JP2002523288A - 交通設備の制御および監視方法 - Google Patents
交通設備の制御および監視方法Info
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- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
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- Road Signs Or Road Markings (AREA)
Abstract
Description
。閉塞表原理に従って作業する信号扱い所は、予定されている走行線路設定に対
する鉄道踏切、レール、路線閉塞、信号の転轍機のような設備要素の静的な状態
が示され下記文献〔2〕の図25および図26に示されている閉塞表および隔離
表の使用に基づいている。通常また一部では、作業規則および地理学上の特異性
により決定されている設備要素間の、プロセスに依存する関係が同様に表への脚
注に個々の設備要素の制御の際に考慮に入れるべき追加条件として示されている
。これらの追加条件の定式化は実際にすべての条件において一義的ではない。従
って閉塞表、隔離表および脚注を用いての、走行線路の確実な形成、監視および
解消の役割をするシステムの記述の完全性はほとんど保証されていない。プロセ
ス進行中に生起または変化する走行線路間の関係は捕捉されない。閉塞表、隔離
表および脚注の正しい変換のためには、場合によっては考慮に入れるべき関連を
設備要素の制御の際にその職業経験に基づいて認識かつ制御する計画者が必要と
される。その際に信号扱い所の設備モジュールのすべての機能範囲の正確な知識
が必要である。
する設備に対して簡単に実現可能である交通設備の制御および監視方法を提供す
ることである。
明の有利な実施態様はその他の請求項にあげられている。
単な計画を可能にする。本発明によれば、走行経路の構成及び/又は分解のため
に設けられている制御プロセスは設備要素へのパラメータの完全な対応付けに基
づいている。さらにレール空き報知装置の一覧表化が、設定すべき走行線路を走
行する際にこれらのレール空き報知装置を通過する順番に関係して行われる。こ
のことは特に交通設備の利用度の増大を可能にする。走行線路はより速く分解か
つ再び合成される。加えて障害がより容易に認識かつ補正される。 ・レール区間の監視および空き報知のために設けられている設備要素(以下では
空き報知機と呼ばれる)は新たに各々の合成すべき走行経路パラメータに対して
対応付けられ、それにより設定すべき走行経路のなかの空き報知機の順番が決め
られる。 ・別の設備要素に、1つまたは多くの空き報知機への設備要素の対応付けを決め
る少なくとも1つのパラメータが対応付けられている。 ・場合によっては設備要素に、制御上重要な情報を含んでいる別のパラメータが
対応付けられている。 ・複雑な運転条件は好ましくは少なくとも1つの行を有する表において捕捉され
、完全に記述される。それから、設備要素に対応付けられる論理的パラメータの
状態が決定される。
されている設備要素へのパラメータの対応付けによりわずかな費用で一義的にか
つ確実に実現可能である。
平行にAからBへまたはCからDへ導かれている2つのレールGL1、GL2を
有する鉄道設備が示されており、レールGL1、GL2は2つの結合レールGL
12、GL21およびこれらの結合レールGL12、GL21に接続されている
各2つの転轍機W1、W3またはW4、W2を介して互いに結合されている。レ
ールGL1、GL2は、レール電流回路または車軸カウンタの形態で実現されて
いる(レール‐)空き報知機FM1、…、FM14により監視される種々の範囲
に分割されている。
情報を処理する。所属のレール区間の求められた状態は信号扱い所に報知される
。安全技術上の理由からこれらの報知は反一致または冗長性に構成される。直流
または交流電圧‐直流電流回路または車軸カウンタを有するレール空き報知装置
はたとえば下記文献〔1〕の第277〜316頁または文献〔3〕に記載されて
いる。
の転轍機W1、・・・、W4をめぐってのレール範囲が空き報知機FM3、FM
5、FM10、FM12により監視される。空き報知機FM1、FM7、FM8
、FM14に所属する範囲に添えて、信号機S1、S4、S5またはS8が設け
られている。空き報知機FM4、FM11に所属する範囲には信号機S2、S3
またはS6、S7が対応付けられている。点A、B、C、D間には点Aまたは点
Cから出発して下記の走行経路が合成され得る(操車走行区間は除外される)。 走行経路1 AからレールGL1を経てBへ 走行経路2 AからレールGL1、結合レールGL12、レールGL2、結合レ ールGL21およびレールGL1を経てBへ 走行経路3 AからレールGL1、結合レールGL12およびレールGL2を経 てDへ 走行経路4 CからレールGL2を経てDへ 走行経路5 CからレールGL2、結合レールGL21およびレールGL1を経 てBへ
行経路に所属するすべての操作要素が制御プロセスにより、別の走行経路(たと
えば走行経路2、3、4、5の1つ)を合成するための他の要求および操作に対
して遮断し、その後に操作される。もちろん操車走行線路、到着線路、出発線路
のようなさらに別の走行経路も操作され得る。従って本発明を説明するために以
下では走行経路5を合成および分解するための過程のみが説明される。制御プロ
セスに基づいて設定されるこの走行経路に対して設備要素S1、…、S8、W1
、…、W4、FM1、…、FM14は、パラメータのなかに示されている条件が
満足されているかぎり、下記の表1及び表2に示されている状態にある。
御プロセスのなかで有意義である条件または対応付けを記述する少なくともパラ
メータ(または補助量)が対応付けられている。制御プロセスが完全かつ一義的
に実現されるためには、すべての必要なパラメータが用意されていなければなら
ない。好ましくは多くのパラメータがパラメータリストにおいて下記のように対
応付けられている。
タは置き換え、付加または省略され得る。存在している設備要素におけるパラメ
ータリストの一回の適合の後に、その後の変更はもはや必要であるべきではなく
、または避けられるべきであろう。いま任意の設備の要素に対して使用可能であ
るパラメータリストから出発して、計画すべき設備に対して、すべての必要とさ
れる走行線路に対する設備要素のパラメータ値、可能な状態および対応付けが決
められる表が作成される。
けを示す。考慮に入れるべき各々のパラメータに対して1つの列が設けられてい
る。すべての設備要素に対するパラメータを有する完全な表はすべての5つの走
行線路に対して全体で20個の列ならびに設備要素のリストに対する1つの列を
含んでいる。設備要素に対する条件は29個の行に示されている。
備を制御するため、または走行線路を合成および分解するためのすべての条件が
完全かつ一義的に記述される。従って閉塞表に基づいて、設備コンピュータ上で
ランし得る制御プログラムが手作業でまたは好ましくは自動的に作成される。そ
のなかにすべての条件および対応付けが完全に示されている閉塞表の技術的な処
理可能性に基づいて、制御プログラムがプログラム発生器により自動的に発生さ
れる。
する追加的な条件が新たに追加的な行に挿入される。別の行に設けられている多
くの条件の論理演算T1により複雑な条件も考慮に入れられる。これらの条件ま
たは条件の論理演算結果は別の行においてパラメータとして考慮に入れられる。
び表3参照)に保たれているプロセスの制御のための記述により、データ処理装
置上でランする走行路線の合成および分解のための操作プロセスの結果を検査す
るために、上記の記述を直接に利用することが可能である。それによってコンピ
ュータシステムの処理の誤りが容易に確認される。
おけるそれらの順番に従って番号付けされ、また別の設備要素(転轍機、信号機
など)が少なくとも空き報知機FMに対応付けられることは設備の有利な制御の
ために特に重要である。これらの措置は特に制御プロセスの進行の際の高い確実
さを保証するために有利である。さらにこれらの措置により走行線路の利用度が
高められる。設定された走行線路の区間は空き報知機FMの決められた順番に基
づいて車両の通過後に再びレリーズされ、それによって走行線路の部分的な分解
が達成される。従って走行線路の“分解された”区間は、車両が走行線路の終端
に場合によってはまだ到達していない場合に、別の走行線路の合成のために再び
利用される。すなわち空き報知機FMにより車両がレール区間を通過したことが
登録され、それによって、その区間が走行線路から切り離されると直ちに、空き
報知機FMに対応付けられているすべての設備要素がレリーズされる。
ータは上に説明された。転轍機に対するパラメータ2、3は設定可能な状況また
は転轍機が走行経路で占める機能に関するものである。たとえばそれは走行され
ずに、敵対的な列車を設定された走行線路から遠ざけるフランク保護としての役
割をする。空き報知機に対するパラメータ2は、緑(または進行レリーズ)への
始発点信号機の切換に対する満足すべき条件に関するものである。パラメータ3
はどの規範に従って区間を監視すべきかを示す。パラメータ4は走行線路または
好ましくは走行線路区間を分解またはレリーズするのにどの規範を満足すべきか
を示す。表2において、信号機に対するパラメータ2は信号機の機能を定める。
パラメータ3は表示すべき走行コンセプトを示し、またパラメータ4は信号機変
更のために満足すべき条件を示す。
別な地理学的な埋め込みに支えられている利用者の特別な要求を考慮に入れる必
要がある。従って、閉塞表においてパラメータとして(たとえば信号の切換に対
するパラメータNo.4として)考慮に入れるべき追加的な条件が示されている
別の行が設けられていることは好ましい。多くの条件が追加的な行においても論
理演算され得る。閉塞表の行29において、行27および行28に示されている
条件AおよびBがアンド論理演算されている。変数T1により表されるこの演算
の結果は信号S5に対して設けられている行5にパラメータ4のもとに条件とし
て示されている。信号S5はその際に、図面に示されている遮断機BA1ならび
に監視装置BUによりそれに所属する鉄道踏切が安全にされたときにしか走行コ
ンセプト“進行”に切換えられてはならない。このようにして任意の別の応用固
有の条件が考慮に入れられる。すなわち条件A、B、・・・はもちろん個々に行
1、・・・、26のなかでも考慮に入れられ得る。
タは行に示される。
ベルで補正される。現今の信号扱い所ではレール区間の監視が、上述のように、
たとえば車軸カウンタ及び/又はレール電流回路を手段として行われる。2つの
車軸カウンタのカウント結果の論理的演算により、列車がレール区間を通過しか
つ完全に去っているかどうかが確認される。列車が当該レール区間を通過し終わ
り、かつ車軸カウンタが相い異なるカウント結果を有するかぎり、知られている
設備において走行線路は分解されない。誤りは現今多くの可能な作用の結果とし
て位置局限が困難である。車軸カウンタの多くの相い続く区間のカウント結果の
論理的演算により誤り補正が直接的に車軸カウント論理で可能である。車軸カウ
ンタの下でのこのような結合のための費用は大きい。
過されるかが確認される。空き報知機は車軸カウンタ及び/又はレール電流回路
、またはレール区間の塞がりを検出するための別の装置である。
(パラメータ1の値は行から行へと連続的に増大する)。図面から、空き報知機
FM8、FM9、FM10、FM11、FM12、FM5、FM6、FM7の順
番が、走行経路5の利用の際に順次に通過されるレール区間の順番に一致してい
ることは明らかである。
空き)が示されている。従ってこれらのレール区間の各々は分解の前に塞がって
おり、かつ再び空いていなければならない。
fの満足を報知する場合(レール区間は塞がりかつ再び空き)、空き報知機FM
11において誤りが生起していることが容易に確認される。このことを立証する
ために別の空き報知機(FM5、FM8、FM7)からの報知が待たれる。続い
て論理的規則により誤り像の処理後に必要かつ可能であれば鉄道技術的に許され
る補正措置がレール区間のレリーズの際に開始される。走行された走行線路は定
められている安全規則に従って遮断され、または完全にまたは部分的に分解され
得る。補正が許されないならば、すなわち誤動作が認識されないならば、当該レ
ール区間の光学的な監視が要求される(たとえば車両が列車から切り離されたか
どうかが検査される)。さらに事情によっては誤りのある車軸カウンタ及び/又
はレール電流回路が検査方法により検査され、または、必要であれば、修復され
るまで不能動化かつ機能的に置換される。特に、必要な補正措置が詳細な誤り情
報に基づいて目的に則してプロセス制御のレベルで応用されると有利である。
SBBkr1)、1990年2月版、第1巻) [2]R.ヘンマリ著「鉄道運転のための安全設備の原理」(スイス鉄道発行(
SBBkr1)、1990年2月版、第2巻) [3]ヨーロッパ特許出願公開第0831006号明細書
Claims (12)
- 【請求項1】 操作および監視要素、特に転轍機(W1、・・・、W4)、
信号機(S1、・・・、S8)および空き報知機(FM1、・・・、FM14)
を有する交通設備の制御および監視方法であって、走行経路を合成するための要
求によって、この走行経路に所属する全ての操作要素を別の走行経路を合成する
ための他の要求および操作に対して遮断しその後に操作し、軌道車両に対する少
なくとも2つの走行経路が設定可能である方法において、設備要素(W1、・・
・、W4;S1、・・・、S8;FM1、・・・、FM14)に、各々の予定さ
れている走行線路に対して設定すべきまたは考慮に入れるべき状態または対応付
けに関する少なくとも1つのパラメータ(1、2、3、4)が対応付けられ、空
き報知機(FM1、・・・、FM14)に対応付けられているパラメータ(1)
によって、走行経路における空き報知機(FM1、・・・、FM14)の順番が
決められ、別の設備要素(W1、・・・、W4;S1、・・・、S8)に対応付
けられているパラメータ(1)によって、空き報知機(FM1、・・・、FM1
4)の少なくとも1つへのそのパラメータの所属が決められることを特徴とする
交通設備の制御および監視方法。 - 【請求項2】 パラメータが設備要素(W1、・・・、W4;S1、・・・
、S8;FM1、・・・、FM14)に対応付けられる閉塞表が使用され、閉塞
表に基づいて制御プロセスが手動または自動的に作成されることを特徴とする請
求項1記載の方法。 - 【請求項3】 閉塞表には各設備要素(W1、・・・、W4;S1、・・・
、S8;FM1、・・・、FM14)に対して行または列が設けられており、別
の行または列に、任意の別の考慮に入れるべき状態に関する追加的な条件(A、
B)が示されていることを特徴とする請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 追加的な条件(A、B)が、個々にまたは別の行または列に
示される論理演算により互いに結び付けられて、設備要素(W1、・・・、W4
;S1、・・・、S8;FM1、・・・、FM14)に対するパラメータとして
使用されることを特徴とする請求項3記載の方法。 - 【請求項5】 走行経路の合成後および走行時に、走行経路に所属する空き
報知機(FM8;FM9;FM10;FM11;FM12;FM5;FM6;F
M7)が順番に通過されるかどうかが確認され、空き報知機(FM8;FM9;
FM10;FM11;FM12;FM5;FM6;FM7)に対応付けられてい
るすべての設備要素(W1、・・・、W4;S1、・・・、S8)が、空き報知
機(FM8;FM9;FM10;FM11;FM12;FM5;FM6;FM7
)により監視されるレール区間が車両により通過されると直ちにレリーズされる
ことを特徴とする請求項1乃至4の1つに記載の方法。 - 【請求項6】 レール区間の走行の後にレリーズされるすべての設備要素(
W1、・・・、W4;S1、・・・、S8)が必要に応じて別の走行線路を合成
するために使用されることを特徴とする請求項5記載の方法。 - 【請求項7】 空き報知機(FM8、FM9、FM10、FM11、FM1
2、FM5、FM6、FM7)からの空き報知の順番が、走行線路(走行経路5
)を走行する際に検査されることを特徴とする請求項1乃至6の1つに記載の方
法。 - 【請求項8】 空き報知の順番が守られていない際に補正措置が開始される
ことを特徴とする請求項7記載の方法。 - 【請求項9】 空き報知を発している空き報知機(FM11)及び/又は所
属するレール区間が検査されることを特徴とする請求項8記載の方法。 - 【請求項10】 走行線路が空き報知の欠落の際に禁止され、または完全に
または部分的にレリーズされることを特徴とする請求項8又は9記載の方法。 - 【請求項11】 プロセスの制御のために必要なすべてのパラメータを設備
要素(W1、・・・、W4;S1、・・・、S8;FM1、・・・、FM14)
に対応付けた閉塞表が使用され、この閉塞表に基づいて制御プロセスが手動また
は自動的に作成されることを特徴とする請求項1乃至10の1つに記載の方法。 - 【請求項12】 データ処理装置で実行される操作プロセスの結果の検査が
、パラメータリストにより補足されて完全な設備記述を形成する作成された閉塞
表によって行われることを特徴とする請求項1乃至11の1つに記載の方法。
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