JP2002523654A - テイッシュー成形用ファブリック - Google Patents
テイッシュー成形用ファブリックInfo
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F1/00—Wet end of machines for making continuous webs of paper
- D21F1/0027—Screen-cloths
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F11/00—Processes for making continuous lengths of paper, or of cardboard, or of wet web for fibre board production, on paper-making machines
- D21F11/006—Making patterned paper
Landscapes
- Woven Fabrics (AREA)
- Paper (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
模様を付された繊維ウエブを成形するためにウエブ成形装置内で使用されるファブリックであって、当該ファブリックがウエブに接触する面を含み、少なくとも一層のヤーンが第一および第二の方向に向けられ且つ格子を提するように織成され、当該格子が、格子によってあらかじめ限定される形状の組織的に配分された複数の表面領域を区分し、当該組織的に配分された表面領域が前記の第一および第二の方向に向けられた少なくとも3本のヤーンを含むファブリック。
Description
【0001】
本発明はテイッシュー成形用ファブリックに係り、殊に高速の排水領域を通じ
て分厚で、より透明性の少ないテイッシューを製造する、高速の排水領域におい
て使用されるテイッシュー成形用ファブリックに関する。
て分厚で、より透明性の少ないテイッシューを製造する、高速の排水領域におい
て使用されるテイッシュー成形用ファブリックに関する。
【0002】
グスムス・ブルク株式会社(Gusumus Bruk AB)のスエーデン
特許第427053号明細書は、ヤーン織り込み数が多い相対的に密な領域と、
横浮糸を専らとするヤーン織り込み数少ない相対的に多孔質の領域を提供するこ
とによって、異なる密度の領域が創出される成形用ファブリック構造を開示して
いる。開示されている幾つかの実施形態においては、織り込み数の少ない領域が
、テイッシューに付形する実質的に盛り上がった領域を提供する。
特許第427053号明細書は、ヤーン織り込み数が多い相対的に密な領域と、
横浮糸を専らとするヤーン織り込み数少ない相対的に多孔質の領域を提供するこ
とによって、異なる密度の領域が創出される成形用ファブリック構造を開示して
いる。開示されている幾つかの実施形態においては、織り込み数の少ない領域が
、テイッシューに付形する実質的に盛り上がった領域を提供する。
【0003】 チュウ氏(Chiu)の米国特許第5429686号明細書は、異なる荷重を
支持するように織成されたファブリック層と、追加的な長く浮き出る機械方向の
ヤーンによって形成される追加的な模様を付された層とを備えた通気乾燥ファブ
リック(TADファブリック)を開示しており、浮糸は、成形されたシートを形
作るために荷重支持ファブリック層の主体から盛り上がって起立している。
支持するように織成されたファブリック層と、追加的な長く浮き出る機械方向の
ヤーンによって形成される追加的な模様を付された層とを備えた通気乾燥ファブ
リック(TADファブリック)を開示しており、浮糸は、成形されたシートを形
作るために荷重支持ファブリック層の主体から盛り上がって起立している。
【0004】
本発明の全般的な課題は、紙(例えばテイッシュー、タオル材料またはその他
の湿式成形されるセルロースシート)または改善されたエンボス加工または模様
を付された構造を有する不織シート材料を成形するために使用される成形用ファ
ブリック、移送用ファブリックまたは乾燥機用ファブリック、とりわけTADフ
ァブリックを提供することである。
の湿式成形されるセルロースシート)または改善されたエンボス加工または模様
を付された構造を有する不織シート材料を成形するために使用される成形用ファ
ブリック、移送用ファブリックまたは乾燥機用ファブリック、とりわけTADフ
ァブリックを提供することである。
【0005】 本発明の他の課題は、改善されたエンボス加工または模様を付されたテイッシ
ュー製品を成形するために、とりわけテイッシュー製造機械において使用するた
めの、成形用ファブリック、移送用ファブリックまたは乾燥機用ファブリック、
とりわけTADファブリックを提供することである。
ュー製品を成形するために、とりわけテイッシュー製造機械において使用するた
めの、成形用ファブリック、移送用ファブリックまたは乾燥機用ファブリック、
とりわけTADファブリックを提供することである。
【0006】 本発明の他の課題は、希望通りの均衡した特性および布地様の外観および手触
りを備えた、模様付の繊維ウエブを成形するためのウエブ成形機械において、成
形用ファブリック、移送用ファブリックまたは乾燥機用ファブリックを使用する
ことである。
りを備えた、模様付の繊維ウエブを成形するためのウエブ成形機械において、成
形用ファブリック、移送用ファブリックまたは乾燥機用ファブリックを使用する
ことである。
【0007】 本発明の他の課題は、追加的なフィラメントやその他の構造物を合体すること
なしに、ウエブを成形しまたはエンボス加工する織成ファブリックを提供するこ
とである。
なしに、ウエブを成形しまたはエンボス加工する織成ファブリックを提供するこ
とである。
【0008】 さらに本発明の他の課題は、追加的な要素を織成ファブリック構造中に導入す
るために追加的な工程段階を採用する必要なしに、ウエブを成形しまたはエンボ
ス加工する織成ファブリックを提供することである。
るために追加的な工程段階を採用する必要なしに、ウエブを成形しまたはエンボ
ス加工する織成ファブリックを提供することである。
【0009】
本発明の上述の課題は、ウエブ成形機械において成形用ファブリック、移送用
ファブリックまたは乾燥機用ファブリックとして使用されるファブリックによっ
て達成され、当該ファブリックが、紙(例えばテイッシュー、タオル材料または
その他の湿式成形されるセルロースシート)または不織布のような、エンボス加
工されまたは模様を付された繊維ウエブ製品の製造において使用されることによ
って達成される。本発明のファブリックは、単一層および多層双方の織成構造か
ら構成される。
ファブリックまたは乾燥機用ファブリックとして使用されるファブリックによっ
て達成され、当該ファブリックが、紙(例えばテイッシュー、タオル材料または
その他の湿式成形されるセルロースシート)または不織布のような、エンボス加
工されまたは模様を付された繊維ウエブ製品の製造において使用されることによ
って達成される。本発明のファブリックは、単一層および多層双方の織成構造か
ら構成される。
【0010】 本発明の好ましい実施形態においては、ファブリックが第一及び第二の方向の
双方に向けられた少なくとも一層のヤーンを含んでおり、当該ヤーンは格子を提
供するように織成され、当該格子は隣接する組織的に配分された表面領域の端部
を限定し、この隣接表面領域の配分パターン、形状および寸法は、格子の模様に
よって指図される。必ずしも同一の形状、織模様および/または寸法であること
を必要としないが、組織的に配分された表面領域は、とりわけ第一および第二の
方向の各々に向けられた少なくとも3本のヤーンを含むことができ、さらに上記
の第一および第二の方向の各々に向けられた少なくとも4本のヤーンを含むこと
もできる。
双方に向けられた少なくとも一層のヤーンを含んでおり、当該ヤーンは格子を提
供するように織成され、当該格子は隣接する組織的に配分された表面領域の端部
を限定し、この隣接表面領域の配分パターン、形状および寸法は、格子の模様に
よって指図される。必ずしも同一の形状、織模様および/または寸法であること
を必要としないが、組織的に配分された表面領域は、とりわけ第一および第二の
方向の各々に向けられた少なくとも3本のヤーンを含むことができ、さらに上記
の第一および第二の方向の各々に向けられた少なくとも4本のヤーンを含むこと
もできる。
【0011】 本発明の幾つかの形態によれば、格子および格子によって限定される一または
複数の組織的に配分された表面領域の双方に存在する各ヤーンは、格子において
は、組織的に配分された表面領域中のヤーンのインターレース密度と同等または
それ以下のインターレース密度を持っている。本発明のこれらの形態との関連で
は、格子は、下記において定義される「格子」の定義の範囲内にあることが最も
望ましいが、必ずしもその範囲内にあることを必要としない。本出願を通じて出
願人は、下記において定義される「格子」の定義に限定される意図を有しないと
きは、「格子配列」と述べるものとする。しかしながら、「格子」と同様に「格
子配列」は、隣接する組織的に配分された表面領域の端部を限定し、或いはこれ
を提供するものでなければならない。
複数の組織的に配分された表面領域の双方に存在する各ヤーンは、格子において
は、組織的に配分された表面領域中のヤーンのインターレース密度と同等または
それ以下のインターレース密度を持っている。本発明のこれらの形態との関連で
は、格子は、下記において定義される「格子」の定義の範囲内にあることが最も
望ましいが、必ずしもその範囲内にあることを必要としない。本出願を通じて出
願人は、下記において定義される「格子」の定義に限定される意図を有しないと
きは、「格子配列」と述べるものとする。しかしながら、「格子」と同様に「格
子配列」は、隣接する組織的に配分された表面領域の端部を限定し、或いはこれ
を提供するものでなければならない。
【0012】 格子および格子によって限定される一または複数の組織的に配分された表面領
域の双方に存在するヤーンが、格子において一または複数の組織的に配分された
表面領域におけるインターレース密度よりも大きなインターレース密度を有する
、本発明のその他の形態においては、格子は以下において定義される「格子」の
定義に合致しなければならない。
域の双方に存在するヤーンが、格子において一または複数の組織的に配分された
表面領域におけるインターレース密度よりも大きなインターレース密度を有する
、本発明のその他の形態においては、格子は以下において定義される「格子」の
定義に合致しなければならない。
【0013】 チェーンリンク様の構造の「格子」とは、隣接する組織的に配分された表面領
域の端部を限定することに加えて、さらに特に限定されない限り、成形されるシ
ートに隣接するファブリック表面(以下、「成形面」と称する)において、隣接
する組織的に配分された表面領域の端部を限定するヤーンの50%以上がゼロの
インターレース密度を有し、且つまた、縦糸ヤーンのすべてまたは横糸ヤーンの
すべてのいずれかが、それぞれ成形面上のファブリック全体に亘ってチェーンリ
ンク様の縦浮糸の配列またはチェーンリンク様の横浮糸の配列を形成するために
、一または連続的に一以上の横糸ヤーンまたは縦糸ヤーンの上に浮かび上がり、
成形面に亘って縦浮糸の配列が形成されるときに、配列中の各縦浮糸が同じ横浮
糸上に浮かび上がり、および/または一または複数の隣接する横浮糸上に、隣接
する縦浮糸のように浮かび上がり、且つまた成形面に亘って横浮糸の配列が形成
されるときに、配列中の各横浮糸が同じ縦浮糸上に浮かび上がり、および/また
は一または複数の隣接する縦浮糸上に、隣接する横浮糸のように浮かび出るよう
な、そういった織模様を意味する。
域の端部を限定することに加えて、さらに特に限定されない限り、成形されるシ
ートに隣接するファブリック表面(以下、「成形面」と称する)において、隣接
する組織的に配分された表面領域の端部を限定するヤーンの50%以上がゼロの
インターレース密度を有し、且つまた、縦糸ヤーンのすべてまたは横糸ヤーンの
すべてのいずれかが、それぞれ成形面上のファブリック全体に亘ってチェーンリ
ンク様の縦浮糸の配列またはチェーンリンク様の横浮糸の配列を形成するために
、一または連続的に一以上の横糸ヤーンまたは縦糸ヤーンの上に浮かび上がり、
成形面に亘って縦浮糸の配列が形成されるときに、配列中の各縦浮糸が同じ横浮
糸上に浮かび上がり、および/または一または複数の隣接する横浮糸上に、隣接
する縦浮糸のように浮かび上がり、且つまた成形面に亘って横浮糸の配列が形成
されるときに、配列中の各横浮糸が同じ縦浮糸上に浮かび上がり、および/また
は一または複数の隣接する縦浮糸上に、隣接する横浮糸のように浮かび出るよう
な、そういった織模様を意味する。
【0014】 さらに好ましいのは、隣接する組織的に配分された領域の端部を限定する格子
中の75%以上のヤーンがゼロのインターレース密度を有することであるが、最
も好ましいのは、このようなヤーンの100%がゼロのインターレース密度を有
することである。
中の75%以上のヤーンがゼロのインターレース密度を有することであるが、最
も好ましいのは、このようなヤーンの100%がゼロのインターレース密度を有
することである。
【0015】 格子における「ゼロのインターレース密度」とは、一またはそれ以上の横糸ヤ
ーンまたは縦糸ヤーン上に浮かび出る縦糸または横糸ヤーンが、それぞれ成形面
上に留まり、隣接する組織的に配分された表面領域の端部部分を限定する当該表
面領域の周辺においてのみ、成形面外に移動することを意味する。
ーンまたは縦糸ヤーン上に浮かび出る縦糸または横糸ヤーンが、それぞれ成形面
上に留まり、隣接する組織的に配分された表面領域の端部部分を限定する当該表
面領域の周辺においてのみ、成形面外に移動することを意味する。
【0016】 最も好ましいのは、格子がファブリックを通して「連続的」であることで、つ
まり格子が隣接する組織的に配分された表面領域の周辺あたりで、当該表面領域
の端部部分を限定することである。
まり格子が隣接する組織的に配分された表面領域の周辺あたりで、当該表面領域
の端部部分を限定することである。
【0017】 さらに説明するならば、上記のように連続的であることが好ましい格子は、一
またはそれ以上の横糸ヤーン上のすべての縦糸ヤーンの縦浮糸の配列によるか、
或いはその代わりに一またはそれ以上の縦糸ヤーン上のすべての横糸ヤーンの横
浮糸の配列によって形成することが出来る。前者の場合には、配列中の各縦浮糸
は、同じ横糸ヤーン上に浮き上り、および/または配列中の隣接する縦浮糸のよ
うに、一またはそれ以上の隣接する横糸ヤーン上に浮かび出る。後者の場合には
、配列中の各横浮糸は、同じ縦糸ヤーン上に浮き上り、および/または配列中の
隣接する横浮糸のように、一またはそれ以上の隣接する縦糸ヤーン上に浮かび出
る。
またはそれ以上の横糸ヤーン上のすべての縦糸ヤーンの縦浮糸の配列によるか、
或いはその代わりに一またはそれ以上の縦糸ヤーン上のすべての横糸ヤーンの横
浮糸の配列によって形成することが出来る。前者の場合には、配列中の各縦浮糸
は、同じ横糸ヤーン上に浮き上り、および/または配列中の隣接する縦浮糸のよ
うに、一またはそれ以上の隣接する横糸ヤーン上に浮かび出る。後者の場合には
、配列中の各横浮糸は、同じ縦糸ヤーン上に浮き上り、および/または配列中の
隣接する横浮糸のように、一またはそれ以上の隣接する縦糸ヤーン上に浮かび出
る。
【0018】 若干の好ましい構造においては、格子は連続的であり、且つ各縦糸ヤーンが一
以上の横糸ヤーン上に浮かび出る縦浮糸の配列によるか、または各横糸ヤーンが
一以上の縦糸ヤーン上に浮かび出る横浮糸の配列によるかして提供され、且つそ
の場合には、隣接する縦糸または横糸ヤーンによって提供される、隣接する縦ま
たは横浮糸は、それぞれ少なくとも部分的には重なり合う。すなわち、隣接する
縦浮糸または横浮糸は、それぞれ少なくとも一本の横糸ヤーンまたは縦糸ヤーン
上を延び、或いはその上に浮かび上がり、且つまた必要ならば、同じく一または
複数の隣接する横糸ヤーンまたは縦糸ヤーン上を延び、またはその上に浮かび出
る。
以上の横糸ヤーン上に浮かび出る縦浮糸の配列によるか、または各横糸ヤーンが
一以上の縦糸ヤーン上に浮かび出る横浮糸の配列によるかして提供され、且つそ
の場合には、隣接する縦糸または横糸ヤーンによって提供される、隣接する縦ま
たは横浮糸は、それぞれ少なくとも部分的には重なり合う。すなわち、隣接する
縦浮糸または横浮糸は、それぞれ少なくとも一本の横糸ヤーンまたは縦糸ヤーン
上を延び、或いはその上に浮かび上がり、且つまた必要ならば、同じく一または
複数の隣接する横糸ヤーンまたは縦糸ヤーン上を延び、またはその上に浮かび出
る。
【0019】 かくて本発明の好ましい実施形態によれば、隣接する組織的に配分された領域
は、連続的な格子によって区分され、その場合に織模様の第一または第二の方向
の一方に向けられたヤーンは、上記の第一または第二の方向の他方に向けられた
一または複数の連続的なヤーンの下に浮かび出る。
は、連続的な格子によって区分され、その場合に織模様の第一または第二の方向
の一方に向けられたヤーンは、上記の第一または第二の方向の他方に向けられた
一または複数の連続的なヤーンの下に浮かび出る。
【0020】 あらかじめ定められた形状の組織的に配分された表面領域は、希望に応じてさ
まざまな異なる織模様を有することが出来る。事実、ファブリック中の異なる組
織的に配分された表面領域は、異なる織模様を持つことが出来、これによってフ
ァブリック中に異なる高さまたは異なる場所に居を占める領域を提供する。さら
にその上、本発明の最も好ましい実施形態においては、格子中のヤーンの反対側
の端部は、隣接する、間隔を置かれた組織的に配分された表面領域の周辺を限定
し、そしてそれゆえに、その形状を限定する。
まざまな異なる織模様を有することが出来る。事実、ファブリック中の異なる組
織的に配分された表面領域は、異なる織模様を持つことが出来、これによってフ
ァブリック中に異なる高さまたは異なる場所に居を占める領域を提供する。さら
にその上、本発明の最も好ましい実施形態においては、格子中のヤーンの反対側
の端部は、隣接する、間隔を置かれた組織的に配分された表面領域の周辺を限定
し、そしてそれゆえに、その形状を限定する。
【0021】 若干の実施形態においては、組織的に配分された表面領域は低いヤーンインタ
ーレース密度のものである。これは、第一および第二の方向の一方に向けられた
二またはそれ以上の連続的なヤーン上に浮かび出る、上記の第一および第二の方
向の他方に向けられた連続的なヤーンによって提供される。これらの浮糸は、組
織的に配分された表面領域中の織模様を際立たせる。事実、本発明の幾つかの実
施形態によれば、ヤーンのインターレース密度はゼロである。すなわち、組織的
に配分された表面領域の本体内にはインターレースは存在しないのであり、イン
ターレースはこのような領域の端部においてのみ生ずるのである。
ーレース密度のものである。これは、第一および第二の方向の一方に向けられた
二またはそれ以上の連続的なヤーン上に浮かび出る、上記の第一および第二の方
向の他方に向けられた連続的なヤーンによって提供される。これらの浮糸は、組
織的に配分された表面領域中の織模様を際立たせる。事実、本発明の幾つかの実
施形態によれば、ヤーンのインターレース密度はゼロである。すなわち、組織的
に配分された表面領域の本体内にはインターレースは存在しないのであり、イン
ターレースはこのような領域の端部においてのみ生ずるのである。
【0022】 本発明の最も広い形態によれば、組織的に配分された表面領域は低いヤーンイ
ンターレース密度である必要はなく、平織のように高いヤーンインターレース密
度にすることが出来る。
ンターレース密度である必要はなく、平織のように高いヤーンインターレース密
度にすることが出来る。
【0023】 本発明の幾つかの好ましい実施形態によれば、織模様の第一および第二の一方
の方向に向けられた連続的な2又はそれ以上のヤーン上に浮かび出る第一および
第二の他方の方向に向けられた連続的なヤーンによって提供される、主として低
いヤーンインターレース密度の組織的に配分された当該表面領域が第一および第
二の一方の方向に向けられた一又はそれ以上の当該連続的ヤーンは、当該第一お
よび第二の他方の方向に向けられた1本のヤーンにインターレースされ、これに
よって当該第一および第二の他方の方向に向けられたヤーン上に浮かび出るヤー
ンの連続性を遮断する領域を含んでいる。このような遮断がなければ、ヤーンイ
ンターレース密度はゼロになると思われる。
の方向に向けられた連続的な2又はそれ以上のヤーン上に浮かび出る第一および
第二の他方の方向に向けられた連続的なヤーンによって提供される、主として低
いヤーンインターレース密度の組織的に配分された当該表面領域が第一および第
二の一方の方向に向けられた一又はそれ以上の当該連続的ヤーンは、当該第一お
よび第二の他方の方向に向けられた1本のヤーンにインターレースされ、これに
よって当該第一および第二の他方の方向に向けられたヤーン上に浮かび出るヤー
ンの連続性を遮断する領域を含んでいる。このような遮断がなければ、ヤーンイ
ンターレース密度はゼロになると思われる。
【0024】 本発明によれば、ファブリック中に使用されているヤーンのタイプ、断面積、
重合体、形状等はもとより、ファブリックを通じてのそれらの配分も、変更する
ことが出来る。例えば、横糸系および/または縦糸系のいずれかの中の単一の多
繊維または単繊維のヤーンは、同一の織り経路をたどる対のヤーンによって置き
換えることが出来る。逆に、対のグループ分けが自然に織物の中に生ずる場合に
は、ヤーン密度に影響を与えるために、より細いかまたはより太いヤーンでこれ
らを置き換えることも出来る。
重合体、形状等はもとより、ファブリックを通じてのそれらの配分も、変更する
ことが出来る。例えば、横糸系および/または縦糸系のいずれかの中の単一の多
繊維または単繊維のヤーンは、同一の織り経路をたどる対のヤーンによって置き
換えることが出来る。逆に、対のグループ分けが自然に織物の中に生ずる場合に
は、ヤーン密度に影響を与えるために、より細いかまたはより太いヤーンでこれ
らを置き換えることも出来る。
【0025】 異なる寸法のヤーンは、成形されるシート上の成形効果を高めるために、グル
ープ分けまたは交互使用その他によって、横糸群内および/または縦糸群内で選
択的に使用することが出来る。
ープ分けまたは交互使用その他によって、横糸群内および/または縦糸群内で選
択的に使用することが出来る。
【0026】 等しい直径のヤーンは対にすることが出来る。或いは異なる直径を有するヤー
ンも、平織ファブリックの継ぎ合わせの中のヤーンの交差および捻れを軽減する
ために、合わせて対にすることが出来る。本発明によれば、筒型の織成ファブリ
ックにおける継ぎ合わせは問題にならないことは云うまでもない。とりわけ噛み
合わせ断面を有する特殊断面の(例えば非円形の断面の)ヤーン、例えば円形ヤ
ーンに隣接する側に凹型の断面を有する特殊断面のヤーンと対にされた円形のヤ
ーンは、これを使用することができる。このような噛み合せ型のヤーンは、継ぎ
合わせの中の捩れを防止するために、一緒になってしっかりと保持し合う。これ
らのヤーンは、上下になって存在するよりは、むしろ互いに大まかに横に並んで
存在する。
ンも、平織ファブリックの継ぎ合わせの中のヤーンの交差および捻れを軽減する
ために、合わせて対にすることが出来る。本発明によれば、筒型の織成ファブリ
ックにおける継ぎ合わせは問題にならないことは云うまでもない。とりわけ噛み
合わせ断面を有する特殊断面の(例えば非円形の断面の)ヤーン、例えば円形ヤ
ーンに隣接する側に凹型の断面を有する特殊断面のヤーンと対にされた円形のヤ
ーンは、これを使用することができる。このような噛み合せ型のヤーンは、継ぎ
合わせの中の捩れを防止するために、一緒になってしっかりと保持し合う。これ
らのヤーンは、上下になって存在するよりは、むしろ互いに大まかに横に並んで
存在する。
【0027】 成形は、収縮値においてかなりに相違するヤーンを使用して、例えば交互にし
たり、グループ化したり、またはその他に成形効果を高めるために横糸群および
/または縦糸群中にヤーンを分散することによって、選択的に高めることが出来
る。
たり、グループ化したり、またはその他に成形効果を高めるために横糸群および
/または縦糸群中にヤーンを分散することによって、選択的に高めることが出来
る。
【0028】 例えば一組の縦糸ヤーンまたは横糸ヤーンは、1−5%の収縮があり得る。そ
して他の一組の縦糸ヤーンまたは横糸ヤーンは、20%の収縮も起り得る。この
収縮の差異は、ファブリックの面に垂直な角度でファブリックの構造を歪曲し、
シートを物理的に付形する、盛り上がった浮糸および/または突起をもたらす。
して他の一組の縦糸ヤーンまたは横糸ヤーンは、20%の収縮も起り得る。この
収縮の差異は、ファブリックの面に垂直な角度でファブリックの構造を歪曲し、
シートを物理的に付形する、盛り上がった浮糸および/または突起をもたらす。
【0029】 別の実施形態では、ヤーンは、シートを実際に形作る、盛り上がった浮糸およ
び/または突起を提供し、或いはこれを強めるために、ファブリックの面に垂直
な角度で縮らせることが出来る。
び/または突起を提供し、或いはこれを強めるために、ファブリックの面に垂直
な角度で縮らせることが出来る。
【0030】 ファブリックの排水特性を変えるためには、縦糸ヤーンおよび/または横糸ヤ
ーンの若干または全体をファブリックの面の範囲内で横方向に縮らせることが出
来る。
ーンの若干または全体をファブリックの面の範囲内で横方向に縮らせることが出
来る。
【0031】 芯であれ外被であれ、捻られ或いは平行の二成分の多繊維であれ、成分中に異
なる収縮度を有する二成分のヤーンは、いずれもこれを使用することが出来る。
同一または異なる重合体族の材料を使用することによって、単繊維ヤーンに関し
てかなりの差のある収縮度を達成することが出来る。
なる収縮度を有する二成分のヤーンは、いずれもこれを使用することが出来る。
同一または異なる重合体族の材料を使用することによって、単繊維ヤーンに関し
てかなりの差のある収縮度を達成することが出来る。
【0032】 収縮は、ファブリックを加熱することによって、および/またはファブリック
を高温の液体内で処理することによってもたらすことが出来る。
を高温の液体内で処理することによってもたらすことが出来る。
【0033】
本発明によるファブリックの好ましい実施形態を、実施例をもととして添付の
図面を参照しつつ、これを記述すれば、以下の通りである。
図面を参照しつつ、これを記述すれば、以下の通りである。
【0034】 図1および3は、本発明の第一の実施形態によるファブリックを8として示す
もので、これは10本の縦糸ヤーンと10本の横糸ヤーンの繰り返えし模様を含
んでいる。影を付された方形は、それぞれどこで1番から10番までの横糸がそ
れぞれの1番から10番の縦糸に織り込まれているかを示し、影のない方形は、
ファブリックのウエブ接触面の縦糸上に横糸が浮き出ていることを示す。
もので、これは10本の縦糸ヤーンと10本の横糸ヤーンの繰り返えし模様を含
んでいる。影を付された方形は、それぞれどこで1番から10番までの横糸がそ
れぞれの1番から10番の縦糸に織り込まれているかを示し、影のない方形は、
ファブリックのウエブ接触面の縦糸上に横糸が浮き出ていることを示す。
【0035】 成形、移送および/または乾燥の若干の用途については織模様を逆にすること
が出来るのは云うまでもない。この場合には、縦浮糸と横浮糸の模様が、図1お
よび3に示すものと反対になる。図1は、この実施形態の単一の繰り返し模様を
示す。エンボス加工模様がどのようにして展開するかを理解するためには、図3
を参照することが望ましく、そこでは多数の繰り返し模様が見られる。
が出来るのは云うまでもない。この場合には、縦浮糸と横浮糸の模様が、図1お
よび3に示すものと反対になる。図1は、この実施形態の単一の繰り返し模様を
示す。エンボス加工模様がどのようにして展開するかを理解するためには、図3
を参照することが望ましく、そこでは多数の繰り返し模様が見られる。
【0036】 図3に最も良く示されているように、織り込みによって形成される縦浮糸は、
組織的に配分されたダイヤモンド形の表面領域30を取り囲む連続的なチェーン
リンク様の格子31を限定する。図示された実施形態では、組織的に配分された
ダイヤモンド形の表面領域30は、8本の縦糸ヤーン上に連続的に浮かび出る8
本の横糸ヤーンを含んでいる。すなわち組織的に配分された領域中のヤーンは、
ゼロのインターレース密度を持っている。図2Aおよび2Bは、縦糸に対して相
対的に選定された横糸ヤーンの経路を示す、ファブリック繰り返し模様の断面を
示す。図2Aでは、横糸ヤーン1(実線)は縦糸ヤーン1および10の下に織り
込まれ、他方において、横糸ヤーン2(棒線)は、縦糸ヤーン2および9の下に
織り込まれ、横糸ヤーン3(点線)は、縦糸ヤーン3および8の下に織り込まれ
ている。図2Bでは、残りの横糸ヤーン4(棒線)と5(実線)が示してあり、
それぞれ縦糸ヤーン4と7、および縦糸ヤーン5と6の下に織り込まれている。
残りの横糸ヤーン6−10は、横糸ヤーン1―5に対して鏡面形態で相称に配列
されている。かくて、隣接する組織的に配分された領域の周辺を限定する縦糸ヤ
ーンの100%が、ゼロのインターレース密度を有することになる。
組織的に配分されたダイヤモンド形の表面領域30を取り囲む連続的なチェーン
リンク様の格子31を限定する。図示された実施形態では、組織的に配分された
ダイヤモンド形の表面領域30は、8本の縦糸ヤーン上に連続的に浮かび出る8
本の横糸ヤーンを含んでいる。すなわち組織的に配分された領域中のヤーンは、
ゼロのインターレース密度を持っている。図2Aおよび2Bは、縦糸に対して相
対的に選定された横糸ヤーンの経路を示す、ファブリック繰り返し模様の断面を
示す。図2Aでは、横糸ヤーン1(実線)は縦糸ヤーン1および10の下に織り
込まれ、他方において、横糸ヤーン2(棒線)は、縦糸ヤーン2および9の下に
織り込まれ、横糸ヤーン3(点線)は、縦糸ヤーン3および8の下に織り込まれ
ている。図2Bでは、残りの横糸ヤーン4(棒線)と5(実線)が示してあり、
それぞれ縦糸ヤーン4と7、および縦糸ヤーン5と6の下に織り込まれている。
残りの横糸ヤーン6−10は、横糸ヤーン1―5に対して鏡面形態で相称に配列
されている。かくて、隣接する組織的に配分された領域の周辺を限定する縦糸ヤ
ーンの100%が、ゼロのインターレース密度を有することになる。
【0037】 図4には、本発明によるファブリックの他の実施形態が100で示されている
。このファブリックは、本発明のすべてのファブリックの場合と同様に、不織ウ
エブ、ならびに製紙業で使用する成形ワイヤ、移送ワイヤおよび/またはTAD
ファブリックを製造するための機械、またはその他の湿式機械またはプロセスで
使用することが出来る。図4では、暗色の領域は縦糸ヤーンが横糸ヤーン上に浮
く領域であり、明色の領域は横糸ヤーンが縦糸ヤーン上に浮き出る領域である。
このファブリックは、20シャフト(綜こう)、20ピックの織物である。すな
わち縦糸ヤーンの織模様は、20ヤーンごとに反復され、横糸ヤーンの織模様は
20ヤーンごとに反復される。
。このファブリックは、本発明のすべてのファブリックの場合と同様に、不織ウ
エブ、ならびに製紙業で使用する成形ワイヤ、移送ワイヤおよび/またはTAD
ファブリックを製造するための機械、またはその他の湿式機械またはプロセスで
使用することが出来る。図4では、暗色の領域は縦糸ヤーンが横糸ヤーン上に浮
く領域であり、明色の領域は横糸ヤーンが縦糸ヤーン上に浮き出る領域である。
このファブリックは、20シャフト(綜こう)、20ピックの織物である。すな
わち縦糸ヤーンの織模様は、20ヤーンごとに反復され、横糸ヤーンの織模様は
20ヤーンごとに反復される。
【0038】 さらに図4では、描写された平面100上に連続的なチェーンリンク様の格子
102を示しているが、これは一以上の横糸ヤーン上の各々の縦糸ヤーンの縦浮
糸によって提供されるものであって、各々の縦糸ヤーンによって提供される縦浮
糸は、隣接する縦糸ヤーンによって提供される縦浮糸と、少なくとも部分的に重
なり合う。事実、横糸ヤーン1から20の上に浮かび出る縦糸ヤーン1から9に
よって提供される連続的な格子の部分は、隣接する縦糸ヤーンの隣接する部分的
に重なり合う縦浮糸によって提供される。同様にして、横糸ヤーン1から20の
上に浮き出る縦糸ヤーン12から20によって提供される連続的な格子の部分は
、隣接する縦糸ヤーンの隣接する部分的に重なり合う縦浮糸によって提供される
。本発明のこの実施形態においては、実施形態8の場合と同様に、隣接する組織
的に配分された表面領域の端部を限定する連続的な格子中のヤーンの100%が
、ゼロのインターレース密度を持っている。
102を示しているが、これは一以上の横糸ヤーン上の各々の縦糸ヤーンの縦浮
糸によって提供されるものであって、各々の縦糸ヤーンによって提供される縦浮
糸は、隣接する縦糸ヤーンによって提供される縦浮糸と、少なくとも部分的に重
なり合う。事実、横糸ヤーン1から20の上に浮かび出る縦糸ヤーン1から9に
よって提供される連続的な格子の部分は、隣接する縦糸ヤーンの隣接する部分的
に重なり合う縦浮糸によって提供される。同様にして、横糸ヤーン1から20の
上に浮き出る縦糸ヤーン12から20によって提供される連続的な格子の部分は
、隣接する縦糸ヤーンの隣接する部分的に重なり合う縦浮糸によって提供される
。本発明のこの実施形態においては、実施形態8の場合と同様に、隣接する組織
的に配分された表面領域の端部を限定する連続的な格子中のヤーンの100%が
、ゼロのインターレース密度を持っている。
【0039】 さらに説明すれば、単一の繰り返し模様の範囲では、連続的な格子102は、
さまざまな長さの縦浮糸によって提供される。縦糸ヤーン1と20の各々は、横
糸ヤーン1および2の上に浮び上がり、そして横糸ヤーン19および20の上に
も浮き出る。連続する格子の隣接する部分は、横糸ヤーン1から3および横糸ヤ
ーン18から20の上の縦糸ヤーン2と19の縦浮糸によって提供される。かく
て横糸ヤーン1から3の上の縦糸ヤーン2および19の縦浮糸は、それぞれ横糸
ヤーン1および2の上の縦糸ヤーン1および20の縦浮糸と、部分的に重なり合
う。同様に、横糸ヤーン18から20の上にある縦糸ヤーン2および19の縦浮
糸は、それぞれ横糸ヤーン19および20の上の縦糸ヤーン1および20の縦浮
糸と部分的に重なり合う。
さまざまな長さの縦浮糸によって提供される。縦糸ヤーン1と20の各々は、横
糸ヤーン1および2の上に浮び上がり、そして横糸ヤーン19および20の上に
も浮き出る。連続する格子の隣接する部分は、横糸ヤーン1から3および横糸ヤ
ーン18から20の上の縦糸ヤーン2と19の縦浮糸によって提供される。かく
て横糸ヤーン1から3の上の縦糸ヤーン2および19の縦浮糸は、それぞれ横糸
ヤーン1および2の上の縦糸ヤーン1および20の縦浮糸と、部分的に重なり合
う。同様に、横糸ヤーン18から20の上にある縦糸ヤーン2および19の縦浮
糸は、それぞれ横糸ヤーン19および20の上の縦糸ヤーン1および20の縦浮
糸と部分的に重なり合う。
【0040】 さらに図4では、連続的な格子102は、連続的な格子の形状によって決定さ
れる形状の、複数の組織的に配分された表面領域104を限定し、或いはこれを
区分する。図に示すように、連続的な格子102によって限定された組織的に配
分された表面領域104の各々は、本質的にダイヤモンド形であり、各々縦糸お
よび横糸方向に16本の連続的なヤーンを含んでいる。
れる形状の、複数の組織的に配分された表面領域104を限定し、或いはこれを
区分する。図に示すように、連続的な格子102によって限定された組織的に配
分された表面領域104の各々は、本質的にダイヤモンド形であり、各々縦糸お
よび横糸方向に16本の連続的なヤーンを含んでいる。
【0041】 組織的に配分された表面領域104の各々の中には、一群の隣接する横糸ヤー
ンによって提供される横浮糸を遮断する一群の隣接する縦糸ヤーンによって提供
される縦浮糸のダイヤモンド形模様108によって縁取られた、比較的小さなダ
イヤモンド形の領域106が存在する。小さなダイヤモンド形領域106の各々
の中心には、一対の隣接する横糸ヤーン(例えば1,20)の上に浮かび出る隣
接する縦糸ヤーン(例えば10,11)によって提供される領域が存在する。
ンによって提供される横浮糸を遮断する一群の隣接する縦糸ヤーンによって提供
される縦浮糸のダイヤモンド形模様108によって縁取られた、比較的小さなダ
イヤモンド形の領域106が存在する。小さなダイヤモンド形領域106の各々
の中心には、一対の隣接する横糸ヤーン(例えば1,20)の上に浮かび出る隣
接する縦糸ヤーン(例えば10,11)によって提供される領域が存在する。
【0042】 図5では、本発明によるファブリックの他の一つの実施形態が200として図
示されている。とりわけ暗色の領域は、縦糸ヤーンが横糸ヤーン上に浮かび出る
領域であり、かつまた明色の領域は、横糸ヤーンが縦糸ヤーン上に浮かび出る領
域である。このファブリック200は、ファブリック100と同様に、20シャ
フトと、20ピックの織物である。すなわち、縦糸ヤーンの織模様は20ヤーン
ごとに繰り返され、横糸ヤーンの織模様は20ヤーンごとに繰り返される。
示されている。とりわけ暗色の領域は、縦糸ヤーンが横糸ヤーン上に浮かび出る
領域であり、かつまた明色の領域は、横糸ヤーンが縦糸ヤーン上に浮かび出る領
域である。このファブリック200は、ファブリック100と同様に、20シャ
フトと、20ピックの織物である。すなわち、縦糸ヤーンの織模様は20ヤーン
ごとに繰り返され、横糸ヤーンの織模様は20ヤーンごとに繰り返される。
【0043】 さらに図5では、描写された面の上にあるチェーンリンク様の格子202は、
連続的なものである。とりわけ連続的な格子202は、連続的な格子102(図
4参照)のように、インターレース密度がゼロであり、一以上の横糸ヤーン上の
各縦糸ヤーンの縦浮糸によって提供される。事実、横糸ヤーン1から20の上に
浮かび出る縦糸ヤーン1から9によって提供される連続的な格子の部分は、隣接
する縦糸ヤーンの隣接する部分的に重なり合う縦浮糸によって提供される。同様
にして、横糸ヤーン1から20の上に浮かび出る縦糸ヤーン12から20によっ
て提供される連続的な格子の部分は、隣接する縦糸ヤーンの隣接する部分的に重
なり合う縦浮糸によって提供される。
連続的なものである。とりわけ連続的な格子202は、連続的な格子102(図
4参照)のように、インターレース密度がゼロであり、一以上の横糸ヤーン上の
各縦糸ヤーンの縦浮糸によって提供される。事実、横糸ヤーン1から20の上に
浮かび出る縦糸ヤーン1から9によって提供される連続的な格子の部分は、隣接
する縦糸ヤーンの隣接する部分的に重なり合う縦浮糸によって提供される。同様
にして、横糸ヤーン1から20の上に浮かび出る縦糸ヤーン12から20によっ
て提供される連続的な格子の部分は、隣接する縦糸ヤーンの隣接する部分的に重
なり合う縦浮糸によって提供される。
【0044】 さらに説明すれば、単一の繰り返し模様の範囲内では、連続的な格子202の
部分は、横糸ヤーン1および2の上、および横糸ヤーン19および20の上に存
在する縦糸ヤーン1および20の各々の縦浮糸によって提供される。連続する格
子の隣接する部分は、横糸ヤーン1から3および横糸ヤーン18から20の上の
縦糸ヤーン2と19の縦浮糸によって提供される。かくて横糸ヤーン1から3の
上の縦糸ヤーン2および19の縦浮糸は、それぞれ横糸ヤーン1および2の上の
縦糸ヤーン1および20の縦浮糸と部分的に重なり合う。同様に、横糸ヤーン1
8から20の上の縦糸ヤーン2および19の縦浮糸は、それぞれ横糸ヤーン19
および20の上の縦糸ヤーン1および20の縦浮糸と部分的に重なり合う。
部分は、横糸ヤーン1および2の上、および横糸ヤーン19および20の上に存
在する縦糸ヤーン1および20の各々の縦浮糸によって提供される。連続する格
子の隣接する部分は、横糸ヤーン1から3および横糸ヤーン18から20の上の
縦糸ヤーン2と19の縦浮糸によって提供される。かくて横糸ヤーン1から3の
上の縦糸ヤーン2および19の縦浮糸は、それぞれ横糸ヤーン1および2の上の
縦糸ヤーン1および20の縦浮糸と部分的に重なり合う。同様に、横糸ヤーン1
8から20の上の縦糸ヤーン2および19の縦浮糸は、それぞれ横糸ヤーン19
および20の上の縦糸ヤーン1および20の縦浮糸と部分的に重なり合う。
【0045】 さらに図5では、連続的な格子は、あらかじめ決定された形状の、複数の組織
的に配分された表面領域204を限定し、或いはこれを区分する。図に示すよう
に、格子によって限定された組織的に配分された表面領域204の各々は、本質
的にダイヤモンド形であり、各々縦糸および横糸方向に16本の連続的なヤーン
を含んでいる。
的に配分された表面領域204を限定し、或いはこれを区分する。図に示すよう
に、格子によって限定された組織的に配分された表面領域204の各々は、本質
的にダイヤモンド形であり、各々縦糸および横糸方向に16本の連続的なヤーン
を含んでいる。
【0046】 組織的に配分された各々の表面領域204の中には、一群の隣接する横糸ヤー
ンによって提供される横浮糸を遮断する一群の隣接する縦糸ヤーンによって提供
される縦浮糸の基本的にダイヤモンド形の模様208によって縁取られた、比較
的小さな基本的にダイヤモンド形に形成された領域206が存在する。縦浮糸の
基本的にダイヤモンド形に形成された模様208の連続性は、模様の反対側の横
方向末端での縦浮糸を省略することによって遮断される。例えば、縦糸ヤーン6
および15は、組織的に配分された領域204では、縦浮糸208のダイヤモン
ド形の形状を閉じるために、何らの縦浮糸も提供しないのである。
ンによって提供される横浮糸を遮断する一群の隣接する縦糸ヤーンによって提供
される縦浮糸の基本的にダイヤモンド形の模様208によって縁取られた、比較
的小さな基本的にダイヤモンド形に形成された領域206が存在する。縦浮糸の
基本的にダイヤモンド形に形成された模様208の連続性は、模様の反対側の横
方向末端での縦浮糸を省略することによって遮断される。例えば、縦糸ヤーン6
および15は、組織的に配分された領域204では、縦浮糸208のダイヤモン
ド形の形状を閉じるために、何らの縦浮糸も提供しないのである。
【0047】 小さい方の、基本的にダイヤモンド形に形成された各々の領域206の中心に
は、重なり合う縦浮糸によって提供される領域が存在する。とりわけ縦糸ヤーン
19,20および1は、横糸ヤーン1の上に浮び上がり、また縦糸20,1およ
び2は、横糸ヤーン11の上に浮かび出る。かくて隣接する縦糸ヤーン20およ
び1は、隣接する横糸ヤーン10および11の上に浮かび出る。
は、重なり合う縦浮糸によって提供される領域が存在する。とりわけ縦糸ヤーン
19,20および1は、横糸ヤーン1の上に浮び上がり、また縦糸20,1およ
び2は、横糸ヤーン11の上に浮かび出る。かくて隣接する縦糸ヤーン20およ
び1は、隣接する横糸ヤーン10および11の上に浮かび出る。
【0048】 図6では、本発明によるファブリックの他の一つの実施形態が300として
図示されている。とりわけ暗色の領域は、縦糸ヤーンが横糸ヤーン上に浮かび出
る領域であり、かつまた明色の領域は、横糸ヤーンが縦糸ヤーン上に浮かび出る
領域である。このファブリック300は、10シャフト、8ピックの織物である
。すなわち、縦糸ヤーンの織模様は10ヤーンごとに繰り返され、横糸ヤーンの
織模様は8ヤーンごとに繰り返される。
図示されている。とりわけ暗色の領域は、縦糸ヤーンが横糸ヤーン上に浮かび出
る領域であり、かつまた明色の領域は、横糸ヤーンが縦糸ヤーン上に浮かび出る
領域である。このファブリック300は、10シャフト、8ピックの織物である
。すなわち、縦糸ヤーンの織模様は10ヤーンごとに繰り返され、横糸ヤーンの
織模様は8ヤーンごとに繰り返される。
【0049】 さらに図6では、図示された面にあるチエーンリンク様の格子302は連続的
であり、ゼロの織り交ぜ蜜度をもっている。この連続的な格子は、各繰り返し模
様の中では、単一の横糸ヤーン上の各縦糸ヤーンによって提供され、その際、各
縦糸ヤーンによって提供される縦浮糸は、隣接する縦糸ヤーンによって提供され
る縦浮糸に直接隣接している。特に横糸ヤーン1から8の上に浮かび出る縦糸ヤ
ーン1から5によって提供される連続的な格子の部分は、双方に共通な横糸ヤー
ン5の上を通過する縦糸ヤーン5によって提供される、隣接する縦浮糸の斜めに
収斂する線301、303の形態になっている。同様に、横糸ヤーン1から8の
上に浮かび出る縦糸ヤーン6から10によって提供される連続的な格子の部分は
、双方に共通な横糸ヤーン5の上を通過する縦糸ヤーン6によって提供される、
隣接する縦浮糸の斜めに収斂する線305、307の形態になっている。
であり、ゼロの織り交ぜ蜜度をもっている。この連続的な格子は、各繰り返し模
様の中では、単一の横糸ヤーン上の各縦糸ヤーンによって提供され、その際、各
縦糸ヤーンによって提供される縦浮糸は、隣接する縦糸ヤーンによって提供され
る縦浮糸に直接隣接している。特に横糸ヤーン1から8の上に浮かび出る縦糸ヤ
ーン1から5によって提供される連続的な格子の部分は、双方に共通な横糸ヤー
ン5の上を通過する縦糸ヤーン5によって提供される、隣接する縦浮糸の斜めに
収斂する線301、303の形態になっている。同様に、横糸ヤーン1から8の
上に浮かび出る縦糸ヤーン6から10によって提供される連続的な格子の部分は
、双方に共通な横糸ヤーン5の上を通過する縦糸ヤーン6によって提供される、
隣接する縦浮糸の斜めに収斂する線305、307の形態になっている。
【0050】 さらに図6では、連続的な格子302は、あらかじめ定められた形状の、複数
の組織的に配分された表面領域304を限定し、これを区分する。図に示すよう
に、格子によって縁取られた組織的に配分された表面領域304の各々は、基本
的にダイヤモンド形をしており、もっぱら縦糸ヤーン上に浮かび出る横糸ヤーン
によって限定される。事実、同じ単一の横糸ヤーン(例えば5)の上に浮かび出
る二つの隣接する縦糸ヤーン(例えば1および10)によって遮断される横浮糸
を除いては、組織的に配分された表面領域304の各々は、縦糸ヤーン上に浮か
び出る横糸ヤーンによって全面的に提供される。この実施形態においては、各領
域304は、8本の連続する縦糸ヤーンと、7本の連続する横糸ヤーンを含んで
いる。
の組織的に配分された表面領域304を限定し、これを区分する。図に示すよう
に、格子によって縁取られた組織的に配分された表面領域304の各々は、基本
的にダイヤモンド形をしており、もっぱら縦糸ヤーン上に浮かび出る横糸ヤーン
によって限定される。事実、同じ単一の横糸ヤーン(例えば5)の上に浮かび出
る二つの隣接する縦糸ヤーン(例えば1および10)によって遮断される横浮糸
を除いては、組織的に配分された表面領域304の各々は、縦糸ヤーン上に浮か
び出る横糸ヤーンによって全面的に提供される。この実施形態においては、各領
域304は、8本の連続する縦糸ヤーンと、7本の連続する横糸ヤーンを含んで
いる。
【0051】 図7では、本発明によるファブリックの他の一つの実施形態が400として図
示されている。とりわけ暗色の領域は、縦糸ヤーンが横糸ヤーン上に浮かび出る
領域であり、かつまた明色の領域は、横糸ヤーンが縦糸ヤーンの上に浮かび出る
領域である。このファブリックは、10シャフト、10ピックの織物である。す
なわち、縦糸ヤーンの織模様は10ヤーンごとに繰り返され、横糸ヤーンの織模
様は10ヤーンごとに繰り返される。
示されている。とりわけ暗色の領域は、縦糸ヤーンが横糸ヤーン上に浮かび出る
領域であり、かつまた明色の領域は、横糸ヤーンが縦糸ヤーンの上に浮かび出る
領域である。このファブリックは、10シャフト、10ピックの織物である。す
なわち、縦糸ヤーンの織模様は10ヤーンごとに繰り返され、横糸ヤーンの織模
様は10ヤーンごとに繰り返される。
【0052】 さらに図7では、図示された面にあるチエーンリンク様の格子402は連続的
であり、織り交ぜ蜜度はゼロである。この連続的な格子402は、一以上の横糸
ヤーン上の各縦糸ヤーンの縦浮糸によって提供され、各縦糸ヤーンによって提供
される縦浮糸は、隣接する縦糸ヤーンによって提供される縦浮糸と、少なくとも
部分的に重なり合う。事実、横糸ヤーン1から10の上に浮かび出る縦糸ヤーン
1から5によって提供される連続的な格子の部分は、隣接する縦糸ヤーンの隣接
し、重なり合う縦浮糸によって提供される。同様に、横糸ヤーン1から10の上
に浮かび出る縦糸ヤーン6から10によって提供される連続的な格子の部分は、
隣接する縦糸ヤーンの隣接し、重なり合う縦浮糸によって提供される。
であり、織り交ぜ蜜度はゼロである。この連続的な格子402は、一以上の横糸
ヤーン上の各縦糸ヤーンの縦浮糸によって提供され、各縦糸ヤーンによって提供
される縦浮糸は、隣接する縦糸ヤーンによって提供される縦浮糸と、少なくとも
部分的に重なり合う。事実、横糸ヤーン1から10の上に浮かび出る縦糸ヤーン
1から5によって提供される連続的な格子の部分は、隣接する縦糸ヤーンの隣接
し、重なり合う縦浮糸によって提供される。同様に、横糸ヤーン1から10の上
に浮かび出る縦糸ヤーン6から10によって提供される連続的な格子の部分は、
隣接する縦糸ヤーンの隣接し、重なり合う縦浮糸によって提供される。
【0053】 さらに説明すれば、単一の繰り返し模様の範囲内では、連続的な格子402の
部分は、横糸ヤーン1の上、および横糸ヤーン9および10の上にも存在する縦
糸ヤーン1および10の各々の縦浮糸によって提供される。連続する格子の隣接
する部分は、横糸ヤーン1と2、および横糸ヤーン8と9の上にもある縦糸ヤー
ン2と9の縦浮糸によって提供される。かくて横糸ヤーン1および2の上の縦糸
ヤーン2および9の縦浮糸は、それぞれ横糸ヤーン1の上の縦糸ヤーン1および
10の縦浮糸と部分的に重なり合う。同様に、横糸ヤーン8および9の上にある
縦糸ヤーン2および9の縦浮糸は、それぞれ横糸ヤーン9および10の上にある
縦糸ヤーン1および10の縦浮糸と部分的に重なり合う。
部分は、横糸ヤーン1の上、および横糸ヤーン9および10の上にも存在する縦
糸ヤーン1および10の各々の縦浮糸によって提供される。連続する格子の隣接
する部分は、横糸ヤーン1と2、および横糸ヤーン8と9の上にもある縦糸ヤー
ン2と9の縦浮糸によって提供される。かくて横糸ヤーン1および2の上の縦糸
ヤーン2および9の縦浮糸は、それぞれ横糸ヤーン1の上の縦糸ヤーン1および
10の縦浮糸と部分的に重なり合う。同様に、横糸ヤーン8および9の上にある
縦糸ヤーン2および9の縦浮糸は、それぞれ横糸ヤーン9および10の上にある
縦糸ヤーン1および10の縦浮糸と部分的に重なり合う。
【0054】 さらに図7では、連続的な格子は、あらかじめ決定された形状の、複数の組織
的に配分された表面領域404を限定し、或いはこれを区分する。図に示すよう
に、格子402によって縁取られた組織的に配分された各表面領域404は、本
質的にダイヤモンド形であり、8本の縦糸と7本の横糸を含んでいる。
的に配分された表面領域404を限定し、或いはこれを区分する。図に示すよう
に、格子402によって縁取られた組織的に配分された各表面領域404は、本
質的にダイヤモンド形であり、8本の縦糸と7本の横糸を含んでいる。
【0055】 組織的に配分された表面領域404の各々は、横浮糸が支配的である。事実、
単一の横糸ヤーン(例えば10)の上に浮かび出る二つの隣接する縦糸ヤーン(
例えば5、6)によって提供される縦浮糸を除けば、組織的に配分された表面領
域404の各々は、横浮糸によって提供される。これは、組織的に配分された表
面領域404が、低いヤーンインターレース密度であるという結果をもたらす。
単一の横糸ヤーン(例えば10)の上に浮かび出る二つの隣接する縦糸ヤーン(
例えば5、6)によって提供される縦浮糸を除けば、組織的に配分された表面領
域404の各々は、横浮糸によって提供される。これは、組織的に配分された表
面領域404が、低いヤーンインターレース密度であるという結果をもたらす。
【0056】 図8では、本発明によるファブリックの他の一つの実施形態が500として図
示されている。とりわけ暗色の領域は、縦糸ヤーンが横糸ヤーン上に浮かび出る
領域であり、かつまた明色の領域は、横糸ヤーンが縦糸ヤーン上に浮かび出る領
域である。このファブリックは、10シャフト、8ピックの織物である。すなわ
ち、縦糸ヤーンの織模様は10ヤーンごとに繰り返され、横糸ヤーンの織模様は
8ヤーンごとに繰り返される。
示されている。とりわけ暗色の領域は、縦糸ヤーンが横糸ヤーン上に浮かび出る
領域であり、かつまた明色の領域は、横糸ヤーンが縦糸ヤーン上に浮かび出る領
域である。このファブリックは、10シャフト、8ピックの織物である。すなわ
ち、縦糸ヤーンの織模様は10ヤーンごとに繰り返され、横糸ヤーンの織模様は
8ヤーンごとに繰り返される。
【0057】 さらに図8では、チェーンリンク様の格子502は連続的であり、織り交ぜ蜜
度はゼロである。図示された面にある連続的な格子502は、単一の間隔を隔て
られた横糸ヤーン上の縦糸ヤーン2、3、8および9の各々の縦浮糸と、隣接す
る対の横糸ヤーン上の縦糸ヤーン1、4から7および10の各々の縦浮糸によっ
て提供される。とりわけ横糸ヤーン1から8の上に浮かび出る縦糸ヤーン1から
4によって提供される連続的な格子の部分は、斜めに収斂する線501、503
に並べられている。同様に、横糸ヤーン1から8の上に浮かび出る縦糸ヤーン7
から10によって提供される連続的な格子の部分は、斜めに収斂する線505、
507に並べられている。加えて、縦糸ヤーン4から7の部分では、横糸ヤーン
4および5の上で各浮糸が、縦浮糸の長方形の列を構成している。
度はゼロである。図示された面にある連続的な格子502は、単一の間隔を隔て
られた横糸ヤーン上の縦糸ヤーン2、3、8および9の各々の縦浮糸と、隣接す
る対の横糸ヤーン上の縦糸ヤーン1、4から7および10の各々の縦浮糸によっ
て提供される。とりわけ横糸ヤーン1から8の上に浮かび出る縦糸ヤーン1から
4によって提供される連続的な格子の部分は、斜めに収斂する線501、503
に並べられている。同様に、横糸ヤーン1から8の上に浮かび出る縦糸ヤーン7
から10によって提供される連続的な格子の部分は、斜めに収斂する線505、
507に並べられている。加えて、縦糸ヤーン4から7の部分では、横糸ヤーン
4および5の上で各浮糸が、縦浮糸の長方形の列を構成している。
【0058】 図9では、本発明によるファブリックの他の一つの実施形態が600として図
示されている。とりわけ暗色の領域は、縦糸ヤーンが横糸ヤーン上に浮かび出る
領域であり、かつまた明色の領域は、横糸ヤーンが縦糸ヤーン上に浮かび出る領
域である。このファブリックは、5シャフト、6ピックの織物である。すなわち
、縦糸ヤーンの織模様は5ヤーンごとに繰り返され、横糸ヤーンの織模様は6ヤ
ーンごとに繰り返される。
示されている。とりわけ暗色の領域は、縦糸ヤーンが横糸ヤーン上に浮かび出る
領域であり、かつまた明色の領域は、横糸ヤーンが縦糸ヤーン上に浮かび出る領
域である。このファブリックは、5シャフト、6ピックの織物である。すなわち
、縦糸ヤーンの織模様は5ヤーンごとに繰り返され、横糸ヤーンの織模様は6ヤ
ーンごとに繰り返される。
【0059】 さらに図9では、チェーンリンク様の格子602は連続的であり、織り交ぜ蜜
度はゼロである。図示された面にある連続的な格子602は、間隔を隔てられた
単一の横糸ヤーン上の縦糸ヤーン2および4の各縦浮糸と、隣接する対の横糸ヤ
ーン上の縦糸ヤーン1、3および5の各々の縦浮糸によって提供される。とりわ
け縦糸ヤーン1および5は横糸ヤーン1および6の上に浮び上がり、縦糸ヤーン
2および4は横糸ヤーン2および5の上に浮び上がり、縦糸ヤーン3は横糸ヤー
ン3および4の上に浮かび出る。
度はゼロである。図示された面にある連続的な格子602は、間隔を隔てられた
単一の横糸ヤーン上の縦糸ヤーン2および4の各縦浮糸と、隣接する対の横糸ヤ
ーン上の縦糸ヤーン1、3および5の各々の縦浮糸によって提供される。とりわ
け縦糸ヤーン1および5は横糸ヤーン1および6の上に浮び上がり、縦糸ヤーン
2および4は横糸ヤーン2および5の上に浮び上がり、縦糸ヤーン3は横糸ヤー
ン3および4の上に浮かび出る。
【0060】 さらに図9では、連続的な格子602が、格子配列によって決定される形状を
有する複数の組織的に配分された表面領域604および606を限定し、或いは
これを区分している。図に示すように、格子によって縁取られた組織的に配分さ
れた表面領域604が、4本の縦糸ヤーン上に浮かび出る4本の横糸ヤーンによ
って限定されており、他方、組織的に配分された表面領域60は異なる寸法のの
ものであり、3本の縦糸ヤーン上に浮かび出る4本の横糸ヤーンによって限定さ
れていることは明らかである。
有する複数の組織的に配分された表面領域604および606を限定し、或いは
これを区分している。図に示すように、格子によって縁取られた組織的に配分さ
れた表面領域604が、4本の縦糸ヤーン上に浮かび出る4本の横糸ヤーンによ
って限定されており、他方、組織的に配分された表面領域60は異なる寸法のの
ものであり、3本の縦糸ヤーン上に浮かび出る4本の横糸ヤーンによって限定さ
れていることは明らかである。
【0061】 図10においては、本発明によるファブリックの他の一つの実施形態が700
として図示されている。とりわけ暗色の領域は、縦糸ヤーンが横糸ヤーン上に浮
かび出る領域であり、かつまた明色の領域は、横糸ヤーンが縦糸ヤーン上に浮か
び出る領域である。
として図示されている。とりわけ暗色の領域は、縦糸ヤーンが横糸ヤーン上に浮
かび出る領域であり、かつまた明色の領域は、横糸ヤーンが縦糸ヤーン上に浮か
び出る領域である。
【0062】 このファブリックは、20シャフト、14ピックの織物である。すなわち、縦
糸ヤーンの織模様は20ヤーンごとに繰り返され、横糸ヤーンの織模様は14ヤ
ーンごとに繰り返される。
糸ヤーンの織模様は20ヤーンごとに繰り返され、横糸ヤーンの織模様は14ヤ
ーンごとに繰り返される。
【0063】 さらに図10では、チェーンリンク様の格子702は連続的であり、織り交ぜ
蜜度はゼロである。連続的な格子702は、格子配列によって決定される基本的
にダイヤモンド形の形状を有する複数の組織的に配分された表面領域704を限
定し、或いはこれを区分している。図に示すように、格子によって縁取られた組
織的に配分された表面領域704は、高いインターレース密度とのものであり、
簡素な織模様は、9本の縦糸ヤーン上に織り交ぜられた9本のに横糸ヤーンを含
むことは明らかである。
蜜度はゼロである。連続的な格子702は、格子配列によって決定される基本的
にダイヤモンド形の形状を有する複数の組織的に配分された表面領域704を限
定し、或いはこれを区分している。図に示すように、格子によって縁取られた組
織的に配分された表面領域704は、高いインターレース密度とのものであり、
簡素な織模様は、9本の縦糸ヤーン上に織り交ぜられた9本のに横糸ヤーンを含
むことは明らかである。
【0064】 図11においては、本発明によるファブリックの他の一つの実施形態が800
として図示されている。とりわけ暗色の領域は、縦糸ヤーンが横糸ヤーン上に浮
かび出る領域であり、かつまた明色の領域は、横糸ヤーンが縦糸ヤーン上に浮か
び出る領域である。このファブリックは、20シャフト、28ピックの織物であ
る。すなわち、縦糸ヤーンの織模様は20ヤーンごとに繰り返され、横糸ヤーン
の織模様は28ヤーンごとに繰り返される。
として図示されている。とりわけ暗色の領域は、縦糸ヤーンが横糸ヤーン上に浮
かび出る領域であり、かつまた明色の領域は、横糸ヤーンが縦糸ヤーン上に浮か
び出る領域である。このファブリックは、20シャフト、28ピックの織物であ
る。すなわち、縦糸ヤーンの織模様は20ヤーンごとに繰り返され、横糸ヤーン
の織模様は28ヤーンごとに繰り返される。
【0065】 さらに図11では、チェーンリンク様の格子802は連続的であり、織り交ぜ
蜜度はゼロである。この連続的な格子802は、連続的な格子の配置によって決
定される基本的にダイヤモンド形の形状であるが、インターレース密度において
は異なる、複数の組織的に配分された表面領域804および806を限定し、或
いはこれを区別している。図に示すように、格子によって限定された組織的に配
分された表面領域804は、高いインターレース密度で9本の縦糸ヤーンに織り
交ぜられた9本の横糸ヤーンを含む平織の織模様の領域であり、他方、組織的に
配分された表面領域806は、9本の横糸ヤーン上に浮かび出る9本の縦糸ヤー
ンを含む、インターレース密度がゼロの模様によって限定されていることは明ら
かである。異なる織り混ぜ密度を有する組織的に配分された表面領域中のヤーン
は、異なる高さで存在し、これによって、形成されるウエブ内に、多段レベルの
形状または模様を加え、或いは創出する。
蜜度はゼロである。この連続的な格子802は、連続的な格子の配置によって決
定される基本的にダイヤモンド形の形状であるが、インターレース密度において
は異なる、複数の組織的に配分された表面領域804および806を限定し、或
いはこれを区別している。図に示すように、格子によって限定された組織的に配
分された表面領域804は、高いインターレース密度で9本の縦糸ヤーンに織り
交ぜられた9本の横糸ヤーンを含む平織の織模様の領域であり、他方、組織的に
配分された表面領域806は、9本の横糸ヤーン上に浮かび出る9本の縦糸ヤー
ンを含む、インターレース密度がゼロの模様によって限定されていることは明ら
かである。異なる織り混ぜ密度を有する組織的に配分された表面領域中のヤーン
は、異なる高さで存在し、これによって、形成されるウエブ内に、多段レベルの
形状または模様を加え、或いは創出する。
【0066】 図12においては、本発明によるファブリックの他の一つの実施形態が900
として図示されている。とりわけ暗色の領域は、縦糸ヤーンが横糸ヤーン上に浮
かび出る領域であり、かつまた明色の領域は、横糸ヤーンが縦糸ヤーン上に浮か
び出る領域である。このファブリックは、20シャフト、16ピックの織物であ
る。すなわち、縦糸ヤーンの織模様は20ヤーンごとに繰り返され、横糸ヤーン
の織模様は16ヤーンごとに繰り返される。
として図示されている。とりわけ暗色の領域は、縦糸ヤーンが横糸ヤーン上に浮
かび出る領域であり、かつまた明色の領域は、横糸ヤーンが縦糸ヤーン上に浮か
び出る領域である。このファブリックは、20シャフト、16ピックの織物であ
る。すなわち、縦糸ヤーンの織模様は20ヤーンごとに繰り返され、横糸ヤーン
の織模様は16ヤーンごとに繰り返される。
【0067】 さらに図12では、格子902が、各々ゼロの混ぜ合わせ密度を有する不連続
な格子領域902aの形態で、複数の不連続の部分を提供するために遮断されて
いる。不連続の格子領域902aの各々は、横糸方向に延びるジグザクまたは杉
あや織形状の領域を持っており、縦糸方向に、隣接する格子領域902aから隔
てられている。対の隣接する隔てられた格子領域902aは、複数の組織的に配
分された表面領域、例えば904および906を限定し、またはこれらを区分す
る。換言すれば、対の隣接する隔てられた格子領域902aは、組織的に配分さ
れた表面領域904および906の各々の全体的な外縁部または周辺を限定する
ために必要とされるのである。図に示すように、組織的に配分された表面領域9
04および906は、互いに異なる、そしてまた隣接する格子領域902のイン
ターレース密度がゼロの模様とも異なる織模様を有することが明らかである。こ
れは、同様にファブリック900を使用して成形されるウエブ内に多段階の模様
を創出する、異なる高さまたはレベルの領域をファブリック内に創出し、または
これを提供するものである。
な格子領域902aの形態で、複数の不連続の部分を提供するために遮断されて
いる。不連続の格子領域902aの各々は、横糸方向に延びるジグザクまたは杉
あや織形状の領域を持っており、縦糸方向に、隣接する格子領域902aから隔
てられている。対の隣接する隔てられた格子領域902aは、複数の組織的に配
分された表面領域、例えば904および906を限定し、またはこれらを区分す
る。換言すれば、対の隣接する隔てられた格子領域902aは、組織的に配分さ
れた表面領域904および906の各々の全体的な外縁部または周辺を限定する
ために必要とされるのである。図に示すように、組織的に配分された表面領域9
04および906は、互いに異なる、そしてまた隣接する格子領域902のイン
ターレース密度がゼロの模様とも異なる織模様を有することが明らかである。こ
れは、同様にファブリック900を使用して成形されるウエブ内に多段階の模様
を創出する、異なる高さまたはレベルの領域をファブリック内に創出し、または
これを提供するものである。
【0068】 図13においては、本発明によるファブリックの他の一つの実施形態が950
として図示されている。とりわけ暗色の領域は、縦糸ヤーンが横糸ヤーン上に浮
かび出る領域であり、かつまた明色の領域は、横糸ヤーンが縦糸ヤーン上に浮か
び出る領域である。このファブリックは、20シャフト、16ピックの織物であ
り、且つ図4に示すファブリック100に極めて類似している。事実、ファブリ
ック950は、ファブリック100の表面領域104と同様の組織的に配分され
た表面領域954を限定するチェーンリンク様の格子952を持っている。
として図示されている。とりわけ暗色の領域は、縦糸ヤーンが横糸ヤーン上に浮
かび出る領域であり、かつまた明色の領域は、横糸ヤーンが縦糸ヤーン上に浮か
び出る領域である。このファブリックは、20シャフト、16ピックの織物であ
り、且つ図4に示すファブリック100に極めて類似している。事実、ファブリ
ック950は、ファブリック100の表面領域104と同様の組織的に配分され
た表面領域954を限定するチェーンリンク様の格子952を持っている。
【0069】 ファブリック950は、唯一格子952の配置において、ファブリック100
と異なる。とりわけ格子952は、格子952のヤーンの40%(例えば、繰り
返し模様中の20本の横糸ヤーンのうち8本)中の織模様の連続的浮糸が遮断さ
れ、その結果、ヤーンの40%がゼロ以上のインターレース密度を有するという
点で、ファブリック100中の格子102と異なる。図に示したように、各繰り
返し模様の範囲内で、横糸ヤーン1は縦糸ヤーン1の上を通り、横糸ヤーン3は
縦糸ヤーン3および18の上を通り、横糸ヤーン7は縦糸ヤーン7および14の
上を通り、横糸ヤーン10は縦糸ヤーン10の上を通り、横糸ヤーン11は縦糸
ヤーン11の上を通り、横糸ヤーン14は縦糸ヤーン7および14の上を通り、
横糸ヤーン18は縦糸ヤーン3および18の上を通り、横糸ヤーン20は縦糸ヤ
ーン20の上を通り、これによって格子952中の40%のヤーンの浮糸の連続
性を遮断する。
と異なる。とりわけ格子952は、格子952のヤーンの40%(例えば、繰り
返し模様中の20本の横糸ヤーンのうち8本)中の織模様の連続的浮糸が遮断さ
れ、その結果、ヤーンの40%がゼロ以上のインターレース密度を有するという
点で、ファブリック100中の格子102と異なる。図に示したように、各繰り
返し模様の範囲内で、横糸ヤーン1は縦糸ヤーン1の上を通り、横糸ヤーン3は
縦糸ヤーン3および18の上を通り、横糸ヤーン7は縦糸ヤーン7および14の
上を通り、横糸ヤーン10は縦糸ヤーン10の上を通り、横糸ヤーン11は縦糸
ヤーン11の上を通り、横糸ヤーン14は縦糸ヤーン7および14の上を通り、
横糸ヤーン18は縦糸ヤーン3および18の上を通り、横糸ヤーン20は縦糸ヤ
ーン20の上を通り、これによって格子952中の40%のヤーンの浮糸の連続
性を遮断する。
【0070】 本出願の冒頭において述べたように、本発明のファブリックは、乾式であれ、
湿式であれ、さまざまな用途のウエブに使用することが出来る。さらに本発明の
ファブリックは、ウエブ成形プロセスの中で異なる機能を与えるために使用する
ことも出来る。例えば、ファブリックは、湿式シート成形プロセス内で成形ワイ
ヤとして、またこのようなプロセス内で移送ファブリックとして、および/また
は乾燥機用ファブリックとして使用することが出来る。
湿式であれ、さまざまな用途のウエブに使用することが出来る。さらに本発明の
ファブリックは、ウエブ成形プロセスの中で異なる機能を与えるために使用する
ことも出来る。例えば、ファブリックは、湿式シート成形プロセス内で成形ワイ
ヤとして、またこのようなプロセス内で移送ファブリックとして、および/また
は乾燥機用ファブリックとして使用することが出来る。
【0071】 図に示したすべての実施形態においては、暗色の領域は横糸ヤーン上に浮かび
出る縦糸ヤーンを示すことも明らかである。この配置は、暗色の領域が縦糸ヤー
ン上に浮かび出る横糸ヤーンを示すように、反転することが出来ることも自明の
ことである。
出る縦糸ヤーンを示すことも明らかである。この配置は、暗色の領域が縦糸ヤー
ン上に浮かび出る横糸ヤーンを示すように、反転することが出来ることも自明の
ことである。
【0072】 組織的に配分された領域の各々における織模様は、広い意味の本発明の範囲内
で変更することが出来ることも自明である。かくて、本明細書に図示された実施
形態は、低いヤーンインターレース密度を有する組織的に配分された領域を含ん
でいるが、高いヤーンインターレース密度を有する領域を提供するために、組織
的に配分された領域を備えた織模様を変更することは、本発明の範囲内である。
で変更することが出来ることも自明である。かくて、本明細書に図示された実施
形態は、低いヤーンインターレース密度を有する組織的に配分された領域を含ん
でいるが、高いヤーンインターレース密度を有する領域を提供するために、組織
的に配分された領域を備えた織模様を変更することは、本発明の範囲内である。
【0073】 また、連続的な格子および組織的に配分された領域の模様、形状も変更するこ
とが出来る。特別な模様も、本発明の広い意味の範囲に制限を構成するものでは
ない。
とが出来る。特別な模様も、本発明の広い意味の範囲に制限を構成するものでは
ない。
【0074】 若干の用途では、連続的な格子は、高い関節によって提供され、且つファブリ
ックはエンボス加工するためにも、また成形されたシートに、あらゆる方向にお
いて強度を与えるための圧縮をするためにも使用される。
ックはエンボス加工するためにも、また成形されたシートに、あらゆる方向にお
いて強度を与えるための圧縮をするためにも使用される。
【0075】 本発明によれば、横糸ヤーンの間隔設定は、縦糸ヤーンの解放およびファブリ
ックの巻き取りのための、直流DC織機駆動装置および縦糸ヤーン用のACサー
ボ駆動装置のような装置の断続的な作動によって変更することが出来る。さらに
筬通しの順序も、縦糸ヤーンのグループ化を高めるために変更することが出来る
。
ックの巻き取りのための、直流DC織機駆動装置および縦糸ヤーン用のACサー
ボ駆動装置のような装置の断続的な作動によって変更することが出来る。さらに
筬通しの順序も、縦糸ヤーンのグループ化を高めるために変更することが出来る
。
【0076】 上記の記述は本発明を十分に示すものであって、それ以上の説明を要するまで
もなく、他人が現在または将来の知識を用いて、さまざまな使用条件のもとで用
いるために、本発明を改変することが出来る。
もなく、他人が現在または将来の知識を用いて、さまざまな使用条件のもとで用
いるために、本発明を改変することが出来る。
【図1】 本発明による成形用ファブリックの第一の実施形態の、繰り返し模様の織模様
の図である。
の図である。
【図2】 図1の繰り返し模様の一つの中の選定された横糸ヤーンの経路を示す断面図で
ある。
ある。
【図3】 一以上の繰り返し模様を示す、図1に示す第一の実施形態の織模様図である。
【図4】 本発明による成形用ファブリックの、第二の実施形態の織模様の図である。
【図5】 本発明による成形用ファブリックの、第三の実施形態の織模様の図である。
【図6】 本発明による成形用ファブリックの、第四の実施形態の織模様の図である。
【図7】 本発明による成形用ファブリックの、第五の実施形態の織模様の図である。
【図8】 本発明による成形用ファブリックの、第六の実施形態の織模様の図である。
【図9】 本発明による成形用ファブリックの、第七の実施形態の織模様の図である。
【図10】 本発明による成形用ファブリックの、第八の実施形態の織模様の図である。
【図11】 本発明による成形用ファブリックの、第九の実施形態の織模様の図である。
【図12】 本発明による成形用ファブリックの、第十の実施形態の織模様の図である。
【図13】 本発明による成形用ファブリックの、第十一の実施形態の織模様の図である。
8…ファブリック 30…表面領域 31…格子 100…ファブリック 102…格子 104…表面領域 106…表面領域 108…格子 200…ファブリック 202…格子 204…表面領域 206…表面領域 208…格子 300…ファブリック 301…斜めに収斂する線 302…格子 303…斜めに収斂する線 304…表面領域 305…斜めに収斂する線 307…斜めに収斂する線 400…ファブリック 402…格子 404…表面領域 500…ファブリック 501…斜めに収斂する線 502…格子 503…斜めに収斂する線 504…表面領域 505…斜めに収斂する線 507…斜めに収斂する線 600…ファブリック 602…格子 604…表面領域 606…表面領域 700…ファブリック 702…格子 704…表面領域 800…ファブリック 802…格子 804…表面領域 806…表面領域 900…ファブリック 902…格子 902a…格子領域 904…表面領域 906…表面領域 9500…ファブリック 952…格子 954…表面領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AU,BR,C A,JP,KR (72)発明者 ブルースター,ジェームズ,ロイ アメリカ合衆国、テキサス州、75692、ワ スコム、プライベート ロード 1139、 159 (72)発明者 ハーマン,ジェフリー,ブルース アメリカ合衆国、ペンシルヴェニア州、 10994、バラ シンウィド、ダーウェン ロード、42 (72)発明者 シュトレム,ヤン スウェーデン、S−61040、グスム、リン グヴェゲン、4 Fターム(参考) 4L048 BA01 BA05 DA39 4L055 CE31 CE32 CE37 CF27 CF28 EA19 FA16 FA30 GA29
Claims (38)
- 【請求項1】 模様を付された繊維ウエブを成形するためにウエブ成形装置
内で使用されるファブリックであって、当該ファブリックがウエブに接触する面
を含み、少なくとも一層のヤーンが第一および第二の方向に向けられ且つ格子を
呈するように織成され、当該格子が、格子によってあらかじめ限定される形状の
組織的に配分された複数の表面領域を区分し、当該組織的に配分された表面領域
が前記の第一および第二の方向に向けられた少なくとも3本のヤーンを含むファ
ブリック。 - 【請求項2】 格子が連続的である、請求項1に記載のファブリック。
- 【請求項3】 格子中の、少なくとも75%のヤーンのインターレース密度
がゼロである、請求項1に記載のファブリック。 - 【請求項4】 格子中の、少なくとも100%のヤーンのインターレース密
度がゼロである、請求項1に記載のファブリック。 - 【請求項5】 格子が不連続的であり、且つ組織的に配分された表面領域に
よって互いに区分された別個の部分を含む、請求項1に記載のファブリック。 - 【請求項6】 少なくとも一つの組織的に配分された表面領域の寸法が、少
なくとも他の一つの組織的に配分された表面領域の寸法と異なる、請求項1に記
載のファブリック。 - 【請求項7】 少なくとも一つの組織的に配分された表面領域のヤーンイン
ターレース密度が、少なくとも他の一つの組織的に配分された表面領域のヤーン
インターレース密度と異なる、請求項1に記載のファブリック。 - 【請求項8】 少なくとも一つの組織的に配分された表面領域の形状が、少
なくとも他の一つの組織的に配分された表面領域の形状と異なる、請求項1に記
載のファブリック。 - 【請求項9】 少なくとも一つの組織的に配分された表面領域が無地の平織
を用いている、請求項1に記載のファブリック。 - 【請求項10】 組織的に配分された表面領域中の織模様が同一である、請
求項1に記載のファブリック。 - 【請求項11】 少なくとも一つの組織的に配分された表面領域の織模様が
、少なくとも他の一つの組織的に配分された表面領域の織模様と異なる、請求項
1に記載のファブリック。 - 【請求項12】 組織的に配分された表面領域の、各々のヤーンインターレ
ース密度がゼロである、請求項1に記載のファブリック。 - 【請求項13】 組織的に配分された表面領域の、各々のヤーンインターレ
ース密度が格子中のインターレース密度よりも大である、請求項1に記載のファ
ブリック。 - 【請求項14】 組織的に配分された表面領域の、各々のヤーンインターレ
ース密度が格子中のインターレース密度と同等である、請求項1に記載のファブ
リック。 - 【請求項15】 湿式成形装置における成形ワイヤである、請求項1に記載
のファブリック。 - 【請求項16】 湿式成形装置における通気乾燥ファブリックである、請求
項1に記載のファブリック。 - 【請求項17】 湿式成形装置における移送ファブリックである、請求項1
に記載のファブリック。 - 【請求項18】 乾式成形装置における成形ワイヤである、請求項1に記載
のファブリック。 - 【請求項19】 組織的に配分された当該表面領域が、主として低いヤーン
インターレース密度のものであり、当該第一および第二の一方の方向に向けられ
た連続的な2又はそれ以上のヤーン上に浮かび出る他方の当該第一および第二の
方向に向けられた1本の連続的なヤーンによって提供され、隣接する組織的に配
分された表面領域が当該格子によって区分されている、請求項1に記載のファブ
リック。 - 【請求項20】 組織的に配分された当該表面領域が、 当該第一および第二の一方の方向に向けられた一又はそれ以上のこの連続的ヤー
ンが、他方の当該第一および第二の方向に向けられた1本のヤーンにインターレ
ースされ、これによって他方の当該第一および第二の方向に向けられたヤーン上
に浮かび出るヤーンの浮糸の連続性を遮断する領域 を含む、請求項1に記載のファブリック。 - 【請求項21】 組織的に配分された当該表面領域が、当該第一および第二
の各々の方向に向けられた少なくとも4本の連続的なヤーンを含む、請求項1に
記載のファブリック。 - 【請求項22】 組織的に配分された当該表面領域が、当該第一および第二
の各々の方向に向けられた少なくとも16本の連続的なヤーンを含む、請求項1
に記載のファブリック。 - 【請求項23】 組織的に配分された当該表面領域が、当該第一および第二
の一方の方向において8本の連続的なヤーンを含み、且つ当該第一および第二の
他方の方向において7本の連続的なヤーンを含む、請求項1に記載のファブリッ
ク。 - 【請求項24】 組織的に配分された当該表面領域が、当該第一および第二
の一方の方向において8本の連続的なヤーンを含み、且つ当該第一および第二の
他方の方向において8本の連続的なヤーンを含む、請求項1に記載のファブリッ
ク。 - 【請求項25】 模様を付された繊維ウエブを成形するためにウエブ成形装
置内で使用されるファブリックであって、当該ファブリックが第一および第二の
方向に向けられた少なくとも一層のヤーンを含み、且つあらかじめ定められた形
状を有する組織的に配分された表面領域を提供するように織り込まれ、 この組織的に配分された表面領域が、当該第一および第二の一方の方向に向けら
れた連続的な2又はそれ以上のヤーン上に浮かび出る他方の当該第一および第二
の方向に向けられた1本の連続的なヤーンによって提供され、 隣接する組織的に配分された表面領域が、 当該第一および第二の一方の方向に向けられた連続的なヤーンが、他方の当該第
一および第二の方向に向けられた一又はそれ以上の連続的ヤーンの下方に浮かび
出る領域によって隔てられ、当該後者の浮糸が、隣接する組織的に配分された当
該領域の端部を限定するような領域 によって隔てられているファブリック。 - 【請求項26】 湿式成形装置における成形ワイヤである、請求項25に記
載のファブリック。 - 【請求項27】 湿式成形装置における通気乾燥ファブリックである、請求
項25に記載のファブリック。 - 【請求項28】 湿式成形装置における移送ファブリックである、請求項2
5に記載のファブリック。 - 【請求項29】 乾式成形装置における成形ワイヤである、請求項25に記
載のファブリック。 - 【請求項30】 当該第一及び第二の方向の一方に向けられた当該ヤーンが
横糸ヤーンであり、他方の当該第一及び第二の方向の向けられたヤーンが縦糸ヤ
ーンである、請求項25に記載のファブリック。 - 【請求項31】 組織的に配分された当該表面領域が、 当該第一および第二の一方の方向に向けられた一又はそれ以上の当該連続的ヤー
ンが、当該第一および第二の他方の方向に向けられた1本のヤーンに織り交ぜら
れ、これによって当該第一および第二の他方の方向に向けられたヤーン上に浮か
び出るヤーン浮糸の連続性を遮断する領域 を含む、請求項25に記載のファブリック。 - 【請求項32】 組織的に配分された当該表面領域の各々が、当該第一およ
び第二の各々の方向に向けられた少なくとも4本の連続的なヤーンによって提供
される、請求項25に記載のファブリック。 - 【請求項33】 組織的に配分された当該表面領域の各々が、当該第一およ
び第二の各々の方向に向けられた少なくとも16本の連続的なヤーンを含む、請
求項25に記載のファブリック。 - 【請求項34】 組織的に配分された当該表面領域の各々が、当該第一およ
び第二の一方の方向において8本の連続的なヤーンを含み、且つ当該第一および
第二の他方の方向において7本の連続的なヤーンを含む、請求項25に記載のフ
ァブリック。 - 【請求項35】 組織的に配分された当該表面領域の各々が、当該第一およ
び第二の一方の方向において8本の連続的なヤーンを含み、且つ当該第一および
第二の他方の方向において8本の連続的なヤーンを含む、請求項25に記載のフ
ァブリック。 - 【請求項36】 模様を付された繊維ウエブを成形するためにウエブ成形装
置内で使用されるファブリックであって、当該ファブリックが第一および第二の
方向に向けられた少なくとも一層のヤーンを含み、且つあらかじめ定められた形
状の組織的に配分された表面領域を提供するように織成され、 当該の組織的に配分された表面領域が、繊維ウエブを捕らえるために使用される
ファブリックの表面上で、第二の方向に向けられた連続的な2又はそれ以上のヤ
ーン上に浮かび出る第一の方向に向けられた連続的なヤーンによって提供され、
隣接する組織的に配分された表面領域が、 当該第一の方向に向けられた連続的なヤーンが当該第二の方向に向けられた一又
はそれ以上の連続的なヤーンの下に浮かび出る領域によって隔てられ、当該第二
の方向に向けられた一又はそれ以上の連続的ヤーンが、隣接する組織的に配分さ
れた当該領域 を隔てているファブリック。 - 【請求項37】 模様を付された繊維ウエブを成形するためにウエブ成形装
置内で使用されるファブリックであって、当該ファブリックがウエブに接触する
面を含み、少なくとも一層のヤーンが第一および第二の方向に向けられ且つ格子
配列を提供するように織成され、当該格子配列が、格子配列によって限定される
形状の組織的に配分された複数の表面領域を区分し、当該組織的に配分された表
面領域が、前記の第一および第二の方向に向けられた少なくとも3本のヤーンを
含み、格子配列が、組織的に配分された当該表面領域のヤーンを含み、格子配列
および組織的に配分された当該表面領域の双方においてこれらのヤーンが、組織
的に配分された当該表面領域において、当該格子配列におけるインターレース密
度と同等又はそれ以上のインターレース密度を有するファブリック。 - 【請求項38】 格子配列および組織的に配分された当該表面領域の双方に
おけるこれらのヤーンが、組織的に配分された当該表面領域において、当該格子
配列におけるインターレース密度よりも大きなインターレース密度を有する、請
求項34に記載のファブリック。
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