JP2002522450A - Nk−2拮抗作用を有する単環式化合物及びそれらを含有した組成物 - Google Patents
Nk−2拮抗作用を有する単環式化合物及びそれらを含有した組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
NK−2受容体に対する拮抗作用を有した化学式(I)の化合物及びそれらの薬学的に受容可能な塩が説明される。上記化合物の調製方法と、それらの化合物を含有した薬剤もまた説明される。
Description
【0001】 [発明の分野] 本発明は、一般式(I)の化合物に関する。
【0002】
【化2】
【0003】 但し、X1、X2、X3、X4は、−CONR−、−NRCO−、−CH2−NR
−、−NR−CH2−から選択された同一または異なる基であって、Rは、H、
C1-3アルキル、ベンジルであり; f,mは、0、1および2から選択された同一または異なる数であり; R1およびR2は、同一または異なる基−(CH2)r−Arを表し、但しr=
0,1,2であり、またArは、ベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ベンゾチ
オフェン、ピリジン、キノリン、インドール、フラン、ベンゾフラン、チアゾー
ル、ベンゾチアゾール、イミダゾール、ベンゾイミダゾールから選択された芳香
族基であって、C1-3アルキル、ハロアルキル、C1-3アルキルオキシ、C2-4ア
ミノ−アルキルオキシ、ハロゲン、OH、NH2、CN、NR6R7から選択され
た2までの置換基によって置換されることがあり、但し、R6およびR7は、同一
または異なるHまたはC1-3アルキルであり、 R3は、次の基から選択された基−(CH2)r−Ar1であり、但しr=0,
1,2であり、またAr1は、ベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ベンゾチオ
フェン、ピリジン、キノリン、インドール、フラン、ベンゾフラン、チアゾール
、ベンゾチアゾール、イミダゾール、ベンゾイミダゾールから選択された芳香族
基であって、C1-3アルキルおよびハロアルキル、C1-3アルキルオキシおよびア
ミノ−アルキルオキシ、ハロゲン、OH、NH2、NR6R7から選択された2ま
での基によって置換されることがあり、但し、R6およびR7は、同一または異な
るHまたはC1-3アルキルであり、 R5は、Hであり、 R4は、 −NR8R9であって、但し、R8は、HまたはC1-3アルキルであり、またR9
は、メタンスルフォニル、トシル、テトラヒドロピラニル、S原子が酸素によっ
てモノまたはジ置換される可能性のあるテトラヒドロチオピラニル、N原子がC 1-3 アルキル、C1-3アシル、アミノスルフォニル、メタンスルフォニルによって
置換される可能性のあるピペリジル;または、(CH2)g−R10基、但しgは
1,2,3であり、R10は、モルホリン、フラン、CNから選択されたもの;ま
たは結合したN原子と共にピペラジンを形成するR8およびR9であって、その窒
素の1つがC1-3アルキル、C1-3アシル、またはメタンスルフォニルによって置
換される可能性のあるもの; −N(R11)CO(CH2)h−R12であって、R11は、H、C1-3アルキルで
あり;hは、0,1,2,3であり;またR12は、モルホリン、ヒドロキシまた
はヒドロキシメチルによって置換される可能性のあるピロリジン、ヒドロキシ、
カルボキシアミドまたはアミノスルフォニル基によって置換される可能性のある
ピペリジン、N原子がC1-3アルキル、トリアゾール、テトラゾール、5−メル
カプト−テトラゾール、フラン、チオフェンによって置換される可能性のあるピ
ペラジン、S原子がモノまたはジ酸素化される可能性のあるチオモルホリン、ヒ
ドロキシ基によって置換される可能性のあるアミノ−シクロヘキサンから選択さ
れたもの、 −COR13であって、R13は、1個以上のエーテルまたはヒドロキシ基を含有
するC2-6アルキルによって置換される可能性のあるモルホリンおよびピペラジ
ンから選択された基であるもの; から選択された基である。
−、−NR−CH2−から選択された同一または異なる基であって、Rは、H、
C1-3アルキル、ベンジルであり; f,mは、0、1および2から選択された同一または異なる数であり; R1およびR2は、同一または異なる基−(CH2)r−Arを表し、但しr=
0,1,2であり、またArは、ベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ベンゾチ
オフェン、ピリジン、キノリン、インドール、フラン、ベンゾフラン、チアゾー
ル、ベンゾチアゾール、イミダゾール、ベンゾイミダゾールから選択された芳香
族基であって、C1-3アルキル、ハロアルキル、C1-3アルキルオキシ、C2-4ア
ミノ−アルキルオキシ、ハロゲン、OH、NH2、CN、NR6R7から選択され
た2までの置換基によって置換されることがあり、但し、R6およびR7は、同一
または異なるHまたはC1-3アルキルであり、 R3は、次の基から選択された基−(CH2)r−Ar1であり、但しr=0,
1,2であり、またAr1は、ベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ベンゾチオ
フェン、ピリジン、キノリン、インドール、フラン、ベンゾフラン、チアゾール
、ベンゾチアゾール、イミダゾール、ベンゾイミダゾールから選択された芳香族
基であって、C1-3アルキルおよびハロアルキル、C1-3アルキルオキシおよびア
ミノ−アルキルオキシ、ハロゲン、OH、NH2、NR6R7から選択された2ま
での基によって置換されることがあり、但し、R6およびR7は、同一または異な
るHまたはC1-3アルキルであり、 R5は、Hであり、 R4は、 −NR8R9であって、但し、R8は、HまたはC1-3アルキルであり、またR9
は、メタンスルフォニル、トシル、テトラヒドロピラニル、S原子が酸素によっ
てモノまたはジ置換される可能性のあるテトラヒドロチオピラニル、N原子がC 1-3 アルキル、C1-3アシル、アミノスルフォニル、メタンスルフォニルによって
置換される可能性のあるピペリジル;または、(CH2)g−R10基、但しgは
1,2,3であり、R10は、モルホリン、フラン、CNから選択されたもの;ま
たは結合したN原子と共にピペラジンを形成するR8およびR9であって、その窒
素の1つがC1-3アルキル、C1-3アシル、またはメタンスルフォニルによって置
換される可能性のあるもの; −N(R11)CO(CH2)h−R12であって、R11は、H、C1-3アルキルで
あり;hは、0,1,2,3であり;またR12は、モルホリン、ヒドロキシまた
はヒドロキシメチルによって置換される可能性のあるピロリジン、ヒドロキシ、
カルボキシアミドまたはアミノスルフォニル基によって置換される可能性のある
ピペリジン、N原子がC1-3アルキル、トリアゾール、テトラゾール、5−メル
カプト−テトラゾール、フラン、チオフェンによって置換される可能性のあるピ
ペラジン、S原子がモノまたはジ酸素化される可能性のあるチオモルホリン、ヒ
ドロキシ基によって置換される可能性のあるアミノ−シクロヘキサンから選択さ
れたもの、 −COR13であって、R13は、1個以上のエーテルまたはヒドロキシ基を含有
するC2-6アルキルによって置換される可能性のあるモルホリンおよびピペラジ
ンから選択された基であるもの; から選択された基である。
【0004】 式(I)の化合物は、種々のキラル中心を表すので、本発明はまた単一のエナ
ンチオマーに関し、またジアステレオマー混合物に関することは明らかである。
ンチオマーに関し、またジアステレオマー混合物に関することは明らかである。
【0005】 [従来技術の説明] タキキニンのNK−2受容体は、哺乳動物の末梢神経系統内に広範に存在する
。NK−2受容体の選択的な刺激の種々の効果の1つは、平滑筋の収縮である。
それ故、NK−2受容体の拮抗阻害体は、タキキニンの放出が、対応する病理学
的異常の発生の一因となる、全ての病理学的条件内において、平滑筋の過剰な収
縮を制御可能にする薬剤である。
。NK−2受容体の選択的な刺激の種々の効果の1つは、平滑筋の収縮である。
それ故、NK−2受容体の拮抗阻害体は、タキキニンの放出が、対応する病理学
的異常の発生の一因となる、全ての病理学的条件内において、平滑筋の過剰な収
縮を制御可能にする薬剤である。
【0006】 特に、喘息の気管支痙攣成分、咳、肺刺激、腸痙攣または膀胱の局所痙攣、お
よび膀胱炎の場合の尿管、感染症および腎疝痛は、NK−2拮抗阻害体の投与が
適切である条件と考えることができる(E.M. Kudlacz et al. Eur. J. Pharmacol
., 1993 36, 17-25)。
よび膀胱炎の場合の尿管、感染症および腎疝痛は、NK−2拮抗阻害体の投与が
適切である条件と考えることができる(E.M. Kudlacz et al. Eur. J. Pharmacol
., 1993 36, 17-25)。
【0007】 環式化合物、特に環式ヘキサペプチド、環式(A.T. McKnight et al. Br. J. P
harmacol. 1991, 104, 355)および二環式(V. Pavone et al. WO 93/212227)、ま
たは環式疑似ペプチド(L. Quartara et al. J. Med. Chem., 1994, 37, 3630; S
.L. Harbeson et al. Peptides, Chemistry and Biology. Proceedings of Twel
th American Peptide Symposium, 1992, 124)は、タキキニンのNK−2受容体
に対するそれらの強い拮抗作用に関し、文献で知られている。
harmacol. 1991, 104, 355)および二環式(V. Pavone et al. WO 93/212227)、ま
たは環式疑似ペプチド(L. Quartara et al. J. Med. Chem., 1994, 37, 3630; S
.L. Harbeson et al. Peptides, Chemistry and Biology. Proceedings of Twel
th American Peptide Symposium, 1992, 124)は、タキキニンのNK−2受容体
に対するそれらの強い拮抗作用に関し、文献で知られている。
【0008】 WO98/34949では、低分子量で、単環式(monocyclic)の、ペプチドま
たは疑似ペプチド結合によって互いにリンクした4つの二官能性(bi-functional
)残基だけを含有する化合物が、如何にして既知の化合物と同等またはそれ以上
の薬学的活性を与え、更にヒトNK−2受容体に対する高選択性を示すかが説明
されている。
たは疑似ペプチド結合によって互いにリンクした4つの二官能性(bi-functional
)残基だけを含有する化合物が、如何にして既知の化合物と同等またはそれ以上
の薬学的活性を与え、更にヒトNK−2受容体に対する高選択性を示すかが説明
されている。
【0009】 本発明の1つの目的は、4つの二官能性残基を有し、且つWO98/3494
9には記載されていない新規な置換基を与える、新規で利用可能な単環式化合物
を作ることにある。これらの化合物は、NK−2受容体に対する新規で関心のあ
る強力な拮抗阻害体であり、それ故にそのような相互作用に関連した病理学の処
置に対して有用である。更に、それらは、WO98/34949に記載された最
類似の化合物より遙かに高い生体外および生体内活性を示す。
9には記載されていない新規な置換基を与える、新規で利用可能な単環式化合物
を作ることにある。これらの化合物は、NK−2受容体に対する新規で関心のあ
る強力な拮抗阻害体であり、それ故にそのような相互作用に関連した病理学の処
置に対して有用である。更に、それらは、WO98/34949に記載された最
類似の化合物より遙かに高い生体外および生体内活性を示す。
【0010】 [発明の詳細な説明] 本発明は、NK−2受容体に対する拮抗作用を有したペプチドまたは疑似ペプ
チド結合によって互いにリンクした4つの残基を含有し、上記のように規定され
た一般式(I)の新規で利用可能な単環式化合物を作ることにある。
チド結合によって互いにリンクした4つの残基を含有し、上記のように規定され
た一般式(I)の新規で利用可能な単環式化合物を作ることにある。
【0011】 本発明はまた、上記化合物の薬学的に受容可能な塩と、それらの調製方法と、
そしてそれらを含有する医薬組成物にも関する。
そしてそれらを含有する医薬組成物にも関する。
【0012】 式(I)の化合物は、種々のキラル中心を表すので、本発明はまた対応するエ
ナンチオマーとジアステレオマー混合物にも関する。
ナンチオマーとジアステレオマー混合物にも関する。
【0013】 本発明による好ましい化合物は、化学式(I)において、 fは、1であり、 mは、0であり、 X1、X2、X3、X4は、同一または異なる−CONR−および−NRCO−基
であり、 Rは、Hまたはメチルであり、 R1およびR2は、同一または異なる−CH2−Arであり、Arは、ベンゼン
、ピリジン、インドールから選択された芳香族基であって、C1-3アルキルおよ
びハロアルキル、C1-3アルキルオキシ、C2-4アミノ−アルキルオキシ、ハロゲ
ン、OH、NH2、CN、NR6R7から選択された置換基を有する2までの残基
によって置換されることがあり、但し、R6およびR7は、同一または異なるHま
たはC1-3アルキルであり、 R3は、−CH2−Ar1から選択された基であり、但しAr1は、アルファナフ
チル、ベータナフチル、フェニル、C1-3アルキルおよびハロアルキル、C1-3ア
ルキルオキシ、ハロゲン、OH、NH2から選択された2までの基によって置換
されたフェニルから選択された芳香族基であり、 R5は、Hであり、 R4は、 −NR8R9であって、但し、R8は、HまたはC1-3アルキルであり、またR9
は、メタンスルフォニル、トシル、テトラヒドロピラニル、S原子が酸素によっ
てモノまたはジ置換される可能性のあるテトラヒドロチオピラニル、N原子がC 1-3 アルキル、C1-3アシル、アミノスルフォニル、メタンスルフォニルによって
置換される可能性のあるピペリジル;または、(CH2)g−R10基、但しgは
1,2,3であり、R10は、モルホリン、フラン、CNから選択されたもの; または結合したN原子と共にピペラジンを形成するR8およびR9であって、そ
の窒素の1つがC1-3アルキル、C1-3アシル、またはメタンスルフォニルによっ
て置換される可能性のあるもの; −N(R11)CO(CH2)h−R12であって、R11は、H、C1-3アルキルで
あり;hは、0,1,2,3であり;またR12は、モルホリン、ヒドロキシまた
はヒドロキシメチルによって置換される可能性のあるピロリジン、ヒドロキシ、
カルボキシアミドまたはアミノスルフォニル基によって置換される可能性のある
ピペリジン、N原子がC1-3アルキル、トリアゾール、テトラゾール、5−メル
カプト−テトラゾール、フラン、チオフェンによって置換される可能性のあるピ
ペラジン、S原子がモノまたはジ酸素化される可能性のあるチオモルホリン、ヒ
ドロキシ基によって置換される可能性のあるアミノ−シクロヘキサンから選択さ
れたもの、 −COR13であって、R13は、1以上のエーテルまたはヒドロキシ基を含有す
るC2-6アルキルによって置換される可能性のあるモルホリンおよびピペラジン
から選択された基であるもの; から選択された基である化合物である。
であり、 Rは、Hまたはメチルであり、 R1およびR2は、同一または異なる−CH2−Arであり、Arは、ベンゼン
、ピリジン、インドールから選択された芳香族基であって、C1-3アルキルおよ
びハロアルキル、C1-3アルキルオキシ、C2-4アミノ−アルキルオキシ、ハロゲ
ン、OH、NH2、CN、NR6R7から選択された置換基を有する2までの残基
によって置換されることがあり、但し、R6およびR7は、同一または異なるHま
たはC1-3アルキルであり、 R3は、−CH2−Ar1から選択された基であり、但しAr1は、アルファナフ
チル、ベータナフチル、フェニル、C1-3アルキルおよびハロアルキル、C1-3ア
ルキルオキシ、ハロゲン、OH、NH2から選択された2までの基によって置換
されたフェニルから選択された芳香族基であり、 R5は、Hであり、 R4は、 −NR8R9であって、但し、R8は、HまたはC1-3アルキルであり、またR9
は、メタンスルフォニル、トシル、テトラヒドロピラニル、S原子が酸素によっ
てモノまたはジ置換される可能性のあるテトラヒドロチオピラニル、N原子がC 1-3 アルキル、C1-3アシル、アミノスルフォニル、メタンスルフォニルによって
置換される可能性のあるピペリジル;または、(CH2)g−R10基、但しgは
1,2,3であり、R10は、モルホリン、フラン、CNから選択されたもの; または結合したN原子と共にピペラジンを形成するR8およびR9であって、そ
の窒素の1つがC1-3アルキル、C1-3アシル、またはメタンスルフォニルによっ
て置換される可能性のあるもの; −N(R11)CO(CH2)h−R12であって、R11は、H、C1-3アルキルで
あり;hは、0,1,2,3であり;またR12は、モルホリン、ヒドロキシまた
はヒドロキシメチルによって置換される可能性のあるピロリジン、ヒドロキシ、
カルボキシアミドまたはアミノスルフォニル基によって置換される可能性のある
ピペリジン、N原子がC1-3アルキル、トリアゾール、テトラゾール、5−メル
カプト−テトラゾール、フラン、チオフェンによって置換される可能性のあるピ
ペラジン、S原子がモノまたはジ酸素化される可能性のあるチオモルホリン、ヒ
ドロキシ基によって置換される可能性のあるアミノ−シクロヘキサンから選択さ
れたもの、 −COR13であって、R13は、1以上のエーテルまたはヒドロキシ基を含有す
るC2-6アルキルによって置換される可能性のあるモルホリンおよびピペラジン
から選択された基であるもの; から選択された基である化合物である。
【0014】 化学式(I)の化合物より好ましいものは、 −X1、X2、X3、X4は、−CONR−であり、 −Rは、Hであり、 −R1は、トリプトファンの側鎖であり、 −R2は、塩素、フッ素、CF3、OH、CNから選択された2までの残基で置
換される可能性のあるフェニルアラニンの側鎖;または3−ピリジル−メチル基
;または4−ピリジル−メチル基であり; −R3は、ベンジルであり、 他の置換基は、上記で規定されたものである。
換される可能性のあるフェニルアラニンの側鎖;または3−ピリジル−メチル基
;または4−ピリジル−メチル基であり; −R3は、ベンジルであり、 他の置換基は、上記で規定されたものである。
【0015】 本発明による好ましい群の化合物は、 R、R1、R2、R3、R5、f、mは、上記のように規定されたものであり、 R4は、−NR8R9基であって、 R8は、Hまたはメチルであり、 R9は、4−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロチオピラニル、1−オ
キソ−テトラヒドロチオピラン−4−イル、1,1−ジオキソ−テトラヒドロチ
オピラン−4−イル、N−メチル−4−ピペリジニル、N−メタンスルフォニル
−4−ピペリジニル、N−アミノスルフォニル−4−ピペリジニルから選択され
た基であるか、 またはN原子に結合したR8およびR9は、N−メチル−ピペラジニル、N−ア
セチル−ピペラジニル、ピペラジニル、N−メタンスルフォニル−ピペラジニル
を表すものである。
キソ−テトラヒドロチオピラン−4−イル、1,1−ジオキソ−テトラヒドロチ
オピラン−4−イル、N−メチル−4−ピペリジニル、N−メタンスルフォニル
−4−ピペリジニル、N−アミノスルフォニル−4−ピペリジニルから選択され
た基であるか、 またはN原子に結合したR8およびR9は、N−メチル−ピペラジニル、N−ア
セチル−ピペラジニル、ピペラジニル、N−メタンスルフォニル−ピペラジニル
を表すものである。
【0016】 この最後の群の化合物の中で、以下のものが特に好ましい: i)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]−
Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} ii) シクロ{Suc[1−(S)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]−
Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} iii) シクロ{Suc[1−(R)−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)
アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} iv)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロチオピラニル)アミノ
]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} v)シクロ{Suc[1−(R)−(1−オキソ−テトラヒドロチオピラン−
4−イル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5
)−CH2NH]} vi)シクロ{Suc[1−(R)−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオピ
ラン−4−イル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−
C6H5)−CH2NH]} vii)シクロ{Suc[1−(R)−N−メチル−N−(4−テトラヒドロピ
ラニル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)
−CH2NH]} viii)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]
−Trp−Tyr−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} ix)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]−
Trp−Phe(4−F)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} x)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]−
Trp−Phe(3,5−F)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−C
H2NH]} xi)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]−
Trp−Phe(4−CN)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2 NH]} xii)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]
−Trp−Phe(4−CF3)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−C
H2NH]} xiii)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]
−Trp−Ala(4−ピリジル)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)
−CH2NH]} xiv)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]
−Trp−Ala(3−ピリジル)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)
−CH2NH]} xv)シクロ{Suc[1−(R)−(1−メチルスルフォニル−ピペリジン−
4−イル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5
)−CH2NH]} xvi)シクロ{Suc[1−(R)−(1−アミノスルフォニル−ピペリジン
−4−イル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H 5 )−CH2NH]} xvii)シクロ{Suc[1−(R)−ピペラジン−1−イル]−Trp−Ph
e−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xviii)シクロ{Suc[1−(R)−4−メチル−ピペラジン−1−イル]
−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xix)シクロ{Suc[1−(R)−4−アセチル−ピペラジン−1−イル]
−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xx)シクロ{Suc[1−(R)−4−メタンスルフォニル−ピペラジン−1
−イル]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]}
Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} ii) シクロ{Suc[1−(S)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]−
Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} iii) シクロ{Suc[1−(R)−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)
アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} iv)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロチオピラニル)アミノ
]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} v)シクロ{Suc[1−(R)−(1−オキソ−テトラヒドロチオピラン−
4−イル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5
)−CH2NH]} vi)シクロ{Suc[1−(R)−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオピ
ラン−4−イル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−
C6H5)−CH2NH]} vii)シクロ{Suc[1−(R)−N−メチル−N−(4−テトラヒドロピ
ラニル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)
−CH2NH]} viii)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]
−Trp−Tyr−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} ix)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]−
Trp−Phe(4−F)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} x)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]−
Trp−Phe(3,5−F)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−C
H2NH]} xi)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]−
Trp−Phe(4−CN)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2 NH]} xii)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]
−Trp−Phe(4−CF3)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−C
H2NH]} xiii)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]
−Trp−Ala(4−ピリジル)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)
−CH2NH]} xiv)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]
−Trp−Ala(3−ピリジル)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)
−CH2NH]} xv)シクロ{Suc[1−(R)−(1−メチルスルフォニル−ピペリジン−
4−イル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5
)−CH2NH]} xvi)シクロ{Suc[1−(R)−(1−アミノスルフォニル−ピペリジン
−4−イル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H 5 )−CH2NH]} xvii)シクロ{Suc[1−(R)−ピペラジン−1−イル]−Trp−Ph
e−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xviii)シクロ{Suc[1−(R)−4−メチル−ピペラジン−1−イル]
−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xix)シクロ{Suc[1−(R)−4−アセチル−ピペラジン−1−イル]
−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xx)シクロ{Suc[1−(R)−4−メタンスルフォニル−ピペラジン−1
−イル]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]}
【0017】 R、R1、R2、R3、R5、f、mが上記で規定された化学式(I)の化合物の
中で好ましいものは、R4がNR8R9基を表し、R8は、Hであり、R9は、メタ
ンスルフォニル、トシル、(CH2)g−R10基から選択され、gは、1,2で
あり、R10は、モルホリン、フラン、CNから選択されるものである。
中で好ましいものは、R4がNR8R9基を表し、R8は、Hであり、R9は、メタ
ンスルフォニル、トシル、(CH2)g−R10基から選択され、gは、1,2で
あり、R10は、モルホリン、フラン、CNから選択されるものである。
【0018】 この最後の群の化合物の中で、以下のものが特に好ましい: xxi) シクロ{Suc[1−(S)−4−メタンスルフォニルアミノ]−Tr
p−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxii) シクロ{Suc[1−(R)−4−メタンスルフォニルアミノ]−Tr
p−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxiii) シクロ{Suc[1−(S)−(4−メチルフェニル)スルフォニル
アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} xxiv) シクロ{Suc[1−(R)−(4−メチルフェニル)スルフォニルア
ミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH
]} xxv) シクロ{Suc[1−(S)−2−(4−モルホリノ)エチルアミノ]
−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxvi) シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−モルホリノ)エチルアミノ]
−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxvii) シクロ{Suc[1−(R)−(2−フリル)メチルアミノ]−Tr
p−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxviii) シクロ{Suc[1−(R)−シアノメチルアミノ]−Trp−Ph
e−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]}
p−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxii) シクロ{Suc[1−(R)−4−メタンスルフォニルアミノ]−Tr
p−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxiii) シクロ{Suc[1−(S)−(4−メチルフェニル)スルフォニル
アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} xxiv) シクロ{Suc[1−(R)−(4−メチルフェニル)スルフォニルア
ミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH
]} xxv) シクロ{Suc[1−(S)−2−(4−モルホリノ)エチルアミノ]
−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxvi) シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−モルホリノ)エチルアミノ]
−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxvii) シクロ{Suc[1−(R)−(2−フリル)メチルアミノ]−Tr
p−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxviii) シクロ{Suc[1−(R)−シアノメチルアミノ]−Trp−Ph
e−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]}
【0019】 R、R1、R2、R3、R5、f、mが上記で規定された化学式(I)の化合物の
中の他の好ましい選択では、R4が−N(R11)CO(CH2)h−R12基であっ
て、R11は、Hであり、hは、0または1であり、またR12は、1−テトラゾリ
ル、5−メルカプト−テトラゾル−1−イル、1−トリアゾリル、フラニル、チ
オフェニル、モルホリン、4−ヒドロキシ−ピペリジン、4−カルボキシアミド
−ピペリジン、3−ヒドロキシ−ピロリジン、2−ヒドロキシメチルピロリジン
、4−メチルーピペラジン、4−アミノスルフォニル−ピペラジン、1−オキソ
−チオモルホリン,4−ヒドロキシ−シクロヘキサン−1−イル−アミノから選
択されるものである。
中の他の好ましい選択では、R4が−N(R11)CO(CH2)h−R12基であっ
て、R11は、Hであり、hは、0または1であり、またR12は、1−テトラゾリ
ル、5−メルカプト−テトラゾル−1−イル、1−トリアゾリル、フラニル、チ
オフェニル、モルホリン、4−ヒドロキシ−ピペリジン、4−カルボキシアミド
−ピペリジン、3−ヒドロキシ−ピロリジン、2−ヒドロキシメチルピロリジン
、4−メチルーピペラジン、4−アミノスルフォニル−ピペラジン、1−オキソ
−チオモルホリン,4−ヒドロキシ−シクロヘキサン−1−イル−アミノから選
択されるものである。
【0020】 この最後の群の化合物の中で、以下のものが特に好ましい: xxix) シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−モルホリノ)アセチルアミノ
]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxx) シクロ{Suc[1−(S)−2−(4−モルホリノ)アセチルアミノ
]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxxi) シクロ{Suc[1−(S)−2−(テトラゾル−1−イル)アセチル
アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} xxxii) シクロ{Suc[1−(R)−2−(テトラゾル−1−イル)アセチ
ルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2 NH]} xxxiii) シクロ{Suc[1−(S)−2−(5−メルカプト−テトラゾル−
1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2
−C6H5)−CH2NH]} xxxiv) シクロ{Suc[1−(R)−2−([1,2,4]トリアゾル−1
−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−
C6H5)−CH2NH]} xxxv) シクロ{Suc[1−(R)−2−(フラニル)カルボニルアミノ]−
Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxxvi) シクロ{Suc[1−(R)−2−(チオフェン−3−イル)アセチ
ルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2 NH]} xxxvii) シクロ{Suc[1−(R)−(4−モルホリノ)カルボニルアミノ
]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxxviii) シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−ヒドロキシ−ピペリジン
−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH 2 −C6H5)−CH2NH]} xxxvix) シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−アミノカルボニル−ピペリ
ジン−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(
CH2−C6H5)−CH2NH]} xl) シクロ{Suc[1−(R)−2−(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−
イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6 H5)−CH2NH]} xli) シクロ{Suc[1−(R)−2−(2−(S)−ヒドロキシメチル−
ピロリジン−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−
CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xlii) シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−メチル−ピペラジン−1−イ
ル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H 5 )−CH2NH]} xliii) シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−メチル−ピペラジン−1−
イル)カルボニルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−
C6H5)−CH2NH]} xliv) シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−アミノスルフォニル−ピペラ
ジン−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(
CH2−C6H5)−CH2NH]} xlv) シクロ{Suc[1−(R)−2−(1−オキソ−チオモルホリン−4
−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−
C6H5)−CH2NH]} xlvi) シクロ{Suc[1−(R)−2−(trans−4−ヒドロキシ−シ
クロヘキサン−1−イル−アミノ)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R
)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]}
]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxx) シクロ{Suc[1−(S)−2−(4−モルホリノ)アセチルアミノ
]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxxi) シクロ{Suc[1−(S)−2−(テトラゾル−1−イル)アセチル
アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} xxxii) シクロ{Suc[1−(R)−2−(テトラゾル−1−イル)アセチ
ルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2 NH]} xxxiii) シクロ{Suc[1−(S)−2−(5−メルカプト−テトラゾル−
1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2
−C6H5)−CH2NH]} xxxiv) シクロ{Suc[1−(R)−2−([1,2,4]トリアゾル−1
−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−
C6H5)−CH2NH]} xxxv) シクロ{Suc[1−(R)−2−(フラニル)カルボニルアミノ]−
Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxxvi) シクロ{Suc[1−(R)−2−(チオフェン−3−イル)アセチ
ルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2 NH]} xxxvii) シクロ{Suc[1−(R)−(4−モルホリノ)カルボニルアミノ
]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxxviii) シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−ヒドロキシ−ピペリジン
−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH 2 −C6H5)−CH2NH]} xxxvix) シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−アミノカルボニル−ピペリ
ジン−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(
CH2−C6H5)−CH2NH]} xl) シクロ{Suc[1−(R)−2−(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−
イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6 H5)−CH2NH]} xli) シクロ{Suc[1−(R)−2−(2−(S)−ヒドロキシメチル−
ピロリジン−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−
CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xlii) シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−メチル−ピペラジン−1−イ
ル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H 5 )−CH2NH]} xliii) シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−メチル−ピペラジン−1−
イル)カルボニルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−
C6H5)−CH2NH]} xliv) シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−アミノスルフォニル−ピペラ
ジン−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(
CH2−C6H5)−CH2NH]} xlv) シクロ{Suc[1−(R)−2−(1−オキソ−チオモルホリン−4
−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−
C6H5)−CH2NH]} xlvi) シクロ{Suc[1−(R)−2−(trans−4−ヒドロキシ−シ
クロヘキサン−1−イル−アミノ)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R
)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]}
【0021】 R、R1、R2、R3、R5、f、mが上記で規定された化学式(I)の化合物の
中で好ましいもう1つの選択は、R4がCOR13基を表し、R13は、モルホリン
および4−(ヒドロキシエチルオキシエチル)−ピペラジンから選択された基で
あるものである。
中で好ましいもう1つの選択は、R4がCOR13基を表し、R13は、モルホリン
および4−(ヒドロキシエチルオキシエチル)−ピペラジンから選択された基で
あるものである。
【0022】 この最後の群の化合物の中で、以下のものが特に好ましい: xlvii) シクロ{Suc[1−(4−モルホリノ)カルボニル]−Trp−P
he−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xlviii) シクロ{Suc[1−(4−ヒドロキシエチルオキシエチル−ピペラ
ジン−1−イル)カルボニル]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH 2 −C6H5)−CH2NH]}
he−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xlviii) シクロ{Suc[1−(4−ヒドロキシエチルオキシエチル−ピペラ
ジン−1−イル)カルボニル]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH 2 −C6H5)−CH2NH]}
【0023】 化学式(I)の化合物の薬学的に受容可能な塩は、例えば、無機酸(塩酸、臭
化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等)または有機酸(酢酸、プロピ
オン酸、コハク酸、マロン酸、クエン酸、酒石酸、メタンスルホン酸、p−トル
エンスルホン酸等)との塩である。
化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等)または有機酸(酢酸、プロピ
オン酸、コハク酸、マロン酸、クエン酸、酒石酸、メタンスルホン酸、p−トル
エンスルホン酸等)との塩である。
【0024】 本発明によると、ペプチドまたは疑似ペプチド結合を含有する化学式(I)の
化合物は、既知の技術による通常の縮合反応によって得ることができる。ペプチ
ド化合物(X1−X4=−CONR−,−NRCO−)の一般的な調製方法は、例
えば、適切に保護された好適なアミノ酸、カルボキシルまたはジアミノ誘導体を
使用して、溶液中で線状ペプチド鎖を合成し、そして末端C−およびN−鎖の選
択的な脱保護化の後に、希釈溶液内の極性有機溶媒中で環化することである。カ
ルボキシル基の活性化のためには、通常は、EDCI.HCLおよびHOBtま
たはPyBOPおよびDIEAを使用する方法が好ましい。
化合物は、既知の技術による通常の縮合反応によって得ることができる。ペプチ
ド化合物(X1−X4=−CONR−,−NRCO−)の一般的な調製方法は、例
えば、適切に保護された好適なアミノ酸、カルボキシルまたはジアミノ誘導体を
使用して、溶液中で線状ペプチド鎖を合成し、そして末端C−およびN−鎖の選
択的な脱保護化の後に、希釈溶液内の極性有機溶媒中で環化することである。カ
ルボキシル基の活性化のためには、通常は、EDCI.HCLおよびHOBtま
たはPyBOPおよびDIEAを使用する方法が好ましい。
【0025】 R4基を含有するジカルボキシル前駆体と、R3基を含有するジアミノ前駆体は
、文献に記載されている方法によって調製された。
、文献に記載されている方法によって調製された。
【0026】 特に、R4=アミノまたはカルボキシル基である誘導体の合成において、適切
に保護されたアスパラギン酸またはカルボスクシン酸がそれぞれ使用された(E.
Perrotta et al, Synlett, 1999, 144-146)。R3基を含有するエチレンジアミン
誘導体の合成は、ココト等(G. Kokotos et al., J. Chem. Research (S), 1992,
391)に従って行われた。
に保護されたアスパラギン酸またはカルボスクシン酸がそれぞれ使用された(E.
Perrotta et al, Synlett, 1999, 144-146)。R3基を含有するエチレンジアミン
誘導体の合成は、ココト等(G. Kokotos et al., J. Chem. Research (S), 1992,
391)に従って行われた。
【0027】 上述した化学式(I)の化合物は、タキキニンのNK−2受容体に対する強力
な拮抗阻害体であり、そしてタキキニンの放出が病状の一因となる病理学的条件
内において、過剰な平滑筋収縮を制御可能な薬剤として投与することができる。
な拮抗阻害体であり、そしてタキキニンの放出が病状の一因となる病理学的条件
内において、過剰な平滑筋収縮を制御可能な薬剤として投与することができる。
【0028】 特に、喘息の気管支痙攣成分、咳、肺刺激、腸痙攣または膀胱の局所痙攣、お
よび膀胱炎の場合の尿管、感染症および腎疝痛は、NK−2拮抗阻害体として化
学式(I)の化合物の投与が適切である条件と考えることができる。
よび膀胱炎の場合の尿管、感染症および腎疝痛は、NK−2拮抗阻害体として化
学式(I)の化合物の投与が適切である条件と考えることができる。
【0029】 本発明の化学式(I)目的の化合物は、非経口、経口による、それらの特性の
お陰で薬理学的効果を与える吸入、舌下投与により、高等動物およびヒトに対す
る投与に有用である。非経口投与(静脈、筋肉内および皮下)に対しては、無菌
溶液または凍結乾燥した調製物が使用される。
お陰で薬理学的効果を与える吸入、舌下投与により、高等動物およびヒトに対す
る投与に有用である。非経口投与(静脈、筋肉内および皮下)に対しては、無菌
溶液または凍結乾燥した調製物が使用される。
【0030】 鼻に対する吸入または舌下投与については、水溶液、エアゾール、粉末または
カプセルが適切に使用される。
カプセルが適切に使用される。
【0031】 上記処方によって投与される有効成分の量は、通常は患者の体重の0.1〜1
0mg/kgである。
0mg/kgである。
【0032】 以下、本発明の化合物の特異な実施例が報告される。
【0033】 実施例1:シクロ{−Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)ア
ミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH
]} (X1=X2=X3=X4=−CO−NH−;R1=−CH2−(インドール−3−
イル);R2=R3=−CH2−C6H5−;R4=(4−テトラヒドロピラニル)ア
ミノ;R5=H;m=0,f=1;炭素原子C−R1およびC−R2は構成Sを有
するが、C−R3およびC−R4は構成Rを有する一般式Iの化合物)。
ミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH
]} (X1=X2=X3=X4=−CO−NH−;R1=−CH2−(インドール−3−
イル);R2=R3=−CH2−C6H5−;R4=(4−テトラヒドロピラニル)ア
ミノ;R5=H;m=0,f=1;炭素原子C−R1およびC−R2は構成Sを有
するが、C−R3およびC−R4は構成Rを有する一般式Iの化合物)。
【0034】 開始化合物として、シクロ{Suc[1−(R)−アミノ]−Trp−Phe
−[(R)−NH−CH(CH2C6H5)−CH2NH]−}(化合物A)。 (X1=X2=X3=X4=−CO−NH−;R1=−CH2−(インドール−3−
イル);R2=R3=−CH2−C6H5−;R4=−NH2;R5=H;m=0,f=
1;炭素原子C−R1およびC−R2は構成Sを有するが、C−R3およびC−R4 は構成Rを有する式Iの化合物)が使用された。化合物Aは、次のように調製さ
れた。
−[(R)−NH−CH(CH2C6H5)−CH2NH]−}(化合物A)。 (X1=X2=X3=X4=−CO−NH−;R1=−CH2−(インドール−3−
イル);R2=R3=−CH2−C6H5−;R4=−NH2;R5=H;m=0,f=
1;炭素原子C−R1およびC−R2は構成Sを有するが、C−R3およびC−R4 は構成Rを有する式Iの化合物)が使用された。化合物Aは、次のように調製さ
れた。
【0035】 a)ジペプチドBoc−Trp−Phe−OHの合成 H−Trp−Phe−OH(5g)のジオキサン(30ml)溶液に対して、
tert−ブチルジカーボネート(3.4g)中の、H2O(15ml)と1M
のNaOH(15.6ml)が、0〜5℃に冷却されて、攪拌されながら、添加
された。この反応混合物は、2時間攪拌されながら放置され、濃縮され、そして
ペンタン(2×20ml)によって抽出された。水性相は、氷によって冷却され
,AcOET(50ml)を添加され、KHSO4でpH2〜3に酸性化され、
そしてAcOEt(2×50ml)で分離および抽出された。一緒にプールされ
ていた有機相は、ブライン(50ml)で洗浄され、30℃の真空下で乾燥およ
び蒸発され、所望の化合物6gを白色半固形残渣として与えた。 TLC:Rf0.55(クロロフォルム/シクロヘキサン/AcOH/H2O
=45/45/5/5)、0.52(CHCl3/MeOH=9/1)
tert−ブチルジカーボネート(3.4g)中の、H2O(15ml)と1M
のNaOH(15.6ml)が、0〜5℃に冷却されて、攪拌されながら、添加
された。この反応混合物は、2時間攪拌されながら放置され、濃縮され、そして
ペンタン(2×20ml)によって抽出された。水性相は、氷によって冷却され
,AcOET(50ml)を添加され、KHSO4でpH2〜3に酸性化され、
そしてAcOEt(2×50ml)で分離および抽出された。一緒にプールされ
ていた有機相は、ブライン(50ml)で洗浄され、30℃の真空下で乾燥およ
び蒸発され、所望の化合物6gを白色半固形残渣として与えた。 TLC:Rf0.55(クロロフォルム/シクロヘキサン/AcOH/H2O
=45/45/5/5)、0.52(CHCl3/MeOH=9/1)
【0036】 b)(R)−1−ベンジル−2−(N−ベンジルオキシカルボニルアミノ)エ
チルアミナの合成 ココト等(G. Kokotos et al., J. Chem. Research (S), 1992, 391)に記載さ
れているように調製された(R)−1−ベンジル−1−(N−tert−ブチル
オキシカルボニルアミノ)エチルアミナは、アミノ酸の保護化および脱保護化の
通常の方法によって、対応する(R)−1−ベンジル−1−(N−tert−ブ
チルオキシカルボニルアミノ)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)エチ
ルアミナに形質転換され、これは(R)−1−ベンジル−2−(N−ベンジルオ
キシカルボニルアミノ)エチルアミナに形質転換された。
チルアミナの合成 ココト等(G. Kokotos et al., J. Chem. Research (S), 1992, 391)に記載さ
れているように調製された(R)−1−ベンジル−1−(N−tert−ブチル
オキシカルボニルアミノ)エチルアミナは、アミノ酸の保護化および脱保護化の
通常の方法によって、対応する(R)−1−ベンジル−1−(N−tert−ブ
チルオキシカルボニルアミノ)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)エチ
ルアミナに形質転換され、これは(R)−1−ベンジル−2−(N−ベンジルオ
キシカルボニルアミノ)エチルアミナに形質転換された。
【0037】 c)Boc−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−C
H2NH−Z]の合成 Boc−Trp−Phe−OH(1.19g,2.63mmol)の無水DM
F(10ml)溶液に対して、(R)−1−ベンジル−2−(ベンジルオキシカ
ルボニルアミノ)エチルアミナ(750ml)、PyBOP(1.37g)およ
びDIEA(0.9ml)が窒素雰囲気下で添加された。反応混合物は、攪拌さ
れながら室温で一夜放置され、AcOEt(80ml)を添加され、1NのHC
l(3×30ml)、5%のNa2CO3(3×30ml)およびH2O(30m
l)で洗浄された。有機相は30℃の真空下で蒸発され、1.8gのアイボリー
色の固体残渣を与えた。原料は、温かいAcOEt懸濁中での洗浄と、続く室温
でのMeOH洗浄により精製され、1.15gの所望の化合物を白色固体として
与えた。 MS(TS):[MH+]=718
H2NH−Z]の合成 Boc−Trp−Phe−OH(1.19g,2.63mmol)の無水DM
F(10ml)溶液に対して、(R)−1−ベンジル−2−(ベンジルオキシカ
ルボニルアミノ)エチルアミナ(750ml)、PyBOP(1.37g)およ
びDIEA(0.9ml)が窒素雰囲気下で添加された。反応混合物は、攪拌さ
れながら室温で一夜放置され、AcOEt(80ml)を添加され、1NのHC
l(3×30ml)、5%のNa2CO3(3×30ml)およびH2O(30m
l)で洗浄された。有機相は30℃の真空下で蒸発され、1.8gのアイボリー
色の固体残渣を与えた。原料は、温かいAcOEt懸濁中での洗浄と、続く室温
でのMeOH洗浄により精製され、1.15gの所望の化合物を白色固体として
与えた。 MS(TS):[MH+]=718
【0038】 d)H−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H−Z]の合成 予め得られた化合物(1.0g)のCH2Cl2(25ml)懸濁に対して、T
FA(15ml)が0℃で攪拌されながら添加された。反応混合物は、攪拌され
ながら0℃で30分間、そして室温で2時間放置され、前駆体の形成がHPLC
によって確認された。 溶媒の蒸発後に、残渣はAcOEt(100ml)によって回収され、5%の
NaHCO3(2×30ml)およびブライン(30ml)によって洗浄された
。 有機相は、MgSO4によって乾燥され、そして30℃の真空で蒸発されて、
650mgの所望の化合物を与えた。
H−Z]の合成 予め得られた化合物(1.0g)のCH2Cl2(25ml)懸濁に対して、T
FA(15ml)が0℃で攪拌されながら添加された。反応混合物は、攪拌され
ながら0℃で30分間、そして室温で2時間放置され、前駆体の形成がHPLC
によって確認された。 溶媒の蒸発後に、残渣はAcOEt(100ml)によって回収され、5%の
NaHCO3(2×30ml)およびブライン(30ml)によって洗浄された
。 有機相は、MgSO4によって乾燥され、そして30℃の真空で蒸発されて、
650mgの所望の化合物を与えた。
【0039】 e)Boc−(D)−Asp{Trp−Phe−[(R)NH−CH(CH2
−C6H5)−CH2−NH−Z]−OBzlの合成 Boc−(D)Asp−OBzl(690mg)、HOBt(850mg)お
よびEDCl.HCl(450mg)の無水DMF(50ml)溶液に対して、
実施例1(d)の化合物(1,3g)の溶液が室温で攪拌されながら添加された
。 反応混合物は、攪拌されながら室温で4時間放置された。溶媒の(真空下での
)蒸発後に、残渣はKHSO4の5%aq.によって処理され、固体を与えた。
この固体は濾過され、NaHCO3の5%aq.、水で洗浄され、その後乾燥さ
れた。この生成物はエタノールから結晶化され、850gの所望の化合物を白色
固体として与えた。 MS(ES+):[MH+]=923;HPLC(方法A1):rt=21.
1分
−C6H5)−CH2−NH−Z]−OBzlの合成 Boc−(D)Asp−OBzl(690mg)、HOBt(850mg)お
よびEDCl.HCl(450mg)の無水DMF(50ml)溶液に対して、
実施例1(d)の化合物(1,3g)の溶液が室温で攪拌されながら添加された
。 反応混合物は、攪拌されながら室温で4時間放置された。溶媒の(真空下での
)蒸発後に、残渣はKHSO4の5%aq.によって処理され、固体を与えた。
この固体は濾過され、NaHCO3の5%aq.、水で洗浄され、その後乾燥さ
れた。この生成物はエタノールから結晶化され、850gの所望の化合物を白色
固体として与えた。 MS(ES+):[MH+]=923;HPLC(方法A1):rt=21.
1分
【0040】 f)Boc−(D)−Asp−{Trp−Phe−[(R)NH−CH(CH 2 −C6H5)−CH2−NH2]}−OHの合成 実施例1eの化合物(800mg)がDMF(10ml)中で可溶化され、そ
してMeOH(40ml)で希釈され、その後10%のPd/C(100mg)
の存在下で5時間、室圧および室温で水素付加された。触媒は、濾過され,Me
OHで洗浄された。溶媒の蒸発後に、500mgの所望の化合物が白色固体とし
て得られた。 MS(ES+):[MH+]=663;HPLC(方法A2):rt=10.
4分
してMeOH(40ml)で希釈され、その後10%のPd/C(100mg)
の存在下で5時間、室圧および室温で水素付加された。触媒は、濾過され,Me
OHで洗浄された。溶媒の蒸発後に、500mgの所望の化合物が白色固体とし
て得られた。 MS(ES+):[MH+]=663;HPLC(方法A2):rt=10.
4分
【0041】 シクロ{−Suc[1(R)NHBoc]−Trp−Phe−[(R)NH−
CH(CH2−C6H5)−CH2−NH]}の合成 実施例1(f)による化合物(800mg)の無水DMF(200ml)溶液
に対して、465mgのHOBtと224mgのEDCl.HClが攪拌されな
がら窒素流中で添加された。反応混合物は、攪拌されながら5時間放置され、溶
媒の蒸発後に、残渣はエチルアセテート中に溶解され、有機相は、5%のKHS
O4、5%のNaHCO3およびブラインの水溶液で洗浄され、その後乾燥および
蒸発され、回収された黄色の固体(600mg)はイソプロパノール/水:1/
1中で結晶化され、450mgの白色固体を与えた。 MS(ES+):[MH+]=681;HPLC(方法A2):rt=14.
7分
CH(CH2−C6H5)−CH2−NH]}の合成 実施例1(f)による化合物(800mg)の無水DMF(200ml)溶液
に対して、465mgのHOBtと224mgのEDCl.HClが攪拌されな
がら窒素流中で添加された。反応混合物は、攪拌されながら5時間放置され、溶
媒の蒸発後に、残渣はエチルアセテート中に溶解され、有機相は、5%のKHS
O4、5%のNaHCO3およびブラインの水溶液で洗浄され、その後乾燥および
蒸発され、回収された黄色の固体(600mg)はイソプロパノール/水:1/
1中で結晶化され、450mgの白色固体を与えた。 MS(ES+):[MH+]=681;HPLC(方法A2):rt=14.
7分
【0042】 シクロ{Suc[1(R)NH2]−Trp−Phe−[(R)NH−CH(
CH2−C6H5)−CH2−NH]}(=化合物A)の合成 実施例1gの化合物(400mg)のCH2Cl2(40ml)懸濁液に対して
、TFA(13ml)が0℃で攪拌されながら添加された。反応は室温で2時間
行われた。溶媒は蒸発され、そして残渣はNaHCO3および水で処理され、エ
チルアセテートで抽出された。有機相はブラインで洗浄され、乾燥および蒸発さ
れて320mgの固形生成物を与えた。 MS(ES+):[MH+]=581;HPLC(方法A2):rt=12.
4分
CH2−C6H5)−CH2−NH]}(=化合物A)の合成 実施例1gの化合物(400mg)のCH2Cl2(40ml)懸濁液に対して
、TFA(13ml)が0℃で攪拌されながら添加された。反応は室温で2時間
行われた。溶媒は蒸発され、そして残渣はNaHCO3および水で処理され、エ
チルアセテートで抽出された。有機相はブラインで洗浄され、乾燥および蒸発さ
れて320mgの固形生成物を与えた。 MS(ES+):[MH+]=581;HPLC(方法A2):rt=12.
4分
【0043】 20mgのサンプルが予備的HPLCによって精製され、15mgのトリフル
オロアセテート:シクロ{Suc[1(S)NH2]−Trp−Phe−[(R
)NH−CH(CH2−C6H5)−CH2−NH]−}.TFAを与えた。 MS(ES+):[MH+]=581;HPLC(方法A2):rt=12.
4分;1H−NMR 500MHz(DMSO);d2.21(dd,J=6.
1,14.3Hz)2.68−2.82(m,6H),2.95(dd,J=3
.0,14.4Hz,1H),3.08(bd,J=12.0Hz,1H),3
.38(dd J=3.8,14.2Hz,1H),3.48−3.56(m,
2H),3.98−4.08(m,1H),4.11−4.17(m,1H),
4.20−4.28(1H,m),6.71(d,J=9.1Hz,1H),6
.98(t,J=9.1Hz,1H),7.04−7.09(m,1H),(m
,2H),7.15−7.21(m,4H),7.21−7.30(m,6H)
,7.33(d,J=8.1Hz,1H),7.42(d,J=7.8Hz),
7.67(bs,1H),7.82(bs,1H),8.63(d,J=5.2
Hz,1H),10.81(d,J=1.3Hz,1H)
オロアセテート:シクロ{Suc[1(S)NH2]−Trp−Phe−[(R
)NH−CH(CH2−C6H5)−CH2−NH]−}.TFAを与えた。 MS(ES+):[MH+]=581;HPLC(方法A2):rt=12.
4分;1H−NMR 500MHz(DMSO);d2.21(dd,J=6.
1,14.3Hz)2.68−2.82(m,6H),2.95(dd,J=3
.0,14.4Hz,1H),3.08(bd,J=12.0Hz,1H),3
.38(dd J=3.8,14.2Hz,1H),3.48−3.56(m,
2H),3.98−4.08(m,1H),4.11−4.17(m,1H),
4.20−4.28(1H,m),6.71(d,J=9.1Hz,1H),6
.98(t,J=9.1Hz,1H),7.04−7.09(m,1H),(m
,2H),7.15−7.21(m,4H),7.21−7.30(m,6H)
,7.33(d,J=8.1Hz,1H),7.42(d,J=7.8Hz),
7.67(bs,1H),7.82(bs,1H),8.63(d,J=5.2
Hz,1H),10.81(d,J=1.3Hz,1H)
【0044】 k)実施例1a〜1hで説明したように調製された50mgの化合物Aが5m
lのメタノールに溶解された。酢酸(0.1ml)、テトラヒドロ−4H−ピラ
ン−4−オン(メタノール1ml中に18mg溶解)およびシアノホウ水素化ナ
トリウム(12mg)が与えられた順序で添加された。この混合物は、一夜攪拌
され続け,1NのHClでpH=1〜2まで酸性化され、水で希釈化された。メ
タノールは蒸発され、NaHCO3が添加された。この溶液は、エチルアセテー
トで抽出され、ブラインで洗浄され、硫酸ナトリウム上で乾燥された。溶液は濃
縮され、予備的HPLCで精製された(方法P1)。 1H−NMR(DMSO−d6,500MHz):d1.57(2H,bs)
;1.90−2.04(2H,m);2.38−2.47(1H,m);2.6
7−2.98(5H,m);3.06−3.25(4H,m);3.25−3.
42(m,sovrapposto al segnale dell‘acq
ua);3.72(1H,bs);3.82−3.95(2H,m);3.95
−4.11(2H,m);4.25(1H,bs);4.33(1H,m);6
.86(1H,d,J=8.4Hz);6.97−7.03(1H,m);7.
04−7.31(12H,m);7.35(1H,d,J=8.1Hz);7.
41−7.51(1H,bs);7.43(1H,d,J=7.9Hz);8.
82−9.11(3H,m);10.85(1H,d,J=1.0Hz) MS:m/z:665.4(MH+)
lのメタノールに溶解された。酢酸(0.1ml)、テトラヒドロ−4H−ピラ
ン−4−オン(メタノール1ml中に18mg溶解)およびシアノホウ水素化ナ
トリウム(12mg)が与えられた順序で添加された。この混合物は、一夜攪拌
され続け,1NのHClでpH=1〜2まで酸性化され、水で希釈化された。メ
タノールは蒸発され、NaHCO3が添加された。この溶液は、エチルアセテー
トで抽出され、ブラインで洗浄され、硫酸ナトリウム上で乾燥された。溶液は濃
縮され、予備的HPLCで精製された(方法P1)。 1H−NMR(DMSO−d6,500MHz):d1.57(2H,bs)
;1.90−2.04(2H,m);2.38−2.47(1H,m);2.6
7−2.98(5H,m);3.06−3.25(4H,m);3.25−3.
42(m,sovrapposto al segnale dell‘acq
ua);3.72(1H,bs);3.82−3.95(2H,m);3.95
−4.11(2H,m);4.25(1H,bs);4.33(1H,m);6
.86(1H,d,J=8.4Hz);6.97−7.03(1H,m);7.
04−7.31(12H,m);7.35(1H,d,J=8.1Hz);7.
41−7.51(1H,bs);7.43(1H,d,J=7.9Hz);8.
82−9.11(3H,m);10.85(1H,d,J=1.0Hz) MS:m/z:665.4(MH+)
【0045】 同様の手順によって以下の化合物が得られた:
【0046】 実施例2:シクロ{Suc[1−(S)−(4−テトラヒドロピラニル)アミ
ノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]
} (一般式(I)の化合物であって、C−R4がS構成を有し、R4が(4−テト
ラヒドロピラニル)アミノであり、他の置換基が化合物Aについて述べられたも
のである)。 この化合物は、実施例1の手順によって得られたが、開始生成物はC−R4に
S構成を有する化合物Aの異性体であった。 HPLC(方法A2):rt=12.8分 MS:m/z:665.4(MH+)
ノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]
} (一般式(I)の化合物であって、C−R4がS構成を有し、R4が(4−テト
ラヒドロピラニル)アミノであり、他の置換基が化合物Aについて述べられたも
のである)。 この化合物は、実施例1の手順によって得られたが、開始生成物はC−R4に
S構成を有する化合物Aの異性体であった。 HPLC(方法A2):rt=12.8分 MS:m/z:665.4(MH+)
【0047】 実施例3:シクロ{Suc[1−(R)−(1−メチル−ピペリジン−4−イ
ル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−C
H2NH]} (一般式(I)の化合物であって、R4が(1−メチル−ピペリジン−4−イ
ル)アミノであり、他の置換基が化合物Aについて述べられたものである)。 この化合物は、実施例1の手順によって得られたが、試薬として1−メチル−
4−ピペリドンを使用した。 1H−NMR(DMSO−d6,500MHz):d1.75(2H,bs)
;2.17(1H,bs);2.25(1H,bs);2.34−2.38(1
H,m);2.69−3.05(bsで重複するm);2.75(s);3.0
5−3.58(m,水信号に重複);3.70(1H,bs);3.97−4.
10(2H,bs);6.85(1H,d,J=8.4Hz);7.00(1H
,m);7.05−7.36(12H,m);7.36(1H,d,J=8.1
Hz);7.43(1H,bs);7.49(1H,d,J=8.0Hz);8
.94(1H,bs);9.26(1H,bs);9.72(1H,bs);1
0.90(1H,s)。 MS:m/z:678,MH+
ル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−C
H2NH]} (一般式(I)の化合物であって、R4が(1−メチル−ピペリジン−4−イ
ル)アミノであり、他の置換基が化合物Aについて述べられたものである)。 この化合物は、実施例1の手順によって得られたが、試薬として1−メチル−
4−ピペリドンを使用した。 1H−NMR(DMSO−d6,500MHz):d1.75(2H,bs)
;2.17(1H,bs);2.25(1H,bs);2.34−2.38(1
H,m);2.69−3.05(bsで重複するm);2.75(s);3.0
5−3.58(m,水信号に重複);3.70(1H,bs);3.97−4.
10(2H,bs);6.85(1H,d,J=8.4Hz);7.00(1H
,m);7.05−7.36(12H,m);7.36(1H,d,J=8.1
Hz);7.43(1H,bs);7.49(1H,d,J=8.0Hz);8
.94(1H,bs);9.26(1H,bs);9.72(1H,bs);1
0.90(1H,s)。 MS:m/z:678,MH+
【0048】 実施例4:シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロチオピラニル)
アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} (一般式(I)の化合物であって、R4が(4−テトラヒドロチオピラニル)
アミノであり、他の置換基が化合物Aについて述べられたものである)。 この化合物は、実施例1の手順によって得られたが、試薬としてテトラヒドロ
−チオピラン−4−オンを使用した。 MS:m/z:681,MH+
アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} (一般式(I)の化合物であって、R4が(4−テトラヒドロチオピラニル)
アミノであり、他の置換基が化合物Aについて述べられたものである)。 この化合物は、実施例1の手順によって得られたが、試薬としてテトラヒドロ
−チオピラン−4−オンを使用した。 MS:m/z:681,MH+
【0049】 実施例5:シクロ{Suc[1−(R)−(1−オキソ−テトラヒドロチオピ
ラン−4−イル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−
C6H5)−CH2NH]} (一般式(I)の化合物であって、R4が(1−オキソ−テトラヒドロチオピ
ラニル)アミノであり、他の置換基が化合物Aと同じである)。 この化合物は、実施例1の手順によって得られたが、試薬として1−オキソ−
テトラヒドロ−チオピラン−4−オンを使用した。 HPLC(方法A2):rt=12.7分 MS:m/z:697.3(MH+)
ラン−4−イル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−
C6H5)−CH2NH]} (一般式(I)の化合物であって、R4が(1−オキソ−テトラヒドロチオピ
ラニル)アミノであり、他の置換基が化合物Aと同じである)。 この化合物は、実施例1の手順によって得られたが、試薬として1−オキソ−
テトラヒドロ−チオピラン−4−オンを使用した。 HPLC(方法A2):rt=12.7分 MS:m/z:697.3(MH+)
【0050】 実施例6:シクロ{Suc[1−(R)−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロ
チオピラン−4−イル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(C
H2−C6H5)−CH2NH]} (一般式(I)の化合物であって、R4が(1,1−ジオキソ−4−テトラヒ
ドロチオピラニル)アミノであり、他の置換基が化合物Aと同じである)。 この化合物は、実施例1の手順によって得られたが、試薬として1,1−ジオ
キソ−テトラヒドロ−チオピラン−4−オンを使用した。 HPLC(方法A2):rt=13.7分 MS:m/z:713.2(MH+)
チオピラン−4−イル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(C
H2−C6H5)−CH2NH]} (一般式(I)の化合物であって、R4が(1,1−ジオキソ−4−テトラヒ
ドロチオピラニル)アミノであり、他の置換基が化合物Aと同じである)。 この化合物は、実施例1の手順によって得られたが、試薬として1,1−ジオ
キソ−テトラヒドロ−チオピラン−4−オンを使用した。 HPLC(方法A2):rt=13.7分 MS:m/z:713.2(MH+)
【0051】 実施例7:シクロ{Suc[1−(R)−N−メチル−N−(4−テトラヒド
ロピラニル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H 5 )−CH2NH]} (一般式(I)の化合物であって、R4がN−メチル−N−(4−テトラヒド
ロピラニル)アミノであり、他の置換基が化合物Aと同じである)。 実施例1で説明された化合物50mgが無水メタノール5mlに溶解された。
酢酸(0.1ml)、パラフォルムアルデヒド(60mg)およびシアノホウ水
素化ナトリウム(40mg)が、与えられた順序で添加された。この混合物は、
一夜攪拌されながら放置され、1NのHClでpH=1〜2まで酸性化され、水
で希釈化され、メタノールは蒸発された。NaHCO3が添加され、この溶液は
、エチルアセテートで抽出され、抽出物は、硫酸ナトリウム上で乾燥された。溶
液は濃縮され、予備的HPLCで精製された(方法P2)。 HPLC(方法A2):rt=13.7分 MS:m/z:679.3(MH+)
ロピラニル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H 5 )−CH2NH]} (一般式(I)の化合物であって、R4がN−メチル−N−(4−テトラヒド
ロピラニル)アミノであり、他の置換基が化合物Aと同じである)。 実施例1で説明された化合物50mgが無水メタノール5mlに溶解された。
酢酸(0.1ml)、パラフォルムアルデヒド(60mg)およびシアノホウ水
素化ナトリウム(40mg)が、与えられた順序で添加された。この混合物は、
一夜攪拌されながら放置され、1NのHClでpH=1〜2まで酸性化され、水
で希釈化され、メタノールは蒸発された。NaHCO3が添加され、この溶液は
、エチルアセテートで抽出され、抽出物は、硫酸ナトリウム上で乾燥された。溶
液は濃縮され、予備的HPLCで精製された(方法P2)。 HPLC(方法A2):rt=13.7分 MS:m/z:679.3(MH+)
【0052】 実施例8:シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミ
ノ]−Trp−Tyr−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]
} (一般式(I)の化合物であって、cuiR2=4−ヒドロベンジル、R4=4
−テトラヒドロピラニル)アミノであり、他の置換基が化合物Aに対して規定さ
れたものである)。 この化合物は、実施例1(b)〜1(k)によって調製されたが、Boc−T
rp−Phe−OHの代わりにBoc−Trp−Tyr(OBzl)−OHが使
用された。 HPLC(方法A2):rt=11.0分 MS:m/z:681.3(MH+)
ノ]−Trp−Tyr−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]
} (一般式(I)の化合物であって、cuiR2=4−ヒドロベンジル、R4=4
−テトラヒドロピラニル)アミノであり、他の置換基が化合物Aに対して規定さ
れたものである)。 この化合物は、実施例1(b)〜1(k)によって調製されたが、Boc−T
rp−Phe−OHの代わりにBoc−Trp−Tyr(OBzl)−OHが使
用された。 HPLC(方法A2):rt=11.0分 MS:m/z:681.3(MH+)
【0053】 実施例9:シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミ
ノ]−Trp−Phe(4−F)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−
CH2NH]} (一般式(I)の化合物であって、cuiR2=4−フルオロベンジル、R4=
4−テトラヒドロピラニル)アミノであり、他の置換基が化合物Aに対して規定
されたものである)。 この化合物は、実施例1(b)〜1(k)によって調製されたが、Boc−T
rp−Phe−OHの代わりにBoc−Trp−Phe(4−F)−OHが使用
された。 HPLC(方法A2):rt=13.7分 MS:m/z:683.3(MH+)
ノ]−Trp−Phe(4−F)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−
CH2NH]} (一般式(I)の化合物であって、cuiR2=4−フルオロベンジル、R4=
4−テトラヒドロピラニル)アミノであり、他の置換基が化合物Aに対して規定
されたものである)。 この化合物は、実施例1(b)〜1(k)によって調製されたが、Boc−T
rp−Phe−OHの代わりにBoc−Trp−Phe(4−F)−OHが使用
された。 HPLC(方法A2):rt=13.7分 MS:m/z:683.3(MH+)
【0054】 実施例10:シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)ア
ミノ]−Trp−Phe(3,5−F)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H 5 )−CH2NH]} (一般式(I)の化合物であって、cuiR2=3,5−ジフルオロベンジル
、R4=4−テトラヒドロピラニル)アミノであり、他の置換基が化合物Aに対
して規定されたものである)。 この化合物は、実施例1(b)〜1(k)によって調製されたが、Boc−T
rp−Phe−OHの代わりにBoc−Trp−Phe(3,5−F)−OHが
使用された。 HPLC(方法A2):rt=14.3分 MS:m/z:701.2(MH+)
ミノ]−Trp−Phe(3,5−F)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H 5 )−CH2NH]} (一般式(I)の化合物であって、cuiR2=3,5−ジフルオロベンジル
、R4=4−テトラヒドロピラニル)アミノであり、他の置換基が化合物Aに対
して規定されたものである)。 この化合物は、実施例1(b)〜1(k)によって調製されたが、Boc−T
rp−Phe−OHの代わりにBoc−Trp−Phe(3,5−F)−OHが
使用された。 HPLC(方法A2):rt=14.3分 MS:m/z:701.2(MH+)
【0055】 実施例11:シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)ア
ミノ]−Trp−Phe(4−CN)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5
)−CH2NH]} 8mlのDMF中に溶解された377mgのBoc−(S)−シアノ−フェニ
ルアラニンに対して、8mlのDMF中に溶解されたHOBt(470mg)、
EDCl.HCl(330mg)および630mgの(R)−1−ベンジル−2
−(N−フルオレニルメチルオキシカルボニルアミノ)エチルアミナ・トリフル
オロアセテート(実施例1(b)によって調製された)が、所定の順序で添加さ
れた。DIEA(0.38ml)は、3時間攪拌し続けながら、滴下によって添
加された。この溶液は、乾燥され、その残渣はクエン酸105および水で処理さ
れた。沈殿した固形物は濾過され、水、5%のNaHCO3、水で洗浄され、乾
燥された。得られた固形物(790mg)は、ジクロロメタン(6.5ml)中
に懸濁された。
ミノ]−Trp−Phe(4−CN)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5
)−CH2NH]} 8mlのDMF中に溶解された377mgのBoc−(S)−シアノ−フェニ
ルアラニンに対して、8mlのDMF中に溶解されたHOBt(470mg)、
EDCl.HCl(330mg)および630mgの(R)−1−ベンジル−2
−(N−フルオレニルメチルオキシカルボニルアミノ)エチルアミナ・トリフル
オロアセテート(実施例1(b)によって調製された)が、所定の順序で添加さ
れた。DIEA(0.38ml)は、3時間攪拌し続けながら、滴下によって添
加された。この溶液は、乾燥され、その残渣はクエン酸105および水で処理さ
れた。沈殿した固形物は濾過され、水、5%のNaHCO3、水で洗浄され、乾
燥された。得られた固形物(790mg)は、ジクロロメタン(6.5ml)中
に懸濁された。
【0056】 この懸濁液は、0℃に冷却され、(3.5ml)が添加され、温度が室温まで
上昇され、攪拌されながら1時間維持された。この溶液は、乾燥状態まで濃縮さ
れ、その残渣は、攪拌されながらエチルエーテルで処理され、形成された固形物
は、濾過され、エーテルで洗浄された。
上昇され、攪拌されながら1時間維持された。この溶液は、乾燥状態まで濃縮さ
れ、その残渣は、攪拌されながらエチルエーテルで処理され、形成された固形物
は、濾過され、エーテルで洗浄された。
【0057】 乾燥後に、得られた固形物(550mg)は、8mlのDMF中に溶解され、
DMF(6ml)、Boc−Trp−OH(250mg)、HOBt(216m
g)、EDCl.HCl(200mg)の溶液に添加された。DIEA(0.2
3ml)が滴下により添加され、溶液は1時間攪拌された。この溶液は、乾燥状
態まで濃縮され、その残渣は、攪拌されながら水とクエン酸で処理された。形成
された固形物は、濾過され、水、5%のNaHCO3、水で洗浄され、623m
gの固形化合物が得られた。
DMF(6ml)、Boc−Trp−OH(250mg)、HOBt(216m
g)、EDCl.HCl(200mg)の溶液に添加された。DIEA(0.2
3ml)が滴下により添加され、溶液は1時間攪拌された。この溶液は、乾燥状
態まで濃縮され、その残渣は、攪拌されながら水とクエン酸で処理された。形成
された固形物は、濾過され、水、5%のNaHCO3、水で洗浄され、623m
gの固形化合物が得られた。
【0058】 得られた固形物は、DMF(15ml)に溶解され、ジエチルアミン(1.5
ml)が添加された。この溶液は、2時間攪拌された。溶媒は蒸発され、残渣は
攪拌されながらジエチルエーテルで処理され、形成された固体は濾過され、ジエ
チルエーテルで洗浄され、220mgの固形生成物を得た。
ml)が添加された。この溶液は、2時間攪拌された。溶媒は蒸発され、残渣は
攪拌されながらジエチルエーテルで処理され、形成された固体は濾過され、ジエ
チルエーテルで洗浄され、220mgの固形生成物を得た。
【0059】 この生成物は、4mlのDMFに溶解され、Fmoc−D−Asp−(OtB
u)−OH(150mg)、HOBt(115mg)、EDCl.HCl(84
mg)のDMF(4ml)溶液に滴下により添加された。
u)−OH(150mg)、HOBt(115mg)、EDCl.HCl(84
mg)のDMF(4ml)溶液に滴下により添加された。
【0060】 この溶液は、攪拌されながら2時間維持され、乾燥状態に濃縮され、残渣は1
0%のクエン酸と水により処理され、形成された固体は濾過され、水、5%のN
aHCO3、水で洗浄され、乾燥されて340mgの固形化合物が得られた。
0%のクエン酸と水により処理され、形成された固体は濾過され、水、5%のN
aHCO3、水で洗浄され、乾燥されて340mgの固形化合物が得られた。
【0061】 得られた生成物は、ジクロロメタン、エタンジオール(0.035ml)そし
て、0℃で、TFA(4ml)に懸濁された。1時間攪拌されながら、温度は室
温まで上昇され、溶液は乾燥され、残渣は攪拌されながらジエチルエーテルで処
理され、形成された固形物は濾過され、ジエチルエーテルで洗浄された。乾燥後
に、280mgの固形生成物が得られた。
て、0℃で、TFA(4ml)に懸濁された。1時間攪拌されながら、温度は室
温まで上昇され、溶液は乾燥され、残渣は攪拌されながらジエチルエーテルで処
理され、形成された固形物は濾過され、ジエチルエーテルで洗浄された。乾燥後
に、280mgの固形生成物が得られた。
【0062】 この生成物は、30mlのDMF中に溶解され、、HOBt(185mg)と
EDCl.HCl(160mg)が添加され、その溶液は攪拌されながら5時間
維持され、それから一夜放置された。この溶液は、濃縮され、残渣は10%のク
エン酸と水で処理され、形成された固形物は濾過された。水、5%のNaHCO 3 、水で洗浄され、220mgの固形化合物が得られた。
EDCl.HCl(160mg)が添加され、その溶液は攪拌されながら5時間
維持され、それから一夜放置された。この溶液は、濃縮され、残渣は10%のク
エン酸と水で処理され、形成された固形物は濾過された。水、5%のNaHCO 3 、水で洗浄され、220mgの固形化合物が得られた。
【0063】 得られた生成物は、DMF(10ml)中に溶解され、ジエチルアミン(1.
0ジエチルエーテルが攪拌されながら添加され、形成された固形物は濾過され、
ジエチルエーテルで洗浄され、157mgの固形生成物を与えた。
0ジエチルエーテルが攪拌されながら添加され、形成された固形物は濾過され、
ジエチルエーテルで洗浄され、157mgの固形生成物を与えた。
【0064】 得られた生成物は、メタノール(13ml)中に溶解され、酢酸(0.26m
l)、テトラヒドロ−4H−ピラン−4−オン(80mg)およびシアノホウ水
素化ナトリウム(55mg)が与えられた順序で添加された。この溶液は攪拌さ
れながら一昼夜保持され、1NのHClでpH=1〜2まで酸性化され、1時間
攪拌され、メタノールは蒸発され、NaHCO3が添加された。この溶液は、エ
チルアセテートで抽出され、硫酸ナトリウム上で乾燥された。溶液は濃縮され、
予備的HPLCで精製された(方法P3)。 MS:m/z:690.2(MH+) HPLC(方法A2):rt=12.7分
l)、テトラヒドロ−4H−ピラン−4−オン(80mg)およびシアノホウ水
素化ナトリウム(55mg)が与えられた順序で添加された。この溶液は攪拌さ
れながら一昼夜保持され、1NのHClでpH=1〜2まで酸性化され、1時間
攪拌され、メタノールは蒸発され、NaHCO3が添加された。この溶液は、エ
チルアセテートで抽出され、硫酸ナトリウム上で乾燥された。溶液は濃縮され、
予備的HPLCで精製された(方法P3)。 MS:m/z:690.2(MH+) HPLC(方法A2):rt=12.7分
【0065】 実施例12:シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)ア
ミノ]−Trp−Phe(4−CF3)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5 )−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R2=(4−トリフルオロメチル)ベンジル、
R4=(4−テトラヒドロピラニル)アミノであり、他の置換基は化合物Aでの
ものである)。 この化合物は、実施例1(b)〜1(k)によって調製されたが、Boc−T
rp−Phe−OHの代わりにBoc−Trp−Phe(4−CF3)−OHが
使用された。 HPLC(方法A2):rt=15.4分 MS:m/z:733.2(MH+)
ミノ]−Trp−Phe(4−CF3)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5 )−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R2=(4−トリフルオロメチル)ベンジル、
R4=(4−テトラヒドロピラニル)アミノであり、他の置換基は化合物Aでの
ものである)。 この化合物は、実施例1(b)〜1(k)によって調製されたが、Boc−T
rp−Phe−OHの代わりにBoc−Trp−Phe(4−CF3)−OHが
使用された。 HPLC(方法A2):rt=15.4分 MS:m/z:733.2(MH+)
【0066】 実施例13:シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)ア
ミノ]−Trp−Ala(4−ピリジル)−[(R)−NH−CH(CH2−C6 H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R2=4−ピリジルメチル、R4=(4−テトラ
ヒドロピラニル)アミノであり、他の置換基は化合物Aでのものである)。 この化合物は、実施例11によって調製されたが、Boc−(S)−4−シア
ノ−フェニルアラニンの代わりにBoc−(S)−3−(4−ピリジル)アラニ
ンが使用された。 HPLC(方法A2):rt=6.9分 MS:m/z:666.3(MH+)
ミノ]−Trp−Ala(4−ピリジル)−[(R)−NH−CH(CH2−C6 H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R2=4−ピリジルメチル、R4=(4−テトラ
ヒドロピラニル)アミノであり、他の置換基は化合物Aでのものである)。 この化合物は、実施例11によって調製されたが、Boc−(S)−4−シア
ノ−フェニルアラニンの代わりにBoc−(S)−3−(4−ピリジル)アラニ
ンが使用された。 HPLC(方法A2):rt=6.9分 MS:m/z:666.3(MH+)
【0067】 実施例14:シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)ア
ミノ]−Trp−Ala(3−ピリジル)−[(R)−NH−CH(CH2−C6 H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R2=3−ピリジルメチル、R4=(4−テトラ
ヒドロピラニル)アミノであり、他の置換基は化合物Aでのものである)。 この化合物は、実施例11によって調製されたが、Boc−(S)−4−シア
ノ−フェニルアラニンの代わりにBoc−(S)−3−(3−ピリジル)アラニ
ンが使用された。 HPLC(方法A2):rt=7.3分 MS:m/z:666.3(MH+)
ミノ]−Trp−Ala(3−ピリジル)−[(R)−NH−CH(CH2−C6 H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R2=3−ピリジルメチル、R4=(4−テトラ
ヒドロピラニル)アミノであり、他の置換基は化合物Aでのものである)。 この化合物は、実施例11によって調製されたが、Boc−(S)−4−シア
ノ−フェニルアラニンの代わりにBoc−(S)−3−(3−ピリジル)アラニ
ンが使用された。 HPLC(方法A2):rt=7.3分 MS:m/z:666.3(MH+)
【0068】 実施例15:シクロ{Suc[1−(R)−(1−メチルスルフォニル−ピペ
リジン−4−イル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2
−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4=(1−メチルスルフォニル)ピペリジン
−4−イル)アミノであり、他の置換基は化合物Aでのものである)。 この化合物は、実施例11によって調製されたが、試薬として(1−メチルス
ルフォニル)ピペリジン−4−オンを使用した。 HPLC(方法A2):rt=14.0分 MS:m/z:742.2(MH+)
リジン−4−イル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2
−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4=(1−メチルスルフォニル)ピペリジン
−4−イル)アミノであり、他の置換基は化合物Aでのものである)。 この化合物は、実施例11によって調製されたが、試薬として(1−メチルス
ルフォニル)ピペリジン−4−オンを使用した。 HPLC(方法A2):rt=14.0分 MS:m/z:742.2(MH+)
【0069】 実施例16:シクロ{Suc[1−(R)−(1−アミノスルフォニル−ピペ
リジン−4−イル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2
−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4=(1−アミノスルフォニル)ピペリジン
−4−イル)アミノであり、他の置換基は化合物Aでのものである)。 この化合物は、実施例11によって調製されたが、試薬として(1−アミノス
ルフォニル)ピペリジン−4−オンが使用された。 HPLC(方法A2):rt=13.5分 MS:m/z:743.2(MH+)
リジン−4−イル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2
−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4=(1−アミノスルフォニル)ピペリジン
−4−イル)アミノであり、他の置換基は化合物Aでのものである)。 この化合物は、実施例11によって調製されたが、試薬として(1−アミノス
ルフォニル)ピペリジン−4−オンが使用された。 HPLC(方法A2):rt=13.5分 MS:m/z:743.2(MH+)
【0070】 実施例SEMPIO17:シクロ{Suc[1−(R)−(ピペラジン−1−
イル)]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} (一般式Iの化合物であって、R4=ピペラジン−1−イルであり、他の置換
基は化合物Aでのものである)。 この化合物は、実施例1によって調製されたが、試薬としてN−Bocイミノ
ジアセトアルデヒドを使用し、16時間反応を行い、保護基N−Bocをジクロ
ロメタン中のTFAで除去した。このようにして得られた生成物は、予備的HP
LC(方法P2)によって精製された。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 2.39(1H,d
d,J=10.2,12.4Hz);2.65−2.79(5H,m);2.7
9−2.91(3H,m);2.99−3.15(6H,m);3.22−3.
48(m,水の信号に重複する);3.51(1H,dd,J=4.4,10.
1Hz);3.95−4.04(1H,m);4.08−4.18(2H,m)
;6.92(1H,d,J=8.7Hz);6.98(1H,m);7.04−
7.11(2H,m);7.11−7.28(10H,m);7.33(1H,
d,J=8.1Hz);7.32−7.37(1H,m);7.44(1H,d
,J=7.9Hz);8.32(1H,d,J=7.4Hz);8.40(1H
,bs);8.71(1H,d,J=5.0Hz);10.82(1H,d,J
=2.1Hz)。 MS:m/z=650,MH+。
イル)]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} (一般式Iの化合物であって、R4=ピペラジン−1−イルであり、他の置換
基は化合物Aでのものである)。 この化合物は、実施例1によって調製されたが、試薬としてN−Bocイミノ
ジアセトアルデヒドを使用し、16時間反応を行い、保護基N−Bocをジクロ
ロメタン中のTFAで除去した。このようにして得られた生成物は、予備的HP
LC(方法P2)によって精製された。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 2.39(1H,d
d,J=10.2,12.4Hz);2.65−2.79(5H,m);2.7
9−2.91(3H,m);2.99−3.15(6H,m);3.22−3.
48(m,水の信号に重複する);3.51(1H,dd,J=4.4,10.
1Hz);3.95−4.04(1H,m);4.08−4.18(2H,m)
;6.92(1H,d,J=8.7Hz);6.98(1H,m);7.04−
7.11(2H,m);7.11−7.28(10H,m);7.33(1H,
d,J=8.1Hz);7.32−7.37(1H,m);7.44(1H,d
,J=7.9Hz);8.32(1H,d,J=7.4Hz);8.40(1H
,bs);8.71(1H,d,J=5.0Hz);10.82(1H,d,J
=2.1Hz)。 MS:m/z=650,MH+。
【0071】 実施例18:シクロ{Suc[1−(R)−4−メチル−ピペラジン−1−イ
ル]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]
} (一般式Iの化合物であって、R4=4−メチル−ピペラジン−1−イルであ
り、他の置換基は化合物Aでのものである)。 実施例17で説明した化合物50mgをメタノール2ml中に溶解し、それに
対し、パラホルムアルデヒド10mg、シアノホウ水素化ナトリウム25mgお
よび酢酸50μlが添加された。この溶液は、一夜攪拌され、それから溶媒が蒸
発され、その残渣は0.1NのHCl、炭酸カリウムで塩基性pHまで処理され
、酢酸エチルで抽出され、ブラインで洗浄され、硫酸マグネシウム上で乾燥され
た。溶媒は蒸発され、34mgの粗製生成物を与え、これは予備的HPLC(方
法P3)で精製された。 MS:m/z=664.5(MH+)。 HPLC(方法A2):rt=12.4分
ル]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]
} (一般式Iの化合物であって、R4=4−メチル−ピペラジン−1−イルであ
り、他の置換基は化合物Aでのものである)。 実施例17で説明した化合物50mgをメタノール2ml中に溶解し、それに
対し、パラホルムアルデヒド10mg、シアノホウ水素化ナトリウム25mgお
よび酢酸50μlが添加された。この溶液は、一夜攪拌され、それから溶媒が蒸
発され、その残渣は0.1NのHCl、炭酸カリウムで塩基性pHまで処理され
、酢酸エチルで抽出され、ブラインで洗浄され、硫酸マグネシウム上で乾燥され
た。溶媒は蒸発され、34mgの粗製生成物を与え、これは予備的HPLC(方
法P3)で精製された。 MS:m/z=664.5(MH+)。 HPLC(方法A2):rt=12.4分
【0072】 実施例19:シクロ{Suc[1−(R)−4−アセチル−ピペラジン−1−
イル]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH
]} (一般式Iの化合物であって、R4=4−アセチル−ピペラジン−1−イルで
あり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 実施例17で説明した化合物40mgを2mlのアセトニトリルおよび0.5
mlのDMF中に溶解し、それに対し、無水酢酸50μlが添加された。この混
合物は、一夜攪拌され、濃縮され、水中に注入され、30分間攪拌されながら放
置され、炭酸カリウムが塩基性pHとなるまで添加された。この溶液は、酢酸エ
チルで抽出され、ブラインで洗浄され、硫酸マグネシウム上で乾燥された。溶媒
は蒸発され、16mgの粗製生成物を与え、これは予備的HPLC(方法P4)
で精製された。 MS:m/z=692.5(MH+)。 HPLC(方法A2):rt=12.8分
イル]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH
]} (一般式Iの化合物であって、R4=4−アセチル−ピペラジン−1−イルで
あり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 実施例17で説明した化合物40mgを2mlのアセトニトリルおよび0.5
mlのDMF中に溶解し、それに対し、無水酢酸50μlが添加された。この混
合物は、一夜攪拌され、濃縮され、水中に注入され、30分間攪拌されながら放
置され、炭酸カリウムが塩基性pHとなるまで添加された。この溶液は、酢酸エ
チルで抽出され、ブラインで洗浄され、硫酸マグネシウム上で乾燥された。溶媒
は蒸発され、16mgの粗製生成物を与え、これは予備的HPLC(方法P4)
で精製された。 MS:m/z=692.5(MH+)。 HPLC(方法A2):rt=12.8分
【0073】 実施例20:シクロ{Suc[1−(R)−(4−メタンスルフォニル−ピペ
ラジン−1−イル)]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H 5 )−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4=4−メタンスルフォニル−ピペラジン−
1−イルであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 実施例17で説明した化合物を、TEAおよび塩化メタンスルフォニルで処理
された無水DMF中に溶解した。室温での3時間の攪拌後に、この混合物は、予
備的HPLC(方法P6)で精製された。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 2.41(1H,t
,J=11.1Hz);2.66−2.81(3H,m);2.81−3.00
(5H,m);2.92(3H,s);3.00−3.61(m,水の信号に重
複する);3.96−4.07(1H,m);4.12(1H,bs);4.1
9(1H,bs);6.92(1H,d,J=8.6Hz);6.98(1H,
t,J=7.4Hz);7.03−7.30(12H,m);7.45(1H,
d,J=7.9Hz);7.50(1H,bs);8.00−8.60(1H,
bs);8.75(1H,bs);10.82(1H,s)。 MS:m/z=728(MH+)。
ラジン−1−イル)]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H 5 )−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4=4−メタンスルフォニル−ピペラジン−
1−イルであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 実施例17で説明した化合物を、TEAおよび塩化メタンスルフォニルで処理
された無水DMF中に溶解した。室温での3時間の攪拌後に、この混合物は、予
備的HPLC(方法P6)で精製された。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 2.41(1H,t
,J=11.1Hz);2.66−2.81(3H,m);2.81−3.00
(5H,m);2.92(3H,s);3.00−3.61(m,水の信号に重
複する);3.96−4.07(1H,m);4.12(1H,bs);4.1
9(1H,bs);6.92(1H,d,J=8.6Hz);6.98(1H,
t,J=7.4Hz);7.03−7.30(12H,m);7.45(1H,
d,J=7.9Hz);7.50(1H,bs);8.00−8.60(1H,
bs);8.75(1H,bs);10.82(1H,s)。 MS:m/z=728(MH+)。
【0074】 実施例21: シクロ{Suc[1−(S)−4−メタンスルフォニルアミノ
]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、C−R4は−S構成を有し、R4はメタンスルフ
ォニルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 実施例1(a)〜1(h)で説明したように調製された、C−R4にS−構成
を有する化合物の異性体60mgのDMF(1ml)溶液に対し、N−メチルモ
ルホリン24mlと塩化メタンスルフォニル10mlを0℃で添加した。この溶
液は、2時間半攪拌されながら放置された。反応混合物は、真空下で濃縮され、
酢酸エチルで希釈され、そしてクエン酸の水溶液(10%)、水、NaHCO3
の飽和溶液および水により与えられた順序で洗浄された。Na2SO4上での乾燥
および溶媒の蒸発後に、生成物は、予備的HPLCで精製された。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 10.80(d,J
=1.6,1H);8.54(s broad,1H);8.34(dd,J=
3.8,8.6,1H);7.61(d,J=7.6,1H);6.90−7.
40(m,16H);6.64(d,J=9.5,1H)4.30−4,38(
m,1H);4.25−4.30(m,1H);4.00−4.10(m,2H
);3.65−3.77(m,1H);3.30−3.35(m,1H);2.
97(s,3H);2.58−2.95(m,8H)。 MS:m/z=659,MH+。
]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、C−R4は−S構成を有し、R4はメタンスルフ
ォニルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 実施例1(a)〜1(h)で説明したように調製された、C−R4にS−構成
を有する化合物の異性体60mgのDMF(1ml)溶液に対し、N−メチルモ
ルホリン24mlと塩化メタンスルフォニル10mlを0℃で添加した。この溶
液は、2時間半攪拌されながら放置された。反応混合物は、真空下で濃縮され、
酢酸エチルで希釈され、そしてクエン酸の水溶液(10%)、水、NaHCO3
の飽和溶液および水により与えられた順序で洗浄された。Na2SO4上での乾燥
および溶媒の蒸発後に、生成物は、予備的HPLCで精製された。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 10.80(d,J
=1.6,1H);8.54(s broad,1H);8.34(dd,J=
3.8,8.6,1H);7.61(d,J=7.6,1H);6.90−7.
40(m,16H);6.64(d,J=9.5,1H)4.30−4,38(
m,1H);4.25−4.30(m,1H);4.00−4.10(m,2H
);3.65−3.77(m,1H);3.30−3.35(m,1H);2.
97(s,3H);2.58−2.95(m,8H)。 MS:m/z=659,MH+。
【0075】 上記で報告したと同じ手順に後続して、以下の生成物が得られた。
【0076】 実施例22:シクロ{Suc[1−(R)−4−メタンスルフォニルアミノ]
−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4はメタンスルフォニルアミノであり、他の
置換基は化合物Aで説明したものである)。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 10.83(d,J
=1.6,1H);8.82(d,J=4.7,1H);8.12(s bro
ad,1H);7.44(d,J=7.9,1H);6.92−7.42(m,
16H);6.82(d,J=8.8,1H)4.11−4,23(m,3H)
;4.02(m,1H);3.35(m,2H);2.95(s,3H);2.
70−2.95(m,6H);2.34(dd,J=9.3,13.5,1H)
。 MS:m/z=659,MH+。
−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4はメタンスルフォニルアミノであり、他の
置換基は化合物Aで説明したものである)。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 10.83(d,J
=1.6,1H);8.82(d,J=4.7,1H);8.12(s bro
ad,1H);7.44(d,J=7.9,1H);6.92−7.42(m,
16H);6.82(d,J=8.8,1H)4.11−4,23(m,3H)
;4.02(m,1H);3.35(m,2H);2.95(s,3H);2.
70−2.95(m,6H);2.34(dd,J=9.3,13.5,1H)
。 MS:m/z=659,MH+。
【0077】 実施例23: シクロ{Suc[1−(S)−(4−メチルベンゼン)スルフ
ォニルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−
CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、C−R4はS−構成を有し、R4は、(4−メチ
ルベンゼン)スルフォニルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したもの
である)。 開始化合物として、C−R4にS−構成を有する化合物Aの異性体が使用され
た。 MS:m/z=735,MH+。
ォニルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−
CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、C−R4はS−構成を有し、R4は、(4−メチ
ルベンゼン)スルフォニルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したもの
である)。 開始化合物として、C−R4にS−構成を有する化合物Aの異性体が使用され
た。 MS:m/z=735,MH+。
【0078】 実施例24:シクロ{Suc[1−(R)−(4−メチルベンゼン)スルフォ
ニルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−C
H2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は、(4−メチルベンゼン)スルフォニル
アミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 10.81(d,J
=1.5,1H);8.68(d,J=4.5,1H);7.95(s bro
ad, 1H);7.90(d,J=8.8,1H);6.95−7.75(m
,20H);6.78(d,J=8.9,1H)4.17(m,1H);4.1
0(m,1H);4.05(m,1H);3.94(m,1H);3.17(m
,1H);2.97(m,1H);2.65−2.85(m,7H);2.36
(s,3H);2.09(dd,J=9.1,13.5,1H)。 MS:m/z=735,MH+。
ニルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−C
H2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は、(4−メチルベンゼン)スルフォニル
アミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 10.81(d,J
=1.5,1H);8.68(d,J=4.5,1H);7.95(s bro
ad, 1H);7.90(d,J=8.8,1H);6.95−7.75(m
,20H);6.78(d,J=8.9,1H)4.17(m,1H);4.1
0(m,1H);4.05(m,1H);3.94(m,1H);3.17(m
,1H);2.97(m,1H);2.65−2.85(m,7H);2.36
(s,3H);2.09(dd,J=9.1,13.5,1H)。 MS:m/z=735,MH+。
【0079】 実施例25:シクロ{Suc[1−(S)−(2−(4−モルホリノ)エチル
アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} (一般式Iの化合物であって、C−R4はS−構成を有し、R4は2−(4−モ
ルホリノ)エチルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)
。 この化合物は、実施例1の手順に従って得られたが、開始生成物としてはC−
R4にS−構成を有する化合物の異性体を、また試薬としては2−(4−モルホ
リノ)アセトアルデヒドを使用した。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 2.61−3.87
(15H,m);3.14(1H,dd,J=4.6,13.9Hz);3.1
9−3.90(m,水の信号に重複する);3.98−4.06(1H,m);
4.08−4.16(2H,m);4.30−4.37(1H,m);6.95
(1H,s);6.99(1H,m);7.03−7.10(2H,m);7.
14−7.31(11H,m);7.33(1H,d,J=8.1Hz);7.
37(1H,d,J=8.9Hz);7.42(1H,d,J=7.9Hz);
8.25(1H,d,J=5.2Hz);8.52(1H,d,J=5.2Hz
);10.83(1H,d,J=2.1Hz)。 MS:m/z=694,MH+。
アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} (一般式Iの化合物であって、C−R4はS−構成を有し、R4は2−(4−モ
ルホリノ)エチルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)
。 この化合物は、実施例1の手順に従って得られたが、開始生成物としてはC−
R4にS−構成を有する化合物の異性体を、また試薬としては2−(4−モルホ
リノ)アセトアルデヒドを使用した。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 2.61−3.87
(15H,m);3.14(1H,dd,J=4.6,13.9Hz);3.1
9−3.90(m,水の信号に重複する);3.98−4.06(1H,m);
4.08−4.16(2H,m);4.30−4.37(1H,m);6.95
(1H,s);6.99(1H,m);7.03−7.10(2H,m);7.
14−7.31(11H,m);7.33(1H,d,J=8.1Hz);7.
37(1H,d,J=8.9Hz);7.42(1H,d,J=7.9Hz);
8.25(1H,d,J=5.2Hz);8.52(1H,d,J=5.2Hz
);10.83(1H,d,J=2.1Hz)。 MS:m/z=694,MH+。
【0080】 実施例26: シクロ{Suc[1−(R)−(2−(4−モルホリノ)エチ
ルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2 NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は、2−(4−モルホリノ)エチルアミノ
であり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 この化合物は、実施例1の手順に従って得られたが、試薬としては2−(4−
モルホリノ)アセトアルデヒドを使用した。 MS:m/z=694,MH+。
ルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2 NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は、2−(4−モルホリノ)エチルアミノ
であり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 この化合物は、実施例1の手順に従って得られたが、試薬としては2−(4−
モルホリノ)アセトアルデヒドを使用した。 MS:m/z=694,MH+。
【0081】 実施例27:シクロ{Suc[1−(R)−(2−フリルメチル)アミノ]−
Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は、(2−フリルメチル)アミノであり、
他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 この化合物は、実施例1の手順に従って得られたが、試薬としては2−フルア
ルデヒドを使用した。このようにして得られた粗製物は、予備的HPLC(方法
P2)によって精製された。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 2.39−2.46
(1H,m);2.69−2.96(5H,m);3.02−3.22(2H,
bs);3.57−3.82(1H,bs);4.04,4.16 e 4.3
0(5H,bs);6.50(1H,bs);6.59(1H,bs);6.8
4(1H,d,J=7.1Hz);6,99(1H.m);7.04−7.28
(14H,m);7.35(1H,d,J=8.1Hz);7.48(1H,d
,J=7.8Hz);7.74(1H,bs);8.81(1H,bs);9.
22−9.69(1H,bs);10.88(1H,s)。 MS:m/z=661,MH+。
Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は、(2−フリルメチル)アミノであり、
他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 この化合物は、実施例1の手順に従って得られたが、試薬としては2−フルア
ルデヒドを使用した。このようにして得られた粗製物は、予備的HPLC(方法
P2)によって精製された。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 2.39−2.46
(1H,m);2.69−2.96(5H,m);3.02−3.22(2H,
bs);3.57−3.82(1H,bs);4.04,4.16 e 4.3
0(5H,bs);6.50(1H,bs);6.59(1H,bs);6.8
4(1H,d,J=7.1Hz);6,99(1H.m);7.04−7.28
(14H,m);7.35(1H,d,J=8.1Hz);7.48(1H,d
,J=7.8Hz);7.74(1H,bs);8.81(1H,bs);9.
22−9.69(1H,bs);10.88(1H,s)。 MS:m/z=661,MH+。
【0082】 実施例28: シクロ{Suc[1−(R)−シアノメチルアミノ]−Trp
−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4はシアノメチルアミノであり、他の置換基
は化合物Aで説明したものである)。 実施例1(a)〜(h)で説明されたように調製された50mgの化合物Aを
1mlのDMFに溶解し、これに対し、12μlのTEAと6.5μlのクロロ
アセトニトリルが添加され、それから15mgのNalが添加され、その混合物
は室温で約16時間攪拌された。溶液は濾過され、予備的HPLC(方法P2)
によって精製された。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 2.34(1H,d
d,J=7.4,13.6Hz);2.71−2.84(5H,m);2.91
(1H,dd,J=4.3,13.6Hz);3.16−3.27(2H,m)
;3.27−3.60(m,水の信号に重複する);3.66 e 3.74(
2H,ABq,J=17.5Hz);3.96−4.11(1H,m);4.1
1−4.27(2H,m);6.77(1H,d,J=9.0Hz);6.98
(1H,m);7.03−7.10(2H,m);7.14−7.21(3H,
m)7.21−7.30(5H,m);7.34(1H,d,J=8.1Hz)
;7.44(1H,d,J=7.9Hz);7.64(1H,bs);7.88
(1H,bs);8.75(1H,d,J=4.9Hz);10.83(1H,
d,J=1.6Hz)。 MS:m/z=620,MH+。
−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4はシアノメチルアミノであり、他の置換基
は化合物Aで説明したものである)。 実施例1(a)〜(h)で説明されたように調製された50mgの化合物Aを
1mlのDMFに溶解し、これに対し、12μlのTEAと6.5μlのクロロ
アセトニトリルが添加され、それから15mgのNalが添加され、その混合物
は室温で約16時間攪拌された。溶液は濾過され、予備的HPLC(方法P2)
によって精製された。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 2.34(1H,d
d,J=7.4,13.6Hz);2.71−2.84(5H,m);2.91
(1H,dd,J=4.3,13.6Hz);3.16−3.27(2H,m)
;3.27−3.60(m,水の信号に重複する);3.66 e 3.74(
2H,ABq,J=17.5Hz);3.96−4.11(1H,m);4.1
1−4.27(2H,m);6.77(1H,d,J=9.0Hz);6.98
(1H,m);7.03−7.10(2H,m);7.14−7.21(3H,
m)7.21−7.30(5H,m);7.34(1H,d,J=8.1Hz)
;7.44(1H,d,J=7.9Hz);7.64(1H,bs);7.88
(1H,bs);8.75(1H,d,J=4.9Hz);10.83(1H,
d,J=1.6Hz)。 MS:m/z=620,MH+。
【0083】 実施例29:シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−モルホリノアセチル)
アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} (一般式Iの化合物であって、R4は、2−(4−モルホリノアセチル)アミ
ノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 21mgの4−モルホリン酢酸を5mlのDMFに溶解し、これに対し、40
mgの1−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾルおよび20mgのEDCl.HClを
添加した。この溶液は、攪拌されながら10分間放置され、60mgの化合物A
が加えられた。4時間後に、溶媒が蒸発され、残渣が予備的HPLC(方法P2
)で精製された。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 2.34(1H,d
d,J=8.3,14.2Hz);2.71−2.90(5H,m);2.97
(1H,dd,J=4.1,14.2Hz);3.00−3.24(4H,bs
);3.26−3.53(m,水の信号に重複する);3.79(6H,bs)
;4.00−4.10(1H,m);4.13−4.20(1H,m);4.2
0−4.27(1H,m);4.59−4.68(1H,m);6.79(1H
,d,J=8.1Hz);6.95−7.01(1H,m);7.05−7.1
0(1H,m);7.15−7.20(4H,m);7.23−7.29(7H
,m);7.35(1H,d,J=8.1Hz);7.47(1H,d,J=7
.8Hz);8.04(1H,bs);8.60(1H,d,J=5.2Hz)
;8.53−8.70(1H,bs);10.70(1H,s)。 MS:m/z=708,MH+.
アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} (一般式Iの化合物であって、R4は、2−(4−モルホリノアセチル)アミ
ノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 21mgの4−モルホリン酢酸を5mlのDMFに溶解し、これに対し、40
mgの1−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾルおよび20mgのEDCl.HClを
添加した。この溶液は、攪拌されながら10分間放置され、60mgの化合物A
が加えられた。4時間後に、溶媒が蒸発され、残渣が予備的HPLC(方法P2
)で精製された。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 2.34(1H,d
d,J=8.3,14.2Hz);2.71−2.90(5H,m);2.97
(1H,dd,J=4.1,14.2Hz);3.00−3.24(4H,bs
);3.26−3.53(m,水の信号に重複する);3.79(6H,bs)
;4.00−4.10(1H,m);4.13−4.20(1H,m);4.2
0−4.27(1H,m);4.59−4.68(1H,m);6.79(1H
,d,J=8.1Hz);6.95−7.01(1H,m);7.05−7.1
0(1H,m);7.15−7.20(4H,m);7.23−7.29(7H
,m);7.35(1H,d,J=8.1Hz);7.47(1H,d,J=7
.8Hz);8.04(1H,bs);8.60(1H,d,J=5.2Hz)
;8.53−8.70(1H,bs);10.70(1H,s)。 MS:m/z=708,MH+.
【0084】 同じ手順によって以下の化合物が得られる。
【0085】 実施例30:シクロ{Suc[1−(S)−2−(4−モルホリノアセチル)
アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−(4−モルホリノアセチル)アミノ
であり、C−R4はS−構成を有し、他の置換基は化合物Aで説明したものであ
る)。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 2.57(1H,d
d,J=4.4;15.7Hz);2.66−2.85(7H,m);2.98
−3.59(bs,水の信号に重複する);3.26(dd,J=4.4;14
.3Hz);3.59−4.03(6H,m);4.03−4.15(2H,m
);4.36(1H,m);4.77(1H,bs);6.84(1H,bs)
;6.94(1H,d,J=2.0Hz);6.98(1H,t,J=7.2H
z);7.07(1H,t,J=7.2Hz);7.13−7.31(9H,m
);7.33(1H,d,J=8.1Hz);7.41(1H,d,J=7.8
Hz);8.32(1H,bs);8.49(1H,d,J=4.8Hz);8
.86−9.10(1H,bs);10.10−10.30(1H,bs);1
0.81(1H,d,J=1.7Hz)。 MS:m/z=708,MH+.
アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−(4−モルホリノアセチル)アミノ
であり、C−R4はS−構成を有し、他の置換基は化合物Aで説明したものであ
る)。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 2.57(1H,d
d,J=4.4;15.7Hz);2.66−2.85(7H,m);2.98
−3.59(bs,水の信号に重複する);3.26(dd,J=4.4;14
.3Hz);3.59−4.03(6H,m);4.03−4.15(2H,m
);4.36(1H,m);4.77(1H,bs);6.84(1H,bs)
;6.94(1H,d,J=2.0Hz);6.98(1H,t,J=7.2H
z);7.07(1H,t,J=7.2Hz);7.13−7.31(9H,m
);7.33(1H,d,J=8.1Hz);7.41(1H,d,J=7.8
Hz);8.32(1H,bs);8.49(1H,d,J=4.8Hz);8
.86−9.10(1H,bs);10.10−10.30(1H,bs);1
0.81(1H,d,J=1.7Hz)。 MS:m/z=708,MH+.
【0086】 実施例31:シクロ{Suc[1−(S)−(2−テトラゾル−1−イル)ア
セチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−
CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、C−R4はS−構成を有し、R4は(2−テトラ
ゾル−1−イル)アセチルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したもの
である)。 開始化合物として、C−R4にS−構成を有する化合物Aの異性体が使用され
た。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 10.80(d,J
=2.0,1H);9.32(s,1H);8.87(d,J=8.0,1H)
;8.52(d,J=5.3,1H);8.38(dd,J=4.0,8.5
1H);6.93−7.42(m,17H);6.78(d,J=9.3,1H
);5.27 e 5.30(スペクトルAB,J=16.6,2H);4.7
6(m,1H);4.35(m,1H);4.01−4.13(m,2H);3
.73(m,1H);3.25−3.35(m,1H);2.54−2.86(
m,8H)。 MS:m/z=691,MH+。
セチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−
CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、C−R4はS−構成を有し、R4は(2−テトラ
ゾル−1−イル)アセチルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したもの
である)。 開始化合物として、C−R4にS−構成を有する化合物Aの異性体が使用され
た。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 10.80(d,J
=2.0,1H);9.32(s,1H);8.87(d,J=8.0,1H)
;8.52(d,J=5.3,1H);8.38(dd,J=4.0,8.5
1H);6.93−7.42(m,17H);6.78(d,J=9.3,1H
);5.27 e 5.30(スペクトルAB,J=16.6,2H);4.7
6(m,1H);4.35(m,1H);4.01−4.13(m,2H);3
.73(m,1H);3.25−3.35(m,1H);2.54−2.86(
m,8H)。 MS:m/z=691,MH+。
【0087】 実施例32: シクロ{Suc[1−(R)−(2−テトラゾル−1−イル)
アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)
−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は(2−テトラゾル−1−イル)アセチル
アミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 MS:m/z=691,MH+。
アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)
−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は(2−テトラゾル−1−イル)アセチル
アミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 MS:m/z=691,MH+。
【0088】 実施例33:シクロ{Suc[1−(S)−(2−(5−メルカプト−テトラ
ゾル−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(
CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、C−R4はS−構成を有し、R4は(2−(5−
メルカプト−テトラゾル−1−イル)アセチルアミノであり、他の置換基は化合
物Aで説明したものである)。 開始化合物として、C−R4にS−構成を有する化合物Aの異性体が使用され
た。 1H−NMR(DMSO−d6,500MHz):d 10.79(d,J=
1.8,1H);8.79(d,J=7.9,1H);8.54(d,J=5.
2,1H);8.39(dd,J=5.4,8.2 1H);7.40(d,J
=7.8,1H);6.96−7.34(m,15H);6.95(s,1H)
;6.77(d,J=9.3,1H);4.98 e 5.01(スペクトルA
B,J=16.7,2H);4.75(m,1H);4.35(m,1H);4
.01−4.12(m,2H);3.74(m,1H);3.32−3.35(
m,1H);2.63−2.85(m,7H);2.58(dd,J=4.8,
15.5,1H)。 MS:m/z=723,MH+。
ゾル−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(
CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、C−R4はS−構成を有し、R4は(2−(5−
メルカプト−テトラゾル−1−イル)アセチルアミノであり、他の置換基は化合
物Aで説明したものである)。 開始化合物として、C−R4にS−構成を有する化合物Aの異性体が使用され
た。 1H−NMR(DMSO−d6,500MHz):d 10.79(d,J=
1.8,1H);8.79(d,J=7.9,1H);8.54(d,J=5.
2,1H);8.39(dd,J=5.4,8.2 1H);7.40(d,J
=7.8,1H);6.96−7.34(m,15H);6.95(s,1H)
;6.77(d,J=9.3,1H);4.98 e 5.01(スペクトルA
B,J=16.7,2H);4.75(m,1H);4.35(m,1H);4
.01−4.12(m,2H);3.74(m,1H);3.32−3.35(
m,1H);2.63−2.85(m,7H);2.58(dd,J=4.8,
15.5,1H)。 MS:m/z=723,MH+。
【0089】 実施例34:シクロ{Suc[1−(R)−2−([1,2,4]トリアゾル
−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH 2 −C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−([1,2,4]トリアゾル−1−
イル)アセチルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 HPLC(方法A2):rt=13.8分 MS:m/z=690.2(MH+)。
−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH 2 −C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−([1,2,4]トリアゾル−1−
イル)アセチルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 HPLC(方法A2):rt=13.8分 MS:m/z=690.2(MH+)。
【0090】 実施例35:シクロ{Suc[1−(R)−(フラン−2−イル)カルボニル
アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} (一般式Iの化合物であって、R4は(フラン−2−イル)カルボニルアミノ
であり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 1mlのDMFに溶解された50gの化合物Aに対し、8.5μlの2−フラ
ノイルクロライドと12μlのTEAが添加された。その溶液は、30分間攪拌
された。その生成物は、予備的HPLC(方法P6)によって精製され、30m
gの純粋な化合物を与えた。 HPLC(方法A2):rt=16.6分 MS:m/z=675.3(MH+)。
アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} (一般式Iの化合物であって、R4は(フラン−2−イル)カルボニルアミノ
であり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 1mlのDMFに溶解された50gの化合物Aに対し、8.5μlの2−フラ
ノイルクロライドと12μlのTEAが添加された。その溶液は、30分間攪拌
された。その生成物は、予備的HPLC(方法P6)によって精製され、30m
gの純粋な化合物を与えた。 HPLC(方法A2):rt=16.6分 MS:m/z=675.3(MH+)。
【0091】 実施例36: シクロ{Suc[1−(R)−2−(チオフェン−3−イル)
アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)
−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−(チオフェン−3−イル)アセチル
アミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 この化合物は、実施例の手順に従って得られたが、試薬としては2−(チオフ
ェン−3−イル)酢酸を使用した。 HPLC(方法A2):rt=17.5分 MS:m/z=705.3(MH+)。
アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)
−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−(チオフェン−3−イル)アセチル
アミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 この化合物は、実施例の手順に従って得られたが、試薬としては2−(チオフ
ェン−3−イル)酢酸を使用した。 HPLC(方法A2):rt=17.5分 MS:m/z=705.3(MH+)。
【0092】 実施例37: シクロ{Suc[1−(R)−(4−モルホリノ)カルボニル
アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} (一般式Iの化合物であって、R4は(4−モルホリノ)カルボニルアミノで
あり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 実施例1(a)〜1(h)で説明されたように得られ、アセトニトリル(2m
l)に溶解された77mgの化合物Aの溶液に対し、36μlのTEAと、室温
で、窒素雰囲気下、16μlのモルホリン−4−カルボニルクロライドが添加さ
れた。反応は18時間行われ、溶液は濃縮され、そして予備的HPLC(方法P
6)によって精製された。37mgの固形生成物が得られた。 HPLC(方法A2):rt=14.9分 MS:m/z=694.4(MH+)。
アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} (一般式Iの化合物であって、R4は(4−モルホリノ)カルボニルアミノで
あり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 実施例1(a)〜1(h)で説明されたように得られ、アセトニトリル(2m
l)に溶解された77mgの化合物Aの溶液に対し、36μlのTEAと、室温
で、窒素雰囲気下、16μlのモルホリン−4−カルボニルクロライドが添加さ
れた。反応は18時間行われ、溶液は濃縮され、そして予備的HPLC(方法P
6)によって精製された。37mgの固形生成物が得られた。 HPLC(方法A2):rt=14.9分 MS:m/z=694.4(MH+)。
【0093】 実施例38:シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−ヒドロキシ−ピペリジ
ン−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(C
H2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−(4−ヒドロキシ−ピペリジン−1
−イル)アセチルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)
。 この化合物は、実施例29の手順に従って得られたが、試薬としては2−(4
−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)酢酸を使用した。 HPLC(方法A2):rt=11.8分 MS:m/z=722.3(MH+)。
ン−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(C
H2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−(4−ヒドロキシ−ピペリジン−1
−イル)アセチルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)
。 この化合物は、実施例29の手順に従って得られたが、試薬としては2−(4
−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)酢酸を使用した。 HPLC(方法A2):rt=11.8分 MS:m/z=722.3(MH+)。
【0094】 実施例39:シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−アミノカルボニル−ピ
ペリジン−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−C
H(CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−(4−アミノカルボニル−ピペリジ
ン−1−イル)アセチルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したもので
ある)。 この化合物は、実施例29の手順を使用して調製されたが、試薬としては2−
(4−アミノカルボニル−ピペリジン−1−イル)酢酸を使用した。 HPLC(方法A2):rt=11.7分 MS:m/z=749.4(MH+)。
ペリジン−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−C
H(CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−(4−アミノカルボニル−ピペリジ
ン−1−イル)アセチルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したもので
ある)。 この化合物は、実施例29の手順を使用して調製されたが、試薬としては2−
(4−アミノカルボニル−ピペリジン−1−イル)酢酸を使用した。 HPLC(方法A2):rt=11.7分 MS:m/z=749.4(MH+)。
【0095】 実施例40:シクロ{Suc[1−(R)−2−(3−ヒドロキシ−ピロリジ
ン−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(C
H2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1
−イル)アセチルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)
。 この化合物は、実施例29の手順に従って調製されたが、試薬としては2−(
3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)酢酸を使用した。 HPLC(方法A2):rt=11.9分 MS:m/z=708.4(MH+)。
ン−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(C
H2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1
−イル)アセチルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)
。 この化合物は、実施例29の手順に従って調製されたが、試薬としては2−(
3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)酢酸を使用した。 HPLC(方法A2):rt=11.9分 MS:m/z=708.4(MH+)。
【0096】 実施例41:シクロ{Suc[1−(R)−2−(2−(S)−ヒドロキシメ
チル−ピロリジン−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−
NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−(2−(S)−ヒドロキシメチル−
ピロリジン−1−イル)アセチルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明し
たものである)。 この化合物は、実施例29の手順に従って調製されたが、試薬としては2−(
2−(S)−ヒドロキシメチル−ピロリジン−1−イル)酢酸を使用した。 HPLC(方法A2):rt=12.2分 MS:m/z=722.3(MH+)。
チル−ピロリジン−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−
NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−(2−(S)−ヒドロキシメチル−
ピロリジン−1−イル)アセチルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明し
たものである)。 この化合物は、実施例29の手順に従って調製されたが、試薬としては2−(
2−(S)−ヒドロキシメチル−ピロリジン−1−イル)酢酸を使用した。 HPLC(方法A2):rt=12.2分 MS:m/z=722.3(MH+)。
【0097】 実施例42: シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−メチル−ピペラジン
−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH 2 −C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−(4−メチル−ピペラジン−1−イ
ル)アセチルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 この化合物は、実施例29の手順に従って調製されたが、試薬としては2−(
4−メチル−ピペラジン−1−イル)酢酸を使用した。 HPLC(方法A2):rt=11.4分 MS:m/z=721.5(MH+)。
−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH 2 −C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−(4−メチル−ピペラジン−1−イ
ル)アセチルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 この化合物は、実施例29の手順に従って調製されたが、試薬としては2−(
4−メチル−ピペラジン−1−イル)酢酸を使用した。 HPLC(方法A2):rt=11.4分 MS:m/z=721.5(MH+)。
【0098】 実施例43:シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−メチル−ピペラジン−
1−イル)カルボニルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH 2 −C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−(4−メチル−ピペラジン−1−イ
ル)カルボニルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 実施例1(a)〜1(h)で説明されたように得られた40mgの化合物Aと
400μlのDIPEAをTHF(0.5ml)に溶解した溶液が、窒素雰囲気
下で、4−メチル−1−ピペラジノカルボニルクロライド27mgを含むジクロ
ロメタン0.5ml溶液(C. Jorand-Lebrun et al., Synth. Commun. (1998),
28, 1189に記載されている様に調製された)に添加された。この溶液は、室温で
2時間攪拌され、乾燥され、HPLC(方法P7)によって精製された。 HPLC(方法A2):rt=11.8分 MS:m/z=707.2(MH+)。
1−イル)カルボニルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH 2 −C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−(4−メチル−ピペラジン−1−イ
ル)カルボニルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)。 実施例1(a)〜1(h)で説明されたように得られた40mgの化合物Aと
400μlのDIPEAをTHF(0.5ml)に溶解した溶液が、窒素雰囲気
下で、4−メチル−1−ピペラジノカルボニルクロライド27mgを含むジクロ
ロメタン0.5ml溶液(C. Jorand-Lebrun et al., Synth. Commun. (1998),
28, 1189に記載されている様に調製された)に添加された。この溶液は、室温で
2時間攪拌され、乾燥され、HPLC(方法P7)によって精製された。 HPLC(方法A2):rt=11.8分 MS:m/z=707.2(MH+)。
【0099】 実施例44:シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−アミノスルフォニル−
ピペラジン−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−
CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−(4−アミノスルフォニル−ピペラ
ジン−1−イル)アセチルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したもの
である)。 この化合物は、実施例29の手順に従って調製されたが、試薬としては2−(
4−アミノスルフォニル−ピペラジン−1−イル)酢酸を使用した。 HPLC(方法A2):rt=12.5分 MS:m/z=786.3(MH+)。
ピペラジン−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−
CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−(4−アミノスルフォニル−ピペラ
ジン−1−イル)アセチルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したもの
である)。 この化合物は、実施例29の手順に従って調製されたが、試薬としては2−(
4−アミノスルフォニル−ピペラジン−1−イル)酢酸を使用した。 HPLC(方法A2):rt=12.5分 MS:m/z=786.3(MH+)。
【0100】 実施例45: シクロ{Suc[1−(R)−2−(1−オキソ−チオモルホ
リン−4−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(
CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−(1−オキソ−チオモルホリン−4
−イル)アセチルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)
。 この化合物は、実施例29の手順に従って調製されたが、試薬としては2−(
1−オキソ−チオモルホリン−4−イル)酢酸を使用した。 HPLC(方法A2):rt=11.7分 MS:m/z=740.4(MH+)。
リン−4−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(
CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−(1−オキソ−チオモルホリン−4
−イル)アセチルアミノであり、他の置換基は化合物Aで説明したものである)
。 この化合物は、実施例29の手順に従って調製されたが、試薬としては2−(
1−オキソ−チオモルホリン−4−イル)酢酸を使用した。 HPLC(方法A2):rt=11.7分 MS:m/z=740.4(MH+)。
【0101】 実施例46: シクロ{Suc[1−(R)−2−(trans−4−ヒドロ
キシ−シクロヘキサン−1−イル−アミノ)アセチルアミノ]−Trp−Phe
−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−(trans−4−ヒドロキシ−シ
クロヘキサン−1−イル−アミノ)アセチルアミノであり、他の置換基は化合物
Aで説明したものである)。 この化合物は、実施例29の手順に従って調製されたが、試薬としては2−(
trans−4−ヒドロキシ−シクロヘキサン−1−イル−アミノ)酢酸を使用
した。 HPLC(方法A2):rt=11.6分 MS:m/z=736.3(MH+)。
キシ−シクロヘキサン−1−イル−アミノ)アセチルアミノ]−Trp−Phe
−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は2−(trans−4−ヒドロキシ−シ
クロヘキサン−1−イル−アミノ)アセチルアミノであり、他の置換基は化合物
Aで説明したものである)。 この化合物は、実施例29の手順に従って調製されたが、試薬としては2−(
trans−4−ヒドロキシ−シクロヘキサン−1−イル−アミノ)酢酸を使用
した。 HPLC(方法A2):rt=11.6分 MS:m/z=736.3(MH+)。
【0102】 実施例47:シクロ{Suc[1−(4−モルホリノ)カルボニル]−Trp
−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、X1=X2=X3=X4=−CO−NH−;R1=
−CH2−(インドール−3−イル);R2=R3=−CH2−C6H5−;R4=(
4−モルホリノ)カルボニル;R5=H;m=0,f=1;炭素原子C−R1およ
びC−R2はS−構成を有するが、C−R3はR−構成を有する)。
−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、X1=X2=X3=X4=−CO−NH−;R1=
−CH2−(インドール−3−イル);R2=R3=−CH2−C6H5−;R4=(
4−モルホリノ)カルボニル;R5=H;m=0,f=1;炭素原子C−R1およ
びC−R2はS−構成を有するが、C−R3はR−構成を有する)。
【0103】 a)Boc−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−C
H2NH]の合成 Boc−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H−Z](1.20g)のメタノール(36ml)およびDMF(14ml)溶
液に対して、10%のPd/C(120mg)が添加された。この混合物は、室
温および室圧で2時間攪拌され、水素化された。この混合物は濾過され、固形物
がメタノールで洗浄された。溶出物(leuated)は一緒にプールされ、蒸発されて
、酢酸エチル中で可溶化される粘性の油を与えた。結果として得られた溶液は、
水およびブラインで洗浄され、無水硫酸ナトリウム上で乾燥された。有機相を蒸
発することにより、870mgの白色固形物が得られた。 HPLC(方法A3):rt=11.8分 MS(ES+):[MH+]=584
H2NH]の合成 Boc−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H−Z](1.20g)のメタノール(36ml)およびDMF(14ml)溶
液に対して、10%のPd/C(120mg)が添加された。この混合物は、室
温および室圧で2時間攪拌され、水素化された。この混合物は濾過され、固形物
がメタノールで洗浄された。溶出物(leuated)は一緒にプールされ、蒸発されて
、酢酸エチル中で可溶化される粘性の油を与えた。結果として得られた溶液は、
水およびブラインで洗浄され、無水硫酸ナトリウム上で乾燥された。有機相を蒸
発することにより、870mgの白色固形物が得られた。 HPLC(方法A3):rt=11.8分 MS(ES+):[MH+]=584
【0104】 b)Boc−Trp−Phe−{(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−C
H2−NH−[2−(4−ニトロ−ベンジルオキシカルボニル)−4−tert
−ブチル)−スクシン−1−イル]}の合成 [2−(4−ニトロ−ベンジルオキシカルボニル)−コハク酸4−tert−
ブチルエステル(424mg)のDMF(20ml)溶液に対して、0℃でHO
Bt(490mg)、EDCl.HCl(250mg)およびBoc−Trp−
Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2−NH](700mg
)が添加された。この混合物は、攪拌されながら室温で2時間放置された。溶媒
は真空下での蒸発により除去され、残渣はKHSO4の5%aq.で処理され、
固形物を与えた。この固形物は、濾過され、NaHCO3の5%aq.、水で洗
浄され、真空下、CaCl2上で乾燥され、1.05gの固形生成物を与えた。 MS(ES+):[MH+]=919 HPLC(方法A4):rt=20.3分
H2−NH−[2−(4−ニトロ−ベンジルオキシカルボニル)−4−tert
−ブチル)−スクシン−1−イル]}の合成 [2−(4−ニトロ−ベンジルオキシカルボニル)−コハク酸4−tert−
ブチルエステル(424mg)のDMF(20ml)溶液に対して、0℃でHO
Bt(490mg)、EDCl.HCl(250mg)およびBoc−Trp−
Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2−NH](700mg
)が添加された。この混合物は、攪拌されながら室温で2時間放置された。溶媒
は真空下での蒸発により除去され、残渣はKHSO4の5%aq.で処理され、
固形物を与えた。この固形物は、濾過され、NaHCO3の5%aq.、水で洗
浄され、真空下、CaCl2上で乾燥され、1.05gの固形生成物を与えた。 MS(ES+):[MH+]=919 HPLC(方法A4):rt=20.3分
【0105】 c)シクロ{Suc[1−(4−ニトロ−ベンジルオキシカルボニル)−Tr
p−Phe−[(R)NH−CH(CH2−C6H5)−CH2−NH]−}の合成 0℃に冷却された20mlのTFAに対して、1.0gのBoc−Trp−P
he−{(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2−NH−[2−(4−ニ
トロ−ベンジルオキシカルボニル)−4−tert−ブチル)−スクシン−1−
イル]}が小規模に添加された。 この混合物は、0℃で30分間反応させられ、真空下で濃縮され、DMFで希
釈され、しかる後蒸発されて、ジエチルエーテルで処理されると固形物を与える
油を与えた。この固形物は、濾過され、ジエチルエーテルで洗浄され、H−Tr
p−Phe−{[(R)NH−CH(CH2−C6H5)−CH2−NH]−[2−
(4−ニトロ−ベンジルオキシカルボニル)]−1−コハク酸の黄色い非晶質の
固形物を与えた。710mgの生成物が得られた。 200mgのH−Trp−Phe−{[(R)NH−CH(CH2−C6H5)
−CH2−NH]−[2−(4−ニトロ−ベンジルオキシカルボニル)]−1−
コハク酸のDMF(10ml)溶液に対して、0℃の窒素雰囲気下で、PyBO
P(160mg)とTEA(108μl)が添加された。この溶液は、攪拌され
ながら室温で2時間放置され、その後HPLCで試験された。溶媒は蒸発され、
残渣は酢酸エチル中に溶解された。有機相は、KHSO4の5%aq.、NaH
CO3の5%aq.、ブラインで洗浄され、無水硫酸ナトリウム上で乾燥された
。溶媒の濾過および蒸発後に、180mgの残渣が得られた。 この粗製物は、予備的HPLC(方法P8)によって精製された。「高速移動
」(fm)と「低速移動」(sm)として示される2種類の生成物が得られた(
ジアステレオイソマー)。62mg(fm)および15mg(sm)が得られた
。 MS(ES+):[MH+](fm)=[MH+](sm)=745 HPLC(方法A3):rt(fm)=15.1分、rt(sm)=15.6
分
p−Phe−[(R)NH−CH(CH2−C6H5)−CH2−NH]−}の合成 0℃に冷却された20mlのTFAに対して、1.0gのBoc−Trp−P
he−{(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2−NH−[2−(4−ニ
トロ−ベンジルオキシカルボニル)−4−tert−ブチル)−スクシン−1−
イル]}が小規模に添加された。 この混合物は、0℃で30分間反応させられ、真空下で濃縮され、DMFで希
釈され、しかる後蒸発されて、ジエチルエーテルで処理されると固形物を与える
油を与えた。この固形物は、濾過され、ジエチルエーテルで洗浄され、H−Tr
p−Phe−{[(R)NH−CH(CH2−C6H5)−CH2−NH]−[2−
(4−ニトロ−ベンジルオキシカルボニル)]−1−コハク酸の黄色い非晶質の
固形物を与えた。710mgの生成物が得られた。 200mgのH−Trp−Phe−{[(R)NH−CH(CH2−C6H5)
−CH2−NH]−[2−(4−ニトロ−ベンジルオキシカルボニル)]−1−
コハク酸のDMF(10ml)溶液に対して、0℃の窒素雰囲気下で、PyBO
P(160mg)とTEA(108μl)が添加された。この溶液は、攪拌され
ながら室温で2時間放置され、その後HPLCで試験された。溶媒は蒸発され、
残渣は酢酸エチル中に溶解された。有機相は、KHSO4の5%aq.、NaH
CO3の5%aq.、ブラインで洗浄され、無水硫酸ナトリウム上で乾燥された
。溶媒の濾過および蒸発後に、180mgの残渣が得られた。 この粗製物は、予備的HPLC(方法P8)によって精製された。「高速移動
」(fm)と「低速移動」(sm)として示される2種類の生成物が得られた(
ジアステレオイソマー)。62mg(fm)および15mg(sm)が得られた
。 MS(ES+):[MH+](fm)=[MH+](sm)=745 HPLC(方法A3):rt(fm)=15.1分、rt(sm)=15.6
分
【0106】 d)化合物シクロ{Suc[1−(カルボキシ)−Trp−Phe−[(R)
NH−CH(CH2C6H5)−CH2−NH]} 化合物シクロ{Suc[1−(4−ニトロ−ベンジルオキシカルボニル)−T
rp−Phe−[(R)NH−CH(CH2−C6H5)−CH2−NH]}「高速
移動」(100mg)が、K2CO3(34mg)を含有する水/イソプロパノー
ル(3ml)の1:1混合物に添加された。反応混合物は、18時間室温で反応
され、濃縮され、水で希釈され、酢酸エチルで抽出されて未反応生成物を除去し
た。 水性相は、1NのHClにより白色懸濁の形成まで酸性化され、そして酢酸エ
チルで抽出された。第2抽出物の有機相は、無水硫酸ナトリウム上で乾燥され、
そして蒸発されて55mgの白色固形物を与えた。この生成物は、予備的HPL
C(方法P8)によって精製された。 HPLCによって「高速移動」(fm’)および「低速移動」(sm’)と定
義された異なる保持時間を有する2種類の生成物(ジアステレオイソマー)が得
られた。 16mg(fm’)および7mg(sm’)が得られた。 MS(ES+):[MH+](fm’)=[MH+](sm’)=610 HPLC(方法A2):rt(fm’)=13.7分、rt(sm’)=15
.1分
NH−CH(CH2C6H5)−CH2−NH]} 化合物シクロ{Suc[1−(4−ニトロ−ベンジルオキシカルボニル)−T
rp−Phe−[(R)NH−CH(CH2−C6H5)−CH2−NH]}「高速
移動」(100mg)が、K2CO3(34mg)を含有する水/イソプロパノー
ル(3ml)の1:1混合物に添加された。反応混合物は、18時間室温で反応
され、濃縮され、水で希釈され、酢酸エチルで抽出されて未反応生成物を除去し
た。 水性相は、1NのHClにより白色懸濁の形成まで酸性化され、そして酢酸エ
チルで抽出された。第2抽出物の有機相は、無水硫酸ナトリウム上で乾燥され、
そして蒸発されて55mgの白色固形物を与えた。この生成物は、予備的HPL
C(方法P8)によって精製された。 HPLCによって「高速移動」(fm’)および「低速移動」(sm’)と定
義された異なる保持時間を有する2種類の生成物(ジアステレオイソマー)が得
られた。 16mg(fm’)および7mg(sm’)が得られた。 MS(ES+):[MH+](fm’)=[MH+](sm’)=610 HPLC(方法A2):rt(fm’)=13.7分、rt(sm’)=15
.1分
【0107】 d’)化合物シクロ{Suc[1−(カルボキシ)−Trp−Phe−[(R
)NH−CH(CH2C6H5)−CH2−NH]} 化合物シクロ{Suc[1−(4−ニトロ−ベンジルオキシカルボニル)−T
rp−Phe−[(R)NH−CH(CH2−C6H5)−CH2−NH]}「低速
移動」(50mg)が、K2CO3(17mg)を含有する水/イソプロパノール
(2ml)の1:1混合物に添加された。反応混合物は、24時間室温で反応さ
れ、濃縮され、水で希釈され、酢酸エチルで抽出されて未反応生成物を除去した
。水性相は、1NのHClにより白色懸濁の形成まで酸性化され、そして酢酸エ
チルで抽出された。第2抽出物の有機相は、無水硫酸ナトリウム上で乾燥され、
そして蒸発されて18mgの白色固形物を与えた。この生成物は、予備的HPL
C(方法P8)によって精製された。 HPLCによって「高速移動」(fm’)および「低速移動」(sm’)と定
義された異なる保持時間を有する2種類の生成物(ジアステレオイソマー)が得
られた。 7mg(fm’)および6mg(sm’)が得られた。 MS(ES+):[MH+](fm’)=[MH+](sm’)=610 HPLC(方法A2):rt(fm’)=13.7分、rt(sm’)=15
.1分
)NH−CH(CH2C6H5)−CH2−NH]} 化合物シクロ{Suc[1−(4−ニトロ−ベンジルオキシカルボニル)−T
rp−Phe−[(R)NH−CH(CH2−C6H5)−CH2−NH]}「低速
移動」(50mg)が、K2CO3(17mg)を含有する水/イソプロパノール
(2ml)の1:1混合物に添加された。反応混合物は、24時間室温で反応さ
れ、濃縮され、水で希釈され、酢酸エチルで抽出されて未反応生成物を除去した
。水性相は、1NのHClにより白色懸濁の形成まで酸性化され、そして酢酸エ
チルで抽出された。第2抽出物の有機相は、無水硫酸ナトリウム上で乾燥され、
そして蒸発されて18mgの白色固形物を与えた。この生成物は、予備的HPL
C(方法P8)によって精製された。 HPLCによって「高速移動」(fm’)および「低速移動」(sm’)と定
義された異なる保持時間を有する2種類の生成物(ジアステレオイソマー)が得
られた。 7mg(fm’)および6mg(sm’)が得られた。 MS(ES+):[MH+](fm’)=[MH+](sm’)=610 HPLC(方法A2):rt(fm’)=13.7分、rt(sm’)=15
.1分
【0108】 化合物シクロ{Suc[1−(4−モルホリノ)カルボニル]−Trp−Ph
e−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} シクロ{Suc[1−(カルボキシ)−Trp−Phe−[(R)NH−CH
(CH2−C6H5)−CH2−NH]}(「高速移動」生成物20mg)のDMF
(1ml)溶液に対して、HOBT(24mg)、EDCl.HCl(12mg
)およびモルホリン(10μl)が与えられた順序で添加された。24時間攪拌
した後に、反応生成物は、0.1%のTFAを含有する水/アセトニトリルの8
0:20混合物3mlによって希釈され、そして予備的HPLC(方法P5)に
よって精製された。7mgの白色固形物が得られた。 MS(ES+):[MH+]=679 HPLC(方法A2):rt=14.8分
e−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} シクロ{Suc[1−(カルボキシ)−Trp−Phe−[(R)NH−CH
(CH2−C6H5)−CH2−NH]}(「高速移動」生成物20mg)のDMF
(1ml)溶液に対して、HOBT(24mg)、EDCl.HCl(12mg
)およびモルホリン(10μl)が与えられた順序で添加された。24時間攪拌
した後に、反応生成物は、0.1%のTFAを含有する水/アセトニトリルの8
0:20混合物3mlによって希釈され、そして予備的HPLC(方法P5)に
よって精製された。7mgの白色固形物が得られた。 MS(ES+):[MH+]=679 HPLC(方法A2):rt=14.8分
【0109】 同様の手順によって次の化合物が得られた。
【0110】 実施例48:シクロ{Suc[1−(4−ヒドロキシエチルオキシエチル−ピ
ペラジン−1−イル)カルボニル]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(
CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は(4−ヒドロキシエチルオキシエチル−
ピペラジン−1−イル)カルボニルであり、他の置換基は実施例47で説明され
ているものである)。 HPLC(方法A2):rt=11.9分 MS:m/z=766.2(MH+)。
ペラジン−1−イル)カルボニル]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(
CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4は(4−ヒドロキシエチルオキシエチル−
ピペラジン−1−イル)カルボニルであり、他の置換基は実施例47で説明され
ているものである)。 HPLC(方法A2):rt=11.9分 MS:m/z=766.2(MH+)。
【0111】 [予備的HPLC法] 移動相:A=H2O+0.1%TFA;B=CH3CN+0.1%TFA
【0112】 方法P1 カラム:DeltapakRP18 10μ、100Å、19×300mm 120分でA:B=75:25からA:B=15:85へ勾配 流速:15ml/分 I=220,270nm
【0113】 方法P2 カラム:SymmetryRP18 7μ、100Å、19×300mm 120分でA:B=75:25からA:B=15:85へ勾配 流速:15ml/分 I=220,270nm
【0114】 方法P3 カラム:VydacRP18 20μ、22×250mm 120分でA:B=90:10からA:B=30:70へ勾配 流速:15ml/分 I=220,270nm
【0115】 方法P4 カラム:SymmetryRP18 7μ、100Å、19×300mm 60分でA:B=85:15からA:B=25:75へ勾配 流速:15ml/分 I=220,270nm
【0116】 方法P5 カラム:VydacRP18 20μ、22×250mm 120分でA:B=80:20からA:B=20:80へ勾配 流速:20ml/分 I=240nm
【0117】 方法P6 カラム:SymmetryRP18 7μ、100Å、19×300mm 60分でA:B=80:20からA:B=50:50へ勾配、それから120
分でA:B=50:50からA:B=20:80へ勾配 流速:15ml/分 I=220,270nm
分でA:B=50:50からA:B=20:80へ勾配 流速:15ml/分 I=220,270nm
【0118】 方法P7 カラム:SymmetryRP18 7μ、100Å、19×300mm 120分でA:B=83:17からA:B=23:77へ勾配 流速:15ml/分 I=220,270nm
【0119】 方法P8 カラム:DeltaPak(商標),C18,10μ、100Å、19×30
0mm 120分でA:B=75:25からA:B=20:80へ勾配 流速:15ml/分 I=220,270nm
0mm 120分でA:B=75:25からA:B=20:80へ勾配 流速:15ml/分 I=220,270nm
【0120】 [分析用HPLC法] 移動相:A=H2O+0.1%TFA;B=CH3CN+0.1%TFA
【0121】 方法A1 カラム:SymmetryC185m、100Å、3.9×150mm 20分でA:B=80:20からA:B=14:86へ勾配、それから6分間
はA:B=14:86 流速:1ml/分 I=220nm
はA:B=14:86 流速:1ml/分 I=220nm
【0122】 方法A2 カラム:Luna5μ、C8(2)、100Å、4.6×250mm 20分でA:B=80:20からA:B=20:80へ勾配 流速:1ml/分 I=220,270nm
【0123】 方法A3 カラム:SymmetryC85m、100Å、3.9×150mm 20分でA:B=80:20からA:B=20:80へ勾配 流速:1ml/分 I=220,270nm
【0124】 方法A4 カラム:SymmetryC85m、100Å、3.9×150mm 20分でA:B=80:20からA:B=20:80へ勾配、それから6分間
はA:B=20:80 流速:1ml/分 I=220,270nm
はA:B=20:80 流速:1ml/分 I=220,270nm
【0125】 [略語] アミノ酸の命名と対応する略語参照は、IUPAC−IUB生化学命名連合委
員会(Eur. J. Biochem. 1984, 138, 9)に従った。そうでないアミノ酸はS−構
成である。使用された他の略語は:aq.=水溶液;Bzl=ベンジル;DMF
=ジメチルホルムアルデヒド;EDCl=1−(3−ジメチルアミノプロピル)
3−エチルカルボジイミド;Fmoc=フルオレニルメチルオキシカルボニル;
PyBOP=ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−tris−ピロリジノ−
ホスフォニウム ヘキサフルオロホスフェイト;TEA=トリエチルアミン;T
FA=トリフルオロ酢酸;Z=Cbz=N−ベンジルオキシカルボニル;Boc
=tert−ブトキシカルボニル;−Suc−=スクシニル;DIEA=N,N
−ジイソプロピルエチルアミン;DMF=N,N−ジメチルホルムアミド;NK
A=ニューロキニンA;HOBt=1−ヒドロキシベンゾトリアゾール;rt=
保持時間;THF=テトラヒドロフランである。−Suc(1−NH2)−とし
て示されるコハク酸基上の置換基の番号付けは、R4=NH2、R5=H、そして
X3およびX4=CONRによって実現された。
員会(Eur. J. Biochem. 1984, 138, 9)に従った。そうでないアミノ酸はS−構
成である。使用された他の略語は:aq.=水溶液;Bzl=ベンジル;DMF
=ジメチルホルムアルデヒド;EDCl=1−(3−ジメチルアミノプロピル)
3−エチルカルボジイミド;Fmoc=フルオレニルメチルオキシカルボニル;
PyBOP=ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−tris−ピロリジノ−
ホスフォニウム ヘキサフルオロホスフェイト;TEA=トリエチルアミン;T
FA=トリフルオロ酢酸;Z=Cbz=N−ベンジルオキシカルボニル;Boc
=tert−ブトキシカルボニル;−Suc−=スクシニル;DIEA=N,N
−ジイソプロピルエチルアミン;DMF=N,N−ジメチルホルムアミド;NK
A=ニューロキニンA;HOBt=1−ヒドロキシベンゾトリアゾール;rt=
保持時間;THF=テトラヒドロフランである。−Suc(1−NH2)−とし
て示されるコハク酸基上の置換基の番号付けは、R4=NH2、R5=H、そして
X3およびX4=CONRによって実現された。
【0126】 [生物学的活性] 本発明で説明された化合物は、タキキニンのNK−2受容体に対する拮抗阻害
体として作用する。 その生物学的活性は、3通りの異なる機能試験において、マギー等により説明
されている方法に従って(Maggi C.A. et al. Br. J. Pharmacol. 1990, 100, 58
8, D'Orleans-Juste P. et al. Eur. J. Pharmacol. 1986, 125, 37 e Maggi C.
A. et al. J. Pharmacol. Exp. Ther. 246, 308, 1988)、ラビットの肺動脈(R
PA)、ハムスターの気管(HT)およびラットの膀胱(RUB)を使用して生
体外でテストされた。ヒトNK−2受容体に対する化合物の親和性は、ヒト回腸
のNK−2受容体および放射性配位子[125I]NKA(Amersham、比活性200
0Ci/mmol)に、競合の研究では、濃度100pMで感染したCHO(チ
ャイニーズハムスターの卵巣)細胞の膜を使用する結合試験で評価された。試験
した化合物は、0.01nMから10mMの濃度範囲でテストされた。培養(3
0分、20℃)の後に、試料は濾過され、放射性活性がガンマカウンタを使用し
て測定された。 機能試験によって収集されたデータは、pA2として表わされ(Arunlakshana O
. and Schild H.O., Br. J. Pharmacol. Chemother. 1959, 14,45)、そして結合
の試験から導き出されたものは、pKiとして表現されている(プログラムLIGAN
Dによって計算(calcolated)された−logKi: Munson P. J. et al. Anal. B
iochem. 1980, 107, 220)。 発明の化合物は、全ての上記試験で良好な活性を示した。pA2の値は9.5
までであり、pKiの値は10.6までであった。
体として作用する。 その生物学的活性は、3通りの異なる機能試験において、マギー等により説明
されている方法に従って(Maggi C.A. et al. Br. J. Pharmacol. 1990, 100, 58
8, D'Orleans-Juste P. et al. Eur. J. Pharmacol. 1986, 125, 37 e Maggi C.
A. et al. J. Pharmacol. Exp. Ther. 246, 308, 1988)、ラビットの肺動脈(R
PA)、ハムスターの気管(HT)およびラットの膀胱(RUB)を使用して生
体外でテストされた。ヒトNK−2受容体に対する化合物の親和性は、ヒト回腸
のNK−2受容体および放射性配位子[125I]NKA(Amersham、比活性200
0Ci/mmol)に、競合の研究では、濃度100pMで感染したCHO(チ
ャイニーズハムスターの卵巣)細胞の膜を使用する結合試験で評価された。試験
した化合物は、0.01nMから10mMの濃度範囲でテストされた。培養(3
0分、20℃)の後に、試料は濾過され、放射性活性がガンマカウンタを使用し
て測定された。 機能試験によって収集されたデータは、pA2として表わされ(Arunlakshana O
. and Schild H.O., Br. J. Pharmacol. Chemother. 1959, 14,45)、そして結合
の試験から導き出されたものは、pKiとして表現されている(プログラムLIGAN
Dによって計算(calcolated)された−logKi: Munson P. J. et al. Anal. B
iochem. 1980, 107, 220)。 発明の化合物は、全ての上記試験で良好な活性を示した。pA2の値は9.5
までであり、pKiの値は10.6までであった。
【0127】
【表1】
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年7月13日(2000.7.13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 X1、X2、X3、X4は、−CONR−、−NRCO−、−CH2−NR−、−
NR−CH2−から選択された同一または異なる基であって、Rは、H、C1-3ア
ルキルまたはベンジルであり; f,mは、0、1および2から選択された同一または異なる数であり; R1およびR2は、同一または異なる基−(CH2)r−Arを表し、但しr=
0,1,2であり、またArは、ベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ベンゾチ
オフェン、ピリジン、キノリン、インドール、フラン、ベンゾフラン、チアゾー
ル、ベンゾチアゾール、イミダゾール、ベンゾイミダゾールから選択された芳香
族基であって、C1-3アルキル、ハロアルキル、C1-3アルキルオキシ、C2-4ア
ミノ−アルキルオキシ、ハロゲン、OH、NH2、CN、NR6R7から選択され
た2個までの置換基によって置換されることがあり、但し、R6およびR7は、同
一または異なるHまたはC1-3アルキルであり、 R3は、(CH2)r−Ar1であり、但しr=0,1,2であり、またAr1は
、ベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ベンゾチオフェン、ピリジン、キノリン
、インドール、フラン、ベンゾフラン、チアゾール、ベンゾチアゾール、イミダ
ゾール、ベンゾイミダゾールから選択された芳香族基であって、C1-3アルキル
およびハロアルキル、C1-3アルキルオキシおよびアミノ−アルキルオキシ、ハ
ロゲン、OH、NH2、NR6R7から選択された2個までの基によって置換され
ることがあり、但し、R6およびR7は、同一または異なるHまたはC1-3アルキ
ルであり、 R4は、 −NR8R9であって、但し、R8は、HまたはC1-3アルキルであり、また R9は、 (i)メタンスルフォニル、トシル、テトラヒドロピラニル、 (ii)S原子が酸素によってモノまたはジ置換される可能性のあるテトラヒドロチ
オピラニル、 (iii)N原子がC1-3アルキル、C1-3アシル、アミノスルフォニル、メタンスル
フォニルによって置換される可能性のあるピペリジル; (iv)(CH2)g−R10基、但しgは1,2,3であり、R10は、モルホリン、
フラン、CNから選択されたもの; または結合したN原子と共にピペラジンを形成するR8およびR9であって、そ
の窒素原子の1つがC1-3アルキル、C1-3アシル、またはメタンスルフォニルに
よって置換される可能性のあるもの; N(R11)CO(CH2)h−R12であって、R11は、H、C1-3アルキルであ
り;hは、0,1,2,3であり;またR12は、モルホリン、ヒドロキシまたは
ヒドロキシメチルによって置換される可能性のあるピロリジン、ヒドロキシ、カ
ルボキシアミドまたはアミノスルフォニル基によって置換される可能性のあるピ
ペリジン、N原子がC1-3アルキル、トリアゾール、テトラゾール、5−メルカ
プト−テトラゾール、フラン、チオフェンによって置換される可能性のあるピペ
ラジン、S原子がモノまたはジ酸素化される可能性のあるチオモルホリン、ヒド
ロキシ基によって置換される可能性のあるアミノ−シクロヘキサンから選択され
たもの、 −COR13であって、R13は、1個以上のエーテルまたはヒドロキシ基を含有
するC2-6アルキルによって置換される可能性のあるモルホリンおよびピペラジ
ンから選択された基であるもの; から選択された基であることを特徴とする、 エナンチオマーまたはジアステレオマーの混合物、およびそれらの薬学的に受
容可能な塩としての化合物。
NR−CH2−から選択された同一または異なる基であって、Rは、H、C1-3ア
ルキルまたはベンジルであり; f,mは、0、1および2から選択された同一または異なる数であり; R1およびR2は、同一または異なる基−(CH2)r−Arを表し、但しr=
0,1,2であり、またArは、ベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ベンゾチ
オフェン、ピリジン、キノリン、インドール、フラン、ベンゾフラン、チアゾー
ル、ベンゾチアゾール、イミダゾール、ベンゾイミダゾールから選択された芳香
族基であって、C1-3アルキル、ハロアルキル、C1-3アルキルオキシ、C2-4ア
ミノ−アルキルオキシ、ハロゲン、OH、NH2、CN、NR6R7から選択され
た2個までの置換基によって置換されることがあり、但し、R6およびR7は、同
一または異なるHまたはC1-3アルキルであり、 R3は、(CH2)r−Ar1であり、但しr=0,1,2であり、またAr1は
、ベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ベンゾチオフェン、ピリジン、キノリン
、インドール、フラン、ベンゾフラン、チアゾール、ベンゾチアゾール、イミダ
ゾール、ベンゾイミダゾールから選択された芳香族基であって、C1-3アルキル
およびハロアルキル、C1-3アルキルオキシおよびアミノ−アルキルオキシ、ハ
ロゲン、OH、NH2、NR6R7から選択された2個までの基によって置換され
ることがあり、但し、R6およびR7は、同一または異なるHまたはC1-3アルキ
ルであり、 R4は、 −NR8R9であって、但し、R8は、HまたはC1-3アルキルであり、また R9は、 (i)メタンスルフォニル、トシル、テトラヒドロピラニル、 (ii)S原子が酸素によってモノまたはジ置換される可能性のあるテトラヒドロチ
オピラニル、 (iii)N原子がC1-3アルキル、C1-3アシル、アミノスルフォニル、メタンスル
フォニルによって置換される可能性のあるピペリジル; (iv)(CH2)g−R10基、但しgは1,2,3であり、R10は、モルホリン、
フラン、CNから選択されたもの; または結合したN原子と共にピペラジンを形成するR8およびR9であって、そ
の窒素原子の1つがC1-3アルキル、C1-3アシル、またはメタンスルフォニルに
よって置換される可能性のあるもの; N(R11)CO(CH2)h−R12であって、R11は、H、C1-3アルキルであ
り;hは、0,1,2,3であり;またR12は、モルホリン、ヒドロキシまたは
ヒドロキシメチルによって置換される可能性のあるピロリジン、ヒドロキシ、カ
ルボキシアミドまたはアミノスルフォニル基によって置換される可能性のあるピ
ペリジン、N原子がC1-3アルキル、トリアゾール、テトラゾール、5−メルカ
プト−テトラゾール、フラン、チオフェンによって置換される可能性のあるピペ
ラジン、S原子がモノまたはジ酸素化される可能性のあるチオモルホリン、ヒド
ロキシ基によって置換される可能性のあるアミノ−シクロヘキサンから選択され
たもの、 −COR13であって、R13は、1個以上のエーテルまたはヒドロキシ基を含有
するC2-6アルキルによって置換される可能性のあるモルホリンおよびピペラジ
ンから選択された基であるもの; から選択された基であることを特徴とする、 エナンチオマーまたはジアステレオマーの混合物、およびそれらの薬学的に受
容可能な塩としての化合物。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【化2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 但し、X1、X2、X3、X4は、−CONR−、−NRCO−、−CH2−NR
−、−NR−CH2−から選択された同一または異なる基であって、Rは、H、
C1-3アルキルまたはベンジルであり; f,mは、0、1および2から選択された同一または異なる数であり; R1およびR2は、同一または異なる基−(CH2)r−Arを表し、但しr=
0,1,2であり、またArは、ベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ベンゾチ
オフェン、ピリジン、キノリン、インドール、フラン、ベンゾフラン、チアゾー
ル、ベンゾチアゾール、イミダゾール、ベンゾイミダゾールから選択された芳香
族基であって、C1-3アルキル、ハロアルキル、C1-3アルキルオキシ、C2-4ア
ミノ−アルキルオキシ、ハロゲン、OH、NH2、CN、NR6R7から選択され
た2までの置換基によって置換されることがあり、但し、R6およびR7は、同一
または異なるHまたはC1-3アルキルであり、 R3は、次の基から選択された基−(CH2)r−Ar1であり、但しr=0,
1,2であり、またAr1は、ベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ベンゾチオ
フェン、ピリジン、キノリン、インドール、フラン、ベンゾフラン、チアゾール
、ベンゾチアゾール、イミダゾール、ベンゾイミダゾールから選択された芳香族
基であって、C1-3アルキルおよびハロアルキル、C1-3アルキルオキシおよびア
ミノ−アルキルオキシ、ハロゲン、OH、NH2、NR6R7から選択された2ま
での基によって置換されることがあり、但し、R6およびR7は、同一または異な
るHまたはC1-3アルキルであり、 R4は、 −NR8R9であって、但し、R8は、HまたはC1-3アルキルであり、また R9は、 (i)メタンスルフォニル、トシル、テトラヒドロピラニル、 (ii)S原子が酸素によってモノまたはジ置換される可能性のあるテトラヒドロチ
オピラニル、 (iii)N原子がC1-3アルキル、C1-3アシル、アミノスルフォニル、メタンスル
フォニルによって置換される可能性のあるピペリジル; (iv)(CH2)g−R10基、但しgは1,2,3であり、R10は、モルホリン、
フラン、CNから選択されたもの; または結合したN原子と共にピペラジンを形成するR8およびR9であって、そ
の窒素原子の1つがC1-3アルキル、C1-3アシル、またはメタンスルフォニルに
よって置換される可能性のあるもの; −N(R11)CO(CH2)h−R12であって、R11は、H、C1-3アルキルで
あり;hは、0,1,2,3であり;またR12は、モルホリン、ヒドロキシまた
はヒドロキシメチルによって置換される可能性のあるピロリジン、ヒドロキシ、
カルボキシアミドまたはアミノスルフォニル基によって置換される可能性のある
ピペリジン、N原子がC1-3アルキル、トリアゾール、テトラゾール、5−メル
カプト−テトラゾール、フラン、チオフェンによって置換される可能性のあるピ
ペラジン、S原子がモノまたはジ酸素化される可能性のあるチオモルホリン、ヒ
ドロキシ基によって置換される可能性のあるアミノ−シクロヘキサンから選択さ
れたもの、 −COR13であって、R13は、1個以上のエーテルまたはヒドロキシ基を含有
するC2-6アルキルによって置換される可能性のあるモルホリンおよびピペラジ
ンから選択された基であるもの; から選択された基である。
−、−NR−CH2−から選択された同一または異なる基であって、Rは、H、
C1-3アルキルまたはベンジルであり; f,mは、0、1および2から選択された同一または異なる数であり; R1およびR2は、同一または異なる基−(CH2)r−Arを表し、但しr=
0,1,2であり、またArは、ベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ベンゾチ
オフェン、ピリジン、キノリン、インドール、フラン、ベンゾフラン、チアゾー
ル、ベンゾチアゾール、イミダゾール、ベンゾイミダゾールから選択された芳香
族基であって、C1-3アルキル、ハロアルキル、C1-3アルキルオキシ、C2-4ア
ミノ−アルキルオキシ、ハロゲン、OH、NH2、CN、NR6R7から選択され
た2までの置換基によって置換されることがあり、但し、R6およびR7は、同一
または異なるHまたはC1-3アルキルであり、 R3は、次の基から選択された基−(CH2)r−Ar1であり、但しr=0,
1,2であり、またAr1は、ベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ベンゾチオ
フェン、ピリジン、キノリン、インドール、フラン、ベンゾフラン、チアゾール
、ベンゾチアゾール、イミダゾール、ベンゾイミダゾールから選択された芳香族
基であって、C1-3アルキルおよびハロアルキル、C1-3アルキルオキシおよびア
ミノ−アルキルオキシ、ハロゲン、OH、NH2、NR6R7から選択された2ま
での基によって置換されることがあり、但し、R6およびR7は、同一または異な
るHまたはC1-3アルキルであり、 R4は、 −NR8R9であって、但し、R8は、HまたはC1-3アルキルであり、また R9は、 (i)メタンスルフォニル、トシル、テトラヒドロピラニル、 (ii)S原子が酸素によってモノまたはジ置換される可能性のあるテトラヒドロチ
オピラニル、 (iii)N原子がC1-3アルキル、C1-3アシル、アミノスルフォニル、メタンスル
フォニルによって置換される可能性のあるピペリジル; (iv)(CH2)g−R10基、但しgは1,2,3であり、R10は、モルホリン、
フラン、CNから選択されたもの; または結合したN原子と共にピペラジンを形成するR8およびR9であって、そ
の窒素原子の1つがC1-3アルキル、C1-3アシル、またはメタンスルフォニルに
よって置換される可能性のあるもの; −N(R11)CO(CH2)h−R12であって、R11は、H、C1-3アルキルで
あり;hは、0,1,2,3であり;またR12は、モルホリン、ヒドロキシまた
はヒドロキシメチルによって置換される可能性のあるピロリジン、ヒドロキシ、
カルボキシアミドまたはアミノスルフォニル基によって置換される可能性のある
ピペリジン、N原子がC1-3アルキル、トリアゾール、テトラゾール、5−メル
カプト−テトラゾール、フラン、チオフェンによって置換される可能性のあるピ
ペラジン、S原子がモノまたはジ酸素化される可能性のあるチオモルホリン、ヒ
ドロキシ基によって置換される可能性のあるアミノ−シクロヘキサンから選択さ
れたもの、 −COR13であって、R13は、1個以上のエーテルまたはヒドロキシ基を含有
するC2-6アルキルによって置換される可能性のあるモルホリンおよびピペラジ
ンから選択された基であるもの; から選択された基である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 本発明による好ましい化合物は、化学式(I)において、 fは、1であり、 mは、0であり、 X1、X2、X3、X4は、同一または異なる−CONR−および−NRCO−基
であり、 Rは、Hまたはメチルであり、 R1およびR2は、同一または異なる−CH2−Arであり、Arは、ベンゼン
、ピリジン、インドールから選択された芳香族基であって、C1-3アルキルおよ
びハロアルキル、C1-3アルキルオキシ、C2-4アミノ−アルキルオキシ、ハロゲ
ン、OH、NH2、CN、NR6R7から選択された置換基を有する2までの残基
によって置換されることがあり、但し、R6およびR7は、同一または異なるHま
たはC1-3アルキルであり、 R3は、−CH2−Ar1から選択された基であり、但しAr1は、アルファナフ
チル、ベータナフチル、フェニル、C1-3アルキルおよびハロアルキル、C1-3ア
ルキルオキシ、ハロゲン、OH、NH2から選択された2までの基によって置換
されたフェニルから選択された芳香族基であり、 R4は、 −NR8R9であって、但し、R8は、HまたはC1-3アルキルであり、またR9
は、メタンスルフォニル、トシル、テトラヒドロピラニル、S原子が酸素によっ
てモノまたはジ置換される可能性のあるテトラヒドロチオピラニル、N原子がC 1-3 アルキル、C1-3アシル、アミノスルフォニル、メタンスルフォニルによって
置換される可能性のあるピペリジル;または、(CH2)g−R10基、但しgは
1,2,3であり、R10は、モルホリン、フラン、CNから選択されたもの; または結合したN原子と共にピペラジンを形成するR8およびR9であって、そ
の窒素原子の1つがC1-3アルキル、C1-3アシル、またはメタンスルフォニルに
よって置換される可能性のあるもの; −N(R11)CO(CH2)h−R12であって、R11は、H、C1-3アルキルで
あり;hは、0,1,2,3であり;またR12は、モルホリン、ヒドロキシまた
はヒドロキシメチルによって置換される可能性のあるピロリジン、ヒドロキシ、
カルボキシアミドまたはアミノスルフォニル基によって置換される可能性のある
ピペリジン、N原子がC1-3アルキル、トリアゾール、テトラゾール、5−メル
カプト−テトラゾール、フラン、チオフェンによって置換される可能性のあるピ
ペラジン、S原子がモノまたはジ酸素化される可能性のあるチオモルホリン、ヒ
ドロキシ基によって置換される可能性のあるアミノ−シクロヘキサンから選択さ
れたもの、 −COR13であって、R13は、1個以上のエーテルまたはヒドロキシ基を含有
するC2-6アルキルによって置換される可能性のあるモルホリンおよびピペラジ
ンから選択された基であるもの; から選択された基である化合物である。
であり、 Rは、Hまたはメチルであり、 R1およびR2は、同一または異なる−CH2−Arであり、Arは、ベンゼン
、ピリジン、インドールから選択された芳香族基であって、C1-3アルキルおよ
びハロアルキル、C1-3アルキルオキシ、C2-4アミノ−アルキルオキシ、ハロゲ
ン、OH、NH2、CN、NR6R7から選択された置換基を有する2までの残基
によって置換されることがあり、但し、R6およびR7は、同一または異なるHま
たはC1-3アルキルであり、 R3は、−CH2−Ar1から選択された基であり、但しAr1は、アルファナフ
チル、ベータナフチル、フェニル、C1-3アルキルおよびハロアルキル、C1-3ア
ルキルオキシ、ハロゲン、OH、NH2から選択された2までの基によって置換
されたフェニルから選択された芳香族基であり、 R4は、 −NR8R9であって、但し、R8は、HまたはC1-3アルキルであり、またR9
は、メタンスルフォニル、トシル、テトラヒドロピラニル、S原子が酸素によっ
てモノまたはジ置換される可能性のあるテトラヒドロチオピラニル、N原子がC 1-3 アルキル、C1-3アシル、アミノスルフォニル、メタンスルフォニルによって
置換される可能性のあるピペリジル;または、(CH2)g−R10基、但しgは
1,2,3であり、R10は、モルホリン、フラン、CNから選択されたもの; または結合したN原子と共にピペラジンを形成するR8およびR9であって、そ
の窒素原子の1つがC1-3アルキル、C1-3アシル、またはメタンスルフォニルに
よって置換される可能性のあるもの; −N(R11)CO(CH2)h−R12であって、R11は、H、C1-3アルキルで
あり;hは、0,1,2,3であり;またR12は、モルホリン、ヒドロキシまた
はヒドロキシメチルによって置換される可能性のあるピロリジン、ヒドロキシ、
カルボキシアミドまたはアミノスルフォニル基によって置換される可能性のある
ピペリジン、N原子がC1-3アルキル、トリアゾール、テトラゾール、5−メル
カプト−テトラゾール、フラン、チオフェンによって置換される可能性のあるピ
ペラジン、S原子がモノまたはジ酸素化される可能性のあるチオモルホリン、ヒ
ドロキシ基によって置換される可能性のあるアミノ−シクロヘキサンから選択さ
れたもの、 −COR13であって、R13は、1個以上のエーテルまたはヒドロキシ基を含有
するC2-6アルキルによって置換される可能性のあるモルホリンおよびピペラジ
ンから選択された基であるもの; から選択された基である化合物である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 本発明による好ましい群の化合物は、 R、R1、R2、R3、f、mは、上記のように規定されたものであり、 R4は、−NR8R9基であって、 R8は、Hまたはメチルであり、 R9は、4−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロチオピラニル、1−オ
キソ−テトラヒドロチオピラン−4−イル、1,1−ジオキソ−テトラヒドロチ
オピラン−4−イル、N−メチル−4−ピペリジニル、N−メタンスルフォニル
−4−ピペリジニル、N−アミノスルフォニル−4−ピペリジニルから選択され
た基であるか、 またはN原子に結合したR8およびR9は、N−メチル−ピペラジニル、N−ア
セチル−ピペラジニル、ピペラジニル、N−メタンスルフォニル−ピペラジニル
を表すものである。
キソ−テトラヒドロチオピラン−4−イル、1,1−ジオキソ−テトラヒドロチ
オピラン−4−イル、N−メチル−4−ピペリジニル、N−メタンスルフォニル
−4−ピペリジニル、N−アミノスルフォニル−4−ピペリジニルから選択され
た基であるか、 またはN原子に結合したR8およびR9は、N−メチル−ピペラジニル、N−ア
セチル−ピペラジニル、ピペラジニル、N−メタンスルフォニル−ピペラジニル
を表すものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 R、R1、R2、R3、f、mが上記で規定された化学式(I)の化合物の中で
好ましいものは、R4がNR8R9基を表し、R8は、Hであり、R9は、メタンス
ルフォニル、トシル、(CH2)g−R10基から選択され、gは、1,2であり
、R10は、モルホリン、フラン、CNから選択されるものである。
好ましいものは、R4がNR8R9基を表し、R8は、Hであり、R9は、メタンス
ルフォニル、トシル、(CH2)g−R10基から選択され、gは、1,2であり
、R10は、モルホリン、フラン、CNから選択されるものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】 R、R1、R2、R3、f、mが上記で規定された化学式(I)の化合物の中の
他の好ましい選択では、R4が−N(R11)CO(CH2)h−R12基であって、
R11は、Hであり、hは、0または1であり、またR12は、1−テトラゾリル、
5−メルカプト−テトラゾル−1−イル、1−トリアゾリル、フラニル、チオフ
ェニル、モルホリン、4−ヒドロキシ−ピペリジン、4−カルボキシアミド−ピ
ペリジン、3−ヒドロキシ−ピロリジン、2−ヒドロキシメチルピロリジン、4
−メチルーピペラジン、4−アミノスルフォニル−ピペラジン、1−オキソ−チ
オモルホリン,4−ヒドロキシ−シクロヘキサン−1−イル−アミノから選択さ
れるものである。
他の好ましい選択では、R4が−N(R11)CO(CH2)h−R12基であって、
R11は、Hであり、hは、0または1であり、またR12は、1−テトラゾリル、
5−メルカプト−テトラゾル−1−イル、1−トリアゾリル、フラニル、チオフ
ェニル、モルホリン、4−ヒドロキシ−ピペリジン、4−カルボキシアミド−ピ
ペリジン、3−ヒドロキシ−ピロリジン、2−ヒドロキシメチルピロリジン、4
−メチルーピペラジン、4−アミノスルフォニル−ピペラジン、1−オキソ−チ
オモルホリン,4−ヒドロキシ−シクロヘキサン−1−イル−アミノから選択さ
れるものである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 R、R1、R2、R3、f、mが上記で規定された化学式(I)の化合物の中で
好ましいもう1つの選択は、R4がCOR13基を表し、R13は、モルホリンおよ
び4−(ヒドロキシエチルオキシエチル)−ピペラジンから選択された基である
ものである。
好ましいもう1つの選択は、R4がCOR13基を表し、R13は、モルホリンおよ
び4−(ヒドロキシエチルオキシエチル)−ピペラジンから選択された基である
ものである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】 実施例1:シクロ{−Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)ア
ミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH
]} (X1=X2=X3=X4=−CO−NH−;R1=−CH2−(インドール−3−
イル);R2=R3=−CH2−C6H5−;R4=(4−テトラヒドロピラニル)ア
ミノ;m=0,f=1;炭素原子C−R1およびC−R2は構成Sを有するが、C
−R3およびC−R4は構成Rを有する一般式Iの化合物)。
ミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH
]} (X1=X2=X3=X4=−CO−NH−;R1=−CH2−(インドール−3−
イル);R2=R3=−CH2−C6H5−;R4=(4−テトラヒドロピラニル)ア
ミノ;m=0,f=1;炭素原子C−R1およびC−R2は構成Sを有するが、C
−R3およびC−R4は構成Rを有する一般式Iの化合物)。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】 開始化合物として、シクロ{Suc[1−(R)−アミノ]−Trp−Phe
−[(R)−NH−CH(CH2C6H5)−CH2NH]−}(化合物A)。 (X1=X2=X3=X4=−CO−NH−;R1=−CH2−(インドール−3−
イル);R2=R3=−CH2−C6H5−;R4=−NH2;m=0,f=1;炭素
原子C−R1およびC−R2は構成Sを有するが、C−R3およびC−R4は構成R
を有する式Iの化合物)が使用された。化合物Aは、次のように調製された。
−[(R)−NH−CH(CH2C6H5)−CH2NH]−}(化合物A)。 (X1=X2=X3=X4=−CO−NH−;R1=−CH2−(インドール−3−
イル);R2=R3=−CH2−C6H5−;R4=−NH2;m=0,f=1;炭素
原子C−R1およびC−R2は構成Sを有するが、C−R3およびC−R4は構成R
を有する式Iの化合物)が使用された。化合物Aは、次のように調製された。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】 実施例17:シクロ{Suc[1−(R)−(ピペラジン−1−イル)]−T
rp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4=ピペラジン−1−イルであり、他の置換
基は化合物Aでのものである)。 この化合物は、実施例1によって調製されたが、試薬としてN−Bocイミノ
ジアセトアルデヒドを使用し、16時間反応を行い、保護基N−Bocをジクロ
ロメタン中のTFAで除去した。このようにして得られた生成物は、予備的HP
LC(方法P2)によって精製された。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 2.39(1H,d
d,J=10.2,12.4Hz);2.65−2.79(5H,m);2.7
9−2.91(3H,m);2.99−3.15(6H,m);3.22−3.
48(m,水の信号に重複する);3.51(1H,dd,J=4.4,10.
1Hz);3.95−4.04(1H,m);4.08−4.18(2H,m)
;6.92(1H,d,J=8.7Hz);6.98(1H,m);7.04−
7.11(2H,m);7.11−7.28(10H,m);7.33(1H,
d,J=8.1Hz);7.32−7.37(1H,m);7.44(1H,d
,J=7.9Hz);8.32(1H,d,J=7.4Hz);8.40(1H
,bs);8.71(1H,d,J=5.0Hz);10.82(1H,d,J
=2.1Hz)。 MS:m/z=650,MH+。
rp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、R4=ピペラジン−1−イルであり、他の置換
基は化合物Aでのものである)。 この化合物は、実施例1によって調製されたが、試薬としてN−Bocイミノ
ジアセトアルデヒドを使用し、16時間反応を行い、保護基N−Bocをジクロ
ロメタン中のTFAで除去した。このようにして得られた生成物は、予備的HP
LC(方法P2)によって精製された。 1H−NMR(DMSO−d6,500 MHz):d 2.39(1H,d
d,J=10.2,12.4Hz);2.65−2.79(5H,m);2.7
9−2.91(3H,m);2.99−3.15(6H,m);3.22−3.
48(m,水の信号に重複する);3.51(1H,dd,J=4.4,10.
1Hz);3.95−4.04(1H,m);4.08−4.18(2H,m)
;6.92(1H,d,J=8.7Hz);6.98(1H,m);7.04−
7.11(2H,m);7.11−7.28(10H,m);7.33(1H,
d,J=8.1Hz);7.32−7.37(1H,m);7.44(1H,d
,J=7.9Hz);8.32(1H,d,J=7.4Hz);8.40(1H
,bs);8.71(1H,d,J=5.0Hz);10.82(1H,d,J
=2.1Hz)。 MS:m/z=650,MH+。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0102
【補正方法】変更
【補正内容】
【0102】 実施例47:シクロ{Suc[1−(4−モルホリノ)カルボニル]−Trp
−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、X1=X2=X3=X4=−CO−NH−;R1=
−CH2−(インドール−3−イル);R2=R3=−CH2−C6H5−;R4=(
4−モルホリノ)カルボニル;m=0,f=1;炭素原子C−R1およびC−R2 はS−構成を有するが、C−R3はR−構成を有する)。
−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} (一般式Iの化合物であって、X1=X2=X3=X4=−CO−NH−;R1=
−CH2−(インドール−3−イル);R2=R3=−CH2−C6H5−;R4=(
4−モルホリノ)カルボニル;m=0,f=1;炭素原子C−R1およびC−R2 はS−構成を有するが、C−R3はR−構成を有する)。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0125
【補正方法】変更
【補正内容】
【0125】 [略語] アミノ酸の命名と対応する略語参照は、IUPAC−IUB生化学命名連合委
員会(Eur. J. Biochem. 1984, 138, 9)に従った。そうでないアミノ酸はS−構
成である。使用された他の略語は:aq.=水溶液;Bzl=ベンジル;DMF
=ジメチルホルムアルデヒド;EDCl=1−(3−ジメチルアミノプロピル)
3−エチルカルボジイミド;Fmoc=フルオレニルメチルオキシカルボニル;
PyBOP=ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−tris−ピロリジノ−
ホスフォニウム ヘキサフルオロホスフェイト;TEA=トリエチルアミン;T
FA=トリフルオロ酢酸;Z=Cbz=N−ベンジルオキシカルボニル;Boc
=tert−ブトキシカルボニル;−Suc−=スクシニル;DIEA=N,N
−ジイソプロピルエチルアミン;DMF=N,N−ジメチルホルムアミド;NK
A=ニューロキニンA;HOBt=1−ヒドロキシベンゾトリアゾール;rt=
保持時間;THF=テトラヒドロフランである。−Suc(1−NH2)−とし
て示されるコハク酸基上の置換基の番号付けは、R4=NH2、そしてX3および
X4=CONRによって実現された。
員会(Eur. J. Biochem. 1984, 138, 9)に従った。そうでないアミノ酸はS−構
成である。使用された他の略語は:aq.=水溶液;Bzl=ベンジル;DMF
=ジメチルホルムアルデヒド;EDCl=1−(3−ジメチルアミノプロピル)
3−エチルカルボジイミド;Fmoc=フルオレニルメチルオキシカルボニル;
PyBOP=ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−tris−ピロリジノ−
ホスフォニウム ヘキサフルオロホスフェイト;TEA=トリエチルアミン;T
FA=トリフルオロ酢酸;Z=Cbz=N−ベンジルオキシカルボニル;Boc
=tert−ブトキシカルボニル;−Suc−=スクシニル;DIEA=N,N
−ジイソプロピルエチルアミン;DMF=N,N−ジメチルホルムアミド;NK
A=ニューロキニンA;HOBt=1−ヒドロキシベンゾトリアゾール;rt=
保持時間;THF=テトラヒドロフランである。−Suc(1−NH2)−とし
て示されるコハク酸基上の置換基の番号付けは、R4=NH2、そしてX3および
X4=CONRによって実現された。
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月16日(2001.3.16)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 X1、X2、X3、X4は、−CONR−、−NRCO−、−CH2−NR−、 −NR−CH2−から選択された同一または異なる基であって、Rは、H、 C1-3アルキルまたはベンジルであり; f,mは、0、1および2から選択された同一または異なる数であり; R1およびR2は、同一または異なる基−(CH2)r−Arを表し、但しr=0
,1,2であり、またArは、ベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ベンゾチオ
フェン、ピリジン、キノリン、インドール、フラン、ベンゾフラン、チアゾール
、ベンゾチアゾール、イミダゾール、ベンゾイミダゾールから選択された芳香族
基であって、C1-3アルキル、ハロゲン化C1-3アルキル、C1-3アルキルオキシ
、C2-4アミノ−アルキルオキシ、ハロゲン、OH、NH2、CN、NR6R7から
選択された2個までの置換基によって置換されることがあり、但し、R6および
R7は、同一または異なるHまたはC1-3アルキルであり、 R3は、(CH2)r−Ar1 であり、但しr=0,1,2であり、またAr1は
、ベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ベンゾチオフェン、ピリジン、キノリン
、インドール、フラン、ベンゾフラン、チアゾール、ベンゾチアゾール、イミダ
ゾール、ベンゾイミダゾールから選択された芳香族基であって、C1-3アルキル
、ハロゲン化C1-3アルキル、C1-3アルキルオキシおよびアミノ−アルキルオキ
シ、ハロゲン、OH、NH2、NR6R7から選択された2個までの基によって置
換されることがあり、但し、R6およびR7は、同一または異なるHまたはC1-3
アルキルであり、 R4は、 −NR8R9であって、但し、R8は、HまたはC1-3アルキルであり、またR9
は、メタンスルフォニル、トシル、テトラヒドロピラニル、S原子が酸素によっ
てモノまたはジ置換される可能性のあるテトラヒドロチオピラニル、N原子がC 1-3 アルキル、C1-3アシル、アミノスルフォニル、メタンスルフォニルによって
置換される可能性のあるピペリジル; または(CH2)g−R10基、但しgは1,2,3であり、R10は、モルホリ
ン、フラン、CNから選択されたもの; または結合したN原子と共にピペラジンを形成するR8およびR9であって、そ
の窒素原子の1つがC1-3アルキル、C1-3アシル、またはメタンスルフォニルに
よって置換される可能性のあるもの; −N(R11)CO(CH2)h−R12 であって、R11は、H、C1-3アルキルで
あり;hは、0,1,2,3であり;またR12は、モルホリン、ヒドロキシまた
はヒドロキシメチルによって置換される可能性のあるピロリジン、ヒドロキシ、
カルボキシアミドまたはアミノスルフォニル基によって置換される可能性のある
ピペリジン、N原子がC1-3アルキル、トリアゾール、テトラゾール、5−メル
カプト−テトラゾール、フラン、チオフェンによって置換される可能性のあるピ
ペラジン、S原子がモノまたはジ酸素化される可能性のあるチオモルホリン、ヒ
ドロキシ基によって置換される可能性のあるアミノ−シクロヘキサンから選択さ
れたもの、 −COR13であって、R13は、1個以上のエーテルまたはヒドロキシ基を含有
するC2-6アルキルによって置換される可能性のあるモルホリンおよびピペラジ
ンから選択された基であるもの; から選択された基であることを特徴とする、 エナンチオマーまたはジアステレオマーの混合物、およびそれらの薬学的に受
容可能な塩としての化合物。
,1,2であり、またArは、ベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ベンゾチオ
フェン、ピリジン、キノリン、インドール、フラン、ベンゾフラン、チアゾール
、ベンゾチアゾール、イミダゾール、ベンゾイミダゾールから選択された芳香族
基であって、C1-3アルキル、ハロゲン化C1-3アルキル、C1-3アルキルオキシ
、C2-4アミノ−アルキルオキシ、ハロゲン、OH、NH2、CN、NR6R7から
選択された2個までの置換基によって置換されることがあり、但し、R6および
R7は、同一または異なるHまたはC1-3アルキルであり、 R3は、(CH2)r−Ar1 であり、但しr=0,1,2であり、またAr1は
、ベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ベンゾチオフェン、ピリジン、キノリン
、インドール、フラン、ベンゾフラン、チアゾール、ベンゾチアゾール、イミダ
ゾール、ベンゾイミダゾールから選択された芳香族基であって、C1-3アルキル
、ハロゲン化C1-3アルキル、C1-3アルキルオキシおよびアミノ−アルキルオキ
シ、ハロゲン、OH、NH2、NR6R7から選択された2個までの基によって置
換されることがあり、但し、R6およびR7は、同一または異なるHまたはC1-3
アルキルであり、 R4は、 −NR8R9であって、但し、R8は、HまたはC1-3アルキルであり、またR9
は、メタンスルフォニル、トシル、テトラヒドロピラニル、S原子が酸素によっ
てモノまたはジ置換される可能性のあるテトラヒドロチオピラニル、N原子がC 1-3 アルキル、C1-3アシル、アミノスルフォニル、メタンスルフォニルによって
置換される可能性のあるピペリジル; または(CH2)g−R10基、但しgは1,2,3であり、R10は、モルホリ
ン、フラン、CNから選択されたもの; または結合したN原子と共にピペラジンを形成するR8およびR9であって、そ
の窒素原子の1つがC1-3アルキル、C1-3アシル、またはメタンスルフォニルに
よって置換される可能性のあるもの; −N(R11)CO(CH2)h−R12 であって、R11は、H、C1-3アルキルで
あり;hは、0,1,2,3であり;またR12は、モルホリン、ヒドロキシまた
はヒドロキシメチルによって置換される可能性のあるピロリジン、ヒドロキシ、
カルボキシアミドまたはアミノスルフォニル基によって置換される可能性のある
ピペリジン、N原子がC1-3アルキル、トリアゾール、テトラゾール、5−メル
カプト−テトラゾール、フラン、チオフェンによって置換される可能性のあるピ
ペラジン、S原子がモノまたはジ酸素化される可能性のあるチオモルホリン、ヒ
ドロキシ基によって置換される可能性のあるアミノ−シクロヘキサンから選択さ
れたもの、 −COR13であって、R13は、1個以上のエーテルまたはヒドロキシ基を含有
するC2-6アルキルによって置換される可能性のあるモルホリンおよびピペラジ
ンから選択された基であるもの; から選択された基であることを特徴とする、 エナンチオマーまたはジアステレオマーの混合物、およびそれらの薬学的に受
容可能な塩としての化合物。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【化2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 但し、X1、X2、X3、X4は、−CONR−、−NRCO−、−CH2−NR
−、−NR−CH2−から選択された同一または異なる基であって、Rは、H、
C1-3アルキルまたはベンジルであり; f,mは、0、1および2から選択された同一または異なる数であり; R1およびR2は、同一または異なる基−(CH2)r−Arを表し、但しr=0
,1,2であり、またArは、ベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ベンゾチオ
フェン、ピリジン、キノリン、インドール、フラン、ベンゾフラン、チアゾール
、ベンゾチアゾール、イミダゾール、ベンゾイミダゾールから選択された芳香族
基であって、C1-3アルキル、ハロゲン化C1-3アルキル、C1-3アルキルオキシ
、C2-4アミノ−アルキルオキシ、ハロゲン、OH、NH2、CN、NR6R7から
選択された2個までの置換基によって置換されることがあり、但し、R6および
R7は、同一または異なるHまたはC1-3アルキルであり、 R3は、−(CH2)r−Ar1 であり、但しr=0,1,2であり、またAr1
は、ベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ベンゾチオフェン、ピリジン、キノリ
ン、インドール、フラン、ベンゾフラン、チアゾール、ベンゾチアゾール、イミ
ダゾール、ベンゾイミダゾールから選択された芳香族基であって、C1-3アルキ
ル、ハロゲン化C1-3アルキル、C1-3アルキルオキシおよびアミノ−アルキルオ
キシ、ハロゲン、OH、NH2、NR6R7から選択された2個までの基によって
置換されることがあり、但し、R6およびR7は、同一または異なるHまたはC1- 3 アルキルであり、 R4は、 −NR8R9であって、但し、R8は、HまたはC1-3アルキルであり、またR9
は、メタンスルフォニル、トシル、テトラヒドロピラニル、S原子が酸素によっ
てモノまたはジ置換される可能性のあるテトラヒドロチオピラニル、N原子がC 1-3 アルキル、C1-3アシル、アミノスルフォニル、メタンスルフォニルによって
置換される可能性のあるピペリジル; または(CH2)g−R10基、但しgは1,2,3であり、R10は、モルホリ
ン、フラン、CNから選択されたもの; または結合したN原子と共にピペラジンを形成するR8およびR9であって、そ
の窒素原子の1つがC1-3アルキル、C1-3アシル、またはメタンスルフォニルに
よって置換される可能性のあるもの; −N(R11)CO(CH2)h−R12であって、R11は、H、C1-3アルキルで
あり;hは、0,1,2,3であり;またR12は、モルホリン、ヒドロキシまた
はヒドロキシメチルによって置換される可能性のあるピロリジン、ヒドロキシ、
カルボキシアミドまたはアミノスルフォニル基によって置換される可能性のある
ピペリジン、N原子がC1-3アルキル、トリアゾール、テトラゾール、5−メル
カプト−テトラゾール、フラン、チオフェンによって置換される可能性のあるピ
ペラジン、S原子がモノまたはジ酸素化される可能性のあるチオモルホリン、ヒ
ドロキシ基によって置換される可能性のあるアミノ−シクロヘキサンから選択さ
れたもの、 −COR13であって、R13は、1個以上のエーテルまたはヒドロキシ基を含有
するC2-6アルキルによって置換される可能性のあるモルホリンおよびピペラジ
ンから選択された基であるもの; から選択された基である。
−、−NR−CH2−から選択された同一または異なる基であって、Rは、H、
C1-3アルキルまたはベンジルであり; f,mは、0、1および2から選択された同一または異なる数であり; R1およびR2は、同一または異なる基−(CH2)r−Arを表し、但しr=0
,1,2であり、またArは、ベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ベンゾチオ
フェン、ピリジン、キノリン、インドール、フラン、ベンゾフラン、チアゾール
、ベンゾチアゾール、イミダゾール、ベンゾイミダゾールから選択された芳香族
基であって、C1-3アルキル、ハロゲン化C1-3アルキル、C1-3アルキルオキシ
、C2-4アミノ−アルキルオキシ、ハロゲン、OH、NH2、CN、NR6R7から
選択された2個までの置換基によって置換されることがあり、但し、R6および
R7は、同一または異なるHまたはC1-3アルキルであり、 R3は、−(CH2)r−Ar1 であり、但しr=0,1,2であり、またAr1
は、ベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ベンゾチオフェン、ピリジン、キノリ
ン、インドール、フラン、ベンゾフラン、チアゾール、ベンゾチアゾール、イミ
ダゾール、ベンゾイミダゾールから選択された芳香族基であって、C1-3アルキ
ル、ハロゲン化C1-3アルキル、C1-3アルキルオキシおよびアミノ−アルキルオ
キシ、ハロゲン、OH、NH2、NR6R7から選択された2個までの基によって
置換されることがあり、但し、R6およびR7は、同一または異なるHまたはC1- 3 アルキルであり、 R4は、 −NR8R9であって、但し、R8は、HまたはC1-3アルキルであり、またR9
は、メタンスルフォニル、トシル、テトラヒドロピラニル、S原子が酸素によっ
てモノまたはジ置換される可能性のあるテトラヒドロチオピラニル、N原子がC 1-3 アルキル、C1-3アシル、アミノスルフォニル、メタンスルフォニルによって
置換される可能性のあるピペリジル; または(CH2)g−R10基、但しgは1,2,3であり、R10は、モルホリ
ン、フラン、CNから選択されたもの; または結合したN原子と共にピペラジンを形成するR8およびR9であって、そ
の窒素原子の1つがC1-3アルキル、C1-3アシル、またはメタンスルフォニルに
よって置換される可能性のあるもの; −N(R11)CO(CH2)h−R12であって、R11は、H、C1-3アルキルで
あり;hは、0,1,2,3であり;またR12は、モルホリン、ヒドロキシまた
はヒドロキシメチルによって置換される可能性のあるピロリジン、ヒドロキシ、
カルボキシアミドまたはアミノスルフォニル基によって置換される可能性のある
ピペリジン、N原子がC1-3アルキル、トリアゾール、テトラゾール、5−メル
カプト−テトラゾール、フラン、チオフェンによって置換される可能性のあるピ
ペラジン、S原子がモノまたはジ酸素化される可能性のあるチオモルホリン、ヒ
ドロキシ基によって置換される可能性のあるアミノ−シクロヘキサンから選択さ
れたもの、 −COR13であって、R13は、1個以上のエーテルまたはヒドロキシ基を含有
するC2-6アルキルによって置換される可能性のあるモルホリンおよびピペラジ
ンから選択された基であるもの; から選択された基である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 本発明による好ましい化合物は、化学式(I)において、 fは、1であり、 mは、0であり、 X1、X2、X3、X4は、同一または異なる−CONR−および−NRCO−基
であり、 Rは、Hまたはメチルであり、 R1およびR2は、同一または異なる−CH2−Arであり、Arは、ベンゼン
、ピリジン、インドールから選択された芳香族基であって、C1-3アルキル、ハ
ロゲン化C1-3アルキル、C1-3アルキルオキシ、C2-4アミノ−アルキルオキシ
、ハロゲン、OH、NH2、CN、NR6R7から選択された置換基を有する2個
までの残基によって置換されることがあり、但し、R6およびR7は、同一または
異なるHまたはC1-3アルキルであり、 R3は、−CH2−Ar1から選択された基であり、但しAr1は、アルファナフ
チル、ベータナフチル、フェニル、C1-3アルキル、ハロゲン化C1-3アルキル、
C1-3アルキルオキシ、ハロゲン、OH、NH2から選択された2個までの基によ
って置換されたフェニルから選択された芳香族基であり、 R4は、 −NR8R9であって、但し、R8は、HまたはC1-3アルキルであり、またR9
は、メタンスルフォニル、トシル、テトラヒドロピラニル、S原子が酸素によっ
てモノまたはジ置換される可能性のあるテトラヒドロチオピラニル、N原子がC 1-3 アルキル、C1-3アシル、アミノスルフォニル、メタンスルフォニルによって
置換される可能性のあるピペリジル;または、(CH2)g−R10基、但しgは
1,2,3であり、R10は、モルホリン、フラン、CNから選択されたもの; または結合したN原子と共にピペラジンを形成するR8およびR9であって、そ
の窒素原子の1つがC1-3アルキル、C1-3アシル、またはメタンスルフォニルに
よって置換される可能性のあるもの; −N(R11)CO(CH2)h−R12であって、R11は、H、C1-3アルキルで
あり;hは、0,1,2,3であり;またR12は、モルホリン、ヒドロキシまた
はヒドロキシメチルによって置換される可能性のあるピロリジン、ヒドロキシ、
カルボキシアミドまたはアミノスルフォニル基によって置換される可能性のある
ピペリジン、N原子がC1-3アルキル、トリアゾール、テトラゾール、5−メル
カプト−テトラゾール、フラン、チオフェンによって置換される可能性のあるピ
ペラジン、S原子がモノまたはジ酸素化される可能性のあるチオモルホリン、ヒ
ドロキシ基によって置換される可能性のあるアミノ−シクロヘキサンから選択さ
れたもの、 −COR13であって、R13は、1個以上のエーテルまたはヒドロキシ基を含有
するC2-6アルキルによって置換される可能性のあるモルホリンおよびピペラジ
ンから選択された基であるもの; から選択された基である化合物である。
であり、 Rは、Hまたはメチルであり、 R1およびR2は、同一または異なる−CH2−Arであり、Arは、ベンゼン
、ピリジン、インドールから選択された芳香族基であって、C1-3アルキル、ハ
ロゲン化C1-3アルキル、C1-3アルキルオキシ、C2-4アミノ−アルキルオキシ
、ハロゲン、OH、NH2、CN、NR6R7から選択された置換基を有する2個
までの残基によって置換されることがあり、但し、R6およびR7は、同一または
異なるHまたはC1-3アルキルであり、 R3は、−CH2−Ar1から選択された基であり、但しAr1は、アルファナフ
チル、ベータナフチル、フェニル、C1-3アルキル、ハロゲン化C1-3アルキル、
C1-3アルキルオキシ、ハロゲン、OH、NH2から選択された2個までの基によ
って置換されたフェニルから選択された芳香族基であり、 R4は、 −NR8R9であって、但し、R8は、HまたはC1-3アルキルであり、またR9
は、メタンスルフォニル、トシル、テトラヒドロピラニル、S原子が酸素によっ
てモノまたはジ置換される可能性のあるテトラヒドロチオピラニル、N原子がC 1-3 アルキル、C1-3アシル、アミノスルフォニル、メタンスルフォニルによって
置換される可能性のあるピペリジル;または、(CH2)g−R10基、但しgは
1,2,3であり、R10は、モルホリン、フラン、CNから選択されたもの; または結合したN原子と共にピペラジンを形成するR8およびR9であって、そ
の窒素原子の1つがC1-3アルキル、C1-3アシル、またはメタンスルフォニルに
よって置換される可能性のあるもの; −N(R11)CO(CH2)h−R12であって、R11は、H、C1-3アルキルで
あり;hは、0,1,2,3であり;またR12は、モルホリン、ヒドロキシまた
はヒドロキシメチルによって置換される可能性のあるピロリジン、ヒドロキシ、
カルボキシアミドまたはアミノスルフォニル基によって置換される可能性のある
ピペリジン、N原子がC1-3アルキル、トリアゾール、テトラゾール、5−メル
カプト−テトラゾール、フラン、チオフェンによって置換される可能性のあるピ
ペラジン、S原子がモノまたはジ酸素化される可能性のあるチオモルホリン、ヒ
ドロキシ基によって置換される可能性のあるアミノ−シクロヘキサンから選択さ
れたもの、 −COR13であって、R13は、1個以上のエーテルまたはヒドロキシ基を含有
するC2-6アルキルによって置換される可能性のあるモルホリンおよびピペラジ
ンから選択された基であるもの; から選択された基である化合物である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 11/14 A61P 13/02 13/02 13/12 13/12 31/00 31/00 43/00 43/00 A61K 37/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 グイディ・アントニオ イタリア国、50142 フローレンス、ヴィ ア ブロンヅィノ、17 (72)発明者 ペルロッタ・エンゾ イタリア国、50132 フローレンス、ヴィ ア アンドレア デル カスタグノ、4 (72)発明者 マッジ・カルロ・アルベルト イタリア国、50141 フローレンス、ヴィ ア ミケラッジィ、43 Fターム(参考) 4C084 AA02 AA07 BA09 BA15 CA59 NA14 ZA59 ZA62 ZA66 ZA81 ZB31 4H045 AA10 AA30 BA11 BA31 BA51 EA22 EA26 GA01 GA40 HA02
Claims (19)
- 【請求項1】 一般式(I)の単環式化合物であって、 【化1】 X1、X2、X3、X4は、−CONR−、−NRCO−、−CH2−NR−、−
NR−CH2−から選択された同一または異なる基であって、Rは、H、C1-3ア
ルキルまたはベンジルであり; f,mは、0、1および2から選択された同一または異なる数であり; R1およびR2は、同一または異なる基−(CH2)r−Arを表し、但しr=
0,1,2であり、またArは、ベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ベンゾチ
オフェン、ピリジン、キノリン、インドール、フラン、ベンゾフラン、チアゾー
ル、ベンゾチアゾール、イミダゾール、ベンゾイミダゾールから選択された芳香
族基であって、C1-3アルキル、ハロアルキル、C1-3アルキルオキシ、C2-4ア
ミノ−アルキルオキシ、ハロゲン、OH、NH2、CN、NR6R7から選択され
た2個までの置換基によって置換されることがあり、但し、R6およびR7は、同
一または異なるHまたはC1-3アルキルであり、 R3は、次の基から選択された基−(CH2)r−Ar1であり、但しr=0,
1,2であり、またAr1は、ベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ベンゾチオ
フェン、ピリジン、キノリン、インドール、フラン、ベンゾフラン、チアゾール
、ベンゾチアゾール、イミダゾール、ベンゾイミダゾールから選択された芳香族
基であって、C1-3アルキルおよびハロアルキル、C1-3アルキルオキシおよびア
ミノ−アルキルオキシ、ハロゲン、OH、NH2、NR6R7から選択された2個
までの基によって置換されることがあり、但し、R6およびR7は、同一または異
なるHまたはC1-3アルキルであり、 R5は、Hであり、 R4は、 −NR8R9であって、但し、R8は、HまたはC1-3アルキルであり、またR9
は、メタンスルフォニル、トシル、テトラヒドロピラニル、S原子が酸素によっ
てモノまたはジ置換される可能性のあるテトラヒドロチオピラニル、N原子がC 1-3 アルキル、C1-3アシル、アミノスルフォニル、メタンスルフォニルによって
置換される可能性のあるピペリジル;または、(CH2)g−R10基、但しgは
1,2,3であり、R10は、モルホリン、フラン、CNから選択されたもの;ま
たは結合したN原子と共にピペラジンを形成するR8およびR9であって、その窒
素原子の1つがC1-3アルキル、C1-3アシル、またはメタンスルフォニルによっ
て置換される可能性のあるもの; N(R11)CO(CH2)h−R12であって、R11は、H、C1-3アルキルであ
り;hは、0,1,2,3であり;またR12は、モルホリン、ヒドロキシまたは
ヒドロキシメチルによって置換される可能性のあるピロリジン、ヒドロキシ、カ
ルボキシアミドまたはアミノスルフォニル基によって置換される可能性のあるピ
ペリジン、N原子がC1-3アルキル、トリアゾール、テトラゾール、5−メルカ
プト−テトラゾール、フラン、チオフェンによって置換される可能性のあるピペ
ラジン、S原子がモノまたはジ酸素化される可能性のあるチオモルホリン、ヒド
ロキシ基によって置換される可能性のあるアミノ−シクロヘキサンから選択され
たもの、 −COR13であって、R13は、1個以上のエーテルまたはヒドロキシ基を含有
するC2-6アルキルによって置換される可能性のあるモルホリンおよびピペラジ
ンから選択された基であるもの; から選択された基であることを特徴とする、 エナンチオマーまたはジアステレオマーの混合物、およびそれらの薬学的に受
容可能な塩としての化合物。 - 【請求項2】 請求項1に記載の化合物であって、 fは、1であり、 mは、0であり、 X1、X2、X3、X4は、同一または異なる−CONR−および−NRCO−基
であり、 Rは、Hまたはメチルであり、 R1およびR2は、同一または異なる−CH2−Arであり、Arは、ベンゼン
、ピリジン、インドールから選択された芳香族基であって、C1-3アルキルおよ
びハロアルキル、C1-3アルキルオキシ、C2-4アミノ−アルキルオキシ、ハロゲ
ン、OH、NH2、CN、NR6R7から選択された置換基を有する2個までの残
基によって置換されることがあり、但し、R6およびR7は、同一または異なるH
またはC1-3アルキルであり、 R3は、−CH2−Ar1から選択された基であり、但しAr1は、アルファナフ
チル、ベータナフチル、フェニル、C1-3アルキルおよびハロアルキル、C1-3ア
ルキルオキシ、ハロゲン、OH、NH2から選択された2個までの基によって置
換されたフェニルから選択された芳香族基であり、 R5は、Hであり、 R4は、請求項1で規定されたものである化合物。 - 【請求項3】 請求項2に記載の化合物であって、 X1、X2、X3、X4は、−CONR−であり、 Rは、Hであり、 R1は、トリプトファンの側鎖であり、 R2は、塩素、フッ素、CF3、OH、CNから選択された2個までの残基で置
換される可能性のあるフェニルアラニンの側鎖;または3−ピリジル−メチル基
;または4−ピリジル−メチル基であり; R3は、ベンジルであり、 f、m、R4およびR5は、請求項2で規定されたものである化合物。 - 【請求項4】 請求項3に記載の化合物であって、 R、R1、R2、R3、R5、f、mは、上記のように規定されたものであり、 R4は、−NR8R9基であって、 R8は、Hまたはメチルであり、 R9は、4−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロチオピラニル、1−オ
キソ−テトラヒドロチオピラン−4−イル、1,1−ジオキソ−テトラヒドロチ
オピラン−4−イル、N−メチル−4−ピペリジニル、N−メタンスルフォニル
−4−ピペリジニル、N−アミノスルフォニル−4−ピペリジニルから選択され
た基であるか、 またはN原子に結合したR8およびR9は、N−メチル−ピペラジニル、N−ア
セチル−ピペラジニル、ピペラジニル、N−メタンスルフォニル−ピペラジニル
を表す化合物。 - 【請求項5】 請求項4に記載の化合物であって、 i)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]−
Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} ii) シクロ{Suc[1−(S)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]−
Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} iii) シクロ{Suc[1−(R)−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)
アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} iv)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロチオピラニル)アミノ
]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} v)シクロ{Suc[1−(R)−(1−オキソ−テトラヒドロチオピラン−
4−イル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5
)−CH2NH]} vi)シクロ{Suc[1−(R)−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオピ
ラン−4−イル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−
C6H5)−CH2NH]} vii)シクロ{Suc[1−(R)−N−メチル−N−(4−テトラヒドロピ
ラニル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)
−CH2NH]} viii)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]
−Trp−Tyr−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} ix)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]−
Trp−Phe(4−F)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} x)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]−
Trp−Phe(3,5−F)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−C
H2NH]} xi)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]−
Trp−Phe(4−CN)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2 NH]} xii)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]
−Trp−Phe(4−CF3)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−C
H2NH]} xiii)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]
−Trp−Ala(4−ピリジル)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)
−CH2NH]} xiv)シクロ{Suc[1−(R)−(4−テトラヒドロピラニル)アミノ]
−Trp−Ala(3−ピリジル)−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)
−CH2NH]} xv)シクロ{Suc[1−(R)−(1−メチルスルフォニル−ピペリジン−
4−イル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5
)−CH2NH]} xvi)シクロ{Suc[1−(R)−(1−アミノスルフォニル−ピペリジン
−4−イル)アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H 5 )−CH2NH]} xvii)シクロ{Suc[1−(R)−ピペラジン−1−イル]−Trp−Ph
e−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xviii)シクロ{Suc[1−(R)−4−メチル−ピペラジン−1−イル]
−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xix)シクロ{Suc[1−(R)−4−アセチル−ピペラジン−1−イル]
−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xx)シクロ{Suc[1−(R)−4−メタンスルフォニル−ピペラジン−1
−イル]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} によって表される化合物。 - 【請求項6】 請求項3に記載の化合物であって、 R4は、NR8R9基を表し、R8は、Hであり、R9は、メタンスルフォニル、
トシル、(CH2)g−R10基から選択され、gは、1,2であり、R10は、モ
ルホリン、フラン、CNから選択され、 f、m、X1、X2、X3、X4、R、R1、R2、R3およびR5は、請求項3で規
定されたものである化合物。 - 【請求項7】 請求項6に記載の化合物であって、 xxi) シクロ{Suc[1−(S)−4−メタンスルフォニルアミノ]−Tr
p−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxii) シクロ{Suc[1−(R)−4−メタンスルフォニルアミノ]−Tr
p−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxiii) シクロ{Suc[1−(S)−(4−メチルフェニル)スルフォニル
アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} xxiv) シクロ{Suc[1−(R)−(4−メチルフェニル)スルフォニルア
ミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH
]} xxv) シクロ{Suc[1−(S)−2−(4−モルホリノ)エチルアミノ]
−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxvi) シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−モルホリノ)エチルアミノ]
−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxvii) シクロ{Suc[1−(R)−(2−フリル)メチルアミノ]−Tr
p−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxviii) シクロ{Suc[1−(R)−シアノメチルアミノ]−Trp−Ph
e−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} によって表される化合物。 - 【請求項8】 請求項3に記載の化合物であって、 R4は、N(R11)CO(CH2)h−R12基であって、R11は、Hであり、h
は、0または1であり、またR12は、1−テトラゾリル、5−メルカプト−テト
ラゾル−1−イル、1−トリアゾリル、フラニル、チオフェニル、モルホリン、
4−ヒドロキシ−ピペリジン、4−カルボキシアミド−ピペリジン、3−ヒドロ
キシ−ピロリジン、2−ヒドロキシメチルピロリジン、4−メチルーピペラジン
、4−アミノスルフォニル−ピペラジン、1−オキソ−チオモルホリン,4−ヒ
ドロキシ−シクロヘキサン−1−イル−アミノから選択され、 f、m、X1、X2、X3、X4、R、R1、R2、R3およびR5は、請求項3で規
定されたものである化合物。 - 【請求項9】 請求項8に記載の化合物であって、 xxix) シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−モルホリノ)アセチルアミノ
]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxx) シクロ{Suc[1−(S)−2−(4−モルホリノ)アセチルアミノ
]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxxi) シクロ{Suc[1−(S)−2−(テトラゾル−1−イル)アセチル
アミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2N
H]} xxxii) シクロ{Suc[1−(R)−2−(テトラゾル−1−イル)アセチ
ルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2 NH]} xxxiii) シクロ{Suc[1−(S)−2−(5−メルカプト−テトラゾル−
1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2
−C6H5)−CH2NH]} xxxiv) シクロ{Suc[1−(R)−2−([1,2,4]トリアゾル−1
−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−
C6H5)−CH2NH]} xxxv) シクロ{Suc[1−(R)−2−(フラニル)カルボニルアミノ]−
Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxxvi) シクロ{Suc[1−(R)−2−(チオフェン−3−イル)アセチ
ルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2 NH]} xxxvii) シクロ{Suc[1−(R)−(4−モルホリノ)カルボニルアミノ
]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xxxviii) シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−ヒドロキシ−ピペリジン
−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH 2 −C6H5)−CH2NH]} xxxvix) シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−アミノカルボニル−ピペリ
ジン−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(
CH2−C6H5)−CH2NH]} xl) シクロ{Suc[1−(R)−2−(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−
イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6 H5)−CH2NH]} xli) シクロ{Suc[1−(R)−2−(2−(S)−ヒドロキシメチル−
ピロリジン−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−
CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xlii) シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−メチル−ピペラジン−1−イ
ル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−C6H 5 )−CH2NH]} xliii) シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−メチル−ピペラジン−1−
イル)カルボニルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−
C6H5)−CH2NH]} xliv) シクロ{Suc[1−(R)−2−(4−アミノスルフォニル−ピペラ
ジン−1−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(
CH2−C6H5)−CH2NH]} xlv) シクロ{Suc[1−(R)−2−(1−オキソ−チオモルホリン−4
−イル)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH2−
C6H5)−CH2NH]} xlvi) シクロ{Suc[1−(R)−2−(trans−4−ヒドロキシ−シ
クロヘキサン−1−イル−アミノ)アセチルアミノ]−Trp−Phe−[(R
)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} によって表される化合物。 - 【請求項10】 請求項3に記載の化合物であって、 R4は、COR13基を表し、R13は、モルホリンおよび4−(ヒドロキシエチ
ルオキシエチル)−ピペラジンから選択された基であり、 f、m、X1、X2、X3、X4、R、R1、R2、R3およびR5は、請求項3で規
定されたものである化合物。 - 【請求項11】 請求項10に記載の化合物であって、 xlvii) シクロ{Suc[1−(4−モルホリノ)カルボニル]−Trp−P
he−[(R)−NH−CH(CH2−C6H5)−CH2NH]} xlviii) シクロ{Suc[1−(4−ヒドロキシエチルオキシエチル−ピペラ
ジン−1−イル)カルボニル]−Trp−Phe−[(R)−NH−CH(CH 2 −C6H5)−CH2NH]} によって表される化合物。 - 【請求項12】 薬学的に受容可能なキャリアまたは賦形剤と組み合わせて
、請求項1による一般式(I)の化合物を有効成分として含有することを特徴と
する医薬組成物。 - 【請求項13】 タキキニン拮抗阻害体として使用される請求項12に記載
の医薬組成物。 - 【請求項14】 ヒトNK−2受容体に対する拮抗阻害体として使用される
請求項13に記載の医薬組成物。 - 【請求項15】 喘息の気管支痙攣成分、咳、肺刺激、腸痙攣または膀胱の
局所痙攣、膀胱炎中の尿管、感染症、腎疝痛の処置に使用される請求項14に記
載の医薬組成物。 - 【請求項16】 タキキニン拮抗阻害体として使用される請求項1に記載の
化合物。 - 【請求項17】 NK−2拮抗阻害体として使用される請求項1に記載の化
合物。 - 【請求項18】 喘息の気管支痙攣成分、咳、肺刺激、腸痙攣または膀胱の
局所痙攣、膀胱炎中の尿管、感染症、腎疝痛の処置に使用される請求項1に記載
の化合物。 - 【請求項19】 喘息の気管支痙攣成分、咳、肺刺激、腸痙攣または膀胱の
局所痙攣、膀胱炎中の尿管、感染症、腎疝痛を処置するための方法であって、請
求項1による化学式(I)の化合物によって表される有効成分を、0.1〜10
mg/体重の量で、患者に投与することを特徴とする前記方法。
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