JP2002522257A - 樹脂トランスファー成形 - Google Patents

樹脂トランスファー成形

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JP2002522257A
JP2002522257A JP2000563461A JP2000563461A JP2002522257A JP 2002522257 A JP2002522257 A JP 2002522257A JP 2000563461 A JP2000563461 A JP 2000563461A JP 2000563461 A JP2000563461 A JP 2000563461A JP 2002522257 A JP2002522257 A JP 2002522257A
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モーテイマー,ステイーブン
コポク,ビンセント
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サイテク・テクノロジー・コーポレーシヨン
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08G61/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbon-to-carbon link in the main chain of the macromolecule
    • C08G61/12Macromolecular compounds containing atoms other than carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G61/122Macromolecular compounds containing atoms other than carbon in the main chain of the macromolecule derived from five- or six-membered heterocyclic compounds, other than imides
    • C08G61/123Macromolecular compounds containing atoms other than carbon in the main chain of the macromolecule derived from five- or six-membered heterocyclic compounds, other than imides derived from five-membered heterocyclic compounds
    • C08G61/125Macromolecular compounds containing atoms other than carbon in the main chain of the macromolecule derived from five- or six-membered heterocyclic compounds, other than imides derived from five-membered heterocyclic compounds with a five-membered ring containing one oxygen atom in the ring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C70/00Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts
    • B29C70/04Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts comprising reinforcements only, e.g. self-reinforcing plastics
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    • B29C70/40Shaping or impregnating by compression not applied
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    • B29C70/48Shaping or impregnating by compression not applied for producing articles of definite length, i.e. discrete articles using matched moulds, e.g. for deforming sheet moulding compounds [SMC] or prepregs and impregnating the reinforcements in the closed mould, e.g. resin transfer moulding [RTM], e.g. by vacuum

Abstract

(57)【要約】 母材樹脂がルイス酸触媒で硬化されたフラン樹脂である樹脂トランスファー成形。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、樹脂トランスファー成形及び特に樹脂トランスファー成形での母材
としてのフラン樹脂の使用に関する。
【0002】 複合構造物は有用な物品、例えば貯蔵用容器、輸送用容器、車、トラック、船
舶、航空機及び電車を含む乗り物の部分などの多くの種類の製造で利用されてい
る。複合材料は硬化樹脂の中に、繊維強化剤、例えばガラス繊維、炭素繊維等を
含む。
【0003】 複合材料は圧縮成形、オートクレーブ成形及び樹脂トランスファー成形を含む
種々の成形工程で造られる。樹脂トランスファー成形(RTM)は、型(mou
ld)中で低粘度の熱硬化性樹脂での乾燥繊維の含浸を含む。一般にRTM工程
は乾燥繊維強化剤層を型へ入れ、型を閉じ、型中に低粘度の熱硬化性樹脂を導入
し、そして典型的には加熱より樹脂を硬化することを含む。
【0004】 繊維強化剤層は一般にプレフォームの形態で型に導入される。プレフォームは
典型的には、必要な形を形成するために切断され、所望の繊維整列へ集合させら
れた繊維材料の多層から成り、そしてその後、成形の間の取扱性を付与し、変動
を妨げるために安定化される。安定化の方法は、縫合、製織、編組、ステープリ
ング及び結合剤を用いた結合を含む。化学的な粉体又はフィルム状の結合剤、特
に熱硬化性樹脂に基づく化学結合剤は、樹脂トランスファー成形を介しての複合
材料を製造するのに使用された熱硬化性母材樹脂系の硬化した機械的性質を低下
し得るが、プレフォームの製造に便利である。プレフォーム製造型、化学結合剤
、及び樹脂トランスファー成形技術は米国特許(US−A)第4992228号
、同第5009821号、同第5080857号及び同第5427725号、並
びに英国特許(GB)第1475718号に開示されている。
【0005】 RTM中で母材樹脂として使用される熱硬化性樹脂は、型への注入を促進し、
繊維強化剤の繊維の浸透及び湿潤を確保するために成形条件下で低粘度を有して
いなければならない。ビスマレイミド樹脂、シアナート樹脂、エポキシ樹脂、フ
ェノール樹脂及びポリエステル樹脂を含む種々の熱硬化性樹脂系がRTMに使用
されている。
【0006】 フラン樹脂は、日本国特許公開(JP)第3249268A号、同第5051
257A号及び日本国特許(JP)第5254936号に記載されたように炭素
繊維強化材料の製造で使用されている。フラン樹脂は、200から1700℃の
範囲の温度での成形中間体の炭素化を含む炭素−ガラス複合材料の製造で使用さ
れる。今までフラン樹脂を樹脂トランスファー成形で母材樹脂として使用すると
の提案はなかった。
【0007】 本発明の目的は、樹脂トランスファー成形での使用のための代わりの樹脂系を
提供することである。
【0008】 本発明により、使用される母材樹脂組成物がフラン樹脂を含むことを特徴する
樹脂トランスファー成形工程が提供される。
【0009】 用語フラン樹脂は、フラン環含有前駆体の種々の組合せ由来の熱硬化性重合体
の種類を定義するために使用される。これらの樹脂は、それらの暗色、低粘度、
及び酸性触媒の存在下での周辺温度又は昇温下での急速に硬化する能力により特
徴づけられる。
【0010】 市販のフラン樹脂の二つの中間体は、フルフラール及びフルフリルアルコール
である。フルフラールは空気に触れると暗色化する無色の液体であり、161.
7℃の沸点を有する。フルフラールの接触水素化はフラン樹脂の主要な中間体で
あるフルフリルアルコールをもたらす。フルフリルアルコールは移動性の液体(
mobile liquid)であり、薄い色であり、170℃の沸点を有する
。ある種の条件下で高い反応性を有し、酸の存在下又は高温で樹脂化する。樹脂
化は、フルフリルアルコールの、水の除去を伴う最初の縮合反応を必要とすると
考えられている。その後、硬化は、架橋の間の不飽和の損失としての二重結合の
不可重合を伴う。
【0011】 それらの有利な耐化学性、難燃性、寸法安定性及び高い昇温特性のため、フラ
ン樹脂は耐腐食性コーティング、耐化学的性のフローリング、鋳型造形、モルタ
ル及び研削砥石の製造での結合剤の使用が見いだされた。しかしながらフラン樹
脂は、主として好ましくない匂いを有するという事実のためにプレプレグ(pr
epregs)又は接着フィルムのための潜在的な樹脂系としては考えられてい
なかった。匂いは香気の添加により変えられるがまだ好ましくなく、そして作業
者が繰返し樹脂にさらされる場所、例えばプレプレグの製造の状況での使用には
不適当である。また、フラン樹脂の使用のために提案されるオリジナルな触媒系
は通常は強酸性であり、そして非常に発熱性の硬化を与える。それゆえ低い繊維
内容物を含む積層体では、ヒートシンク(heat sink)として作用し、
発熱反応から発生した熱を吸収するのに不十分な繊維が存在するということが懸
念される。縮合重合反応で生成する水は、その沸点以上によく加熱され、結果と
して発泡積層体となる。
【0012】 認識された欠点にもかかわらず、フラン樹脂は樹脂トランスファー成形で母材
樹脂として首尾よく使用し得ることが見いだされた。プレプレグ及び接着フィル
ム工程と異なるように、樹脂トランスファー成形工程は密じられたものであり、
それゆえ適当な装置の選択により潜在的な匂いの問題は論点とはならない。また
、適当な触媒の選択により、良好な保存寿命を有し、適度な温度で低粘度を有し
、60℃又はそれ以上の温度で重合し、硬化する、樹脂系を得ることが可能であ
る。
【0013】 ルイス酸触媒、例えば三フッ化ホウ素複合体が、数日間の保存寿命及び60℃
以上での急速な硬化を与える、良好な潜在性(latency propert
ies)を提供することが見いだされた。樹脂系は、良好な機械的性質及び火災
下で有利な火炎、煤煙及び毒性特性を有する複合構造物を製造するためにRTM
中で使用できる。複合構造物は、航空機、電車及び建物の内部に特に利用される
。本発明で使用されるフラン樹脂は、このような複合構造物の製造のために広く
使用されるフェノール樹脂と比較してより少ない水の生成をもたらす。
【0014】 本発明で使用されるフラン樹脂は既知である。適当な樹脂は、Quaker
Oatsから市販されている樹脂RP100A及びBorden Chemic
alsから市販されているD771フランを含む。
【0015】 本発明で使用される好適な触媒はルイス酸触媒である。このような触媒はアミ
ン−ルイス酸複合体又はそれらの対応する塩である。このような触媒の例は、ア
ミン三フッ化ホウ素複合体、アミンホウ酸テトラフルオロ塩(amine te
trafluoroborate salts)、アミン三塩化ホウ素複合体、
アミンホウ酸テトラクロロ塩(amine tetrachloroborat
e salts)、アミン五フッ化ヒ素複合体、アミンヒ酸ヘキサフルオロ塩(
amine hexafluoroarsenate salts)、アミン五
フッ化リン複合体、アミンリン酸ヘキサフルオロ塩(amine hexafl
uorophosphate salts)を含む。アミンは一級又は二級アミ
ンであってよい。適当なアミンは、エチルアミン、アニリン、2,4−ジメチル
アニリン、2,6−ジエチルアニリン、フルフリルアミン、ジ−sec−ブチル
アミン、ジイソプピルアミン及びジエチルアミンなどである。一級アミンが好適
である。典型的な触媒は、商品名SHELL EPIKURE BF3:400
でShellから市販されるもの及びChibaからHT973で商品指定(t
rade designation)されるものである三フッ化ホウ素−モノエ
チルアミン複合体、例えばChibaからDY9577で商品指定される三塩化
ホウ素アミン複合体、Laborchem Apoladaから市販されている
三フッ化ホウ素−2,4−ジメチルアニリン複合体及びLeepoxyから商品
名LEECUREで市販されている三フッ化ホウ素−フルフリルアミン複合体を
含む。
【0016】 他の適当な触媒は、昇温下で硬化に必要とされるpH、一般的には4.0未満
、を与える、解離する弱酸塩である。樹脂の触媒に対する比率はそれぞれの成分
の特定の選択に依存するが、一般には樹脂の100重量部当たり5から15重量
部、好適には約8重量部の触媒が使用される。
【0017】 樹脂組成物は、液体難燃剤、着色剤、湿潤剤、安定化剤、界面活性剤、離型剤
などから選択される一つ又はそれ以上の添加剤をさらに含んでもよい。好適な添
加剤は、Amgard CU、Albright and Wilsonから市
販されている液体リン酸エステル難燃剤を含む。添加剤の全体の含量は樹脂組成
物の25重量%未満、好適には約10重量%である。
【0018】 液体難燃剤の存在は特に有利である。結果として得られる複合材料の燃焼特性
の有意な改善の他に、液体難燃剤はしばしば、均質な樹脂配合物(formul
ation)の製造を促進する触媒の良好な溶媒となる。触媒の多くはフラン樹
脂にはほんのわずかしか溶解しない。
【0019】 フラン樹脂は慣用の樹脂トランスファー成形装置で使用できる。フラン樹脂は
溜めに周辺温度で貯蔵でき、繊維強化剤を含む型へ注入される。型は一般に60
から90℃の範囲まで加熱され、成形品の取出しに十分な硬化となるまでその温
度範囲内で維持される。成形品の取出しの後、結果として得られる複合材料は、
より高い温度、例えば150℃での後硬化加熱段階に供される。
【0020】 フラン母材樹脂は、樹脂トランスファー成形のためのプレフォームを製造する
ために利用される我々の同時継続PCT出願第GB98/01268号に開示さ
れた結合剤樹脂に匹敵する。出願は、強化用繊維の80から99重量%及びプレ
フォーム結合剤樹脂の1から20重量%を含む、結合剤コーティングされた繊維
を開示し、該結合剤樹脂は、強化用繊維の表面上に粒子の形態としてか又はばら
ばらの部分として存在し、該結合剤樹脂は40から90重量%の熱硬化性樹脂の
結合剤樹脂及び10から60重量%の、高分子量エンジニアリングサーモプラス
チック及び/又はビニル付加重合体、フルオロエラストマー及びポリシロキサン
エラストマーから選択されるエラストマーの結合剤樹脂を含み、 エンジニアリングサーモプラスチック/エラストマーは熱硬化性樹脂に溶解し
、結合剤樹脂は周辺温度で不粘着性であり、50から150℃の範囲の軟化点を
有し、50から200℃の範囲の温度で熱硬化性である。
【0021】 熱硬化性樹脂は一般に、ビスマレイミド樹脂、シアナート樹脂及びエポキシ樹
脂から選択され、エンジニアリングサーモプラスチックは一般に少なくとも15
0℃のTgを有し、一般にポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルスル
ホン、ポリスルホン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケントン、ポ
リアミド、ポリアミドイミド及びフェノキシ樹脂から選択される。
【0022】 安定化したプレフォームは、成形面に結合剤コーティングされた繊維の層を形
成し、結合剤樹脂を溶融し層を共に融合するために50から150℃の範囲の温
度まで層を加熱し、そしてプレフォームを生成するために層を硬質化(rigi
dify)するために冷却することより得られる。その後、プレフォームは樹脂
トランスファー成形中に置かれ、熱硬化性母材樹脂が導入され、複合材料を生成
するために50から200℃の温度で硬化される。
【0023】 このようなプレフォーム、特にはポリエーテルイミド変性ビスマレイミド結合
剤を用いて製造されたプレフォームを有するフラン母材樹脂が使用される場合は
、例えば粘り強さ(toughness)、曲げ強さ、曲げ弾性率などの改善さ
れた機械的特性を有する複合材料を提供する。
【0024】 フラン母材樹脂も、プレフォームを製造するために使用される広い範囲の他の
硬化性及び非硬化性結合剤に匹敵し、そしてこのようなプレフォームと共に使用
し得る。
【0025】 本発明は今、以下の実施例により例示される。
【0026】
【実施例】
実施例1 以下の樹脂配合物を調製した 重量部 D771 フラン樹脂(Borden UK) 100 HT973(Ciba) 8 Amuguard CU(Albright 10 & Wilson) HT973をAmuguard CU難燃剤中へ溶解し、フラン樹脂中へ容易
に分散する易流動性液体を生成した。配合物は周辺温度で安定であり、樹脂トラ
ンスファー成形に適し、60℃以上の温度で硬化した。
【0027】 実施例2 炭素繊維の積層物及び樹脂トランスファー成形による本発明の樹
脂の製造。
【0028】 実施例1の樹脂配合物の1kgを周辺温度で、Plastech Hyper
jet RTMポンプのホモジナイザーへ引き込んだ。その後樹脂を、3KHS
の炭素平織物(Plain Weave carbon fabric)の12
層(plies)を含む、85℃まで予加熱した300x500x3mmの型キ
ャビティへ注入し、85℃で3時間硬化した。複合材料の繊維容積は約45%で
あった。
【0029】 その後、硬化した複合材料部分を150℃で1時間オーブンで後硬化した。
【0030】 実施例3−燃焼試験 a) 垂直燃焼試験(burn testing) 垂直燃焼試験のための試料を実施例2の積層物から切り出し、試験法FAR/
JAR 25.853aに従って試験した。この試験の合格基準は <15秒で
ある。本発明の試料はゼロ秒で自己消炎性であった。
【0031】 b) 煤煙放出試験 煤煙放出試験のための試料を実施例2の積層物から切り出し、試験法FAR
:2−66に従って試験した。この試験の合格基準は <150の煤煙密度であ
る。本発明の試料では平均値で63の煤煙密度であった。
【0032】 実施例4−得られる機械的データ 以下のデータが実施例2の積層物からの試料を試験することにより得られた。
【0033】 曲げ強さ=572.2MPa−試験法 ASTM D790 曲げ弾性率=37.2GPa−試験法 ASTM D790 層間剪断強さ=47.2MPa−試験法 ASTM D2344 これらの結果は市場で入手可能なフェノール樹脂系から得られるこれらの物と
同等であり、難燃性の室内の用途ではより適切である。
【0034】 実施例5 プレフォームを、国際特許出願番号第GB98/01268号の実施例1で開
示されたようなポリエーテルイミド−変性ビスマレイミド結合剤(25重量%P
EI(General Electric製のUltem 1000)及び75
重量%ビスマレイミド樹脂(Cytec製の 5250−4 RTM樹脂))の
粒子でコーティングした290g/m2のガラス織物(織様式(weave s
tyle)7781)から製造した。結合剤の重量はガラス織物の4重量%であ
った。結合剤コーティングされた織物を密閉の型中に置き、プレフォームを形成
するために80℃まで加熱した。
【0035】 実施例1のフラン樹脂(室温で維持)を型に注入し、80℃で4時間維持し成
形品を取出した。
【0036】 試料を150℃で1時間後硬化した。結果として得られる複合積層品は約40
重量%の樹脂含量を有した。
【0037】 さらなる試料を同じガラス織物からプレフォーム結合剤を用いずに製造した。
【0038】 試料の機械的性質を測定した。以下の表に報告する。
【0039】
【表1】
【0040】 結果は、後硬化段階が複合材料の機械的性質を改善し、そしてプレフォーム結
合剤の使用がさらなる有意な改善を供することを示す。プレフォーム結合剤を用
いて得られた複合材料は、フェノール樹脂を用いる市場で入手可能なプロプレグ
から製造される複合材料と同等である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 71:00 B29K 71:00 105:08 105:08 B29L 31:30 B29L 31:30 31:56 31:56 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 コポク,ビンセント イギリス・チエシヤー シーダブリユー6 95ジエイ・バンベリー・ザホーソーンズ 2 Fターム(参考) 4F072 AA02 AA04 AB10 AB27 AC06 AC08 AD42 AE02 AF28 AG02 AH02 AH22 AK20 AL02 4F204 AA29 AA32 AA34 AA36 AA39 AA40 AB03 AB05 AB10 AB12 AD16 AH17 AH55 AH56 4J002 CH121 DK006 EN006 EN026 EN066 FD146

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用される母材樹脂組成物がフラン樹脂を含むことを特徴と
    する、樹脂トランスファー成形方法。
  2. 【請求項2】 母材樹脂組成物がさらにルイス酸触媒及び/又は弱酸塩から
    選択される触媒を含むことを特徴とする、請求項1に記載の樹脂トランスファー
    成形方法。
  3. 【請求項3】 ルイス酸触媒が、アミン三フッ化ホウ素複合体、アミンホウ
    酸テトラフルオロ塩、アミン三塩化ホウ素複合体、アミンホウ酸テトラクロロ塩
    、アミン五フッ化ヒ素複合体、アミンヒ酸ヘキサフルオロ塩、アミン五フッ化リ
    ン複合体、アミンリン酸ヘキサフルオロ塩から成る群から選択されることを特徴
    とする、請求項2に記載の樹脂トランスファー成形方法。
  4. 【請求項4】 アミンが、エチルアミン、アニリン、2,4−ジメチルアニ
    リン、2,6−ジエチルアニリン、フルフリルアミン、ジ−sec−ブチルアミ
    ン、ジイソプピルアミン及びジエチルアミンから成る群から選択されることを特
    徴とする、請求項3に記載の樹脂トランスファー成形方法。
  5. 【請求項5】 触媒が、三フッ化ホウ素−アミン複合体であることを特徴と
    する、請求項3に記載の樹脂トランスファー成形方法。
  6. 【請求項6】 三フッ化ホウ素複合体が、三フッ化ホウ素−モノエチルアミ
    ン複合体であることを特徴とする、請求項5に記載の樹脂トランスファー成形方
    法。
  7. 【請求項7】 触媒が、pHを4.0又はそれ以下に維持するのに十分な量
    で存在することを特徴とする、請求項2から6のいずれか一つに記載の樹脂トラ
    ンスファー成形方法。
  8. 【請求項8】 母材樹脂組成物が、100重量部のフラン樹脂及び5から1
    0重量部の触媒を含むことを特徴とする、請求項2から7のいずれか一つに記載
    の樹脂トランスファー成形方法。
  9. 【請求項9】 母材樹脂組成物が、100重量部のフラン樹脂及び約8重量
    部の触媒を含むことを特徴とする、請求項8に記載の樹脂トランスファー成形方
    法。
  10. 【請求項10】 母材樹脂組成物が、液体難燃剤、着色剤、湿潤剤、界面活
    性剤、安定化剤、及び離型剤から選択される一つ又はそれ以上の添加剤をさらに
    含むことを特徴とする、請求項1から9のいずれか一つに記載の樹脂トランスフ
    ァー成形方法。
  11. 【請求項11】 添加剤が、母材樹脂配合物の25重量%を超えない全体量
    で存在することを特徴とする、請求項10に記載の樹脂トランスファー成形方法
  12. 【請求項12】 母材樹脂組成物が、液体リン酸エステル難燃剤を含むこと
    を特徴とする、請求項10又は11に記載の樹脂トランスファー成形方法。
  13. 【請求項13】 母材樹脂組成物が、100重量部のフラン樹脂及び約10
    重量部の液体リン酸エステル難燃剤を含むことを特徴とする、請求項12に記載
    の樹脂トランスファー成形方法。
  14. 【請求項14】 以下の段階 (a) 乾燥繊維強化剤を型へ導入し、 (b) 型を閉じ、 (c) 母材樹脂を型へ注入し、そして (d) 母材樹脂を硬化する を含むことを特徴とする、請求項1から13のいずれか一つに記載の樹脂トラン
    スファー成形方法。
  15. 【請求項15】 以下の段階 (a) 結合した乾燥繊維強化剤を含むプレフォームを型へ導入し、 (b) 型を閉じ、 (c) フラン樹脂を型へ注入し、そして (d) フラン樹脂を硬化する を含むことを特徴とする、請求項1から13のいずれか一つに記載の樹脂トラン
    スファー成形方法。
  16. 【請求項16】 80から99重量%の強化用繊維及び1から20重量%の
    プレフォーム結合剤樹脂を含み、結合剤コーティングされた繊維から造られるプ
    レフォームであり、該結合剤樹脂は、強化用繊維の表面上に粒子の形態としてか
    又はばらばらの部分として存在し、該結合剤樹脂は40から90重量%の熱硬化
    性樹脂の結合剤樹脂及び10から60重量%の、高分子量エンジニアリングサー
    モプラスチック及び/又はビニル付加重合体、フルオロエラストマー及びポリシ
    ロキサンエラストマーから選択されるエラストマーの結合剤樹脂を含み、エンジ
    ニアリングサーモプラスチック/エラストマーは熱硬化性樹脂に溶解し、結合剤
    樹脂は周辺温度で不粘着性であり、50から150℃の範囲の軟化点を有し、5
    0から200℃の範囲の温度で熱硬化性であることを特徴とする、請求項15に
    記載の樹脂トランスファー成形方法。
  17. 【請求項17】 熱硬化性樹がビスマレイミド樹脂、シアナート樹脂及びエ
    ポキシ樹脂から選択され、エンジニアリングサーモプラスチックが、ポリイミド
    、ポリエーテルイミド、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリエーテルケ
    トン、ポリエーテルエーテルケントン、ポリアミド、ポリアミドイミド及びフェ
    ノキシ樹脂から選択されることを特徴とする、請求項16に記載の樹脂トランス
    ファー成形方法。
  18. 【請求項18】 結合剤樹脂が、ポリエーテルイミド−変性ビスマレイミド
    樹脂であることを特徴とする、請求項17に記載の樹脂トランスファー成形方法
  19. 【請求項19】 硬化が、少なくとも60℃の温度まで加熱することにより
    行なわれることを特徴とする、請求項1から18のいずれか一つに記載の樹脂ト
    ランスファー成形方法。
  20. 【請求項20】 硬化が、60℃から90℃の温度範囲までの加熱により行
    なわれることを特徴とする、請求項19に記載の樹脂トランスファー成形方法。
  21. 【請求項21】 さらに後硬化加熱段階を含むことを特徴とする、請求項1
    から20のいずれか一つに記載の樹脂トランスファー成形方法。
  22. 【請求項22】 フラン樹脂が、フルフリルアルコールの重合体を含むこと
    を特徴とする、請求項1から21のいずれか一つに記載の樹脂トランスファー成
    形方法。
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