JP2577963B2 - 樹脂含浸マット積層発泡体の製造方法 - Google Patents

樹脂含浸マット積層発泡体の製造方法

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JP2577963B2
JP2577963B2 JP63167233A JP16723388A JP2577963B2 JP 2577963 B2 JP2577963 B2 JP 2577963B2 JP 63167233 A JP63167233 A JP 63167233A JP 16723388 A JP16723388 A JP 16723388A JP 2577963 B2 JP2577963 B2 JP 2577963B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は樹脂含浸マット積層発泡体の製造方法に関
し、詳しくは熱硬化性樹脂を用いた樹脂含浸マット積層
発泡体の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、ガラス繊維などから成るマットに発泡樹脂を含
浸させたものをベルトコンベヤで移送し、連続的に加熱
発泡させて所定厚の積層発泡体を製造する手段として第
2図(イ)、(ロ)、(ハ)に示すようなダブルコンベ
ヤ装置Aを用いた製造法が公知である。
上記装置Aによる製造法は、発泡反応が生じるまで加
熱した発泡樹脂含浸マットを一定間隔Tで対面させたダ
ブルコンベヤA内で厚さをTに圧縮しつつ硬化させるも
ので積層発泡体Gの連続成形を可能とする装置である。
〔従来技術の問題点〕
ところで、上記装置Aによる積層発泡体Gを製造する
場合、第2図(イ)に示すように原料G′の発泡加熱を
ダブルコンベヤ装置A部分で行なう場合、発泡がダブル
コンベヤ装置A内で生じるため、エア抜けが悪く、この
ため、板厚調整と同時に成形板材が幅方向へ圧延変形す
ることが有り、板幅規制装置が別途必要となり、また、
エア抜けの悪さのため、製品表面の形状も悪くなると言
った欠点が有った。
また、同(ロ)に示すように原料G′をダブルコンベ
ヤAへ供給する前に予め所定厚となるように発泡調整し
ておくのは、上述したような欠点は無い反面、発泡剤の
性質、添加量と加熱温度の調整が非常に困難であり、期
待通りの制御が殆ど出来ないといった欠点が有る。
同(ハ)に示すように、ダブルコンベヤAへ供給する
前に原料G′を過剰発泡させておき、これをダブルコン
ベヤAで所定厚に圧縮することは、前掲2例の欠点を解
消し得ると考えられるが、ダブルコンベヤAへ供給され
る部分に原料G′の滞留ないし渋滞が生じ、繊維マット
の積層状態が著しく乱され、均質な発泡成形体が得られ
なくなる欠点が有った。
〔発明が解決しようとする課題〕
この発明は上記欠点に鑑み、樹脂含浸マットの積層発
泡体を連続的に製造する場合において、発泡後の板厚が
容易に、かつ、確実に制御調整可能であり、また、その
実施例装置も簡略なもので済む経済的な樹脂含浸マット
積層発泡体の製造方法を提供することを目的としてなさ
れたものである。
〔課題を解決するに至った技術〕
即ち、この発明の樹脂含浸マット積層発泡体の製造方
法は、発泡剤を添加した樹脂を含浸させたマットを複数
枚積層し、これをベルトコンベヤで連続的に予熱用オー
ブンへ供給し、該予熱用オーブン内において過剰発泡せ
しめた後、一定勾配に沿って配列したロールにより前記
発泡積層体を徐々に圧縮し、所定厚さとして送り出した
後、該圧縮成形体を前記ベルトコンベヤ上に対面して配
設して成る押圧コンベヤにて最終的に圧縮硬化させるこ
とを特徴とするものである。
〔作用〕
この発明において、発泡剤を添加した樹脂含浸マット
は、通常2〜3枚程度の積層状態とされる。
この積層体をベルトコンベヤで移送し、予熱用オーブ
ンへ供給するのは、従来製法と同一であるが、本発明に
おいては、この予熱用オーブン内で発泡用樹脂を100%
又はそれ以上に過剰発泡させる。
この過剰発泡させるのは、未発泡成分を無くし、後の
押圧コンベヤでの押圧制御を容易にするためと、後述の
ように過剰発泡後、押圧成形する際の幅方向圧延現象を
無くすためである。
過剰発泡させた樹脂含浸マットは予熱オーブン内にお
いて、一定勾配に沿って配列したロールにより段階的に
圧縮されるが、このとき各ロールの圧縮量は各々わずか
であるため、原料の滞留又は渋滞は生じない。
なお、上記一定勾配は、予熱オーブンの延長長さにも
よるが、1/100〜1/1000程度が好適である。
そして、最終的に目的厚まで発泡体は圧縮されるが、
このとき圧縮による厚さ減少は発泡体内に含まれる気泡
の破壊により生じるので、板幅方向への圧延は無い。さ
らに圧縮は段階的なロールにより行なうので脱気もスム
ーズに行なわれる。
しかる後、一定厚さに規制された成形品を押圧コンベ
ヤへと供給すれば、該押圧コンベヤ部において過不足の
無い成形硬化が行なえるのである。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例を説明する。
第1図はこの発明の方法を実施するための装置の側面
図である。
発泡剤を添加したレゾール系フェノール樹脂を含浸せ
しめた厚さ0.5mmガラス繊維不織布マット1を三枚積層
し、これをベルコンベヤ2へ乗せ、予熱用オーブン3へ
供給し、発泡反応温度まで加熱し、過剰発泡させ、次い
でこれを勾配1/100、ロール間隔50cmとして配列したロ
ール4…4により段階的に圧縮した。
このとき、各ロール4…4では原料G′の滞留等は全
く生じず、また、板幅方向への圧延も生じなかった。
圧縮、脱気により最終ロール4を通過した後の原料
G′は最終成形品厚さとほぼ同一厚さとされ、これをベ
ルトコンベヤ2に対面配置した押圧コンベヤ5により最
終圧縮及び整形硬化を行なったところ、きわめて表面状
態の平滑な、かつ、断面が均質な繊維強化発泡樹脂成形
板が成形出来た。
〔効果〕
この発明は以上のように構成されているため、積層体
は充分に発泡させるため、内部均一性が向上し、しかも
圧縮時の厚さ制御が容易に可能となると共に、表面が一
定勾配のロール、及び押圧コンベヤで規制されるので、
平滑表面を有した製品が得られると共に発泡度合の制御
が全く不要となるので実施も容易となるなど種々の効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の方法を実施する装置の側面図、第2
図(イ),(ロ),(ハ)は従来方法の説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−110791(JP,A) 特開 昭61−254338(JP,A) 特開 昭63−312131(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡剤を添加した樹脂を含浸させたマット
    を複数枚積層し、これをベルトコンベヤで連続的に予熱
    用オーブンへ供給し、該予熱用オーブン内において過剰
    発泡せしめた後、一定勾配に沿って配列したロールによ
    り前記発泡積層体を徐々に圧縮し、所定厚さとして送り
    出した後、該圧縮成形体を前記ベルトコンベヤ上に対面
    して配設して成る押圧コンベヤにて最終的に圧縮硬化さ
    せることを特徴とする樹脂含浸マット積層発泡体の製造
    方法。
JP63167233A 1988-07-05 1988-07-05 樹脂含浸マット積層発泡体の製造方法 Expired - Lifetime JP2577963B2 (ja)

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