JP2002519571A - 点火プラグを組み込まれた燃料噴射弁 - Google Patents

点火プラグを組み込まれた燃料噴射弁

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JP2002519571A
JP2002519571A JP2000557074A JP2000557074A JP2002519571A JP 2002519571 A JP2002519571 A JP 2002519571A JP 2000557074 A JP2000557074 A JP 2000557074A JP 2000557074 A JP2000557074 A JP 2000557074A JP 2002519571 A JP2002519571 A JP 2002519571A
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fuel
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リーガー フランク
ヴュルフェル ゲルノット
カンプマン シュテファン
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Robert Bosch GmbH
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    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M57/00Fuel-injectors combined or associated with other devices
    • F02M57/06Fuel-injectors combined or associated with other devices the devices being sparking plugs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M51/00Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
    • F02M51/06Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle
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    • F02M51/0664Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures having a cylindrically or partly cylindrically shaped armature, e.g. entering the winding; having a plate-shaped or undulated armature entering the winding
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02M61/00Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
    • F02M61/16Details not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M61/02 - F02M61/14
    • F02M61/162Means to impart a whirling motion to fuel upstream or near discharging orifices
    • F02M61/163Means being injection-valves with helically or spirally shaped grooves

Abstract

(57)【要約】 内燃機関の燃焼室(72)に燃料を直接噴射するため及び燃焼室(72)に噴射された燃料を点火するための、点火プラグ(1)を組み込まれた燃料噴射弁は、弁体(7)を有しており、この弁体(7)は弁閉鎖体(10)と共働してシール座を形成している。このシール座には、弁体(7)の、燃焼室(72)に向けられた端面(73)において開口する流出開口(12)が接続している。さらに、弁体(7)から絶縁されたケーシング体(2)と、このケーシング体(2)に結合された点火電極(70a)とが設けられている。この場合弁体(7)と点火電極(70a)との間においてフラッシュオーバが生ぜしめられる。点火電極(70a)と弁体(7)とは次のように、すなわち弁体(7)の、燃焼室(72)に向けられた端面(73)と点火電極(70a)との間においてフラッシュオーバが行われるように、成形されている。そして、弁体(7)の端面(73)におけるフラッシュオーバのポジションを流出開口(12)のポジションに関連して再現可能に決定するために、点火電極(70a)は、流出開口(12)の近くに縁部(74)を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、請求項1の上位概念部に記載の形式の、点火プラグを組み込まれた
燃料噴射弁に関する。
【0002】 ヨーロッパ特許公開第0661446号明細書から既に、点火プラグを組み込
まれた燃料噴射弁が公知である。点火プラグを組み込まれた燃料噴射弁は、内燃
機関の燃焼室内への燃料の直接噴射のため及び燃焼室内に噴射された燃料の点火
のために働く。燃料噴射弁と点火プラグとをコンパクトに一体化することによっ
て、内燃機関のシリンダヘッドにおける組込みスペースを節約することができる
。点火プラグを組み込まれた公知の燃料噴射弁は弁体を有しており、この弁体は
、弁ニードルを用いて操作可能な弁閉鎖体と一緒にシール座を形成しており、こ
のシール座には、弁体の、燃焼室に向けられた端面において開口する噴射開口が
接続している。弁体はセラミック製の絶縁体によって、内燃機関のシリンダヘッ
ド内にねじ込み可能なケーシング体から、耐高電圧性に絶縁されている。高電圧
を印加される弁体に対する対応電位を形成するために、ケーシング体にはアース
電極が位置している。十分な高電圧が弁体に印加されると、ケーシング体に結合
されたアース電極と弁体との間においてフラッシュオーバが行われる。
【0003】 点火プラグを組み込まれた公知の燃料噴射弁にはしかしながら次のような欠点
がある。すなわち公知の燃料噴射弁では、弁体の突出部の側部領域におけるほぼ
任意の箇所においてフラッシュオーバの行われる可能性があるので、噴射開口か
ら噴射される燃料噴流に対するフラッシュオーバのポジションが、規定されてい
ない。そしてこの公知の構造形式では、噴射開口から噴射される燃料噴流の噴流
基部の確実な点火は、必ずしも確実に行うことができない。しかしながら、燃料
噴流の時間的に正確に規定された確実な点火は、有害物質を減じるために必ず必
要なことである。さらに燃料噴流の流出開口においては、連続的にカーボン堆積
(Verrussung;Verkokung)のひどくなることがあり、そしてこのようなカーボ
ン堆積は噴射される噴流形状に影響を与える。
【0004】 発明の利点 請求項1の特徴部に記載のように構成された、点火プラグを組み込まれた本発
明による燃料噴射弁には、公知のものに対して次のような利点がある。すなわち
本発明による燃料噴射弁では、噴射開口のポジションに対するフラッシュオーバ
(Funkenueberschlag)のポジションが再現可能にかつ明瞭に一義的に決定され
ている。これによって噴射された燃料の確実な点火が保証されている。フラッシ
ュオーバのポジションひいては点火箇所は、噴射された燃料噴流の領域内に、極
めて小さな周期的な噴流変動を伴って設定されることができる。したがって燃料
噴流の点火の時点は、噴射サイクルから噴射サイクルへの極めて小さな変動しか
有していない。噴射開口の近傍にフラッシュオーバもしくは点火箇所を位置決め
することによって、噴射開口におけるカーボン堆積が阻止され、ひいてはこれに
よって惹起される噴流ジオメトリの変化も阻止される。
【0005】 請求項1に記載された、点火プラグを組み込まれた燃料噴射弁の有利な実施態
様は、請求項2以下に記載されている。
【0006】 フラッシュオーバのポジションを決定する縁部は、弁体の端面に設けられても
又は点火電極に設けられてもよい。縁部は弁体の端面に隆起部又は凹設部によっ
て形成されることができる。この場合、空気流を所望のように点火箇所に向かっ
て方向付けるために、弁体が隆起部に丸く面取りされた側面領域を有していると
、有利である。本発明の有利な実施態様では、単数又は複数のピン状の点火電極
が固定されていて、該点火電極が所定の傾斜角度を成して弁体の端面に向かって
傾けられている。この場合点火電極の縁部は、弁体の端面に対して極めて小さな
間隔を有する箇所を形成しており、これによって点火箇所を決定している。点火
箇所を決定する縁部が弁体の端面に形成されている場合には、点火電極として、
弁体の端面にわたって張設された単純なワイヤを使用することができ、これは特
に安価な構成である。
【0007】 本発明の特に有利な実施形態では、点火電極がリング状に構成されていて、噴
射開口から噴射された燃料噴流のための開口を有している。点火箇所を決定する
縁部はこの場合、リング状の点火電極の開口に形成されている。燃料噴流の邪魔
にならないようにするために、本発明の有利な実施形態では、リング状の点火電
極の開口が、燃料噴流の噴射方向において円錐形に拡大されており、この場合有
利には点火電極の開放角度は、燃料噴流の開放角度に合わせられている。半径方
向に延びていて分配配置されたロッド状の突出部と、該突出部に向かって半径方
向に延びていて半径方向に配置されたピンとを用いた、点火電極のための保持部
の構成によって、燃焼空気の半径方向における十分な擦過流が保証され、かつ燃
料噴流の確実な点火が助成される。
【0008】 実施例の記載 次に図面を参照しながら本発明の1実施例を説明する。
【0009】 図1には、混合気圧縮型火花点火式の内燃機関の燃焼室に燃料を直接噴射する
ため及び燃焼室に噴射された燃料を点火するための、点火プラグを組み込まれた
燃料噴射弁の1実施例が示されている。
【0010】 全体的に符号1で示された、点火プラグを組み込まれた燃料噴射弁は、ねじ山
3を用いて図1には示さされていないシリンダヘッドの受容孔にねじ込み可能な
第1のケーシング体2と、第2のケーシング体4と第3のケーシング体5とを有
している。これらのケーシング体2,4,5によって形成された金属製のケーシ
ングは、絶縁体6を取り囲んでおり、この絶縁体6自体は弁体7と渦流形成挿入
体(Dralleinsatz)14と、この渦流形成挿入体14の内部において弁体7の供
給側の端部8を越えて延びる弁ニードル9とを、少なくとも部分的に半径方向外
側において取り囲んでいる。弁ニードル9には、噴射側において円錐形に形成さ
れた弁閉鎖体10が結合されており、この弁閉鎖体10は、弁体7の噴射側の端
部11における内側の円錐形の弁座面と一緒に、シール座を形成している。図示
の実施例では弁ニードル9と弁閉鎖体10とは一体的に形成されている。弁閉鎖
体10が弁体7の弁座面から持ち上がると、弁閉鎖体10は、弁体7に形成され
た流出開口12を開放し、その結果、円錐形の燃料噴流13が噴射される。燃料
を全周にわたって良好に分布させるために、図示の実施例では1つの渦流溝14
aが渦流形成挿入体14に設けられている。この場合複数の渦流溝14aが設け
られていてもよい。
【0011】 第1のケーシング体2には、点火火花を生ぜしめるために第1の点火電極70
aが設けられている。この点火電極70aがアース電位を導くのに対して、第2
の弁体7は高圧電位を負荷可能である。点火電極70aの長さはこの場合、燃料
噴流13の噴流角度及び噴流形状に合わせられる。また点火電極70aは燃料噴
流13内に進入していてもよいし、又は燃料噴流13がわずかな間隔をおいて点
火電極70aのそばを通過し、燃料によって点火電極70aが濡らされないよう
になっていてもよい。さらにまた、流出開口12又は複数の噴射開口によって生
ぜしめられる個々の噴流の間隙内に、点火電極70aが進入するような構成も可
能である。
【0012】 弁体7は有利には、第1の部分体7aと第2の部分体7bとの2部分から形成
されており、両部分体7a,7bは溶接箇所17において互いに溶接されている
【0013】 弁ニードル9は、噴射側における金属製の第1の案内区分9aと、供給側にお
ける金属製の第2の案内区分9bと、図示の実施例ではスリーブ状のセラミック
製の絶縁区分9cとに分けられる。第1の案内区分9aは、渦流形成挿入体14
において案内されている。実施例では案内は、第1の案内区分9aと一体的に形
成された弁閉鎖体10の円筒形の周面によって行われる。弁ニードル9の第2の
案内は、絶縁体6において第2の案内区分9bを用いて行われる。そのために第
2の案内区分9bの周面19は、絶縁体6における孔20と共働する。案内のた
めに働く案内区分9a,9bは金属製の構成部材として形成されており、かつ案
内のために必要な製作精度をもって製造されることができる。金属製の構成部材
のわずかな表面粗さに基づいて、案内においては小さな摩擦係数しか生じない。
これに対して絶縁区分9cはセラミック部材として製造されることができる。絶
縁区分9cは弁ニードル9の案内のためには働かないので、寸法精度及び表面粗
さに対する要求は低くてよい。したがって射出セラミック部材の後加工は不要で
ある。
【0014】 案内区分9a,9bは絶縁区分9cと、摩擦力結合式(kraftschluessig)の
みならず、形状結合式(formschluessig)にも結合されている。図示の実施例で
は案内区分9a,9bはそれぞれピン21;22を有しており、これらのピン2
1,22はそれぞれ、絶縁区分9cの、孔23として形成された切欠きに内に導
入されている。有利には案内区分9a,9bのピン21,22の間における結合
は、摩擦力結合、接着又は部分的に締まり嵌め(Aufschrumpfen)によって生ぜ
しめられている。
【0015】 絶縁区分9cは有利にはスリーブ状に形成されている。中実体に比べて材料が
節約されていることによって、重量も小さくなり、その結果燃料噴射弁1の切換
え時間はより短くなる。
【0016】 第2の案内区分9bは可動子24と結合されており、この可動子24は弁閉鎖
体10を電磁式に操作するためにマグネットコイル25と共働する。マグネット
コイル25への給電のためには接続ケーブル26が働く。マグネットコイル25
はコイル保持体27によって受容されている。スリーブ状のコア28がマグネッ
トコイル25を少なくとも部分的に貫通しており、このコア28は図面には示さ
れていない間隙によって、燃料噴射弁1の閉鎖された状態では可動子24から間
隔をおいて位置している。磁束回路は強磁性の構成部材29,30によって閉鎖
される。燃料は燃料流入管片31を介して、点火プラグを組み込まれた燃料噴射
弁1に流れ、この場合燃料流入管片31はねじ山32を介して図示されていない
燃料分配器と結合可能である。燃料はまず初めに燃料フィルタ33を貫流し、次
いでコア28の長手方向孔34に流入する。この長手方向孔34には、中空孔3
5を備えた調節スリーブ36が設けられており、この調節スリーブ36はコア2
8の長手方向孔34内にねじ込み可能である。調節スリーブ36は、可動子24
を閉鎖方向に負荷する戻しばね37のプレロードを調節するために働く。調節ス
リーブ36の調節を固定するためには止めスリーブ38が働く。
【0017】 燃料はさらに、弁ニードル9の第2の案内区分9bにおける長手方向孔39を
通って流れ、軸方向の切欠き40のところで絶縁体6の中空室41に流入する。
燃料はそこから弁体7の長手方向孔42に流入し、この長手方向孔42内には弁
ニードル9も延びており、燃料は最後に、既に述べた渦流形成挿入体14の外周
部における渦流溝14aに達する。
【0018】 既に述べたように、ケーシング体2と結合された点火電極70aがアース電位
を導くのに対して、弁体7は、点火火花を生ぜしめるために高圧電位によって負
荷可能である。高圧を供給するためには高圧ケーブル50が働き、この高圧ケー
ブル50は側部におけるポケット状の切欠き51を介して絶縁体6に導入されて
いる。高圧ケーブル50の絶縁された端部52は、ろう接又は溶接箇所53のと
ころで接点端子54をろう接又は溶接されている。接点端子54は弁体7を取り
囲んでクランプしており、高圧ケーブル50の絶縁された端部52と弁体7との
間における確実な導電性の接触接続部を生ぜしめている。ろう接箇所又は溶接箇
所53への接近可能性を改善するために、絶縁体6は半径方向孔55を有してお
り、この半径方向孔55を介してろう接工具又は溶接工具がろう接又は溶接箇所
53に導かれることができる。ろう接又は溶接による結合部を形成した後で、ポ
ケット状の切欠き51は電気絶縁性の注入物質(Vergussmasse)56を満たされ
る。この際に、高圧ケーブル50に組み込まれた燃焼抵抗(Abbrandwiderstand
)57もまた注入物質56内に一緒に埋め込まれることができる。ろう接又は溶
接箇所53の絶縁を改善するために、耐高電圧性のシート58が絶縁体6のポケ
ット状の切欠き51内に挿入されることができ、注入物質56によって同様に埋
め込まれることができる。注入物質56としては例えばシリコンが適している。
【0019】 絶縁体6と弁体7とはねじ山60において互いにねじ結合されていてもよい。
さらに絶縁体6は別のねじ山61においてケーシング体2と互いにねじ結合され
ていてもよい。ねじ山60,61は有利には適当な接着剤を用いて固定される。
絶縁体6は射出セラミック部品として安価に製造することができる。弁体7及び
絶縁体6は組立て心棒(Montagedorn)とねじ結合されかつ接着されることがで
き、これによって弁ニードル9の案内における整合誤差を補償することができる
【0020】 空間的に点火電極70aの近くに燃焼抵抗57を配置することによって、点火
電極70aにおける燃焼が減じられ、高められた電気容量(elektrische Kapazi
taet)にもかかわらず、点火プラグを組み込まれた燃料噴射弁1の周壁を金属製
のケーシング体2,4,5によって完全に取り囲むことが可能になる。
【0021】 図2には、点火プラグ1を組み込まれた燃料噴射弁の、図1に示された第1実
施例の噴射側端部領域が、拡大して示されている。この図2には、弁閉鎖体10
と円筒孔として形成された流出開口12の他に、点火電極70aが特に良好に示
されている。点火プラグ1を組み込まれた燃料噴射弁は、図2に示されているよ
うに、内燃機関のシリンダヘッド71にねじ込まれており、その結果点火電極7
0aは内燃機関の燃焼室72内に突入している。
【0022】 図1及び図2の実施例ではピン状に例えば円筒形に形成された点火電極70a
を固定するためには、ケーシング体2の複数の突出部78が働く。ケーシング体
2の突出部78はこの場合ケーシング体2に周方向で互いにずらされて配置され
ており、個々の突出部78の間には比較的大きな中間室が形成されており、これ
によって燃焼空気は、弁体7の、燃焼室72に向けられた端面73における流出
開口12の流出開口部に、妨げられずに流入することができる。保持のために働
くケーシング体2の各突出部78には、各1つの点火電極70aが配置されてい
て、所属の突出部78に例えば溶接又は螺合もしくはねじ結合によって固定され
ている。点火電極70aはそれぞれ弁体7の端面73に対して、所定の傾斜角度
αだけ、弁体7の端面73に向かって傾けられている。この場合弁体7の端面7
3にはそれぞれ、ピン状の点火電極70aの1つの縁部74が向かい合って位置
している。縁部74のポジションはこの場合、点火電極70aと弁体7の端面7
3との間における最も狭い間隔の箇所を規定しており、これによって点火箇所を
決定している。縁部状の形成に基づいてこの箇所においては、点火火花のプラズ
マ放電を惹起する高められた電界強度が生ぜしめられる。縁部74によって決定
された点火箇所はしたがって、点火サイクルから点火サイクルに再現可能である
。点火箇所の最良のポジションは、実験によって最適化されることができ、流出
開口12から噴射される燃料噴流13のいわゆる噴流基部(Strahlwurzel)の領
域に位置している。点火電極70aの長さ及び傾斜角度αを変化させることによ
って、縁部74のポジションを、流出開口12から既に噴射された燃料噴流13
の開放角度βに合わせることができる。点火電極70aの縁部74と弁体7の端
面73との間の間隔は、突出部78の屈曲箇所75の曲げによって製造技術的に
正確に調節することができる。
【0023】 図3は点火プラグを組み込まれた燃料噴射弁1の噴射側の端部領域を示す断面
図であって、本発明の第2実施例を示す図である。この図3においても、既に機
械の構成エレメントに対しては同一符号が付けられている。
【0024】 この図3に示された実施例が、図1及び図2に示された実施例と相違するのは
主として次の点である。すなわち図3の実施例では、火花フラッシオーバ(Funk
enueberschlag)のポジションひいては点火箇所を決定する縁部は、点火電極7
0にではなく、弁体7の端面73に形成されている。この場合弁体7の端面73
は環状の縁部81を備えた隆起部80を有している。縁部81には、弁体7への
高圧の印加時に、点火火花のプラズマ放電を惹起する高められた電界強度が発生
する。点火箇所のポジションは、流出開口12のポジションに関連して、隆起部
80の直径の適宜な寸法設定によって正確に決定されることができる。アース電
位を導く点火電極70bはこの実施例では、単純なワイヤによって形成されるこ
とができ、このワイヤはケーシング体2の第1の突出部78aとケーシング体2
の第2の突出部78bとの間に張設されていて、溶接シーム82によって固定さ
れていることができる。ワイヤ状の点火電極70bによって、特に安価な製作費
をもつ構成が得られる。隆起部80の代わりに、弁体7の端面73に凹設部が設
けられていてもよく、この場合凹設部の制限部には同様に、電界強度を特定のポ
イントに制限して高める縁部が形成されている。
【0025】 図4は、点火プラグを組み込まれた燃料噴射弁の第3実施例の噴射側の端部領
域を示す断面図である。この図4においても、既に述べたエレメントに対しては
同一符号が付けられている。
【0026】 既に記載の実施例とは異なり、図4に示された実施例では点火電極70cがリ
ング状に形成されていて、流出開口12から噴射される燃料噴流13のための開
口90を有している。リング状の点火電極70cの開口90は有利には、円錐形
の内面を備えて形成されており、燃料噴流13の噴射方向(矢印91)において
拡大している。リング状の点火電極70cの開口90の開放角度β′は有利には
燃料噴流13の開放角度βに合わせられている。有利には開口90の開放角度β
′は燃料噴流13の開放角度βと合致している。弁体7の端面73に向かい合っ
ている内側の端部に、開口90は鋭角的な縁部92を有しており、この縁部92
はこの実施例では点火箇所を決定している。リング状の点火電極70cは結合ピ
ン93を介してケーシング体2の突出部78に固定されている。これらの突出部
78は半径方向に延びるようにケーシング体2の全周に分配は位置されている。
例えば3つ又は4つのこのような突出部78が設けられている。各突出部78に
は結合ピン93が配属されている。突出部78及び結合ピン93は比較的狭幅に
形成されており、その結果突出部78の間及び結合ピン93の間には比較的大き
な間隙が残っており、これらの間隙を通して燃焼空気は妨げられずに流出開口1
2の開口に向かって、及び環状の縁部92によって決定された点火箇所に向かっ
て流れることができる。燃焼空気の妨げられない流入は、燃料噴流13の確実な
点火のため及び、流出開口12の開口におけるわずかなカーボン堆積のために重
要である。
【0027】 図5は、点火プラグを組み込まれた燃料噴射弁1の第4実施例の噴射側の端部
領域を示す断面図である。この図5においても、既に述べたエレメントに対して
は同一符号が付けられている。図4に示された実施例との大きな相違としては次
のことが挙げられる。すなわちこの図5の実施例では、リング状の点火電極70
cは斜め面取りされた区分96を有しており、この区分96には結合ピン93が
整合ラインにおいて接続している。これによってピン93とリング状の点火電極
70cとの間の移行部における縁部は回避され、その結果これらの箇所において
は、寄生的な点火箇所を惹起するおそれのある高められた電界強度は発生しない
【0028】 図6は、点火プラグを組み込まれた燃料噴射弁1の第5実施例の噴射側端部を
示す断面図である。この図6においても、既に述べたエレメントに対しては同一
符号が付けられている。図6に示された実施例は、図3に示された実施例と図4
に示された実施例との組み合わせである。この場合に設けられているリング電極
70cはその開口90が、弁体7の端面73に向かい合っている端部に縁部92
を有している。弁体7の端面73は、環状の縁部81を備えた隆起部80を有し
ている。隆起部80の環状の縁部81は、リング状の点火電極70cの環状の縁
部92の近くに位置している。点火箇所は両環状の縁部92,81の間に位置し
ている。それというのはこの場合弁体7と点火電極70cとは一方では互いに間
に極めて小さな間隔を有しており、かつ他方ではこの箇所において両縁部81,
92に基づいて特に高い電界強度が生じるからである。
【0029】 図7は、点火プラグを組み込まれた燃料噴射弁1の第6実施例の噴射側の端部
領域を示す断面図である。この図7においても、既に述べたエレメントに対して
は同一符号が付けられている。図7に示された実施例はほぼ、図6に示された実
施例に相当しているが、次の点で相違している。すなわち図7の実施例では、弁
体7の端面3の隆起部80の側面領域97は凹面状に丸く面取りされている。こ
れによって側部を擦過して流れる燃焼空気は、燃料噴流13に向かって、かつ環
状の縁部81,92によって決定された点火箇所に向かって案内される。従って
この場合燃焼空気のための特に良好な流入ジオメトリが生ぜしめられ、その結果
燃料噴流のより確実な点火と有害物質の少ない燃焼とが保証される。そして流出
開口12の開口のカーボン堆積は阻止される。
【0030】 公知の長くて薄いフィンガ電極と比べて、上に述べた実施例の点火電極70a
〜70cの形状及び構成によって、不都合なグロー発火(Gluehentzuendung)が
回避される。さらに本発明のように構成された点火電極70a〜70cは、高め
られた機械的な安定性と延長された耐用寿命とを有している。点火電極70a〜
70c及び弁体7のジオメトリによって点火箇所においては、0.6〜1.0の間
のラムダをもつ変わらない燃料空気混合物つまり混合気が得られる。点火箇所は
燃料噴流の極めてわずかな周期的な変動の領域に位置している。点火火花によっ
て、場合によっては弁体7の端面73に堆積する汚れは、セルフクリーニング効
果に相応して燃焼してしまう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 点火プラグを組み込まれた本発明による燃料噴射弁の第1実施例を示す縦断面
図である。
【図2】 図1に示された点火プラグを組み込まれた燃料噴射弁の噴射側の端部領域を拡
大して示す断面図である。
【図3】 本発明の第2実施例による燃料噴射弁の噴射側の端部領域を拡大して示す断面
図である。
【図4】 本発明の第3実施例による燃料噴射弁の噴射側の端部領域を拡大して示す断面
図である。
【図5】 本発明の第4実施例による燃料噴射弁の噴射側の端部領域を拡大して示す断面
図である。
【図6】 本発明の第5実施例による燃料噴射弁の噴射側の端部領域を拡大して示す断面
図である。
【図7】 本発明の第6実施例による燃料噴射弁の噴射側の端部領域を拡大して示す断面
図である。
【符号の説明】
1 燃料噴射弁、 2,4,5 ケーシング体、 3 ねじ山、 6 絶縁体
、 7 弁体、 7a,7b 部分体、 8 端部、 9 弁ニードル、 9a
,9b 案内区分、 9c 絶縁区分、 10 弁閉鎖体、 11 端部、 1
2 流出開口、 13 燃料噴流、 14 渦流形成挿入体、 14a 渦流溝
、 17 溶接箇所、 19 周面、 20 孔、 21,22 ピン、 23
孔、 24 可動子、 25 マグネットコイル、 26 接続ケーブル、
27 コイル保持体、 28 コア、 29,30 強磁性の構成部材、 31
燃料流入管片、 32 ねじ山、 33 燃料フィルタ、 34 長手方向孔
、 35 中空孔、 36 調節スリーブ、 37 戻しばね、 38 止めス
リーブ、 39 長手方向孔、 40 切欠き、 41 中空室、 42 長手
方向孔、 50 高圧ケーブル、 51 切欠き、 52 端部、 53 溶接
箇所、 54 接点端子、 55 半径方向孔、 56 注入物質、 57 燃
焼抵抗、 58 シート、 60,61 ねじ山、 70a,70b,70c
点火電極、 71 シリンダヘッド、 72 燃焼室、 73 端面、 74
縁部、 75 屈曲箇所、 78,78a,78b 突出部、 80 隆起部、
81 縁部、 82 溶接シーム、 90 流出開口、 92 縁部、 93
結合ピン、 96 区分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュテファン カンプマン ドイツ連邦共和国 バンベルク グーツ− ムーツ−シュトラーセ 9アー Fターム(参考) 3G066 AA02 AB02 BA00 BA32 CC01 CC14 CC37 CC42 CD17 CD18 【要約の続き】 を有している。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の燃焼室(72)に燃料を直接噴射するため及び燃
    焼室(72)に噴射された燃料を点火するための、点火プラグ(1)を組み込ま
    れた燃料噴射弁であって、 弁体(7)が設けられていて、該弁体(7)が弁閉鎖体(10)と共働してシ
    ール座を形成していて、該シール座に、弁体(7)の、燃焼室(72)に向けら
    れた端面(73)において開口する少なくとも1つの流出開口(12)が接続し
    ており、 さらに、弁体(7)から絶縁されたケーシング体(2)が設けられていて、こ
    の場合該ケーシング体(2)に少なくとも1つの点火電極(70a;70b;7
    0c)が設けられていて、弁体(7)と点火電極(70a;70b;70c)と
    の間においてフラッシュオーバを生ぜしめるようになっている形式のものにおい
    て、 点火電極(70a;70b;70c)と弁体(7)とが次のように、すなわち
    弁体(7)の、燃焼室(72)に向けられた端面(73)と点火電極(70a;
    70b;70c)との間においてフラッシュオーバが行われるように、成形され
    ており、 弁体(7)の端面(73)におけるフラッシュオーバのポジションを流出開口
    (12)のポジションに関連して再現可能に決定するために、弁体(7)の、燃
    焼室(72)に向けられた端面(73)及び/又は点火電極(70a;70b;
    70c)が、流出開口(12)の近くに縁部(74,81,92)を有している
    ことを特徴とする、点火プラグを組み込まれた燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】 弁体(7)の端面(7)が流出開口(12)に対して所定の
    間隔をおいて、隆起部(80)又は凹設部を有していて、この隆起部(80)又
    は凹設部が該隆起部(80)もしくは凹設部を制限する縁部(81)を備えてい
    る、請求項1記載の燃料噴射弁。
  3. 【請求項3】 弁体(7)の端面(73)が、丸く面取りされた側面領域(
    97)を備えた隆起部(80)を有している、請求項2記載の燃料噴射弁。
  4. 【請求項4】 ケーシング体(2)に、弁体(7)の端面(73)を越えて
    突出する保持部(78)が設けられており、該保持部(78)に単数又は複数の
    ピン状の点火電極(70a)が固定されていて、該点火電極(70a)が所定の
    傾斜角度(α)を成して弁体(7)の端面(73)に向かって傾けられており、
    弁体(3)の端面(73)の点火電極(70a)の各1つの縁部(74)が対向
    して位置している、請求項1から3までのいずれか1項記載の燃料噴射弁。
  5. 【請求項5】 ケーシング体(2)に、弁体(7)の端面(73)を越えて
    突出する少なくとも2つの保持部(78a,78b)が設けられており、これら
    の保持部の間に少なくとも1つのワイヤ状の点火電極(70b)が延在している
    、請求項2又は3記載の燃料噴射弁。
  6. 【請求項6】 ケーシング体(2)に、弁体(7)の端面(73)を越えて
    突出する保持部(78)が設けられており、該保持部にリング状の点火電極(7
    0c)が固定されており、該点火電極(70c)が、流出開口(12)から噴射
    される燃料噴流(13)のための開口(90)を有しており、該開口(90)に
    、弁体(7)の端面(73)に対向して位置している縁部(92)が形成されて
    いる、請求項1から3までのいずれか1項記載の燃料噴射弁。
  7. 【請求項7】 リング状の点火電極(70c)の開口(90)が、燃料噴流
    (13)の噴射方向(91)において円錐形に拡大している、請求項6記載の燃
    料噴射弁。
  8. 【請求項8】 リング状の点火電極(70c)の円錐形に拡大する開口(9
    0)の開放角度(β′)が、燃料噴流(13)の開放角度(β)に合わせられて
    いる、請求項7記載の燃料噴射弁。
  9. 【請求項9】 保持部が、ケーシング体(2)の半径方向に分配されて配置
    されたロッド状の突出部(78)によって形成されており、かつリング状の点火
    電極(70c)がほぼ半径方向に延びるピン(93)を介して、保持部を形成す
    る突出部(78)に固定されている、請求項6から8までのいずれか1項記載の
    燃料噴射弁。
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