JP2002516113A - cccプラスミドDNA単離のための新しい方法 - Google Patents

cccプラスミドDNA単離のための新しい方法

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JP2002516113A
JP2002516113A JP2000551016A JP2000551016A JP2002516113A JP 2002516113 A JP2002516113 A JP 2002516113A JP 2000551016 A JP2000551016 A JP 2000551016A JP 2000551016 A JP2000551016 A JP 2000551016A JP 2002516113 A JP2002516113 A JP 2002516113A
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トルステン シュミット
カール フリース
エルヴィン フラッシェル
マルティン シュリーフ
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キアゲン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
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    • C12P19/00Preparation of compounds containing saccharide radicals
    • C12P19/26Preparation of nitrogen-containing carbohydrates
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    • C12P19/34Polynucleotides, e.g. nucleic acids, oligoribonucleotides
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    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N1/00Microorganisms, e.g. protozoa; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor
    • C12N1/20Bacteria; Culture media therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/10Processes for the isolation, preparation or purification of DNA or RNA
    • C12N15/1003Extracting or separating nucleic acids from biological samples, e.g. pure separation or isolation methods; Conditions, buffers or apparatuses therefor

Abstract

(57)【要約】 本発明は、バッチ条件下で抗生物質を含まないバッチ培地を含むバイオリアクター中での細菌形質転換体を培養し、バッチ段階の終了時に、DOの閾値設定点を越える上昇の後、フィードバック条件下でフィードバック培地の一部を供給することを特徴とするcccプラスミドDNAの単離のためのバイオマスの生産に関する。前記フィードバック培地は炭素源以外に、好ましくは約20mM以上の濃度でマグネシウム塩を含んでいる。また好ましくは、細菌形質転換体を培養終了後に回収し、凍結又は凍結乾燥する。細菌を回収した後に、cccプラスミドDNAを任意に直接単離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、バッチ条件下で、抗生物質を含まないバッチ培地を含むバイオリア
クター中で、細菌形質転換体を培養すること、及び閾値設定点を超えてDOが上
昇した後、バッチ段階の最後にフィードバック条件下で流加培地(feed medium)
の一部を供給することを含むcccプラスミドDNA単離のためのバイオマスの
生産に関する。前記流加培地は、炭素及び窒素源以外に、マグネシウム塩を好ま
しくは約20mM以上の濃度で含む。好ましくは、細菌形質転換体は培養の終了
後に回収され、そして凍結又は凍結乾燥される。また好ましくは、cccプラス
ミドDNAは、細菌の回収後に任意に直接単離される。
【0002】 いくつかの文書が、この明細書の本文を通して引用されている。ここで引用さ
れた各文書(いずれかの製造元の明細書、説明書等をも含む)が本明細書に参照
として組み込まれる。しかし引用されたどの文書も、本発明の従来技術そのもの
であると認められてはいない。
【0003】 食品材料生産や医学的治療のような種々の分野への組換えDNA技術の到来と
進歩によって、大量の高純度DNAに対する要望が絶えず挙がっている。ゲノム
又はプラスミドDNAを精製する伝統的な方法(例えばサムブロック(Samb
rook)ら、“分子クローニング(Molecular Cloning)、
ラボラトリー・マニュアル(A Laboratory Manual)” C
SHプレス(CSH Press)、第2版、1989、コールド・スプリング
・ハーバー・ニューヨーク(Cold Springer Harbor Ne
w York)を参照)は、DNAがRNAや他の混入した(contaminating)有
機化合物を含まないべきであるならば、通例複雑な方法を必要とする。特に、c
ccプラスミドDNAを純粋な形で得る方法は、同様に生成された他のプラスミ
ドトポロジーを所望の生成物から分離しななければならないという欠点を常に有
する。例えば、ラヒジャニ(Lahijani)ら、ヒト遺伝子治療(Huma
n Gene Therapy) 7(1996),1971−1980におい
て、ColE1の複製開始点からの複製の負の制御に影響をおよぼす温度感受性
単一点突然変異(temperature sensitive single-point mutation)を含むプラス
ミドを用いる場合に、ヒトの遺伝子治療を目的とするpBR322−由来プラス
ミドを高収率で得ることができることが報告されている。この方法を用いること
によって、プラスミドDNAが10リッターの流加培地醗酵から2.2gの収量で
得られることが報告されている。しかし、登録(registration)及びその後のヒト
での使用を不適切にするであろう抗生物質カナマイシンの存在下で細菌の形質転
換体が成育された。抗生物質の使用を避けるために、他のアプローチが試みられ
た;例えば、チェン(Chen)ら、J.インダストリアル・ミクロバイオロジ
ー・アンド・バイオテクノロジー(J.Industrial Microbi
ology and Biotechnology) 18(1997),43
−48を参照。この報告において、スーパーコイルプラスミドDNAの生産のた
めの溶解酸素及びpHに基づく、フィードバック制御を伴う自動流加醗酵が開示
されている。このDNAはDNAワクチンのために有用であると提案されている
。しかしながら、例えば図4において報告された結果は、このプラスミドDNA
がワクチンの目的には適さないことを示唆する。これは、これらの条件下でcc
cプラスミドDNA以外に、様々な他のプラスミド形態が生産されるという事実
に起因している。さらに、この方法ではゲノムDNAが多量に混入し、それに対
してプラスミドは少量しか得ることが出来きない。
【0004】 従って、従来技術の方法によって製造されるcccプラスミドDNAは、得ら
れた生成物の不均質性及び/又は生成工程中の抗生物質の使用により、医学的目
的のような種々の目的には適当でない。それ故に、本発明が有する技術的課題は
、これらの従来技術の困難を克服し、かつ他のプラスミド形が同時に生成するこ
となくcccDNAを製造することを可能にし、さらには医学的目的に適当な方
法を提供することであった。前記技術的課題に対する解決は、請求項において特
徴づけられる態様を提供することによって達成される。
【0005】 このように本発明は、 (a) バッチ培養条件下で (aa)炭素源、 (ab)無機塩混合物、 (ac)窒素源 を含む抗生物質を含まないバッチ培地を含むバイオリアクター中で細菌形質転換
体を培養し; (b) 閾値設定点を超えてDOが上昇した後、バッチ段階の最後にフィードバ
ック条件下で、 (ba)炭素源及び (bb)マグネシウム塩 を含む流加培地の一部を(a)の前記培養液に供給し; (c) 細菌形質転換体に前記流加培地を代謝させることを含む cccプラスミドDNAの単離のためのバイオマス製造方法に関するものである
【0006】 本発明の文脈中で用いられる場合の「バイオマス」という用語は、再生が可能
である細胞又は有機体からの、又はそれから発生するいずれの生物学的材料にも
関する。 「cccプラスミドDNA」という用語は、典型的に、しかし必ずしもそうで
はないが、リラックス型分子(relaxed molecule)に対して下方に巻き込まれる(u
nderwound)環状プラスミドであるイソ型プラスミド(plasmid isoform)を指して
いる。 これにより共有結合で閉環したスーパーコイルプラスミドDNAとして記載さ
れるさらに凝集した構造(compact conformity)が結果的に得られる。大腸菌細胞
において、2種類の酵素がDNAの高次らせん化(supercoiling)を調節している
。ギラーゼは負の高次らせん回転をその分子中に導入し、一方トポイソメラーゼ
Iは一本鎖の開裂を導入することによってそのDNAを緩める。単量体の形態の
cccプラスミドDNAが製造されることが本発明の方法に従い最も好ましい。
事実、本発明の方法は、通常全体のプラスミド生産の90%を超える量で、この
とりわけ望まれるタイプのプラスミドを提供する。あまり好ましくないが、二量
体cccプラスミドDNAの生産もまた有用である。 「バッチ培地」という用語は、バッチ培養において、すなわち細菌形質転換体
又は他の微生物の不連続培養において用いられる培地を指している。この不連続
培養は、栄養素と基質が使い尽くされるまで行われる培養の開始時における新鮮
な培地(バッチ培地)への単一接種によって特徴づけられる。 「フィードバック条件」という用語は、微生物の増殖と関連する、例えばDO
、pH等のような培養パラメーターに依存する流加培養(fed-batch medium)中の
培地濃度の補充に関する。 本発明の文脈中の「閾値設定点」という用語は、流加培養中にモニターされる
パラメーターに対する限定値を意味するよう意図されている。その値を超える場
合又は達しない場合は、モニターシグナルが培養の制御における反応を開始する
。当業者は、通常の知識及び本発明の教示に基づき、そのような限定値を決定す
ることができる;例えば、実施例1を参照。 「DO」(溶解酸素濃度)という用語は、これにより飽和濃度パーセントで表
した溶液中の酸素量を指している。 上記で規定された流加培養条件下で、流加培地中に含まれるような栄養素が消
費された後、細菌形質転換体の培養中に、溶解酸素濃度(DO)が上昇する。そ
れ故、本発明は、好ましい態様において、細菌形質転換体培養液の供給が、DO
が閾値設定点を超えて上昇する後毎に繰り返される供給サイクルを含む方法に関
する。培地のpH、細菌形質転換体の特異的増殖速度、呼吸係数又はその他のも
ののような他の制御パラメーターによって供給を制御及び / 又は測定できるこ
とは、当業者に周知である。と言うものの、これらのパラメーター全ては相互に
関係し、DOの指標である。それ故、どのパラメーターが実際に読み出し系とし
て使われているかと関係なく、それはDOの値について直接的(又は間接的)結
論を出すことを可能にする。従って、DOが閾値設定点を超えて上昇することに
関連して結論づけられる限りにおいて、前記パラメーターのいずれの測定もが本
発明によって包含される。 「細菌形質転換体に前記流加培地を代謝させる」という用語は、前記流加培地
の部分的又は完全な代謝、好ましくは前記流加培地の本質的に完全な代謝に関す
る。
【0007】 本発明により、ここで開示された方法によって高濃度プラスミドの生成及び、
典型的には90%を超えるcccモノマーのDNA均質性を持つプラスミドがも
たらされることが見出された。示された高い均質性を有するcccモノマーが抗
生物質による選択圧(selection pressure)の存在なしに得られるため、その結果
はさらに驚くべきものである。当業者は、ここで開示されたcccDNAの製造
方法を、幅広いタイプ又はサイズのプラスミドに対して使用することができる。
さらに本発明の方法は細菌培養液から、従来技術によって可能であるよりもさら
に大量の所望のプラスミドの単離を可能にする。もし同じ量のプラスミドが生成
されなければならないならば、従来技術の方法と比較して、より小さい醗酵槽を
採用することが出来るので、これにより醗酵方法の重要なコスト削減もまたもた
らされる。
【0008】 cccプラスミドDNAの単離のためのバイオマスの生産のための、本発明の
方法のさらに重要な利点は、培地から抗生物質が除いてあるという事実に関する
ものである。このように、得られたcccDNAには抗生物質が明らかに存在せ
ず、そして時間がかかり、かつ経費的にもさらに労力のかかる精製スケジュール
なしに、抗生物質の混入を避けなければならない医学的治療に用いることができ
ることである。
【0009】 イースト抽出液又は天然源由来の他の複合アミノ酸源が除かれたバッチ又は流
加培地を用いることが、本発明の方法において最も好ましい。これは、このよう
な完全合成培地における培養は、起源に関連する不純物の混入の危険性を受けず
、かつより高い再生率の利点を持つからである。他の好ましい選択(option)は、
例えば、イースト抽出液、植物抽出液、ペプトンの補足及びその他を含む半合成
培地を使用することであろう。これらの合成又は半合成培地は、形質転換体の培
養の一つ又はそれ以上の段階において用いることが出来る。これはまた後述する
前培養段階を包含する。様々な培養段階において、様々なタイプの培地中で/様
々なタイプの培地を供給することもまた、本発明によって企図されたものである
。以下ここで考察するように、繰り返し供給サイクルが使用される場合、様々な
培地を供給することも出来る。これらの培地は、オートクレーブにかけ得ること
(autoclavable)が最も好ましい。マグネシウム塩は別にオートクレーブにかける
べきである。
【0010】 上で概略を述べたように、本発明の方法の好ましい態様において、段階(b)
は閾値設定点を超えるDOの各上昇の後の繰り返し供給サイクルを含む。本発明
のこの態様は、大量のcccプラスミドDNAの単離を可能にするバイオマスの
高収量の生産を可能にするために、とりわけ有用である。
【0011】 本発明の方法において用いられる細菌形質転換体は、グラム陰性菌またはグラ
ム陽性菌のどちらでも可能である。グラム陽性菌の例はバシラス(Bacill
us)属の細菌、例えば枯草菌(Bacillus subtilis)である
。好ましい態様においては細菌形質転換体は大腸菌細胞である。
【0012】 当業者は適した炭素源を考案又は調製出来るが故に、本発明の方法においては
、グリセロールが炭素源として好ましくは使用されている。
【0013】 本発明の方法では、種々の周知かつ確立された窒素源を使用することが出来る
。本発明のさらに好ましい態様において使用される窒素源はNH3である。
【0014】 本発明の方法のさらに好ましい態様においては、バッチ培地中の炭素源の(初
期最終)濃度は100g/l以下である。
【0015】 本発明の方法の他の好ましい態様においては、流加培地中の炭素源の(初期最
終)濃度は1000g/l以下である。
【0016】 本発明の方法のさらに他の好ましい態様においては、窒素源の(初期最終)濃
度は30%以下である。
【0017】 本発明の方法のさらに好ましい態様においては、無機塩混合物はNa2HPO4 を6g/l以下、KH2PO4を3g/l以下、NaClを0.5g/l以下及びク
エン酸・H2Oを1.5g/l以下含んでいる。これは培地中の初期最終濃度、即
ち醗酵開始時に培地中に存在した最終濃度を指している。
【0018】 最も好ましくは、前記無機塩混合物は、例えば水と錯形成したマグネシウム塩
、好ましくはMgSO4をも含んでいる。この場合、約0.3g/l又はそれ以下
の初期濃度が好ましい。マグネシウム塩は別にオートクレーブにかけられること
も望ましい。
【0019】 本発明の方法の他の好ましい態様においては、ステップ(b)においてマグネ
シウム塩濃度は5−100mMの範囲内にある。これはまた培地中の初期最終濃
度を指している。
【0020】 本発明の方法の特に好ましい態様において、ステップ(b)におけるマグネシ
ウム塩濃度は80mMである。本発明によれば、マグネシウム塩、好ましくはM
gSO4の濃度が、例えば80mMのようにやや高い場合に、cccプラスミド
モノマーの均質性に関して優れた結果がもたらされることが、驚くべきことに明
らかになった。
【0021】 本発明によって使用できるマグネシウム塩はMgCl2、Mg(NO32、M
gSO4等を含む。本発明の好ましい態様において、マグネシウム塩はMgSO4 である。
【0022】 本発明の他の好ましい態様においては、微量元素の溶液がステップ(a)及び
/又は(b)において加えられる。微量元素の添加はプラスミドの収量をさらに
高めることができる。
【0023】 本発明の方法の他の態様においては、微量元素の溶液は以下の各化合物を含む
: 最終濃度が好ましくは54.0mg/l以下のFeCl3・6H2O 最終濃度が好ましくは13.8mg/l以下のZnSO4・7H2O 最終濃度が好ましくは18.5mg/l以下のMnSO4・H2O 最終濃度が好ましくは5.6mg/l以下のCoSO4・7H2O 最終濃度が好ましくは1.7mg/l以下のCuCl2 最終濃度が好ましくは10mg/l以下のH3BO3 最終濃度が好ましくは25mg/l以下のNa2MoO4・2H2O、及び 最終濃度が50mg/l以下のクエン酸
【0024】 細菌又は原核生物増殖培地は、アミノ酸源を有利に補充することが出来る。そ
れ故に、本発明の方法のさらに好ましい態様において、バッチ培地はアミノ酸源
を含んでいる。
【0025】 本発明の方法の他の好ましい態様において、流加培地はアミノ酸源を含んでい
る。アミノ酸源は当業者に周知であり、イースト抽出液、植物抽出液、ペプトン
補充物等を含むことが出来る(サムブロック(Sambrook)ら、loc.
Cit.を参照)
【0026】 本発明の方法のさらなる態様において、細菌形質転換体の培養は30℃から4
2℃の温度範囲で実施される。
【0027】 本発明の方法の特に好ましい態様において、その温度範囲は35℃から38℃
である。
【0028】 細菌形質転換体の栄養要求(auxotrophic requirements)を補うために、本発明
の方法ではバッチ培地は細菌宿主株に特異的な補足成分(bacterial host strain
specific supplement)を含んでいることが望ましい。異なった細菌宿主株のた
めの種々の特異的補足成分が記載されており、例えば、チアミン欠乏性細菌形質
転換体に対するチアミンのように、従来技術において周知である。
【0029】 本発明の方法のさらに好ましい態様においては、宿主細胞はステップ(c)の
後に、前記培養物から回収される。細菌形質転換体の回収は、醗酵及び分子生物
学的技術における通常の方法の一つである。形質転換体の回収は、従来技術にお
いて周知である、濾過、遠心分離又は同様な方法を含むことが出来る。
【0030】 本発明の方法のさらに他の好ましい態様においては、宿主細胞はステップ(c
)の後、回収の前後に洗浄ステップを通る。これらの洗浄ステップは、その細胞
の完全性に影響を与えず、その細胞から培養化合物を取り除く溶液中で行われる
ことが出来る。
【0031】 本発明の方法の他の好ましい態様においては、さらなるステップは、ステップ
(c)の後又はさらに好ましい態様のいずれかの中で示されたステップの後のそ
の形質転換体の凍結又は凍結乾燥を含む。cccプラスミドをすぐに単離する必
要がない場合、この実施形態は特に有用である。凍結又は凍結乾燥した細胞は、
その後都合よく出荷又は使用するまで貯蔵出来る。
【0032】 本発明の方法のさらに他の好ましい態様においては、さらなるステップはcc
cDNAの単離を含む。
【0033】 cccDNAを単離する様々な方法は、当業者に周知である。これらはCsC
l勾配遠心分離及びクロマトグラフィー精製法を包含する(例えば、サムブロッ
ク(Sambrook)ら 、“分子クローニング、ラボラトリー・マニュアル
(Molecular Cloning,A Laboratory Manu
al)”、CSHプレス(CSH Press)第2版、1989、コールド・
スプリング・ハーバー・ニューヨーク(Cold Springer Harb
or New York)を参照)。
【0034】 上で述べられているように、90%を超えるcccモノマーから成る単離され
たプラスミドDNAを得ることが出来る。本発明の教示を用いる場合、当業者は
、遺伝子治療及び核酸ワクチンアプローチのためのプラスミドDNAの品質基準
を満たす大量のcccDNAを、例えば抗生物質を取り除くための次の労力のか
かる精製ステップなしに得ることが出来る(スコール(Schorr)ら、DN
Aワクチン(DNA Vaccines)、772(1995)、271−27
3を参照)。このように、本発明の得られたcccDNAを、従来技術、例えば
ダビス(Davis)ら、ワクチン(Vaccine) 12(1994)、1
503−1509に記載されているような核酸ワクチンに、又はカオ(Cao)
ら、ヒト遺伝子治療(Human Gene Therapy) 6(1995
)、1497−1501で開示されているような遺伝子治療戦略のために使用す
ることが可能である。
【0035】 さらに、他の好ましい態様においては、本発明は抗生物質を含まない培地中で
細菌形質転換体を前培養するステップ(a’)をさらに含む方法に関する。
【0036】 本発明の方法の特に好ましい態様において、前記前培養の終了後、細菌形質転
換体は指数増殖期(exponential growth phase)にある。指数増殖期は従来技術に
よって、例えば培養液の光学的濃度を測定することによって評価することが出来
る。
【0037】 図は下記を示している 図1: DOフィードバック制御流加培養時のバイオリアクター中でモニタ
ーした場合の溶解酸素、攪拌速度及び流加培地の時間経過。30L−バイオリア
クター中での大腸菌DH5αのプラスミドpUK21CMVβの培養を示す。3
0%の閾値設定点を超えると、DOは攪拌速度を増加させることによって制御さ
れる。45%閾値設定点を下回ると、DOはバイオリアクター中への栄養溶液の
供給によって制御される。 図2: 半限定(semi−defined)グリセロール・イースト抽出
培地中での大腸菌DH5αのpUK21CMVβの流加培養時の乾燥細胞重量(
DCW)及びプラスミド濃度。細菌形質転換体は30L−バイオリアクター中で
培養された。 図3: 30リッター培養した場合の様々な培養時間(10−40h)での
プラスミドDNA(約250ngずつ)の0.8%アガロースゲル電気泳動。プ
ラスミドDNAは、キアゲン・ミニプレップ(QIAGEN Miniprep
)キットを用いて、限定(defined)培養液より単離された。 図4: 合成グリセロール培地を用いたpUK21CMVβを含む大腸菌D
H5αの流加培養時の乾燥細胞重量及びプラスミド濃度。醗酵は5L−バイオリ
アクター中で実施された。 図5: 7リッター培養した場合の様々な培養時間(10−44h)でのプ
ラスミドDNA(約250ngずつ)の0.8%アガロースゲル電気泳動。プラ
スミドDNAは、キアゲン・ミニプレップ(QIAGEN Miniprep)
キットを用いて、限定(defined)培養液より単離された。 図6: 細胞が回収された場合の、41時間培養したときのpUT 645
プラスミドDNAサンプル(200ng/4個の別の単離物)の0.8%アガロ
ースゲル電気泳動。プラスミドDNAはキアゲン・ミニプレップ(QIAGEN
Miniprep)キット(Tip−100)を用いて別々に単離された。 図7: イースト抽出(YE)培地中のいくつかの培養条件の最終バイオマ
ス。実施例1に記載のように、又はチェン(Chen)らによるJ.インダスト
リアル・ミクロバイオロジー・アンド・バイオテクノロジー(J.Indust
rial Microbiology and Biotechnology)
18(1997)、43−48若しくはラヒジャニ(Lahijani)らに
よるヒト遺伝子治療(Human Gene Therapy) 7(1996
)、1971−1980において記載されているように培養を実施した。 図8: イースト抽出(YE)培地中でのいくつかの培養の最終プラスミド
濃度。実施例1に記載されているように培養を実施し、そしてチェン(Chen
)らによるJ.インダストリアル・ミクロバイオロジー・アンド・バイオテクノ
ロジー(J.Industrial Microbiology and Bi
otechnology) 18(1997)、43−48又はラヒジャニ(L
ahijani)らによるヒト遺伝子治療(HumanGene Therap
y) 7(1996)、1971−1980において記載されているような培養
と比較した。 図9: 細胞回収時のイースト抽出(YE)培地中でのいくつかの培養のバ
イオマスあたりのプラスミド収量。実施例1に記載されているように培養を実施
し、そしてチェン(Chen)らによるJ.インダストリアル・ミクロバイオロ
ジー・アンド・バイオテクノロジー(J.Industrial Microb
iology and Biotechnology) 18(1997)、4
3−48又はラヒジャニ(Lahijani)らによるヒト遺伝子治療(Hum
an Gene Therapy) 7(1996)、1971−1980にお
いて記載されているような培養と比較した。 図10: プラスミドpUK21CMVβの制限マップ 図11〜16: プラスミドpUK21CMVβ(SEQ ID NO:2)
のDNA配列 図17: プラスミドpUT649の制限マップ 図18〜21: プラスミドpUT649の(SEQ ID NO:1)のD
NA配列
【0038】
【実施例】
下記実施例により本発明を説明する。 実施例1:グリセロール/イースト培地中で7.6kbp cccプラスミドの
高品質かつ高生産量の生産 cccプラスミドDNA単離のためのバイオマスの生産方法は、23リッター
の作業容量を持つ30L−バイオリアクター(LAB 30L、MBR、スイス
)中で、プラスミドpUK21CMVβ(7612 bp)(図10〜16)を
含む大腸菌DH5αのフィードバック制御流加培養によって実施された。 半限定(semi−defined)バッチ培地(15リッター)はグリセロ
ール10g/l、イースト抽出液5.0g/l、Na2HPO4 6.0g/l、KH 2 HPO4 3.0g/l、NaCl 0.5g/l、クエン酸1.5g/l、MgS
4・7H20 0.3g/l、チアミン塩酸塩5mg/l及び微量元素溶液10m
l/lから成るものであった。チアミン塩酸塩溶液及び微量元素の保存液(Fe
Cl3・H2O 5.40g/l、ZnSO4・7H2O 1.38g/l、MnSO 4 ・H2O 1.85g/l、CoSO4・7H2O 0.56g/l、CuCl2
.17g/l、H3BO3 1.0g/l、Na2MoO4・2H2O 2.5g/l、
及びクエン酸5.0g/l)を別々に滅菌した。バイオリアクターの滅菌(25
分間、121℃)の前に、NaOHを用いて培地のpHを6.7に調整した。 培養は37℃、0.5barで実施した。通気は30 l/分の速度に維持し
、pHは10%H3PO4及び/又は25%NH4OHによって制御した。消泡剤
として(プルロニック)Pluronic(登録商標)PE−8100(BAS
F)を用いた。最小攪拌速度は100rpmであった。 pUK21CMVβを含む大腸菌DH5αの凍結グリセロール株を用いて、1
000ml振騰フラスコ中の200mlのルリア−ベルタニ(Luria−Be
rtani(LB))種培地に接種した。培養液を180rpmのオービタル(o
rbital)振騰機上で37℃で8時間培養した。OD6000.3−0.5の細胞密度
に達した後、この前培養液の50ml分量をバイオリアクターに移した。 培養中は、溶解酸素濃度が30%の閾値設定点より低くなったときは、攪拌速
度を前より1%増加させることによって、溶解酸素(DO)を30%空気飽和状
態に自動的に維持した。DO濃度が30%を超えたときは、攪拌速度を一定にし
た。DOが45%空気飽和の閾値設定点に達したときは、栄養(nutrient)ポンプ
を自動的に作動させ、グリセロール600g/l、イースト抽出液90g/l及び
MgSO4・7H2O 20g/lの濃縮溶液を培養液に供給した。栄養ポンプの
最大流速は50ml/分であった。DOが45%より低くなったときは、供給を
中断した。 2時間毎に、600nmにおける光学的密度及び乾燥細胞重量を測定して、細
胞の増殖を調べた。製造元の説明書に従ってキアゲン・ミニプレップ(QIAG
EN Miniprep)キット(Tip−20)を用いて、限定(defin
ed)ペレット状培養物からプラスミドDNAを単離した後に、プラスミド濃度
を測定した。制限エンドヌクレアーゼEcoRIによる消化の後、シュミット(
Schmidt)ら、J.バイオテクノロジー(J. Biotechnol.
)49(1996)、219−229により記載されているようなキャピラリー
ゲル電気泳動によって、これらのDNAサンプルの定量を実施した。プラスミド
の形状分布の分析のため、及び品質管理として、全ての未消化サンプルの電気泳
動を0.8%アガロースゲル上で実施した。
【0039】 図1は、DOフィードバック制御流加培養時の、バイオリアクター中でモニタ
ーされた場合のDOレベル、攪拌速度及び培地溶液値を示している。栄養が失わ
れた14時間後、DO濃度は劇的に増加し、供給ループ(feeding loop)が開始す
る。この流加段階の間は、DO濃度は供給閾値設定点(45%)と攪拌速度増加
閾値設定点(30%)の間をゆれ動いた(oscillated)。
【0040】 図2は培養中のバイオマス(乾燥細胞重量)及びプラスミドDNAの形成を示
している。培養開始から36時間経過するまで細胞の増殖が起こった。乾燥細胞
重量(OD600=140)で48g/lの最終バイオマスが得られた。この反応槽
で生産されたプラスミド濃度は4.6gのプラスミドDNAに相当する約200
mg/lであった。細胞重量あたりのプラスミドの量は約4.2mg/gであった
。選択のための抗生物質を使用しないにもかかわらず、全培養期間中プラスミド
濃度は増加した。
【0041】 アガロースゲル電気泳動は、培養時間全体に渡る高品質のプラスミド生成を示
した(図3)。単離されたプラスミドDNAは90%を超えるccc分子から成
り、かつ遺伝子治療及び核酸ワクチンのアプローチのためのプラスミドDNAの
品質基準を満たしていた(スコール(Schorr)ら、DNAワクチン(DN
A Vaccines) 772(1995)、271−273)。
【0042】 実施例2:合成グリセロール培地中でのcccプラスミドDNAの高品質生産 pUK21CMVβ(7612bp;SEQ ID NO:2)を含む大腸菌
DH5αのDOフィードバック制御流加培養を、5.5リッターの作業量を持つ
7L−バイオリアクター中(LAB 7L、MBR、スイス)で実施した。合成
グリセロール培地をこの醗酵に用いた。 限定(defined)バッチ培地(3.5 l)は グリセロール 20g
/l、Na2HPO4 6.0g/l、KH2HPO4 3.0g/l、NaCl 0.
5g/l、クエン酸 1.5g/l、 MgSO4・7H2O 0.3g/l 及び
、FeCl3・6H2O 5.40g/l、 ZnSO4・7H2O 1.38g/l
、 MnSO4・H2O 1.85g/l、 CoSO4・7H2O 0.56g/l
、 CuCl2 0.17g/l、 H3BO3 1.0g/l、 Na2MoO4・2
2O 2.5g/l 及びクエン酸5.0g/lを含む微量元素溶液10ml/l
から成るものであった。チアミン塩酸塩5mg/lを濾過により別に滅菌し、バ
イオリアクターに移した。バイオリアクターを滅菌する(1210Cで25分間)
前に、培地のpHを6.7に調整した。 培養は370C、0.5barで実施した。通気は10 l/分に維持し、pH
は10%H3PO4及び/又は25%NH4OHで制御した。消泡剤はプルロニッ
ク(Pluronic)(登録商標)PE−8100(BASF)であった。最
小攪拌速度は150rpmであった。 pUK21CMVβを含む大腸菌DH5αの凍結グリセロール株を用い、30
0ml振騰フラスコ中の55mlLB種培地に接種した。180rpmのオービ
タル振騰機上で、培養液を37℃で8時間培養した。OD6000.3−0.5の
細胞密度に達した後、この前培養液50mlをバイオリアクターに移した。 培養中、溶解酸素(DO)濃度が30%より低くなったときは、攪拌速度を前
より1%増加させることにより、溶解酸素を30%空気飽和の状態に自動的に維
持した。DO濃度が30%空気飽和を超えるときは、攪拌速度を一定にした。D
Oが45%空気飽和を超えるときは、グリセロール1000g/l及びMgSO4 ・7H2O 20g/lの濃縮溶液が培養液に供給するために栄養ポンプを自動的
に動かした。栄養ポンプの最大流速は30ml/分であった。DOが45%より
低くなった場合には供給を停止した。 600nmにおける光学的密度及び乾燥細胞重量を測定することにより、2時
間毎の細胞の増殖を測定した。製造元の説明書に従ってキアゲン・ミニプレップ
(QIAGEN Miniprep)キット(Tip−20)を用いて、限定(
defined)ペレット状培養物からプラスミドDNAを単離した後、プラス
ミド濃度を測定した。制限エンドヌクレアーゼEcoRIで消化した後、シュミ
ット(Schmidt)ら、1996(シュミット(Schmidt)ら、J.
バイオテクノロジー(J.Biotechnol.)49(1996),219
−229)によって記載されているようにキャピラリーゲル電気泳動によって、
これらのDNAサンプルの定量を実施した。プラスミドの形状分布の解析のため
および品質管理として、全ての未消化サンプルの電気泳動を0.8%アガロース
ゲル上で実施した。 図4は培養中のバイオマス及びプラスミドDNAの形成を示す。培養開始から
41時間経過するまで、細胞の増殖が起こった。合成培地を用いることによって
、乾燥細胞重量(OD600=145)で48g/lの最終バイオマスが得られた。
生成されたプラスミド濃度は約100mg/lであり、これは550mgのプラ
スミドDNAに相当していた。細胞重量当りで得られたプラスミド量は約2.1
mg/gであった。 アガロースゲル電気泳動によって明らかになったように、培養時間全体に渡り
プラスミド生成物が高い収量で得られた(図5)。単離されたプラスミドDNA
はcccモノマーとして得られた。コンカテマー(concatemers)として存在する
cccダイマーが少量検出された。DNAサンプルは、遺伝子治療及び核酸ワク
チンアプローチのためのプラスミドDNAの品質基準を満たしていた。
【0043】 実施例3:高塩濃度醗酵による遺伝子治療アプローチのためのプラスミ
ドの高品質生産 pUT649(図12〜21)(4618bp;配列番号(SEQ ID N
O:)1)(pUT649ベクターはユーロゲンテック−カタログ(Eurog
entec−catalogue) 1994(ユーロゲンテック、リージェ(
Eurogentiec,Liege)ベルギー)の中のカタログ番号VE−1
134−aの項に記載されている)を含む大腸菌DH5αのDOフィードバック
制御流加培養を、実施例1に記載されたものと同じグリセロールイースト抽出培
地(7.5リッターバッチ培地)を用いて実施した。実施例1に記載されたもの
と同様の培養条件が適用され、培養は10リッターの作業容量を持つバイオリア
クター(BRAUN BioE)中で行われた。通気は15 l/ 分であった。
バッチ段階では攪拌速度は800rpmに設定した。流加段階では、DOが30
%の閾値設定点より低くなったときは、この速度を100rpm上昇させた。D
Oが45%の閾値設定点に達した時、流加培地をバイオリアクター中にポンプで
送り込んだ(流速10ml/分)。 1リッター振騰フラスコ中でpUT649を含む大腸菌DH5αの500μl
グリセロール株を100mlバッチ培地に接種した。培養はオービタル振騰機の
上で、37℃で5時間行った。前培養液の1.5ml接種物をバイオリアクター
に移した。 細菌形質転換体が定常段階に達した培養開始から41時間後に、最終バイオマ
スは乾燥細胞重量で60g/l及び230mg/lのプラスミドをもたらした、9
0%を超えるcccモノマープラスミドDNAのプラスミドDNAが単離できた
(図6)。
【0044】 実施例4:異なったバッチ及び流加培養条件の比較 7L−バイオリアクター中でのルリア−ベルタニ(Luria−Bertan
i)−(LB)培地(サムブロック(Sambrook)ら、loc.cit.
)におけるバッチ培養、実施例1に記載されたような流加培養及び従来技術にお
いて開示されているような流加培養を比較した。チェン(Chen)ら、(J.
インダストリアル・ミクロバイオロジー・アンド・バイオテクノロジー(J.I
ndustrial Microbiology and Biotechno
logy) 18(1997)、43−48)はバッチ段階でデキストロースイ
ースト抽出液培地を使用し、グルコースイースト抽出液流加培地を加えたが、ラ
ヒジャニ(Lahijani)ら(ヒト遺伝子治療(Human Gene T
herapy) 7(1996),1971−1980)は、細菌形質転換体中
で温度制御可能な点変異(point mutation)を用いて、バッチ及び流加培養を抗
生物質を含むグルコースイースト抽出液培地中で実施した。
【0045】 図7は、細胞が定常増殖段階に達した時の最終バイオマスを示す。LB培地中
又はラヒジャニ(Lahijani)らにより記載されたバッチ培養におけるバ
イオマスの収量は低かった。チェン(Chen)らによって記載されているよう
に、又は本発明中で記載されているように、栄養液の供給はより高いバイオマス
収量をもたらした。
【0046】 図8において示されるように、LB培地中でのバッチ培養と比較して、ラヒジ
ャニ(Lahijiani)らにより記載されたようなグルコースイースト抽出液
培地を用いた、又は本発明中で記載されたようなグリセロールイースト抽出液培
地を用いた流加醗酵においては、プラスミド濃度は35−40倍増加した。しか
しながら、チェン(Chen)らによって実施されたような流加培養はより低い
プラスミド濃度をもたらした。
【0047】 ラヒジャニ(Lahijani)らは培養中にカナマイシン抗生物質を用い、
抗生物質を含まないグリセロールイースト抽出液培地を用いる本発明の方法で得
られたものと同等のプラスミド濃度を得た。ラヒジャニ(Lahijani)ら
は得られたバイオマスに関して、どのような数値も開示していないので、バイオ
マスの比較は出来なかった。 図9に示されるように、LB培地中でのバッチ条件と比較して、グリセロール
イースト抽出液培地中での流加培養は、バイオマス当たりより高いプラスミドの
収量をもたらす。バイオマス当たりの最も高いプラスミド収量は、グルコースイ
ースト抽出液培地中でのバッチ培養によって得ることが出来たが、全体のプラス
ミド収量は少なかった。
【0048】 単離したプラスミドDNAの均質性及び純度は、本発明に従って実施した培養
条件下で最良であった(図3、5、6)。ラヒジャニ(Lahijani)らは
、単離されたDNAは大量のRNA及び鎖状(concatenated)ダイマーを含んでい
ると報告したが、一方でチェン(Chen)らは大量の混入ゲノムDNAを得て
いた。それ故、そのような混入非cccDNA、RNA又はゲノムDNAの除去
には追加の操作段階を必要し、時間がかかり、かつ従来技術によって単離したD
NAの収量をさらに減少させる。
【0049】 要約すれば、データの分析により、所望の生成物の純度に関して、任意に又は
好ましくは得られた所望の最終生成物の量と関連付けることにより、本発明の方
法が従来技術より優れていることをはっきりと結論付けることができる。本発明
の方法は他のプラスミドへ応用でき、また同様又は同様の有利な結果をもたらす
【配列表】
【図面の簡単な説明】
【図1】 DOフィードバック制御流加培養時のバイオリアクター中でモニター
した場合の溶解酸素、攪拌速度及び流加培地の時間経過。30L−バイオリアク
ター中での大腸菌DH5αのプラスミドpUK21CMVβの培養を示す。30
%の閾値設定点を超えると、DOは攪拌速度を増加させることによって制御され
る。45%閾値設定点を下回ると、DOはバイオリアクター中への栄養溶液の供
給によって制御される。
【図2】 半限定(semi−defined)グリセロール・イースト抽出培
地中での大腸菌DH5αのpUK21CMVβの流加培養時の乾燥細胞重量(D
CW)及びプラスミド濃度。細菌形質転換体は30L−バイオリアクター中で培
養された。
【図3】 30リッター培養した場合の様々な培養時間(10−40h)でのプ
ラスミドDNA(約250ngずつ)の0.8%アガロースゲル電気泳動。プラ
スミドDNAは、キアゲン・ミニプレップ(QIAGEN Miniprep)
キットを用いて、限定(defined)培養液より単離された。
【図4】 合成グリセロール培地を用いたpUK21CMVβを含む大腸菌DH
5αの流加培養時の乾燥細胞重量及びプラスミド濃度。醗酵は5L−バイオリア
クター中で実施された。
【図5】 7リッター培養した場合の様々な培養時間(10−44h)でのプラ
スミドDNA(約250ngずつ)の0.8%アガロースゲル電気泳動。プラス
ミドDNAは、キアゲン・ミニプレップ(QIAGEN Miniprep)キ
ットを用いて、限定(defined)培養液より単離された。
【図6】 細胞が回収された場合の、41時間培養したときのpUT 645プ
ラスミドDNAサンプル(200ng/4個の別の単離物)の0.8%アガロー
スゲル電気泳動。プラスミドDNAはキアゲン・ミニプレップ(QIAGEN
Miniprep)キット(Tip−100)を用いて別々に単離された。
【図7】 イースト抽出(YE)培地中のいくつかの培養条件の最終バイオマス
。実施例1に記載のように、又はチェン(Chen)らによるJ.インダストリ
アル・ミクロバイオロジー・アンド・バイオテクノロジー(J.Industr
ial Microbiology and Biotechnology)
18(1997)、43−48若しくはラヒジャニ(Lahijani)らによ
るヒト遺伝子治療(Human Gene Therapy) 7(1996)
、1971−1980において記載されているように培養を実施した。
【図8】 イースト抽出(YE)培地中でのいくつかの培養の最終プラスミド濃
度。実施例1に記載されているように培養を実施し、そしてチェン(Chen)
らによるJ.インダストリアル・ミクロバイオロジー・アンド・バイオテクノロ
ジー(J.Industrial Microbiology and Bio
technology) 18(1997)、43−48又はラヒジャニ(La
hijani)らによるヒト遺伝子治療(Human Gene Therap
y) 7(1996)、1971−1980において記載されているような培養
と比較した。
【図9】 細胞回収時のイースト抽出(YE)培地中でのいくつかの培養のバイ
オマスあたりのプラスミド収量。実施例1に記載されているように培養を実施し
、そしてチェン(Chen)らによるJ.インダストリアル・ミクロバイオロジ
ー・アンド・バイオテクノロジー(J.Industrial Microbi
ology and Biotechnology) 18(1997)、43
−48又はラヒジャニ(Lahijani)らによるヒト遺伝子治療(Huma
n Gene Therapy) 7(1996)、1971−1980におい
て記載されているような培養と比較した。
【図10】 プラスミドpUK21CMVβの制限マップ
【図11】 プラスミドpUK21CMVβ(SEQ ID NO:2)のDN
A配列
【図12】 プラスミドpUK21CMVβ(SEQ ID NO:2)のDN
A配列
【図13】 プラスミドpUK21CMVβ(SEQ ID NO:2)のDN
A配列
【図14】 プラスミドpUK21CMVβ(SEQ ID NO:2)のDN
A配列
【図15】 プラスミドpUK21CMVβ(SEQ ID NO:2)のDN
A配列
【図16】 プラスミドpUK21CMVβ(SEQ ID NO:2)のDN
A配列
【図17】 プラスミドpUT649の制限マップ
【図18】 プラスミドpUT649の(SEQ ID NO:1)のDNA配
【図19】 プラスミドpUT649の(SEQ ID NO:1)のDNA配
【図20】 プラスミドpUT649の(SEQ ID NO:1)のDNA配
【図21】 プラスミドpUT649の(SEQ ID NO:1)のDNA配
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 フラッシェル エルヴィン ドイツ連邦国、ビーレフェルド D− 33619、テルグター シュトラーセ 2 (72)発明者 シュリーフ マルティン ドイツ連邦国、ビーレフェルド D− 33739、アム ベルグシーク Fターム(参考) 4B024 AA20 CA01 DA06 EA04 GA19 4B065 AA26X AB01 AC20 BB02 BB03 BB06 BB12 BC12 BC14 BD09 BD11 CA60

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)バッチ培養条件下で、 (aa)炭素源; (ab)無機塩混合物; (ac)窒素源; を含む抗生物質を含まないバッチ培地を含有するバイオリアクター中で細菌形質
    転換体を培養し; (b) DOが閾値設定点を越えて上昇した後、バッチ段階の最後に、(a)の
    前記培養液にフィードバック条件下で、 (ba)炭素源;及び (bb)マグネシウム塩; を含む流加培地の一部を供給し; (c) 細菌形質転換体に前記流加培地を代謝させることを含むcccプラスミ
    ドDNAの単離のためのバイオマス製造方法。
  2. 【請求項2】 ステップ(b)は、閾値設定点を越えるDOの各上昇の後に繰り
    返し供給サイクルを含む請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 細菌形質転換体が大腸菌細胞である請求項1及び2に記載の方法
  4. 【請求項4】 グリセロールが炭素源として使用される請求項1から3に記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 NH3が窒素源として使用される請求項1から4のいずれか1項
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 バッチ培地中の炭素源が100g/l以下の濃度である請求項1
    から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 流加培地中の炭素源が1000g/l以下の濃度である請求項1
    から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 窒素源が30%以下の濃度である請求項1から7のいずれか1項
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】 無機塩混合物がNa2HPO4を6g/l以下、KH2PO4を3g/
    l以下、NaClを0.5g/l以下及びクエン酸・H2Oを1.5g/l以下含
    む請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記無機塩混合物もまたマグネシウム塩を含む請求項9に記載
    の方法。
  11. 【請求項11】 前記マグネシウム塩が約0.3g/の濃度のMgSO4である
    請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 ステップ(b)においてマグネシウム塩濃度が5から100m
    Mの範囲内にある請求項1から11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 ステップ(b)においてマグネシウム塩濃度が80mMである
    請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 マグネシウム塩がMgSO4である請求項1から13のいずれ
    か1項に記載の方法。
  15. 【請求項15】 微量元素の溶液はステップ(a)及び/又は(b)において添
    加される請求項1から14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 【請求項16】 微量元素溶液はFeCl3・6H2O、ZnSO4・7H2O、M
    nSO4・H2O、CoSO4・7H2O、CuCl2、H3BO3、Na2MoO4
    2H2O及びクエン酸を含む請求項1から15のいずれかに記載の方法。
  17. 【請求項17】 バッチ培地がアミノ酸源を含む請求項1から16のいずれかに
    記載の方法。
  18. 【請求項18】 流加培地がアミノ酸源を含む請求項1から17のいずれかに記
    載の方法。
  19. 【請求項19】 細菌形質転換体の培養が30℃から42℃の温度範囲で実施さ
    れる請求項1から18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 【請求項20】 温度範囲が35℃から38℃である請求項1から19に記載の
    方法。
  21. 【請求項21】 バッチ培地が細菌宿主株特異的補足物を含む請求項1から20
    のいずれかに記載の方法。
  22. 【請求項22】 宿主細胞がステップ(c)の後に前記培養液から回収される請
    求項1から21のいずれか1項に記載の方法。
  23. 【請求項23】 ステップ(c)の後、宿主細胞が回収の前後に洗浄ステップに
    付される特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 ステップ(c)の後のさらなるステップは宿主細胞の凍結又は
    凍結乾燥を含む請求項1から23のいずれか1項に記載の方法。
  25. 【請求項25】 ステップ(c)の後、又は請求項22から24に記載のステッ
    プの後のさらなるステップは、cccDNAの単離を含む請求項1から24のい
    ずれかに記載の方法。
  26. 【請求項26】 抗生物質を含まない培地中で細菌形質転換体の前培養のステッ
    プ(a’)をさらに含む請求項1から25のいずれかに記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記前培養の終了後、細菌形質転換体が指数増殖期にある請求
    項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 バッチ培地、流加培地及び/又は前培養に使われた培地が、合
    成又は半合成培地である請求項1から27のいずれかに記載の方法。
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