JPH02136211A - Ｆｒｐパネル製造方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はＦＲＰパネル製造方法及び装置に関するもので
ある。

［従来の技術］ 近年、熱硬化性樹脂によるＦＲＰ　（繊維強化プラスチ
ック）を用いたパネルがその強度、均質性、耐候性、断
熱性、軽量、外観の良さ等の点から、一般建築材料、種
々の構成部材、及び冷凍車のボディ構成材料等、広範囲
に利用されつつあり、更にその利用範囲は拡大されつつ
ある。

従来、ＦＲＰパネルの製造方法としては、第２図に示す
ようにＦＲＰ樹脂により形成されたＦＲＰ平板平板心上
泡樹脂注入孔すを有した型枠Ｃを載置し、更に該型枠Ｃ
上にＦＲＰ平板ｄを載置したものを１セツトとして、こ
れを第３図に示すように複数段積重ねてプレス装置ｅ内
にセットして所要の圧力を付加した状態で、前記注入孔
すから各型砕Ｃに発泡樹脂を注入し、養生させた後、プ
レス装置ｅから取出すようにしたバッチ式製法がとられ
ていた。

［発明が解決しようとする課題〕 しかし、上記従来の製造方法は、バッチ式製法であるた
めに、自動化か難しく、且つ上流側のＦＲＰ平板の製造
工程及び下流側のＦＲＰパネル仕上工程等に対して連続
化かできず、よって生産性を大幅に向上させることも不
可能で、しかもバッチ作業時には種々の作業者による手
作業が介在するために、ＦＲＰパネル表面に傷を生じ易
い等の問題を有していた。

本発明は、ＦＲＰパネルの製造を、連続作業によって自
動化させることを可能にし、これにより前工程及び後工
程との連続化を可能にして生産性の大幅向上、ＦＲＰパ
ネルの傷の発生防止を図ることを目的としている。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、下面に樹脂型による成形面を有して連続的に
搬送されるＦＲＰ平板の上面縁部に型枠をセットし、該
型枠内に発泡樹脂をスプレィすると共に別のＦＲＰ平板
を反転させて型枠上を覆った後、ベルトプレスコンベヤ
に移送して発泡養生させた後定寸に切断することを特徴
とするＦＲＰパネル製造方法及び装置、に係るものであ
る。

［作　　　用］ 本発明では、ＦＲＰ平板の上に型枠をセットして該型枠
内に発泡樹脂をスプレィし、更に型枠上に別のＦＲＰ平
板を反転して重ねた後、それをベルトプレスコンベアに
導いて発泡養生を行い、その後定寸に切断する操作を略
連続して行う。

［実　施　例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。

第１図は本発明の一実施例であり、図中１は前工程のＦ
ＲＰ平板製造装置によって形成されたＦＲＰ平板２を連
続的に搬送して来る搬送コンベヤである。

ＦＲＰ平板製造装置としては、製造するＦＲＰパネルの
サイズに対応するＦＲＰ平板形状として歩留りの向上を
図るべく、所要の形状、大きさとした板状の樹脂型上に
ＦＲＰ樹脂を塗布した後、加熱硬化を行い、脱型するこ
とにより連続的にＦＲＰ平板を製造するようにしており
、従って図示の前記搬送コンベヤｌには、樹脂型に面し
た平滑面が下側に向いた状態でＦＲＰ平板２が連続して
搬送されて来る。上記ＦＲＰ平板２を用いてＦＲＰパネ
ルを製造するには、平滑面を外側に向けた２枚のＦＲＰ
平板間に発泡樹脂層が介在するようにする必要があり、
従って、このために、一方のＦＲＰ平板上に他方のＦＲ
Ｐ平板を反転させて対峙させ、且つその間に型枠を介し
て発泡樹脂をスプレィするよう構成する必要がある。

このため、前記搬送コンベヤｌの下流側に、前記ＦＲＰ
平板２を上下板２ｂ、２ａに切替えて搬送可能な受取コ
ンベヤ３を介して、下板２ａを受けてその上面に型枠４
をセットするようにした型枠セットアツプコンベヤ５、
下流側に発泡樹脂スプレィ装置６を備えたスプレィコン
ベヤ７、加圧ベルト８を有したベルトプレスコンベヤ９
、加圧ベルト８°を有した養生ベルトプレスコンベヤ９
′、サイドトリマｌＯ及び前後端シャー１１を有した切
断コンベヤ１２を順次配置する。また前記ベルトプレス
コンベヤ９及び養生ベルトプレスコンベヤ９°は均熱室
１３によって包囲されている。

更に、前記型枠セットアツプコンベヤ５及びスプレィコ
ンベヤ７の上部位置には、前記受取コンベヤ３から上板
２ｂを受取るように傾斜した上板搬送コンベヤ１４が設
けられると共に、該コンベヤ１４の下流側端部に上板ス
トレージコンベヤ１５が設けられ、前記スプレィコンベ
ヤ７の下流側端部に略一致する上板搬送コンベヤ１４の
下流側端部位置には、大径の回転ロール１６と、該回転
ロール１６の外周に沿って押付けるようにした押えベル
ト１７を備えて、前記上板ストレージコンベヤ１５の上
板２ｂを反転させてスプレィコンベヤ７上を搬送されて
来る型枠４−にに重ねるように供給する反転装置１８を
設ける。

次に作用を説明する。

搬送コンベヤｌによって搬送されて来るＦＲＰ平板２の
まず１枚２ａを受取コンベヤ３によって型枠セットアツ
プコンベヤ５に送り込み、該コンベヤ５上で前記下板２
ａ上に型枠４をセットする。続いてスプレィコンベヤ７
に送って発泡樹脂スプレィ装置６により上部から型枠４
内に発泡樹脂を均一にスプレィ注入する。更に前記搬送
コンベヤ１によって搬送されるＦＲＰ平板２の次の１枚
２ｂを受取コンベヤ３の傾動によって上板搬送コンベヤ
１４に送る。

上板搬送コンベヤ１４に送られた上板２ｂは、呈上板ス
トレージコンベヤ１５に送られた後、反転装置１８によ
って反転され、前記発泡樹脂が注入された型枠４の上面
を覆うように重ね合わされ、その後上下板２ｂ　、　２
ａと型枠４とが一体となってベルトプレスコンベヤ９に
送られ、発泡させた後、養生ベルトプレスコンベヤ９°
へ送り発泡樹脂の養生が行われ、その後、切断コンベヤ
１２のサイドトリマｌＯにより幅方向寸法が定寸に切断
されると共に前後端シャー１１により前後端長さが定寸
に切断され、所要の大きさのＦＲＰパネル１９が形成さ
れる。

上記により、コンベヤ搬送による自動搬送によってＦＲ
Ｐパネル１９に傷を発生させることなく、しかも略連続
的に能率良＜　ＦＲＰパネル１９を生産することができ
る。

尚、本発明のＦＲＰパネル製造方法及び装置は、上述の
実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。

［発明の効果コ 以上説明したように、本発明のＦＲＰパネル製造方法及
び装置によれば、ＦＲＰ平板の上に型枠をセットすると
共にその型枠内に発泡樹脂をスプレィし、更に型枠上に
別のＦＲＰ平板を反転させて重ねた後、それをベルトプ
レスコンベヤに導いて発泡養生を行い、更に定寸に切断
してＦＲＰパネルを製造するようにしているのて、ＦＲ
Ｐパネルを略連続的に製造することを可能にして生産性
の大幅向上を可能にすると共に、前工程及び後工程との
連続化を可能にし、且つコンベヤ搬送による自動搬送に
よってＦＲＰパネルへの傷の発生を防止できる等、種々
の優れた効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す全体側面図、第２図及
び第３図は従来のＦＲＰパネルの製造方法を示すもので
第２図は型枠セット状態の斜視図、第３図はプレスへの
設置状態を示す正面図である。 ｌは搬送コンベヤ、２はＦＲＰ平板、３は受取コンベヤ
、４は型枠、５は型枠セットアツプコンベヤ、６は発泡
樹脂スプレィ装置、７はスプレィコンベヤ、９はベルト
プレスコンベヤ、９°は養生ベルトプレスコンベヤ、１
０はサイドトリマ、１１は前後端シャー、１４は上板搬
送コンベヤ、１５は上板ストレージコンベヤ、１８は反
転装置を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）下面に樹脂型による成形面を有して連続的に搬送さ
   れるＦＲＰ平板の上面縁部に型枠をセットし、該型枠内
   に発泡樹脂をスプレイすると共に別のＦＲＰ平板を反転
   させて型枠上を覆った後、ベルトプレスコンベヤに移送
   して発泡養生させた後定寸に切断することを特徴とする
   ＦＲＰパネル製造方法。 ２）下面に樹脂型による成形面を有したＦＲＰ平板を連
   続的に搬送する搬送コンベヤと、該搬送コンベヤからの
   ＦＲＰ平板を下流の型枠セットアップコンベヤと上板搬
   送コンベヤに切替えて導く受取コンベヤと、型枠セット
   アップコンベヤの下流に設けた上部に発泡樹脂スプレイ
   装置を有するスプレイコンベヤと、スプレイコンベヤに
   て搬送される前記型枠上に前記上板搬送コンベヤからの
   ＦＲＰ上板を反転して載置する反転装置と、前記スプレ
   イコンベヤの下流に設けたベルトプレスコンベヤと、該
   ベルトプレスコンベヤの下流に設けた切断装置とを備え
   たことを特徴とするＦＲＰパネル製造装置。