JPH06122128A - 繊維強化樹脂発泡板の製造方法 - Google Patents
繊維強化樹脂発泡板の製造方法Info
- Publication number
- JPH06122128A JPH06122128A JP3146728A JP14672891A JPH06122128A JP H06122128 A JPH06122128 A JP H06122128A JP 3146728 A JP3146728 A JP 3146728A JP 14672891 A JP14672891 A JP 14672891A JP H06122128 A JPH06122128 A JP H06122128A
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- JP
- Japan
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- foaming
- thickness
- double conveyor
- plate
- conveyor
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- Pending
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- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 繊維強化樹脂発泡板を製造する方法の改良を
目的とし、発泡気泡の破壊を生じさせることなく安定し
た繊維強化樹脂発泡板を製造することを目的とする。 【構成】 発泡剤を添加した樹脂を含浸させたマット１
をベルトコンベヤ３で連続的に予備加熱炉４へ供給し該
加熱炉４内にて加熱すると共に所定発泡厚さの距離を隔
てて一対のベルトコンベヤ５Ａ、５Ａを対面させたダブ
ルコンベヤ５へ供給して厚さを規制しつつ発泡させて該
ダブルコンベヤ内で発泡を完了させると共に、半硬化の
状態で前記ダブルコンベヤより排出される板状体を一定
勾配に沿って配列した加熱ロール６…６で硬化させつつ
目的の板厚まで圧縮成形する工程よりなり、発泡完了
後、半硬化状態の成形体を圧縮することにより気泡の破
壊を防止する。
目的とし、発泡気泡の破壊を生じさせることなく安定し
た繊維強化樹脂発泡板を製造することを目的とする。 【構成】 発泡剤を添加した樹脂を含浸させたマット１
をベルトコンベヤ３で連続的に予備加熱炉４へ供給し該
加熱炉４内にて加熱すると共に所定発泡厚さの距離を隔
てて一対のベルトコンベヤ５Ａ、５Ａを対面させたダブ
ルコンベヤ５へ供給して厚さを規制しつつ発泡させて該
ダブルコンベヤ内で発泡を完了させると共に、半硬化の
状態で前記ダブルコンベヤより排出される板状体を一定
勾配に沿って配列した加熱ロール６…６で硬化させつつ
目的の板厚まで圧縮成形する工程よりなり、発泡完了
後、半硬化状態の成形体を圧縮することにより気泡の破
壊を防止する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は繊維強化樹脂発泡板の
製造方法の改良に関する。
製造方法の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、繊維強化樹脂発泡板の連続的な製
造方法として、発泡剤を添加した樹脂含浸のマットを加
熱炉へ供給し、発泡させると共に過剰発泡させた前記樹
脂含浸マットを一定勾配に沿って配列した加熱ロールで
圧縮しつつ目的の厚さまで成形し同時に硬化させる方法
が提案されている（特開昭63-166504 号、特開平2-2032
4 号）。
造方法として、発泡剤を添加した樹脂含浸のマットを加
熱炉へ供給し、発泡させると共に過剰発泡させた前記樹
脂含浸マットを一定勾配に沿って配列した加熱ロールで
圧縮しつつ目的の厚さまで成形し同時に硬化させる方法
が提案されている（特開昭63-166504 号、特開平2-2032
4 号）。
【０００３】
【従来技術の問題点】しかしながら、上記繊維強化樹脂
発泡板の製造方法は、樹脂含浸マットを加熱し樹脂の発
泡及び硬化を完了させた後にロールで圧縮していく工程
を経るので、ロール圧縮の際に折角生成された気泡が破
壊され、発泡構造が壊される問題があった。
発泡板の製造方法は、樹脂含浸マットを加熱し樹脂の発
泡及び硬化を完了させた後にロールで圧縮していく工程
を経るので、ロール圧縮の際に折角生成された気泡が破
壊され、発泡構造が壊される問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記欠点に
鑑み、発泡気泡の破壊を生じさせることなく安定した繊
維強化樹脂発泡板を製造し得る改良された方法を得るこ
とを目的としてなされたものである。
鑑み、発泡気泡の破壊を生じさせることなく安定した繊
維強化樹脂発泡板を製造し得る改良された方法を得るこ
とを目的としてなされたものである。
【０００５】
【課題を解決する技術】即ち、この発明の繊維強化樹脂
発泡板の製造方法は、発泡剤を添加した樹脂を含浸させ
たマットをベルトコンベヤで連続的に予備加熱炉へ供給
し該加熱炉内にて加熱すると共に所定発泡厚さの距離を
隔てて一対のベルトコンベヤを対面させたダブルコンベ
ヤへ供給して厚さを規制しつつ発泡させて該ダブルコン
ベヤ内で発泡を完了させると共に、半硬化の状態で前記
ダブルコンベヤより排出される板状体を一定勾配に沿っ
て配列した加熱ロールで硬化させつつ目的の板厚まで圧
縮成形することを特徴とするものである。
発泡板の製造方法は、発泡剤を添加した樹脂を含浸させ
たマットをベルトコンベヤで連続的に予備加熱炉へ供給
し該加熱炉内にて加熱すると共に所定発泡厚さの距離を
隔てて一対のベルトコンベヤを対面させたダブルコンベ
ヤへ供給して厚さを規制しつつ発泡させて該ダブルコン
ベヤ内で発泡を完了させると共に、半硬化の状態で前記
ダブルコンベヤより排出される板状体を一定勾配に沿っ
て配列した加熱ロールで硬化させつつ目的の板厚まで圧
縮成形することを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】この発明において、発泡剤を添加した樹脂を含
浸させたマットの具体例としては、フェノール樹脂をロ
ール転圧などにより含浸させたガラス繊維マットなどが
使用される。この発泡樹脂含浸のマットを発泡硬化させ
るにあたり、先ず加熱炉で樹脂を加熱し発泡を開始させ
る。この発泡はその後のダブルコンベヤに供給されても
継続しているが、このダブルコンベヤで発泡剤の種類と
温度管理により発泡を終了させると共に、樹脂は半硬化
の状態となるように管理する。
浸させたマットの具体例としては、フェノール樹脂をロ
ール転圧などにより含浸させたガラス繊維マットなどが
使用される。この発泡樹脂含浸のマットを発泡硬化させ
るにあたり、先ず加熱炉で樹脂を加熱し発泡を開始させ
る。この発泡はその後のダブルコンベヤに供給されても
継続しているが、このダブルコンベヤで発泡剤の種類と
温度管理により発泡を終了させると共に、樹脂は半硬化
の状態となるように管理する。
【０００７】次いで発泡完了、樹脂半硬化の状態の成形
品を一定勾配に沿って配列した加熱ロールで加熱により
完全硬化させつつ圧縮成形していく。従って、製品は半
硬化の状態から硬化の段階に至る間、気泡を破壊するこ
となく徐々に厚さが減少されて行く。
品を一定勾配に沿って配列した加熱ロールで加熱により
完全硬化させつつ圧縮成形していく。従って、製品は半
硬化の状態から硬化の段階に至る間、気泡を破壊するこ
となく徐々に厚さが減少されて行く。
【０００８】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。図１は
この発明の方法を実施する装置の概略側面図を示す。厚
さ４mmのガラス繊維マットに発泡温度が後述のフェノー
ル樹脂の硬化温度より５〜10°Ｃ度低い発泡剤を添加し
たフェノール樹脂をロール２の転圧により含浸させたマ
ット１をベルトコンベヤ３で連続的に予備加熱炉４へ供
給しこの加熱炉４内にて発泡温度で加熱し、次いで所定
発泡厚さの距離Ｄ＝１２mmを隔てて一対のスチールベル
トコンベヤ５Ａ、５Ａを対面させた長さ１０ｍのダブル
コンベヤ５へ供給して厚さを規制しつつ発泡させ、この
ダブルコンベヤ５内で発泡を完了させると共に半硬化の
状態となって排出される板状体Ｇを一定勾配θ＝0.02°
〜0.5 °に沿って配列した加熱ロール６…６で板状体Ｇ
を硬化させつつ目的の板厚１０mmまで圧縮成形した。
この発明の方法を実施する装置の概略側面図を示す。厚
さ４mmのガラス繊維マットに発泡温度が後述のフェノー
ル樹脂の硬化温度より５〜10°Ｃ度低い発泡剤を添加し
たフェノール樹脂をロール２の転圧により含浸させたマ
ット１をベルトコンベヤ３で連続的に予備加熱炉４へ供
給しこの加熱炉４内にて発泡温度で加熱し、次いで所定
発泡厚さの距離Ｄ＝１２mmを隔てて一対のスチールベル
トコンベヤ５Ａ、５Ａを対面させた長さ１０ｍのダブル
コンベヤ５へ供給して厚さを規制しつつ発泡させ、この
ダブルコンベヤ５内で発泡を完了させると共に半硬化の
状態となって排出される板状体Ｇを一定勾配θ＝0.02°
〜0.5 °に沿って配列した加熱ロール６…６で板状体Ｇ
を硬化させつつ目的の板厚１０mmまで圧縮成形した。
【０００９】上記発泡成形板Ｇの表面を観察したところ
気泡の破裂痕は殆ど見られず、また断面を観察したが微
小な気泡が均一に無数に出来ているのが観察された。な
お、ダブルコンベヤ３内で発泡及び硬化を完了させた
後、加熱ロールで圧縮したものは、表面に気泡の破裂痕
が散見され、またその断面は圧縮方向に偏平状に気泡が
押し潰されているのが観察された。
気泡の破裂痕は殆ど見られず、また断面を観察したが微
小な気泡が均一に無数に出来ているのが観察された。な
お、ダブルコンベヤ３内で発泡及び硬化を完了させた
後、加熱ロールで圧縮したものは、表面に気泡の破裂痕
が散見され、またその断面は圧縮方向に偏平状に気泡が
押し潰されているのが観察された。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の方法に
よれば、発泡による気泡の破壊を起こすこと無く目的厚
さにまで発泡板を圧縮しつつ成形することが可能となる
のである。
よれば、発泡による気泡の破壊を起こすこと無く目的厚
さにまで発泡板を圧縮しつつ成形することが可能となる
のである。
【図１】この発明の方法を実施する装置の側面図であ
る。
る。
１ 樹脂含浸マット ２ ロール ３ ベルトコンベヤ ４ 予備加熱炉 ５ ダブルコンベヤ ５Ａ スチールコンベヤ ６ 加熱ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２９Ｋ 105:08 Ｂ２９Ｌ 7:00 4Ｆ
Claims (1)
- 【請求項１】 発泡剤を添加した樹脂を含浸させたマッ
トをベルトコンベヤで連続的に予備加熱炉へ供給し該加
熱炉内にて加熱すると共に所定発泡厚さの距離を隔てて
一対のベルトコンベヤを対面させたダブルコンベヤへ供
給して厚さを規制しつつ発泡させて該ダブルコンベヤ内
で発泡を完了させると共に、半硬化の状態として板状体
を前記ダブルコンベヤより排出し、一定勾配に沿って配
列した加熱ロールで前記板状体を硬化させつつ目的の板
厚まで圧縮成形することを特徴とする繊維強化樹脂発泡
板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3146728A JPH06122128A (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 繊維強化樹脂発泡板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3146728A JPH06122128A (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 繊維強化樹脂発泡板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06122128A true JPH06122128A (ja) | 1994-05-06 |
Family
ID=15414235
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3146728A Pending JPH06122128A (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 繊維強化樹脂発泡板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06122128A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003103922A1 (en) * | 2002-06-05 | 2003-12-18 | Fasec Oy | Method and apparatus for making plate-like fiber-reinforced products |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4954478A (ja) * | 1972-04-26 | 1974-05-27 | ||
| JPS63312131A (ja) * | 1987-06-15 | 1988-12-20 | Sharp Corp | 真空断熱材用スペ−サ−材の自動製造装置 |
-
1991
- 1991-05-21 JP JP3146728A patent/JPH06122128A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4954478A (ja) * | 1972-04-26 | 1974-05-27 | ||
| JPS63312131A (ja) * | 1987-06-15 | 1988-12-20 | Sharp Corp | 真空断熱材用スペ−サ−材の自動製造装置 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003103922A1 (en) * | 2002-06-05 | 2003-12-18 | Fasec Oy | Method and apparatus for making plate-like fiber-reinforced products |
| US7241407B2 (en) | 2002-06-05 | 2007-07-10 | Selvaag Spinoff As | Method and apparatus for making plate-like fiber-reinforced products |
| AU2003233839B2 (en) * | 2002-06-05 | 2008-05-08 | Selvaag Spinoff As | Method and apparatus for making plate-like fiber-reinforced products |
| US7727623B2 (en) | 2002-06-05 | 2010-06-01 | Selvaag Spinoff As | Method and apparatus for making plate-like fiber-reinforced products |
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