JPH0376215B2 - - Google Patents

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JPH0376215B2
JPH0376215B2 JP58058853A JP5885383A JPH0376215B2 JP H0376215 B2 JPH0376215 B2 JP H0376215B2 JP 58058853 A JP58058853 A JP 58058853A JP 5885383 A JP5885383 A JP 5885383A JP H0376215 B2 JPH0376215 B2 JP H0376215B2
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JP
Japan
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layer
polyurethane resin
sheet
glass fiber
plastic sheet
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58058853A
Other languages
English (en)
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JPS59184647A (ja
Inventor
Satoo Kawanaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HORIURETAN KASEI KK
Original Assignee
HORIURETAN KASEI KK
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Publication date
Application filed by HORIURETAN KASEI KK filed Critical HORIURETAN KASEI KK
Priority to JP5885383A priority Critical patent/JPS59184647A/ja
Publication of JPS59184647A publication Critical patent/JPS59184647A/ja
Publication of JPH0376215B2 publication Critical patent/JPH0376215B2/ja
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、熱成形可能な積層体に関するもの
であつて、成形型における段取工程および成形時
間を短縮し得る樹脂積層体に関するものである。
従来技術 従来、合成樹脂製の板状体を所定形状に成形す
るための技術としては、ポリスチレン樹脂にガラ
ス繊維を混練し、発泡剤としてポリスチレンビー
ズを配合して発泡成形を行なう強化ポリスチレン
発泡体が知られている。
発明が解決すべき課題 しかしこの強化ポリスチレン発泡体は、耐熱性
が100℃以下と極端に低く、また深紋り成形が困
難で強度特性に劣る等の欠点がある。
また合成樹脂積層成形物の成形方法としては、
所謂モールド注入成形が知られている。これは、
第1図に示す如く、モールド成形型10中にプラ
スチツクシート12を展延載置して真空吸引を行
ない、該シート12をモールド成形型10のキヤ
ビテイ内面に沿わせ、このシート12上にガラス
繊維のマツト14を載置し、上型16を閉じた
後、硬化性ポリウレタン樹脂の原液18を圧力注
入し、次いで加熱による熱硬化成形を行なうもの
である。しかしながらこの方法では、モールド成
形型10にシート12およびマツト14を順次積
層載置し、次いでポリウレタン樹脂原液18を注
入する手続を要するため多くの段取工程を要し、
かつポリウレタン樹脂原液18をガラス繊維マツ
ト14の全体に充分行き渡らせるには、流動性が
充分でないため時間を要すると共に薄物の成形が
困難となる等の難点がある。
発明の目的 そこで、発明者は従来技術に係る前記難点に鑑
み、これを解決するべく鋭意研究を重ねた結果、
モールド成形型による成形の都度プラスチツクシ
ートやガラス繊維のマツト等を展延載置し、かつ
ポリウレタン樹脂原液を前記ガラス繊維マツトに
注入する作業に代えて、予め工場サイドで一対の
プラスチツクシートの間に挟持したガラス繊維シ
ートに、常温で未硬化状態を維持し、加熱される
ことにより予め混合しておいた感温触媒の作用下
に硬化する特性を有するポリウレタン樹脂を含浸
しておけば、この積層体をモールド成形型上に載
置するだけで加熱成形を直ちに実施し得ることを
突き止めた。
すなわち本発明は、前述した従来技術に内在し
ている前記課題に鑑み、これを好適に解決するべ
く提案されたものであつて、熱成形に際しての段
取時間および成形時間を短縮し得る手段を提供す
ることを目的とする。
課題を解決するための手段 前記課題を克服し、所期の目的を達成するため
本発明は、第1層としてのプラスチツクシート
と、このプラスチツクシートに第2層として積層
されたガラス繊維シートと、前記第2層としての
ガラス繊維シートに被覆された第3層としてのプ
ラスチツクシートとからなる積層体において、 前記ガラス繊維シートの全面に、常温で未硬化
状態を維持するポリウレタン樹脂が含浸されてい
ると共に、 このポリウレタン樹脂にはアセチルアセトン錯
塩類からなる感温触媒が添加されており、 前記積層体の加熱により、感温触媒の作用下に
ポリウレタン樹脂が硬化するよう構成したことを
特徴とする。
実施例 次に、本発明に係る熱成形可能な積層体につ
き、好適な実施例に挙げて、添付図面を参照しな
がら説明する。
実施例に係る積層体は、プラスチツクシートか
らなる第1層と、前記第1層に積層されるガラス
繊維シートおよびこのガラス繊維シートに含浸さ
せたポリウレタン樹脂からなる第2層と、第2層
に積層被覆されるプラスチツクシートとから基本
的に構成される。
前記第1層をなすプラスチツクシートとして
は、熱成形可能なプラスチツクシートであれば全
て使用可能であつて、例えばポリエステルシー
ト、ナイロンシート、塩化ビニルシートその他
ABSシート等が好適に使用される。
また第2層の基体をなすガラス繊維シートとし
ては、溶融ガラスに蒸気または高圧空気を吹付け
て作つた線状繊維からなるグラスウールや、ガラ
ス繊維の連続ストランドを束ねてなるロービング
をマツト成形したグラスマツトが最も一般的に使
用される。また、ガラス糸を製織して布状に成形
したグラスクロスや、ロービングを用いて組織し
目の粗い織物としたロービングクロス、その他ロ
ービングを短尺に切断し、これをバインダー樹脂
により圧延結合させたチヨツプトストランドマツ
ト等も、必要に応じて好適に使用可能である。こ
れらの各種ガラス繊維シートの選択は、成形すべ
き目的物に要求される紋り深度や厚みその他強度
等の条件を考慮して適宜決定される。
また前記ガラス繊維シートに含浸されるポリウ
レタン樹脂は、含浸時において未硬化状態を保
ち、かつ後述する熱プレス成形により熱硬化する
特性を有している。これを満足するポリウレタン
樹脂としては、イソシアネートと、硬化剤として
のポリオールおよび感温触媒との混合物が挙げら
れる。
前記イソシアネートは、NCO含量3〜32%、
粘度150〜5000CPS(20℃)の範囲のものが好適に
使用される。
感温触媒は、所定値以上の温度に到達すること
により触媒として硬化反応を促進させるものであ
つて、例えばアセチルアセトンカルシウム、アセ
チルアセトンストロンチウム、アセチルアセトン
バリウム、アセチルアセトンベリリウム、アセチ
ルアセトンマグネシウム、アセチルアセトン鉄等
のアセチルアセトン錯塩類が有効に使用され、中
でもアセチルアセトン鉄が最良で、添加量は0.1
〜0.5重量%の範囲とするのが好ましい。
また、前記第3層としてのプラスチツクシート
は、熱成形可能なプラスチツクシートであれば全
て好適に使用可能であり、例えばポリエステルシ
ート、ナイロンシート、塩化ビニルシート、
ABSシート等が使用される。この第3層として
のプラスチツクシートは、ガラス繊維シートに未
硬化ポリウレタン樹脂を含浸させてなる前記第2
層の樹脂含浸面に積層被覆され、当該積層体の輸
送保管その他の取扱時において第2層の表面を保
護するべく機能する。
なお、第1層として使用するプラスチツクシー
トおよび前記第3層としてのプラスチツクシート
は、最終的に成形品として成形された際に、該成
形品の表側となるのが通常であるから、外観向上
を図るため適宜の顔料、染料を入れて着色した
り、その他表面硬化を調整し増量効果を図るため
適宜の充填剤を混入することが推奨される。
また積層体は、これを複数枚積み重ねて保管す
る際に相互の接触面が接着するのを防止するた
め、および熱プレス成形後の離型性を向上させる
ために、積層体の表裏両面または何れか必要とさ
れる側の片面にポリエチレンシート被覆を施して
おけば好適である。
実施例の作用 次に、実施例に係る積層体の製造工程の一例を
第2図に示す。第1層となるプラスチツクシート
20はその原反ロール22から繰出され、アイド
ラロール24を経て水平に引張り移送される。ま
た、第2層の1部をなすガラス繊維のシート26
もその原反ロール28から繰出され、前記プラス
チツクシート20の上面にオーバーレイして同じ
く水平に引張り移送されている。前記ガラス繊維
シート26の表面には、前述した組成を有する未
硬化ポリウレタン樹脂30がノズル32から強制
的に押し出されて塗布される。
また、第3層となるプラスチツクシート48
は、未硬化ポリウレタン樹脂30を含浸させた第
2層としてのガラス繊維シート26の上面にオー
バーレイされる。次いで、プラスチツクシート2
0、ガラス繊維シート26およびプラスチツクシ
ート48の下流側に、対向的に上下の関係で配設
された一対のニツプロール34,36により3枚
のシート20,26,48が挟圧され、このとき
未硬化ポリウレタン樹脂30が均一にガラス繊維
シート26全面に拡散含浸される。このようにし
て得られた三層構造の積層体は、ベルトコンベア
38上を移送されて、カツタ40により適当な長
さに切断される。
なお、第2層としての未硬化ポリウレタン樹脂
含浸ガラス繊維シート26の厚み調節が容易であ
るため、成形品の厚みを自由に設定でき、殊に薄
物成形を簡単になし得る効果がある。
更に、積層体相互の接着防止およびプレス成形
時の離型性の向上を図るために、前述したポリエ
チレンシート50を被覆するときは、参照符号5
2で示す原反ロールから繰出してやればよい。
発明の効果 このように、本発明に係る積層体は、プラスチ
ツクシートからなる第1層と、この第1層に積層
される第2層としての未硬化ポリウレタン樹脂含
浸ガラス繊維シートと、第2層に積層被覆される
プラスチツクシートからなる第3層とから基本的
に構成される。また、ポリウレタン樹脂は含浸時
において常温で未硬化状態に保持されるようにな
つているので、熱プレス成形をするに際しては、
本発明に係る積層体をそのまま金型上に載置して
型締めおよび加熱を行なえばよい。更に、この加
熱時にポリウレタン樹脂に予め混合しておいたア
セチルアセトン錯塩類からなる感温触媒が触媒作
用を発揮し、該ポリウレタン樹脂の熱硬化を促進
して短時間で熱成形を完了することができる。従
つて、従来金型上に手作業で順次各シートを積層
し、ポリウレタン樹脂を注入含浸させてから加熱
成形を行なう作業に比べて、段取時間および成形
時間が格段に短縮されると共に量産効率を向上さ
せることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来技術に係るモールド注入成形の
概略説明図、第2図は、本発明に係る熱成形可能
な積層体の製造工程の一例を示す概略図である。 20…プラスチツクシート、26…ガラス繊維
シート、30…ポリウレタン樹脂、48…プラス
チツクシート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1層としてのプラスチツクシートと、この
    プラスチツクシートに第2層として積層されたガ
    ラス繊維シートと、前記第2層としてのガラス繊
    維シートに被覆された第3層としてのプラスチツ
    クシートとからなる積層体において、 前記ガラス繊維シートの全面に、常温で未硬化
    状態を維持するポリウレタン樹脂が含浸されてい
    ると共に、 このポリウレタン樹脂にはアセチルアセトン錯
    塩類からなる感温触媒が添加されており、 前記積層体の加熱により、感温触媒の作用下に
    ポリウレタン樹脂が硬化するよう構成した ことを特徴とする熱成形可能な積層体。 2 前記感温触媒は、アセチルアセトン鉄である
    特許請求の範囲第1項に記載の熱成形可能な積層
    体。 3 前記ポリウレタン樹脂に0.1〜0.5重量%のア
    セチルアセトン鉄を添加したことを特徴とする特
    許請求の範囲第2項に記載の熱成形可能な積層
    体。
JP5885383A 1983-04-04 1983-04-04 熱成形可能な積層体 Granted JPS59184647A (ja)

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JPS59184647A JPS59184647A (ja) 1984-10-20
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