JP2002525209A - 積層装置 - Google Patents

積層装置

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JP2002525209A
JP2002525209A JP2000572079A JP2000572079A JP2002525209A JP 2002525209 A JP2002525209 A JP 2002525209A JP 2000572079 A JP2000572079 A JP 2000572079A JP 2000572079 A JP2000572079 A JP 2000572079A JP 2002525209 A JP2002525209 A JP 2002525209A
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press
platen
platens
power units
pressing
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JP2000572079A
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ウィルマン,タルモ
ヘセリウス,ラルス‐ヘンリック
ブルニラ,エスコ
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パロック・グループ・オイ・アブ
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、二つの圧盤間で表面層とコアとを結合させてエレメントを形成するための方法及び装置であって、前記二つの圧盤のうち少なくともその一方が可撓性を有し、独立に又はグループで調節可能な複数のパワーユニットによる作用を受けるものに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 積層エレメント(sandwich elements)は、建築物において
も船舶においても、ともに長年にわたって用いられている。当初積層エレメント
は、分離層であるコアによって分離された薄いコンクリート層の形態で使用され
ていた。このようなコアは通常、エレメントを連結保持するのに必要な力を伝達
することができなかったことから、コンクリート層同士を機械的に連結すること
が非常に多かった。その後に導入された積層エレメントにおいては、その表面層
がたとえばシートメタルやラミネート等の薄い層から成っていた。薄くて可撓性
を有する表面層の場合には、力を伝達することが可能な硬いコアにする必要性が
生じた。この必要性は発泡プラスチックによって満たすことができたが、特に防
火と防音の必要性から、鉱滓綿(mineral wool)が重要なコア材料
となった。
【0002】 鉱滓綿コアを十分に硬くするためには、その密度を増加させれば十分な場合も
ある。しかしながら、より一般的には、コア中のファイバの配向を変更し、ファ
イバの主な向きを表面の平面に対し直角にしている。そのようなファイバ配向を
採用することによって、再配向されない鉱滓綿コアと比較して、板状体がその表
面に対し直角方向の荷重を受けた時の変形耐性をより良好にすることが可能とな
る。再配向は、所謂ラミネート工法(lamina technique)によ
って、すなわち、通常の硬化鉱滓綿製の板状体を複数の細いストリップに分割し
、これらストリップを、自身の軸心回りで90°回転させてから組み付けて新た
なシート状構造にすることによって行うことができる。再配向を行うためには他
の工法もある。
【0003】 以後の開発は積層エレメントを用いたものに向かっており、ここではたとえば
シートメタルが、従前のように仕切り壁にだけでなく、外壁や屋根においても表
面層として使用されている。このため、エレメントの品質に対する要求が外観と
特に強度特性のいずれにおいてもずっと高いものとなっており、同時に、このよ
うなエレメントの寸法も、従来の寸法の何倍にも大きなものとなっている。
【0004】 この種の積層エレメントの製造原理は、国際公開特許WO98/42503に
記載されている。
【0005】 コアと表面層とを付着させる接着剤(glue)は、好ましくは熱硬化性のも
のであるが、自己硬化性のものであっても、又は超音波等の他の手段によって硬
化するものであってもよい。プレス作業においては、加熱又は他の工程で必要な
場合には、表面層を鉱滓綿層に付着させ接着剤を硬化させる。積層エレメントを
製造する時には、プレスの程度の調節は、通常、プレスプレート間の距離ひいて
はプレス中のエレメント厚さを決定するストッパブロックに対する接当を行うこ
とによって行われる。
【0006】 このような方法では、薄いシートメタルを使用した場合には良好な結果が得ら
れず、表面層に凹凸ができたり接着剤の結合が弱いといった不具合が起こる可能
性がある。機能上このことは、視覚上の問題の原因となる。というのは、リップ
ル(ripple)やボスとして現れるたとえ小さな凹凸でも、特に完全に平滑
なエレメント上でははっきりと目立つからである。また、強度も劣化するが、こ
のようなことは通常許容できない。これらの問題を除去するため、これまで、接
着剤の量、表面層の厚み、鉱滓綿層の密度、結合剤の濃度等を増加させたり、表
面を追加的に機械加工したりすることが行われてきた。しかしながら、接着剤や
結合剤の含有率を増加させることによって耐火特性が劣化する。さらに、製品が
遥かに高価なものとなり、しかもその結果は十分に良好なものでも予測可能なも
のでもない。また、一見したところでは弱点を有さないエレメントに対して比較
的高価な手段を講じなければならないことも、少なからず深刻な問題である。
【0007】 このことに鑑み、広範囲かつ周到な研究実験が行われ、これによつて国際公開
特許WO98/42503に記載の発明が生まれた。この公開公報によれば、加
熱下で必要な時には、プレス加工を所定厚みのストッパブロックに対して行うの
ではなく所定範囲Pmax〜Pmin内の圧力を使用して行われており、その大きさは
、構成要素すなわち鉱滓綿層と表面層と接着剤とによって決定される。この場合
、その間隔の両限界点は、二つの現象によって決定される。すなわち、プレス圧
の下限については接着不良(adhesion breakage)を起こさな
いような最低圧にする必要があるとともに、上限については、コア材がその構造
特性を維持しながらどこまで耐えることが可能かによって決定される。
【0008】 この公知の方法では、一つ重要な問題が未解決である。すなわち、いかにすれ
ばプレス圧を、圧盤(press platen)に亘って両限界内に局所的に
維持できるかという問題である。この問題は、鉱滓綿コアの再配向によってコア
の異なる部分の間に組織変化が起こることから、再配向を得るのに用いる組織の
如何に拘わらず大きなものとなる。その理由の一つは、エレメントの強度上の要
請にある。オーバープレスによってコア構造が破壊されてはならない一方、上層
の付着も保証されなければならない。さらに、エレメントの表面上にはたとえ微
小なボスがあっても人間の目には不快であるため、エレメントの視覚的外観も重
要である。
【0009】 前記プレス法のさらにもう一つの問題は、圧盤の平坦性及び平行性にある。通
常、構造体は巨大なものであって、そのサイズが15m2にも及ぶことも稀では
ないが、平坦性及び平行性からの偏差は0.2mm以内とすると要求されること
が多い。また、圧盤は通常加熱されるものであるため、特に、可動側の圧盤が僅
かに湾曲することの多い従来式のプレス機においては問題が生じる。
【0010】 本発明は、上述した問題を、特許請求の範囲の欄に記載の方法及び装置によっ
て解決を図るものである。
【0011】 積層エレメントにおいて、たとえばシートメタル製等の薄い表面層を鉱滓綿製
のコアに取り付けなければならない時、本発明によれば、その圧盤の少なくとも
一方が可撓性であるとともに複数のパワーユニットによる作用を受ける積層装置
が使用され、かつ、その影響が独立に又はグループで調節可能であるため、圧盤
の異なる部分のプレス圧を調節し、これを前述した限界値Pmax〜Pmin内に維持
することが可能となる。
【0012】 最も単純な実施例においては、他方の圧盤が剛質かつ平坦である。
【0013】 プレスを行う前には、前記パワーユニットが調節され、通常、前記可撓性圧盤
が平坦になるようにされ、かつ、好ましくは他方の圧盤に対し平行となるように
される。この目的のために、前記パワーユニットは複動型のものとすることがで
きる。
【0014】 いくつかの用途においては、両圧盤とも可撓性であるとともに複数のパワーユ
ニットによる作用を個別に受け、かつ、そのプレス中の作動力が、独立に又はグ
ループで調節可能に構成されることが好ましい。
【0015】 この際、一例においては、両圧盤を湾曲断面形状に形成することができる。こ
の場合には、両圧盤が同じ方向に同じ量、湾曲していなければならない。これに
応じてエレメントも湾曲するか又はドーム形状となることは、いくつかの用途に
おいては望ましいものであり得る。このような部分的ドーム形状のエレメントは
建築構造上の効果を与えるものだが、部分的ドーム形状は、その他の点では規則
的な平面であるものからの小さな偏差を、平坦なエレメントにおけるほどは、は
っきりと目立たせないためのものである。
【0016】 通常の場合、前記パワーユニットの影響の調節は、両可撓性圧盤が互いに対し
て平行で平坦となるように行わなければならない。前述したように、目標物は湾
曲した断面形状を有するエレメントであってもよいが、これらの場合においても
、やはり両圧盤は平行でなければならない。
【0017】 連続プレスにより、接着剤の硬化を最適にするためには、前記圧盤が平坦では
あるが、集束状又は発散状であることが必要となる可能性がある。
【0018】 接着効果を最適にするためには、圧盤がプレス対象物に対して所定限界内の圧
力を加えることが必要であり、その下限は、接続部が破断しても接着不良を起こ
さないようにするのに必要とされる下限圧Pminよって決定され、その上限圧Pm ax は、コア材の比例限度(proportionality limit)には
到達しない条件下で決定される。
【0019】 両限界値は、その最大範囲においてはPmaxとPminであるが、特定ケースにお
いて実用的に可能なら両限界値をより小さな範囲内に設定してもよく、たとえば
下限プレス圧をPmin+0.25*(Pmax−Pmin)とし、上限プレス圧をPmax −0.25*(Pmax−Pmin)としてもよい。たいていの場合には、表面層が存
在するのが片面のみか又は両面かに応じて圧盤の一方又は両方から加熱すること
によつて、プレス作業中の接着剤の硬化を促進することが可能であるとともに望
ましい。接着剤の性質によっては、その他の促進効果を考慮してもよい。
【0020】 尚、コアの両側に表面層が存在する場合には加熱その他の硬化促進作用も両面
からのものとしなければならないが、そうでない場合には、表面層が位置する側
からだけで十分である。
【0021】 このような促進化によって。硬化速度の幾分より遅い接着剤を選択可能となる
。このことによって、工程が、生産性を維持しながらも外乱による影響を受け難
いようにすることが可能となるのであり、なぜなら、プレス対象物が既に両圧盤
間に配置されている時に接着剤が急速に硬化されるためである。
【0022】 加熱された圧盤の別の利用法は、表面層又は接着剤又は両者を冷却し、プレス
機において接着剤が正常に定着するまで、接着剤の硬化を大幅に遅延させること
にある。
【0023】 接着剤の硬化を促進させるための別の方法は、単数又は複数の表面層を予熱す
ることにあり、これは暖気送風若しくは赤外線加熱によって、又は、表面層が金
属製の場合には誘導加熱によって行うことができる。
【0024】 どのようにして硬化を促進するかに拘わらず、それは、単数又は複数の圧盤の
各表面上に亘って調節可能に構成することが有利である。また、加熱された単数
又は複数の圧盤の場合には、圧盤の温度と、その温度の分布状況とを検出可能に
することも好ましい。
【0025】 また、圧盤表面の加熱は、圧盤をプレス機に供給する前の別工程において行っ
てもよい。このようにすれば、加熱による各表面層ごとの内部応力及びこれに対
応した寸法変化を解消し、平滑化することが可能となるため、他の利点も得られ
るだろう。
【0026】 多くの観点から、プレス対象物をプレス機に連続的に搬送することが有利であ
る。その理由は、一つには生産速度がより速くなるためであり、一つには、プレ
ス機の長さを短いものとしたまま、プレス機よりも長いエレメントも、逆により
短いエレメントも生産可能となるからである。
【0027】 連続生産は二通りの方法によって可能であり、すなわち、プレス作業前に一定
長さの別体状のプレス対象物を準備する方法、又は、連続状のプレス対象物を準
備する方法のいずれかによる。いずれの場合にあっても、次にプレス対象物はプ
レス機に対して連続的に投入され、通過され、取り出される。圧盤を備えたプレ
ス機で連続製造を達成するためには、プレス対象物を二本のベルト間にセットす
る必要がある。プレス機を通過する際に加圧を受けるプレス対象物の場合には、
両圧盤間の距離は、荷重非作用状態におけるプレス対象物及び両ベルトの厚みの
合計よりも小さなものにしなければならない。
【0028】 また、本発明は、表面層とコアとを結合し一つのエレメントにするためのプレ
ス機であって、表面層とコアとをこれらの間に接着層を付加した後に結合してか
ら二つの圧盤間に圧力を加えるものにも関する。本発明のプレス機の特徴は、少
なくとも一方の前記圧盤が可撓性であるとともに複数のパワーユニットによる作
用を受け、これら複数のパワーユニットが前記圧盤と剛質支持構造体との間に配
備され、この圧盤に剛質支持構造体から力が伝達されるように、かつ、その影響
が独立に又はグループで調節可能なように構成されていることにある。
【0029】 前記パワーユニットは、たとえばシンプルな可撓性チューブ又はクッション等
の空気式又は油圧式のものに構成することもできるが、適切なピストン・シリン
ダ型の装置であってもよい。また、その他の構造も可能である。したがって、こ
れらパワーユニットは螺軸若しくは偏芯体であってもよく、又は電気機械式のも
のであってもよい。
【0030】 圧盤の可撓性は、正確には表現することはできないが、前記パワーユニットが
発生する力によって圧盤の形状が大きく変化可能な程度の可撓性を有するもので
なければならない。他方、圧盤は、プレス対象物の表面層に過大な湾曲が発生す
るのを防止するのに十分な、硬質のものでなければならない。かつ、これらは、
プレス対象物の特性に適合したものでなければならない。おそらく当業者は、現
場において、パワーユニットの能力と、圧盤の可撓性の許容限界との両方を判断
するために、いくつかの単純な計算と実験を行うことが可能であろう。これらの
計算のための一つの有効な目安は、湾曲部の高さとこれに対応する深さとをその
直径の1/1000以下にするべきであるということである。
【0031】 前記パワーユニットの作用を受けねばならない前記支持構造体については、圧
盤であってもよく、又はビーム等から成る枠体であってもよい。
【0032】 前記パワーユニットがたとえば圧力ホース等の長尺のものである場合には、パ
ワーユニットの全部又はおそらくは全ペアが各別に調節されることが好ましい。
パワーユニットが長尺のものではない場合には、その各列が各別に調節されるこ
とが好ましい。
【0033】 その調節方法は、使用されるパワーユニットのタイプに応じたものでなければ
ならない。パワーユニットが油圧式の場合には、その調節は、当然、パワーユニ
ットに供給される圧力媒体の圧力を調節することによって行われる。パワーユニ
ットが異なるタイプのものであるならば、たとえば何らかの種類の検出器によっ
て、パワーユニットが可撓性圧盤に作用する力の大きさを、場合によってはその
方向とともに、測定可能でなければならない。
【0034】 プレス機においては、他方の圧盤が平滑であり、かつ好ましくは剛質のもので
あることが通常好ましい。そのようにすれば、好適には制御装置によって、パワ
ーユニットを備えた前記可撓性圧盤を平滑な、又は他方の圧盤に対し平行な、又
はこれらの両者を具備したものにすることができる。
【0035】 かかる制御装置は、幾分自動式のものにすることができる。可撓性圧盤を平滑
にするためには、その平滑状態からの偏差がきわめて目立つ場合にのみ測定され
ることにすれば、異なるパワーユニットから可撓性圧盤に作用する力が異なって
も各偏差が十分に中和される。
【0036】 このような測定は、ダイアルゲージ、電気式検出器又は光学式好ましくはレー
ザ光学式のシステムによって行うことができる。また、測定を較正済みプレス対
象物を用いて行い、このプレス対象物を工程開始前にプレス機に搬入してセッテ
ィングを容易なものにしてもよい。
【0037】 本発明のプレス機においては、両方の圧盤とも可撓性であって複数のパワーユ
ニットの作用を受けるように構成するとともに、これらパワーユニットを両圧盤
と剛質支持構造体との間に配備して、パワーユニットから発生した力が剛質支持
構造体から両圧盤へと伝達されるように、かつ、その影響が独立に又はグループ
で調節可能に、かつ、これらパワーユニットによって圧盤を平行に又は平滑に又
は両状態にすることが可能に構成することができる。
【0038】 確実に最適な接着効果が得られるようにするためには、プレス機においてプレ
ス対象物に作用する圧力が読み取り可能なこと、かつ、この圧力を、問題となる
各分力に関し測定できていて前もって得られている両限界値内に、手動で又は自
動的に維持可能なことが必要である。
【0039】 複数のパワーユニットは、前記可撓性圧盤の一方向の寸法に対応する長さを備
えた長手形状に形成することができる。このような長手パワーユニットは、チュ
ーブとすることができる。これに代えてクッション又は油圧シリンダが選択され
る場合には、これらを列状に配置すると有利である。また、これら長手の加圧ユ
ニットを、可撓性圧盤に対して横断する状態で配設すると好都合であり、なぜな
ら、通常、可撓性圧盤の長手方向の湾曲を除去する必要があるからである。多く
の場合には、たとえばへリングボーン・パターン(herringbone p
attern)等の他のデザインがより有利である。もしも、圧盤の湾曲が調節
されることが好ましく、それが湾曲した断面形状を得られるものなら尚好ましい
場合には、上記に代え、複数の長手パワーユニット又はパワーユニット列は圧盤
の長手方向に配設されなければならない。
【0040】 通常、プレス対象物が既に両圧盤間に配置されている時には、加熱によって何
らかの方法で接着剤の硬化を促進することが好ましい。その場合、前記圧盤の一
方又は両方を、たとえば循環加熱媒体等によって加熱することが必要となる。ど
のような媒体を選択するかは、主として、単数又は複数の圧盤が有していなけれ
ばならない温度によって決まる。この温度は、接着剤の特性と、プロセスを促進
化する必要性とによって決まる。
【0041】 厚みの異なるプレス対象物に対して迅速に変更可能であるためには、前記支持
構造体を、又は両方とも可撓性の圧盤の場合には両支持構造体のうち少なくとも
一方を、たとえばストッパブロック等によって規定される様々な位置をとるよう
に構成することが必要である。この支持構造体は、油圧シリンダによってストッ
パブロックに対し昇降可能な枠体とすることができる。様々な製造条件に応じて
複数のストッパブロックを使用することもできるし、或いは、そのような様々な
製造条件に応じて、調節可能なストッパブロックを使用することも可能である。
【0042】 前記単数又は複数の可撓性圧盤を、プレス対象物との接当から生じる純圧力(
net pressure)無しで形状変化可能とするためには、前記パワーユ
ニットを複動型にして、斥力のみならず引力をも付与することが可能なものとし
なければならない。
【0043】 本発明は、コア材が鉱滓綿から成り、好ましくはラミネート配向されている(
lamina oriented)か又はその他の方法で再配向されてコアの主
平面に対して垂直な圧力負荷に対してより良好な耐性を提供する状況に、有利に
適用できる。ラミネートタイプのコア及び同種の特性を有する構造体は、特に経
済的な理由等によりその密度が比較的低い場合には、本発明の出発点である前述
した問題を顕著に、きわめて高程度に示す。コア材として鉱滓綿を選択する理由
は、多くの場合、それがコスト的に有利であり、恒久性があり、防火特性が良好
なためである。
【0044】 しかしながら、特殊な用途においては、たとえばポリスチレン発泡プラスチッ
クやフェノール発泡プラスチック等のその他のコア材を使用することも可能であ
る。
【0045】 例 典型的なケースとして、5mのワーク長さを有するプレス機における連続プレ
スを示す。このプレス機の上側の圧盤(press platen)は可撓性で
あり、下方側は剛質であった。可撓性圧盤及びその支持構造体の間のパワーユニ
ットは、330mmの間隔で圧盤を横切って延出する16本のチューブであった
。これらのチューブは、チューブの各ペアにつき独立した圧力制御装置を備えた
油圧システムに2本ずつ接続された。両圧盤にはボアの内部組織が設けられ、そ
の内部に92℃の温度の水が流通され、これによって圧盤のプレス表面近傍の温
度が85.5℃にされた。
【0046】 プレス対象物は、2本のコンベアベルトによってプレス機を搬送された。較正
用エレメントに対して押し付けることによって、チューブの各ペアの圧力が調節
され、30〜40kPaのプレス圧で可撓性圧盤が平坦に、かつ、他方の圧盤に
対し平行にされた。
【0047】 プレス対象物は、密度が90kg/m3の、岩綿タイプのラミネート配向され
た鉱滓綿(mineral wool)のコアであった。前記密度の値は、この
ケースでは通常70〜120kg/m3、多くは90〜100kg/m3である。
結合剤濃度はこの例では2.5%であった。これは、通常2〜4%である。前記
プレス対象物は、その両側にプラスチックコーティングされたスチールプレート
層を有していた。前記プレートの厚みは、一方の側では0.5mm、他方の側で
は0.6mmであった。
【0048】 この例においては、前記プレス対象物(後に積層エレメント(sandwic
h element)になるもの)の長さは7m、幅は1.2mであった。長さ
は6〜10mとするのが典型的であるが、エレメントの長さは10m以上であっ
てもよい。その幅は、通常0.8〜1.2mである。
【0049】 前記シートメタル層とコアとの間には、約175g/m2の二成分ポリウレタ
ン接着剤から成る接着層が設けられた。
【0050】 このプレス対象物の場合には、適切な圧力はPmin=25kPa、Pmax=50
kPaであった。前記エレメントの湾曲は0.2mm/m未満であり、表面層と
コアとの間の接着は、エレメントの全表面に亘って十分であった。前記プレス対
象物に対する可撓性圧盤の圧力は、35kPaに設定され、その後、前記圧盤に
亘る様々な位置に配置された前記パワーユニットのプレス圧力を調節して、この
値から取り得る局所的な偏差が前述した限界値内に留まるようにした。
【0051】 以下、本発明を詳細に、図1〜図4を参照しながら説明する。
【0052】 本発明の原理は、図1に例示されている。
【0053】 図1の略図は、本発明の一実施例をグラフで表したものである。プレス作業前
には、可撓性圧盤の平坦化(straightening)が前記パワーユニッ
トを用いて行われており、すなわち、圧盤(press platen)の較正
が既に済んでいる。その後、プレス対象物を、原則としてその面積全体に亘って
、所定圧でプレスすることができる。その時には、この所定圧からの可能な局所
的偏差が、前記パワーユニットを独立に又はグループで調節することによって、
限界値Pmax〜Pmin内に維持される。
【0054】 図2a,図2b,図3及び図4は、すべて、本発明の装置の様々な実施例の略
図である。図2a及び図2bは断面を示し、図3及び図4は長手方向の図である
【0055】 図2aに示す2本の支柱(1)は、上方片(2)と下側の圧盤(3)とによっ
て接続されている。上方フレーム(4)が油圧シリンダ(5)によって、調節式
ストッパブロック(6)に対しプレスされる。この上方フレーム(4)に連結し
て上方の可撓性圧盤(7)が設けられ、これは、パワーユニット(8)によって
プレス対象物(9)に対しプレスされる。
【0056】 図2bにも類似の装置が示されているが、可撓性圧盤(7)が下方のフレーム
(10)に連結して設けられるとともに、ここから前記パワーユニット(8)に
よってプレス対象物(9)に対し押し付けられる点が異なる。
【0057】 図3においては、参照符号(15)は駆動ローラ付きコンベアを示し、この上
に、プレス対象物(9)であって後に積層エレメント(sandwich el
ement)(23)となるものが載せられる。このプレス対象物は上側表面層
(12)と下側表面層(13)とを備えるとともに、これらの間にはコア(14
)が設けられ、このコアは、たとえばラミネート配向(lamina orie
nted)等の再配向の鉱滓綿(mineral wool)製である。上下の
表面層とコアとの間には接着剤の層があるが、これらは図面には示されていない
【0058】 プレス機そのものは、支柱(1)と上方片(2)とを備えた枠体から構成され
ている。この枠体の下部には、下側プレスフレーム(16)が組み付けられてい
る。この上には、プレスベッド(17)と圧盤(3)とが配備されている。圧盤
(3)の上には、コンベアベルト(18)が延設されている。このコンベアベル
ト(18)は、さらに、二つのローラ(19)の上にも延設されている。このコ
ンベヤベルトの下側部分は、支持ローラ(20)によって支持されている。
【0059】 枠体の上側部分には、上方プレスフレーム(21)が複動型油圧シリンダ(2
2)によって吊支されている。この上方プレスフレームからは、可撓性圧盤(7
)が複数のパワーユニット(8)から吊支されている。
【0060】 前記下側プレスフレーム(16)には調節式ストッパブロック(6)が載置さ
れており、これらストッパブロックは、上方プレスフレーム(21)が油圧シリ
ンダ(22)によって押し下げられた時に、この上方プレスフレームに接当する
ように配置されている。
【0061】 このプレス機が作動すると、まず、油圧シリンダ(22)が上方プレスフレー
ム(21)を、この上方プレスフレームに連結された可撓性圧盤(7)とともに
持ち上げるが、そのときの高さは、この可撓性圧盤(7)と下側圧盤(16)と
の間の距離が、プレス対象物とコンベアベルト(18)との厚みの合計よりも大
きくなるような高さになる。次に、プレス対象物(9)が、コンベア(11)と
コンベアベルト(18)とによって、下側圧盤(3)と可撓性圧盤(7)との間
で搬送される。次に、油圧シリンダ(22)が上方プレスフレーム(21)をス
トッパブロック(6)に対して押し下げ、その後、パワーユニット(8)が調節
された圧力で、可撓性圧盤(7)をプレス対象物に対してさらに押し付ける。
【0062】 接着剤の硬化に必要な時間この圧力が作用した後、パワーユニットからの圧力
が停止すると、上方プレスフレームが再び上昇し、これにより、積層エレメント
(23)になったプレス対象物(9)が取り出し可能になる。これはコンベアベ
ルト(18)のコンベア(24)側において行われ、同時に、反対側からは、新
たなプレス対象物(9)が供給される。
【0063】 図4は、連続状プレス対象物の連続プレス用に構成された本発明の装置を示す
。ローラライン上には、ラミネート配向鉱滓綿から成る連続状コア(14)が搬
送される。図示しない二つのローラからは、プラスチックコーティングされたス
チールプレートから成る上側表面層(12)及び下側表面層(13)とが、それ
ぞれ前記連続状コアに対して送り込まれる。これらの表面層をコアと結合させる
前に、これらの間の空間に、ノズル(28)から接着層(27)が注入される。
【0064】 こうして形成された本実施例では連続状のプレス対象物(9)は、プレス機の
、駆動回転ローラ(19)及び支持ローラ(20)を備えた下側ベルト(18)
と、駆動回転ローラ(30)及び支持ローラ(31)を備えた上方ベルト(29
)との間に、コンベアベルト(15)によって送り込まれる。
【0065】 プレス機自身は、支柱(1)と上方片(2)とを備える枠体から成る。この枠
体の下側には、下方プレスフレーム(16)が取り付けられている。この上に、
プレスベッド(17)と圧盤(3)とが配設されている。
【0066】 前記枠体の上側には、上方プレスフレームが複動型油圧シリンダ(22)から
吊設されている。この上方プレスフレームからは、可撓性圧盤(7)がパワーユ
ニット(8)から吊設されている。このプレスフレーム(21)から突設させた
ブラケット(32)内には、上方ベルトの駆動回転ローラ(30)が取り付けら
れている。
【0067】 前記下側プレスフレーム(16)には調節式ストッパブロック(6)が載置さ
れ、これらストッパブロックは、上方プレスフレーム(21)が油圧シリンダ(
22)によって押し下げられた時、この上方プレスフレームに接当するように配
置されている。
【0068】 このように、図4の装置は連続作業用に構成されている。両ベルト(28,2
9)間のプレス対象物(9)が下側圧盤(3)と可撓性の上側圧盤(7)との間
に来ると、プレス対象物(9)が圧力を受け一定の圧縮をする。同時に、両表面
層が両圧盤によって加熱されるが、これらの圧盤は、その中に設けた図示しない
ボア内を循環する温水によって加熱されている。この加圧と加熱とが同時に作用
している間に、接着剤が硬化し、プレス対象物を積層エレメント(23)になり
、このエレメントがコンベア(24)上に取り出される。図示の実施例において
は連続生産が目的であるため、この製品は後に、適当な長さの複数の断片にカッ
ティングされる。このカッティング装置は本発明には含まれず、図面にも示され
ていない。
【0069】 図4の装置は、予め作った非連続状のプレス対象物をプレスするのにも使用す
ることができ、したがって、そのプレス対象物の長さは積層装置のプレス長さに
よって決まるものではない。このような予め作ったプレス対象物は、プレス機よ
り長いものであっても、より短いものであってもよく、後者の場合には互いに接
近させて順次送り込むことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理をグラフによって例示する略図
【図2a】 本発明による装置の一実施例の断面図
【図2b】 本発明による装置の別実施例の断面図
【図3】 本発明による装置の、さらに別実施例の長手方向の図
【図4】 本発明による装置の、さらに別実施例の長手方向の図
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年12月1日(2000.12.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US ,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4E088 AB04 AB05 EA10 4E090 AA01 AB01 CA02 DA09 FA02 HA10

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面層(12,13)とコア(14)とを、これらの間に接
    着層を付加後に結合させることによってプレス対象物(9)にし、その後このプ
    レス対象物(9)を、プレス機の二つの圧盤(3,7,11)間で接着剤を硬化
    させながらプレスすることによって積層エレメント(23)に形成する方法であ
    って、 少なくとも一方の前記圧盤(7)が可撓性であるとともに複数のパワーユニッ
    ト(8)による作用を受け、これら複数のパワーユニット(8)が前記圧盤(7
    )に亘って互いに離間配置され、これら複数のパワーユニット(8)が剛質支持
    構造体(4,10)に対し作用し、前記プレス対象物(9)に対しプレス圧(P
    )が付与されるものにおいて、 プレス作業中の前記複数のパワーユニット(8)が独立に又はグループで調節
    され、前記プレス圧(P)からの局所的偏差が所定範囲内(それぞれPmin〜P
    又はP〜Pmax)に維持されることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法であって、プレス作業前に前記パワーユ
    ニット(8)を調節し、可撓性の前記圧盤(7)が平坦となるように、かつ、好
    ましくは他方の圧盤(3,11)に対し平行となるようにすることを特徴とする
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法であって、前記プレス圧(P)の最小圧
    (Pmin)及び対応最大圧(Pmax)からの偏差の許容値の選択が、前記プレス対
    象物の表面における局所的凸部の高さとこれに対応する局所的凹部の深さとがこ
    れら凹凸部の直径の1/1000以下に維持されるように行われることを特徴と
    する方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の方法であって、使用する圧盤のう
    ち、他方の圧盤(3)が剛質かつ平坦なことを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項1、2又は3記載の方法であって、使用する圧盤が両
    方とも可撓性であるとともに複数のパワーユニットによる作用を個別に受け、こ
    れら複数のパワーユニットが剛質支持構造体に対し作用し、かつ、そのプレス中
    の影響が独立に又はグループで調節可能なことを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項5の方法であって、前記パワーユニットの効果の調節
    が、可撓性の両圧盤が互いに平行に又は平坦に又はその両方になるように行われ
    ることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6いずれか1項記載の方法であって、前記プレス
    作業中の前記接着剤の硬化が、一方又は両方の圧盤からの加熱によって促進され
    ることを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7いずれか1項記載の方法であって、前記プレス
    対象物が二本のベルト間で前記プレス機を連続的に通過搬送されること、かつ、 前記二つの圧盤間の距離が、荷重非作用状態における前記プレス対象物及び前
    記二本のベルトの厚みの合計よりも小さいことを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 表面層(12,13)とコア(14)とを結合し一つのエレ
    メントにするプレス機であって、 前記表面層及び前記コアをこれらの間に接着層(27)を付加した後に組み付
    けてプレス対象物(9)に形成し、その後、このプレス対象物(9)を二つの圧
    盤(11,3,7)間でプレスするものにおいて、 少なくとも一方の前記圧盤(7)が可撓性であるとともに複数のパワーユニッ
    ト(8)による作用を受け、これら複数のパワーユニットが前記圧盤(7)と剛
    質支持構造体(4,10,21)との間に配設され、これらパワーユニットから
    発生可能な力が前記剛質支持構造体からこの圧盤へと伝達可能に、かつ、これら
    パワーユニットの影響が独立に又はグループで調節可能に構成され、かつ、 可撓性の前記圧盤の可撓度が、この圧盤における前記複数のパワーユニットの
    位置との関係で選択され、これらパワーユニットが前記プレス対象物に対し、所
    定範囲(Pmax〜Pmin)内の局所的圧力を付与するように調節可能に構成されて
    いることを特徴とするプレス機。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のプレス機であって、他方の圧盤(3)が平
    坦であり、かつ、前記プレス機が、前記複数のパワーユニット(8)によって可
    撓性の圧盤(7)を平坦にするとともに他方の圧盤(3)に対し平行にすること
    が可能なように構成されていることを特徴とするプレス機。
  11. 【請求項11】 請求項9記載のプレス機であって、前記圧盤が両方とも可
    撓性であり、 前記圧盤が両方とも複数のパワーユニットによる作用を受け、これら複数のパ
    ワーユニットが前記圧盤と前記剛質支持構造体との間に配設され、これら複数の
    パワーユニットから発生可能な力が、前記剛質支持構造体から前記圧盤に伝達可
    能に、かつ、その影響が独立に又はグループで調節可能に構成され、かつ、 前記プレス機が、前記複数のパワーユニットによって両方の圧盤を平行に又は
    平坦に又はこれらの両方にすることが可能に構成されていることを特徴とするプ
    レス機。
  12. 【請求項12】 請求項9〜11いずれか1項記載のプレス機であって、前
    記パワーユニットが長手形状に構成され、その長さが、可撓性の圧盤の一方向の
    寸法に、又は、かかる長さを有する個々の圧力ユニットの列の寸法に対応するこ
    とを特徴とするプレス機。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のプレス機であって、長手形状の前記パワ
    ーユニット又は個々の圧力ユニットの列が、可撓性の前記圧盤を横切って配設さ
    れていることを特徴とするプレス機。
  14. 【請求項14】 請求項9〜13いずれか1項記載のプレス機であって、一
    方又は両方の前記圧盤が、たとえば循環加熱媒体によって加熱されることを特徴
    とするプレス機。
  15. 【請求項15】 請求項9〜14いずれか1項記載のプレス機であって、下
    側の圧盤の上方に、プレス対象物を前記プレス機を通って搬送させるためのベル
    トが1本延設されていることを特徴とするプレス機。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のプレス機であって、さらにもう1本ベル
    トが設けられ、両ベルトの間で前記プレス対象物が前記プレス機を通過搬送可能
    に構成されていることを特徴とするプレス機。
  17. 【請求項17】 請求項9〜16いずれか1項記載のプレス機であって、前
    記剛質支持構造体又は複数の前記剛質支持構造体のうち少なくとも一つが、たと
    えば、好適には複数の調節式ストッパブロックによって決定される種々の位置を
    とるように構成されていることを特徴とするプレス機。
  18. 【請求項18】 請求項9〜17いずれか1項記載のプレス機であって、前
    記複数のパワーユニットが、斥力のみならず引力をも付与可能な複動型のもので
    あることを特徴とするプレス機。
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