解決策として、ユーザは、進歩型の
移動ステーション、それに接続されたポータブルコンピュータ、又は個別のコン
ピュータに常駐するWWWブラウザにより、自分のコンフィギュレーションオプ
ションにアクセスすることができる。
の補足サービスが、より進歩型の(コンフィギュレーション可能な)バージョン
に置き換えられる。これらの補足サービスは、BAIC(入呼びの阻止)及びB
AOC(出呼びの阻止)であり、これらは、BMIC(N1)(多数の入呼びの
阻止)及びBMOC(N2)(多数の出呼びの阻止)に各々置き換えられる。パ
ラメータN1及びN2は、許された同時入呼び又は出呼びの最大数を指示する。
N1=N2=0の場合には、BMIC(N)及びBMOC(N)がBAIC及び
BAOCに各々等しい。N1=N2=1の場合には、移動ステーションが2Gの
移動ステーションのように動作し、即ち単一コールが許されるだけであり、マル
チコールは許されない。
は、これらサービスのより進歩型のバージョンと並列に使用することができる。
それとは別に、パラメータN1及びN2は、任意なものとされて、サービスBA
IC及びBAOCの名前に付随されてもよい。BAIC(N1)及びBAOC(
N2)は、同時コールの数を各々N1及びN2に制限する。N1又はN2が省略
される場合には、ゼロにデフォールトし、これは、BAIC及びBAOCのGS
M型実施と同等である。
ション可能な現在値とを有するのが好ましい。ネットワークオペレータは、マル
チコールを取り扱う能力に対して割増料金を課することができる。この割増料金
を支払う意志のない加入者の場合、N1及びN2の上限は1であり、即ちマルチ
コールは許されない。たとえマルチコールが許されても、それらの数は、ある適
度な値に制限される。一方、請求書に対して支払をする会社は、N1及びN2を
ほとんどのユーザに対して1に制限するように希望し、そしてマルチコールの能
力を絶対的に必要とする何人かのユーザに対してのみマルチコールを許すように
してもよい。ユーザは、N1及びN2の現在値をゼロとこれら上限の低い方との
間にセットすることが許される。
が変更されたときには(少なくともそれらが増加されたときには)、EIRを調
べて、新たな値が物理的上限内に入るよう確保することができる。或いは又、M
Sの物理的上限をHLRに記憶するか、又はMS自体でしかそれを知り得ないよ
うにし、MSとRNCが、相互に合意する値をネゴシエーションするようにして
もよい。UMTSに対する現在のプランでは、物理的上限は、コールの固定数で
はなく、最大データレート又は帯域巾である。個々の同時コールに対する特性デ
ータレートの和が移動ステーションの最大データレートを越えないように、1つ
以上の現在上限を特定しなければならない。物理的上限は、データレート(メガ
ビット/秒)で表されるのが好ましいが、現在上限は、各形式の最大コール数と
して表されるのが好ましい。というのは、この限界は、主として、個々のコール
を編成するためのユーザの能力に関連しているからである。最もあり得そうなこ
ととして、同時音声コールの上限が1にセットされるが、これは、同時データ及
びファクスコールの数も適度な数値に制限することを意味する。データレートに
ついては、UMTSターミナルは、非常に多数の同時データコールをサポートで
きるが、各データコールがコールのある点においてユーザの注目を必要とする場
合には、ユーザが圧倒されることになる。各データコールに対する特性データレ
ートは、例えば、当該コールに対するネゴシエーションされたサービスクオリテ
ィ(QoS)により決定することができる。 本発明の他の好ましい実施形態によれば、ネットワークにおける幾つかのビジ
ー状態を検出するための基準、及びこのような基準を使用するある補足サービス
が変更される。
Sのようなマルチコール機能を有するシステムを指す。対応的に、「2Gシステ
ム」とは、マルチコール機能のないシステム、例えば、GSMシステムを指す。
「3Gモード」とは、マルチコールが許されたときの3Gシステムのオペレーシ
ョンを指し、そして「2G」モードとは、マルチコールが許されないときのオペ
レーションを指す。 図1は、UMTSのような第3世代の移動通信ネットワークのブロック図であ
る。3Gシステムは、完全に標準化されていないことを理解されたい。それ故、
全ての用語及び表現は、一例として使用されるもので、説明上の用語として解釈
されるべきであり、何らそれに限定されるものではない。
ービス及び認識モジュール)とで構成される。MSと無線アクセスネットワーク
RANとの間には無線インターフェイスUuがあり、RANは、無線ネットワー
クコントローラRNCの制御下にあるベースステーションBSを含む。回路交換
サービスの場合に、RNCは、Aインターフェイスを経て移動サービス交換セン
ターMSCに接続され、そしてパケット交換サービスの場合に、Gbインターフ
ェイスを経てサービスGPRSサポートノードSGSNへ至る接続がある。MS
C及びSGSN要素は、個別のUMTS追加区分を含むことができる。MSに関
連した加入者データは、ホーム位置レジスタHLRに永久的に記憶され、そして
回路交換オペレーションの場合に、データは、そのときMSにサービスしている
MSCのビジター位置レジスタVLRへ転送される。GSM/GPRSシステム
のA及びGbインターフェイスをUMTSのIuインターフェイスに適応させる
ための個別のインターワーキングユニットIWUがある。装置関連データを記憶
するために、ネットワークは、装置認識レジスタEIRを備えている。加入者特
有のデータを入力しそして更新するために、マン−マシンインターフェイスMM
Iを有するオペレーション・メンテナンス区分O&Mがある。補足サービスを形
成しそして管理するために、通常は、インテリジェントネットワークのサービス
制御ポイント(SCP)の進化型バージョンと考えられる専用のサービス制御ノ
ードSCNがある。
加入者データは、各コール形式(音声、データ、ファックス等)に対する現在上
限も含む。物理的上限を含む移動ステーションの仕様は、EIR、HLR又はM
S自体に記憶することができる。MSのユーザは、適当に形式化されたショート
メッセージ又はUSSDメッセージを送信することにより、或いは好ましくは、
移動ステーションで又はインターネットに接続された個別のコンピュータ(図示
せず)でインターネットを経てアプリケーションサーバASにアクセスすること
により、各コール形式に対する現在上限を変更することができる。
20を示す。本発明の好ましい実施形態によれば、データ構造体20は、音声、
データ及びファックスコールに対する個々の上限(NMAXv、NMAXD、NM
AXF)と、同時コールの個々の現在数(Nv、ND、NF)を各々含む。最大数は
、最初にHLRに記憶され、そこから、MSにサービスするMSC/VLRへ転
送される。MSC間ハンドオーバーの間に、データ構造体20は、新たなMSC
/VLRに転送されねばならない。
トである。図2Bは、各コール形式(音声、データ及びファックス等)に対して
個々の上限を有する本発明の好ましい実施形態に関するものである。ステップ2
1では、新たなコールの要求が検出される。ステップ22では、コール形式(音
声、データ又はファックス)が決定される。ステップ23では、このコール形式
に対する現在数Nが、その同じコール形式の現在上限NMAXと比較される。こ
のコール形式に対してN=NMAXである(即ち既に上限に達している)場合に
は、ステップ27においてコールが拒絶される。ステップ21は、公知のテスト
に対応するもので、新たなコールが、無線インターフェイスのような送信経路の
物理的又は使用可能な容量を越えるかどうかテストされる。もしそうであれば、
ステップ27においてコールが拒絶される。さもなくば、ステップ25において
、このコール形式の数Nが1だけ増加され、そしてステップ26において、コー
ルが許可される。当然、コールが解除されるときには、このコール形式の数Nが
1だけ減少されるが、図2Bには明確に示されていない。
(UDUB)の2種類のビジー状態がある。2Gシステムでは、移動ステーショ
ンの1つと、トラフィックチャンネルのみがビジーである場合に、NDUB状態
が検出される。本発明によれば、MSの1つのトラフィックチャンネルが割り当
てられた場合に、NDUB状態が必ずしも検出されない。又、MSの全てのトラ
フィックチャンネルが割り当てられたかどうかテストするだけでは充分でない。
本発明によれば、同時コールの実際の数が現在上限に等しい場合にNDUB状態
が検出される。多数のコール形式(音声、データ、ファックス等)に対してND
UB検出を個々に実行するのが好ましい。
を指示した場合にも検出される。この場合、ネットワークは、ユーザがUDUB
をキャンセルするまでNDUB状態を維持する。ユーザは、この特徴を使用して
、ユーザが新たなコールの受信を希望しないことを指示することができる。 図3Aに示すように、移動発信(MO)コール確立手順においては、ユーザの
選択が次のようにネットワークに指示される。ステップ3−11において、MS
は、SETUP(設定)メッセージをMSCに送信する。ステップ3−12では
、MSCがCALL_PROCEEDING(コール進行)メッセージでMSに
応答する。ステップ3−13では、MSCがALERTING(警報)メッセー
ジをMSに送信する。ステップ3−14では、MSCがCONNECT(接続)
メッセージをMSに送信する。ステップ3−15では、MSが原因コード「ユー
ザビジー」を伴うCONNECT_ACK(接続確認)メッセージで応答する。
ステップ3−16では、「ユーザビジー」に応答して、MSCがそのMSに対す
るNDUB状態を登録する。
ットワークにいかに指示されるかを示す。ステップ3−21では、MSCがSE
TUP(設定)メッセージをMSに送信する。ステップ3−22では、ユーザが
コールを受け入れる場合に、MSは、原因コード「ユーザビジー」を伴うCAL
L_CONFIRMED(コール確認)メッセージを送信する。ユーザがコール
を拒絶する場合には、MSは、原因コード「ユーザビジー」を伴うRELEAS
E(解除)メッセージを送信する。「ユーザビジー」に応答して、ステップ3−
23では、MSCがこのMSに対するNDUB状態を登録する。
状態のキャンセルをいかに通知するかを示す。ステップ3−31において、MS
は、ファシリティ情報エレメント「キャンセルビジー」を伴うDISCONNE
CT(切断)メッセージをMSCに送信する。UDUB状態をキャンセルするこ
のDISCONNECTメッセージに応答して、ステップ3−32において、M
SCは、このMSに対するNDUB状態をキャンセルする。 図3Dは、ネットワークで開始されるコール解除手順を示す。ステップ3−4
1において、MSCは、DISCONNECTメッセージをMSに送信する。ス
テップ3−42において、MSは、ファシリティ情報エレメント「キャンセルビ
ジー」を伴うRELEASE(解除)メッセージをMSCに送信する。UDUB
状態をキャンセルするRELEASEメッセージに応答して、ステップ3−43
において、MSCは、このMSに対するNDUB状態をキャンセルする。
それらの振る舞いを変更しなければならない。即ち、CW(コール待機)、CF
B(ビジー時コール再送)、及びCCBS(ビジー加入者へのコールの完了)。
更に、次の補足サービスは、マルチコールオペレーションと対話するエレメント
を含む。即ち、MPTY(多当事者コール)、CH(コール保留)、及びECT
(明確なコール転送)。これらの補足サービスに対する変更を以下に詳細に説明
する。
グと必ずしも相違しない。現在の仕様によれば、シグナルパラメータは、特殊な
警報トーン(コール待機)を与えねばならないことを指示する。この情報をシグ
ナルパラメータにおいて搬送することは厳密に必要とされない。というのは、M
Sがこの状態自体を検出できるからである。ユーザがビジーな場合には、2Gシ
ステムと3Gシステムとの間でCW状態に差はない。しかしながら、MSユーザ
が2Gモードを選択するがCWをアクチベートしない場合には、差が生じる。M
Sがビジーの場合には、入呼びが与えられず、一方、3Gモードでは、入呼びが
独立したコールとして与えられる。この問題は、同時コールの上限を1にセット
する(一時的に)ことにより解決することができる。ここで、MSがビジーであ
りそしてCWがアクチベートされない場合には、2Gシステムの場合と同様に、
入呼びが阻止される。
が単一のトラフィックチャンネルを共用しなければならないからである。CHオ
ペレーションにおいては、1つのコールがアクチベートされ、そして他のコール
が保留される。CHは、3Gシステムでは冗長機能であることが明らかである。
しかしながら、それに対応する機能は、ユーザがそのとき取り扱えないコールを
ミューティングするために依然有用である。 同様に、MPTY(多当事者コール)は、3Gシステムでは冗長なSSと考え
られる。というのは、多数のコールのスピーチ経路を移動ステーションにおいて
結合できるからである。それでも、MPTYを個別の補足サービスとして実施す
るのが好ましい。というのは、ネットワーク(MSではなく)においてスピーチ
経路を結合しそしてその結合されたスピーチ経路をMSに与えると、エアインタ
ーフェイスリソース及びMSのバッテリが節約されるからである。
そのサービスされるユーザのISDN番号ヘアドレスされたコールであって、ネ
ットワーク決定のユーザビジー(NDUB)又はユーザ決定のユーザビジー(U
DUB)のいずれかのビジー状態に遭遇するコールを、別のユーザへネットワー
ク再指向させることができる。 図4は、本発明に関連した仮説シナリオを示すシグナリング図である。明瞭化の
ために、このシグナリング図は相当に簡単化されており、リソース指定等のルー
チンタスクは省略されていることを理解されたい。ステップ402において、物
理的上限を含むMSの仕様がEIRに記憶される。ステップ404において、異
なるコール形式に対する現在上限NMAXを含む加入者データがHLRに記憶さ
れる。ステップ406では、MSユーザが、同時コールに対する現在上限NMA
XをセットするためにアプリケーションサーバーASにアクセスする。ステップ
408では、ASがHLRから上限を検索する。ステップ410では、ASが現
在上限をMSユーザに示す。ステップ412では、MSユーザが新たな上限を次
のようにセットする。音声コールの数NMAXV=1、データコールの数NMA
XD=5、ファックスコールの数NMAXF=1。この点について、同時音声コー
ルの数は1に制限されるので、MSは、2G装置と同様に動作する。しかしなが
ら、多数のデータコールを取り扱うことができ、この例では、音声コールに含ま
れる間に1つのファックスコールを取り扱う。ステップ414では、ASが変更
された上限をHLRに送信し、HLRは、それらをMSC/VLRへ送信する。
(任意であるが、AS又はHLRのいずれかがEIRを調べて、新たな限界が妥
当なものであることを、ハードウェアの能力を考慮してチェックすることができ
る。)ステップ416では、MSがSETUP(設定)メッセージを送信するこ
とによりデータコールを開始する。ステップ418ないし420では、MSCが
、現在データコールの数(ND=0)を、現在データコールの最大数(NMAXD =5)と比較し、そしてCONNECT(接続)メッセージをMSへそしてSE
TUPメッセージをPSTNへ送信することによりコールを許す。MSCは、デ
ータコールの現在数NDを1に増加する。
化されたショートメッセージ又はUSSDメッセージをネットワークに送信する
ことができ、その一例を図5について以下に説明する。 ステップ422では、進行中のデータコールがユーザの注目を完全に浴びず、
ユーザは、音声コールを開始する。ステップ424ないし426では、MSCは
、現在音声コールの数(NV=0)を音声コールの最大数(NMAXV=1)と比
較し、そしてCONNECTメッセージをMSに送信することによりコールを許
す。MSCは、現在音声コールの数NVを1にセットする。
うと試みる。ステップ430において、MSCは、現在音声コールの数(NV=
1)を音声コールの最大数(NMAXV=1)と比較し、そしてステップ432
において、RELEASEメッセージをPSTNに送信することによりMTコー
ルを拒絶する。MS加入者が、例えば、CFB補足サービスを有する場合には、
それがこの点においてトリガーされる(コールは、音声メールのような別の番号
へ再指向される)。
について問い合わせするために、別のデータコールを発するようにユーザに要求
すると仮定する。ユーザは、音声コールに加えて2つの進行中データコールを有
するので、ユーザビジー状態を信号することによりそれ以上のコールを辞退する
ように判断する。このようなシグナリングの詳細は、図3AのMOコール確立手
順について既に説明した。 ステップ436ないし438では、MSCは、再び、現在データコールの数(
ND=1)を現在データコールの最大数(NMAXD=5)と比較し、そしてCO
NNECTメッセージをMSに送信することによってコールを許可する。又、こ
れは、現在データコールの数NDを2に増加する。ステップ440では、MSは
、原因コード「ユーザビジー」を伴うCONNECT_ACKメッセージを送信
する。ステップ442では、MSCがUDUB状態を検出し、そしてNDUB状
態をセットする。
試みる。現在データコールの数(ND=0)は、データコールの最大数(NMA
XD=1)より小さいが、NDUB状態であるために、MSCがこの比較を実行
する必要がない。ステップ446では、MSCが、RELEASEメッセージを
発呼者に送信することによりMTデータコールを拒絶する。 ステップ448では、別の加入者がMTファックスコールをMSへ発信しよう
と試みる。ステップ450ないし452では、MSCが現在ファックスコールの
数(NF=0)を現在データコールの最大数(NMAXF=1)と比較し、そして
CONNECTメッセージを発呼者に送信することによりコールを許可する。又
、これは、現在ファックスコールの数NFを1に増加する。従って、本発明の好
ましい実施形態によれば、ユーザは、各コール形式に対してUDUB状態を個々
にアクチベートすることができる。この例では、MSは、データコールに対して
ビジーである(UDUBのために)が、ファックスコールには使用できる。
ルに対してUDUB状態をキャンセルしようとする。ステップ454では、MS
は、ファシリティ情報エレメント「キャンセルビジー」を伴うDISCONNE
CTメッセージを送信する。このDISCONNECTメッセージに応答して、
ステップ456ないし458では、MSCは、RELEASEメッセージをPS
TNに送信し、同時データコールの数NDを減少し、そしてこのMSに対してN
DUB状態をキャンセルする。
ンターフェイスを有する移動ステーションのような加入者ターミナルを示す。こ
の例において、ユーザインターフェイスは、ディスプレイ50と、ソフトウェア
プログラマブルオプションキー51及び52と、アップ/ダウンキー53及び5
4とを備えている。このようなユーザインターフェイスは、例えば、Nokia
2110GSMターミナルから知られている。本発明の更に別の特徴によれば、
ユーザインターフェイスのコンフィギュレーションパラメータは、上記同時コー
ルの数に対して、ゼロ以上の少なくとも1つの第2の上限(NMAX)を含み、
そして加入者ターミナルは、上記少なくとも1つの第2の上限(NMAX)をテ
レコミュニケーションネットワークへ送信する。
)を定義する間の移動ステーションを指す。ユーザは、アップ/ダウンキー53
及び54を使用することにより限界を変更し、そしてプログラマブルOKキー5
1でその選択を受け入れることができる。参照記号MS2は、ユーザが、ディス
プレイ50に示すように、限界を定義し終えたときの移動ステーションを指す。
この段階において、プログラマブルキー51は、「送信」を意味する。ユーザが
このキーを押すと、移動ステーションは、同時データコールの数に対するユーザ
の上限を含むメッセージ55をネットワークに送信する。この例では、メッセー
ジ55は、#789V1D5F1#のようなUSSDメッセージとして示されて
おり、ここで、キャラクタ#は、USSDメッセージの輪郭を定め、789は、
このコンフィギュレーションのコードであり、そしてV1、D5及びF1は、音
声、データ及びファックスコールの上限を各々特定する。
、第3世代の移動通信システムについて説明したが、加入者ターミナルへの送信
経路がADSL(非対称的デジタル加入者ライン)接続のような高速接続である
ような有線ネットワークにも適用できる。従って、本発明は、これらの例や使用
した用語に限定されるものではなく、請求の範囲内で種々の変更がなされ得る。 参照文献: 1.UMTSシステム要求事項01.03 2.一般的UMTSアーキテクチャー23.01 3.ネットワークの原理23.05 4.UMTSサービスに関する原理22.01 これら全ての参照文献は、参考としてここに取り上げる。
る。
ーフェイスを有する加入者ターミナルを示す図である。
Claims (16)
- 【請求項1】 1組の加入者データに各々関連した加入者ターミナル(MS)と
テレコミュニケーションネットワーク(PLMN)との間で送信経路(Uu)を経て多数の
独立した同時コールを管理する方法であって、上記送信経路の使用可能な容量に
関連した第1の上限内のみで新たなコールを許す段階を含む方法において、 上記同時コールの数に対して、ゼロ以上の少なくとも1つの第2上限(NMAX)を
定義し、 上記ネットワークと上記加入者ターミナルとの間で同時コールの実際の数(N)
を監視し、そして 同時コールの実際の数(N)が上記少なくとも1つの第2上限(NMAX)より小さい
場合にのみ上記加入者ターミナル(MS)への/からの新たなコールを許可する、 という段階を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項2】 上記少なくとも1つの第2上限(NMAX)は、多数の加入者の各
々に対し、好ましくは当該加入者ターミナルに関連した上記1組の加入者データ
と一緒に、個々に記憶される(404)請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 上記コールは、音声、データ、テレファックス及び映像の少
なくとも2つを含む多数の形式に分類され、そして 上記定義、監視及び許可段階は、各コール形式に対して別々に実行される請求
項1又は2に記載の方法。 - 【請求項4】 加入者ターミナルのユーザには、少なくとも1つの第2上限
を設定するための手段が与えられる請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。 - 【請求項5】 上記少なくとも1つの第2上限(NMAX)は、その数の同時コー
ルを許可しても上記第1上限を越えることがないように選択される請求項1ない
し4のいずれかに記載の方法。 - 【請求項6】 上記第1上限は、最大データレートを特定し、各コール又は
コール形式に対して、特性データがあり、そして少なくとも1つの第2上限は、
上記同時コールの特性データレートの和が上記第1上限を越えないように特定さ
れる請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】 上記実際の数(N)が上記少なくとも1つの上限(NMAX)と少な
くとも同程度の大きさである場合に、ネットワーク検出ユーザビジー(NDUB)状態
が検出される請求項1ないし6のいずれかに記載の方法。 - 【請求項8】 ネットワーク検出ユーザビジー(NDUB)状態は、ユーザ検出ビ
ジー状態(UDUB)に応答しても検出される請求項7に記載の方法。 - 【請求項9】 上記テレコミュニケーションネットワークは、セルラー移動
ネットワークであり、そして上記送信経路は、無線インターフェイスを含む請求
項1ないし8のいずれかに記載の方法。 - 【請求項10】 コール制御機能を有するテレコミュニケーションネットワ
ーク要素、好ましくは、移動サービス交換センター(MSC)において、 多数の加入者ターミナル(MS)の各々に対し、その加入者ターミナルへの/から
の同時コールの数について、少なくとも1つの上限(NMAX)を記憶し、 上記ネットワーク要素と上記加入者ターミナルとの間で同時コールの実際の数
(N)を監視し、そして 同時コールの実際の数(N)が上記少なくとも1つの第2上限(NMAX)より小さい
場合にのみ上記加入者ターミナル(MS)への/からの新たなコールを許可する、 ように構成されたことを特徴とするテレコミュニケーションネットワーク要素。 - 【請求項11】 上記ネットワーク要素は、実質的にそれ自体知られた補足
サービスであるビジー時コール再送CFBを与えるように構成され、そして上記
ネットワーク要素は、同時コールの実際の数(N)が上記少なくとも1つの第2上
限(NMAX)に少なくとも等しい場合に上記CFB補足サービスを与えるように構成
される請求項10に記載のネットワーク要素。 - 【請求項12】 上記ネットワーク要素は、実質的にそれ自体知られた補足
サービスであるコール待機CWを与えるように構成され、そしてこのCW補足サ
ービスは、進行中のコールが設定段階又は解除段階にある場合に移動着信コール
を与えるように構成される請求項10又は11に記載のネットワーク要素。 - 【請求項13】 ターミナルへの及び/又はターミナルからの少なくとも1
つのコールをサポートしそして少なくとも1つの補足サービスを上記少なくとも
1つのコールに関連付けさせるように構成されたテレコミュニケーションネット
ワーク要素、好ましくは移動サービス交換センター(MSC)において、上記少なく
とも1つの補足サービスは、上記加入者への及び/又はからのコールを阻止する
ことを含み、この阻止は、上記ターミナルへの/からの同時コールの数を、上記
ネットワーク要素の外部から正の整数にセットできる現在上限に制限することを
特徴とするテレコミュニケーションネットワーク要素。 - 【請求項14】 上記現在上限は、上記ターミナルのユーザ、上記ネットワ
ークのオペレータ及び上記少なくとも1つのコールについて支払するエンティテ
ィの少なくとも1つによってセットできる最大値へ制限される請求項13に記載
のテレコミュニケーションネットワーク要素。 - 【請求項15】 特定の加入者ターミナル(MS)に各々関連した加入者データ
のセットを記憶するためのテレコミュニケーションネットワーク用の加入者レジ
スタ(HLR,VLR)において、加入者データ(404)の多数のセットの各々は、当該加入
者ターミナルへの/からの同時コールの数に対して少なくとも1つの上限(NMAX)
を記憶するために対応データ構造体(20)を含むか又はそれに関連付けされること
を特徴とする加入者レジスタ。 - 【請求項16】 移動ステーション(MS)のような加入者ターミナルであって
、テレコミュニケーションネットワーク(PLMN)への送信経路(Uu)と、複数のコン
フィギュレーションパラメータをセットするためのユーザインターフェイスとを
有し、上記送信経路(Uu)の使用可能な容量に関連した第1上限内で多数の独立し
た同時コールを可能にする加入者ターミナルにおいて、 上記複数のコンフィギュレーションパラメータは、上記同時コールの数に対し
て、ゼロ以上である少なくとも1つの第2上限(NMAX)を含み、そして 上記加入者ターミナルは、上記少なくとも1つの第2上限(NMAX)をテレコミュ
ニケーションネットワークに送信するように構成されたことを特徴とする加入者
ターミナル。
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