JP4365723B2 - 水平ベルトフィルタ用ファブリック - Google Patents

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    • D10B2505/04Filters

Description

本発明は、化学工業、医薬工業、食品工業、鉱山選鉱等の分野において、金属粉、有機酸、セラミック、樹脂、微粉末、金属酸化物、石膏、染料、化繊原料の固液スラリーの脱水、ろ過、洗浄、濃縮、精製を行うために用いられる水平ベルトフィルタ用ファブリック。
水平ベルトフィルタとは、固液スラリー等の脱水、ろ過、洗浄、濃縮、精製等を行う装置であり、一般的に複数のロール間に巻回した無端状のファブリックを一定張力下で周動させ、ファブリックが水平に走行する部分の下側に設けた真空吸引装置によって効率よく固液分離等を行うものである。
水平ベルトフィルタ用ファブリックに求められる物性としては、十分な固液分離性、つまりファブリック表面に被処理物を得る十分な捕捉性、ファブリックを通してろ液を得るろ水性が必要である。その他にもファブリック上の被処理物採取の際に必要とされる被処理物とファブリックの剥離性、刺さり込んだ残渣を取り除くための洗浄性、そして被処理物をファブリック上で支持するための剛性、張力による伸びや変形、寸法変化によって生じる蛇行等を防ぐための剛性や走行安定性、ロールとの摩擦で生じる摩耗に対する耐摩耗性等が要求されている。
特開2003−275514号公報には、通気度及び掛け入れ張力を限定した水平ベルトフィルタ用ファブリックに関する発明が公開されており、このファブリックは十分な固液分離性、剛性を有するものであることが示されている。またファブリックの組織は、平織、綾織、朱子織の単層、多層織物が好ましい実施例としてあげられている。該実施例はある一定の掛け入れ張力、通気度とすることにより固液分離性能が向上すると示されているが、それだけでは十分な固液分離性及び剛性を得ることはできないのはいうまでもない。
水平ベルトフィルタ用ファブリックとして要求されるろ水性、捕捉性、剛性、洗浄性等を得るためには、ろ水性や掛け入れ張力を限定するだけでは不十分であり、織物組織が重要である。例えば、織物表面で被処理物を十分捕捉するためには表面が密な構造で、かつろ水性にも優れた組織である必要がある。その他にもファブリック上の被処理物をスクレーパー等で掻き取る場合には網目に残渣が残らないような構造とし、シワや折れ、走行安定性等を満足するためには剛性に優れた織物でなければならない。以上のように、水平ベルトフィルタ用ファブリックに要求される全ての性能を満足する織物は未だ実現されていなかった。
特開2003−275514号公報
本発明は上記の問題に鑑みて、ファブリックは上面側緯糸と走行面側緯糸を積層した2層構造織物からなり、織物の上面側表面は経糸ロングクリンプ部と経糸潜在部により構成され、経糸潜在部の少なくとも一部で走行面側緯糸の下側を通って2つの層を織り合わせ、上面側表面に経糸ロングクリンプ、走行面側表面に緯糸ロングクリンプを形成した2層構造の水平ベルト用ファブリックを用い、化学工業、医薬工業、食品工業、鉱山選鉱等の分野において、金属粉、有機酸、セラミック、樹脂、微粉末、金属酸化物、石膏、染料、化繊原料等の固液スラリーの脱水、ろ過、洗浄、濃縮、精製を行う、固液分離性、被処理物の剥離性、洗浄性、剛性、走行安定性、耐摩耗性に優れた水平ベルト用ファブリックを提供しようとするものである。
本発明は、
「1. 上面側層を形成する上面側緯糸と、走行面側層を形成する走行面側緯糸を経糸によって織り合わせてなる2層構造の水平ベルトフィルタ用ファブリックにおいて、上面側表面は連続する4本以上の上面側緯糸の上側を通って形成される経糸ロングクリンプと、1ないし4本の上面側緯糸の下側を通る経糸潜在部とから構成されており、経糸潜在部のうち少なくとも一部が1本または2本の走行面側緯糸の下側を通って上面側層と走行面側層を織り合わせ、上面側表面に経糸ロングクリンプ、走行面側表面に緯糸ロングクリンプを形成する水平ベルトフィルタ用ファブリック。
2. 1項に記載された水平ベルト用ファブリックの経糸潜在部が、上面側層と走行面側層の間、次いで1または2本の走行面側緯糸の下側、次いで上面側層と走行面側層の間を 通る組織である、水平ベルトフィルタ用ファブリック。
3. 1項に記載された水平ベルト用ファブリックが2つの経糸潜在部を有し、一方が上面側層と走行面側層の間、次いで1または2本の走行面側緯糸の下側、次いで上面側層と走行面側層の間を通る組織であり、もう一方が1ないし4本の上面側緯糸と走行面側緯糸の間を通る組織である、水平ベルトフィルタ用ファブリック。
4. 上面側緯糸と走行面側緯糸の配置本数が1:1〜2:1である、1項に記載された水平ベルトフィルタ用ファブリック。
5. 1項ないし4項のいずれか1項に記載された、2層構造のファブリックであって、上面側表面は緯糸よりも経糸が多く現れる経糸リッチ組織であり、走行面側表面は経糸よりも緯糸が多く現れる緯糸リッチ組織である水平ベルトフィルタ用ファブリック。」
に関する。
上面側層を形成する上面側緯糸と、走行面側層を形成する走行面側緯糸を経糸によって織り合わせてなる2層構造の水平ベルト用ファブリックにおいて、上面側表面は連続する4本以上の上面側緯糸の上側を通って形成される経糸ロングクリンプ部と、1ないし4本の上面側緯糸の下側を通る経糸潜在部とから構成されており、経糸潜在部のうち少なくとも一部が1本または2本の走行面側緯糸の下側を通って上面側層と走行面側層を織り合わせ、上面側表面に経糸ロングクリンプ、走行面側表面に緯糸ロングクリンプを形成する水平ベルト用ファブリックとすることで、化学工業、医薬工業、食品工業、鉱山選鉱等の分野において、金属粉、有機酸、セラミック、樹脂、微粉末、金属酸化物、石膏、染料、化繊原料の固液スラリーの脱水、ろ過、洗浄、濃縮、精製を効率よく行うことができ、水平ベルトフィルタ用ファブリックに要求される十分な固液分離性、捕捉性、ろ水性、剥離性、洗浄性、剛性、走行安定性、耐摩耗性を満足する水平ベルトフィルタ用ファブリックを提供する。
本発明の水平ベルトフィルタ用ファブリックは化繊原料等の固液スラリーの脱水、ろ過、洗浄、濃縮、精製を行うものであり、固液分離性、被処理物の剥離性、洗浄性、剛性、走行安定性、耐摩耗性等に優れた効果を奏する。
本発明の水平ベルトフィルタ用ファブリックは、上面側表面を比較的緻密で経糸が多く上面側表面に現れる経糸リッチ構造、そして走行面側を走行面側緯糸が多く、走行面側表面に現れる耐摩耗性に優れた緯糸リッチ構造とした2層構造の織物である。2層構造にすることにより、比較的緻密な上面側表面を形成する織物であっても、上面側層から走行面側層に向かってろ水空間が形成されているため優れたろ水性が確保できる。そして、単層構造の織物に比べて織物構成糸本数が多くなるため剛性が向上する。上面側表面は経糸が緯糸よりも多く表面に現れて均一な表面を形成しているため、スクレーパー等でファブリック表面の被処理物を掻き取ってもファブリックの網目に残渣が残りにくい。
本発明の織物は、上面側層を形成する上面側緯糸と、走行面側層を形成する走行面側緯糸が上下に積層されており、それらを経糸によって織り合わせて2層構造とした。上面側緯糸と走行面側緯糸の配置本数比率は同じでもよいが、表面が密、走行面が粗の2:1、3:1、3:2等の比率であってもよい。表面が密であれば被処理物の捕捉性が向上し、走行面が粗であれば脱水空間が確保されて、捕捉性と脱水性の両方を満足することができて好ましい。
上面側表面の組織は、経糸が連続する4本以上の上面側緯糸の上側を通って形成する経糸ロングクリンプ部と、1ないし4本の上面側緯糸の下側を通り、上面側層に出ない経糸潜在部とから構成されている。経糸潜在部のうち少なくとも一部が1本または2本の走行面側緯糸の下側を通って2つの層を織り合わせている。上面側表面は緯糸よりも経糸が多く表面に現れており、経糸による平滑な表面が形成されている。本発明において、経糸のロングクリンプは4本以上の上面側緯糸の上側を通る組織であればよく、好ましくは連続する4〜6本程度の上面側緯糸の上側を通る組織がよい。上面側緯糸7本以上の長い経糸のロングクリンプであってもよいが、あまり長すぎると糸の浮きが生じたり、糸が左右に移動してしまい剛性面で問題をきたしてしまうため、ロングクリンプの長さについては製織性、使用目的等に応じて適宜選択する必要がある。
経糸潜在部は1〜4本の上面側緯糸の下側にあればよく、上面側緯糸と走行面側緯糸の間や、走行面側緯糸の下側に配置されていればよい。経糸潜在部のうち少なくとも一部で1本または連続する2本の走行面側緯糸の下側に配置して2つの層を織り合わせていればよい。つまり、上面側表面は4本以上の上面側緯糸の上側を通って上面側表面に経糸のロングクリンプを形成する部分と、1〜4本の上面側緯糸の下側を通る経糸潜在部を有する組織であればよい。経糸の完全組織において、経糸潜在部は1または2以上存在してもよく、一方を走行面側緯糸の下側を通る構造とし、もう一方を上面側緯糸と走行面側緯糸の間に配置した構造としてもよい。もちろん両方の経糸存在部を走行面側緯糸の下側を通り部分を有する構造としてもよい。
本発明において上面側表面には経糸が多く現れる経糸リッチな組織とすることが好ましく、経糸潜在部をあまり長くすると上面側表面に緯糸が多く配置される構造となり被処理物の剥離性や残渣の刺さり込みにくさ等が低下する。そのため、経糸潜在部は上面側緯糸1ないし4本分とし、経糸潜在部の一部で1または2本の走行面側緯糸の下を通る組織に限定したのは、経糸潜在部を長くさせないためである。
また、走行面側表面は経糸が1本または連続する2本の走行面側緯糸の下側を通る部分を形成し、それ以外のところでは走行面側緯糸が走行面側表面に比較的長い走行面側緯糸クリンプを形成する緯糸リッチな組織とする。走行面側表面に緯糸のロングクリンプを形成することで耐摩耗性に優れた織物となる。
本発明に使用される糸は用途、あるいは織物上での各糸の機能によって選択すればよく、例えば、モノフィラメントの他、マルチフィラメント、スパンヤーン、捲縮加工や嵩高加工等を施した一般的にテクスチャードヤーン、バルキーヤーン、ストレッチヤーンと称される加工糸、あるいはこれらを撚り合わせる等して組み合わせた糸が使用できる。また、糸の断面形状も円形だけでなく四角形状や星型等の短形状の糸や楕円形状、中空等の糸が使用できる。また、糸の材質としても、自由に選択でき、ポリエステル、ナイロン、ポリフェニレンサルファイド、ポリフッ化ビニリデン、ポリプロ、アラミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチレンナフタレート、ポリテトラフルオロエチレン、綿、ウール、金属等が使用できる。もちろん、共重合体やこれらの材質に目的に応じてさまざまな物質をブレンドしたり含有させた糸を使用してもよい。
水平ベルトフィルタ用ファブリックとしては、一般的に剛性、寸法安定性に優れるポリエステルモノフィラメントを用いるのが好ましく、織物の性質や製織性等から随時選択できる。また、場合によってはポリエステルモノフィラメントとナイロンモノフィラメントを交互に配置する等、交織するのが剛性を確保しつつ耐摩耗性を向上できるため好ましい。また高温雰囲気になる場合には耐熱性を有するポリフェニレンサルファイド等を用いてもよい。
それぞれの線径については用途や適性に合わせて選択すればよく、比較的緻密な表面を形成する上面側緯糸の線径を小さくし、耐摩耗性対策として走行面側緯糸を上面側緯糸よりも大きくする等適宜使用できる。
発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
図1〜12は本発明の実施例の完全組織を示す意匠図であり上面側緯糸、走行面側緯糸が上下に積層して配置され、それらを経糸により織り合わせた経糸一重緯糸二重織物である。完全組織とは、織物組織の最小の繰り返し単位であって、この完全組織が上下左右につながって織物全体の組織が形成される。
意匠図において、経糸はアラビア数字、例えば1、2、3で示した。緯糸はダッシュを付したアラビア数字、例えば2´、4´、6´で示し、上面側緯糸と走行面側緯糸が上下重なって配置している。×印は経糸が上面側緯糸の上側を通って上面側表面に現れることを示す。○印は経糸が走行面側緯糸の下側を通ることを示す。本発明の実施例は意匠図上において便宜上上面側緯糸、走行面側緯糸が上下に重なって配置されているが、実際の織物ではずれて配置されることもある。
次に発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
(実施例1)
図1の意匠図は本発明の実施例1の完全組織を示したものであり、7本の経糸と14本の上面側緯糸、7本の走行面側緯糸により構成されている。上面側緯糸と走行面側緯糸は2:1の割合で配置されている。経糸組織は連続する4本の上面側緯糸の上を通り、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで1本の走行面側緯糸の下側を通って上面側層と走行面側層を織り合わせ、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで連続する4本の上面側緯糸の上側を通り、次いで3本の連続する上面側緯糸と走行面側層の間を通る組織である。上面側表面は上面側緯糸4本分の経糸ロングクリンプと、上面側緯糸3本分の経糸潜在部が繰り返された組織となり、走行面側層は走行面側緯糸が1本の経糸の上、次いで連続する6本の経糸の下側を通って、走行面側表面に走行面側緯糸のロングクリンプを形成する組織が形成される。
特開2003−275514号公報の実施例として示されていた平織単層織物では本実施例のような緻密な表面、優れたろ水性、耐摩耗性、剛性を得ることができない。平織組織では、1本の経糸と1本の緯糸が交互に交点を形成しているため糸の打ち込み本数、つまり糸密度をそれ程多くすることができない。そのため捕捉性に優れた緻密な表面を形成することができないのである。また、捕捉性を向上させようと線密度を向上させるとろ水性が得られなくなる。緻密な表面による被処理物の捕捉性と、優れたろ水性の両方を得るためには本発明のように2層構造とし、経糸ロングクリンプと経糸潜在部とから構成される緻密な表面を形成できる組織、そして走行面側表面緯糸が多く配置される組織とするとよい。
このような組織とすることで上面側表面は経糸により平滑な表面が形成され、比較的密であるため被処理物の捕捉性に優れる。また、織物走行方向に沿った経糸クリンプにより織物表面が形成されているため、被処理物の残渣が刺さり込みにくく被処理物の剥離性、洗浄性にも優れた織物となる。
(実施例2)
図2の意匠図は本発明の実施例2の完全組織を示したものであり、8本の経糸と16本の上面側緯糸、8本の走行面側緯糸により構成されており、上面側緯糸と走行面側緯糸は2:1の割合で配置されている。経糸組織は連続する5本の上面側緯糸の上を通り、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで1本の走行面側緯糸の下側を通って上面側層と走行面側層を織り合わせ、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで連続する5本の上面側緯糸の上側を通り、次いで3本の連続する上面側緯糸と走行面側層の間を通る組織とした。上面側表面は上面側緯糸5本分の経糸ロングクリンプと、上面側緯糸3本分の経糸潜在部が繰り返された5/3組織となり、走行面側層は走行面側緯糸が1本の経糸の上、次いで連続する7本の経糸の下側を通って走行面側表面に走行面側緯糸のロングクリンプを形成する組織とした。
本実施例のような組織とすることで上面側表面は比較的密で平滑な表面が形成されるため被処理物の捕捉性に優れたものとなる。また、織物表面が織物走行方向に沿った経糸クリンプにより形成されているため、被処理物の残渣が刺さり込みにくく被処理物の剥離性、織物の洗浄性にも優れる。そして上面側表面は密であるが上面側層から走行面側層へとつながるろ水空間が形成された2層構造としたためろ水性、耐摩耗性にも満足できる織物となった。
(実施例3)
図3の意匠図は本発明の実施例3の完全組織を示したものであり、6本の経糸と12本の上面側緯糸、6本の走行面側緯糸により構成されており、上面側緯糸と走行面側緯糸は2:1の割合で配置されている。経糸組織は連続する4本の上面側緯糸の上を通り、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで1本の走行面側緯糸の下側を通って上面側層と走行面側層を織り合わせ、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで連続する4本の上面側緯糸の上側を通り、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通る組織とした。上面側表面は上面側緯糸4本分の経糸ロングクリンプ、上面側緯糸3本分の経糸潜在部、上面側緯糸4本分の経糸ロングクリンプ、上面側緯糸1本分の経糸潜在部が繰り返された4/3−4/1組織となり、走行面側層は走行面側緯糸が1本の経糸の上、次いで連続する5本の経糸の下側を通って走行面側表面に走行面側緯糸のロングクリンプを形成する組織とした。本実施例のように経糸の完全組織の中で長さの異なる経糸潜在部を設けても構わなく、もちろん異なる長さの経糸ロングクリンプを設けても構わない。
本実施例のような組織とすることで上面側表面は比較的密で平滑な表面が形成されるため被処理物の捕捉性に優れたものとなる。また、織物表面が織物走行方向に沿った経糸クリンプにより形成されているため、被処理物の残渣が刺さり込みにくく被処理物の剥離性、織物の洗浄性にも優れる。そして上面側表面は密であるが上面側層から走行面側層へとつながるろ水空間が形成された2層構造としたためろ水性、耐摩耗性にも満足できる織物となった。
(実施例4)
図4の意匠図は本発明の実施例4の完全組織を示したものであり、7本の経糸と14本の上面側緯糸、7本の走行面側緯糸により構成されており、上面側緯糸と走行面側緯糸は2:1の割合で配置されている。経糸組織は連続する5本の上面側緯糸の上を通り、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで1本の走行面側緯糸の下側を通って上面側層と走行面側層を織り合わせ、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで連続する5本の上面側緯糸の上側を通り、次いで1本の連続する上面側緯糸と走行面側層の間を通る組織とした。上面側表面は上面側緯糸5本分の経糸ロングクリンプ、上面側緯糸3本分の経糸潜在部、上面側緯糸5本分の経糸ロングクリンプ、上面側緯糸1本分の経糸潜在部が繰り返された5/3−5/1組織となり、走行面側層は走行面側緯糸が1本の経糸の上、次いで連続する6本の経糸の下側を通って走行面側表面に走行面側緯糸のロングクリンプを形成する組織とした。
本実施例のような組織とすることで上面側表面は比較的密で平滑な表面が形成されるため被処理物の捕捉性に優れたものとなる。また、織物表面が織物走行方向に沿った経糸クリンプにより形成されているため、被処理物の残渣が刺さり込みにくく被処理物の剥離性、織物の洗浄性にも優れる。そして上面側表面は密であるが上面側層から走行面側層へとつながるろ水空間が形成された2層構造としたためろ水性、耐摩耗性にも満足できる織物となった。
(実施例5)
図5の意匠図は本発明の実施例5の完全組織を示したものであり、8本の経糸と16本の上面側緯糸、8本の走行面側緯糸により構成されており、上面側緯糸と走行面側緯糸は2:1の割合で配置されている。経糸組織は連続する6本の上面側緯糸の上を通り、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで1本の走行面側緯糸の下側を通って上面側層と走行面側層を織り合わせ、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで連続する6本の上面側緯糸の上側を通り、次いで1本の連続する上面側緯糸と走行面側層の間を通る組織とした。上面側表面は上面側緯糸6本分の経糸ロングクリンプ、上面側緯糸3本分の経糸潜在部、上面側緯糸6本分の経糸ロングクリンプ、上面側緯糸1本分の経糸潜在部が繰り返された6/3−6/1組織となり、走行面側層は走行面側緯糸が1本の経糸の上、次いで連続する7本の経糸の下側を通って走行面側表面に走行面側緯糸のロングクリンプを形成する組織とした。
本実施例のような組織とすることで上面側表面は比較的密で平滑な表面が形成されるため被処理物の捕捉性に優れたものとなる。また、織物表面が織物走行方向に沿った経糸クリンプにより形成されているため、被処理物の残渣が刺さり込みにくく被処理物の剥離性、織物の洗浄性にも優れる。そして上面側表面は密であるが上面側層から走行面側層へとつながるろ水空間が形成された2層構造としたためろ水性、耐摩耗性にも満足できる織物となった。
(実施例6)
図6の意匠図は本発明の実施例6の完全組織を示したものであり、12本の経糸と12本の上面側緯糸、6本の走行面側緯糸により構成されており、上面側緯糸と走行面側緯糸は2:1の割合で配置されている。経糸組織は実施例3と同じで、連続する4本の上面側緯糸の上を通り、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで1本の走行面側緯糸の下側を通って上面側層と走行面側層を織り合わせ、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで連続する4本の上面側緯糸の上側を通り、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通る組織とした。上面側表面は上面側緯糸4本分の経糸ロングクリンプ、上面側緯糸3本分の経糸潜在部、上面側緯糸4本分の経糸ロングクリンプ、上面側緯糸1本分の経糸潜在部が繰り返された4/3−4/1組織となる。本実施例の特徴は、2本の隣り合う経糸を同じ組織としたことである。そのため、横方向に長いロングクリンプを形成することができる。つまり、実施例3では走行面側表面に経糸5本分のロングクリンプを形成していたが、実施例6では走行面側表面に経糸10本分のロングクリンプを形成することができるのである。このような組織としたことで耐摩耗性は向上し、また隣り合う2本の経糸により1本の緯糸を織り合わせているため剛性にも優れたものとなる。
本実施例のような組織とすることで上面側表面は比較的密で平滑な表面が形成されるため被処理物の捕捉性に優れたものとなる。また、織物表面が織物走行方向に沿った経糸クリンプにより形成されているため、被処理物の残渣が刺さり込みにくく被処理物の剥離性、織物の洗浄性にも優れる。そして上面側表面は密であるが上面側層から走行面側層へとつながるろ水空間が形成された2層構造としたためろ水性、耐摩耗性にも満足できる織物となった。
(実施例7)
図7の意匠図は本発明の実施例7の完全組織を示したものであり、7本の経糸と14本の上面側緯糸、14本の走行面側緯糸により構成されており、上面側緯糸と走行面側緯糸は1:1の割合で配置されている。経糸組織は連続する4本の上面側緯糸の上を通り、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで2本の走行面側緯糸の下側を通って上面側層と走行面側層を織り合わせ、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで連続する4本の上面側緯糸の上側を通り、次いで連続する2本の上面側緯糸と走行面側層の間を通る組織とした。上面側表面は上面側緯糸4本分の経糸ロングクリンプ、上面側緯糸4本分の経糸潜在部、上面側緯糸4本分の経糸ロングクリンプ、上面側緯糸2本分の経糸潜在部が繰り返された4/4−4/2組織となり、走行面側層は走行面側緯糸が1本の経糸の上、次いで連続する6本の経糸の下側を通って走行面側表面に走行面側緯糸のロングクリンプを形成する組織とした。
本実施例のように上面側緯糸と走行面側緯糸の配置割合を同じにすることで優れた剛性が得られる。上面側表面は比較的密で平滑な表面が形成されるため被処理物の捕捉性に優れたものとなる。また、織物表面が織物走行方向に沿った経糸クリンプにより形成されているため、被処理物の残渣が刺さり込みにくく被処理物の剥離性、織物の洗浄性にも優れる。そして上面側表面は密であるが上面側層から走行面側層へとつながるろ水空間が形成された2層構造としたためろ水性、耐摩耗性にも満足できる織物となった。
(実施例8)
図8の意匠図は本発明の実施例8の完全組織を示したものであり、8本の経糸と16本の上面側緯糸、16本の走行面側緯糸により構成されており、上面側緯糸と走行面側緯糸は1:1の割合で配置されている。経糸組織は連続する5本の上面側緯糸の上を通り、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで連続する2本の走行面側緯糸の下側を通って上面側層と走行面側層を織り合わせ、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで連続する5本の上面側緯糸の上側を通り、次いで連続する2本の上面側緯糸と走行面側層の間を通る組織とした。上面側表面は上面側緯糸5本分の経糸ロングクリンプ、上面側緯糸4本分の経糸潜在部、上面側緯糸5本分の経糸ロングクリンプ、上面側緯糸2本分の経糸潜在部が繰り返された5/4−5/2組織となり、走行面側層は走行面側緯糸が1本の経糸の上、次いで連続する7本の経糸の下側を通って走行面側表面に走行面側緯糸のロングクリンプを形成する組織とした。
本実施例のように上面側緯糸と走行面側緯糸の配置割合を同じにすることで優れた剛性が得られる。上面側表面は比較的密で平滑な表面が形成されるため被処理物の捕捉性に優れたものとなる。また、織物表面が織物走行方向に沿った経糸クリンプにより形成されているため、被処理物の残渣が刺さり込みにくく被処理物の剥離性、織物の洗浄性にも優れる。そして上面側表面は密であるが上面側層から走行面側層へとつながるろ水空間が形成された2層構造としたためろ水性、耐摩耗性にも満足できる織物となった。
(実施例9)
図9の意匠図は本発明の実施例9の完全組織を示したものであり、7本の経糸と14本の上面側緯糸、7本の走行面側緯糸により構成されており、上面側緯糸と走行面側緯糸は2:1の割合で配置されている。経糸組織は連続する5本の上面側緯糸の上を通り、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで1本の走行面側緯糸の下側を通って上面側層と走行面側層を織り合わせ、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで連続する4本の上面側緯糸の上側を通り、次いで2本の連続する上面側緯糸と走行面側層の間を通る組織とした。上面側表面は上面側緯糸5本分の経糸ロングクリンプ、上面側緯糸3本分の経糸潜在部、上面側緯糸4本分の経糸ロングクリンプ、上面側緯糸2本分の経糸潜在部が繰り返された5/4−4/2組織とした。このように1つの経糸の完全組織の中で異なる長さの経糸ロングクリンプ、経糸潜在部が存在していても構わない。走行面側層は走行面側緯糸が1本の経糸の上、次いで連続する6本の経糸の下側を通って走行面側表面に走行面側緯糸のロングクリンプを形成する組織とした。
本実施例のように上面側緯糸と走行面側緯糸の配置割合を同じにすることで優れた剛性が得られる。上面側表面は比較的密で平滑な表面が形成されるため被処理物の捕捉性に優れたものとなる。また、織物表面が織物走行方向に沿った経糸クリンプにより形成されているため、被処理物の残渣が刺さり込みにくく被処理物の剥離性、織物の洗浄性にも優れる。そして上面側表面は密であるが上面側層から走行面側層へとつながるろ水空間が形成された2層構造としたためろ水性、耐摩耗性にも満足できる織物となった。
(実施例10)
図10の意匠図は本発明の実施例10の完全組織を示したものであり、8本の経糸と16本の上面側緯糸、8本の走行面側緯糸により構成されており、上面側緯糸と走行面側緯糸は2:1の割合で配置されている。経糸組織は2つの組織が存在しており、一方は連続する5本の上面側緯糸の上を通り、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで1本の走行面側緯糸の下側を通って上面側層と走行面側層を織り合わせ、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで連続する5本の上面側緯糸の上を通り、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで1本の走行面側緯糸の下側を通って上面側層と走行面側層を織り合わせ、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通る組織とした。もう一方は連続する5本の上面側緯糸の上を通り、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで1本の走行面側緯糸の下側を通って上面側層と走行面側層を織り合わせ、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで連続する5本の上面側緯糸の上側を通り、次いで3本の連続する上面側緯糸と走行面側層の間を通る組織とした。それにより、上面側表面は上面側緯糸5本分の経糸ロングクリンプ、上面側緯糸3本分の経糸潜在部が繰り返された5/3組織とした。上面側表面に経糸ロングクリンプ、経糸潜在部を有すればこのように複数種類の経糸の完全組織を配置した組織であっても構わない。走行面側層は走行面側緯糸が1本の経糸の上、次いで連続する7本の経糸の下側を通って走行面側表面に走行面側緯糸のロングクリンプを形成する組織と、走行面側緯糸が1本の経糸の上、次いで連続する3本の経糸の下、次いで1本の経糸の上、次いで連続する3本の経糸の下側を通って走行面側表面に走行面側緯糸のロングクリンプを形成する組織した。
本実施例のように上面側緯糸と走行面側緯糸の配置割合を同じにすることで優れた剛性が得られる。上面側表面は比較的密で平滑な表面が形成されるため被処理物の捕捉性に優れたものとなる。また、織物表面が織物走行方向に沿った経糸クリンプにより形成されているため、被処理物の残渣が刺さり込みにくく被処理物の剥離性、織物の洗浄性にも優れる。そして上面側表面は密であるが上面側層から走行面側層へとつながるろ水空間が形成された2層構造としたためろ水性、耐摩耗性にも満足できる織物となった。
(実施例11)
図11の意匠図は本発明の実施例11の完全組織を示したものであり、7本の経糸と7本の上面側緯糸、7本の走行面側緯糸により構成されており、上面側緯糸と走行面側緯糸は1:1の割合で配置されている。経糸組織は連続する4本の上面側緯糸の上を通り、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで1本の走行面側緯糸の下側を通って上面側層と走行面側層を織り合わせ、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通る組織とした。上面側表面は上面側緯糸4本分の経糸ロングクリンプ、上面側緯糸3本分の経糸潜在部により形成された4/3組織とした。実施例1〜10では1つの経糸の完全組織の中に経糸ロングクリンプと経糸潜在部が2つづつ存在していたが、本実施例のように1つの経糸ロングクリンプ、1つの経糸潜在部からなる組織であってももちろん構わない。このように経糸の完全組織に1つ以上の経糸ロングクリンプ、経糸潜在部が存在していればその組み合わせや長さ等適宜選択でき、いろいろなバリエーションがある。
本実施例のように上面側緯糸と走行面側緯糸の配置割合を同じにすることで優れた剛性が得られる。上面側表面は比較的密で平滑な表面が形成されるため被処理物の捕捉性に優れたものとなる。また、織物表面が織物走行方向に沿った経糸クリンプにより形成されているため、被処理物の残渣が刺さり込みにくく被処理物の剥離性、織物の洗浄性にも優れる。そして上面側表面は密であるが上面側層から走行面側層へとつながるろ水空間が形成された2層構造としたためろ水性、耐摩耗性にも満足できる織物となった。
(実施例12)
図12の意匠図は本発明の実施例12の完全組織を示したものであり、8本の経糸と8本の上面側緯糸、8本の走行面側緯糸により構成されており、上面側緯糸と走行面側緯糸は1:1の割合で配置されている。経糸組織は連続する5本の上面側緯糸の上を通り、次いで1本の上面側緯糸と走行面側層の間を通り、次いで1本の走行面側緯糸の下側を通って上面側層と走行面側層を織り合わせ、次いで1本の上面側緯糸と走行面側緯糸の間を通る組織とした。上面側表面は上面側緯糸5本分の経糸ロングクリンプ、上面側緯糸3本分の経糸潜在部により形成された5/3組織とした。本実施例は実施例11と同じく1つの経糸ロングクリンプ、1つの経糸潜在部からなる組織である。
本実施例のように上面側緯糸と走行面側緯糸の配置割合を同じにすることで優れた剛性が得られる。上面側表面は比較的密で平滑な表面が形成されるため被処理物の捕捉性に優れたものとなる。また、織物表面が織物走行方向に沿った経糸クリンプにより形成されているため、被処理物の残渣が刺さり込みにくく被処理物の剥離性、織物の洗浄性にも優れる。そして上面側表面は密であるが上面側層から走行面側層へとつながるろ水空間が形成された2層構造としたためろ水性、耐摩耗性にも満足できる織物となった。
本発明の水平ベルトフィルタ用ファブリックは、化学工業、鉱山選鉱、食品工業等の分野で固−液スラリーの脱水、ろ過、洗浄、濃縮等に使用される。
本発明の実施例1の完全組織を示す意匠図である。 本発明の実施例2の完全組織を示す意匠図である。 本発明の実施例3の完全組織を示す意匠図である。 本発明の実施例4の完全組織を示す意匠図である。 本発明の実施例5の完全組織を示す意匠図である。 本発明の実施例6の完全組織を示す意匠図である。 本発明の実施例7の完全組織を示す意匠図である。 本発明の実施例8の完全組織を示す意匠図である。 本発明の実施例9の完全組織を示す意匠図である。 本発明の実施例10の完全組織を示す意匠図である。 本発明の実施例11の完全組織を示す意匠図である。 本発明の実施例12の完全組織を示す意匠図である。
符号の説明
1〜12 経糸
1´〜16´ 上面側緯糸、走行面側緯糸

Claims (5)

  1. 上面側層を形成する上面側緯糸と、走行面側層を形成する走行面側緯糸を経糸によって織り合わせてなる2層構造の水平ベルトフィルタ用ファブリックにおいて、上面側表面は連続する4本以上の上面側緯糸の上側を通って形成される経糸ロングクリンプと、1ないし4本の上面側緯糸の下側を通る経糸潜在部とから構成されており、経糸潜在部のうち少なくとも一部が1本または2本の走行面側緯糸の下側を通って上面側層と走行面側層を織り合わせ、上面側表面に経糸ロングクリンプ、走行面側表面に緯糸ロングクリンプを形成する水平ベルトフィルタ用ファブリック。
  2. 請求項1に記載された水平ベルト用ファブリックの経糸潜在部が、上面側層と走行面側層の間、次いで1または2本の走行面側緯糸の下側、次いで上面側層と走行面側層の間を通る組織である、水平ベルトフィルタ用ファブリック。
  3. 請求項1に記載された水平ベルト用ファブリックが2つの経糸潜在部を有し、一方が上面側層と走行面側層の間、次いで1または2本の走行面側緯糸の下側、次いで上面側層と走行面側層の間を通る組織であり、もう一方が1ないし4本の上面側緯糸と走行面側緯糸の間を通る組織である、水平ベルトフィルタ用ファブリック。
  4. 上面側緯糸と走行面側緯糸の配置本数が1:1〜2:1である、請求項1に記載された水平ベルトフィルタ用ファブリック。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載された、2層構造のファブリックであって、上面側表面は緯糸よりも経糸が多く現れる経糸リッチ組織であり、走行面側表面は経糸よりも緯糸が多く現れる緯糸リッチ組織である水平ベルトフィルタ用ファブリック。

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