JP2002517670A5 - - Google Patents
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Description
【特許請求の範囲】
【請求項1】 積層及び/又は巻き込みにより、流体が貫流できる通路を形成する少なくとも部分的に構造化された金属シート層から成り、内側の被覆管(4)と、これと同心的に配置された外側の被覆管(5)とにより囲まれ、その際この内側の被覆管(4)が少なくとも軸方向の区間(6)で柔軟な波形管として形成された流体流入側(2)と流体流出側(3)を有するハニカム体(1)、特に自動車用の触媒坦体構造を有するハニカム体装置において、
−内側の被覆管(4)がハニカム体(1)に平坦に密着する少なくとももう1つの軸方向の区間(7)を有しており、
−波形の区間(6)と外側の被覆管(5)が軸方向の部分(8)で接合技術により相互に接合されており、かつ
−平坦な区間(7)とハニカム体(1)が、少なくとも軸方向の部分(9)で接合技術により相互に接合されている
ことを特徴とするハニカム体装置。
【請求項2】 流体流入側(2)に、まず内側被覆管の平坦な区間(7)が配置されており、この区間に少なくとも1つの波形の区間(6)と少なくとももう1つの平坦な区間(7)とが続き、その結果全体としてn個(nは整数で1より大きい数であるか又は1である)の波形の区間(6)とn+1個の平坦な区間(7)とが配置されていることを特徴とする請求項1記載のハニカム体装置。
【請求項3】 n=1であるとき、内側被覆管の波形の区間(6)が主に流体流入側(2)に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のハニカム体装置。
【請求項4】 n=1であるとき、波形の区間(6)が軸方向の中心部に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のハニカム体装置。
【請求項5】 n=1であるとき、波形の区間(6)が主に流体流出側(3)に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のハニカム体装置。
【請求項6】 n=2であるとき、1つの波形の区間(6)が流体流入側(2)に、もう1つの波形の区間(6)が流体流出側(3)に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のハニカム体装置。
【請求項7】 n=3であるとき、第1の波形の区間(6)が流体流入側(2)に、第2の波形の区間(6)が軸方向の中心部に、そして第3の波形の区間(6)が流体流出側(3)に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のハニカム体装置。
【請求項8】 nが3より大きいとき、波形の区間(6)と平坦な区間(7)が請求項1乃至7に類似して配置されていることを特徴とする請求項1乃至7の1つに記載のハニカム体装置。
【請求項9】 1つの波形の区間(6)が軸方向の中心部に配置されているとき、この波形の区間(6)のみが軸方向の部分(8)で外側の被覆管(5)と接合技術により接合されていることを特徴とする請求項1乃至8の1つに記載のハニカム体装置。
【請求項10】 1つの波形の区間(6)が軸方向の中心部に配置されているとき、この区間にそれぞれ隣接して配置されている平坦な区間(7)、又はそれぞれ流体流入側(2)及び流体流出側(3)に配置される平坦な区間(7)はハニカム体(1)と少なくとも軸方向の部分(9)で接合技術により接合されていることを特徴とする請求項9記載のハニカム体装置。
【請求項11】 単数又は複数の波形の区間(6)が軸方向に分散されて配置されているとき、単数又は複数のこの区間が、流体流入側(2)及び/又は流体流出側(3)で外側の被覆管(5)と接合技術により接合されていることを特徴とする請求項1乃至8の1つに記載のハニカム体装置。
【請求項12】 主として又は専ら単数又は複数の波形の区間(6)が軸方向に分散されて配置されているとき、軸方向の中心部、流体流入側(2)又は流体流出側(3)に配置された単数又は複数の平坦な区間(7)がハニカム体(1)と少なくとも軸方向の部分(9)で接合技術により接合されていることを特徴とする請求項11記載のハニカム体装置。
【請求項13】 波形の区間(6)の軸方向の長さの合計がハニカム体(1)の全長(L)の半分以上、好ましくは2/3以上となることを特徴とする請求項1乃至12の1つに記載のハニカム体装置。
【請求項14】 単数又は複数の波形の区間(6)の波形管がそれらの軸方向の縦断面から見て側面部分に大きな傾斜、特にΩの形を有することを特徴とする請求項1乃至13の1つに記載のハニカム体装置。
【請求項15】 管の波形は、その残りの形状と無関係に、管が外側被覆管と接合技術により接合されている部分において平坦化されていることを特徴とする請求項1乃至14の1つに記載のハニカム体装置。
【請求項16】 外側被覆管(5)との接合技術による接合のために備えられた、それぞれの波形の区間(6)がその部分(8)で、公知の接合法、特にろう接及び/又は溶接法を使用できるような長さに定められていることを特徴とする請求項1乃至15の1つに記載のハニカム体装置。
【請求項17】 波形の区間(6)と外側の被覆管(5)との部分(8)の接合技術による接合が、それぞれ波形の区間(6)の1〜5個、好ましくは2〜4個、特に3個以上の管波形に及んでいることを特徴とする請求項16記載のハニカム体装置。
【請求項18】 接合技術により接合された管波形の割合が、接合技術により接合されていない管波形に対し高々1:1.5、好ましくは1:4であることを特徴とする請求項1乃至17の1つに記載のハニカム体装置。
【請求項19】 ハニカム体(1)との接合技術による接合のために設けられた、それぞれ平坦な区間(7)がその部分(9)内で、公知の接合法、特にろう接及び/又は溶接法を使用できるような長さに定められていることを特徴とする請求項1乃至15の1つに記載のハニカム体装置。
【請求項20】 接合技術により接合するため設けられたハニカム体(1)と平坦な区間(7)とが、それぞれ少なくとも15mm、好ましくは少なくとも20mm、特に約25mmの長さであることを特徴とする請求項19記載のハニカム体装置。
【請求項21】 流体流入側(2)に配置された第1の平坦な区間(7)が、少なくとも5mm、好ましくは少なくとも7.5mm、特に約10mmの長さを有することを特徴とする請求項1乃至20の1つに記載のハニカム体装置。
【請求項22】 ハニカム体(1)が幾何学形状、好ましくは円筒状又は円錐状の形を有する軸方向に貫流可能な触媒坦体構造であることを特徴とする請求項1乃至21の1つに記載のハニカム体装置。
【請求項1】 積層及び/又は巻き込みにより、流体が貫流できる通路を形成する少なくとも部分的に構造化された金属シート層から成り、内側の被覆管(4)と、これと同心的に配置された外側の被覆管(5)とにより囲まれ、その際この内側の被覆管(4)が少なくとも軸方向の区間(6)で柔軟な波形管として形成された流体流入側(2)と流体流出側(3)を有するハニカム体(1)、特に自動車用の触媒坦体構造を有するハニカム体装置において、
−内側の被覆管(4)がハニカム体(1)に平坦に密着する少なくとももう1つの軸方向の区間(7)を有しており、
−波形の区間(6)と外側の被覆管(5)が軸方向の部分(8)で接合技術により相互に接合されており、かつ
−平坦な区間(7)とハニカム体(1)が、少なくとも軸方向の部分(9)で接合技術により相互に接合されている
ことを特徴とするハニカム体装置。
【請求項2】 流体流入側(2)に、まず内側被覆管の平坦な区間(7)が配置されており、この区間に少なくとも1つの波形の区間(6)と少なくとももう1つの平坦な区間(7)とが続き、その結果全体としてn個(nは整数で1より大きい数であるか又は1である)の波形の区間(6)とn+1個の平坦な区間(7)とが配置されていることを特徴とする請求項1記載のハニカム体装置。
【請求項3】 n=1であるとき、内側被覆管の波形の区間(6)が主に流体流入側(2)に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のハニカム体装置。
【請求項4】 n=1であるとき、波形の区間(6)が軸方向の中心部に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のハニカム体装置。
【請求項5】 n=1であるとき、波形の区間(6)が主に流体流出側(3)に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のハニカム体装置。
【請求項6】 n=2であるとき、1つの波形の区間(6)が流体流入側(2)に、もう1つの波形の区間(6)が流体流出側(3)に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のハニカム体装置。
【請求項7】 n=3であるとき、第1の波形の区間(6)が流体流入側(2)に、第2の波形の区間(6)が軸方向の中心部に、そして第3の波形の区間(6)が流体流出側(3)に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のハニカム体装置。
【請求項8】 nが3より大きいとき、波形の区間(6)と平坦な区間(7)が請求項1乃至7に類似して配置されていることを特徴とする請求項1乃至7の1つに記載のハニカム体装置。
【請求項9】 1つの波形の区間(6)が軸方向の中心部に配置されているとき、この波形の区間(6)のみが軸方向の部分(8)で外側の被覆管(5)と接合技術により接合されていることを特徴とする請求項1乃至8の1つに記載のハニカム体装置。
【請求項10】 1つの波形の区間(6)が軸方向の中心部に配置されているとき、この区間にそれぞれ隣接して配置されている平坦な区間(7)、又はそれぞれ流体流入側(2)及び流体流出側(3)に配置される平坦な区間(7)はハニカム体(1)と少なくとも軸方向の部分(9)で接合技術により接合されていることを特徴とする請求項9記載のハニカム体装置。
【請求項11】 単数又は複数の波形の区間(6)が軸方向に分散されて配置されているとき、単数又は複数のこの区間が、流体流入側(2)及び/又は流体流出側(3)で外側の被覆管(5)と接合技術により接合されていることを特徴とする請求項1乃至8の1つに記載のハニカム体装置。
【請求項12】 主として又は専ら単数又は複数の波形の区間(6)が軸方向に分散されて配置されているとき、軸方向の中心部、流体流入側(2)又は流体流出側(3)に配置された単数又は複数の平坦な区間(7)がハニカム体(1)と少なくとも軸方向の部分(9)で接合技術により接合されていることを特徴とする請求項11記載のハニカム体装置。
【請求項13】 波形の区間(6)の軸方向の長さの合計がハニカム体(1)の全長(L)の半分以上、好ましくは2/3以上となることを特徴とする請求項1乃至12の1つに記載のハニカム体装置。
【請求項14】 単数又は複数の波形の区間(6)の波形管がそれらの軸方向の縦断面から見て側面部分に大きな傾斜、特にΩの形を有することを特徴とする請求項1乃至13の1つに記載のハニカム体装置。
【請求項15】 管の波形は、その残りの形状と無関係に、管が外側被覆管と接合技術により接合されている部分において平坦化されていることを特徴とする請求項1乃至14の1つに記載のハニカム体装置。
【請求項16】 外側被覆管(5)との接合技術による接合のために備えられた、それぞれの波形の区間(6)がその部分(8)で、公知の接合法、特にろう接及び/又は溶接法を使用できるような長さに定められていることを特徴とする請求項1乃至15の1つに記載のハニカム体装置。
【請求項17】 波形の区間(6)と外側の被覆管(5)との部分(8)の接合技術による接合が、それぞれ波形の区間(6)の1〜5個、好ましくは2〜4個、特に3個以上の管波形に及んでいることを特徴とする請求項16記載のハニカム体装置。
【請求項18】 接合技術により接合された管波形の割合が、接合技術により接合されていない管波形に対し高々1:1.5、好ましくは1:4であることを特徴とする請求項1乃至17の1つに記載のハニカム体装置。
【請求項19】 ハニカム体(1)との接合技術による接合のために設けられた、それぞれ平坦な区間(7)がその部分(9)内で、公知の接合法、特にろう接及び/又は溶接法を使用できるような長さに定められていることを特徴とする請求項1乃至15の1つに記載のハニカム体装置。
【請求項20】 接合技術により接合するため設けられたハニカム体(1)と平坦な区間(7)とが、それぞれ少なくとも15mm、好ましくは少なくとも20mm、特に約25mmの長さであることを特徴とする請求項19記載のハニカム体装置。
【請求項21】 流体流入側(2)に配置された第1の平坦な区間(7)が、少なくとも5mm、好ましくは少なくとも7.5mm、特に約10mmの長さを有することを特徴とする請求項1乃至20の1つに記載のハニカム体装置。
【請求項22】 ハニカム体(1)が幾何学形状、好ましくは円筒状又は円錐状の形を有する軸方向に貫流可能な触媒坦体構造であることを特徴とする請求項1乃至21の1つに記載のハニカム体装置。
本発明は、積層及び/又は巻き込みにより、流体が貫流可能な通路を形成する少なくとも部分的に構造化されている金属シート層から成り、内側の被覆管と、この管に同心的に配置された外側の被覆管とにより囲まれ、その際この内側の被覆管が少なくとも1つの軸方向の区間で柔軟な波形管として形成されている、流体流入側と流体流出側を有するハニカム体、特に自動車用の触媒坦体を有するハニカム体装置に関する。
この種のハニカム体装置自体は公知である。ドイツ特許第2300704号明細書には、その表面に金属から成る薄層を有する、例えばセラミックス製のハニカム体が記載されている。この薄層に可撓性の素子が接合されており、この素子もまた外側の被覆管内に配置されている。ハニカム体と外側の被覆管の熱により惹起される相対運動を吸収するために、特に波形管の部分は柔軟な支持素子として配置されており、この柔軟な素子は2つの側、即ち流体流入側と流体流出側に配置されているか、又は一体として、即ちハニカム体の全長にわたって配設されており、それぞれ管組織を接続するためのフランジを有する。
本発明によれば、このハニカム体装置は、合計でn個の波形の区間とn+1個の平坦な区間とが配置される(nは整数で1より大きいか又は等しい数を表す)ように、流体流入側にまず平坦な区間を有し、この区間に少なくとも1つの波形の区間と少なくとももう1つの平坦な区間が続いていることを特徴とする。空隙を遮断する役目を果たす平坦な区間を流体流入側に配置することにより、浄化されるべき排ガスに当たり始めた際の触媒反応の迅速な始動が保証されることは有利である。空隙を遮断するのではなく、熱伝導及び熱対流が極めて低い、例えばセラミックス材料からできている遮断マットによっても断熱は改善される。
特別な実施形態においては、n=1のとき、波形の区間が主として流体流入側に配置される。その結果内側被覆管の流体流入側の平坦な部分はごく短く、例えば5〜25mmとなり、特に時として激しく脈動する排ガスにより惹起される流体流入側の機械的負荷は好ましく吸収される。
またそれとは異なり、n=1のとき、特に長く平坦な第1の区間に外側の被覆管から分離された大きな容積をハニカム体中に形成したい場合に、この波形の区間を、やはり主として流体流出側に配置してもよい。
n=2のとき、1つの波形の区間が流体流入側の平坦な区間の後方に、そしてもう1つの波形の区間が流体流出側の平坦な区間の手前に配置される。このような両側の配置、即ち外側の被覆管内のハニカム体を流体流入側と流体流出側に配置することは、機械的負荷の均一化に極めて有利に作用し、ハニカム体は激しい振動の影響を受けないことになる。
n=3のとき、第1の波形の区間は流体流入側に、第2の波形の区間は軸方向の中心部に、第3の波形の区間は流体流出側に、それぞれ平坦な区間と交互に配置される。このような配列では、例えばエンジンの近くに組込まれ著しい負荷を受けるハニカム体装置でも、既に指摘した利点を併せて得られる。nが3より大きいとき、波形の区間と平坦な区間とは、上記の実施形態に類似して配置される。
好ましくは管の波形は、その残りの形状と無関係に、管が外側被覆管と接合技術により接合されている部分において平坦化されていると有利である。この平坦化された部分は、高い機械的及び熱的負荷に耐える平面的な接合を可能にする。従って本発明では、外側の被覆管と接合技術により接合するために設けた波形の区間の長さを、公知の接合法、例えばろう接及び/又は溶接法を容易に使用できるような長さに定めると有利である。
流体流入側に配置される第1の平坦な区間の長さは少なくとも5mm、好ましくは少なくとも7.5mm、特に約10mmであり、一方他の平坦な区間の長さは少なくとも15mm、好ましくは少なくとも20mm、特に約25mmである。
図1は、ハニカム体装置の第1の実施例の軸縦断面を部分的に示し、この装置は、特に自動車用の触媒的に活性な被覆を有する触媒坦体構造として形成され、流体流入側2及び流体流出側3を有する円筒形又は楕円形のハニカム体1から成り、かつこのハニカム体は、積層及び/又は巻き込みにより、流体の貫流可能な通路を形成する少なくとも部分的に構造化された金属シート薄層から成り、内側の被覆管4とこれと同心的に配置された外側の被覆管5とにより囲まれている。流体流入側2に、まず平坦な区間7が配置され、これに波形の区間6ともう1つの平坦な区間7が続いている。第1の平坦な区間7は約5mmの長さをもち、従って明らかに次の区間よりも短い。主に流体流入側に配置される波形の区間6は、流体流入側2の軸方向の部分8で、例えば3個の管波形の長さを介して外側の被覆管5とろう接されている。ハニカム体1は流体流出側3の軸方向の部分9で、約25mmの長さを介して比較的長い第2の平坦な区間7とろう接されている。通常約100〜150mmの構造長さのハニカム体1を有するハニカム体装置は、主に流体流入側2に配置された波形の区間6により、特に良好に機械的負荷を均一化する。
図2は、円筒形又は楕円形のハニカム体1を有するハニカム体装置の、第2の実施例の軸縦断面の一部を示す。流体流入側2にまず平坦な区間7が配置され、この領域に波形の区間6ともう1つの平坦な区間7が続いている。流体流入側2の第1の平坦な区間7は、図1のハニカム体装置と異なり、約5mmの長さしかない第2の区間よりも明らかに長い。主に流体流出側3に配置された波形の区間6は、流体流出側の軸方向の部分8で3個の管波形の長さを介して外側の被覆管5とろう接されている。ハニカム体1は、流体流入側2の軸方向の部分9で、例えば約25mmの長さにわたり比較的長い第1の平坦な区間7とろう接されている。約100〜150mmの通常の構造長さのハニカム体1を有する、このようなハニカム体装置は、熱的に外側の被覆管5と遮断されている、流体流入側2の比較的長い第1の平坦な区間7により、常温で始動したエンジンからの排ガスに当たった際、触媒坦体構造の迅速な応答を特に良好に支援する。
図3は、ハニカム体1を有するハニカム体装置の第3の実施例の断面を部分的に示す。流体流入側2にまず平坦な区間7を配置し、これに波形の区間6、第2の平坦な区間7、第2の波形の区間6そして最後に第3の平坦な区間7が続いている。流体流入側と流体流出側の平坦な区間7はそれぞれ約5mmの長さを持ち、従って中央の軸方向中心部に配置された平坦な区間7よりも明らかに短い。ハニカム体1は軸方向の部分9で、25mmの長さを介して軸方向の中心部に配置された長い平坦な区間7とろう接されている。流体流入側及び流体流出側に配置された波形の区間6は軸方向の部分8でそれぞれ例えば3個の管波形の長さを介して外側の被覆管5とろう接されている。流体流入側2と流体流出側3に配置された2つの波形の区間6を有する、このようなハニカム体装置は、150mm以上の比較的長い構造長さを有するハニカム体の機械的負荷を特に良好に均一化する。
図4は、円筒形のハニカム体1を有するハニカム体装置の第4の実施例の軸縦断面を部分的に示す。流体流入側2にまず平坦な区間7が配置され、これに波形の区間6ともう1つの平坦な区間7が続いている。流体流入側と流体流出側の平坦な区間7は図3に基づく対応する平坦な区間7よりも明らかに短い。ハニカム体1は流体流入側と流体流出側の軸方向の部分9で、それぞれ例えば15mmの長さにわたって平坦な区間7とろう接されている。軸方向の中心部に配置された波形の区間6は、軸方向の部分8で、例えば3個の管波形の長さを介して外側の被覆管5とろう接されている。150mm以上の比較的長い構造長さのハニカム体1を有するハニカム体装置は、一方では軸方向の中心部に配置された波形の区間6により特に良好に機械的負荷を均一化し、他方では流体流入側の、断熱された比較的長い第1の平坦な区間7により触媒坦体構造の即時始動を支援する。
【0029】
本発明は、特に高度の負荷を耐えることができ、自動車の排ガス浄化システム中で良好な常温始動挙動を示す、ハニカム体装置を製造技術により確実に生産することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による円筒状のハニカム体を有する第1の実施例の軸縦断面の部分図。
【図2】
本発明による円筒状のハニカム体を有する第2の実施例の軸縦断面の部分図。
【図3】
本発明による円筒状のハニカム体を有する第3の実施例の軸縦断面の部分図。
【図4】
本発明による円筒状のハニカム体を有する第4の実施例の軸縦断面の部分図。
【図5】
本発明による円錐形のハニカム体を有する第4の実施例の軸縦断面の部分図。
【図6】
図1〜図5による波形の区間の異なる柔軟な管波形の拡大図。
【図7】
図1〜図5による波形の区間の異なる柔軟な管波形の拡大図。
【符号の説明】
1 ハニカム体
2 流体流入側
3 流体流出側
4 内側の被覆管
5 外側の被覆管
6 波形の区間
7 平坦な区間
8、9 軸方向の接合部分
本発明は、特に高度の負荷を耐えることができ、自動車の排ガス浄化システム中で良好な常温始動挙動を示す、ハニカム体装置を製造技術により確実に生産することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による円筒状のハニカム体を有する第1の実施例の軸縦断面の部分図。
【図2】
本発明による円筒状のハニカム体を有する第2の実施例の軸縦断面の部分図。
【図3】
本発明による円筒状のハニカム体を有する第3の実施例の軸縦断面の部分図。
【図4】
本発明による円筒状のハニカム体を有する第4の実施例の軸縦断面の部分図。
【図5】
本発明による円錐形のハニカム体を有する第4の実施例の軸縦断面の部分図。
【図6】
図1〜図5による波形の区間の異なる柔軟な管波形の拡大図。
【図7】
図1〜図5による波形の区間の異なる柔軟な管波形の拡大図。
【符号の説明】
1 ハニカム体
2 流体流入側
3 流体流出側
4 内側の被覆管
5 外側の被覆管
6 波形の区間
7 平坦な区間
8、9 軸方向の接合部分
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