JP2002517928A - 基準発振器調波干渉を抑制する方法および関連する受信機 - Google Patents

基準発振器調波干渉を抑制する方法および関連する受信機

Info

Publication number
JP2002517928A
JP2002517928A JP2000552764A JP2000552764A JP2002517928A JP 2002517928 A JP2002517928 A JP 2002517928A JP 2000552764 A JP2000552764 A JP 2000552764A JP 2000552764 A JP2000552764 A JP 2000552764A JP 2002517928 A JP2002517928 A JP 2002517928A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
receiver
reference frequency
frequency signal
complex numbers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000552764A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4447776B2 (ja
Inventor
デント、ポール、ウィルキンソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ericsson Inc
Original Assignee
Ericsson Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ericsson Inc filed Critical Ericsson Inc
Publication of JP2002517928A publication Critical patent/JP2002517928A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4447776B2 publication Critical patent/JP4447776B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/06Dc level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection
    • H04L25/061Dc level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection providing hard decisions only; arrangements for tracking or suppressing unwanted low frequency components, e.g. removal of dc offset
    • H04L25/062Setting decision thresholds using feedforward techniques only
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D3/00Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations
    • H03D3/007Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations by converting the oscillations into two quadrature related signals
    • H03D3/008Compensating DC offsets
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D7/00Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
    • H03D7/16Multiple-frequency-changing
    • H03D7/165Multiple-frequency-changing at least two frequency changers being located in different paths, e.g. in two paths with carriers in quadrature
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/0014Carrier regulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/0014Carrier regulation
    • H04L2027/0024Carrier regulation at the receiver end
    • H04L2027/0026Correction of carrier offset
    • H04L2027/0028Correction of carrier offset at passband only
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/0014Carrier regulation
    • H04L2027/0044Control loops for carrier regulation
    • H04L2027/0053Closed loops
    • H04L2027/0057Closed loops quadrature phase
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/0014Carrier regulation
    • H04L2027/0044Control loops for carrier regulation
    • H04L2027/0063Elements of loops
    • H04L2027/0067Phase error detectors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 複数の周波数チャンネルに同調可能な受信機が、基準周波数発生器、ダウンコンバータ、アナログ・デジタル・コンバータおよびプロセッサを含む。基準周波数発生器は、基準周波数信号を発生し、またダウンコンバータは、受信信号をダウンコンバートして中間周波数信号を提供する。更には、ダウンコンバータは、基準周波数信号に同期される。アナログ・デジタル・コンバータは、アナログ・デジタル・コンバータが基準周波数信号に同期される中間周波数信号に応答する干渉成分を含む受信信号を表す複数の複素数を発生する。プロセッサは、その複数の複素数について原点を推定し、その原点を複素数の各々から差し引いて、それによって内部発生した干渉の低減された受信信号を表す干渉の補償された複素数を生成する。更には、プロセッサは、干渉の補償された複素数を処理して、所望の信号情報を得る。関連する方法もまた記述される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の技術分野) 本発明は、通信技術の分野に関し、さらに詳しくは、水晶制御受信機の受信感
度を低減する受信機および方法に関する。
【0002】 (発明の背景) 無線受信機の分野において、受信機に用いられる同調回路の量を低減しようと
いう努力が集中的に行われている。同調回路の数を低減することによって、受信
機の大部分を一体化して、結果的により小さな受信機とすることができる。そし
てこれらのコンパクトな受信機は、無線電話機のような多くの領域で用いること
ができる。そのような受信機の設計において大きく進んだ技術が、「ゼロIF」
技術として知られている。
【0003】 ゼロIF受信機における傾斜、ドリフトおよびオフセット補償が、例えば、「
ゼロIF受信機における傾斜、ドリフトおよびオフセット補償」という名称の米
国特許第5,568,520号において論じられている。更には、「ゼロIF受
信機における傾斜、ドリフトおよびオフセット補償」という名称の米国特許第5
,241,702号では、アナログ差分化回路を用いてデジタル化前にI,Q信
号を差分化し、そしてデジタル化後に信号サンプルを数値的に再度積分して信号
の差分化されていない波形を回復することによって、ホモダイン(ゼロIF)受
信機においてDCオフセットを低減することが論じられている。これらの特許の
各々は、参照することによってその全体が本明細に組み入れられる。更には、本
発明の発明者が、これら各々の特許の発明者である。
【0004】 ホモダイン受信機において、所望の受信チャンネルの中央に位置する局部発振
器に対して受信信号をミキシングすることによって、受信信号は直角位相ベース
バンドとも呼ばれるゼロ周波数IおよびQ信号に直接ダウンコンバートされる。
局部発振器は、直接受信信号の上にあるので、それは受信に対する大きな干渉源
である。しかしながら、干渉信号が、ダウンコンバージョン発振器と同じである
ので、それはコヒーレントな干渉であって、I,Q出力でのDCオフセットとし
て現れる。このDCオフセットは、受信機が受信しようとする最も弱い信号より
もずっと大きなものであり得、またI,Qアナログ・デジタル・コンバータを最
大限あるいはそれを超えて駆動し、信号の劣化を引き起こし得る。
【0005】 前述の特許は、このようにI,Q信号のDCオフセットを低減して、ホモダイ
ン受信機内の局部発振器からの干渉を低減するやり方を提供する。周知のホモダ
イン受信機において、局部発振器は水晶を基準として用いるデジタル周波数シン
セサイザによってチャンネル周波数に同調されるので、局部発振器周波数は水晶
に関連する主要な干渉信号である。
【0006】 しかしながら、これらの特許は、受信信号が、チャンネル周波数に同調されず
、所望の第一中間周波数に等しい、チャンネル周波数プラス・マイナス一定のオ
フセットに同調される局部発振器とミキシングされるスーパーヘテロダイン受信
機に関する問題を解決するものではない。そのようなシステムにおいて、局部発
振器は、所望の信号に対する大きな干渉源ではなく、IおよびQ信号におけるD
Cオフセットの問題は、明白なまたは自明なものではない。
【0007】 しかしながら、水晶調波のようなその他の水晶に関連する周波数による所望の
信号に対する干渉もまた、IおよびQ信号におけるDCオフセットに貢献する。
したがって、干渉を低減する受信機および方法を改良する技術上の必要性が存在
し続けている。
【0008】 (発明の概要) したがって、本発明の目的は、改良された受信機および方法を提供することで
ある。
【0009】 本発明のその他の目的は、干渉が低減された受信機および関連する方法を提供
することである。
【0010】 これらのおよびその他の目的は、本発明によって、基準周波数発生器を含む受
信機、ダウンコンバータ、位相デジタイザのようなアナログ・デジタル・コンバ
ータおよびダウンコンバータとアナログ・デジタル・コンバータが双方とも基準
周波数発生器によって発生される共通の基準周波数信号に同期されるプロセッサ
により提供される。より詳しくは、ダウンコンバータは、受信信号をダウンコン
バートして中間周波数信号を提供し、そしてアナログ・デジタル・コンバータが
、その中間周波数信号に応答する干渉成分を含む受信信号を表す複数の複素数を
発生する。更には、プロセッサは、その複素数を処理して所望の信号情報を得る
【0011】 それによって、アナログ・デジタル変換処理によって導入される体系的な周波
数エラーを、デジタル化された信号サンプルを処理することによって低減するこ
とができる。更には、受信機が、基準周波数発生器の水晶の調波である周波数チ
ャンネルに同調されるとき、水晶に関連する干渉は、例えば、デジタル高域フィ
ルタを用いて、または一定のエラー成分を差分化するよう平均化して、低減する
ことができる。
【0012】 更に詳しくは、本発明の実施例による受信機は、複数の周波数チャンネルに同
調可能である。受信機は、基準周波数発生器、ダウンコンバータ、アナログ・デ
ジタル・コンバータおよびプロセッサを含む。基準周波数発生器は、基準周波数
信号を発生し、またダウンコンバータは受信信号をダウンコンバートして、ダウ
ンコンバータが基準周波数信号に同期される中間周波数信号を提供する。アナロ
グ・デジタル・コンバータは、アナログ・デジタル・コンバータが基準周波数信
号に同期される基準周波数信号に関連する干渉成分を含む受信信号を表す複数の
複素数を発生する。プロセッサは、その複数の複素数について原点を推定し、そ
の原点を複素数の各々から差し引き、それによって内部発生した干渉が低減され
た受信信号を表す干渉補償の複素数を生成する。プロセッサはまた、その干渉補
償の複素数を処理して、所望の信号情報を得る。
【0013】 とりわけ、ダウンコンバータは、基準周波数信号に同期された局部発振器、そ
の発振器によって駆動される第一および第二のミキサーおよび結合ネットワーク
を含み、受信信号が、第一および第二のミキサーに提供され、その出力が、結合
ネットワークにおいて結合されて中間周波数信号を提供できるものとなる。基準
周波数発生器は、基準周波数発振器を含むことができる。更には、受信信号はア
ンテナで受信され、またフィルタは、そのアンテナとアナログ・デジタル・コン
バータとの間のダウンコンバータと直列に結合できる。更には、増幅器が、アン
テナとアナログ・デジタル・コンバータとの間のダウンコンバータと直列に結合
され、また推定された原点は、「x」座標Ioおよび「y」座標Qoを含み得る
【0014】 受信機はまた、基準周波数発生器と結合されるデジタル周波数シンセサイザを
含み、受信機が、二つの整数の比によって基準周波数に関連付けられるチャンネ
ル周波数に同調できるものとされる。更には、アナログ・デジタル・コンバータ
は、アナログIおよびQ信号への直角位相ダウンコンバージョンを、それに続い
て前記IおよびQ信号の各々のアナログ・デジタル変換を、使用することができ
る。代わりに、アナログ・デジタル・コンバータは、中間周波数信号を、瞬間信
号位相および瞬間信号振幅を表す組になった値に変換することができるか、また
は、アナログ・デジタル・コンバータは、中間周波数信号の直角位相サンプリン
グを行うことができる。
【0015】 複数の複素数は、受信機における体系的な周波数エラーの補償を含むことがで
き、また推定された原点は、複数の複素数の実成分の平均からおよび複数の複素
数の虚成分の平均から推定することができる。更には、原点は、複数の複素数が
存することが期待される円および弧の一方の中心を推定することによって、また
は受信信号に含まれる周知の信号パターンを用いることによって推定される。推
定される原点はまた、所望の信号情報を用いて再度推定することができる。
【0016】 本発明による受信機は、このようにDCを低減し、それによって水晶調波また
はその他の水晶に関連する周波数を包含するある周波数チャンネルへの干渉を低
減することができる。
【0017】 (発明の開示) ここで、発明の好ましい実施例が示されている添付の図面を参照して、本発明
は、以下でより完全に記述される。しかしながら、この発明は、多くの異なる形
態で実施され、ここで説明される実施例に制限されるものと解釈されるべきでは
なく、むしろ、これらの実施例は、この開示が完全で十分なものとなり、かつ完
全に本発明の範囲を当業者に伝えるように提供されている。全体を通して、同様
の番号は、同様の要素を参照する。
【0018】 本発明による無線受信機は、受信信号を第一の局部発振器からの信号とミキシ
ングすることによって、受信信号を中間周波数(IF)にダウンコンバートする
。局部発振器は、デジタル周波数シンセサイザ位相ロック・ループを用いて基準
水晶発振器に位相ロックされる。単一のダウンコンバージョン・ステップおよび
単一の局部発振器が提供され(単一スーパーヘテロダイン)、または代わりに、
第一および第二の局部発振器(ダブル・スーパーヘテロダイン)を用いて二つの
ステップのダウンコンバージョンが提供される。この場合、第一および第二の局
部発振器の双方は、同じ水晶基準発振器に位相ロックされる。各局部発振器が同
じ水晶基準発振器に位相ロックされている限り、更なるダウンコンバージョン・
ステップが用いられてもよい。
【0019】 そして、全てのダウンコンバージョン・ステップの後に得られる、最終的な中
間周波数が、振幅および位相情報の双方を保存するアナログ・デジタル・コンバ
ータを用いてデジタル化される。例えば、直角位相ダウンコンバータは、Iおよ
びQ信号を得るために用いることができ、そしてそれらは別々にアナログからデ
ジタルに変換され、各々が実部と虚部を有する複素数のストリーム(IおよびQ
ストリーム)を得る。代わりに、直角位相サンプリングを用いることもでき、最
終中間周波数信号がサンプルされ、IおよびQに交互に関連するサンプルを得る
よう公称中間周波数の4分の1サイクルの奇数番号を分解するサンプルの組にお
いてデジタル化される。更には、ログポーラー(logpolar)変換を用い
て、中間周波数信号位相および振幅に関する数値の組を得ることができる。後者
は、例えば、ルックアップ・テーブルを用いてデカルト変換へのログポーラーを
行うことにより、デジタル信号処理回路によって、IおよびQサンプルに変換さ
れてもよい。
【0020】 アナログ・デジタル変換ステップは、例えば、水晶周波数を整数分割割合で割
って、アナログ・デジタル変換のためのサンプリング速度を得ることにより、水
晶基準周波数にロックされるサンプリング速度を用いることができる。ログポー
ラー変換処理における位相デジタル化でもまた、水晶基準発振器から得られる信
号が、位相を定義するための基準として用いられる。
【0021】 アナログ・デジタル変換ステップによって導入される体系的な周波数エラーは
、このように低減できる。例えば、体系的な周波数エラーは、公称の最終中間周
波数に関する、一定の周波数の差または一定の位相傾斜を有する位相基準信号を
用いることから結果として生じ得る。体系的な周波数エラーはまた、公称の最終
中間周波数から一定の周波数オフセットを有する周波数で、コサインおよびサイ
ン信号と最終中間周波数信号をミキシングすることによって、IおよびQ信号を
得るために、直角位相ダウンコンバータを使用することで結果として生じ得、こ
れらのエラーは、デジタル化された信号サンプルを処理することによって、ここ
で数字的に取り除くことができる。
【0022】 例えば、ログポーラー解決法において、体系的な周波数エラーは、位相サンプ
ルから位相累算器値を差し引くことによって、デカルト変換へのログポーラーの
前に、都合よく取り除かれ、ここで位相累算器値は、サンプリング期間ごとの位
相増加として表される周波数エラーに対応する増加によって、位相サンプリング
速度で増加される。既にデカルトまたはI,Q形態にあるサンプルからの体系的
な周波数エラー低減は、各(I,Q)値の複素数(cos(theta)−j・
sin(theta))との複素積によって低減され、ここで、thetaは前
述の位相累算器値に等しい。変わりに、デカルトからポーラーへの転換を行って
、既に記述された位相累算器とそれに続くポーラーからデカルトへ戻る転換を用
いて、周波数エラーが位相角値から取り除かれるようにすることができる。
【0023】 各場合において、最終結果は、受信機が同調されるチャンネルの中央にある変
調されていない信号を、受信機が公称的に正しく受信するものになっているなら
、サンプルからサンプルへの一定の値を示すデカルトIおよびQサンプルのスト
リームである。公称的に正しい信号は、周波数精度の標準と見なされる基準周波
数水晶に対して期待される関係を保つものとして定義され、その関係は、例えば
、二つの整数の比である。
【0024】 従来技術による受信機が、前述した整数の一つが1(unity)であるよう
な水晶の調波である周波数チャンネルに同調されるとき、従来技術受信機は、水
晶発振器からの干渉によって感度を減じることができ、それは大きな力の調波を
生み出すことができ、その一つが受信機チャンネルに存在する。本発明による受
信機において、水晶関連の信号からのそのような干渉は、IおよびQサンプルの
最終ストリームそれぞれへの定数IoおよびQoの加算を生み出す。しかしなが
ら、その定数は、そのような干渉による加算エラーであるが、例えば、Iおよび
Qサンプル・ストリームのDC成分を遮断するデジタル高域フィルタを用いて取
り除くことができる。代わりに、加算エラーIoおよびQoは、変化する変調成
分から一定のエラー成分を区別するのに十分長い時間に渡って、IおよびQサン
プル・ストリームを平均することによって測定することができる。そして、この
ように測定されたIoおよびQo値を、各I,Qサンプルから差し引いて、水晶
関係のスプリアス信号から干渉を低減することができる。
【0025】 図1は、本発明による受信機を図示するブロック図である。このブロック図は
、本発明による受信機に備えることができる種々の構成部品を含む本発明の代表
的な実施例を図示する。しかしながら、これらの構成部品の全てが、本発明によ
る受信機を提供するのに必要な訳ではない。例えば、図1の受信機は、ダブル・
スーパーヘテロダイン受信機であるが、本発明はまた、シングル・スーパーヘテ
ロダイン受信機でも実現される。
【0026】 図1において、無線信号がアンテナ10で受信され、受信バンド・バンドパス
・フィルタ11(二重化または受信フィルタのような)によって濾過され、端末
の送信機によって発生される自身の送信信号のようなバンドからの信号を低減す
る。濾過された信号は、低雑音増幅器12によって増幅され、更にバンドパス・
フィルタ13によって濾過されて、送信信号のようなバンドからの信号および(
2,2)または半IFスプリアス応答のようなミキサー・スプリアス応答周波数
をさらに抑制する。そして、その信号は、直角位相発振器14cからのコサイン
およびサイン局部発振器信号によって駆動されるミキサー14aおよび14bな
らびに中間周波数(IF)ヒルベルト・ネットワークを含む第一の画像拒絶ダウ
ンコンバータ14を用いてダウンコンバートされる。ミキサーの出力は、IFヒ
ルベルト・ネットワーク14dによって結合される。画像拒絶ミキサー14は更
に、画像周波数として知られる望ましくないミキサー・スプリアス周波数の受信
を抑制する。
【0027】 直角位相の第一の局部発振器14cは、二重デジタル周波数シンセサイザ25
位相ロック・ループ(PLL)を用いてチャンネル周波数に同調させられる。チ
ャンネル周波数は、例えば、(8×81)によって分割される19.44MHz
の基準周波数に等しい30KHzの倍数であり得る。シンセサイザ25は、この
ようにチャンネル選択ビットによってプログラムされ、発振器14cを(8×8
1)によって分割される基準周波数の整数倍に制御することができる。第一の局
部発振器14cの周波数は、実際に、所望の第一の中間周波数に等しい所望のチ
ャンネル周波数プラス、オフセットに制御することができ、それは、例えば、7
1.64MHzである。これらの周波数の選択は、ゴア(Gore)らによる「
移動電話における簡易化された基準周波数分布」という名称で1997年11月
19日に出願された米国特許出願第08/974,227号に論じられている。
この出願は、ここで参照することによってその全体が本願明細書に組み入れられ
る。
【0028】 まず、IFフィルタ15は、第一の中間周波数、例えば、71.64MHzを
中心とし、望ましくない周波数チャンネルの信号を抑制するバンドパス・フィル
タである。増幅の各段階に2,3の段階のチャンネル濾過を点在させて、望まれ
る程度の他のチャンネル抑制を達成することは普通に行われている。しかしなが
ら、単一の周波数で十分な濾過と増幅を達成することは、印刷回路基板トラック
間での漏洩またはその他の望ましくないスプリアス結合のために困難である。し
たがって、二重スーパーヘテロダイン受信機においては、既に濾過された第一の
IF信号は、第一のIF増幅器16においての部分的な増幅の後、さらに第二の
ダウンコンバータ17においてダウンコンバートされ、それはまた、好ましくは
、画像拒絶型のものである。第二のダウンコンバータは、基準水晶発振器30か
らの基準周波数信号、例えば、19.44MHzにやはりデジタル的に位相ロッ
クされる第二の局部発振器17cを含む。シンセサイザ25として適切な二重周
波数シンセサイザ位相ロック・ループ回路が、フィリップス部品番号UM100
2として入手可能である。
【0029】 第二のダウンコンバータは、第一の中間周波数信号を第二の中間周波数信号に
変換し、それは2の累乗によって割られた基準周波数に近いことが望まれており
、それによって位相デジタイザ23の設計を簡略化している。例えば、19.4
4MHzを25で割ると、607.5KHzに等しくなり、なおも30KHzチ
ャンネル間隔の倍数である600KHzの第二の中間周波数が選択される。そし
て、第二の局部発振器が、第一の中間周波数プラス600KHz(例えば、71
.64+0.6=72.24MHz)または第一の中間周波数マイナス600K
Hz(例えば、71.64−0.6=71.04MHz)となる。これらの周波
数は、それぞれ301×(19.44MHz/81)および296×(19.4
4MHz/81)であり、シンセサイザ23が、整数81で割ることによって水
晶基準周波数から得ることができる、240KHzの整数倍としてこれらの周波
数を合成することが可能となる。
【0030】 第二のダウンコンバータ17からの600KHzの第二の中間周波数信号が、
第二の中間周波数増幅器19および21を差し入れられた、第二の中間周波数フ
ィルタ18および20において、さらに濾過されて増幅される。増幅器16,1
9および21は、例えば、対数増幅器を備えることができ、それらの各々の段階
は、信号の振幅が増大するにつれ次第に飽和する信号の振幅を測定する結合した
検出器をそのそれぞれの段階が有する。同じ増幅器ブロック内の検出器からの出
力が合計されて、部分的な無線信号力指標RSSI(1),RSSI(2)およ
びRSSI(3)を生成する。その三つの部分的なRSSI信号は、選択された
デジタル・サンプリング速度でのログポーラー値のストリームを生成するよう遅
延補償器およびデジタイザ22においてデジタル化された遅延補償複合RSSI
信号を生成するための結合の前に、フィルタ18および20を通る信号において
相対的な遅延が補償される。遅延補償に適切な技術は、例えば、本発明の発明者
による「対数増幅器/検出器遅延補償」という名称の米国特許第5,070,3
03号に記述されている。この特許は、ここで参照することによってその全体が
本願明細書に組み入れられる。
【0031】 増幅器21からの最終の第二の中間周波数出力は、ハードリミットされ(ha
rdlimited)て、ゼロ交差時間において信号位相情報を保持する方形波
を得る。第二中間周波数のゼロ交差の時間は、位相デジタイザ回路23によって
基準クロック・サイクルの半分の精度まで測定できる。位相デジタイザ回路23
は、例えば、分割器23dにおいて19.44MHzの基準周波数を81で割っ
て、240KHzなる所望のサンプリング速度を得る。位相デジタイザ23はま
た、5ビット計数器23bにおいて19.44MHzなる基準周波数を32で割
り、その計数器23bは、一度に1バイナリー・デジットのみが変化するグレイ
・コード(Grey code)において計数を行う。このように計数器の状態
は、体系的な7.5KHzのエラーをもって、600KHzなる第二のIFに近
い607.5KHzの速度で反復する。
【0032】 位相値をデジタル化することが望まれるとき、トリガー回路23cが装備され
、トリガーが装備された後の次の中間周波数ゼロ交差が、基準クロック波形のア
ップ/ダウン状態と一緒に、5ビット計数器23bの状態が、6ビット・ラッチ
23aにラッチされるものとする。そのラッチにおける値は、0と63との間で
あって、瞬間信号位相を360/64=5.625度の倍数に量子化する。
【0033】 第二の中間周波数信号が、たまたま607.5KHzの周波数を有し、それが
カウンター23bの反復速度と等しいならば、カウンター23bは、中間周波数
ゼロ交差がサンプルされる度ごとに同じ状態に到達し、ラッチ23aにラッチさ
れる位相値は定数となる。しかしながら、公称の第二中間周波数は、600KH
zであり、それは一定のラッチされる値を結果として生じる値607.5KHz
よりも7.5KHz低い。結果として、第二中間周波数ゼロ交差は、240KH
zのサンプリング期間ごとに、2位相ステップである7.5/240サイクルず
つまたは11.25度ずつますます遅れて生じる。このように、ラッチ23aは
、各連続するサンプルについての二つの最も重要でないステップだけますます大
きくなる位相値をラッチする。この斬新的な位相傾斜は、増加位相累算器23e
によって、同じ位相傾斜を発生するよう、各サンプル・クロックで二つの最も重
要でないビットが取り除かれ、そして累算器値をモジュロ−2Pi減算器23f
におけるラッチ23aの値から差し引いて、システムにおいて体系的な7.5K
Hzの周波数エラーを補償する位相値を得る。600KHzの第二中間周波数に
ダウンコンバートする公称のオン・チャンネル信号を、受信機が受信するとき、
補償された位相値は、一定になる。
【0034】 信号の瞬間位相を直接デジタル化するのに用いることができる位相デジタイザ
回路は、双方とも本発明の発明者による「直接位相デジタル化」という名称の米
国特許第5,084,669号および「信号パルス・トレインの時間または位相
位置の正確なデジタル測定の方法および装置」という名称の米国特許第5,14
8,373号に記述されている。これらの発明の双方は、ここで参照することに
よってその全体が本願明細書に組み入れられる。回路23およびRSSIデジタ
イザ22のような位相デジタイザを用いて、ログポーラー形状でその複素ベクト
ル情報を保ちつつ、無線信号へとデジタル化することが、本発明の発明者による
「ログポーラー信号処理」という名称の米国特許第5,048,059号に記述
されている。この特許もまた、ここで参照することによってその全体が本願明細
書に組み入れられる。代わりに、ダウンコンバートされた無線周波数信号が、例
えば、直角位相サンプリングを用いてデカルト複素数を表すストリームに変換さ
れてもよく、これは、例えば、パケットIV(Puckette IV)らによ
る「デジタル副調波サンプリング・ダウンコンバータ」という名称の米国特許第
4,888,557号に記述されており、それはここで参照することによってそ
の全体が本願明細書に組み入れられる。
【0035】 ログポーラー値は、振幅の拡大縮小(デジタルAGC)を適用するのに、およ
び受信信号と基準周波数水晶発振器30(AFC)との間の周波数精度の差につ
いての周波数訂正を適用するのに便利であり、それは本発明の発明者による「高
速自動利得制御」という名称の米国特許第5,568,518号に記載されてい
る。この特許は、ここで参照することによってその全体が本願明細書に組み入れ
られる。デジタルの変調信号を復調するというようなその他の機能については、
デカルト表現がより便利であり、それは本発明の発明者による「適応最大公算復
調器」という名称の米国特許第5,331,666号に記述されている。この発
明は、ここで参照することによってその全体が本願明細書に組み入れられる。
【0036】 前述の特許第5,568,518号および5,332,666号の開示におい
て、受信周波数エラーの訂正が復調のためのデカルト変換(Cartesian conversion)に先立ってログポーラー(logpolar)の分野
において論じられた。しかしながら、本発明によると、体系的な周波数エラーに
ついてのみであって、相対的な送信機/受信機の不正確さまたはドップラー・シ
フトによって引き起こされるランダムな受信信号周波数エラーについてではない
補償の後に、デカルト形状に信号(ログポーラー形状であるならば)が変換され
る。デカルト形状への変換の後、デカルト形状で既にデジタル化されていないな
らば、発振器30の調波のような内部水晶基準周波数に関連するスプリアス信号
が、通例、デカルト表現のIおよびQで示される実部および虚部への一定のオフ
セットとして明らかなものとなる。これらの一定のオフセットは、ハンドヘルド
の受信機の手での持ち方や、対象物のアンテナへの近接度といったような他の要
因の中で受信機が同調されるチャンネル周波数に依存する。しかしながら、これ
らの要因は、所望の信号の情報変調に関してゆっくりとのみ変化し、所望の情報
変調が、望ましくない内部スプリアス信号からその変化の速度によって区別でき
るものとなる。
【0037】 このように、デジタル信号プロセッサ24は、ログポーラー信号が既にデカル
ト形状でデジタル化されていないならば、その信号をデカルト形状に変換し、そ
して、例えば、十分に長い期間にわたってIおよびQ信号を平均化することによ
って一定のまたは比較的ゆっくりと変化するIおよびQの成分を推定し、より速
く変化する情報変調が取り消されるものとする。移動ブロック平均化器または指
数関数的忘却平均化器のような異なる種類の周知の平均化器が用いられてもよい
。代わりに、所望の信号が、位相のみにおいて変調される振幅一定信号からなる
ことが知られているとき、信号ベクトルは、一定半径の円または弧を描く。しか
しながら、その円の中心は、内部干渉によって引き起こされたI,Qの一定オフ
セットだけ原点0,0から変位している。本発明の発明者による「無線受信機に
おけるD.C.オフセット補償」という名称の米国特許第5,241,702号
では、円または円の弧が、半径Rおよび中心座標Io,Qoの双方を決定するよ
う連続信号ベクトルの数をどう最善に適合させるか論じられている。この特許は
、ここで参照することによってその全体が本願明細書に組み入れられる。
【0038】 このアプリケーションにおいて、測定された中心座標は、例えば、水晶調波か
らの内部干渉によって引き起こされるIおよびQオフセットであって、全てのI
,Q値から差し引かれて干渉が低減されているI,Q値を生成する。この干渉の
低減は、好ましくは、受信信号周波数エラーの更なる周波数訂正を適用する前に
行われる。必要ならば、この更なる周波数訂正は、次第に増加または低減する位
相角を通じて干渉が補償されたI,Q値を回転することによってここで適用され
、その位相傾斜は更に残渣周波数エラーを低減するよう選択される。
【0039】 図2は、信号プロセッサ24における干渉の低減の実行する動作を図示するフ
ローチャートである。体系的な周波数エラーを取り除くステップが、ハードウェ
アの構成部品である分割器23dおよび減算器23fによる代わりに、デジタル
信号プロセッサ30において、選択的に行われる。ブロック100では、複素信
号サンプルがアナログ・デジタル・コンバータから入力される。残りの体系的な
周波数エラーは、位相累算器23eおよびモジュロ−2π減算器23fのような
ハードウェア構成部品によって既に低減されていないならば、ブロック101で
デジタル的に低減することができ、また信号の振幅は、ワード長のオーバーフロ
ーが数値処理の間に発生しないように拡大縮小される。これらの調整は、ログポ
ーラー領域において小数点固定の算術的加算および減算によって最も簡単に行わ
れ、そこでの信号の振幅の拡大縮小率は対数振幅(logamplitude)
値への拡大縮小値の加算または減算であり、周波数エラー補償は、体系的な位相
傾斜を取り除くための位相値からの位相累算器値のモジュロ−2Pi加算または
減算である。
【0040】 信号がデカルト形状(Cartesian form)であるならば、拡大縮
小および周波数エラー訂正には複素乗算が必要であり、それは、少し複雑さを加
えておよび/または電力消費について少しのコストを加えて、デジタル信号プロ
セッサが行うことができる。ブロック102では、拡大縮小され、体系的な周波
数エラーが訂正された値が、既にデカルト形状にないならば、ログポーラー形状
からデカルト形状へと変換される。デカルトまたはI,Q形状は、ブロック10
3および104での干渉消去ステップを実行することが好まれる。ブロック10
3では、IおよびQ値の平均または代わりにI値,IoおよびQ値,Qoについ
ての見掛の原点が前述のように推定される。推定されたIo,Qo値は、ブロッ
ク102からのIおよびQ値と一緒にブロック104に送られ、そしてブロック
104でIoの現在の最善の推定が各I値から差し引かれ、かつQoの現在の最
低の推定が各Q値から差し引かれる。ブロック104の出力は、コヒーレント、
内部干渉の低減されたIおよびQ値を含む。
【0041】 デジタル信号処理において、処理のために一度に一バッチの信号サンプルを入
力することは普通である。とりわけ、割り当てられたタイムスロットにおいて情
報を特定の受信機に送信する時分割多重アクセス無線電話通信システムにおいて
は、受信機は、信号を捕獲して、割り当てられたタイムスロットに渡って集めら
れた多数の表示複素サンプルにデジタル化し、全タイムスロット相当のサンプル
を処理するためにデジタル信号プロセッサ30に送付する。こうして、I(Io
)の平均およびQ(Qo)の平均をタイムスロットからの全てのサンプルを用い
て計算することができ、そして更なる処理の前に集められたサンプルから過去に
むけて減算できる。このように、先に集められたI,Qサンプルを、時間の方向
の見掛の反転において、後から集められたサンプルから推定される信号特性のた
めに補償できる。例えば、本発明の発明者による「デジタルの変調信号の二方向
復調のための方法および装置」という名称の米国特許第5,335,250号で
は、改良された性能を得るための、集められた信号サンプルの、時間的に順方向
か逆方向かの処理について論じられている。この特許は、ここで参照することに
よってその全体が本願明細書に組み入れられる。
【0042】 ブロック104での干渉の低減の後、送信機と受信機との間の周波数エラーま
たはドップラー・シフトのような体系的ではない信号周波数エラーが低減されて
もよい。干渉の補償されたI,Q値は、この信号周波数エラーを低減するために
、ブロック105で複素回転によって訂正できる。そして、干渉および周波数エ
ラーの双方について補償された信号値I’,Q’は、所望の情報を復号するよう
ブロック106で復号するためにブロック105から送付される。そして、復号
された情報は、ブロック107で出力される。
【0043】 復号はまた、ブロック108で信号周波数エラーを再度推定し、ブロック10
5での訂正のためにブロック109で改良された推定を提供し、それは例えば本
発明の発明者による「コヒーレントな無線受信機の周波数を急速に制御する方法
およびその方法を実行する装置」という名称の米国特許第5,136,616号
およびライス(Raith)による「コヒーレントな無線受信機の周波数を制御
する方法およびその方法を実行する装置」という名称の米国特許第5,093,
848号に記述されている。これら双方の特許は、ここで参照することによって
、その全体が本願明細書に組み入れられる。同様に、I,Q値の大きさが、ブロ
ック110での最適範囲内に無いならば、ブロック101で行われる拡大縮小の
量は、ブロック111での信号復号の間、再度推定され、かつブロック101に
送られた更新された拡大縮小値は、このように自動利得制御(ACG)を実行す
る。
【0044】 図2の動作への変更として、ブロック103,104,105および106を
、IoおよびQo値および情報シンボルが合同で推定される単一の動作へと組み
合わせることができる。情報シンボルによるIおよびQの変調を減算することが
できるならば、IoおよびQoの推定を向上することができる。更には、情報シ
ンボルの向上した推定は、IoおよびQoの推定を向上することによって提供す
ることができる。IoおよびQoについての推定の向上の、情報シンボルについ
ての推定の向上へのおよびその反対の相互依存は、反復細分によってまたはビタ
ビ・アルゴリズムを用いることによって解決することができる。
【0045】 ビタビ・アルゴリズムは、一連の情報シンボルについてさまざまな仮定のテス
トを行い、その一連のものが受信複素信号サンプルをいかによく説明するかに基
づいてそれぞれについての「スコア」を計算する。各仮定されたシンボル・シー
ケンスと関連して、IoおよびQoの別々の推定が蓄積され、それぞれが関連し
たシーケンスが正しいシーケンスであるという仮定に基づいており、またそれは
「スコア」計算する前に受信されたIおよびQ値から差し引かれる。そしてビタ
ビ・アルゴリズムは、一つの新しいシンボルの全ての可能な値だけ仮定されたシ
ーケンスを拡大し、その最も古いシンボルの位置においてのみ異なる拡大された
シーケンスに各グループの最善のものを保持する。保持するべきシーケンスの選
択が成されたとき、関連するIo,Qo値は、そのシーケンスを拡大するのに用
いられた最も新しいシンボルが正しいシンボルであるとの仮定して更新され、そ
して選択されたシーケンスの最も古いシンボルが、各保持されたシーケンスにつ
いての履歴メモリーに記憶される。このようにして、IoおよびQoの値が、情
報シンボル・シーケンスが復号されるのと同時に、合同で推定される。
【0046】 このように、全ての局部発振器およびサンプリング・クロックを得ていたよう
に、同じ基準周波数から発振器を得る受信機における干渉が、適切な予備処理の
後、複素信号ベクトルの実および虚デカルト成分への一定のオフセットとして、
それは、例えば、ゼロIF(ホモダイン)受信機との関係で先に記述された技術
によって取り除かれるものとして、どのように現れるかについて以上に記述され
ている。内部干渉周波数と同時に起こるチャンネル周波数に受信機が同調される
とき発生する、遮断されたチャンネルの部分的一致が、このように実質的に低減
される。受信機ブロック図における多くのバリエーションは、特許請求の範囲に
記述されるような発明の範囲および精神から必ずしも逸脱することなく当業者が
成し遂げることができる。
【0047】 図面および明細書においては、発明の典型的に好ましい実施例が開示されてお
り、また特定の用語が使用されているが、それらは一般的かつ記述的な意味での
み用いられ、特許請求の範囲で説明される発明の範囲を制限する目的のものでは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による受信機を図示するブロック図である。
【図2】 図1のプロセッサの動作を図示するフローチャートである。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年6月1日(2000.6.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項16
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項17
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項18
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項19
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項20
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項22
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項23
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項24
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項25
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項31
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 ゼロIF受信機における傾斜、ドリフトおよびオフセット補償が、例えば、「
ゼロIF受信機における傾斜、ドリフトおよびオフセット補償」という名称の米
国特許第5,568,520号において論じられている。更には、「ゼロIF受
信機における傾斜、ドリフトおよびオフセット補償」という名称の米国特許第5
,241,702号では、アナログ差分化回路を用いてデジタル化前にI,Q信
号を差分化し、そしてデジタル化後に信号サンプルを数値的に再度積分して信号
の差分化されていない波形を回復することによって、ホモダイン(ゼロIF)受
信機においてDCオフセットを低減することが論じられている。更には、本発明
の発明者が、これら各々の特許の発明者である。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】 直角位相の第一の局部発振器14cは、二重デジタル周波数シンセサイザ25
位相ロック・ループ(PLL)を用いてチャンネル周波数に同調させられる。チ
ャンネル周波数は、例えば、(8×81)によって分割される19.44MHz
の基準周波数に等しい30KHzの倍数であり得る。シンセサイザ25は、この
ようにチャンネル選択ビットによってプログラムされ、発振器14cを(8×8
1)によって分割される基準周波数の整数倍に制御することができる。第一の局
部発振器14cの周波数は、実際に、所望の第一の中間周波数に等しい所望のチ
ャンネル周波数プラス、オフセットに制御することができ、それは、例えば、7
1.64MHzである。これらの周波数の選択は、ゴア(Gore)らによる「
移動電話における簡易化された基準周波数分布」という名称で1997年11月
19日に出願された米国特許出願第08/974,227号に論じられている。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】 第二のダウンコンバータ17からの600KHzの第二の中間周波数信号が、
第二の中間周波数増幅器19および21を差し入れられた、第二の中間周波数フ
ィルタ18および20において、さらに濾過されて増幅される。増幅器16,1
9および21は、例えば、対数増幅器を備えることができ、それらの各々の段階
は、信号の振幅が増大するにつれ次第に飽和する信号の振幅を測定する結合した
検出器をそのそれぞれの段階が有する。同じ増幅器ブロック内の検出器からの出
力が合計されて、部分的な無線信号力指標RSSI(1),RSSI(2)およ
びRSSI(3)を生成する。その三つの部分的なRSSI信号は、選択された
デジタル・サンプリング速度でのログポーラー値のストリームを生成するよう遅
延補償器およびデジタイザ22においてデジタル化された遅延補償複合RSSI
信号を生成するための結合の前に、フィルタ18および20を通る信号において
相対的な遅延が補償される。遅延補償に適切な技術は、例えば、本発明の発明者
による「対数増幅器/検出器遅延補償」という名称の米国特許第5,070,3
03号に記述されている。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】 信号の瞬間位相を直接デジタル化するのに用いることができる位相デジタイザ
回路は、双方とも本発明の発明者による「直接位相デジタル化」という名称の米
国特許第5,084,669号および「信号パルス・トレインの時間または位相
位置の正確なデジタル測定の方法および装置」という名称の米国特許第5,14
8,373号に記述されている。回路23およびRSSIデジタイザ22のよう
な位相デジタイザを用いて、ログポーラー形状でその複素ベクトル情報を保ちつ
つ、無線信号へとデジタル化することが、本発明の発明者による「ログポーラー
信号処理」という名称の米国特許第5,048,059号に記述されている。代
りに、ダウンコンバートされた無線周波数信号が、例えば、直角位相サンプリ
ングを用いてデカルト複素数を表すストリームに変換されてもよく、これは、例
えば、パケットIV(Puckette IV)らによる「デジタル副調波サン
プリング・ダウンコンバータ」という名称の米国特許第4,888,557号に
記述されている。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】 ログポーラー値は、振幅の拡大縮小(デジタルAGC)を適用するのに、およ
び受信信号と基準周波数水晶発振器30(AFC)との間の周波数精度の差につ
いての周波数訂正を適用するのに便利であり、それは本発明の発明者による「高
速自動利得制御」という名称の米国特許第5,568,518号に記載されてい る。デ ジタルの変調信号を復調するというようなその他の機能については、デカ
ルト表現がより便利であり、それは本発明の発明者による「適応最大公算復調器
」という名称の米国特許第5,331,666号に記述されている。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】 このように、デジタル信号プロセッサ24は、ログポーラー信号が既にデカル
ト形状でデジタル化されていないならば、その信号をデカルト形状に変換し、そ
して、例えば、十分に長い期間にわたってIおよびQ信号を平均化することによ
って一定のまたは比較的ゆっくりと変化するIおよびQの成分を推定し、より速
く変化する情報変調が取り消されるものとする。移動ブロック平均化器または指
数関数的忘却平均化器のような異なる種類の周知の平均化器が用いられてもよい
。代わりに、所望の信号が、位相のみにおいて変調される振幅一定信号からなる
ことが知られているとき、信号ベクトルは、一定半径の円または弧を描く。しか
しながら、その円の中心は、内部干渉によって引き起こされたI,Qの一定オフ
セットだけ原点0,0から変位している。本発明の発明者による「無線受信機に
おけるD.C.オフセット補償」という名称の米国特許第5,241,702号
では、円または円の弧が、半径Rおよび中心座標Io,Qoの双方を決定するよ
う連続信号ベクトルの数をどう最善に適合させるか論じられている。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】 デジタル信号処理において、処理のために一度に一バッチの信号サンプルを入
力することは普通である。とりわけ、割り当てられたタイムスロットにおいて情
報を特定の受信機に送信する時分割多重アクセス無線電話通信システムにおいて
は、受信機は、信号を捕獲して、割り当てられたタイムスロットに渡って集めら
れた多数の表示複素サンプルにデジタル化し、全タイムスロット相当のサンプル
を処理するためにデジタル信号プロセッサ30に送付する。こうして、I(Io
)の平均およびQ(Qo)の平均をタイムスロットからの全てのサンプルを用い
て計算することができ、そして更なる処理の前に集められたサンプルから過去に
むけて減算できる。このように、先に集められたI,Qサンプルを、時間の方向
の見掛の反転において、後から集められたサンプルから推定される信号特性のた
めに補償できる。例えば、本発明の発明者による「デジタルの変調信号の二方向
復調のための方法および装置」という名称の米国特許第5,335,250号で
は、改良された性能を得るための、集められた信号サンプルの、時間的に順方向
か逆方向かの処理について論じられている。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】 復号はまた、ブロック108で信号周波数エラーを再度推定し、ブロック10
5での訂正のためにブロック109で改良された推定を提供し、それは例えば本
発明の発明者による「コヒーレントな無線受信機の周波数を急速に制御する方法
およびその方法を実行する装置」という名称の米国特許第5,136,616号
およびライス(Raith)による「コヒーレントな無線受信機の周波数を制御
する方法およびその方法を実行する装置」という名称の米国特許第5,093,
848号に記述されている。同様に、I,Q値の大きさが、ブロック110での
最適範囲内に無いならば、ブロック101で行われる拡大縮小の量は、ブロック
111での信号復号の間、再度推定され、かつブロック101に送られた更新さ
れた拡大縮小値は、このように自動利得制御(ACG)を実行する。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】 このように、全ての局部発振器およびサンプリング・クロックを得ていたよう
に、同じ基準周波数から発振器を得る受信機における干渉が、適切な予備処理の
後、複素信号ベクトルの実および虚デカルト成分への一定のオフセットとして、
それは、例えば、ゼロIF(ホモダイン)受信機との関係で先に記述された技術
によって取り除かれるものとして、どのように現れるかについて以上に記述され
ている。内部干渉周波数と同時に起こるチャンネル周波数に受信機が同調される
とき発生する、遮断されたチャンネルの部分的一致が、このように実質的に低減
される。受信機ブロック図における多くのバリエーションは、特許請求の範囲に
記述されるような発明の範囲から必ずしも逸脱することなく当業者が成し遂げる
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW 【要約の続き】

Claims (75)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の周波数チャンネルに同調可能な受信機であって、 基準周波数信号を発生する基準周波数発生器と、 受信信号をダウンコンバートして中間周波数信号を提供するダウンコンバータ
    にして、前記基準周波数信号に同期するダウンコンバータと、 前記中間周波数信号に応答する干渉成分を含む前記受信信号を表す複数の複素
    数を発生するアナログ・デジタル・コンバータにして、前記基準周波数信号に同
    期するアナログ・デジタル・コンバータと、 前記複数の複素数について原点を推定し、前記複素数の各々から前記原点を差
    し引き、それによって、内部的に発生した干渉の低減された前記受信信号を表す
    干渉補償複素数を生成し、かつその干渉補償複素数を処理して所望の信号情報を
    得るプロセッサと を具備する前記受信機。
  2. 【請求項2】 前記ダウンコンバータが、前記基準周波数信号に同期する局
    部発振器と、前記発振器によって駆動される第1および第2のミキサーと、結合
    ネットワークとを含み、前記受信信号が前記第1および第2のミキサーに提供さ
    れ、その出力が前記結合ネットワークによって結合されて前記中間周波数信号を
    提供する請求項1に記載の受信機。
  3. 【請求項3】 前記基準周波数発生器が基準周波数発振器を具備する請求項
    1に記載の受信機。
  4. 【請求項4】 前記受信信号がアンテナで受信され、前記受信機が、 前記アンテナと前記アナログ・デジタル・コンバータの間の前記ダウンコンバ
    ータと直列に結合されるフィルタ を更に具備する請求項1に記載の受信機。
  5. 【請求項5】 前記受信信号がアンテナで受信され、前記受信機が、 前記アンテナと前記アナログ・デジタル・コンバータの間の前記ダウンコンバ
    ータと直列に結合される増幅器 を更に具備する請求項1に記載の受信機。
  6. 【請求項6】 前記推定される原点が「x」座標Ioおよび「y」座標Qo
    を含む請求項1に記載の受信機。
  7. 【請求項7】 前記基準周波数発生器と結合され、前記受信機が、2つの整
    数の比によって、前記基準周波数と関連するチャンネル周波数に同調するものと
    なるデジタル周波数シンセサイザを更に具備する請求項1に記載の受信機。
  8. 【請求項8】 前記アナログ・デジタル・コンバータが、アナログIおよび
    Q信号への直角位相ダウンコンバージョンを、それに続いて前記IおよびQ信号
    の各々のアナログ・デジタル変換を使用する請求項1に記載の受信機。
  9. 【請求項9】 前記アナログ・デジタル・コンバータが前記中間周波数信号
    を瞬間信号位相および瞬間信号振幅を表す値の組に変換する請求項1に記載の受
    信機。
  10. 【請求項10】 前記アナログ・デジタル・コンバータが前記中間周波数信
    号の直角位相サンプリングを行う請求項1に記載の受信機。
  11. 【請求項11】 前記複数の複素数が前記受信機における体系的な周波数エ
    ラーの補償を含む請求項1に記載の受信機。
  12. 【請求項12】 前記推定される原点が、前記複数の複素数の実成分の平均
    と前記複数の複素数の虚成分の平均とから推定される請求項1に記載の受信機。
  13. 【請求項13】 前記推定される原点が、前記複数の複素数が存在すること
    の期待される円および弧の一方の中心を推定することによって推定される請求項
    1に記載の受信機。
  14. 【請求項14】 前記推定される原点が、前記受信信号に含まれる周知の信
    号パターンを用いることによって推定される請求項1に記載の受信機。
  15. 【請求項15】 前記推定される原点が、前記所望の信号情報を用いて再度
    推定される請求項1に記載の受信機。
  16. 【請求項16】 複数の周波数チャンネルに同調可能な受信機であって、 基準周波数信号を発生する手段と、 受信信号をダウンコンバートして中間周波数信号を提供する手段にして、前記
    基準周波数信号に同期されるダウンコンバート手段と、 前記中間周波数信号に応答して雑音および干渉成分を含む前記受信信号を表す
    複数の複素数を発生する手段にして、前記アナログ・デジタル・コンバータ手段
    が前記基準周波数信号に同期する手段と、 前記複数の複素数について原点を推定し、前記複素数の各々から前記原点を差
    し引いて、それによって、内部的に発生した干渉の低減された前記受信信号を表
    す干渉補償複素数を生成し、かつ前記干渉補償複素数を処理して所望の信号情報
    を得る手段と を具備する前記受信機。
  17. 【請求項17】 前記ダウンコンバート手段は、前記基準周波数信号に同期
    される局部発振器手段と、前記局部発振器手段によって駆動される第1および第
    2のミキサー手段と、結合ネットワークとを含み、前記受信信号は、前記第1お
    よび第2のミキサー手段に提供され、その出力は、前記結合ネットワーク手段に
    おいて結合されて前記中間周波数信号を提供する請求項16に記載の受信機。
  18. 【請求項18】 前記基準周波数発生器手段は、基準周波数発振器を具備す
    る請求項16に記載の受信機。
  19. 【請求項19】 前記受信信号はアンテナで受信され、前記受信機は、 前記アンテナと前記アナログ・デジタル・コンバータ手段の間の前記ダウンコ
    ンバータ手段と直列に結合されるフィルタ手段 を更に具備する、請求項16に記載の受信機。
  20. 【請求項20】 前記受信信号はアンテナで受信され、前記受信機は、 前記アンテナと前記アナログ・デジタル・コンバータ手段の間の前記ダウンコ
    ンバータ手段と直列に結合される増幅器 を更に具備する、請求項16に記載の受信機。
  21. 【請求項21】 前記推定される原点が「x」座標Ioおよび「y」座標Q
    oを含む請求項16に記載の受信機。
  22. 【請求項22】 前記基準周波数発生器手段と結合され、前記受信機を、2
    つの整数の比によって前記基準周波数に関連するチャンネル周波数に同調させる
    デジタル周波数シンセサイザ手段を更に具備する請求項16に記載の受信機。
  23. 【請求項23】 前記アナログ・デジタル・コンバータ手段は、アナログI
    およびQ信号への直角位相ダウンコンバージョンを、それに続いて、前記Iおよ
    びQ信号の各々のアナログ・デジタル変換を提供する請求項16に記載の受信機
  24. 【請求項24】 前記アナログ・デジタル・コンバータ手段は、前記中間周
    波数信号を瞬間信号位相および瞬間信号振幅を表す組になった値に変換する請求
    項16に記載の受信機。
  25. 【請求項25】 前記アナログ・デジタル・コンバータ手段は前記中間周波
    数信号の直角位相サンプリングを行う請求項16に記載の受信機。
  26. 【請求項26】 前記複数の複素数は、前記受信機の体系的な周波数エラー
    の補償を含む請求項16に記載の受信機。
  27. 【請求項27】 前記推定される原点が、前記複数の複素数の実成分の平均
    と前記複数の複素数の虚成分の平均とから推定される請求項16に記載の受信機
  28. 【請求項28】 前記推定される原点が、前記複数の複素数が存在すること
    の期待される円および弧の一方の中心を推定することによって推定される請求項
    16に記載の受信機。
  29. 【請求項29】 前記推定される原点が、前記受信信号に含まれる周知の信
    号パターンを用いることによって推定される請求項16に記載の受信機。
  30. 【請求項30】 前記推定される原点が、前記所望の信号情報を用いて再度
    推定される請求項16に記載の受信機。
  31. 【請求項31】 複数の周波数チャンネルの一つに渡って信号を受信する方
    法であって、 基準周波数信号を生成するステップと、 前記基準周波数信号に同期して、受信信号をダウンコンバートして中間周波数
    信号を提供するステップと、 前記中間周波数信号に応答して、干渉成分を含む前記受信信号を表す複数の複
    素数を発生し、前記基準周波数信号に同期する前記複素数を生成するステップと
    、 前記複数の複素数について原点を推定するステップと、 前記複素数の各々から前記原点を差し引き、それによって、内部的に発生した
    干渉の低減された前記受信信号を表す干渉補償複素数を生成するステップと、 前記干渉補償複素数を処理して所望の信号情報を得るステップと を具備する前記方法。
  32. 【請求項32】 前記ダウンコンバートするステップが、局部発振器を前記
    基準周波数信号に同期し、かつ前記同期された局部発振器で第1および第2のミ
    キサーを駆動し、前記同期された局部発振器によって駆動される前記第1および
    第2のミキサーを用いて前記受信信号をミキシングし、そして前記第1および第
    2のミキサーの出力を結合して前記中間周波数信号を提供することを具備する請
    求項31に記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記基準周波数信号が、基準周波数発振器を用いて発生さ
    れる請求項31に記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記複数の複素数を生成する前に前記受信信号を濾過する
    ステップを更に具備する請求項31に記載の方法。
  35. 【請求項35】 前記複数の複素数を発生する前に前記受信信号を増幅する
    ステップを更に具備する請求項31に記載の方法。
  36. 【請求項36】 前記推定される原点が「x」座標Ioおよび「y」座標Q
    oを含む請求項31に記載の方法。
  37. 【請求項37】 前記受信機を、2つの整数の比によって前記基準周波数に
    関連するチャンネル周波数に同調させるステップを更に具備する請求項31に記
    載の方法。
  38. 【請求項38】 前記複数の複素数を発生する前記ステップが、アナログI
    およびQ信号への直角位相ダウンコンバートを行って、それに続いて、前記Iお
    よびQ信号の各々をアナログ・デジタル変換することを具備する請求項31に記
    載の方法。
  39. 【請求項39】 前記複数の複素数を発生する前記ステップが、前記中間周
    波数信号を瞬間信号位相および瞬間信号振幅を表す組になった値に変換すること
    を具備する請求項31に記載の方法。
  40. 【請求項40】 前記複数の複素数を発生する前記ステップが、前記中間周
    波数信号の直角位相サンプリングを具備する請求項31に記載の方法。
  41. 【請求項41】 前記複数の複素数が、体系的な周波数エラーの補償を含む
    請求項31に記載の方法。
  42. 【請求項42】 前記推定される原点が、前記複数の複素数の実成分の平均
    と前記複数の複素数の虚成分の平均とから推定される請求項31に記載の方法。
  43. 【請求項43】 前記推定される原点が、前記複数の複素数が存在すること
    が期待される円または弧の一方の中心を推定することによって推定される請求項
    31に記載の方法。
  44. 【請求項44】 前記推定される原点が、前記受信信号に含まれる周知の信
    号パターンを用いて推定される請求項31に記載の方法。
  45. 【請求項45】 前記推定される原点が、前記所望の信号情報を用いて再度
    推定される請求項31に記載の方法。
  46. 【請求項46】 複数の周波数チャンネルに同調可能な受信機であって、 基準周波数信号を発生する基準周波数発生器と、 受信信号をダウンコンバートして中間周波数信号を提供するダウンコンバータ
    にして、前記基準周波数信号に同期するダウンコンバータと、 前記基準周波数信号に関連する干渉成分を含む前記受信信号を表す複数の複素
    数を生成するアナログ・デジタル・コンバータにして、前記基準周波数信号に同
    期するアナログ・デジタル・コンバータと、 前記複素数を処理して前記干渉成分を補償し、かつ所望の信号情報を得るプロ
    セッサと を具備する前記受信機。
  47. 【請求項47】 前記プロセッサが、前記複素数の各々について原点の変位
    を推定し、一方、その原点の変位に対して訂正される前記複素数に基づいて情報
    シンボルを復調し、かつ復号する請求項46に記載の受信機。
  48. 【請求項48】 前記複素数の各々に対する前記原点の変位の各々の前記推
    定の各々が、「x」座標Ioおよび「y」座標Qoを含む請求項47に記載の受
    信機。
  49. 【請求項49】 前記ダウンコンバータが、前記基準周波数信号に同期する
    局部発振器、前記発振器によって駆動される第1および第2のミキサーおよび結
    合ネットワークを含み、前記受信信号が、前記第1および第2のミキサーに提供
    され、その出力が、前記結合ネットワークにおいて結合されて前記中間周波数信
    号を提供する請求項46に記載の受信機。
  50. 【請求項50】 前記基準周波数発生器が、基準周波数発振器を具備する請
    求項46に記載の受信機。
  51. 【請求項51】 複数の周波数チャンネルに同調可能な受信機であって、 基準周波数信号を発生する手段と、 受信信号をダウンコンバートして中間周波数信号を提供する手段にして、前記
    基準周波数信号に同期するダウンコンバート手段と、 前記基準周波数信号に同期され、前記基準周波数信号に関連する雑音および干
    渉成分を含む前記受信信号を表す複数の複素数を発生する手段と、 前記複素数を処理して、前記干渉成分を補償し、かつ所望の信号情報を得る手
    段と を具備する前記受信機。
  52. 【請求項52】 前記処理手段が、前記複素数の各々について原点の変位を
    推定し、一方、前記原点の変位について訂正される前記複素数に基づいて情報シ
    ンボルを復調し、かつ復号する請求項51に記載の受信機。
  53. 【請求項53】 前記複素数の各々についての前記原点の変位の各々の前記
    推定の各々が、「x」座標Ioおよび「y」座標Qoを含む請求項52に記載の
    受信機。
  54. 【請求項54】 前記ダウンコンバートを行う手段が、前記基準周波数信号
    に同期される局部発振器手段、前記局部発振器手段によって駆動される第1およ
    び第2ミキサー手段および結合ネットワーク手段を含み、前記受信信号が、前記
    第1および第2のミキサー手段に提供され、その出力が、前記結合ネットワーク
    手段において結合されて前記中間周波数信号を提供する請求項51に記載の受信
    機。
  55. 【請求項55】 前記基準周波数発生器手段が、基準周波数発振器を具備す
    る請求項51に記載の受信機。
  56. 【請求項56】 複数の周波数チャンネルの一つに渡って信号を受信する方
    法であって、 基準周波数信号を発生するステップと、 前記基準周波数信号に同期して、受信信号をダウンコンバートして中間周波数
    信号を提供するステップと、 前記基準周波数信号に関連する干渉成分を含む前記受信信号を表す複数の複素
    数を発生し、その複素数の発生が、前記基準周波数信号に同期するステップと、 前記複素数を処理して前記干渉成分を補償し、所望の信号情報を得るステップ
    と、 を具備する前記方法。
  57. 【請求項57】 前記処理ステップが、前記複素数の各々の原点変位を推定
    し、一方、前記原点の変位について訂正された前記複素数に基づいて情報シンボ
    ルを復調し、かつ復号することからなる請求項56に記載の方法。
  58. 【請求項58】 前記複素数の各々についての前記原点の変位の各々の前記
    推定の各々が、「x」座標Ioおよび「y」座標Qoを含む請求項57に記載の
    方法。
  59. 【請求項59】 前記ダウンコンバートするステップが、局部発振器を前記
    基準周波数信号に同期させ、前記同期された局部発振器で第1および第2のミキ
    サーを駆動し、前記同期された局部発振器によって駆動される前記第1および第
    2のミキサーを用いて前記受信信号をミキシングし、前記第1および第2のミキ
    サーの出力を結合して前記中間周波数信号を提供することを具備する請求項56
    に記載の方法。
  60. 【請求項60】 前記基準周波数信号が、基準周波数発振器を用いて発生さ
    れる請求項56に記載の方法。
  61. 【請求項61】 複数の周波数チャンネルに同調可能な受信機であって、 基準周波数信号を発生する基準周波数発生器と、 受信信号をダウンコンバートして中間周波数信号を提供するダウンコンバータ
    にして、前記基準周波数信号に同期する前記ダウンコンバータと、 前記基準周波数信号に関連する干渉成分を含む前記受信信号を表す複数の複素
    数を発生するアナログ・デジタル・コンバータにして、前記基準周波数信号に同
    期する前記アナログ・デジタル・コンバータと、 前記複素数をデジタル的に高域濾過し、前記基準周波数関連の干渉を補償し、
    かつ所望の信号情報を得るプロセッサと を具備する前記受信機。
  62. 【請求項62】 前記プロセッサが、前記複素数の各々の原点変位を推定し
    、一方で前記原点変位について訂正された前記複素数に基づいて情報シンボルを
    復調しかつ復号する、請求項61に記載の受信機。
  63. 【請求項63】 前記複素数の各々について前記原点の変位の各々の前記推
    定の各々が、「x」座標Ioおよび「y」座標Qoを含む、請求項62に記載の
    受信機。
  64. 【請求項64】 前記ダウンコンバータが、前記基準周波数信号に同期する
    局部発振器、前記発振器によって駆動される第1および第2のミキサーおよび結
    合ネットワークを含み、前記受信信号が、前記第1および第2のミキサーに提供
    され、その出力が、前記結合ネットワークにおいて結合されて前記中間周波数信
    号を提供する、請求項61に記載の受信機。
  65. 【請求項65】 前記基準周波数発生器が、基準周波数発振器を具備する請
    求項61に記載の受信機。
  66. 【請求項66】 複数の周波数チャンネルに同期可能な受信機であって、 基準周波数信号を発生する手段と、 中間周波数信号を提供するために受信信号をダウンコンバートする手段にして
    、前記基準周波数信号に同期する前記ダウンコンバート手段と、 前記基準周波数信号に関連する雑音および干渉成分を含む前記受信信号を表す
    複数の複素数を発生する、前記基準周波数信号に同期される手段と、 前記基準周波数関連の干渉を補償し、かつ所望の信号情報を得るために、前記
    複素数をデジタル的に高域濾過する手段と を具備する前記受信機。
  67. 【請求項67】 前記プロセッサ手段が、前記複素数の各々について原点の
    変位を推定し、一方で、前記原点の変位について訂正された前記複素数に基づい
    て情報シンボルを復調および復号する、請求項66に記載の受信機。
  68. 【請求項68】 前記複素数の各々についての前記原点の変位の各々の前記
    推定の各々が、「x」座標Ioおよび「y」座標Qoを含む、請求項67に記載
    の受信機。
  69. 【請求項69】 前記ダウンコンバータ手段が、前記基準周波数信号に同期
    した局部発振器手段、前記局部発振器手段によって駆動される第1および第2の
    ミキサー手段および結合ネットワーク手段を含み、前記受信信号が、前記第1お
    よび第2のミキサー手段に提供され、その出力が、前記結合ネットワーク手段に
    おいて結合されて、前記中間周波数信号を提供する、請求項66に記載の受信機
  70. 【請求項70】 前記基準周波数発生器手段が、基準周波数発振器を具備す
    る、請求項66に記載の受信機。
  71. 【請求項71】 複数の周波数チャンネルの一つに渡って信号を受信する方
    法であって、 基準周波数信号を発生するステップと、 受信信号をダウンコンバートして中間周波数信号を提供し、前記基準周波数信
    号に同期する前記ダウンコンバートするステップと、 前記基準周波数信号に関連する干渉成分を含む前記受信信号を表す複数の複素
    数を発生し、前記基準周波数信号に同期する前記複素数の前記発生するステップ
    と、 前記複素数をデジタル的に高域濾過し、前記基準周波数関連の干渉を補償しか
    つ所望の信号情報を得るステップと を具備する前記方法。
  72. 【請求項72】 前記処理ステップが、前記複素数の各々について原点の変
    位を推定し、一方で、前記原点の変位について訂正された前記複素数に基づいて
    情報シンボルを復調および復号することを具備する、請求項71に記載の方法。
  73. 【請求項73】 前記複素数の各々について前記原点の変位の各々の前記推
    定の各々が、「x」座標Ioおよび「y」座標Qoを含む、請求項72に記載の
    方法。
  74. 【請求項74】 前記ダウンコンバートするステップが、局部発振器を前記
    基準周波数信号に同期する、前記同期された局部発振器で第1および第2のミキ
    サーを駆動する、前記同期された局部発振器によって駆動される前記第1および
    第2のミキサーを用いて前記受信信号をミキシングする、および前記第1および
    第2のミキサーの出力を結合して前記中間周波数信号を提供することを具備する
    請求項71に記載の方法。
  75. 【請求項75】 前記基準周波数信号が、基準周波数発振器を用いて発生さ
    れる、請求項71に記載の方法。
JP2000552764A 1998-05-29 1999-05-07 基準発振器調波干渉を抑制する方法および関連する受信機 Expired - Lifetime JP4447776B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/087,281 1998-05-29
US09/087,281 US6205183B1 (en) 1998-05-29 1998-05-29 Methods of suppressing reference oscillator harmonic interference and related receivers
PCT/US1999/010014 WO1999063655A1 (en) 1998-05-29 1999-05-07 Methods of suppressing reference oscillator harmonic interference and related receivers

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002517928A true JP2002517928A (ja) 2002-06-18
JP4447776B2 JP4447776B2 (ja) 2010-04-07

Family

ID=22204236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000552764A Expired - Lifetime JP4447776B2 (ja) 1998-05-29 1999-05-07 基準発振器調波干渉を抑制する方法および関連する受信機

Country Status (10)

Country Link
US (1) US6205183B1 (ja)
EP (1) EP1082809B1 (ja)
JP (1) JP4447776B2 (ja)
CN (1) CN1303535A (ja)
AU (1) AU750052B2 (ja)
BR (1) BR9910765A (ja)
EE (1) EE200000699A (ja)
HK (1) HK1038443A1 (ja)
MY (1) MY124397A (ja)
WO (1) WO1999063655A1 (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6393073B1 (en) * 1999-06-28 2002-05-21 Raytheon Company Method of frequency offset estimation and correction for adaptive antennas
DE19956947A1 (de) * 1999-11-26 2001-05-31 Philips Corp Intellectual Pty Anordnung zur Feststellung der Phasenlage eines Datensignals
EP1168597A1 (en) * 2000-06-23 2002-01-02 NTT DoCoMo, Inc. Quadrature Receiver with Orthogonality Correction
US7076225B2 (en) * 2001-02-16 2006-07-11 Qualcomm Incorporated Variable gain selection in direct conversion receiver
FI20011219A0 (fi) * 2001-06-08 2001-06-08 Nokia Corp Digitaalinen häiriö
US7003274B1 (en) 2003-03-05 2006-02-21 Cisco Systems Wireless Networking (Australia) Pty Limited Frequency synthesizer and synthesis method for generating a multiband local oscillator signal
US7376396B2 (en) * 2004-06-30 2008-05-20 Silicon Laboratories Inc. Ratiometric transmit path architecture for communication systems
US7272373B2 (en) * 2004-06-30 2007-09-18 Silacon Laboratories Inc. Ratiometric clock systems for integrated receivers and associated methods
US7272374B2 (en) * 2004-06-30 2007-09-18 Silicon Laboratories Inc. Dynamic selection of local oscillator signal injection for image rejection in integrated receivers
US7835706B2 (en) * 2004-06-30 2010-11-16 Silicon Laboratories, Inc. Local oscillator (LO) port linearization for communication system with ratiometric transmit path architecture
US7272375B2 (en) * 2004-06-30 2007-09-18 Silicon Laboratories Inc. Integrated low-IF terrestrial audio broadcast receiver and associated method
US7376399B2 (en) * 2004-06-30 2008-05-20 Silicon Laboratories Inc. Weighted mixing circuitry for quadrature processing in communication systems
US7526266B2 (en) * 2005-02-14 2009-04-28 Intelleflex Corporation Adaptive coherent RFID reader carrier cancellation
US7881688B1 (en) * 2006-09-29 2011-02-01 Marvell International Ltd. Method and apparatus for controlling a local oscillator
US7570123B2 (en) * 2006-12-27 2009-08-04 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Digitally controlled analog frequency synthesizer
EP2191566B1 (en) * 2007-08-07 2016-07-27 Nxp B.V. Harmonic rejection mixer unit and method for performing a harmonic rejection mixing
US7619548B1 (en) * 2008-06-20 2009-11-17 Laser Technology, Inc. Correlated noise and spurious signal reduction
CN102195650B (zh) * 2010-03-11 2017-03-15 中兴通讯股份有限公司 模数转换系统和方法
EP2408108A1 (en) * 2010-07-14 2012-01-18 Telefonaktiebolaget L M Ericsson AB (Publ) Clocking scheme for a wireless communication device
US9264282B2 (en) * 2013-03-15 2016-02-16 Innophase, Inc. Polar receiver signal processing apparatus and methods
TWI487402B (zh) * 2012-08-10 2015-06-01 Mstar Semiconductor Inc 可用於一無線通訊系統的搜尋方法
RU2015129473A (ru) * 2012-12-19 2017-01-26 Конинклейке Филипс Н.В. Детектор бляшки, устойчивый к шуму привода
US9083588B1 (en) 2013-03-15 2015-07-14 Innophase, Inc. Polar receiver with adjustable delay and signal processing metho
JP6288143B2 (ja) * 2015-10-19 2018-03-07 日本電信電話株式会社 コヒーレント光受信装置
CN105450311A (zh) * 2015-11-06 2016-03-30 北京邮电大学 一种信号接收装置
CN113676199A (zh) * 2021-08-25 2021-11-19 福建科立讯通信有限公司 接收机参考频率源倍频干扰的解决方法和接收机

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4893316A (en) 1985-04-04 1990-01-09 Motorola, Inc. Digital radio frequency receiver
US4825448A (en) 1986-08-07 1989-04-25 International Mobile Machines Corporation Subscriber unit for wireless digital telephone system
DE3889326D1 (de) 1988-05-27 1994-06-01 Itt Ind Gmbh Deutsche Korrekturschaltung für ein digitales Quadratur-Signalpaar.
SE463540B (sv) 1988-09-19 1990-12-03 Ericsson Telefon Ab L M Saett foer att i ett radiokommunikationssystem digitalisera godtyckliga radiosignaler samt anordning foer utoevande av saettet
SE462943B (sv) 1989-01-26 1990-09-17 Ericsson Telefon Ab L M Saett och anordning foer frekvensstyrning av en koherent radiomottagare
SE462942B (sv) 1989-01-26 1990-09-17 Ericsson Telefon Ab L M Saett och anordning foer snabb frekvensstyrning av en koherent radiomottagare
US4888557A (en) 1989-04-10 1989-12-19 General Electric Company Digital subharmonic sampling down-converter
SE463584B (sv) 1989-04-20 1990-12-10 Ericsson Telefon Ab L M Saett och anordning foer noggrann digital maetning av tids- eller faslaeget i ett signalpulstaag
US5084669A (en) 1990-03-08 1992-01-28 Telefonaktiebolaget L M Ericsson Direct phase digitization
US5070303A (en) 1990-08-21 1991-12-03 Telefonaktiebolaget L M Ericsson Logarithmic amplifier/detector delay compensation
US5241702A (en) 1990-09-06 1993-08-31 Telefonaktiebolaget L M Ericsson D.c. offset compensation in a radio receiver
US5331666A (en) 1992-06-08 1994-07-19 Ericsson Ge Mobile Communications Inc. Adaptive maximum likelihood demodulator
US5335250A (en) 1992-10-22 1994-08-02 Ericsson Ge Mobile Communications Inc. Method and apparatus for bidirectional demodulation of digitally modulated signals
US5754591A (en) * 1994-08-03 1998-05-19 Broadcom Corporation System for, and method of, processing quadrature amplitude modulated signals
US5568518A (en) 1994-09-14 1996-10-22 Ericsson Ge Mobile Communications Inc. Fast automatic gain control
US5568520A (en) 1995-03-09 1996-10-22 Ericsson Inc. Slope drift and offset compensation in zero-IF receivers

Also Published As

Publication number Publication date
MY124397A (en) 2006-06-30
JP4447776B2 (ja) 2010-04-07
EE200000699A (et) 2002-04-15
CN1303535A (zh) 2001-07-11
BR9910765A (pt) 2001-02-13
EP1082809B1 (en) 2003-07-30
EP1082809A1 (en) 2001-03-14
HK1038443A1 (zh) 2002-03-15
WO1999063655A1 (en) 1999-12-09
AU750052B2 (en) 2002-07-11
US6205183B1 (en) 2001-03-20
AU3888799A (en) 1999-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002517928A (ja) 基準発振器調波干渉を抑制する方法および関連する受信機
KR100661214B1 (ko) 기준 발진기의 고조파 간섭 억제 방법 및 관련 수신기
JP3744546B2 (ja) 被サンプリング信号の可変d.c.オフセットを補償する方法および装置
US7676210B2 (en) Method for performing dual mode image rejection calibration in a receiver
US7362826B2 (en) Receiver including an oscillation circuit for generating an image rejection calibration tone
US7627302B2 (en) Apparatus and method for digital image correction in a receiver
JPH10513616A (ja) デジタル的に補償されたダイレクトコンバージョン受信機
JP3176623B2 (ja) 受信器の局部発振器を整合する方法及びその方法を実施するための装置
US6195400B1 (en) Two-mode demodulating apparatus
EP0948128A1 (en) DC offset cancellation in a quadrature receiver
JP2003513503A (ja) 既知の干渉信号をデジタル中間周波数信号から除去する受信機ならびに手法を備える通信端末
JPH10511516A (ja) 周波数同期2方向性無線方式
GB2194708A (en) Subscriber unit for wireless digital telephone system
JP2003509944A (ja) ダイレクトコンバージョン送受信機の干渉を補償する装置および方法
US5339040A (en) AM demodulation receiver using digital signal processor
JP2004282755A (ja) 移動通信システムでの周波数オフセット補償装置及び方法
US7123892B2 (en) Architecture for an AM/FM digital intermediate frequency radio
WO2010013511A1 (ja) Fsk受信機
EP1643635A2 (en) Demodulator for use in wireless communications and receiver, method and terminal using it
US7783274B2 (en) Chopped intermediate frequency wireless receiver
JP2006504368A (ja) デジタル周波数オフセット補正を備えたゼロ中間周波数ベースのgsm無線受信機のためのdcオフセットを除去する方法
JP3898839B2 (ja) 送信機
CN113364479B (zh) 一种直流偏置的消除方法、接收机及通信设备
JPH10271179A (ja) 周波数オフセット補償方式
JP3441311B2 (ja) 受信機

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060322

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060426

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20060628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081205

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090302

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090309

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090629

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090925

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20091002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100105

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term