JP3459082B2 - マルチコネクション制御方式 - Google Patents

マルチコネクション制御方式

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JP3459082B2
JP3459082B2 JP06074493A JP6074493A JP3459082B2 JP 3459082 B2 JP3459082 B2 JP 3459082B2 JP 06074493 A JP06074493 A JP 06074493A JP 6074493 A JP6074493 A JP 6074493A JP 3459082 B2 JP3459082 B2 JP 3459082B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セルと呼ばれる固定長
のパケットにより通信形態の異なる複数種の情報を伝送
可能とするATM(Asynchronous Transfer Mode;非同
期転送モード)通信網において、特に、任意の加入者間
で通信を行う場合に、加入者の要求する通信形態毎にコ
ネクションの設定/解除を行うマルチコネクション制御
方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年における高度な通信網の発達によ
り、広帯域ISDNの開発が進められている。CCIT
Tでは、広帯域ISDN技術の進歩に伴い、次世代の通
信技術としてATM(Asynchronous Transfer Mode;非
同期転送モード)を合意している。
【0003】このATMでは、マルチメディア端末を用
いることにより、音声、データ、画像等の複数の通信形
態を同時に実現することができる。例えば、音声通信と
データ通信との複合通信、音声通信と画像通信とデータ
通信との複合通信等、同時に二つ以上の通信形態による
情報交換を行える。これにより、情報伝達の高速化及び
効率化を図ることができる。
【0004】また、ATMでは、各端末は通信開始時に
交換機へ、発呼要求と共に、これから行う通信形態に必
要な伝送帯域を申告する必要がある。これにより、交換
機側では、着側交換機との間の伝送路上に、上記の伝送
帯域を確保する(以下、コネクションの設定と記す)。
そして、端末は前記伝送帯域を利用して情報の送受信を
行う。
【0005】一方、従来のSTM方式においては、端末
間通信に使用する伝送帯域は一定帯域に規定されてお
り、交換機は端末から発呼要求を受信した場合には、空
き状態の伝送路が存在するか否かを判別し、空き状態の
伝送路が存在すれば、その伝送路を使用して呼設定及び
コネクション設定を同時に行っている。
【0006】そこで、ATM方式においてもSTM方式
と同様に、呼設定及びコネクション設定を同時に行う方
法が考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ATM方式
では、音声情報に比べて数百倍の情報量をもつ画像情報
の伝送も可能であり、この場合には、伝送路上に多大な
伝送帯域を確保する必要がある。
【0008】ここで、ATM方式において、STM方式
と同様に呼設定及びコネクション設定を同時に行う方法
を採用した場合には、発呼先端末との間に呼設定可能か
否かが不明の状態で、伝送帯域を確保することとなる。
即ち、発呼先端末が話中等の理由から通話不能状態の場
合も伝送帯域を確保することになり、この間に他の通話
可能状態にある端末間の伝送帯域を確保できない虞があ
り、伝送路の効率的な利用を妨げ、情報伝達の高速化及
び効率化を図る上で弊害となる。
【0009】そこで、本発明は、前記問題点に鑑みてな
されたものであり、ATM方式において、呼設定とコネ
クション設定とを独立して行うことにより、伝送路を有
効に利用し、情報伝達の高速化及び呼損率の効率化に寄
与することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下のようにした。これを図1の原理図に
基づいて説明する。
【0011】本発明は、音声通信、データ通信、画像通
信等を可能とするマルチメディア端末1を複数収容し
て、これらのマルチメディア端末間の情報交換を管理す
る交換機に関する。
【0012】ここで、発側交換機2aには、呼管理手段
4a、コネクション管理手段3a、制御手段4aを備え
る。一方、着側交換機2bには、呼管理手段4b、コネ
クション管理手段3b、制御手段4bを備える。
【0013】上記の呼管理手段4aは、発側マルチメデ
ィア端末1aから発呼要求を受けた際に、当該発側マル
チメディア端末1aと着側マルチメディア端末1bとの
間に呼を設定すると共に、当該マルチメディア端末1間
の通信終了時に呼設定を解除する機能を有する。
【0014】コネクション管理手段3aは、発側マルチ
メディア端末1aの要求する通信形態を認識し、発側交
換機2aと着側交換機2bとを接続する伝送路の使用状
況を参照し、この通信形態に対応する伝送帯域を確保可
能な伝送路を検出する。そして、この伝送路上にコネク
ションを設定する。一方、当該通信形態にかかる通信終
了時に前記伝送路から当該コネクションにかかる伝送帯
域を解放する機能を有する。
【0015】制御手段5aは、前記した呼管理手段4a
及びコネクション管理手段3aの動作を制御する機能を
有する。一方、着側交換機2bにおいて、呼管理手段4
bは、発側交換機2aから呼設定要求を受けて、着側マ
ルチメディア端末1bとの間に呼を設定すると共に、当
該マルチメディア端末1間の通信終了時に呼設定を解除
する機能を有する。
【0016】コネクション管理手段3bは、発側交換機
2aからコネクション接続要求を受けた際に、着側マル
チメディア端末1bに前記コネクションを接続する機能
と共に、マルチメディア端末1間において、任意の通信
形態の通信終了時に当該通信形態にかかるコネクション
を解放する機能を有する。
【0017】制御手段5bは、前記呼管理手段4b及び
コネクション管理手段3bの動作を制御する機能を有す
る。
【0018】
【作用】本発明によれば、発側交換機2aは、発側マル
チメディア端末1aから発呼要求を受信した場合に、制
御手段5aは、当該発呼要求から、着側マルチメディア
端末1b、着側交換機2b、及び発側マルチメディア端
末1aの要求する通信形態を検出する。
【0019】次に、制御手段5aは、着側マルチメディ
ア端末1b情報及び着側交換機2b情報を呼管理手段4
aへ通知する。呼管理手段4aは、着側交換機2bへ着
側マルチメディア端末1b情報及び呼設定信号を送信す
る。そして、着側交換機2bから呼受付信号を受信した
際に、当該発側マルチメディア端末1aと着側マルチメ
ディア端末1bとの間に呼を設定する。
【0020】ここで、制御手段5aは、前記呼を介して
着側マルチメディア端末1bが通話可能状態にあるか否
かを判別する。着側マルチメディア端末1bが通話可能
状態にある場合には、制御手段5aは、前記通信形態を
コネクション管理手段3aへ通知し、このコネクション
管理手段3aを起動させる。
【0021】コネクション管理手段3aは、当該通信形
態に対応する伝送帯域を認識し、この伝送帯域を確保可
能な伝送路を識別する。そして、この伝送路上に前記伝
送帯域を確保してコネクションの設定を行う。
【0022】詳細には、コネクション管理手段3aは、
第1のステップとして呼設定されている伝送路の使用状
況を参照し、この伝送路の空き帯域が当該伝送帯域以上
であるか否かを判別する。この空き帯域が伝送帯域以上
の場合には、当該伝送路上に伝送帯域を確保し、コネク
ションの設定を行う。
【0023】一方、空き帯域が伝送帯域未満の場合に
は、コネクション管理手段3aは、第2のステップとし
て他の伝送路の使用状況を参照し、当該伝送帯域を確保
可能な伝送路を判別する。そして、判別した伝送路上に
当該伝送帯域を確保し、コネクションを設定する。
【0024】ここで、呼を設定した伝送路とコネクショ
ンを設定した伝送路とが異なる場合には、コネクション
管理手段3aは、伝送帯域を確保した際に、当該伝送帯
域を使用して、当該コネクションの係属する呼を特定す
る呼識別情報を送信することが好ましい。これにより、
着側交換機2bでは、前記伝送帯域上を送信されてくる
呼識別情報に基づいて当該伝送帯域を割り当てるべき着
側マルチメディア端末1bを識別する。そして、この着
側マルチメディア端末1bに当該伝送帯域を割リ当て、
コネクションの設定を行える。以後、発側マルチメディ
ア端末1aと着側マルチメディア端末1bとは、希望の
通信形態により通信を行える。
【0025】ここで、任意の通信形態により通信状態に
ある発側マルチメディア端末1aから通信形態の追加要
求を受信した場合には、制御手段5aは、当該通信形態
をコネクション管理手段3aへ通知してこのコネクショ
ン管理手段3aを起動する。
【0026】コネクション管理手段3aは、当該通信形
態に必要な伝送帯域を認識し、この伝送帯域に基づいて
伝送路の使用状況を参照する。このとき、コネクション
管理手段3aは、第1のステップとして呼設定されてい
る伝送路の空き帯域と当該伝送帯域とを比較し、空き帯
域が伝送帯域以上の場合には、呼設定されている伝送路
上に当該伝送帯域を確保し、コネクションを設定する。
【0027】また、空き帯域が伝送帯域未満の場合に
は、コネクション管理手段3aは、他の伝送路の使用状
況を参照し、当該伝送帯域を確保可能な伝送路を判別す
る。そして、判別した伝送路上に当該伝送帯域を確保
し、この伝送帯域を使用して着側交換機2bへ呼識別情
報を送信する。
【0028】着側交換機2bでは、当該伝送帯域を割り
当てるべき着側マルチメディア端末1bを判別し、この
着側マルチメディア端末1bへ当該伝送帯域を割り当
て、コネクションの設定を行う。
【0029】これにより、発側マルチメディア端末1a
は、例えば音声通信の途中から、データ通信およびまた
は画像通信を開始でき、これら複数の通信形態を並行し
て行うことが可能である。
【0030】また、複数の通信形態の通信を並列して行
っている発側マルチメディア端末1aから任意の通信形
態の通信の終了要求を受けた場合には、コネクション管
理手段3aは、当該通信形態にかかるコネクションを判
別し、当該コネクションの設定されている伝送路から伝
送帯域を解放する。これにより、例えば、音声通信とデ
ータ通信を並列して行っている発側マルチメディア端末
1aからデータ通信のみの終了要求を受けた場合に、当
該データ通信のコネクションが設定されている伝送路を
判別し、この伝送路から伝送帯域を解放できる。すなわ
ち、データ通信のみを終了し、音声通信を継属して行え
る。
【0031】尚、上記したコネクションの追加/削除の
要求は、着側マルチメディア端末1bから発行してもよ
い。
【0032】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
する。図2は、本実施例におけるATM交換網の全体構
成図である。
【0033】本実施例では、発側ATM交換機7と着側
ATM交換機8とは、中継交換機A(10A)、中継交
換機B(10B)、中継交換機C(10C)を介して複
数の伝送路により接続する。
【0034】発側ATM交換機7には発側マルチメディ
ア端末6を接続し、着側ATM交換機8には着側マルチ
メディア端末9を接続する。同図における発側マルチメ
ディア端末6及び着側マルチメディア端末9は音声通
信、データ通信、及び画像通信を行えるものとし、各交
換機は音声通信、データ通信、及び画像通信の運用を可
能とする。
【0035】図3に、本実施例における発側ATM交換
機7の内部構成ブロック図を示す。同図において、発側
ATM交換機7は、単一のタスク起動部11、複数の呼
管理タスク、複数のコネクション管理タスク13、単一
の信号制御部14を備える。
【0036】上記した信号制御部15は、発側マルチメ
ディア端末6から発呼要求を受けた際、あるいは着側A
TM交換機8から呼設定要求を受けた際に、前記タスク
起動部11を動作させると共に、呼管理タスク12及び
コネクション管理タスクとの間で信号の送受信を行うも
のである。
【0037】タスク起動部11は、呼設定時に呼管理タ
スク12を起動すると共に、コネクション設定時にコネ
クション管理タスク13を起動するものである。尚、本
実施例では、複数の通信形態を同時に実行可能であり、
この場合には、各通信形態毎のコネクション管理タスク
13を起動させる。
【0038】呼管理タスク12は、着側マルチメディア
端末9との間で、呼の設定/解除を行うものである。コ
ネクション管理タスク13は、着側マルチメディア端末
9との間に、通信形態に応じたコネクションの設定/解
放を行う。すなわち、当該発側ATM交換機7と着側交
換機8とを接続可能な伝送路上に各通信形態に対応した
伝送帯域を確保する機能と、前記伝送路上に確保した伝
送帯域を解放する機能とを有する。
【0039】ここで、着側ATM交換機8、中継交換機
A〜C(10A〜10C)は、前述の発側ATM交換機
7と同一の構成であり、以下同一名称の構成要素には同
一符号を付加して記す。
【0040】以下、本実施例における各交換機の動作過
程について説明する。図4は、通信開始時の交換機とマ
ルチメディア端末との相互動作を示すシーケンス図であ
る。
【0041】同図において、発側マルチメディア端末6
は、発側ATM交換機7へ発呼要求を送信する。発側A
TM交換機7は、前記発呼要求から着側マルチメディア
端末9、及びこの着側マルチメディア端末9を収容する
着側ATM交換機8を判別する。
【0042】ここで、発側ATM交換機7では、信号制
御部14は発呼要求を受信し、タスク起動部11へ呼管
理タスク12の起動命令を発行する。タスク起動部11
は、呼管理タスク12を起動させ、任意の中継交換機を
介して着側ATM交換機8へ呼設定信号を送信する。こ
の場合には中継交換機B(10B)を介して呼設定信号
を送信する。
【0043】中継交換機B(10B)では、信号制御部
14が当該呼設定信号を受信し、この呼設定信号をタス
ク起動部11へ通知する。タスク起動部11は、当該呼
設定信号が呼に関する信号であることを認識し、呼管理
タスク12を起動させる。この呼管理タスク12は、当
該呼設定信号をそのまま着側ATM交換機8へ送信す
る。
【0044】着側ATM交換機8では、信号制御部14
により当該呼設定信号を受信し、これをタスク起動部1
1へ通知する。タスク起動部11は、当該信号が呼に関
する信号であることを認識し、呼管理タスク12を起動
する。
【0045】この呼管理タスク12は、当該呼設定信号
に基づいて着側マルチメディア端末9を認識し、この着
側マルチメディア端末9へ発呼要求を通知する。着側マ
ルチメディア端末9は、通信可能状態の場合には、着側
ATM交換機8へ呼受付信号を返送する。
【0046】一方、通信不能状態の場合については後述
する。呼受付信号を受信した着側ATM交換機8では、
信号制御部14が当該呼受付信号を受信し、この呼を特
定する呼受付番号を決定する。そして、当該呼に対応す
る呼管理タスク12は、当該呼受付番号と共に呼設定完
了信号を中継交換機B(10B)へ送信する。
【0047】中継交換機B(10B)では、前記着側A
TM交換機8と同様に、信号制御部14により当該呼設
定完了信号を受信し、呼管理タスクにより当該呼設定完
了信号を発側ATM交換機7へ送信する。
【0048】発側ATM交換機7では、信号制御部14
により呼設定完了信号を受信し、これを当該呼に対応す
る呼管理タスク12へ通知する。呼管理タスク12は、
当該呼設定完了信号を認識して、発側マルチメディア端
末6へ呼受付信号を送信する。
【0049】次に、発側マルチメディア端末6は、希望
の通信形態のコネクション接続要求を発側ATM交換機
7へ送信する。同図では、発側マルチメディア端末7
は、データ通信と音声通信にかかるコネクションの接続
要求を送信する。
【0050】発側ATM交換機7では、信号制御部14
が当該コネクション接続要求を受信し、タスク起動部1
1へ通知する。タスク起動部11は、データ通信にかか
るコネクション管理タスク13と、音声通信にかかるコ
ネクション管理タスク13とを起動する。
【0051】データ通信コネクション管理タスク13
は、当該発側ATM交換機7から着側ATM交換機8へ
の各伝送路の使用状況を参照し、データ通信に必要な伝
送帯域を確保可能な伝送路を検出する。ここでは、発側
ATM交換機7から中継交換機A(10A)を介して着
側ATM交換機8へ接続する伝送路と、発側ATM交換
機7から中継交換機B(10B)を介して着側ATM交
換機8へ接続する伝送路と、発側ATM交換機7から中
継交換機C(10C)を介して着側ATM交換機8へ接
続する伝送路との3通りの伝送路が存在する。同図で
は、データ通信コネクション管理タスク13は、当該発
側ATM交換機7と中継交換機B(10B)と接続する
伝送路上に当該データ通信にかかる伝送帯域を確保す
る。そして、データ通信コネクション管理タスク13
は、中継機交換機B(10B)へデータコネクション設
定信号と共に前記呼受付番号を送信する。
【0052】中継交換機B(10B)では、上記の発側
ATM交換機7と同様に、信号制御部14が当該データ
コネクション設定信号を受信し、これをタスク起動部1
1へ送信する。
【0053】タスク起動部11では、データ通信にかか
るコネクション管理タスク13を起動し、このコネクシ
ョン管理タスク13は、当該中継交換機B(10B)と
着側ATM交換機8との間に当該データ通信にかかる伝
送帯域を確保し、受信したデータコネクション設定信号
及び呼受付番号を着側ATM交換機8へ送信する。
【0054】着側ATM交換機8では、信号制御部14
は、当該データコネクション設定信号を受信する。一
方、発側ATM交換機7において、音声通信コネクショ
ン管理タスク13は、発側ATM交換機7から中継交換
機A(10A)を介して着側ATM交換機8へ接続する
伝送路と、発側ATM交換機7から中継交換機B(10
B)を介して着側ATM交換機8へ接続する伝送路と、
発側ATM交換機7から中継交換機C(10C)を介し
て着側ATM交換機8へ接続する伝送路との3通りの伝
送路から当該音声通信に要する伝送帯域を確保可能な伝
送路を判別する。同図においては、音声通信コネクショ
ンタスク13は、中継交換機Aへの伝送路上に伝送帯域
を確保し、中継交換機Aへ音声コネクション設定信号と
共に前記呼受付番号を送信する。
【0055】中継交換機Aでは、信号制御部11は、当
該音声コネクション設定信号を受信し、これをタスク起
動部11へ通知する。タスク起動部11は、当該信号が
コネクションにかかる信号であることを認識し、音声通
信にかかるコネクション管理タスク13を起動する。
【0056】当該音声通信コネクション管理タスク13
は、当該中継交換機A(10A)と着側交換機8とを接
続する伝送路上に音声通信に必要な伝送帯域を確保す
る。そして、発側ATM交換機7から受信した音声コネ
クション設定信号と共に前記呼受付番号を着側ATM交
換機8へ送信する。
【0057】着側ATM交換機8では、信号制御部14
は、当該音声コネクション設定信号を受信する。ここ
で、本実施例では、発側ATM交換機7からデータコネ
クション設定信号及び音声コネクション設定信号を送信
する際に、各コネクション設定信号には、自コネクショ
ン信号の他に送信されるコネクション設定信号の通信形
態を示す情報を付加する。即ち、データコネクション設
定信号には通信形態”音声”を示す情報を付加し、音声
コネクション設定信号に通信形態”データ”を示す情報
を付加する。
【0058】これにより、着側ATM交換機8では、デ
ータコネクション設定信号を受信した際に、この信号か
ら通信形態”音声”を検出し、音声コネクション設定信
号の受信に待機する。
【0059】そして、音声コネクション設定信号を受信
した際に、信号制御部14は、データコネクション設定
信号及び音声コネクション設定信号をタスク起動部11
へ通知する。
【0060】タスク起動部11は、音声通信にかかるコ
ネクション管理タスク13とデータ通信にかかるコネク
ション管理タスク13とを起動する。データ通信コネク
ション管理タスク13は、データコネクション設定信号
に付加されている呼受付番号を認識し、この呼受付番号
に対応する呼管理タスク12を識別する。
【0061】一方、音声通信コネクション管理タスク1
3もデータ通信コネクション管理タスク13と同様に、
音声コネクション設定信号に付加されている呼受付番号
を認識し、この呼受付番号に対応する呼管理タスク12
を識別する。
【0062】そして、データ通信コネクション管理タス
ク13及び音声通信コネクション管理タスク13は、呼
管理タスク12へデータコネクション設定信号及び音声
コネクション設定信号の受信を通知する。
【0063】呼管理タスク12は、コネクション設定信
号の受信通知に基づいて、着側マルチメディア端末9へ
データ通信及び音声通信にかかるコネクションの接続要
求を送信する。
【0064】着側マルチメディア端末9は、当該データ
通信及び音声通信のコネクション受付信号を着側ATM
交換機8へ返送する。着側ATM交換機8では、信号制
御部14は、当該からコネクション受付信号を受信した
際に、呼管理タスク12は、設定されている呼を利用し
て当該コネクション受付信号を中継交換機B(10B)
へ送信する。
【0065】さらに、データ通信コネクション管理タス
ク13は設定されたデータコネクションを利用してデー
タコネクション接続完了信号を中継交換機B(10B)
へ送信し、音声通信コネクション管理タスク13は、設
定された音声コネクションを利用して音声コネクション
接続完了信号を中継交換機A(10A)へ送信する。
【0066】中継交換機B(10B)では、信号制御部
14は、コネクション受付信号及びデータコネクション
接続終了信号を受信し、コネクション受付信号を呼管理
タスク12へ通知すると共に、データコネクション接続
完了信号をデータ通信コネクション管理タスク13へ通
知する。
【0067】呼管理タスク12は、当該コネクション受
付信号を発側ATM交換機7へ通知する。データ通信コ
ネクション管理タスク13は、当該中継交換機B(10
B)と発側ATM交換機7とのに設定されたデータコ
ネクションを利用して、前記データコネクション接続完
了信号を発側ATM交換機7へ送信する。
【0068】一方、中継交換機A(10A)では信号制
御部14は、着側ATM交換機8から受信した音声コネ
クション接続完了信号を音声通信コネクション管理タス
ク13へ通知する。
【0069】音声通信コネクション管理タスク13は、
当該中継交換機A(10A)と発側TM交換機7との間
に設定されている音声コネクションを利用して、前記音
声コネクション接続完了信号を発側ATM交換機7へ通
知する。
【0070】発側ATM交換機7では、信号制御部14
は、中継交換機B(10B)からコネクション受付信号
を受信し、これを呼管理タスク12へ通知する。呼管理
タスク12は、当該コネクション受付信号を発側マルチ
メディア端末6送信する。
【0071】次に信号制御部14は、中継交換機B(1
0B)からデータコネクション接続完了信号を受信し、
且つ中継交換機A(10A)から音声コネクション接続
完了信号を受信した際に、信号制御部14は、発側マル
チメディア端末6へコネクション接続完了信号を送信す
る。
【0072】以上の処理により、発側マルチメディア端
末6と着側マルチメディア端末Bとは音声通信と共にデ
ータ通信を並列して行うことができる。図5は、着側マ
ルチメディア端末9が発側マルチメディア端末6以外の
端末と話中状態にある場合の交換機及び各マルチメディ
ア端末の相互動作を示すシーケンス図である。
【0073】同図において、着側ATM交換機8の呼管
理タスク12から着側マルチメディア端末9へ発呼要求
を送信した際に、着側マルチメディア端末9が通話状態
の場合には、この着側マルチメディア端末9は着側AT
M交換機8へ通話状態を示す信号を送信する。
【0074】着側ATM交換機8では、信号制御部14
は前記通話状態信号を受信し、この通話状態信号を呼管
理タスク12へ通知する。呼管理タスク12は、中継交
換機B(10B)へ呼未設定信号を送信する。
【0075】中継交換機B(10B)では信号制御部1
4が当該呼未設定信号を受信し、これを呼管理タスク1
2へ送信する。呼管理タスク12は、発側ATM交換機
7へ当該呼未設定信号を送信すると共に、前記着側AT
M交換機8へ呼解放を通知する。
【0076】ここで、呼解放通知を受けた着側ATM交
換機8では、タスク起動部11は、呼管理タスク12を
解放する。一方、呼未設定信号を受信した発側ATM交
換機7では、呼管理タスク12は、発側マルチメディア
端末6へ着側マルチメディア端末9の通話状態を示す”
ビジートーン”を送信すると共に、中継交換機B(10
B)へ呼解放を通知する。
【0077】ここで、呼解放通知を受けた中継交換機B
(10B)では、タスク起動部11は、当該呼にかかる
呼管理タスク12を解放する。一方、発側マルチメディ
ア端末6では、”ビジートーン”を受信し、発側ATM
交換機7へオンフック信号を送信する。
【0078】前記オンフック信号を受信した発側ATM
交換機7では、タスク起動部11は、当該呼にかかる呼
管理タスク12を解放する。図6は、コネクションを追
加する場合の各交換機及びマルチメディア端末の相互動
作を示すシーケンス図である。
【0079】同図は、図4において音声通信及びデータ
通信を並列して行っている発側マルチメディア端末6か
ら画像通信要求を受けた場合のシーケンス図である。音
声通信及びデータ通信を行っている発側マルチメディア
端末6は、発側ATM交換機7へ画像通信にかかるコネ
クション接続要求を送信する。
【0080】発側ATM交換機7では、信号制御部14
は当該コネクション接続要求を受信し、このコネクショ
ン接続要求信号をタスク起動部11へ通知する。タスク
起動部11は、当該コネクション接続要求信号を認識し
て、新たに画像通信コネクション管理タスク13を起動
する。
【0081】画像通信コネクション管理タスク13は、
当該発側ATM交換機7から中継交換機A(10A)を
介して着側ATM交換機8へ接続される伝送路、当該発
側ATM交換機7から中継交換機B(10B)を介して
着側ATM交換機8へ接続される伝送路、当該発側AT
M交換機7から中継交換機C(10C)を介して着側A
TM交換機8へ接続される伝送路の3通りの伝送路の使
用状況を参照し、当該画像通信に必要な伝送帯域を確保
可能な伝送路を判別する。同図では、画像通信コネクシ
ョン管理タスク13は、上記3通りの伝送路から中継交
換機C(10C)を介して着側ATM交換機8へ接続さ
れる伝送路上に画像通信の伝送帯域を確保している。
【0082】つまり、画像通信コネクション管理タスク
13は、前記の伝送帯域を利用し、中継交換機C(10
C)へ画像コネクション接続要求信号を送信する。中継
交換機C(10C)では、信号制御部14が当該画像コ
ネクション接続要求信号を受信し、これをタスク起動部
11へ通知する。
【0083】タスク起動部11は、画像コネクション接
続要求信号を受信し、新たに画像通信コネクション管理
タスク13を起動する。そして、画像通信コネクション
管理タスク13は、当該中継交換機C(10C)と着側
ATM交換機8とを接続する伝送路上に当該画像通信に
必要な伝送帯域を確保する。さらに画像通信コネクショ
ン管理タスク13は、前記伝送帯域を利用し、着側AT
M交換機8へ画像コネクション接続要求信号を送信す
る。
【0084】着側ATM交換機8では、信号制御部14
が当該画像コネクション接続要求信号を受信し、この信
号をタスク起動部11へ通知する。タスク起動部11
は、新たに画像通信コネクション管理タスク13を起動
する。
【0085】画像通信コネクション管理タスク13は、
呼管理タスク12へ画像コネクション接続要求を受信し
た旨を通知する。呼管理タスク12は、画像コネクショ
ン接続要求信号に基づいて、コネクション接続要求信号
を着側マルチメディア端末9へ送信する。
【0086】ここで、着側マルチメディア端末9からコ
ネクションの接続を容認するコネクション受付信号が返
送されてきた場合に、信号制御部14は、当該コネクシ
ョン受付信号を画像通信コネクション管理タスク13へ
通知する。
【0087】画像通信コネクション管理タスク13は、
前記中継交換機C(10C)との間に確保されているコ
ネクションを利用し、中継交換機C(10C)へ画像コ
ネクション接続完了信号を送信する。
【0088】中継交換機C(10C)では、信号制御部
14が当該画像コネクション接続完了信号を受信し、こ
の信号を画像通信コネクション管理タスク13へ通知す
る。画像通信コネクション管理タスク13は、当該画像
コネクション接続完了信号を発側ATM交換機7との間
に確保されているコネクションを利用し、発側ATM交
換機7へ送信する。
【0089】発側ATM交換機7では、信号制御部14
が当該画像コネクション接続信号を受信し、この信号を
画像通信コネクション管理タスク13へ通知する。画像
通信コネクションタスク13は、呼管理タスク12へ画
像コネクション接続完了信号を受信した旨を通知し、呼
管理タスク12は発側マルチメディア端末6へ画像コネ
クション接続完了信号を送信する。
【0090】これにより、発側マルチメディア端末6と
着側マルチメディア端末9とは音声通信及びデータ通信
に加え、画像通信を並列して行える。次に、図7にコネ
クションを削減する場合の各交換機とマルチメディア端
末との相互動作シーケンスを示す。
【0091】同図は、前述の図6において音声通信、デ
ータ通信、画像通信を並列して行っている発側マルチメ
ディア端末6からデータコネクションのみの終了要求を
送信した場合のシーケンス図である。
【0092】図中、発側マルチメディア端末6は、発側
ATM交換機7へデータ通信にかかるコネクションの切
断要求信号を送信する。発側ATM交換機7では、信号
制御部14が当該コネクション切断要求信号を受信し、
この信号をデータ通信コネクション管理タスク13へ通
知する。
【0093】データ通信コネクション管理タスク13
は、中継交換機B(10B)へデータコネクション切断
要求信号を送信する。中継交換機B(10B)では、信
号制御部14が当該データコネクション切断要求信号を
受信し、この信号をデータ通信管理タスク13へ通知す
る。
【0094】データ通信管理タスク13は、着側ATM
交換機8へデータコネクション切断要求信号を送信する
と共に、発側ATM交換機7へデータコネクション解放
信号を送信する。
【0095】ここで、発側ATM交換機7では、信号制
御部14がデータコネクション解放信号を受信し、この
信号をタスク起動部11へ通知する。タスク起動部11
は、当該データ通信に割り当てられているデータ通信コ
ネクション管理タスク13を解放する。
【0096】一方、中継交換機B(10B)からデータ
コネクション切断要求信号を受信した着側ATM交換機
8では、信号制御部14は当該信号をデータ通信コネク
ション管理タスク13へ通知する。
【0097】データ通信コネクション管理タスク13
は、当該データコネクション切断要求信号を着側マルチ
メディア端末9へ送信すると共に、中継交換機B(10
B)へデータコネクション解放信号を送信する。
【0098】ここで、中継交換機B(10B)では、信
号制御部14が当該データコネクション解放信号を受信
し、この信号をタスク起動部11へ通知する。タスク起
動部11は、当該データ通信に割り当てられているデー
タ通信コネクション管理タスク13を解放する。
【0099】一方、着側マルチメディア端末9は、デー
タコネクション切断要求信号を受信し、この要求を容認
する旨を示すデータコネクション解放信号を着側ATM
交換機8へ送信する。
【0100】着側ATM交換機8では、信号制御部14
が当該データコネクション解放信号を受信し、この信号
をタスク起動部11へ通知する。タスク起動部11は、
当該データ通信に割り当てられているデータ通信コネク
ション管理タスク13を解放する。
【0101】これにより、発側マルチメディア端末6と
着側マルチメディア端末9とは、音声通信と画像通信と
を継属して行える。図8は、任意の中継交換機において
コネクション設定不能時の各交換機とマルチメディア端
末との相互動作シーケンスである。
【0102】同図は、前述の図4において、中継交換機
B(10B)と着側ATM交換機8との間にデータ通信
に必要な伝送帯域を確保できなかった場合のシーケンス
である。
【0103】図中発側ATM交換機7のデータ通信コネ
クション管理タスク13から中継交換機B(10B)へ
データコネクション設定信号を送信した際に、中継交換
機B(10B)では、信号制御部14が当該データコネ
クション設定信号を受信し、この信号をタスク起動部1
1へ通知する。
【0104】タスク起動部11は、コネクション管理タ
スク13を起動し、このコネクション管理タスク13を
当該データ通信に割り当てる。データ通信コネクション
管理タスク13は、当該中継交換機B(10B)と着側
ATM交換機8とを接続する伝送路の使用状況を参照
し、データ通信に必要な伝送帯域が確保可能か否かを判
別する。
【0105】ここでは、前記伝送路上の空き帯域がデー
タ通信に必要な伝送帯域未満であり、帯域の確保が不可
能となる。そして、当該データ通信コネクション管理タ
スク13は、発側ATM交換機7へデータコネクション
未設定信号を送信する。
【0106】発側ATM交換機7では、信号制御部14
が当該データコネクション未設定信号を受信し、この信
号を当該データ通信に割り当てられているデータ通信コ
ネクション管理タスク13へ通知する。
【0107】データ通信コネクション管理タスク13
は、中継交換機B(10B)へデータコネクション解放
通知を送信する。中継交換機B(10B)では、信号制
御部14が当該データコネクション解放通知を受信し、
この信号をタスク起動部11へ通知する。
【0108】タスク起動部11は、当該データ通信に割
り当てられているデータ通信コネクション管理タスク1
3を解放する。次に、発側ATM交換機7では、タスク
起動部11は、当該データ通信に割り当てられているデ
ータ通信コネクション管理タスク13を解放すると共
に、呼管理タスク12は、中継交換機B(10B)を介
して着側ATM交換機8へ、データコネクション接続不
能を示す結果報告信号を送信する。
【0109】以上、本実施例によれば、呼の設定処理と
コネクションの設定処理を独立し、且つ呼の設定処理を
終了後にコネクションの設定処理を行うことにより、着
側マルチメディア端末が通話不能状態にある時、無駄に
伝送帯域の確保することを防止できる。
【0110】さらに、通信形態毎にコネクション管理タ
スクを割り当てることにより、任意にコネクションの追
加/削除を行える。
【0111】
【発明の効果】本発明では、呼の処理系とコネクション
の処理系とを独立し、且つ呼設定処理終了後にコネクシ
ョン設定処理を行うことにより、伝送路を効率的に利用
できる。
【0112】さらに、コネクションの処理系を各通信形
態毎に独立したことにより、呼設定時に任意にコネクシ
ョンの追加/削除を行え、不必要に伝送帯域を確保せず
に済む。
【0113】従って、伝送路を有効に利用し、情報伝達
の高速化及び効率化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図
【図2】本実施例におけるATM交換網の全体構成図
【図3】交換機の内部構成ブロック図
【図4】通信開始時の各交換機とマルチメディア端末と
の相互動作シーケンス図
【図5】呼設定不能時の各交換機及びマルチメディア端
末の動作シーケンス図
【図6】コネクション追加設定時の各交換機及びマルチ
メディア端末の相互動作シーケンス図
【図7】コネクション削減時の各交換機及びマルチメデ
ィア端末の相互動作を示すシーケンス図
【図8】コネクション設定不能時の各交換機及びマルチ
メディア端末の相互動作シーケンス図
【符号の説明】
1・・マルチメディア端末 1a・・発側マルチメディア端末 1b・・着側マルチメディア端末 2・・交換機 2a・・発側交換機 2b・・着側交換機 3(3a、3b)・・コネクション管理手段 4(4a、4b)・・呼管理手段 5(5a、5b)・・制御手段 6・・発側マルチメディア端末 7・・発側ATM交換機 8・・着側ATM交換機 9・・着側マルチメディア端末 10・・中継交換機 10A・・中継交換機A 10B・・中継交換機B 10C・・中継交換機C 11・・タスク起動部 12・・呼管理タスク 13・・コネクション管理タスク 14・・信号制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 200

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも音声通信、データ通信、画像
    通信を可能とするマルチメディア端末を複数収容し、任
    意のマルチメディア端末間の情報交換を管理する交換
    おいて、 任意のマルチメディア端末間に、呼の設定及び解除を行
    う呼管理手段と、 前記マルチメディア端末の希望する通信形態を認識し、
    発側交換機及び着側交換機を接続する伝送路上に、前記
    通信形態に対応する伝送帯域を確保してコネクションの
    設定及び解除を行うコネクション管理手段と、 前記各部を制御する制御手段とを備え、 前記発側交換機は、発側マルチメディア端末から発呼要
    求を受けた場合に、 前記制御手段は、着側マルチメディア端末、着側交換
    機、及び発側マルチメディア端末の希望する通信形態を
    判別し、 前記呼管理手段は、前記着側交換機へ呼設定要求信号を
    送信し、この着側交換機から呼受付信号を受信した際
    に、当該発側マルチメディア端末と着側マルチメディア
    末との間に呼を設定し、 前記制御手段は、前記呼を介して着側マルチメディア端
    末が通信可能状態か否かを認識し、 前記着側マルチメディア端末が通信可能状態の場合に
    は、前記コネクション管理手段を起動して、当該発側交
    機と着側交換機とを接続する伝送路上に、前記通信形
    態に対応する伝送帯域を確保し、 前記着側マルチメディア端末が通信不能状態の場合に
    は、前記コネクション管理手段を起動することなく、
    記呼管理手段は当該発側マルチメディア端末と着側マル
    チメディア端末との間で設定中の呼を解除することを特
    徴とするマルチコネクション制御方式。
  2. 【請求項2】 前記コネクション管理手段は、前記呼管
    理手段による呼設定後に、当該呼の設定されている伝送
    路の使用状況を参照し、前記通信形態の伝送帯域を確保
    可能であるか否かを判別し、 前記伝送帯域を確保可能な場合には、当該伝送路上に前
    記伝送帯域を確保して前記発側マルチメディア端末と
    側マルチメディア端末とを接続するコネクションの設定
    を行い、 前記伝送帯域を確保不可能な場合には、他の伝送路の使
    用状況を参照して当該伝送帯域を確保可能な伝送路を検
    出し、この伝送路上に前記伝送帯域を確保して前記発側
    マルチメディア端末と着側マルチメディア端末とを接続
    するコネクションの設定を行うことを特徴とする請求項
    1記載のマルチコネクション制御方式。
  3. 【請求項3】 前記コネクション管理手段は、前記呼と
    異なる伝送路上にコネクションを設定する場合に、 前記着側交換機へ前記伝送路を介して当該コネクション
    が何れの呼に係属するかを特定する呼識別情報を送信
    し、 前記着側交換機のコネクション管理手段は、前記呼識別
    情報に基づいて当該伝送路を何れの着側マルチメディア
    末へ接続すべきかを識別し、この伝送路と着側マルチ
    メディア端末とを接続してコネクションの設定を行うこ
    とを特徴とする請求項2記載のマルチコネクション制御
    方式。
  4. 【請求項4】 前記呼識別情報は、前記着側交換機に
    いて、呼設定信号の受付時に決定される呼受付番号であ
    ることを特徴とする請求項2記載のマルチコネクション
    制御方式。
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