JP2002524452A - 2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)もしくは2−(2,4−ジアルコキシフェニル)−4,6−ビスアリール−1,3,5−トリアジンの製造方法 - Google Patents
2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)もしくは2−(2,4−ジアルコキシフェニル)−4,6−ビスアリール−1,3,5−トリアジンの製造方法Info
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Abstract
Description
0/099,176の利点を請求するものである。
1,3,5−トリアジンまたは2−(2,4−ジアルコキシフェニル)−4,6
−ビスアリール−1,3,5−トリアジンの新規な製造方法に関する。
ると劣化を起こすことは公知である。例えば、プラスチックの如き高分子量材料
は紫外光に長期間さらされると結果としてしばしば変色を起こしそして/または
脆くなる。従って、そのような劣化を抑制し得る紫外線吸収剤および安定剤の如
き材料に向けた大群の技術が開発されてきた。
。トリアジン系紫外線吸収剤は、1,3,5−トリアジン環が2−ヒドロキシフ
ェニル置換基を少なくとも1つ持つ種類の化合物である。
の2位、4位および6位の所に芳香置換基(aromatic substit
utents)を有していて前記芳香環の少なくとも1つがオルソ位にヒドロキ
シル置換基を有する化合物である。このような芳香環は他の置換基を含んでいて
もよいか或は縮合多芳香族(fused polyaromatics)であっ
てもよい。この種類の化合物は一般に本技術分野で良く知られている。そのよう
な多数種のトリスアリール−1,3,5−トリアジンばかりでなくそれらの製造
方法および使用の開示を下記の公開(これらは全部引用することによってあたか
も本明細書に詳細に挙げるように本明細書に組み入れられる)に見ることができ
る:米国特許第3,118,887、3,242,175、3,244,708、3,
249,608、3,268,474、3,423,360、4,619,956、4,
740,542、5,084,570、5,288,778、5,461,151、5,
476,937、5,478,935、5,543,518、5,545,836、5
,591,850および5,597,854号、英国特許第1,033,387号、
スイス特許第480,091号および484,695号、ヨーロッパ特許出願第
0,444,323号および0,649,841号そしてPCT出願WO94/
05645およびWO96/28431。
剤は2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−ビスアリール−1,3,
5−トリアジンを基とする紫外線吸収剤である。このような化合物の場合、1,
3,5−トリアジンにフェノールでない芳香基が2つとフェノール系芳香基が1
つ結合している。そのようなフェノール系芳香基はレゾルシノールに由来する基
である。
け(functionalized)ておりかつフェノールでない芳香環が未置
換のフェニル(TINUVIN 1577のように)またはメタ−キシリル(C
YASORB UV−1164、CYASORB UV−1164LおよびTI
NUVIN 400のように)である商業的例が多数種存在する。このような紫
外線吸収剤は、他の種類の紫外線吸収剤、例えばベンゾトリアゾール類およびベ
ンゾフェノン類に比較して、固有の高い光安定性および永久性を示す。
−トリアジンを製造するアプローチが文献に数種報告されている。例えばH.B
runettiおよびC.E.Luethi,Helvetica Chimi
ca Acta,55巻1566−1595頁(1972),そしてS.Tan
imoto およびM.Yamagata,Senryo to Yakahi
n,40(12)巻,325−339頁(1995)。
ヌール酸クロライド(cyanuric chloride)を基にしている。
レゾルシノールがシアヌール酸クロライドに対して示す反応性の方がメタ−キシ
レンのそれよりもずっと高いことが知られてはいるが、Y.Horikoshi
他,Nippon Kagaku Kaishi (3),530−535頁,
(1974),CA81:152177には、シアヌール酸クロライドとレゾル
シノールを等モル比で用いた時でも生じるのはビス−レゾルシノール−モノクロ
ロ−トリアジンおよび/またはトリスレゾルシノールトリアジンのみであること
が報告されている。米国特許第3,270,016号には、シアヌール酸クロラ
イドとレゾルシノールをほぼ等モル比で用いてそれらを室温で10時間反応させ
るとビス−レゾルシノールモノクロロトリアジンが良好な収率で生じることが記
述されており、モノ−レゾルシノールビスクロロトリアジンが生じることは全く
述べられていない。更に、ドイツ特許出願DE 1,169,947またはGB
884802にも、米国特許第5,726,310号に述べられているように
、シアヌール酸クロライドとメタ−キシレンと塩化アルミニウムを同時に導入す
ると制御不能な発熱反応が生じることが記述されている。
メタ−キシレンなどを塩化アルミニウムの存在下で反応させる。この反応でモノ
クロロ−ビスアリール−1,3,5−トリアジンが生じ、これを次の第二段階で
レゾルシノールと反応させて2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−
ビスアリール−1,3,5−トリアジンを生じさせる。このような方法は、第一
段階の反応に関していくつかの制限を含む、即ち第一段階は選択的でなく、生じ
る可能性がある生成物の全部に加えて未反応のシアヌール酸クロライドを含有す
る混合物がもたらされる。このことは、前記第二反応段階を実施する前に所望の
モノクロロ−ビスアリール−1,3,5−トリアジンを反応混合物から分離する
必要があることを意味する。別の欠点は、前記第一反応段階を一般に全ての芳香
族化合物に適用するのは不可能である点にある。このような方法を用いて所望の
中間体であるモノクロロ−ビスアリール−1,3,5−トリアジンを有効な収率
で生じさせることができるのはメタ−キシレンが芳香族反応体の時のみであるこ
とは文献で良く知られている。他の芳香族種を用いると、生じ得る全ての生成物
を含有していて分離不能な混合物が生じ、所望のモノクロロ−ビスアリール−1
,3,5−トリアジンに関する選択性は全く見られない。Brunelli、1
575頁を参照。最近、メタ−キシレンを基とする生成物に関して改良した方法
が米国特許第5726310号に開示され、そこでは、第一反応段階で生じさせ
る中間体であるモノクロロ−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−
トリアジンを単離しないで1槽2段階方法でレゾルシノールと更に反応させてい
る。このような方法は、適用可能なのはメタ−キシレンのみであると言った点ば
かりでなくまた2段階方法であると言った欠点を含む。
ルマグネシウムハライドを反応させてモノクロロビスアリールトリアジンを生じ
させる。この中間体である置換トリアジンを単離した後、レゾルシノールと反応
させることで、2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−ビスアリール
−1,3,5−トリアジンを生じさせる。このようなアプローチはモノクロロ−
ビスアリールトリアジンに選択的でないことが報告されており、例えばBrun
etti、1575頁を参照。しかしながら、米国特許第5,438,138号
に示されているように、より良好な結果を伴う修飾が報告されている。このよう
なアプローチは一般に多数種の芳香族種に適用可能ではあるが、高い反応性を示
すグリニヤール試薬を用いる必要があることから産業規模の生産には適切でなく
かつグリニヤール試薬の使用に関連して特殊な方策が必要でありまたこのような
化合物で用いられる原料のコストが理由で経済的でないと言った欠点を有する。
のアプローチでは、最初にシアヌール酸クロライドを1当量のアルコールと反応
させてモノアルコキシ/ビスクロロトリアジンを高い選択率で生じさせる。次の
第二段階で、そのような置換トリアジンと芳香族を塩化アルミニウムの存在下で
反応させてモノアルコキシ/ヒドロキシ−ビスアリールトリアジンを生じさせる
。次に、この中間体を塩化チオニルまたは五塩化燐と反応させることでモノクロ
ロ−ビスアリールトリアジンに変化させる。最後の第四段階で前記モノクロロ−
ビスアリールトリアジンをレゾルシノールと反応させることで所望の2−(2,
4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−ビスアリール−1,3,5−トリアジン
を生じさせる。このようなアプローチは一般に芳香族種に適用可能で所望生成物
を選択的に生じさせることができるが、合成段階に数段階を加える必要があるこ
とから、このような方法は経済的には魅力的でない。
70号に記述されており、これを以下に示す。最初にシアヌール酸クロライドを
アルコールではなく1当量のアルカンチオールと反応させる。残りの段階はこの
上に示した例に記述した段階と同じである。この上に示したアプローチと同様に
、このようなアプローチの欠点も合成に追加的段階を設ける点にある。
のような方法では、最初にシアヌール酸クロライドを1当量の置換フェノール、
例えばパラ−クロロフェノールなどと塩化アルミニウムの存在下で反応させるこ
とで酸素で連結しているシアヌール酸クロライドのモノフェノキシ誘導体を生じ
させる。次に、この中間体を芳香族、例えばメタ−キシレンなどおよび塩化アル
ミニウムと反応させることで2−モノフェノキシ−4,6−ビスアリール−1,
3,5−トリアジンを生じさせ、これを次の第三段階でレゾルシノールおよび塩
化アルミニウムと反応させることで、2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−
4,6−ビスアリール−1,3,5−トリアジンを生じさせる。このような1槽
3段階方法は所望生成物を向上した収率でもたらすと主張されている。しかしな
がら、このような方法は、毒性のある化学品であるパラクロロフェノールを用い
る必要がありかつそれを所望生成物から除去する必要があると言った欠点を有す
る。
なるアプローチがヨーロッパ特許出願第0,497,734号に開示されている
。このような方法は、塩酸ベンズアミジンとクロロホルメートを反応させた後、
その生成物を二量体にすることを伴う。その結果として生じた2−ヒドロキシ−
4,6−ビスアリール−1,3,5−トリアジンを塩化チオニルで処理すること
で2−クロロ−4,6−ビスアリール−1,3,5−トリアジンに変化させた後
、最後にレゾルシノールと反応させることで2−(2,4−ジヒドロキシフェニ
ル)−4,6−ビスアリール−1,3,5−トリアジンを生じさせる。このよう
な方法もまた毒性のある化学品であるパラ−クロロフェノールを用いると言った
欠点を有する。更に、このような方法は多段階合成であることから産業的に利用
するには経済的でない。
を出発材料として用いる他のアプローチも存在する。2,4−ジヒドロキシベン
ズアルデヒド、2,4−ジヒドロキシ安息香酸フェニル(またはアルキル)およ
び2−アリール−1,3−ベンゾキサジン−4−オンの使用を以下に示し、これ
は例えば米国特許第5,705,643および5,478,935そしてPCT出願
WO96/28431などに開示されている。このようなアプローチは、出発材
料が高価でありかつ恐らくは製造で追加的合成段階を設ける必要があると言った
欠点を有する。
がなく、かつ化学者および環境に対して向上した安全性を示す新規な2−(2,
4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−ビスアリール−1,3,5−トリアジン
製造方法が求められているままであることが理解されたであろう。本発明の目的
はそのような新規な製造方法を提供することにある。
法を提供するものである。特に、本発明は、式A:
炭素原子数が1から24のアルキル、炭素原子数が1から24のハロアルキル、
炭素原子数が2から24のアルケニル、炭素原子数が1から24のアシル、炭素
原子数が6から24のアリール、炭素原子数が5から24のシクロアルキル、炭
素原子数が5から24のシクロアシル、炭素原子数が7から24のアラルキル(
aralkyl)、炭素原子数が6から24のアラシル(aracyl)、OR
、NRR’、CONRR’、OCOR、CN、SR、SO2R、SO3H、SO3
M、(ここで、Mはアルカリ金属であり、RおよびR’は、同一もしくは異なり
各々、水素、炭素原子数が1から24のアルキル、炭素原子数が1から24のハ
ロアルキル、炭素原子数が2から24のアルケニル、炭素原子数が1から24の
アシル、炭素原子数が6から24のアリール、炭素原子数が5から24のシクロ
アルキル、炭素原子数が5から24のシクロアシル、炭素原子数が7から24の
アラルキルまたは炭素原子数が6から24のアラシルである)であり、場合によ
りR3とR4が一緒になるか或はR4とR5が一緒になって場合によりO、Nまたは
S原子を環内に含有していてもよい飽和もしくは不飽和縮合炭素環状環の一部で
あってもよく、そしてYは、直接結合、O、NR”またはSR”(ここで、R”
は 、水素、炭素原子数が1から24のアルキル、炭素原子数が1から24のハ
ロアルキル、炭素原子数が2から24のアルケニル、炭素原子数が1から24の
アシル、炭素原子数が6から24のアリール、炭素原子数が5から24のシクロ
アルキル、炭素原子数が5から24のシクロアシル、炭素原子数が7から24の
アラルキルまたは炭素原子数が6から24のアラシルである)であり、そしてA
r1およびAr2は、同一もしくは異なり各々独立して、式B:
炭素原子数が1から24のアルキル、炭素原子数が1から24のハロアルキル、
炭素原子数が6から24のアリール、炭素原子数が2から24のアルケニル、炭
素原子数が1から24のアシル、炭素原子数が7から24のアラルキル、炭素原
子数が6から24のアラシル、OR、NRR’、CONRR’、OCOR、CN
、SR、SO2R、SO3H、SO3M(ここで、Mはアルカリ金属であり、Rお
よびR’は、同一もしくは異なり各々、水素、炭素原子数が1から24のアルキ
ル、炭素原子数が1から24のハロアルキル、炭素原子数が6から24のアリー
ル、炭素原子数が2から24のアルケニル、炭素原子数が1から24のアシル、
炭素原子数が5から24のシクロアルキル、炭素原子数が5から24のシクロア
シル、炭素原子数が7から24のアラルキルまたは炭素原子数が6から24のア
ラシルである)であり、場合によりR6とR7が一緒になるか、R7とR8が一緒に
なるか、R8とR9が一緒になるか或はR9とR10が一緒になって場合によりO、
NまたはS原子を環内に含有していてもよい飽和もしくは不飽和縮合炭素環状環
の一部であってもよい] で表される化合物の基である} で表される少なくとも1種のトリアジン化合物を含んで成る組成物を製造する新
規な方法に関し、この方法は、 触媒の存在下で式C:
で表される化合物と式E:
分な時間適切な温度および圧力下で同時に反応させることを含んで成る。
炭素原子数が1から24のアルキル、炭素原子数が1から24のハロアルキル、
炭素原子数が2から24のアルケニル、炭素原子数が1から24のアシル、炭素
原子数が6から24のアリール、炭素原子数が5から24のシクロアルキル、炭
素原子数が5から24のシクロアシル、炭素原子数が7から24のアラルキル、
炭素原子数が6から24のアラシル、OR、NRR’、CONRR’、OCOR
、CN、SR、SO2R、SO3H、SO3M(ここで、Mはアルカリ金属であり
、RおよびR’は、同一もしくは異なり各々、水素、炭素原子数が1から24の
アルキル、炭素原子数が1から24のハロアルキル、炭素原子数が2から24の
アルケニル、炭素原子数が1から24のアシル、炭素原子数が6から24のアリ
ール、炭素原子数が5から24のシクロアルキル、炭素原子数が5から24のシ
クロアシル、炭素原子数が7から24のアラルキルまたは炭素原子数が6から2
4のアラシルである)であり、場合によりR3とR4が一緒になるか或はR4とR5 が一緒になって場合によりO、NまたはS原子を環内に含有していてもよい飽和
もしくは不飽和縮合炭素環状環の一部であってもよく、そしてYは、直接結合、
O、NR”またはSR”(ここで、R”は 、水素、炭素原子数が1から24の
アルキル、炭素原子数が1から24のハロアルキル、炭素原子数が2から24の
アルケニル、炭素原子数が1から24のアシル、炭素原子数が6から24のアリ
ール、炭素原子数が5から24のシクロアルキル、炭素原子数が5から24のシ
クロアシル、炭素原子数が7から24のアラルキルまたは炭素原子数が6から2
4のアラシルである)であり、そしてAr1およびAr2は、同一もしくは異なり
各々独立して、式B:
炭素原子数が1から24のアルキル、炭素原子数が1から24のハロアルキル、
炭素原子数が6から24のアリール、炭素原子数が2から24のアルケニル、炭
素原子数が1から24のアシル、炭素原子数が7から24のアラルキル、炭素原
子数が6から24のアラシル、OR、NRR’、CONRR’、OCOR、CN
、SR、SO2R、SO3H、SO3M(ここで、Mはアルカリ金属であり、Rお
よびR’は、同一もしくは異なり各々、水素、炭素原子数が1から24のアルキ
ル、炭素原子数が1から24のハロアルキル、炭素原子数が6から24のアリー
ル、炭素原子数が2から24のアルケニル、炭素原子数が1から24のアシル、
炭素原子数が5から24のシクロアルキル、炭素原子数が5から24のシクロア
シル、炭素原子数が7から24のアラルキルまたは炭素原子数が6から24のア
ラシルである)であり、場合によりR6とR7が一緒になるか、R7とR8が一緒に
なるか、R8とR9が一緒になるか或はR9とR10が一緒になって場合によりO、
NまたはS原子を環内に含有していてもよい飽和もしくは不飽和縮合炭素環状環
の一部であってもよい] で表される化合物の基である} で表される少なくとも1種のトリアジン化合物を含んで成る組成物を製造する方
法に関し、この方法は、 触媒の存在下で式C:
で表される化合物と式E:
分な時間適切な温度および圧力下で同時に反応させることを含んで成る。
もたらされると予測されていたことから予想外である。
(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン
適にはシアヌール酸クロライドとメタ−キシレンとレゾルシノールを前記組成物
を含んで成る反応混合物が生じるに充分な量で適切な温度および圧力下で充分な
時間同時に反応させることを含んで成る。モノ−レゾルシノール含有トリアジン
生成物が主生成物として生じてビス−レゾルシノール含有トリアジン生成物の生
成量が少量であることは予想に反することである。
槽1段階(one−pot、one−step)方法である。全ての反応体を同
時に導入するにも拘わらず、反応中に有意な発熱は全く生じない。従来技術とは
対照的に有意な発熱が全く観察されないことは、シアヌール酸クロライドとメタ
−キシレンと塩化アルミニウムを同時に導入すると制御不能な発熱反応が起こる
ことを記述している従来技術とは対照的である。このように、本発明の方法は、
シアヌール酸クロライドと芳香族種とレゾルシノールの同時反応を比較的低い温
度で安全性の危険無しに実施することができることを開示するものである。
よび芳香族化合物、脂肪族および芳香族ニトロ化合物、および二硫化炭素である
。好適な溶媒はハロゲン置換溶媒、例えばクロロベンゼン、ジクロロベンゼンお
よび1,1,2,2−テトラクロロエタンなどである。
アルミニウムである。最も好適な触媒は塩化アルミニウムである。
実施可能である。この反応を約0℃から約120℃の温度で実施する。好適な温
度の範囲は約0℃から約90℃の範囲である。最も好適な温度の範囲は約10℃
から約60℃の範囲である。
約4当量の範囲である。より好適には、前記触媒の使用量を前記式Cで表される
化合物の量を基準にして約2から約3.5当量の範囲にする。最も好適には、前
記触媒の使用量を前記式Cで表される化合物の量を基準にして約2.25から2
.75当量の範囲にする。
して約1.9から2.5当量の範囲である。
して約0.5から1.5当量の範囲である。より好適には、前記式Dで表される
化合物の使用量を前記式Cで表される化合物の量を基準にして約0.9から1.
1当量の範囲にする。
い。好適な反応時間は約2から約24時間の範囲である。トリアジン類の使用 本発明のトリアジン類は、特に、幅広く多様な材料[このような材料には、例
えば多様な重合体(架橋した重合体および熱可塑性プラスチックの両方)、写真
材料および織物材料用染料溶液が含まれる]を安定にする紫外線吸収剤として用
いるに有用であるばかりでなく、紫外線遮蔽剤(例えばサンスクリーン)として
用いるにも有用である。多様な通常手段(このような通常手段には例えば物理的
混合またはブレンドが含まれる)のいずれか1つを用いて、本発明のトリアジン
を前記材料に光安定化用組成物、例えばコーティングまたは溶液などに成分とし
てか或はUV遮蔽用組成物、例えばサンスクリーン組成物などに成分として混合
して、場合によりそれを材料(典型的には重合体)に化学的に結合させてもよい
。
物理的に組み込むことを通して、紫外線による劣化を受ける材料を安定にする目
的で使用可能である。そのような安定化を受けさせることができる高分子材料の
非制限例は、ポリオレフィン類、ポリエステル類、ポリエーテル類、ポリケトン
類、ポリアミド類、天然および合成ゴム、ポリウレタン類、ポリスチレン類、高
衝撃用(high−impact)ポリスチレン類、ポリアクリレート類、ポリ
メタアクリレート類、ポリアセタール類、ポリアクリロニトリル類、ポリブタジ
エン類、ポリスチレン類、ABS、SAN(スチレンアクリロニトリル)、AS
A(アクリレートスチレンアクリロニトリル)、酢酸酪酸セルロース、セルロー
ス系重合体、ポリイミド類、ポリアミドイミド類、ポリエーテルイミド類、ポリ
フェニルスルフィド、PPO、ポリスルホン類、ポリエーテルスルホン類、ポリ
塩化ビニル、ポリカーボネート類、ポリケトン類、脂肪族ポリケトン類、熱可塑
性TPU類、アミノ樹脂で架橋させたポリアクリレート類およびポリエステル類
、ポリイソシアネートで架橋させたポリエステル類およびポリアクリレート類、
フェノール/ホルムアルデヒド樹脂、尿素/ホルムアルデヒド樹脂およびメラミ
ン/ホルムアルデヒド樹脂、乾燥および未乾燥アルキド樹脂、アルキド樹脂、ポ
リエステル樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、イソシアネート、イソシアヌレート
、カルバメートおよびエポキシ樹脂で架橋させたアクリレート樹脂、脂肪族、環
状脂肪族、複素環式および芳香族グリシジル化合物を無水またはアミンで架橋さ
せることで生じさせた架橋エポキシ樹脂、ポリシロキサン類、ミハエル付加重合
体、アミン類、活性不飽和とメチレン化合物を用いたブロック化を受けさせた(
blocked)アミン類、活性不飽和とメチレン化合物を用いたケチミン類、
不飽和アクリル系(acrylic)ポリアセトアセテート樹脂と組み合わされ
たポリケチミン類、不飽和アクリル系樹脂と組み合わされたポリケチミン類、放
射線硬化性組成物、エポキシメラミン樹脂、有機染料、化粧品、セルロースを基
とする紙調合物、写真フィルム紙、インクおよびそれらのブレンド物である。
が含まれる: 1. モノオレフィン類およびジオレフィン類(これらには、これらに限定する
ものでないが、エチレン、プロピレン、イソブチレン、ブテン、メチルペンテン
、ヘキセン、ヘプテン、オクテン、イソプレン、ブタジエン、ヘキサジエン、ジ
シクロペンタジエン、エチリデンおよびシクロオレフィン類、例えばシクロペン
テンおよびノルボルネンなどが含まれる)のホモ−および共重合体、例えばポリ
エチレン類(場合により架橋していてもよい)、例えば高密度ポリエチレン(H
DPE)、高密度で高分子量のポリエチレン(HDPE−HMW)、高密度で超
高分子量のポリエチレン(HDPE−UHMW)、中密度ポリエチレン(MDP
E)、低密度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE
)および分枝低密度ポリエチレン(BLDPE)など。 2. 1種以上のモノオレフィンおよび/またはジオレフィンと一酸化炭素およ
び/または他のビニル単量体[限られたアクリル酸およびメタアクリル酸、アク
リレートおよびメタアクリレート類、アクリルアミド類、アクリロニトリル類、
スチレン類、酢酸ビニル(例えばエチレン/酢酸ビニル共重合体)、ハロゲン化
ビニル、ハロゲン化ビニリデン、無水マレイン酸およびアリル単量体、例えばア
リルアルコール、アリルアミン、アリルグリシジルエーテルおよびそれらの誘導
体が含まれる]から作られた共重合体。 3. 炭化水素樹脂(例えばC5−C9)[これにはそれの水添修飾形、そしてポ
リアルキレンと澱粉の混合物が含まれる]。 4. スチレン類、例えばスチレン、p−メチルスチレンおよびα−メチルスチ
レンなどのホモ−および共重合体。 5. 1種以上のスチレン類と他のビニル単量体、例えばオレフィン類およびジ
オレフィン類(例えばエチレン、イソプレンおよび/またはブタジエン)、アク
リル酸およびメタアクリル酸、アクリレートおよびメタアクリレート類、アクリ
ルアミド類、アクリロニトリル類、酢酸ビニル(例えばエチレン/酢酸ビニル共
重合体)、ハロゲン化ビニル、ハロゲン化ビニリデン、無水マレイン酸およびア
リル化合物、例えばアリルアルコール、アリルアミン、アリルグリシジルエーテ
ルおよびそれらの誘導体などから作られた共重合体。 6. スチレン類をポリブタジエン、ポリブタジエン/スチレン共重合体および
ポリブタジエン/アクリロニトリル共重合体にグラフト化させたグラフト共重合
体(graft copolymers)、スチレン(またはα−メチルスチレ
ン)およびアクリロニトリル(またはメタアクリロニトリル)をポリブタジエン
にグラフト化させたグラフト共重合体、スチレンおよび無水マレイン酸をポリブ
タジエンにグラフト化させたグラフト共重合体、スチレン、アクリロニトリルお
よび無水マレイン酸もしくはマレイミドをポリブタジエンにグラフト化させたグ
ラフト共重合体、スチレンおよびアクリロニトリルをエチレン/プロピレン/ジ
エン共重合体にグラフト化させたグラフト共重合体、スチレンおよびアクリロニ
トリルをポリアクリル酸アルキルもしくはメタアクリル酸アルキルにグラフト化
させたグラフト共重合体、そしてスチレンおよびアクリロニトリルをアクリレー
ト/ブタジエン共重合体にグラフト化させたグラフト共重合体。 7. ハロゲン含有重合体、例えばポリクロロプレン、塩素化ゴム、塩素化およ
び臭素化イソブチレン/イソプレン共重合体、塩素化もしくはスルホ塩素化ポリ
エチレン、エチレンと塩化エチレンの共重合体、エピクロルヒドリン重合体およ
び共重合体、そしてハロゲン含有ビニル化合物、例えば塩化ビニル、塩化ビニリ
デン、フッ化ビニルおよび/またはフッ化ビニリデンから作られた重合体および
それらと他のビニル単量体から作られた共重合体。 8. α,β−不飽和酸およびそれらの誘導体、例えばアクリル酸、メタアクリ
ル酸、アクリレート類、メタアクリレート類、アクリルアミド類およびアクリロ
ニトリル類などから作られたホモ−および共重合体。 9. (8)に挙げた単量体と他の不飽和単量体、例えばオレフィン類およびジ
オレフィン類(例えばブタジエン)、スチレン類、ハロゲン化ビニル、無水マレ
イン酸およびアリル単量体、例えばアリルアルコール、アリルアミン、アリルグ
リシジルエーテルおよびそれらの誘導体などから作られた共重合体。 10. 不飽和アルコールおよびアミン類またはそれらのアシル誘導体もしくは
アセタール類、例えばビニルアルコール、酢酸ビニル、ステアリン酸ビニル、安
息香酸ビニル、マレイン酸ビニル、ビニルブチラール、アリルアルコール、アリ
ルアミン、アリルグリシジルエーテル、フタル酸アリルおよびアリルメラミンな
どから作られたホモ−および共重合体ばかりでなく、そのような単量体と他のエ
チレン系不飽和単量体(この上に挙げた)から作られた共重合体。
て作られた如きそのような重合体を包含する。 11. 環状エーテル類、例えばアルキレングリコール類およびアルキレンオキ
サイド類などから作られたホモ−および共重合体ばかりでなく、ビスグリシジル
エーテル類との共重合体。 12. ポリアセタール類、例えばポリオキシメチレン、そしてエチレンオキサ
イドを共重合用単量体として含有するポリオキシメチレン類、そして熱可塑性ポ
リウレタン、アクリレートおよび/またはMBSによる修飾を受けさせたポリオ
キシメチレン類。 13. ポリフェニレンオキサイド類およびスルフィド類。 14. 一方のヒドロキシ官能成分、例えば多価アルコール類、ポリエーテル類
、ポリエステル類、ポリアクリル系(polyacrylics)および/また
はポリブタジエンと他方の脂肪族および/または芳香族イソシアネートから作ら
れたポリウレタン類ばかりでなくそれらの前駆体。 15. ジアミン類、ジカルボン酸および/またはアミノカルボン酸または相当
するラクタム類から作られたポリアミド類およびコポリアミド類、例えばポリア
ミド4、ポリアミド6、ポリアミド6/6、ポリアミド6/10、ポリアミド6
/9、ポリアミド6/12、ポリアミド4/6、ポリアミド12/12、ポリア
ミド11およびポリアミド12など、m−キシレンジアミンとアジピン酸から出
発した芳香族ポリアミド類、ヘキサメチレンジアミンとイソフタル酸および/ま
たはテレフタル酸から作られたポリアミド類(弾性重合体を修飾剤として伴うか
或は伴わない)、例えばポリ−2,4,4−トリメチルヘキサメチレンテレフタ
ルアミドまたはポリ−m−フェニレンイソフタルアミドなど、この上に挙げたポ
リアミドとポリオレフィン、オレフィン共重合体、アイオノマー、化学的に結合
またはグラフト化させた弾性重合体、またはポリエーテル類、例えばポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコールまたはポリテトラメチレングリコール
などで作られたブロック共重合体、そして加工中に縮合を起こさせたポリアミド
類(RIMポリアミド系)。 16. ポリ尿素類、ポリイミド類、ポリアミド−イミド類、ポリエーテルイミ
ド類、ポリエステルイミド類、ポリヒダントインおよびポリベンズイミダゾール
類。 17. ジカルボン酸とジオールおよび/またはヒドロキシカルボン酸もしくは
相当するラクトンから作られたポリエステル類、例えばポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ−1,4−ジメチルシクロヘキサンテ
レフタレートおよびポリヒドロキシベンゾエートばかりでなく、ヒドロキシル末
端エーテルから作られたブロックコポリエーテルエステル類、PETG、PEN
、PTT、そしてまたポリカーボネートもしくはMBSによる修飾を受けさせた
ポリエステル類。 18. ポリカーボネート類およびポリエステルカーボネート類。 19. ポリスルホン類、ポリエーテルスルホン類およびポリエーテルケトン類
。 20. アルデヒド縮合樹脂、例えばフェノール/ホルムアルデヒド樹脂、尿素
/ホルムアルデヒド樹脂およびメラミン/ホルムアルデヒド樹脂などから作られ
た架橋重合体。 21. 乾燥および未乾燥アルキド樹脂。 22. 飽和および不飽和ジカルボン酸と多価アルコールから作られたコポリエ
ステルと架橋剤としてのビニル化合物から誘導された不飽和ポリエステル樹脂、
そしてまたそれらのハロゲン含有修飾品。 23. 置換アクリレート類、例えばエポキシアクリレート類、ヒドロキシアク
リレート類、イソシアナトアクリレート類、ウレタンアクリレート類またはポリ
エステルアクリレート類などから誘導された架橋し得るアクリル系樹脂。 24. メラミン樹脂、尿素樹脂、イソシアネート、イソシアヌレート、カルバ
メートまたはエポキシ樹脂で架橋させたアルキド樹脂、ポリエステル樹脂および
アクリレート樹脂。 25. 脂肪族、環状脂肪族、複素環式および/または芳香族グリシジル化合物
、例えばビスフェノールAおよびビスフェノールFなどから作られたエポキシ樹
脂を通常の硬化剤、例えば無水物またはアミンなどで架橋させた架橋品。 26. 天然重合体、例えばセルロース、ゴム、ゼラチン、そして化学的修飾を
受けさせたそれらの同族誘導体(これには酢酸セルロース、プロピオン酸セルロ
ースおよび酪酸セルロース、またはセルロースエーテル類、例えばメチルセルロ
ースなどが含まれる)ばかりでなく、ロジン類およびそれらの誘導体。 27. ポリシロキサン類。 28. アミンまたはブロック化アミン(例えばケチミン)と活性不飽和および
/またはメチレン化合物、例えばアクリレート類およびメタアクリレート類、マ
レエート類およびアセトアセテート類から作られたミハエル付加重合体(Mic
hael addition polymers)。 29. 前記いずれかの混合物またはブレンド物、例えばPP/EPDM,ポリ
アミド/EPDMまたはABS,PVC/EVA,PVC/ABS,PVC/M
BS,PC/ABS,PBTP/ABS,PC/ASA,PC/PBT,PVC
/CPE、PVC/アクリレート、POM/熱可塑性PUR、PC/熱可塑性ポ
リウレタン、POM/アクリレート、POM/MBS、PPO/HIPS、PP
O/PA6.6および共重合体、PA/HDPE,PP/HDPE,PP/LD
PE,LDPE/HDPE,LDPE/EVA,LDPE/EAA,PA/PP
,PA/PPO,PBT/PC/ABS,PBT/PET/PCなど。 30. 不飽和アクリル系ポリアセトアセテート樹脂(acrylic pol
yacetoacetate resins)もしくは不飽和アクリル系樹脂[
ウレタンアクリレート類、ポリエーテルアクリレート類、ペンダント型不飽和基
を有するビニルもしくはアクリル共重合体およびアクリレート化(acryla
ted)メラミンを包含]と組み合わされたポリケチミン類。 31. エチレン系不飽和単量体もしくはオリゴマーおよび多不飽和脂肪族オリ
ゴマーを含有する放射線硬化性組成物。 32. エポキシメラミン樹脂、例えばエポキシ官能のコエーテル化(coet
herified)高固体メラミン樹脂による架橋を受けさせた光安定性エポキ
シ樹脂。
もよい)[これらには、鉱油、動物および植物脂肪、油およびロウ、または合成
エステル(例えばフタレート、アジペート、ホスフェートまたはトリメリテート
)を基とする油、脂肪またはロウ、そしてまた任意比率の合成エステルと鉱油の
混合物が含まれる]。 34. 天然もしくは合成ゴムの水性エマルジョン、例えばカルボキシル化スチ
レン/ブタジエン共重合体の天然ラテックスまたはラテックス類。 35. 有機染料、例えばアゾ染料(ジアゾ、トリアゾおよびポリアゾ)、アン
トラキノン類、ベンゾジフラノン類、多環状芳香族カルボニル染料、インジゴイ
ド染料、ポリメチン類、スチリル染料、ジ−およびトリアリールカルボニウム染
料、フタロシアニン類、キノフタロン類、硫黄染料、ニトロおよびニトロソ染料
、スチルベン染料、ホルマザン染料、キナクリドン類、カルバゾール類およびペ
リレンテトラカルボン酸ジイミド類。 36. 合成材料、例えば抗酸化剤、防腐剤、脂質、溶媒、界面活性剤、着色剤
、アンチパースピランツ(antiperspirants)、スキンコンディ
ショナー、モイスチャライザーなどばかりでなく、天然産物、例えばコラーゲン
、蛋白質、ミンク油、オリーブ油、椰子油、カルナウバロウ、蜜蝋、ラノリン、
ココアバター、キサンタンゴム、アロエなどを含んで成る化粧品、例えばスキン
ローション、コラーゲンクリーム、サンスクリーン、フェイシャルメーキャップ
など。 37. セルロースを基にしていて例えば新聞用紙、板紙、ポスター、包装、ラ
ベル、文房具、本および雑誌用紙、ボンドタイピング紙、多目的およびオフィス
用紙、コンピューター用紙、キセログラフィック紙、レーザーおよびインクジェ
ットプリンター紙、オフセット用紙、通貨用紙などで用いられる紙調合物。 38. 写真フィルム紙。 39. インク。
定することを意図するものでない。本実施例は、この上で行った一般的および詳
細な記述に関連して、本発明のさらなる理解を与えるものである。 比較実施例1: シアヌール酸クロライドとm−キシレンとレゾルシノールと三
塩化アルミニウムの反応。三塩化アルミニウムを1.0当量使用。
モル)とm−キシレンが2.12g(2当量)とレゾルシノールが1.10g(
1当量)入っている混合物を窒素雰囲気下で2℃に冷却した。三塩化アルミニウ
ム(2.12g、1当量)を2分かけて加えた。次に、この混合物を撹拌しなが
ら35℃に温めた。22時間後、サンプルを採取して氷および希HCl水溶液を
用いたクエンチングを受けさせた(quenched)。結果として生じた沈澱
物を濾過し、水で洗浄し、テトラヒドロフランに溶解させた後、HPLCで分析
した。HPLC分析(290nmの所の面積%)は、主にトリス−およびビス−
レゾルシノール含有トリアジン生成物である2,4,6−トリス−(2,4−ジ
ヒドロキシフェニル)−s−トリアジン(1)と2−クロロ−4,6−ビス−(
2,4−ジヒドロキシフェニル)−s−トリアジン(2)であり、m−キシリル
置換は全く起こらなかったことを示していた。(1)と(2)の比率は21:7
8であった。また、未反応のm−キシレンも存在していた。観察されたキシレン
含有トリアジン生成物はビスレゾルシノール−トリアジンを基とする2,4−ビ
ス−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−6−(2,4−ジメチルフェニル)−
s−トリアジン(3)のみであった。モノレゾルシノール−トリアジンを基とす
る生成物である2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−ビス−(2,
4−ジメチルフェニル)−s−トリアジン(4)は生じなかった。
基とする生成物のみが生じたことは、この上で引用した従来技術(Y.Hori
koshi,他,Nippon Kagaku Kaishi (3),530
−5,1974;CA 81:152177および米国特許第3,270,01
6号(実施例6))に一致している。
4−ジメチルフェニル)−s−トリアジン(4)。三塩化アルミニウムを2.5
当量使用。
レンが2.5mLでクロロベンゼンが25mLの混合物を撹拌しながらこれに5
℃で塩化アルミニウムを3.35g(シアヌール酸クロライドを基準にして2.
5当量)加えた。この反応混合物を5℃で2時間に続いて15℃で4時間そして
最後に室温で24時間撹拌した。この反応混合物をTLCおよびHPLCで分析
した。このHPLC分析により、2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4,
6−(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン(4)と2,4,
6−トリス−(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジンがただ2
種類の主生成物として生じたことが実証された。少量成分として生じたのはビス
レゾルシノールを基とする生成物である2,4−ビス−(2,4−ジヒドロキシ
フェニル)−6−(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン(3
)のみであり、(4):(3)の比率は97.3であった。2−クロロ−4,6
−ビス−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−s−トリアジン(2)は0.36
%のみでありそして2,4,6−トリス−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−
s−トリアジン(1)は0.5%であった。この実験は、塩化アルミニウムをよ
り多い仕込み量で用いてシアヌール酸クロライドとレゾルシノールとm−キシレ
ンと塩化アルミニウムを同時に反応させるとモノレゾルシノールを基とする生成
物である(4)が優先的に生じることを示していた。
4−ジメチルフェニル)−s−トリアジン(4)。三塩化アルミニウムを2.2
5当量使用。
g(0.0542モル)とm−キシレンを11.51g(2当量)とレゾルシノ
ールを5.97g(1当量)入れることで生じさせた混合物を窒素雰囲気下で2
℃に冷却した。三塩化アルミニウム(16.26g、2.25当量)を温度が5
℃未満に維持されるように25分かけて加えた。次に、この混合物を撹拌しなが
ら25℃に温めた後、反応の進行をHPLC(290nmの所の面積%)で監視
した。25℃で24時間後に行ったHPLC分析は、2−(2,4−ジヒドロキ
シフェニル)−4,6−ビス−(2,4−ジメチルフェニル)−s−トリアジン
(4)は37.6%で(1)は1.0%のみで(2)は4.4%のみで(3)は
5.1%のみであることを示していた。追加的にm−キシレン(2当量)と三塩
化アルミニウム(2.5当量)加えた後、この混合物を32−35℃に20時間
加熱した。HPLC分析は、(1)の収率が45.3%にまで高くなりそして2
,4,6−トリス−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−s−トリアジンは1.
9%のみで2,4−ビス−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−6−(2,4−
ジメチルフェニル)−s−トリアジンは5.6%のみであることを示していた。
4−ジメチルフェニル)−s−トリアジン(4)。三塩化アルミニウムを2.2
5当量使用;初期反応温度を35℃。
g(0.0542モル)とm−キシレンを11.51g(2当量)とレゾルシノ
ールを5.97g(1当量)入れることで生じさせた混合物を2℃に冷却した。
三塩化アルミニウム(16.26g、2.25当量)を温度が5℃未満に維持さ
れるように25分かけて加えた。次に、この反応混合物を撹拌しながら35℃に
温めた後、反応の進行をHPLC(290nmの所の面積%)で監視した。35
℃で23時間後に行ったHPLC分析は、2−(2,4−ジヒドロキシフェニル
)−4,6−ビス−(2,4−ジメチルフェニル)−s−トリアジン(4)は4
7.4%で2,4−ビス−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−6−(2,4−
ジメチルフェニル)−s−トリアジン(3)は7.6%のみであり、未反応のシ
アヌール酸クロライドは存在しないことを示していた。追加的にm−キシレン(
28.77g)と三塩化アルミニウム(5.43g、0.75当量)を加えた後
、この混合物を55−60℃に24時間加熱した。HPLC分析は、(1)の収
率が51%にまで高くなったことを示していた。
化アルミニウムの反応。三塩化アルミニウムを2.0当量使用。
g(0.0542モル)とm−キシレンを11.51g(2当量)とレゾルシノ
ールを5.97g(1当量)入れることで生じさせた混合物を2℃に冷却した。
三塩化アルミニウム(14.45g、2.0当量)を温度が5℃未満に維持され
るように30分かけて加えた。次に、この混合物を撹拌しながら25℃に温めた
後、反応の進行をHPLC(290nmの所の面積%)で監視した。ビス−レゾ
ルシノール生成物である2−クロロ−4,6−ビス−(2,4−ジヒドロキシフ
ェニル)−s−トリアジン(2)(20%)と2,4−ビス−(2,4−ジヒド
ロキシフェニル)−6−(2,4−ジメチルフェニル)−s−トリアジン(3)
(7%)が生じた。目標のモノレゾルシノール生成物である2−(2,4−ジヒ
ドロキシフェニル)−4,6−ビス−(2,4−ジメチルフェニル)−s−トリ
アジン(4)も生じたが、低い収率(20%)であった。
4−ジメチルフェニル)−s−トリアジン(4)。反応温度を45℃。
間後にシアヌール酸クロライドがほぼ完全に消費され、HPLC(290nmの
所の面積%)は、2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−ビス−(2
,4−ジメチルフェニル)−s−トリアジン(4)は36.5%でビス−レゾル
シノール−トリアジン生成物は3.9面積%のみ、即ち2−クロロ−4,6−ビ
ス−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−s−トリアジン(2)(1.4面積%
)および2,4−ビス−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−6−(2,4−ジ
メチルフェニル)−s−トリアジン(3)(2.5面積%)であることを示して
いた。45℃で26時間後、(1)の収率が41.8%にまで高くなったが、2
,4−ビス−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−6−(2,4−ジメチルフェ
ニル)−s−トリアジン(3)は4.8面積%であった。
適切にすると2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−
ジメチルフェニル)−s−トリアジン(4)の収率が最適になりかつビス−レゾ
ルシノール−s−トリアジン生成物の収量が最小限になり得ることを示している
。このような変数を最適にすることによって更に収率の向上を得ることは本発明
の範囲内であると見なす。
4−ジメチルフェニル)−s−トリアジン(4)。オルソ−ジクロロベンゼンを
溶媒として使用。
は実施例3の基本的手順に従った。窒素雰囲気下で20mLのオルソ−ジクロロ
ベンゼンにシアヌール酸クロライドを1.84g(10ミリモル)とm−キシレ
ンを2.12g(2当量)とレゾルシノールを1.10g(1当量)入れること
で生じさせた混合物を4℃に冷却した。三塩化アルミニウム(3.00g)を温
度が6℃未満に維持されるように20分かけて加えた。次に、この反応混合物を
撹拌しながら35℃に温めた後、反応の進行をHPLCで監視した。35℃で1
7.5時間後に行ったHPLC分析(290nmの所の面積%)は、2−(2,
4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−ビス−(2,4−ジメチルフェニル)−
s−トリアジン(4)は37.1%でビス−レゾルシノール−トリアジン生成物
は9.0%、即ち2−クロロ−4,6−ビス−(2,4−ジヒドロキシフェニル
)−s−トリアジン(2)(3.0%)および2,4−ビス−(2,4−ジヒド
ロキシフェニル)−6−(2,4−ジメチルフェニル)−s−トリアジン(3)
(6.0%)であることを示していた。
ドロキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−s−トリア
ジンを生じさせることができかつビス−レゾルシノール−s−トリアジン生成物
の収量を最小限にすることができることを示している。従って、本方法でクロロ
ベンゼン以外の溶媒を用いることは本発明の範囲内であると見なす。
4−ジメチルフェニル)−s−トリアジン(5)と2−(2,4−ジヒドロキシ
フェニル)−4,6−ビス−(2,3−ジメチルフェニル)−s−トリアジン
(6)。
を2当量用いそしてクロロベンゼンを溶媒として用いる以外は実施例5の基本的
手順に従った。反応の進行をHPLCで監視した。35℃で18時間後に行った
HPLC分析(290nmの所の面積%)は、ビス−(オルソ−キシリル)−モ
ノ−レゾルシノール−s−トリアジンは35.7%で2−(2,4−ジヒドロキ
シフェニル)−4,6−ビス−(3,4−ジメチルフェニル)−s−トリアジン
(5)は34.0%で2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4−(3,4−
ジメチルフェニル)−6−(2,3−ジメチルフェニル)−s−トリアジン(6
)は1.7%で2−クロロ−4,6−ビス−(2,4−ジヒドロキシフェニル)
−s−トリアジンは3.8%で2,4−ビス−(2,4−ジヒドロキシフェニル
)−6−(3,4−ジメチルフェニル)−s−トリアジンは3.6%であること
を示していた。
メチルフェニル)−s−トリアジン(7)
用いる以外は実施例7の基本的手順に従った。反応の進行をHPLC(290n
mの所のピーク検出)で監視した。35℃で23時間後に行ったHPLC分析は
、2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−ビス(4−メチルフェニル
)−s−トリアジン(7)が17.3%生じたことを示していた。
数が2から24のアルケニル、炭素原子数が1から24のアシル、炭素原子数が
6から24のアリール、炭素原子数が5から24のシクロアルキル、炭素原子数
が5から24のシクロアシル、炭素原子数が7から24のアラルキル、炭素原子
数が6から24のアラシル(aracyl)であり、そしてYが直接結合の時に
はハロゲンであり、R3、R4およびR5は、同一もしくは異なり各々、水素、ハ
ロゲン、炭素原子数が1から24のアルキル、炭素原子数が2から24のアルケ
ニル、炭素原子数が1から24のアシル、炭素原子数が6から24のアリール、
炭素原子数が5から24のシクロアルキル、炭素原子数が5から24のシクロア
シル、炭素原子数が7から24のアラルキル、炭素原子数が6から24のアラシ
ル、OR、NRR’、CONRR’、OCOR、CN、SR、SO2R、SO3H
、SO3M、(ここで、Mはアルカリ金属であり、RおよびR’は、同一もしく
は異なり各々、水素、炭素原子数が1から24のアルキル、炭素原子数が2から
24のアルケニル、炭素原子数が1から24のアシル、炭素原子数が6から24
のアリール、炭素原子数が5から24のシクロアルキル、炭素原子数が5から2
4のシクロアシル、炭素原子数が7から24のアラルキルまたは炭素原子数が6
から24のアラシルである)であり、場合によりR3とR4が一緒になるか或はR4 とR5が一緒になって場合によりO、NまたはS原子を環内に含有していてもよ
い飽和もしくは不飽和縮合炭素環状環の一部であってもよいが、但しR3、R4ま
たはR5がNRR’の時にはRとR’の両方ともが水素であることはないことを
条件とし、そしてYは、直接結合、O、NR”またはSR”(ここで、R”は
、水素、炭素原子数が1から24のアルキル、炭素原子数が2から24のアルケ
ニル、炭素原子数が1から24のアシル、炭素原子数が6から24のアリール、
炭素原子数が5から24のシクロアルキル、炭素原子数が5から24のシクロア
シル、炭素原子数が7から24のアラルキルまたは炭素原子数が6から24のア
ラシルである)であり、そして Ar1およびAr2は、同一もしくは異なり各々独立して、式B:
炭素原子数が1から24のアルキル、炭素原子数が6から24のアリール、炭素
原子数が2から24のアルケニル、炭素原子数が1から24のアシル、炭素原子
数が7から24のアラルキル、炭素原子数が6から24のアラシル、OR”’、
NRR’、CONRR’、OCOR、CN、SR、SO2R、SO3H、SO3M
(ここで、Mはアルカリ金属であり、RおよびR’は、この上で定義した通りで
あり、そしてR”’は、炭素原子数が1から24のアルキル、炭素原子数が6か
ら24のアリール、炭素原子数が2から24のアルケニル、炭素原子数が1から
24のアシル、炭素原子数が5から24のシクロアルキル、炭素原子数が5から
24のシクロアシル、炭素原子数が7から24のアラルキルまたは炭素原子数が
6から24のアラシルである)であり、場合によりR6とR7が一緒になるか、R7 とR8が一緒になるか、R8とR9が一緒になるか或はR9とR10が一緒になって
場合によりO、NまたはS原子を環内に含有していてもよい飽和もしくは不飽和
縮合炭素環状環の一部であってもよい] で表される化合物の基である} で表される1種以上のトリアジン化合物を含んで成る組成物を製造する方法であ
って、 触媒の存在下で式C:
で表される化合物と式E:
分な時間適切な温度および圧力下で同時に反応させることを含んで成る方法。
け(functionalized)ておりかつフェノールでない芳香環が未置
換のフェニル[TINUVIN(商標)1577のように]またはメタ−キシリ
ル[CYASORB(商標)UV−1164、CYASORB(商標)UV−1
164LおよびTINUVIN(商標)400のように]である商業的例が多数
種存在する。このような紫外線吸収剤は、他の種類の紫外線吸収剤、例えばベン
ゾトリアゾール類およびベンゾフェノン類に比較して、固有の高い光安定性およ
び永久性を示す。
メタ−キシレンなどを塩化アルミニウムの存在下で反応させる。この反応でモノ
クロロ−ビスアリール−1,3,5−トリアジンが生じ、これを次の第二段階で
レゾルシノールと反応させて2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−
ビスアリール−1,3,5−トリアジンを生じさせる。このような方法は、第一
段階の反応に関していくつかの制限を含む、即ち第一段階は選択的でなく、生じ
る可能性がある生成物の全部に加えて未反応のシアヌール酸クロライドを含有す
る混合物がもたらされる。このことは、前記第二反応段階を実施する前に所望の
モノクロロ−ビスアリール−1,3,5−トリアジンを反応混合物から分離する
必要があることを意味する。別の欠点は、前記第一反応段階を一般に全ての芳香
族化合物に適用するのは不可能である点にある。このような方法を用いて所望の
中間体であるモノクロロ−ビスアリール−1,3,5−トリアジンを有効な収率
で生じさせることができるのはメタ−キシレンが芳香族反応体の時のみであるこ
とは文献で良く知られている。他の芳香族種を用いると、生じ得る全ての生成物
を含有していて分離不能な混合物が生じ、所望のモノクロロ−ビスアリール−1
,3,5−トリアジンに関する選択性は全く見られない。Brunetti、1
575頁を参照。最近、メタ−キシレンを基とする生成物に関して改良した方法
が米国特許第5726310号に開示され、そこでは、第一反応段階で生じさせ
る中間体であるモノクロロ−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−
トリアジンを単離しないで1槽2段階方法でレゾルシノールと更に反応させてい
る。このような方法は、適用可能なのはメタ−キシレンのみであると言った点ば
かりでなくまた2段階方法であると言った欠点を含む。
なるアプローチがヨーロッパ特許出願第0,497,734号に開示されている
。このような方法は、塩酸ベンズアミジンとクロロホルメートを反応させた後、
その生成物を二量体にすることを伴う。その結果として生じた2−ヒドロキシ−
4,6−ビスアリール−1,3,5−トリアジンを塩化チオニルで処理すること
で2−クロロ−4,6−ビスアリール−1,3,5−トリアジンに変化させた後
、最後にレゾルシノールと反応させることで2−(2,4−ジヒドロキシフェニ
ル)−4,6−ビスアリール−1,3,5−トリアジンを生じさせる。更に、こ
のような方法は多段階合成であることから産業的に利用するには経済的でない。
物理的に組み込むことを通して、紫外線による劣化を受ける材料を安定にする目
的で使用可能である。そのような安定化を受けさせることができる高分子材料の
非制限例は、ポリオレフィン類、ポリエステル類、ポリエーテル類、ポリケトン
類、ポリアミド類、天然および合成ゴム、ポリウレタン類、ポリスチレン類、高
衝撃用(high−impact)ポリスチレン類、ポリアクリレート類、ポリ
メタアクリレート類、ポリアセタール類、ポリアクリロニトリル類、ポリブタジ
エン類、ポリスチレン類、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)、S
AN(スチレンアクリロニトリル)、ASA(アクリレートスチレンアクリロニ
トリル)、酢酸酪酸セルロース、セルロース系重合体、ポリイミド類、ポリアミ
ドイミド類、ポリエーテルイミド類、ポリフェニルスルフィド、PPO(ポリフ
ェニレンオキサイド)、ポリスルホン類、ポリエーテルスルホン類、ポリ塩化ビ
ニル、ポリカーボネート類、ポリケトン類、脂肪族ポリケトン類、熱可塑性TP
U(熱可塑性ポリウレタン)類、アミノ樹脂で架橋させたポリアクリレート類お
よびポリエステル類、ポリイソシアネートで架橋させたポリエステル類およびポ
リアクリレート類、フェノール/ホルムアルデヒド樹脂、尿素/ホルムアルデヒ
ド樹脂およびメラミン/ホルムアルデヒド樹脂、乾燥および未乾燥アルキド樹脂
、アルキド樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、イソシアネート
、イソシアヌレート、カルバメートおよびエポキシ樹脂で架橋させたアクリレー
ト樹脂、脂肪族、環状脂肪族、複素環式および芳香族グリシジル化合物を無水ま
たはアミンで架橋させることで生じさせた架橋エポキシ樹脂、ポリシロキサン類
、ミハエル付加重合体、アミン類、活性不飽和とメチレン化合物を用いたブロッ
ク化を受けさせた(blocked)アミン類、活性不飽和とメチレン化合物を
用いたケチミン類、不飽和アクリル系(acrylic)ポリアセトアセテート
樹脂と組み合わされたポリケチミン類、不飽和アクリル系樹脂と組み合わされた
ポリケチミン類、放射線硬化性組成物、エポキシメラミン樹脂、有機染料、化粧
品、セルロースを基とする紙調合物、写真フィルム紙、インクおよびそれらのブ
レンド物である。
Claims (17)
- 【請求項1】 式A: 【化1】 {式中、 R1、R2、R3、R4およびR5は、同一もしくは異なり各々、水素、ハロゲン、
炭素原子数が1から24のアルキル、炭素原子数が1から24のハロアルキル、
炭素原子数が2から24のアルケニル、炭素原子数が1から24のアシル、炭素
原子数が6から24のアリール、炭素原子数が5から24のシクロアルキル、炭
素原子数が5から24のシクロアシル、炭素原子数が7から24のアラルキル、
炭素原子数が6から24のアラシル(aracyl)、OR,NRR’、CON
RR’、OCOR、CN、SR、SO2R、SO3H、SO3M(ここで、Mはア
ルカリ金属であり、RおよびR’は、同一もしくは異なり各々、水素、炭素原子
数が1から24のアルキル、炭素原子数が1から24のハロアルキル、炭素原子
数が2から24のアルケニル、炭素原子数が1から24のアシル、炭素原子数が
6から24のアリール、炭素原子数が5から24のシクロアルキル、炭素原子数
が5から24のシクロアシル、炭素原子数が7から24のアラルキルまたは炭素
原子数が6から24のアラシルである)であり、場合によりR3とR4が一緒にな
るか或はR4とR5が一緒になって場合によりO、NまたはS原子を環内に含有し
ていてもよい飽和もしくは不飽和縮合炭素環状環の一部であってもよく、そして
Yは、直接結合、O、NR”またはSR”(ここで、R”は 、水素、炭素原子
数が1から24のアルキル、炭素原子数が1から24のハロアルキル、炭素原子
数が2から24のアルケニル、炭素原子数が1から24のアシル、炭素原子数が
6から24のアリール、炭素原子数が5から24のシクロアルキル、炭素原子数
が5から24のシクロアシル、炭素原子数が7から24のアラルキルまたは炭素
原子数が6から24のアラシルである)であり、そしてAr1およびAr2は、同
一もしくは異なり各々独立して、式B: 【化2】 [式中、 R6、R7、R8、R9およびR10は、同一もしくは異なり各々、水素、ハロゲン、
炭素原子数が1から24のアルキル、炭素原子数が1から24のハロアルキル、
炭素原子数が6から24のアリール、炭素原子数が2から24のアルケニル、炭
素原子数が1から24のアシル、炭素原子数が7から24のアラルキル、炭素原
子数が6から24のアラシル、OR、NRR’、CONRR’、OCOR、CN
、SR、SO2R、SO3H、SO3M(ここで、Mはアルカリ金属であり、Rお
よびR’は、同一もしくは異なり各々、水素、炭素原子数が1から24のアルキ
ル、炭素原子数が1から24のハロアルキル、炭素原子数が6から24のアリー
ル、炭素原子数が2から24のアルケニル、炭素原子数が1から24のアシル、
炭素原子数が5から24のシクロアルキル、炭素原子数が5から24のシクロア
シル、炭素原子数が7から24のアラルキルまたは炭素原子数が6から24のア
ラシルである)であり、場合によりR6とR7が一緒になるか、R7とR8が一緒に
なるか、R8とR9が一緒になるか或はR9とR10が一緒になって場合によりO、
NまたはS原子を環内に含有していてもよい飽和もしくは不飽和縮合炭素環状環
の一部であってもよい] で表される化合物の基である} で表される少なくとも1種のトリアジン化合物を含んで成る組成物を製造する方
法であって、 触媒の存在下で式C: 【化3】 [式中、Xはハロゲンである] で表される化合物と式D: 【化4】 [式中、Y、R1、R2、R3、R4およびR5は、この上に記述した通りである]
で表される化合物と式E: 【化5】 [式中、R6、R7、R8、R9およびR10は、この上に記述した通りである] で表される化合物を前記組成物を含んで成る反応混合物が生じるに充分な量で充
分な時間適切な温度および圧力下で同時に反応させることを含んで成る方法。 - 【請求項2】 Ar1とAr2が同じである請求項1記載の方法。
- 【請求項3】 前記触媒がルイス酸でありそしてXが塩素である請求項1記
載の方法。 - 【請求項4】 前記触媒を三臭化アルミニウム、塩化亜鉛、三塩化ホウ素、
四塩化チタン、三塩化アルミニウムおよびそれらの混合物から成る群から選択す
る請求項3記載の方法。 - 【請求項5】 前記触媒の量を前記式Cで表される化合物の量を基準にして
約1.5から約4当量にする請求項3記載の方法。 - 【請求項6】 前記触媒の量を前記式Cで表される化合物の量を基準にして
約2から約3.5当量にする請求項5記載の方法。 - 【請求項7】 前記触媒の量を前記式Cで表される化合物の量を基準にして
約2.25から約2.75当量にする請求項6記載の方法。 - 【請求項8】 前記式Bで表される化合物の量を前記式Cで表される化合物
の量を基準にして約1.9から約2.5当量にする請求項1記載の方法。 - 【請求項9】 前記式Dで表される化合物の量を前記式Cで表される化合物
の量を基準にして約0.5から約1.5当量にする請求項1記載の方法。 - 【請求項10】 前記式Dで表される化合物の量を前記式Cで表される化合
物の量を基準にして約0.9から約1.1当量にする請求項9記載の方法。 - 【請求項11】 前記反応を0℃から約120℃の温度で実施する請求項1
記載の方法。 - 【請求項12】 前記反応を約0℃から約90℃の温度で実施する請求項1
1記載の方法。 - 【請求項13】 前記反応を約10℃から約60℃の温度で実施する請求項
11記載の方法。 - 【請求項14】 前記反応を脂肪族炭化水素、ハロゲン化脂肪族および芳香
族化合物、脂肪族および芳香族ニトロ化合物、および二硫化炭素から成る群から
選択される溶媒中で実施する請求項1記載の方法。 - 【請求項15】 前記反応をハロゲン化溶媒中で実施する請求項14記載の
方法。 - 【請求項16】 前記ハロゲン化溶媒をクロロベンゼン、ジクロロベンゼン
、1,1,2,2−テトラクロロエタンおよびそれらの混合物から成る群から選
択する請求項14記載の方法。 - 【請求項17】 前記化合物を約2から約24時間反応させる請求項1記載
の方法。
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