JPH0220324A - 繊維強化樹脂発泡体の製造方法 - Google Patents

繊維強化樹脂発泡体の製造方法

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JPH0220324A
JPH0220324A JP63171463A JP17146388A JPH0220324A JP H0220324 A JPH0220324 A JP H0220324A JP 63171463 A JP63171463 A JP 63171463A JP 17146388 A JP17146388 A JP 17146388A JP H0220324 A JPH0220324 A JP H0220324A
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foamed
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Ichiro Kanamori
金守 一郎
Masahisa Isobe
磯部 昌久
Masanobu Iwahashi
正修 岩橋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は繊維強化樹脂発泡体の製造方法に関し、詳し
くは熱硬化性樹脂を用いた繊維強化樹脂発泡体の製造方
法に関する。
〔従来の技術〕
従来、ガラス繊維などから成るマットに発泡樹脂を含浸
させたものをベルトコンベヤで移送し、連続的に加熱発
泡させて所定厚の積層発泡体を製造する手段として第2
図(イ)、(ロ)、(ハ)に示すようなダブルコンベヤ
装置へを用いた製造法が公知である。
上記装置Aによる製造法は、発泡反応が生じるまで加熱
した発泡樹脂含浸マットを一定間隔Tで対面させたダブ
ルコンヘヤA内で厚さをTに圧縮しつつ硬化させるもの
で積層発泡体Gの連続成形を可能とする装置である。
〔従来技術の問題点〕
ところで、上記装置Aにより積層発泡体Gを製造する場
合、第2図(イ)に示すように原料G′の発泡加熱をダ
ブルコンベヤ装置A部分で行なう場合、発泡がダブルコ
ンベヤ装置A内で生じるため、エア抜けが悪く、このた
め、板厚調整と同時に成形板材が幅方向へ圧延変形する
ことが有り、板幅規制装置が別途必要となり、また、エ
ア抜けの悪さのため、製品表面の形状も悪くなると言っ
た欠点が有った。
また、同(ロ)に示すように原料G′をダブルコンベヤ
Aへ供給する前に予め所定厚となるように発泡調整して
おくのは、上述したような欠点は無い反面、発泡剤の性
質、添加量と加熱温度の調整が非常に困難であり、期待
通りの制御が殆ど出来ないといった欠点が有る。
同(ハ)に示すように、ダブルコンベヤAへ供給する前
に原料G°を過剰発泡させておき、これをダブルコンベ
ヤAで所定厚に圧縮することは、前掲2例の欠点を解消
し得ると考えられるが、ダブルコンベヤAへ供給される
部分に原料G゛の滞留ないし渋滞が生じ、繊維マットの
積層状態が著しく乱され、均質な発泡成形体が得られな
くなる欠点が有った。
〔発明が解決しようとする課題〕
この発明は上記欠点に鑑み、樹脂含浸マットの積層発泡
体を連続的に製造する場合において、発泡後の板厚が容
易に、かつ、確実に制御調整可能であり、また、その実
施装置も簡略なもので済む経済的な樹脂含浸マット積層
発泡体の製造方法を提供することを目的としてなされた
ものである。
〔課題を解決するに至った技術〕
即ち、この発明の繊維強化樹脂発泡体の製造方法は、発
泡剤を添加した樹脂を含浸させたマットをヘルドコンベ
ヤで連続的に予備加熱炉へ供給し、該加熱炉内にて発泡
を完了させ、次いで、予備加熱炉より送出された発泡樹
脂原料を、一定勾配に沿って配列した加熱圧縮ロールに
より前記発泡樹脂原料を段階的に加熱し、硬化させつつ
、目的の板厚にまで圧縮成形することを特徴とするもの
である。
〔作用〕
この発明において、発泡剤を添加した樹脂含浸マットは
、ガラス繊維等の不織布より成るマットが使用される。
この樹脂含浸マットをヘルドコンベヤで移送し、予熱炉
へと供給して加熱発泡されるのは従来製法と同一である
が、本発明においては、この予熱炉内で発泡樹脂の発泡
反応を終了させる。
この発泡を完了させるのは、樹脂中に含まれる未発泡成
分を無くし、後の押圧ロールによる圧縮硬化時の幅方向
圧延を無くすためである。
発泡が完了した樹脂含浸マットは、目的とする板厚の1
.5〜2倍程度の不均一な厚さとなっているが、この過
剰厚さとなった発泡樹脂は、一定勾配に沿って配列した
加熱圧縮ロールで硬化に必要な温度に加熱されつつ、目
的の厚さまで段階的に圧縮硬化させていく。
このとき、各ロールの圧縮量は各々わずかであるため、
原料の滞留又は渋滞は生じない。
なお、上記一定勾配は1 /100〜1 /1000程
度が好適である。
そして、最終的に目的厚さまで発泡体が圧縮されたとき
、同時に樹脂は加熱により硬化され、所定厚さの板材が
成形されるが、過剰厚さより目的厚さまでの成形体の圧
縮は、発泡完了後の樹脂に対して行なわれるので、厚さ
の減少は発泡体内の気泡の破壊により生しるため、板幅
方向の圧延は生じない。
さらに圧縮は段階的に配置したロールにより行なうので
脱気もスムーズに行なわれ、表面平滑状態も良好に保た
れる。
従って、板厚調整のため、従来使用されていたいわゆる
ダブルコンベヤ装置も不必要となる。
〔実施例〕
次に、この発明の詳細な説明する。
第1図はこの発明の方法を実施するための装置の側面図
である。
発泡剤を添加したレゾール系フェノール樹脂を含浸せし
めた厚さ0.5mmガラス繊維不織布マット1を三枚積
層し、これをベルトコンベヤ2へ乗せ、予熱用炉3へ供
給し、発泡反応温度まで加熱し発泡を完了させた。
次にこれを勾装置/100、ロール間隔30cmとして
配列した加熱ロール4・・・4にて段階的に圧縮しつつ
硬化せしめた。
このとき、各ロール4・・・4では原料G°の滞留等は
全く生じず、また、板幅方向への圧延も生じなかった。
圧縮、脱気により最終ロール4を通過した後の原料G°
は最終成形品厚ざとほぼ同一厚さとされ、また表面状態
もきわめて平滑な面とされていた。
〔効果〕
この発明は以上のように構成されているため、積層体は
充分に発泡させるため、内部均一性が向上し、しかも圧
縮時の厚さ制御が幅方向圧延を生じることなく容易に可
能となり、また、表面が一定勾配のロール、で押圧しつ
つ硬化していくので、平滑表面を有した製品が得られる
と共に発泡度合の制御が全く不要となり、実施も容易と
なるなど種々の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の方法を実施する装置の側面図、第2
図(イ)、(ロ)、(ハ)は従来方法の説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)発泡剤を添加した樹脂を含浸させたマットをベル
    トコンベヤで連続的に予備加熱炉へ供給し、該加熱炉内
    にて発泡を完了させ、次いで、予備加熱炉より送出され
    た発泡樹脂原料を、一定勾配に沿って配列した加熱圧縮
    ロールにより前記発泡樹脂原料を段階的に加熱し、硬化
    させつつ、目的の板厚にまで圧縮成形することを特徴と
    する繊維強化樹脂発泡体の製造方法。
JP63171463A 1988-07-08 1988-07-08 繊維強化樹脂発泡体の製造方法 Expired - Lifetime JP2619924B2 (ja)

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