JPH085089Y2 - 列車運行管理装置 - Google Patents

列車運行管理装置

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JPH085089Y2
JPH085089Y2 JP9126989U JP9126989U JPH085089Y2 JP H085089 Y2 JPH085089 Y2 JP H085089Y2 JP 9126989 U JP9126989 U JP 9126989U JP 9126989 U JP9126989 U JP 9126989U JP H085089 Y2 JPH085089 Y2 JP H085089Y2
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train
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、列車の進路制御,進行の可否を表す指示等
を自動的に処理して列車の運行を管理する列車運行管理
装置に関する。
〔従来の技術〕
第3図は従来の列車運行管理装置の構成を示すブロッ
ク図である。
図中、1は中央計算機であり、そのメモリに列車ダイ
ヤが記憶されており、自動的に列車の運行を管理する自
動モードに使用される。この中央計算機1は、伝送路3
により中央処理装置2と接続されており、列車ダイヤに
従って列車の運行状況を監視し、種々の指示を発生す
る。
中央処理装置2はこの列車運行管理装置全体の制御を
司り、伝送路5にて運行表示盤4と、伝送路7にて手動
制御盤6と、伝送路10にてノード9を介して伝送路8に
それぞれ接続されている。
運行表示盤4は中央処理装置2から伝送路5により表
示情報が与えられ、これに従って列車の在線状況、即ち
現在位置及びその列車番号,列車種別(特急,急行,普
通等の区別),信号の現示状況更には列車の遅延情報を
表示する。
手動制御盤6は、手動で列車の運行を管理する手動モ
ード(CTCモード)に使用される。手動制御盤6はこの
装置が設置されている中央指令所から各駅の進路を手動
で設定し、また列車番号,列車種別を手動で設定するた
めに使用される。
伝送路8は、中央処理装置2と各連動制御駅に設置さ
れているCTC駅装置12相互間で情報を授受するためにル
ープ状に構成されている。なお、連動制御駅とは、この
列車運行管理装置による制御下にある駅のことである。
伝送路8には複数のノードが配されており各CTC駅装
置12及び伝送路10への分岐点となっている。
11は伝送路8上の各ノード9と各CTC駅装置12との間
の伝送路である。
13は線路,ポイント等を制御する継電連動装置、15は
軌道回路,ポイント,信号機等の現場機械、14,16はそ
れらを接続する伝送路である。
このような従来の装置の動作は以下の如くである。
中央計算機1による制御が行われる場合、即ち自動モ
ードにおいては、各連動制御駅の現場機械15から得られ
る軌道情報10aがCTC駅装置12に収集され、伝送路8を介
して中央処理装置2へ伝送され、更に運行表示盤4及び
中央計算機1に送られる。
運行表示盤4においては、中央処理装置2から送られ
てくる情報に従って列車の在線位置が表示される。また
中央計算機1においては、中央処理装置2から伝送路3
を介して情報3aを受取り、予め記憶されている列車ダイ
ヤと比較して列車の遅延情報あるいは進路指令を情報3b
として伝送路3を介して中央処理装置2へ出力する。
進路指令は情報10bとして伝送路8を介して各CTC駅装
置12へ伝送され、更に継電連動装置13を経由して現場機
械15を制御する。
一方、遅延情報は情報5aとして運行表示盤4へ伝送さ
れ、表示される。
これに対して中央計算機1を使用しない場合、即ち自
動モードではなく手動制御盤6による手動制御、即ちCT
Cモードにおいては、手動制御盤6上のスイッチをオペ
レータが手動で操作することにより、各連動駅の現場機
械15を遠隔制御する。
いまある連動駅において事故が発生した場合、その駅
のみは自動モードからCTCモードに切換えられる。
CTCモードに切換えられた駅では何等かの事情により
通常の列車ダイヤとは異なる列車運行が実施される。即
ち、列車ダイヤに乱れが生じた場合には、早期にダイヤ
を回復する目的で通常の運行順序とは異なる順序で列車
を発車させたり、あるいは通常は更に遠方の駅が終着で
ある列車をその駅で折返し運転したり等の措置が臨時に
採られる場合が多い。
このような場合、CTCモードの駅からその隣りの自動
モードの駅へ列車が進入する際にその列車の運行順序,
列車番号,列車種別等が中央計算機1に予め記憶されて
いる列車ダイヤ通りであれば何等問題はなく、中央計算
機1は列車ダイヤに従って進路制御を実施することが可
能である。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、列車ダイヤに予定されている列車とは異なる
列車がCTCモードで列車の運行が行われている区間から
自動モードで列車の運行が行われている区間の駅へ進入
した場合、その列車に本来予定されているホーム番線と
は異なるホーム番線へ入線したり、列車種別を間違える
等の混乱が生じる可能性がある。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであ
り、手動制御であるCTCモード区間から自動モード区間
へ列車が進入した場合に、その列車が列車ダイヤにおい
て予定されている列車と異なる場合に列車運行管理装置
のオペレータに警報を与えることにより、混乱を事前に
回避し得る列車運行管理装置の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る列車運行管理装置は、列車の現在位置及
び列車番号及び/又は列車種別を表示する表示盤を備
え、オペレータによる手動操作にて列車に番号及び/又
は種別を設定して運行を手動モードで管理する手動モー
ド管理手段と、予め設定されている列車ダイヤに従って
自動的に列車に番号及び/又は種別を設定して運行を自
動モードで管理する自動モード管理手段とにより、列車
の運行を管理する列車運行管理装置において、前記手動
モード管理手段において列車番号及び/又は列車種別が
設定された列車が、自動モード管理手段により管理する
場合に、その列車の列車番号及び/又は列車種別を前記
列車ダイヤと照合する照合手段と、該照合手段による照
合結果が不一致である場合に、オペレータ及び/又は当
該列車に警報を発生する警報発生手段とを備えたことを
特徴とする。
〔作用〕
本考案の列車運行管理装置によれば、列車の運転管理
が手動モード管理手段による管理から自動モード管理手
段による管理へ移動された際に、列車番号,列車種別等
が列車ダイヤ上で本来予定されている列車と異なる場合
には警報が発せられる。
〔考案の実施例〕 以下、本考案をその実施例を示す図面に基づいて詳述
する。
第1図は本考案に係る列車照合装置の構成を示すブロ
ック図である。
図中、1は中央計算機であり、そのメモリに列車ダイ
ヤが記憶されており、自動的に列車の運行を管理する自
動モードに使用される。この中央計算機1は、伝送路3
により中央処理装置2と接続されており、列車ダイヤに
従って列車の運行状況、例えば列車番号,列車種別,行
先,各駅毎の到着時刻,出発時刻,停車時分等を監視
し、種々の指示を発生する機能を備え、自動モード管理
手段を構成している。
なお、ここにいう自動モードとは中央計算機1に予め
ストアされている列車ダイヤに基づいて列車の運行を行
うモードのことである。
中央処理装置2はこの列車運行管理装置全体の制御を
司り、伝送路5にて運行表示盤4と、伝送路7にて手動
制御盤6と、伝送路10にてノード9を介して伝送路8に
それぞれ接続されている。
運行表示盤4は中央処理装置2から伝送路5により表
示情報が与えられ、これに従って列車の在線状況、即ち
現在位置及びその列車番号,列車種別(特急,急行,普
通等の区別),信号の現示状況更には列車の遅延情報を
表示する。
手動制御盤6は、手動で列車の運行を管理する手動モ
ード(CTCモード)管理手段を構成している。
なお、ここにいう手動モードとは計算機に依るのでは
なく、人の意志で列車の運行を行うモードである。
手動制御盤6はこの装置が設置されている中央指令所
から各駅の進路を手動で設定し、また列車番号,列車種
別を手動で設定するために使用される。
伝送路8は、中央処理装置2と各連動制御駅に設置さ
れているCTC駅装置12相互間で情報を授受するためにル
ープ状に構成されている。なお、連動制御駅とは、この
列車運行管理装置による制御下にある駅のことである。
伝送路8上には複数のノードが設けられており各CTC
駅装置12への及び伝送路10への分岐点となっている。
11は伝送路8上の各ノード9と各CTC駅装置12との間
の伝送路である。
13は線路,ポイント等を制御する継電連動装置、15は
軌道回路,ポイント,信号機等の現場機械、14,16はそ
れらを接続する伝送路である。
以上の構成は第3図に示した従来例と同様であるが、
本考案では各CTC駅装置12に列車種別表示器21が、また
中央計算機1に警報ブザ23がそれぞれ付加されている。
列車種別表示器21は各連動駅の出発現示を表示する信
号機に併せて取付けられていて、伝送路22にてCTC駅装
置12と接続されている。
この列車種別表示器21は、一般的には特急列車に対し
ては「ト」を、急行列車に対しては「キ」を、普通列車
に対しては「フ」をそれぞれ表示するように構成されて
いる。そして、この列車種別表示器21による「トキフ」
の内のいずれかが中央処理装置2の制御により表示さ
れ、列車の運転士が自身が運転している列車の種別と一
致しているか否かを確認する。この列車種別表示器21に
表示される情報はたとえば踏切の制御、即ち警報及び遮
断機の制御にも使用されるため、一致していない場合に
確認を怠るようなことがあると、たとえば踏切の遮断機
が上がったままで特急列車が通過するというような極め
て危険な状態が発生する。
情報22aは列車ダイヤに基づいて各CTC駅装置12から列
車種別表示器21へ送られる「トキフ」情報を、情報22b
は列車種別表示器21における「トキフ」情報の表示状態
をCTC駅装置12へフィードバックするアンサバック情報
である。
また、3dは中央計算機1から中央処理装置2へ出力さ
れる「トキフ」情報が付加された情報を、10dは同じく
中央処理装置2から各CTC駅装置12へ出力される「トキ
フ」が付加された情報をそれぞれ表し、10cは各CTC駅装
置12から中央処理装置2へ伝送されるアンサバック情報
が付加された情報を、3cは中央処理装置2から中央計算
機1へ伝送されるアンサバック情報が付加された情報を
それぞれ表している。
7bは、CTCモードである駅の列車種別表示器21に対し
て手動制御盤6により「トキフ」情報が設定された場合
に、「トキフ」情報が付加された手動制御盤6から中央
処理装置2へ出力される情報を表している。
第2図は運行表示盤4の表示状態を模式的に示した図
であり、X駅とY駅とが示されている。
両駅において、a(Xa,Ya)は共に副ホーム番線を、
b(Xb,Yb)は共に本ホーム番線を示し、cはX駅にお
いて列車の入換えを行うための入換線をそれぞれ示して
いる。
31は各駅X,Yへの接近区間入口であり、各駅X,Yの場内
信号機等の制御のトリガ点となる。
32はそれぞれの区間に在線する列車の列車番号が表示
される列車番号表示窓、33は列車の種別を表す列車種別
表示窓、34は各駅X,Yの各番線の出発信号機を表す。
次に、このような構成の本考案の列車運行管理装置の
動作について以下に説明する。
いま仮に、X駅がCTCモードで、Y駅が自動モードで
制御されているとする。
通常は、X駅の本ホーム番線Xb及び副ホーム番線Xaの
列車番号表示窓32には前の駅が自動モードであれば中央
計算機1に予め記憶されている列車ダイヤで定められて
いる列車番号及び列車種別が表示される。
X駅から列車が出発してたとえばY駅へ向かうと、そ
の列車の列車番号及び列車種別の情報は中央計算機1及
び中央処理装置2の処理によりX駅とY駅との間に配置
されている列車種別表示窓33に表示される。そして、列
車がトリガ点31を通過すると、中央計算機1に記憶され
ている列車ダイヤのY駅における予定に基づいてY駅手
前に配置されている列車番号表示窓32にその列車の列車
番号が表示される。列車が更に進行してY駅のいずれか
のホーム番線(Ya,Yb)へ進入すると、当該ホーム番線
の列車番号表示窓32にその列車の列車番号が表示され
る。
ところで、ダイヤが乱れてたとえばY駅からX駅へ到
着した列車をX駅の入換線cで入換えて折り返し運転す
るような場合、手動制御盤6の手動操作により新たに列
車番号,列車種別が設定され、対応する「トキフ」情報
が入換線cの列車番号表示窓32に表示される。
そして、入換線cで入換えられた列車がX駅からY駅
へ進行する際に、この列車に付与されている列車番号,
列車種別が、中央計算機1に記憶されている列車ダイヤ
上のX駅からY駅へ進行する予定の列車の列車番号,列
車種別と一致していれば、列車がトリガ点31へ進入した
時点で正しい表示がX駅とY駅との間の列車番号表示窓
32に行われる。
しかし、たとえばダイヤ上に予定されていない列車が
X駅で新たに仕立てられた場合には、手動制御盤6の手
動操作により列車番号,列車種別を設定することにな
る。この場合、その列車がトリガ点31へ進入すると、中
央計算機1が列車ダイヤ上のある列車と誤って認識し、
この結果X駅とY駅との間に配置されている列車番号表
示窓32には列車の実際の種別とは異なる表示がなされる
可能性がある。
このように、列車の実際の種別が自動モードにより設
定されている種別と異なる場合には、たとえばY駅以降
の各駅あるいは踏切等において種々の混乱が生じ、また
事故の原因ともなる。
本考案ではこのような混乱は回避されるので、以下に
説明する。
前述の如く、CTCモードであるX駅から自動モードで
あるY駅へ列車が進行する場合、列車がトリガ点31へ進
入した時点で、中央計算機1は自身が記憶している列車
ダイヤと中央処理装置2が保持しているその列車に関す
る情報とを照合する照合手段を有し、不一致であれば警
報発生手段たる警報ブザ23を鳴動して警報を発生すると
共に、その列車が進入しようとしている区間の信号機、
たとえばこの場合であればY駅の入場信号機をCTC駅装
置12を介して停止現示する等により安全策を講じる。
なお上述の実施例では、列車種別を示す情報、即ち
「トキフ」情報は自動モードでは中央計算機1により列
車ダイヤに基づいて出力し、手動モードでは手動制御盤
6による手動設定に基づいて出力され共に列車種別表示
器21に表示されるようにしているが、列車側において列
車種別を設定し、これを地上側で読取って制御するよう
な構成の装置に対しても本考案は有効である。
また上記実施例では、列車が自身の進行に伴って手動
モードから自動モードへ移行する場合について説明して
いるが、手動モードにより管理されている区間が自動モ
ードによる管理に切換えられた場合にも本考案は適用可
能である。
〔考案の効果〕
以上の如く、本考案の列車運行管理装置によれば、手
動モード管理手段において列車番号及び/又は列車種別
が設定された列車を自動モード管理手段により管理する
場合に、その列車の列車番号及び/又は列車種別を前記
列車ダイヤと照合する手段と、この照合手段による照合
結果が不一致である場合にオペレータ及び/又は列車に
警報を発する手段とを備えることで、手動モード管理手
段での管理状態から自動モード管理手段による管理状態
への移行を安全に混乱なく行うことが出来る優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る列車運行管理装置の一構成例を示
すブロック図、第2図はその運行表示盤の表示状況を模
式的に示す図、第3図は従来の列車運行管理装置の一構
成例を示すブロック図である。 1……中央計算機、2……中央処理装置、4……運行表
示盤、6……手動制御盤、21……列車種別表示器、23…
…警報ブザ なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】列車の現在位置及び列車番号及び/又は列
    車種別を表示する表示盤(4)を備え、オペレータによ
    る手動操作にて列車に番号及び/又は種別を設定して運
    行を手動モードで管理する手動モード管理手段(6)
    と、予め設定されている列車ダイヤに従って自動的に列
    車に番号及び/又は種別を設定して運行を自動モードで
    管理する自動モード管理手段(1)とにより、列車の運
    行を管理する列車運行管理装置において、 前記手動モード管理手段(6)において列車番号及び/
    又は列車種別が設定された列車が、自動モード管理手段
    (1)により管理する場合に、その列車の列車番号及び
    /又は列車種別を前記列車ダイヤと照合する照合手段
    (1)と、 該照合手段(1)による照合結果が不一致である場合
    に、オペレータ及び/又は当該列車に警報を発生する警
    報発生手段(23)と を備えたことを特徴とする列車運行管理装置。
JP9126989U 1989-08-01 1989-08-01 列車運行管理装置 Expired - Lifetime JPH085089Y2 (ja)

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JPH0332564U JPH0332564U (ja) 1991-03-29
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FR2821812B1 (fr) * 2001-03-09 2003-12-19 Alstom Systeme de gestion de l'itineraire d'un vehicule ferroviaire
JP4769486B2 (ja) * 2005-05-13 2011-09-07 公益財団法人鉄道総合技術研究所 車両制動方法

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